JP2018185224A - 移動案内装置、移動案内システム、移動案内方法及び移動案内プログラム - Google Patents

移動案内装置、移動案内システム、移動案内方法及び移動案内プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】混雑度を自動的に算出すると共に、混雑度を反映したより適切な移動順を算出することができる移動案内装置等を提供する。【解決手段】本願に開示する移動案内装置は、移動者に対して複数の場所への移動順を案内する移動案内装置であって、複数の場所のそれぞれに対して予め設定された第1の領域にいる移動者の数と、複数の場所のそれぞれに対して予め設定された第2の領域から第1の領域に移動した移動者の数とを用いて、複数の場所のそれぞれの混雑度を算出する混雑度算出部と、混雑度算出部が算出した混雑度を用いて、複数の場所への移動順を算出する移動順算出部と、移動順算出部が算出した移動順を出力する移動順出力部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、移動案内装置、移動案内システム、移動案内方法及び移動案内プログラムに関する。より詳しくは、複数の場所への移動順を案内する移動案内装置、移動案内システム、移動案内方法及び移動案内プログラムに関する。
従来、複数の場所に移動する必要がある場合において、その複数の場所への移動順を案内するシステム等が知られている(例えば、特許文献1)。例えば、美術館、博物館、動物園、イベント会場、遊園地等においては、複数の展示物、出店ブース、遊具等のあるそれぞれの場所に、来場者が順次移動していく必要がある。移動先となる複数の場所については、状況に応じて、それぞれ混雑の度合いが異なっていることが想定される。そこで、例えば特許文献1に開示されているように、混雑箇所を回避したルートを算出するエリア情報提供システムが知られている。
特開2002−189827号公報
しかしながら、混雑箇所を反映したより適切な移動順を算出するためには、混雑の度合いに関するより正確な情報が必要になる。例えば、係員等を配置して、各場所の混雑度(混雑の度合い)を把握する場合には、人の目視によるため、把握される混雑度が不正確になる可能性がある。また、混雑度は、経時的に変化するため、リアルタイムでの混雑度の情報が移動順に反映されない可能性もある。
本発明は、上記のような事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、混雑度を自動的に算出すると共に、混雑度を反映したより適切な移動順を算出することができる移動案内装置等を提供することである。
本願に開示する移動案内装置は、移動者に対して複数の場所への移動順を案内する移動案内装置であって、複数の場所のそれぞれに対して予め設定された第1の領域にいる移動者の数と、複数の場所のそれぞれに対して予め設定された第2の領域から第1の領域に移動した移動者の数とを用いて、複数の場所のそれぞれの混雑度を算出する混雑度算出部と、混雑度算出部が算出した混雑度を用いて、複数の場所への移動順を算出する移動順算出部と、移動順算出部が算出した移動順を出力する移動順出力部とを備える。
本願の一観点によれば、混雑度を自動的に算出すると共に、混雑度を反映したより適切な移動順を算出することができる。
第1の実施形態に係る移動案内装置の機能ブロック図である。 図1の移動案内装置を備える移動案内システムを示す説明図である。 第1の実施形態に係る第1の領域及び第2の領域に関する説明図である。 第1の実施形態に係る移動案内装置の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る混雑度の算出方法に関する説明図である。 第1の実施形態に係る混雑度及び移動順等を示す説明図である。 第2の実施形態に係る移動案内装置の機能ブロック図である。 第2の実施形態に係る人気度及び移動順等を示す説明図である。 第3の実施形態に係る複数の移動先を示す説明図である。 他の実施形態に係る現在位置の判定方法を示す説明図である。
[第1の実施形態]
以下、本発明の実施の形態を添付の図により説明する。図1は、第1の実施形態に係る移動案内装置1の機能ブロック図である。移動案内装置1は、例えば、サーバとして機能するコンピュータによって実現される。
移動案内装置1は、複数の場所への移動順を案内する装置である。例えば、移動案内装置1は、美術館又は博物館等のように、複数の展示物が異なる場所に設置されている状況において、来場者に移動順を案内するために使用される。
本実施形態では、図2及び図3に示すように、展示物8の展示場所9が移動先であり、上記複数の場所が各展示場所9である場合を想定して説明する。また、説明のため、移動先である複数の場所を含む移動順案内の対象領域を移動順案内対象領域10と呼ぶ。例えば、美術館又は博物館の展示室等のように、移動先である複数の展示場所9を含む領域が移動順案内対象領域10である。
図2に示すように、展示物8の展示場所9には、通信装置2,3が設けられている。通信装置2は複数の場所を識別する第1の識別情報を発信する発信部を有している。本実施形態において、通信装置2はビーコン信号を発信するビーコン信号発信機であり、第1の識別情報は展示物8を一意に識別する展示物IDである。ここでは、説明のため、通信装置2を固定ビーコン2と呼ぶ。
また、通信装置3は、移動者7が携帯する携帯型発信装置から発信された第2の識別情報を受信する受信部を有している。本実施形態において、第2の識別情報は後述の携帯型ビーコンIDである。ここでは、説明のため、通信装置3をレシーバ3と呼ぶ。レシーバ3は、通信ネットワークを介して移動案内装置1と通信可能に構成されている。
なお、通信装置2,3は、発信部と受信部が一体化した1個の通信装置であってもよい。例えば、通信装置2,3は、ビーコンとレシーバが一体型である通信装置であってもよい。
図3では、壁面25において、それぞれ異なる場所に設置された2つの展示物8を例示している。説明のため、図の左側に示す展示物8を「展示物A」とし、図の右側に示す展示物8を「展示物B」とする。図3に示すように、本実施形態において、固定ビーコン2は、展示物8の各展示場所9に、それぞれ1個ずつ設置されている。また、レシーバ3も、展示物8の各展示場所9に、それぞれ1個ずつ設置されている。
したがって、各固定ビーコン2及び各レシーバ3は、各展示物8及び各展示場所9に対応している。
なお、各固定ビーコン2及び各レシーバ3は、各展示場所9に対応付けて配置されていれば、どのような位置に設置されていてもよい。図3の例では、説明のため、壁面25に取り付けられた各展示物8の上方に、各固定ビーコン2及び各レシーバ3を設置した場合を図示している。
各固定ビーコン2及び各レシーバ3には、各固定ビーコン2及び各レシーバ3に対応する展示物8を識別する展示物IDが付与されている。
例えば、図3の例において、「展示物A」の展示場所9に設置された固定ビーコン2及びレシーバ3には、「展示物A」を識別する展示物IDが設定されている。同様に、「展示物B」の展示場所9に設置された固定ビーコン2及びレシーバ3には、「展示物B」を識別する展示物IDが設定されている。
各固定ビーコン2は、設定された各展示物IDを含むビーコン信号を発信するように構成されている。本実施形態において、固定ビーコン2は、展示物IDを含むビーコン信号を常時連続して発信している。図3においては、固定ビーコン2から発信されるビーコン信号の到達領域28を二点鎖線によって図示している。本実施形態において、固定ビーコン2から発信されるビーコン信号到達領域28は、対応する展示場所9に設定された後述の第1の領域31及び第2の領域32を覆うように設定されている。
また、各レシーバ3は、自身に設定された展示物ID等の情報を移動案内装置1に送信するように構成されている。
また、図2に示すように移動者7は携帯型発信装置5を携帯している。移動者7は移動する者であり、例えば、美術館又は博物館等への来場者である。本実施形態において、移動者7が携帯する携帯型発信装置5は、携帯型ビーコン5である。携帯型ビーコン5として、例えば、リストバンド型のビーコンを用いてもよい。携帯型ビーコン5は、美術館等の移動順案内対象領域10への入場時に来場者、すなわち、移動者7に配布され、移動者7は携帯型ビーコン5を携帯した状態で移動順案内対象領域10を移動することになる。なお、携帯型ビーコン5は、移動順案内対象領域10からの移動者7の退場時に回収されることを想定している。
携帯型ビーコン5には、当該携帯型ビーコン5を一意に識別する携帯型ビーコンIDが付与されている。携帯型ビーコン5は、自身を識別する携帯型ビーコンIDを含むビーコン信号を常時連続して発信するように構成されている。携帯型ビーコンIDは、例えば、UUID(Universally Unique Identifier)である。なお、各移動者7は各携帯型ビーコン5を携帯しているため、携帯型ビーコンIDは、移動者7を識別する機能も有している。
また、移動者7は、移動案内装置1と通信ネットワークを介して通信可能な携帯端末6を携帯している。携帯端末6は、例えば、スマートフォンである。各携帯端末6は、各携帯端末6を識別する携帯端末識別情報を有している。移動者7は携帯端末6を携帯しているため、携帯端末識別情報は、移動者7を識別する機能も有している。
また、移動者7の携帯端末6は、固定ビーコン2からのビーコン信号を受信するように構成されている。
図1に示すように、移動案内装置1は、各種の情報を記憶する記憶部11と、装置全体を制御する制御部12と、通信を行う通信部14と、入力等の操作を実行する操作部15とを備えている。
記憶部11は、例えば、ハードディスク、メインメモリ、フラッシュメモリ、その他の各種メモリ等の記憶手段によって実現され、各種のプログラム、各種のデータ等を記憶する。
記憶部11は、移動場所に関する情報を記憶する移動場所情報記憶部21と、人数に関する情報を記憶する人数情報記憶部22と、移動者7の位置情報を記憶する位置情報記憶部23と、移動者7の入場情報を記憶する入場情報記憶部24と、混雑度を記憶する混雑度記憶部26とを備えている。
移動場所情報記憶部21は、複数の展示物8を識別する展示物識別情報を予め記憶している。展示物識別情報は、展示物IDと展示物名称とを含んでいる。展示物IDは展示物8を一意に識別する識別情報であり、当該展示物8の展示場所9を識別する機能も有している。なお、ここでは説明のため、展示物名称として「展示物A」,「展示物B」,「展示物C」等の名称を用いる。
移動場所情報記憶部21は、ある展示物8の展示場所9から他の展示物8の展示場所9への移動に必要な時間を示す移動時間情報についても、予め記憶している。例えば、「展示物A」から他の「展示物B」,「展示物C」等への移動時間が、「展示物A」からの移動時間情報として記憶され、「展示物B」から他の「展示物A」,「展示物C」等への移動時間が「展示物B」からの移動時間情報として記憶されている。移動時間情報は展示物識別情報と対応付けられて記憶されている。
加えて、移動場所情報記憶部21は、各展示物8の同時閲覧可能人数を各展示場所9の第1の領域31の許容人数とし、許容人数情報として予め記憶している。各展示物8の同時閲覧可能人数は、展示物8の大きさや形状、性質等に基づいて予め設定されている。許容人数情報は展示物識別情報と対応付けられて記憶されている。
また、移動場所情報記憶部21は、初期設定移動順情報を記憶している。初期設定移動順情報は、混雑がない場合の移動順として予め設定された移動順である。初期設定移動順情報として記憶される移動順は、例えば、移動順案内対象領域10の入り口から近い順等の移動順であってもよい。
人数情報記憶部22は、後述の人数検出部42が検出及び取得した人数情報を記憶する。
位置情報記憶部23は、後述の現在位置判定部43が判定及び取得した移動者位置情報を記憶する。
入場情報記憶部24は、後述の入場検出部48が検出及び取得した入場情報を記憶する。
混雑度記憶部26は、後述の混雑度算出部45が算出した混雑度を記憶する。
制御部12は、例えば、プロセッサ、CPU等の演算手段によって実現され、各種のメモリ、ハードディスク等の記憶手段と協働して機能し、各種のプログラムを実行する。
制御部12は、メイン制御部41と、移動者7の数を検出する人数検出部42と、移動者7の現在位置を判定する現在位置判定部43と、複数の場所のそれぞれの混雑度を算出する混雑度算出部45と、上記複数の場所への移動順を算出する移動順算出部46と、上記移動順を出力する移動順出力部47と、移動者7の入場を検出する入場検出部48とを備えている。
メイン制御部41は、各種のプログラムを実行して、各種構成部間の制御及び装置全体の制御を実行する。
人数検出部42は、移動者7の携帯型発信装置5を検出することによって移動者7の数を検出する。人数検出部42は、移動先である複数の場所のそれぞれに対して予め設定された第1の領域31にいる移動者7の数と、移動先である複数の場所のそれぞれに対して予め設定された第2の領域32にいる移動者7の数を検出する。
ここで、第1の領域31及び第2の領域32について説明する。
