JP2018182541A - 無線装置設置方法及び収容体 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線装置を内部に設置した際に光透過部材に暗部を生じさせず、不要な反射波の発生を防ぐこと。【解決手段】電磁波を反射する電磁波反射部材と、光を透過する光透過部材とで構成され、内部に光源と無線装置とを備える収容体内における無線装置の設置方法であって、無線装置が、光を発する発光面を有し、無線装置の発光面を、光透過部材の方向に向いて配置し、使用する周波数の波長をλとして、膜厚がλ/4の奇数倍である所定の屈折率を有する反射防止膜を光透過部材の内側、および、外側、の一部もしくは全体に単層または多層で設ける無線装置設置方法。【選択図】図7

Description

本発明は、無線装置設置方法及び収容体に関する。
5G(5th Generation、第5世代移動通信システム)では、マクロセル基地局に加えて、人が密集するエリアにスモールセル基地局を設置することが検討されている。これに加えて、無線機能および気象等の計測機能を有するIoT(Internet of Things)デバイスを街中に設置することや、前述のスモールセル基地局のトラフィックをオフロードするために無線LAN(Local Area Network)アクセスポイントを設置すること等も検討されている。そのため、5Gの環境を実現するためには、スモールセル基地局と同様に、多数のIoTデバイスや無線LANアクセスポイント等を設置することを検討する必要がある。
例えば、図24に示すように、スモールセル基地局102−1,102−2,102−3を多くのビル100が建ち並ぶ通りに設置することを想定する。この場合、ビル100の壁面の比較的高所、例えば、地上から20m付近にスモールセル基地局102−1,102−2,102−3を設置することで、通りの両サイドの歩道上にいるユーザに無線通信サービスを提供することが可能になる。
しかし、スモールセル基地局102−1,102−2,102−3、多数のIoTデバイス及び無線LANアクセスポイント等(以下「無線装置」という)自体をビル100の壁面に多数設置していくと、通りの景観を損ねてしまう可能性がある。これに対して、多くのビル100の比較的高所には、内部に照明を有する内照式の看板101が多く設置されており、このような看板101内に無線装置を設置することで、景観を損ねることもなくなる。また、看板101には、電源用管路は既に敷設されているので新たに電源用管路を敷設する工事を行う必要がないというメリットもある(例えば、非特許文献1参照)。
他の設置例として、図25に示すような駅コンコース、駅周辺の地下街及びデパート等のような場所を考える。このような場所では、天井200や柱201、壁202等に無線装置205−1,205−2,205−3を多数設置することで、ユーザに無線通信サービスを提供することが可能になる。しかし、無線装置205−1,205−2,205−3自体を設置すると、図24に示した例と同様に景観を損ねてしまう可能性がある。そこで、図25に示すように、天井200や柱201、壁202等に既に設置されている内照式の照明装置203内に無線装置205−1,205−2,205−3を設置することで、景観を損ねることもなくなる。照明装置203には、電源用管路は敷設されているので、この場合も、新たに電源用管路を敷設する工事を行う必要がないというメリットもある。
太田 厚、丸田 一輝、白戸 裕史、黒崎 聰、田中 健、飯塚 正孝,「ミリ波帯大規模アンテナシステムにおけるデジタルアシスト型アナログビームフォーミング〜基本コンセプトの提案〜」,信学技報,vol.116,no.383,RCS2016-232,pp.135-140,2016年12月.
しかしながら、非特許文献1では、エントランス回線提供中継局やスモールセル基地局等の無線装置を看板に設置することが提案されているが、景観を損ねないように看板の内部に設置する具体的な手法については示されていない。例えば、実際に、LED(Light Emitting Diode)や蛍光灯等の光源を内部に備える看板や照明装置などの内照式光源装置の内部に無線装置を設置する場合、無線装置が出力する無線信号の電磁波が効率よく伝搬する位置に無線装置を設置する必要がある。しかし、無線信号を設置する位置によっては、光源が発する光の一部を無線装置が遮る等して、看板の表示パネルや照明装置のグローブ等の光透過部材に無線装置の影、すなわち暗部が生じてしまう。そのため、看板であれば見る者に対して何らかの情報を伝えるという基本的な機能を損ねてしまうという問題がある。
また、内照式光源装置には、看板であれば看板の枠となるフレーム、照明装置であればシャーシ等に金属等の電磁波反射部材が使われており、無線装置が出力する電磁波の一部が、電磁波反射部材によって反射される。また、無線装置が出力する電磁波は、光透過部材によっても反射されたりするため、看板内や照明装置内で不要な反射波が生じてしまい、外部への透過電力を減少させたり、干渉を生じさせて受信レベルが低下してしまうというも問題がある。
