JP2013066661A - 電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【課題】集塵カップに至るごみの通過量を検知するごみセンサを簡易に掃除することが可能な電気掃除機を提供する。
【解決手段】塵入口23を有した集塵カップ22が着脱可能に支持される掃除機本体2に吸塵ダクト13を設ける。ダクト13は、集塵カップ22の離脱に伴って開かれる掃除口を兼ねた塵出口14及び吸塵口12を有し、吸塵口12を通って吸込まれた塵を掃除機本体2に支持された集塵カップ22の塵入口23に導く。吸塵ダクト13を通過するごみの量を検知するごみセンサ15は、吸塵ダクト13の内部に臨みかつ相対向して配設された投光用光学窓と受光用光学窓と、投光用光学窓で覆われた発光ダイオード(発光素子)と、受光用光学窓で覆われて発光素子から発して吸塵ダクト13を横切った光を受けるフォトトランジスタ(光電変換素子)を有する。ごみ捨て時に開かれる塵出口14を通して両光学窓が掃除可能となるように塵出口14の近傍にごみセンサ15を配設したことを特徴としている。
【選択図】図3
【解決手段】塵入口23を有した集塵カップ22が着脱可能に支持される掃除機本体2に吸塵ダクト13を設ける。ダクト13は、集塵カップ22の離脱に伴って開かれる掃除口を兼ねた塵出口14及び吸塵口12を有し、吸塵口12を通って吸込まれた塵を掃除機本体2に支持された集塵カップ22の塵入口23に導く。吸塵ダクト13を通過するごみの量を検知するごみセンサ15は、吸塵ダクト13の内部に臨みかつ相対向して配設された投光用光学窓と受光用光学窓と、投光用光学窓で覆われた発光ダイオード(発光素子)と、受光用光学窓で覆われて発光素子から発して吸塵ダクト13を横切った光を受けるフォトトランジスタ(光電変換素子)を有する。ごみ捨て時に開かれる塵出口14を通して両光学窓が掃除可能となるように塵出口14の近傍にごみセンサ15を配設したことを特徴としている。
【選択図】図3
Description
本発明の実施形態は、塵の量を検知するごみセンサを備える電気掃除機に関する。
掃除機本体の集塵室に綿ごみが満たされたことを検知するごみセンサを備えた電気掃除機が、従来技術として知られている。
ごみセンサは発光ダイオードとフォトトランジスタからなる。このごみセンサは、綿ごみが集塵室に満たされたかどうかを検知するために、吸塵ホースの掃除機本体との接続側の先端部付近、例えば集塵室上部に設けられるとともに吸塵ホースが接続される吸込口に、配設されている。
ごみセンサのフォトトランジスタは、発光ダイオードから発して吸込口を横切った光を受けて光電変換をするので、変換された電気信号のレベルにより集塵部のごみが吸込口まで達したかどうかを判別するための情報を得ることができる。
一般的に、発光ダイオードとフォトトランジスタは、吸込口の内部を通るごみに接触しないように発光ダイオードからフォトトランジスタに至る光路上に配設された光学窓で夫々覆われている。しかし、これらの光学窓には、ごみが接触可能であるため、この光学窓に吸塵ホースから集塵部に至るごみが静電気等で付着することは否定できない。
こうしたごみの付着が放置される場合には、光学窓に付着したごみにより発光ダイオードからフォトトランジスタに至る光の透過量が減るので、ごみセンサからの出力に基づいてなされるごみの判別において誤認識するおそれが考えられる。こうした誤認識を回避するには、光学窓に付着したごみを適時除去すればよいが、このようなごみセンサの掃除を簡易に可能とした電気掃除機は従来提供されていない。
実施形態は、集塵カップに至るごみの通過量を検知するごみセンサを簡易に掃除することが可能な電気掃除機を提供することにある。
