JP2018184000A - 表皮材とその製造方法 - Google Patents

表皮材とその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018184000A
JP2018184000A JP2018115174A JP2018115174A JP2018184000A JP 2018184000 A JP2018184000 A JP 2018184000A JP 2018115174 A JP2018115174 A JP 2018115174A JP 2018115174 A JP2018115174 A JP 2018115174A JP 2018184000 A JP2018184000 A JP 2018184000A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
melt adhesive
natural leather
resin foam
moisture
hot melt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018115174A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6542436B2 (ja
Inventor
中尾 浩
Hiroshi Nakao
浩 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inoue MTP KK, Inoac Corp filed Critical Inoue MTP KK
Priority to JP2018115174A priority Critical patent/JP6542436B2/ja
Publication of JP2018184000A publication Critical patent/JP2018184000A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6542436B2 publication Critical patent/JP6542436B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

【課題】天然皮革と樹脂発泡体との接着が強固で、かつ良好な天然皮革の風合いを有する表皮材の提供。【解決手段】軟質スラブポリウレタン発泡体からなる樹脂発泡体11と、樹脂発泡体11のセル骨格が切断されて凹凸となって露出した表面に溶融状態で塗布された湿気硬化型ホットメルト接着剤21によって接着された天然皮革31からなる表皮材10。【選択図】図1

Description

本発明は、樹脂発泡体に天然皮革が接着された表皮材とその製造方法に関する。
従来、自動車、鉄道、航空機、家具等の座席や内装材等の表皮材として、ポリウレタン発泡体に天然皮革を接着した表皮材がある。
ポリウレタン発泡体と天然皮革の接着方法として、ポリウレタン発泡体と天然皮革を不織布状のホットメルト接着剤を挟んで積層し、加圧・加熱下でホットメルト接着剤を溶融し、天然皮革とポリウレタン発泡体を接着するものがある(特許文献1)。
また、他の接着方法として、ポリウレタン発泡体の片面に粉末状のホットメルト接着剤を塗布して接着層を形成し、その接着層に天然皮革を積層し、熱盤でプレスすることにより接着層のホットメルト接着剤を溶融し、天然皮革とポリウレタン発泡体を接着するものがある(特許文献2)。
しかし、不織布状のホットメルト接着剤あるいは粉末状のホットメルト接着剤を用いる方法では、天然皮革とポリウレタン発泡体を接着する際に、ポリウレタン発泡体側から加熱する場合、表皮材の感触を向上させるためにポリウレタン発泡体の厚みを10mm以上にすると、ポリウレタン発泡体の断熱効果によってポリウレタン発泡体と天然皮革間のホットメルト接着剤に充分な熱が伝わらず、ポリウレタン発泡体と天然皮革を確実に接着できなくなる。また、接着性を高めるために加熱温度を上げると、ポリウレタン発泡体が熱劣化を生じる問題が発生する。さらに、表皮材の縫製作業を良好にするため、ポリウレタン発泡体の裏面にナイロントリコット等からなる裏基布を予め接着した場合、裏基布が熱によって収縮する等の問題が発生する。
また、ホットメルト接着剤による天然皮革とポリウレタン発泡体の接着を確実にするため、天然皮革側から加熱してホットメルト接着剤に熱が伝わり易くする場合、熱が直接天然皮革に加わるため、天然皮革本来の表面に有する自然なシボ(微細な凹凸)が熱で伸びて平坦な表面になり、天然皮革本来の意匠性が損なわれたり、熱によって天然皮革が収縮したりする問題が発生し、良好な表皮材が得られなくなる。
また、天然皮革は天然素材のために水分を保持しており、加熱によって天然皮革内の水分が蒸発し、ホットメルトの接着性を損ねる問題がある。
さらに、不織布状のホットメルト接着剤を用いる方法では、連続した繊維構造が天然皮革とポリウレタン発泡体間に少なからず残存することになるため、表皮材の撓み性、柔軟性を損ない、硬くなる問題がある。
なお、加熱によって生じる前記の問題を防ぐために加熱温度を下げると、今度はホットメルト接着剤の接着性が低下して天然皮革とポリウレタン発泡体の接着不良を生じるようになる。
