JP2018185640A - 煙感知器試験装置 - Google Patents
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本発明は、煙感知器試験装置に於いて、
煙感知器の試験を行う装置本体と、
装置本体に煙を供給する発煙装置と、
一端側に把持部が配置され、他端側に装置本体が配置された支持棒と、
を備え、
装置本体は、
発煙装置から供給される煙を溜める煙溜り部と、
煙感知器の試験中は煙溜り部を外部に開放し、非試験中は煙溜り部を閉鎖する開閉部と、
を備えることを特徴とする。
装置本体は、更に、
外部に開放された感知器試験部と、
感知器試験部と煙溜り部とを仕切り分離する隔壁と、
隔壁を貫通して煙溜り部から感知器試験部に煙を流入させると共に感知器試験部から煙溜り部に煙を流出させる循環経路と、
循環経路に設けられて流路を開閉させることで開閉部として機能する開閉装置と、
発煙装置により放出された煙を拡散させる送風部と、
を備える。
煙溜り部に煙濃度を検出する煙濃度計を備え、
支持棒の把持部側に濃度計の検出した濃度情報を表示する表示部を備え、感度試験装置として機能する。
支持棒の把持部側に遠隔制御部を備え、
遠隔制御部による所定の操作指示に基づき、開閉装置を閉鎖させた状態で発煙装置を作動させて擬似煙を発生させると共に送風部を作動させた後に開閉装置を開放して感度試験を行わせ、感度試験が終了した場合に開閉装置を閉鎖させる。
制御部は、遠隔制御器による所定の試験準備操作を検出した場合に、開閉装置を閉鎖させた状態で発煙装置を作動させて煙を放出させる共に送風部を作動させ、濃度計により検出された煙濃度が所定の試験開始濃度に達した場合に試験準備完了を遠隔操作器から報知させ、所定の試験開始操作を検出した場合に開閉装置を開放して感度試験を行わせ、更に、所定の試験終了操作を検出した場合に、開閉装置を閉鎖させる。
装置本体の制御部と遠隔制御器との間で無線通信により信号を送受信する。
制御部は、感度試験による煙感知器の発報に対応して前記濃度計で検出された発報煙濃度を試験履歴として、外部から読出し自在なメモリに記憶させる。
感知器試験部に、煙感知器に設けられた発報表示灯の作動を検出する発報検出部が設けられ、
制御部は、感度試験中に発報検出部による発報表示灯の作動を検出した場合に、遠隔制御器から感知器発報を報知させる。
制御部は、発報表示灯の作動を検出した場合に、更に、開閉装置を閉鎖位置に作動させて試験準備状態とし、また、濃度計で検出された発報煙濃度を試験履歴としてメモリに記憶させる。
発煙装置は、所定サイズの発煙スプレー缶と同じ外形をもつ筐体内に、
一端に空気の流入口を有すると共に他端に煙の放出口を有する筒体と、
筒体内に配置されたヒータと、
ヒータと共に筒体内に収納され、加熱により気化する前記所定の水溶性液体が含浸された液体供給部と、
筒体の流入口に加圧空気を供給する発煙送風部と、
発煙送風部により筒体内に送られた空気の気流を検知する気流検知部と、
制御部から作動指示を受けた場合に、発煙送風部を駆動して筒体内に加圧空気を送ると共に、気流検知部により筒体内を通る気流を検知した場合に、ヒータの通電による加熱で気化した水溶性液体を霧化して擬似煙を発生させ、筒体から放出された擬似煙を前記煙り溜り部に放出させる発煙制御部と、
が設けられる。
発煙装置は、所定サイズの発煙スプレー缶と同じ外形をもつ筐体内に、
一端に空気の流入口を有すると共に他端に煙の放出口を有する筒体と、
筒体内に配置されたヒータと、
ヒータと共に筒体内に収納され、加熱により気化する所定の水溶性液体が含浸された液体供給部と、
筒体の流入口に加圧空気を供給する発煙送風部と、
試験制御部から作動指示を受けた場合に、発煙送風部を駆動して筒体内に加圧空気を送ると共にヒータの通電による加熱で気化した水溶性液体を霧化して擬似煙を発生させ、筒体から放出された擬似煙を煙り溜り部に放出させる発煙制御部と、
が設けられる。
ヒータ及び液体供給部を備えた筒体を、着脱自在なカートリッジ構造体とする。