図3に示すように、本実施形態において、第1の領域31及び第2の領域32は、各展示物8の展示場所9に対して予め設定されている。各展示物8の展示場所9において、第1の領域31は展示物8により近い位置に設定され、第2の領域32は第1の領域31よりも展示物8から離れた位置に設定されている。本実施形態では、第1の領域31は作品の展示場所9から所定の半径R1の円形の領域であり、第2の領域32は、第1の領域31と同心円であり第1の領域31の上記半径よりも大きい半径R2の円形の領域から、第1の領域31を除いた領域Sである。図3において半径R2の円周を一点鎖線で示し、半径R1の円周を破線で示している。本実施形態では、第1の領域31の上記半径R1は3mである。また、上記半径R2は10mである。したがって、この例において領域Sは、展示場所9から3m離れた位置から10m離れた位置までの領域を示している。
本実施形態では、展示場所9に設けられたレシーバ3の位置を中心として半径R1及び半径R2を設定している。また、本実施形態において、レシーバ3は、半径R2の円形の領域内にある携帯型ビーコン5からのビーコン信号を受信するように構成されている。なお、図3の例では、壁面25が存在しており、壁面の裏側には移動者7は存在しないことを前提としている。
展示物8の展示場所9に設置されたレシーバ3は、携帯型ビーコン5から発信されたビーコン信号を受信し、受信したビーコン信号の発信源である携帯型ビーコン5を識別する携帯型ビーコンIDと、受信したビーコン信号の電波強度を示す電波強度情報と、自身に付与された展示物IDとを通信部14に送信する。
人数検出部42は、通信部14を介して、携帯型ビーコンIDと電波強度情報と展示物IDを取得し、また、通信部14がレシーバ3からこれらの情報を受信した受信時刻を示す受信時刻情報を取得する。
人数検出部42は、取得した展示物IDによって識別されるレシーバ3から同時に取得した携帯型ビーコンIDの数と各ビーコン信号の電波強度情報とに基づいて、上記受信時刻における展示物IDによって識別される展示場所9の第1の領域31の人数と第2の領域32の人数を検出する。
人数検出部42は、レシーバ3が受信したビーコン信号の電波強度に応じて、ビーコン信号を発信する携帯型ビーコン5が第1の領域31にあるのか第2の領域32にあるのかを判別できるように構成されている。したがって、各携帯型ビーコンIDによって識別される各移動者7が第1の領域31にいるのか又は第2の領域32にいるのかを対応する電波強度情報に基づいて人数検出部42が判定し、その判定結果から人数検出部42が第1の領域31の人数と第2の領域32の人数を検出する。
また、人数検出部42は、検出した第1の領域31の人数と第2の領域32の人数を、携帯型ビーコンID、展示物ID及び上記受信時刻情報と対応付けて、人数情報として人数情報記憶部22に記憶する。
現在位置判定部43は、移動者7の現在位置を判定する。移動者7の携帯端末6は、固定ビーコン2から当該固定ビーコン2に付与された展示物IDを含むビーコン信号を受信し、受信した展示物IDと、受信したビーコン信号の電波強度を示す電波強度情報と、自身の携帯端末識別情報とを通信部14に送信する。
現在位置判定部43は、通信部14を介して、展示物IDと、受信したビーコン信号の電波強度を示す電波強度情報と、携帯端末識別情報を取得し、取得した展示物IDに基づいて、取得した携帯端末識別情報によって識別される携帯端末6を携帯した移動者7の現在位置を判定する。
次いで、現在位置判定部43は、携帯端末識別情報と移動者7の現在位置とを対応付けて移動者位置情報として位置情報記憶部23に記憶する。
混雑度算出部45は、移動者7の移動先である複数の場所のそれぞれについて、混雑度を算出する。まず、混雑度算出部45は、人数情報記憶部22から人数情報を読み出し、読み出した人数情報に基づいて混雑度を算出する。
本実施形態において、混雑度算出部45は、人数情報に基づいて、各展示物IDによって識別される各展示場所9について、第1の領域31に所定の時間継続して滞在していた移動者7の数を算出する。
また、混雑度算出部45は、人数情報に基づいて、各展示物IDによって識別される各展示場所9について、所定の時間内に第2の領域32から第1の領域31に移動した移動者7の数を算出する。
混雑度算出部45は、第1の領域31にいる移動者7の数と、第2の領域32から第1の領域31に移動した移動者7の数を用いて混雑度を算出する。
なお、「混雑度」は、混雑の度合いを示すものであればどのようなものでもよい。例えば、混雑度を人数によって示してもよいし、待ち時間によって示してもよい。本実施形態では、推定待ち時間によって混雑度を示す。したがって、混雑度算出部45は、推定待ち時間を算出することによって混雑度を算出する。
移動順算出部46は、混雑度算出部45が算出した混雑度を用いて、複数の場所への移動順を算出する。
移動順出力部47は、移動順算出部46が算出した移動順を出力する。本実施形態において、移動順出力部47は、移動者7の携帯端末6に移動順算出部46が算出した移動順を出力する。
入場検出部48は、前述の移動順案内対象領域10に移動者7が入場したことを検出する。本実施形態では、移動順案内対象領域10の入り口に設置された入場用通信装置(不図示)が来場者(すなわち、移動者7)の携帯型ビーコン5から携帯型ビーコンIDを含むビーコン信号を受信する。上記入場用通信装置は、例えば、美術館又は博物館の展示室等の入り口に設置されている。上記入場用通信装置は、受信した携帯型ビーコンIDを通信部14に送信する。入場検出部48は、通信部14を介して、携帯型ビーコンIDを取得し、取得した携帯型ビーコンIDによって識別される移動者7が移動順案内対象領域10に入場したことを検出する。
通信部14(図1)は、通信ネットワークを介して、携帯端末6に各種のデータ、情報等を送信し、レシーバ3及び携帯端末6から各種のデータ、情報等を受信する。
操作部15は、例えば、キーボード、マウス、タッチパッド又はボタンなどから構成され、各種情報や外部からの入力指示を移動案内装置1に入力する。
また、移動案内装置1は、ハードウェアクロック、システムクロック等の時刻情報提供手段を備えており、現在時刻、その他の各種時刻が取得できるように構成されている。
次に、移動案内装置1の動作について説明する。移動案内装置1の処理の流れを示すフローチャートを図4に示す。
まず、通信部14がレシーバ3から携帯型ビーコンIDとビーコン信号の電波強度を示す電波強度情報と展示物IDを受信する(ステップS1)。前述のように、移動者7は携帯型ビーコン5及び携帯端末6を携帯した状態で移動順案内対象領域10を移動し、携帯型ビーコン5からは自身を識別する携帯型ビーコンIDを含むビーコン信号が発信されている。レシーバ3は、携帯型ビーコン5から発信されたビーコン信号を受信し、受信したビーコン信号の発信源である携帯型ビーコン5を識別する携帯型ビーコンIDと、受信したビーコン信号の電波強度を示す電波強度情報と、自身に付与された展示物IDとを通信部14に送信する。
したがって、図3の例では、図の左側に示す「展示物A」の展示場所9に設置されたレシーバ3は、第1の領域31及び第2の領域32にいる11名の移動者7の各携帯型ビーコン5からそれぞれビーコン信号を受信し、各携帯型ビーコン5の携帯型ビーコンIDと、それに対応する各電波強度情報と、自身の展示物IDとを通信部14に送信する。
また、図3の例において、図の右側に示す「展示物B」の展示場所9に設置されたレシーバ3は、第1の領域31及び第2の領域32にいる13名の移動者7の各携帯型ビーコン5からそれぞれビーコン信号を受信し、各携帯型ビーコン5の携帯型ビーコンIDと、それに対応する各電波強度情報と、自身の展示物IDとを通信部14に送信する。
通信部14は、レシーバ3から送信されたこれらの情報を受信する。
ステップS1において通信部14が携帯型ビーコンID等を受信すると、携帯型ビーコンID等を通信部14が受信した受信時刻を示す受信時刻情報と、通信部14が受信した携帯型ビーコンIDと、電波強度情報と、展示物IDとに基づいて、展示物IDに対応する展示物8の第1の領域31にいる移動者7の数と第2の領域32にいる移動者7の数を人数検出部42が検出する(ステップS2)。
まず、人数検出部42は、通信部14を介して、レシーバ3から携帯型ビーコンIDとビーコン信号の電波強度を示す電波強度情報と展示物IDを取得し、また、通信部14がレシーバ3からこれらの情報を受信した受信時刻情報を取得する。
本実施形態において、人数検出部42は、レシーバ3が受信したビーコン信号の電波強度に応じて、ビーコン信号を発信する携帯型ビーコン5がレシーバ3から3m以内の距離にあるのか、又は、10m以内の距離にあるが3m以内までは近接していないのかを判別できるように構成されている。したがって、ビーコン信号の電波強度に基づいて携帯型ビーコン5がレシーバ3から3m以内の距離にあると人数検出部42が判別した場合には、その携帯型ビーコンIDによって識別される移動者7が第1の領域31にいると人数検出部42が判定する。また、ビーコン信号の電波強度に基づいて携帯型ビーコン5がレシーバ3から10m以内の距離にあるが3m以内までは近接していないと人数検出部42が判別した場合には、その携帯型ビーコンIDによって識別される移動者7が第2の領域32にいると人数検出部42が判定する。このように、移動者7が第1の領域31にいるのか又は第2の領域32にいるのかを人数検出部42が判定し、その判定結果から人数検出部42が第1の領域31の人数と第2の領域32の人数を検出する。
例えば、図3の例では、「展示物A」の展示場所9に設置されたレシーバ3から取得した11名の移動者7の各携帯型ビーコン5の各電波強度情報に基づいて、各移動者7が第1の領域31にいるのか第2の領域32にいるのかを人数検出部42が判定し、第1の領域31にいる移動者7の数が4名であり、第2の領域32にいる移動者7の数が7名であると人数検出部42が検出する。
また、「展示物B」の展示場所9に設置されたレシーバ3から取得した13名の移動者7の各携帯型ビーコン5の各電波強度情報に基づいて、第1の領域31にいる移動者7の数が4名であり、第2の領域32にいる移動者7の数が9名であると人数検出部42が検出する。
また、人数検出部42は、検出した第1の領域31の人数と第2の領域32の人数を、携帯型ビーコンID、展示物ID及び上記受信時刻情報と対応付けて、人数情報として人数情報記憶部22に記憶する。なお、携帯型ビーコンIDは、当該携帯型ビーコンIDによって識別される移動者7がいた領域と対応付けて記憶される。したがって、第1の領域31にいる移動者7を識別する携帯型ビーコンIDは第1の領域31の人数と対応付けて記憶され、第2の領域32にいる移動者7を識別する携帯型ビーコンIDは第2の領域32の人数と対応付けて記憶される。
したがって、特定の移動者7が特定の受信時刻においてどの移動場所の第1の領域31又は第2の領域32にいたのかを人数情報記憶部22に記憶された人数情報から特定することができる。
レシーバ3は、携帯型ビーコンIDとビーコン信号の電波強度を示す電波強度情報と展示物IDとをビーコン信号を受信するごとにリアルタイムで通信部14に送信している。また、人数検出部42も、通信部14を介してレシーバ3から携帯型ビーコンID等の情報を取得するごとにリアルタイムで第1の領域31の人数と第2の領域32の人数を検出し、検出した第1の領域31の人数と第2の領域32の人数を、携帯型ビーコンID、展示物ID及び上記受信時刻情報と対応付けて、人数情報として人数情報記憶部22に記憶する。
したがって、人数情報が人数情報記憶部22に連続的に記憶され蓄積されていくことになる。
ステップS2において人数検出部42が第1の領域の人数と第2の領域の人数を検出すると、移動者7の移動先である複数の場所のそれぞれの混雑度を混雑度算出部45が算出する(ステップS3)。
本実施形態では、各展示場所9の混雑度を混雑度算出部45が算出する。
前述のように、本実施形態では、推定待ち時間によって混雑度を示す。したがって、混雑度算出部45は、推定待ち時間を算出することによって混雑度を算出する。
以下に推定待ち時間の算出方法について説明する。本実施形態では、移動先である展示物8の各展示場所9について、予め設定された各展示物8の同時閲覧可能人数と移動者7の直近の移動動向とに基づいて仮想の待ち行列を想定し、リトルの法則を応用して推定待ち時間を算出する。
リトルの法則を用いた待ち時間の推定方法として、自分の前に並んでいる人数を1分間に自分の後ろに並んだ人数で割ることにより待ち時間を推定する方法が知られている。
本実施形態では、各展示物8の展示場所9について、第1の領域31に所定の時間継続して滞在している移動者7の数を上記の自分の前に並んでいる人数と仮定し、直近の1分間で第2の領域32から第1の領域31に移動した移動者7の数を上記の自分の後ろに並んだ人数と仮定する。
図5に本実施形態における推定待ち時間算出方法の考え方を示す。図5の上方に展示物8の展示場所9にいる複数の移動者7を示し、下方にそれらに対応して想定した仮想の待ち行列51を示す。説明のため、図5に示す展示物8を「展示物A」とする。
移動者7aを基準として説明すると、第1の領域31に所定の時間継続して滞在している移動者7bの数を移動者7aの前に並んでいる人数と仮定し、直近の1分間で第2の領域32から第1の領域31に移動した移動者7cの数を移動者7aの後ろに並んだ人数と仮定して、移動者7aが「展示物A」を閲覧するための推定待ち時間を算出する。また、このように想定された仮想待ち行列51は1列の行列である。しかしながら、各展示物8は、複数人が同時に閲覧可能なケースも想定される。したがって、同時に閲覧可能な人数を仮想待ち行列51の列数として扱う。
