JP2011112760A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】集塵ボックス及びファンを設けることなく、トナー供給口付近で飛散しているトナーがトナー供給口から現像装置の外部へ漏れ出すことを防止できる現像装置を提供する。
【解決手段】現像装置141は、トナー供給口35を有する筐体21と、トナー供給口35に面して筐体21内に配置されており、トナーを担持しながら回転することによりトナー供給口35にトナーを搬送するトナー担持ローラ19と、トナー担持ローラ19と対向して筐体21内に配置されており、二成分現像剤を担持しながら回転することによりトナー担持ローラ19と対向する対向箇所31に二成分現像剤を搬送し、トナー担持ローラ19に二成分現像剤中のトナーを供給する現像剤担持ローラ17と、筐体21内に配置されて現像剤担持ローラ17の回転により生じる空気の流れの通路となり、トナー供給口35付近で飛散しているトナーを現像剤担持ローラ17に導くダクト11と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は現像剤としてトナーとキャリアにより構成される二成分現像剤が用いられる現像装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
現像装置は感光体ドラムにトナーを供給する箇所となるトナー供給口を有する。現像装置はトナー供給口が感光体ドラムと面した状態で画像形成装置に取り付けられる。トナー供給口付近で現像装置内に飛散しているトナーが、トナー供給口と感光体ドラムのギャップから現像装置の外部へ漏れ出せば、画像形成装置の内部が汚される。
そこで、入口がトナー供給口付近に位置するダクトを現像装置の下部に設けて、ファンを回転させてトナー供給口付近で飛散しているトナーをダクト内に導き、トナーを集塵ボックスに集める技術が知られている(例えば特許文献1,2参照)。
特開2000−47484号公報 特開平8−220882号公報
しかし、上記特許文献1,2では集塵ボックス及びファンを設けることにより現像装置が大型化する問題があった。また、集塵ボックスのフィルタが目詰まりをすればトナーを集塵する能力が低下する問題があった。
本発明は、集塵ボックス及びファンを設けることなく、トナー供給口付近で飛散しているトナーがトナー供給口から現像装置の外部に漏れ出すことを防止できる現像装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の一の局面に係る現像装置は、トナー供給口を介して感光体ドラムに二成分現像剤中のトナーを供給することができる現像装置であって、前記トナー供給口を有する筐体と、前記トナー供給口に面して前記筐体内に配置されており、トナーを担持しながら回転することにより前記トナー供給口にトナーを搬送するトナー担持ローラと、前記トナー担持ローラと対向して前記筐体内に配置されており、二成分現像剤を担持しながら回転することにより前記トナー担持ローラと対向する対向箇所に二成分現像剤を搬送し、前記トナー担持ローラに二成分現像剤中のトナーを供給する現像剤担持ローラと、前記筐体内に配置されて前記現像剤担持ローラの回転により生じる空気の流れの通路となり、前記トナー供給口付近で飛散しているトナーを前記現像剤担持ローラに導くダクトと、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、トナー供給口付近で飛散しているトナーを現像剤担持ローラに導くダクトが筐体内に配置されているので、トナー供給口付近で飛散しているトナーがトナー供給口から現像装置の外部へ漏れ出すことを防止できる。ダクト内の空気の流れは現像剤担持ローラの回転により発生させているので、ファンを設ける必要がない。また、トナー供給口付近で飛散しているトナーを現像剤担持ローラに導くので、集塵ボックスを設ける必要がない。
上記構成において、前記ダクトの入口は前記トナー担持ローラよりも上に位置している、ようにすることができる。
この構成によれば、トナー供給口付近で飛散しているトナーが、トナー供給口の上部から現像装置の外部へ漏れ出すことを防止できる。