上記事情に鑑み、本発明は、無線装置を内部に設置した際に光透過部材に暗部を生じさせず、不要な反射波の発生を防ぐことができる技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、電磁波を反射する電磁波反射部材と、光を透過する光透過部材とで構成され、内部に光源と無線装置とを備える収容体内における無線装置の設置方法であって、前記無線装置が、光を発する発光面を有し、前記無線装置の発光面を、前記光透過部材の方向に向いて配置し、使用する周波数の波長をλとして、膜厚がλ/4の奇数倍である所定の屈折率を有する反射防止膜を前記光透過部材の内側、および、外側、の一部もしくは全体に単層または多層で設ける無線装置設置方法である。
本発明の一態様は、電磁波を反射する電磁波反射部材と、光を透過する光透過部材とで構成され、内部に光源と無線装置とを備える収容体内における無線装置の設置方法であって、前記無線装置が、前記光源からの光を透過する材料で構成され、使用する周波数の波長をλとして、膜厚がλ/4の奇数倍である所定の屈折率を有する反射防止膜を前記光透過部材の内側、および、外側、の一部もしくは全体に単層または多層で設ける無線装置設置方法である。
本発明の一態様は、電磁波を反射する電磁波反射部材と、光を透過する光透過部材とで構成され、内部に光源と無線装置とを備える収容体内における無線装置の設置方法であって、前記光源からの光を前記無線装置と前記光透過部材との間で反射させるための反射板を前記電磁波反射部材に備え、使用する周波数の波長をλとして、膜厚がλ/4の奇数倍である所定の屈折率を有する反射防止膜を前記光透過部材の内側、および、外側、の一部もしくは全体に単層または多層で設ける無線装置設置方法である。
本発明の一態様は、上記の無線装置設置方法であって、前記反射板を、反射した光を前記無線装置でさらに反射もしくは乱反射させる位置に設置する。
本発明の一態様は、電磁波を反射する電磁波反射部材と、光を透過する光透過部材とで構成される内部に、光を照射する光源と、光を発する発光面を有する無線装置と、を備え、前記無線装置の発光面が、前記光透過部材の方向に向いて配置され、使用する周波数の波長をλとして、膜厚がλ/4の奇数倍である所定の屈折率を有する反射防止膜が前記光透過部材の内側、および、外側、の一部もしくは全体に単層または多層で設けられる収容体である。
本発明の一態様は、電磁波を反射する電磁波反射部材と、光を透過する光透過部材とで構成される内部に、光を照射する光源と、前記光源からの光を透過する材料で構成された無線装置と、を備え、使用する周波数の波長をλとして、膜厚がλ/4の奇数倍である所定の屈折率を有する反射防止膜が前記光透過部材の内側、および、外側、の一部もしくは全体に単層または多層で設けられる収容体である。
本発明の一態様は、電磁波を反射する電磁波反射部材と、光を透過する光透過部材とで構成される内部に、光を照射する光源と、無線装置と、前記光源からの光を前記無線装置と前記光透過部材との間で反射させるための反射板と、を備え、前記反射板は、前記電磁波反射部材に備えられ、使用する周波数の波長をλとして、膜厚がλ/4の奇数倍である所定の屈折率を有する反射防止膜が前記光透過部材の内側、および、外側、の一部もしくは全体に単層または多層で設けられる収容体である。
本発明の一態様は、上記の収容体であって、前記反射板が、反射した光を前記無線装置でさらに反射もしくは乱反射させる位置に設置される。
本発明により、無線装置を内部に設置した際に光透過部材に暗部を生じさせず、不要な反射波の発生を防ぐことが可能となる。
本発明の一実施形態による内照式看板を示す斜視図である。 同実施形態による内照式看板の内部構成を示す斜視図である。 同実施形態による内照式看板の平面断面図である。 同実施形態による無線装置の設置位置を示す図(その1)である。 同実施形態による無線装置の設置位置を示す図(その2)である。 同実施形態による無線装置と表示パネル間で生じる反射波を示す図である。 同実施形態による内照式看板に反射防止膜を貼付した場合の内部構成を示す斜視図である。 同実施形態による内照式看板に反射防止膜を貼付した場合の平面断面図である。 同実施形態による内照式看板に反射防止膜を貼付した場合の側面断面図である。 同実施形態の反射防止膜の構成を示す図である。 同実施形態の多層の反射防止膜の構成を示す図である。 同実施形態の面状発光部を有する無線装置の設置例を示す図である。 同実施形態の光を透過する材料で製造される無線装置の設置例を示す図である。 同実施形態の無線装置のアンテナ部と制御部の設置例を示す図である。 同実施形態の反射板の設置例を示す図(その1)である。 同実施形態の反射板の設置例を示す図(その2)である。 同実施形態の反射板の設置例を示す図(その3)である。 同実施形態の内照式看板のシミュレーション結果(反射防止膜あり)を示す図である。 