JP2014023859A - 電気掃除機 - Google Patents

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雄之 市野
Masatoshi Tanaka
正俊 田中
Junji Naito
順司 内藤
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清 江部
Naoko Kawamura
直子 川村
Ikuo Oshima
郁夫 大島
Yoshiaki Oe
嘉海貴 大江
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Abstract

【課題】使用者が集塵装置取手部によって掃除機本体を誤って持ち上げることを効果的に防止しつつ、構成を簡略化でき、かつ、本体ケースへの集塵装置の着脱が容易な電気掃除機を提供する。
【解決手段】本体ケース26は、電動送風機を収容した本体部31、本体部31から前方へと突出する突出受部32、および、本体部31に設けられたハンドル34を有する。集塵装置27は、本体ケース26の突出受部32に対して着脱可能に取り付けられ、電動送風機の駆動により吸い込まれた含塵空気から塵埃を分離して捕集する。集塵装置27は、分離した塵埃の少なくとも一部を内部に溜めるケース部85を有する。集塵装置27は、ケース部85の外部に突設され、この集塵装置27を突出受部32に取り付けた状態で本体ケース26に近接する集塵装置取手部98を有する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、本体ケースに対して着脱可能で、ケース部およびこのケース部の外部に突設された集塵装置取手部を有する集塵装置を備えた電気掃除機に関する。
従来、この種の電気掃除機は、電動送風機および電源部を収容した本体ケースと、この本体ケースに対して着脱可能に取り付けられる集塵装置とを有する掃除機本体を備えている。この集塵装置は、いわゆる集塵カップであり、電動送風機の駆動により吸い込んだ含塵空気から塵埃を分離して捕集する。
集塵装置は、円筒状のケース部の外部に集塵装置取手部が突設され、本体ケースから取り外した状態で集塵装置取手部を把持してごみ箱などの廃棄位置まで持ち運び、塵埃を廃棄可能となっている。
特開2011−177268号公報
電動送風機および電源部などの重量物を収容した本体ケースは集塵装置と比較して相当重いため、集塵装置を本体ケースに装着した掃除機本体を持ち運ぶためには、本体ケースに丈夫なハンドルを設けることが好ましい。しかしながら、この場合、集塵装置を本体ケースに装着した状態で、ハンドルと、集塵装置の持ち運び用の集塵装置取手部とが掃除機本体に突出することとなるため、使用者が掃除機本体を持ち運ぶ際に、誤って集塵装置取手部を把持するおそれがある。
また、このように使用者が誤って集塵装置取手部により掃除機本体を持ち上げようとしたときに集塵装置が本体ケースから脱落しないようにするためには、集塵装置を本体ケースに強固に保持するための補強構造などが必要となり、大型化や構成の複雑化を招くだけでなく、集塵装置を本体ケースから取り外しにくくなる。
本発明が解決しようとする課題は、使用者が集塵装置取手部によって掃除機本体を誤って持ち上げることを効果的に防止しつつ、構成を簡略化でき、かつ、本体ケースへの集塵装置の着脱が容易な電気掃除機を提供することである。
実施形態の電気掃除機は、掃除機本体を有する。この掃除機本体は、本体ケースと、集塵装置とを備える。本体ケースは、電動送風機を収容した本体部、この本体部から前方へと突出する取付部、および、本体部に設けられたハンドルを有する。また、集塵装置は、本体ケースの取付部に対して着脱可能に取り付けられ、電動送風機の駆動により吸い込まれた含塵空気から塵埃を分離して捕集する。さらに、この集塵装置は、分離した塵埃の少なくとも一部を内部に溜めるケース部を有する。そして、この集塵装置は、ケース部の外部に突設され、この集塵装置を取付部に取り付けた状態で本体ケースに近接する集塵装置取手部を有する。
第1の実施形態の電気掃除機の掃除機本体を前方から示す斜視図である。 同上掃除機本体を示す平面図である。 同上電気掃除機の集塵装置を後方から示す斜視図である。 同上電気掃除機の本体ケースを前方から示す斜視図である。 同上電気掃除機を示す斜視図である。 第2の実施形態の電気掃除機の掃除機本体を前方から示す斜視図である。 同上電気掃除機の掃除機本体を示す平面図である。
以下、第1の実施形態の構成を図1ないし図5を参照して説明する。
