JP2018180313A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】組立性が向上し、組立てる際に機器本体の外観に傷がつくことがなく、さらに、小型軽量及びグリップのホールド感の向上を実現させるグリップ部の構造を、低コストで実現すること。【解決手段】グリップ部が一体的に保持される外装カバーを備える電子機器であって、前記グリップ部は前記電子機器に設けられたマウント部から電子機器の側面(光軸方向に略平行な面)まで連続した形状となっており、前記グリップ部の外周は前記外装カバーで囲まれており、前記グリップ部は成形収縮率の異なる2つの材料が一体成形された2色成形部品であり、前記グリップ部の電子機器の側面に付勢用凸部が設けられており、前記外装カバーの前記グリップ部の外周が囲まれた領域の内観側に付勢用凹部が設けられており、前記付勢用凸部は前記グリップ部を前記電子機器に組立てる際の組立方向(光軸方向)と略並行に延伸するように形成され、前記付勢用凹部に挿通されていることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、例えばデジタル一眼レフカメラ等の撮像装置を含む電子機器に関し、特に電子機器に設けられるグリップ部の構成に関する。
デジタル一眼レフカメラなどのグリップ部は、撮影者がカメラをホールドした際のホールド感を向上させるために、従来からゴムなどの弾性ラバーを外装筺体に両面テープで貼り付ける構成を採用している。また、撮影者が大型の望遠レンズを取り付けた状態でもカメラをしっかりホールドできるように外装筺体のグリップ部には高い剛性が求められている。このため、外装筺体のグリップ部をカメラの骨格となる本体シャーシに対して外側からビスで締結し、弾性ラバー(弾性部材)を両面テープで貼りつける構成としている。
しかしながら、弾性ラバーは撮影者の手に触れる機会が多いため、撮影者の手の皮脂やハンドクリーム等による経年劣化が発生しやすく、その結果、弾性ラバーの変形や剥がれ等の問題が発生することがある。
これに対して、例えば図8に示す撮像装置200によると、弾性部材と樹脂部材の2色成形とすることで、弾性部材の変形や剥がれを抑制することができるグリップ構成が提案されている(第一の従来例)。図8において、301は交換レンズを取り付けるためのマウント部、201はマウント部近傍から撮像装置200側面まで連続的に形成されたグリップ部を示している。図9の(A)は図8の状態のZ−Z線断面図であり、図9の(B)は背面側カバーユニットを本体シャーシに組立てる途中の状態を示したZ−Z線断面図である。図9の(A)において、グリップ部201は2色成形で形成されており、203は1次側となる樹脂部材、204は2次側となる弾性部材を示している。なお、グリップ部201は撮像装置の正面側カバー202に対して撮像装置の内観側から複数のビス302によって締結されている。
また第二の従来例として、小型化に伴う強度確保の観点から、グリップ部を金属製の部材と2色成形の部材の2つに分割し、お互いの部材が交差する箇所に係止部を設けて連結されたグリップ構成が提案されている(特許文献1)。
特開2006−47857号公報
しかしながら、上記第一の従来例では、図9の(A)に示すように、1次側は樹脂部材203、2次側は弾性部材204で形成されており、成形後の収縮率は2次側の弾性部材204の方が1次側の樹脂部材203より大きい状況となっている。その結果、図9の(B)に示すように、グリップ部201は図に示す矢印Xの方向に変形する傾向がある。なお、グリップ部201と正面側カバー202は複数のビス302によって締結されているが、正面側カバー202およびグリップ部201の型構成の簡略化のため、締結部は紙面上下方向にのみ設けられている。
このため、グリップ部201が正面側カバー202に固定された正面側カバーユニット303の状態においても、前記グリップ部201の矢印X方向の変形は強制されずに残った状態となる。この状態で図9の(B)に示すように、正面側カバーユニット303が本体シャーシ206に組立てられた後、後ろカバーユニット304が図の矢印Yで示す紙面下から上に向かって組立てられる。その際、グリップ部201の先端部203(a)の図に示す矢印Xの変形が残っているため、後ろカバー205の先端部205(a)とぶつかって組立づらい、または機器本体の外観に傷がつくという問題が発生する。
さらに、図9の(A)に示すように、グリップ部201の全域において、正面側カバー202、グリップ部201の1次側の樹脂部材203および2次側の弾性部材204がオーバーラップした3層構成となっている。このため、厚み方向にスペースを確保する必要があり、グリップ部の小型化がしづらい、或いは、重量が増加するといった課題がある。