同実施形態の内照式看板のシミュレーション結果(反射防止膜なし)を示す図である。 同実施形態の内照式看板において無線装置を枠状フレームに近接して設置する設置例を示す図である。 図20の設置例におけるシミュレーション結果(反射防止膜なし)を示す図である。 本発明の他の実施形態である内照式照明装置の斜視図である。 同内照式照明装置の側面断面図である。 ビルが建ち並ぶ通りにおけるスモールセル基地局の設置例を示す図である。 駅コンコースや駅周辺の地下街やデパートの天井、柱、または壁への無線装置の設置例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の内照式光源装置の一実施形態による内照式看板1の斜視図であり、図2は、内照式看板1の手前の表示パネル3−1を外した状態の内部構成を示す斜視図である。内照式看板1において、枠状フレーム2は、例えば、アルミニウムなどの金属を材質とする電磁波反射部材で形成される直方体形状の収容体であり、直方体形状の6面のうち対向する2面が開口した形状となっている。また、図2に示すように、枠状フレーム2は、内部から複数の支持部材8によって形状を維持するように支えられている。なお、支持部材8の材質もアルミニウムなどの金属を材質とする電磁波反射部材である。
取付部材4は、一端が、枠状フレーム2に接合されており、他端を、例えば、ビルの壁面に接合することにより、内照式看板1をビルの壁面に固定する。表示パネル3−1,3−2は、アクリル等を材質とする光透過部材の面形状のパネルであり、伝達したい情報、例えば、図1及び図2の例では「あいうえお」という文字等が、表面に形成もしくは印刷されることにより表示されている。表示パネル3−1,3−2は、各々が枠状フレーム2の2つの開口部を閉塞するように取り付けられる。
無線装置6は、例えば、スモールセル基地局、IoTデバイス、無線LANアクセスポイント等であり、内照式看板1の内部、すなわち枠状フレーム2と2枚の表示パネル3−1,3−2によって囲まれた空間内に設置される。また、無線装置6は、電源線5からの電力の供給を受けて波長λの無線信号の電磁波を出力する。この電磁波は、内照式看板1の外部に伝搬する。
LED7は、表示パネル3−1,3−2を照明する位置、例えば、縦方向と横方向の支持部材8が交差する位置に取付けられている。図2の例では、手前側に6個、奥側に6個の合計12個のLED7が取り付けられている。また、LED7は、電源線5と同じ電源用管路を通して敷設される図示しない電源線からの電力の供給を受けて発光する。
図3は、図1に示す内照式看板1を矢印Aの方向から見た平面断面図であり、複数のLED7は、表示パネル3−1,3−2のそれぞれを照明するように、支持部材8の両側に取り付けられている。無線装置6は、無線信号の電磁波を出力する方向が、表示パネル3−1,3−2の方を向き、いずれか一方の表示パネル3−1,3−2に近接するように設置される。ここでは、無線装置6の電磁波の放射面が、表示パネル3−2の面と平行、またはほぼ平行になり、電磁波の放射方向が表示パネル3−2の面と垂直、またはほぼ垂直になるように表示パネル3−2に近接して設置されるものとする。なお、無線装置6に近接する一方の表示パネル3−2には、後述する電磁波の反射を防止する反射防止膜が貼付される。
無線装置6から表示パネル3−2までの距離L1(正確には、無線装置6の電磁波を反射する表面から表示パネル3−2に貼付される反射防止膜の表面までの距離)は、無線装置6が出力する電磁波の波長λの1/2の整数倍の絶対値の長さとなる。図4は、無線装置6が設置されている位置を示す図であり、無線装置6は、枠状フレーム2の中心位置から表示パネル3−2の方に向かって移動した位置であって表示パネル3−2から距離L1の長さ離れた位置(以下、当該位置を表示パネル3−2の中心近傍という)に設置される。無線装置6を固定する手法は、例えば、枠状フレーム2または支持部材8に光を透過する材料からなる治具を取り付け、当該治具によって固定する等の手法が適用される。
(無線装置の設置位置)
図5は、無線装置6を図3及び図4で示す位置に設置する理由を説明する図である。例えば、無線装置6を、無線装置6−1に示す位置に設置した場合、無線装置6−1が出力する電磁波が、支持部材8に反射して反射波20が生じることになる。また、無線装置6−1と枠状フレーム2との距離L4が、短い場合、枠状フレーム2によって生じる反射波20も増加することになる。反射波20の増加は、不要な干渉波24を増加させることになる。所望波23と干渉波24は、受信側において位相がずれて合成されるため、干渉波24が増加すると、受信側での受信レベルが低下することになる。
これに対して、図3及び図4に示す無線装置6の位置、この位置を、図5では無線装置6−2が設置されている位置とすると、表示パネル3−2と支持部材8の間の空間に設置されることになるため、支持部材8による反射がなくなり、反射波20の発生を抑制することができる。また、図4に示すように表示パネル3−2の中心近傍の位置に無線装置6を設置することで、枠状フレーム2までの距離L2及び距離L3を長くすることができるため、枠状フレーム2によって生じる反射波20を抑制することができる。反射波20の発生を抑制することにより、干渉波24を抑制することができ、受信レベルの向上を図ることができる。
