JP2013148739A - 内照式看板 - Google Patents

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Tetsuo Kato
哲夫 加藤
Kazuji Mitani
一二 三谷
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Abstract

【課題】側部に複数の高輝度LEDが配列された薄型の内照式看板において、より均一に広告等の表示部を照らす。
【解決手段】拡散反射面は、LED2の配置用側部においてLED2と表示部3との間へ設けられ、表示部3側からLED2側へ行くに連れてLED2と対向する対向側部側へ向け漸次張り出す連続面を構成し、且つ、看板の正面視において、LED2の配列方向に伸びる連続面を構成し、対向側部側からの光を拡散反射し、補間反射面は、配置用側部においてLED2を挟んで表示部3と反対側へ設けられ、対向側部側へ向けて立ち上がると共にLED2の配列方向に伸びる連続面を構成し、補間反射面は、受けたLED2の光を拡散反射して隣接するLED2側へ向け、LED2同士の間の明るさを補う。
【選択図】図1

Description

本願発明は、内照式看板に関するものである。
一般に内照式看板は、看板内部に設けられた光源の光を広告等の表示面に透過させて広告等の表示を行うものである。
近年では、光源として旧来の蛍光灯に代えて、LED(発光ダイオード)を光源とする内照式看板が普及しつつある。
このLEDを光源とする内照式看板では、蛍光管全体で発光する蛍光灯に対し、LEDの発光素子が点光源として発光するものであるため、旧来の蛍光灯を光源とする看板と同様の広さの広告面を照らそうとすると、多数のLEDが必要となる。
その一方で、1つの看板に多数のLEDを使用すると、消費電力が増し、発熱量も大きくなる。更に多数のLEDを設けることによるコスト上昇の面も無視できるものではない。
また、個々のLEDにレンズを設けてLEDの配光角を調整したものが照明器具一般に使用されている。
しかし、上記の通り、レンズにより配光を調整するものとしても、看板内部において、表示面とLEDとの間に光が広がるための十分な距離を必要とする。近年薄型の看板のニーズが高まる中、上記距離確保のために看板の寸法を肥大化させるのは、当該ニーズの傾向に逆行する。
一方、看板を薄くするため、正面と背面とに広告等の表示部を保持する筺体を備えた看板の内部において、当該筺体側部へ当該側部の伸びる方向に沿ってLEDを設け、LEDが設けられた当該側部と対向する側部側にLEDの光軸を向けて、LEDから表示部へ向かう光の到達距離を大きく確保して、筺体前後の厚み即ち看板の正面と背面の両表示部間の間隔を小さく抑えることが考えられる。
例えば、特許文献1の図4へ示すものは、看板の小型化を目的とするものではないが、看板の筺体内部において、LEDが設けられた下側部(筺体の底部)に対向する上側部(筺体の天部)へLEDの光軸を向け、当該下側部側からLEDの光を放射することにて、光の広がる距離を看板の上下方向について大きく確保したものである。
このため、特許文献1の図4へ示された看板は、看板の広告面間の幅を肥大化させずに、前後の表示面に光の放射範囲を十分に広げることができると思われる。また、LEDを看板の一側部、特許文献1における図4の例のように筺体の下側部にのみLEDを設ける場合であっても、上側部側に向けて放たれたLEDの光を、上側部側を利用して拡散反射させて、上側部付近の表示部の明るさを十分確保できるとの考えもあった。
一般に、表示面の各部における明暗の差が小さいもの、即ち、表示部の明るさの均一化されたものが、品位の高い看板と考えられている。
特表2009−511984号公報
しかし、実際には、上記の看板の表示部において、LEDの設けられた側部(下側部)付近は、LEDの光軸が向けられた側部(上側部)付近よりも暗く、しかもその明暗の差は大きなものであった。このため上記の内照式看板において、広告等の表示の品位は低いものとなっていた。
更に、上記に加え、上記看板の表示部において、レンズの特性によりLED付近部に輝線が現れ、看板の品位を著しく低下させる。
表示部において、LED付近は、上記の通り対向する側部付近に比べて暗いため、上記輝線の模様は、とりわけ目立つものである。
この点を検証した具体例を図8(B)上段の写真へ示す。この図8(B)上段に示す看板は、正面と背面とに広告等の表示部を保持する筺体の内部において、下側部即ち底部にLEDを配列したものである。図8(B)上段の看板において、各LEDは光軸を上方に向け、LEDが設けられた下側部と対向する上側部即ち筺体の天部に向け光を放つ。
図8(B)上段の写真へ示す通り、正面の表示部において、光源である上記各LEDが設けられた下側部付近は、筺体の上側部付近に比べて暗く、その明暗の差は一瞥して認識できるほど大きい。
その上、表示部において、暗部であるLED側の側部付近即ち上側部付近には、複数の山型が連なる輝線が現れ、左右横方向にジグザグに伸びている。上記の暗部中で、上記輝線は際立ったものとなっており、このような輝線は、表示部の品位を著しく損なうものであった。
特許文献1の請求項6において、指向性のサイドローブの表示部への影響を回避するため、光源と表示面との間に遮光手段を設けることが記載されているが、当該遮光手段の具体的な形態は示されていない。
上記の遮光手段により、LED側の光の表示部への進行を単にカットして上記輝線の発現を解消した場合、光をカットされた分看板全体としての光量が減少し、巨視的には看板全体を暗くし、表示部におけるLED付近の上記暗部を助長する。従って、この場合、表示部全体としての上記品位の低下を改善するものとはなっていない。
また、一般に広告の表示部を面板とする内照式看板において、その筐体には、表示部の縁を保持するフランジと呼ばれる鍔が設けられている。例えば、筺体正面側の表示部の前方に当該鍔が設けられており、鍔は、表示部を筺体の前方へ脱落させないように、表示部の縁を表示部の前方から覆う。LEDが設けられた側部の鍔について、当該側部と対向する側の側部へ向けた鍔先端との間の幅を大きくとって、当該鍔にて、上記輝線を表示面の外部から覆い隠すことも考えられる。
しかし、上記鍔を利用する場合も、光源の光を単にカットするものであり、上記遮光手段にて表示部の内側にて遮光を行う場合と同様、表示面全体としての品位の低下を改善するものとはなっていない。
更に、輝線を隠すために鍔の上記幅を大きくすることによって、看板が野暮ったいものとなってしまう。液晶テレビやパソコンの、画面を囲む枠縁が近年細いものになり、そのデザインが格段に向上したことを慮れば、人目を引くためにデザインをその重要な要素とする看板において、上記のデザインの後退は受け入れ難いものである。
このため、筺体側部に光源となる複数のLEDが配列された上記内照式看板において、品位低下の抜本的な改善が望まれた。
本願発明は、上記問題の解決を目的とする。
本願の請求項1に係る発明は、光源である複数のLEDと、前記LEDの光を看板外部へ透過する表示部と、少なくとも正面に前記表示部を保持し内部に前記複数のLEDを収容する筺体とを備え、前記筺体は、筺体内部の空間を挟んで対向し合う少なくとも2つの側部を備え、当該側部のうち少なくとも一方をLEDの配置用側部とし他の一方を対向側部として、前記複数のLEDは、配置用側部に沿って互いの間隔を開けて配列され対向側部へ向けて光を放出する内照式看板において、次の構成を採るものを提供する。
