JP2018184691A - まつげエクステンションが収納されたセット - Google Patents

まつげエクステンションが収納されたセット Download PDF

Info

Publication number
JP2018184691A
JP2018184691A JP2018027442A JP2018027442A JP2018184691A JP 2018184691 A JP2018184691 A JP 2018184691A JP 2018027442 A JP2018027442 A JP 2018027442A JP 2018027442 A JP2018027442 A JP 2018027442A JP 2018184691 A JP2018184691 A JP 2018184691A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eyelash
artificial
extension
extensions
eyelash extension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018027442A
Other languages
English (en)
Inventor
征彦 三本松
Masahiko Sanbonmatsu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shofu Inc
Original Assignee
Shofu Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shofu Inc filed Critical Shofu Inc
Priority to JP2018027442A priority Critical patent/JP2018184691A/ja
Publication of JP2018184691A publication Critical patent/JP2018184691A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

【課題】サロンの仕入れコストを減らすとともに施術時間を短縮し、使用者(顧客)のデザインの要求に応えることができるセットを提供する。【解決手段】まつげエクステンション100A,100Bを収納したセット200は、装着されるまつげに対応した複数本のまつげエクステンション100A,100Bと、前記複数本のまつげエクステンション15を取外し可能に固定する支持部材17と、前記複数本のまつげエクステンション100A、100Bを載置する載置台250とを備えている。【選択図】図6

Description

本発明は、まつげエクステンションが収納されたセットに関する。特に、使用者1人分における複数種類のまつげエクステンションの一式が揃ったセットに関する。
まつげに長さやボリュームを与え、より大きく、美しく、魅力的な目元を演出するためのアイテムの一つとして、つけまつげがある。つけまつげは、複数本の人工まつげを一纏めにして、その末端に接着部を設け、その接着部を使用者のまぶたに付けることによって、使用者のまつげに長さやボリュームを与えることができる。つけまつげは、使用者の皮膚に接着するため、装着感が悪く、場合によっては皮膚がかぶれるおそれがある。
これに対して、近年では、一本のまつげとほぼ同等の形状で長さや太さにボリュームを持たせた所謂まつげエクステンションと呼ばれる人工まつげが提案されている(例えば、特許文献1など)。このまつげエクステンション(まつげエクステ、または、人工まつげ)は、まぶたには接着せずに、接着剤を用いてまつげに直接接着するため、装着感が良く、皮膚がかぶれるおそれが少ない。また、まつげエクステは、まつげ一本に対して一本ずつ接着するので、つけまつげに比べて自然な感じでまつげに長さやボリュームを与えることができる。
なお、まつげエクステ業界において、最近、1本の地まつげに複数本のまつげエクステを付けたり、複数本の地まつげに複数本のまつげエクステを付けてボリュームを出すような装着手法がある。特に後者は地まつげの代謝の妨げとなる他、身体トラブルを引き起こすリスクが高まるので、そのような手法を採用する場合には、安全性の観点から注意を払う必要がある。
特開2010−24579号公報
図1に、典型的なまつげエクステ1000の構造を示す。図1に示したまつげエクステ1000は、先端部111と末端部115とを有する人工まつげ本体部110から構成されている。人工まつげ本体部110は、化学繊維からなり、樹脂材料(特に、ポリブチレンテレフタレート(PBT))から構成されている。
図1に示したまつげエクステ1000は、図2(a)から(c)に示すようにして、使用者(ユーザ)55のまつげ50に取り付けられる。まず、図2(a)に示すように、まつげエクステ1000(人工まつげ本体部110)の一部をピンセット60で掴み、そして、まつげエクステ1000の末端部115に接着剤(グルー)117を塗布した状態で、まつげエクステ1000をまつげ50の近くに持っていく。
次に、図2(b)に示すように、まつげエクステ1000の接着剤117をまつげ50に付けて、まつげエクステ1000をまつげ50に密着させる。そして、接着剤117が硬化して、まつげエクステ1000がまつげ50に固定されたならば、図2(c)に示すように、ピンセット60を外して、まつげエクステ1000の取り付けが完了する。この作業を各まつげ50について行う。
まつげエクステ1000は、まつげ50への取付け(施術)の前は、図3に示したようなケース2000内に収納されている。図3に示したケース2000は、多数のまつげエクステ1000を収納する容器部2100と、容器部2100の蓋をする蓋部2200とから構成されている。図3に示した容器(まつげエクステ用容器)2100から、まつげエクステ1000を取り出すときは、容器2100の蓋部2200を開けて、容器部2100の中に無造作に入れられている多数のまつげエクステ1000から、一本だけをピンセット(60)で掴む。そうやってピンセット60でまつげエクステ1000を1本掴んだ後は、図2(a)から(c)に示すようにして、接着剤117を介してまつげ50に取り付けていく。
しかしながら、細くて湾曲したまつげエクステ1000の1本1本を、きちんとピンセット60で掴むことは大変であり、しかも、正確な位置で掴まないと、図2(a)から(c)のまつげエクステ1000の取付け(施術)は上手くいかない。そこで、多数のまつげエクステ1000をランダムに容器2100に入れておくのではなく、図4に示すような、まつげエクステ1000をきちんと整列させて収納する容器2500が販売されている。
図4に示した容器(まつげエクステ用容器)2500は、複数のまつげエクステ1000が貼付された台紙2350を収納する容器部2300と、その容器部2300の蓋となる蓋部2400とから構成されている。容器2500内においては、まつげエクステ1000は一列のブロック1500の状態に整列されて台紙2350に貼り付けられている。そして、まつげエクステ1000のブロック1500は、何列もきれいに台紙2350に貼り付けられている。
図4に示した容器2500に収納されたまつげエクステ1000はきれいに整列されているので、ピンセット60で一本のまつげエクステ1000を掴むのは非常に楽である。具体的には、まつげエクステ1000の一部(先端部111の周辺)を掴んで持ち上げると、まつげエクステ1000の末端部115が台紙2350の粘着層から取れて、1本のまつげエクステ1000だけを簡単にかつ上手にピックアップすることができる。また所望の箇所(人工まつげ本体部110の先端部111から中央部の所定箇所)を正確に掴むことが楽にできる。それゆえ、まつげエクステ1000の取付け(施術)はスムーズに進み、施術者も、施術を受ける人も負担が少なくなる。
また、一列のブロック1500は、同じ種類のまつげエクステ1000(長さ、カール曲率、色などが同一、すなわち、同じ品番)として、他の列のブロック1500には、それとは違う種類のまつげエクステ1000を整列することが可能である。この場合、一つの容器2500に複数種類のまつげエクステ1000を入れることができるので、ユーザー(使用者)の要望に応えるのが容易になるので便利である。
図3に示した容器2100の場合は、所定本数の多数のまつげエクステ1000を容器部2100に収納させたらそれでよいが、図4に示した容器2500の場合は、まつげエクステ1000を一列にきれいに整列させる必要がある。図5に示すように、このまつげエクステ1000の整列(ブロック1500の整列)はかなり精密なものであり、具体的には、まつげエクステ1000の先端111が、基準線(基準高さ)1300に対して±0.2mmの範囲内で収まっているものだけを良品としている。