図5において、11はいわゆるキャニスタ型の電気掃除機を示し、この電気掃除機11は、吸込風路体(風路形成体)である管部12と、この管部12が着脱可能に接続される掃除機本体13とを有している。
管部12は、掃除機本体13に接続される接続管部15と、この接続管部15の先端側に連通する可撓性を有するホース体16と、このホース体16の先端側に設けられた手元操作部17と、この手元操作部17の先端側に着脱可能に接続される延長管18と、この延長管18の先端側などに着脱可能に接続される吸込口体としての床ブラシ19とを備えている。
手元操作部17には、ループ状の把持部21がホース体16側へと突出し、この把持部21の上部には、操作用の設定ボタン22が複数設けられている。
また、図1ないし図5に示すように、掃除機本体13は、大径の走行輪23を両側に有し図示しない旋回輪および接地輪を下部に有する本体ケース26を備え、この本体ケース26の外部である上部には、集塵カップである集塵装置27が着脱可能となっている。そして、掃除機本体13は、走行輪23および旋回輪あるいは接地輪によって被掃除面である床面上を少なくとも前後方向に沿って走行(移動)可能に構成されている。なお、以下、前後方向および左右方向は、掃除機本体13(本体ケース26)の走行(移動)方向を基準とする。
本体ケース26は、例えば合成樹脂などにより形成されており、集塵装置27の後方に位置する本体部31と、この本体部31の左右方向の中央部から前部下側に突設されて集塵装置27の下部を支持する集塵装置支持部としての取付部である突出受部32とを一体的に有している。そして、本体ケース26の内部には、これら本体部31と突出受部32とに亘って、側面視でL字状に屈曲した図示しない本体風路部が配置されている。
本体部31の両側には、走行輪23がそれぞれ回転自在に軸支されている。また、この本体部31の後部の下側には、掃除機本体13の前側が持ち上がった状態で床面に対して接地する接地輪が左右方向の中央部に回転自在に取り付けられている。さらに、この本体部31の前部の上側には、掃除機本体13(本体ケース26)を把持するためのループ状のハンドル34が後方に向けて傾斜状に突設されている。また、この本体部31の内部には、電動送風機39、この電動送風機39の動作を制御する図示しない制御手段としての制御回路部、および、外部電源から電動送風機39などに給電可能な電源コードを巻回した電源部としての図示しないコードリール装置などの重量物が収容されている。さらに、この本体部31の内部には、電動送風機39の吸込側と連通する図示しない連通風路部が区画されている。
また、本体部31の前部には、突出受部32の後部に連続して円弧状に湾曲した凹部44が形成されている。この凹部44の下部には、集塵装置27の上流側に気密に接続される連通開口部45が形成されており、この凹部44の上部には、連通風路部と連通し本体ケース26に装着された集塵装置27の下流側に気密に接続される吸気開口部46が形成されている。さらに、この凹部44の両側方には、上下方向に沿って長手状に延びる挿入規制部としての規制壁部であるリブ部47,47が形成されている。また、この本体部31の凹部44の両側方である各走行輪23の前方には、突出受部32の両側下部に向けて前側へと徐々に幅方向の中央部に向けて傾斜した障害物回避部としての引っ掛かり防止部である傾斜ガイド部48がそれぞれ形成されている。そして、この本体部31の後部には、電動送風機39からの排気を外部に排出するための排気孔が複数形成されているとともに、これら排気孔の上方に、電源コードを出し入れするための図示しないコード導出口が形成されている。
傾斜ガイド部48は、平面視で本体ケース26の外部に露出してこの本体ケース26の外郭の一部をなしており、突出受部32の両側から本体部31の両側までを滑らかに接続することで、掃除中などの掃除機本体13(本体ケース26)の移動の際に本体部31の前部の両側が障害物、例えば家具などの角部、あるいはテーブルの脚部などに引っ掛かることを防止するものである。
また、突出受部32は、本体部31よりも幅狭(左右幅方向に狭く)に形成されている。さらに、この突出受部32の前面には、管部12の接続管部15が接続される本体吸込口52が形成されており、この本体吸込口52が本体風路部の上流端の開口となっている。したがって、この本体吸込口52は、本体風路部を介して連通開口部45と連通し、この連通開口部45を介して集塵装置27の上流側と連通可能となっている。