即ち、前記配置用側部には、前記対向側部側から前記配置用側部側へ到達する間接光を拡散反射して前記表示部を照らす拡散反射面が設けられ、前記拡散反射面は、前記表示部側から前記LED側へ向かうに連れて前記対向側部側へ向け漸次張り出し、前記拡散反射面は、前記LEDの配列方向に沿って伸びる面である
本願の請求項2に係る発明は、本願の上記請求項1の発明にあって、次の構成を採る内照式看板を提供する。
即ち、前記配置用側部には、前記LEDからの直接光を拡散反射して前記表示部を照らす補間反射面が設けられ、前記補間反射面は、前記配置用側部において少なくとも前記LEDを挟んで前記表示部と反対側へ設けられて前記LEDを臨む面であり、前記補間反射面は、前記配置用側部側から前記対向側部側へ向けて立ち上がる面であり、前記補間反射面は、LEDの配列方向に沿って伸び、前記補間反射面は、前記LEDの光を拡散反射して、間隔を開けて配列されたLED間の明るさを補うものである。
本願の請求項3に係る発明は、本願の上記請求項2の発明にあって、次の構成を採る内照式看板を提供する。
即ち、前記対向側部側へ張り出す前記拡散反射面の頂部は、前記LED先端よりも前記対向側部側へ位置し、前記補間反射面を後補間反射面とし、前記配置用側部には、前記LEDと前記拡散反射面との間に、前記LEDを臨む前補間反射面が設けられたものであり、前記前補間反射面は、前記LEDからの直接光を拡散反射し、前記後補間反射面は、前記LEDからの直接光と共に前記前補間反射面からの間接光にて前記表示部を照らし、前記前補間反射面は、前記配置用側部側から前記対向側部側へ向けて立ち上がる面であり、前記前補間反射面は、LEDの配列方向に沿って伸び、前記対向側部側へ向けて立ち上がる前後両補間反射面の頂部は、前記LEDよりも前記対向側部側へ位置する。
本願の請求項4に係る発明は、本願の上記請求項3の発明にあって、次の構成を採る内照式看板を提供する。
即ち、前記対向側部側へ立ち上がる前記前補間反射面と前記後補間反射面のうち、少なくとも一方の補間反射面には、他の一方の補間反射面から後退する後退部が設けられ、前記両補間反射面の先端間の間隔は、当該後退部における前記両補間反射面間の間隔よりも、小さなものである。
本願の請求項5に係る発明は、本願の上記請求項1乃至4の何れかに発明にあって、次の構成を採る内照式看板を提供する。
即ち、この内照式看板は、前記表示部を前表示部とし、前記筺体の背面に設けられて前記LEDの光を看板外部へ透過する後表示部を備え、前記拡散反射面を前記LEDと前記前表示部との間に設けられた前拡散反射面とし、前記配置用側部の前記LEDと前記後表示部との間には、後拡散反射面が設けられ、前記後拡散反射面は、前記後表示部側から前記LED側へ向かうに連れて前記対向側部側へ向け漸次張り出し、前記後拡散反射面は、前記LEDの配列方向に沿って伸びる面である。
本願の請求項6に係る発明では、本願の上記請求項5の発明にあって、前記前拡散反射面と後拡散反射面とが、LEDの前記配列方向から見て、前記対向側部側へ向けて張り出す凸状の円弧又は前記対向側部側へ向けて張り出す凸状の多角形を呈するものである内照式看板を提供する。
本願の請求項7に係る発明は、本願の上記請求項5又は6の発明にあって、次の構成を採る内照式看板を提供する。
即ち、前記配置側部には、表面が拡散反射を行うカバーが設けられ、前記カバーは、LEDの前記配列方向から見て前記対向側部側へ向け凸状をなし且つLEDの前記配列方向にその尾根が伸びる山型の部材であり、前記カバーの前記尾根は、前記対向側部に向け開口し且つ当該尾根に沿って伸びる溝を備え、前記複数のLEDは、前記溝の底部に配列され、前記溝内から前記対向側部を照らすものであり、前記前拡散反射面は、前記カバー表面の前記溝より前方の部分にて構成され、前記後拡散反射面は、前記カバー表面の前記溝より後方の部分にて構成され、前記後補間反射面は、前記溝が備える側壁のうちLED後方側の側壁の前面にて構成され、前記前補間反射面は、前記溝が備える側壁のうちLED前方側の側壁の後面にて構成されたものである。
本願の請求項8に係る発明は、本願の上記請求項7の発明にあって、次の構成を採る内照式看板を提供する。
即ち、前記カバーは、当該シートを成形し或いは当該シートを湾曲するか折り曲げて、前記カバーの尾根と交差する断面を、円弧又は多角形の輪郭を有する前記山型とすることにより、前記前拡散反射面と後拡散反射面とを、LEDの前記配列方向から見て、前記対向側部側へ向けて張り出す上記凸状の円弧又は多角形とする。
本願の請求項9に係る発明は、本願の上記請求項7又は8の発明にあって、次の構成を採る内照式看板を提供する。
即ち、前記各LEDは、LED素子と当該LED素子に設けられてLED素子が発する光の配光を調整するレンズとを備え、前記溝底部のカバー表面側は、前記LEDからの直接光と、前後両補間反射面にて拡散反射した前記LEDの反射光とを拡散反射するものであり、前記溝底部には、LEDの配列方向に沿って互いの間隔を開けて配列された複数の貫通孔が設けられ、前記各貫通孔は、前記溝底部において前記カバーの表面から裏面へ貫通するものであり、前記LEDは、前記貫通孔を通して前記溝内へ突出する。
本願の請求項10に係る発明は、本願の上記請求項3乃至12の何れかの発明にあって、次の構成を採る内照式看板を提供する。
即ち、前記各表示部は、板であり、少なくとも前記配置用側部と前記対向側部とは、前記表示部の表面側に配置されて前記表示部の縁を覆う鍔を備え、前記配置用側部の前記鍔の先は、当該鍔が設けられた前記配置用側部と前記対向側部との間において、前記拡散反射面よりも、当該配置用側部側に位置する。
本願の各請求項の発明は、拡散反射面により、LEDが設けられた側部と対向する側部から、当該LED側へ向かう光を拡散反射して、表示部において、LEDを設けられた側部側付近が当該側部と対向する側部付近より暗くなるのを緩和して、看板の品位を向上させた。
特に、本願の請求項2の発明は、表示部において、LED近傍に発生する輝線を単にLEDから直接表示部へ向かう光を遮断することのみにて解消するのではなく、補間反射面にて当該光を拡散反射させて、暗くなりがちなLED間の部分の明るさを補うのに利用することにより、遮光で看板全体の明るさが低下するのを回避しつつ輝線の発生を解消して、看板の品位をより向上させた。
本願の請求項3の発明では、LEDを挟んでLEDの前後に設けられた後補間反射面と前補間反射面との間で、LEDの光の一部を多重に拡散反射し合って、即ちLEDからの直接光を前後の両補間反射面間でキャッチボールした後に表示部へ向けて放出するものであるため、表示部をより均一化した柔らかい光で照らすことができる。
本願の請求項4の発明は、特に、LEDの特性によりLEDから当該LEDの真正面或いは真後ろに発された光を、拡散反射し、後退部によって確保された空間を通じて、隣接するLED側へ拡散反射することを可能としたものであり、表示部におけるLED間の暗部をより効果的に抑制する。
本願の請求項5の発明は、前後双方に表示部を備えた看板について、両表示部の品位を向上させた。
本願の請求項6の発明は、拡散反射面のより好ましい形態を提供した。
本願の請求項7の発明は、前拡散反射面と、後拡散反射面と、前補間反射面と、後補間反射面を構成するより具体的な手段を提供した。