水溶性液体は、プロピレングリコール、グリセリン、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール又はグリコールのうち少なくとも一の成分を含む。
本発明は、煙感知器試験装置に於いて、煙感知器の試験を行う装置本体と、装置本体に煙を供給する発煙装置と、一端側に把持部が配置され、他端側に装置本体が配置された支持棒とを備え、装置本体は、発煙装置から供給される煙を溜める煙溜り部と、
煙感知器の試験中は煙溜り部を外部に開放し、非試験中は煙溜り部を閉鎖する開閉部とを備えたため、煙感知器の試験を行う場合には、発煙装置から供給された煙が煙溜り部に溜まった後に開閉部により煙溜り部を外部に開放して煙感知器に煙を放出させることから、煙感知器が試験発報するまでの時間が短くて済み、作業者は煙溜り部を外部に開放しているあいだ、支持棒により煙感知器に下から当てた状態を保持していれば良いことから、その時間を短くすることができ、作業負担を低減可能とする。
また、装置本体は、更に、外部に開放された感知器試験部と、感知器試験部と煙溜り部とを仕切り分離する隔壁と、隔壁を貫通して煙溜り部から感知器試験部に煙を流入させると共に感知器試験部から煙溜り部に煙を流出させる循環経路と、循環経路に設けられて流路を開閉させることで開閉部として機能する開閉装置と、発煙装置により放出された煙を拡散させる送風部とを備えたため、煙感知器の感度試験を行う場合には、循環経路を閉鎖した状態で煙溜り部に煙が放出され、煙が溜まった後に循環経路を開いて感知器試験部に煙を放出させることから、循環経路を開いてから煙感知器が試験発報するまでの時間が短くて済み、作業者は循環経路を開いているあいだ、支持棒により煙感知器に下から当てた状態を保持していれば良いことから、その時間を短くすることができ、作業負担を低減可能とする。
また、煙溜り部に煙濃度を検出する煙濃度計を備え、支持棒の把持部側に濃度計の検出した濃度情報を表示する表示部を備え、感度試験装置として機能するようにしたため、煙感知器の試験として発報試験に加え、発報する煙濃度を試験する測定して確認する感度試験装置の機能を簡単に実現することができ、この感度試験の場合にも、煙感知器の感度試験を行う作業時間が短時間で済み、また、感度試験に使用した煙の再利用が可能となる。
また、支持棒の把持部側に遠隔制御部を備え、遠隔制御部による所定の操作指示に基づき、開閉装置を閉鎖させた状態で発煙装置を作動させて擬似煙を発生させると共に送風部を作動させた後に開閉装置を開放して感度試験を行わせ、感度試験が終了した場合に開閉装置を閉鎖させるようにしたため、煙り溜り部に発煙装置からの煙を溜めた後に開閉部により外部に開放して煙感知器を試験する操作を、手元となる支持棒の把持部側に設けられた遠隔制御部の操作により容易に行うことができる。
制御部は、遠隔制御器による所定の試験準備操作を検出した場合に、開閉装置を閉鎖させた状態で発煙装置を作動させて煙を放出させる共に送風部を作動させ、濃度計により検出された煙濃度が所定の試験開始濃度に達した場合に試験準備完了を遠隔操作器から報知させ、所定の試験開始操作を検出した場合に開閉装置を開放して感度試験を行わせ、更に、所定の試験終了操作を検出した場合に、開閉装置を閉鎖させるようにしたため、操作棒の手元に配置された遠隔制御器の試験準備操作、試験開始操作及び試験終了操作に連携し、作業者は煙感知器の感度試験に先立って試験準備操作を行うと、循環経路を閉鎖した状態で煙溜り部に煙が放出され、所定の試験開始濃度に上昇したときに試験準備完了が報知されることから、このとき作業者は支持棒をもって試験対象とする煙感知器に煙感知器試験装置を下から当てた状態に保持し、この状態で試験開始操作を行うと還流経路が開放されて煙溜り部から感知器試験部に煙が放出され、短時間で煙感知器が試験発報し、支持棒により煙感知器に下から当てた状態を保持している時間が短くて済み、作業負担を大幅に低減可能とする。