このような極めて高い精度の整列作業(まつげエクステ1000の整列)は、機械では行うことができずに、すべて手作業で行っており、ものすごい手間とコスト、そして工員の習熟度が要求される作業となっている。なお、参考として、歯ブラシの毛の植え込みは機械で自動的に行うことができるが、その毛先の整列精度は±約1mm程度であり、それを超える高精度の毛先の整列は現在の自動化技術では無理である。
このような整列作業の手間を何とか削減・回避するために、本願発明者はいろいろ検討したが、上手い方法は見つからなかった。具体的には、まず、まつげエクステ1000の台紙2350への整列作業を簡便化して、まつげエクステ100の先端部111が基準線1300に対してばらばらになっても許容する整列を実行した場合、まつげエクステ1000を収納した容器(販売する製品)2500の見栄えが悪く、売れない商品になってしまう。一方で、より高精度整列を実行できる機械による自動化を検討したが、日本および海外まで調べたが、そのような高精度の整列可能な機械は見つからなかった。まつげエクステ1000は、細くて軽くて柔らかくて機械では取り扱い難いとともに、まつげ形状になるようにカール(湾曲)しているので、その点でも機械による整列自動化は難しい。結局は、一本一本のまつげエクステ1000を手作業で、台紙2350にきれいに貼り付けていくしかないのが実情である。
一方、図1に示したまつげエクステ1000は、主に、太さ、長さ、カール強弱、軽さ、柔らかさ、色、艶、毛質の別にラインナップ(主に8種類)されており、使用者(顧客)が所望する様々なデザインにあわせて、各種のまつげエクステ1000を選択して仕上げていく必要がある。すなわち、6種類のまつげエクステ1000をその都度選択して、顧客が所望するデザインを仕上げなくてはならない。そのため、サロンは、まつげエクステの施術営業をするにあたり、6種類のまつげエクステ(製品)をバラバラに仕入れて準備しておく必要があるため、仕入れコストが高くなる。
また、あまり売れないまつげエクステ1000の場合、無駄に大量のまつげエクステを仕入れることに繋がるとともに、長期間使用しないまつげエクステについてはバクテリアの増殖やカールが弱くなるなど品質に問題が生じることがある。
さらに、サロンの技術者が顧客(使用者)に施術するにあたっては、顧客とデザインの相談をし、意思確認をしてから、6種類のまつげエクステを使い分けるため、手間と時間がかかってしまう。加えて、リピータが前回と同じデザインを所望した場合、簡単なイラストとともに、大まかに使用したまつげエクステのカールや長さや太さや本数などを記載した「施術デザインメモ」を参考にして、同じデザインにすることが多い。この方式の場合、1人1人の施術記録を詳細に記載することから非常に時間がかかるとともに、詳細に記載しなかったときは、前回と違うという不満を顧客から指摘されることがある。また、顧客は毎回同じデザインに仕上げたいというわけではないため、デザインが変わるたびに詳細な資料を作成するのは困難であるという欠点がある。そして、顧客がデザインを思い出せずに、前回だったか前々回だったかと同じデザインでお願いしますと言われたときには、意思疎通の不具合によるデザイン相違の不満やクレームが発生するおそれが高まる。
また、サロン技術者が選択するまつげエクステ(人工毛)のサイズや素材などの種類を間違えたり、装着する本数を間違えたりすると、顧客が思っていたデザインと違う仕上がりになったというクレームが発生する。こういった仕上がりに対する不満からのクレームは、まつげエクステを取り付けた直後に取り外して付け直すという方法を行う以外の手段がなく、それゆえに時間や人権費の無駄が生じるため大きな問題である。加えて、仕上がりデザインに満足できなかった顧客の中には不満を言うこともなく、次回から別のサロンにいくという選択をする人もいるため、サロンでは、このような問題の発生を限りなくゼロに近づける必要がある。
さらに、今日は、「一定価格でつけ放題」というメニューが存在しているため、顧客は「付けられるだけ付けないと損」という認識を持つことが多々ある。そして、まつげエクステの装着にあたっては、デザインだけでなく、まつげの生えている本数や、生え始めて間もない成長期のまつげにはつけないという点に留意しなければならない。しかしながら、つけ放題だからたくさん付けないと損と思う顧客に「成長期のまつ毛にはつけない方が良い」などといったサロン技術者の提案は、付ける量を減らすための言い訳と受け取られてしまうことがある。
そして、まつげエクステの施術トラブルは、顧客の言いなりとなって無理にたくさん付けすぎることによって増加するおそれがあり、それに対して何らかの対策が必要とされているが、現在、理想的な改善案はない。
このような状況の中、本願発明者は、サロンの負担を減らすとともに、顧客(使用者)の望みを叶える発明を想到し、本発明に至った。本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、まつげエクステンションの施術時間の短縮・サロンの仕入れ・在庫コストを減らすことができるとともに、使用者(顧客)のデザインの要求に応えることができるセット(まつげエクステンション(人工毛)があらかじめ任意のデザインに配列して収納されたセット)を提供することにある。
本発明は、まつげの長さを延長するまつげエクステンションを収納したセットであり、装着されるまつげに対応した複数本のまつげエクステンションと、前記複数本のまつげエクステンションの根本部分を取外し可能に固定する支持部材と、前記複数本のまつげエクステンションを載置する載置台とを備えている。
ある好適な実施形態において、前記載置台は、両目分の前記複数本のまつげエクステンションを載せる配置領域を備えている。前記支持部材は、前記複数本のまつげエクステンションのそれぞれの根本部分を粘着固定している。前記まつげエクステンションは、太さ、長さ、カール強弱、軽さ、柔らかさ、色、艶および毛質からなる群から選択される人工毛特性の種類を備えている。前記複数本のまつげエクステンションは、複数の前記種類のまつげエクステンションを含んでいる。
ある好適な実施形態において、前記配置領域は、前記複数本のまつげエクステンションを展示して見せる傾斜面を含んでおり、前記支持部材は、樹脂繊維部材である。
ある好適な実施形態において、前記まつげエクステンションは、先端部と末端部とを有する人工まつげ本体部を備え、前記人工まつげ本体部の末端部の径は、先端部の径よりも太く、前記人工まつげ本体部は、樹脂から構成されており、前記人工まつげ本体部には、湾曲部が形成されている。
ある好適な実施形態において、前記人工まつげ本体部を構成する樹脂は、含水率を調整する成分を含有しており、前記含水率を調整する成分は、水分を保持可能な天然由来高分子成分から構成されており、前記天然由来高分子成分は、前記樹脂に分散して配合されている。
ある好適な実施形態において、前記人工まつげ本体部を構成する樹脂は、抗菌性を有している。
ある好適な実施形態において、前記人工まつげ本体部は、粗面化された表面を有している。
ある好適な実施形態において、前記セットは、蓋付の容器となっており、前記容器には、前記まつげエクステンションによるデザインを説明した説明書が収納されている。
本発明の実施形態に係る取付け方法は、まつげエクステンションの取付け方法であり、上記セットにおける前記支持部材から、前記まつげエクステンションを取り外す工程と、前記まつげエクステンションの前記末端部に接着剤を塗布する工程と、前記まつげエクステンションの前記末端部に前記接着剤が塗布された状態で、前記接着剤をまつげに付ける工程とを含む。
本発明に係るセットでは、装着されるまつげに対応した複数本のまつげエクステンションと、前記複数本のまつげエクステンションを取外し可能に固定する支持部材と、前記複数本のまつげエクステンションを載置する載置台とを備えている。したがって、使用者の両目一式のまつげエクステンションを用意することができるので、サロンは全ての種類のまつげエクステンションを購入・保管しておくことを回避することができるとともに、使用者は、自分のまつげに装着するまつげエクステンションのデザインを確認した上で施術を行うことができる。その結果、まつげエクステンションの施術時間の短縮・サロンの仕入れ・在庫コストを減らすことができるとともに、使用者のデザインの要求に応えることができるセットを実現することができる。