本願の請求項8の発明は、既存の内照式看板に対して、簡単に、前拡散反射面と、後拡散反射面と、前補間反射面と、後補間反射面を設けることができる手段を提供した。また、前拡散反射面と後拡散反射面と前補間反射面と後補間反射面とを構成するカバーを、柔軟なシートにて形成することにより、看板内部へ当該各反射部を設けるに当たり厳密な寸法精度が要求されず、柔軟に取り付けの対象となる看板に対応することができる。
本願の請求項9の発明は、本願発明に係る上記各内照式看板を提供するより具体的な手段を提供した。
本願の請求項10の発明では、板である表示部を筺体から脱落しないように覆う鍔で表示部に発生する輝線を隠す必要がないので、鍔の突出幅を小さく抑えることによって、表示部における表示の範囲を広く確保した。また、表示部の当該表示範囲と相対的に鍔の突出幅を小さいものとし、看板のデザインを向上させた。
本願発明は、特に、筺体の側部に光源である複数の高輝度LEDが配列された、小型で薄型の看板において、看板の品位を向上させたものである。即ち、看板の肥大化を抑えつつ、看板の表示品位を向上することを可能とした。また、補間反射面を設けることにて、使用できるLEDのレンズユニットを極めて広範なものとすることができる。また、光の横漏れ(ユニット外周面からの光の放出)があるタイプのレンズユニットを用いた場合、補間反射面は特に有効であり、複数のLED間のピッチを大きくすることができ、使用するLEDの数量を低減することができる。
(A)は本願発明の一実施の形態に係る内照式看板の内部を透視した状態の略斜視図、(B)は当該看板の要部であるカバーの一部切欠拡大斜視図、(C)は前記カバーにLEDを取り付けた状態を示す一部切欠拡大斜視図。 (A)及び(B)は看板内でのLEDの光の反射を説明する図1(A)の看板の縦断面図、(C)及び(D)は看板内でのLEDの光の反射を説明する変更例の縦断面図。 (A)は上記看板のカバーの一部切欠拡大平面図、(B)は当該カバーの他の実施の形態を示す側面図。 (A)及び(B)は、図1へ示す看板の変更例を示す縦断面図、(C)は更に他の変更例である看板の縦断面図、(D)は比較例である看板の縦断面図。 (A)はまた更に他の変更例である看板のカバーを外して内部を透視した略斜視図、(B)は(A)の看板に装着されるカバーの斜視図、(C)は(A)の看板にカバーを取り付け状態を示す縦断面図。 (A)は更にまた他の変更例である看板の内部を透視した略斜視図、(B)は(A)の看板に装着されるカバーの斜視図。 (A)は上記カバーの他の実施の形態を示す一部切欠拡大斜視図、(B)は上記カバーのまた他の実施の形態を示す一部切欠拡大斜視図、(C)は上記カバーの更にまた他の実施の形態を示す一部切欠拡大斜視図。 (A)は本願発明の一実施例の説明図、(B)は比較例の説明図。 (A)は本願発明の他の実施例の説明図、(B)は他の比較例の説明図。 (A)及び(B)は、本願発明の効果を示す説明図。
以下、図面に基づき本願発明の実施の形態を説明する。
説明の便宜上、図中Uは上方を、Sは下方を、Fは前方を、Bは後方を、Lは左側を、Rは右側を示す。
図1(A)〜(C)へ示す通り、この看板は、筺体1と、光源である複数のLED2と、広告等の表示部3と、カバー4とを備える。
以下各部の構成について、順に説明する。
(筺体1)
図1(A)へ示す通り、筺体1は、正面と背面の夫々に上記表示部3が取り付けられる正面視矩形の枠体であり、正面と背面とが開放されている。
筺体1は、筺体1の天部をなす上側部11と、筺体1の底部をなす下側部12と、左側部13と、右側部14の4つの側部を備える。
筺体1は不透明であり、LED2、電源や基板などのLED2の周辺機器、LED2の取付手段、表示部3を支持することが可能な強度を備える。筺体1は、正面と背面とが開放された、金属製のケースである。
筺体1の上記4つの側部の一部は、筺体1の他の側部と別体に形成され、ネジやボルトなどの周知の取付具(図示しない。)にて、各側部は一体にされる。
図2(A)へ示す通り、筺体1の上記各側部の前端辺と後端辺の夫々には、表示部3を保持する鍔が2つ設けられている。鍔の一方は看板の外側に位置する外鍔15であり、鍔の他の一方は外鍔15より看板の内側に位置する内鍔16である。各鍔15,16は、各側部の前端及び後端から、対向する側部へ向け、看板の前後方向と直交する方向に立ち上がる立上部である。
この実施の形態では、上側部11の前端と後端、更に、下側部12の前端と後端の夫々に、上記外鍔15と内鍔16が設けられている。上側部11の外鍔15と内鍔16は、上側部11の前端と後端から下側部12へ向け下方へ立ち上がる。下側部12の外鍔15と内鍔16は、下側部12の前端と後端から上側部11へ向け上方へ立ち上がる。
図2(A)へ示す通り、下側部12において、LEDの光軸方向即ち看板の上下方向について、上記外鍔15の先端t2は、カバー4の先端t1も下側部12側に位置する。カバー4の当該先端t1とは、後述するカバー4の頂部である。
(LED2)
この実施の形態において、上記複数のLED2は、筺体1の上記下側部12に設けられる。複数のLED2は、平面視矩形である上記下側部12の長辺に沿って、互いの間隔を開けて、看板の左右方向に配列されている。
即ち、上記下側部12がLEDの配置用側部であり、平面視矩形の上記上側部11が、下側部12と対向する対向側部である。この実施の形態において、対向側部即ち筺体1の上記上側部11には、LED2は設けられていない。また、図示は省略するが、この実施の形態において、対向側部即ち上側部11の下面には、拡散反射用シートが当該下面に重ねて張り付けられている。
LED2の夫々は、上記配置用側部に設けられて、上記対向側部に向けて光を放つ。即ち、各LED2は、上記対向側部に光軸を向ける。
各LED2は、高輝度LEDの素子20と、当該素子20に設けられたレンズユニット21にて構成されている。レンズユニット21は上記LED素子20の光を調整し、光軸を中心とするLED素子20の配光を拡大する。
上記LED2には、高輝度LEDを採用する。この高輝度LEDには、従来のLEDに比べて、10〜30倍の輝度を有するものを使用する。高輝度LEDとして、白色LEDを採用するのが好ましい。例えば、LED2には、光束100lmとし色温度を6500Kとする市販のものを採用するのが好ましい。但し、LED2についてはこのような数値のものに限定するものではない。
市販されているレンズユニットによるLED2の配光の特徴を図5及び図6へ示す。図5及び図6へ示す看板は、カバー4について後に説明する通り図1及び図2へ示す看板と異なるが、LED2の構成については図1及び図2へ示す看板と変わりないので、図5及び図6を用いて、LED2について説明する。
現在使用可能と確認されているレンズ(レンズユニット21)には、図5(A)(B)へ示す、光の広がり即ち配光について角が丸みを帯びた矩形のタイプと、図6(A)(B)へ示す通り配光について円形のタイプがある。
図5(A)(B)へ示す、市販の配光が矩形タイプのレンズユニットにおいて、外周面が透明であり、当該外周面から光が漏れて、配光mを広げる傾向を持つものが普及している。
この矩形タイプのものでは、配光は長軸と短軸とを備える。より正確には、配光は、長辺と短辺を備えた長方形である。
図5(A)(B)へ示す通り、配光の長軸即ち長辺がLED2の配列方向に沿うように各LED2を配置することにより、隣り合うLED2の間隔を大きく確保することができる。