よって、推定待ち時間は、「第1の領域31に所定の時間継続して滞在している移動者7bの数」を「直近の1分間で第2の領域32から第1の領域31に移動した移動者7cの数」で割ることにより算出した値を「展示物8の同時閲覧可能人数」で割ることによって算出される。
例えば、図5の例において、第1の領域31に所定の時間継続して滞在している移動者7bの数が20人であり、直近の1分間で第2の領域32から第1の領域31に移動した移動者7cの数が2人であり、「展示物A」の同時閲覧可能人数が5人である場合、推定待ち時間は、20(人)÷2(人)÷5(人)=2(分)と算出される。
なお、第1の領域31に所定の時間継続して滞在している移動者7bの数が、展示物8の同時閲覧可能人数未満の数である場合には、推定待ち時間は0分とする。
以上に説明した考え方に基づいて、混雑度算出部45による混雑度算出処理について以下に説明する。
まず、混雑度算出部45は、人数情報記憶部22から人数情報を読み出し、読み出した人数情報から第1の領域31にいる移動者7の数と第2の領域32にいる移動者7の数を算出する。
人数情報は、前述のように、携帯型ビーコンIDによって識別される移動者7が、上記受信時刻情報において、展示物IDによって識別される展示場所9の第1の領域31にいたことを示す又は展示物IDによって識別される展示場所9の第2の領域32にいたことを示すデータであり、人数情報記憶部22に連続的に記憶されているデータである。したがって、人数情報から、所定の時刻又は所定の時間内に、展示物IDによって識別される展示場所9の第1の領域31にいた移動者7の数と、展示物IDによって識別される展示場所9の第2の領域32にいた移動者7の数を算出することができる。また、人数情報の携帯型ビーコンIDに基づいて、当該携帯型ビーコンIDによって識別される移動者7が第1の領域31に所定の時間継続して滞在していたかを把握することができる。加えて、人数情報の携帯型ビーコンIDに基づいて、当該携帯型ビーコンIDによって識別される移動者7が所定の時間内に第2の領域32から第1の領域31に移動したかを把握することができる。
本実施形態において、混雑度算出部45は、人数情報に基づいて、各展示物IDによって識別される各展示場所9について、第1の領域31に所定の時間継続して滞在していた移動者7の数を算出する。この例では、混雑度算出部45は、基準時点より2分以上前から基準時点まで継続して第1の領域31に滞在している移動者7の数を算出する。基準時点とは所定の期間を特定するための基準となる時点である。本実施形態では、混雑度算出部45が混雑度の算出処理を開始する時点が基準時点である。
また、混雑度算出部45は、人数情報に基づいて、各展示物IDによって識別される各展示場所9について、所定の時間内に第2の領域32から第1の領域31に移動した移動者7の数を算出する。この例では、混雑度算出部45は、上記基準時点より1分前から基準時点までの1分間に、第2の領域32から第1の領域31に移動した移動者7の数を算出する。なお、ここでの第2の領域32から第1の領域31への移動は、第2の領域32と同一の展示場所9に対して設定された第1の領域31への移動である。また、基準時点より2分以上前から基準時点まで継続して第1の領域31に滞在している移動者7の数の算出と、基準時点より1分前から基準時点までの1分間に、第2の領域32から第1の領域31に移動した移動者7の数の算出に用いられる上記基準時点は同一の時点である。
また前述のように、本実施形態では、展示物8の同時閲覧可能人数は、第1の領域31の許容人数であり、許容人数情報として移動場所情報記憶部21に予め記憶されている。したがって、混雑度算出部45は、移動場所情報記憶部21から各展示物8の許容人数情報を読み出し、各展示物8の許容人数を取得する。混雑度算出部45は、各展示物8について、基準時点より2分以上前から基準時点まで継続して第1の領域31に滞在している移動者7の数と、許容人数を比較し、第1の領域31に滞在している移動者7の数が許容人数未満の場合には、推定待ち時間を0分と算出する。
また、基準時点より2分以上前から基準時点まで継続して第1の領域31に滞在している移動者7の数が許容人数以上である場合には、「基準時点より2分以上前から基準時点まで継続して第1の領域31に滞在している移動者7の数」を「基準時点より1分前から基準時点までの1分間に、第2の領域32から第1の領域31に移動した移動者7の数」で割ることにより算出した値を「展示物8の許容人数」で割ることによって、混雑度算出部45が推定待ち時間を算出する。
図6に、各展示物8の推定待ち時間64を示す。ここでは、移動順案内対象領域10において、「展示物A」〜「展示物F」が移動者7の移動先であると想定して説明する。混雑度算出部45は、同一の基準時点を用いて、すべての移動先についてそれぞれの混雑度を算出する。図6に示す例では、「展示物A」〜「展示物F」のそれぞれについて、混雑度算出部45が同一の基準時点を用いて各推定待ち時間64を算出する。
なお、図6においては、許容人数情報を「キャパシティ」と表示し、基準時点より2分以上前から基準時点まで継続して第1の領域31に滞在している移動者7の数62を「2分以上滞在」と表示し、第2の領域32から第1の領域31に移動した移動者7の数63を「1分間の移動」と表示している。
例えば、図6に示すように、「展示物A」について、許容人数情報61が示す許容人数が5人であり、基準時点より2分以上前から基準時点まで継続して第1の領域31に滞在している移動者7の数62が3人であり、基準時点より1分前から基準時点までの1分間に、第2の領域32から第1の領域31に移動した移動者7の数63が2人である場合、上記の第1の領域31に滞在している移動者7の数62が3人であり許容人数5人未満であるため、推定待ち時間64は0分と算出される。
また、「展示物B」について、許容人数情報61が示す許容人数が10人であり、上記の第1の領域31に滞在している移動者7の数62が43人であり、上記の第2の領域32から第1の領域31に移動した移動者7の数63が1人である場合、推定待ち時間64は、43(人)÷1(人)÷10(人)=4.3(分)と算出される。
同様に、許容人数が1人の「展示物C」について、移動者7の数62が15人であり、移動者7の数63が2人である場合、推定待ち時間64は、7.5分と算出され、許容人数が15人の「展示物D」について、移動者7の数62が37人であり、移動者7の数63が3人である場合、推定待ち時間64は、0.82分と算出される。
また、許容人数が2人の「展示物E」について、移動者7の数62が37人であり、移動者7の数63が1人である場合、推定待ち時間64は、18.5分と算出され、許容人数が8人の「展示物F」について、移動者7の数62が60人であり、移動者7の数63が1人である場合、推定待ち時間64は、7.5分と算出される。
以上のように、混雑度算出部45による混雑度(推定待ち時間64)の算出は、すべての移動先(各展示物8)について実行される。本実施形態においては、人数検出部42によって検出された第1の領域31の人数と第2の領域32の人数が人数情報として人数情報記憶部22に記憶されるごとに、混雑度算出部45による混雑度の算出が実行される。前述のように、人数情報はリアルタイムで人数情報記憶部22に連続的に記憶され蓄積されていくため、混雑度算出部45による混雑度の算出もリアルタイムで連続的に繰り返し実行される。
混雑度算出部45は算出した混雑度を混雑度記憶部26に記憶する。図6の例では、「展示物A」〜「展示物F」の各推定待ち時間64を混雑度算出部45が算出するごとに、算出した各推定待ち時間64を混雑度算出部45が混雑度記憶部26に記憶する。混雑度算出部45による混雑度(推定待ち時間64)の算出は連続的に繰り返し実行されるため、算出された混雑度は人数情報記憶部22に連続的に記憶され蓄積されていくことになる。
なお、混雑度算出部45による混雑度の算出を所定の時間間隔ごとに実行するように構成してもよい。例えば、30秒から1分間程度の時間間隔で混雑度算出部45が混雑度を算出するように構成してもよい。
次いで、通信部14が携帯端末6から展示物IDと受信したビーコン信号の電波強度を示す電波強度情報と携帯端末識別情報とを受信する(ステップS4)。
前述のように、携帯端末6は、固定ビーコン2から発信された展示物IDを含むビーコン信号を受信するように構成されている。携帯端末6は、所定の時間間隔ごとに、受信したビーコン信号の発信源である固定ビーコン2に付与された展示物IDと、受信したビーコン信号の電波強度を示す電波強度情報と、自身の携帯端末識別情報とを通信部14に送信する。本実施形態では、例えば、30秒から1分間程度の時間間隔で、携帯端末6から通信部14への上記各情報の送信を実行している。
なお、通信部14への送信される展示物IDと電波強度情報に対応するビーコン信号は、携帯端末6が通信部14への送信処理を実行する際に受信しているビーコン信号である。
通信部14は、携帯端末6から送信されたこれらの情報を受信する。上記のように、携帯端末6からの送信は所定の時間間隔で繰り返し実行されるため、通信部14は、所定の時間間隔で上記の各情報を携帯端末6から受信することになる。
ステップS4において通信部14が展示物IDと携帯端末識別情報と電波強度情報とを受信すると、現在位置判定部43は、通信部14が受信した携帯端末識別情報によって識別される移動者7の現在位置を展示物IDに基づいて判定する。(ステップS5)。
前述のように、各固定ビーコン2は、各展示物8及び各展示場所9に対応しており、各固定ビーコン2はそれぞれ対応する展示物8の展示物IDを発信している。したがって、現在位置判定部43は、取得した展示物IDに対応する展示物IDを移動場所情報記憶部21から読み出し、読み出した展示物IDによって識別される展示物8の展示場所9に、上記移動者7がいると判定する。例えば、移動者7の携帯端末6が、「展示物A」の展示場所9に設けられた固定ビーコン2からのビーコン信号を受信した場合には、その移動者7は「展示物A」の展示場所9にいると現在位置判定部43によって判定されることになる。
なお、1個の携帯端末6から同時に複数の展示物IDを現在位置判定部43が取得した場合には、対応する電波強度情報に基づいて、より電波強度の強い電波で受信された展示物IDが示す展示物8がその移動者7の現在位置であると現在位置判定部43が判定する。また、複数の展示物IDに対応する電波強度が同じ場合には、現在位置判定部43は移動場所情報記憶部21から初期設定移動順情報を読み出し、同じ電波強度の展示物IDによって識別される複数の展示物8のうち、初期設定移動順情報が示す移動順の前後関係において、より前の方の順序に設定されている展示物8を現在位置として現在位置判定部43が決定する。
現在位置判定部43は、携帯端末識別情報と判定した移動者7の現在位置とを対応付けて移動者位置情報として位置情報記憶部23に記憶する。なお、本実施形態では、説明のため、移動者7の現在位置を示す情報として、「展示物A」等の展示物8の展示物名称を用いる。現在位置が「展示物A」の場合、移動者7が「展示物A」の展示場所9にいることを示している。
携帯端末6は、展示物IDと自身を識別する携帯端末識別情報とを所定の時間間隔で繰り返し通信部14に送信している。また、現在位置判定部43も、通信部14を介して携帯端末6から展示物ID等の情報を取得するごとにリアルタイムで上記移動者位置情報を位置情報記憶部23に記憶する。したがって、携帯端末識別情報によって識別される移動者7の現在位置を示すデータが、位置情報記憶部23に連続的に記憶され蓄積されていくことになる。
ステップS5において現在位置判定部43が移動者7の現在位置を判定すると、当該移動者7について閲覧済みの展示物8があるかをメイン制御部41が判定する。
メイン制御部41は、人数情報記憶部22から人数情報を読み出し、人数情報の携帯型ビーコンIDに基づいて、当該携帯型ビーコンIDによって識別される移動者7が第1の領域31に継続して滞在していた時間を算出する。次いで、当該移動者7が特定の展示物8の第1の領域31に継続して滞在していた時間が所定の時間以上である場合には、当該移動者7はその展示物8を閲覧済みであるとメイン制御部41が判定する。
本実施形態では、例えば、移動者7が1分以上第1の領域31に滞在していた場合に、対応する展示物8が閲覧済みであるとメイン制御部41が判定する。
ステップS7において閲覧済みの展示物8があるとメイン制御部41が判定した場合には、移動順算出部46がその閲覧済みの展示物8を移動順の算出対象となる移動先から除外し、閲覧済みの展示物8以外の展示物8を移動順算出部46が移動先に設定する(ステップS8)。
また、ステップS7において閲覧済みの展示物8がないとメイン制御部41が判定した場合には、移動順の算出対象となる移動先から除外されるものはない。したがって、この場合には、すべての展示物8が移動順の算出対象となる移動先に設定されていることになる。
次に、ステップS7において閲覧済みの展示物8がないとメイン制御部41が判定し、すべての展示物8が移動先に設定されている場合のステップS9及びステップS10の処理について説明する。
移動順算出部46は、すべての展示物8について、混雑度算出部45が算出した推定待ち時間64に各展示物8への移動時間に基づく移動コストを付加した移動コスト付加時間を算出する(ステップS9)。