(表示パネルへの反射防止膜の貼付)
無線装置6を、図3及び図4に示す位置に設置したとしても、図6に示すように、無線装置6が出力する電磁波が表示パネル3−2に反射して更に無線装置6に反射するという多重反射による反射波25が生じる。この多重反射によっても干渉波24が発生するため受信レベルが低下することになる。また、表示パネル3−2での反射が発生することで、エネルギ保存則の観点から透過電力が低下する。
この多重反射を防止するため、図7に示すように反射防止膜9f,9bを表示パネル3−2の無線装置6が設置されている位置の付近の表裏に貼付する。図7の斜視図を矢印Aの方向からみた断面図が、図8であり、矢印Bの方向からみた断面図が、図9である。図8及び図9に示すように、反射防止膜9fが、表示パネル3−2の外側に貼付され、反射防止膜9bが、表示パネル3−2の内側に貼付される。
図10を参照しつつ、反射防止膜9f,9bの膜厚及び屈折率について説明する。反射防止膜9f,9bの膜厚は、無線装置6が出力する電磁波の波長λの1/4の奇数倍の絶対値の厚さとする。膜厚をλ/4の奇数倍とする理由は、例えば、内側の反射防止膜9bの外気に接する表面で反射する反射波の位相と、表示パネル3−2の内側の表面で反射する反射波の位相が、逆位相になって打ち消し合うためである。外側の反射防止膜9fの膜厚についても同様に、表示パネル3−2の外側の表面で反射する反射波の位相と、外側の反射防止膜9fの外気に接する表面で反射する反射波の位相が、逆位相になって打ち消し合うためである。
反射防止膜9f,9bの屈折率nは、外気の屈折率をnとし、表示パネル3−2の材質の屈折率をnとした場合、次式(1)に基づいて定められる。
=(n×n1/2・・・(1)
例えば、表示パネル3−2の材質がアクリルである場合、表示パネル3−2の屈折率nは、「1.49」となる。外気の屈折率nを「1.00」とすると、反射防止膜9f,9bの屈折率nは、「1.22」となる。屈折率が1.22となる誘電材料は、例えば、以下の参考文献に示される多孔質シリカ膜であるULKS(登録商標)等が知られており、このような材料を用いて製造すれば、所望の屈折率を有する反射防止膜9f,9bを得ることができる。
[参考文献]中山高博他、“低誘電率(Low-k)材料配線モジュール技術の開発”、株式会社アルバック、ULVAC TECHNICAL JOURNAL No.67 2007、p9-p12
外気の屈折率nと表示パネル3−2の材質の屈折率nの違いによって、表示パネル3−2と外気の境界面において電磁波の一部の反射が発生する。そのため、式(1)に基づいて算出される屈折率nの反射防止膜9f,9bを表示パネル3−2の外側と内側に貼付することで、外気と表示パネル3−2の境界面における電磁波の反射を抑制することが可能となる。なお、反射防止膜9f,9bは、図7から図9に示すように、無線装置6の位置の近傍の一部に貼付するようにしてもよいし、表示パネル3−2の全面に貼付するようにしてもよい。
無線装置6は、図3に示したように、無線装置6の表面と、反射防止膜9bの表面とが、距離L1の長さ離れるように設置される。距離L1の長さは、無線装置6が出力する電磁波の波長λの1/2の整数倍の絶対値の長さである。距離L1を波長λの1/2の整数倍とする理由は、反射防止膜9b、表示パネル3−2、反射防止膜9fで生じる反射波25が無線装置6の表面で再度反射した際に、無線装置6が出力する電磁波と同位相になるためである。同位相になることにより、干渉波24の発生を抑制することができるため、受信レベルの低下を防ぐことができる。
上記のように、無線装置6を設置する位置を表示パネル3−2の中心近傍とし、内側の反射防止膜9bの表面から無線装置6の表面までの距離L1を無線装置6が出力する電磁波の波長λの1/2の整数倍の絶対値の長さとする。式(1)で定められる屈折率を有し、λ/4の奇数倍の絶対値の厚さの反射防止膜9f,9bを表示パネル3−2に貼付する。これにより、反射波20,25の発生を抑制することができるため、干渉波24の発生も抑制することができ、透過電力の低下を抑制することもできる。そのため、所望波23の受信レベルを向上させることができる。
(多層の反射防止膜)
図11は、表示パネル3−2に貼付する反射防止膜9f,9bを多層にした例を示す図である。反射防止膜9fは、反射防止膜9f−1〜9f−mを含んでおり、反射防止膜9bは、反射防止膜9b−1〜9b−mを含んでいる。反射防止膜9f−1〜9f−mと反射防止膜9b−1〜9b−mの1つの層の膜厚は、無線装置6が出力する電磁波の波長λの1/4の奇数倍の絶対値の厚さとなる。無線装置6は、無線装置6の表面と、内側の反射防止膜9b−mの表面とが距離L1(波長λの1/2の整数倍の絶対値)の長さ離れて設置される。
