JP2018181085A - 建設現場の管理情報共有システム - Google Patents

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Abstract

【課題】建設現場におけるIT化を進めつつ、朝礼等における従来の会議スタイルを踏襲する事のできる建設現場の管理情報共有システムを提供する。【解決手段】WBSデータベース16aと、KYデータベース16b、人員データベース16c、および作業指示データベース16dと、を記録した記憶部16を有するサーバ端末12と、サーバ端末12に接続されると共に作業現場に配置され、サーバ端末12を介して作成した前記作業指示書を表示画面上に表示すると共に、前記作業指示書に示された作業の進捗情報を入力可能な入力手段を有し、進捗情報の入力に必要な処理を行う現場端末22と、現場端末22が表示する表示画面を拡大表示する投影手段30と、を有し、作業指示データベース16dには、現場端末22を介して入力された進捗情報を記録した作業予定表が記録されることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、建設現場での現場監督や作業者の付帯業務を支援するための管理情報共有システムに関する。
建設現場では、現場監督や作業者(主に責任者)の毎日の日常業務として、作業指示書の発行、作業予定の記録・管理、人員配置の記録・管理、朝礼・夕礼業務、危険予知活動(KYK)、作業実績の記録・管理などがある。これらの業務は、いわゆる、主作業(現場でモノを据付けるという建設業務)ではないが、主作業を遂行するうえで必ず実施する必要がある付帯業務と呼ばれるものである。従って、主作業の時間を多く確保するためには、1つ1つの付帯業務を効率化し、工数を低減することが重要となる。
しかし建設現場では、従来からの古典的な業務方法が改善されていないことが多い。例えば、IT化やデジタル化等による効率化がなされていない。具体的には、現場では紙ベース、手入力・手書きでの業務が多く存在している。
効率の悪い付帯業務の一例として、作業指示書を手書きする業務、作業指示書の関連情報を他の紙やホワイトボードへ手書きする業務、同じ情報を複数の媒体(紙、ホワイトボード)へ複数回記載することによる多重作業などがある。こうした手作業による多重作業により、朝礼・夕礼中には、多くの待ち時間が発生する。また、作業終了後にも、作業実績の書き込み、収集・記録・管理等に要する時間が生ずる。
このような付帯業務は主作業の合間に発生するが、主作業に多くの時間を費やしている場合、付帯業務は、休憩時間や残業時間に実施することになるため、効率が悪くなり、結果的に生産性が低下する。また、特に、昼夜連続作業の現場では、昼勤と夜勤の交代時に引き継ぎ業務が発生する。引継ぎのための情報の受け渡し業務も発生するが、付帯業務が多く残っていると、十分な引継ぎをする時間が無くなってしまうという問題も生ずる。
したがって、これらの付帯業務をできるだけ効率化し、現場監督や作業者の負担を軽減するとともに、現場で発生する情報を合理的に記録・収集・管理する建設現場の管理情報共有システム、及び方法が必要とされている。
こうした実状の中、建設現場のIT化、デジタル化に寄与する技術として、特許文献1や特許文献2に開示されているようなものが提案されている。特許文献1に開示されている技術は、建設現場において朝礼を行う際の支援システムであり、端末から入力された映像、及び情報を、現場の複数個所に配置された再生装置により遠隔配信するというものである。このような技術により、敷地の広い作業現場において、作業員が1箇所に集まるのに要する時間を削減する事ができるという。
また、特許文献2に開示されている技術は、インターネットを介して建設現場における様々な情報(作業予定、実績情報、車両の入退場等)をモバイル端末を含む複数の端末で共有化し、工事業者間における車両の入退場や使用重機の競合を避け、主作業の効率化を図る事を目的としたものである。
特開2010−108139号公報 特開2002−358343号公報
上記特許文献に開示されている技術のうち、特許文献1に開示されている技術によれば、朝礼、夕礼を行う際、作業者の集合に要する時間を削減する事ができるが、手書き作業や重複作業などによる待ち時間を減らす事はできない。
これに対し、特許文献2に開示されている技術では、必要情報をデータベース化し、これを選択して表示する事で作業指示書の作成や、実績情報を共有化し、手作業による書き込みを無くす事ができると考えられる。
