JP2018179524A - 道路情報学習装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】地図データから抽出されるカーブ形状と車両の走行軌跡から抽出されるカーブ形状との対応付けを精度良く行い、実際の走行状況に即した正確な道路学習を行う。【解決手段】道路情報学習装置10は、車両の走行カーブについて地図抽出カーブおよび実測カーブを取得するカーブ情報取得部21と、地図抽出カーブおよび実測カーブが同一の走行カーブに対応するか否かを判定する同一カーブ判定部22と、地図抽出カーブおよび実測カーブが同一の走行カーブに対応する場合であって、地図抽出カーブと実測カーブが仮登録条件を満たす場合に、実測カーブを仮登録カーブとして登録する仮登録部23と、車両が走行カーブを再び走行した場合において、当該走行カーブに対応する仮登録カーブと新実測カーブが本登録条件を満たす場合に、仮登録カーブと新実測カーブの平均を本登録カーブとして登録する本登録部24と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、道路情報学習装置に関する。
例えば特許文献1には、地図データから抽出したカーブの形状と車両の走行軌跡から抽出したカーブの形状とが異なる場合に、両カーブの形状が同等となるように道路データを修正することにより、走行安全装置の作動についての信頼性を向上しようとする技術が開示されている。
特許第4327070号公報
ところで、車両は、例えばカーブをアウトインアウトで走行する場合など、必ずしも道路のカーブ形状どおりに走行するわけではない。そのため、地図データから抽出した1つのカーブ形状に対して、走行軌跡から抽出されるカーブ形状が複数存在する場合も起こり得る。逆に、例えば地図データの精度が低い場合などには、1つのカーブに対して地図データから複数のカーブ形状が抽出される場合も起こり得る。そして、地図データから抽出される複数のカーブ形状に対して、車両の走行軌跡から抽出される1つのカーブ形状あるいは複数のカーブ形状が対応付くことも起こり得る。即ち、実際の道路学習においては、地図データから抽出されるカーブ形状と車両の走行軌跡から抽出されるカーブ形状とが1対1の関係で対応付けられることは稀であり、特許文献1の技術では、このような場合においても正確な道路学習を行うことについて何ら対応をしていない。
そこで、本発明は、地図データから抽出されるカーブ形状と車両の走行軌跡から抽出されるカーブ形状との対応付けを精度良く行うことができ、実際の走行状況に即した正確な道路学習を行うことができる道路情報学習装置を提供する。
本発明に係る道路情報学習装置は、カーブ情報取得部(21)、同一カーブ判定部(22)、仮登録部(23)、本登録部(24)を備える。カーブ情報取得部は、車両が走行した走行カーブについて、地図データから抽出した地図抽出カーブおよび車両の走行軌跡から抽出した実測カーブを取得する。同一カーブ判定部は、前記カーブ情報取得部により取得される前記地図抽出カーブおよび前記実測カーブが同一の走行カーブに対応するものであるか否かを判定する。仮登録部は、前記同一カーブ判定部により前記地図抽出カーブおよび前記実測カーブが同一の走行カーブに対応するものであると判定された場合であって、且つ、前記地図抽出カーブと前記実測カーブとが所定の仮登録条件を満たす場合に、前記実測カーブを仮登録カーブとして登録する。本登録部は、車両が前記走行カーブを再び走行した場合において、当該走行カーブに対応する前記仮登録カーブと当該走行カーブについて前記カーブ情報取得部により新たに取得される実測カーブである新実測カーブとが所定の本登録条件を満たす場合に、前記仮登録カーブと前記新実測カーブを平均したカーブを本登録カーブとして登録する。
本発明に係る道路情報学習装置によれば、地図データから抽出される地図抽出カーブと車両の走行軌跡から抽出される実測カーブとが同一の走行カーブに対応するものであるか否かを判定するようにした。これにより、地図データから抽出されるカーブ形状と車両の走行軌跡から抽出されるカーブ形状とを対応付けた上で道路学習を行うことができ、実際の走行状況に即した正確な道路学習を行うことができる。