まつげエクステンション1000の構成を示す斜視図である。 (a)から(c)は、まつげエクステンション1000をまつげ50に取り付ける方法を説明する図である。 多数のまつげエクステンション1000を収納するケース2000を示す斜視図である。 複数のまつげエクステンション1000を一列に整列させて収納するケース2500を示す斜視図である。 整列したまつげエクステンション1000の先端部111が揃っている状態を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るセット200の構成を模式的に示す図である。 本発明の実施形態に係るまつげエクステンション100の構成を示す斜視図である。 図7中のA−A線に沿ったまつげエクステンション100の断面図である。 図7中のB部分におけるまつげエクステンション100の断面図である。 (a)から(c)は、まつげエクステンション100の取り付け方法を説明する図である。 まつげエクステンション100をまつげ50に取り付けた状態を説明するための図である。 まつげエクステンション100を上まつげ50に取り付けた状態を示す図である。 (a)から(d)は、それぞれ、カール10cの状態が異なるまつげエクステ100Aから100Dを説明するための模式図である。 まつげエクステンション101の構成を示す斜視図である。 図14中のA−A線に沿ったまつげエクステンション101の断面図である。 図14中のB部分におけるまつげエクステンション101の側面図である。 まつげエクステンション102の構成を示す斜視図である。 図17中のA−A線に沿ったまつげエクステンション102の断面図である。 図17中のB部分におけるまつげエクステンション102の断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態を説明する。以下の図面においては、説明の簡潔化のために、実質的に同一の機能を有する構成要素を同一の参照符号で示す。また、本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本発明の実施に必要な事項は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。本発明は、本明細書及び図面によって開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。加えて、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
以下、本発明の実施形態に係るまつげエクステンションのセット200(まつげエクステンションが収納されたセット)について説明する。図6は、本実施形態のセット200の構成を説明するための図である。また、図7は、本実施形態のまつげエクステンション100の構造を示す斜視図であり、図8及び図9は、それぞれ、図7のA線に沿った断面図、および、B部分の拡大断面図である。
本実施形態のセット200は、図6に示すように、まつげの長さを延長するまつげエクステンション(以下、「まつげエクステ」と称する)を収納している。本実施形態のセット200は、装着されるまつげに対応した複数本のまつげエクステンション100(100A、100B)と、複数本のまつげエクステンション100を取外し可能に固定する支持部材17と、複数本のまつげエクステンション100を載置する載置台250とから構成されている。
本実施形態のセット200においては、複数本のまつげエクステ100は、使用者(顧客、ユーザー)の両目分(右目まつげ、左目まつげ)に対応したまつげエクステが用意されている。ここで、両目分に対応したまつげエクステ100とは、右目まつげおよび左目まつげ用のまつげエクステが準備されていることを意味し、使用者の個人個人の地まつげの本数に一致した本数のまつげエクステ100が用意されていることまでは意味しない。使用者の地まつげの本数は、1人1人異なるので、典型的なまつげエクステの本数(種類)が用意されていれば、あとは、使わないものがでてきたり、追加で付け足ししたりすることもある。
まつげに対応した複数本のまつげエクステ100は、それらを固定する支持部材17によって纏められている。支持部材17で一体となったまつげエクステ100を、まつげエクステ構造体210(210A、210B)と称することにする。本実施形態の構成では、支持部材17は、粘着性の樹脂繊維部材から構成されており、例えば、樹脂繊維部材の一部または表面に粘着剤が塗布されており、その粘着剤によって、まつげエクステ100の根本部分15が支持部材17に固定されている。そして、まつげエクステ100は、手やピンセットでつままれて、支持部材17から取り外す(剥がす)ことができる。なお、支持部材17は、複数本のまつげエクステ100を固定できればよいので、テープ(粘着テープ)や粘着剤のようなものでもよい。
まつげエクステ構造体210には、複数種類のまつげエクステ100が含まれている。まつげエクステ100は、太さ、長さ、カール強弱、軽さ、柔らかさ、色、艶、および毛質によって種類分けされており、その種類によって、まつげエクステ100によるまつげデザインが設計される。例えば、まつげエクステ100のカールが強いものを多く使用したり、まつげエクステ100を細くしたり、まつげエクステ100の長いものを中央に多く使って、短いものを端に多く使ったりして、まつげエクステ100のデザインを決めていく。なお、まつげエクステ構造体210の同種のまつげエクステ100を含めてもよいが、使用者の所望するデザインの典型的なセットになるように、人気のある組み合わせ(または、人気タレント・アイドルが使用しているまつげエクステの組み合わせ)、使用者に似合う組み合わせが構築できるように複数種類のまつげエクステ100を含めることが望ましい。
本実施形態の構成では、載置台250は、両目分の複数本のまつげエクステ100(まつげエクステ構造体210)を載せる配置領域230を備えている。図示した例では、配置領域230は、複数本のまつげエクステ100(まつげエクステ構造体210)を展示して見せる傾斜面となっている。また、この傾斜面を含む配置領域230は、まつげエクステ100の先端部11から末端部15そして支持部材17がきれいに展示できるように延びており、図示した例では、配置領域230の上方には、天板面252(252A、252B)が位置している。
本実施形態の載置台250は、配置領域230(傾斜面)および天板面252を含めて一体的に形成されており、例えば、樹脂材料から構成されている。載置台250は、例えば、透光性樹脂から構成して、透明の土台(載置台250)の上に、まつげエクステ構造体210が配置されるようにしてもよいし、あるいは、着色した樹脂材料(または、模様が付された構造体)からなる載置台250の上に、まつげエクステ構造体210が配置されるようにしてもよい。なお、本実施形態の載置台250は、樹脂材料以外のもの(例えば、金属材料、セラミック材料、木材など)から作っても構わないし、一体の構造体でなく、別体のものを組み合わせて構築した構造体のものでもよい。また、配置領域(傾斜面)230の上部位置(根本部分15付近)に粘着剤を塗布して、載置台250の一部を支持部材17として使用することも可能である。
本実施形態のセット200では、図6では、載置台250を主に示しているが、この載置台250を図4に示したような容器(蓋付の容器)の中に配置させてもよい。例えば、そのような容器の中に、セット200におけるまつげエクステ100でのデザインを説明した説明書(イラスト、写真など)が収納するようにしてもよい。そのような説明書があれば、施術者、使用者ともに、間違わなくてすむとともに、決定したデザインの意思確認をスムーズに行うことができる。
図6に示したセット200に収納されるまつげエクステ100の構造について、図7から図9を参照しながら説明する。図6および図7において、まつげエクステ100A、100Bと表記しているは、別の種類のまつげエクステ100であることを便宜上表しているものである。
本実施形態のまつげエクステ100は、先端部11と末端部15とを有する人工まつげ本体部10を備えている。人工まつげ本体部10は、まつげ型の形状を有しており、そして、人工まつげ本体部10には、まつげ50に取り付けた時に自然な角度になるようなカーブ(湾曲部10c)が形成されている。具体的には、人工まつげ本体部10の末端部15の径(ここでは、直径)は、先端部11の径(直径)よりも太い。人工まつげ本体部10は、かるく湾曲しており、先端部11のトップは尖っている。本実施形態の人工まつげ本体部10の長さは、例えば5mm〜20mmであり、末端部15の端面15aの直径(または厚さ)は例えば0.07mm〜0.3mmである。図8及び図9では、末端部15における直径φを表記している。なお、先端部11が尖っていなかったり、先端部11から末端部15までが実質的に同一の寸法(直径)を有する人工まつげ本体部10を排除するものではない。
本実施形態の人工まつげ本体部10は、樹脂12から構成されている。言い換えると、人工まつげ本体部110は、化学繊維からなり、樹脂材料から構成されている。本実施形態の人工まつげ本体部10を構成する樹脂は、例えば、ポリブチレンテレフタレート、ポリエステル、アクリル、塩化ビニル、ナイロンから構成されている。この例の人工まつげ本体部10は、ポリブチレンテレフタレート(PBT)から構成されている。なお、人工まつげ本体部10は、黒色の他、着色された材料から構成されていてもよい。人工まつげ本体部10は、例えば、ダークブラウン、パープル、ブルー、ピンク、シルバー、グリーン、ライトオレンジ、ライトゴールド、レッド、ワインレッド、ホワイト、イエローなどの色にすることができ、それによって、カラーエクステンションを実現することが可能である。