本実施形態では、ある展示物8から他の展示物8へ移動し、移動先の展示物8が混雑していて閲覧できずに元の展示物8に戻ってくる移動時間、すなわち、ある展示物8から上記他の展示物8までの往復の移動時間を移動コストとする。例えば、「展示物A」から「展示物B」までの移動時間が3分の場合、「展示物A」から「展示物B」に移動して「展示物A」に戻る往復の移動時間は6分であり、移動コストを6分と算出する。
移動順算出部46は、移動場所情報記憶部21から、移動時間情報を読み出し、各展示物8から他の展示物8への移動コストを算出する。次いで、移動順算出部46は、混雑度算出部45が算出した混雑度(推定待ち時間64)を混雑度記憶部26から読み出し、各展示物8について、推定待ち時間64に移動コストを加えて、移動コスト付加時間を算出する。
なお、移動順算出部46が混雑度記憶部26から読み出す推定待ち時間64は、混雑度記憶部26に記憶されている最新の推定待ち時間64である。
図6において、各展示物8の各推定待ち時間64の下の段に、各展示物8についての移動コスト65を示す。この例では、「展示物A」から「展示物F」が直線状に等間隔に配置されており、「展示物A」が入口に最も近く、各展示物間の片道移動時間がそれぞれ3分であると仮定して説明する。
なお、図6の左端において符号66を付して示すアルファベットは、移動先の各展示物8を識別するアルファベットであり、「A」は「展示物A」を示し、「B」は「展示物B」を示している。図6の表においては、上段の展示物8から符号66のアルファベットによって識別される展示物8への移動コスト65を表示している。
例えば、「展示物A」を起点とする場合、「展示物A」から「展示物A」に対する移動コスト65は0分であるため、「A」に対応する欄には「0」(分)と記載している。また、「展示物A」を起点とする「展示物B」に対する移動コスト65は、「展示物A」から「展示物B」までの往復の移動時間であるため、6分であり、「B」に対応する欄には「6」(分)と記載している。同様に、「展示物A」を起点とする「展示物C」に対する移動コスト65は12分であり、「展示物D」に対する移動コスト65は18分であり、「展示物E」に対する移動コスト65は24分であり、「展示物F」に対する移動コスト65は30分であると算出している。
また、「展示物B」を起点とする場合には、「展示物B」の推定待ち時間64の下の段に示すように、「展示物A」に対する移動コスト65は6分であり、「展示物C」に対する移動コスト65は6分であり、「展示物D」に対する移動コスト65は12分であり、「展示物E」に対する移動コスト65は18分であり、「展示物F」に対する移動コスト65は24分であると算出されている。「展示物C」から「展示物F」についても同様に、各展示物8を起点とした他の展示物8に対する移動コスト65を算出している。
また、図6において、各展示物8の移動コスト65の下の段に、各展示物8についての移動コスト付加時間68を示す。なお、移動コスト付加時間68は小数点第2位以下を四捨五入して示している。
例えば、「展示物A」から移動しない場合については、移動コスト付加時間68は、「展示物A」から「展示物A」への移動コスト65が0分であり、「展示物A」の推定待ち時間64が0分であるため、推定待ち時間64に移動コスト65を加えた移動コスト付加時間68は0分となる。したがって、「A」に対応する欄には「0.0」(分)と記載している。
また、「展示物A」から「展示物B」への移動については、「展示物A」を起点とする「展示物B」に対する移動コスト65が6分であり、移動先である「展示物B」の推定待ち時間64が4.3分であるため、推定待ち時間64に移動コスト65を加えた移動コスト付加時間68は10.3分となる。したがって、「B」に対応する欄には「10.3」(分)と記載している。
同様に、「展示物A」を起点とする「展示物C」に対する移動コスト付加時間68は19.5分であり、「展示物D」に対する移動コスト付加時間68は18.8分であり、「展示物E」に対する移動コスト付加時間68は42.5分であり、「展示物F」への移動コスト付加時間68は37.5分であると算出している。
また、「展示物B」を起点とした場合には、「展示物B」の移動コスト65の下の段に示すように、「展示物A」に対する移動コスト付加時間68は6.0分であり、「展示物B」に対する移動コスト付加時間68は4.3分であり、「展示物C」への移動コスト付加時間68は13.5分であり、「展示物D」への移動コスト付加時間68は12.8分であり、「展示物E」への移動コスト付加時間68は36.5分であり、「展示物F」への移動コスト付加時間68は31.5分であると算出されている。
「展示物C」から「展示物F」についても同様に、各展示物8を起点とした他の展示物8に対する移動コスト付加時間68を算出している。
ステップS9において移動順算出部46が移動コスト付加時間68を算出すると、算出された移動コスト付加時間68に基づいて移動順算出部46が移動順を算出する(ステップS10,図4)。
移動順算出部46は、移動コスト付加時間68が最も少ない移動先を次の移動先に選択する。
図6において移動コスト付加時間68の下の段に、移動先選択の説明のための移動先選択説明図69を示す。ステップS5において現在位置判定部43が現在位置であると判定した場所が最初の移動先の検討対象となる。
移動順算出部46は、位置情報記憶部23から移動者位置情報を読み出し、ステップS5において現在位置判定部43が判定した移動者7の現在位置を取得する。
なお、移動順算出部46が位置情報記憶部23から読み出す移動者位置情報は、位置情報記憶部23に記憶されている最新の移動者位置情報である。移動者位置情報は移動者7を識別する携帯端末識別情報を含むため、移動者7を特定して情報を読み出すことができる。読み出された移動者位置情報によって示される移動者7の現在位置が「展示物A」である場合、図6の例において、「展示物A」が最初の移動先の検討対象となる。図6の例において、「展示物A」を起点とした各展示物8に対する移動コスト付加時間68において、最も移動コスト付加時間68が少ないのは、移動コスト付加時間68が0.0分の「展示物A」である。したがって、「展示物A」を移動順の1番目に設定することが決定される。
次いで、「展示物A」を起点とした移動コスト付加時間68のうち、すでに移動順が決定された「展示物A」以外の展示物8について最も移動コスト付加時間68が少ない移動先を選択する。図6の例では、「展示物A」以外の移動コスト付加時間68のうち、移動コスト付加時間68が10.3分である「展示物B」の移動コスト付加時間68が最も小さい。したがって、「展示物B」が2番目の移動先として決定される。
次は、「展示物B」からの移動になるため、「展示物B」を起点とした移動コスト付加時間68のうち、すでに移動順が決定された「展示物A」及び「展示物B」以外の展示物8について最も移動コスト付加時間68が少ない移動先を選択する。「展示物B」を起点とした移動コスト付加時間68のうち、「展示物A」及び「展示物B」以外で最も小さい移動コスト65は、「展示物D」の12.8分である。したがって、「展示物D」が3番目の移動先として決定される。
その次は、「展示物D」からの移動になるため、「展示物D」を起点とした移動コスト付加時間68のうち、すでに移動順が決定された「展示物A」,「展示物B」及び「展示物D」以外の展示物8について最も移動コスト付加時間68が少ない移動先を選択する。「展示物D」を起点とした移動コスト付加時間68のうち、「展示物A」,「展示物B」及び「展示物D」以外で最も小さい移動コスト65は、「展示物C」の13.5分である。したがって、「展示物C」が4番目の移動先として決定される。
次は、「展示物C」からの移動になるため、「展示物C」を起点とした移動コスト付加時間68のうち、すでに移動順が決定された「展示物A」,「展示物B」,「展示物D」及び「展示物C」以外の展示物8について最も移動コスト付加時間68が少ない移動先を選択する。「展示物C」を起点とした移動コスト付加時間68のうち、「展示物A」,「展示物B」,「展示物D」及び「展示物C」以外で最も小さい移動コスト65は、「展示物F」の25.5分である。したがって、「展示物F」が5番目の移動先として決定される。また、残りの移動先は「展示物E」のみであるため、6番目の移動先として「展示物E」が決定される。
したがって、図6の例では、「展示物A」→「展示物B」→「展示物D」→「展示物C」→「展示物F」→「展示物E」という移動順を移動順算出部46が算出することになる。
なお、移動順の決定に際して、移動コスト付加時間68が同じ場合には、移動順算出部46が、移動場所情報記憶部21から初期設定移動順情報を読み出し、移動コスト付加時間68が同じ展示物8のうち、初期設定移動順情報が示す移動順の前後関係において、より前の方の順序に設定されている展示物8を移動先として選択する。
次に、ステップS7において閲覧済みの展示物8があるとメイン制御部41が判定し、ステップS8において閲覧済みの展示物8が移動順算出対象の移動先から除外された場合のステップS9及びステップS10の処理について説明する。
この場合、ステップS9において、現在位置と移動先の展示物8を起点とした移動先の展示物8に対する移動コスト付加時間68を移動順算出部46がそれぞれ算出する。移動コスト付加時間68の算出方法は前述の方法と同様である。
次いで、ステップS10において、移動順算出部46は、前述のように、現在位置を起点として算出した移動コスト付加時間68が最も少ない移動先を次の移動先に選択する。移動順の算出方法は前述の方法と同様である。
例えば、図6の例において、「展示物A」が現在位置であり、「展示物A」と「展示物B」が閲覧済みであるとメイン制御部41が判定した場合、移動順算出部46は「展示物C」〜「展示物F」を移動先に設定する。次いで、現在位置である「展示物A」と移動先である「展示物C」〜「展示物F」について、移動先である「展示物C」〜「展示物F」に対する移動コスト付加時間68を移動順算出部46が、それぞれ算出する。
そして、「展示物A」を起点として「展示物C」〜「展示物F」に対する移動コスト付加時間68が最も少ない移動先を次の移動先に選択する。図6の例では、まず、「展示物A」についての「展示物C」〜「展示物F」に対する移動コスト付加時間68を参照すると、「展示物D」の移動コスト付加時間68が最も小さい。したがって、「展示物D」を移動順の1番目に設定することが決定される。次いで、「展示物D」を起点とする「展示物C」〜「展示物F」に対する移動コスト付加時間68を参照し、「展示物C」が2番目の移動先として決定される。同様に、他の移動先の展示物8の移動コスト付加時間68に基づいて、「展示物F」が3番目の移動先に、「展示物E」が4番目の移動先に決定される。
したがって、「展示物D」→「展示物C」→「展示物F」→「展示物E」という移動順を移動順算出部46が算出することになる。
本実施形態では、前述のように、ステップS4において通信部14が携帯端末6から展示物ID等を受信することによって、現在位置判定部43が移動者7の現在位置を判定し、移動順算出部46が移動順を算出する。前述のように、通信部14は、所定の時間間隔で展示物ID等を携帯端末6から受信している。したがって、所定の時間間隔で、移動順算出部46による移動順の算出が繰り返し実行されることになる。例えば、30秒から1分間程度の時間間隔で、携帯端末6から通信部14への送信処理が実行されている場合、30秒から1分間程度の時間間隔で、移動順算出部46による移動順の算出が実行されることになる。
移動順算出部46によって算出される移動順は、移動順算出時の推定待ち時間64に応じて変化する。
ステップS10において移動順算出部46が移動順を算出すると、算出された移動順を移動順出力部47が出力する(ステップS11)。本実施形態においては、移動順出力部47は、移動者7の携帯端末6に移動順算出部46が算出した移動順を出力する。例えば、携帯端末6の表示画面に移動順を地図と共に図示して表示するように構成してもよい。
また、例えば、携帯端末6の表示画面に移動順を持続的に表示させておき、算出された移動順が先に算出した移動順とは異なっている場合にのみ、移動順出力部47が移動順を携帯端末6に出力して移動順の表示を更新するように構成してもよい。
図4〜図6を参照して前述した移動案内装置1の処理は、移動順案内対象領域10にいる各移動者7に対してそれぞれ実行されることになる。各移動者7の各携帯端末6は、それぞれ所定の時間間隔ごとに、受信したビーコン信号の発信源である固定ビーコン2に付与された展示物IDと、受信したビーコン信号の電波強度を示す電波強度情報と、自身の携帯端末識別情報とを通信部14に送信する。
なお、固定ビーコン2から発信されるビーコン信号の到達領域28の外に移動者7が位置しており、移動者7の携帯端末6がビーコン信号を受信していない場合には、ステップS4において通信部14が携帯端末6から携帯端末識別情報以外の展示物ID及び電波強度情報を受信しないことになる。この場合、位置情報記憶部23に記憶されている当該移動者7の最新の移動者位置情報が示す当該移動者7の位置を現在位置として用いて、移動順算出部46が移動順を算出してもよい。また、他の例として、移動者7の携帯端末6がビーコン信号を受信していない場合には、携帯端末6から通信部14への送信処理を実行しないように構成してもよい。
