JP2018184519A - ポリカーボネート樹脂、その製造方法および光学成形体 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1(特開2005−241962号公報)にはフルオレン構造を有するポリカーボネート樹脂からなる光学レンズが記載されている。
特許文献2(特開2005−187661号公報)には、フルオレン含有ポリエステルに硫黄含有化合物をブレンド(混合、添加)することで簡便に屈折率を向上させる手法が記載されている。
また、特許文献2に記載のように、フルオレン含有ポリエステルに硫黄含有化合物をブレンドすると屈折率が向上するが、低分子量成分を添加するために熱安定性が低下し、ブレンドする二成分の相溶性が悪い場合、透明性が低下してしまう。
下記式(A)で表される構成単位(A)と、下記式(B)で表される構成単位(B)とを有するポリカーボネート樹脂。
[2]
上記[1]に記載のポリカーボネート樹脂において、
上記ポリカーボネート樹脂中の全ての構成単位の合計を100モル%としたとき、上記ポリカーボネート樹脂中の上記構成単位(A)と上記構成単位(B)の合計含有量が30モル%以上100モル%以下であるポリカーボネート樹脂。
[3]
上記[1]または[2]に記載のポリカーボネート樹脂において、
上記ポリカーボネート樹脂中の上記構成単位(A)と上記構成単位(B)のモル比((A)/(B))が、50/50以上99/1以下であるポリカーボネート樹脂。
[4]
上記[1]乃至[3]いずれか一つに記載のポリカーボネート樹脂において、
上記式(A)中、R1〜R4が水素原子または炭素数1〜3のアルキル基であり、
上記式(B)中、R5〜R12が水素原子または炭素数1〜3のアルキル基であり、Xが1,2−エチレン基であり、nおよびmが1または0であるポリカーボネート樹脂。
[5]
上記[1]乃至[4]いずれか一つに記載のポリカーボネート樹脂において、
JIS K−7142に準拠して測定される23℃、波長589nmにおける屈折率が1.630以上1.695以下であるポリカーボネート樹脂。
[6]
上記[1]乃至[5]いずれか一つに記載のポリカーボネート樹脂において、
示差走査熱量により測定されるガラス転移温度が80℃以上190℃以下であるポリカーボネート樹脂。
[7]
上記[1]乃至[6]いずれか一つに記載のポリカーボネート樹脂において、
JIS K−7361−1に準拠して測定される全光線透過率が85%以上であるポリカーボネート樹脂。
[8]
上記[1]乃至[7]いずれか一つに記載のポリカーボネート樹脂において、
ポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)が1.5×104以上2.0×105以下であるポリカーボネート樹脂。
[9]
上記[1]乃至[8]いずれか一つに記載のポリカーボネート樹脂において、
アッベ数が30以下であるポリカーボネート樹脂。
[10]
上記[1]乃至[9]いずれか一つに記載のポリカーボネート樹脂を製造するための製造方法であって、
下記式(I)で表されるジヒドロキシ化合物(I)および下記式(II)で表されるジヒドロキシ化合物(II)を、炭酸ジエステルと反応させることにより、上記ポリカーボネート樹脂を合成する工程を含み、
反応系内に含まれる全てのジヒドロキシ化合物の合計を100モル%としたとき、上記ジヒドロキシ化合物(I)と上記ジヒドロキシ化合物(II)の合計が30モル%以上であるポリカーボネート樹脂の製造方法。
[11]
上記[10]に記載のポリカーボネート樹脂の製造方法において、
上記ジヒドロキシ化合物(I)と上記ジヒドロキシ化合物(II)のモル比((I)/(II))が、50/50以上99/1以下であるポリカーボネート樹脂の製造方法。
[12]
上記[1]乃至[9]いずれか一つに記載のポリカーボネート樹脂を含む光学成形体。
[13]
光学レンズである上記[12]に記載の光学成形体。
[14]
光学フィルムである上記[12]に記載の光学成形体。
はじめに、本実施形態に係るポリカーボネート樹脂について説明する。
本実施形態に係るポリカーボネート樹脂は、下記式(A)で表される構成単位(A)と、下記式(B)で表される構成単位(B)とを有する。
