JP2002073742A - 建築工事の進捗状況管理装置及び進捗状況管理表の作成方法 - Google Patents

建築工事の進捗状況管理装置及び進捗状況管理表の作成方法

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JP2002073742A
JP2002073742A JP2000267971A JP2000267971A JP2002073742A JP 2002073742 A JP2002073742 A JP 2002073742A JP 2000267971 A JP2000267971 A JP 2000267971A JP 2000267971 A JP2000267971 A JP 2000267971A JP 2002073742 A JP2002073742 A JP 2002073742A
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Shinsuke Kashiwagi
伸介 柏木
Yuzo Tainaka
雄三 田井中
Masaru Nakano
中野  勝
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 関係者の全員が容易に最新の業務の進捗情報
を共有することができ、各関係者にとって必要な情報を
過不足なく網羅する管理帳票を提供でき、なおかつ、各
関係者ごとの業務の進捗管理を徹底させて業務精度の向
上及び業務の効率化を図ることができる建築工事の進捗
状況管理装置を提供する。 【解決手段】 進捗状況管理装置1は、パターンマスタ
15等の各種ファイルを記憶したファイル記憶手段11
と、具体的情報を記憶するデータベース14と、パター
ンマスタ15の該当項目にデータベース14が保持する
情報をあてはめ、所定位置に配置して進捗状況管理表1
6を作成する作表手段17と、該進捗状況管理表16を
記憶する管理表記憶手段18と、進捗状況管理表16を
出力する出力手段19とを備える。所定の方法に従い進
捗状況管理表16を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築工事の進捗状
況を管理するための進捗状況管理装置、並びに進捗状況
管理表の作成方法及び該進捗状況管理表の作成方法をコ
ンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅等の建築物の建築工事において実施
される業務は比較的短期間でありながら、その業務項目
は非常に多岐にわたり、建築工事全体としては非常に多
くの関係者が関わることとなる。このような状況下で、
従来は、各関係者がそれぞれに業務の進捗状況の管理を
行なうとともに、関係者相互間においては電話、ファク
シミリ又は会議などにより情報伝達を行ない、業務の進
捗情報の共有化を図っていた。その際、各関係者による
進捗状況の管理方法としては、各物件に対応する行と各
業務項目に対応する列とを有し、それらの交差する位置
に各物件の各業務項目ごとに「予定日」と「実績日」と
を記入できるようにした多段組の表形式の管理帳票を用
いて行なうことが一般的であった。そして、この管理帳
票は、事業所などの設備の整っている一部の拠点ではコ
ンピュータシステム化されているが、多くは手書き又は
パソコンの表計算ソフトを用いて各関係者ごとに単独で
管理している状況であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の方法では、各関係者ごとに業務の進捗情報が
分散して管理されていることから、関係者の全員が最新
の進捗情報を共有するためには多大な労力が必要とさ
れ、効率が非常に悪いという問題があった。また、各関
係者ごとに管理が必要な業務項目は異なるにもかかわら
ず、前記管理帳票の業務項目は数種類のパターンに固定
されているために、各関係者にとって必要な項目が網羅
できず、又は不要な項目が含まれるなど、最適な管理帳
票となっていない問題があった。更に、各業務項目につ
いての進捗情報が「予定日」と「実績日」のみであるた
めに、詳細な状況を把握するためにはその都度電話やフ
ァクシミリなどにより連絡確認する必要があった。ま
た、一部のコンピュータシステム化されている拠点以外
では、各関係者ごとに単独で管理しているために、これ
らの関係者による業務の進捗管理に対する意識の低下を
誘発し、業務精度の低下や各関係者ごとの業務負荷の偏
りを招いていた。
【0004】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、関係者の全員が容易に最新の業務の進捗情報を
共有することができ、各関係者にとって必要な情報を過
不足なく網羅する管理帳票を提供でき、なおかつ、各関
係者ごとの業務の進捗管理を徹底させて業務精度の向上
及び業務の効率化を図ることができる建築工事の進捗状
況管理装置を提供することを技術課題とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記技術課題を解決する
ための具体的手段は、次のようなものである。すなわ
ち、請求項1に記載する建築工事の進捗状況管理装置
は、工事の進捗とは無関係な物件の基礎情報に関する項
目を記憶した基礎情報項目ファイルと、工事の進捗状況
を示す基準となる各種業務に関する項目を記憶した業務
項目ファイルと、複数物件の出力順序を定める基準とな
る項目を記憶した出力順項目ファイルと、前記基礎情報
項目ファイルから1又は2以上の基礎情報項目を選択し
て組み合わせた1又は2以上の基礎情報項目パターンを
記憶した基礎情報項目パターンファイルと、前記業務項
目ファイルから1又は2以上の業務項目を選択して組み
合わせた1又は2以上の業務項目パターンを記憶した業
務項目パターンファイルと、前記出力順項目ファイルか
ら1又は2以上の出力順項目を選択して組み合わせた1
又は2以上の出力順項目パターンを記憶した出力順項目
パターンファイルと、前記基礎情報項目パターン、業務
項目パターン及び出力順項目パターンを各1個ずつ選択
して組み合わせた1又は2以上のパターンマスタを記憶
したパターンマスタファイルとを記憶するファイル記憶
手段と、各物件に関する個別情報及び進捗情報を記憶す
るデータベースと、選択された1の前記パターンマスタ
の該当項目に前記データベースが保持する個別情報及び
進捗情報をあてはめるとともに所定位置に配置して進捗
状況管理表を作成する作表手段と、該進捗状況管理表を
記憶する管理表記憶手段と、前記進捗状況管理表を出力
する出力手段とを備えることを特徴とするものである。
【0006】請求項2に記載する建築工事の進捗状況管
理装置は、請求項1に記載する構成において、前記ファ
イル記憶手段が、各物件に関係する業務担当者に関する
項目を記憶した業務担当者項目ファイルと、該業務担当
者項目ファイルから1又は2以上の業務担当者項目を選
択して組み合わせた1又は2以上の業務担当者項目パタ
ーンを記憶した業務担当者項目パターンファイルとを記
憶し、前記パターンマスタが、前記基礎情報項目パター
ン、業務項目パターン、出力順項目パターン、及び業務
担当者項目パターンを各1個ずつ選択して組み合わせた
ものであることを特徴とするものである。
【0007】請求項3に記載する建築工事の進捗状況管
理装置は、請求項1に記載する構成において、前記進捗
状況管理表が、前記パターンマスタの基礎情報項目パタ
ーンに前記個別情報をあてはめて構成される基礎情報が
配置される基礎情報エリアと、前記パターンマスタの業
務項目パターンに含まれる業務項目が配置される業務項
目エリアと、該業務項目の各々に対応する前記進捗情報
が配置される進捗情報エリアとを備えていることを特徴
とするものである。
【0008】請求項4に記載する建築工事の進捗状況管
理装置は、請求項2に記載する構成において、前記進捗
状況管理表が、前記パターンマスタの基礎情報項目パタ
ーンに前記個別情報をあてはめて構成される基礎情報が
配置される基礎情報エリアと、前記パターンマスタの業
務項目パターンに含まれる業務項目が配置される業務項
目エリアと、該業務項目の各々に対応する前記進捗情報
が配置される進捗情報エリアと、前記パターンマスタの
業務担当者項目パターンに前記個別情報をあてはめて構
成される業務担当者情報が配置される業務担当者情報エ
リアとを備えていることを特徴とするものである。