本実施形態の人工まつげ本体部10の断面は、図8に示すように、円形形状を有している。本実施形態の構成における「円形形状」は、幾何学的な意味での円形の形状(真円)に限らず、多少歪んでいても構わない。例えば、真円から見ると、楕円形状、長円形状などのものであっても構わない。本実施形態の例では、人工まつげ本体部10の断面には、溝、山・谷のような凹凸は形成されておらず、人工まつげ本体部10の断面は、なめらかな曲線からなる形状(略円形)となっている。
次に、図10(a)から(c)を参照しながら、本実施形態のセット200からまつげエクステ100を外して、地まつげ50に取り付ける方法について説明する。
まず、図10(a)に示すように、まつげエクステ構造体210(210A、210B)から、ピンセット60で、まつげエクステ100(人工まつげ本体部10)を挟んで、支持部材17からまつげエクステ100を取り外す。
次に,図10(b)に示すように、ピンセット60で、1本のまつげエクステ100を移動させた後、図10(c)に示すように、まつげエクステ100の末端部15に接着剤20を塗布して、それを使用者55の地まつげ50の付近に持って行く。
その後、図11に示すように、接着剤20を硬化させて、まつげエクステ100を地まつげ50に固定する。このようにして装着が実行される。セット200に含まれる残りのまつげエクステ100も同様にして、地まつげ50の上下横位置のどの位置に取り付けてもよい。下から上に絡めるようにつけてもよい。
図12は、上まつげ50のそれぞれにまつげエクステ100を取り付けた様子を示している。図12に示すように、数多くのまつげエクステ100が上まつげ50に取り付けられている。本実施形態の構成では、セット200に対応した形で、上まつげ50への取り付けが実行されるので、使用者が所望したデザイン(各種類のまつげエクステ100からなる組み合わせ)が上まつげ50に再現されるので、施術者および使用者ともに安心である。
本実施形態のセット200に含まれるまつげエクステ100(人工まつげ本体部10)は、カールの強弱、すなわち、湾曲部10cの形状・曲率によって種々の構造(種類)のものが存在し、例えば、図13(a)から(d)に示すように、様々なカール形状にすることができる。図13(a)から(d)では、それぞれ、Iカール、Jカール、Cカール、Dカールのまつげエクステ100を示している。なお、カール形状の名称は、まつげエクステ1000と同様なものにしている。また、それ以外にも、CCカール、SCカール、その他のカール(MIXカール、SSCカール、Lカールなど)のまつげエクステ100のものを使用することもできる。
図13(a)に示したまつげエクステ100Aは、Iカールのまつげエクステである。Iカールのまつげエクステ100Aは、ほとんどカールがない人工まつげであり、あまり派手にしたくなく、自然な仕上がりにしたい人に向いている。特に、元々まつげ50が上向きに生えていて、まつげカーラー(ビューラー)いらずの方に向いている。
図13(b)に示したまつげエクステ100Bは、Jカールのまつげエクステである。Jカールのまつげエクステ100Bは、ゆるやかで自然なカールがついている人工まつげであり、まるで自まつげのような仕上りにしたい人に向いている。日本人の顔立ちに似合うカールで、伏し目になった時、一番美しい目元を演出できる。特に、自まつげが地面と水平に生えている方に向いており、また、前から見て、毛先が上がって見え過ぎないクールな目元がお好みの方に向いている。
図13(c)に示したまつげエクステ100Cは、Cカールのまつげエクステである。Cカールのまつげエクステ100Cは、ビューラーをかけたようなカールがついている人工まつげである。前から見ると、ほどよく毛先が見えて、その分、目を大きく見せることができ、そして、当該カールが目元を可愛らしく演出することができる。特に、元々まつげがやや下向きに生えている方に向いており、また、前から見て、毛先が上がって見えるためキュートな目元が好みの方に向いている。
図13(d)に示したまつげエクステ100Dは、Dカールのまつげエクステである。Dカールのまつげエクステ100Dは、Cカールよりも更に丸みを帯びたカールが強い人工まつげである。ビューラーを強くかけたイメージで、お人形のようなパッチリした可愛らしい目元を演出できるので、より目を大きく見せることができる。特に、元々まつげが下向きに生えている方に向いており、また、前から見て、毛先が真上に上がるのでキュートでより丸い目元がお好みの方に向いている。
なお、上向き状態を長時間維持するために、本実施形態のまつげエクステ100は、人毛や獣毛でなく、化繊(樹脂製の繊維)から人工まつげ本体部10を構成し、その人工まつげ本体部10を加熱してカール形状を記憶させている。人毛や獣毛は天然素材であるがゆえに加熱だけで形状(湾曲形状)を変化させた場合、水やお湯などによる吸水によってカールがすぐに緩くなって真っ直ぐ(直毛)に戻ってしまうことがある。また、人工まつげの材料としては長さや形や色艶が均一であることが望ましいが、人毛や獣毛は天然素材であるので、そのような均一さを求めることは困難であり、実際にそのレベルの均一さを要求すれば、製造コストが高くなるとともに、不均一な人工まつげ材料を用いて施術することは、美容師の操作技術が高度になってしまい好ましくない。そして、天然素材からなる人工まつげは、衛生面でも難があり、下処理が不十分なときは目元の眼病リスクを高める恐れがある。なお、上述の理由により、まつげエクステ100(人工まつげ本体部10)は化繊のものが好ましいが、獣毛、人毛などのものをセット200に用いても構わない。
本実施形態のセット200は、装着されるまつげ50に対応した複数本のまつげエクステ100と、複数本のまつげエクステンション100を取外し可能に固定する支持部材17と、複数本のまつげエクステンション100を載置する載置台250から構成されている。したがって、使用者(55)の両目一式のまつげエクステ100を用意することができるので、サロンは全ての種類のまつげエクステ100を購入・保管しておくことを回避するので非常に便利である。加えて、使用者(55)は、自分のまつげ50に装着するまつげエクステのデザインを確認した上で施術を行うことができる。その結果、まつげエクステ100の仕入れ・在庫コストを減らすことができるとともに、使用者(55)のデザインの要求に応えることが非常に容易になる。
さらに説明すると、本実施形態のセット200によれば、施術に使用するまつげエクステ100の仕入れ量を軽減させることができる。特に、図4に示したような、先端がきれいに揃ったものは高価であるので、使用頻度が少ないまつげエクステの購入を回避することができて、仕入れコストを低減することができる。また、本実施形態のセット200は、使用するまつげエクステ100を1セット(所望の組み合わせ)揃えたらよいので、図4に示したような容器2500で行う先端をきれいに揃える工程が不要になるという利点もある。
また、本実施形態のセット200を用いれば、使用者(顧客)との仕上がりイメージの相違によるクレームを低減させることができる。さらに、使用するまつげエクステ100を、複数のパッケージ(または容器)から取り出すという無駄な作業を軽減することができる。その結果、施術時間を短縮することができる。
加えて、施術記録データについても、本実施形態のセット200に関する番号(デザイン番号、製品番号、管理番号)だけ記録すればよいので、施術デザインの記録作成時間を大幅に短縮することができる。また、顧客から「前回ではなく前々回のような感じ」という風な注文がきたときでも、「前々回はこのデザインでしたが、今回もこのデザインで大丈夫ですか?」とデザインの実物を見せることができるので、合意に時間がかからないという利点がある。
また、デザインを決めるまでに時間がかかっていた顧客が、デザインされたまつげエクステ100の実物や、参考モデルなどの写真などを目で見て確認できるため、説明時間も減少し、そして、デザイン選択までの時間短縮を達成することができる。さらには、本実施形態のセット200を用いれば、新人技術者でも作業時間が早くなり、新人技術者にはハードルの高い「顧客が望むデザインがなかなか習得でない」という点を改善することができる。その結果、新人技術者でも、顧客満足を高めることが可能となる。
そして、本実施形態のセット200の使用により、時間短縮による人件費軽減を行うことができる。したがって、サロンの利益が向上することにより、顧客(使用者)に対する時間短縮や価格低下(利益還元)はもちろん、顧客に対するプラスアルファのサービスを余裕をもって提供することが容易になる。
