JP2018180040A - 画像形成装置および画像形成装置における飛散トナーの除去方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置における飛散トナーの除去方法 Download PDF

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Abstract

【課題】飛散トナーを除去するための吸引ダクトの詰まりを効果的に防止することが可能な画像形成装置および画像形成装置における飛散トナーの除去方法を提供する。
【解決手段】感光体と、前記感光体の表面にトナーを供給する現像装置と、吸引ダクトと前記吸引ダクトに設けられた電極とを有し前記感光体と前記現像装置との間から飛散して漏れ出した飛散トナーを前記吸引ダクトの一端から吸引して捕集するトナー吸引装置とを備え、前記トナー吸引装置は、前記電極に印加する電圧の極性を反転させる制御部を有する画像形成装置である。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置および画像形成装置における飛散トナーの除去方法に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、感光ドラムと現像装置のハウジングとの隙間から漏れ出す飛散トナーを吸引して捕集するための吸引装置を備えている。
このような吸引装置を備えた画像形成装置の一例として、一端を現像装置のハウジング内部に連通させ他端に吸引ファンを接続させた導電性の吸引ダクトと、吸引ダクトにトナーと逆極性のバイアス電圧を印加する電圧印加手段とを設けた構成のものが開示されている。飛散トナー中には、画像形成に用いられるトナー(例えば負極性トナー)とは逆極性の、逆帯電トナーが多く存在する。このため、このような構成によれば、吸引ダクトの中間経路に堆積するトナー(逆帯電トナー)を減少させることができるとしている(下記特許文献1参照)。
特開2000−47484号公報
しかしながら、飛散トナーの中には逆帯電トナーだけではなく、画像形成に用いられる負極性トナーも混在している。このため、上述したように吸引ダクトに、負極性トナーと逆極性のバイアス電圧を印加する構成のものでは、吸引ダクト内への逆帯電トナーの付着は防止されるものの、負極性トナーが吸引ダクトの内壁に付着しつづける。したがって、吸引ダクトの詰まりを防止する効果が十分ではなかった。
そこで本発明は、飛散トナーを除去するための吸引ダクトの詰まりを効果的に防止することが可能な画像形成装置および画像形成装置における飛散トナーの除去方法を提供することを目的とする。
以上の目的を達成するための本発明は、感光体と、前記感光体の表面にトナーを供給する現像装置と、吸引ダクトを有し前記感光体と前記現像装置との間から飛散して漏れ出した飛散トナーを前記吸引ダクトの一端から吸引して捕集するトナー吸引装置とを備え、前記トナー吸引装置は、前記吸引ダクトに設けられた電極と、前記電極に印加する電圧の極性を反転させる制御部を有する画像形成装置である。また本発明は、このような画像形性装置における飛散トナーの除去方法でもある。
このような構成の本発明によれば、画像形成装置において飛散トナーを除去するための吸引ダクトの詰まりを効果的に防止することが可能となる。
第1実施形態の画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 第1実施形態の画像形成装置における特徴部を示す要部構成図である。 第1実施形態の画像形成装置において実施される飛散トナー除去方法を示すフローチャートである。 飛散トナー除去方法の動作を説明する構成図(その1)である。 飛散トナー除去方法の動作を説明する構成図(その2)である。 飛散トナー除去方法の動作を説明する構成図(その3)である。 飛散トナー除去方法の動作を説明する構成図(その4)である。 第1実施形態の画像形成装置の変形例を示す要部構成図である。 第2実施形態の画像形成装置における特徴部を示す要部構成図である。 第2実施形態の画像形成装置の変形例を示す要部構成図である。
以下、本発明を適用した画像形成装置および画像形成装置における飛散トナーの除去方法の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、各実施形態において共通の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
≪第1実施形態≫
図1は、第1実施形態の画像形成装置1の全体構成を示す概略図であり、電子写真方式の画像形成装置1を前面(正面)から見た構成図である。図1に示す画像形成装置1は、筐体10の上面部分に画像読取部11および操作部13を備えている。筐体10の内部には、画像読取部11側に、制御部15、画像形成部20、および転写部30が設けられ、さらにこれらの下部に定着部40および用紙供給部50が順に設けられている。また画像形成部20に近接する位置には、以降の実施形態に特徴的なトナー吸引装置100が設けられている。これらの各部材の構成は、次のようである。
<画像読取部11>
