JP3202215U - 牛カツ丼 - Google Patents
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Abstract
【課題】フライの食材として牛肉を用いつつ、消費者の新たな嗜好を喚起して、牛肉を用いた良さを十分に引き出すことのできる牛カツ丼を提供する。【解決手段】牛カツ丼は、丼本体10と、この丼本体10内に盛られたご飯12と、このご飯12の上に置かれた複数枚の牛カツ14であって、薄肉の牛肉片を、溶き卵に潜らせた後にパン粉を全体にまぶして揚げ、揚げ終わった直後にたれに潜らせて、カットされることなく、前記ご飯の上に置かれた牛カツ14とを具備することを特徴としている。【選択図】図1
Description
この考案は、牛肉片をフライにした牛カツを丼に盛った牛カツ丼に関する。
従来、とんかつ屋やそば屋等の料理屋で提供される丼物としては、天丼やカツ丼等が知られていて、日本の国民食としても広く知られているものである。特に、豚肉をフライにしたとんかつは、家庭食としても一般的なもので、これを丼物としたカツ丼は、日本人のソールフードと呼ぶに相応しい献立と言えるものである。
このようなカツ丼としては、近年、とんかつをソースや醤油たれに漬け込んだ「たれカツ丼」が広く知られるようになり、例えば新潟等の地方色豊かな献立として消費者に受け入れられており、一例として特許文献1に示すソース付きかつ丼が知られている。
しかしながら、上述した特許文献1に記載のソース付きかつ丼においては、あくまでも、フライの食材として用いられているのは豚肉であり、消費者への遡及効としては限度のあるものであり、他の食材、例えば、牛肉を用いたフライとした牛カツが近年提供されている。
しかしながら、フライの食材(素材)を単に豚から牛に変更しただけの牛カツは、決して、消費者の新たな嗜好を喚起することのできるものとは言えず、牛肉を用いた良さを充分に引き出しているものではなかった。
この考案は、上記事情に鑑みなされたもので、フライの食材として牛肉を用いつつ、消費者の新たな嗜好を喚起して、牛肉を用いた良さを十分に引き出すことのできる牛カツ丼を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し目的を達成するために、この考案に係わる牛カツ丼は、請求項1の記載によれば、丼本体と、この丼本体内に盛られたご飯と、このご飯の上に置かれた複数枚の牛カツであって、薄肉の牛肉片を、溶き卵に潜らせた後にパン粉を全体にまぶして揚げ、揚げ終わった直後にたれに潜らせて、カットされることなく、前記ご飯の上に置かれた牛カツとを具備することを特徴としている。
また、この考案に係わる牛カツ丼は、請求項2の記載によれば、前記薄肉の牛肉は、塩・コショウされていないことを特徴としている。
また、この考案に係わる牛カツ丼は、請求項3の記載によれば、前記薄肉の牛肉は、牛肉ブロックから切り出された後、叩いて薄く延ばされない状態で調理されていることを特徴としている。
また、この考案に係わる牛カツ丼は、請求項4の記載によれば、前記薄肉の牛肉は、牛肉ブロックから切り出された後、テンダーライズされていない状態で調理されていることを特徴としている。
上記請求項1に記載の課題解決手段による作用は次の通りである。即ち、先ずこの考案に係わる牛カツ丼は、薄肉の牛肉片を、溶き卵に潜らせた後にパン粉を全体にまぶして揚げ、揚げ終わった直後にたれに潜らせて、カットされることなく丼本体のご飯の上に複数枚盛りつけられているので、消費者の新たな嗜好を喚起して、牛肉を用いた良さを十分に引き出すことのできる牛カツ丼が提供されることになる
また、請求項2に記載の課題解決手段によれば、薄肉の牛肉は、塩・コショウされていない状態で、フライとして揚げられているので、素材の味が塩・コショウで損なわれることがない状況となり、食味が向上することになる。
また、請求項3に記載の課題解決手段によれば、薄肉の牛肉は、牛肉ブロックから切り出された後、叩いて薄く延ばされない状態で調理されているので、牛肉ブロックの表面に不可避に付着していた細菌が、叩くことにより素材としての牛肉の中に入り込むことがないので、牛肉を完全に加熱しなくても加工上の衛生状態が確保されるので、食味を極めて向上することができる。また、叩くことにより、牛肉の旨みが流出することになるが、叩かないので、旨さを保持できる効果もある。
また、請求項4に記載の課題解決手段によれば、薄肉の牛肉は、牛肉ブロックから切り出された後、テンダーライズされていない状態で調理されているので、牛肉ブロックの表面に不可避に付着していた細菌が、テンダーライズされることにより素材としての牛肉の中に入り込むことがないので、牛肉を完全に加熱しなくても加工上の衛生状態が確保されるので、食味を極めて向上することができる。また、叩くことにより、牛肉から血が滲み出て旨みが損なわれる可能性が可及的に防止され、旨さを保持できる効果もある。
以上説明したように、この考案によれば、フライの食材として牛肉を用いつつ、消費者の新たな嗜好を喚起して、牛肉を用いた良さを十分に引き出すことのできる牛カツ丼が提供されることになる。
以下に、本考案に係わる牛カツ丼の実施の形態について、添付図面を用いて詳細に説明する。
図1及び図2は、この実施形態の牛カツ丼の構造を示す断面図及び外観構造を示す斜視図を夫々示している。