上記構成において、前記現像装置は、前記現像剤担持ローラの回転方向に沿って隣り合わせに位置する同じ極性の第1及び第2の磁極を含む複数の磁極が、前記現像剤担持ローラの回転方向に沿って間隔を有して配置された周面を有する磁界生成部を備えており、前記現像剤担持ローラは、前記周面に沿って回転可能に配置されており、前記第1の磁極の磁力により汲み上げられた二成分現像剤を前記複数の磁極の磁力を利用して担持し、前記第1の磁極と前記第2の磁極の間で二成分現像剤が剥離される回転スリーブであり、前記ダクトの出口は、前記対向箇所よりも前記現像剤担持ローラの回転方向の下流側であってかつ前記第2の磁極よりも上流側に位置する磁極である第3の磁極上に、前記現像剤担持ローラとギャップを有して配置された第1の板状部材と、前記対向箇所よりも前記現像剤担持ローラの回転方向の下流側であってかつ前記第3の磁極よりも上流側に、前記現像剤担持ローラとギャップを有して配置された第2の板状部材とにより規定されている、ようにすることができる。
この構成によれば、ダクトの出口を現像剤担持ローラに近づけることができるので、ダクトの出口での空気の流れを強くできる。これにより、ダクトの入口での吸引力を向上させると共にダクトの出口でトナーが詰まることを防止できる。また、ダクトの出口からダクト外に出たトナーがトナー担持ローラ側に飛散することを第2の板状部材によって防止できる。
上記構成において、前記第2の板状部材は、前記現像剤担持ローラの回転方向の上流側で前記第3の磁極と隣り合わせに位置する磁極である第4の磁極と前記第3の磁極との磁極間上に配置されている、ようにすることができる。
この構成によれば、ダクトの出口の開口面積を小さくできるので、ダクトの出口での空気の流れをさらに強くできる。
上記構成において、前記第2の板状部材と前記現像剤担持ローラのギャップは、前記第1の板状部材と前記現像剤担持ローラのギャップよりも大きい、ようにすることができる。
この構成によれば、第2の板状部材と現像剤担持ローラのギャップの箇所にトナーが詰まるのを防止できる。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、タンデムに配置された複数の前記現像装置と、複数の前記現像装置にそれぞれに対応して設けられており、タンデムに配置された複数の前記感光体ドラムと、複数の前記現像装置及び複数の前記感光体ドラムよりも上に配置されており、複数の前記感光体ドラムに形成されたトナー画像が重ねて転写されることにより、カラーのトナー画像が形成される転写ベルトと、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、本発明の一の局面に係る現像装置を備えているので、トナー供給口付近で飛散しているトナーがトナー供給口から現像装置の外部へ漏れ出すことを防止できる。したがって、転写ベルトと現像装置の筐体の間に溜まったトナーが原因となる画像不良を防止できる。
本発明によれば、集塵ボックス及びファンを設けることなく、トナー供給口付近で飛散しているトナーがトナー供給口から現像装置の外部に漏れ出すことを防止できる。
本発明の一実施形態に係る現像装置を備えた画像形成装置の内部構造の概略を示す図である。 上記画像形成装置に備えられた一組の感光体ドラムと現像装置の断面を示す図である。 図2に示す感光体ドラムと現像装置に対する比較例となる感光体ドラムと現像装置の断面を示す図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態につき詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に係る現像装置を備えた画像形成装置1の内部構造の概略を示す図である。画像形成装置1はタンデム型のカラープリンタである。画像形成装置1は用紙貯留部110、画像形成部130及び定着部160を備える。