図6(A)(B)へ示すタイプのレンズユニットは、英国Carclo社(111 Buckingham Avenue, Slough, Berkshire SL1 4PF ENGLAND.)の供給するものに見られる。 この配光mが円形タイプのレンズユニットにおいて、外周面は不透明であり、レンズユニットの外周面から光は漏れない。
図3(B)へ示す通り、各LED2は、基板22へ取り付けられている。この基板22は、金属製の板片であり、主として放熱と他へのLEDの取り付けのために用いられる。
上記基板22は、アルミ製の取付部材23に取り付けられる。取付部材23は、アルミ製のバーであり、側面視略C字状のチャンネル材である。複数の上記基板22は、取付部材23へ取り付けられる。チャンネル材である取付部材23の端部から、基板22を順次取付部材23へ嵌めてスライドさせることにより簡単に所望のピッチで、基板22を一列に配列させることができる。各基板22を適切な位置にてネジ或いはボルトにて固定する。この取付部材23を、配置用側部である上記下側部12へ、ネジやボルトといった周知の固定手段、或いは、圧着や接着といった周知の固定方法により固定する。
上記にて、筺体1の配置用側部にLEDが配列され固定される。
バーである取付部材23へ予めLED2が設けられた上記複数の基板22を取り付けておくことにより、1本の取付部材23を筺体1へ固定することで、複数のLED2を一度に取り付けることができる。また、取付部材23により、複数のLED2を配列した状態にして、筺体1への取り付けが行えるため、便利である。
上記取付部材23は、基板22と同様、放熱部材として機能する。
但し、このような取付部材23を用いずに直接基板22を筺体1の配置用側部に設けるものとしても実施できる。
また、取付用部材23を用いる場合、直接取付用部材23を筺体1へ固定するものの他、他の部材を介して筺体1の配置用側部へ固定するものとしても実施できる。例えば、LED2の位置をカバーや対向側部に対して近づけたい場合、スペーサ(図示しない。)を介して、取付部材23を筺体1の配置用側部へ固定すればよい。また、図4(A)(B)へ示すように、筺体1の配置用側部側電源等の周辺機器を配置する場合、当該周辺機器の上、即ち当該周辺機器よりも対向側部側にLED2と基板22と取付部材23とを配置する。当該周辺機器を利用して取付部材23を配置用側部(下側部12)へ固定するものしてもよい。
(表示部3)
表示部3は、筺体1内に設けられた上記LED2が発する光を、筺体1の外部へ拡散しながら透過し、広告を表示する。
表示部3は、この実施の形態において、面板と呼ばれる、樹脂性の乳白色の板にて構成される。面板は半透明であり、光を拡散して看板の外部へ透過する。
詳しくは、表示部3の上記面板の素材として、全光線透過率25%〜60%のものが適する。
この他、特に制限はないが、表示部3の素材として、光線反射率20〜80%のものが適し、また、光拡散係数0.8〜0.95のものが適する。
また、面板は、このような条件を満たし必要な強度を有するものであれば、特に制限はないが、上記条件を満たす2〜5mmのものが最適である。
表示部3は、内照式看板の表示部として周知の素材にて形成することができる。
特に、面板は、アクリル板とするのが好ましい。例えば、表示部3のアクリル板として、スミペックスES055(住化アクリル販売会社/東京都中央区新川1丁目6番11号ニューリバータワー4F)を採用することができる。
表示部3において、広告等の文字や図案が表示された表示層と、光を散乱させる乳半層とを、別々のシート及び板状体として構成するものとしても、一体に形成されるものとしても何れでもよい。表示部3については、アクリル乳半(乳半色のアクリル板)で形成する他、ポリカーボネート、塩化ビニル、PETにて形成することも可能である。
この実施の形態において、表示部3は、筺体1の上記上側部11、下側部12、左側部13、及び右側部14に囲まれた正視矩形の板である。
また、この実施の形態において、表示部3は、筺体1の正面と背面とに設けられて、夫々看板の正面と背面を構成する。即ち、表示部3にて、筺体1の正面と背面とは塞がれる。以下必要に応じて、筺体1の正面側の表示部3を前表示部3と呼び、筺体1の背面側の表示部3を後表示部3と呼ぶ。
上記において、面板を賦形し着色することにより、直接表示する広告の文字や図柄を備えた表示部3を形成する。この他、当該面板とは別に広告を表示した透明板を上記面板と重ねて、表示部3を構成するものとしても実施できる。
(カバー4)
カバー4は、筺体1の上記配置側部に設けられる。カバー4は、表面の拡散反射率50%以上の素材にて形成されている。また、カバー4は、全光線透過率0〜5%の素材にて形成される。カバー4は、弾性変形可能な樹脂製のシートである。
カバー4は、配置用側部即ち下側部12の上面全体を覆う。
カバー4は、LEDの前記配列方向から即ち左側部13又は右側部14側から側面視した状態において、筺体1の対向側部側へ向け凸状の山型をなす。当該凸状のカバー4は、LEDの前記配列方向即ち左右方向に伸びる尾根を備える。図1(A)〜(C)及び図2(A)(B)へ示す実施の形態では、カバー4は、LEDの前記配列方向から見て、上方へ向け凸状の円弧を呈する。
この実施の形態においてカバー4は1枚のシートを成型することにより、上記凸状の円弧を呈するように形成されている。
但し、カバー4は、平らなシートを、撓めて湾曲させ筺体1の配置側部に配置することにより、上記凸状の円弧を呈するものとしても実施できる。
カバー4は、完全な曲面により、上記円弧を呈するものとしてもよいが、図2(C)(D)へ示す通り、円弧に準じた多角形により円弧に準じた凸状の形状を呈するものとしても実施できる。カバー4を上記の多角形に形成する場合、成型以外に平らなシートを折り曲げることによって形成するものとしても実施できる。
更に、カバー4の上記尾根は、筺体1の対向側部に向け開口し且つ当該尾根に沿って伸びる溝40を備える。
LED2の配列方向から見て、溝40は、LEDの前後へ配置用側部側から対向側部側へ向けて立ち上がる側壁(前方側壁及び後方側壁)と、両側壁の基端間に介され両基端を繋ぐ底部とにて構成される。
この実施の形態において、LED2の前方に位置する前方側壁とLED2の後方に位置する後方側壁とは、筺体1の配置用側部側から対向側部側に向けて真っ直ぐ立ち上がり、前方側壁の後面43と後方側壁の前面44とは、LEDの配列方向から見て直線を呈する。
前記LEDは、カバー4の上記溝40の底部に位置する。詳しくは、溝40の底部には、カバー4の表面から裏面へ貫通する即ちカバー4の底部45を上下に貫通する複数の貫通孔46が設けられている。
複数の貫通孔46は、溝40の伸びる方向即ちLED2の配列方向に沿って配列されている。LED2は、カバー4の下方側即ちカバー4裏側から、当該貫通孔46に挿入されて、カバー4表側の溝40内に突出する。前記基板22は、カバー4の裏側に留まり、前記基板22は、カバー4の裏側において、前記取付部材23へ保持される。
前記複数のLED2は、溝40内から、LED2に対向する、筺体1の対向側部の下面側を照らす。
カバー4は、拡散反射面とLEDの補間反射面の、二種の反射部を提供する。
具体的には、カバー4の表面即ちカバー4の上面において、上記溝40より前方の部分が前拡散反射面41をなし、上記溝40より後方の部分が後拡散反射部41をなす。
また、上記溝40の前方側壁の後面43が前補間反射面をなし、上記溝40の後方側壁の前面44が後補間反射面をなす。以下必要に応じて、上記前方側壁の後面43を前拡散反射面43と記し、上記後方側壁の前面44を後拡散反射面44と記す。