前記課題を解決するために、実施形態の電気掃除機は、塵入口を有した集塵カップが着脱可能に支持される掃除機本体に吸塵ダクトを設ける。このダクトは、吸塵口を有すると共に集塵カップの離脱に伴って開かれる掃除口を有し、吸塵口を通って吸込まれた塵を掃除機本体に支持された集塵カップの塵入口に導く。吸塵ダクトを通過するごみの量を検知するごみセンサは、吸塵ダクトの内部に臨みかつ相対向して配設された投光用光学窓と受光用光学窓と、投光用光学窓で覆われた発光素子と、受光用光学窓で覆われて発光素子から発して吸塵ダクトを横切った光を受ける光電変換素子を有する。ごみ捨て時に開放される掃除口を通して両光学窓が掃除可能となるように掃除口の近傍にごみセンサを配設したことを特徴としている。
以下、第1実施形態の電気掃除機について、図1〜図3を参照して詳細に説明する。
図1及び図2中符号1は例えばキャニスタ型の電気掃除機を示している。この電気掃除機1が備える掃除機本体2は、本体下ケース2aと本体上ケース2bとを連結してなる。
掃除機本体2の本体前部はカップ載置部3をなしている。カップ載置部3は、図2に示すように掃除機本体2の後側ほど低くなるように傾斜されている。このカップ載置部3の下側にキャスタ4が取付けられている。掃除機本体2の本体後部5はカップ載置部3より高く形成されていて、その幅方向両側に夫々車輪6が取付けられている。これらキャスタ4及び車輪6の回転を伴って掃除機本体2は建物の室内床面(被掃除面)上を移動可能である。本体後部5の前面の幅は後述する集塵カップ22の直径に略等しい。
本体後部5に電動送風機7(図2参照)が内蔵されているとともに、コードリール装置(図示しない)が内蔵されている。尚、本体後部5には、図示しない排気部と、コードリール装置の電源コードが通るコード通過部が設けられているとともに、掃除機本体2を持ち運ぶための本体ハンドル8が前後方向に回動可能に取付けられている。
図2に示すように本体後部5内に吸気ダクト9が設けられている。吸気ダクト9の一端からなるダクト入口9aは本体後部5の前面上部に開口されている。このダクト入口9aの開口縁には弾性変形が可能な環形のシール材9bが接着されている。吸気ダクト9の図示しない他端からなるダクト出口は電動送風機7の図示しない送風機吸気口に連通されている。
図2に示すように本体後部5の前面にカップ保持部11が設けられている。斜め上向きに開放された溝からなるカップ保持部11はダクト入口9aの下方に位置している。
図2に示すように掃除機本体2に吸塵口12及び吸塵ダクト13が設けられている。吸塵ダクト13は、横ダクト部13aと縦ダクト部13bとから形成されている。
横ダクト部13aはカップ載置部3の下側に前後方向に延びて設けられていて、その前端部に吸塵口12が連続して設けられている。吸塵口12は掃除機本体2の前側に開放されていて、これには図示しない吸塵ホースが前方から差し込んで接続される。
尚、この吸塵ホースの先端部に図示しない延長管が着脱可能に接続され、更に、延長管の先端部に床用の図示しない吸込み口体が着脱可能に接続される。そして、これらの吸塵用の部材を通して電動送風機7の運転時に被掃除面上の塵が吸塵口12に吸込まれるとともに、吸塵ホースの先端部に設けられた図示しないホースハンドルの操作に従い吸塵ホースを介して掃除機本体2が床面上を前方へ引き動かされるようになっている。
縦ダクト部13bは横ダクト部13aの後端から上向きに折れ曲がるように連続されている。掃除機本体2を前から後方に見た場合の縦ダクト部13bの左右方向の寸法、つまり、ダクト幅W1(図3参照)は、本体後部5の前面の左右方向の寸法からなる前面幅W1(図3参照)、及び後述の集塵カップ22の直径より狭い。この縦ダクト部13bは本体後部5の前部に内蔵されている。
縦ダクト部13bはその上端部に塵出口14を有している。この塵出口14は本体後部5の前面に開放されている。塵出口14は、ダクト入口9aとカップ保持部11との間に設けられていて、後述するごみセンサ15の手作業での掃除を可能とするための掃除口を兼ねている。この塵出口14は、掃除作業者の指が余裕を持って挿脱される大きさに形成されている。塵出口14の開口縁には弾性変形が可能な環形のシール材14aが接着されている。