反射防止膜9f−1〜9f−mと、反射防止膜9b−1〜9b−mの各々の屈折率は、無線装置6が出力する電磁波が通過する前後に存在する物質の屈折率によって定められる。例えば、外側のi−1番目の反射防止膜9f−(i−1)の屈折率をni−1とし、外側のi+1番目の反射防止膜9f−(i+1)の屈折率をni+1とした場合、外側のi番目の反射防止膜9f−iの屈折率nciは、次式(2)によって定められる。
ci=(ni−1×ni+11/2・・・(2)
なお、1番目の反射防止膜9f−1については、ni−1の屈折率が、表示パネル3−2の屈折率となり、m番目の反射防止膜9f−mについては、ni+1の屈折率が、外気の屈折率となる。内側の反射防止膜9b−1〜9b−mの各々の屈折率も同様に式(2)にしたがって定められる。1番目の反射防止膜9b−1については、ni−1の屈折率が、表示パネル3−2の屈折率となり、m番目の反射防止膜9f−mについては、ni+1の屈折率が、外気の屈折率となる。なお、図13に示すような無線装置6bをm番目の反射防止膜9f−mに密着させる場合、ni+1の屈折率は、無線装置6bの製造に用いた光を透過する材料の屈折率となる。
図11に示すように反射防止膜9f−1〜9f−m,9b−1〜9b−mのように層数を増やすことで、より多くの反射波25を打ち消すことができるため、干渉波24の発生も抑制することができ、透過電力の低下を抑制することもできる。そのため、所望波23の受信レベルを向上させることができる。
また、図11では、外側の反射防止膜9f−1〜9f−mの層の数と、内側の反射防止膜9f−1〜9f−mの層の数を、同数のm個としているが、内側と外側で層数が異なっていてもよい。
(表示パネルに生じる暗部を除去する手段「その1」)
上述したように、図5の無線装置6−2によって示される位置に、実際に無線装置6を設置した場合、無線装置6は、LED7からの光22を遮ってしまうため、表示パネル3−2に暗部21が生じることになる。この暗部21を除去する暗部除去手段として、例えば、図12に示す面状発光部60を有する無線装置6aを用いる手段がある。面状発光部60が照射する光によって暗部21を除去することができる。面状発光部60としては、例えば、複数のLEDを面状に並べた面全体が発光する発光体等が適用される。なお、1つのLEDの光の照明によって、表示パネル3−1,3−2に含まれる情報が伝達できる程度に暗部21がなくなるようであれば、面状発光部60に替えて1つのLEDによる発光部を備えるようにしてもよい。
(表示パネルに生じる暗部を除去する手段「その2」)
他の暗部除去手段として、光を透過する材料で製造した無線装置6bを用いる手段がある。無線装置6bを光が透過する材料で製造するとは、例えば、無線装置6bが占める領域において、大きな領域となる筐体や、制御部の基板を光が透過する材料で製造することである。このようにすることで、LED7からの光が透過するため、暗部21をなくしてしまうことができる。
このようにしても、アンテナや配線や回路素子等の部品によりLED7からの光が遮られて影ができるが、これらの部品が占める領域は小さい。そのため、これらによってLED7からの光が遮られることで生じる暗部21の領域も小さく、情報が伝達できる充分な明るさで表示パネル3−2を照明することができる。なお、無線装置6bの制御部の基板の領域が小さいため、筐体のみを光が透過する材料で製造することで、暗部21の領域を充分に小さくできるようであれば、筐体のみを光が透過する材料で製造してもよい。
また、光を透過する材料で製造した無線装置6bを、図13に示すように、表示パネル3−2の中心近傍において、表示パネル3−2の内側の反射防止膜9bに密着させて設置するようにしてもよい。このように設置することで、枠状フレーム2からの反射波が生じなくなるため、図10に示す無線装置6のように反射防止膜9bから離して設置する場合よりも、干渉波24の発生を抑制することができる。以下、無線装置6bが密着した反射防止膜9bを、反射防止膜9bbという。
図13のように無線装置6bを反射防止膜9bbに密着させる場合、反射防止膜9fの屈折率nc1と反射防止膜9bbの屈折率nc2は、以下のようにして定められる。
反射防止膜9fの屈折率nc1は、上述した屈折率nと同じ値であり、外気の屈折率をnとし、表示パネル3−2の材質の屈折率をnとした場合、上式(1)に基づいて、nc1=(n×n1/2として定められる。これに対して、無線装置6bが密着している反射防止膜9bbの屈折率nc2は、無線装置6bの光を透過する材質の屈折率をnとした場合、上式(1)に基づいて、nc2=(n×n1/2として定められる。なお、膜厚は、反射防止膜9f,9bbともに、無線装置6bが出力する電磁波の波長λの1/4の奇数倍の絶対値の厚さである。
