JP2018181519A - 非水電解質二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部短絡等の異常時に電池の発熱を抑制できる非水電解質二次電池の提供。【解決手段】電池ケース10には、膨張黒鉛層20および高熱伝導性層30が配置され、膨張黒鉛層20は、70質量%以上の膨張黒鉛と、30質量%以下のバインダからなり、高熱伝導性層30の面方向の熱伝導率は、電池ケース10の面方向の熱伝導率および膨張黒鉛層20の面方向の熱伝導率よりも高い非水電解質二次電池。【選択図】図1

Description

本開示は、非水電解質二次電池に関する。
特開2008−027907号公報(特許文献1)には、電池内部に熱膨張材料(膨張性グラファイト)およびポリウレタンを含む安全フィルムが設けられている、二次電池が開示されている。
特開2008−027907号公報
内部短絡、過充電等の異常時に電池機能を安全に停止させる方法が検討されている。特許文献1では、高熱時において不燃性ガスを発生させる膨張性グラファイトと、高熱時に吸熱反応を誘発してチャーを生成するポリウレタンとを含んでなる安全フィルムを電池内部に含むことにより、発熱時における電池の安全性を確保している。
しかしながら係る構成では、発熱した熱が安全フィルムを介して膨張性グラファイト全体に十分伝わらず、膨張性グラファイトが十分に膨張できないという懸念がある。すなわち、発熱抑制効果が小さくなるおそれがあり、改善の余地がある。
本開示の目的は、内部短絡等の異常時に電池の発熱を抑制できる、非水電解質二次電池を提供することにある。
以下、本開示の技術的構成および作用メカニズムが説明される。ただし本開示の作用メカニズムは推定を含んでいる。作用メカニズムの正否により、特許請求の範囲が限定されるべきではない。
非水電解質二次電池は、電池ケースを備える。電池ケースには、膨張黒鉛層および高熱伝導性層が配置されている。膨張黒鉛層は、70質量%以上の膨張黒鉛と、30質量%以下のバインダとからなる。高熱伝導性層の面方向の熱伝導率は、電池ケースの面方向の熱伝導率および膨張黒鉛層の面方向の熱伝導率よりも高い。
電池ケースには、膨張黒鉛層および高熱伝導性層が配置されている。当該膨張黒鉛層は、70質量%以上の膨張黒鉛と30質量%以下のバインダとからなる。なお、本明細書の「膨張黒鉛」とは、黒鉛の一種であり、天然黒鉛や合成黒鉛等の黒鉛に硫酸等の酸や有機化合物等をインターカレートしたものをいう。ここで、本明細書の「インターカレート」とは、硫酸等の酸や有機化合物等を黒鉛の層間に挿入することをいう。膨張黒鉛は加熱されると、インターカレートされた酸や有機化合物等がガス化し、黒鉛の層と層との間を押し広げるので、層の積み重なり方向に不可逆的に膨張するという特性を有する。また、膨張黒鉛層上には、高熱伝導性層が配置されている。なお、本明細書の「高熱伝導性層」とは、たとえば黒鉛が配向した層であって、面方向の熱伝導率が電池ケースの面方向の熱伝導率や膨張黒鉛層の面方向の熱伝導率よりも高く、たとえば300W/m・K以上600W/m・K以下の面方向の熱伝導率を有するものをいう。なお、本明細書の「面方向」とは、厚み方向に対して垂直な面内の方向をいう。したがって、電池ケースに膨張黒鉛層および高熱伝導性層を配置することにより、釘刺しによる短絡により非水電解質二次電池に熱が発生した場合、発生した熱は高熱伝導性層を介して短時間で膨張黒鉛層の広範囲に達する。膨張黒鉛層の広範囲に達した熱により、膨張黒鉛層に含まれる膨張黒鉛は吸熱反応を伴って膨張するため、釘刺しによる短絡により発生した熱が吸収され、非水電解質二次電池の温度上昇が抑制されると考えられる。
図1は、本開示の実施形態に係る非水電解質二次電池用電池ケースの内側表面近傍の構成の一例を示す概念図である。
以下、本開示の実施形態(以下「本実施形態」と記される)が説明される。ただし、以下の説明は、特許請求の範囲を限定するものではない。
<電池ケース>