吸塵ダクト13の内部を通過するごみの量を検知するための透過型のごみセンサ15が、開放された掃除口である塵出口14を通して掃除作業者の手で掃除が可能となるように塵出口14の近傍に配設されている。ここで、「塵出口14の近傍」とは、塵出口14に挿入された掃除作業者の指が届く範囲を指している。
図3に示すようにごみセンサ15は、投光用光学窓16と、発光素子例えば発光ダイオード17と、受光用光学窓18と、光電変換素子例えばフォトトランジスタ19を有して形成されている。投光用光学窓16と受光用光学窓18とフォトトランジスタ19は、発光ダイオード17の光軸上に夫々配設されている。
詳しくは、投光用光学窓16と受光用光学窓18は、吸塵ダクト13の例えば縦ダクト部13bの幅方向に相対向し、かつ、この縦ダクト部13bの内部に臨んで、縦ダクト部13bの上部に夫々取付けられている。尚、これらの取付け位置は、既述のように塵出口14の近傍であり、塵出口14に挿入された掃除作業者の指が届く範囲(図3中二点鎖線で示す円弧と塵出口14との間を占める範囲)内に在る。投光用光学窓16と受光用光学窓18は、レンズ構造であることが好ましいが、これには限定されない。尚、縦ダクト部13bの外面に投光用筒部13cと受光用筒部13dが一体に突設されていて、これらの奥端を閉じて投光用光学窓16と受光用光学窓18が配設されている。
発光ダイオード17は投光用筒部13cの開放端に対向して配置された投光用回路基板17aに実装されている。この発光ダイオード17の少なくとも先端部は投光用筒部13cに挿入されている。これにより、発光ダイオード17の周囲にこれから発した光が無駄に放射されることを抑制して、発光ダイオード17が発した光を投光用光学窓16に透過させることができる。
フォトトランジスタ19は受光用筒部13dの開放端に対向して配置された受光用回路基板19aに実装されている。このフォトトランジスタ19は受光用筒部13dに挿入されている。これにより、受光用光学窓18を透過した光を確実にフォトトランジスタ19に受光させることができる。
縦ダクト部13bは既述のように本体後部5に内蔵されている。このため、ごみセンサ15の発光ダイオード17及びこれが実装された投光用回路基板17aは、本体後部5の前部の一部を構成した一側壁部5aと縦ダクト部13bとの間のスペースS1に配設されている。同様に、フォトトランジスタ19及びこれが実装された受光用回路基板19aは、本体後部5の前部の一部を構成して一側壁部5aに対向した他側壁部5bと縦ダクト部13bとの間のスペースS2に配設されている。
以上のように掃除機本体2に内蔵された吸塵ダクト13の周りのスペースを利用してごみセンサ15を配設したことにより、ごみセンサ15を配設するために専用のスペースを確保する必要がない。このため、例えばごみセンサ15を吸塵口12に配設する場合と比較して吸塵口12のまわりにごみセンサを配置するスペースを要しない。したがって、吸塵口12の小形化が可能であるとともに、ごみセンサ配設用のスペースで先行技術文献1に記載の電気掃除機のように集塵室等の集塵部の大きさを減らすことがなく、それに伴いごみセンサ配設用スペースに応じて掃除機本体2を大きく形成する必要もない、という利点がある。
図3に示すようにフォトトランジスタ19の出力信号は信号処理装置20に供給され、この信号処理装置20の出力は報知装置20aに供給される。信号処理装置20は本体後部5内に設置された図示しない制御部に含まれている。