特開2006−110960号公報 特開平3−247446号公報
本発明は前記の点に鑑みなされたものであって、天然皮革と樹脂発泡体との接着が強固で、かつ良好な天然皮革の風合いを有する表皮材とその製造方法の提供を目的とする。
請求項1の発明は、軟質スラブポリウレタン発泡体からなる樹脂発泡体と、前記樹脂発泡体のセル骨格が切断されて凹凸となって露出した表面に溶融状態で塗布されて係合した湿気硬化型ホットメルト接着剤で接着された天然皮革とよりなる表皮材に係る。
請求項2の発明は、請求項1において、前記天然皮革は、溶融状態で塗布された前記湿気硬化型ホットメルト接着剤を挟んで前記樹脂発泡体の表面に積層されて、空気中の湿気と前記天然皮革から自然に放出される湿気とによる前記湿気硬化型ホットメルト接着剤の硬化で接着されたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2において、前記湿気硬化型ホットメルト接着剤は、無溶剤系ウレタン系反応性熱溶融樹脂であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から3の何れか一項において、前記樹脂発泡体は、前記天然皮革と接着されない面に裏基布が設けられていることを特徴とする。
請求項5の発明は、セル骨格が切断されて凹凸となって露出した樹脂発泡体の表面に、加熱により溶融した湿気硬化型ホットメルト接着剤を塗布し、溶融状態の前記湿気硬化型ホットメルト接着剤を挟んで前記樹脂発泡体の表面に天然皮革を積層する表皮材の製造方法であって、前記天然皮革の積層後に、前記湿気硬化型ホットメルト接着剤の融点よりも低い温度で圧縮する工程と、前記圧縮中に空気中の湿気と前記天然皮革から自然放出される湿気により前記湿気硬化型ホットメルト接着剤を硬化させる工程とを含むことを特徴とする表皮材の製造方法に係る。
請求項6の発明は、請求項5において、前記樹脂発泡体は、前記天然皮革と接着されない面に裏基布が予め設けられていることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項5または6において、前記湿気硬化型ホットメルト接着剤の塗布の際に、前記樹脂発泡体の下面側に位置する送りロールによって前記樹脂発泡体が一方向へ送られている状態で、接着剤貯留槽の吐出部から、接着剤の供給ロールと塗布ロール間に供給貯留される溶融状態のホットメルト接着剤を、前記接着剤の溶融温度よりも低い温度の前記供給ロールと前記塗布ロールの回転によって前記樹脂発泡体の上側表面に供給塗布することで、前記樹脂発泡体の上面に露出した凹凸に溶融状態のホットメルト接着剤を係合させる工程を行い、前記天然皮革の積層に際し、溶融状態の前記ホットメルト接着剤が塗布された前記樹脂発泡体を下型の上面に載置した後、溶融状態の前記ホットメルト接着剤の上に、前記天然皮革を裏面が下向きとなるように積層して積層体とする工程を行い、前記圧縮する際に、上型により、前記積層体を、前記ホットメルト接着剤の融点より低い温度で圧縮する工程と、前記ホットメルト接着剤を、空気中の湿気と前記天然皮革から自然放出される湿気により硬化させる工程を行うことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、軟質スラブポリウレタン発泡体からなる樹脂発泡体の表面に溶融状態のホットメルト接着剤が塗布されているため、天然皮革の積層後にホットメルト接着剤を溶融するための加熱を行わなくても樹脂発泡体と天然皮革の接着が良好なものになり、かつ加熱によって天然皮革の表面のシボが伸びたり、天然皮革本来の意匠性が損なわれたりすることがなく、良好な風合いの表皮材が得られる。さらに、天然皮革積層後の加熱が不要なため、加熱による樹脂発泡体の熱劣化や変形のおそれがなく、良好な品質の表皮材が得られる。
請求項1の発明によれば、樹脂発泡体の表面はセル骨格の切断部が凹凸となって露出しているため、ホットメルト接着剤が樹脂発泡体の表面に係合して樹脂発泡体と天然皮革の接着強度が高くなる。
請求項1及び2の発明によれば、ホットメルト接着剤が湿気硬化型ホットメルト接着剤からなるため、天然皮革から蒸発する水分によっても湿気硬化型ホットメルト接着剤の硬化が進行し、樹脂発泡体と天然皮革の接着が良好なものになる。
請求項3の発明によれば、湿気硬化型ホットメルト接着剤は無溶剤系ウレタン系反応性熱溶融樹脂であるため、車両用途におけるVOC規格等を合格するうえで好ましい。
請求項4の発明によれば、樹脂発泡体において天然皮革と接着されない面に設けられた裏基布は、樹脂発泡体が加熱されないために収縮などの熱劣化のおそれがなく、裏基布の良好な品質を保つことができ、裏基布によって表皮材の縫製作業を良好なものにできる。
請求項5の発明によれば、天然皮革の積層後にホットメルト接着剤を溶融するための加熱を行わなくても樹脂発泡体と天然皮革の良好な接着を行うことができ、かつ加熱によって天然皮革の表面のシボが伸びたり、天然皮革本来の意匠性が損なわれたりすることがなく、良好な風合いの表皮材が得られる。さらに、天然皮革積層後の加熱が不要なため、加熱による樹脂発泡体の熱劣化や変形のおそれがなく、良好な品質の表皮材が得られる。