また、本発明に係る道路情報学習装置によれば、所定の仮登録条件が満たされる場合に実測カーブを仮登録カーブとして登録し、その後、車両が再び同じカーブを走行した場合において所定の本登録条件が満たされる場合に仮登録カーブを本登録カーブに昇格する。即ち、本発明に係る道路情報学習装置によれば、2段階の登録処理を経由してカーブ形状を学習するようにしたので、より正確な道路学習を行うことができる。
本実施形態に係る道路情報学習装置の構成例を概略的に示すブロック図 カーブ形状の一例を示す図 同一カーブ判定処理の一例を示す図(その1) 同一カーブ判定処理の一例を示す図(その2) 同一カーブ判定処理の一例を示す図(その3) 同一カーブ判定処理の一例を示す図(その4) カーブ情報の状態遷移の一例を示す遷移図 カーブ情報の状態遷移の一例を示す一覧図 仮登録処理の一例を示すフローチャート 本登録処理の一例を示すフローチャート カーブ情報の学習例を示す図(その1) カーブ情報の学習例を示す図(その2) カーブ情報の学習例を示す図(その3) カーブ情報の学習例を示す図(その4)
以下、道路情報学習装置の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に例示する道路情報学習装置10は、例えば車両に搭載されるものであり、制御部11、自車位置特定部12、データ格納部13、表示部14、操作部15、ナビゲーション機能部16などを備える。以下、道路情報学習装置10を「学習装置10」と称する。制御部11は、図示しないマイクロコンピュータを主体として構成されており、学習装置10の動作全般を制御する。
自車位置特定部12は、図示しない地磁気センサ、ジャイロスコープ、距離センサ、測位用電波受信器などの位置測定用の各種センサ類を備える。自車位置特定部12は、図示しない測位システムを構築する測位用衛星から受信する電波や各種センサ類の検出値などに基づいて自車両の位置を測定する。そして、自車位置特定部12は、測定した位置を示す自車位置情報を制御部11に出力する。制御部11は、自車位置特定部12から入力される複数の自車位置情報に基づいて、車両の走行軌跡を特定することが可能となっている。
データ格納部13は、例えばハードディスクドライブなどの記憶媒体で構成されており、地図データなどの各種データ類を格納している。地図データは、道路に含まれる多数のノードに関するノード情報、各ノードをつなぐリンクに関するリンク情報などを含む道路ネットワークデータを含む。ノード情報は、各ノードの位置情報などを含む。また、リンク情報は、各リンクの形状や距離などの情報を含む。また、地図データは、例えば背景データやマップマッチング用データなど、車両の経路案内を実行するために必要な各種のデータ類を含んでいる。また、地図データは、カーブの位置や道路形状などを特定するためのデータ類を含んでいる。
表示部14は、例えば液晶ディスプレイなどで構成されており、制御部11からの表示指令信号に基づいて、経路案内画面や設定画面などの各種画面を表示する。操作部15は、表示部14に設けられるタッチパネルスイッチや表示部14の周辺に設けられている機械式のスイッチなどにより構成されており、ユーザによる各種スイッチの操作に応じて操作信号を制御部11に出力する。ナビゲーション機能部16は、車両の案内経路を探索する案内経路探索処理部などを備えており、探索された案内経路、地図データ、自車位置などの情報に基づいて車両の経路案内を実行する。
また、制御部11は、制御プログラムを実行することにより、カーブ情報取得部21、同一カーブ判定部22、仮登録部23、本登録部24をソフトウェアにより仮想的に実現する。なお、これらの処理部は、ハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせにより実現してもよい。カーブ情報取得部21は、車両が走行した走行カーブについて、地図データから抽出した地図抽出カーブおよび車両の実際の走行軌跡から抽出した実測カーブを取得する。同一カーブ判定部22は、カーブ情報取得部21により取得される地図抽出カーブおよび実測カーブが同一の走行カーブに対応するものであるか否かを判定する。