【0009】請求項5に記載する建築工事の進捗状況管
理装置は、請求項3又は4に記載する構成において、前
記進捗状況管理表が、各物件ごとに前記パターンマスタ
の出力順項目パターンにより定められた基準に従う順序
で配置されていることを特徴とするものである。
【0010】請求項6に記載する建築工事の進捗状況管
理表の作成方法は、工事の進捗とは無関係な物件の基礎
情報に関する項目を記憶した基礎情報項目ファイルから
1又は2以上の基礎情報項目を選択して組み合わせるこ
とにより1又は2以上の基礎情報項目パターンを作成
し、基礎情報項目パターンファイルに記憶する段階と、
工事の進捗状況を示す基準となる各種業務に関する項目
を記憶した業務項目ファイルから1又は2以上の業務項
目を選択して組み合わせることにより1又は2以上の業
務項目パターンを作成し、業務項目パターンファイルに
記憶する段階と、複数物件の出力順序を定める基準とな
る項目を記憶している出力順項目ファイルから1又は2
以上の出力順項目を選択して組み合わせることにより1
又は2以上の出力順項目パターンを作成し、出力順項目
パターンファイルに記憶する段階と、前記基礎情報項目
パターン、業務項目パターン及び出力順項目パターンを
各1個ずつ選択して組み合わせることにより1又は2以
上のパターンマスタを作成し、パターンマスタファイル
に記憶する段階と、各物件に関する個別情報及び進捗情
報をデータベースに入力する段階と、選択された1の前
記パターンマスタの該当項目に前記データベースが保持
する個別情報及び進捗情報をあてはめるとともに所定位
置に配置して作表する段階とを有することを特徴とする
ものである。
【0011】請求項7に記載する建築工事の進捗状況管
理表の作成方法は、請求項6に記載する構成において、
各物件に関係する業務担当者に関する項目を記憶した業
務担当者項目ファイルから1又は2以上の業務担当者項
目を選択して組み合わせることにより1又は2以上の業
務担当者項目パターンを作成し、業務担当者項目パター
ンファイルに記憶する段階を有し、前記パターンマスタ
が、前記基礎情報項目パターン、業務項目パターン、出
力順項目パターン、及び業務担当者項目パターンを各1
個ずつ選択して組み合わせることにより作成することを
特徴とするものである。
【0012】請求項8に記載する建築工事の進捗状況管
理表の作成方法は、請求項6又は7に記載する構成にお
いて、既に入力された各物件に関する個別情報又は進捗
情報の変更又は更新をデータベースに入力する段階と、
変更又は更新の後の個別情報又は進捗情報に基づいて進
捗状況管理表を更新する段階とを有することを特徴とす
るものである。
【0013】請求項9に記載するコンピュータ読み取り
可能な記録媒体は、工事の進捗とは無関係な物件の基礎
情報に関する項目を記憶した基礎情報項目ファイルから
1又は2以上の基礎情報項目を選択して組み合わせるこ
とにより1又は2以上の基礎情報項目パターンを作成
し、基礎情報項目パターンファイルに記憶する段階と、
工事の進捗状況を示す基準となる各種業務に関する項目
を記憶した業務項目ファイルから1又は2以上の業務項
目を選択して組み合わせることにより1又は2以上の業
務項目パターンを作成し、業務項目パターンファイルに
記憶する段階と、複数物件の出力順序を定める基準とな
る項目を記憶している出力順項目ファイルから1又は2
以上の出力順項目を選択して組み合わせることにより1
又は2以上の出力順項目パターンを作成し、出力順項目
パターンファイルに記憶する段階と、前記基礎情報項目
パターン、業務項目パターン及び出力順項目パターンを
各1個ずつ選択して組み合わせることにより1又は2以
上のパターンマスタを作成し、パターンマスタファイル
に記憶する段階と、各物件に関する個別情報及び進捗情
報をデータベースに入力する段階と、選択された1の前
記パターンマスタの該当項目に前記データベースが保持
する個別情報及び進捗情報をあてはめるとともに所定位
置に配置して作表する段階とを有する建築工事の進捗状
況管理表の作成方法をコンピュータに実行させるための
プログラムを記録したことを特徴とするものである。
【0014】請求項10に記載するコンピュータ読み取
り可能な記録媒体は、請求項9に記載する構成におい
て、各物件に関係する業務担当者に関する項目を記憶し
た業務担当者項目ファイルから1又は2以上の業務担当
者項目を選択して組み合わせることにより1又は2以上
の業務担当者項目パターンを作成し、業務担当者項目パ
ターンファイルに記憶する段階を有し、前記パターンマ
スタが、前記基礎情報項目パターン、業務項目パター
ン、出力順項目パターン、及び業務担当者項目パターン
を各1個ずつ選択して組み合わせることにより作成する
建築工事の進捗状況管理表の作成方法をコンピュータに
実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とす
るものである。
【0015】請求項11に記載するコンピュータ読み取
り可能な記録媒体は、請求項9又は10に記載する構成
において、既に入力された各物件に関する個別情報又は
進捗情報の変更又は更新をデータベースに入力する段階
と、変更又は更新の後の個別情報又は進捗情報に基づい
て進捗状況管理表を更新する段階とを有する建築工事の
進捗状況管理表の作成方法をコンピュータに実行させる
ためのプログラムを記録したことを特徴とするものであ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る建築工事の進
捗状況管理装置の実施の形態について図面に基づいて説
明する。本発明の実施形態に係る建築工事の進捗状況管
理装置1は、図1に示すように、基礎情報項目ファイル
2、業務項目ファイル3、出力順項目ファイル4、業務
担当者項目ファイル5、基礎情報項目パターンファイル
6、業務項目パターンファイル7、出力順項目パターン
ファイル8、業務担当者項目パターンファイル9、及び
パターンマスタファイル10を記憶するファイル記憶手
段11と、個別情報12及び進捗情報13を記憶するデ
ータベース14と、選択されたパターンマスタ15(図
2参照)の該当項目にデータベース14が保持する個別
情報12及び進捗情報13をあてはめるとともに所定位
置に配置して進捗状況管理表16(図3参照)を作成す
る作表手段17と、該進捗状況管理表16を記憶する管
理表記憶手段18と、進捗状況管理表16を出力する出
力手段19と、各種の情報や命令を入力する入力手段2
0と、進捗状況管理装置1の全体の動作を制御する制御
部21とを備えるものである。以下更に詳細に説明す
る。
【0017】前記ファイル記憶手段11は、基礎情報項
目ファイル2、業務項目ファイル3、出力順項目ファイ
ル4、業務担当者項目ファイル5、基礎情報項目パター
ンファイル6、業務項目パターンファイル7、出力順項
目パターンファイル8、業務担当者項目パターンファイ
ル9、及びパターンマスタファイル10を記憶する記憶
手段である。具体的には、ハードディスクや光ディスク
などの記憶装置により構成される。このファイル記憶手
段11に記憶される各種ファイルは、進捗状況管理表1
6に配置される各種情報について、その項目や表示され
る順序及び位置等を設定するために使用されるファイル
である。以下、図2に基づいて、これらの各種ファイル
について説明する。
【0018】前記基礎情報項目ファイル2は、建築工事
の進捗とは無関係な物件の基礎情報に関する複数の項目
を記憶したファイルである。すなわち、住宅等の建築物
件については、建築工事の進捗とは関係がないが当該物
件に固有の情報として必要な基礎的事項が存在する。そ
こで、これらの基礎的な事項の中からその物件に関する
情報として進捗状況管理表16に記載する可能性がある
すべての事項を基礎情報項目22として規定し、これら
複数の基礎情報項目22を記憶したファイルが基礎情報
項目ファイル2である。基礎情報項目ファイル2に記憶
する際には、それぞれの基礎情報項目22にa01、a
02、a03…のように基礎情報項目コードが割り当て
られる。基礎情報項目ファイル2には、具体的には、契
約者の氏名、住所、電話番号、勤務先等の契約者に関す
る項目、建築地、商品名、金額、棟数、戸数、延床面
積、基礎長等の物件に関する項目、契約日、着工日、竣
工日等の既に決定している基礎的な期日に関する項目、
営業所、施工業者、建方業者、契約店等の工事業者に関
