JP2018186141A - ヒートシンク構造体の製造装置およびヒートシンク構造体の製造方法 - Google Patents

ヒートシンク構造体の製造装置およびヒートシンク構造体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ベース部とプレートフィンとの接合性が高く、放熱効率の高いヒートシンク構造体の製造装置およびヒートシンク構造体の製造方法を提供する。
【解決手段】ヒートシンク構造体の製造装置100は、金属製のベース部11に放熱用のプレートフィン12を接合するヒートシンク構造体10の製造装置であって、ベース部11を鋳造するベース部型5aを有する鋳造型5と、複数のプレートフィン12を保持して複数のプレートフィン12の一端をベース部型5a内に充填された溶湯に挿入するホルダ2とを備える。
【選択図】図2

Description

この発明は、ヒートシンクおよび、局所的に高性能な放熱機構が必要となる構造体の鋳造による製造法であって、金属からなる固体フィンを溶湯に接合して成形されたヒートシンク構造体の製造装置およびヒートシンク構造体の製造方法に関するものである。
従来、各種熱交換器で用いられるヒートシンク構造体は、基盤等の熱源を受けるベース部と、ベース部に対して垂直に配置される放熱用フィン部とからなる。ヒートシンク構造体の材質としては、熱伝導率の高い銅、アルミ、およびそれらの合金が用いられる。ヒートシンク構造体は、押し出し法やダイカスト法等の加圧鋳造法により、フィン部と、ベース部とを一体として成形したり、圧延板等のフィン部をベース部にカシメたり、ロウ付けしたりして製造する方法が一般的である。
上述の各方法によりヒートシンク構造体を製造する場合、フィン部の高さ、フィン部の間隔の設定に制約がある。例えばダイカスト法で製造する場合は、鋳造後に金型からヒートシンクを取り出すためにフィンに3°程度の抜き勾配が必要となる。
そのためにアスペクト比(フィン部の高さ/フィン部の厚さ)の高いものを製造する場合は、隣り合うフィン部の間隔が拡がる。また、その場合、溶湯が、フィン部先端まで充填されない湯廻り不良現象が生じやすい。一方で、抜き勾配を小さくしていくとヒートシンク構造体の成形後にフィン部が金型から離型しにくくなる。また、押し出し法では、隣り合うフィン部の間隔を狭くするとフィン部の金型の強度が低下する。これは加圧鋳造法でも同じである。
フィン部をベース部にかしめる方法では、フィン部とフィン部との間に、かしめ器具を入れるスペースが必要となり、隣り合うフィン部の間隔に制約が生じる。ロウ付け法ではプレートフィン表面にあらかじめロウ材層を設けなければならない。
また、固定のプレートフィンを固体のベース部に固着させる上記製法は、一体で成形する場合に比べてフィン部とベース部の結合性が悪い。フィン部が高アスペクト比になりフィン部間隔が狭くなるほど、重心位置が高いフィン部を狭いスペースにおいてロウ材、ベース部で支えなければならず、フィン部の倒れや抜けといった不具合、結合性の悪化による熱効率の低下を招きやすい。
このように、上述の各製造方法には、それぞれに問題点がある。近年、電気機器の小型化と高効率化に伴いヒートシンクの熱効率向上が求められ、フィン部の間隔が狭くフィン部の高さが高くなる傾向にある。これに対応する製造方法としてアルミ、銅あるいはそれらの合金の圧延板を切断したプレートフィン又はピンを所定のピッチで金型に挿入し、ベース部となる部位に上記合金溶湯を充填させてフィン部を鋳包み成形する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、大型のヒートシンク構造体の上記製造方法として、金型にプレートフィンを配置し、重力鋳造にてベース部を鋳包み成形する方法が開示されている。上記方法において、固体であるプレートフィンと、溶湯が充填され、凝固したあとのベース部との結合性がプレートフィンの倒れ、抜け防止、熱効率向上の上で重要となる。プレートフィンは純アルミであり、溶湯は同種である純アルミか純アルミより融点の低いアルミ合金としている。また、プレートフィンの抜け止めとしてフィン部下部をL字に曲げたりT字型としたり窪みを設けたりすることを開示している。
また、特許文献2では、加圧鋳造による上記ヒートシンク構造体の製法が開示されている。この製法では、金型キャビティ内に所定の間隔でプレートフィンを設置し、プレートフィンを挿入したときに一部がキャビティ内部に突出させるように保持しておいて、キャビティ部に金属の溶湯を充填し、加圧プランジャーで加圧しながらベース部を凝固させる。特許文献2では溶湯をアルミより融点の高い銅とし、高温の溶湯に接触したプレートフィンの表面が融解し、溶湯と反応後に合金層をベース部の間に生成することにより強固な結合性を得られるとしている。
