JP2018185772A - 産業用コントローラ及び産業用コントローラにおけるデータ共有方法 - Google Patents

産業用コントローラ及び産業用コントローラにおけるデータ共有方法 Download PDF

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Abstract

【課題】手動による割り当て作業を必要とせず、開発効率を向上すること。【解決手段】制御プログラムが、制御プログラムの変数名を抽出してアドレスマップファイル及びヘッダファイルを作成する。作成されたヘッダファイルを使用して情報プログラムが作成される。情報プログラムは、共有アクセス部によりアドレスマップファイルを用いて共有記憶領域にアクセスし、共有変数を用いてデータにアクセスする。【選択図】図2

Description

本発明は、いわゆるプログラマブルロジックコントローラを組み込んだ機器としての産業用コントローラに関し、特に、共有記憶領域においてデータを共有する技術に関する産業用コントローラにおけるデータ共有方法に適用して好適なものである。
一般的に、プログラマブルロジックコントローラにおいて高レベル言語プログラム(以下「情報プログラム」という)を実行しようとした場合、情報プログラムは、モータなどのデバイスのアドレスが不明であるため、このようなデバイスを認識することができない。そのため、従来は、手動でデバイスのアドレスを割り当てることにより、プログラマブルロジックコントローラのデバイスと周辺機器との間において通信を可能としている(特許文献1参照)。
特許5079166号公報
しかしながら、デバイスの数が膨大な場合、手動によるそのような割り当て作業自体がそもそも困難となる。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、手動による割り当て作業を必要とせず開発効率を向上することができる産業用コントローラ及び産業コントローラにおけるデータ共有方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため、本発明においては、制御対象機器のための制御プログラムと、所定の処理を実行する情報プログラムとが共有変数を用いて共有記憶領域でデータを共有する産業用コントローラであって、前記制御プログラムに含まれる前記共有変数の変数情報を抽出し、前記共有記憶領域に関するマップファイルと、前記共有記憶領域へのアクセスの際に使用されるヘッダファイルとを作成するファイル作成部と、前記ヘッダファイルを用いて前記情報プログラムを生成するプログラム作成部と、を備え、前記情報プログラムは、前記マップファイルを用いて前記共有記憶領域にアクセスすることを特徴とする。
また、本発明においては、制御対象機器のための制御プログラムと、所定の処理を実行する情報プログラムとが共有変数を用いて共有記憶領域でデータを共有する産業用コントローラにおけるデータ共有方法であって、前記産業用コントローラが、前記制御プログラムに含まれる前記共有変数の変数情報を抽出し、前記共有記憶領域に関するマップファイルと、前記共有記憶領域へのアクセスの際に使用されるヘッダファイルとを作成するファイル作成ステップと、前記産業用コントローラが前記ヘッダファイルを用いて前記情報プログラムを生成するプログラム作成ステップと、前記情報プログラムが前記マップファイルを用いて前記共有記憶領域にアクセスするデータアクセスステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、手動による割り当て作業を必要とせず開発効率を向上することができる。
第1の実施の形態による産業用コントローラ及びプログラム開発環境のハードウェア構成の一例を示す図である。 第1の実施の形態による産業用コントローラ及びプログラム開発環境のソフトウェア構成の一例を示す図である。 第1の実施の形態による共有変数の設定画面の一例を示す図である。 第1の実施の形態によるヘッダファイルの一例を示す図である。 第1の実施の形態によるマップファイルの一例を示す図である。 第1の実施の形態によるコンテナの一例を示すイメージ図である。 第1の実施の形態による制御プログラム関連の処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による情報プログラム関連の処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による制御プログラム関連の処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面について、本発明の一実施の形態について詳述する。
(1)第1の実施の形態
(1−1)ハードウェア構成
図1は、第1の実施の形態による産業用コントローラ(以下「コントローラ」とも呼ぶ)103及びプログラム開発環境のハードウェア構成の一例を示す。制御プログラム開発PC101、情報プログラム開発PC102、及び産業用コントローラ(以下単に「コントローラ」という)103は、基本的にほぼ同様のハードウェア構成を有し、後述するように目的に応じたソフトウェアが動作している。
ネットワーク105は、制御プログラム開発PC101、情報プログラム開発PC102及びコントローラ103を接続する。ネットワーク106は、コントローラ103及び制御対象機器104を接続する。