請求項5の発明によれば、ホットメルト接着剤が湿気硬化型ホットメルト接着剤からなるため、天然皮革から蒸発する水分によっても湿気硬化型ホットメルト接着剤の硬化が進行し、樹脂発泡体と天然皮革の接着が良好なものになる。さらに、樹脂発泡体の表面はセル骨格の切断部が凹凸となって露出しているため、ホットメルト接着剤が樹脂発泡体の表面に係合して樹脂発泡体と天然皮革の接着強度が高くなる。
請求項6の発明によれば、樹脂発泡体において天然皮革と接着されない面に設けられた裏基布は、樹脂発泡体が加熱されないために収縮などの熱劣化のおそれがなく、裏基布の良好な品質を保つことができ、得られる表皮材の縫製作業を裏基布によって良好なものにできる。
本発明の第1実施形態に係る表皮材の断面図である。 溶融状態のホットメルト接着剤の塗布を示す断面図である。 天然皮革の積層を示す断面図である。 圧縮を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る表皮材の断面図である。
以下に、本発明の実施形態について説明する。
図1に示す第1実施形態の表皮材10は、自動車、鉄道、航空機、家具等の座席や内装材等の表皮材として好適なものであって、樹脂発泡体11と、前記樹脂発泡体11の表面に溶融状態で塗布されたホットメルト接着剤21を挟んで前記樹脂発泡体11の表面に積層されて接着した天然皮革31とで構成されている。
前記樹脂発泡体11としては特に限定されるものではなく、例えば軟質ポリウレタン発泡体、ポリエチレン発泡体、ポリプロピレン発泡体等を挙げることができる。特に、常温・常圧下で連続的に発泡させるスラブ発泡により製造されたブロック状の軟質ポリウレタン発泡体をシート状に裁断した軟質スラブポリウレタン発泡体は、前記樹脂発泡体11として好適なものである。前記軟質スラブポリウレタン発泡体は、裁断表面にセル骨格の切断部が凹凸となって露出しているため、ホットメルト接着剤21が軟質スラブポリウレタン発泡体の表面に係合して前記樹脂発泡体11と前記天然皮革31の接着強度が高くなる。
また、前記表皮材10は、前記表皮材10の製造時に高温に加熱されないため、融点の低いポリエチレンフォームなども前記樹脂発泡体11として使用可能である。
前記樹脂発泡体11の厚みは、前記表皮材10の用途に応じて適宜設定されるが、例として2〜20mmを挙げる。
前記樹脂発泡体11は、前記天然皮革31と接着されない面に、裏基布15がフレームラミネートやエマルジョン接着剤などで予め接着されている。前記裏基布15は、前記表皮材11の縫製等の際に表皮材11の伸びを抑えたり、前記表皮材11の裏面の滑りを良好にし、ミシン台での布送りを容易にする。あるいは前記表皮材11の使用時に裏面を保護したりする作用を有するものであり、布材(編物、織物)、不織布等からなるものを挙げる。
前記樹脂発泡体11において前記天然皮革31が接着される表面に溶融状態で塗布されるホットメルト接着剤21としては、酢酸ビニル樹脂のような熱可塑性プラスチックからなる通常のもの、あるいは加熱により溶融して湿気により反応硬化する湿気硬化型のものなどが挙げられる。特に湿気硬化型のホットメルト接着剤は、空気中の湿分のみならず、前記天然皮革31に自然に含まれる水分を利用して硬化が促進されるため、前記天然皮革31に含まれる水分によって接着性が損なわれず、却って接着性を向上させることができることから、前記ホットメルト接着剤21として好ましいものである。湿気硬化型ホットメルト接着剤としては、ウレタン系、ポリエステル系、アクリル系等のものがあるが、ウレタン系の湿気硬化型接着剤が扱い易さ、入手し易さ等の点から好ましい。具体的には、ウレタン系反応性ホットメルト接着剤であり、有機溶剤などの希釈剤が含まれない無溶剤系反応性熱溶融樹脂が、車両用途におけるVOC規格等を合格するうえで好ましい。この接着剤は、イソシアネート基末端のウレタンポリマーを主成分として、ポリオール成分はポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオールなどが汎用に使用されるが、その他のポリオールでもよい。反応基としてイソシアネート基を有しているウレタン化合物であればよい。熱溶融温度は70℃〜200℃であり、好ましくは80℃〜160℃が望ましい。
前記天然皮革31は、前記表皮材10の用途に応じて、牛革、豚革、カンガルー、ダチョウ、ワニほか爬虫類といった種類や厚み等が決定される。特に、牛革からなる天然皮革は、耐久性に優れることから好適なものである。天然皮革の厚みは、0.5〜3mmとされる。
前記表皮材10の製造方法について説明する。前記表皮材10の製造は、ホットメルト接着剤の塗布工程と、天然皮革の積層工程と、圧縮硬化工程とにより行われる。
ホットメルト接着剤の塗布工程では、前記樹脂発泡体11の一側表面に、加熱により溶融した前記ホットメルト接着剤21を塗布装置により塗布する。前記樹脂発泡体11は、予め所定厚みのシート状にされ、下面(裏面)に前記裏基布15が接着されている場合には、前記裏基布15とは反対側の樹脂発泡体11の表面に前記ホットメルト接着剤21が塗布される。