する項目、契約物件ナンバー、出荷指図ナンバー、設計
図ナンバー、見積書ナンバー等の管理コードに関する項
目、売上比率、物件状態、契約状態等の物件の契約に関
する項目、その他の様々な項目が基礎情報項目22とし
て含まれる。
【0019】前記基礎情報項目パターンファイル6は、
基礎情報項目ファイル2から1又は2以上の基礎情報項
目22を選択して組み合わせて構成した1又は2以上の
基礎情報項目パターン23を記憶したファイルである。
すなわち、進捗状況管理装置1を使用する使用者の担当
業務や使用目的によって前記進捗状況管理表16に記載
されることが必要な基礎情報項目22は異なる。そこ
で、前記基礎情報項目ファイル2に記憶された複数の基
礎情報項目22の中から、進捗状況管理表16に記載す
る必要がある項目を使用者の担当業務や使用目的ごとに
選択して1又は2以上の基礎情報項目パターン23を作
成し、記憶したファイルが基礎情報項目パターンファイ
ル6である。したがって、実際にはそれぞれの基礎情報
項目パターン23はその中に含まれる基礎情報項目22
の基礎情報項目コードa01、a02、a03…の組み
合わせにより構成される。そして、基礎情報項目パター
ンファイル6に記憶する際には、それぞれの基礎情報項
目パターン23に、A01、A02、A03…のように
基礎情報項目パターンコードが割り当てられる。また、
各基礎情報項目パターン23には他の基礎情報項目パタ
ーン23と識別するための名称を付与することもでき
る。このように、使用者の担当業務や使用目的ごとに異
なる基礎情報項目パターン23を使用することにより、
使用者ごとに必要な情報をすべて網羅した進捗状況管理
表16を作成することができる。
【0020】前記業務項目ファイル3は、工事の進捗状
況を示す基準となる各種業務に関する項目を記憶したフ
ァイルである。すなわち、住宅等の建築工事においては
非常に多岐にわたる業務が実施される。そこで、このよ
うな業務の中から工事の進捗状況の管理に必要な情報と
して進捗状況管理表16に記載する可能性があるすべて
の事項を業務項目24として規定し、これら複数の業務
項目24を記憶したファイルが業務項目ファイル3であ
る。業務項目ファイル3に記憶する際には、それぞれの
業務項目24にb01、b02、b03…のように業務
項目コードが割り当てられる。業務項目ファイル3に
は、具体的には、敷地調査実施、地質調査実施等の事前
調査に関する項目、契約締結、竣工検査、引渡し等の契
約者との手続きに関する項目、公庫申込、公庫選定結果
通知、既存宅地申請、既存宅地申請許可等の申請業務に
関する項目、基礎着工、基礎完了、外装工事開始、屋根
下時完了、建方完了、天井下地開始、天井下地完了、美
装工事開始、美装工事完了等の工事に関する項目、外装
材入荷、内装材入荷等の材料の調達に関する項目、その
他の様々な項目が業務項目24として含まれる。
【0021】前記業務項目パターンファイル7は、業務
項目ファイル3から1又は2以上の業務項目24を選択
して組み合わせた1又は2以上の業務項目パターン25
を記憶したファイルである。すなわち、進捗状況管理装
置1を使用する使用者の担当業務や使用目的によって前
記進捗状況管理表16に記載されることが必要な業務項
目24及びその配置順序は異なる。そこで、前記業務項
目ファイル3に記憶された複数の業務項目24の中か
ら、進捗状況管理表16に記載する必要がある項目を使
用者の担当業務や使用目的ごとに選択して業務の進捗順
序に従って配列することにより1又は2以上の業務項目
パターン25を作成し、記憶したファイルが業務項目パ
ターンファイル7である。したがって、実際にはそれぞ
れの業務項目パターン25はその中に含まれる業務項目
24の業務項目コードb01、b02、b03…の組み
合わせにより構成される。そして、業務項目パターンフ
ァイル7に記憶する際には、それぞれの業務項目パター
ン25に、B01、B02、B03…のように業務項目
パターンコードが割り当てられる。また、各業務項目パ
ターン25には他の業務項目パターン25と識別するた
めの名称を付与することもできる。このように、使用者
の担当業務や使用目的ごとに異なる業務項目パターン2
5を使用することにより、使用者ごとに管理が必要な業
務項目24をすべて網羅した進捗状況管理表16を作成
することができる。
【0022】前記出力順項目ファイル4は、複数物件の
出力順序を定める基準となる項目を記憶したファイルで
ある。すなわち、進捗状況管理表16に記載する建築物
件が複数存在する場合には、各物件ごとに並列に配置さ
れることとなる(図3参照)。そこで、各物件の配置さ
れる位置、すなわち出力順序を定める基準となる項目を
定める必要があり、これらの出力順項目26を記憶した
ファイルが出力順項目ファイル4である。出力順項目フ
ァイル4に記憶する際には、それぞれの出力順項目26
にc01、c02、c03…のように出力順項目コード
が割り当てられる。出力順項目ファイル4には、具体的
には、前記基礎情報項目ファイル2に記憶された基礎情
報項目22、及び前記業務項目ファイル3に記憶された
業務項目24と同様の項目が出力順項目26として含ま
れる。各出力順項目26は、例えば前記出力順項目コー
ドc01、c02、c03…のように、順位付けが可能
なキー項目を予め設定することとなっており、選択され
た出力順項目26について設定されたキー項目の順位に
従って各物件の出力順序が定められる。ここで、前記業
務項目24と同様の項目を出力順項目26として使用す
る場合には、予定日又は実績日などの日付をキー項目と
して設定し、その順序に従って各物件の出力順序を定め
ることができる。
【0023】前記出力順項目パターンファイル8は、出
力順項目ファイル4から1又は2以上の出力順項目26
を選択して組み合わせた1又は2以上の出力順項目パタ
ーン27を記憶したファイルである。すなわち、進捗状
況管理装置1を使用する使用者の担当業務や使用目的に
よって前記進捗状況管理表16における各物件の最適な
出力順序は異なる。そこで、前記出力順項目ファイル4
に記憶された複数の出力順項目26の中から、各物件の
出力順序が最適になるような基準となる項目を使用者の
担当業務や使用目的ごとに選択して1又は2以上の出力
順項目パターン27を作成し、記憶したファイルが出力
順項目パターンファイル8である。したがって、実際に
はそれぞれの出力順項目パターン27はその中に含まれ
る出力順項目26の出力順項目コードc01、c02、
c03…の組み合わせにより構成される。そして、出力
順項目パターンファイル8に記憶する際には、それぞれ
の出力順項目パターン27に、C01、C02、C03
…のように出力順項目パターンコードが割り当てられ
る。また、各出力順項目パターン27には他の出力順項
目パターン27と識別するための名称を付与することも
できる。このように、使用者の担当業務や使用目的ごと
に異なる出力順項目パターン27を使用することによ
り、使用者ごとに最適な出力順序で各物件を出力した進
捗状況管理表16を作成することができる。また、出力
順項目パターン27の作成にあたり、そこに含まれる各
出力順項目26ごとに改ページの有無の設定をすること
ができる。ここで、ある出力順項目26について改ペー
ジ有りと設定した場合には、進捗状況管理表16の出力
において、当該出力順項目26による各物件の出力が終
了した段階で改ページを行なう設定とすることができ
る。
【0024】前記業務担当者項目ファイル5は、各物件
に関係する業務担当者に関する項目を記憶したファイル
である。すなわち、住宅等の建築工事には多岐にわたる
業務をそれぞれ分担して担当する業務担当者が多数存在
する。そこで、各業務に関する業務担当者を定義する項
目の中から工事の進捗状況の管理に必要な情報として進
捗状況管理表16に記載する可能性があるすべての項目
を業務担当者項目28として規定し、これら複数の業務
担当者項目28を記憶したファイルが業務担当者項目フ
ァイル5である。業務担当者項目ファイル5に記憶する
際には、それぞれの業務担当者項目28にd01、d0
2、d03…のように業務担当者項目コードが割り当て
られる。業務担当者項目ファイル5には、具体的には、
営業担当、設計担当、建築担当、現場監督等の個人に関
する業務担当者を定義する項目、営業所属、設計課長等
の組織に関する業務担当者を定義する項目、建方業者、
仮設業者、屋根業者、水道業者、電気業者等の個別の業