画像読取部11は、その上面で構成される原稿台11aに載置された原稿の画像を読み取って、画像データを生成する。なお、本実施形態において画像データは、画像読取部11で生成されるデータに限定されず、画像形成装置に接続されたパーソナルコンピュータや他の画像形成装置などの外部装置から受信したものであってもよい。
<操作部13>
操作部13は、画像形成装置1の本体上部に設置され、この操作部13から画像形成を行うに際しての記録紙Pの種類、紙幅、および枚数等を設定できる。
<制御部15>
制御部15は、画像形成装置1の各部を制御する。制御部15は、ここでの図示を省略したCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)を備え、画像形成装置用の各種処理プログラムに従って各種動作を行う。
<画像形成部20>
画像形成部20は、トナー像を形成するためのものであり、画像形成装置1は、例えばイエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像を形成するための4つの画像形成部20を有する。各画像形成部20は、それぞれが感光体21と、感光体21の周囲に配置された現像装置23と、感光体21のクリーニング部25とを備え、さらにここでの図示を省略した帯電部および露光部を備えている。
このうち感光体21は、駆動モーターによって回転するドラム状であり、帯電部(図示省略)によって一様に帯電されたドラム状の側周表面に、露光部(図示省略)による露光走査によって静電潜像が形成される。なお、露光部による露光走査は、例えば画像読取部11で読み取られた画像データ、または外部装置から受信した画像データに基づいて行われる。また現像装置23は、帯電部および露光部よりも感光体21の回転方向下流側で、かつクリーニング部25の上流側において、帯電させたトナーを感光体21に供給してトナー像を形成する。現像装置23の構成は、次に詳細に説明する。クリーニング部25は、帯電部および露光部よりも感光体21の回転方向上流側に配置され、感光体21の表面に静電吸着されたトナーをかき落として収集する。
図2は、第1実施形態の画像形成装置1における特徴部を示す要部構成図であり、感光体21と、現像装置23と、後に詳細を説明するトナー吸引装置100の構成を説明する図である。この図に示すように、現像装置23は、ハウジング23a、ハウジング23a内に設けられた現像ローラー23b、および撹拌ローラー23cを備えている。
ハウジング23aは、トナー2aをキャリア2bに保持させた現像剤2を収容する筐体である。このようなハウジング23aは、両側底面が閉じられた断面U字管状であり、感光体21の側周表面に断面U字管状の側壁開口を対向させた状態で、感光体21に沿って配置される。
また現像ローラー23bは、ハウジング23aの側壁開口において感光体21と平行に設けられたものであり、感光体21の側周表面に近接して配置され、感光体21と逆方向に回転可能に設けられている。この現像ローラー23bは、磁界を発生させる複数の磁極が内設され、キャリア2bの磁性によって現像剤2を表面に吸着させ、吸着させた現像剤2を回転によってハウジング23aの側壁開口に運搬する構成となっている。
撹拌ローラー23cは、螺旋形状のスクリュー部材であり、ハウジング23a内において回転可能に設けられている。この撹拌ローラー23cは、ハウジング23a内の現像剤2、およびハウジング23a内に供給されたトナー2aを撹拌することにより、摩擦帯電によってトナー2aに電荷(例えば負の電荷)を与る。また、摩擦帯電させたトナー2aを現像剤2のキャリア2bに対して吸着させる。なお、現像装置23のハウジング23a内には、負に帯電したトナー2aの他、劣化によって正に帯電した逆帯電トナー2a+が僅かに存在する。
以上のような現像装置23は、現像ローラー23bによって感光体21に現像剤2を供給し、露光によって形成された感光体21の静電線像に、負に帯電したトナー2aを吸着させてトナー像を形成する。なお、ここでの図示は省略したが、現像装置23は、現像ローラー23bとの間に所定間隔を設けて回収ローラーを配置し、現像ローラー23bの表面に吸着する現像剤2の量を調整する構成としてもよい。
<転写部30>
転写部30は、画像形成部20と並列して配置されている。この転写部30は、回転する無端ベルトとして構成された中間転写ベルト31と、中間転写ベルト31に内接された複数のローラー33a〜33dおよび一次転写部35とを備えている。また転写部30は、二次転写ローラー37、除電ローラー39、およびクリーニング部25’を備えている。
このうち中間転写ベルト31は、複数のローラー33a〜33dに掛け渡され、画像形成部20の各感光体21と逆方向に回転し、感光体21の全てに順次接触する状態で配置されている。
一次転写部35は、中間転写ベルト31の内周側で、各画像形成部20の感光体21と対向するそれぞれの位置に、各感光体21との間に、移動する中間転写ベルト31を挟持する状態で配置されている。これらの一次転写部35は、トナーと反対の極性の電圧が印加され、これにより感光体21上に付着した各色のトナーを中間転写ベルト31上に順次に転写させてカラー画像を形成する。