加えて、「つけ放題だから、たくさんつけないと損」というような過度なつけすぎによる無駄や、施術リスク・身体リスクも減らすことができる。特に、まつげエクステの知識を持たない顧客の言いなりによって、「つけ放題施術作業」をされられる技術者は、顧客にあわせたまつげエクステの使用本数や種類の選択を提案できないことがある。そのため、知識や技術を生かせずに作業することが多々あり、それらは専門的知識技術を有する技術者の労働意欲を低下させてしまう。そして、そのことは、より良い知識技術の研鑽の妨げとなるとともに、ひいては、顧客のさらなる満足度を高めるサービスメニューの開発・登場・提供への妨げにも繋がる。
したがって、本実施形態のセット200の使用は、サロンにとっての施術時間の短縮・仕入れ・在庫コストを低下させる無駄の削減とともに、まつげエクステのデザインの円滑な意思疎通が行われ、そして、まつげエクステ業界にとって大きな技術的な貢献を果たすものである。
なお、図6に示した例では、1人分のまつげエクステ100の組み合わせ(まつげエクステ構造体210)を収納しているが、複数名分のものを入れても構わない。
<他の実施形態>
上述の実施形態では、まつげエクステ構造体210には、複数種類のまつげエクステ100が含まれており、そのまつげエクステ100の種類は、太さ、長さ、カール強弱、軽さ、柔らかさ、色、艶および毛質からなる人工毛特性(8種類)によって分けていたが、それ以外の特徴で種類をわけることもできる。具体的には、まつげエクステ100(人工まつげ本体部10)に配合する成分、人工まつげ本体部10の断面形状・表面形状などの特徴によって種類を規定することができる。
具体的には、図8に示したまつげエクステ100では、断面が円形であるものを示した。しかしながら、まつげエクステ100の断面を多面形(六角形、八角形など)に改変することも可能であるし、断面を星形(六角形の星形、八角形の星形)にすることも可能である。これらの断面が非円形のまつげエクステ100には、表面積が大きくなり、接着剤(グルー)20が付着しやくなるというメリットがある。また、まつげエクステ100の重さが軽くなるという利点もある。そのようなまつげエクステの一例としては、具体的には、図14から図16に示すように、溝34が形成された多角形の星形形状のまつげエクステ101にすることができる。
図14は、本実施形態のまつげエクステ101の構成を示す斜視図である。図15は、図14中のA−A線に沿った断面図を示している。図16は、図14中のB部分における拡大側面図を示している。
本実施形態のまつげエクステ101では、人工まつげ本体部10は樹脂12から構成されている。そして、人工まつげ本体部10の延長方向65に沿って溝34が延びている。また、図23に示すように、人工まつげ本体部10の断面は、正八角形の構造を有しており、各頂点32の間に溝34が形成されている。より具体的には、人工まつげ本体部10の断面の頂点32は、正八角形の頂点に位置している。したがって、頂点32は45°ごとに形成されている。0°と90°との間の部分で説明すると、0°と45°と90°の位置に頂点32が位置しており、0°と45°との頂点の間に溝34が設けられ、そして、45°と90°との頂点の間にも溝34が設けられている。なお、断面の星形は、六角形でも五角形でも四角形でも、又は三角形を採用しても構わない。
人工まつげ本体部10に形成される溝34の深さTは、太さを100とした場合に、例えば20から40(典型的には30)にすることができる。本実施形態の構成では、溝34は、末端部(根本部)15の端面15aから先端部11まで形成されている。ただし、必ずしも先端部11の先まで溝34を形成しなくてもよく、少なくとも根本部15に形成されていればよい。これは、まつげエクステ101の製造方法によっては、径が細くなる先端部11において溝34が消えてしまうことがあるからである。
本実施形態のまつげエクステ101では、例えば、溝34は、根本部15から、根本部15の端面15aと先端部11との中間に位置する中間点まで延ばすようにすることができる。なお、まつげエクステ101の製造方法によっては、根本部15の端面15aの位置では、人工まつげ本体部10の一部が溶けて溝34が消えた構造になることもある。したがって、根本部15の部分に溝34が形成されていても、根本部15の端面15aの箇所に溝34が形成されていなくてもよい。
図示した構成例では、多角形の断面の頂点32の間に溝34が位置しているので、1つの方向だけでなく他の方向からでも、接着剤を保持した溝34を使って、人工まつげ本体部10をまつげ50に接着させることができる。さらに、人工まつげ本体部10には複数本の溝34が形成されているので、溝34が形成されていないものと比較すると、まつげエクステ101の重さ(質量)を軽くすることができる。まつげエクステ101の一本一本の重さは軽くても、それらは使用者のまつげに取り付けられるものであるから、まつげエクステ101の重さを軽くできることは、使用者(ユーザ)の使用感に影響を与えることができ、その結果、つけ心地の感じのよいまつげエクステ101を実現することができる。本実施形態のまつげエクステ101では、人工まつげ本体部10の太さや溝34の深さTにも依存するが、複数の溝34がないものと比較して、まつげエクステの重さを例えば10%〜70%程度軽くすることが可能である。
次に、図7に示したまつげエクステ100では、人工まつげ本体部10の表面10aに凹凸部やザラザラ部が形成されていないものを示したが、それに限らず、まつげエクステ100の表面10aに凹凸部やザラザラ部が形成されているものに改変することも可能である。そのようなまつげエクステの一例としては、具体的には、図17から図19に示すように、ザラザラした表面部(粗面化した表面)40を有するまつげエクステ102にすることができる。
図17は、本実施形態のまつげエクステ102の構成を示す斜視図である。図18は、図17中のA−A線に沿った断面図を示している。図19は、図17中のB部分における拡大断面図を示している。
本実施形態のまつげエクステ102では、人工まつげ本体部10の長手方向における中間点よりも根本部15の端面15a側に、ザラザラした表面部40が形成されている。特に、ザラザラした表面部40は、まつげ50と接する領域に形成されていればよく、接着剤20が付与される箇所だけに選択的に形成することも可能である。
本実施形態のザラザラした表面部40は、複数の粒状の凹凸41を含んでいる。この粒状の凹凸41からなるザラザラした表面部40は、根本部(末端部)15の全周にわたって形成されている。したがって、根本部15の表面の全方位において、ザラザラした表面部40が形成されており、接着剤20を何れの方向から根本部15に付与しても、ザラザラした表面部40の上に塗布することができる。
本実施形態の構成において、人工まつげ本体部10のザラザラした表面部40は、フロスト加工を施すことによって形成されている。言い換えると、人工まつげ本体部10には、フロスト加工によって生じた凹凸41が形成されている。フロスト加工とは、表面を霜のようにザラザラさせる加工(または、磨りガラスのようにザラザラさせる加工)のことをいい、本実施形態では、サンドブラストによって人工まつげ本体部10に凹凸41を形成する。サンドブラストは、表面に砂などの研磨材を吹き付ける加工方法のことである。例えば、人工まつげ本体部10の根本部15に、コンプレッサによる圧縮空気に研磨剤を混ぜて吹き付けることにより、当該根本部15にザラザラした表面部40を形成することができる。サンドブラストに使用するサンド(研磨材)は、いわゆる砂に限らず、人工まつげ本体部10に凹凸41を形成するのに適した研磨剤を使用することができる。
本実施形態の凹凸41の深さ(凸部から凹部までの高さの差)は、例えば、0.01mm〜0.1mm程度であるが、それに限定されるものではない。具体的には、ザラザラした表面部40を形成するために使用したフロスト加工(例えば、サンドブラスト)の条件によって決定されるとともに、使用するフロスト加工にあわせて適宜好適な凹凸41を形成することが可能である。
加えて、人工まつげ本体部10に貫通孔を形成して、その貫通孔によって、ザラザラした表面部40を形成することも可能である。その場合には、凹凸41を構成する貫通孔の長さは、人工まつげ本体部10の直径φに相当するものになる。また、貫通孔を形成した場合には、まつげエクステ102の重さ(質量)を軽くすることができるという利点も得られる。まつげエクステ102の一本一本の重さは軽くても、それらは使用者のまつげに取り付けられるものであるから、まつげエクステの重さを軽くできることは、使用者(装着者)の装着感に影響を与えることができ、その結果、つけ心地の感じのよいまつげエクステを実現することができる。
本実施形態のザラザラした表面部40は、ヤスリ(具体的には、紙ヤスリ)を擦りつけることによって形成することができる。紙ヤスリは、研磨加工に用いる紙状のシートに研磨材を塗布した工具である。紙ヤスリによって、ザラザラした表面部40を形成する場合、使用する紙ヤスリの粗さ(番手)によって、ザラザラした表面部40の凹凸41の形状・深さなどを調整することができる。