者に関する業務担当者を定義する項目、その他の様々な
項目が業務担当者項目28として含まれる。
【0025】前記業務担当者項目パターンファイル9
は、業務担当者項目ファイル5から1又は2以上の業務
担当者項目28を選択して組み合わせた1又は2以上の
業務担当者項目パターン29を記憶したファイルであ
る。すなわち、進捗状況管理装置1を使用する使用者の
担当業務や使用目的によって前記進捗状況管理表16に
記載されることが必要な業務担当者項目28は異なる。
そこで、前記業務担当者項目ファイル5に記憶された複
数の業務担当者項目28の中から、進捗状況管理表16
に記載する必要がある項目を使用者の担当業務や使用目
的ごとに選択して1又は2以上の業務担当者項目パター
ン29を作成し、記憶したファイルが業務担当者項目パ
ターンファイル9である。したがって、実際にはそれぞ
れの業務担当者項目パターン29はその中に含まれる業
務担当者項目28の業務担当者項目コードd01、d0
2、d03…の組み合わせにより構成される。そして、
業務担当者項目パターンファイル9に記憶する際には、
それぞれの業務担当者項目パターン29に、D01、D
02、D03…のように業務担当者項目パターンコード
が割り当てられる。また、各業務担当者項目パターン2
9には他の業務担当者項目パターン29と識別するため
の名称を付与することもできる。このように、使用者の
担当業務や使用目的ごとに異なる業務担当者項目パター
ン29を使用することにより、使用者ごとに必要な業務
担当者に関する情報をすべて網羅した進捗状況管理表1
6を作成することができる。なお、業務担当者項目ファ
イル5及び業務担当者項目パターンファイル9は省略す
ることも可能であり、その場合には、後述するパターン
マスタ15には業務担当者項目パターン29は含まれ
ず、進捗状況管理表16には業務担当者情報エリア30
(図3参照)が含まれないこととなる。
【0026】前記パターンマスタファイル10は、前記
基礎情報項目パターン23、業務項目パターン25、出
力順項目パターン27、及び業務担当者項目パターン2
9を各1個ずつ選択して組み合わせた1又は2以上のパ
ターンマスタ15を記憶したファイルである。すなわ
ち、前記基礎情報項目パターンファイル6、業務項目パ
ターンファイル7、出力順項目パターンファイル8、及
び業務担当者項目パターンファイル9には、それぞれ進
捗状況管理装置1の使用者の担当業務や使用目的ごとに
進捗状況管理表16に記載する必要がある項目を選択し
て組み合わせた1又は2以上の基礎情報項目パターン2
3、業務項目パターン25、出力順項目パターン27、
及び業務担当者項目パターン29が記憶されている。し
たがって、最終的に使用者の担当業務や使用目的に合わ
せた最適な進捗状況管理表16とするためには、その中
から最適な基礎情報項目パターン23、業務項目パター
ン25、出力順項目パターン27、及び業務担当者項目
パターン29を各1個ずつ選択し、これに従って進捗状
況管理表16を作成することとなる。そこで、使用者の
担当業務や使用目的ごとに最適な基礎情報項目パターン
23、業務項目パターン25、出力順項目パターン2
7、及び業務担当者項目パターン29を各1個ずつ選択
して1又は2以上のパターンマスタ15を作成し、記憶
したファイルがパターンマスタファイル10である。し
たがって、実際にはそれぞれのパターンマスタ15はそ
の中に含まれる基礎情報項目パターン23の基礎情報項
目パターンコードA01、A02、A03…、業務項目
パターン25の業務項目パターンコードB01、B0
2、B03…、出力順項目パターン27の出力順項目パ
ターンコードC01、C02、C03…、及び業務担当
者項目パターン29の業務担当者項目パターンコードD
01、D02、D03…から各1個ずつ選択したものの
組み合わせにより構成される。そして、パターンマスタ
ファイル10に記憶する際には、それぞれのパターンマ
スタ15に、001、002、003…のように基礎情
報項目パターンコードが割り当てられる。また、各パタ
ーンマスタ15には他のパターンマスタ15と分類、識
別するための名称を付与することもできる。この際のパ
ターンマスタ15の名称は、進捗状況管理表16の使用
目的が明確になるような名称を付与すると好適である。
このように、進捗状況管理装置1の使用者の担当業務や
使用目的ごとに最適な基礎情報項目パターン23、業務
項目パターン25、出力順項目パターン27、及び業務
担当者項目パターン29を組み合わせて使用することに
より、使用者ごとに管理が必要な情報をすべて網羅した
進捗状況管理表16を作成することができる。
【0027】前記データベース14は、図1に示すよう
に、各物件に関する個別情報12及び進捗情報13を記
憶する記憶手段である。具体的には、前記ファイル記憶
手段11と同様、ハードディスクや光ディスクなどの記
憶装置により構成される。前記個別情報12とは、建築
物件に関する個別具体的な情報であって、建築工事の進
捗とは無関係な情報のすべてが含まれる。具体的には、
前記基礎情報項目22及び業務担当者項目28にあては
まる個別具体的な情報が主として含まれる。該個別情報
12は、建築工事の着手が決定した時点において前記入
力手段20を介して当該建築工事の関係者により入力さ
れ、データベース14に記憶される。また、個別情報1
2に変更があった場合にもその都度入力手段20を介し
て変更され、データベース14に記憶される。一方、前
記進捗情報13とは、建築工事の進捗に関する個別具体
的な情報のすべてが含まれる。具体的には、前記業務項
目24のそれぞれに関する予定日、実績日、進捗状況な
どの個別の業務についての情報が主として含まれる。該
進捗情報13は、建築工事の進行に応じて逐次最新の情
報が、前記入力手段20を介して当該業務の担当者によ
り入力、更新され、データベース14に記憶される。
【0028】前記作表手段17は、パターンマスタファ
イル10に記憶された中から選択された1のパターンマ
スタ15の該当項目にデータベース14が保持する個別
情報12及び進捗情報13をあてはめるとともに所定位
置に配置して進捗状況管理表16を作成するための手段
である。具体的には、前記ファイル記憶手段11に記憶
された各種ファイル、及びデータベース14に記憶され
た情報に基づいて制御部21に作表動作を行なわせるた
めの動作プログラム31により構成される。そして、該
動作プログラム31はハードディスク等の所定の記憶装
置に記憶されている。動作プログラム31に基づく作表
動作については、後述する進捗状況管理表16の作成方
法の説明において詳細に説明する。
【0029】前記進捗状況管理表16は、図3に示すよ
うに、基礎情報エリア32と、業務項目エリア33と、
進捗情報エリア34と、業務担当者情報エリア30とを
備えている。前記基礎情報エリア32は、パターンマス
タファイル10に記憶された中から選択された1のパタ
ーンマスタ15の基礎情報項目パターン23に含まれる
基礎情報項目22のそれぞれに、データベース14に記
憶された個別情報12をあてはめるとともに、所定の順
序及び位置に配置して構成される基礎情報が配置される
エリアである。ここでは、進捗状況管理表16の左端部
に設けられ、このうち、最上段は基礎情報項目22の各
項目名が記載され、2段目以下に具体的な個別情報12
があてはめられて配置されている。前記業務担当者情報
エリア30は、前記選択されたパターンマスタ15の業
務担当者項目パターン29に含まれる業務担当者項目2
8のそれぞれに、データベース14に記憶された個別情
報12をあてはめるとともに、所定の順序及び位置に配
置して構成される業務担当者情報が配置されるエリアで
ある。ここでは、基礎情報エリア32の右隣に設けら
れ、基礎情報エリア32と同様に、最上段は業務担当者
項目28の各項目名が記載され、2段目以下に具体的な
個別情報12があてはめられて配置されている。前記業
務項目エリア33は、前記選択されたパターンマスタ1
5の業務項目パターン25に含まれる業務項目24をそ
れぞれ所定の順序及び位置に配置したエリアである。こ
こでは、業務担当者情報エリア30の右隣の上段に設け
られ、業務項目24が左から業務の進捗順序に従って横
方向に一列に配置されている。図において各業務項目2
4の上に配置されている数字は前記業務項目コードと同
様のものである。
【0030】前記進捗情報エリア34は、業務項目エリ
ア33に配置された業務項目24の各々についての進捗