また二次転写ローラー37は、中間転写ベルト31の外周側において、1つのローラー33cとの間に中間転写ベルト31を挟持する状態で配置されている。二次転写ローラー37とローラー33cとが接触するニップ部は、中間転写ベルト31の外周面上に形成されたトナー画像を、以降に説明する用紙供給部50から搬送された記録紙Pに転写する転写位置となる。
さらに除電ローラー39は、中間転写ベルト31の回転方向おける二次転写ローラー37の下流側で、かつ一次転写部35の上流側において、中間転写ベルト31を挟持する状態で設けられ、中間転写ベルト31の電荷を除去する。
またクリーニング部25’は、除電ローラー39と一次転写部35との間における中間転写ベルト31の外周側において、1つのローラー33aに対して対向する位置に設けられ、中間転写ベルト31に形成されたカラー画像を構成するトナーをかき落とす。
<定着部40>
定着部40は、次に説明する用紙供給部50から搬送された記録紙Pの搬送方向に対して、転写部30における二次転写ローラー37の下流側に配置されている。この定着部40は、二次転写ローラー37から供給された記録紙Pを加熱した状態でニップして搬送し、記録紙Pに転写されたトナー像を記録紙Pに定着させる。また、トナー像を定着させた記録紙Pを筐体10の外部に排出する。
<用紙供給部50>
用紙供給部50は、転写部30における二次転写ローラー37に近接して配置されている。この用紙供給部50は、記録紙Pを収納するカセット51と、カセット51に収納された記録紙Pを送り出す送り出しローラー53、送り出しローラー53で送り出された記録紙Pを搬送する搬送ローラー55とを備えている。そして搬送ローラー55により、二次転写ローラー37とローラー33cとの間における中間転写ベルト31の外周側に、中間転写ベルト31と共に記録紙Pを挟持させる。
<トナー吸引装置100>
図1および図2に示すように、トナー吸引装置100は、画像形成部20に近接する位置に設けられている。このトナー吸引装置100は、各画像形成部20における感光体21と現像装置23のハウジング23aとの隙間から漏れ出す飛散トナーを吸引して捕集するためのものである。飛散トナーの中には、通常の負に帯電したトナー2a、および劣化によって正に帯電した逆帯電トナー2a+が存在する。
このようなトナー吸引装置100は、吸引ダクト101、フィルタ103、吸引ファン105、電極107a〜107c、および制御部108を備えている。これらの要素の詳細な構成は次のようである。
[吸引ダクト101]
吸引ダクト101は、筒状の吸引経路であって、各画像形成部20に対応して設けられている。これらの吸引ダクト101は、一端側を吸引端101aとし、この吸引端101aを感光体21と現像装置23のハウジング23aとの隙間に近接して配置している。また吸引端101aは、感光体21に近接させて現像装置23のハウジング23a内部に連通させてもよい。
一方、各吸引ダクト101の他端は、排気端101bとして画像形成部20から引き出され、共通の吸引ダクトとして統合され、統合された端部が各吸引ダクト101の共通する排気端101bとなっている。このような各吸引ダクト101は、画像形成装置1の筐体10内の限られたスペースにおいて引き回して配置されている。
[フィルタ103]
フィルタ103は、トナー2aを捕獲するものであって、通気を確保した状態で吸引ダクト101の排気端101bを閉塞するように設けられている。
[吸引ファン105]
吸引ファン105は、吸引ダクト101の排気端101bにおいてフィルタ103の外側に配置され、各吸引ダクト101の吸引端101aから吸引した気体を、排気端101bから排気する。
[電極107a〜107c]
電極107a〜107cは、吸引ダクト101の延設方向に沿って、吸引ダクト101の下面に配置されている。特に、これらの電極107a〜107cが配置される位置は、吸引ダクト101の下部の内壁が凹状の角部(すなわち入り隅)を構成している部分に好ましく配置される。このような凹状の角部は、吸引ダクト101内における気流が滞留し易く、吸引ダクト101内に吸引されたトナー2aが溜り易い部分である。図2には、吸引ダクト101の下部の内壁に、吸引ダクト101の経路に沿って3か所の凹状の角部が形成されている構成を示している。この場合、吸引ダクト101の吸引端101a側から順に、電極107a、電極107b、および電極107cが、凹状の角部の外側に沿って配置されていることとする。
なお、ここでは図1における最下部の画像形成部20に設けた吸引ダクト101を例示し、吸引ダクト101に対する電極107a〜107cの配置を説明した。しかしながら、電極107a〜107cの配置個数および配置位置は、吸引ダクト101の引き回しのレイアウトによるため、吸引ダクト101毎に異なっていてよい。また電極107a〜107cは、吸引ダクト101の内壁の凹状の角部に対応する位置だけではなく、吸引ダクト101の延設方向に沿って、これらの角部間にも配置されていてもよい。
[制御部108]
制御部108は、吸引ファン105および各電極107a〜107cに接続され、これらの駆動を制御することにより、トナー吸引装置100による飛散トナーの除去を実施する。このような制御部108は、ここでの図示を省略したCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)を備え、図1に示した制御部15の一部として構成されている。以下、この制御部108を含む制御部15によって実施される飛散トナー除去方法を説明する。