一方、上記第二の従来例では、グリップ部の一部に金属性の部材を設けているため、重量が増加する或いは製造コストが上がるといった課題がある。また、グリップ部は金属性の部材と2色成形の部材との間に連結部を設けているが、2体化故に剛性感を向上させることは難しい。さらに、連結部を設けているため、撮影者がグリップ部をしっかり握った状態において、連結部が擦れることで不必要な軋み音が発生し、その結果、撮影者が撮影に集中できなくなる問題が発生することが考えられる。
そこで本発明は、組立性が向上し、組立てる際に機器本体の外観に傷がつくことがなく、さらに、小型軽量及びグリップのホールド感の向上を実現させるグリップ部の構造を、低コストで実現する電子機器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る電子機器は、
グリップ部が一体的に保持される外装カバーを備える電子機器であって、前記グリップ部は前記電子機器に設けられたマウント部から電子機器の側面まで連続した形状となっており、前記グリップ部の外周は前記外装カバーで覆われており、前記グリップ部は成形収縮率の異なる2つの材料が1体成形された2色成形部品であり、前記グリップ部の前記電子機器の側面に付勢用凸部が設けられており、前記外装カバーの前記グリップ部の外周が覆われた領域の内観側に付勢用凹部が設けられており、前記付勢用凸部は前記グリップ部を前記電子機器に組立てる際の組立方向と略並行に延伸するように形成され、前記付勢用凹部に挿通されていることを特徴とする。
本発明によれば、組立性が向上し、組立てる際に機器本体の外観に傷がつくことがなく、さらに、小型化及びグリップのホールド感の向上を実現させるグリップ部の構造を、低コストで実現する電子機器を提供することができる。
本発明の電子機器の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラを正面側(被写体側)から見た斜視図 図1に示すカメラ本体の正面側カバーとグリップ部を分解した分解斜視図 図2の矢印B方向から見た断面図 図2に示す正面側カバーを正面側から見た斜視図 (A)はグリップ部をグリップ側面から見た斜視図、(B)はグリップ部をカメラ本体の内観側から見た斜視図、(C)はグリップ部をマウント部側から見た斜視図 正面側カバーユニットをグリップ部の側面側から見た側面図 (A)は図6に示す第2の付勢用凸部に対するE−E線断面図、(B)は図6に示す第3の付勢用凸部に対するD−D線断面図、(C)は図6に示す第1の付勢用凸部に対するC−C線断面図 従来の撮像装置の一例を示した斜視図 (A)は図8に示す従来の撮像装置のグリップ部に対するZ−Z断面図、(B)は図8に示す従来の撮像装置のZ−Z断面図
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の一例を説明する。図1は本発明の電子機器の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラを正面側(被写体側)から見た斜視図である。なお、本実施形態では、電子機器として、撮像装置の一例であるデジタル一眼レフカメラを例示するが、これに限定されない。
本実施形態のデジタル一眼レフカメラは、図1に示すように、それぞれ樹脂等で形成された正面側カバー101、上面側カバー102及び背面側カバー103によりカメラ本体100の外装を構成している。カメラ本体100は、本発明の電子機器本体の一例に相当し、正面側カバー101は、本発明の外装カバーの一例に相当する。カメラ本体100の正面側には、不図示のレンズユニットを着脱可能にするためのマウント部180が設けられている。
カメラ本体100の正面側から見て、マウント部180の左側には、撮影者が把持するグリップ部104が設けられており、マウント部180近傍からカメラ本体100の正面側から見て左側面(光軸方向に略平行な面)まで連続した形状で形成されている。なお、グリップ部104は成形収縮率の異なる2つの材料が一体成形された2色成形で形成されており、撮影者が把持する表面側(2次側)に弾性部材を配置し、撮影者が触れない内観側(1次側)に樹脂部材を配置している。これによって、撮影者が得られるホールド感とグリップの剛性感の両方を達成することが可能となっている。なお、本実施例における弾性部材の材質は樹脂部材と密着性がよい、例えばエラストマで形成されている。
グリップ部104の外周は、前記3つの外装カバー(101,102,103)で囲まれるように形成されており、特にカメラ本体100の正面側から見て下側および左側は正面側カバー101で形成されている。カメラ本体100の正面側から見て左側面には、画像や音声等を送受信するための不図示の外部インターフェース端子を覆うための端子キャップ105がグリップ部104に隣接するように設けられている。なお本実施例における端子キャップ105は開閉可能な構成とするために、例えばエラストマ等の弾性部材で形成されている。