用紙貯留部110は画像形成装置1の最下部に配置されており、用紙Pの束を貯留することができる用紙トレイ111を備える。用紙トレイ111は画像形成装置1に差し込んで装着される。用紙Pを補給するときは画像形成装置1から用紙トレイ111を引き出す。用紙トレイ111に貯留された用紙Pの束において、最上位の用紙Pがピックアップローラ113の駆動により、用紙搬送路115へ向けて繰り出される。用紙Pは用紙搬送路115を通って、画像形成部130へ搬送される。
画像形成部130は搬送されてきた用紙Pにトナー画像を形成する。画像形成部130はトナー画像を転写ベルト131に転写する順番に従ってタンデムに配置された、マゼンタ用ユニット133M、シアン用ユニット133C、イエロー用ユニット133Y、ブラック用ユニット133Kを備える。これらのユニットは同様の構成を有しており、マゼンタ用ユニット133Mを例にして説明する。
マゼンタ用ユニット133Mは感光体ドラム135を備える。感光体ドラム135の周りには帯電器137、露光装置139、現像装置141及びクリーナ143が配置されている。帯電器137は感光体ドラム135の周面を一様に帯電させる。露光装置139はパソコン等から送信された画像データの中でマゼンタデータに対応する光を生成し、一様に帯電された感光体ドラム135の周面に照射する。これにより、感光体ドラム135の周面にはマゼンタデータに対応する静電潜像が形成される。この状態で感光体ドラム135の周面に現像装置141からマゼンタトナーを供給することにより、周面にはマゼンタデータに対応するトナー画像が形成される。
転写ベルト131は中間転写ベルトとも称されており、感光体ドラム135と1次転写ローラ145により挟まれた状態で時計周りに動くことができる。マゼンタデータに対応するトナー画像は感光体ドラム135から転写ベルト131に転写される。感光体ドラム135の周面に残っているマゼンタトナーはクリーナ143によって除去される。以上がマゼンタ用ユニット133Mの説明である。
転写ベルト131にはマゼンタデータに対応するトナー画像が転写され、このトナー画像に重ねてシアンデータに対応するトナー画像が転写され、同様に、イエローデータに対応するトナー画像、ブラックデータに対応するトナー画像が重ねて転写される。これにより転写ベルト131にカラーのトナー画像が形成される。このカラーのトナー画像は2次転写ローラ149によって、先ほど説明した用紙貯留部110から搬送されてきた用紙Pに転写される。
カラーのトナー画像が転写された用紙Pは定着部160に送られる。定着部160は加熱ローラ161と加圧ローラ163を備える。これらのローラによってカラーのトナー画像が転写された用紙Pが挟まれる。これにより、カラーのトナー画像に熱と圧力が加えられて、カラーのトナー画像を用紙Pに定着させる。用紙Pは排紙部169に排紙される。
上記したようにマゼンタ用ユニット133M、シアン用ユニット133C、イエロー用ユニット133Y、ブラック用ユニット133Kがタンデムに配置されている。四つの現像装置141がタンデムに配置されており、それぞれに対応して設けられた四つの感光体ドラム135がタンデムに配置されていることになる。
図2は一組の感光体ドラム135と現像装置141の断面を示す図である。現像装置141等を構成する要素は厚みを省略して表現しているので、ハッチングは付されていない。現像装置141の一つの特徴は、その内部にダクト11を備えることである。現像装置141は攪拌スクリュー13,15、現像剤担持ローラ17、トナー担持ローラ19及びこれらを収容する筐体21を備える。
攪拌スクリュー13,15は筐体21内の攪拌室23に配置されている。攪拌室23は仕切板25により二つの空間に分けらており、一方の空間に攪拌スクリュー13、他方の空間に攪拌スクリュー15が配置されている。攪拌室23には二成分現像剤が収容されている。攪拌スクリュー13,15が回転することにより二成分現像剤が攪拌される。これによりトナーとキャリアが摩擦帯電し、トナーとキャリアが静電気的に結合した状態となる。この状態の二成分現像剤のうち、攪拌スクリュー15が配置されている空間に収容されている二成分現像剤が磁力を利用して現像剤担持ローラ17に汲み上げられる。