無線装置6bの材質の屈折率nと表示パネル3−2の材質の屈折率nの違いによって、無線装置6bと表示パネル3−2の接合面において電磁波の一部が反射されてしまう。また、表示パネル3−2の材質の屈折率nと外気の屈折率nの違いによって、表示パネル3−2と外気の境界面において電磁波の一部が反射されてしまう。この場合に、反射防止膜9f,9bbを表示パネル3−2の外側と内側に貼付することで、無線装置6bと表示パネル3−2の接合面や、表示パネル3−2と外気の境界面における電磁波の反射を抑制することができる。
無線装置6bを反射防止膜9bbに密着させる手法は、無線装置6bが吸盤のようになっていて反射防止膜9bbに貼り付けるようにしてもよいし、枠状フレーム2や支持部材8に光を透過する材料からなる治具を取り付けて反射防止膜9bbに押し付けるようにしてもよいし、それ以外の方法であってもよい。
なお、反射防止膜9bbについても、反射防止膜9bと同様に、無線装置6bの位置の近傍の一部に貼付するようにしてもよいし、表示パネル3−2の全面に貼付するようにしてもよい。
(表示パネルに生じる暗部を抑制する手段「その3」)
他の暗部除去手段として、図14に示すような無線装置6cを適用してもよい。無線装置6cは、制御部61とアンテナ部63と制御部61とアンテナ部63を接続する接続線62を備えている。この無線装置6cを適用して、アンテナ部63のみを表示パネル3−2の中心近傍に設置し、制御部61を枠状フレーム2の下部等のLED7からの光を遮ることのない箇所に設置し、接続線62を支持部材8に沿って配線する。このようにしても、LED7からの光をアンテナ部63が遮ることになるが、上述したように、アンテナ部63が占める領域は小さいため、暗部21の領域も小さく、情報が伝達できる充分な明るさで表示パネル3−2を照明することができる。
また、図14に示す構成では、無線装置6に比べてアンテナ部63が占める領域は小さいため、図6で説明した表示パネル3−2によって生成される反射波が、アンテナ部63の表面で更に反射するという多重反射による反射波25も軽減されることになる。そのため、アンテナ部63を設置する位置は、無線装置6と同様に、表示パネル3−2から波長λの1/2の整数倍の絶対値の長さ離れた位置としてもよいが、その位置に限定されるものではない。それ以外の位置に設置しても、反射波25自体が少ないため、反射波25に起因して生じる干渉波を増加させることもない。
(表示パネルに生じる暗部を抑制する手段「その4」)
他の暗部除去手段として、図15に示すように枠状フレーム2に反射板10を取り付けて、反射板10によってLED7の光を反射して暗部21を除去する手段がある。反射板10を取り付ける位置は、例えば、図16及び図17に示すような位置となる。図16に示す位置関係により、LED7からの光を反射板10で反射させ、その反射光を無線装置6と表示パネル3−2の間の空間に入射させて暗部21を除去することになる。図17に示す位置関係では、LED7からの光を反射板10で反射させ、その反射光を無線装置6の表面で、さらに反射、または乱反射させて暗部21を除去することになる。この場合、無線装置6の表面も反射板として利用していることになる。
上述したように、無線装置6としては、スモールセル基地局、IoTデバイス、無線LANアクセスポイントなど材質や形状や性能などの種類が異なるものが混在して設置されることが想定されている。反射板10を用いて暗部21を除去する暗部除去手段では、無線装置6に面状発光部60を備えるようにしたり、無線装置6を光を透過する材料で製造したりする必要がない。当該暗部除去手段では、反射板10を備えるだけで、無線装置6の種類の違いに関わらず、表示パネル3−2に生じた暗部21を除去することができる。
反射板10は、1枚で充分な場合、1枚を枠状フレーム2に取り付けるようにしてもよいし、複数枚を枠状フレーム2に取り付けるようにしてもよい。図16と図17の構成を組み合わせて反射板10を取り付けるようにしてもよい。反射板10を取り付ける位置は、反射板10によって、新たに暗部が生じないような位置であれば、内照式看板1の内部のどの場所であってもよい。ただし、反射板10が電磁波反射部材である場合、反射波を増加させないように、無線装置6から離れた位置に設置することになる。
また、反射板10としては、例えば、ミラーや白色の板が適用されるが、光を反射するものであれば、どのようなものであってもよい。なお、図17の場合、無線装置6の筐体の材質として、光を反射するものであれば、どのようなものが用いられていてもよい。
(シミュレーション結果)
図18から図20は、無線装置6が出力する電磁波の電解強度についてのシミュレーション結果を示す図である。いずれも条件は、外気の屈折率nと誘電率εがそれぞれ、n=1、ε=1であり、表示パネル3−2の屈折率nと誘電率εがそれぞれ、n=1.49、ε=2.2201であり、反射防止膜9f,9bの屈折率nc1と誘電率εc1がそれぞれ、nc1=1.22、εc1=1.4884である。