人工まつげ本体部10の根本部15にザラザラした表面部40を形成する場合、多数の人工まつげ本体部10を揃えて、次いで、サンドブラストを根本部15に施すことにより、一度の処理で、ザラザラした表面部40を有する人工まつげ本体部10を多数形成することができる。また、多数の人工まつげ本体部10を揃えた状態で、根本部15に紙ヤスリを施すことにより、一度の処理で、ザラザラした表面部40を有する人工まつげ本体部10を多数形成することも可能である。もちろん、一本の人工まつげ本体部10に紙ヤスリを施して、ザラザラした表面部40を形成しても構わない。加えて、本実施形態のまつげエクステ102は、ザラザラした表面部40(凹凸41)はレーザ照射によって形成してもよい。
本実施形態のまつげエクステ102では、人工まつげ本体部10の根本部15はザラザラした表面部40を有しているので、当該ザラザラした表面部40によって、接着剤20を保持することが容易となり、使用者のまつげ50と人工まつげ本体部10との接着性を良好にすることができる。本実施形態のまつげエクステ102の場合、ザラザラした表面部40により、平滑の場合の表面と比較して表面積が増えたことによって(あるいは、凹凸41によって)接着剤20の保持がよく、それゆえに、接着剤20の付きがよい。
また、上述した例では、人工まつげ本体部10の形状を星形にしたり、ザラザラした表面40にしたりして、接着力を増すようにしたが、凹凸・ザラザラにするような人工まつげ本体部10の改変(凹凸、ざらざら)は、加熱、加圧、レーザ照射などの手法を用いて(あるいは、それらを組み合わせて)、線または線状のものを、人工まつげ本体部10の表面に形成することによって行うことができる。凹凸・ざらざらのための線(線分)は、人工まつげ本体部10の長手方向に沿って形成してもよいし、人工まつげ本体部10の長手方向でない側の方向(例えば、円周方向、斜め方向)に形成してもよい。
さらには、上述したように、人工まつげ本体部10に配合する成分によって違う種類のまつげエクステ100を構築することができる。
一例としては、人工まつげ本体部10の含水率を調整した形態で、まつげエクステ100を構築することができる。含水率を調整した方が好ましい理由の一つは、含水率が調整されていない場合の人工まつげ本体部と比較して、人工まつげ本体部10の含水率を調整すること(高めること)によって、静電気の発生を防止/抑制することができるためである。もう一つの理由は、人工まつげ本体部10の含水率を調整することで(具体的には、上限を設定することで)、人工まつげ本体部10のカール(湾曲部10c)の持続力(持続時間)をコントロールすることができることである。
この例における人工まつげ本体部10の含水率(質量%)は、例えば、0.1%を超え10%以下である。より良い静電気発生の防止(抑制)を満たす観点からは、人工まつげ本体部10の含水率(質量%)の下限値(「以上」の基準値となる値)は、例えば0.2%以上、または、0.3%以上であることが好ましい。本実施形態の人工まつげ本体部10の含水率の一例は、0.2%以上5%以下であり、または、0.2%以上1%以下、あるいは、0.3%(±0.1%)、または、0.4%(±0.1%)、0.5%(±0.1%)、1.0%(±0.1%)もしくは1.0%(±0.5%)である。含水率の測定は、市販の加熱乾燥式水分計(例えば、PETペレットの含水率を測定可能な装置)を用いて行うことができる。ただし、公定試験法(加熱乾燥法)、近赤外分光法、その他の含水率の測定手法を排除するものではない。
また、この例における人工まつげ本体部10は、含水率を調整する成分を含有している。さらに説明すると、人工まつげ本体部10を構成する樹脂(例えば、PBT)は、疎水性材料であるので、樹脂中に水を混練させることが難しく、また、均一に水を含有させることが困難である。また、樹脂中に水が含浸しているというよりか、樹脂とは分離した形態で水が含有されているとすると、水を含有する人工まつげ本体部10から水分が蒸発したり、蒸発しなかったりして、含水率のコントロールが難しく、含水率を一定に制御することが難しくなる。本実施形態の人工まつげ本体部10では、含水率を調整する成分(「含水率調整成分」などと称する)が樹脂12に配合されている。
本実施形態の含水率調整成分は、水分を保持できる成分で、その成分が樹脂12に混練されると、樹脂12中に均一に分散されるような成分であることが好ましい。そのような含水率調整成分は、人工まつげ本体部10の表面10aに露出することができるが、完全に均一に分散されている必要はなく、人工まつげ本体部10の含水率を調整(向上)できるのであれば、人工まつげ本体部10の表面10aには存在して静電気を防止し、人工まつげ本体部10の中心部(コア)には存在していない(または、密度/濃度が少ない)状態であってもよい。なお、含水率調整成分が樹脂12中に均一に分散していなくてよいが、静電気防止機能を果たす観点からは、少なくとも、人工まつげ本体部10の表面(表面部)10aには存在している方が好ましい。
本実施形態の構成において、含水率調整成分は、例えば、水分を保持可能な天然由来高分子成分である。そのような天然由来高分子成分としては、タンパク質(場合によっては、ペプチドも含む)またはタンパク質を含む材料、多糖類または多糖類を含む材料を挙げることができ、種々あるタンパク質または多糖類のうちで、特性/製造プロセス条件にあわせて、適宜好適なものを選択して使用する他、アミノ酸(またはその誘導体)、コラーゲン、ゼラチン、ヒアルロン酸、寒天、アルギン酸(またはその誘導体)、キチン、キトサンなどを使用することができる。含水率調整成分として、天然由来高分子成分を使用した場合は、天然材料というイメージから、ユーザーに安心感を与えることができるが、含水率調整成分としては、水分を保持可能な人工材料(例えば、親水性/水分保持可能な人工高分子材料・親水性ポリマー)を使用することができる。また、水分を保持できる無機材料(例えば、親水性無機材料、酸化金属材料(酸化金属イオン粒子)、金属イオン材料(金属イオン粒子など)を使用することも可能である。さらに、上述した材料の組み合わせ(混合物)を用いることも可能であるし、上述した材料の誘導体(例えば、エステル、修飾基付加、塩など)またはそれらの混合物を用いることも可能である。加えて、人工まつげ本体部10の樹脂12中に良好に含水率調整成分を分散させる観点からは、含水率調整成分は粒子状であることが好ましく、例えば、30μm以下程度の粒径(平均粒径)を有しており、好ましくは、20μm以下(または10μm以下)の粒径のものであって粒径ができるだけ揃っているもの(粒径分布がきれいなもの)がよい。ただし、粒子形態であることや粒径の数字などは、製造/使用するまつげエクステによって好適なものを選択すればよく、それらのものに限定されるものではない。
本実施形態の人工まつげ本体部10の場合、静電気の発生がないので、軽くて細い人工まつげ本体部10であっても、簡単かつ容易に人工まつげ本体部10を操作することができる。したがって、本実施形態のセット200に、まつげエクステ100を配置することが容易になる。
また、人工まつげ本体部10のカールを行う際には、人工まつげ本体部10を加熱して、人工まつげ本体部10の形状を湾曲させ、その形状を記憶(固定)させることによって行う。例えば、人工まつげ本体部10のカール形状(例えば、図13(a)から(d)参照)になるように、人工まつげ本体部10を型に押し当てて、加熱と冷却を行うことで、所望形状のカールを形成する。具体的には、筒状の金属パイプ(アルミパイプ)やガラス棒に人工まつげ本体部10をテープなどで巻き付けて一定時間加熱することによって、人工まつげ本体部10にカール(10c)を形成する。カールの強弱は巻きつけるパイプの口径を小さくしたり大きくしたりすることによって調整する。なお、人工まつげ本体部10の太さや水分率によっても値は変化するが、加熱温度は例えば160〜190℃、加熱時間は例えば3〜30分、その後、冷却時間は3〜30分である。毛先の太さによっては加熱と冷却時間を調整し同じ作業を数回繰り返すこともある。なお、カール工程(S60)では加熱処理を行うので、含水率調整成分を質量%で表示する場合は、全体の重さが変化すると、その値が変わる場合があるので留意する必要がある。例えば、カール工程(S60)が終わった直後における含水率調整成分の配合割合(質量%)は0.01%以上5%以下であるが、これは例示であり、使用する材料や条件または必要とする特性に応じて、適宜好適なものを採用したらよい。
なお、含水率を多くすれば静電気の影響が減るので良いのであるが、その一方で、含水率が高くなればなるほど、カール(10c)を維持する期間は短くなるという関係が本願発明者によって見出された。また、空気中の水分で硬化が開始する接着剤(20)を使用しているので、含水率(水分率)が高すぎる人工まつげ本体部(10)を用いると、接着剤の硬化速度が必要以上に早まるため施術が困難になる。さらに、含水率が高すぎると、含水率が低い場合と比較して、膨張しやすいため、接着剤(20)の破壊につながる可能性があり、それゆえに、人工まつげの装着持続力が低下する可能性を高める。含水率が多くなればなるほど、カール(10c)の維持期間が短くなるという関係があるので、含水率の値に上限を設けることで(すなわち、所定値以下の含水率にすることで)、カール(湾曲)の持続時間をコントロールし、カール形状が崩れて(緩くなって)しまうケースを抑制することができる。本実施形態の構成においては、人工まつげ本体部10中の含水率(質量%)は、10%以下が好ましく、例えば5%以下(場合によっては、3%以下、または、2%以下もしくは1%以下)である。