前記塗布装置としてロールコータを用いる場合を図2に示す。ロールコータ40は、送りロール41、供給ロール42、塗布ロール43、ホットメルト接着剤貯留槽44を備える。
前記送りロール41は、前記樹脂発泡体11の下方に配置されて前記樹脂発泡体11の下面の前記裏基布15と接触しながら一方向へ回転し、その回転により前記樹脂発泡体11を一方向へ送る。
前記供給ロール42と前記塗布ロール43は、互いの回転軸を平行にし、かつ互いの外周面間に隙間を設けて、前記樹脂発泡体11の上方に配置されている。前記供給ロール42は、外周面が前記樹脂発泡体11の上面と接することなく前記樹脂発泡体11の送り方向とは逆方向へ回転する。一方、前記塗布ロール43は、外周面と前記樹脂発泡体11の上面との距離(クリアランス)を所定量にして前記樹脂発泡体11の送り方向へ回転する。また、前記供給ロール42と塗布ロール43は、外周面が加熱可能に構成されている。
前記ホットメルト接着剤貯留槽44は、下端の吐出部45が前記供給ロール42と前記塗布ロール43間の上方に位置するように配置され、内部に収容された前記ホットメルト接着剤21をヒーター等の加熱手段で加熱して溶融状態で貯留する。
前記ホットメルト接着剤貯留槽44に貯留されている溶融状態のホットメルト接着剤21は、前記送りロール41によって前記樹脂発泡体11が一方向へ送られている状態で、前記吐出部45から前記供給ロール42と前記塗布ロール43間に供給される。前記供給ロール42と前記塗布ロール43間に供給された溶融状態のホットメルト接着剤21は、前記供給ロール42と前記塗布ロール43の回転によって前記樹脂発泡体11の上側表面に供給される。前記樹脂発泡体11の上側表面に供給された溶融状態のホットメルト接着剤21は、回転する塗布ロール43の外周面下端と接触して前記樹脂発泡体11の上側表面に塗布される。
なお、前記樹脂発泡体11に対する前記ホットメルト接着剤21の塗布量は、前記ホットメルト接着剤貯留槽44と前記供給ロール42及び前記塗布ロール43の加熱温度によるホットメルト接着剤21の溶融粘度の調節、前記供給ロール42と前記塗布ロール43の回転速度、前記塗布ロール43の外周面と前記樹脂発泡体11の上面との距離(クリアランス)、前記樹脂発泡体11の送り速度によって調節することができる。
天然皮革の積層工程では、図3に示すように溶融状態の前記ホットメルト接着剤21を挟んで前記樹脂発泡体11の表面に前記天然皮革31を積層する。図3に示す実施形態では、溶融状態の前記ホットメルト接着剤21が塗布された樹脂発泡体11を、プレス装置の下型51の上面に載置した後、溶融状態の前記ホットメルト接着剤21の上に、前記天然皮革31を裏面が下向きとなるようにして積層する。なお、符号52はプレス装置の上型である。
圧縮硬化工程では、図4に示すように前記樹脂発泡体11の上側表面に溶融状態の前記ホットメルト接着剤21を挟んで前記天然皮革31が積層された積層体10Aを圧縮し、前記ホットメルト接着剤21を硬化させて前記天然皮革31と前記樹脂発泡体11が接着した前記表皮材10を形成する。前記圧縮は、前記ホットメルト接着剤21の融点より低い温度で行われる。例えば常温で行う。なお、常温とは、日本工業規格で規定されている20±15℃の範囲をいう。また、圧縮程度は特に限定されず、例えば総厚みの40〜80%となるように圧縮する。
前記ホットメルト接着剤21は、前記圧縮中に自然冷却されて硬化し、前記天然皮革31と前記樹脂発泡体11を接着する。また、前記ホットメルト接着剤21は、湿気硬化型ホットメルト接着剤の場合、自然冷却と空気中の湿気及び前記天然皮革31から自然放出される湿気によって硬化が進行し、前記天然皮革31と前記樹脂発泡体11の接着が強固なものとなる。
前記圧縮工程では、前記ホットメルト接着剤21を溶融させるための高温加熱を行わないため、前記天然皮革31の表面のシボが伸びたり、天然皮革31本来の意匠性が損なわれたりすることがなく、良好な風合いの表皮材10が得られる。さらに、前記裏基布15が熱によって劣化することがなく、良好な品質の表皮材10が得られる。
図5に第2実施形態の表皮材60を示す。第2実施形態の表皮材60は、第1実施形態の表皮材10における前記裏基布15を有しないものであり、他の構成は第1実施形態の表皮材10と同様の構成からなる。符号61は樹脂発泡体、71はホットメルト接着剤、81は天然皮革である。
第2実施形態の表皮材60の製造方法は、前記第1実施形態の表皮材10の製造方法において、前記樹脂発泡体11の下側表面に裏基布15が接着されていないことを除き、第1実施形態の表皮材10の製造方法と同様である。
・実施例1〜3(湿気硬化型ホットメルト接着剤、裏基布有り)
密度30kg/m、硬さ(JIS K6400−2:2012)50N、セル数(JIS K6400−1:2004)42個/25mm、品番:EL−68WS、イノアックコーポレーション社製のポリエーテル系の軟質スラブポリウレタン発泡体を、250×400mm×厚み10mmにして樹脂発泡体として使用し、裏面にナイロントリコットの15デニールを裏基布としてアクリル系エマルジョン接着剤で接着した。