図18は、内照式看板1において、図10に示す構成、すなわち枠状フレーム2や支持部材8から無線装置6を離して設置し、反射防止膜9f,9bを適用した場合の無線装置6が出力する電磁波の電解強度を示す図である。図19は、図10に示す構成において、反射防止膜9f,9bを適用しない場合の無線装置6が出力する電磁波の電解強度を示す図である。図18と図19の電解強度を比較すると、図19に示される反射防止膜9f,9bを適用しない場合に存在していた干渉縞が、反射防止膜9f,9bを適用することによって除去されていることがわかる。
図20は、無線装置6を枠状フレーム2や支持部材8に近接して設置した場合の構成例を示す図である。図21は、図20の構成例において、反射防止膜9f,9bを適用しない場合の無線装置6が出力する電磁波の電解強度を示す図である。図21に示されるように、図20の位置関係の場合の電解強度と、図19の反射防止膜9f,9bなしの条件の電化強度を比較すると、図21では、無線装置6が、枠状フレーム2に近接しているため、表示パネル3−2の内外に多くの干渉縞が発生している。また、支持部材8の付近では、特に、干渉縞による電解強度の乱れが強くなっている。したがって、無線装置6を設置する位置によって干渉波24を抑制することができることがわかる。
上記の実施形態の構成において、内照式看板1は、開口部を有する枠状フレーム2と、枠状フレーム2を支持する支持部材8と、開口部を閉塞する表示パネル3−1,3−2と、支持部材8に取り付けられるLED7と、波長λの電磁波を出力し、表示パネル3−2から波長λの1/2の整数倍の絶対値の長さ離れた枠状フレーム2内の位置に設置される無線装置6とを備えている。内照式看板1は、更に、LED7からの光を無線装置6が遮ることにより表示パネル3−2に生じる暗部に対して光を照射して暗部を除去する暗部除去手段が施されており、表示パネル3−2の表面には、λ/4の奇数倍の絶対値の厚さを有し、電磁波の反射を抑制する所定の屈折率を有する反射防止膜9f,9bが貼付されている。そのため、無線装置6を内照式看板1の内部に設置した際に暗部除去手段により表示パネル3−2に暗部を生じさせず、また、反射防止膜9f,9bにより不要な電磁波の反射波の発生を防ぐことが可能となる。したがって、暗部の除去により、表示パネル3−2に表示されている情報を正確に伝達することが可能となる。また、反射波の発生を防ぐことにより、透過電力の低下を防ぐことができ、反射波に起因して発生する干渉波の発生を抑止することができるため、受信レベルの低下も防ぐことができる。
なお、上記の実施形態では、無線装置6、6a、6b、6cに対して電源線によって電力が供給されているが、電池によって電力供給が行われていてもよい。
また、上記の実施形態では、光源としてLED7を適用しているが、蛍光灯でもよく、また、LEDや蛍光灯以外の光源であってもよい。
また、上記の実施形態における、暗部除去手段の無線装置6a、無線装置6b、無線装置6c、反射板10を組み合わせて用いるようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、無線装置6、6a、6b、6cを図4に示すように表示パネル3−2の中心近傍に設置するようにしているが、枠状フレーム2によって生じる多少の反射波20を許容するのであれば表示パネル3−2の中心近傍以外の位置に設置するようにしてもよい。
また、上記の実施形態において、反射防止膜9f,9bのいずれか一方、または、反射防止膜9f,9bbのいずれか一方を貼付するよりも両方を貼付する方が、反射波25をより抑制することができるが、本発明の構成は、当該実施の形態に限られない。外側か内側の一方のみを貼付するだけで充分な反射波25の抑制を行うことができる場合は、一方のみを貼付するようにしてもよい。
また、上記の実施形態において、反射防止膜9f,9b,9bbを表示パネル3−2に貼付するとしている。また、図11に示す多層の場合には、反射防止膜9f−1,9b−1を表示パネル3−2に貼付し、反射防止膜9f−2〜9f−m,9b−2〜9b−mについては、他の層に貼付するとしている。しかしながら、本発明の構成は、当該実施の形態に限られない、膜状に形成されたものを貼付するのではなく、化学的、または光学的手段により表示パネル3−2上に設けるようにしてもよい。
図22は、本発明の内照式光源装置の他の実施形態の例である内照式照明装置1aの斜視図であり、図23は、図22の内照式照明装置1aを矢印Cの方向からみた断面図である。内照式照明装置1aにおいて、箱状フレーム2aは、例えば、アルミニウムなどの金属を材質とする電磁波反射部材で形成される直方体形状の収容体であり、直方体形状の6面のうち1面が開口した形状となっている。箱状フレーム2aには、2本の蛍光管7aが備えられており、電源用管路を通して敷設される図示しない電源線からの電力の供給を受けて発光する。
グローブ3aは、光透過部材であり、箱状フレーム2aの開口部を閉塞するように取り付けられる。無線装置6は、図23に示すように、蛍光管7aとグローブ3aの間の空間に設置され、蛍光管7aに電力を供給する電源線と同じ電源用管路を通して敷設される電源線5aを通じて電力の供給を受けて無線信号の電磁波を出力する。照明用反射板11は、蛍光管7aがグローブ3aと反対方向に照射する光をグローブ3aの方向に反射する凹面形状の反射板である。照明用反射板11は、箱状フレーム2aと同様に電磁波反射部材で形成され、蛍光管7aごとに1つ、箱状フレーム2aに取り付けられる。