また、本実施形態の更なる改変例として、人工まつげ本体部10に抗菌性を持たせるようにすることができる。具体的には、人工まつげ本体部10を構成する樹脂12が抗菌性を有するようにする。この場合、人工まつげ本体部10を構成する樹脂12自体が抗菌性を持っている他、人工まつげ本体部10を構成する樹脂12に抗菌成分(抗菌剤)を含有(または配合)させて抗菌性を持たせるようにする。本実施形態の改変例における抗菌成分(抗菌材料)は、金属粒子(例えば、1マイクロメートル以下の金属微粒子(ナノ粒子))、または、金属を含む抗菌剤(金属イオン単独の抗菌剤も含む)から構成されている。例えば、本実施形態の抗菌成分の一例は、銀イオン(Ag+)であり、具体的には、銀ナノ粒子、銀コロイド溶液の粒子(銀コロイド粒子)などである。ここで、抗菌性を有する銀イオン(Ag+)は、例えば、銀イオン水、銀ナノ粒子(銀ナノ粒子が入った銀ナノ溶液)、銀コロイド粒子などの形態で利用することができる。銀イオン(Ag+)は、原子としての銀(Ag)から電子が外れた陽イオンとして存在している銀イオンのことであり、大きさは銀原子とほぼ同じで200ピコメートル程度のいわゆる原子の大きさである。銀ナノ粒子は、銀をナノメートルのオーダーにした粒子である。また、鉱物であるアルミナシリカに微粒子化した銀イオンを保持させた銀ナノ粒子を用いることも可能である。銀コロイド粒子は、コロイド状の銀粒子であり、例えば、脱イオン化された電解液中で半永久的に浮遊状態(コロイド状態)を保持されているものである。銀コロイド粒子の直径は、例えば、0.0001μmのものもあり、その場合は、毛髪の太さ(80μm)の80万分の1の大きさに該当する。
なお、銀イオンは、各種の細菌の細胞に強く吸着し、細菌の細胞酵素をブロッキングして死滅させることができる。したがって、銀イオンによって細菌の繁殖を制御することができる。また、銀イオンは、抗菌効果が比較的強い特徴を有するとともに、人体に対して極めて安全性が高いという特徴を有しており、したがって、本実施形態のまつげエクステ100が間違って人間の口に入ったとしても、銀イオンによる問題は実質的に生じない利点がある。
また、本実施形態の抗菌成分は、銀イオン(Ag+)以外のものを使用することができる。例えば、金コロイド溶液に含まれている金コロイド粒子、または、白金コロイド溶液に含まれている白金コロイド粒子などである。金コロイド粒子は、1マイクロメートル以下の金微粒子(ナノ粒子)が、流体中に分散しているコロイド状態の粒子である。白金コロイド粒子(白金ナノコロイド粒子)は、白金の微粒子によって形成されたコロイド状態の粒子である。なお、本実施形態においてナノ粒子とは、粒径がナノオーダー(例えば、1〜1000nm、または、1〜100nm)の粒子のことを称することがあり、1nm以下の粒子を含む場合もある。このナノ粒子は、比表面積が極めて大きいこと等により、一般的な大きさの固体(バルク)の材料とは異なる性質を示すことがあり、その特性の一つとして、抗菌性を示す場合、抗菌剤として利用することができる。さらに、金属イオンによる抗菌剤について説明したが、抗菌効果を奏する条件において、他の抗菌材料を人工まつげ本体部10に配合することも可能である。例えば、銀イオンのような金属イオンに代えて(または、金属イオン(銀イオン)とともに)、酸化チタンを人工まつげ本体部10に配合させることができる。なお、銀イオン、酸化チタンの他の抗菌材料を用いることも可能である。抗菌材料としては、無機系抗菌剤(金属イオンの静菌作用を利用したもの)、有機系抗菌剤(有機物を利用した抗菌剤。合成系抗菌剤または天然系抗菌剤)を挙げることができる。
本実施形態の改変例における抗菌剤(例えば、銀イオン)の効果は、まつげエクステ100をユーザに装着した時の抗菌効果だけでなく、まつげエクステ100が含まれているセット200を保管しておく間も雑菌繁殖を抑制するため衛生的であるという点での抗菌効果もある。
上述した実施形態および改変例のまつげエクステ100(101など)は、サロンの方針(お勧め組み合わせ)や、顧客の要望にあわせて、セット200内に組み合わせて使用することができる。
以上、本発明を好適な実施形態により説明してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、勿論、種々の改変が可能である。例えば、図16に示した例では、上まつげ50にまつげエクステ100を装着したが、下まつげにまつげエクステ100を装着しても構わない。さらには、上まつげ用のものを例示したが、下まつげ用のデザインに対応するセット200を用意することも可能である。また、セット200において、配列するまつげエクステ100の毛と毛の隙間は、デザインによって異なっていてもよい。
また、上述した改変例の形態を、相互に(矛盾しない限り)適用することも可能である。例えば、含水率調整成分(および/または抗菌成分)を含有した人工まつげ本体部10の構造を、断面星形(および/または表面を粗面化)になるように改変することが可能である。さらに、上述した例では、1本のまつげ50に、1本のまつげエクステ100を装着したが、複数本(2本とか3本、4本とか)の人工まつげ本体部10が一つのまつげエクステ100になった構成のもの(枝分かれしたまつげエクステ、二股になったまつげエクステなど)をセット200に含めてもよい。複数本(2本とか3本、4本とか)の人工まつげ本体部10が一つのまつげエクステ100になった構成(または、1本の繊維が裂けているような構成)の場合も、顧客が使用することを望む場合があるからである。
本発明によれば、まつげエクステンションの施術を行うサロンにおける施術時間の短縮・仕入れ・在庫コストを減らすことができるとともに、使用者のデザインの要求に応えることができるセット(まつげエクステンションが収納されたセット)を提供することができる。
10 人工まつげ本体部
10c 湾曲部(カール)
11 先端部
12 樹脂
15 末端部(根本部分)
17 支持部材
20 接着剤
32 頂点
34 溝
40 ザラザラした表面部(粗面化した表面)
41 凹凸
55 使用者
60 ピンセット
100 まつげエクステンション
101 まつげエクステンション
102 まつげエクステンション
200 セット
210 まつげエクステ構造体
230 配置領域
250 載置台
252 天板面
1000 まつげエクステンション

Claims (9)

  1. まつげの長さを延長するまつげエクステンションを収納したセットであって、
    装着されるまつげに対応した複数本のまつげエクステンションと、
    前記複数本のまつげエクステンションを取外し可能に固定する支持部材と、
    前記複数本のまつげエクステンションを載置する載置台と
    を備えている、セット。
  2. 前記載置台は、両目分の前記複数本のまつげエクステンションを載せる配置領域を備え、
    前記支持部材は、前記複数本のまつげエクステンションのそれぞれの根本部分を粘着固定しており、
    前記まつげエクステンションは、太さ、長さ、カール強弱、軽さ、柔らかさ、色、艶および毛質からなる群から選択される人工毛特性の種類を備えており、
    前記複数本のまつげエクステンションは、複数の前記種類のまつげエクステンションを含んでいる、請求項1に記載のセット。
  3. 前記配置領域は、前記複数本のまつげエクステンションを展示して見せる傾斜面を含んでおり、
    前記支持部材は、樹脂繊維部材である、請求項2に記載のセット。
  4. 前記まつげエクステンションは、先端部と末端部とを有する人工まつげ本体部を備え、
    前記人工まつげ本体部の末端部の径は、先端部の径よりも太く、
    前記人工まつげ本体部は、樹脂から構成されており、
    前記人工まつげ本体部には、湾曲部が形成されている、請求項1から3の何れか一つに記載のセット。
  5. 前記人工まつげ本体部を構成する樹脂は、含水率を調整する成分を含有しており、
    前記含水率を調整する成分は、水分を保持可能な天然由来高分子成分から構成されており、
    前記天然由来高分子成分は、前記樹脂に分散して配合されている、請求項4に記載のセット。
  6. 前記人工まつげ本体部を構成する樹脂は、抗菌性を有している、請求項4または5に記載のセット。
  7. 前記人工まつげ本体部は、粗面化された表面を有している、請求項4から6の何れか一つに記載のセット。
  8. 前記セットは、蓋付の容器となっており、