本実施形態に係るポリカーボネート樹脂によれば、構成単位(A)および構成単位(B)を有することで、高屈折率で、かつ、透明性に優れた光学成形体を実現できる。さらに、本実施形態に係るポリカーボネート樹脂によれば、構成単位(A)および構成単位(B)を有することで、低アッベ数や高耐熱性、良好な射出成形性等のバランスに優れるという効果も得ることができる。また、本実施形態に係るポリカーボネート樹脂を用いると、光学歪みが抑制された成形体が得られ、その結果、実質的に光学歪みのない優れた光学レンズを提供することもできる。
上記式(A)において、炭素数6〜20のアリール基としては、例えば、置換または無置換のフェニル基、置換または無置換のナフチル基等が挙げられる。
上記式(A)において、Aは炭素数2〜6のアルキレン基であることが好ましく、炭素数2〜4のアルキレン基であることがより好ましく、炭素数2のアルキレン基であることがさらに好ましい。
上記式(A)において、pおよびqはそれぞれ独立に1〜8の整数を表し、好ましくは、1〜4の整数であり、より好ましくは1〜2の整数であり、さらに好ましくは1である。
上記式(B)において、炭素数6〜20のアリール基としては、例えば、置換または無置換のフェニル基、置換または無置換のナフチル基等が挙げられる。
n+mが上記範囲内であると、高屈折率、低アッベ数、高透明性といった優れた光学特性を維持しながら射出成形により適したガラス転移温度を得ることができ、射出成形性をより向上させることができる。
Zは好ましくは、下記式(C1)〜(C5)で表される基を表す。
Ar2は、好ましくは置換または無置換の1,4−フェニレン基、置換または無置換の1,3−フェニレン基、置換または無置換の2,6−ナフチレン基、および置換または無置換の2,7−ナフチレン基から選択される芳香族基を表す。
W2は好ましくは、2,2−プロピリデン基、1,1−シクロヘキシレン基、1,1,−(3,3,5−トリメチル)シクロヘキシレン基、1,1−フェニルエチレン基、および9,9−フルオレン基から選択される有機基を表す。
構成単位(A)および構成単位(B)の合計が上記下限値以上であると、本実施形態に係るポリカーボネート樹脂の成型加工性、高屈折率、低複屈折、耐熱性等の特性のバランスをより良好にすることができる。
本実施形態に係るポリカーボネート樹脂は、ランダム共重合構造、ブロック共重合構造および交互共重合構造のいずれを含んでもよい。
これらの中でも、好ましくは、9,9−ビス〔4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル〕フルオレン、9,9−ビス〔4−(2−ヒドロキシエトキシ)−3−メチルフェニル〕フルオレン、9,9−ビス〔4−(2−ヒドロキシエトキシ)−3−フェニルフェニル〕フルオレンを挙げることができる。
これらは単独で使用してもよく、または二種以上組み合わせて用いてもよい。
これらは単独で使用してもよく、または二種以上組み合わせて用いてもよい。
(1)下記式(II−1)で表されるジヒドロキシ化合物(II−1)と、エチレンカーボネートやプロピレンカーボネート等のアルキレンカーボネートとの反応
塩基(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の無機塩基、ナトリウムメトキシド、カリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシド、ナトリウム−tert−ブトキシド、カリウム−tert−ブトキシド等の金属アルコキシド等)および溶媒(例えば、エタノール、イソプロパノール等の脂肪族アルコール、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N’−ジメチルイミダゾリジノン等のアミド系溶媒等)の存在下で、上記式(II−1)で表されるジヒドロキシ化合物(II−1)とハロゲノアルコール(例えば、2−クロロエタノール、2−ブロモエタノール、3−クロロプロパノール、3−ブロモプロパノール、4−クロロブタノール、4−ブロモブタノール、5−クロロペンタノール、5−ブロモペンタノール、6−クロロヘキサノール、6−ブロモヘキサノール、7−クロロヘプタノール、7−ブロモヘプタノール、8−クロロオクタノール、8−ブロモオクタノール、9−クロロノナノール、9−ブロモノナノール、10−クロロデカノール、10−ブロモデカノール等)を反応させることにより製造することができる。