特開2002−1511号公報 特許3889129号公報
上記特許文献1、2のいずれの発明においても、多数のプレートフィンを金型もしくは砂型のホルダに挿入してから溶湯を型に注湯、充填する。この溶湯の充填時に、プレートフィンもしくはピンは、溶湯が流れる時の障害物となる。よって、隣り合うプレートフィンもしくはピンの配置間隔が狭ければ狭いほど、それらの間には溶湯が流れにくくなる。
しかも、溶湯が、挿入したプレートフィンもしくはピンに触れた瞬間から溶湯の熱が放出され始めるが、その放熱量は、金型と溶湯が接触する箇所よりも著しく多く、熱伝導性が高いためこれらの部位との接触部分周辺の凝固速度は、他の部分よりも早い傾向にある。つまりプレートフィンあるいはピンの間隔が狭いほど、その間に溶湯が充填しにくくなり、これらの部位の湯廻り不良が顕著になる。加圧鋳造法にて高速に充填し、ダイカストマシンの増圧機構にて溶湯に高圧を負荷しても湯廻り不良は避けられないという課題があった。
また、挿入するプレートフィンあるいはピンの表面は、酸化物で覆われていることが多く、アルミ溶湯自体も、その表面は酸化していることが多く、いわゆる濡れ性が悪いので、たとえプレートフィンの素材がアルミで、溶湯の素材が、アルミより融点の高い金属であるとしても、ベース部とプレートフィンあるいはピンが接合しない可能性が高いという課題があった。
これらの理由により、設計で想定した放熱性能よりもベース部と、プレートフィンあるいはピンとの接合面積が低いために、ヒートシンク構造体の放熱性能が著しく低くなるという課題があった。特許文献1において、ベース部を形成する溶湯に浸漬するプレートフィンの部位に抜け止めを目的とした係止形状を提示していることは、フィン部とベース部との接合の難しさを暗に示している。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、隣り合うフィン部の間隔を狭くしてもベース部とプレートフィンとの接合性が高く、放熱効率の高いヒートシンク構造体の製造装置およびヒートシンク構造体の製造方法を提供することを目的とする。
この発明に係るヒートシンク構造体の製造装置は、
金属製のベース部に放熱用のプレートフィンを接合するヒートシンク構造体の製造装置であって、
前記ベース部を鋳造するベース部型を有する鋳造型と、
複数の前記プレートフィンを保持して複数の前記プレートフィンの一端を前記ベース部型内に充填された溶湯に挿入するホルダとを備えたものである。
また、この発明に係るヒートシンク構造体の製造方法は、
以下の構成を有するヒートシンク構造体の製造装置を用いたヒートシンク構造体の製造方法である。その構成は、
金属製のベース部に放熱用のプレートフィンを接合するヒートシンク構造体の製造装置であって、
前記ベース部を鋳造するベース部型を有する鋳造型と、
複数の前記プレートフィンを保持して複数の前記プレートフィンの一端を前記ベース部型内に充填された溶湯に挿入するホルダとを備え、
前記ホルダは、
前記複数のプレートフィンを整列させて挿入するスリット穴を有する上ガイドおよび下ガイドと、
前記上ガイドと前記下ガイドとの間で、前記プレートフィンを挟み込んで固定する上クランパと下クランパとを有し、
前記下クランパは、
矩形のフレームと、前記フレームに前記プレートフィンと平行に、梯子形状に取り付けられた複数のクランプ板とを有し、
前記上クランパは、前記下クランパと同形状のクランパを上下左右に反転させた形状を有し、
前記下クランパと前記上クランパの各前記クランプ板は、それぞれ1枚の前記プレートフィンを挟むように互い違いに配置され、
前記下クランパおよび前記上クランパを前記スリット穴の長手方向に対して垂直に駆動させるクランパシリンダを備える。
そして、ヒートシンク構造体の製造方法は、
フィーダから複数の前記プレートフィンを前記ホルダに供給するプレートフィン供給工程と、
それぞれの前記プレートフィンを、前記下クランパと、前記上クランパとの間に挟んで前記ホルダに固定するプレートフィン固定工程と、
前記鋳造型に、溶湯を注湯する注湯工程と、
前記溶湯が前記ベース部型内に充填された後に、前記ホルダを下降させて前記プレートフィンの端部を前記溶湯内に挿入するプレートフィン挿入工程とを有するものである。
また、この発明に係るヒートシンク構造体の製造方法は、
以下の構成を有するヒートシンク構造体の加圧鋳造装置を用いたヒートシンク構造体の製造方法である。その構成は、
金属製のベース部に放熱用のプレートフィンを接合するヒートシンク構造体の製造装置であって、