電池ケースは、その内部に、非水電解質や電極群等を通常備えている。本明細書の「電池ケースの内部」とは、電池ケースにおいて、非水電解質や電極群等が収納されている側を意味する。また、本明細書の「電池ケースの内側表面」とは、当該電池ケースの内部における表面を意味する。電池ケースは、たとえば角形(扁平直方体)であってもよいし、円筒形であってもよいし、袋状であってもよい。たとえばアルミニウム(Al)、Al合金等の金属が電池ケースを構成する。ただし、電池ケースが所定の密閉性を有する限り、たとえば金属および樹脂の複合材が電池ケースを構成してもよい。金属および樹脂の複合材としては、たとえばアルミラミネートフィルム等が挙げられる。電池ケースは、外部端子、注液孔、ガス排出弁、電流遮断機構(CID)等を備えていてもよい。
図1は、本開示に係る非水電解質二次電池に用いられる、電池ケースの内側表面近傍の構成の一例を示す概念図である。すなわち、本開示における非水電解質二次電池は電池ケース10を備える。電池ケース10は、電池ケースの外側表面11および電池ケースの内側表面12を備えている。図1においては、当該電池ケース10は内部に膨張黒鉛層20および高熱伝導性層30を含み、膨張黒鉛層20は電池ケースの内側表面12上に配置され、高熱伝導性層30は、膨張黒鉛層20上に配置されている。なお、高熱伝導性層30を電池ケースの内側表面12上に配置し、当該高熱伝導性層30の上に膨張黒鉛層20を配置してもよいし、膨張黒鉛層20を電池ケースの外側表面11上に配置し、当該膨張黒鉛層20上に高熱伝導性層30を配置してもよいし、高熱伝導性層30を電池ケースの外側表面11上に配置し、当該高熱伝導性層30上に膨張黒鉛層20を配置してもよい。すなわち、電池ケースには、膨張黒鉛層および高熱伝導性層が配置される。
《膨張黒鉛層》
膨張黒鉛層20は、膨張黒鉛とバインダとを含んでいる。すなわち、膨張黒鉛層20は、70質量%以上の膨張黒鉛と30質量%以下のバインダとからなる。膨張黒鉛層20中の膨張黒鉛の含有量が70質量%未満の場合(すなわち、膨張黒鉛層20中の、バインダの含有量が30質量%を超える場合)、膨張黒鉛層20に含まれる膨張黒鉛の絶対量が不足し、非水電解質二次電池の発熱を十分に抑制できないおそれがある。膨張黒鉛層20におけるバインダの含有量の下限値(すなわち、膨張黒鉛層20中の膨張黒鉛の上限値)は、膨張黒鉛層を形成できる限り限定されない。膨張黒鉛層20中の膨張黒鉛の含有量は、70質量%以上99.5質量%以下であってもよいし、81質量%以上99.0質量%以下であってもよいし、85質量%以上98質量%以下であってもよい。また、張黒鉛層20中のバインダの含有量は、0.5質量%以上30質量%以下であってもよいし、1質量%以上19質量%以下であってもよいし、2質量%以上15質量%以下であってもよい。
膨張黒鉛層20は、50μm以上1000μm以下の厚さを有することが望ましい。膨張黒鉛層20の厚みが50μm未満の場合、膨張黒鉛層20に含まれる膨張黒鉛の絶対量が不足し、非水電解質二次電池の発熱を十分に抑制できない傾向にある。膨張黒鉛層20の厚みが1000μmを超える場合、高負荷充放電時の際、抵抗増加率が高くなる傾向にある。なお、本明細書の「抵抗増加率」とは、現在の非水電解質二次電池の抵抗値と、初期状態にある非水電解質二次電池の抵抗値との比をいい、非水電解質二次電池の劣化が進行するほど、抵抗増加率は上昇する。初期状態とは、たとえば非水電解質二次電池を製造した直後の状態をいう。
(膨張黒鉛)
膨張黒鉛は、天然黒鉛や合成黒鉛等の黒鉛に硫酸等の酸や有機化合物等をインターカレートしたものをいう。黒鉛としては、鱗片状の黒鉛を用いることが望ましい。膨張黒鉛の膨張開始温度は特に限定されないが、たとえば150℃以上220℃以下であってもよい。なお、本明細書の「膨張開始温度」とは、膨張黒鉛の体積変化が生じる温度をいう。膨張黒鉛の膨張倍率は特に限定されないが、たとえば150%以上400%以下であってもよい。なお、本明細書の「膨張倍率」は、熱により膨張した後の膨張黒鉛の体積を、熱で膨張する前の膨張黒鉛の体積で割り、100を乗じることにより求められる。膨張前の膨張黒鉛の粒径は特に限定されないが、たとえば10μm以上100μm以下であってもよい。