制御プログラム開発PC101は、制御プログラムを開発するためのコンピュータである。制御プログラム開発PC101は、EPROM107、CPU108、メインメモリ109、周辺制御装置110、ネットワークI/F111、不揮発性記憶装置112及びユーザI/F装置113を備えている。
周辺制御装置110は、バス114を介して各種装置を相互に接続する。ネットワークI/F111は、ネットワーク105に接続するためのインターフェースである。不揮発性記憶装置112は、各種プログラムやファイルを格納する装置である。ユーザI/F装置113は、ユーザが必要なデータの入力等を行う装置である。
情報プログラム開発PC102は、情報プログラムを開発するためのコンピュータである。情報プログラム開発PC102は、EPROM115、CPU116、メインメモリ117、周辺制御装置118、ネットワークI/F119、不揮発性記憶装置120及びユーザI/F装置121を備えている。
周辺制御装置118は、バス132を介して各種装置を相互に接続する。ネットワークI/F119は、ネットワーク105に接続するためのインターフェースである。不揮発性記憶装置120は、各種プログラムやファイルを格納する装置である。ユーザI/F装置121は、ユーザが必要なデータの入力等を行う装置である。
コントローラ103は、EPROM122、CPU123、メインメモリ124、周辺制御装置126、ネットワークI/F125、ネットワークI/F127、不揮発性記憶装置128及びユーザI/F装置129を備えている。
周辺制御装置126は、バス133を介して各種装置を相互に接続する。ネットワークI/F125、127は、各々対応するネットワーク105、106に接続するためのインターフェースである。不揮発性記憶装置128は、各種プログラムやファイルを格納する装置である。ユーザI/F装置129は、ユーザが必要なデータの入力等を行う装置である。
コントローラ103では、EPROM122又は不揮発性記憶装置128に格納されているオペレーティングシステム(OS)、各種プログラム及び各種ファイルをメインメモリ124に展開することにより、CPU123を用いて各種の演算等を実行する。
制御対象機器104は、センサ130及びアクチュエータ131を含んでいる。センサ130は、例えば、手動スイッチ、リレー、光電スイッチ、近接スイッチ、リミットスイッチ、重量計、温度センサ、圧力センサ、振動センサ、音波センサ、流量計、流速計、ガスセンサ、速度センサ、回転計、電流計、電圧計、電力計、水質センサ、色判別センサ、またはカメラのようなデバイスである。
一方、アクチュエータ131は、例えば、モータ、発電機、ヒーター、制御弁、シリンダ、ソレノイド、ランプ、表示器、ブザー、スピーカー、ポンプ、圧縮機、空調機、冷凍機、またはコンベアのようなデバイスである。
(1−2)ソフトウェア構成
図2は、第1の実施の形態によるコントローラ103及びプログラム開発環境のソフトウェア構成の一例を示す。なお、図示の例では、図1における制御対象機器104が省略されている。
本実施の形態では、制御プログラム207を実行するタスク処理の最後に共有アクセス部208が共有記憶領域224にアクセスする場合を例示している。なお、制御プログラムにグローバル変数が含まれる場合は、最高優先度のタスクがこのグローバル変数を共有記憶領域224に書き込む。
(1−2−1)制御プログラム開発PC
まず、制御プログラム開発PC101について説明する。ソースファイル201は、制御プログラム207のソースコードが記述されたファイルである。エディタ202は、ソースファイル201を作成するためのプログラムである。コンパイラ203は、ソースファイル201から中間言語ファイルを作成する。リンカ204は、中間言語ファイルとライブラリ205を結合して実行ファイルを生成する。ライブラリ205は、プログラムの関数を再利用するために予め準備されている中間言語ファイルである。
IDE制御部206は、エディタ202、コンパイラ203及びリンカ204等を制御するプログラムである。なお、エディタ202、コンパイラ203、リンカ204、ライブラリ205及びIDE制御部206をまとめて、統合開発環境プログラム(IDE:Integrated Development Environment)と呼ぶ。
さらに制御プログラム開発PC101は、共有アクセス部208、ヘッダファイル209、マップファイル210、共有領域アクセス部211及び連携ファイル生成部212を備えている。共有領域アクセス部211は、制御プログラム207が共有記憶領域224へアクセスするための共有アクセス部208のソースファイルである。連携ファイル生成部212は、ヘッダファイル209及びマップファイル210を生成する。
(1−2−2)情報プログラム開発コンピュータ
次に、情報プログラム開発PC102について説明する。ソースファイル213は、情報プログラム219のソースコードが記述されたファイルである。エディタ214は、ソースファイル213を作成するためのプログラムである。コンパイラ215は、ソースファイル213から中間言語ファイルを作成する。リンカ216は、中間言語ファイルとライブラリ217を結合して実行ファイルを生成する。ライブラリ217は、プログラムの関数を再利用するために予め準備されている中間言語ファイルである。