しかし一方で、特許文献2に開示されている技術では、単に現場端末やモバイル端末へ情報を送信し、これを共有するにとどまるため、朝礼や夕礼など、多くの作業員が集まる場では、作業員がそれぞれ別の画面を見ながら監督等の話を聞くというスタイルとなり、意思の疎通が取り辛くなるといった問題が生ずる。
そこで本発明では、建設現場におけるIT化を進める事で付帯業務に要する時間を短縮しつつ、朝礼や夕礼における従来の会議スタイルを踏襲する事のできる建設現場の管理情報共有システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成する事のできる本発明に係る建設現場の管理情報共有システムは、作業予定項目一覧が収録されたWBSデータベースと、危険要因一覧が収録されたKYデータベース、現場に従事する作業員の情報が収録されている人員データベース、および現場作業のために作成された作業指示書を含む作業データが収録されている作業指示データベースと、前記WBSデータベースと、前記KYデータベース、及び前記人員データベースから必要情報を読み出し、前記必要情報の選択により、作業指示書を作成し、前記作業指示データベースに記録する指示書作成支援ソフトウェアと、を記録した記憶部を有するサーバ端末と、前記サーバ端末に対してネットワークを介して接続されると共に作業現場に配置され、当該作業現場において、前記サーバ端末を介して作成した前記作業指示書を表示画面上に表示すると共に、前記作業指示書に示された作業の進捗情報を入力可能な入力手段と、前記進捗情報の入力に必要な処理を行う進捗処理支援ソフトウェアとを有する現場端末と、前記現場端末が出力する表示画面を拡大表示する投影手段と、を有し、前記作業指示データベースには、前記現場端末を介して入力された前記進捗情報を記録した作業予定表が記録されることを特徴とする。
また、上記のような特徴を有する建設現場の管理情報共有システムにおいて前記現場端末は、1つのサーバ端末に対して複数接続されており、各現場端末において同時にサーバ端末に記録されている作業指示書や作業予定表を読み出す事を可能とし、各現場端末において入力された進捗情報が、前記サーバ端末を介してリアルタイムで読み出し情報に反映されるようにすると良い。
このような特徴を有する事により、各現場において同じ情報を重複して入力したり、書き出ししたりする必要がなくなる。また、他の現場における進捗情報を確認することも容易となる。
また、上記のような特徴を有する建設現場の管理情報共有システムにおける各現場端末の入力情報には、該当現場における作業員の過不足情報が含まれ、各現場端末の表示情報には、他の現場における前記作業員の過不足情報が含まれるようにすると良い。
このような特徴を有する事により、各現場における作業員の過不足情報をリアルタイムで知る事ができる。このため、必要に応じて作業員の再配置を行い、作業効率の向上を図る事が可能となる。
さらに、上記のような特徴を有する建設現場の管理情報共有システムでは、前記表示画面上に表示されると共に前記投影手段により拡大表示される前記進捗情報のうち、時間の経過と共にステータスが変動する情報は、ステータスごとに定められた色彩と共に表示されるようにすると良い。
このような特徴を有する事により、作業実績のステータスに関する文字が見えない遠目からであっても、変動情報である作業のステータスを把握する事ができるようになる。また、変動情報に色付けをする事で、変動の有無を視覚的に把握する事が可能となる。
上記のような特徴を有する建設現場の管理情報共有システムによれば、建設現場におけるIT化を進めつつ、朝礼や夕礼における従来の会議スタイルを踏襲する事ができる。また、IT化により、付帯業務に要していた時間を大幅に短縮する事ができ、主作業の効率化を図る事ができる。
実施形態に係る建設現場の管理情報共有システムの構成例を示すブロック図である。 実施形態に係る建設現場の管理情報共有システムであって、現場端末を複数付帯した形態を示すブロック図である。 建設現場における作業項目の登録画面の構成例を示す図である。 建設現場における大別された危険要因の登録画面の構成例を示す図である。 図4に登録した各危険要因に関して予想される詳細な危険ポイントと、その対策についての登録画面の構成例を示す図である。 人員データベースにおける作業者等の情報登録画面の構成例を示す図である。 サーバ端末で作成される作業指示書の構成例を示す図である。 作業指示書作成時における作業項目選択時の画面構成例を示す図である。 現場で確認される作業項目別進捗管理画面の構成例を示す図である。 KYK時における危険要因選択画面の構成例を示す図である。 図10において選択された各危険要因に関して予想される詳細な危険ポイントと、その対策についての選択画面の構成例を示す図である。 作業項目別に定められた作業予定時間の表示と、作業時間実績の入力を行うための画面の構成例を示す図である。 作業項目、人員配置、作業時間、作業実績、及びKYKが入力された作業予定表の構成例を示す図である。 各作業項目におけるステータス入力画面の構成例を示す図である。