(バインダ)
膨張黒鉛層20に含まれるバインダは特に限定されるべきではない。バインダは、たとえばスチレンブタジエンゴム(SBR)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、アクリル系樹脂、アラミド樹脂、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等であってもよい。
《高熱伝導性層》
高熱伝導性層30は、高い面方向の熱伝導率を有している。高熱伝導性層30は、たとえば300W/m・K以上600W/m・K以下の面方向の熱伝導率を有してもよい。なお、電池ケース10は、たとえば200W/m・K以上250W/m・K以下の面方向の熱伝導率を有しており、膨張黒鉛層20は、たとえば100W/m・K以上250W/m・K以下の面方向の熱伝導率を有している。すなわち、高熱伝導性層30は、電池ケース10および膨張黒鉛層20と比較して、面方向の熱伝導率が高い。高熱伝導性層30を構成する材料は、たとえば黒鉛が配向したシートであって、ベーサル面に黒鉛が配向した面を有するシートを用いることができる。高熱伝導性層30は、たとえば80μm以上120μm以下の厚さを有してもよい。
<非水電解質二次電池>
本開示の非水電解質二次電池は、上記の電池ケースを備える限り、従来公知の構成を備えることができる。従来公知の構成とは、たとえば正極と、負極と、正極と負極との間に配置されたセパレータとを有する電極体を備え、この電極体が非水電解質とともに電池ケースに配置される構成をいう。すなわち、非水電解二次電池は、電池ケースを備える。電極体は、扁平に巻回した形態(巻回電極体)とすることができる。
<正極>
正極は、正極集電体と、正極集電体の主面上に形成された正極合材層とを含む。正極集電体は、たとえばアルミニウム(Al)箔等であってもよい。Al箔は、純Al箔であってもよいし、Al合金箔であってもよい。正極集電体は、たとえば10〜30μmの厚さを有してもよい。
《正極合材層》
正極合材層は、正極活物質、導電材およびバインダを含む。正極合材層は、たとえば80〜98質量%の正極活物質、1〜15質量%以下の導電材および1〜5質量%以下のバインダを含んでもよい。正極合材層は、たとえば100〜200μmの厚さを有してもよい。
(正極活物質、導電材およびバインダ)
正極活物質、導電材およびバインダは特に限定されるべきではない。正極活物質は、たとえばLiCoO、LiNiO、LiNi1/3Co1/3Mn1/3(NCM)、LiMnO、LiMn、LiFePO等であってもよい。導電材は、たとえばアセチレンブラック(AB)、ファーネスブラック、気相成長炭素繊維(VGCF)、黒鉛等であってもよい。バインダは、たとえばPVdF、PTFE等であってもよい。
<負極>
負極は、負極集電体と、負極集電体の主面上に形成された負極合材層とを含む。負極集電体は、たとえば銅(Cu)箔等であってもよい。負極集電体は、たとえば5〜20μm程度の厚さを有してもよい。
《負極合材層》
負極合材層は、負極活物質およびバインダを含む。負極合材層は、たとえば95〜99質量%の負極活物質、および1〜5質量%のバインダを含んでもよい。負極合材層は、たとえば50〜150μm程度の厚さを有してもよい。
(負極活物質およびバインダ)
負極活物質およびバインダは特に限定されるべきではない。負極活物質は、たとえば黒鉛、易黒鉛化性炭素、難黒鉛化性炭素、珪素、酸化珪素、錫、酸化錫等であってもよい。また、これらに非晶質炭素による被覆処理を行ってもよい。バインダは、たとえばカルボキシメチルセルロース(CMC)、スチレンブタジエンゴム(SBR)等であってもよい。
<非水電解質>