ここで、同一カーブ判定部22による判定処理の一例について説明する。なお、図2に例示するように、実際のカーブは正確には曲がった形状をなしているが、本実施形態では、説明の便宜上、カーブを直線状にした状態で表現する。
同一カーブ判定部22は、地図抽出カーブと実測カーブが例えば次の条件を全て満たす場合に、これら地図抽出カーブと実測カーブとが同一の走行カーブに対応するカーブであると判定する。
≪同一カーブ判定条件≫
条件1:実測カーブと地図抽出カーブの進行方向が一致する。
条件2:実測カーブと地図抽出カーブのカーブ極性が一致する。
条件3:次の何れかの条件を満たす。
条件3a:地図抽出カーブの区間が実測カーブの区間に包含されている。
条件3b:実測カーブの区間が地図抽出カーブに包含されている。
条件3c:地図抽出カーブと実測カーブの入口誤差が地図抽出カーブの区間長の例えば±20%以内である。
条件3d:地図抽出カーブと実測カーブの出口誤差が地図抽出カーブの区間長の例えば±20%以内である。
なお、カーブ極性とは、カーブの曲がる方向、つまり、当該カーブが右カーブであるのか左カーブであるのかを示すパラメータである。入口誤差とは、地図抽出カーブの入口位置と実測カーブの入口位置とのずれを示すパラメータである。出口誤差とは、地図抽出カーブの出口位置と実測カーブの出口位置とのずれを示すパラメータである。また、同一カーブ判定条件として、例えば、判定対象となる地図抽出カーブが他の実測カーブに対応付けられていないこと、判定対象となる実測カーブが他の地図抽出カーブに対応付けられていないこと、実測カーブを抽出した走行カーブ区間内において、例えばアンチロックブレーキシステム制御などの走行制御が行われていないこと、などの条件を追加してもよい。
図3には、地図抽出カーブと実測カーブが1対1の場合の判定例を示している。即ち、図3のパターンPaでは、入口誤差D1が同一カーブ判定条件を満たす地図抽出カーブCaと実測カーブCbが、同一の走行カーブに対応するカーブであると判定されている。また、図3のパターンPbでは、出口誤差D2が同一カーブ判定条件を満たす地図抽出カーブCaと実測カーブCbが、同一の走行カーブに対応するカーブであると判定されている。
また、図3のパターンPcでは、実測カーブCbと当該実測カーブCbに包含されている地図抽出カーブCaが、同一の走行カーブに対応するカーブであると判定されている。また、図3のパターンPdでは、地図抽出カーブCaと当該地図抽出カーブCaに包含されている実測カーブCbが、同一の走行カーブに対応するカーブであると判定されている。
図4には、1つの実測カーブに対して複数の地図抽出カーブが存在する場合の判定例を示している。即ち、図4のパターンPaでは、入口誤差D1aが同一カーブ判定条件を満たす地図抽出カーブCa1と実測カーブCbが、同一の走行カーブに対応するカーブであると判定されている。なお、このとき、入口誤差D1bが同一カーブ判定条件を満たさない地図抽出カーブCa2と実測カーブCbは、同一の走行カーブに対応するカーブであると判定されていない。
また、図4のパターンPbでは、出口誤差D2aが同一カーブ判定条件を満たす地図抽出カーブCa2と実測カーブCbが、同一の走行カーブに対応するカーブであると判定されている。なお、このとき、出口誤差D2bが同一カーブ判定条件を満たさない地図抽出カーブCa1と実測カーブCbは、同一の走行カーブに対応するカーブであると判定されていない。
また、図4のパターンPcでは、入口誤差D1が同一カーブ判定条件を満たす地図抽出カーブCa1と実測カーブCbの組、出口誤差D2が同一カーブ判定条件を満たす地図抽出カーブCa2と実測カーブCbの組が存在する。この場合、同一カーブ判定部22は、実測カーブCbとのラップ長が大きい地図抽出カーブ、この場合、地図抽出カーブCa2を選択し、地図抽出カーブCa2と実測カーブCbを、同一の走行カーブに対応するカーブであると判定する。なお、同一カーブ判定部22は、1つの実測カーブCbに対し複数の地図抽出カーブCa1,Ca2を対応付けるように設定することも可能である。また、ラップ長とは、複数のカーブが相互に重なり合う区間の長さを示す。