以下、本発明の建設現場の管理情報共有システムに係る実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[システム構成・サーバ端末]
本実施形態に係る建設現場の管理情報共有システム(以下、単に情報共有システム10と称す)は、図1に示すように、サーバ端末12と、現場端末22、及び投影手段30を主体として構成されている。サーバ端末12は、建設現場の事務所50(図2参照)に設置され、情報管理を行う役割を担う端末である。サーバ端末12には、少なくとも、記憶部16と制御部18を備えた本体14と、各種情報の表示(出力)や入力を行うための入出力手段20とが含まれる。
記憶部16には、各種情報が記録された複数のデータベースと、各データベースに記録された情報を利用するためのソフトウェア等が記録されている。データベースとしては、作業予定項目一覧が収録されたWBS(Work Break down Structure)データベース16aと、危険要因一覧が収録されたKYデータベース16b、現場に従事する作業員の情報が収録された人員データベース16c、及び現場作業のために作成された作業指示書を含む作業データが収録されている作業指示データベース16dなどがある。
WBSデータベース16aには、建設現場における作業項目を複数段階の階層に分類した項目別作業と、各作業に対する予定作業人数と予定作業時間が登録されている。例えば本実施形態の場合、図3に示すように、大大項目、大項目、および小項目の3階層に項目分けされた作業と、各作業に対応して定められた作業人数(予定)、および作業時間(予定)が登録されることとなる。
KYデータベース16bには、大別された危険要因と、各危険要因に含まれる詳細な危険ポイント等が登録されている。例えば本実施形態の場合、図4に示すように、大別された危険要因を11項目登録し、各項目について選択された場合には、図5に示すように、詳細な危険ポイントについての項目と、これに関連する対策(私たちはこうする)についての項目が関連づけて登録することとなる。ここで、各危険ポイント項目や各対策項目には、それぞれ点数を付す事が可能となっており、選択された危険ポイントの合計点数よりも対策項目の合計点数が高くなるように対策項目を選択する事で、作業時における安全性の確保を図れるように構成されている。
人員データベース16cには、建設プロジェクトに携わる関係者全員に関するデータが登録されている。具体的には図6に示すように、関係者の氏名と、この氏名に関連づけられた会社名、および役職(監督、班長、作業者など)が登録されている。ここで、役職に関する項目については、分類された役職毎に色分けされて登録しておくことが望ましい。選択され関係者について、その色を見る事により、役職を認識する事ができるようになるからである。
作業指示データベース16dには、詳細を後述する指示書作成支援ソフトウェアを用いて作成された作業指示書の内容や、詳細を後述する進捗処理支援ソフトウェアを介して入力された作業ステータス(完了、引継ぎ、未実施、中止など)、および作業に必要な様々な作業データ(作業場所、安全指示事項、使用工具、使用重機、重機操作者、監視人などを含む)が記録されている。
また、記憶部16に記録されているソフトウェアとしては、指示書作成支援ソフトウェアなどを挙げる事ができる。指示書作成支援ソフトウェアは、上述したWBSデータベース16aやKYデータベース16b、及び人員データベース16c等を参照して必要情報を読み出し、かつ必要情報の選択により、図7に示すような作業指示書を作成し(図7に示す例では、作業内容や工事区分等の必要情報については未入力)、記憶部における作業指示データベース16dに記録する役割を担う。
また、指示書作成支援ソフトウェアは、詳細を後述する現場端末22を介して入力された進捗情報を進捗管理画面(図9参照)や作業予定表(図13参照)に反映記録する役割も担う。
[現場端末]