状況に関する情報であって、データベース14に記憶さ
れた進捗情報13が各々の業務項目24に対応して配置
されるエリアである。ここでは、業務項目エリア33の
下方に設けられ、各業務項目24ごとに1又は2以上の
情報欄を有して配置されている。ここでは、業務項目2
4のすぐ下の段を1段目34aとし、以下、2段目34
b、3段目34c、4段目34d、5段目34e、6段
目34f、7段目34g、8段目34hとすると、1段
目34a及び2段目34bには、それぞれ6段目34f
及び7段目34gに表示される項目名を表示している。
また、3段目34cには、進捗状況が一見してわかるよ
うに、業務項目の既完と未完を網掛けの有無により表示
している。4段目34dには予定日を、5段目34eに
は実績日をそれぞれ表示している。6段目34f及び7
段目34gには、メモ1、メモ2、関係者、日数、当初
予定日の中から選択された2個の項目を表示している。
そして、8段目34hには工事備考を表示している。な
お、ここで示した進捗情報エリア34の情報欄の配置は
例示であり、これに限定されるものではなく、業務の進
捗情報13を適切に表示することができるものであれば
他の配置とすることも可能である。
【0031】そして、進捗状況管理表16に記載する建
築物件が複数存在する場合には、各物件ごとに前記選択
されたパターンマスタ15の出力順項目パターン27に
より定められた基準に従う順序で配置される。具体的に
は、前記出力順項目パターン27に含まれる出力順項目
26にデータベース14に記憶された個別情報12をあ
てはめ、それの有するキー項目の順位に従って各物件の
出力順序を定める。そして、当該出力順序に従って、上
から順に、基礎情報エリア32の個別情報12があては
められた部分、業務担当者情報エリア30の個別情報1
2があてはめられた部分、及び進捗情報エリア34が各
物件ごとに縦方向に繰り返して配置される。
【0032】前記管理表記憶手段18は、図1に示すよ
うに、作表手段17により作成された進捗状況管理表1
6を記憶する記憶手段である。具体的には、前記ファイ
ル記憶手段11及びデータベース14と同様、ハードデ
ィスクや光ディスクなどの記憶装置により構成される。
管理表記憶手段18には、進捗状況管理表16が作成さ
れると同時に記憶され、また、データベース14に記憶
された個別情報12及び進捗情報13が変更、更新され
ることにより進捗状況管理表16の内容が更新された場
合にも、当該更新後の進捗状況管理表16が管理表記憶
手段18に記憶される。
【0033】前記出力手段19は、管理表記憶手段18
に記憶された進捗状況管理表16を所定の方法により出
力するための手段である。具体的には、CRTディスプ
レイや液晶ディスプレイなどの表示装置35、及びプリ
ンタなどの印刷装置36により構成される。そして、進
捗状況の確認等のために必要な場合には進捗状況管理表
16を表示装置35に表示出力し、報告など提出のため
に進捗状況管理表16を書類として必要な場合には印刷
装置36により印刷出力する。前記入力手段20は、進
捗状況管理装置1を使用する使用者が各種の情報や命令
を入力するための手段である。具体的には、キーボード
などの入力装置37により構成される。また、出力手段
19及び入力手段20は、1の進捗状況管理装置1につ
いて1組のみ備えることとするのも可能であるが、例え
ば図4に示すように、出力手段19及び入力手段20を
有するコンピュータ端末38を各拠点のそれぞれに配置
し、進捗状況管理装置1の本体としてファイル記憶手段
11、データベース14、作表手段17、管理表記憶手
段18及び制御部21を有するサーバー39に対して、
コンピュータネットワーク等の情報伝達手段40により
接続するとより好適である。ここで、各拠点としては、
事業所、各種工事関係業者、工事現場などの当該建築工
事に関係する関係者が存在するすべての拠点が対象とな
る。このように各拠点に出力手段19及び入力手段20
を配置することにより、各拠点において工事の関係者が
進捗状況管理表16の出力、及び個別情報12、進捗情
報13の変更、更新等の入力を行なうことができること
となるので、関係者の全員が最新の進捗状況に関する情
報を容易かつ迅速に共有することができる。
【0034】図1に示すように、進捗状況管理装置1の
全体、すなわち、ファイル記憶手段11、データベース
14、作表手段17、管理表記憶手段18、出力手段1
9、及び入力手段20の動作は、制御部21により統括
され制御される。制御部21は、具体的には、CPU、
必要なメモリ及び制御プログラム等を有して構成され
る。
【0035】次に、本発明の実施形態に係る進捗状況管
理表16の作成方法について、図5に示すフローチャー
トに基づいて説明する。なお、ここで説明する進捗状況
管理表16の作成方法は、前記進捗状況管理装置1を用
いて実施される方法であって、前記作表手段17として
の動作プログラム31に基づいて制御部21において行
なわれる作表動作の手順に等しいものである。前記進捗
状況管理表16の作成にあたっては、使用者は、担当業
務や使用目的に合わせて必要な情報をすべて網羅した進
捗状況管理表16を作成するために最適なパターンマス
タ15をパターンマスタファイル10から選択すること
となる。そこで、まず、最適なパターンマスタ15がパ
ターンマスタファイル10に記憶されているか否かを判
断する(S1)。具体的には、前記出力手段19の表示
装置35にパターンマスタ15の選択画面が表示されて
使用者に選択を促し、使用者が判断を行なう。最適なパ
ターンマスタ15が記憶されていない場合には(S1:
NO)、新たにパターンマスタ15を作成することが必
要となる。このような場合としては、パターンマスタフ
ァイル10にパターンマスタ15が全く記憶されていな
い場合と、いくつかのパターンマスタ15の記憶は既に
行なわれているが最適なパターンマスタ15が記憶され
ていない場合の両方がある。一方、最適なパターンマス
タ15が記憶されている場合には(S1:YES)、以
下のS2からS10までを行なうことなく、S11へ進
む。
【0036】新たにパターンマスタ15を作成する場合
には、当該パターンマスタ15を構成する基礎情報項目
パターン23、業務項目パターン25、出力順項目パタ
ーン27、及び業務担当者項目パターン29を各1個ず
つ選択して組み合わせることが必要となる。そこで、最
適な基礎情報項目パターン23が基礎情報項目パターン
ファイル6に記憶されているか否かを判断する(S
2)。具体的には、前記出力手段19の表示装置35に
基礎情報項目パターン23の選択画面が表示されて使用
者に選択を促し、使用者が判断を行なう。最適な基礎情
報項目パターン23が記憶されていない場合には(S
2:NO)、基礎情報項目ファイル2から担当業務や使
用目的に合わせて必要な1又は2以上の基礎情報項目2
2を選択して組み合わせることにより基礎情報項目パタ
ーン23を新たに作成し、基礎情報項目パターンファイ
ル6に記憶する(S3)。具体的には、前記出力手段1
9の表示装置35に基礎情報項目22の選択画面が表示
されて使用者に選択を促し、使用者がその中から選択し
て組み合わせることにより基礎情報項目パターン23が
作成される。この際、基礎情報項目ファイル2に必要な
基礎情報項目22が記憶されていない場合には、新たな
基礎情報項目22を基礎情報項目ファイル2に追加して
記憶させることが可能である。一方、最適な基礎情報項
目パターン23が記憶されている場合には(S2:YE
S)、当該基礎情報項目パターン23を使用することと
し、新たな基礎情報項目パターン23の作成は行なわな
い。
【0037】次に、最適な業務項目パターン25が業務
項目パターンファイル7に記憶されているか否かを判断
する(S4)。具体的には、前記出力手段19の表示装
置35に業務項目パターン25の選択画面が表示されて
使用者に選択を促し、使用者が判断を行なう。最適な業
務項目パターン25が記憶されていない場合には(S
4:NO)、業務項目ファイル3から担当業務や使用目
的に合わせて必要な1又は2以上の業務項目24を選択
して組み合わせることにより業務項目パターン25を新
たに作成し、業務項目パターンファイル7に記憶する
(S5)。具体的には、前記出力手段19の表示装置3
5に業務項目24の選択画面が表示されて使用者に選択
を促し、使用者がその中から選択して組み合わせること