現像剤担持ローラ17は攪拌スクリュー15と対向して筐体21内に配置されている。現像剤担持ローラ17は磁界生成部29の周面27に沿って回転可能に配置された回転スリーブである。
磁界生成部29の周面27には、磁極N1、磁極S1、磁極N2、磁極S2、磁極S3、磁極N3、磁極S4が、現像剤担持ローラ17の回転方向R1に沿って間隔を有して配置されている。磁極N1〜N3は極性がN極であり、磁極S1〜S4は極性がS極である。磁極の数が7個の例で説明しているが、奇数であればよい。磁極S3(第1の磁極)と磁極S2(第2の磁極)は、現像剤担持ローラ17の回転方向R1に沿って隣り合わせに位置する同じ極性の磁極である。
磁極S3は攪拌スクリュー15と対向して配置されている。上述したトナーとキャリアが静電気的に結合した状態の二成分現像剤は、磁極S3(第1の磁極)の磁力によって攪拌スクリュー15が配置されている攪拌室23から汲み上げられて、回転方向R1に回転している現像剤担持ローラ17に吸い付けられる。
磁極S3に対して回転方向R1の下流側に順に磁極N3、磁極S4、磁極N1、磁極S1、磁極N2、磁極S2が配置されている。これらの磁極によって、二成分現像剤を磁気ブラシの状態で現像剤担持ローラ17に吸い付ける(担持する)ための磁界が形成される。現像剤担持ローラ17が二成分現像剤を担持しながら回転方向R1に回転することにより、現像剤担持ローラ17とトナー担持ローラ19が対向する対向箇所31まで磁気ブラシの状態の二成分現像剤を搬送する。この途中でブレード33によって現像剤担持ローラ17に担持されている二成分現像剤の厚みが規制される。
対向箇所31には磁極N1が配置されている。対向箇所31において、二成分現像剤中のトナーが回転方向R2に回転するトナー担持ローラ19に供給される。詳細には、キャリアが現像剤担持ローラ17に吸い付けられた状態で、電気力によりトナーだけがトナー担持ローラ19に引き寄せられて、トナー担持ローラ19に吸い付く。
トナー担持ローラ19に供給されなかったトナーを含む二成分現像剤は、現像剤担持ローラ17に担持されて磁極S2上まで搬送される。磁極S2(第2の磁極)と磁極S3(第1の磁極)の磁極間上では磁界が形成されないので、二成分現像剤は現像剤担持ローラ17から剥離して、攪拌室23に導かれて再利用される。
トナー担持ローラ19について説明する。トナー担持ローラ19は筐体21内に現像剤担持ローラ17と対向して配置されている。トナー担持ローラ19は現像剤担持ローラ17よりも上に位置している。トナー担持ローラ19の回転方向R2は現像剤担持ローラ17の回転方向R1と同じ向きであり、本実施形態では時計周りである。トナー担持ローラ19は筐体21に設けられたトナー供給口35に面している。現像装置141はトナー供給口35が感光体ドラム135と面した状態で画像形成装置1に取り付けられる。以下に説明するように、二成分現像剤中のトナーはトナー供給口35を介して感光体ドラム135に供給される。
対向箇所31でトナーを吸い付けたトナー担持ローラ19は、トナーを担持しながら回転方向R2に回転することによりトナー供給口35にトナーを搬送する。感光体ドラム135は回転方向R1,R2と逆方向の回転方向R3に回転している。搬送されてきたトナーは感光体ドラム135の周面に形成された静電潜像によって引き寄せられて感光体ドラム135に移動する。これにより、感光体ドラム135の周面の静電潜像が現像され、周面にトナー画像が形成される。感光体ドラム135上にはこれと接触した転写ベルト131が配置されている。転写ベルト131は時計回りとなる方向Fに動いており、上記トナー画像は転写ベルト131に転写される。
次に、現像装置141に備えられるダクト11について説明する。ダクト11は筐体21の天井に配置されている。ダクト11の入口37はトナー供給口35の上部に位置しており、出口39は現像剤担持ローラ17の上に位置している。入口37は出口39よりも上に位置している。ダクト11は水平方向に延びる部分と下向きに延びる部分により構成されている。