前記ベース部を鋳造するベース部型を有する鋳造型と、
複数の前記プレートフィンを保持して複数の前記プレートフィンの一端を前記ベース部型内に充填された溶湯に挿入するホルダとを備え、
前記鋳造型は、可動型と固定型とからなり、
前記ホルダは、前記可動型の中に形成されたスリット穴に挿入された前記プレートフィンを、前記可動型と前記固定型との間に形成される前記ベース部型に押し出して挿入する押し出しステーを備える。
そして、ヒートシンク構造体の製造方法は、
前記プレートフィンを前記可動型内に供給する、プレートフィン供給工程と、
溶湯を前記ベース部型に充填する注湯工程と、
前記プレートフィンを前記ベース部型内に押し出すプレートフィン挿入工程とを有する。
この発明に係るヒートシンク構造体の製造装置およびヒートシンク構造体の製造方法によれば、ベース部型内に溶湯を充填する時点においては、ベース部型内にプレートフィンが存在せず、溶湯から多量に熱を奪う障害物がないので、溶湯温度の急激な降下と凝固が起きない。これにより湯流れが良くなる。そして、ベース部型内に溶湯が充填された直後にプレートフィンをベース型内に挿入することにより、挿入時にプレートフィンに付加された力によって溶湯の表面を覆っている酸化被膜が破られてプレートフィンが溶湯に触れ、プレートフィンが昇温して先端部が溶融することでプレートフィン表面の酸化被膜も崩れ、プレートフィンとベース部が化学的に接合、一体化され、良好な放熱性能を有するヒートシンク構造体を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係るヒートシンク構造体の平面図と断面図である。 この発明の実施の形態1に係るヒートシンク構造体の製造装置の構成を示す断面模式図である。 図2のB−B線における断面模式図である。 この発明の実施の形態1に係る上ガイドの要部拡大図である。 この発明の実施の形態1に係る下クランパの要部斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る上クランパと下クランパの開閉状態を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るヒートシンク構造体の製造工程を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係るヒートシンク構造体の製造装置の構成を示す断面模式図である。 この発明の実施の形態3に係るヒートシンク構造体の製造装置の構成を示す断面模式図である。 この発明の実施の形態4に係るヒートシンク構造体の製造装置の構成を示す一部断面模式図である。 図10の入れ子型とプレートフィンを、図10の左側から見た図である。
実施の形態1.
以下、本願発明の実施の形態1に係るヒートシンク構造体の製造装置およびヒートシンク構造体の製造方法について説明する。
図1(a)は、ヒートシンク構造体10の平面図である。
図1(b)は、図1(a)のA−A線における断面図である。
図2は、ヒートシンク構造体10の製造装置100の断面模式図である。
図3は、図2のB−B線における断面模式図である。
本実施の形態は、図1(a)、図1(b)に示すような、ベース部11と、ベース部11に対して垂直に固定される放熱用のプレートフィン12とから構成されるヒートシンク構造体10の鋳造生産に適した形態である。
プレートフィン12は、純アルミもしくは、純銅、もしくは、それぞれの合金製であり、ベース部11と同じ材質の圧延板をカットしたものである。プレートフィン12の形状は、図3の断面図に示されるように、下方(ベース部11側)の幅が、上方(ベース部11の反対側)の幅より狭い台形形状である。
次に、製造装置100の構成を説明する。
図2、3に示すように、製造装置100は、プレートフィン12を保持するホルダ2と、ホルダ2にプレートフィン12を供給するフィーダ3と、ホルダ2を上下に駆動させるシリンダ4と、ベース部11を模ったベース部型5a及び湯口部を模った湯口部型5bとからなる金型5(鋳造型)とによって構成される。
ホルダ2は、左右両側に、シリンダ4によって下端部21dを支持されたブラケット21と、2つのブラケット21間に設けられた、プレートフィン12を案内するための上ガイド22u及び下ガイド22dと、プレートフィン12を固定する上クランパ23u及び下クランパ23dと、上クランパ23u、下クランパ23dをそれぞれ駆動する、クランパシリンダ24u、24dと、プレートフィン12の落下を防止する、一対の上下位置調整板25bと、上下位置調整板25bを駆動する一対の調整板駆動モータ26とからなる。
図4は、上ガイド22uの要部拡大図である。