<飛散トナー除去方法>
図3は、第1実施形態の画像形成装置において実施される飛散トナー除去方法を示すフローチャートである。図4〜図7は、第1の飛散トナー除去方法の動作を説明する示す構成図(その1)〜(その4)である。これらの図を用いて説明する飛散トナー除去方法は、上述した画像形成装置1の制御部15および制御部108によって実施される処理内容であり、図3のフローチャートに沿って、先の図1と共に図4〜および図7を参照しつつ、飛散トナー除去方法を説明する。
[ステップS101]
先ず、ステップS101において、画像形成装置1の制御部15は、印刷ジョブを開始する。ここでは、画像形成装置1の操作部13からの入力操作によって、制御部15が画像形成のための印刷ジョブを開始する。これをトリガーとして、次のステップ102以降の処理が開始される。
[ステップS102]
ステップS102において、制御部108は、吸引ファン105を駆動させることにより、吸引ダクト101からの吸引を開始する。
[ステップS103]
次にステップS103において、制御部108は、印刷ジョブが完了したか否かを判断する。印刷ジョブが完了していない(NO)と判断した場合には、次のステップS104に進む。一方、印刷ジョブが完了した(YES)と判断した場合には、ステップS108に進む。
[ステップS104]
ステップS104において、制御部108は、トナーの飛散量が閾値を超えたか否かを判断する。ここでトナーの飛散量とは、感光体21と現像装置23のハウジング23aとの隙間から漏れ出して飛散したトナー(飛散トナー)の量である。飛散トナーは、通常の負に帯電したトナー2a、および劣化によって正に帯電した逆帯電トナー2a+を含む。このようなトナーの飛散量は、印刷ジョブの履歴から予測した量であってよい。例えば画像読取部11や外部装置から受信した画像データの印刷面積と、トナーの飛散量との間の相関関係を予め求めておく。そして、印刷面積が所定値以上となった場合に、トナーの飛散量が閾値を超えたと判断する。
また、トナーの飛散量の予測には、印刷面積の他の予測因子を加えてもよい。このような予測因子としては、(1)感光体21の回転速度、(2)現像ローラー23bの回転速度、(3)画像形成装置1の設置雰囲気の湿度、および(4)現像剤2の走行時間が例示される。
このうち、(1)感光体21の回転速度および(2)現像ローラー23bの回転速度は、大きい値であるほど、トナーの飛散量が増加する。このため、予測因子にこれらの値を加えることにより、トナーの飛散量を正確に予測することが可能となる。これらの値は、操作部13において設定された印刷速度から求められる。
また(3)画像形成装置1の設置雰囲気の湿度は、湿度が高いほどトナーが帯電しにくくなり、トナーの飛散量が増加する。このため予測因子に湿度を加えることにより、トナーの飛散量を正確に予測することが可能となる。この値は、画像形成装置1にここでの図示を省略した湿度計を設けておき、この湿度計で測定された値を用いる。
さらに(4)現像剤2の走行時間は、現像装置23のハウジング23a内においての現像剤2、主としてキャリア2bの走行時間である。キャリア2bの走行時間が長いほど、キャリア2bが劣化して帯電能力が低下するため、トナーが帯電しにくくなり、トナーの飛散量が増加する。このため予測因子に現像剤2の走行時間を加えることにより、トナーの飛散量を正確に予測することが可能となる。この値は、例えば撹拌ローラー23cの回転速度と回転時間とから求められる。
トナーの飛散量の予測には、印刷面積の他に、これらの(1)〜(4)の予測因子のうちの少なくとも1つを加えることにより、トナーの飛散量をより正確に予測し、予測したトナーの飛散量が閾値を超えたか否かを、より正確に判断することができる。そして、トナーの飛散量が閾値を超えた(YES)と判断した場合には、次のステップS105に進む。一方、トナーの飛散量が閾値を超えていない(NO)と判断した場合には、ステップS103に戻る。
[ステップS105]
ステップS105において、制御部108は、感光体21にトナー像が有るか否かを判断する。ここで、連続する印刷ジョブの実行中においては、画像形成のための印刷と印刷との間のいわゆる紙間には、感光体21にトナー像は形成されない。ただし、紙間においては、トナー像の濃度を安定化させるための基準となるトナーパッチが、定期的にトナー像として感光体21に形成される。
このためここでは、紙間であって、トナーパッチの形成中ではない場合に、感光体21にトナー像が無い(NO)と判断し、ステップS106に進む。一方、画像形成のための印刷中であるか、またはトナーパッチの形成中である場合には、感光体21にトナー像が有る(YES)と判断し、ステップS106’に進む。
[ステップS106]
ステップS106において、制御部108は、電極107a〜107cの全てに、同極性の電圧を印加する。ここで印加する電圧は、同極性であれば正・負のどちらであってもよいが、同一極性の電圧を所定時間だけ印加する。