現像剤担持ローラ17は磁気ブラシが形成された状態で二成分現像剤を担持しているので、現像剤担持ローラ17が回転方向R1に回転することにより、筐体21内に空気の流れが生じる。図2に示す本実施形態と図3に示す比較例に対して、以下に示す条件でシミュレーションすることにより筐体21内での空気の流れを確認した。図3は図2に示す感光体ドラム135と現像装置141に対する比較例となる感光体ドラム135と現像装置141の断面を示す図である。比較例では現像装置141にダクト11が備えられていない。
・感光体ドラム135
感光材料:アモルファスシリコン
表面電位:250V
・トナー担持ローラ19
印加される直流の電圧(Vslv_dc):100V
印加される交流の電圧(Vslv_pp):1.8kV
印加される交流のDuty比:45%
印加される交流の周波数(Vf):4.5kHz
・現像剤担持ローラ17
印加される直流の電圧(Vmag_dc):可変
印加される交流の電圧(Vmag_pp):1.8kV
印加される交流のDuty比:70%
印加される交流の周波数(Vf):4.5kHz
・ギャップ
感光体ドラム135とトナー担持ローラ19の間:100μm
トナー担持ローラ19と現像剤担持ローラ17の間:320μm
・二成分現像剤
トナー個数平均粒径:6μm
キャリア個数平均粒径:35μm
トナー帯電量:15μC/g
図2及び図3中の一点鎖線の矢印は現像剤担持ローラ17が回転方向R1に回転することにより、筐体21内に生じる空気の流れを示している。図3に示す比較例ではトナー供給口35の上部において、トナー供給口35付近の空気がトナー供給口35と感光体ドラム135のギャップから現像装置141の外部に流れることを確認できた。したがって、トナー供給口35付近で飛散しているトナーは、トナー供給口35から現像装置141の外部に漏れ出すことになる。
これに対して、図2に示す本実施形態では、ダクト11の入口37がトナー供給口35の上部に位置している。そして、ダクト11の出口39が入口37よりも下でかつ現像剤担持ローラ17の上に位置している。これにより、トナー供給口35の上部において、トナー供給口35付近の空気が現像装置141の外部に漏れ出さずに、入口37からダクト11に入って出口39から出て現像剤担持ローラ17に導かれることを確認できた。したがって、トナー供給口35付近で飛散しているトナーが、トナー供給口35から現像装置141の外部に漏れ出すことを防止できることになる。
筐体21内で飛散しているトナーの量は、画像形成装置1のプリント速度の高速化により現像剤担持ローラ17等が高速に回転することで増加する。トナー供給口35付近で飛散しているトナーがトナー供給口35から現像装置141の外部に漏れ出した場合、画像形成装置1の内部を汚す。
特に、転写ベルト131が感光体ドラム135と現像装置141よりも上に配置されているタンデム方式では、画像不良の原因となる。詳細には、トナー供給口35の上部から現像装置141の外部に漏れ出したトナーは、感光体ドラム135と転写ベルト131の接触部分に衝突することにより逆方向に流れて、筐体21と転写ベルト131の間に溜まる。この溜まったトナーが転写ベルト131に付着すれば、画像不良が生じる。
本実施形態に係る現像装置141に備えられるダクト11は、現像剤担持ローラ17の回転により生じる空気の流れの通路となり、トナー供給口35付近で飛散しているトナーを現像剤担持ローラ17に導くことができる。したがって、トナー供給口35付近で飛散しているトナーがトナー供給口35から現像装置141の外部へ漏れ出すことを防止することができる。よって、本実施形態によれば、画像形成装置1のメンテナンス作業を減らすことができ、特に、プリント速度の高速化によりトナーの飛散量が増加した場合に有効となる。
本実施形態によればダクト11内の空気の流れは現像剤担持ローラ17の回転により発生させているので、ファンを設ける必要がない。また、トナー供給口35付近で飛散しているトナーを現像剤担持ローラ17に導くので、集塵ボックスを設ける必要がない。したがって、現像装置141が大型化することなく、トナーが現像装置141の外部に漏れ出すことを防止できる。