上ガイド22uと下ガイド22dとは同形状である。上ガイド22uと下ガイド22dには、所定の間隔で複数のスリット穴Sが並んでいる。スリット穴Sの水平方向の断面寸法は、使用するプレートフィン12の長手方向に垂直な断面寸法よりもやや大きく、スリット穴Sの上部の口元の縁には面取部Mが形成されている。これにより、上方のフィーダ3からホルダ2内に供給されるプレートフィン12が、引っ掛かること無く下方に案内される。
図5は、下クランパ23dの要部斜視図である。
上クランパ23uの形状は、下クランパ23dと同じであり、同じ物を上下、左右反転させて配置している。上クランパ23u及び下クランパ23dは、上ガイド22uと下ガイド22dとの間に設置されている。上クランパ23u及び下クランパ23dは、図5に示すように矩形のフレーム23fに、これと垂直方向に、複数のクランプ板23bを、プレートフィン12と平行に取り付けた梯子形状をしている。下クランパ23dのクランプ板23bは、上方に向けて突出するように配置され、上クランパ23uのクランプ板23bは、下方に向けて突出するように配置されている。上クランパ23uと下クランパ23dは、それぞれのクランプ板23bが、プレートフィン12を挟んで互い違いに収まるように向い合わせて上下に重ね合わされている。
図6(a)は、上クランパ23u及び下クランパ23dを開いた状態を示す図である。
図6(b)は、上クランパ23u及び下クランパ23dを閉じた状態を示す図である。
上クランパ23u、下クランパ23dは、それぞれクランパシリンダ24u、24dに締結されていて、同時に図6における左右反対方向(スリット穴Sの長手方向に垂直方向)に駆動可能である。これにより、フィーダ3からホルダ2に供給された複数のプレートフィン12を上クランパ23u及び下クランパ23dのクランプ板23bの間に挟んで固定することができる。なお、クランパシリンダ24u、24dは、ストロークの短いエアシリンダで十分である。
また、図3に示すように、上ガイド22uと上クランパ23uとの間には、図3における左右両側に、シャフト25が、紙面手前から奥に向かって配置され、シャフト25の軸方向の両端部は、図2に示すように両側のブラケット21によって保持される。2つのシャフト25には、それぞれ断面がヘラ形状の上下位置調整板25bが、図3に示すように左右対称に締結されている。
2つのブラケット21の下部は、それぞれシリンダ4に締結される。シリンダ4は、ホルダ2を上昇させられるだけの出力があればよい。シリンダ4には、スピードコントローラが取り付けられ、上昇下降共に速度を制御できるものとする。
ホルダ2の下には、金型5を設置する。金型5の上面は大気開放となっていて溶湯を注湯する湯口部型5bは、ベース部型5aよりも深く彫り込んだ形状となっている。金型5の材料としては、一般的にダイカスト等の鋳造で用いられるSKD61等の熱衝撃に強い鉄鋼材を用いる。
次に、ヒートシンク構造体10の製造工程を説明する。
図7は、ヒートシンク構造体10の製造工程を示すフローチャートである。
まず、フィーダ3から複数のプレートフィン12をホルダ2に供給する(ステップS001:プレートフィン供給工程)。供給されたプレートフィン12は、ホルダ2の上ガイド22u、下ガイド22dのスリット穴Sの口元の面取部Mがガイドとなって上ガイド22u、下ガイド22dのスリット穴S内に案内されて落下する。
そして、上ガイド22uと上クランパ23uとの間に配置されたヘラ状の上下位置調整板25bの先端にプレートフィン12の図3における左右側端部のテーパ部tが係止される。これにより、プレートフィン12のホルダ2内における上下方向の位置が決まる。シャフト25を回転させると、上下位置調整板25bも回転し、プレートフィン12が係止される部位も変化するので、プレートフィン12の初期状態における上下方向の位置を調整することができる。
プレートフィン12がホルダ2内の所定の位置において上下位置調整板25bにより係止された状態が、図6(a)の状態である。この時、図に示すように、上クランパ23uは、図の左側に寄っていて、下クランパ23dは、図の右側に寄っている。そして、隣り合うプレートフィン12の間で、上クランパ23uのクランプ板23bと、下クランパ23dのクランプ板23b同士が近づき、それぞれのクランプ板23bはプレートフィン12に接触していない。
次に、上クランパ23u及び下クランパ23dをクランパシリンダ24u、24dにより、それぞれ図6(a)の矢印が示す方向に移動させると、図6(b)に示すように、それぞれのプレートフィン12が、上クランパ23uのクランプ板23bと、下クランパ23dのクランプ板23bとの間に挟まれてホルダ2に固定される(ステップS002:プレートフィン固定工程)。