ホットメルト接着剤として、ウレタン系の湿気硬化型接着剤、日立化成ポリマー株式会社製のポリウレタン系ホットメルト湿気硬化型樹脂、ハイボン、溶融塗布温度:150℃を用い、前記ロールコータ40によって150℃に加熱して溶融させた状態で樹脂発泡体の裏基布とは反対側の表面に塗布し付着させた。前記ホットメルト接着剤貯留槽44に貯留したホットメルト接着剤の温度、前記供給ロール42と前記塗布ロール43の温度は何れも80℃であり、前記供給ロール42と前記塗布ロール43の回転速度及び前記クリアランスの値を固定し、樹脂発泡体の送り速度を4〜6m/分で変化させて表1に示す実施例1〜3の付着量(塗布量)とした。
次に、プレス下型上にホットメルト接着剤を上向きにして樹脂発泡体を載置し、樹脂発泡体表面のホットメルト接着剤を挟んで天然皮革(牛革)を樹脂発泡体に積層し、プレス上型を下降させて圧縮し、表1に示す実施例1〜3の表皮材を形成した。なお圧縮は常温で40秒間行い、圧縮量は60%に設定した。
・参考例4(通常タイプホットメルト接着剤、裏基布有り)
ホットメルト接着剤として、アイカ工業社製酢酸ビニル系ホットメルト接着剤、品名:A−QNJを用い、樹脂発泡体及び裏基布を実施例1〜3と同一とし、前記ホットメルト接着剤貯留槽44に貯留したホットメルト接着剤の温度及び前記供給ロール42と前記塗布ロール43の温度を95℃とし、前記供給ロール42と前記塗布ロール43の回転速度及び前記クリアランスの値を固定し、樹脂発泡体の送り速度を調節して表1の参考例4の付着量(塗布量)にした。その他は実施例1〜3と同様にして表1に示す参考例4の表皮材を形成した。
・比較例1(不織布タイプのホットメルト接着剤、裏基布有り)
ウェブ状ホットメルト接着剤(不織布タイプのホットメルト接着剤)として、スパンボンド不織布、目付:25g/m、融点:115℃、品番:ダイナックLNS1225、呉羽テック社製を使用し、樹脂発泡体及び裏基布を実施例1〜3と同一とし、プレス下型上に樹脂発泡体を裏基布が下側となるようにして載置し、樹脂発泡体の上側表面にホットメルト接着剤を配置し、そのホットメルト接着剤を挟んで天然皮革(牛革)を積層し、プレス上型を下降させて加熱圧縮し、表1に示す比較例1の表皮材を形成した。なおプレス下型は常温、上型は190℃で40秒間行い圧縮量は50%に設定した。
Figure 2018184000
・実施例5〜7(湿気硬化型ホットメルト接着剤、裏基布無し)
密度30kg/m、硬さ(JIS K6400-2:2012)70N、セル数(JIS K6400-1:2004)25個/25mm、品番:WF−18、イノアックコーポレーション社製のポリエーテル系の軟質スラブポリウレタン発泡体を、250×400mm×厚み10mmにして樹脂発泡体として使用し、裏基布は設けなかった。実施例1〜3と同じホットメルト接着剤を使用し、実施例1〜3と同様にして樹脂発泡体の一側表面に溶融状態のホットメルト接着剤を、表2の実施例5〜7に示す付着量で付着(塗布)した。
次に、プレス下型上にホットメルト接着剤を上向きにして樹脂発泡体を載置し、樹脂発泡体表面のホットメルト接着剤を挟んで天然皮革(牛革)を樹脂発泡体に積層し、プレス上型を下降させて圧縮し、表2に示す実施例5〜7の表皮材を形成した。なお圧縮は常温で40秒間行い、圧縮量は50%に設定した。
・参考例8(通常タイプホットメルト接着剤、裏基布無し)
ホットメルト接着剤として、アイカ工業社製酢酸ビニル系ホットメルト接着剤、品名:A−QNJを用い、樹脂発泡体を実施例5〜7と同一とし、前記ホットメルト接着剤貯留槽44に貯留したホットメルト接着剤の温度及び前記供給ロール42と前記塗布ロール43の温度を130℃とし、前記供給ロール42と前記塗布ロール43の回転速度及び前記クリアランスの値を固定し、樹脂発泡体の送り速度を5m/分にして表2の参考例8の付着量(塗布量)にした。その他は実施例5〜7と同一にして表2に示す参考例8の表皮材を形成した。
・比較例2(不織布ホットメルト接着剤、裏基布無し)
ウェブ状ホットメルト接着剤として、スパンボンド不織布、目付:25g/m、融点:115℃、品番:ダイナックLNS1225、呉羽テック社製を使用し、樹脂発泡体を実施例5〜7と同一のものを使用し、プレス下型上に樹脂発泡体を載置し、樹脂発泡体の表面にホットメルト接着剤を配置し、そのホットメルト接着剤を挟んで天然皮革(牛革)を積層し、プレス上型を下降させて加熱圧縮し、表2に示す比較例2の表皮材を形成した。なおプレス下型は常温、上型は190で40秒間行い、圧縮量は50%に設定した。
Figure 2018184000
各実施例、各参考例及び各比較例の表皮材に対し、剥離強度、硬さ、外観、収縮、耐熱性接着強度を測定した。測定結果を表1及び表2に示す。
剥離強度(単位N/25mm)は、JIS K 6854-2(接着剤−はく離接着強さ試験方法、第二部:180度剥離)に基づいて測定した。試験回数nは3。表皮材は、250mm×400mmに切り出すが、400mmの方向をタテとし、250mmの方向をヨコとした。測定数値に併記されている「*」は、接着強度が高くて剥離面が破壊したことを示す。
硬さ(単位N)は、プッシュプルゲージ(FSプローブ)に基づいて測定した。数値が大ほど硬くなる。硬さの測定は、直径10mmの半球形状の当接部のあるプッシュプルシャフトを中心に備え、直径50cmの中空円盤で試料を垂直に位置させるプッシュプルゲージ(株式会社SUNTEX製、FS100)を垂直に立て、上記当接部を試料側へ押し下げて数値を読み取った。