この信号処理装置20は、ごみセンサ15が有したフォトトランジスタ19の出力信号を処理して、単位時間当たりの吸塵ダクト13のごみ通過量を算出するとともに、信号処理装置20に予め閾値として設定された所定のごみ通過量に相当する単位時間あたりのごみ通貨量が所定時間の間継続したときに、報知信号を出力するように構成されている。報知信号が供給される報知装置20aは、掃除中に掃除作業者が容易に知覚可能な場所、好ましくは吸塵ホースの手元操作部等に設けられていて、例えば表示装置からなる。報知装置20aは、それに報知信号が入力された場合に報知動作例えば所定の表示動作を実行するものである。なお、報知装置20aは音声により報知動作をするスピーカであっても差し支えない。
吸込まれた含塵空気中の塵を空気から分離する例えばサイクロン式の集塵装置21が、掃除機本体2外に露出して掃除機本体2の前部に着脱可能に支持されている。図2に示すように集塵装置21は、集塵カップ22と、カップ蓋31と、フィルタ35を備えている。
集塵カップ22は、塵入口23を有したカップ周壁24の下端部に開閉可能なカップ底蓋25を取付けて形成されている。
図2に示すようにカップ周壁24は、集塵カップ22の内部を透視可能であり、例えば透明な合成樹脂製で、上下両端が夫々開口された略円筒状に形成されている。集塵カップ22内に含塵空気を導入する塵入口23は、カップ周壁24の上部から後向きに一体に突出されている。集塵カップ22に吸込まれる含塵空気は、塵入口23を通過することにより、この塵入口23でカップ周壁24の内周面に対する接線方向に導かれ、又はカップ周壁24の内周面に対して斜めに当たるように導かれて、カップ周壁24内を旋回するようになっている。塵入口23の開口端は前記シール材14aと同形の環形をなしている。
カップ底蓋25はカップ周壁24に枢軸26を支点に回動可能に連結されている。このカップ底蓋25の自由端部は、枢軸26に対してカップ周壁24の周方向に180度隔ててカップ周壁24の外面に取付けられた蓋クランプ27に係脱可能である。この蓋クランプ27にカップ底蓋25の自由端部が係合して支持されることにより、カップ底蓋25はカップ周壁24の下端開口を閉じる閉じ位置に保持される。又、蓋クランプ27を手動操作してこれからカップ底蓋25の自由端部を外すことにより、カップ底蓋25はその自重で枢軸26を中心に下方へ回動してカップ周壁24の下端開口を開放する開き位置に配置される。この状態で、集塵カップ22内に溜められた塵が下方へ排出される。
更に、図2に示すように集塵カップ22のカップ周壁24の外面に、塵入口23の下側に位置してフック28が下向きに突設されている。このフック28は前記カップ保持部11に上方から着脱可能である。既述のようにカップ保持部11が斜め上向きに開放された構成であることにより、このカップ保持部11に上方からフック28が挿入して係合されるに伴って、集塵カップ22は本体後部5の前面に向けて寄せられるようになっている。
カップ蓋31は集塵カップ22に対してその上方から着脱可能に連結されている。この連結は図示しない複数のクランプを用いてなされている。カップ蓋31の上面後端部は、その裏側に上方から使用者の手を差し込んで摘むことが可能な取手部31aとして形成されている。このカップ蓋31の内側に前後方向に延びるダクト部32が形成されている。ダクト部32の後端は開口されている。この後端の開口は前記シール材9bと同形の環形をなしている。
フィルタ35はカップ蓋31の裏側に支持されている。フィルタ35は集塵カップ22の上端開口部に挿脱可能である。このフィルタ35は、カップ蓋31が集塵カップ22に連結された状態で、集塵カップ22の上端開口を閉じる。これとともに、フィルタ35を流通する気流の排出側である上部の外面は、ダクト部32の内側に臨んでいる。このフィルタ35は主として細塵を捕捉するために使用されている。
尚、図2中符号36はフィルタ35の外周に沿って設けられたシール材を示しており、このシール材36は、弾性変形が可能な環形に形成されていて、集塵カップ22の上端開口部の内周面に密接して集塵カップ22とカップ蓋31との間をシールしている。又、図1及び図2中符号37は除塵用操作部を示している。除塵用操作部37は図示しないばねで上向きに付勢されているとともに、フィルタ35に係合されている。そのため、除塵用操作部37を繰り返し叩くことに伴いフィルタ35に振動が付与されて、このフィルタ35に付着された塵が除去されるようになっている。