電動送風機39は、設定ボタン22の操作に応じて、制御回路部により動作が制御されるものである。この電動送風機39は、例えば吸込側を上側として配置されている。
また、制御回路部は、設定ボタン22と電気的に接続されており、この設定ボタン22の操作により設定された動作モード(例えば強モード、中モード、弱モード、自動モード、停止モードなど)に電動送風機39の動作を設定するように構成されている。
一方、集塵装置27は、下側に位置する第1本体部としてのケース部85と、このケース部85の上側に位置する第2本体部としての分離体86とを着脱可能に備えている。この分離体86は、ケース部85の内部に挿入されて第1遠心分離部90を構成する構造体である内筒91と、ケース部85の外部(上部)に位置する例えば複数の第2遠心分離部93とを有するユニット状となっている。すなわち、集塵装置27は、多段の(遠心)分離部を備えるように形成されている。そして、この集塵装置27は、本体ケース26に対して装着した状態で後側が凹部44に嵌合し、上側が後方へと傾斜した状態で(ハンドル34に対して平行な状態で)固定される。
第1遠心分離部90は、電動送風機39の駆動により内部に吸い込んだ含塵空気中の一部である相対的に大きい塵埃、すなわち粗塵を主として遠心分離して溜めるものである。
ケース部85は、例えば透光性を有する(透明な)合成樹脂などの部材により形成され、第1遠心分離部90の外郭をなしている。したがって、第1遠心分離部90は、外部から内部を目視可能となっている。さらに、このケース部85の後部には、含塵空気を吸い込むための導入口97が一側、例えば右側に偏った位置に開口されている。そして、このケース部85の外部には、集塵装置27(ケース部85)を把持するための集塵装置取手部98が突設されている。また、このケース部85の後部の両側には、本体ケース26に対して集塵装置27を装着する際の位置決めとなる位置決め凸部99,99が突設されている。
また、導入口97は、後方へと略水平状に延びており、集塵装置27を本体ケース26に装着した状態で連通開口部45と気密に接続される。したがって、この導入口97は、連通開口部45および本体風路部を介して本体吸込口52と気密に接続される。
また、集塵装置取手部98は、ケース部85の後部で、かつ、導入口97(一方の位置決め凸部99)の側方の若干後方の位置にループ状に突設されている。すなわち、この集塵装置取手部98は、ケース部85の外周面との間に、開口部98aを開口するように形成され、使用者が手指を開口部98aに挿入して集塵装置取手部98を把持することで、集塵装置27(ケース部85)を把持可能となっている。また、この集塵装置取手部98は、分離体86の外郭(最大径寸法位置)よりも外方に突出している。さらに、この集塵装置取手部98は、例えば上下方向、すなわちケース部85(第1遠心分離部90)の軸方向に対して平行に設けられている。そして、この集塵装置取手部98の上端部には、ケース部85と分離体86とを回り止めおよび位置決めするための回り止め部101が、集塵装置取手部98を把持した手の親指などにより外部から操作可能に突設されている。
また、位置決め凸部99,99は、導入口97の上側の両側に位置しており、本体ケース26に対して集塵装置27を装着する際に、本体ケース26の本体部31の凹部44にてリブ部47,47の上方に上下方向に沿って長手状に形成された位置決め受部104,104の下端部に対して挿入されるようになっている。
また、分離体86は、円筒状に形成されており、ケース部85(第1遠心分離部90)の径寸法よりも大きい最大径寸法を有し、内筒91と一体的に接続されている。さらに、この分離体86の外周には、例えば四角形状の排気開口144が左右方向の中央部の後部に開口されているとともに、この排気開口144の両側に、突起部145,145が突設されている。また、この分離体86の外周の一側の後側寄りの位置には、ケース部85の回り止め部101の上端部を受ける回り止め受部146が突設されている。そして、分離体86の上部には、集塵装置27を本体ケース26に対して係止するための係止装置としての集塵装置用クランプ148が取り付けられている。
排気開口144は、第2遠心分離部93の下流側に連通し、これら第2遠心分離部93を通過した空気を外部へと排出するもので、後側の第2遠心分離部93,93間に位置している。この排気開口144は、集塵装置27を本体ケース26に装着した状態で吸気開口部46と気密に接続される。したがって、この排気開口144は、吸気開口部46を介して電動送風機39の吸込側と気密に接続される。また、排気開口144は、導入口97と同側である集塵装置27の後側に位置しており、集塵装置27を本体ケース26に装着した状態で本体ケース26の本体部31の凹部44に対向する。