なお、上述したコントローラ103においては、複雑な算術演算、SCADA、MES、クラウドシステムとの情報の送受信のようなデータ処理が必要な場合がある。このようなデータ処理は、前述の制御装置特有の言語でプログラミングすることが困難な場合があり、C言語やJava(登録商標)言語などの情報通信分野で使われるプログラミング言語を用いて記述する場合がある。このようなデータ処理を実行するプログラムを「情報プログラム」と呼ぶ。この情報プログラムは、例えば情報プログラム219に相当する。
IDE制御部218は、エディタ214、コンパイラ215及びリンカ216等を制御するプログラムである。なお、エディタ214、コンパイラ215、リンカ216、ライブラリ217及びIDE制御部218をまとめて、統合開発環境プログラムと呼ぶ。
さらに情報プログラム開発PC102は、共有アクセス部220、ヘッダファイル209及び連携ファイルアクセス部222を備えている。共有アクセス部220は、情報プログラム219が共有記憶領域224へアクセスするためのプログラムである。連携ファイルアクセス部222は、ヘッダファイル209をコントローラ103から取得したり、情報プログラム219と共有アクセス部220をコントローラへ送信したりする。
(1−2−3)コントローラ
一方、コントローラ103は、シーケンス制御装置、モーション制御装置またはプログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)とも呼ばれる。コントローラ103は、ラダー・ロジック(LD言語)、シーケンシャル・ファンクション・チャート(FC言語)、ファンクション・ブロック(FBD言語)、ストラクチャード・テキスト(ST言語)、またはインストラクション・リスト(LD言語)のような制御装置特有のプログラミング言語で制御内容が記述されたプログラムを実行する。
このような制御内容が実行可能なプログラムを「制御プログラム」と呼ぶ。制御プログラム207においては一連の処理をタスクと呼び、タスクごとに繰り返し処理する周期を設定できる。制御プログラム207において使用する変数には、入力専用変数及び出力専用変数が存在する。コントローラ103は、このような制御プログラム207のみならず、情報プログラム219も実行する。
共有アクセス部208は、制御プログラム207が共有記憶領域224へアクセスするためのプログラムである。ライブラリ223は、制御プログラム207や共有アクセス部208が実行するために必要な共有関数の処理を実行する。ライブラリ226は、情報プログラム219が共有記憶領域224にアクセスするために、マップファイル210を参照してアクセス関数の処理を実行する。構成アクセス部229は、連携ファイルアクセス部222へヘッダファイル209を送信したり、連携ファイルアクセス部222から情報プログラム219と共有アクセス部220を受信したりする。タスクスケジューラ228は、タスクを実行する。タスクは、設定されている周期でそのタスクに登録されているプログラムを実行する。タスクに制御プログラム207と共有アクセス部208が登録されている場合、タスクは、実行周期に合わせて制御プログラム207と共有アクセス部208を実行する。共有記憶領域224は、制御プログラム207と情報プログラム219が共有する変数のデータを保存する。共有アクセス部220は、ライブラリ226を経由して共有記憶領域224にアクセスし、例えば、情報プログラム219の読み込み用構造体401にデータを読み込んだり、書き込み用構造体402のデータを共有記憶領域224の連続したアドレスの領域に書き込んだりする。
ヘッダファイル209は、連携ファイル生成部212が生成する情報プログラム219を作成する際に用いられるヘッダファイルである。マップファイル210は、連携ファイル生成部212が生成する情報プログラム219が共有記憶領域224へアクセスするために使用するファイルである。
コンテナ処理部227は、制御プログラム207と情報プログラム219とが互いに影響を及ぼさないようにするためのプログラムである。
(1−3)共有変数の設定画面
図3は、第1の実施の形態による共有変数の設定画面としての共有変数設定部301の一例を示す。なお、この共有変数設定部301は、制御プログラム開発PC101によって表示される、設定受け付け画面である。
共有変数設定部301は、情報プログラム219と共有する変数を設定するためのGUI(Graphic Use Interface)で、連携ファイル生成部212が生成する。共有チェック欄302は、チェックした場合には、変数名303に示す変数について情報プログラム219と変数を共有し、チェックしない場合にはそれについて情報プログラム219と変数共有しないことを表す。変数名303は、情報プログラムと共有する変数名である。型304は、変数の型である。周期305は、共有記憶領域224において共有される変数データを保存する周期を設定するための欄である。
キャンセルボタン306は、押下すると、共有変数設定部301での作業を破棄し終了する一方、OKボタン307は、押下すると、設定された情報を基にヘッダファイル209及びマップファイル210を生成する。アクセス権限308は、情報プログラムに付与するアクセス権限を表している。情報プログラムは、このアクセス権限308が「Read」であれば、変数名303に対応する変数のデータを読み込むことができる一方、「Write」であればそれを書き込むこともできる。