上記の通り、カバー4により、看板の前後方向についてLED2と表示部3の間正確にはLED2と内縁16との間に、拡散反射面が提供され、LED2と拡散表示部との間に補間表示部が提供されるのである。
LED2の配列方向から見て、上方へ凸状の上記カバー4を用いることにより、前拡散反射面41と後拡散反射面42の夫々は、表示部3側からLEDに向けて漸次対向側部側へ張り出す連続した面とされる。即ち、LED2の配列方向から見て、前拡散反射面41は、溝40の前縁である前方側壁上端を頂点として正面側の表示部3から当該頂点に向けて上側部11側へ漸次張り出し、後拡散反射面42は、溝40の後縁である後方側壁上端を頂点として背面側の表示部3から当該頂点に向けて上側部11側へ漸次張り出す。
前述の通りカバー4は拡散反射率50%以上の素材を用いて実施するのが適切である。特に適した素材としては、全反射率99%、拡散反射率96%(各反射率は、光波長550nmにおける硫酸バリウムとの相対値)、平均発砲径10μm以下(ASTEM−D3576−77準拠)、密度325kg/立法メートル(JIS K 6767)の超微細発泡光反射板を用いるのが好ましい。また全反射率90%(上記と同様の相対値であり、ILC法に基づいて試験を行った)のしぼ面を備えた反射板を採用することもできる。
カバー4は、拡散反射率を50%以上とし全光線透過率を0%〜5%とするものであれば、樹脂に限定するものではなく、金属などの他の素材にて構成してもよい。例えば、金属の表面に樹脂膜が設けられたものであっても実施できる。
また、対向側部である上側部11の下面に貼る前記拡散反射シートについても、拡散反射率50%以下のものを採用して実施するのが好ましい。即ち前記拡散反射シートについても、上記カバー4と同様の素材にて形成することができる。
尚、上記対向側部において、拡散反射シートは、上記カバー4のように凸状の曲面として形成するのではなく、平面のまま使用する。
また、電源等の周辺機器を対向側部側に配置する場合、当該周辺機器の下面に貼るなどして、拡散反射シートを、周辺機器を覆いつつ、当該周辺機器よりも配置用側部側へ配置する必要がある。
(各部材の配置の詳細)
看板の薄型化という観点から、上記前表示部3の後面と後表示部3の前面との距離は、30mm〜150mmとするのが好ましい。特に当該距離は、60〜120mmとするのが好ましい。
そして、筺体1の配置用側部上面と対向側部下面の距離は、1000mm以下とするのが好ましい。
この寸法の看板に対して、各LED2には、10lm/w〜200lm/w(ルーメン/ワット)の強さの光を発し、各LED2の配列方向の配光角を20〜110度、当該配列方向と直交する方向の配光角を10〜45度とするものを採用するのが好ましい。そして、上記において、配列されて隣接するLED2間の間隔は、30mm〜150mmとするのが好ましい。特にLED2同士の間隔は、40〜90mmとするのが好ましい。本願発明の実施により、密にLED2を配列しなくても、看板の明暗のムラは実用範囲に抑えられるのである。
上記において個々のLED2が、10lm下回ると全体が暗くなり実用的でない。看板の明るさや品位の観点から、特にLED2の発する光の強さについて、上限を定める必要はないが、但し上記200lm/wを超えるとエネルギが熱として消費される割合が極めて大きくなり、効率が悪い。LED2の光の強さは、特に80〜150lm/wとするのが好ましい。
LED2の光軸方向について即ち上下方向について、カバー4の頂部t1は、LED2の先端(上端)よりも、5mmの差を超えない範囲において、対向側部側へ位置するものとするのが好ましく、特にその差は3mm前後とするのが好ましい。但し、レンズユニット21によっては、カバー4の頂部t1は、LED2の先端(上端)と同じ高さとしても実施できる。
例えば、carclo社などの、外周面が不透明な円柱状のレンズユニットでは、円柱の先端のみから光が放出され、円柱の外周面からは光が漏れない。この外周面から光が漏れないタイプのものでは上記の通り、レンズユニット21の先端(上端)とカバー4とが上記の通り同じ高さとして実施することができる。特に外周面が透明である円柱状のレンズユニットについては、上記の通り、カバー4の頂部t1がLED2の先端(上端)よりも、対向側部側へ位置するものとするのが好ましい。
また、LED2と前後の補間反射面43,44の夫々との間に隙間の無いもの、即ち溝40の前後の幅は、LED2の前後の幅(LED2の外径)と等しいものとして実施できる。但し、溝40の前後の幅は、LED2の前後の幅(LED2の外径)より大きく、LED2と前後の補間反射面43,44の夫々との間に隙間が開くものとしても実施できる。特に、上記光が横漏れするタイプのレンズユニット21については、横漏れした光を遮光せず確実に補間反射面にて拡散反射させる上で、当該隙間の形成が好ましい。
(LEDの光の拡散反射について)
前後の両拡散反射面41,42は、筺体1の対向側部側から配置用側部側へ到達する光を拡散反射する。詳しくは、光源であるLED2から、拡散反射シートが貼られた筺体1の上側部11の下面に向けて、光が放射され、拡散反射シートにて拡散反射した光の一部が、図2(A)において矢印で示す通り、表示部3へ向かい、拡散反射シートにて拡散反射した光の他の一部が、図2(B)において矢印で示す通り、カバー4表面の両拡散反射面41,42にて拡散反射した後、表示部3へ向かう。
一方、溝40内において、LED2の前方又は後方へ放出された光の一部は、図1(C)、図2(C)及び図3(A)において矢印で示す通り、前後の両補間反射面43,44にて拡散反射した後、表示部3へ進み、表示部3の正面視においてLED2間が暗くなるのを抑制する。また、前後の両補間反射面43,44にて拡散反射した光の一部は、図2(D)において矢印で示す通り、前後両補間反射面43,44間で多重に反射し合った後、表示部3へ進む。このような前後両補間反射面43,44における光のキャッチボールの後表示部3へ反射光を向けることにより、LED2から横漏れする光を十分拡散して、表示部3においてLED2間が暗くなるのを効果的に抑制できる。
尚、図2(A)〜(C)において、図面の煩雑を避けるため、表示部3のうち、最初に後表示部3側へ進む光のみ示し、最初に前表示部3へ進む光等の他の光を省略している。
LED2から前後に発された光が表示部3へ直接向かうのを、前後の両補間反射面43,44が確実に阻止して輝線の発生を防ぐと共に、当該前後の両補間反射面43,44は単に遮光するのではなく、当該光を拡散反射して生かすことにより、表示部3の上下方向について表示部3の下方が上方に比して全体的に暗くなることを防止し、表示部3の左右方向についてLED2同士の間が暗くなることを防止する。
即ち、補間反射面43,44は、LEDから直接表示部3へ放出さる光を単に遮断するのではなく、遮断した光を拡散反射により均一化して看板を均一に明るく照らすのに巧を奏する。特に光が側面から横漏れするタイプのレンズユニットにおいて、上記遮光と遮断した光の拡散反射による利用のメリットが大きい。
(変更例)
図1、図2及び図3(A)の実施の形態において、LED2配列方向から見て、前補間反射面43と後補間反射面44の夫々は、上下に真っすぐ伸びるものとした。この他、図3(B)へ示すように、前補間側面43と後補間側面44は、夫々後退部47,48を備えるものとすることができる。前補間側面43の後退部47(以下必要に応じて前方後退部47と呼ぶ。)は、溝40内にて看板の前方へ後退する部分である。後補間側面44の後退部48(以下必要に応じて後方後退部48と呼ぶ。)は、溝40内にて看板の後方へ後退する部分である。