また、図4のパターンPdでは、実測カーブCbとのラップ長が同じ複数の地図抽出カーブCa1,Ca2が存在している。この場合、同一カーブ判定部22は、手前側、つまり、実測カーブCbの入口側の地図抽出カーブCa1を優先して、同一の走行カーブに対応するカーブであると判定する。なお、同一カーブ判定部22は、1つの実測カーブCbに対し複数の地図抽出カーブCa1,Ca2を対応付けるように設定することも可能である。
図5には、1つの地図抽出カーブに対して複数の実測カーブが存在する場合の判定例を示している。即ち、図5のパターンPaでは、入口誤差D1が同一カーブ判定条件を満たす地図抽出カーブCaと実測カーブCb1が、同一の走行カーブに対応するカーブであると判定されている。このとき、同一カーブ判定部22は、実測カーブCb1の出口に連続する実測カーブCb2も地図抽出カーブCaに対応付ける。
また、図5のパターンPbでは、出口誤差D2が同一カーブ判定条件を満たす地図抽出カーブCaと実測カーブCb2が、同一の走行カーブに対応するカーブであると判定されている。このとき、同一カーブ判定部22は、実測カーブCb2の入口に連続する実測カーブCb1も地図抽出カーブCaに対応付ける。
また、図5のパターンPcでは、入口誤差D1が同一カーブ判定条件を満たす地図抽出カーブCaと実測カーブCb1が、同一の走行カーブに対応するカーブであると判定されている。このとき、同一カーブ判定部22は、実測カーブCb1の出口に連続する実測カーブCb2も地図抽出カーブCaに対応付ける。なお、この場合、地図抽出カーブCaと実測カーブCb2の出口誤差D2も同一カーブ判定条件を満たす。そのため、同一カーブ判定部22は、地図抽出カーブCaと実測カーブCb2を同一の走行カーブに対応するカーブであると判定するとともに、実測カーブCb2の入口に連続する実測カーブCb1も地図抽出カーブCaに対応付ける、という判定処理を行ってもよい。
図5のパターンPdでは、実測カーブCb1が地図抽出カーブCaに包含されている。このとき、同一カーブ判定部22は、実測カーブCb1と地図抽出カーブCaを同一の走行カーブに対応するカーブであると判定するとともに、実測カーブCb1の出口に連続する実測カーブCb2も地図抽出カーブCaに対応付ける。なお、この場合、実測カーブCb2も地図抽出カーブCaに包含されている。そのため、同一カーブ判定部22は、実測カーブCb2と地図抽出カーブCaを同一の走行カーブに対応するカーブであると判定するとともに、実測カーブCb2の入口に連続する実測カーブCb1も地図抽出カーブCaに対応付ける、という判定処理を行ってもよい。
図6には、複数の地図抽出カーブに対して複数の実測カーブが存在する場合の判定例を示している。この場合の判定例は、上述した判定例を組み合わせたものとなる。即ち、図6のパターンPaでは、入口誤差D1が同一カーブ判定条件を満たす地図抽出カーブCa1と実測カーブCb1が、同一の走行カーブに対応するカーブであると判定されている。また、出口誤差D2が同一カーブ判定条件を満たす地図抽出カーブCa2と実測カーブCb2が、同一の走行カーブに対応するカーブであると判定されている。
図6のパターンPbでは、入口誤差D1が同一カーブ判定条件を満たす地図抽出カーブCa1と実測カーブCb1が、同一の走行カーブに対応するカーブであると判定されている。また、実測カーブCb1の出口に連続する実測カーブCb2も地図抽出カーブCa1に対応付けられている。なお、地図抽出カーブCa2には、何れの実測カーブCb1,Cb2も対応付けられていない。
図6のパターンPcでは、入口誤差D1aが同一カーブ判定条件を満たす地図抽出カーブCa1と実測カーブCb1が、同一の走行カーブに対応するカーブであると判定されている。また、入口誤差D1bが同一カーブ判定条件を満たす地図抽出カーブCa2と実測カーブCb2が、同一の走行カーブに対応するカーブであると判定されている。なお、地図抽出カーブCa3には、何れの実測カーブCb1,Cb2も対応付けられていない。