    前記容器には、前記まつげエクステンションによるデザインを説明した説明書が収納されている、請求項1から7の何れか一つに記載のセット。
  9. まつげエクステンションの取付け方法であって、
    請求項1から8の何れか一つに記載の前記セットにおける前記支持部材から、前記まつげエクステンションを取り外す工程と、
    前記まつげエクステンションの末端部に接着剤を塗布する工程と、
    前記まつげエクステンションの前記末端部に前記接着剤が塗布された状態で、前記接着剤をまつげに付ける工程と
    を含む、取付け方法。
JP2018027442A 2018-02-19 2018-02-19 まつげエクステンションが収納されたセット Pending JP2018184691A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018027442A JP2018184691A (ja) 2018-02-19 2018-02-19 まつげエクステンションが収納されたセット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018027442A JP2018184691A (ja) 2018-02-19 2018-02-19 まつげエクステンションが収納されたセット

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017001824U Continuation JP3211341U (ja) 2017-04-21 2017-04-21 まつげエクステンションが収納されたセット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018184691A true JP2018184691A (ja) 2018-11-22

Family

ID=64355921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018027442A Pending JP2018184691A (ja) 2018-02-19 2018-02-19 まつげエクステンションが収納されたセット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018184691A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008161646A (ja) * 2007-01-05 2008-07-17 Summerdy Satowa Beauty Clinic:Kk 付け睫毛容器
JP2011500175A (ja) * 2007-10-19 2011-01-06 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 睫毛エクステンションシステム
JP2012092491A (ja) * 2010-09-03 2012-05-17 Matsukaze Co Ltd 人工まつげおよび人工まつげの取り付け方法
US20130133681A1 (en) * 2011-11-28 2013-05-30 Zachary Chipman Eyelash Extension Trays
JP2014122442A (ja) * 2012-12-20 2014-07-03 Junji Nakamura まつげエクステンション施術器、および、まつげエクステンション施術方法
JP2015081387A (ja) * 2013-10-21 2015-04-27 暁 若林 付け睫毛保持部材および付け睫毛の装着方法
JP2016183424A (ja) * 2015-03-25 2016-10-20 株式会社松風 まつげエクステンションの製造方法、まつげエクステンションおよびまつげエクステンションの取付け方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008161646A (ja) * 2007-01-05 2008-07-17 Summerdy Satowa Beauty Clinic:Kk 付け睫毛容器
JP2011500175A (ja) * 2007-10-19 2011-01-06 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 睫毛エクステンションシステム
JP2012092491A (ja) * 2010-09-03 2012-05-17 Matsukaze Co Ltd 人工まつげおよび人工まつげの取り付け方法
US20130133681A1 (en) * 2011-11-28 2013-05-30 Zachary Chipman Eyelash Extension Trays
JP2014122442A (ja) * 2012-12-20 2014-07-03 Junji Nakamura まつげエクステンション施術器、および、まつげエクステンション施術方法
JP2015081387A (ja) * 2013-10-21 2015-04-27 暁 若林 付け睫毛保持部材および付け睫毛の装着方法
JP2016183424A (ja) * 2015-03-25 2016-10-20 株式会社松風 まつげエクステンションの製造方法、まつげエクステンションおよびまつげエクステンションの取付け方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6235740B1 (ja) エクステンション用まつげ、エクステンション用まつげの製造方法、および、エクステンション用まつげの取付け方法
JP2019094588A (ja) エクステンション用まつげの取付け方法
JP5840316B1 (ja) まつげエクステンションの製造方法、まつげエクステンションおよびまつげエクステンションの取付け方法
CN102159113B (zh) 蝶牌睫毛化妆护脸盖
US20100212097A1 (en) Mascara brush
US6779532B2 (en) Cosmetic brush for applying eyeliner to the lashline
CN109414081A (zh) 用于人造睫毛延长部的施用器和壳体
US20090241979A1 (en) Eyelash Extension Hairs with Decorative Applique
US20190246729A1 (en) Magnetic false eyelashes and eyebrows
US20090178689A1 (en) Artificial Eyelash Hairs with Decorative Applique
JP3211341U (ja) まつげエクステンションが収納されたセット
US20200275718A1 (en) Multi-segment false eyelash system and method
JP2016027220A (ja) フリーデザインブリッジ型つけまつ毛の製造方法
US20180027948A1 (en) Method of applying hair building solids with a low rigidity, high density bristle-based applicator
JP5391361B1 (ja) エクステンション用まつげの製造方法およびエクステンション用まつげ
JP2017172090A (ja) まつげエクステンションの製造方法、まつげエクステンションおよびまつげエクステンションの取付け方法
KR102160125B1 (ko) 가속눈썹 점착부재 및 가속눈썹 키트
JP2018184691A (ja) まつげエクステンションが収納されたセット
JP2019014981A (ja) まつげエクステンション、まつげエクステンションの製造方法および取付け方法
JP2021116515A (ja) エクステンション用まつげ、エクステンション用まつげの製造方法、および、エクステンション用まつげの取付け方法
KR20120031213A (ko) 마스카라 솔대의 각도 조절부 구조
KR102376674B1 (ko) 스테어기법 단뜨기 속눈썹 연장 방법
JP2018162548A (ja) 人工まつげの製造方法、人工まつげおよび人工まつげの取付け方法
JP2021063308A (ja) エクステンション用まつげ、エクステンション用まつげの製造方法、および、エクステンション用まつげの取付け方法
KR102066027B1 (ko) 속눈썹 연장 시술방법

Legal Events

Date Code Title Description
A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180817

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181211