集塵装置21は、組立てられた状態で、そのフック28を、掃除機本体2のカップ保持部11に上方から挿入することにより、掃除機本体2の前部に支持される。この場合、集塵装置21はその自重、及びフック28とカップ保持部11の係合に伴い、本体後部5の前面5a(図1参照)に向けて寄せられながら、カップ載置部3上に載置される。そのため、吸塵ダクト13が有した前向きの塵出口14に取付けられているシール材14aに、その前方から集塵カップ22の塵入口23の開口端が密接されて、吸塵ダクト13と集塵カップ22内とが連通される。これとともに、吸気ダクト9が有した前向きのダクト入口9aに取付けられているシール材9bに、その前方からカップ蓋31のダクト部32の開口端が密接されて、ダクト部32が吸気ダクト9を介して電動送風機7の送風機吸気口に連通される。尚、集塵装置21の左右方向の動きは、フック28とカップ保持部11との係合により防止されている。
こうして集塵装置21が掃除機本体2の前部に支持されるとともに、掃除機本体2の前端に開口された吸塵口12に図示しない吸塵ホースが接続され、更に、このホースに延長管を介して図示しない吸込み口体が接続された状態で、電動送風機7が駆動されることにより、掃除作業が行われる。
この場合、吸込み口体、延長管、及び吸塵ホースを順次通って吸塵口12に導かれた含塵空気は、掃除機本体2に支持された集塵カップ22の下側に配置されている横ダクト部13a、及び掃除機本体2に支持された集塵カップ22の後側に配置されている縦ダクト部13bを順次通って、吸塵ダクト13の塵出口14から集塵カップ22内にその塵入口23を通って吸込まれる。
これにより、集塵カップ22内で含塵気流は旋回し、それに伴う遠心力で、含塵気流中の質量が大きい塵が集塵カップ22のカップ周壁24の内周面側に寄せられる一方で、集塵装置21のフィルタ35に質量が小さい粉ごみ等を含んだ空気が吸込まれてろ過される。つまり、集塵装置21においてサイクロン式の塵分離が行われて、分離された塵が集塵カップ22内に溜められる。又、フィルタ35を通過した空気は、集塵装置21のダクト部32を通って吸気ダクト9にそのダクト入口9aから吸込まれ、更に。吸気ダクト9を通って電動送風機7に吸込まれる。尚、電動送風機7から吐き出された空気は本体後部5の図示しない排気部から掃除機本体2の外部に放出される。
吸塵口12がカップ載置部3の下側に設けられていることにより、この吸塵口12等で集塵カップ22のカップ周壁24は覆われることがなく、カップ周壁24はその略全体が視認可能に露出されている。このため、既述の掃除の際にサイクロン式の塵分離の状態を容易に視認することができるとともに、掃除後等において集塵カップ22内の塵の溜まり具合を容易に視認することができる。
掃除中に吸塵ダクト13を通過するごみの量は、透過型のごみセンサ15により検知されている。つまり、発光ダイオード17から発した光は、投光用光学窓16を透過して吸塵ダクト13の縦ダクト部13bを横切るとともに受光用光学窓18を透過してフォトトランジスタ19に受光される。これとともに、縦ダクト部13bを通るごみ量が多いときはフォトトランジスタ19が受ける光量が減り、縦ダクト部13bを通るごみ量が少ないときはフォトトランジスタ19が受ける光量が増えて、これらに応じた検知信号をフォトトランジスタ19は出力する。