この時点で、各プレートフィン12は、ホルダ2の底面よりも、溶湯に対する浸漬代プラス10mm程度、下側に突出している状態となる。このようにしてプレートフィン12のホルダ2に対する固定が完了すると、シャフト25に取り付けられた調整板駆動モータ26を回転させて、上下位置調整板25bを半回転させ、プレートフィン12に対する仮位置決めを解除する。
次に、金型5に溶融した金属溶湯を注湯する(ステップS003:注湯工程)。溶湯が金型5のベース部型5a内の所定位置まで充填された直後に、2つのシリンダ4を駆動させてホルダ2を下降させる。ホルダ2の下降スピードは、自由落下に近い速度がよい。下降時の運動エネルギーによりプレートフィン12の下端部が、溶湯表面を覆っている酸化物の被膜を破り、アルミ溶湯内部の高温部に触れる(ステップS004:プレートフィン挿入工程)。
その後、プレートフィン12が、溶湯から急速に熱エネルギーを奪うことにより昇温し、溶湯内においてその下端の一部が溶融することにより、プレートフィン12の先端を覆っている酸化被膜も崩れ、溶湯凝固時に、プレートフィン12とベース部11とが接合される。
金型5の湯口部型5bは、ベース部型5aより深く彫り込んであることにより、最終的に凝固する部分は、肉厚が厚い湯口部型5bの部分となる。従って、引け巣は、この湯口部型5bの部分に集中し、製品となるベース部11内には生じない。
溶湯の凝固完了後、上クランパ23u、下クランパ23dを緩めた後、シリンダ4を上昇させる。プレートフィン12は、ベース部11に接合されていて、上下位置調整板25bによる仮の位置決めも解除されているので、ホルダ2のみが上昇する(ステップS005:取り出し工程)。あとは湯口部分を切断しヒートシンク構造体10を得る。
本発明の実施の形態1に係るヒートシンク構造体の製造装置100およびヒートシンク構造体10の製造方法によれば、プレートフィン12がベース部11に化学的に接合された鋳造欠陥のない高性能なヒートシンク構造体10を得ることができる。
実施の形態2.
以下、本願発明の実施の形態2に係るヒートシンク構造体の製造装置およびヒートシンク構造体の製造方法について実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
図8は、ヒートシンク構造体の製造装置200(フィーダを除く)の断面模式図である。
実施の形態は、ヒートシンク構造体を、砂型205(鋳造型)を用いた重力鋳造法で製造する場合に適する。
実施の形態1で説明したホルダ2と、本実施の形態のホルダ202との違いは、ホルダ2は、同形状のブラケット21を2つ用い、それぞれにシリンダ4を備えていたのに対して、ホルダ202は、片持ち方式を採用し、ブラケット221にシリンダ4を省略している点である。ホルダ202のその他の構成は、実施の形態1で説明したホルダ2と同じである。
ホルダ202は、砂型205の上方に設置されている。砂型205には、製品形状を模ったベース部型205aと、湯口部型205bを備え、プレートフィン12を挿入する部分であるホルダ202の下方は、大気に開放されている。
砂型205のその他の部分は、大気に開放されていない、その他の部分を大気開放させると、溶湯の充填時に溶湯が砂型205から溢れるからである。プレートフィン12をホルダ202に固定した時点で、プレートフィン12の下端部は、ホルダ202より溶湯への浸漬代に加えて10mm程度下方に出た状態となっている。
シリンダ4は、実施の形態1と同じく小型の油圧シリンダもしくはエアシリンダで十分である。また、砂型205は脆く弱いので、シリンダ4を支持し位置決めするステー6は、砂型205ではなく、床に直接固定する。
この後、取鍋7から湯口部型205bに溶湯を注湯する。ベース部型205aの大気開放された部位に溶湯の液面が上がってきた時にシリンダ4を駆動させプレートフィン12を溶湯が充填されたベース部型205aに挿入する。ベース部型205aの上方は大気開放されているために、プレートフィン12の挿入のタイミングが視覚的にもわかりやすい。溶湯の凝固完了後、上クランパ23uと下クランパ23dを解除させ、シリンダ4を駆動させて、ホルダ202を上方に逃がした後、砂型205を分解して、湯口部分をカットしてプレートフィン12が化学的に接合されたヒートシンク構造体を得る。
本発明の実施の形態2に係るヒートシンク構造体の製造装置200およびヒートシンク構造体10の製造方法によれば、砂型205を用いて、プレートフィン12がベース部11に化学的に接合された鋳造欠陥のない高性能なヒートシンク構造体10を得ることができる。
実施の形態3.