例えば図4に示すように、制御部108は、電極107a〜107cの全てに正電圧を印加することとする。これにより、吸引ダクト101の吸引端101aから吸引された飛散トナーのうち、負に帯電したトナー2aは、吸引ダクト101内において正電圧が印加された電極107a〜電極107cが配置されている壁面に吸着される。一方、正に帯電した逆帯電トナー2a+のうち、気流の滞留によって吸引ダクト101内の凹状の角部に溜まっていた逆帯電トナー2a+は、電極107a〜電極107cに印加された正電圧によって形成された電界により、吸引ダクト101の内壁から引きはがされて排気端101bに吸引される。
これに対し図5に示すように、電極107a〜107cの全てに負電圧を印加した場合には、正に帯電した逆帯電トナー2a+が、負電圧が印加された電極107a〜電極107cが配置されている壁面に吸着される。一方、吸引ダクト101内の凹状の角部に溜まっていた負に帯電したトナー2aは、吸引ダクト101の内壁から引きはがされて排気端101bに吸引される。
また制御部108は、電極107a〜107cのそれぞれに、異なる値の電圧を印加する。電極107a〜107cに印加される電圧は、画像形成装置1の制御回路に対するノイズの要因ともなる放電を生じさせることなく、十分に飛散トナーを(負に帯電したトナー2aおよび逆帯電トナー2a+)を吸引ダクト101の内壁から引き剥がすことが可能な電界が形成される電圧である。このような電圧は、電極107a〜107cが配置されている部分の吸引ダクト101の形状によって異なる値である。吸引ダクト101の形状には、吸引ダクト101の開口幅も含まれる。より詳しくは、電極107a〜107cが配置されている部分の吸引ダクト101の開口幅が小さいほど低い電圧であり、さらに対向する吸引ダクトの壁面が急峻な凸状であるほど低い電圧であることとする。
また、ここでの電圧の印加時間は、十分に飛散トナーを(負に帯電したトナー2aおよび逆帯電トナー2a+)を吸引ダクト101の内壁から引き剥がすことが可能な時間であり、一例として内径が30mm程度の吸引ダクト101であれば、20ms以上の所定時間に設定される。
[ステップS106’]
一方、ステップS106’において、制御部108は、電極107a〜107cのうち、吸引ダクト101の吸引端101aに近く配置された電極107aを除く他の電極107b,107cに対して、同極性の電圧を印加する。ここで電極107b,107cに印加する電圧は、同極性であれば正・負のどちらであってもよいが、ステップS106での処理と同様に、同一極性の電圧を所定時間だけ印加する。
例えば図6に示すように、制御部108は、電極107b,107cのみに正電圧を印加する。この場合、吸引ダクト101の吸引端101aに近い、感光体21や現像ローラー23bに付着しているトナー2aに対して電界の影響を及ぼすことなく、飛散トナーのうち負に帯電したトナー2aが、電極107a,107cが配置されている壁面に吸着される。一方、正に帯電した逆帯電トナー2a+のうち、気流の滞留によって吸引ダクト101内の凹状の角部に溜まっていた逆帯電トナー2a+は、電極107b,107cに印加された正電圧によって形成された電界により、吸引ダクト101の内壁から引きはがされて排気端101bに吸引される。
これに対し図7に示すように、電極107b,107cのみに負電圧を印加した場合には、吸引ダクト101の吸引端101aに近い、感光体21や現像ローラー23bに付着しているトナー2aに対して電界の影響を及ぼすことなく、飛散トナーのうち正に帯電した逆帯電トナー2a+が、負電圧が印加された電極107b,107cが配置されている壁面に吸着される。一方、吸引ダクト101内の電極107b,107cに対応する凹状の角部に溜まっていた負に帯電したトナー2aは、吸引ダクト101の内壁から引きはがされて排気端101bに吸引される。
この際、制御部108は、電極107b,107cのそれぞれに、適する値の電圧を印加すること、およびここでの電圧の印加時間はステップS106と同様である。
[ステップS107]
次にステップS107において、制御部108は、電極107a〜電極107cに印加する電圧の極性の設定を反転させる。これにより、次にステップS106またはステップS106’を実施する際には、前回とは逆極性の電圧が電極107a〜107cに印加されることになる。以上の後には、ステップS103に戻る。
[ステップS108]
ステップS108において、制御部108は、印刷ジョブが完了してから所定時間が経過したか否かを判断する。そして経過した(YES)と判断された場合に次のステップS109に進む。
[ステップS109]
ステップS109において、制御部108は、吸引ファン105の駆動を停止して、吸引ダクト101からの吸引を終了させ、飛散トナーの除去処理を終了する。
<第1実施形態の効果>
以上説明した第1実施形態の構成によれば、吸引ダクト101に設けた電極107a〜107cに印加する電圧の極性の設定が、制御部108によって同時に反転する。これにより、吸引ダクト101内に吸着した飛散トナーをその帯電極性によらずに交互に引きはがして吸引することが可能である。これにより、画像形成装置1に設けたトナー吸引装置100における吸引ダクト101の詰まりを効果的に防止することが可能となる。