現場端末22は、建設現場等に配置されると共に、ネットワークを通じてサーバ端末12と接続され、サーバ端末12により管理されている作業指示書(図7参照)や進捗管理画面(図9参照)、及び作業予定表(図13参照)を読み出して表示すると共に、各種データに対して進捗情報等の実績を入力することを可能とする端末である。
現場端末22もサーバ端末12と同様に、記憶部24や制御部26、及び入出力部28を有する。記憶部24には、サーバ端末12から読み出した情報や、入力情報により書き換えられた各種データなどが一時記録されている他、サーバ端末12から読み出したデータを表示すると共に、必要情報を入力するために必要なソフトウェア(例えば進捗処理支援ソフトウェア)が記録されている。
入出力部28に関しては、特に限定するものでは無いが、タッチパネル式のモニタを採用すると良い。キーボードを介した入力よりも、直感的な作業ができるようになるからである。
[ネットワーク]
サーバ端末12と現場端末22を接続するネットワークとしては、インターネット等の広域ネットワークを利用するものであっても良いが、情報セキュリティを考慮した場合には、VPN(Virtual Private Network)などの閉域ネットワークを利用する事が望ましい。また、接続形式についても、有線であっても、無線であっても良い。
[投影手段]
投影手段30は、現場端末22が出力する表示画面を拡大表示するための要素である。具体的には、プロジェクター等であれば良く、現場端末22の映像出力に接続される事で、現場に設置されたホワイトボード32などに表示画面を投影すれば良い。なお、ホワイトボード32等が無い場合には、適当な壁面に表示画面を投影すれば良い。
このように、表示画面をホワイトボード32等に投影し、作業員が遠目からもその内容を確認できるようにする事で、朝礼や夕礼における従来の会議スタイルを踏襲する事が可能となる。
[その他の構成例]
上記説明では、説明を簡単化するために、サーバ端末12と現場端末22を1対1の関係であるかのように説明した。しかしながら、建設現場は、その作業区域が広範にわたる事が多い。このため、図2に示すように、現場端末22を各作業区分単位に設けるようにすると良い。このような構成とした場合であっても、特定の作業区分の現場端末22aで入力された情報は、サーバ端末12の作業指示データベース16dに記録される。このため、入力情報は、他の作業区分に配置された現場端末22b〜22dにおいても、リアルタイムで読み出す事ができる。
また、このような構成とする場合、において、各現場端末22において入力する進捗情報の中に、作業員の過不足情報(余剰人員情報や不足人員情報)を含むようにし、各現場配置された現場端末22(例えば現場端末22aの表示画面:現場端末22aの表示画面を投影する投影手段30による投影画面)には、他の現場端末22(例えば現場端末22b−22d)を介して入力された作業員の過不足情報を表示可能とすると良い。
離れた場所にある作業現場における作業員の過不足情報をリアルタイムで確認可能となる事で、実作業に合わせた作業員の移動(人員配置の調整)を手際良く行う事ができる。これにより、作業員が不足している現場では、作業の進捗を早める事ができ、作業員が余剰であった現場では、無駄な労力を削減し、効率の良い作業を行う事が可能となる。
現場端末22では、表示情報の切り替えにより、他の現場に配置された現場端末22の表示情報を表示可能な構成としても良い。このような表示情報切替機能を備える事により、1つの画面に作業員の過不足情報を表示しない場合でも、表示情報の切り替えにより、当該過不足情報を得る事が可能となるからである。
[情報共有システムの適用]
次に、上記のような構成の情報共有システム10の適用方法について説明する。
まず、建設現場の事務所50に設置されたサーバ端末12において指示書作成支援ソフトウェアを起動する。指示書作成支援ソフトウェアが起動した後、WBSデータベース16aから、当日(あるいは翌日)に予定する作業項目だけを任意に複数選択し、作業指示書を発行する。作業指示書の形式は図7に示すようなものとなり、図8に示すように、WBSの項目は、各作業のステータス(完了、引継ぎ、未着手、中止)によって色分け表示されることとなる。作業指示書を作成する際には、WBS以外にも、作業に必要な様々な情報(作業場所、安全指示事項、使用工具、使用重機、重機操作者、監視人など)を入力する。
このような作業は、建設現場の事務所50などにおいて、監督が行うこととなる。なお、入力された情報は、作業指示書が発行された後、作業指示データベース16dに自動的に記録される。また、作業指示書を紙で発行した場合、必要であれば、当該用紙を元請会社等へ回送する。
