JP2018183717A - ブレーキダストクリーナー - Google Patents

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忍 長谷川
Shinobu Hasegawa
忍 長谷川
慎一 檜垣
Shinichi Higaki
慎一 檜垣
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Banzai Ltd
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【課題】自動車等のブレーキの周辺のダストを清浄するのに好適なブレーキダストクリーナーを提供する。【解決手段】ブレーキドラム部或いはブレーキディスク部Aを覆う覆い体2と、該覆い体2内の前記ブレーキドラム部或いはブレーキディスク部Aに向けて流体を噴出する流体ブローガン6と、該覆い体2内に飛散した粉塵を吸引する集塵機8とからなる。【選択図】図4

Description

本発明は、自動車等のブレーキの周辺のダストを清浄するのに好適なブレーキダストクリーナーに関する。
従来、自動車の点検整備を行う際、ブレーキ装置周辺のダストを流体ブローガンの如きエアーガンにより吹き飛ばしたり、或いはダストをブラシと掃除機を用いて吸引したり、又は、ダストをブレーキクリーナもしくは洗浄液によって清掃しており、これらのうち流体ブローガンの如きエアーガンにより吹き飛ばす方法が多く用いられている。そして、この種のクリーナーとして、例えば流体ブローガンが知られている(特許文献1参照)。
特開2006−7183号公報
しかし、この従来の方法によれば、ダストをエアーガンにより吹き飛ばしているので、ダストの粉塵が飛散し、その粉塵が人体や車両のボディに好ましくない影響をあたえる問題点があった。
本発明は粉塵を飛散させることがなくブレーキダストの清掃ができて安全なブレーキダストクリーナーを提供することを目的とする。
本発明はこの目的を達成すべく、ブレーキドラム部或いはブレーキディスク部に向けて流体を噴出する流体ブローガンと該ブレーキドラム部或いはブレーキディスク部から飛散した粉塵を吸引する集塵機とを具備した。
本発明によれば、粉塵を飛散させることがなくブレーキダストの清掃ができて安全なブレーキダストクリーナーを提供する。
本発明のブレーキダストクリーナーの実施例1の説明図である。 覆い体の筒状体の正面図である。 該筒状体の右側面図である。 ブレーキダストクリーナーの使用状態を示す正面断面説明図である。
本発明を実施するための形態の実施例を以下に示す。
本発明のブレーキダストクリーナーの実施例1を図面により説明する。
図1は本発明のブレーキダストクリーナーの実施例1の説明図、図2は覆い体の筒状体の正面図、図3は該筒状体の右側面図、図4はブレーキダストクリーナーの使用状態を示す正面断面説明図である。
1は実施例1のブレーキダストクリーナー、2は該ブレーキダストクリーナー1の覆い体を示し、該覆い体2は筒状体3とカバー体4とからなり、該筒状体3は硬質の合成樹脂により先端部に開口部を有し該先端部に向けて拡径するラッパ状に形成されており、又、前記カバー体4はエアー及び水の不透過性で且つ容易に曲折可能な合成樹脂により筒状に形成され、その筒状の径は前記筒状体3の先端部の径よりも少許大径であり、且該カバー体4の根部と前記筒状体3の先端部とが全周にわたって気密且つ液密に結着している。
又、前記筒状体3はその根部において閉塞板5が固着されており、該閉塞板5の中央部に透孔13が形成され、該透孔13に流体ブローガン6の銃身部15を方向自在に貫通して該流体ブローガン6を前記筒状体3に設けた。
更に、該筒状体3の傾斜する周面には吸込み短管7を固着し、該吸込み短管7に、集塵機8のホース9を嵌着した。
又、前記流体ブローガン6は切換弁10を介して水の供給源11又はエアーの供給源12に接続している。
次に本実施例1のブレーキダストクリーナー1の作用と効果を説明する。
予め、整備点検すべき自動車をリフトにより上昇してから各車輪のタイヤを外した状態にしておく。一方前記ブレーキダストクリーナー1については、前記カバー体4を図1の点線図示の如く前記筒状体3を覆うように戻して折り曲げた状態にして、タイヤが外れて内部にブレーキドラム或いはブレーキディスクを具備したホイールAが前記筒状体3の内部に位置するように前記ブレーキダストクリーナー1をセットしてから、前記カバー体4を前記筒状体3の先端部の前方に引き出し、前記ホイールAを軸着する車軸Bを覆うようにして該カバー体4を当接して、図4の実線図示の如くその先端部分をバンドその他の結着手段14により前記車軸Bをその全周にわたり止着する。
かくて、前記ホイールAは前記筒状体3と前記カバー体4により完全に覆われた状態になる。
そして、この状態で、前記集塵機8を作動させると共に、前記流体ブローガン6を作動させ、該流体ブローガン6の銃身部15を種々の方向に向けながらエアーを噴出してブレーキダスト等を除去し、飛散したブレーキダストの粉塵を前記吸込み短管7を介して前記集塵機8で回収する。この回収に際して、前記ホイールAは前記筒状体3と前記カバー体4により完全に覆われた状態で行われるので、粉塵が外部に飛散することがない。
このようにしてブレーキダスト等を完全に除去した後に前記結着手段14を外して前記カバー体4を前記筒状体3を覆うように元の状態に戻し、ホイールAが外部になるように前記ブレーキダストクリーナー1を後退させる。このような作業をブレーキドラム或いはブレーキディスクを具備した各ホイール毎に実施する。
又、必要に応じて切換弁を切換えてエアーの代わりに前記水の供給源11から水を噴出してブレーキドラム或いはブレーキディスクからブレーキダスト等を除去してもよい。
又、前記実施例1においては、前記筒状体3は先端部に向けて拡径するラッパ状に形成された例を示したが、一方が開放し他方が閉塞した筒状のものであればいずれのものでもよく、又、前記カバー体4は一端を閉塞可能な袋状のものであればよい。
本発明は、自動車の点検整備において自動車等のブレーキの周辺のダストを清浄するのに利用される。
1 ブレーキダストクリーナー
2 覆い体
3 筒状体
4 カバー体
5 閉塞板
6 流体ブローガン
7 吸込み短管
8 集塵機
9 ホース
10 切換弁
11 水の供給源
12 エアーの供給源