<入場時の処理>
また、本実施形態では、前述のステップS4において通信部14が携帯端末6から展示物ID等を受信したときに加えて、移動者7が移動順案内対象領域10に入場したときにも当該移動者7の携帯端末6に移動順を出力するように構成している。以下に、移動者7の入場時の処理について説明する。
本実施形態において、移動者7には移動順案内対象領域10へ入場する前に携帯型ビーコン5が配布され、移動者7は携帯型ビーコン5を携帯した状態で移動順案内対象領域10に入場する。移動者7の入場の際に、移動順案内対象領域10の入り口に設置された入場用通信装置(不図示)が移動者7の携帯型ビーコン5から携帯型ビーコンIDを含むビーコン信号を受信する。上記入場用通信装置は、受信した携帯型ビーコンIDを通信部14に送信する。通信部14が入場用通信装置から携帯型ビーコンIDを受信した時刻を入場時刻と呼ぶ。本実施形態において、入場時刻は移動者7の入場の時点を示している。
入場検出部48は、通信部14を介して、携帯型ビーコンIDと入場時刻とを取得し、取得した携帯型ビーコンIDによって識別される移動者7が移動順案内対象領域10に入場したことを検出する。入場検出部48は、取得した携帯型ビーコンIDと入場時刻を示す入場時刻情報とを入場情報として入場情報記憶部24に記憶する。
入場検出部48が移動者7の入場を検出すると、混雑度算出部45は移動者7の入場の時点までの所定の時間内において移動者7よりも先に入場検出部48が検出した他の移動者7の数を用いて混雑度を算出する。
なお、移動者7の入場の時点までの所定の時間は、移動順案内対象領域10の入り口から最も近い移動先への上記入り口からの片道移動時間よりも短い時間に設定することが望ましい。
まず、混雑度算出部45は入場情報記憶部24から携帯型ビーコンIDと入場時刻情報とを読み出し、その移動者7の入場時刻より前の所定の時点から当該入場時刻までの間に入場した人数を、各展示物8の第1の領域31に所定の時間継続して滞在していた移動者7の数62に加算して混雑度を算出する。
例えば、図6の例では、上記所定の時間を1分間と設定し、対象となる移動者7の入場時刻より前の1分間に入場した他の移動者7の人数が5名であったとすると、「展示物A」の推定待ち時間64は[20(人)+5(人)]÷2(人)÷5(人)=2.5(分)と算出される。同様に、混雑度算出部45は、「展示物A」〜「展示物F」のすべての展示物8について、それぞれ基準時点より2分以上前から基準時点まで継続して第1の領域31に滞在している移動者7の数62に「5」を加算して推定待ち時間64を算出する。
したがって、各展示物8について、対象となる移動者7の入場時刻より前の1分間に入場した他の移動者7がすべて同一の展示物8の第1の領域31に移動した場合を想定した推定待ち時間64が算出されることになる。
次いで、移動順算出部46は算出された推定待ち時間64に基づいて移動順を算出し、移動順出力部47が算出された移動順を移動者7の携帯端末6に出力する。これにより、移動者7の入場時にも移動者7に移動順が案内されることになる。
以上のように、第1の実施形態に係る移動案内装置1は、複数の場所のそれぞれに対して予め設定された第1の領域31にいる移動者7の数と、複数の場所のそれぞれに対して予め設定された第2の領域32から第1の領域31に移動した移動者7の数とを用いて、複数の場所のそれぞれの混雑度を算出する混雑度算出部45と、混雑度算出部45が算出した混雑度を用いて、複数の場所への移動順を算出する移動順算出部46とを備えている。したがって、第1の実施形態に係る移動案内装置1によれば、混雑度を自動的に算出すると共に、混雑度を反映したより適切な移動順を算出することができる。
また、第1の実施形態において、混雑度算出部45は、第1の領域31の予め設定された許容人数を用いて、混雑度を算出するように構成されている。これにより、移動先となる各場所の大きさや移動先に展示されている展示物8の大きさ又は性質等に応じた混雑度を移動順算出部46によって算出することができ、算出した混雑度に基づいてより適切な移動順を移動順算出部46によって算出することができる。
第1の実施形態に係る混雑度算出部45は、第1の所定の時点から所定の基準時点までの間に第1の領域31に継続している移動者7の数と、第2の所定の時点から基準時点までの間に第2の領域32から第1の領域31に移動した移動者7の数とを用いて混雑度を算出するように構成されている。これにより、混雑状況をより適切に示す混雑度を混雑度算出部45によって算出することができ、算出した混雑度に基づいてより適切な移動順を移動順算出部46によって算出することができる。
また、第1の実施形態に係る移動案内装置1は、複数の場所に設置された通信装置(固定ビーコン2)から発信される識別情報(展示物ID)を用いて移動者7の現在位置を判定する現在位置判定部43をさらに備え、移動順算出部46は、現在位置判定部43が判定した移動者7の現在位置を示す情報を用いて移動順を算出するように構成されている。これにより、複雑な位置情報判定手段を用いることなく移動者7の現在位置を判定することができ、移動者7の現在位置からの移動順を移動順算出部46によって算出することができる。
加えて、第1の実施形態において、移動順算出部46は、複数の場所への移動時間を示す情報を用いて移動順を算出するように構成されている。これにより、移動先への移動時間を反映した移動順を移動順算出部46によって算出することができる。
第1の実施形態に係る移動順出力部47は、移動者7の携帯端末6に移動順を出力するように構成されている。これにより、携帯端末6を携帯する各移動者7のそれぞれに移動順を案内することができる。
また、第1の実施形態に係る移動案内装置1は、移動先となる複数の場所を含む移動順案内対象領域10に移動者7が入ったときに、移動者7の入場を検出する入場検出部48をさらに備え、混雑度算出部45は、移動者7の入場の時点までの所定の時間内において移動者7よりも先に入場検出部48が検出した他の移動者7の数を用いて混雑度を算出するように構成されている。これにより、移動順案内対象領域10に入場後、最初の移動先にまだ移動していない可能性がある移動者7の数についても混雑度に反映させることができる。したがって、短時間に多数の移動者7が移動順案内対象領域10に入場した場合であっても、それらの移動者7の入場数を反映した混雑度を混雑度算出部45によって算出することができ、算出した混雑度に基づいてより適切な移動順を移動順算出部46によって算出することができる。
また、前述の例では、第1の実施形態に係る移動案内装置1と複数の場所にそれぞれ設けられた通信装置(固定ビーコン2及びレシーバ3)とを備える移動案内システムにおいて、混雑度算出部45は、第1の領域31にいる移動者7の数と、第2の領域32から第1の領域31に移動した移動者7の数とを、受信部(レシーバ3)が受信した第2の識別情報(携帯型ビーコンID)に基づいて取得し、移動順算出部46は、移動者7の携帯端末6が発信部(固定ビーコン2)から受信した第1の識別情報(展示物ID)に基づいて移動者7の現在位置を示す情報を取得し、移動者7の現在位置を示す情報を用いて移動順を算出するように構成されている。これにより、複雑な位置情報判定手段や高価な検知システム等を用いることなく、移動者7の数や現在位置を取得することができる。
[第2の実施形態]
図7に、第2の実施形態に係る移動案内装置100の機能ブロック図を示す。移動案内装置100の各構成部の一部は、第1の実施形態に係る移動案内装置1と同様である。ここでは、主として、前述した第1の実施形態と異なる点について説明する。図7において、第1の実施形態と同様の構成要素には、同じ符号を付している。
移動案内装置100は、前述した移動案内装置1の機能を有しており、図1に示す移動案内装置1の各構成部を備えている。第1の実施形態の移動案内装置1と異なる点は、移動案内装置100における制御部112の混雑度算出部45が人気度算出部149を備えている点である。
人気度算出部149は、継続して第1の領域31にいる移動者7の数を用いて人気度を算出する。また、第2の実施形態において、移動順算出部46は、混雑度算出部45が算出した混雑度と、人気度算出部149が算出した人気度を用いて移動順を算出する。
次に移動案内装置100の動作について説明する。
図4〜図6を参照して説明したステップS1〜ステップS8及びステップS11の処理については、第1の実施形態と同様である。ここでは、第1の実施形態の移動案内装置1と異なる処理について説明する。
前述のステップS9において、現在位置及び移動先となる各展示物8の移動コスト付加時間68を移動順算出部46が算出すると、人気度算出部149が、現在位置及び移動先となる各展示物8の人気度を算出する。
なお、「人気度」は、人気の度合いを示すものであればどのようなものでもよい。例えば、人気度を人数によって示してもよいし、待ち時間によって示してもよい。本実施形態では、所定の期間継続的に第1の領域31にいる移動者7の数に基づいて人気度を示す。
図8の上段に、各展示物8について、所定の期間継続的に第1の領域31にいる移動者7の数71と、人気度72を示す。
ここでは、前述のステップS5(図4)において現在位置が「展示物A」であると現在位置判定部43が判定し、前述のステップS7(図4)において閲覧済み展示物8がないとメイン制御部41が判定し、「展示物A」〜「展示物F」が移動案内対象の移動先として設定されている場合について説明する。
図8の上段においては、各展示物8の名称の欄の下に、許容人数情報61によって示される許容人数を表示し、許容人数情報61の欄の下に第1の領域31の人数を表示している。この例では、第1の領域31に2分以上継続して滞在していた移動者7の人数を、基準時点の10分前から基準時点まで2分間隔ごとに表示している。なお、ここでの基準時点はステップS3において混雑度の算出に用いられた基準時点と同一の時点である。
また、第1の領域31の人数を示す情報として、第1の領域31の単純人数71aを左側の列に示し、その右横の列に人気度72の算出のための変換数71bを示す。この変換数71bは、「第1の領域31の人数(単純人数71a)」を「展示物8の許容人数」で割った値に100を乗じた値である。なお、図8の変換数71bは小数点以下を切り上げた値である。また、「人気度72」は、基準時点の10分前から基準時点まで2分毎に算出された変換数71bの平均値である。
人気度算出部149は、人数情報記憶部22から人数情報を読み出し、読み出した人数情報に基づいて、基準時点の10分前から基準時点までの2分間隔毎の、第1の領域31に2分以上滞在していた移動者7の数を取得する。次いで、人気度算出部149は、取得した2分間隔毎の人数(単純人数71a)のそれぞれについて上記変換数71bを算出し、算出した変換数71bの平均値を対応する展示物8の人気度72として算出する。
図8の例では、「展示物A」に設定された第1の領域31に2分以上滞在していた移動者7の単純人数71aは、基準時点の2分前から基準時点までの間では3人であり、基準時点より4分前から2分前までの間では2人であり、基準時点より6分前から4分前までの間では6人であり、基準時点より8分前から6分前までの間では7人であり、基準時点より10分前から8分前までの間では2人である。
また、「展示物A」の許容人数は5人であるため、変換数71bは、基準時点の2分前から基準時点までの間では60となり、基準時点より4分前から2分前までの間では40となり、基準時点より6分前から4分前までの間では120となり、基準時点より8分前から6分前までの間では140となり、基準時点より10分前から8分前までの間では40となる。よって、変換数71bの平均値である人気度72は80となる。
同様に、他の展示物8についてもそれぞれ、人気度算出部149によって人気度72が算出される。
また、人気度算出部149は、算出した人気度72に基づいて人気順位74を決定する。図8の例では、人気度72が示す数値が大きいほど対応する展示物8の人気が高いと推測されるため、各展示物8の人気度72が示す数値の大小に応じて、「展示物C」が1位、「展示物E」が2位、「展示物F」が3位、「展示物B」が4位、「展示物D」が5位、「展示物A」が6位という人気順位74を人気度算出部149が算出する。
次に、移動順算出部46が移動コスト付加時間68を人気度72によって重み付けする。本実施形態では、人気度72が高いほど優先度が高いとして、移動コスト付加時間68を人気度72に応じて割引くように設定している。まず、移動コスト付加時間68に乗じる係数を人気係数75とし、移動順算出部46が人気係数75を算出する。この例では、「人気順位74」×「ディスカウント値」を人気係数75と定義している。ここで、「ディスカウント値」は「1/移動先の数×100」(%)である。
図8の例では、移動先の数は、「展示物A」〜「展示物F」の6個である。したがって、ディスカウント値は1/6×100=17%(小数点第1位以下を四捨五入)となる。したがって、「展示物B」の人気係数75は、展示物Bの人気順位74が4位であるため、1/6×100×4=67%(小数点第1位以下を四捨五入)となる。なお、以下、人気係数75は小数点第1位以下を四捨五入して示す。「展示物A」の人気係数75は、展示物Aの人気順位74が6位であるため、100%となる。他の展示物8についても同様に人気係数75を算出すると、「展示物C」の人気係数75は17%、「展示物D」の人気係数75は83%、「展示物E」の人気係数75は33%、「展示物F」の人気係数75は50%となる。