図3(B)、図5及び図6へ示す通り、この実施の形態において、前方後退部47の後面と後方後退部48の前面の各後退部47,48は、溝40内にて斜め上方を向く斜面(以下、上斜面と呼ぶ。)と当該斜面の上方に設けられた斜め下方を向く斜面(以下、下斜面と呼ぶ)とにて構成されている。下斜面と上斜面とがなす谷の底が上記後退部47,48である。上記後退部47,48の形成により、溝40の開口部の前後の幅a即ち前拡散反射面41の頂部t1と後拡散反射面42の頂部t1の間隔は、前方後退部47と後方後退部48との間の間隔bよりも小さい(図3(B))。即ち、溝40は、LED2の配列方向から見て、間口が狭くなっている。
また、溝40の開口部の前後の幅aは、平面視においてLED2のレンズユニット21の直径よりも大きい。但し、当該幅aは、上記LED2のレンズユニット21の直径と等しいものとしても実施できる。
図3(B)に示すものは、このように溝40の間口を狭いものとすることによって、LEDの光を前後何れかの補間反射面43,44の何れかにおける一回の反射で表示部3へ送り出すのではなく、前補間反射面43と後補間反射面44間における、LEDの光の上記多重反射を確実行うことによって、十分に拡散した光を、表示部3へ送り出すことができる。
溝40の前記底部45も、図1〜図6へ示す各実施の形態において、多重の上記拡散反射に寄与するものである。
補間反射面43,44は、夫々上記の通り一組の下斜面と上斜面とにて形成されものに限定するものではない。溝40内は、下斜面と上斜面の何れか一方、或いは双方を複数備えるものとし、下斜面と上斜面とを交互に配置して実施することもできる。上記により、補間反射面43,44の起伏を多くすることにより、補間反射面43,44の表面積を大きくして、より効果的に拡散反射を行わせる。
後退部47,48を形成するのに、図3(B)へ示すように、複数の平らな面(斜面)にて、補間反射面43,44を構成するものに限定するものではない。
具体的には、図4(C)へ示す通り、LED2の配列方向から見て、補間反射面43,44を円弧状の曲面として形成することにより、前補間反射面43において当該曲面の最も前方位置を、後補間反射面44において当該曲面と最も後方位置を、夫々後退部47,48とすることができる。図4(C)に示す看板においても、矢印で示す通り、補間反射面43,44にて遮光と拡散反射とが確実になされるのである。
図7に前後両拡散反射面41,42の他の実施の形態を示す。
前後両拡散反射面41,42の夫々を、前述の側面視円弧を呈する曲面や多角形を呈する複数の面にて構成されたものに限定するものではなく、図7(A)へ示すように、単一の斜面として形成することも可能である。但し、拡散反射の面では、前後両拡散反射面41,42の夫々は、上記円弧や多角形を呈するもののほうが、光を拡散する上で好ましい。
側面視において、カバー4を前述の通り多角形として前後両拡散反射面41,42の夫々を多角形とする場合も、当該カバー4の形状を、円弧準じた正多角形に限定するものではない。例えば、図7(B)へ示す通り、側面視において、カバー4を台形状に形成することも可能である。
但し、図7(B)へ示すものよりも、拡散反射の面において、上記円弧や円弧に準じた多角形を呈するもののほうが、光を拡散する上で好ましい。
更に、前後両補間反射面43,44を設けずに実施することも可能である。例えば、図7(C)へ示す通り、カバー4に上記溝40を設けずに実施することも可能である。但し、拡散反射にて看板の品位を向上する上で、補間反射面43,44を設けて実施するのが好ましい。カバー4に上記溝40を設けずに実施する場合、前後の拡散反射面41,42は、図1及び図2(A)(B)へ示すカバー4と同様の側面視円弧状を呈するものとしてもよく、図2(C)(D)又は図7(B)へ示すカバー4と同様の側面視多角形を呈するものとしてもよい。
上記において、LED2を配置する配置用側部を筺体1の下側部12とし、対向側部を筺体1の上側部11とした。この他、配置用側部を筺体1の上側部11とし、対向側部を筺体1の下側部12としてもよい。また、配置用側部を筺体1の左側部13とし、対向側部を筺体1の右側部14としてもよく、配置用側部を筺体1の右側部14とし、対向側部を筺体1の左側部13としてもよい。
また、配置用側部にのみLEDを配列し、対向側部にはLEDを配置しないものとしたが、看板のサイズによって、対向側部にもLEDを配置し、上記カバー4を設けるものとして実施してもよい。
配置用側部と共に対向側部にLEDを設ける場合、配置用側部と対向側部の距離は、配置用側部にのみLEDを設ける場合の倍とすることかできる。例えば、配置用側部と対向側部の上記上限距離の1000mmを2000mmとすることができる。対向側部にLED2を設けるものについても、他の寸法や数値は、の対向側部にLEDを設けない前述の看板と同様である。
対向側部にLEDを設ける場合、配置用側部における拡散反射面41,42は、配置用側部のLEDから発して、対向側部側で反射して帰ってきた光と、対向側部側のLEDが発した光の双方を拡散反射する。対向側部側の拡散反射面における拡散反射についても、同様である。
また、デザイン上の問題がなければ、図示した各実施の形態において、配置用側部と対向側部との間において、表示部3を保持する鍔の対向側部側端部(外鍔15の先端t2)は、カバー4の頂部t1と同じか、カバー4の頂部t1よりも対向側部側へ寄っているものとして実施することも可能である。
上記の実施の形態において、表示部3は、樹脂製の板としたが、他の素材例えば樹脂製又は布製のシートにて構成するものを除外するものではない。表示部3を、FFシート(フレキシブル・フェイス・シート)を張ることにて構成するものとしても実施可能である。但し、薄さが求められる比較的小型の内照式看板においては、表示部3を前述の面板と呼ばれる板で形成するのが一般的である。
更に、図示した各実施の形態において、表示部3を筺体1の正面側と背面側とに備えた両面看板を示したが、筺体1の正面側にのみ表示部3を備える片面看板についても実施できる。
また、表示部3を周知の他の手段により筺体1へ固定するものとし、前記鍔を備えないものとしても実施できる。特に、表示部3を上記シートにて構成する場合、鍔以外の周知の固定手段を採用する。
筺体1の正面にのみ表示部3を備える片面看板において、前拡散反射面41と後補間反射面44のみ備えるものとし、後拡散反射面42と前補間反射面43とは備えないものとしても実施可能であるが、片面看板においても前述の後拡散反射面42と前補間反射面43を備えるのが好ましい。
本願発明に係る内照式看板は、各種施設内通路の天井から吊下するもの、壁面から突出するもの、壁面に平行に設置されるもの、またビル等建造物の壁面に設けられるものである。特に両面看板については、ビルの壁面から突出する突き出し式の看板として実施することができる。
但し、本願発明の看板は、建造物へ固定するタイプのものに限定するものではなく、地面や床に置くタイプのものについて実施することも可能である。
図8〜10へ本願発明の実施例を示す。