により業務項目パターン25が作成される。この際、業
務項目ファイル3に必要な業務項目24が記憶されてい
ない場合には、新たな業務項目24を業務項目ファイル
3に追加して記憶させることが可能である。一方、最適
な業務項目パターン25が記憶されている場合には(S
4:YES)、当該業務項目パターン25を使用するこ
ととし、新たな業務項目パターン25の作成は行なわな
い。
【0038】その後、最適な出力順項目パターン27が
出力順項目パターンファイル8に記憶されているか否か
を判断する(S6)。具体的には、前記出力手段19の
表示装置35に出力順項目パターン27の選択画面が表
示されて使用者に選択を促し、使用者が判断を行なう。
最適な出力順項目パターン27が記憶されていない場合
には(S6:NO)、出力順項目パターンファイル8か
ら担当業務や使用目的に合わせて必要な1又は2以上の
出力順項目26を選択して組み合わせることにより出力
順項目パターン27を新たに作成し、出力順項目パター
ンファイル8に記憶する(S7)。具体的には、前記出
力手段19の表示装置35に出力順項目26の選択画面
が表示されて使用者に選択を促し、使用者がその中から
選択して組み合わせることにより出力順項目パターン2
7が作成される。この際、出力順項目ファイル4に必要
な出力順項目26が記憶されていない場合には、新たな
出力順項目26を出力順項目ファイル4に追加して記憶
させることが可能である。一方、最適な出力順項目パタ
ーン27が記憶されている場合には(S6:YES)、
当該出力順項目パターン27を使用することとし、新た
な出力順項目パターン27の作成は行なわない。
【0039】次に、最適な業務担当者項目パターン29
が業務担当者項目パターンファイル9に記憶されている
か否かを判断する(S8)。具体的には、前記出力手段
19の表示装置35に業務担当者項目パターン29の選
択画面が表示されて使用者に選択を促し、使用者が判断
を行なう。最適な業務担当者項目パターン29が記憶さ
れていない場合には(S8:NO)、業務担当者項目パ
ターンファイル9から担当業務や使用目的に合わせて必
要な1又は2以上の業務担当者項目28を選択して組み
合わせることにより業務担当者項目パターン29を新た
に作成し、業務担当者項目パターンファイル9に記憶す
る(S9)。具体的には、前記出力手段19の表示装置
35に業務担当者項目28の選択画面が表示されて使用
者に選択を促し、使用者がその中から選択して組み合わ
せることにより業務担当者項目パターン29が作成され
る。この際、業務担当者項目ファイル5に必要な業務担
当者項目28が記憶されていない場合には、新たな業務
担当者項目28を業務担当者項目ファイル5に追加して
記憶させることが可能である。一方、最適な業務担当者
項目パターン29が記憶されている場合には(S8:Y
ES)、当該業務担当者項目パターン29を使用するこ
ととし、新たな業務担当者項目パターン29の作成は行
なわない。なお、前述のように、業務担当者項目ファイ
ル5及び業務担当者項目パターンファイル9を省略する
場合には、S8及びS9は省略される。
【0040】以上のようにして新たなパターンマスタ1
5を構成する基礎情報項目パターン23、業務項目パタ
ーン25、出力順項目パターン27、及び業務担当者項
目パターン29を作成等するが、この際、S2、S4、
S6、及びS8の順序はこのフローチャートの例に限定
されるものではなく、自由に入れ替えて順序を変えるこ
とが可能である。そして、最適な基礎情報項目パターン
23、業務項目パターン25、出力順項目パターン2
7、及び業務担当者項目パターン29をそれぞれ各1個
ずつ選択して組み合わせることにより、最適なパターン
マスタ15を新たに作成し、パターンマスタファイル1
0に記憶する(S10)。具体的には、前記出力手段1
9の表示装置35に基礎情報項目パターン23、業務項
目パターン25、出力順項目パターン27、及び業務担
当者項目パターン29の選択画面が表示されて使用者に
選択を促し、使用者がその中から選択して組み合わせる
ことによりパターンマスタ15が作成される。
【0041】次に、各物件に関する個別情報12及び進
捗情報13がデータベース14に入力されているか否か
を判断する(S11)。具体的には、前記出力手段19
の表示装置35に入力画面が表示され、該入力画面の所
定の入力欄に必要な情報が入力されているか否かにより
判断する。個別情報12及び進捗情報13がデータベー
ス14に入力されていない場合には(S11:NO)、
使用者は、その時点で知り得る最新の個別情報12及び
進捗情報13を、入力手段20を介してデータベース1
4に入力する(S12)。具体的には、前記入力画面の
所定の入力欄に必要な情報を入力することにより行な
う。一方、個別情報12及び進捗情報13がデータベー
ス14に入力されている場合には(S11:YES)、
S12の作業は行わない。
【0042】その後、パターンマスタファイル10の中
から最適な1のパターンマスタ15を選択する。この最
適な1のパターンマスタ15は、前述のように新たに作
成する場合と既に記憶されていたものを使用する場合と
がある。具体的には、前記出力手段19の表示装置35
にパターンマスタ15の選択画面が表示されて使用者に
選択を促し、使用者が選択する。そして、当該パターン
マスタ15の該当項目、すなわち、当該パターンマスタ
15を構成する基礎情報項目パターン23、業務項目パ
ターン25、出力順項目パターン27、及び業務担当者
項目パターン29に含まれる各項目のうち該当する項目
に前記データベース14が保持する個別情報12及び進
捗情報13をあてはめるとともに、それらを所定位置に
配置して進捗状況管理表16を作成する(S13)。進
捗状況管理表16における各情報の配置については前記
進捗状況管理装置1の説明において説明した通りであ
る。これにより、パターンマスタ15として担当業務や
使用目的に合わせて最適なものを選択し、又は作成して
使用することができるので、必要な情報をすべて網羅し
た進捗状況管理表16を作成することができる。作成さ
れた進捗状況管理表16は、管理表記憶手段18に記憶
される(S13)。
【0043】進捗状況管理表16を作成、記憶した後
は、既に入力された各物件に関する個別情報12又は進
捗情報13の変更又は更新の有無を適宜判断する(S1
4)。具体的には、実際の建築物件に関する個別情報1
2に変更、又は建築工事の進捗の有無により使用者が判
断を行なう。個別情報12又は進捗情報13の変更又は
更新がない場合には(S14:NO)、変更又は更新が
あるまで待機する。一方、個別情報12又は進捗情報1
3の変更又は更新がされた場合には(S14:YE
S)、使用者は、その時点における最新の個別情報12
又は進捗情報13を、入力手段20を介してデータベー
ス14に入力する(S15)。具体的には、前記入力画
面の所定の入力欄に必要な情報を入力し、又は変更する
ことにより行なう。そして、変更又は更新の後の個別情
報12又は進捗情報13に基づいて進捗状況管理表16
を更新する(S16)。その後、建築工事が完了したか
否かについて判断する(S17)。この判断は、具体的
には、変更又は更新された進捗情報13に建築工事の完
了の情報が含まれているか否かにより行なう。建築工事
が完了していない場合には(S17:NO)、再び個別
情報12又は進捗情報13の変更又は更新の有無を判断
する状態へ戻る(S14)。一方、建築工事が完了した
場合には(S17:YES)、進捗状況管理表16の作
成は終了する。これにより、進捗状況管理表16を逐次
最新の情報に更新することができるので、建築工事の関
係者は進捗状況管理表16を確認することにより、最新
の進捗状況に関する情報を共有することが可能となる。
【0044】以上、進捗状況管理表16の作成方法につ
いて説明したが、これは前記進捗状況管理装置1の作表
手段17としての動作プログラム31に基づいて行なわ
れる作表動作の手順に等しいものであり、このような進
捗状況管理表の作成方法をコンピュータに実行させるた
めのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体とすることも可能である。そして、このような
記録媒体を用いることにより、既存のコンピュータシス
テムにより容易に進捗状況管理表16を作成することが
でき、該コンピュータシステムを前記進捗状況管理装置