以下、本願発明の実施の形態3に係るヒートシンク構造体の製造装置およびヒートシンク構造体の製造方法について実施の形態2と異なる部分を中心に説明する。
図9は、ヒートシンク構造体の製造装置300(フィーダを除く)の断面模式図である。
実施の形態2で説明したヒートシンク構造体の製造装置200と、本実施の形態3に係るヒートシンク構造体の製造装置300との違いは、まず、砂型のベース部型305aにおいて、溶湯が最後に充填される場所が異なる点である。製造装置300では、プレートフィン12が挿入される場所が最終充填部ではない。また、製品形状を模ったベース部型305aのプレートフィン12が挿入される部分は、溶湯の最上面でもない。
また、図9に示すように、下ガイド322dは、砂型305のベース部型305aにおいてプレートフィン12が挿入される部分の上部に埋設されている。下ガイド322dは、シリンダ4を固定しているステー6にステー61を介して締結されている。また、下ガイド322dの上部にはホルダガイド21gを備えており、ホルダ302は、ホルダガイド21gに沿って上下方向に移動できる。
砂型305への溶湯充填時において、下ガイド322dの下部は、溶湯の最上面ではないが、下ガイド322d及び、これに設けたスリット穴Sにプレートフィン12が挿入された状態であるので、溶湯が砂型305の外にあふれることはない。そして、砂型305の上面のうち、下ガイド322dと接触しない部分に設けた最終充填部305c内に、溶湯が所定の高さまで充填されたところでシリンダ4を駆動させ、ホルダ302を下降させる。ここでガイドのアルミ溶湯を湯口に注ぐ。
なお、注湯時の取鍋の動きと放熱ピンの挿入用油圧シリンダの駆動は連動していないので、作業者が溶湯充填完了のタイミングを見計らってシリンダの駆動スイッチを押す。最終充填部305cは、押し湯部とし、その最上面を大気開放とする。この部分に溶湯が充填されたことを視覚的に確認して、シリンダ4を駆動させる。このとき、下ガイド322dのスリット穴Sの中心軸線と、ホルダ302の上ガイド322uのスリット穴Sの中心軸線と、シリンダ4の駆動方向とがずれていると、プレートフィン12が座屈する可能性があるので事前にこれらを合わせておくことが重要である。
製造装置300は、実施の形態2の製造装置200と同じ重力鋳造法を用いるので、シリンダ4は、コンパクトな油圧シリンダもしくはエアシリンダで問題はない。実施の形態2と同じく、溶湯の凝固完了後、上クランパ23uと下クランパ23dを解除させ、シリンダ4を駆動させて、ホルダ302を上方に逃がした後、砂型305を分解して、湯口部分をカットしてプレートフィン12が化学的に接合されたヒートシンク構造体10を得る。
本発明の実施の形態3に係るヒートシンク構造体の製造装置300およびヒートシンク構造体10の製造方法によれば、実施の形態2に比較してプレートフィン12の取り付け部位の自由度が増える。
実施の形態4.
以下、本願発明の実施の形態4に係るヒートシンク構造体の製造装置およびヒートシンク構造体の製造方法について実施の形態1〜3と異なる部分を中心に説明する。
図10は、ヒートシンク構造体の製造装置400の一部断面模式図である。
本実施の形態4は、ダイカスト鋳造、低圧鋳造法といった加圧鋳造法を用いる実施例とし、その代表としてダイカスト鋳造における金型の断面図を示している。図10では、ダイカストマシンのうち、ダイプレート33、34に取り付けられた金型の断面図を示している。紙面に向かって右側が固定型43で左側が可動型44である。可動型44が取り付けられたダイプレート34は、タイバー35をガイドとして左右方向に移動させることができる。
固定型43と可動型44との間に製品のベース部形状を模ったベース部型405aが形成される。このベース部型405aを形成する可動型44側には、入れ子型44aが嵌めこまれている。
入れ子型44aには、複数のスリット穴44aSが開いていて、その中にそれぞれプレートフィン12が挿入されている(プレートフィン供給工程)。スリット穴44aSは、プレートフィン12が円滑に摺動できるように、その表面の粗さは12.5Rz以内になっているものとする。また、プレートフィン12の固定型43側の端部は、溶湯がベース部型405aに充填される前の時点では、入れ子型44aの固定型43側の壁面より1〜2mm程度、スリット穴44aS内に引っ込められた状態となっている。
ダイカスト鋳造は、加圧鋳造法の1つであり溶湯充填直後にダイカストマシンの増圧機構により溶湯を加圧する。その圧力(以降鋳造圧と称する)は50〜80MPaに達する。もし、プレートフィン12が、入れ子型44aの壁面と面一であると、溶湯が増圧されたときに、プレートフィン12とスリット穴44aSとの間の隙間に溶湯が差し込み、そこで凝固していまいプレートフィン12が動かなくなることがあるからである。
プレートフィン12を1〜2mm程度、スリット穴44aSの奥に設置し、スリット穴44aSの固定型43側の端部に空間を設けておくことにより、溶湯の増圧時に、この空間に溶湯を導くようにできる。この空間には空気が存在するので、上記溶湯の差し込みを防止できる。