また、装置本体の制御部と遠隔制御器との間の無線通信により信号を送受信するようにしたため、支持棒の先端側に配置された装置本体と遠隔制御器との間を信号ケーブルで接続する必要がないことから、重量が増加せず、操作性を妨げることがない。
また、制御部は、感度試験による煙感知器の発報に対応して濃度計で検出された発報煙濃度を試験履歴として、外部から読出し自在なメモリに記憶させるようにしたため、試験作業が終了した後に、メモリから試験履歴を読み出すことで、試験作業中に試験発報した濃度を記録する作業が不要となり、作業負担を低減して作業時間を短縮可能とする。
また、感知器試験部に、煙感知器に設けられた発報表示灯の作動を検出する発報検出部が設けられ、制御部は、感度試験中に発報検出部による発報表示灯の作動を検出した場合に、表示部に感知器発報を表示させるようにしたため、装置本体を煙感知器に下から当てた状態で試験発報を示す発報表示灯の点灯を確認する必要がなくなり、手元の表示器の表示から試験発報を簡単且つ確実に知って、試験発報した濃度等を確認可能とする。
また、制御部は、発報表示灯の作動を検出した場合に、更に、開閉装置を閉鎖位置に作動させて試験準備状態とし、また、濃度計で検出された発報煙濃度を試験履歴としてメモリに記憶させるようにしたため、発報表示灯の作動による試験発報が検出されると、自動的に試験発報したときの煙濃度がメモリに記憶され、また、開閉装置が自動的に閉鎖されて煙溜り部に放出されている煙が次の感度試験のために保持される。
また、発煙装置は、所定サイズの発煙スプレー缶と同じ外形をもつ筐体内に、一端に空気の流入口を有すると共に他端に煙の放出口を有する筒体と、筒体内に配置されたヒータと、ヒータと共に筒体内に収納され、加熱により気化する前記所定の水溶性液体が含浸された液体供給部と、筒体の流入口に加圧空気を供給する発煙送風部と、
発煙送風部により筒体内に送られた空気の気流を検知する気流検知部と、制御部から作動指示を受けた場合に、発煙送風部を駆動して筒体内に加圧空気を送ると共に、気流検知部により筒体内を通る気流を検知した場合に、ヒータの通電による加熱で気化した水溶性液体を霧化して擬似煙を発生させ、筒体から放出された擬似煙を前記煙り溜り部に放出させる発煙制御部とが設けられたため、既存の加煙スプレー缶と同じ外形の発煙装置を使用することで、フロンガスを使用することなく、水溶性液体の気化により霧化した擬似煙による感度試験が簡単にでき、また、既存の加煙スプレー缶と同じ外形をもつことから、装置本体への組込みが容易で設置スペースも低減可能とする。
また、発煙装置は、所定サイズの発煙スプレー缶と同じ外形をもつ筐体内に、一端に空気の流入口を有すると共に他端に煙の放出口を有する筒体と、筒体内に配置されたヒータと、ヒータと共に筒体内に収納され、加熱により気化する所定の水溶性液体が含浸された液体供給部と、筒体の流入口に加圧空気を供給する発煙送風部と、試験制御部から作動指示を受けた場合に、発煙送風部を駆動して筒体内に加圧空気を送ると共にヒータの通電による加熱で気化した水溶性液体を霧化して擬似煙を発生させ、筒体から放出された擬似煙を煙り溜り部に放出させる発煙制御部とが設けられたため、前述した既存の加煙スプレー缶の同じ外形をもつ効果に加え、気流検知部を設けていない分、発煙装置の構造と制御が簡単になる。
また、ヒータ及び液体供給部を備えた筒体を,着脱自在なカートリッジ構造体としたため、液体供給部に含浸している水溶性液体を使い切った場合に、発煙装置を取り外し、筐体内に収納されているカートリッジ構造体を簡単に交換して、煙感知器の試験作業を継続することができる。
水溶性液体は、プロピレングリコール、グリセリン、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール又はグリコールのうち少なくとも一の成分が含まれたため、ヒータによる加熱気化により白色に近い擬似煙が生成され、的確かつ作業効率よく煙感知器を動作確認することができ,また、安価な成分の水溶性液体であることから、加煙試験器具の製造コスト及び運用コストを抑えることが可能となる。