さらに電極107a〜107cに対する電圧の印加を、トナーの飛散量が閾値を超えた場合に限定したことにより、負に帯電したトナー2aおよび逆帯電トナー2a+の吸引ダクト101への吸引が、電界によって阻害され続けることも防止される。
なお、上述した第1実施形態における飛散トナー除去方法では、電極107a〜電極107cを、吸引ダクト101の吸引端101aに近く配置された電極107aであるか、それ以外の電極107b,107cであるかに分けて電圧を印加する手順とした。しかしながら、吸引ダクト101の吸引端101aに近接した電極107aへの電圧の印加が、感光体21や現像ローラー23bに吸着したトナー2aに影響を及ぼすことが無ければ、図3に示したステップS105およびステップS106を実施する必要はない。
≪第1実施形態の変形例1≫
図8は、第1実施形態の画像形成装置の変形例を示す要部構成図である。この図に示すように、画像形成装置1のトナー吸引装置100’は、吸引ダクト101’が導電性のもので構成された電極となっていてもよい。この場合、吸引ダクト101’は、電極として制御部108’に接続されていることとする。なお制御部108’は、第1実施形態の制御部108と同様のものであって、図1に示した制御部15の一部として構成されている。この制御部108’は、吸引ファン105、および電極としての吸引ダクト101’に接続され、トナー吸引装置100’による飛散トナーの除去を実施する。
<飛散トナー除去方法>
このような構成のトナー吸引装置100’に設けられた制御部108’による飛散トナー除去方法は、次のようである。
すなわち、電極となる吸引ダクト101’への電圧の印加が、感光体21や現像ローラー23bに吸着したトナー2aに影響を及ぼすことが無ければ、図3に示したフローチャートからステップS105およびステップS106を取り除く。そして、ステップS106’においては、第1実施形態で説明した手順と同様に、電極となる吸引ダクト101’への電圧の印加を実施する。
これに対し、電極となる吸引ダクト101’への電圧の印加が、感光体21や現像ローラー23bに吸着したトナー2aに影響を及ぼすことが有る場合には、図3のフローチャートからステップS106’を取り除く。そして、ステップS105でトナー像無し(NO)と判断されるまでステップS105の判断を繰り返すフローとし、ステップS105でトナー像無し(NO)と判断された場合に、ステップS106において、電極となる吸引ダクト101’への電圧の印加を実施する。
<第1実施形態の変形例の効果>
このような変形例の構成であっても、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能である。またこのような構成によれば、電極となる吸引ダクト101’に対して正の電圧が印加された場合に、吸引ダクト101’の内壁全体から引きはがされた逆帯電トナー2a+は、吸引ダクト101’の内壁の何れの部分にも再付着することなく吸引ダクト101’の排気端101b側に吸引させることができる。同様に、電極となる吸引ダクト101’に対して負の電圧が印加された場合に、吸引ダクト101’の内壁全体から引きはがされた負に帯電したトナー2aは、吸引ダクト101’の内壁の何れの部分にも再付着することなく吸引ダクト101’の排気端101b側に吸引させることができる。
≪第2実施形態≫
図9は、第2実施形態の画像形成装置における特徴部を示す要部構成図であり、感光体21と、現像装置23と、後に詳細を説明するトナー吸引装置200の構成を説明する図である。この図に示す第2実施形態の画像形成装置が第1実施形態の画像形成装置と異なるところは、トナー吸引装置200が、対向電極201a〜201cを備えたところにある。他の構成は第1実施形態と同様である。このためここでは、トナー吸引装置200の対向電極201a〜201cの構成を説明し、他の第1実施形態と同様の構成の説明は省略する。
<トナー吸引装置200>
[対向電極201a〜201c]
対向電極201a〜201cは、電極107a〜107cと対向させる状態で、吸引ダクト101の延設方向に沿って配置され、主に吸引ダクト101の上部に配置されている。これにより、吸引ダクト101には、その延設方向に沿った上下に、電極107aと対向電極201a、電極107bと対向電極201b、および電極107cと対向電極201cの各電極対が設けられた状態となっている。
これらの対向電極201a〜201cは、電極107a〜107cと共に制御部208に接続されていることとする。なお制御部208は、第1実施形態の制御部108と同様の構成であって、図1に示した制御部15の一部として構成されている。この制御部208は、吸引ファン105、電極107a〜107c、および対向電極201a〜201cに接続され、トナー吸引装置200による飛散トナーの除去を実施する。
<飛散トナー除去方法>
このような第2実施形態のトナー吸引装置200において実施される飛散トナー除去方法は、図3のフローチャートを用いて説明した第1実施形態の飛散トナー除去方法と同様である。