ダクト11の入口37はトナー担持ローラ19よりも上に位置している。よって、トナー供給口35付近で飛散しているトナーが、トナー供給口35の上部から現像装置141の外部へ漏れ出すことを防止できる。したがって、上記タンデム方式に本実施形態に係る現像装置141を適用した場合、筐体21と転写ベルト131の間にトナーが溜まることを防止することができる。これにより、筐体21と転写ベルト131の間に溜まったトナーが原因となる画像不良を防止することができる。
ダクト11の出口39を規定する第1の板状部材41と第2の板状部材43について説明する。これらの板状部材の長手方向は図2の紙面の垂直方向であり、現像剤担持ローラ17の長手方向と同じ向きである。第1の板状部材41及び第2の板状部材43はダクト11を構成する要素であり、筐体21の天井から現像剤担持ローラ17に向けて下に延びている。
第1の板状部材41は回収極と称される磁極N2(第3の磁極)上に、現像剤担持ローラ17とギャップG1を有して配置されている。磁極N2(第3の磁極)は、現像剤担持ローラ17とトナー担持ローラ19が対向する対向箇所31よりも現像剤担持ローラ17の回転方向R1の下流側であってかつ磁極S2(第2の磁極)よりも上流側に位置する磁極である。
一方、第2の板状部材43は磁極N2(第3の磁極)と磁極S1(第4の磁極)との磁極間上に、現像剤担持ローラ17とギャップG2を有して配置されている。すなわち、第2の板状部材43は現像剤担持ローラ17の回転方向R1の上流側で磁極N2(第3の磁極)と隣り合わせに位置する磁極S1(第4の磁極)と、磁極N2(第3の磁極)との磁極間上に、現像剤担持ローラ17とギャップG2を有して配置されている。
なお、第2の板状部材43は、対向箇所31よりも現像剤担持ローラ17の回転方向R1の下流側であってかつ磁極N2(第3の磁極)よりも上流側に配置されていればよい。
現像剤担持ローラ17に担持されている二成分現像剤の磁気ブラシは、磁極N2上において、磁極N2の磁力によって起き上がってから倒れる動作をする。他の磁極上でも同様である。このような動作が磁極上では加わるので、磁極上では磁極間上に比べて磁気ブラシが速く動いている。
磁極N2(第3の磁極)上では磁極間上と比べて磁力が強いので、二成分現像剤は磁極N2上では現像剤担持ローラ17に強く吸い付けられている。よって、第1の板状部材41と現像剤担持ローラ17のギャップG1を小さくしても、ギャップG1の箇所でトナーが詰まらないので、出口39を現像剤担持ローラ17に近づけることができる。これにより、ダクト11の出口39での空気の流れを強くできるので、入口37での吸引力を向上させると共に出口39でトナーが詰まることを防止できる。また、出口39からダクト11外に出たトナーがトナー担持ローラ19側に飛散することを第2の板状部材43によって防止できる。
第2の板状部材43は磁極N2(第3の磁極)と隣り合わせに位置する磁極S1(第4の磁極)と磁極N2(第3の磁極)との磁極間上に配置されている。これにより、ダクト11の出口39の開口面積を小さくできるので、出口39での空気の流れをさらに強くできる。
磁極間上は磁極上に比べて磁力が弱いので、第2の板状部材43と現像剤担持ローラ17のギャップG2は、第1の板状部材41と現像剤担持ローラ17のギャップG1よりも大きくされている。これにより、第2の板状部材43と現像剤担持ローラ17のギャップG2の箇所にトナーが詰まるのを防止している。
回転方向R1の下流側において、磁極N2の隣に位置する磁極は剥離極と称される磁極S2(第2の磁極)である。したがって、ダクト11の出口39からダクト11の外部に出たトナーは、攪拌室23に導かれるので、再利用することができる。
なお、本実施形態では画像形成装置1としてプリンタを例に説明したが、コピー機、ファクシミリ機及びこれらの機能を有する複合機にも、本実施形態に係る現像装置141及び画像形成装置1を適用することができる。
1 画像形成装置
11 ダクト
13 攪拌スクリュー
15 攪拌スクリュー
17 現像剤担持ローラ
19 トナー担持ローラ
21 筐体
23 攪拌室
25 仕切板
27 磁界生成部の周面
29 磁界生成部
31 現像剤担持ローラとトナー担持ローラが対向する対向箇所
33 ブレード
35 トナー供給口