非水電解質は、リチウム塩、添加剤および溶媒を含む。リチウム塩は、たとえばLiPF、LiFSI等であってもよい。添加剤は、たとえばLi[B(C)]、LiPO、ビニレンカーボネート(VC)、ビニルエチレンカーボネート(VEC)、フルオロエチレンカーボネート(FEC)、エチレンサルファイト(ES)、プロパンサルトン(PS)、リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド(LiTFSI)、LiBF(C)、LiPF(C等であってもよい。溶媒は、たとえば環状カーボネートと鎖状カーボネートとの混合物でよい。環状カーボネートと鎖状カーボネートとの混合比は、体積比で、たとえば環状カーボネート:鎖状カーボネート=1:9〜5:5でよい。環状カーボネートとしては、たとえば、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ブチレンカーボネート(BC)等であってもよい。鎖状カーボネートは、たとえば、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、ジエチルカーボネート(DEC)等であってもよい。
<セパレータ>
セパレータには、たとえばポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等の微多孔膜が好適である。セパレータは、PEの単層構造であってもよいし、PP膜、PE膜、およびPP膜がこの順序で積層される3層構造を有してもよい。セパレータの厚さは、たとえば9〜30μm程度であってもよい。セパレータが上述の3層構造を有する場合、PE層の厚さは、たとえば3〜10μm程度であってもよく、PP層の厚さは、たとえば3〜10μm程度であってもよい。セパレータの孔径および空孔率は、透気度が所望の値となるように適宜調整すればよい。またセパレータは、複数の微多孔膜が積層されたものであってもよいし、その表面に無機フィラーおよびバインダを含む耐熱層が形成されたものであってもよい。耐熱層に含まれる無機フィラーは、たとえばアルミナ、ベーマイト、チタニア、ジルコニア、マグネシア等であってもよい。耐熱層に含まれるバインダは、たとえばPVdF、アラミド、SBR、PTFE等であってもよい。耐熱層に含まれるバインダの量は、2〜30質量%であってもよく、耐熱層の厚さは、たとえば3〜10μm程度であってもよい。
<用途>
本開示において示される非水電解質二次電池は、たとえばハイブリッド自動車(HV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)、電気自動車(EV)等の動力電源として用いられる。
ただし、本開示において示される非水電解質二次電池の用途は、こうした車載用途に限定されるべきではない。本開示において示される非水電解質二次電池は、あらゆる用途に適用可能である。
以下、本開示の実施例が説明される。ただし以下の例は、特許請求の範囲を限定するものではない。
<非水電解質二次電池の製造>
《実施例1》
1.膨張黒鉛層の形成
膨張開始温度160℃、膨張倍率200%の膨張黒鉛、およびバインダ(SBR)を用意した。当該膨張黒鉛およびSBRを混合し、その後圧延することにより、膨張黒鉛98質量%およびSBR2質量%からなる、厚さ70μmのシート状の膨張黒鉛層を作製した。
2.膨張黒鉛層上への高熱伝導層の配置
500W/m・Kの面方向の熱伝導率を有する、厚さ100μmのグラファイトシート(日本ユニバーサル電気株式会社製)を用意した。上述の膨張黒鉛層上にSBR1質量%を混合した水溶液を塗布し、当該グラファイトシートを貼り付けることにより、当該シートを膨張黒鉛層上に配置した。これにより、膨張黒鉛層上に、高熱伝導層が配置された。
3.電池ケースの内側表面上への、高熱伝導層が配置された膨張黒鉛層の配置
高熱伝導層が配置された膨張黒鉛層を、電池ケースの内側表面上にPVdFをバインダとして用いることにより、電池ケースの内側表面上に配置した。これにより、電池ケースの内側表面上に膨張黒鉛層が配置され、当該膨張黒鉛層上に高熱伝導層が配置される構成が形成された。なお、電池ケースの形状は円筒形(直径18mm、高さ50mm)であった。