ただし、ステップS106およびステップS106’において電極107a〜107cに電圧を印加する場合には、対向電極201a〜201cに対しては、電極107a〜107cと逆極性の電圧を印加することが重要である。これにより、吸引ダクト101を挟んで上下に配置された各電極対の間で、電界の向きが上下方向の何れかの一方向のみに向かうようになっている。一例として、図9には、電極107a〜107cに負電圧を印加し、対向電極201a〜201cに正電圧を印加した場合を図示している。この場合、図9に破線矢印で示したように各電極対の間には、下向きの電界のみが発生する。
これに対し、電極対の間の電圧の極性が逆極性であっても、電極107a〜107cの極性が同一でなく、また対向電極201a〜201cの極性が同一でない場合には、吸引ダクト101の排気端101b側から吸引端101a側に向かう電界が発生する場合がある。この場合、吸引ダクト101内の飛散トナーに対して吸引端101aに向かって移動させるように電界が働くことになる。
したがって、ステップS106およびステップS106’において、制御部208は、電極107a〜107cに対して同一極性の電圧を印加し、対向電極201a〜201cには同一の逆極性の電圧を印加する。
またステップS107において、制御部208は、電極107a〜電極107cに印加する電圧の極性の設定を反転させる際には、対向電極201a〜201cに印加する電圧の極性も反転させる。これにより、次にステップS106またはステップS106’を実施する際には、前回とは逆極性の電圧が電極107a〜107cおよび対向電極201a〜201cに印加される。したがって、吸引ダクト101を挟んで上下に配置された各電極対の間で、電界の向きの上下が変転することになる。
<第2実施形態の効果>
以上説明した第2実施形態の構成であっても、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能である。また特に第2実施形態は、吸引ダクト101を挟んで上下に配置された各電極対に逆極性の電圧を印加する構成である。これにより、電極107a〜電極107cに印加した電圧によって吸引ダクト101から引きはがされた飛散トナーは、対向電極201a〜201cに印加された逆極性の電圧によって吸引ダクト101の内面に押しつけられることが防止され、排気端101b側に吸引される。同様に、対向電極201a〜201cに印加した電圧によって吸引ダクト101から引きはがされた飛散トナーは、電極107a〜電極107cに印加された逆極性の電圧によって吸引ダクト101の内面に押しつけられることが防止され、排気端101b側に吸引される。
なお、上述した第2実施形態は、電極107a〜107cおよび対向電極201a〜201cの両方を制御部208に接続して電圧を印加する構成とした。しかしながら、電極107a〜107cおよび対向電極201a〜201cの何れか一方は、接地電極であってもよい。接地電極は、制御部208に接続されていなくてよい。
この場合、制御部208に接続された電極、すなわち接地されていない電極(例えば電極107a〜107c、または対向電極201a〜201c)に対して、図3のフローチャートを用いて説明した第1実施形態の飛散トナー除去方法と同様に電圧を印加すればよい。これにより、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
また別の例として各電極対のうちの何れか一方、すなわち電極107aと対向電極201aの何れか一方、電極107bと対向電極201bの何れか一方、および電極107cと対向電極201cの何れか一方が、接地電極であってもよい。この場合、図3のフローチャートを用いて説明した第1実施形態の飛散トナー除去方法のステップS106,S106’において、制御部208は、吸引ダクト101を挟んで上下に配置された各電極対の間で、電界の向きが上方向または下方向の何れかに揃って向かうように電圧を印加する。
≪第2実施形態の変形例≫
図10は、第2実施形態の画像形成装置の変形例を示す要部構成図である。この図に示すように、画像形成装置のトナー吸引装置200’は、対向電極201が、電極107a〜107cに対して共通のものとして一体に配置されていてもよい。
この対向電極201は、図示したように接地されたものであってもよいし、制御部208’に接続されたものであってもよい。なお制御部208’は、第1実施形態の制御部108と同様のものであって、図1に示した制御部15の一部として構成されている。この制御部208’は、吸引ファン105、および電極107a〜107cに接続され、トナー吸引装置200による飛散トナーの除去を実施する。
<飛散トナー除去方法>
このような構成のトナー吸引装置200’に設けられた制御部208’による飛散トナー除去方法は、図3のフローチャートを用いて説明した第1実施形態の飛散トナー除去方法と同様に電圧を印加すればよい。これにより、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお以上に説明した各実施形態および変形例においては、トナーがキャリアに吸着された2成分系の現像剤を用いた画像形成装置を例示して本発明を説明した。しかしながら、本発明の画像形成装置よび飛散トナーの除去方法は、これに限定されることはなく、キャリアを用いない1成分系のトナーを用いる構成にも適用可能であり、同様の効果を得ることができる。