図1は感度試験装置として機能する煙感知器試験装置の第1実施形態を煙感知器の試験状態で示した説明図である。図1に示すように、本実施形態の煙感知器試験装置10は、装置本体12、支持棒14及び遠隔制御器(リモートコントローラ)16で構成され、支持棒14の先端に装置本体12が配置され、支持棒14の操作側となる手元側に遠隔制御器16が配置されている。
装置本体12は、本体ケース18と透明カバー20で構成され、本体ケース18の中に仕切板22が配置されると共に、本体ケース18の上部開口に隔壁24が配置され、隔壁24の下側に煙溜り部26が形成され、隔壁24の上側に配置された透明ガー20の中に情報に開口した感知器試験部28が形成されている。
図2は装置本体と遠隔制御器の機能構成を示したブロック図である。
図2に示すように、装置本体12には、制御部72が設けられ、制御部72に対し開閉装置34、発報検出器35、濃度計38、図1に示した発煙装置40に内蔵された発煙制御部50、及びアンテナ76が接続された通信部74が接続され、図示しないリチウムイオン電池等の充電式の電池を電源として動作される。
遠隔制御器16には遠隔制御部78が設けられ、遠隔制御部78に対しアンテナ82が接続された通信部80、操作部84、表示部86及び音響部88が接続され、図示しない電池を電源として動作される。
装置本体12の制御部72は、遠隔制御器16の操作に基づき、試験準備制御、試験開始制御及び試験終了制御からなる一連の感度試験制御を行う。
遠隔制御器16の遠隔制御部78は、操作部84による試験準備操作、試験開始操作又は試験終了操作に対応して、通信部80に指示して、それぞれの操作信号を装置本体12に送信する制御を行う。
図3は発煙装置を取り出して示した説明図であり、図3(A)に外観を示し、図3(B)に内部構造を示す。また図4は発煙カートリッジの実施形態を断面により示した説明図、図5は発煙カートリッジを交換するために発煙装置を分解した状態を示した説明図である。
図2に示すように、発煙装置40は、フロンガスを使用した市販の発煙スプレー缶と同じ外形サイズとなる例えば直径50ミリメートル、高さ150ミリメートルの円筒状の筐体42を備え、本実施形態では、筐体42は高さ方向に半分に分けられた上ケース42aと下ケース42bに分離可能であり、中央の連結部42cで連結され、更に、下ケース42bには通気孔42dが形成されている。
図4に示すように、発煙カートリッジ60は、筒体62の内部に棒状の液体供給部68が収納され、液体供給部68にはヒータ70が巻き回され、ヒータ70の下側はコネクタ54の接続ピン54a,54bに接続されている。
図5に示すように、使い終わった発煙カートリッジ60を交換する場合には、図1の装置本体12から取り出した発煙装置40について、筐体42の下ケース42bから上ケース42aを取外し、下ケース42b内に収納されている円筒ケース52a,52bを露出させ、続いて円筒ケース52bを取り外して発煙カートリッジ60を露出させる。
本実施形態の煙感知器試験装置に使用する発煙装置の他の実施形態として、図3の発煙装置40に設けている気流検知部48を除いた構成としても良い。
次に、本実施形態の煙感知器試験装置10を使用した煙感知器の感度試験について説明する。
図6は煙感知器試験装置の第2実施形態を示した説明図であり、図6(A)は試験前の状態を示し、図6(B)は試験中を示し、本実施形態は天井面の押し付けにより検出スイッチを作動して煙を放出させるようにしたことを特徴とする。
図7は煙感知器試験装置の第3実施形態を示した説明図であり、図7(A)は試験前の状態を示し、図7(B)は試験中を示し、本実施形態は天井面の押し付けにより煙を放出する機械的な構造を備えたことを特徴とする。
図8は煙感知器試験装置の第4実施形態を示した説明図であり、図8(A)は試験前の状態を示し、図8(B)は試験中を示し、本実施形態は天井面の押し付けにより煙を放出する機械的な構造を備えたことを特徴とする。
図9は煙感知器試験装置の第4実施形態を示した説明図であり、図9(A)は試験前の状態を示し、図9(B)は試験中を示し、本実施形態は天井面の押し付けにより煙を放出する機械的な構造を備えたことを特徴とする。