また、突起部145,145は、後方に向けて突出しており、分離体86の外周に上下方向に沿ってリブ状に形成されている。そして、これら突起部145,145は、集塵装置27を本体ケース26に装着した状態で、本体部31の凹部44の位置決め受部104,104の上側にそれぞれ嵌合することで、集塵装置27を本体ケース26に対して位置決めする位置決め手段となるとともに、外部に露出しないようになっている。
また、回り止め受部146は、下方に向けて開口されており、ケース部85に対して分離体86を取り付けた状態で回り止め部101が下方から挿入嵌合されるようになっている。
また、集塵装置用クランプ148は、操作用の操作ハンドル部151と、この操作ハンドル部151の操作によって動作する係止部としての係止爪部152とを備えている。この係止爪部152は、集塵装置27を本体ケース26に装着する際に、この本体ケース26の本体部31の凹部44の吸気開口部46の上方に開口された係止受部としての係止開口153に挿入係合されることで集塵装置27を本体ケース26に係止するものである。そして、この係止爪部152は、操作ハンドル部151の操作によって動作可能となっている。
また、各第2遠心分離部93は、第1遠心分離部90を通過した含塵空気中のこの第1遠心分離部90で遠心分離する塵埃よりも(相対的に)小さい塵埃、すなわち細塵を遠心分離してケース部85の内部へと落下させるものである。換言すれば、各第2遠心分離部93は、含塵空気中の第1遠心分離部90で分離できなかった塵埃を遠心分離するものである。そして、これら第2遠心分離部93は、集塵装置27(第1遠心分離部90)の中心軸の周囲の後部を除く位置に、互いに略等間隔に離間されて円弧状(同一円周上)に配置されている。
次に、上記第1の実施形態による掃除動作を説明する。
掃除を開始する際には、まず、ケース部85に対して分離体86を取り付けて一体的に組み立てる。そして、この組み立てた集塵装置27を本体ケース26に装着する。すなわち、集塵装置27を、位置決め凸部99,99および突起部145,145を本体ケース26側の位置決め受部104,104に位置合わせしつつ挿入して本体ケース26の突出受部32に載置して支持し、かつ、集塵装置用クランプ148の係止爪部152を本体ケース26の係止開口153に挿入係止することにより本体ケース26に対して集塵装置27を係止することで、集塵装置27の導入口97および排気開口144が本体ケース26の連通開口部45および吸気開口部46とそれぞれ気密に接続される。したがって、集塵装置27が電動送風機39の吸込側と本体吸込口52との間に気密に接続された状態で本体ケース26に装着される。
このとき、集塵装置27では、集塵装置取手部98が一側の斜め後方に位置することで、集塵装置取手部98の開口部98aの後方に本体ケース26の(一方の)リブ部47が近接して対向し、開口部98aの一部である一端(後端)開口面が(一方の)リブ部47によってほぼ閉塞された状態となる。このため、集塵装置取手部98の開口部98aに使用者が前後方向それぞれから手指を挿入できず、この集塵装置取手部98を実質的に把持できなくなる。また、この状態で、集塵装置取手部98は、一方の傾斜ガイド部48の上方にて、この一方の傾斜ガイド部48の外縁部よりも内方に位置する、すなわち本体ケース26の側部(側部の外郭)よりも内方に位置する、換言すれば本体ケース26から側方に突出することなく位置する。
なお、集塵装置27が本体ケース26に既に装着された状態である場合には、これらの操作は不要である。
この状態で、掃除機本体13(本体ケース26)の本体吸込口52に管部12を接続する。具体的に、管部12は、接続管部15を本体吸込口52に挿入接続するとともに、必要に応じて、手元操作部17の先端側に延長管18および床ブラシ19を順次接続する。この状態で、手元操作部17の設定ボタン22が掃除機本体13(本体ケース26)内の制御回路部などと電気的に接続される。なお、管部12が掃除機本体13に既に接続された状態である場合には、これらの操作は不要である。
そして、使用者は、コード導出口から電源コードを引き出して壁面などのコンセントに接続した後、把持部21を把持し、所望の設定ボタン22を操作することにより、電動送風機39の動作モードを設定する。制御回路部は、この設定された動作モードに対応して電動送風機39の入力を制御し、電動送風機39を設定された動作モードで起動する。