図6のパターンPdでは、入口誤差D1が同一カーブ判定条件を満たす地図抽出カーブCa1と実測カーブCb1が、同一の走行カーブに対応するカーブであると判定されている。また、実測カーブCb1の出口に連続する実測カーブCb2も地図抽出カーブCa1に対応付けられている。また、出口誤差D2が同一カーブ判定条件を満たす地図抽出カーブCa2と実測カーブCb3が、同一の走行カーブに対応するカーブであると判定されている。
仮登録部23は、同一カーブ判定部22により地図抽出カーブおよび実測カーブが同一の走行カーブに対応するものであると判定された場合であって、且つ、地図抽出カーブと実測カーブとが所定の仮登録条件を満たす場合に、実測カーブを仮登録カーブとして登録する。
この場合、仮登録条件は例えば次の条件となっている。即ち、次の何れかの条件が満たされる場合には、実測カーブは仮登録される。以下の仮登録条件において、Rはカーブの半径、θはカーブの深さ、ABSは括弧内の演算結果の絶対値を求める関数、を示す。
≪仮登録条件≫
・仮登録条件1:地図抽出カーブのR÷実測カーブのR<0.90
もしくは、
1.10<地図抽出カーブのR÷実測カーブのR
・仮登録条件2:地図抽出カーブのθ÷実測カーブのθ<0.90
もしくは、
1.10<地図抽出カーブのθ÷実測カーブのθ
・仮登録条件3:地図抽出カーブの区間長の10%<ABS(地図抽出カーブの入口位置−実測カーブの入口位置)
・仮登録条件4:地図抽出カーブの区間長の10%<ABS(地図抽出カーブの出口位置−実測カーブの出口位置)
本登録部24は、車両が走行カーブを再び走行した場合において、当該走行カーブに対応する仮登録カーブと当該走行カーブについてカーブ情報取得部により新たに取得される実測カーブである新実測カーブとが所定の本登録条件を満たす場合に、仮登録カーブと新実測カーブを平均したカーブを本登録カーブとして登録する。
この場合、本登録条件は例えば次の条件となっている。即ち、次の全ての条件が満たされる場合には、仮登録カーブは、新実測カーブとの平均値として本登録される。下記の本登録条件において、Rはカーブの半径、θはカーブの深さ、ABSは括弧内の演算結果の絶対値を求める関数、を示す。
≪本登録条件≫
・本登録条件1:仮登録カーブの数と新実測カーブの数とが一致する。
・本登録条件1:0.90≦仮登録カーブのR÷新実測カーブのR≦1.10
・本登録条件2:0.90≦仮登録カーブのθ÷新実測カーブのθ≦1.10
・本登録条件3:ABS(仮登録カーブの入口位置−新実測カーブの入口位置)≦仮登録カーブの区間長の例えば10%
・本登録条件4:ABS(仮登録カーブの出口位置−新実測カーブの出口位置)≦仮登録カーブの区間長の例えば10%
なお、上記の本登録条件が満たされる場合であっても、次に例示する学習不要条件の全てが満たされる場合には、仮登録カーブの本登録カーブへの昇格は行われない。下記の学習不要条件において、Rはカーブの半径、θはカーブの深さ、ABSは括弧内の演算結果の絶対値を求める関数、を示す。
≪学習不要条件≫
・学習不要条件1:0.90≦地図抽出カーブのR÷仮登録カーブのRと新実測カーブのRの平均値 ≦1.10
・学習不要条件2:0.90≦地図抽出カーブのθ÷仮登録カーブのθと新実測カーブのθの平均値 ≦1.10
・学習不要条件3:ABS(地図抽出カーブの入口位置−仮登録カーブの入口位置と新実測カーブの入口位置の平均位置)≦地図抽出カーブの区間長の例えば10%
・学習不要条件4:ABS(地図抽出カーブの出口位置−仮登録カーブの出口位置と新実測カーブの出口位置の平均位置)≦地図抽出カーブの区間長の例えば10%
また、学習装置10は、いったん本登録した学習カーブを、その後に新たに取得される新実測カーブとの関係において所定の「本登録+仮登録」条件が満たされる場合には、「本登録+仮登録」状態に移行させる構成となっている。この場合、「本登録+仮登録」条件は例えば次の条件となっている。即ち、例えば次の何れかの条件が満たされる場合には、本登録されている学習カーブは「本登録+仮登録カーブ」に移行される。下記の「本登録+仮登録」条件において、Rはカーブの半径、θはカーブの深さ、ABSは括弧内の演算結果の絶対値を求める関数、を示す。