外観は、天然皮革の表面についてシボが減少しているか、見苦しいアバタ(凹凸)が発生しているかを目視で観察した。「シボ減少」の観察結果における「×」はシボの明確な減少が見られたことを示し、「〇」はシボの減少が見られないことを示す。「アバタ」の観察結果における「△」は見苦しいアバタ(凹凸)が部分的に見られたことを示し、「〇」は見苦しいアバタ(凹凸)が見られなかったことを示す。
収縮(mm)は、実際に成形した試料の収縮量を測定した。実施例でも、比較例でも、所定形状に切り出した成形前の原料革を標準として用意し、接着剤を溶融塗布した後、常温でプレスした後の樹脂発泡体が積層された原料革の収縮量を測定した。標準となる表皮材の大きさとして、250mm×400mmに切り出し、400mmの方向をタテとし、250mmの方向をヨコとした。測定結果における「〇」は、タテ方向、ヨコ方向のいずれにおいても、積層された表皮材として使用可能な範囲内の3mm未満の収縮であることを示し、「×」は、標準となる原料革に対して、積層された表皮材に発生する収縮差が、3mm以上を超える収縮であることを示す。
耐熱性接着強度は、剥離試験用の試験片、幅25mm、長さ175mmを用意し、75mmを残して剥離し、剥離した表皮材の端に10gの重りを取付け、剥離されていない試験片の一端を上端として垂下し、140℃の恒温槽に24時間、放置することで、耐熱性接着強度を測定した。試験に合格するものは「〇」とし、剥離された距離が、5mm未満で重りが釣り下がったままだった。試験に不合格のものは「×」とし、試験終了時には試験片が剥離し、重りが落下していた。
表1及び表2に示すように、ホットメルト接着剤を溶融して樹脂発泡体側に付着した各実施例の表皮材は、天然皮革と樹脂発泡体の剥離強度が高く、硬さも柔らかく、天然皮革の外観が良好で、収縮が小さく、自動車、鉄道、航空機、家具等の座席や内装材等の表皮材として好適なものである。また、裏基布を有する実施例1〜3及び参考例4は裏基布に熱による劣化がなく、良好な品質であった。さらに、湿気硬化型の接着剤を使用した場合、高温環境下における剥離強度(耐熱性接着強度)が強く、耐久性があった。
一方、ホットメルト接着剤として不織布を使用し、天然皮革を積層した後に加熱プレスした各比較例は、天然皮革と樹脂発泡体の剥離強度が低く、硬さも硬く、天然皮革表面のシボが減少し、かつ見苦しいアバタが発生して天然皮革の風合いが損なわれ、しかも収縮が大きく、自動車、鉄道、航空機、家具等の座席や内装材等の表皮材としては不向きである。
10、60 表皮材
10A 積層体
11、61 樹脂発泡体
15 裏基布
21、71 ホットメルト接着剤
31、81 天然皮革
40 ロールコータ
41 送りロール
42 供給ロール
43 塗布ロール
44 ホットメルト接着剤貯留槽

Claims (7)

  1. 軟質スラブポリウレタン発泡体からなる樹脂発泡体と、前記樹脂発泡体のセル骨格が切断されて凹凸となって露出した表面に溶融状態で塗布されて係合した湿気硬化型ホットメルト接着剤で接着された天然皮革とよりなる表皮材。
  2. 前記天然皮革は、溶融状態で塗布された前記湿気硬化型ホットメルト接着剤を挟んで前記樹脂発泡体の表面に積層されて、空気中の湿気と前記天然皮革から自然に放出される湿気とによる前記湿気硬化型ホットメルト接着剤の硬化で接着されたことを特徴とする請求項1に記載の表皮材。
  3. 前記湿気硬化型ホットメルト接着剤は、無溶剤系ウレタン系反応性熱溶融樹脂であることを特徴とする請求項1または2に記載の表皮材。
  4. 前記樹脂発泡体は、前記天然皮革と接着されない面に裏基布が設けられていることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の表皮材。
  5. セル骨格が切断されて凹凸となって露出した樹脂発泡体の表面に、加熱により溶融した湿気硬化型ホットメルト接着剤を塗布し、溶融状態の前記湿気硬化型ホットメルト接着剤を挟んで前記樹脂発泡体の表面に天然皮革を積層する表皮材の製造方法であって、
    前記天然皮革の積層後に、前記湿気硬化型ホットメルト接着剤の融点よりも低い温度で圧縮する工程と、
    前記圧縮中に空気中の湿気と前記天然皮革から自然放出される湿気により前記湿気硬化型ホットメルト接着剤を硬化させる工程とを含むことを特徴とする表皮材の製造方法。
  6. 前記樹脂発泡体は、前記天然皮革と接着されない面に裏基布が予め設けられていることを特徴とする請求項5に記載の表皮材の製造方法。
  7. 前記湿気硬化型ホットメルト接着剤の塗布の際に、前記樹脂発泡体の下面側に位置する送りロールによって前記樹脂発泡体が一方向へ送られている状態で、接着剤貯留槽の吐出部から、接着剤の供給ロールと塗布ロール間に供給貯留される溶融状態のホットメルト接着剤を、前記接着剤の溶融温度よりも低い温度の前記供給ロールと前記塗布ロールの回転によって前記樹脂発泡体の上側表面に供給塗布することで、前記樹脂発泡体の上面に露出した凹凸に溶融状態のホットメルト接着剤を係合させる工程を行い、