(発報試験装置としての機能)
上記の実施形態は、煙感知器試験装置を感度試験装置として機能させるため濃度計と表示部を設けているが、発報試験装置として機能させる場合には、濃度計と表示部を除いた構成とすれば良い。
また、本発明の煙感知器試験装置の他の実施形態として、遠隔制御器16等の操作部により、発煙装置40の擬似煙発生動作が制御されるようにしても良い。このような形態とすることで手元側の表示部で濃度を確認しながら擬似煙の発生を手動で調整し、適宜の濃度に調整することが可能となる。操作部は、発煙装置と接続され把持部近傍までの長さを有する紐部材で構成されても良い。例えば紐部材を引っ張ることにより擬似煙の発生ON・OFFを切り替えたりしても良い。
上記の実施形態に示したように、煙感知器試験装置の装置本体は、隔壁により密閉された煙溜り部と上方に開口した感知器試験部に分離され、隔壁に開閉装置を備えた還流経路が設けられていれば良く、上記の実施形態に示した構造及び配置は一例であり、必要に応じて適宜の配置をすることができる。
上記の実施形態に示した発煙装置は、所定の発煙スプレー缶と同じ外形の筐体内に電池、送風ポンプ、気流検知部、制御部、発煙カートリッジを配置しているが、これに限定されず、適宜の外形をもつ筐体内に収納配置したものであっても良い。また、上記の実施形態の発煙装置における電池、送風ポンプ、気流検知部、制御部、発煙カートリッジの配置は一例であり、これに限定されず、必要に応じて適宜の配置をとることができる。
上記の実施形態は、発煙カートリッジの液体供給部に含浸させた水溶性液体を使い切った場合に、新しい発煙カートリッジに交換するようにしているが、発煙カートリッジを交換せずに、例えば、発煙カートリッジの上端の放出口から、スポイト等を使用して水溶性液体を液体供給部に注入して含浸させるようにしても良い。
また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に、上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
12:装置本体
14:支持棒
16:遠隔制御器
18:本体ケース
20:透明カバー
20a:伸縮透明カバー
22:仕切板
24:隔壁
26:煙溜り部
28:感知器試験部
30:インテークパイプ
32:エグゾーストパイプ
34:開閉装置
35:発報検出器
36:送風部
38:濃度計
40:発煙装置
42a:上ケース
42b:下ケース
42c:連結部
42d:通気孔
44:電池
45:送風ポンプ
46:エアーパイプ
48:気流検知部
50:発煙制御部
52a,52b:円筒ケース
53:放出口
54,55,56:コネクタ
60:発煙カートリッジ
62:筒体
64:流入口
66:放出口
68:液体供給部
70:ヒータ
72:制御部
74,80:通信部
78:遠隔制御部
84:操作部
86:表示部
88:音響部
90:検出スイッチ
92,110,124:検出ロッド
112:ロッドアーム
114,130,150:コイルバネ
116,126:弁体
118,128,146:シール
120:インテーク開口
122:エグゾースト開口
132:ストッパ
140:透明カバー
142:開口
144:開閉板
148:シールカバー
Claims (12)
- 煙感知器の試験を行う装置本体と、
前記装置本体に煙を供給する発煙装置と、
一端側に把持部が配置され、他端側に前記装置本体が配置された支持棒と、
を備え、
前記装置本体は、
前記発煙装置から供給される煙を溜める煙溜り部と、
前記煙感知器の試験中は前記煙溜り部を外部に開放し、非試験中は前記煙溜り部を閉鎖する開閉部と、
を備えることを特徴とする煙感知器試験装置。
- 請求項1の煙感知器試験装置に於いて、
前記装置本体は、更に、
外部に開放された感知器試験部と、
前記感知器試験部と前記煙溜り部とを仕切り分離する隔壁と、
前記隔壁を貫通して前記煙溜り部から前記感知器試験部に煙を流入させると共に前記感知器試験部から前記煙溜り部に煙を流出させる循環経路と、