この電動送風機39の起動により生じた負圧は、連通風路部、吸気開口部46、排気開口144、第2遠心分離部93、第1遠心分離部90、導入口97、連通開口部45、本体風路部および本体吸込口52を介して、管部12へと作用する。
そして、使用者は、この負圧の作用により、床ブラシ19、延長管18、あるいは手元操作部17の先端側から空気とともに塵埃を吸い込む。
この塵埃を含む空気、すなわち含塵空気は、管部12から本体吸込口52、本体風路部および連通開口部45を経由して導入口97へと導かれ、この導入口97から集塵装置27内、すなわち第1遠心分離部90内へと吸い込まれる。
この第1遠心分離部90では、含塵空気中の特に粗塵が遠心分離され、ケース部85の内周面に沿って落下して底部上に溜められる。
粗塵が分離された含塵空気は、内筒91内を経由して各第2遠心分離部93内へとそれぞれ分岐されて流入する。これら第2遠心分離部93においては、含塵空気中の細塵が遠心分離され、第2遠心分離部93の内部に沿って落下し、ケース部85の内部に溜められる。
そして、細塵が遠心分離された実質的に塵埃を含まない空気は、各第2遠心分離部93から排気されて合流し、排気開口144から集塵装置27の外部へと排気される。
この後、この空気は、吸気開口部46から連通風路部を通過した後、電動送風機39へと吸い込まれ、この電動送風機39の内部を冷却しつつ通過して排気風となり、電動送風機39から排気孔を介して本体ケース26の外部へと排気される。
掃除が終了すると、使用者が所定の設定ボタン22を操作することで、制御回路部が電動送風機39の入力を低下させて電動送風機39を停止させる。
集塵装置27内に一定量の塵埃が溜まった場合には、使用者が集塵装置用クランプ148の操作ハンドル部151を持ち上げることで、係止爪部152を係止開口153から退避させ、集塵装置27を本体ケース26から取り外す。この状態では、集塵装置取手部98が本体ケース26のリブ部47に対して離隔されるため、使用者が集塵装置取手部98の開口部98aに手指を挿入し、この集塵装置取手部98を把持して集塵装置27を把持することが可能になる。
そして、回り止め部101を操作して分離体86をケース部85から取り外すと、分離体86と一体的に内筒91がケース部85から引き抜かれ、使用者は、集塵装置取手部98を把持してケース部85をごみ箱などの廃棄位置へと集塵装置27を運んだ後、上側を下方へと傾けるようにひっくり返すことで、ケース部85に圧縮された状態で溜まった粗塵およびこの粗塵と混ざった細塵が一緒に廃棄される。
このように第1の実施形態によれば、集塵装置取手部98が、集塵装置27を突出受部32に取り付けた状態で本体ケース26の側部よりも内方に位置することで、掃除の際などに掃除機本体13を床面上で走行(移動)させたときに、集塵装置取手部98が障害物に引っ掛かることがなく効果的にすり抜けることができ、掃除機本体13の床面上での走行性(取り回し)を向上できる。
次に、第2の実施形態を図6および図7を参照して説明する。なお、上記第1の実施形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態の集塵装置27は、集塵装置取手部98のケース部85の外周面からの突出量が抑制され、集塵装置取手部98が分離体86の外郭(最大径寸法位置)よりも内方に位置している。
そして、集塵装置27を本体ケース26の突出受部32に取り付けた状態で、集塵装置取手部98は、集塵装置取手部98が一側の斜め後方に位置することで、集塵装置取手部98の開口部98aの後方に本体ケース26の(一方の)リブ部47が近接して対向し、開口部98aの一部である一端(後端)開口面が(一方の)リブ部47によって閉塞された状態となる。このため、集塵装置取手部98の開口部98aに使用者が前後方向それぞれから手指を挿入できず、この集塵装置取手部98を実質的に把持できなくなる。また、この状態で、集塵装置取手部98は、一方の傾斜ガイド部48の上方にて、この一方の傾斜ガイド部48の外縁部よりも内方で、かつ、ケース部85の外縁から前後方向に延びる仮想線Lよりも内方に位置する、すなわち本体ケース26の側部(側部の外郭)およびケース部85の側部よりも内方に位置する、換言すれば本体ケース26およびケース部85から側方に突出することなく位置する。
このように、第2の実施形態によれば、集塵装置取手部98が、集塵装置27を突出受部32に取り付けた状態でケース部85の側部よりも内方に位置することで、掃除の際などに掃除機本体13を床面上で走行(移動)させたときに、集塵装置取手部98が障害物により確実に引っ掛かることがなく効果的にすり抜けることができ、掃除機本体13の床面上での走行性(取り回し)をより向上できる。