上記式(II−1)で表されるジヒドロキシ化合物(II−1)と、エチレンオキサイドやプロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドとを塩基(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ジエチルアミン塩酸塩、イオン交換樹脂等)の存在下で、溶媒(例えば、エチレングリコールジメチルエーテル、2−メトキシエタノール等のエーテル系溶媒、水等)中で、常圧もしくは加圧下で反応させることで製造することができる。
芳香族ジヒドロキシ化合物として、例えば、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルエタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、4,4−ジヒドロキシフェニル−1,1−m−ジイソプロピルベンゼン等のビス(4−ヒドロキシアリール)アルカン類;1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロペンタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,2,2,2−テトラヒドロ−3,3,3,3−テトラメチル−1,1−スピロビス〔1Hインデン〕−6,6−ジオール等のビス(ヒドロキシアリール)シクロアルカン類;ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)エーテル等のジヒドロキシアリールエーテル類;9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−tert−ブチルフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−イソプロピルフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−シクロヘキシルフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−フェニルフェニル)フルオレン等が例示される。
これらは単独で使用してもよく、または二種以上組み合わせて用いてもよい。
これらは単独で使用してもよく、または二種以上組み合わせて用いてもよい。
Mwが上記下限値以上であると、得られる成形体が脆くなることをより抑制できるため好ましい。Mwが上記上限値以下であると、溶融粘度がより適度となるため製造後の樹脂の取り出しがより容易になり、さらに流動性がより良好になり溶融状態で射出成形しやすくなるため好ましい。
本実施形態に係るポリカーボネート樹脂は、屈折率(nD)が高く、光学レンズ材料に適している。屈折率は、厚さ0.1mmフィルムについて、アッベ屈折計を用いて、JIS K−7142の方法で測定することができる。
アッベ数は、23℃下での波長486nm、589nmおよび656nmの屈折率から、下記式を用いて算出することができる。
ν=(nD−1)/(nF−nC)
nD:波長589nmでの屈折率
nC:波長656nmでの屈折率
nF:波長486nmでの屈折率
本実施形態に係るポリカーボネート樹脂を射出成形に使用する場合、好ましいガラス転移温度(Tg)は80℃以上190℃以下であり、より好ましくは85℃以上180℃以下であり、さらに好ましくは90℃以上170℃以下である。Tgが上記下限値以上であると、使用温度範囲がより広くなるため好ましい。またTgが上記上限値以下であると、樹脂の溶融温度がより低くなり、樹脂の分解や着色がより発生し難くなるため好ましい。またTgが上記上限値以下であると、汎用の金型温調機でも、金型温度と樹脂のガラス転移温度の差を小さくすることができる。そのため、製品に厳密な面精度が求められる用途において使用し易く好ましい。
本実施形態に係るポリカーボネート樹脂は、上記式(I)で表されるジヒドロキシ化合物(I)および上記式(II)で表されるジヒドロキシ化合物(II)を原料として使用して製造することができる。具体的には、ジヒドロキシ化合物(I)、ジヒドロキシ化合物(II)および炭酸ジエステル等のカーボネート前駆物質を、塩基性化合物触媒もしくはエステル交換触媒もしくはその双方からなる混合触媒の存在下、または無触媒下において、溶融重縮合法により反応させて製造することができる。