次いで、各展示物8について算出された人気係数75を移動順算出部46が移動コスト付加時間68に乗じて、移動コスト付加時間68を割り引く。この例では、「展示物A」〜「展示物F」を起点とするそれぞれの移動先の移動コスト付加時間68に、当該移動先の展示物8の人気係数75を乗じて、人気係数75を乗じた移動コスト付加時間68を人気度割引時間77として移動順算出部46が算出する。
図8の中段に移動順算出部46が算出した人気度割引時間77を示す。なお、図8の中段の左端において符号66を付して示すアルファベットは、移動先の各展示物8を識別するアルファベットであり、対応する人気順位74と人気係数75を左右に併記している。
図8の例に示す「展示物A」〜「展示物F」を起点とする各移動コスト付加時間68は、前述の図6の下から2段目に示す各移動コスト付加時間68である。
「展示物A」〜「展示物F」を起点とするそれぞれの移動先について、移動先である「展示物A」の人気係数75は100%である。したがって、人気係数75を乗じても移動コスト付加時間68は割り引かれない。よって、「展示物A」〜「展示物F」を起点とする移動先「展示物A」の人気度割引時間77は、図6に示す移動コスト付加時間68と同じである。
また、「展示物A」〜「展示物F」を起点とするそれぞれの移動先について、移動先である「展示物B」の人気係数75は67%である。したがって、「展示物A」〜「展示物F」を起点とする移動先「展示物B」の人気度割引時間77は、図6に示す移動コスト付加時間68に67%を乗じた値になる。例えば、「展示物A」を起点とする「展示物B」に対する人気度割引時間77は10.3×67%=6.9(小数点第2位以下を四捨五入)となる。なお、以下、人気度割引時間77は小数点第2位以下を四捨五入して示す。同様に、「展示物B」を起点とする「展示物B」に対する人気度割引時間77は2.9となり、「展示物C」を起点とする「展示物B」に対する人気度割引時間77は6.9となり、「展示物D」を起点とする「展示物B」に対する人気度割引時間77は10.9となり、「展示物E」を起点とする「展示物B」に対する人気度割引時間77は14.9となり、「展示物F」を起点とする「展示物B」に対する人気度割引時間77は19.0となる。
他の移動コスト付加時間68についても、同様に、移動順算出部46がそれぞれ人気係数75を乗じて人気度割引時間77を算出する。
次いで、人気度割引時間77に基づいて、移動順算出部46が移動順を算出する(ステップS10,図4)。
図8において人気度割引時間77の下の段に、移動先選択の説明のための移動先選択説明図78を示す。
この例では、「展示物A」が現在位置と判定されているため、最初に「展示物A」を起点とした移動先の人気度割引時間77を比較する。
「展示物A」を起点とした各展示物8に対する人気度割引時間77において、最も人気度割引時間77が少ないのは、人気度割引時間77が0.0分の「展示物A」である。したがって、「展示物A」を移動順の1番目に設定することが決定される。次いで、「展示物A」を起点とした人気度割引時間77のうち、すでに移動順が決定された「展示物A」以外の展示物8について最も人気度割引時間77が少ない移動先を選択する。図6の例では、「展示物A」以外の移動コスト付加時間68のうち、人気度割引時間77が3.3分である「展示物C」の人気度割引時間77が最も小さい。したがって、「展示物C」が2番目の移動先として決定される。
次は、「展示物C」からの移動になるため、「展示物C」を起点とした人気度割引時間77のうち、すでに移動順が決定された「展示物A」及び「展示物C」以外の展示物8について最も人気度割引時間77が少ない移動先を選択する。したがって、人気度割引時間77が5.6分である「展示物D」が3番目の移動先として決定される。同様に、「展示物E」が4番目の移動先として、「展示物F」が5番目の移動先として、「展示物B」が6番目の移動先として決定される。
したがって、図8の例では、「展示物A」→「展示物C」→「展示物D」→「展示物E」→「展示物F」→「展示物B」という移動順を移動順算出部46が算出することになる。
また、前述のステップS7(図4)において閲覧済み展示物8があると移動順算出部46が判定した場合にも、同様に、人気度割引時間77を移動順算出部46が算出し、算出した人気度割引時間77に基づいて移動順を算出する。なお、前述のように、ステップS7(図4)において閲覧済み展示物8があると移動順算出部46が判定した場合には、閲覧済みの展示物8以外の展示物8と現在位置とを起点とする移動コスト付加時間68が算出されているため、閲覧済みの展示物8を除外した移動先の移動順が人気度割引時間77に基づいて算出されることになる。
移動順算出部46が算出した移動順は、第1の実施形態と同様に、移動順出力部47によって移動者7の携帯端末6に出力される(ステップS11,図4)。
以上のように、第2の実施形態において、混雑度算出部45は、継続して第1の領域31にいる移動者7の数を用いて人気度72を算出する人気度算出部149をさらに備え、移動順算出部46は、混雑度算出部45が算出した混雑度と人気度算出部149が算出した人気度72とを用いて移動順を算出するように構成されている。これにより、人気度72を反映した移動順を移動順算出部46によって算出することができる。例えば、上記の例のように、人気度72の高い移動先の移動コスト付加時間68を人気度72に応じて割り引くことにより、人気度72が高い移動先の優先順位が高くなるように移動順を算出することができる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態では、既述の第1の実施形態及び第2の実施形態において、移動先である複数の場所をグループ化し、グループ化した複数の場所の混雑度の平均値を用いて、移動順算出部46が移動順を算出する形態について説明する。ここでは、主として、前述した第1の実施形態及び第2の実施形態と異なる点について説明する。
図9に示すように、例えば、恐竜の骨格標本のような大型の展示物208の場合、1つの展示物208に対して複数の場所から閲覧することが想定される。この場合、1つの展示物208の展示場所209に対して複数の場所を移動先に設定し、各移動先についてそれぞれ第1の領域31及び第2の領域32を設定してもよい。
図9の例では、展示物208の展示場所209について第1の閲覧場所221と第2の閲覧場所222と第3の閲覧場所223を設定し、各閲覧場所について、それぞれ第1の領域31及び第2の領域32を設定している。第1の閲覧場所221と第2の閲覧場所222と第3の閲覧場所223には、それぞれ固定ビーコン2とレシーバ3を設定している。各固定ビーコン2及びレシーバ3には、自身の設置場所(各閲覧場所221,222,223)を識別するサブ識別情報と展示物208を識別する展示物IDとを備える識別情報が付与されている。既述の実施形態と同様に、各固定ビーコン2は自身に付与された識別情報をビーコン信号で発信するように構成されており、各レシーバ3は自身に付与された識別情報を移動案内装置1,100に送信するように構成されている。なお、上記識別情報は、展示物IDに加えてサブ識別情報を備えているため、上記識別情報に基づいて展示物IDが示す展示物208の展示場所209に対して設定された複数の場所221,222,223を識別することができる。
次に、第1の閲覧場所221と第2の閲覧場所222と第3の閲覧場所223をグループ化した場合の移動順の算出について説明する。移動先である複数の場所のうち、どの場所がグループ化されているかについてはグループ化情報として予め移動場所情報記憶部21に記憶されている。
混雑度算出部45は、移動場所情報記憶部21からグループ化情報を読み出し、各移動先の混雑度と共に、グループ化された移動先について、同一グループに属する各移動先の混雑度の平均値をグループ混雑度として算出する。
図9の例では、第1の閲覧場所221と第2の閲覧場所222と第3の閲覧場所223が「グループ1」として移動場所情報記憶部21に記憶されている。したがって、混雑度算出部45は、前述のステップS3(図4)において、第1の閲覧場所221の混雑度と第2の閲覧場所222の混雑度と第3の閲覧場所223の混雑度を算出し、第1の閲覧場所221の混雑度と第2の閲覧場所222の混雑度と第3の閲覧場所223の混雑度の平均値を「グループ1」の混雑度(グループ混雑度)として算出する。また、算出したグループ混雑度を混雑度算出部45が混雑度記憶部26に記憶する。
移動順算出部46は、前述のステップS9及びステップS10(図4)において、グループ混雑度を用いてグループ化された場所を1つの移動先として扱って移動順を算出する。また、同一グループ内での移動順を決定するために、グループを構成する各場所の移動順をグループを構成する各場所の混雑度を用いて移動順算出部46が算出する。
まず、「グループ1」を1つの移動先として扱い、グループ混雑度を用いて、既述の実施形態と同様の方法で移動順算出部46が移動順を算出する。次に、「グループ1」に含まれる第1の閲覧場所221と第2の閲覧場所222と第3の閲覧場所223との移動順を各閲覧場所221,222,223の混雑度を用いて移動順算出部46が算出する。
例えば、「展示物A」→「グループ1」→「展示物B」という移動順が算出され、「グループ1」内の移動順として「第1の閲覧場所221」→「第3の閲覧場所223」→「第2の閲覧場所222」という移動順が算出された場合には、移動順算出部46は「展示物A」→「第1の閲覧場所221」→「第3の閲覧場所223」→「第2の閲覧場所222」→「展示物B」という移動順を算出することになる。
なお、移動コスト付加時間68の算出のために、グループ化された場所を1つの移動先として扱い、グループ化された場所への又はグループ化された場所からの移動時間を移動時間情報として予め移動場所情報記憶部21に記憶しておいてもよい。また、グループ化された場所に対する移動時間として、同一グループに属する各場所のうちのいずれかの場所に対する移動時間を用いるように設定してもよいし、同一グループに属する各場所に対する各移動時間の平均値を用いるように設定してもよい。
また、現在位置は、同一グループに属する各場所のうちのいずれかの場所に設置された固定ビーコン2からの上記識別情報を携帯端末6から現在位置判定部43が取得したときに、移動者7がグループ化された場所にいると現在位置判定部43が判定するように構成してもよい。例えば、移動者7の現在位置が「第3の閲覧場所223」であると現在位置判定部43が判定したときに、その移動者7の現在位置が「グループ1」及び「第3の閲覧場所223」であると現在位置判定部43が判定し、「グループ1」を含む全体の移動順を算出する場合には、現在位置を「グループ1」として移動順算出部46が移動順を算出し、「グループ1」内での移動順を算出する場合には、現在位置を「第3の閲覧場所223」であるとして移動順算出部46が移動順を算出するように構成してもよい。
また、グループ化された各場所をすべて覆うビーコン信号到達領域28を有するビーコン信号の発信装置を現在位置の判定のために別途設置してもよい。
上記のように、第3の実施形態において、移動順算出部46は、複数の場所をグループ化し、グループ化した複数の場所の混雑度の平均値を用いて、移動順を算出するように構成されている。これにより、同一グループに属する各場所が連続した移動順となるように移動順算出部46が移動順を算出することができる。例えば、図9の例のように展示物8が大型であり複数の場所から閲覧することが想定される場合や、同一テーマの複数の作品群がある場合には、対応する複数の場所をグループ化することにより、それらの場所を連続した移動順で案内することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、各種の変形及び変更が可能である。
例えば、以下に説明する方法で現在位置判定部43が現在位置を判定してもよい。図10に各固定ビーコン2a等からのビーコン信号到達領域81a等を二点鎖線の円によって示す。図10に示すように、各固定ビーコン2a等からのビーコン信号到達領域81a等が重複している場合、移動者7の位置によっては、複数の固定ビーコン2a等から発信された複数のビーコン信号を受信するケースがあることが想定される。
複数の固定ビーコン2a等から発信された複数のビーコン信号を受信した場合、受信したビーコン信号に対応する複数の場所をすべて現在位置の候補とし、上記複数の場所の混雑度を比較し、混雑度が最も少ない場所を現在位置として移動順算出部46が移動順を算出するように構成してもよい。
図10の例では、移動者7pは固定ビーコン2aから展示物8aの展示物IDを受信する。この場合、携帯端末6pから現在位置判定部43が取得する展示物IDは、1個である。したがって、移動者7pの現在位置は「展示物8a」であると現在位置判定部43が判定する。この場合、現在位置判定部43による現在位置の判定処理は第1の実施形態と同様である。
移動者7qは、固定ビーコン2aのビーコン信号到達領域81aと、固定ビーコン2bのビーコン信号到達領域81bとの重複領域82におり、移動者7qの携帯端末6qは、固定ビーコン2aから展示物8aの展示物IDを受信し、固定ビーコン2bから展示物8aの展示物IDを受信する。この場合、展示物8aと展示物8aの各混雑度(推定待ち時間64)を現在位置判定部43が比較して、推定待ち時間64がより少ない方の展示物8が現在位置であると現在位置判定部43が判定するように構成してもよい。