1…画像形成装置
2a…トナー
2b…キャリア
21…感光体
23…現像装置
23a…ハウジング
23b…現像ローラー
100,100’,200,200’…トナー吸引装置
101…吸引ダクト
101’…吸引ダクト(電極)
101a…吸引端(吸引ダクトの一端)
107a,107b,107c…電極
108,108’,208,208’…制御部
201a,201b,201c…対向電極

Claims (16)

  1. 感光体と、
    前記感光体の表面にトナーを供給する現像装置と、
    吸引ダクトを有し前記感光体と前記現像装置との間から飛散して漏れ出した飛散トナーを前記吸引ダクトの一端から吸引して捕集するトナー吸引装置とを備え、
    前記トナー吸引装置は、
    前記吸引ダクトに設けられた電極と、
    前記電極に印加する電圧の極性を反転させる制御部を有する
    画像形成装置。
  2. 前記電極は、少なくとも前記吸引ダクトの下面に設けられた
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記電極は、前記吸引ダクトの延設方向に沿って複数設けられ、
    前記制御部は、前記吸引ダクトの延設方向に沿って設けられた複数の電極に印加される電圧を同一極性にする
    請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記電極が配置されている前記吸引ダクトの形状によって異なる電圧を前記電極に印加する
    請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記電極は、少なくとも前記吸引ダクトの下側の内壁が凹状の角部を構成している部分に設けられた
    請求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記電極は、前記吸引ダクトを挟んだ上下に対向して配置され、
    前記制御部は、前記対向して配置された一対の電極の少なくとも一方に電圧を制御することにより、前記一つの電極の間に生じる電界を同一の一方向から同期して反転させる
    請求項1〜5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記一対の電極の一方は、接地電極である
    請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記感光体と前記現像装置との間の前記トナーの飛散量が閾値を超える毎に、前記電極に印加する電圧の極性を反転させて所定時間だけ前記電極に電圧を印加する
    請求項1〜7の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. 感光体と、
    前記感光体の表面にトナーを供給する現像装置と、
    吸引ダクトを有し前記感光体と前記現像装置との間から飛散して漏れ出した飛散トナーを前記吸引ダクトの一端から吸引して捕集するトナー吸引装置とを備えた画像形成装置における飛散トナーの除去方法であって、
    前記吸引ダクトに設けられた電極に印加する電圧の極性を、制御部によって反転させる
    画像形成装置における飛散トナーの除去方法。
  10. 前記制御部は、前記電極が配置されている前記吸引ダクトの形状によって異なる電圧を前記電極に印加する
    請求項9に記載の画像形成装置における飛散トナーの除去方法。
  11. 前記制御部は、前記感光体と前記現像装置との間の前記トナーの飛散量が閾値を超える毎に、前記電極に印加する電圧の極性を反転させて所定時間だけ前記電極に電圧を印加する
    請求項9または10に記載の画像形成装置における飛散トナーの除去方法。
  12. 前記制御部は、前記画像形成装置によって形成する画像データの印刷面積に基づいて、前記トナーの飛散量を予測し、その予測値が閾値を超える毎に、所定時間だけ前記電極に電圧を印加する
    請求項11に記載の画像形成装置における飛散トナーの除去方法。
  13. 前記制御部は、前記飛散トナーの飛散量の予測因子として、前記感光体の回転速度を用いる
    請求項12に記載の画像形成装置における飛散トナーの除去方法。
  14. 前記制御部は、前記飛散トナーの飛散量の予測因子として、前記現像装置に備えられた現像ローラーの回転速度を用いる
    請求項12または13に記載の画像形成装置における飛散トナーの除去方法。
  15. 前記制御部は、前記飛散トナーの飛散量の予測因子として、前記画像形成装置が配置された環境の湿度を用いる
    請求項12〜14の何れか1項に記載の画像形成装置における飛散トナーの除去方法。
  16. 前記制御部は、前記飛散トナーの飛散量の予測因子として、前記現像装置のハウジング内に収容されたキャリアの走行時間を用いる
    請求項12〜15の何れか1項に記載の画像形成装置における飛散トナーの除去方法。
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