4.正極合材の調製
以下の材料が準備された。
正極活物質:LiNi1/3Co1/3Mn1/3(NCM)
導電材:AB
バインダ:PVdF
溶媒:N−メチル−2ピロリドン(NMP)
プラネタリミキサにより、NCM、AB、PVdFおよびNMPが混合された。これにより、ペースト状の正極合材(以下、「正極合材ペースト」と記載する)が調製された。正極合材ペーストの固形分組成は、正極合材ペーストの固形分を100重量部としたとき、NCM93重量部、AB4重量部、PVdF3重量部であった。
5.非水電解質二次電池用正極の形成
正極集電体である厚さ15μmのAl箔の両主面に、上記で得られた正極合材ペーストが塗布され、乾燥された。これにより、Al箔の両主面に150μmの厚さを有する正極合材層が形成された。以上より、非水電解質二次電池用正極が形成された。正極は圧延され、帯状に裁断された。
6.負極合材の調製
以下の材料が準備された。
負極活物質:非晶質コートグラファイト
増粘材:CMC
バインダ:SBR
溶媒:水
ここで、本明細書の「非晶質コートグラファイト」とは、グラファイトに、非晶質炭素による被覆処理をさらに施したものをいう。
攪拌装置の攪拌槽に、非晶質コートグラファイト、CMC、SBRおよび水を投入し、攪拌することにより、ペースト状の負極合材(以下、「負極合材ペースト」と記載する)が調製された。負極合材ペーストにおいて固形分の配合は、質量比で、非晶質コートグラファイト:CMC:SBR=99:0.5:0.5とした。
7.非水電解質二次電池用負極の形成
負極集電体である厚さ10μmのCu箔の両主面に、上記負極合材ペーストが塗布され、乾燥された。これにより、Cu箔の両主面に80μmの厚さを有する負極合材層が形成された。以上により、非水電解質二次電池用負極が形成された。負極は圧延され、帯状に裁断された。
8.非水電解質の準備
以下の組成を有する非水電解質が準備された。
溶媒組成:[EC:EMC:DMC=3:3:4(体積比)]
支持塩:LiPF6(1.1mоl/L)
添加剤:Li[B(C)]およびLiPO
9.非水電解質二次電池の製造
帯状の正極、帯状の負極および帯状のセパレータ(PP/PE/PPの三層構造)がそれぞれ準備された。セパレータを挟んで、正極と負極とが対向するように、正極、セパレータ、負極、セパレータの順で積層され、さらに渦巻状に巻回された。これにより電極群が構成された。正極および負極に端子がそれぞれ接続された。アルミニウムからなり、内側表面に、膨張黒鉛層が配置され、当該膨張黒鉛層上に高熱伝導層が配置されている電池ケースに電極群が収納された。電池ケースに非水電解質が注入され、電池ケースが密閉された。以上より、非水電解質二次電池が製造された。非水電解質二次電池は、2.5〜4.1Vの電圧範囲で1.0Ahの容量を有するように設計されている。なお、正負極容量比(負極容量/正極容量)は1.8であった。以上により、表1に記載の実施例1に係る非水電解質二次電池を得た。
<実施例5〜22>
下記表1に示す、高熱伝導性層の面方向の熱伝導率、膨張黒鉛の膨張開始温度、膨張黒鉛の膨張倍率、膨張黒鉛層中のバインダの種類、膨張黒鉛層中の膨張黒鉛とバインダの比、膨張黒鉛層の厚みのうち、何れか1以上を変更することを除いては、実施例1と同様にして非水電解質二次電池が作製された。
<実施例2>
電池ケース内側表面上に高熱伝導層を配置し、当該高熱伝導層上に膨張黒鉛層を配置したことを除いては、実施例1と同様にして非水電解質二次電池が作製された。
<実施例3>
電池ケース外側表面上に膨張黒鉛層を配置し、当該膨張黒鉛層上に高熱伝導層を配置したことを除いては、実施例1と同様にして非水電解質二次電池が作製された。
<実施例4>
電池ケース外側表面上に高熱伝導層を配置し、当該高熱伝導層上に膨張黒鉛層を配置したことを除いては、実施例1と同様にして非水電解質二次電池が作製された。
<比較例1>
電池ケースに膨張黒鉛層および高熱伝導層を設けないことを除いては、実施例1と同様にして非水電解質二次電池が作製された。