ここで、アリールハロホーメートとしては、例えば、フェニルクロロホーメート、p−トリルクロロホーメート、m−トリルクロロホーメート、o−トリルクロロホーメート、p−クロロフェニルクロロホーメート、m−クロロフェニルクロロホーメート、o−クロロフェニルクロロホーメート等を挙げることができる。
塩基としては無機塩基、有機塩基を挙げることができ、その具体例としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基;トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン等の有機塩基を挙げることができる。
必要に応じて使用する溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲン系溶媒を挙げることができる。
塩基性化合物触媒としては、アルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物、および含窒素化合物等が挙げられる。このような化合物としては、アルカリ金属およびアルカリ土類金属化合物等の有機酸塩、無機塩、酸化物、水酸化物、水素化物あるいはアルコキシド、または4級アンモニウムヒドロキシドおよびそれらの塩、アミン類等が好ましく用いられ、これらの化合物は単独もしくは組み合わせて用いることができる。
エステル交換触媒としては、具体的には、酢酸亜鉛、安息香酸亜鉛、2−エチルヘキサン酸亜鉛、塩化スズ(II)、塩化スズ(IV)、酢酸スズ(II)、酢酸スズ(IV)、ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズオキサイド、ジブチルスズジメトキシド、ジルコニウムアセチルアセトナート、オキシ酢酸ジルコニウム、ジルコニウムテトラブトキシド、酢酸鉛(II)、酢酸鉛(IV)等が用いられる。
これらの触媒は、ジヒドロキシ化合物の合計1モルに対して、10−9〜10−3モルの比率で、好ましくは10−7〜10−4モルの比率で用いられる。
本実施形態に係る溶融重縮合法は、上記式(I)で表されるジヒドロキシ化合物(I)、上記式(II)で表されるジヒドロキシ化合物(II)および炭酸ジエステルを反応容器中で溶融後、副生するモノヒドロキシ化合物を滞留させた状態で、反応を行うことが望ましい。
滞留させるために、反応装置を閉塞したり、減圧したり加圧したりする等して圧力を制御することができる。この工程の反応時間は、好ましくは20分以上240分以下であり、より好ましくは40分以上180分以下、特に好ましくは60分以上150分以下である。この際、副生するモノヒドロキシ化合物を生成後すぐに留去すると、最終的に得られるポリカーボネート樹脂は高分子量体の含有量が少ない。しかし、副生したモノヒドロキシ化合物を反応容器中に一定時間滞留させると、最終的に得られるポリカーボネート樹脂は高分子量体の含有量が多いものが得られる。
反応を行うに際して用いられる反応装置は、錨型攪拌翼、マックスブレンド攪拌翼、ヘリカルリボン型攪拌翼等を装備した縦型であっても、パドル翼、格子翼、メガネ翼等を装備した横型であっても、スクリューを装備した押出機型であってもよい。また、重合物の粘度を勘案してこれらの反応装置を適宜組み合わせた反応装置を使用することが好適に実施される。
本実施形態に係る光学成形体は本実施形態に係るポリカーボネート樹脂を含むものであり、本実施形態に係るポリカーボネート樹脂を用いて光学成形体を製造できる。
例えば、射出成形法、圧縮成形法、射出圧縮成形法、押出成形法、溶液キャスティング法等任意の方法により成形される。
本実施形態に係るポリカーボネート樹脂は、成形性および耐熱性に優れているので、射出成形が必要となる光学レンズにおいて特に有利に使用することができる。成形の際には、本実施形態に係るポリカーボネート樹脂を他のポリカーボネート樹脂やポリエステル樹脂等の他の樹脂と混合して使用することができる。