1として使用することが可能となる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る建築工事の進捗状況管理装置によれば、基礎情報
項目パターンファイル、業務項目パターンファイル、及
び出力順項目パターンファイルを備え、その中から最適
な基礎情報項目パターン、業務項目パターン、及び出力
順項目パターンを各1個ずつ選択して組み合わせること
によりパターンマスタを作成し、それに基づいて進捗状
況管理表を作成することができるので、使用者の担当業
務や使用目的ごとに必要な情報をすべて網羅した進捗状
況管理表を作成することができる。したがって、建築工
事の各関係者にとって必要な情報を過不足なく網羅する
管理帳票を提供できるとともに、各関係者ごとの建築工
事の進捗状況の管理業務を容易にし、業務精度の向上及
び業務効率化を図ることができる。また、作成した進捗
状況管理表を紙に印刷出力することにより、そのまま報
告書や会議資料として使用することができるので、それ
らの書類の作成を簡略化することができる。更に、各関
係者が進捗情報等の入力を行なうことにより、関係者の
全員が容易に最新の業務の進捗情報を共有することがで
きるとともに、業務の進捗管理の意識を高めることがで
きる。
【0046】本発明の請求項2に係る建築工事の進捗状
況管理装置によれば、上述の効果に加えて、業務担当者
項目パターンファイルを備えることにより、当該建築工
事に関わる業務担当者に関する情報をも網羅した進捗状
況管理表を作成することができる。したがって、建築工
事の各関係者に対してより詳しい情報を網羅した管理帳
票を提供することができる。
【0047】本発明の請求項3又は4に係る建築工事の
進捗状況管理装置によれば、上述の効果に加えて、進捗
状況管理表に各種情報又は項目が配置されるエリアが設
けられていることにより、必要な情報を過不足なく網羅
し、なおかつ使用しやすい管理帳票を提供することがで
きる。
【0048】本発明の請求項5に係る建築工事の進捗状
況管理装置によれば、上述の効果に加えて、進捗状況管
理表が各物件ごとに前記パターンマスタの出力順項目パ
ターンにより定められた基準に従う順序で配置されるこ
とにより、使用者ごとに最適な出力順序で各物件を出力
した進捗状況管理表を作成することができる。
【0049】本発明の請求項6に係る建築工事の進捗状
況管理表の作成方法によれば、最適な基礎情報項目パタ
ーン、業務項目パターン、及び出力順項目パターンを作
成するとともに、これらを各1個ずつ選択して組み合わ
せてパターンマスタを作成し、それに基づいて進捗状況
管理表を作成することができるので、使用者の担当業務
や使用目的ごとに必要な情報をすべて網羅した進捗状況
管理表を作成することができる。したがって、建築工事
の各関係者にとって必要な情報を過不足なく網羅する管
理帳票を提供できるとともに、各関係者ごとの建築工事
の進捗状況の管理業務を容易にし、業務精度の向上及び
業務効率化を図ることができる。また、作成した進捗状
況管理表を出力することにより、そのまま報告書や会議
資料として使用することができるので、それらの書類の
作成を簡略化することができる。更に、各関係者が進捗
情報等の入力を行なうことにより、関係者の全員が容易
に最新の業務の進捗情報を共有することができるととも
に、業務の進捗管理の意識を高めることができる。
【0050】本発明の請求項7に係る建築工事の進捗状
況管理表の作成方法によれば、上述の効果に加えて、最
適な業務担当者項目パターンを作成することにより、当
該建築工事に関わる業務担当者に関する情報をも網羅し
た進捗状況管理表を作成することができる。したがっ
て、建築工事の各関係者に対してより詳しい情報を網羅
した管理帳票を提供することができる。
【0051】本発明の請求項8に係る建築工事の進捗状
況管理表の作成方法によれば、上述の効果に加えて、個
別情報又は進捗情報の変更又は更新をデータベースに入
力する段階と、変更又は更新の後の個別情報又は進捗情
報に基づいて進捗状況管理表を更新する段階とを有する
ことにより、進捗状況管理表を逐次最新の情報に更新す
ることができるので、建築工事の関係者は進捗状況管理
表を確認することにより、容易に最新の進捗状況に関す
る情報を共有することができる。
【0052】本発明の請求項9から11に係る建築工事
の進捗状況管理表の作成方法をコンピュータに実行させ
るためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体によれば、既存のコンピュータシステムに
より容易に進捗状況管理表を作成することができ、該コ
ンピュータシステムを前記進捗状況管理装置として使用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる進捗状況管理装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明に関わる進捗状況管理装置のファイル記
憶手段に記憶された各種ファイルの内容を示す図であ
る。
【図3】本発明に関わる進捗状況管理表の例を示す図で
ある。
【図4】本発明に関わる進捗状況管理装置の出力手段及
び入力手段を各拠点に配置した場合の例を示す図であ
る。
【図5】本発明に関わる進捗状況管理表の作成方法を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 建築工事の進捗状況管理装置 2 基礎情報項目ファイル 3 業務項目ファイル 4 出力順項目ファイル 5 業務担当者項目ファイル 6 基礎情報項目パターンファイル 7 業務項目パターンファイル 8 出力順項目パターンファイル 9 業務担当者項目パターンファイル 10 パターンマスタファイル 11 ファイル記憶手段 12 個別情報 13 進捗情報 14 データベース 15 パターンマスタ 16 進捗状況管理表 17 作表手段 18 管理表記憶手段 19 出力手段 20 入力手段 21 制御部 22 基礎情報項目 23 基礎情報項目パターン 24 業務項目 25 業務項目パターン 26 出力順項目 27 出力順項目パターン 28 業務担当者項目 29 業務担当者項目パターン 30 業務担当者情報エリア 32 基礎情報エリア 33 業務項目エリア 34 進捗情報エリア
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 19/00 300 G06F 19/00 300J (72)発明者 中野 勝 大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハ ウス株式会社内 Fターム(参考) 5B049 BB05 CC21 CC32 DD01 DD05 EE01 FF03 FF04 FF09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工事の進捗とは無関係な物件の基礎情報
    に関する項目を記憶した基礎情報項目ファイルと、工事
    の進捗状況を示す基準となる各種業務に関する項目を記
    憶した業務項目ファイルと、複数物件の出力順序を定め
    る基準となる項目を記憶した出力順項目ファイルと、前
    記基礎情報項目ファイルから1又は2以上の基礎情報項
    目を選択して組み合わせた1又は2以上の基礎情報項目
    パターンを記憶した基礎情報項目パターンファイルと、
    前記業務項目ファイルから1又は2以上の業務項目を選
    択して組み合わせた1又は2以上の業務項目パターンを
    記憶した業務項目パターンファイルと、前記出力順項目
    ファイルから1又は2以上の出力順項目を選択して組み
    合わせた1又は2以上の出力順項目パターンを記憶した
    出力順項目パターンファイルと、前記基礎情報項目パタ
    ーン、業務項目パターン及び出力順項目パターンを各1
    個ずつ選択して組み合わせた1又は2以上のパターンマ
    スタを記憶したパターンマスタファイルとを記憶するフ
    ァイル記憶手段と、各物件に関する個別情報及び進捗情
    報を記憶するデータベースと、選択された1の前記パタ
    ーンマスタの該当項目に前記データベースが保持する個
    別情報及び進捗情報をあてはめるとともに所定位置に配
    置して進捗状況管理表を作成する作表手段と、該進捗状
    況管理表を記憶する管理表記憶手段と、前記進捗状況管