    前記天然皮革の積層に際し、溶融状態の前記ホットメルト接着剤が塗布された前記樹脂発泡体を下型の上面に載置した後、溶融状態の前記ホットメルト接着剤の上に、前記天然皮革を裏面が下向きとなるように積層して積層体とする工程を行い、
    前記圧縮する際に、上型により、前記積層体を、前記ホットメルト接着剤の融点より低い温度で圧縮する工程と、前記ホットメルト接着剤を、空気中の湿気と前記天然皮革から自然放出される湿気により硬化させる工程を行うことを特徴とする請求項5または6に記載の表皮材の製造方法。
JP2018115174A 2018-06-18 2018-06-18 表皮材とその製造方法 Active JP6542436B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018115174A JP6542436B2 (ja) 2018-06-18 2018-06-18 表皮材とその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018115174A JP6542436B2 (ja) 2018-06-18 2018-06-18 表皮材とその製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014133664A Division JP6357367B2 (ja) 2014-06-30 2014-06-30 表皮材とその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018184000A true JP2018184000A (ja) 2018-11-22
JP6542436B2 JP6542436B2 (ja) 2019-07-10

Family

ID=64356936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018115174A Active JP6542436B2 (ja) 2018-06-18 2018-06-18 表皮材とその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6542436B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6911215B1 (ja) * 2021-01-22 2021-07-28 大日精化工業株式会社 多孔層構成体及び多孔層構成体の製造方法

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6461224A (en) * 1987-08-28 1989-03-08 Akutetsukusu Inc Laminated foam product
JPH04163139A (ja) * 1990-10-29 1992-06-08 Achilles Corp 凹凸模様付表皮材の製造方法
JPH0740486A (ja) * 1993-07-30 1995-02-10 Kuraray Co Ltd 積層体およびその製造方法
JPH07138551A (ja) * 1993-07-01 1995-05-30 Minnesota Mining & Mfg Co <3M> 湿分硬化性ポリウレタン接着剤
JPH10500715A (ja) * 1994-05-25 1998-01-20 ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチエン 湿気硬化型ポリウレタンホットメルト接着剤
JPH11129370A (ja) * 1997-10-31 1999-05-18 Sunrise Kogyo Kk 遠赤外線放射シート
JP2000037802A (ja) * 1998-07-24 2000-02-08 Dainippon Ink & Chem Inc 大面積積層体の製造法
JP2004115705A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Dainippon Ink & Chem Inc 無溶剤型湿気硬化性ホットメルトウレタン樹脂組成物、発泡体、及びそれを用いたシート構造体
JP2006110960A (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Bridgestone Kaseihin Tokyo Kk 革とウレタンフォ−ムとの積層体の製法
WO2010024249A1 (ja) * 2008-08-28 2010-03-04 株式会社クラレ 皮革様シート及びその製造方法

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6461224A (en) * 1987-08-28 1989-03-08 Akutetsukusu Inc Laminated foam product
JPH04163139A (ja) * 1990-10-29 1992-06-08 Achilles Corp 凹凸模様付表皮材の製造方法
JPH07138551A (ja) * 1993-07-01 1995-05-30 Minnesota Mining & Mfg Co <3M> 湿分硬化性ポリウレタン接着剤