≪「本登録+仮登録」条件≫
・「本登録+仮登録」条件1:本登録中の学習カーブのR÷新実測カーブのR<0.90
もしくは、
1.10<本登録中の学習カーブのR÷新実測カーブのR
・「本登録+仮登録」条件2:本登録中の学習カーブのθ÷新実測カーブのθ<0.90
もしくは、
1.10<本登録中の学習カーブのθ÷新実測カーブのθ
・「本登録+仮登録」条件3:本登録中の学習カーブの区間長の例えば10%<ABS(本登録中の学習カーブの入口位置−新実測カーブの入口位置)
・「本登録+仮登録」条件4:本登録中の学習カーブの区間長の例えば10%<ABS(本登録中の学習カーブの出口位置−新実測カーブの出口位置)
また、学習装置10は、「本登録+仮登録」状態に移行させたカーブが、その後、新たに取得された新実測カーブとの関係で上述した本登録条件を満たすようになった場合には、当該カーブと新実測カーブの平均カーブを再び本登録する。なお、この場合も、上述の学習不要条件を満たす場合には、本登録への昇格は行わない。
学習装置10は、取得したカーブ情報を仮登録部23および本登録部24により多段階で移行させながら学習を進めていく。図7および図8に例示するように、学習装置10は、得られたカーブ情報を「未学習状態」、「仮登録状態」、「本登録状態」、「本登録+仮登録状態」という複数の状態間で動的に遷移させる構成となっている。即ち、学習装置10は、得られたカーブ情報が仮登録条件を満たす場合には、矢印S1で示すように、当該カーブ情報を仮登録状態に遷移させる。また、学習装置10は、得られたカーブ情報が仮登録条件を満たさない場合には、矢印S2で示すように、当該カーブ情報を未学習状態のまま据え置く。
また、学習装置10は、仮登録したカーブ情報が新実測カーブとの関係で本登録条件を満たす場合には、矢印S3で示すように、当該カーブ情報を本登録状態に遷移させる。また、学習装置10は、仮登録したカーブ情報が新実測カーブとの関係で本登録条件を満たさない場合には、矢印S4で示すように、当該カーブ情報の仮登録状態を更新する。このとき、学習装置10は、仮登録されているカーブ情報を新実測カーブにより更新するとよい。また、学習装置10は、仮登録したカーブ情報が学習不要条件を満たす場合には、矢印S5で示すように、当該カーブ情報の仮登録状態を解除し、未学習状態に遷移させる。
また、学習装置10は、本登録したカーブ情報が「本登録+仮登録」条件を満たすようになった場合には、矢印S6で示すように、当該カーブ情報を「本登録+仮登録状態」に遷移させる。また、学習装置10は、本登録したカーブ情報が「本登録+仮登録」条件を満たさない場合には、矢印S7で示すように、当該カーブ情報の本登録状態を更新する。
なお、学習装置10は、本登録状態で保持可能なカーブ情報の数の上限値が予め設定されている。そのため、本登録状態のカーブ情報の数が上限値を超えた場合には、矢印S8で示すように、例えば古いカーブ情報から順に本登録状態を解除して未学習状態に遷移させる。このとき、学習装置10は、同時に本登録状態に遷移させた複数のカーブ情報が存在する場合には、これら複数のカーブ情報をまとめて未学習状態に遷移させるようにするとよい。また、学習装置10は、重複したカーブ情報が存在する場合も、当該カーブ情報を未学習状態に遷移あるいは削除するようにしてもよい。
また、学習装置10は、「本登録+仮登録状態」に遷移させたカーブ情報が再び本登録条件を満たすようになった場合には、矢印S9で示すように、当該カーブ情報を本登録状態に遷移させる。また、学習装置10は、「本登録+仮登録状態」に遷移させたカーブ情報の数が所定値を超えた場合には、矢印S10で示すように、例えば古いカーブ情報から順に仮登録状態に遷移させる。また、学習装置10は、「本登録+仮登録状態」に遷移させたカーブ情報が学習不要条件を満たす場合には、矢印S11で示すように、当該カーブ情報を未学習状態に遷移あるいは削除する。また、学習装置10は、「本登録+仮登録状態」に遷移させたカーブ情報が何れの移行条件も満たさない場合には、矢印S12で示すように、当該カーブ情報を「本登録+仮登録状態」のまま据え置く。