    理表を出力する出力手段とを備えることを特徴とする建
    築工事の進捗状況管理装置。
  2. 【請求項2】 前記ファイル記憶手段は、各物件に関係
    する業務担当者に関する項目を記憶した業務担当者項目
    ファイルと、該業務担当者項目ファイルから1又は2以
    上の業務担当者項目を選択して組み合わせた1又は2以
    上の業務担当者項目パターンを記憶した業務担当者項目
    パターンファイルとを記憶し、前記パターンマスタは、
    前記基礎情報項目パターン、業務項目パターン、出力順
    項目パターン、及び業務担当者項目パターンを各1個ず
    つ選択して組み合わせたものであることを特徴とする請
    求項1記載の建築工事の進捗状況管理装置。
  3. 【請求項3】 前記進捗状況管理表は、前記パターンマ
    スタの基礎情報項目パターンに前記個別情報をあてはめ
    て構成される基礎情報が配置される基礎情報エリアと、
    前記パターンマスタの業務項目パターンに含まれる業務
    項目が配置される業務項目エリアと、該業務項目の各々
    に対応する前記進捗情報が配置される進捗情報エリアと
    を備えていることを特徴とする請求項1記載の建築工事
    の進捗状況管理装置。
  4. 【請求項4】 前記進捗状況管理表は、前記パターンマ
    スタの基礎情報項目パターンに前記個別情報をあてはめ
    て構成される基礎情報が配置される基礎情報エリアと、
    前記パターンマスタの業務項目パターンに含まれる業務
    項目が配置される業務項目エリアと、該業務項目の各々
    に対応する前記進捗情報が配置される進捗情報エリア
    と、前記パターンマスタの業務担当者項目パターンに前
    記個別情報をあてはめて構成される業務担当者情報が配
    置される業務担当者情報エリアとを備えていることを特
    徴とする請求項2記載の建築工事の進捗状況管理装置。
  5. 【請求項5】 前記進捗状況管理表は、各物件ごとに前
    記パターンマスタの出力順項目パターンにより定められ
    た基準に従う順序で配置されていることを特徴とする請
    求項3又は4記載の建築工事の進捗状況管理装置。
  6. 【請求項6】 工事の進捗とは無関係な物件の基礎情報
    に関する項目を記憶した基礎情報項目ファイルから1又
    は2以上の基礎情報項目を選択して組み合わせることに
    より1又は2以上の基礎情報項目パターンを作成し、基
    礎情報項目パターンファイルに記憶する段階と、工事の
    進捗状況を示す基準となる各種業務に関する項目を記憶
    した業務項目ファイルから1又は2以上の業務項目を選
    択して組み合わせることにより1又は2以上の業務項目
    パターンを作成し、業務項目パターンファイルに記憶す
    る段階と、複数物件の出力順序を定める基準となる項目
    を記憶している出力順項目ファイルから1又は2以上の
    出力順項目を選択して組み合わせることにより1又は2
    以上の出力順項目パターンを作成し、出力順項目パター
    ンファイルに記憶する段階と、前記基礎情報項目パター
    ン、業務項目パターン及び出力順項目パターンを各1個
    ずつ選択して組み合わせることにより1又は2以上のパ
    ターンマスタを作成し、パターンマスタファイルに記憶
    する段階と、各物件に関する個別情報及び進捗情報をデ
    ータベースに入力する段階と、選択された1の前記パタ
    ーンマスタの該当項目に前記データベースが保持する個
    別情報及び進捗情報をあてはめるとともに所定位置に配
    置して作表する段階とを有することを特徴とする建築工
    事の進捗状況管理表の作成方法。
  7. 【請求項7】 各物件に関係する業務担当者に関する項
    目を記憶した業務担当者項目ファイルから1又は2以上
    の業務担当者項目を選択して組み合わせることにより1
    又は2以上の業務担当者項目パターンを作成し、業務担
    当者項目パターンファイルに記憶する段階を有し、前記
    パターンマスタは、前記基礎情報項目パターン、業務項
    目パターン、出力順項目パターン、及び業務担当者項目
    パターンを各1個ずつ選択して組み合わせることにより
    作成することを特徴とする請求項6記載の建築工事の進
    捗状況管理表の作成方法。
  8. 【請求項8】 既に入力された各物件に関する個別情報
    又は進捗情報の変更又は更新をデータベースに入力する
    段階と、変更又は更新の後の個別情報又は進捗情報に基
    づいて進捗状況管理表を更新する段階とを有することを
    特徴とする請求項6又は7記載の建築工事の進捗状況管
    理表の作成方法。
  9. 【請求項9】 工事の進捗とは無関係な物件の基礎情報
    に関する項目を記憶した基礎情報項目ファイルから1又
    は2以上の基礎情報項目を選択して組み合わせることに
    より1又は2以上の基礎情報項目パターンを作成し、基
    礎情報項目パターンファイルに記憶する段階と、工事の
    進捗状況を示す基準となる各種業務に関する項目を記憶
    した業務項目ファイルから1又は2以上の業務項目を選
    択して組み合わせることにより1又は2以上の業務項目
    パターンを作成し、業務項目パターンファイルに記憶す
    る段階と、複数物件の出力順序を定める基準となる項目
    を記憶している出力順項目ファイルから1又は2以上の
    出力順項目を選択して組み合わせることにより1又は2
    以上の出力順項目パターンを作成し、出力順項目パター
    ンファイルに記憶する段階と、前記基礎情報項目パター
    ン、業務項目パターン及び出力順項目パターンを各1個
    ずつ選択して組み合わせることにより1又は2以上のパ
    ターンマスタを作成し、パターンマスタファイルに記憶
    する段階と、各物件に関する個別情報及び進捗情報をデ
    ータベースに入力する段階と、選択された1の前記パタ
    ーンマスタの該当項目に前記データベースが保持する個
    別情報及び進捗情報をあてはめるとともに所定位置に配
    置して作表する段階とを有することを特徴とする建築工
    事の進捗状況管理表の作成方法をコンピュータに実行さ
    せるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  10. 【請求項10】 各物件に関係する業務担当者に関する
    項目を記憶した業務担当者項目ファイルから1又は2以
    上の業務担当者項目を選択して組み合わせることにより
    1又は2以上の業務担当者項目パターンを作成し、業務
    担当者項目パターンファイルに記憶する段階を有し、前
    記パターンマスタは、前記基礎情報項目パターン、業務
    項目パターン、出力順項目パターン、及び業務担当者項
    目パターンを各1個ずつ選択して組み合わせることによ
    り作成することを特徴とする請求項9記載の建築工事の
    進捗状況管理表の作成方法をコンピュータに実行させる
    ためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
  11. 【請求項11】 既に入力された各物件に関する個別情
    報又は進捗情報の変更又は更新をデータベースに入力す
    る段階と、変更又は更新の後の個別情報又は進捗情報に
    基づいて進捗状況管理表を更新する段階とを有すること
    を特徴とする請求項9又は10記載の建築工事の進捗状
    況管理表の作成方法をコンピュータに実行させるための
    プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005346305A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Aiu Insurance Co 約款出力処理装置
CN110472103A (zh) * 2019-07-16 2019-11-19 北京朗道新科智能科技有限公司 一种施工业务表格管理方法、系统、存储介质和电子终端

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