37 ダクトの入口
39 ダクトの出口
41 第1の板状部材
43 第2の板状部材
131 転写ベルト
135 感光体ドラム
141 現像装置
S1 S極の磁極(第4の磁極)
S2 S極の磁極(第2の磁極)
S3 S極の磁極(第1の磁極)
S4 S極の磁極
N1 N極の磁極
N2 N極の磁極(第3の磁極)
N3 N極の磁極
R1 現像剤担持ローラの回転方向
R2 トナー担持ローラの回転方向
R3 感光体ドラムの回転方向
F 転写ベルトの動く方向
G1 第1の板状部材と現像剤担持ローラのギャップ
G2 第2の板状部材と現像剤担持ローラのギャップ

Claims (6)

  1. トナー供給口を介して感光体ドラムに二成分現像剤中のトナーを供給することができる現像装置であって、
    前記トナー供給口を有する筐体と、
    前記トナー供給口に面して前記筐体内に配置されており、トナーを担持しながら回転することにより前記トナー供給口にトナーを搬送するトナー担持ローラと、
    前記トナー担持ローラと対向して前記筐体内に配置されており、二成分現像剤を担持しながら回転することにより前記トナー担持ローラと対向する対向箇所に二成分現像剤を搬送し、前記トナー担持ローラに二成分現像剤中のトナーを供給する現像剤担持ローラと、
    前記筐体内に配置されて前記現像剤担持ローラの回転により生じる空気の流れの通路となり、前記トナー供給口付近で飛散しているトナーを前記現像剤担持ローラに導くダクトと、を備えることを特徴とする現像装置。
  2. 前記ダクトの入口は前記トナー担持ローラよりも上に位置している、ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記現像装置は、前記現像剤担持ローラの回転方向に沿って隣り合わせに位置する同じ極性の第1及び第2の磁極を含む複数の磁極が、前記現像剤担持ローラの回転方向に沿って間隔を有して配置された周面を有する磁界生成部を備えており、
    前記現像剤担持ローラは、前記周面に沿って回転可能に配置されており、前記第1の磁極の磁力により汲み上げられた二成分現像剤を前記複数の磁極の磁力を利用して担持し、前記第1の磁極と前記第2の磁極の間で二成分現像剤が剥離される回転スリーブであり、
    前記ダクトの出口は、前記対向箇所よりも前記現像剤担持ローラの回転方向の下流側であってかつ前記第2の磁極よりも上流側に位置する磁極である第3の磁極上に、前記現像剤担持ローラとギャップを有して配置された第1の板状部材と、前記対向箇所よりも前記現像剤担持ローラの回転方向の下流側であってかつ前記第3の磁極よりも上流側に、前記現像剤担持ローラとギャップを有して配置された第2の板状部材とにより規定されている、ことを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記第2の板状部材は、前記現像剤担持ローラの回転方向の上流側で前記第3の磁極と隣り合わせに位置する磁極である第4の磁極と前記第3の磁極との磁極間上に配置されている、ことを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
  5. 前記第2の板状部材と前記現像剤担持ローラのギャップは、前記第1の板状部材と前記現像剤担持ローラのギャップよりも大きい、ことを特徴とする請求項4記載の現像装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のタンデムに配置された複数の前記現像装置と、
    複数の前記現像装置にそれぞれに対応して設けられており、タンデムに配置された複数の前記感光体ドラムと、
    複数の前記現像装置及び複数の前記感光体ドラムよりも上に配置されており、複数の前記感光体ドラムに形成されたトナー画像が重ねて転写されることにより、カラーのトナー画像が形成される転写ベルトと、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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