また、移動者7rは、固定ビーコン2bのビーコン信号到達領域81bと、固定ビーコン2cのビーコン信号到達領域81cと、固定ビーコン2dのビーコン信号到達領域81dとの重複領域83におり、移動者7rの携帯端末6rは、固定ビーコン2bから展示物8bの展示物IDを受信し、固定ビーコン2cから展示物8cの展示物IDを受信し、固定ビーコン2dから展示物8dの展示物IDを受信する。この場合、展示物8bと展示物8cと展示物8dの各混雑度(推定待ち時間64)を現在位置判定部43が比較して、推定待ち時間64が最も少ない展示物8が現在位置であると現在位置判定部43が判定するように構成してもよい。
また、既述の実施形態において、所定の時間内での移動を案内することができるように移動案内装置1,100を構成してもよい。例えば、所定の時間内に複数の場所に移動可能であるかを混雑度を用いて移動順算出部46が判定し、その判定結果に応じて移動順算出部46が移動順を算出するように構成してもよい。この場合、例えば、既述の実施形態において前述した方法で、移動順算出部46が移動順を算出し、その移動順による移動に必要な時間を移動順算出部46が算出する。算出した移動順での移動に必要な時間は、移動時間情報から取得した各移動先間の移動時間と算出した推定待ち時間64と予め設定した各移動先での推定滞在時間(既述の実施形態では、各展示物8の推定閲覧時間)とを加算することにより算出することができる。なお、推定滞在時間として、各移動先の平均的な滞在時間の予測値を予め移動場所情報記憶部21に記憶しておいてもよい。
移動順算出部46は、算出した移動順での移動に必要な時間と、上記所定の時間を比較して、上記所定の時間内に移動者7の移動が完了するかを判定する。上記所定の時間内に移動者7の移動が完了すると移動順算出部46が判定した場合には、移動順出力部47が算出された移動順を出力する。上記所定の時間内に移動者7の移動が完了しないと移動順算出部46が判定した場合には、例えば、移動先のうち人気度72が最も低い移動先を移動先から除外して移動順算出部46が移動順を算出し直す。算出した移動順での移動に必要な時間が上記所定の時間内になるまで、人気度72の低い移動先から順に除外して、移動順算出部46が移動順を繰り返し算出する。次いで、算出した移動順での移動に必要な時間が上記所定の時間内になったときの移動順を移動順出力部47が出力する。
この態様によれば、例えば閉館時間等、移動順案内対象領域10に滞在できる時間が決まっている場合、その時間までに移動可能な移動順を移動者7に案内することができる。また、限られた時間内で人気度72が高い移動先を優先的に案内することができる。
また、上記所定の時間内に移動者7の移動が完了しないと移動順算出部46が判定した場合に、移動者7の携帯端末6にその旨を伝えるメッセージをメイン制御部41が出力し、移動者7が優先的に行きたい場所を選択できる選択画面をメイン制御部41が携帯端末6に表示させるように構成してもよい。この場合、上記選択画面への移動者7の入力を介して、移動順算出部46が携帯端末6から移動者7が優先的に行きたい場所を示す情報を取得し、移動者7が優先的に行きたい場所を含み上記所定の時間内に移動可能な移動順を移動順算出部46が算出するように構成してもよい。
また、既述の実施形態において、同一グループに属する複数の移動者7には同一の移動順を移動順算出部46が算出するように構成してもよい。例えば、移動順案内対象領域10への移動者7の入場時において、同一グループに属する複数の移動者7に配布する携帯型ビーコン5の携帯型ビーコンIDをメイン制御部41がグループ化する。次いで、グループ化した携帯型ビーコンIDによって識別される移動者7に対しては、移動順算出部46が同一の移動順を算出し、移動順出力部47が同一の移動順を出力する。
なお、同一グループに属する複数の移動者7の閲覧済み展示物8が同一ではない場合、同一グループを構成する移動者7のいずれかが同一グループの他の移動者7とは別の移動順で移動したと推測される。したがって、このような場合には、携帯型ビーコンIDのグループ化を解除して、それぞれの移動者7への個別の移動順の案内に切り替えるように構成してもよい。
例えば、前述のステップS7において閲覧済み展示物8ありと判定された場合、同一グループに属する複数の移動者7の閲覧済み展示物8を互いに移動順算出部46が比較し、閲覧済み展示物8が同一である複数の移動者7に対しては、同一の移動順を移動順算出部46が算出し、閲覧済み展示物8が他の移動者7と異なる移動者7に対しては、携帯型ビーコンIDのグループ化を解除して、当該移動者7への個別の移動順を移動順算出部46が算出するように構成してもよい。また、グループ化が解除された移動者7について、閲覧済み展示物8が他の移動者7と同じになった場合には、再び同一グループに属する他の移動者7と同一の移動順を移動順算出部46が算出するように構成してもよい。
例えば、「移動者7d」と「移動者7e」と「移動者7f」が同一グループに属する場合、移動順算出部46は、「移動者7d」と「移動者7e」と「移動者7f」に同一の移動順を算出する。次いで、「移動者7d」と「移動者7e」と「移動者7f」が「展示物A」→「展示物B」の順で展示物8を閲覧したのちに、「移動者7d」と「移動者7e」が「展示物C」を閲覧し、「移動者7f」が「展示物D」を閲覧したとすると、「移動者7d」と「移動者7e」には引き続き同一の移動順が算出され、「移動者7f」には個別の移動順が算出されることになる。次に、「移動者7d」と「移動者7e」が「展示物D」を閲覧し、「移動者7f」が「展示物C」を閲覧したとすると、「移動者7d」と「移動者7e」と「移動者7f」の閲覧済みの展示物8は、「展示物A」〜「展示物D」と同一になるため、「移動者7d」と「移動者7e」と「移動者7f」には再び同一の移動順が算出されることになる。
このように、同一グループに属する複数の移動者7に同一の移動順を移動順算出部46が算出することにより、家族連れ等、一緒に移動したい移動者7への移動案内を行うことができる。
第2の実施形態において、人気度算出部149による人気度72の算出を前述のステップS9において実行しているが、前述のステップS3において実行してもよい。すなわち、ステップS3において混雑度算出部45がすべての移動先の混雑度を算出する際に、人気度算出部149がすべての移動先の人気度72を算出し、算出した人気度72と人気度に基づく人気順位74とを記憶部11に記憶しておくように構成してもよい。この場合、前述のステップS9において、移動順算出部46が記憶部11から人気順位74を読み出して、人気度割引時間77を算出するように構成してもよい。
既述の実施形態において、移動案内装置1,100は、現在位置判定部43と位置情報記憶部23とを備えているが、これらを備えなくてもよい。例えば、移動者7の現在位置の判定を行わず、混雑度算出部45が算出した混雑度に基づいて移動順算出部46が移動順を算出してもよい。例えば、移動先となる各場所に表示部を備えた端末(以下、「固定端末」という。)を設置しておき、固定端末が設置された場所を現在位置とする移動順をその固定端末の表示部に表示させるように構成してもよい。この場合、移動順算出部46は各固定端末について、それぞれ、各固定端末の設定場所を現在位置とした移動順を算出し、移動順出力部47が算出された移動順を各固定端末に出力してもよい。
既述の実施形態では、移動先となる各場所に対する移動時間を混雑度に付加して移動順を算出しているが、混雑度に移動時間を付加しないで移動順を算出してもよい。例えば、移動時間は考慮せずに、混雑度算出部45が算出した各混雑度を移動順算出部46が比較して、混雑度が低い順となるように移動順算出部46が移動順を算出してもよい。
既述の実施形態では、移動順出力部47が移動順を携帯端末6に出力しているが、どのような装置に出力してもよい。例えば、移動順案内対象領域10のいくつかの場所に移動案内用の端末を設置し、設置した各端末に移動順出力部47が移動順を出力するように構成してもよい。
また、移動順の出力態様はどのような態様であってもよい。例えば、携帯端末6やその他の各種端末の表示部に地図及び文字情報等によって移動順を表示してもよいし、携帯端末6やその他の各種端末を介して移動者7に音声で移動順を案内するように構成してもよい。また、例えば、各種施設又は会場等において入場者に配布される音声ガイド装置に移動順出力部47が移動順を出力し、移動者7に音声で移動順を案内するように構成してもよい。
既述の実施形態では、予め設定された第1の領域31の許容人数を用いて、混雑度算出部45が混雑度を算出しているが、上記許容人数を用いずに、混雑度を算出してもよい。
また、既述の実施形態において、混雑度算出部45は、第1の所定の時点から所定の基準時点までの間に第1の領域31に継続している移動者7の数と、第2の所定の時点から上記基準時点までの間に第2の領域32から第1の領域31に移動した移動者7の数とを用いて混雑度を算出しているが、他の方法により混雑度を算出するように構成してもよい。
既述の実施形態において、移動案内装置1,100は、入場検出部48と入場情報記憶部24とを備えているが、これらを備えなくてもよい。この場合、第1の実施形態において前述した移動者7の入場時の処理を実行しないように構成してもよい。
既述の実施形態においては、複数の場所にそれぞれ設けられた通信装置2,3と、移動者7の携帯型発信装置5と、移動者7の携帯端末6とを用いて、移動順を算出しているが、これらの装置等を用いないで移動順を算出してもよい。
例えば、画像認識手段やセンサ等を用いて、複数の場所のそれぞれに対して予め設定された第1の領域31にいる移動者7の数と、複数の場所のそれぞれに対して予め設定された第2の領域32から第1の領域31に移動した移動者7の数を取得し、混雑度及び移動順を算出するように構成してもよい。
また、既述の実施形態においては、複数の場所にそれぞれ設けられた固定ビーコン2から発信される展示物IDを用いて移動者7の現在位置を現在位置判定部43が判定しているが、他の方法で移動者7の現在位置を判定してもよい。例えば、移動者7の携帯端末6のGPS等によって現在位置を取得してもよい。また、人数検出部42が検出して人数情報記憶部22に記憶した前述の人数情報から、移動者7の現在位置を取得するように構成してもよい。
既述の実施形態において、固定ビーコン2から発信されるビーコン信号の到達領域28は、対応する展示物8の展示場所9に設定された第1の領域31及び第2の領域32を覆うように設定されているが、ビーコン信号の到達領域28をどのような範囲に設定してもよい。
また、複数の場所のそれぞれに対して、第1の領域31及び第2の領域32をどのような位置又は大きさで設定してもよい。また、第1の領域31及び第2の領域32の一部が重複するように、第1の領域31及び第2の領域32の位置を設定してもよい。
既述の実施形態では、所定の時間間隔で、移動順算出部46による移動順の算出を繰り返し実行するように構成しているが、どのようなタイミングで移動順を算出してもよい。例えば、携帯端末6を介して、移動者7から移動順出力の要求があったときに、移動順算出部46による移動順の算出を実行して、移動順出力部47が移動順を携帯端末6に出力するように構成してもよい。この場合、メイン制御部41が移動順出力要求の入力を受け付ける入力ボタンを携帯端末6に表示させ、入力ボタンを介して移動者7の移動順出力要求を受け付けるように構成してもよい。また、移動者7の移動順出力要求が携帯端末6に入力されたときに、受信したビーコン信号の発信源である固定ビーコン2に付与された展示物IDと、受信したビーコン信号の電波強度を示す電波強度情報と、自身の携帯端末識別情報とを携帯端末6が通信部14に送信するように構成してもよい。
また、混雑度に対する所定の閾値を設定しておき、すべての移動先の混雑度が所定の閾値以下の場合には、メイン制御部41が移動場所情報記憶部21から初期設定移動順情報を読み出し、初期設定移動順情報が示す移動順を移動順出力部47が出力するように構成してもよい。
既述の実施形態では、移動先として展示物8,208の展示場所9,209を想定して説明したが、移動案内装置1,100はどのような移動先についても適用できる。例えば、イベント会場における各出店ブースの場所、遊園地における各アトラクションの場所等の移動順案内にも、移動案内装置1,100を用いることができる。
携帯端末6は、携帯端末6にインストールされた専用のアプリケーションソフトウェア(例えば、スマートフォンのアプリ)を介して、移動案内装置1,100との各種データの送受信を実行してもよい。また、携帯端末6との通信に必要な各種情報等(不図示)を予め移動案内装置1,100の記憶部11に記憶しておいてもよい。
移動案内装置1,100を構成する前述の各機能部は、単体のコンピュータに備えられていてもよいし、通信ネットワークを介して通信可能な複数のコンピュータに分散して備えられていてもよい。
また、既述の実施形態において、「対応付け」とは、直接又は間接的に、各データを関連付け又は紐づけることを含む。
なお、既述の実施形態において言及した数値は、すべて例示であり、既述の数値に限定されない。