そして、以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、集塵装置27が、分離した塵埃の少なくとも一部を内部に溜めるケース部85の外部に、集塵装置27を突出受部32に取り付けた状態で本体ケース26の(一方の)リブ部47に近接する集塵装置取手部98を備えることにより、掃除機本体13を持ち上げる際に集塵装置取手部98を把持できず、あるいは把持しにくくなり、使用者が集塵装置取手部98によって掃除機本体13を誤って持ち上げることを効果的に防止して、ハンドル34によって掃除機本体13を持ち上げるように意図させることができる。したがって、集塵装置取手部98によって掃除機本体13を誤って持ち上げてしまったときに集塵装置27が本体ケース26から脱落しないようにするための補強機構などが不要なので、構成を簡略化でき、掃除機本体13(本体ケース26)の大型化なども招くことがないとともに、本体ケース26への集塵装置27の着脱の際にも、補強機構を作動させる手順などが不要で、着脱が容易になる。
しかも、集塵装置取手部98は、集塵装置27の後方に位置する本体ケース26のリブ部47に近接しているため、本体ケース26の上部に大きく突出するハンドル34と比較して目立ちにくく、掃除機本体13を持ち上げる際に、誤って集塵装置取手部98を把持することをより確実に防止できるとともに、集塵装置取手部がケース部85の正面にある場合などと比較して、ケース部85(第1遠心分離部90)の内部の視認性を向上でき、ケース部85の内部への塵埃(粗塵)の溜まり具合を使用者がより容易に確認できる。
なお、上記各実施形態において、例えば集塵装置27を本体ケースの突出受部32に取り付けた状態で集塵装置取手部98が嵌合する嵌合凹部を一方のリブ部47など本体ケース26側に凹設してもよい。
また、電気掃除機11は、コードリール装置によって外部電源から給電するものに限定されず、例えば二次電池などの電池を電源として内蔵した、いわゆるコードレスタイプでもよい。
さらに、電気掃除機11としては、キャニスタ型に限らず、例えば上下方向に長手状の本体ケース26の下端部に床ブラシ19を接続した、いわゆるアップライト型のものでも対応して用いることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11 電気掃除機
13 掃除機本体
26 本体ケース
27 集塵装置
31 本体部
32 取付部である突出受部
34 ハンドル
39 電動送風機
85 ケース部
98 集塵装置取手部

Claims (3)

  1. 電動送風機を収容した本体部、この本体部から前方へと突出する取付部、および、前記本体部に設けられたハンドルを有する本体ケースと、この本体ケースの前記取付部に対して着脱可能に取り付けられ、前記電動送風機の駆動により吸い込まれた含塵空気から塵埃を分離して捕集する集塵装置とを備えた掃除機本体を具備し、
    前記集塵装置は、
    分離した塵埃の少なくとも一部を内部に溜めるケース部と、
    このケース部の外部に突設され、この集塵装置を前記取付部に取り付けた状態で前記本体ケースに近接する集塵装置取手部とを有している
    ことを特徴とした電気掃除機。
  2. 掃除機本体は、被掃除面上で移動可能であり、
    集塵装置取手部は、集塵装置を取付部に取り付けた状態で本体ケースの側部よりも内方に位置している
    ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
  3. 集塵装置取手部は、集塵装置を取付部に取り付けた状態でケース部の側部よりも内方に位置している
    ことを特徴とした請求項2記載の電気掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017140257A (ja) * 2016-02-11 2017-08-17 株式会社コーワ 電気掃除機
JP2018143589A (ja) * 2017-03-07 2018-09-20 東芝ライフスタイル株式会社 電気掃除機
JP2020137835A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 シャープ株式会社 電気掃除機

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