<比較例2>
膨張開始温度160℃、膨張倍率200%の膨張黒鉛30質量%、ポリウレタン40質量%およびポリプロピレン30質量%を混合した後、当該混合物を冷間圧延して100μmのシートを作製した。なお、当該シートは、特許文献1の実施例1に記載の安全フィルムの構成と同様の構成を有したものとなる。当該シートを電池ケースの内側表面上に膨張黒鉛層として配置し、高熱伝導層を設けないことを除いては、実施例1と同様にして非水電解質二次電池が作製された。
<比較例3>
電池ケースの外側表面に比較例2にて作製したシートを膨張黒鉛層として配置したことを除いては、比較例2と同様にして非水電解質二次電池が作製された。
<比較例4>
厚さ20μmのポリプロピレンフィルム上に、膨張開始温度160℃、膨張倍率200%の膨張黒鉛30質量%含有するポリウレタン塗料を塗布し、厚さ100μmの厚さを有するシートを作製した。なお、当該シートは、特許文献1段落0012の(2)に記載の安全フィルムの構成と同様の構成を有したものとなる。当該シートを電池ケースの内側表面上に膨張黒鉛層として配置し、高熱伝導層を設けないことを除いては、実施例1と同様にして非水電解質二次電池が作製された。
<比較例5>
電池ケースの外側表面に比較例4にて作製したシートを膨張黒鉛層として配置したことを除いては、比較例4と同様にして非水電解質二次電池が作製された。
<比較例6>
膨張開始温度160℃、膨張倍率200%の膨張黒鉛30質量%、ポリウレタン70質量%からなる混合物を冷間圧延し、厚さ100μmの厚さを有するシートを作製した。なお、当該シートは、特許文献1の実施例2に記載の安全フィルムの構成と同様の構成を有したものとなる。当該シートを電池ケースの内側表面上に膨張黒鉛層として配置し、高熱伝導層を設けないことを除いては、実施例1と同様にして非水電解質二次電池が作製された。
<比較例7>
電池ケースの外側表面に比較例6にて作製したシートを膨張黒鉛層として配置したことを除いては、比較例6と同様にして非水電解質二次電池が作製された。
<比較例8>
膨張黒鉛を30質量%含有するポリウレタン塗料を塗布し、厚さ100μmの厚さを有するシートを作製した。なお、当該シートは、特許文献1段落0012の(3)に記載の安全フィルムの構成と同様の構成を有したものとなる。当該シートを電池ケースの内側表面上に膨張黒鉛層として配置し、高熱伝導層を設けないことを除いては、実施例1と同様にして非水電解質二次電池が作製された。
<比較例9>
電池ケースの外側表面に比較例8にて作製したシートを膨張黒鉛層として配置したことを除いては、比較例8と同様にして非水電解質二次電池が作製された。
<比較例10>
膨張黒鉛層上に高熱伝導層が配置しなかったことを除いては、実施例1と同様にして非水電解質二次電池が作製された。
<評価>
以下のようにして上記で得た各非水電解質二次電池の評価を行なった。結果を表1および表2に示す。
<高負荷充放電による劣化率測定試験>
温度25℃に設定された恒温槽内に、未使用の各実施例、比較例および参考例に係る非水電解質二次電池(初期電池)が配置された。充電を2.5Cの電流により、240秒間行い、放電を30Cで20秒間行うことを1サイクルとした。ここで、1Cの電流とは、非水電解質二次電池の充電状態が100%に調整された非水電解質二次電池を放電して、ちょうど1時間で放電終了となる一定の電流である。なお、複数回のサイクルを行う際には、各サイクルの間に120秒の間隔を設けた。1サイクル後と1000サイクル後の電池抵抗を測定し、1サイクル後の電池抵抗を100として、1000サイクル後の電池抵抗を相対評価した。結果は下記表1および表2の「劣化評価」の欄に示されている。なお、劣化評価の値が大きいほど、1000サイクル後の電池抵抗が増加していることを示す。
<釘刺し試験>