作業指示書が作成、発行されると、現場では、現場端末22を介して取得、出力された作業指示書の内容が、投影手段30を介してホワイトボード32等に表示される。このようなデータの転送、出力、および表示は、必要に応じて、あるいはリアルタイムに行う事ができる。このため、作業指示書に記載した情報と同じ情報を何度も書き写すといった作業を行う必要がなくなり、時間短縮を図ることができる。
[朝礼開始]
作業現場での朝礼時には、投影手段30によりホワイトボード32等にサーバ端末12を介して入力された作業指示書等のデータが表示され、監督と共に当日の作業の確認が行われる。作業者は、ホワイトボード32等に投影された表示情報を見て、自身に割り当てられた作業内容と、作業予定時間等を確認する。作業内容等の確認が終わると、危険予知活動(KYK)が行われる。KYKは、各作業に対して、危険ポイントと、それに対する対策を全員で話し合う業務である。ここでの指揮は、作業現場における班長が行う事が多い。
実施形態に係る情報共有システム10を用いたKYKでは、ホワイトボードに図9のような作業項目別進捗管理画面を投影した状態で、班長などの端末操作者が現場端末22を操作して行うことができる。端末操作者は、話し合いの対象となっている作業項目における危険ポイントの欄を選択する。
危険ポイントの欄が選択されると、図10に示すように、該当する作業項目に予め定められた大枠の危険要因が表示される。なお、図10で示す危険要因の選択画面は、サーバ端末12において作業項目ごとに登録された危険要因である。表示された危険要因の中から任意の危険要因を選択すると、図11に示すように、その危険要因についての細分化された危険ポイントと、この危険ポイントを回避するための対策(私たちはこうする)が表示される。現場での話し合いでは、この危険ポイントと、これに対する対策を話し合い、端末操作者が話し合いで提案された対策を選択し、登録して行く。
なお、危険要因が選択事項の中に無い場合には、その他を選択して入力する事で、新たな危険要因を追加登録する事ができる。また、各危険要因において選択する危険ポイントや対策も、逐次追加することができる。項目の追加は、現場端末22の操作により文字入力を行うこととなるが、入力された情報は、サーバ端末12の作業指示データベースに記録されるため、次回の話し合いにおいては、選択項目の1つとしてリストアップされることとなる。
[主作業開始・及び主作業終了]
朝礼時の入力作業が終了した後は、主作業における実績の入力作業となる。作業実績の入力では、予定作業に対する実作業の作業時間や、ステータス(進捗情報)などの入力が行われる。例えば作業実績時間の入力では、例えば図13で示すような作業予定表を表示し、任意の作業項目における作業時間の欄を選択すると、図12に示すような該当作業項目における作業時間(予定)が入力された画面が表示される。なお、作業時間の表示に関し、図12のように帯状に示す事で、現場での視認性を高める事ができる。これに対して端末操作者は、作業時間(実績)を入力することとなる。作業時間(実績)の入力は、作業時間(予定)と同様に、時間帯に沿った帯状に示すようにする。ここで、作業時間の帯に対して、作業を行った人数(望ましくは作業者の氏名まで)を付帯表示することで、当該作業が何人でどの位の時間を要する作業であるかについての記録を残す事ができる。各作業項目に関しては、担当人員を予め入力しているが、実際の建設現場での作業では、人員の再配置も含めて流動的に人数が前後することが一般的だからである。このような記録を残す事で、次回作業での作業予定の作成に反映する事ができる。
作業時間(実績)の入力は、当日作業の全てが終了した後に行う事も可能であるし、各作業が終了した段階で行う事も可能である。入力作業は、主に現場を確認する監督が行う事となる。
作業時間(実績)の入力後、図13に示すような作業予定表において、任意の作業項目における作業実績の欄を選択し、該当する作業項目におけるステータスの入力を行う。作業実績の欄を選択すると、図14に示すようなステータスの入力画面が表示される。ステータスの入力は、「完了」、「引継ぎ」、「未実施」、「中止」といった4つの項目のいずれかの項目を選択する事で行う。ここで、「完了」とは、予定通りに作業が完了した場合のステータスである。また、「引継ぎ」とは、当日中に作業が完了せずに夜勤や次の日に作業を引継ぎする場合のステータスである。また、「未実施」とは、作業を予定していたが未実施の場合のステータスである。さらに、「中止」とは、作業を予定していたが未実施であり、かつ、今後実施予定が無い場合のステータスである。