例えば、移動案内装置1,100の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各種処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM、DVD等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
既述の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
移動者に対して複数の場所への移動順を案内する移動案内装置であって、
前記複数の場所のそれぞれに対して予め設定された第1の領域にいる前記移動者の数と、前記複数の場所のそれぞれに対して予め設定された第2の領域から前記第1の領域に移動した前記移動者の数とを用いて、前記複数の場所のそれぞれの混雑度を算出する混雑度算出部と、
前記混雑度算出部が算出した前記混雑度を用いて、前記複数の場所への移動順を算出する移動順算出部と、
前記移動順算出部が算出した前記移動順を出力する移動順出力部と
を備える移動案内装置。
(付記2)
前記混雑度算出部は、前記第1の領域の予め設定された許容人数を用いて、前記混雑度を算出する付記1記載の移動案内装置。
(付記3)
前記混雑度算出部は、第1の所定の時点から所定の基準時点までの間に前記第1の領域に継続している前記移動者の数と、第2の所定の時点から前記基準時点までの間に前記第2の領域から前記第1の領域に移動した前記移動者の数とを用いて前記混雑度を算出する付記1又は付記2記載の移動案内装置。
(付記4)
前記混雑度算出部は、継続して前記第1の領域にいる前記移動者の数を用いて前記複数の場所のそれぞれの人気度を算出する人気度算出部をさらに備え、
前記移動順算出部は、前記混雑度算出部が算出した前記混雑度と前記人気度算出部が算出した前記人気度とを用いて前記移動順を算出する付記1から付記3のいずれか1つに記載の移動案内装置。
(付記5)
前記複数の場所に設置された通信装置から発信される識別情報を用いて前記移動者の現在位置を判定する現在位置判定部をさらに備え、
前記移動順算出部は、前記現在位置判定部が判定した前記移動者の現在位置を示す情報を用いて前記移動順を算出する付記1から付記4のいずれか1つに記載の移動案内装置。
(付記6)
前記移動順算出部は、前記複数の場所への移動時間を示す情報を用いて前記移動順を算出する付記1から付記5のいずれか1つに記載の移動案内装置。
(付記7)
前記移動順出力部は、前記移動者が携帯する携帯端末に前記移動順を出力する付記1から付記6のいずれか1つに記載の移動案内装置。
(付記8)
前記複数の場所を含む移動順案内の対象領域に前記移動者が入ったときに、前記移動者の入場を検出する入場検出部をさらに備え、
前記混雑度算出部は、前記移動者の入場の時点までの所定の時間内において前記移動者よりも先に前記入場検出部が入場を検出した他の移動者の数を用いて前記混雑度を算出する付記1から付記7のいずれか1つに記載の移動案内装置。
(付記9)
前記移動順算出部は、前記複数の場所をグループ化し、グループ化した前記複数の場所の前記混雑度の平均値を用いて、前記移動順を算出する付記1から付記8のいずれか1つに記載の移動案内装置。
(付記10)
前記移動順算出部は、所定の時間内に前記複数の場所に移動可能であるかを前記混雑度を用いて判定し、その判定結果に応じて前記移動順を算出する付記1から付記9のいずれか1つに記載の移動案内装置。
(付記11)
前記移動順算出部は、同一グループに属する複数の前記移動者には同一の前記移動順を算出する付記1から付記10のいずれか1つに記載の移動案内装置。
(付記12)
移動者に対して複数の場所への移動順を案内する移動案内装置と、複数の場所にそれぞれ設けられた通信装置とを備える移動案内システムであって、
前記移動案内装置は、
前記複数の場所のそれぞれに対して予め設定された第1の領域にいる前記移動者の数と、前記複数の場所のそれぞれに対して予め設定された第2の領域から前記第1の領域に移動した前記移動者の数とを用いて、前記複数の場所のそれぞれの混雑度を算出する混雑度算出部と、
前記混雑度算出部が算出した前記混雑度を用いて、前記複数の場所への移動順を算出する移動順算出部と、
前記移動順算出部が算出した前記移動順を出力する移動順出力部とを備え、
前記通信装置は、
前記複数の場所を識別する第1の識別情報を発信する発信部と、
前記移動者が携帯する携帯型発信装置から発信され前記移動者を識別する第2の識別情報を受信する受信部とを備え、
前記混雑度算出部は、前記第1の領域にいる移動者の数と、第2の領域から前記第1の領域に移動した移動者の数とを、前記受信部が受信した前記第2の識別情報に基づいて取得し、
前記移動順算出部は、前記移動者が携帯する携帯端末が前記発信部から受信した前記第1の識別情報に基づいて前記移動者の現在位置を示す情報を取得し、前記移動者の前記現在位置を示す情報を用いて前記移動順を算出する移動案内システム。
(付記13)
移動者に対して複数の場所への移動順を案内する移動案内装置における移動案内方法であって、
前記複数の場所のそれぞれに対して予め設定された第1の領域にいる前記移動者の数と、前記複数の場所のそれぞれに対して予め設定された第2の領域から前記第1の領域に移動した前記移動者の数とを用いて、前記複数の場所のそれぞれの混雑度を前記移動案内装置の混雑度算出部が算出する混雑度算出ステップと、
前記混雑度算出ステップにおいて前記混雑度算出部が算出した前記混雑度を用いて、前記複数の場所への移動順を前記移動案内装置の移動順算出部が算出する移動順算出ステップと、
前記移動順算出ステップにおいて前記移動順算出部が算出した前記移動順を前記移動案内装置の移動順出力部が出力する移動順出力ステップと
を含む移動案内方法。
(付記14)
移動者に対して複数の場所への移動順を案内する移動案内装置における移動案内プログラムであって、
前記複数の場所のそれぞれに対して予め設定された第1の領域にいる前記移動者の数と、前記複数の場所のそれぞれに対して予め設定された第2の領域から前記第1の領域に移動した前記移動者の数とを用いて、前記複数の場所のそれぞれの混雑度を前記移動案内装置の混雑度算出部が算出する混雑度算出ステップと、
前記混雑度算出ステップにおいて前記混雑度算出部が算出した前記混雑度を用いて、前記複数の場所への移動順を前記移動案内装置の移動順算出部が算出する移動順算出ステップと、
前記移動順算出ステップにおいて前記移動順算出部が算出した前記移動順を前記移動案内装置の移動順出力部が出力する移動順出力ステップと
を前記移動案内装置において実行させる移動案内プログラム。
1,100 移動案内装置
2 通信機器(固定ビーコン)
3 通信機器(レシーバ)
5 携帯型発信装置(携帯型ビーコン)
6 携帯端末
31 第1の領域
32 第2の領域
43 現在位置判定部
45 混雑度算出部
46 移動順算出部
47 移動順出力部
149 人気度算出部

Claims (14)

  1. 移動者に対して複数の場所への移動順を案内する移動案内装置であって、
    前記複数の場所のそれぞれに対して予め設定された第1の領域にいる前記移動者の数と、前記複数の場所のそれぞれに対して予め設定された第2の領域から前記第1の領域に移動した前記移動者の数とを用いて、前記複数の場所のそれぞれの混雑度を算出する混雑度算出部と、
    前記混雑度算出部が算出した前記混雑度を用いて、前記複数の場所への移動順を算出する移動順算出部と、
    前記移動順算出部が算出した前記移動順を出力する移動順出力部と
    を備える移動案内装置。
  2. 前記混雑度算出部は、前記第1の領域の予め設定された許容人数を用いて、前記混雑度を算出する請求項1記載の移動案内装置。
  3. 前記混雑度算出部は、第1の所定の時点から所定の基準時点までの間に前記第1の領域に継続している前記移動者の数と、第2の所定の時点から前記基準時点までの間に前記第2の領域から前記第1の領域に移動した前記移動者の数とを用いて前記混雑度を算出する請求項1又は請求項2記載の移動案内装置。
  4. 前記混雑度算出部は、継続して前記第1の領域にいる前記移動者の数を用いて前記複数の場所のそれぞれの人気度を算出する人気度算出部をさらに備え、
    前記移動順算出部は、前記混雑度算出部が算出した前記混雑度と前記人気度算出部が算出した前記人気度とを用いて前記移動順を算出する請求項1から請求項3のいずれか1項記載の移動案内装置。
  5. 前記複数の場所に設置された通信装置から発信される識別情報を用いて前記移動者の現在位置を判定する現在位置判定部をさらに備え、
    前記移動順算出部は、前記現在位置判定部が判定した前記移動者の現在位置を示す情報を用いて前記移動順を算出する請求項1から請求項4のいずれか1項記載の移動案内装置。
  6. 前記移動順算出部は、前記複数の場所への移動時間を示す情報を用いて前記移動順を算出する請求項1から請求項5のいずれか1項記載の移動案内装置。
  7. 前記移動順出力部は、前記移動者が携帯する携帯端末に前記移動順を出力する請求項1から請求項6のいずれか1項記載の移動案内装置。
  8. 前記複数の場所を含む移動順案内の対象領域に前記移動者が入ったときに、前記移動者の入場を検出する入場検出部をさらに備え、
    前記混雑度算出部は、前記移動者の入場の時点までの所定の時間内において前記移動者よりも先に前記入場検出部が入場を検出した他の移動者の数を用いて前記混雑度を算出する請求項1から請求項7のいずれか1項記載の移動案内装置。
  9. 前記移動順算出部は、前記複数の場所をグループ化し、グループ化した前記複数の場所の前記混雑度の平均値を用いて、前記移動順を算出する請求項1から請求項8のいずれか1項記載の移動案内装置。
  10. 前記移動順算出部は、所定の時間内に前記複数の場所に移動可能であるかを前記混雑度を用いて判定し、その判定結果に応じて前記移動順を算出する請求項1から請求項9のいずれか1項記載の移動案内装置。
  11. 前記移動順算出部は、同一グループに属する複数の前記移動者には同一の前記移動順を算出する請求項1から請求項10のいずれか1項記載の移動案内装置。
  12. 移動者に対して複数の場所への移動順を案内する移動案内装置と、複数の場所にそれぞれ設けられた通信装置とを備える移動案内システムであって、
    前記移動案内装置は、
    前記複数の場所のそれぞれに対して予め設定された第1の領域にいる前記移動者の数と、前記複数の場所のそれぞれに対して予め設定された第2の領域から前記第1の領域に移動した前記移動者の数とを用いて、前記複数の場所のそれぞれの混雑度を算出する混雑度算出部と、
    前記混雑度算出部が算出した前記混雑度を用いて、前記複数の場所への移動順を算出する移動順算出部と、
    前記移動順算出部が算出した前記移動順を出力する移動順出力部とを備え、
    前記通信装置は、
    前記複数の場所を識別する第1の識別情報を発信する発信部と、
    前記移動者が携帯する携帯型発信装置から発信され前記移動者を識別する第2の識別情報を受信する受信部とを備え、
    前記混雑度算出部は、前記第1の領域にいる移動者の数と、第2の領域から前記第1の領域に移動した移動者の数とを、前記受信部が受信した前記第2の識別情報に基づいて取得し、
    前記移動順算出部は、前記移動者が携帯する携帯端末が前記発信部から受信した前記第1の識別情報に基づいて前記移動者の現在位置を示す情報を取得し、前記移動者の前記現在位置を示す情報を用いて前記移動順を算出する移動案内システム。
  13. 移動者に対して複数の場所への移動順を案内する移動案内装置における移動案内方法であって、
    前記複数の場所のそれぞれに対して予め設定された第1の領域にいる前記移動者の数と、前記複数の場所のそれぞれに対して予め設定された第2の領域から前記第1の領域に移動した前記移動者の数とを用いて、前記複数の場所のそれぞれの混雑度を前記移動案内装置の混雑度算出部が算出する混雑度算出ステップと、
    前記混雑度算出ステップにおいて前記混雑度算出部が算出した前記混雑度を用いて、前記複数の場所への移動順を前記移動案内装置の移動順算出部が算出する移動順算出ステップと、
    前記移動順算出ステップにおいて前記移動順算出部が算出した前記移動順を前記移動案内装置の移動順出力部が出力する移動順出力ステップと
    を含む移動案内方法。
  14. 移動者に対して複数の場所への移動順を案内する移動案内装置における移動案内プログラムであって、
    前記複数の場所のそれぞれに対して予め設定された第1の領域にいる前記移動者の数と、前記複数の場所のそれぞれに対して予め設定された第2の領域から前記第1の領域に移動した前記移動者の数とを用いて、前記複数の場所のそれぞれの混雑度を前記移動案内装置の混雑度算出部が算出する混雑度算出ステップと、
    前記混雑度算出ステップにおいて前記混雑度算出部が算出した前記混雑度を用いて、前記複数の場所への移動順を前記移動案内装置の移動順算出部が算出する移動順算出ステップと、
    前記移動順算出ステップにおいて前記移動順算出部が算出した前記移動順を前記移動案内装置の移動順出力部が出力する移動順出力ステップと
    を前記移動案内装置において実行させる移動案内プログラム。

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