なお前述したように、グリップ部104の外周は正面側カバー101で囲まれるように形成されていることで、端子キャップ105の開閉操作を行う際、グリップ部の表面側に形成された弾性部材と擦れて開閉操作に支障が発生しにくい構成となっている。106は背面側カバー103と正面側カバー101を不図示の本体シャーシに締結するための外装ビスである。
図2は図1に示すカメラ本体100の正面側カバー101とグリップ部104を分解した分解斜視図である。
グリップ部104は後述する2か所の位置決めダボ155、複数のビス座121を備えており、正面側カバー101に設けられた位置決め穴120と位置決めされ、複数のビス122によって締結されている。なお、複数のビス122は、外観に露出してデザイン性が損なわれないよう、カメラ本体100の内観側より締結されている。
締結部はいずれも正面側カバー101およびグリップ部104の型構成を簡略化するために光軸方向に設けられており、型強度に配慮して、マウント部180の近傍平坦部およびグリップ部104の膨らみ部に複数個所設けられている。以降、正面側カバー101とグリップ部104が締結された状態を正面側カバーユニット123と称す。
カメラ本体100の筐体部として本体シャーシ124を設けており、カメラ本体100の正面側から見て左側にストロボを発光させるためのストロボ回路基板125及びストロボを発光させるためのエネルギーを蓄えるコンデンサ126を備えている。なお、ストロボ回路基板125には高電圧素子128が実装されている。また、コンデンサ126はグリップ部104の膨らみ部の中に収納されているため、デザイン性を損なわずに撮影者のホールド感の向上とカメラ本体100の小型化が両立できている。
なお、正面側カバー101は逃げ穴127が設けられている。これについて図3を用いて説明する。図3は図2の矢印B方向から見た断面図である。
図3において、前述したように、グリップ部104は2色成形で形成されており、131は1次側の樹脂部材、132は2次側の弾性部材を示している。図の矢印Pt.Qで示す領域においては、正面側カバー101、グリップ部104の1次側の樹脂部材131および2次側の弾性部材132がオーバーラップした3層構成となっている。図の矢印Pt.Pで示す領域においては、コンデンサ126近傍のグリップ部104の外観面を小型化するために、グリップ部104の1次側の樹脂部材131および2次側の弾性部材132の2層構成となっている。
こうすることで正面側カバー101の軽量化とグリップ部104の小型化が両立できている。また、本実施例における正面側カバー101およびグリップ部104の1次側の樹脂はどちらも絶縁体である非導電樹脂で形成されている。しかし、カメラ本体100の電気システムによる影響や外装カバー(101,102,103)の電磁遮蔽性能によってはグリップ部104の1次側の樹脂を導電性樹脂で形成する必要性が生じることが考えられる。この場合、ストロボ回路基板125に実装された高電圧素子128とグリップ部104の電気的ショートを避けるために、ある一定の沿面距離を確保する必要がある。
これに対して本実施例では、正面側カバー101の逃げ穴127の形状を工夫することで、高電圧素子128とグリップ部104の間に非導電樹脂である正面側カバー101に「ついたて」の役割を持った形状を形成することが可能である。
図4は図2に示す正面側カバー101を正面側から見た斜視図である。図5の(A)はグリップ部104をグリップ側面から見た斜視図、図5の(B)はグリップ部104をカメラ本体100の内観側から見た斜視図、図5の(C)はグリップ部104をマウント部180側から見た斜視図である。
図4において、前述したように、グリップ部104の外周は正面側カバー101で囲まれるように形成されている。正面側カバー101のカメラ本体100の側面部かつ、グリップ部104の外周部には第1の付勢用凹部140、第2の付勢用凹部141、第3の付勢用凹部142が設けられている。
図5の(A)に示すグリップ部104の側面部かつ、外周部には第1の付勢用凸部150、第2の付勢用凸部151、第3の付勢用凸部152が設けられている。なお、正面側カバーユニット123の状態になると、第1の付勢用凸部150、第2の付勢用凸部151、第3の付勢用凸部152がそれぞれ第1の付勢用凹部140、第2の付勢用凹部141、第3の付勢用凹部142に挿入され係止される。
図5の(B)に示すように、グリップ部104の内観側には複数の補強リブ156が設けられており、隣接する不図示のコンデンサ126を設置するためのスペースに影響を及ばさないようアーチ状に形成されている。前述した通り、本実施例における正面側カバー101には軽量化と小型化のために一部逃げ穴127が設けられているため、正面側カバー101の剛性の低下が懸念される。これに対してグリップ部104に複数の補強リブ156を設けることでグリップ部104の剛性を向上させている。