(1−4)ヘッダファイル
図4は、情報プログラム219を作成するためのヘッダファイル209の一例を示す。読み込み用構造体401は、情報プログラム219が共有記憶領域224の読み込みオフセット値(読み込み領域)から読み込んだデータが格納される構造体である。書き込み用構造体402は、情報プログラム219が共有記憶領域224の書き込みオフセット値(書き込み領域)に書き込むデータが格納される構造体である。ヘッダファイルには、構造体に限らずプログラム言語で使用可能な変数の宣言を記載してもよい。共有すべき変数がない場合は、対象となるアクセス用変数の宣言は記載されない。
全体readアクセス関数403は、情報プログラム219がすべての読み込み用変数のデータを読み込むための関数である。関数の呼び出し時に共有記憶領域224の読み込み領域からprDataにデータを読み込む。全体writeアクセス関数404は、情報プログラム219がすべての書き込み用変数のデータを書き込むための関数である。関数の呼び出し時にpwDataから共有記憶領域224の書き込み領域にデータを書き込む。全体writeのreadアクセス関数405は、情報プログラム219がすべての書き込み用変数のデータを読み込むための関数である。readアクセス関数405は、関数の呼び出し時に共有記憶領域224の書き込み領域からpwDataにデータを読み込む。個別readアクセス関数406は、情報プログラム219が個々の読み込み用変数のデータを読み込むための関数である。個別writeアクセス関数407は、情報プログラム219が個々の書き込み用変数のデータを書き込み領域に書き込むための関数である。個別writeのreadアクセス関数408は、情報プログラム219が個々の書き込み用変数のデータを書き込み領域から読み込むための関数である。
(1−5)マップファイル
図5は、マップファイル210をCSV形式で生成した一例である。マップファイル210は、共有アクセス部220が共有記憶領域224にアクセスする際に使用される。
共有記憶領域名501は、共有記憶領域224を識別するための名称である。例えばOSがLinux(登録商標)であれば共有記憶領域としてファイルを作成するため、そのファイルの保存位置を表す絶対パスを共有記憶領域名501とする。
サイズ502は、共有記憶領域224で保存しているデータのサイズである。読み込みオフセット503は、共有記憶領域224の先頭アドレスと、共有アクセス部220が読み込むためのデータが格納されている領域の先頭アドレスとの差を表す。
書き込みオフセット504は、共有記憶領域224の先頭アドレスと、共有アクセス部220がデータを書き込むための領域の先頭アドレスとの差を表す。型505は、共有記憶領域224に書き込む制御プログラム207で使用しているデータの型である。
変数名506は、共有記憶領域224に書き込むデータが格納されている、制御プログラム207で使用している変数の名前である。変数オフセット507は、共有アクセス部220が読み込むためのデータが格納されている領域の先頭アドレスと、対象の変数のデータが格納されている領域の先頭アドレスとの差を表す。型508は、共有記憶領域224から読み込む制御プログラム207で使用しているデータの型である。
変数名509は、共有記憶領域224から読み込んだデータを格納する制御プログラム207で使用している変数の名称である。変数オフセット510は、共有アクセス部220が読み込むためのデータが格納されている領域の先頭アドレスと、対象の変数のデータが格納されている領域の先頭アドレスとの差を表す。型505から変数オフセット510の情報は、個別の変数のみにアクセスする場合や、必要に応じて構造体のアライメントの調整に使用する。例えば、複数の情報プログラム219がありプログラミング言語が異なる場合、構造体のメンバが保存される領域の構造がマップファイル210と異なる場合ある。その場合、対象言語用に作成されるライブラリ226は、対象言語の構造体のアライメントに合わせてオフセット値を算出し、共有記憶領域224にアクセスする。型のサイズは、ライブラリ226で型名とサイズの変換テーブルを保持していてもよいし、マップファイル210に記載しておいてもよい。
図6は、制御プログラム207用のコンテナ及び情報プログラム219用のコンテナのイメージ図である。図示の例では、図2の各構成と同一の符号が付してある構成は、ほぼ同様の機能を有しているため、以下では異なる点を中心として説明する。
コンテナ処理部227は、制御プログラム207と情報プログラム219とが互いに影響を及ぼさないようにするために、制御プログラム207及び情報プログラム219のためのコンテナを作成する。
具体的には、コンテナ処理部227は、制御プログラム207と情報プログラム219とがそれぞれ専用で使用するプロセス、ファイルシステム及びネットワークの名前空間と、CPU123とメインメモリ124とのリソースを作成する。
本実施の形態では、制御プログラム207用のコンテナを「制御コンテナ」と呼ぶ一方、情報プログラム219用のコンテナを「情報コンテナ」と呼ぶことにする。コンテナの具体的な作成方法については後述する。