JPH0740486A (ja) * 1993-07-30 1995-02-10 Kuraray Co Ltd 積層体およびその製造方法
JPH10500715A (ja) * 1994-05-25 1998-01-20 ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチエン 湿気硬化型ポリウレタンホットメルト接着剤
JPH11129370A (ja) * 1997-10-31 1999-05-18 Sunrise Kogyo Kk 遠赤外線放射シート
JP2000037802A (ja) * 1998-07-24 2000-02-08 Dainippon Ink & Chem Inc 大面積積層体の製造法
JP2004115705A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Dainippon Ink & Chem Inc 無溶剤型湿気硬化性ホットメルトウレタン樹脂組成物、発泡体、及びそれを用いたシート構造体
JP2006110960A (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Bridgestone Kaseihin Tokyo Kk 革とウレタンフォ−ムとの積層体の製法
WO2010024249A1 (ja) * 2008-08-28 2010-03-04 株式会社クラレ 皮革様シート及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6911215B1 (ja) * 2021-01-22 2021-07-28 大日精化工業株式会社 多孔層構成体及び多孔層構成体の製造方法
JP2022112712A (ja) * 2021-01-22 2022-08-03 大日精化工業株式会社 多孔層構成体及び多孔層構成体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6542436B2 (ja) 2019-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6357367B2 (ja) 表皮材とその製造方法
US20190160799A1 (en) Device and method for manufacturing vehicle sheet using moisture-curing polyurethane hot melt
EP0266224A2 (en) Process for the manufacture of laminated elements
KR101558713B1 (ko) 저융점 접착필름
US6620488B2 (en) Skin material, skinned cushion, and process for producing skinned cushion
JP5635414B2 (ja) 皮革様シートの製造方法
JP3549219B2 (ja) フォーム複合体の製造法
JP2017136735A (ja) 車両用積層シートとその製造方法
JP6542436B2 (ja) 表皮材とその製造方法
JP4540148B2 (ja) 表皮材付きクッションの製造方法
JP3502407B2 (ja) クッション材及びその製造方法
KR20230124851A (ko) 습기경화형 접착제를 이용한 헤드라이닝 제조방법 및이에 의해 제조되는 헤드라이닝
US20040259448A1 (en) Textile laminates
WO2019155925A1 (ja) ホットメルトポリウレタン接着剤フィルム及び積層繊維構造体
JP2002046545A (ja) 車両用成形天井材及びその製造方法
JP2013208814A (ja) ポリウレタン積層体及びポリウレタン積層体の製造方法
WO2023277123A1 (ja) 凹凸賦形された積層体の製造方法、凹凸賦形用積層体及び凹凸賦形された積層体
JP5048041B2 (ja) 表皮材の製造方法
JP7271184B2 (ja) 表皮一体発泡成形品と、その製造方法
JP2022515539A (ja) 熱結合性接着テープバッキング
JP7274995B2 (ja) 積層体
JP2001179917A (ja) 複合表皮材
JP2024028315A (ja) 積層体及びクッション体
JP2013000999A (ja) 熱プレス成形体の製造方法
JP2022168794A (ja) 車両用板状積層体、車両用内装材及び車両用板状積層体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190409

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190612

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6542436

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250