前記循環経路に設けられて流路を開閉させることで前記開閉部として機能する開閉装置と、
前記発煙装置により放出された煙を拡散させる送風部と、
を備えることを特徴とする煙感知器試験装置。
- 請求項1記載の煙感知器試験装置に於いて、
前記煙溜り部に煙濃度を検出する煙濃度計を備え、
前記支持棒の把持部側に前記濃度計の検出した濃度情報を表示する表示部を備え、感度試験装置として機能することを特徴とする煙感知器試験装置。
- 請求項2及び3記載の煙感知器試験装置に於いて、
前記支持棒の把持部側に遠隔制御部を備え、
前記遠隔制御部による所定の操作指示に基づき、前記開閉装置を閉鎖させた状態で前記発煙装置を作動させて擬似煙を発生させると共に前記送風部を作動させた後に前記開閉装置を開放して感度試験を行わせ、前記感度試験が終了した場合に前記開閉装置を閉鎖させることを特徴とする煙感知器試験装置。
- 請求項4記載の煙感知器試験装置に於いて、
前記制御部は、前記遠隔制御部による所定の試験準備操作を検出した場合に、前記開閉装置を閉鎖させた状態で前記発煙装置を作動させて煙を放出させる共に前記送風部を作動させ、前記濃度計により検出された煙濃度が所定の試験開始濃度に達した場合に試験準備完了を前記遠隔操作器から報知させ、所定の試験開始操作を検出した場合に前記開閉装置を開放して感度試験を行わせ、更に、所定の試験終了操作を検出した場合に、前記開閉装置を閉鎖させることを特徴とする煙感知器試験装置。
- 請求項4記載の煙感知器試験装置に於いて、
前記装置本体の前記制御部と前記遠隔制御器との間で無線通信により信号を送受信することを特徴とする煙感知器試験装置。
- 請求項4記載の煙感知器試験装置に於いて、前記制御部は、感度試験による煙感知器の発報に対応して前記濃度計で検出された発報煙濃度を試験履歴として、外部から読出し自在なメモリに記憶させることを特徴とする煙感知器試験装置。
- (試験発報の自動検出と報知)
請求項4記載の煙感知器試験装置に於いて、
前記感知器試験部に、煙感知器に設けられた発報表示灯の作動を検出する発報検出部が設けられ、
前記制御部は、感度試験中に前記発報検出部による前記発報表示灯の作動を検出した場合に、前記遠隔制御器から感知器発報を報知させることを特徴とする煙感知器試験装置。
- 請求項4記載の煙感知器試験装置に於いて、
前記制御部は、前記発報表示灯の作動を検出した場合に、更に、前記開閉装置を閉鎖位置に作動させて試験準備状態とし、また、前記濃度計で検出された発報煙濃度を試験履歴としてメモリに記憶させることを特徴とする煙感知器試験装置。
- 請求項4記載の煙感知器試験装置に於いて、
前記発煙装置は、所定サイズの発煙スプレー缶と同じ外形をもつ前記筐体内に、
一端に空気の流入口を有すると共に他端に煙の放出口を有する筒体と、
前記筒体内に配置されたヒータと、
前記ヒータと共に前記筒体内に収納され、加熱により気化する前記所定の水溶性液体が含浸された液体供給部と、
前記筒体の流入口に加圧空気を供給する発煙送風部と、
前記試験制御部から作動指示を受けた場合に、前記発煙送風部を駆動して前記筒体内に加圧空気を送ると共に前記ヒータの通電による加熱で気化した前記水溶性液体を霧化して擬似煙を発生させ、前記筒体から放出された前記擬似煙を前記煙り溜り部に放出させる発煙制御部と、
が設けられたことを特徴とする煙感知器試験装置。
- 請求項10記載の煙感知器試験装置に於いて、前記ヒータ及び前記液体供給部を備えた筒体を、着脱自在なカートリッジ構造体としたことを特徴とする煙感知器試験装置。
- 請求項10記載の煙感知器試験装置に於いて、
前記水溶性液体は、プロピレングリコール、グリセリン、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール又はグリコールのうち少なくとも一の成分を含むものであることを特徴とする煙感知器試験装置。
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