グローブ3aについても、内照式看板1と同様に反射防止膜9f,9bが貼付されて、グローブ3aと無線装置6との間の多重反射による、反射波25の抑制が行われる。貼付される反射防止膜9f,9bは、図11に示す多層の構造のものであってもよい。また、無線装置6は、箱状フレーム2aや照明用反射板11による反射波20の発生を抑制するため、内照式看板1と同様に箱状フレーム2aや照明用反射板11から離れた位置に設置される。
また、無線装置6によってグローブ3aに暗部が発生する場合、暗部を除去するために、面状発光部60を有する無線装置6aや、光を透過する部材で製造された無線装置6bや、制御部61とアンテナ部63が分離した無線装置6cを適用することになる。また、図15から図17を参照して説明した反射板10を内照式照明装置1aに取り付けて暗部を除去するようにしてもよい。
なお、内照式光源装置としては、上述した内照式看板1や内照式照明装置1aに限られず、例えば、街中に設置されている信号機等であってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…内照式看板,2…枠状フレーム,3−1,3−2…表示パネル,4…取付部材,5…電源線,6…無線装置,7…LED,8…支持部材,9f,9b…反射防止膜

Claims (8)

  1. 電磁波を反射する電磁波反射部材と、光を透過する光透過部材とで構成され、内部に光源と無線装置とを備える収容体内における無線装置の設置方法であって、
    前記無線装置が、光を発する発光面を有し、
    前記無線装置の発光面を、前記光透過部材の方向に向いて配置し、
    使用する周波数の波長をλとして、膜厚がλ/4の奇数倍である所定の屈折率を有する反射防止膜を前記光透過部材の内側、および、外側、の一部もしくは全体に単層または多層で設ける無線装置設置方法。
  2. 電磁波を反射する電磁波反射部材と、光を透過する光透過部材とで構成され、内部に光源と無線装置とを備える収容体内における無線装置の設置方法であって、
    前記無線装置が、前記光源からの光を透過する材料で構成され、
    使用する周波数の波長をλとして、膜厚がλ/4の奇数倍である所定の屈折率を有する反射防止膜を前記光透過部材の内側、および、外側、の一部もしくは全体に単層または多層で設ける無線装置設置方法。
  3. 電磁波を反射する電磁波反射部材と、光を透過する光透過部材とで構成され、内部に光源と無線装置とを備える収容体内における無線装置の設置方法であって、
    前記光源からの光を前記無線装置と前記光透過部材との間で反射させるための反射板を前記電磁波反射部材に備え、
    使用する周波数の波長をλとして、膜厚がλ/4の奇数倍である所定の屈折率を有する反射防止膜を前記光透過部材の内側、および、外側、の一部もしくは全体に単層または多層で設ける無線装置設置方法。
  4. 前記反射板を、反射した光を前記無線装置でさらに反射もしくは乱反射させる位置に設置する、請求項3に記載の無線装置設置方法。
  5. 電磁波を反射する電磁波反射部材と、光を透過する光透過部材とで構成される内部に、
    光を照射する光源と、
    光を発する発光面を有する無線装置と、
    を備え、
    前記無線装置の発光面が、前記光透過部材の方向に向いて配置され、
    使用する周波数の波長をλとして、膜厚がλ/4の奇数倍である所定の屈折率を有する反射防止膜が前記光透過部材の内側、および、外側、の一部もしくは全体に単層または多層で設けられる収容体。
  6. 電磁波を反射する電磁波反射部材と、光を透過する光透過部材とで構成される内部に、
    光を照射する光源と、
    前記光源からの光を透過する材料で構成された無線装置と、
    を備え、
    使用する周波数の波長をλとして、膜厚がλ/4の奇数倍である所定の屈折率を有する反射防止膜が前記光透過部材の内側、および、外側、の一部もしくは全体に単層または多層で設けられる収容体。
  7. 電磁波を反射する電磁波反射部材と、光を透過する光透過部材とで構成される内部に、
    光を照射する光源と、
    無線装置と、
    前記光源からの光を前記無線装置と前記光透過部材との間で反射させるための反射板と、
    を備え、
    前記反射板は、前記電磁波反射部材に備えられ、
    使用する周波数の波長をλとして、膜厚がλ/4の奇数倍である所定の屈折率を有する反射防止膜が前記光透過部材の内側、および、外側、の一部もしくは全体に単層または多層で設けられる収容体。
  8. 前記反射板が、反射した光を前記無線装置でさらに反射もしくは乱反射させる位置に設置される、請求項7に記載の収容体。
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