Claims (6)

  1. ブレーキドラム部或いはブレーキディスク部に向けて流体を噴出する流体ブローガンと該ブレーキドラム部或いはブレーキディスク部から飛散した粉塵を吸引する集塵機とを具備したブレーキダストクリーナー。
  2. 前記ブレーキドラム部或いはブレーキディスク部を覆う覆い体と、該覆い体内の前記ブレーキドラム部或いはブレーキディスク部に向けて流体を噴出する流体ブローガンと、該覆い体内に飛散した粉塵を吸引する集塵機とからなるブレーキダストクリーナー。
  3. 前記覆い体は、先端部に開口部を有し根部を閉塞した筒状体と、根部が前記開口部に全周にわたって結着し先端部を結着手段により閉塞可能なカバー体とからなる請求項2に記載のブレーキダストクリーナー。
  4. 前記筒状体は先端部に向けて拡径するラッパ状に形成されていると共に根部に閉塞板を固着し、該閉塞板に形成した透孔に前記流体ブローガンの銃身部を方向自在に貫通して設けた請求項3に記載のブレーキダストクリーナー。
  5. 前記カバー体の側面に吸込み短管を固着し、該吸込み短管に前記集塵機のホースを嵌着した請求項3に記載のブレーキダストクリーナー。
  6. 前記流体ブローガンは切換弁を介してエアーの供給源又は水の供給源に接続した請求項1又は請求項2又は請求項4に記載のブレーキダストクリーナー。
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