この牛カツ丼10は、図1及び図2に示すように、丼本体10と、この丼本体10内に盛られたご飯12と、このご飯12の上に置かれた複数枚の牛カツ14を備えて構成されている。
ここで、この牛カツ14は、牛肉ブロックから厚さ5mmから10mmで切り分けた薄肉の牛肉片を、図示しない溶き卵に潜らせ、その後、図示しないパン粉を全体にまぶして油で揚げ、揚げ終わった直後に図示しないたれに潜らせて、カットされることなく、ご飯12の上に置かれた複数枚、この実施例では2枚の牛カツ14で構成されている。
先ず、この実施例においては、2枚の牛カツをご飯の表面が見えないよう、つまり、丼の上面が、牛カツ14のみで覆われるように盛っている。その理由としては、1枚の牛カツで丼の上面を覆うようにしようとすると、大きな牛肉ブロックから切り出さなければならず、どうしても高価にならざるを得ない点と、1枚の牛カツでご飯12の上面を全体で覆うとすると、どうしてもその形状が円形に限定されることにあり、これも、牛肉ブロックからの切り出し時に不経済となる恐れがあるが、2枚とすることで、元の牛肉ブロックのサイズを小さいものを用いることができ、非常に経済的となると共に、2枚を組み合わせることにより、容易にご飯全体を覆うように盛りつけることが可能となる効果が得られるものである。
尚、この実施例では2枚の牛カツを用いるように説明したが、3枚でも4枚でも、複数枚であれば何枚でもよいものである。特に、牛肉は豚肉と比較して高価・高級であることは消費者に広く知れ渡っていることであり、枚数が増えるにつれて、丼としての高級感が増大する効果が更に得られるものである。
また、用いる油は、種々応用可能であるが、この実施例においては、植物油にラードを混合した油を使用している。また、揚げ温度は、180℃から200℃の範囲に設定されている。つまり、180℃以下の揚げ温度であると、パン粉が「べちゃ」っとする状態となり、食感が悪くなるものであり、200℃以上の揚げ温度であると、パン粉が焦げて食味が悪くなるものである。
一方、この実施例において、牛肉ブロックから切り分けられた牛肉片は、厚さが5mmから10mmの範囲に設定されているが、5mm以下であると、これを口に入れたときに、薄いと感じて、牛カツの高級感が損なわれることになり、また、10mm以上の厚さになると、これを歯で噛み切るのに困難さが出て、食事を楽しめる状況にならないからである。
さらに、牛肉ブロックから切り分けられた牛肉片は、この実施例においては、一切、塩・コショウされることなく、牛肉本来の味が生かせる状況で、フライにされている。更に言及すれば、本考案者の長年の調理経験から、豚肉を揚げる際には塩・コショウは食味を増して有効ではあるものの、牛肉を揚げる際には、逆に、塩・コショウをすると食味が低下するものであり、この調理経験に基づいて、一切、塩・コショウされることなく揚げられてフライにされている。
一方、この実施例においては、薄肉の牛肉片は、牛肉ブロックから切り出された後、叩かれて延ばされることもなく、また、テンダーライズされることなく、フライにされている。これは、牛肉が叩かれて延ばされたり、テンダーライズされて、牛肉の表面に不可避に付着している細菌類が、牛肉の中に入り込むことがないので、牛肉を完全に加熱しなくても加工上の衛生状態が確保されるので、食味を極めて向上することができる効果を奏することができるものである。
また、この実施例においては、フライされた牛カツが潜らされるたれは、本考案者が長年培ってきた経験に基づき調製された醤油たれが用いられているものである。そして、牛肉本来の味を生かすためにも、フライされた牛カツは、1回だけ、たれを潜らせている。
この考案は、上述した構成及び数値に限定されることなく、この考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることは言うまでもない。
以上詳述したように、この考案に係わる牛カツ丼によれば、フライの食材として牛肉を用いつつ、消費者の新たな嗜好を喚起して、牛肉を用いた良さを十分に引き出すことのできるものである。
10 丼本体
12 ご飯
14 牛カツ
12 ご飯
14 牛カツ
Claims (4)
- 丼本体と、
この丼本体内に盛られたご飯と、
このご飯の上に置かれた複数枚の牛カツであって、薄肉の牛肉片を、溶き卵に潜らせた後にパン粉を全体にまぶして揚げ、揚げ終わった直後にたれに潜らせて、カットされることなく、前記ご飯の上に置かれた牛カツと、
を具備することを特徴とする牛カツ丼。 - 前記薄肉の牛肉は、塩・コショウされていないことを特徴とする請求項1に記載の牛カツ丼。
- 前記薄肉の牛肉は、牛肉ブロックから切り出された後、叩いて薄く延ばされない状態で調理されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の牛カツ丼。
- 前記薄肉の牛肉は、牛肉ブロックから切り出された後、テンダーライズされていない状態で調理されていることを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の牛カツ丼。
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2015
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