また、4つのステータスそれぞれには、ステータスごとに色彩が定められている。このため、各端末を介して入力された情報が図13に示すように一覧表示される作業予定表では、役職別に色分けされた作業者の名前と共に、作業実績の欄がステータス別に色分けされて表示されることとなる。これにより、作業実績のステータスに関する文字が見えない遠目からであっても、変動情報である作業のステータスを把握する事ができるようになる。
なお、上記のようにして入力された全ての情報は、リアルタイムにサーバ端末12の作業指示データベース16dに登録され、全ての現場端末22から読み出す事が可能となる。
[効果]
このような事項を実施可能な情報共有システム10によれば、主作業後に残業して作業実績の入力を行うといった事態を避ける事ができる。このため、主作業以外の作業に要する時間を大幅に短縮することができる。
また、ホワイトボード32を介した投影を行う事により、ホワイトボードに書き込みを行う業務シーケンスを変えることなくデジタル化への移行を進める事ができる。そして、項目選択による自動反映、ペーパーレス化を実現することができ、監督の付帯業務時間を大幅に短縮することができる。
上記実施形態では、作業指示書の作成や、作業予定表の作成、およびこれらに対する実績の登録といった朝礼等に役立てる機能を主体として説明した。しかしながら本発明に係る情報共有システムは、その他の付帯業務にも適用することができる。例えば、作業報告書を作成する際、監督は、進捗情報が記録されている作業指示データベース16dの情報を指定のフォーマットへ転記することで、報告書を自動で作成することができるようになる。こうした付帯業務への適用によっても、従来に比べて作業時間を大幅に短縮することが可能となる。
10………情報共有システム、12………サーバ端末、14………本体、16………記憶部、16a………WBSデータベース、16b………KYデータベース、16c………人員データベース、16d………作業指示データベース、18………制御部、20………入出力手段、22………現場端末、24………記憶部、26………制御部、28………入出力部、30………投影手段、32………ホワイトボード、50………事務所。

Claims (4)

  1. 作業予定項目一覧が収録されたWBSデータベースと、危険要因一覧が収録されたKYデータベース、現場に従事する作業員の情報が収録されている人員データベース、および現場作業のために作成された作業指示書を含む作業データが収録されている作業指示データベースと、前記WBSデータベースと、前記KYデータベース、及び前記人員データベースから必要情報を読み出し、前記必要情報の選択により、作業指示書を作成し、前記作業指示データベースに記録する指示書作成支援ソフトウェアと、を記録した記憶部を有するサーバ端末と、
    前記サーバ端末に対してネットワークを介して接続されると共に作業現場に配置され、当該作業現場において、前記サーバ端末を介して作成した前記作業指示書を表示画面上に表示すると共に、前記作業指示書に示された作業の進捗情報を入力可能な入力手段と、前記進捗情報の入力に必要な処理を行う進捗処理支援ソフトウェアとを有する現場端末と、
    前記現場端末が出力する表示画面を拡大表示する投影手段と、を有し、
    前記作業指示データベースには、前記現場端末を介して入力された前記進捗情報を記録した作業予定表が記録されることを特徴とする建設現場の管理情報共有システム。
  2. 前記現場端末は、1つのサーバ端末に対して複数接続されており、各現場端末において同時にサーバ端末に記録されている作業指示書や作業予定表を読み出す事を可能とし、
    各現場端末において入力された進捗情報が、前記サーバ端末を介してリアルタイムで読み出し情報に反映される事を特徴とする請求項1に記載の建設現場の管理情報共有システム。
  3. 各現場端末の入力情報には、該当現場における作業員の過不足情報が含まれ、
    各現場端末の表示情報には、他の現場における前記作業員の過不足情報が含まれることを特徴とする請求項2に記載の建設現場の管理情報共有システム。
  4. 前記表示画面上に表示されると共に前記投影手段により拡大表示される前記進捗情報のうち、時間の経過と共にステータスが変動する情報は、ステータスごとに定められた色彩と共に表示されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の建設現場の管理情報共有システム。
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