また、本実施形態の目的を損なわない範囲で各種特性を賦与するために、各種添加剤を使用することができる。添加剤としては、酸化防止剤、加工安定剤、離型剤、紫外線吸収剤、ブルーイング剤、重合金属不活性化剤、難燃剤、滑剤、帯電防止剤、熱線遮蔽剤、蛍光染料(蛍光増白剤含む)、顔料、光散乱剤、強化充填剤、界面活性剤、抗菌剤、可塑剤、相溶化剤、他の樹脂やエラストマー等を挙げることができる。
ポリカーボネート樹脂中の酸化防止剤の含有量は、ポリカーボネート樹脂100質量部に対して0.001〜0.3質量部であることが好ましい。
ポリカーボネート樹脂中のリン系加工熱安定剤の含有量は、ポリカーボネート樹脂100質量部に対して0.001〜0.2質量部が好ましい。
ポリカーボネート樹脂中の硫黄系加工熱安定剤の含有量は、ポリカーボネート樹脂100質量部に対して0.001〜0.2質量部が好ましい。
一価アルコールと飽和脂肪酸とのエステルとしては、例えば、ステアリルステアレート、パルミチルパルミテート、n−ブチルステアレート、メチルラウレート、イソプロピルパルミテート等が挙げられる。多価アルコールと飽和脂肪酸との部分エステルまたは全エステルとしては、例えば、ステアリン酸モノグリセリド、ステアリン酸ジグリセリド、ステアリン酸トリグリセリド、ステアリン酸モノソルビテート、ベヘニン酸モノグリセリド、カプリン酸モノグリセリド、ラウリン酸モノグリセリド、ペンタエリスリトールモノステアレート、ペンタエリスリトールテトラステアレート、ペンタエリスリトールテトラペラルゴネート、プロピレングリコールモノステアレート、ビフェニルビフェネ−ト、ソルビタンモノステアレート、2−エチルヘキシルステアレート、ジペンタエリスリトールヘキサステアレート等のジペンタエリスルトールの全エステルまたは部分エステル等が挙げられる。
これら離型剤の含有量は、ポリカーボネート樹脂100質量部に対して0.005〜2.0質量部の範囲が好ましく、0.01〜0.6質量部の範囲がより好ましく、0.02〜0.5質量部の範囲がさらに好ましい。
ブルーイング剤は、ポリカーボネート樹脂の黄色味を消すために有効である。特に耐候性を賦与したポリカーボネート樹脂の場合は一定量の紫外線吸収剤が配合されるため、「紫外線吸収剤の作用や色」によってポリカーボネート樹脂成型品が黄色味を帯びやすい傾向があり、特にシートやレンズに自然な透明感を賦与するためにはブルーイング剤の配合は有効である。
ブルーイング剤の配合量は、例えば、ポリカーボネート樹脂に対して、好ましくは0.05〜1.5ppmであり、より好ましくは0.1〜1.2ppmである。
本実施形態に係るポリカーボネート樹脂を用いて製造される光学レンズは、高屈折率であり、耐熱性に優れるため、望遠鏡、双眼鏡、テレビプロジェクター等、従来、高価な高屈折率ガラスレンズが用いられていた分野に用いることができ、極めて有用である。必要に応じて、非球面レンズの形で用いることが好ましい。非球面レンズは、1枚のレンズで球面収差を実質的にゼロとすることが可能であるため、複数の球面レンズの組み合わせによって球面収差を取り除く必要がなく、軽量化および生産コストの低減化が可能になる。したがって、非球面レンズは、光学レンズの中でも特にカメラレンズとして有用である。
本実施形態に係る光学レンズは、例えば、射出成形法、圧縮成形法、射出圧縮成形法等任意の方法により成形される。本実施形態により、ガラスレンズでは技術的に加工の困難な高屈折率低複屈折非球面レンズをより簡便に得ることができる。
本実施形態に係るポリカーボネート樹脂を用いて製造される光学フィルムは、透明性および耐熱性に優れるため、液晶基板用フィルム、光メモリーカード等に好適に使用される。
以下の実施例・比較例において、各物性の測定および評価は、以下の方法により行った。
ν=(nD−1)/(nF−nC)
nD:波長589nmでの屈折率
nC:波長656nmでの屈折率
nF:波長486nmでの屈折率
(合成例1)ビス〔4−(2’−ヒドロキシエトキシ)フェニル〕スルフィドの製造