図8(A)上段の写真は本願の一実施例に係る看板の正面を示し、中段の写真は上段の写真の破線で囲む部位を拡大したものであり、下段の表は上段の写真に示す看板正面について互いに交差する縦横3本の区画線により9区画に分割して各区画の相対的な明るさを示したものである。図8(A)下段の表において、中央の区画を100%として他の区画の割合(百分率)を示した。
図8(A)上段の写真中、黒色の数字は各区画の明るさlx(ルクス)の数値(絶対値)を示し、白色の数字は、表示部の寸法(mm)を示している。
図8(B)は、比較例とした看板の表示部について、図8(A)と同様の写真と表を示したものである。
図8(A)の実施例と図8(B)の比較例において、何れも、図示の通り、左右横方向の幅920mm、上下縦方向の幅450mm、前表示部3の背面と後表示部3の前面との間隔80mmとし、表示部3は、全光線透過率32%、光線反射率64%、光拡散係数0.92で3mmの厚みを持つ乳半色のアクリル板とし、LED2をRebel NPX 600mAで駆動し、各LED2は100lm/w(ルーメン/ワット)とし、LED2の配列ピッチは75mmとし、レンズユニットは図6へ示すタイプのCarclo社のものを採用し、配光の長軸(LED配列方向軸)の角度を左右夫々40度の計80度とし、配光の短軸(長軸との直交軸)を前後夫々9度の計18度とした。上記表示部3の上記アクリル板には、スミペックスES055(住化アクリル販売会社)を用いた。
図8(A)の実施例では、筺体1のLED2が設けられた下側部12へ図1及び図2に示すカバー4を設けた。筺体1の上側部11にはLEDが設けられず、上側部11に光拡散シートが貼られている。カバー4と拡散反射シートには何れも、全反射率99%、拡散反射率96%(各反射率は、光波長550nmにおける硫酸バリウムとの相対値)、平均発砲径10μm以下(ASTEM−D3576−77準拠)、密度325kg/立法メートル(JIS K 6767)の超微細発泡光反射板を用いた。尚、図8〜9図中、カバー4と、上側部11の拡散反射シートの何れも、「反射板」と表示する。
図8(B)の比較例では、図8(A)と同じ光拡散シートが筺体1の上側部11の下面に貼られているが、図4(D)へ示すように筺体1の下側部12にカバー4は設けられていない。
図8(A)と図8(B)とを比較すると、破線で囲まれたLED近傍の表示部3において、本願の実施例では、模様や明るさの局部的なムラは何ら見られないが、比較例では暗色の背景の中に横方向へジクザグ模様となって複数の連続する山型の輝線が視認できる。
また、下段の表を比較すると、図8(A)の実施例では、表示部3は全体的に明暗の差が少ない。また、図8(A)の上段の写真の数値から、明るさの最大区画(2400lx)は明るさの最小区画(1300lx)の、1.85倍の明るさであり、実用上全く問題ない2倍以下という目安を下回っている。一方図8(B)の比較例では、表示部3において、対向側部である上側部11側が下側部12側よりも明るく、下側部12側は全体的に暗い。図8(B)の比較例では、上段の写真の数値から、最も明るい区画(2400lx)は最も暗い区画(800lx)の、3倍の明るさであり、実用上全く問題ない2倍以下という目安を遥かに上回っている。
図9(A)の実施例と図9(B)の比較例において、何れも、図示の通り、左右横方向の幅920mm、上下縦方向の幅600mm、前表示部3の背面と後表示部3の前面との間隔98mmとし、表示部3は全光線透過率32%、光線反射率64%、光拡散係数0.92で3mmの厚みの乳半色のアクリル板とし、LED2をRebel NPX 600mAで駆動し、各LED2は100lm/w(ルーメン/ワット)とし、レンズユニットは図5へ示すタイプのものを採用し、配光の長軸(LED配列方向軸)の角度を左右夫々22.5度の計45度とし、配光の短軸(長軸との直交軸)を前後夫々22.5度の計45度とした。上記表示部3の上記アクリル板には、スミペックスES055を用いた。
LED2の配列ピッチは図9(A)の実施例において75mmとし、図9(B)の比較例において50mmとした。この50mmというのはレンズメーカー指定のピッチである。
図9(A)の実施例では、筺体1のLED2が設けられた下側部12へ図1に示すカバー4を設け、筺体1の上側部11にはLEDを設けず、上側部11に光拡散シートが貼られている。カバー4と拡散反射シートには何れも、全反射率99%、拡散反射率96%(各反射率は、光波長550nmにおける硫酸バリウムとの相対値)、平均発砲径10μm以下(ASTEM−D3576−77準拠)、密度325kg/立法メートル(JIS K 6767)の超微細発泡光反射板を用いた。
図9(B)の比較例では、図4(D)へ示すように筺体1の下側部12にカバー4は設けられていない。また、図9(B)の比較例では、アルミ製の筺体1の対向側部である上側部11の下面の左側へ、拡散反射シートを貼る代わりに内装板金を施したものであり、筺体1の対向側部である上側部11の右側は当該板金を施さずにアルミ地肌のままとした。
図9(A)の実施例と図9(B)の比較例とを比べると、LED2の配列ピッチが狭い分、下側部12側について比較例のほうが、実施例よりも明るい。その反面、破線で囲まれたLED近傍において、図9(A)の実施例では、図9(B)の比較例の1.5倍のピッチでLEDが配列されているが輝線は目立たない。一方比較例では左右横方向へ伸びる輝線がはっきり表れている。
また、下段の表を比較すると、図9(A)の実施例では、表示部3は全体的に明暗の差が少ない。また、図9(A)の上段の写真の数値から、明るさの最大区画(1650lx)は明るさの最小区画(1000lx)の、1.65倍の明るさであり、実用上全く問題ない2倍以下という目安を下回っている。一方図9(B)の比較例では、表示部3は、下側部12側が対向側部である上側部11側よりも明るく、上側部11側は全体的に暗い。図9(B)の比較例の上側部11側において、アルミ地肌部分の付近は内装板金部分の付近よりも若干明るいものの、アルミ地肌部分の付近も下側部12側に比べて暗い。
図9(B)の比較例では、上段の写真の数値から、最も明るい区画(2100lx)は最も暗い区画(800lx)の、2.63倍の明るさであり、実用上全く問題ない2倍以下という目安を遥かに上回っている。
図10(A)に示すものは、一つの看板のサンプルにおいて、LED2の列にカバー4を設けた区間とカバー4を設けてない区間を設定して、その差をより把握し易くしたものである。図10(B)に示すものも、当該図10(A)へ示すものと同様である。
図10(A)及び図10(B)の何れの看板においても、表示部の正面左側がLED2に図1及び図2へ示すタイプのカバー4を配置したものであり、表示部の正面右側がLED2にカバー4を配置していないものである。
カバー4以外の条件については、図10(A)(B)の看板は何れも、前述の図8(A)の看板の設定条件(段落番号0043)と同様である。
尚、図10(B)については、アルミ製の筺体1の対向側部である上側部11の下面の左側へ、拡散反射シートを貼る代わりに内装板金を施したものであり、筺体1の対向側部である上側部11の右側は当該板金を施さずにアルミ地肌のままとした。
この図10(A)(B)において、カバー4(図中反射板の表示)を設けたものでは、レンズユニットによる上記輝線が表れていないのに対して、カバー4を設けていないものは、当該輝線がはっきり表れているのが確認できる。
図8、図9及び図10において、実施例及び比較例の上段の写真には、表示部の右側部寄りに上下に渡って暗部が見られる。この右寄りの部分には、検証用のサンプルとして作った当該看板において、筺体を補強する補強用部材が筺体内部にあるため、LEDが設けられていない。このため、上記暗部が現れたが、上記検証に無関係である。