さらに、正面側カバー101とグリップ部104の締結部を、正面側カバー101に設けられた逃げ穴127を囲むように複数個所設けている。こうすることで、正面側カバーユニット123の状態においては従来と同等の剛性が確保できる構成としている。また、撮影者がカメラ本体100を把持した際に、正面側カバー101が撓んでグリップ部104と擦れて不用意な軋み音が発生することを防いでいる。
図5の(C)に示すように、グリップ部104は3つの領域に分類されている。領域Oはグリップ部104の印象がカメラ本体100に与える影響が強い領域、領域Pは撮影者の握りやすさを左右する領域、領域Qは撮影者の爪によってキズの発生が懸念される領域としている。
なお、グリップ部104に設けられた2次側の弾性部材132の表面側には一般的に、デザイン意匠性を表現したり、撮影者のグリップ部104の握りやすさ、グリップ部104のキズや汚れを目立たなくする目的として、凹凸模様であるシボ加工が施されている。シボ加工の模様を表現するパラメータの一つとして、凹凸の深さが挙げられる。
なお、一般的に凹凸の深さを深くするほど握りやすさが向上し、キズや汚れに対して目立ちにくくなる傾向があるが、カメラ本体100としてはゴツゴツとした印象が与えられることで、軽快感のある意匠性が損なわれる懸念がある。
そこで本実施例では、撮影者の特に爪が当たってキズが目立ちやすい領域Qの凹凸の深さを深めにし、グリップ部104の印象がカメラ本体100に与える影響が強い領域Oの凹凸の深さを浅目にしている。そして、その間をつなぐ領域Pは領域Oと領域Qの凹凸の深さを滑らかにつなぐ形状としている。なお、本来であれば領域Pは撮影者の握りやすさを左右する領域のため、凹凸の深さは深くするほうが望ましいが、深くしすぎると型構造が複雑になってしまうため、型構造が複雑にならない範囲で可能な限り凹凸の深さが深い領域を増やす工夫を行っている。こうすることで、グリップ部104のキズの発生を抑制し、かつ、軽快感のある意匠性を損なわないグリップ部104を実現することができる。
図6は正面側カバーユニット123をグリップ部104の側面側から見た側面図である。図7の(A)、(B)および(C)はそれぞれ、図6に示す第2の付勢用凸部151に対するE−E線断面図、第3の付勢用凸部152に対するD−D線断面図、第1の付勢用凸部150に対するC−C線断面図である。
図7の(A)に示すように、2色成形で形成されたグリップ部104の1次側の樹脂部材131のグリップ側面側には、光軸方向に沿って延設された第2の付勢用凸部151が設けられており、正面側カバー101に設けられた第2の付勢用凹部141に挿入される。なお、この状態で第2の付勢用凸部151のカメラ本体100の側面側の面151(a)は、第2の付勢用凹部141のカメラ本体100の側面側の面141(a)に対して互いに対向して係合される。
つまり、2色成形で形成されたグリップ部104に前述した変形が生じた場合においても、正面側カバーユニット123の状態になるとその変形が抑制されることになる。この状態で正面側カバーユニット123を本体シャーシ124に組立てた後、背面側カバー103を組立てる。その際、背面側カバー103がグリップ部104の先端部172および正面側カバー101の先端部173とぶつかって組立しづらい、または機器本体の外観に傷がつくという問題を防ぐことができる。
図7の(B)に示すように、2色成形で形成されたグリップ部104の1次側の樹脂部材131のグリップ側面側には、光軸方向に沿って延設された第3の付勢用凸部152が設けられており、正面側カバー101に設けられた第3の付勢用凹部142に挿入される。なお、第3の付勢用凹部142は貫通している。この状態で第3の付勢用凸部152のカメラ本体100の側面側の面152(a)は、第3の付勢用凹部142のカメラ本体100の側面側の面142(a)に対して互いに対向して係合される。
つまり、2色成形で形成されたグリップ部104に前述した変形が生じた場合においても、正面側カバーユニット123の状態になるとその変形が抑制されることになる。
この状態で正面側カバーユニット123を本体シャーシ124に組立てた後、背面側カバー103を組立てる。その際、背面側カバー103がグリップ部104の先端部174および正面側カバー101の先端部175とぶつかって組立しづらい、または機器本体の外観に傷がつくという問題を防ぐことができる。
第3の付勢用凸部152が延設された端部および、正面側カバー101が延設された端部にはそれぞれビス穴170,171が設けられている。このため、背面側カバー103が組立てられた後、外装ビス106が不図示の背面側カバーに設けられたビス穴および、正面側カバー101に設けられたビス穴170、171を貫通して本体シャーシ124に対して締結される。