図7は、制御プログラム207に関連する処理の一例を示す。まず、ステップS600では、コンテナ処理部227が、図6に示すように、制御プログラム207用の制御コンテナ及び情報プログラム219用の情報コンテナを作成する。
図6コンテナ処理部227は、共有記憶領域224が作成されるディレクトリを制御コンテナ及び情報コンテナのファイルシステムにマウント(図示の点線に相当)して共有ディレクトリを作成し、制御プログラム207と情報プログラム219からアクセスできるようにする。また、コンテナ処理部227は、ヘッダファイル209とマップファイル210を保存するための共有ディレクトリと、情報プログラム219及び共有アクセス部220を保存するための共有ディレクトリも作成する。その際、コンテナ処理部227は、後者の共有ディレクトリについては、情報コンテナのファイルシステムにのみマウントして共有する。制御プログラム207は制御コンテナ内で実行され、情報プログラム219は情報コンテナ内で実行される。
ステップS601では、ユーザが、制御プログラム開発PC101を用いて、既述のIDEを使用してソースコードをまとめて管理するためのプロジェクトを作成し、制御プログラム207を作成する。ステップS602では、ユーザが、共有変数設定部301を起動するために、既述のIDEの該当するメニューを選択する。選択されると、連携ファイル生成部212がソースファイル201から変数を抽出する。
ステップS603では、連携ファイル生成部212が、共有変数設定部301(図3参照)を生成して表示する。ユーザは、情報プログラム219と共有する変数の共有チェック欄302にチェックし、アクセス権限308及び周期305を設定する。設定が完了した後、ユーザがOKボタン307を押下すると、連携ファイル生成部212は、設定内容をメモリに保存する。
ステップS604では、連携ファイル生成部212が、設定された値をメモリから取得する。
ステップS605では、連携ファイル生成部212がヘッダファイル209及びマップファイル210を生成する。連携ファイル生成部212は、アクセス権限308が「Read」に設定された変数を読み込み用構造体401としてヘッダファイル209に定義する。次に連携ファイル生成部212は、アクセス権限308が「Write」に設定された変数を書き込み用構造体402としてヘッダファイル209に定義する。そして、連携ファイル生成部212は、全体readアクセス関数403、全体writeアクセス関数404、全体writeのreadアクセス関数405、個別readアクセス関数406、個別writeアクセス関数407および個別writeのreadアクセス関数408をヘッダファイル209に定義する。
次に連携ファイル生成部212は、情報プログラム219がヘッダファイル209に定義された構造体変数の構造で共有記憶領域224にアクセスできるようにマップファイル210を生成する。具体的には、連携ファイル生成部212は、共有記憶領域名501、共有記憶領域名で生成するファイルのサイズ502、読み込みオフセット503、及び書き込みオフセット504をマップファイル210に出力する。連携ファイル生成部212は、共有記憶領域224の先頭アドレスから順に「Read」に設定された変数を保存し、連続して「Write」に設定された変数を保存できるように共有記憶領域224にアクセスするためのマップファイル210を生成する。連携ファイル生成部212は、ヘッダファイル209で定義した構造体のサイズからサイズ502、読み込みオフセット503、書き込みオフセット504を算出する。次に連携ファイル生成部212は、読み込み用構造体401定義されている変数の型505、変数名506、変数オフセット507をマップファイル210に出力する。次に連携ファイル生成部212は、書き込み用構造体402定義されている変数の型508、変数名509、変数オフセット510をマップファイル210に出力する。連携ファイル生成部212は、変数オフセット(507と510)を変数の定義順序、変数のサイズ、および情報プログラム219の構造体のアライメントを考慮して算出して出力する。
ステップS606では、連携ファイル生成部212は、共有記憶領域224の名前を決定して共有記憶領域224を作成し、この共有記憶領域224で共有変数のデータを保存する領域にアクセスできるソースコード(共有領域アクセス部211)を生成する。具体的には、連携ファイル生成部212は、ヘッダファイル209に定義する構造体の変数の順番、マップファイル210に出力したオフセットを基にして、共有変数設定部301において、「Read」に設定された読み込み用変数のデータを共有記憶領域224に書き込むソースコードと、「Write」に設定された書き込み用変数のデータを共有記憶領域224から制御プログラム207の変数に読み込むソースコードを生成する。
連携ファイル生成部212は、制御プログラム207をタスクに登録し、タスクの実行周期として周期305を設定する。タスクの実行周期は、制御プログラム作成者等により手動で設定されてもよい。連携ファイル生成部212は、制御プログラム207の次に実行されるように共有記憶領域224にアクセスする共有アクセス部208を同じタスクに登録する。
ステップS607では、ユーザが既述のIDEで実行メニューを選択すると、IDE制御部206はソースコードをビルドし、制御プログラム207及び共有アクセス部208を生成する。