プレートフィン12の固定型43側と反対側の端部は、押し出しステー44dと接触している。押し出しステー44dは、油圧シリンダ404と締結されている。油圧シリンダ404は、2段ストロークシリンダである。油圧シリンダ404は、ダイカストマシンからの信号により制御される。
図11は、図10の入れ子型44aとプレートフィン12を、図10の左側から見た図である。
入れ子型44aの押し出しステー44d側は、押し出しステー44dが通る部分(図11の斜線部分)が、プレートフィンの挿入代分プラス数mm程度切り欠いてある。これにより、図7の左側からステー30を右側に移動させると、プレートフィン12だけが押圧されて溶湯の中に挿入される。なお、ここで数ミリ余分に切り欠いた部分は、後述の離型工程で使用する。
また、製造装置400は、プレートフィン12の挿入用の押し出しステー44dとは別に、成形した鋳造ワークを押し出すためのエジェクタピン36を備え、これは、一般的なダイカスト金型同様、後方で板37に挟まれるように接続されている。また、この板37は、ダイカストマシンに付設されている図示しない離型機構に接続されている。
プレートフィン12が押し出される方向は、離型する方向と一致している。一方、固定型43は、固定のダイプレート33に取り付けられている。ダイプレート33にはスリーブ38が形成されていて、スリーブ38は、固定型43のスリーブ43sと繋がっている。スリーブ38のダイカストマシン側の端部には、チップ39と呼ばれるパンチがある。スリーブ43sの可動型44側の端部には可動型44の分流子44bが挿入されていている。
次に、鋳造工程を説明する。
ダイカスト鋳造では固定型43と可動型44が合わさり型締めされた後、溶湯が、まずダイプレート33のスリーブ38に注湯される。その後、固定型43のスリーブ43sに充填された溶湯が、チップ39により分流子44b側に押し出され、分流子44bにより溶湯の流れは上方に向かう。その後、ベース部型405a内に充填された溶湯は、ベント部40において冷却され停止する(注湯工程)。
チップ39の速度は1.5m/s〜3.5m/sに達するので、溶湯は、ベース部型405a内に0.1秒内に充填される。その0.5〜1秒後にダイカストマシンからの信号により油圧シリンダ404が駆動し、押し出しステー30により、溶湯が充填されたベース部型405a内に、同時に複数のプレートフィン12を3〜5mm程度押し出す(プレートフィン挿入工程)。
前述したように溶湯が充填された直後に、ダイカストマシンの図示しない増圧機構によりチップ39を介して溶湯に鋳造圧が加わるので、油圧シリンダ404は(溶湯の圧力×プレートフィン断面積)分の荷重を上回る出力が必要である。プレートフィン12が、溶湯内に押し出され、油圧シリンダ404からの負荷により溶湯表面の酸化被膜を破ると、プレートフィン12と溶湯が接合される。
本実施の形態においては、溶湯充填後0.5〜1秒後の、溶湯が部分的に凝固収縮を開始するころ合いにプレートフィン12に対して鋳造圧をかけて押し出すので、引けによる巣を、プレートフィン12の圧入で潰す局部加圧効果も期待される。
溶湯が充填されてから5〜10秒後に金型が開き、鋳造ワークの離型を開始する。このとき、再び油圧シリンダ404がダイカストマシンからの信号により駆動し、プレートフィン12を固定型43側に押し出す。この時点において、プレートフィン12は、鋳造ワークとして一体化された状態にある。したがって、離型の際に、ダイカストマシンの図示しない離型機構により可動型44から、エジェクタピン36を介して鋳造ワークを押し出すスピード(以降このスピードを離型スピードと称する)と、油圧シリンダの404の駆動スピードとは同じでなければならない。油圧シリンダ404の駆動スピードが、離型スピードより早くても遅くてもワークの変形等の離型不良につながるためである。
なお、油圧シリンダ404の駆動距離は、入れ子型44aと押し出しステー44dの間に残された数ミリで十分である。その後は、エジェクタピン36のみで離型できる。こうして金型から離型した鋳造ワークの湯口、ランナーをプレスで機械的に切断するか作業者がハンマー等で叩いて切断しヒートシンク構造体10を得る。
本発明の実施の形態4に係るヒートシンク構造体の製造装置400およびヒートシンク構造体10の製造方法によれば、ダイカスト鋳造法においても本発明を適用でき、鋳造欠陥のない高性能なヒートシンク構造体を得ることができる。
尚、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
100,200,300,400 製造装置、10 ヒートシンク構造体、
11 ベース部、12 プレートフィン、2,202,302 ホルダ、
21 ブラケット、21d 下端部、21g ホルダガイド、
22d,322d 下ガイド、22u,322u 上ガイド、23b クランプ板、