釘刺し試験によって、内部短絡時の発熱を評価した。試験手順は次のとおりである。先ず25℃において非水電解質二次電池を4.1Vまで充電した。非水電解質二次電池の表面に熱電対を取り付け、非水電解質二次電池を60℃まで加熱した。φ3mmの釘を準備した。60℃において、非水電解質二次電池の中央部に釘を刺し込み、強制的に内部短絡を生じさせた。熱電対によって、短絡後の非水電解質二次電池表面の最高到達温度を測定した。結果は下記表1および表2の「到達温度」の欄に示されている。
Figure 2018181519
Figure 2018181519
<結果>
上記表1および表2に示されるように、実施例1〜22は比較例1〜10と比較して、優れた発熱抑制効果が得られることが示された。各実施例では、釘刺し試験による短絡により非水電解質二次電池内に熱が発生した場合、発生した熱は高熱伝導性層を介して短時間で膨張黒鉛層の広範囲に達したものと考えられる。膨張黒鉛層に達した熱により膨張黒鉛層に含まれる膨張黒鉛は吸熱反応を伴って膨張するため、短絡により発生した熱が吸収され、非水電解質二次電池の温度上昇が抑制されたと考えられる。これにより、内部短絡等の異常時において、非水電解質二次電池内の発熱が抑制されることが期待される。
実施例1と比較例10との到達温度の比較から、電池ケース内側表面に膨張黒鉛98質量%およびバインダ2質量%からなる膨張黒鉛層のみを配置しても非水電解質二次電池の発熱が抑制されないことが示された。この結果から、膨張黒鉛層上に高電熱性層を配置することにより、非水電解質二次電池内で発生した熱が効率的に膨張黒鉛層の広範囲に伝えられることが示された。
実施例1〜4の到達温度の結果から、電池ケースに膨張黒鉛層および高熱伝導性層を配置することにより、釘が刺さり内部短絡が発生した際における非水電解質二次電池の発熱が顕著に抑制されることが示された。
実施例1、6〜9と実施例5との到達温度の比較から、膨張黒鉛層の厚みが50μm未満の場合、到達温度が若干高くなることが確認された。膨張黒鉛層の厚みが50μm未満の場合、膨張黒鉛層に含まれる膨張黒鉛の絶対量が不足し、非水電解質二次電池の発熱を十分に抑制できなかったものと考えられる。これらの結果から、膨張黒鉛層の厚みは50μm以上であることが望ましいことが示された。
実施例1、6〜9と実施例10との劣化評価の比較から、膨張黒鉛層の厚みが1000μmを超える場合、高負荷充放電時の際、抵抗増加率が高くなる傾向にあることが確認された。これらの結果から、膨張黒鉛層の厚みは1000μm以下であることが望ましいことが示された。
実施例16および17の結果から、膨張黒鉛の膨張開始温度が低い方が、到達温度が低くなることが示された。膨張黒鉛がより低い温度で膨張を開始するため、効率的に非水電解質二次電池の発熱を吸収したものと考えられる。
実施例1および20〜22の結果から、高熱伝導層の伝導率が高い方が、到達温度が低くなることが示された。高熱伝導層の伝導率が高いほど、非水電解質二次電池内で発生した熱がより早く膨張黒鉛層の広範囲に伝わったものと考えられる。
実施例1〜22においては、熱により膨張した膨張黒鉛が、釘刺し等により生じた釘と電池ケースの間に入り込み、生じた隙間が塞がれることが期待される。
上記の実施形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではない。特許請求の範囲によって定められる技術的範囲は、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含む。
10 電池ケース、11 電池ケースの外側表面、12 電池ケースの内側表面、20 膨張黒鉛層、30 高熱伝導性層。

Claims (1)

  1. 電池ケースを備え、
    前記電池ケースには、膨張黒鉛層および高熱伝導性層が配置され、
    前記膨張黒鉛層は、70質量%以上の膨張黒鉛と、30質量%以下のバインダとからなり、
    前記高熱伝導性層の面方向の熱伝導率が、前記電池ケースの面方向の熱伝導率および前記膨張黒鉛層の面方向の熱伝導率よりも高い、
    非水電解質二次電池。
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