フォトトランジスタ19の出力信号は信号処理装置20で信号処理されるので、信号処理装置20は、縦ダクト部13bを通るごみ量が、予め定められた閾値に相当するごみの通過量より少なくなった場合に、報知信号を出力し、それに伴って報知信号が入力された報知装置20aが報知動作をする。尚、これ以外の場合、報知信号は出力されない。こうした報知動作により、掃除作業者は、現在掃除している場所のごみが所定以下に減ったことを知ることができ、それにしたがって掃除場所を変えて掃除を行うことができる。又、以上の報知がない場合には、それまで掃除していた場所の掃除を更に継続すれば良いと判断することが可能である。したがって、以上のように吸塵ダクト13を通るごみの量の検知に基づいて、被掃除場所の吸塵を過不足なく行うことが可能である。
掃除後に集塵カップ22内の塵を捨てるには、まず、必要に応じて除塵操作部37を適当回数操作した後に、カップ蓋31の取手部31aを掴んで集塵装置21をやや斜め上方に引き上げる。これにより、塵入口23が塵出口14から離されるとともに、ダクト部32がダクト入口9aから離される。同時に、フック28がカップ保持部11から斜め上方に抜けて、集塵装置21が掃除機本体2から外される。この状態で、蓋クランプ27を操作してカップ底蓋25を開くことにより、集塵カップ22内に溜められた塵を落下させて、塵を捨てることができる。
こうした塵捨て操作により集塵カップ22が掃除機本体2から外されるに伴い、既述のように塵入口23が離されて吸塵ダクト13の塵出口14は開放される。このため、掃除作業者は、必要に応じて、開放された塵出口14から縦ダクト部13b内に指を挿入して、この挿入された指が届く範囲に在るごみセンサ15の投光用光学窓16及び受光用光学窓18に付着した塵を拭いて除去することが可能である。
このようにごみセンサ15を随時掃除できることより、ごみセンサ15からの出力に基づいてなされるごみの判別において、誤認識するおそれをなくすことが可能である。
そして、既述のようにごみ捨てのために掃除機本体2に集塵装置21が着脱されるに伴って、塵出口14が開閉されるので、特別に塵出口14を開閉する手間を要さずに、簡易にごみセンサ15を掃除することが可能である。しかも、掃除機本体2のカップ載置部3上にセットされた集塵カップ22に連通される吸塵ダクト13の塵出口14を掃除口として利用したので、ごみセンサ掃除用の孔や蓋を要することがなく、ごみセンサ15の光学窓16,18を掃除するための構成が単純である。
図4は第2実施形態を示している。第2実施形態は以下説明する構成が第1実施形態とは相違しており、それ以外の構成は第1実施形態と同じである。このため、第1実施形態と同一ないしは同様の機能を奏する構成については、第1実施形態と同じ符号を付してその説明を省略する。
この第2実施形態の電気掃除機は、吸塵ダクト13の塵出口14とは別に掃除口を設けて、この掃除口の近傍にごみセンサ15を配設するとともに、前記掃除口が掃除機本体2への集塵カップ22の着脱によって開閉されるように構成した点が、第1実施形態とは異なる。
詳しくは、吸塵ダクト13の長手方向中間部、例えば横ダクト部13aの上壁に掃除口41が形成されている。掃除口41は掃除作業者の指が余裕を持って挿脱される大きさに形成されている。これとともに、横ダクト部13aの上壁には、掃除口41を囲む円形のリブが上向きに突設され、このリブに弾性変形が可能な環形のシールパッキン43が取付けられている。掃除機本体2のカップ載置部3は、掃除口41及びシールパッキン43を露出させる逃げ部3aを有している。
集塵カップ22に掃除口41を開閉する開閉部44が設けられている。具体的には、合成樹脂製のカップ底蓋25に下向きに突出する栓状の開閉部44が形成されている。この開閉部44は、掃除機本体2に集塵装置21が着脱されるに伴って、掃除口41に上方から挿脱されてこの掃除口41を開閉する。なお、開閉部44は掃除口41に密に挿入させるために弾性を有する材料であることが好ましく、そのためは、この開閉部44をカップ底蓋25に対して二色成形によって設けると良い。掃除口41に開閉部44が挿入された状態で、カップ底蓋25の下面でかつ開閉部44の周囲部分にはシールパッキン43が弾性変形して密接され、それにより、掃除口41周りがシールされるようになっている。