23d 下クランパ、23f フレーム、23u 上クランパ、
24u,24d クランパシリンダ、25 シャフト、25b 上下位置調整板、
26 調整板駆動モータ、3 フィーダ、4 シリンダ、6 ステー、7 取鍋、
M 面取部、S,44aS スリット穴、t テーパ部、30 ステー、
33,34 ダイプレート、35 タイバー、36 エジェクタピン、37 板、
38 スリーブ、39 チップ、40 ベント部、43 固定型、43s スリーブ、
44 可動型、44a 入れ子型、44b 分流子、44d、61 ステー、5 金型、5a,205a,305a,405a ベース部型、5b,205b 湯口部型、
205,305 砂型、305c 最終充填部、404 油圧シリンダ。

Claims (12)

  1. 金属製のベース部に放熱用のプレートフィンを接合するヒートシンク構造体の製造装置であって、
    前記ベース部を鋳造するベース部型を有する鋳造型と、
    複数の前記プレートフィンを保持して複数の前記プレートフィンの一端を前記ベース部型内に充填された溶湯に挿入するホルダとを備えたヒートシンク構造体の製造装置。
  2. 前記ホルダは、
    前記複数のプレートフィンを整列させて挿入するスリット穴を有する上ガイドおよび下ガイドと、
    前記上ガイドと前記下ガイドとの間で、前記プレートフィンを挟み込んで固定する上クランパと下クランパとを有し、
    前記下クランパは、
    矩形のフレームと、前記フレームに前記プレートフィンと平行に、梯子形状に取り付けられた複数のクランプ板とを有し、
    前記上クランパは、前記下クランパと同形状のクランパを上下左右に反転させた形状を有し、
    前記下クランパと前記上クランパの各前記クランプ板は、それぞれ1枚の前記プレートフィンを挟むように互い違いに配置され、
    前記下クランパおよび前記上クランパを前記スリット穴の長手方向に対して垂直に駆動させるクランパシリンダを備える請求項1に記載のヒートシンク構造体の製造装置。
  3. 前記スリット穴の口元には、面取部が形成されている請求項2に記載のヒートシンク構造体の製造装置。
  4. 前記ホルダは、下方の幅が狭くなるように加工された前記プレートフィンの両側端部の保持位置を調整する、一対の上下位置調整板を有する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のヒートシンク構造体の製造装置。
  5. 前記鋳造型は、金型である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のヒートシンク構造体の製造装置。
  6. 前記鋳造型は、砂型である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のヒートシンク構造体の製造装置。
  7. 前記鋳造型は、砂型であり、前記砂型の前記ベース部型の上部に前記下ガイドが埋設されている請求項2に記載のヒートシンク構造体の製造装置。
  8. 前記砂型は、前記ベース部型の上面のうち、前記下ガイドと接触しない部分に設けられ、最終充填部であり、上面が大気に大気に開放された押し湯部を有する請求項7に記載のヒートシンク構造体の製造装置。
  9. 前記鋳造型は、可動型と固定型とからなり、
    前記ホルダは、前記可動型の中に形成されたスリット穴に挿入された前記プレートフィンを、前記可動型と前記固定型との間に形成される前記ベース部型に押し出して挿入する押し出しステーを備えた請求項1に記載のヒートシンク構造体の製造装置。
  10. 請求項2又は請求項3に記載のヒートシンク構造体の製造装置を用いたヒートシンク構造体の製造方法であって、
    フィーダから複数の前記プレートフィンを前記ホルダに供給するプレートフィン供給工程と、
    それぞれの前記プレートフィンを、前記下クランパと、前記上クランパとの間に挟んで前記ホルダに固定するプレートフィン固定工程と、
    前記鋳造型に、溶湯を注湯する注湯工程と、
    前記溶湯が前記ベース部型内に充填された後に、前記ホルダを下降させて前記プレートフィンの端部を前記溶湯内に挿入するプレートフィン挿入工程とを有するヒートシンク構造体の製造方法。
  11. 請求項9に記載のヒートシンク構造体の製造装置を用いたヒートシンク構造体の製造方法であって、
    前記プレートフィンを前記可動型内に供給する、プレートフィン供給工程と、
    溶湯を前記ベース部型に充填する注湯工程と、
    前記プレートフィンを前記ベース部型内に押し出すプレートフィン挿入工程とを有するヒートシンク構造体の製造方法。
  12. 前記プレートフィンを前記ベース部型側に押し出して鋳造ワークを離型する請求項11に記載のヒートシンク構造体の製造方法。
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