撹拌機を備えた10リットルのフラスコにビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド1091.4g(5.0モル)、エチレンカーボネート924.6g(10.5モル)および炭酸カリウム3.45g(25ミリモル)を装入し、160℃で24時間加熱撹拌した。その後、反応液を60℃まで冷却した後、メタノール2.50Lを添加して、さらに1N−NaOH水溶液750gを添加して、60℃で2時間加熱撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、イオン交換水2.5Lを添加した後、生成した固体をろ別し、得られた固体を1N−HCl水溶液で懸濁洗浄した。固体を酢酸エチルに溶解して、イオン交換水により水相の電導度が10μS/cm以下になるまで水洗した。その後、硫酸ナトリウムで酢酸エチル層を乾燥して減圧濃縮し、得られた固体をクロロホルムから再結晶してビス〔4−(2’−ヒドロキシエトキシ)フェニル〕スルフィド1087.6g(収率71%)を得た。
(実施例1)
9,9−ビス〔4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル〕フルオレン(以下、“BPEF”を略記することがある)308.6g(0.703モル)、合成例1で製造したビス〔4−(2’−ヒドロキシエトキシ)フェニル〕スルフィド(以下、“HETDP”と略記することがある)33.1g(0.108モル)、ジフェニルカーボネート(以下、“DPC”と略記することがある)180.1g(0.841モル)、および0.02M−炭酸水素ナトリウム水溶液90μL(1.8×10−6モル)を留出装置付の反応器に装入して、215℃、100kPaで1時間反応させた。その後、減圧度を19kPaに調整して、20分間反応させた後、240℃まで昇温し、同温度同圧力で70分間反応させた。次に減圧度を16kPaに調整し、20分間反応させ、さらに減圧度を13kPaに調整し20分間反応させた後、40分かけて減圧度を130Paとし、同圧力で30分間反応させて所定のトルクになったところで窒素ガスにより真空を放圧してポリカーボネート樹脂を抜き出した。
このポリカーボネート樹脂を200℃、4分間の予熱後、11MPaで1分間プレスして厚さ0.1mmのプレスシート(光学フィルム)を作製した。このプレスシート(光学フィルム)の屈折率(nD)は1.638でアッベ数は23.9であった。
また、得られたプレスシートの触感はとても滑らかであり、手触り感の良いものであった。
該ペレットを100℃で24時間真空乾燥した後、シリンダー温度250℃、金型温度120℃で射出成型し、直径が9.4mm、両凸面の曲率半径が5.0mmの両凸レンズ(レンズ中心部厚み;9.0mm)を得た。クロスニコル下での観察からは光学歪のないレンズであることが確かめられた。また、全光線透過率を測定したところ90%であった。また、射出成形性は良好であり、問題なくレンズを成形することができた。
実施例1において、BPEF308.6g(0.703モル)、HETDP33.1g(0.108モル)を使用する代わりに、BPEF263.0g(0.6モル)およびHETDP61.0g(0.2モル)を使用した以外は実施例1に記載の操作に従いポリカーボネート樹脂を製造した。
このポリカーボネート樹脂を200℃、3分間の予熱後、10MPaで1分間プレスして厚さ0.1mmのプレスシート(光学フィルム)を作製した。このプレスシート(光学フィルム)の屈折率(nD)は1.636でアッベ数は29.4であった。
また、得られたプレスシートの触感はとても滑らかであり、手触り感の良いものであった。
該ペレットを100℃で24時間真空乾燥した後、シリンダー温度250℃、金型温度120℃で射出成型し、直径が9.4mm、両凸面の曲率半径が5.0mmの両凸レンズ(レンズ中心部厚み;9.0mm)を得た。クロスニコル下での観察からは光学歪のないレンズであることが確かめられた。また、全光線透過率を測定したところ89%であった。また、射出成形性は良好であり、問題なくレンズを成形することができた。
実施例1において、BPEF308.6g(0.703モル)、HETDP33.1g(0.108モル)を使用する代わりに、BPEF175.5g(0.4モル)およびHETDP122.6g(0.4モル)を使用した以外は実施例1に記載の操作に従いポリカーボネート樹脂を製造した。
このポリカーボネート樹脂を200℃、3分間の予熱後、10MPaで1分間プレスして厚さ0.1mmのプレスシート(光学フィルム)を作製した。このプレスシート(光学フィルム)の屈折率(nD)は1.634でアッベ数は25.2であった。
また、得られたプレスシートの触感はとても滑らかであり、手触り感の良いものであった。