ステップS608では、制御プログラム開発PC101においてIDE制御部206が、制御プログラム207及び共有アクセス部208を既述の制御コンテナ内の共有ディレクトリ以外の場所に送信し、ヘッダファイル209及びマップファイル210を制御コンテナ内の共有ディレクトリに送信する。
ステップS609では、IDE制御部206が、コントローラ103のタスクスケジューラ228を実行する。ステップS610では、タスクスケジューラ228がタスクを実行し、タスクは設定された実行周期で制御プログラム207を実行する。制御プログラム207は、制御処理を実行する。一度起動したタスクは、周期的に登録されたプログラムを実行するため再度タスクスケジューラからは実行されない。
ステップS611では、タスクが制御プログラム207の実行後に共有アクセス部208を実行する。ステップS612では、共有アクセス部220が、ライブラリ223の処理も活用しつつ共有記憶領域名501とサイズ502を指定して共有記憶領域224をオープン(アクセス可能な状態)し、マップファイル210に出力した情報を基にRead権限の変数のデータを書き込む一方、Write権限の変数のデータを読み込む。次にステップS610が実行される。
図8は、情報プログラム219の関連処理の一例を示す。ステップS701では、ユーザが既述のIDEを使用してソースコードをまとめて管理するためのプロジェクトを作成するウィザードを実行する。
ステップS702では、ウィザードが実行されると、IDE制御部218は、連携ファイルアクセス部222を実行してコントローラ103の構成アクセス部229と通信し、ヘッダファイル209を取得する。
ステップS703では、連携ファイルアクセス部222が、情報プログラム219のソースコードとなるファイルのヘッダファイル宣言部の位置にヘッダファイル209の宣言を入力してプロジェクトの作成が完了する。
ステップS704では、ユーザが、情報プログラム219と、共有記憶領域224へアクセスするための共有アクセス部220のソースコードとを作成する。ユーザは、ヘッダファイル209に定義された関数を基にして、共有アクセス部220のソースコードを作成する。
ステップS705では、ユーザが既述のIDEで実行メニューを選択すると、IDE制御部218はソースコードをビルドし、情報プログラム219及び共有アクセス部220を生成する。共有アクセス部220は、情報プログラム219に含まれていてもよい。
ステップS706では、連携ファイルアクセス部222が、情報プログラム219及び共有アクセス部220を構成アクセス部229に送信する。コンテナ処理部227は、構成アクセス部229が情報プログラム219及び共有アクセス部220を受信したときに、情報コンテナを作成してもよい。コンテナ処理部227は、情報プログラム219が終了したときに情報コンテナを削除してもよい。構成アクセス部229は、情報プログラム219及び共有アクセス部220を情報コンテナ内からアクセスできる共有ディレクトリに保存する。本実施の形態では、構成アクセス部229を介して情報コンテナ内に情報プログラム219と共有アクセス部220を保存したが、連携ファイルアクセス部222が情報コンテナ内のFTPサーバ等と通信して情報コンテナ内に情報プログラム219と共有アクセス部220を保存してもよい。ステップS707では、IDE制御部218が、例えばSSH接続で情報コンテナ内にログインして情報プログラム219を実行する。
ステップS708では、情報プログラム219がデータ処理を実行する。ステップS709では、情報プログラム219が共有アクセス部220を実行する。ステップS710では、共有アクセス部220がアクセス関数を実行するために、ライブラリ226を呼び出す。ライブラリ226は、共有ディレクトリからマップファイル210を取得する。ライブラリ226は、あらかじめマップファイル210を取得するためのパス名を保持している。
ステップS711では、共有アクセス部220が、ライブラリ226経由で共有記憶領域224へのアクセスを実行する。
(1−6)アクセス方法 (1−6−1)全体readアクセス:
ライブラリ226は、関数の引数から読み込み用構造体401の先頭アドレスを取得する。ライブラリ226は、書き込みオフセット504と読み込みオフセット503の差から読み込むデータサイズを算出する。ライブラリ226は、共有記憶領域名501を指定して共有記憶領域224をオープンし、読み込みオフセット503の位置から算出したサイズ分のデータを読み込み、取得した読み込み用構造体401の先頭アドレスから順に読み込んだデータを書き込む。
(1−6−2)全体writeアクセス:
ライブラリ226は、関数の引数から書き込み用構造体402の先頭アドレスを取得する。ライブラリ226は、サイズ502と書き込みオフセット504の差から書き込むデータサイズを算出する。ライブラリ226は、共有記憶領域名501を指定して共有記憶領域224をオープンし、書き込み用構造体402の先頭アドレスの位置から算出したサイズ分のデータを読み込み、共有憶領域224の書き込みオフセット503の位置から読み込んだデータを順に書き込む。
(1−6−3)全体writeのreadアクセス:
ライブラリ226は、関数の引数から書き込み用構造体402の先頭アドレスを取得する。ライブラリ226は、サイズ502と書き込みオフセット504の差から読み込むデータサイズを算出する。ライブラリ226は、共有記憶領域名501を指定して共有記憶領域224をオープンし、書き込みオフセット503の位置から算出したサイズ分のデータを読み込み、取得した書き込み用構造体402の先頭アドレスから順に読み込んだデータを書き込む。
(1−6−4)個別readアクセス:
ライブラリ226は、関数の引数から読み込み用構造体401の先頭アドレスと個別変数の先頭アドレスを取得する。ライブラリ226は、取得したアドレスの差を計算して個別変数のオフセット値を算出する。ライブラリ226は、マップファイル210を参照し、一致する変数オフセット507の変数を特定する。ライブラリは、特定した変数の型505からサイズを特定する。ライブラリ226は、共有記憶領域名501を指定して共有記憶領域224をオープンし、読み込みオフセット503の位置から算出したオフセット分だけ離れた位置から特定したサイズ分のデータを読み込み、取得した個別変数の先頭アドレスから順に、読み込んだデータを書き込む。
(1−6−5)個別writeアクセス:
ライブラリ226は、関数の引数から書き込み用構造体402の先頭アドレスと個別変数の先頭アドレスを取得する。ライブラリ226は、取得したアドレスの差と書き込みオフセット504を足して個別変数のオフセット値を算出する。ライブラリ226は、マップファイル210を参照し、算出したオフセット値と一致する変数オフセット510の変数を特定する。ライブラリ226は、特定した変数の型508からサイズを特定する。ライブラリ226は、共有記憶領域名501を指定して共有記憶領域224をオープンし、個別変数の先頭アドレスから特定したサイズ分のデータを読み込み、共有記憶領域224の先頭アドレスから算出したオフセット分だけ離れた位置から、個別変数の先頭アドレスから読み込んだデータを書き込む。
(1−6−6)個別writeのreadアクセス:
ライブラリ226は、関数の引数から書き込み用構造体402の先頭アドレスと個別変数の先頭アドレスを取得する。ライブラリ226は、取得したアドレスの差に書き込みオフセット504を足して個別変数のオフセット値を算出する。ライブラリ226は、マップファイル210を参照し、変数オフセット510の差が一致する変数を特定する。ライブラリ226は、特定した変数の型508からサイズを特定する。ライブラリ226は、共有記憶領域名501を指定して共有記憶領域224をオープンし、算出したオフセット分だけ離れた位置から特定したサイズ分のデータを読み込み、取得した個別変数の先頭アドレスから順に、読み込んだデータを書き込む。
次にステップS708を実行する。共有アクセス部208とライブラリ226が共有記憶領域224に書き込む処理は、書き込み処理が中断されず連続した処理となるアトミック処理とする。
(1−7)本実施の形態の作用効果等
以上のような構成によれば、制御プログラム207に含まれる共有変数の変数情報が抽出され、共有記憶領域224に関するマップファイル210と、共有記憶領域224へのアクセスの際に使用されるヘッダファイル209とが作成される。また、ヘッダファイル209を用いて情報プログラム219が生成される。この情報プログラム219は、マップファイル210を用いて共有記憶領域224にアクセスする。このようにすると、制御プログラム207と情報プログラム219との間で同一の共有変数名が自動的に生成されることになり、管理者の手動による、制御プログラム209の制御対象機器であるデバイスのアドレスの割り当て作業を必要としなくなるため、開発効率を向上することができる。
(2)第2の実施の形態
第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様の構成及び動作については説明を省略し、異なる点を中心として説明する。第2の実施の形態では、第1の実施の形態とは異なり、制御プログラム207のタスクとは別のタスクとして共有アクセス部208が実行され、共有記憶領域224にアクセスする。
図9は、制御プログラム関連の処理の一例を示す。ステップS801では、連携ファイル生成部212が、共有記憶領域224の名前を決定し、共有記憶領域224を作成し、共有変数のデータを共有記憶領域224にアクセスできるソースコード(共有領域アクセス部211)を生成する。連携ファイル生成部212は、制御プログラム207のタスクとは別の共有アクセスタスクを作成し、実行する周期として共有変数設定部301から取得した周期を設定する。連携ファイル生成部212は、制御プログラム207を実行するタスクの優先度よりも共有アクセスタスクの実行優先度を低く設定する。
ステップS802では、タスクスケジューラ228が、タスクを実行し、タスクは設定された実行周期で登録されている制御プログラム207を実行する。制御プログラム207は、制御処理を実行する。次にステップS803が実行される。このタスクは、設定された実行周期で制御プログラム207を繰り返し実行する。ステップS803では、タスクスケジューラ228が共有アクセスタスクを実行し、共有アクセスタスクが登録されている共有アクセス部208を実行する。次にステップS612を実行する。この共有アクセスタスクは、設定された実行周期でステップ803とステップ612を繰り返し実行する。