更に、掃除口41の位置に応じてごみセンサ15は吸塵ダクト13の横ダクト部13aに取付けられている。その取付け構造は、ごみセンサ15の縦ダクト部13bに対する第1実施形態と同様である。このごみセンサ15は、掃除機本体2から集塵カップ22を離脱することに伴い開放される掃除口41を通して投光用及び受光用の両光学窓(図4では図示されない)が、掃除作業者の指で掃除可能となるように掃除口41の近傍に配設されている。
第2実施形態の電気掃除機は、以上説明した以外の構成は図示されない構成を含めて第1実施形態と同じである。したがって、この第2実施形態においても、前記課題が解決されて、集塵カップ22に至るごみの通過量を検知するごみセンサ15を簡易に掃除することが可能な電気掃除機を提供できる。
1…電気掃除機、2…掃除機本体、3…カップ載置部、11…カップ保持部、12…吸塵口、13…吸塵ダクト、13a…横ダクト部、13b…縦ダクト部、14…掃除口を兼ねる塵出口、15…ごみセンサ、16…投光用光学窓、17…発光ダイオード(発光素子)、18…受光用光学窓、19…フォトトランジスタ(光電変換素子)、21…集塵装置、22…集塵カップ、23…塵入口、24…カップ周壁、41…掃除口、44…開閉部
Claims (4)
- 塵入口を有しこの塵入口を通って導入された含塵空気から分離された塵を溜める集塵カップと、
この集塵カップが着脱可能に支持される掃除機本体と、
吸塵口及び前記集塵カップの離脱に伴って開かれる掃除口を有して前記掃除機本体に設けられ、前記吸塵口を通って吸込まれた塵を前記掃除機本体に支持された前記集塵カップの前記塵入口に導く吸塵ダクトと、
この吸塵ダクトの内部に臨んで配設された投光用光学窓、この窓で覆われた発光素子、前記投光用光学窓に対向して前記吸塵ダクトの内部に臨んで配設された受光用光学窓、及びこの受光用光学窓で覆われるとともに前記発光素子から発して前記吸塵ダクトを横切った光を受ける光電変換素子を有してなり、前記吸塵ダクトを通過するごみの量を検知するとともに、開放された前記掃除口を通して前記両光学窓が掃除可能となるように前記掃除口の近傍に配設されたごみセンサと、
を具備することを特徴とする電気掃除機。 - 前記集塵カップの着脱に伴い前記塵入口が接離される前記吸塵ダクトの塵出口が前記掃除口を兼ねていることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
- 前記吸塵ダクトの長手方向中間部に前記掃除口を設けるとともに、この掃除口を開閉する開閉部を前記集塵カップに設けたことを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
- 前記吸塵ダクトを、前記掃除機本体に支持された前記集塵カップの下側に配置されるとともに前端部に前記掃除機本体の前側に開放する前記吸塵口が連続された横ダクト部と、この横ダクト部の後端から上向きに連続されて前記掃除機本体に支持された前記集塵カップの後側に配置されるとともに上端部に前記塵入口が前側から接離する塵出口を有した縦ダクト部とから形成し、かつ、前記集塵カップがその内部を透視可能に形成されたカップ周壁を有し、このカップ周壁を露出させて前記掃除機本体の前部に前記集塵カップを着脱可能に支持したことを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか一項に記載の電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011209055A JP2013066661A (ja) | 2011-09-26 | 2011-09-26 | 電気掃除機 |
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