こうすることで、グリップ部104の変形を抑えつつ、本体シャーシ124に対してビスで締結することが可能になるため、グリップ部の剛性の向上、ホールド感の向上、さらに、不用意な軋み音の発生を防止することができる。
図7の(C)に示すように、2色成形で形成されたグリップ部104の角部には、1次側の樹脂部材131から光軸方向に沿って延設された第1の付勢用凸部150が設けられており、正面側カバー101に設けられた第1の付勢用凹部140に挿入される。なお、この状態で第1の付勢用凸部150のカメラ本体100の側面側の面150(a)は、第1の付勢用凹部140のカメラ本体100の側面側の面140(a)に対して互いに対向して係合される。
つまり、2色成形で形成されたグリップ部104に前述した変形が生じた場合においても、正面側カバーユニット123の状態になるとその変形が抑制されることになる。本実施例では特にグリップ部104の変形によって浮きあがりやすいグリップ部104の角部に本構成を設けることで、グリップ部104の角部が浮き上がる現象を抑制することが可能となるため、撮影者は違和感なくカメラ本体100を把持することができる。
ここで、第1の付勢用凸部150、第2の付勢用凸部151は不用意な力が加わった際でも破損しないように厚さや幅、長さが設定されている。また、第1の付勢用凸部150および第2の付勢用凸部151がそれぞれ第1の付勢用凹部140および第2の付勢用凹部141に挿入される際に、挿入性を向上させるために、少なくともどちらか一方の角部にガイド用の面取りが施されている。
なお、本実施例において、正面側カバー101とグリップ部104の係止部を3か所設けているが、特に設置個所や設置場所を限定するものではなく、グリップ部104の変形を抑制できる場所であればどこに設置しても構わない。
また、本発明の構成は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、電子機器として、レンズユニットが着脱可能なデジタル一眼レフカメラを例示したが、沈胴式レンズが内蔵されたコンパクトデジタルカメラや撮像装置以外の電子機器に本発明を適用してもよい。
100 カメラ本体、101 正面側カバー、104 グリップ部、
140 第1の付勢用凹部、141 第2の付勢用凹部、
142 第3の付勢用凹部、150 第1の付勢用凸部、
151 第2の付勢用凸部、152 第3の付勢用凸部、
180 マウント部

Claims (9)

  1. グリップ部が一体的に保持される外装カバーを備える電子機器であって、
    前記グリップ部は前記電子機器に設けられたマウント部から電子機器の側面まで連続した形状となっており、
    前記グリップ部の外周は前記外装カバーで覆われており、
    前記グリップ部は成形収縮率の異なる2つの材料が1体成形された2色成形部品であり、
    前記グリップ部の前記電子機器の側面に付勢用凸部が設けられており、
    前記外装カバーの前記グリップ部の外周が覆われた領域の内観側に付勢用凹部が設けられており、
    前記付勢用凸部は前記グリップ部を前記電子機器に組立てる際の組立方向と並行に延伸するように形成され、前記付勢用凹部に挿通されていることを特徴とする電子機器。
  2. 前記グリップ部は弾性部材と樹脂部材の2色成形で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記グリップ部と前記外装カバーの締結部は、前記電子機器の内観側から光軸方向に向かって設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記付勢用凸部は前記グリップ部の樹脂部材で形成されていることを特徴とする請求項1及至請求項3の何れか一項に記載の電子機器。
  5. 前記付勢用凸部は複数個所設けられていることを特徴とする請求項1及至請求項4の何れか一項に記載の電子機器。
  6. 前記付勢用凸部は前記外装カバーに挿通された後、前記付勢用凸部の先端部に設けられたビス穴によって本体シャーシに固定されることを特徴とする請求項1及至請求項5の何れか一項に記載の電子機器。
  7. 前記グリップ部は膨らみをもった形状をしており、膨らみをもった形状の内側にストロボ発光用のコンデンサが配設されていることを特徴とする請求項1及至請求項6の何れか一項に記載の電子機器。
  8. 前記外装カバーは前記コンデンサを逃げるための逃げ穴を設けていることを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記グリップ部は複数の補強リブを設けており、隣接する前記コンデンサの外形形状に沿ったアーチ型に形成されている請求項1及至請求項6の何れか一項に記載の電子機器。
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