以上のような構成によれば、制御プログラム207のタスクとは独立した共有アクセス部208が、制御プログラム207より実行優先度が低い状態で共有記憶領域224にアクセスするため、制御プログラム207の影響を受けにくくすることができる。
(3)その他の実施形態
上記実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施することができる。例えば、上記実施形態では、各種プログラムの処理をシーケンシャルに説明したが、特にこれにこだわるものではない。従って、処理結果に矛盾が生じない限り、処理の順序を入れ替え又は並行動作するように構成しても良い。
本発明は、いわゆるプログラマブルロジックコントローラを組み込んだ機器としての産業用コントローラ及び産業用コントローラにおけるデータ共有方法に広く適用することができる。
101……制御プログラム開発PC、102……情報プログラム開発PC、103……コントローラ、104……制御対象機器、130……センサ、131……アクチュエータ。

Claims (8)

  1. 制御対象機器のための制御プログラムと、所定の処理を実行する情報プログラムとが共有変数を用いて共有記憶領域でデータを共有する産業用コントローラであって、
    前記制御プログラムに含まれる前記共有変数の変数情報を抽出し、前記共有記憶領域に関するマップファイルと、前記共有記憶領域へのアクセスの際に使用されるヘッダファイルとを作成するファイル作成部と、
    前記ヘッダファイルを用いて前記情報プログラムを生成するプログラム作成部と、を備え、
    前記情報プログラムは、
    前記マップファイルを用いて前記共有記憶領域にアクセスする
    ことを特徴とする産業用コントローラ。
  2. 前記プログラム作成部は、
    前記共有記憶領域にアクセスするための共有アクセス部を作成して前記情報プログラムを生成し、
    前記情報プログラムは、
    前記共有アクセス部を呼び出して前記共有記憶領域へのアクセスを行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の産業用コントローラ。
  3. 前記ヘッダファイルは、
    前記情報プログラムが前記共有記憶領域から読み込んだデータが格納される読み込み用変数宣言と、
    前記情報プログラムが前記共有記憶領域に書き込むデータが格納される書き込み用変数宣言と、
    前記情報プログラムが前記共有変数に対してアクセスするためのアクセス関数と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の産業用コントローラ。
  4. 前記マップファイルは、
    少なくとも1つの前記共有記憶領域を互いに識別するための共有記憶領域名と、
    少なくとも1つの前記共有記憶領域のサイズと、
    少なくとも1つの前記共有記憶領域の先頭アドレスと、前記共有アクセス部が読み込むためのデータが格納されている領域の先頭アドレスとの差である読み込みオフセットと、
    少なくとも1つの前記共有記憶領域の先頭アドレスと、前記共有アクセス部がデータを書き込むための領域の先頭アドレスとの差である書き込みオフセットと、
    前記共有変数のうち読み込み変数に関する読み込み変数情報と、
    前記共有変数のうち書き込み変数に関する書き込み変数情報と、
    を含むことを特徴とする請求項2に記載の産業用コントローラ。
  5. 前記情報プログラムを開発可能な情報プログラム開発コンピュータと、
    前記制御プログラムを開発可能な制御プログラム開発コンピュータと、
    を備え、
    前記制御プログラム開発コンピュータは、
    前記共有変数に関する設定を受付可能な画面を表示することを特徴とする請求項1に記載の産業用コントローラ。
  6. 前記情報プログラムと前記制御プログラムとを隔離するコンテナを備えることを特徴とする請求項1に記載の産業用コントローラ。
  7. 制御対象機器のための制御プログラムと、所定の処理を実行する情報プログラムとが共有変数を用いて共有記憶領域でデータを共有する産業用コントローラにおけるデータ共有方法であって、
    前記産業用コントローラが、前記制御プログラムに含まれる前記共有変数の変数情報を抽出し、前記共有記憶領域に関するマップファイルと、前記共有記憶領域へのアクセスの際に使用されるヘッダファイルとを作成するファイル作成ステップと、
    前記産業用コントローラが前記ヘッダファイルを用いて前記情報プログラムを生成するプログラム作成ステップと、
    前記情報プログラムが前記マップファイルを用いて前記共有記憶領域にアクセスするデータアクセスステップと、
    を有することを特徴とする産業用コントローラにおけるデータ共有方法。
  8. 前記プログラム作成ステップでは、
    前記産業用コントローラが、前記共有記憶領域にアクセスするための共有アクセス部を作成して前記情報プログラムを生成し、
    前記情報プログラムは、
    前記共有アクセス部を呼び出して前記共有記憶領域へのアクセスを行う
    ことを特徴とする請求項7に記載の産業用コントローラにおけるデータ共有方法。
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