上記図8〜図10から、本願発明の各実施例は、比較例との対比において、看板の均一化や輝線の抑制による品位を著しく向上したことが分かる。また、その結果、LEDを疎に配置して、数量を低減させつつ、品位を維持できることが把握される。
また、本願発明者は、図3(B)や図4(C)に示すタイプのカバー4を設けた看板についても、補間反射部43,44の形状以外(上記後退部と開口部の前後幅について(b−a)/2=3mmとした。)について、図示は省略するが、上記図8〜図10へ示す看板と、同じ条件にて検証を行った。その結果、ほぼ上記図8〜図10へ示す図1のタイプのカバーとほぼ同じ結果となった。従って、補間反射部43,44について後退部を形成した図3(B)や図4(C)に示すタイプのカバー4についても、看板の均一化や輝線の抑制による品位を著しく向上したことが分かる。また、その結果、LEDを疎に配置して、数量を低減させつつ、品位を維持できることが把握される。
1 筺体
2 LED
3 表示部
4 カバー
41 前拡散反射面
42 後拡散反射面
43 前補間反射面
44 後補間反射面

Claims (10)

  1. 光源である複数のLEDと、前記LEDの光を看板外部へ透過する表示部と、少なくとも正面に前記表示部を保持し内部に前記複数のLEDを収容する筺体とを備え、前記筺体は、筺体内部の空間を挟んで対向し合う少なくとも2つの側部を備え、当該側部のうち少なくとも一方をLEDの配置用側部とし他の一方を対向側部として、前記複数のLEDは、配置用側部に沿って互いの間隔を開けて配列され対向側部へ向けて光を放出する内照式看板において、
    前記配置用側部には、前記対向側部側から前記配置用側部側へ到達する間接光を拡散反射して前記表示部を照らす拡散反射面が設けられ、
    前記拡散反射面は、前記表示部側から前記LED側へ向かうに連れて前記対向側部側へ向け漸次張り出し、
    前記拡散反射面は、前記LEDの配列方向に沿って伸びる面であることを特徴とする内照式看板。
  2. 前記配置用側部には、前記LEDからの直接光を拡散反射して前記表示部を照らす補間反射面が設けられ、
    前記補間反射面は、前記配置用側部において少なくとも前記LEDを挟んで前記表示部と反対側へ設けられて前記LEDを臨む面であり、
    前記補間反射面は、前記配置用側部側から前記対向側部側へ向けて立ち上がる面であり、
    前記補間反射面は、LEDの配列方向に沿って伸び、
    前記補間反射面は、前記LEDの光を拡散反射して、間隔を開けて配列されたLED間の明るさを補うものであることを特徴とする請求項1記載の内照式看板。
  3. 前記対向側部側へ張り出す前記拡散反射面の頂部は、前記LED先端よりも前記対向側部側へ位置し、
    前記補間反射面を後補間反射面とし、前記配置用側部には、前記LEDと前記拡散反射面との間に、前記LEDを臨む前補間反射面が設けられたものであり、
    前記前補間反射面は、前記LEDからの直接光を拡散反射し、前記後補間反射面は、前記LEDからの直接光と共に前記前補間反射面からの間接光にて前記表示部を照らし、
    前記前補間反射面は、前記配置用側部側から前記対向側部側へ向けて立ち上がる面であり、
    前記前補間反射面は、LEDの配列方向に沿って伸び、
    前記対向側部側へ向けて立ち上がる前後両補間反射面の頂部は、前記LEDよりも前記対向側部側へ位置するものであることを特徴とする請求項2記載の内照式看板。
  4. 前記対向側部側へ立ち上がる前記前補間反射面と前記後補間反射面のうち、少なくとも一方の補間反射面には、他の一方の補間反射面から後退する後退部が設けられ、前記両補間反射面の先端間の間隔は、当該後退部における前記両補間反射面間の間隔よりも、小さなものであることを特徴とする請求項3記載の内照式看板。
  5. 前記表示部を前表示部とし、
    前記筺体の背面に設けられて前記LEDの光を看板外部へ透過する後表示部を備え、
    前記拡散反射面を前記LEDと前記前表示部との間に設けられた前拡散反射面とし、前記配置用側部の前記LEDと前記後表示部との間には、後拡散反射面が設けられ、
    前記後拡散反射面は、前記後表示部側から前記LED側へ向かうに連れて前記対向側部側へ向け漸次張り出し、
    前記後拡散反射面は、前記LEDの配列方向に沿って伸びる面であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の内照式看板。
  6. 前記前拡散反射面と後拡散反射面とが、LEDの前記配列方向から見て、前記対向側部側へ向けて張り出す凸状の円弧又は前記対向側部側へ向けて張り出す凸状の多角形を呈するものであることを特徴とする請求項5記載の内照式看板。
  7. 前記配置側部には、表面が拡散反射を行うカバーが設けられ、
    前記カバーは、LEDの前記配列方向から見て前記対向側部側へ向け凸状をなし且つLEDの前記配列方向にその尾根が伸びる山型の部材であり、
    前記カバーの前記尾根は、前記対向側部に向け開口し且つ当該尾根に沿って伸びる溝を備え、
    前記複数のLEDは、前記溝の底部に配列され、前記溝内から前記対向側部を照らすものであり、
    前記前拡散反射面は、前記カバー表面の前記溝より前方の部分にて構成され、
    前記後拡散反射面は、前記カバー表面の前記溝より後方の部分にて構成され、
    前記後補間反射面は、前記溝が備える側壁のうちLED後方側の側壁の前面にて構成され、
    前記前補間反射面は、前記溝が備える側壁のうちLED前方側の側壁の後面にて構成されたものであることを特徴とする請求項5又は6記載の内照式看板。
  8. 前記カバーは、弾性変形可能なシートにて形成され、
    当該シートを成形し或いは当該シートを湾曲するか折り曲げて、前記カバーの尾根と交差する断面を、円弧又は多角形の輪郭を有する前記山型とすることにより、前記前拡散反射面と後拡散反射面とを、LEDの前記配列方向から見て、前記対向側部側へ向けて張り出す上記凸状の円弧又は多角形とする請求項7記載の内照式看板。
  9. 前記各LEDは、LED素子と当該LED素子に設けられてLED素子が発する光の配光を調整するレンズとを備え、
    前記溝底部のカバー表面側は、前記LEDからの直接光と、前後両補間反射面にて拡散反射した前記LEDの反射光とを拡散反射するものであり、
    前記溝底部には、LEDの配列方向に沿って互いの間隔を開けて配列された複数の貫通孔が設けられ、
    前記各貫通孔は、前記溝底部において前記カバーの表面から裏面へ貫通するものであり、前記LEDは、前記貫通孔を通して前記溝内へ突出するものであることを特徴とする請求項7又は8に記載の内照式看板。
  10. 前記各表示部は、板であり、
    少なくとも前記配置用側部と前記対向側部とは、前記表示部の表面側に配置されて前記表示部の縁を覆う鍔を備え、
    前記配置用側部の前記鍔の先は、当該鍔が設けられた前記配置用側部と前記対向側部との間において、前記拡散反射面よりも、当該配置用側部側に位置するものであることを特徴とする請求項3乃至12の何れかに記載の内照式看板。
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