該ペレットを80℃で24時間真空乾燥した後、シリンダー温度230℃、金型温度80℃で射出成型し、直径が9.4mm、両凸面の曲率半径が5.0mmの両凸レンズ(レンズ中心部厚み;9.0mm)を得た。クロスニコル下での観察からは光学歪のないレンズであることが確かめられた。また、全光線透過率を測定したところ90%であった。また、射出成形性は良好であり、問題なくレンズを成形することができた。
ビスフェノールAからなるポリカーボネート樹脂として、商品名「パンライトL−1225Y」(帝人化成(株)製:Mw=45000、Tg:154℃、屈折率:1.585)を用いた。
このポリカーボネート樹脂により構成されたペレットを100℃で24時間真空乾燥した後、シリンダー温度280℃、金型温度120℃で射出成型し、直径が9.4mm、両凸面の曲率半径が5.0mmの両凸レンズ(レンズ中心部厚み;9.0mm)を得た。クロスニコル下での観察からは複屈折の大きい、光学歪の大きなレンズであることが確かめられた。また、全光線透過率を測定したところ90%であった。
Claims (14)
- 下記式(A)で表される構成単位(A)と、下記式(B)で表される構成単位(B)とを有するポリカーボネート樹脂。
- 請求項1に記載のポリカーボネート樹脂において、
前記ポリカーボネート樹脂中の全ての構成単位の合計を100モル%としたとき、前記ポリカーボネート樹脂中の前記構成単位(A)と前記構成単位(B)の合計含有量が30モル%以上100モル%以下であるポリカーボネート樹脂。 - 請求項1または2に記載のポリカーボネート樹脂において、
前記ポリカーボネート樹脂中の前記構成単位(A)と前記構成単位(B)のモル比((A)/(B))が、50/50以上99/1以下であるポリカーボネート樹脂。 - 請求項1乃至3いずれか一項に記載のポリカーボネート樹脂において、
前記式(A)中、R1〜R4が水素原子または炭素数1〜3のアルキル基であり、
前記式(B)中、R5〜R12が水素原子または炭素数1〜3のアルキル基であり、Xが1,2−エチレン基であり、nおよびmが1または0であるポリカーボネート樹脂。 - 請求項1乃至4いずれか一項に記載のポリカーボネート樹脂において、
JIS K−7142に準拠して測定される23℃、波長589nmにおける屈折率が1.630以上1.695以下であるポリカーボネート樹脂。 - 請求項1乃至5いずれか一項に記載のポリカーボネート樹脂において、
示差走査熱量により測定されるガラス転移温度が80℃以上190℃以下であるポリカーボネート樹脂。 - 請求項1乃至6いずれか一項に記載のポリカーボネート樹脂において、
JIS K−7361−1に準拠して測定される全光線透過率が85%以上であるポリカーボネート樹脂。 - 請求項1乃至7いずれか一項に記載のポリカーボネート樹脂において、
ポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)が1.5×104以上2.0×105以下であるポリカーボネート樹脂。 - 請求項1乃至8いずれか一項に記載のポリカーボネート樹脂において、
アッベ数が30以下であるポリカーボネート樹脂。 - 請求項1乃至9いずれか一項に記載のポリカーボネート樹脂を製造するための製造方法であって、
下記式(I)で表されるジヒドロキシ化合物(I)および下記式(II)で表されるジヒドロキシ化合物(II)を、炭酸ジエステルと反応させることにより、前記ポリカーボネート樹脂を合成する工程を含み、
反応系内に含まれる全てのジヒドロキシ化合物の合計を100モル%としたとき、前記ジヒドロキシ化合物(I)と前記ジヒドロキシ化合物(II)の合計量が30モル%以上であるポリカーボネート樹脂の製造方法。
- 請求項10に記載のポリカーボネート樹脂の製造方法において、
前記ジヒドロキシ化合物(I)と前記ジヒドロキシ化合物(II)のモル比((I)/(II))が、50/50以上99/1以下であるポリカーボネート樹脂の製造方法。 - 請求項1乃至9いずれか一項に記載のポリカーボネート樹脂を含む光学成形体。
- 光学レンズである請求項12に記載の光学成形体。
- 光学フィルムである請求項12に記載の光学成形体。
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