以上のようにして、学習装置10は、得られた実測データが所定の仮登録条件を満たす場合には、当該実測カーブを仮登録カーブとして登録する。これにより、実測カーブは仮登録状態となる。そして、学習装置10は、車両が走行カーブを再び走行した場合において、当該走行カーブに対応する仮登録カーブと当該走行カーブについて新たに取得される新実測カーブとが所定の本登録条件を満たす場合には、仮登録カーブと新実測カーブを平均したカーブを本登録カーブとして登録する。これにより、走行カーブに対応する実測カーブが、仮登録状態を経て、新実測カーブとの平均値として本登録状態となる。学習装置10は、次回の経路案内処理時においては、本登録されている道路情報を用いて案内経路を出力する。
次に、学習装置10による道路学習処理の動作例について説明する。なお、道路学習処理は、車両が実際に走行した走行カーブについて行われる処理であり、従って、車両が当該走行カーブを通過した後に行われる。また、道路学習処理は、仮登録処理と本登録処理を含む。
≪仮登録処理≫
図9に例示するように、学習装置10は、仮登録処理を開始すると、車両が走行した走行カーブについて、地図データから抽出した地図抽出カーブを取得する(A1)。また、学習装置10は、車両の走行軌跡から抽出した実測カーブを取得する(A2)。なお、ステップA2は、ステップS1の前に実行してもよいし、ステップS1と同時に実行してもよい。
そして、学習装置10は、取得した地図抽出カーブおよび実測カーブが同一の走行カーブに対応するものであるか否かを判定する(A3)。学習装置10は、地図抽出カーブおよび実測カーブが同一の走行カーブに対応するものである場合(A3:YES)には、地図抽出カーブと実測カーブとが所定の仮登録条件を満たすか否かを判定する(A4)。学習装置10は、両カーブ情報が仮登録条件を満たす場合(A4:YES)には、実測カーブを仮登録カーブとして登録して(A5)、この仮登録処理を終了する。なお、学習装置10は、両カーブ情報が同一の走行カーブに対応するものでない場合(A3:NO)、または、両カーブ情報が仮登録条件を満たさない場合(A4:NO)には、実測カーブの仮登録を行うことなく、この仮登録処理を終了する。
≪本登録処理≫
図10に例示するように、学習装置10は、実測カーブが仮登録された走行カーブを車両が再び走行した場合には、今回の走行における車両の走行軌跡から抽出した実測カーブを取得する(B1)。そして、学習装置10は、当該走行カーブに対応付けて仮登録されっている仮登録カーブと、ステップB1により新たに取得した実測カーブ、即ち、新実測カーブとが所定の本登録条件を満たすか否かを判定する(B2)。学習装置10は、両カーブが本登録条件を満たす場合(B2:YES)には、仮登録カーブと新実測カーブを平均したカーブを本登録カーブとして登録して(B3)、この本登録処理を終了する。なお、学習装置10は、両カーブ情報が本登録条件を満たさない場合(B2:NO)には、仮登録カーブを本登録カーブに移行させることなく、この本登録処理を終了する。
次に、学習装置10によるカーブ情報の学習例について説明する。なお、図では、仮登録状態のカーブ情報を破線で示している。図11に例示する学習例1では、1回目の走行時において、地図抽出カーブ100,101および実測カーブ102が抽出される。そして、仮登録条件が満たされる場合には、実測カーブ102が仮登録される。そして、2回目の走行時において、新実測カーブ103が得られる。そして、仮登録されている実測カーブ102と新実測カーブ103とが本登録条件を満たす場合には、仮登録カーブ102と新実測カーブ103を平均したカーブが本登録カーブ104として登録される。
また、3回目の走行時において、さらに新実測カーブ105が得られる。そして、仮登録条件が満たされる場合には、実測カーブ105が仮登録される。そして、4回目の走行時において、さらに新実測カーブ106が得られる。そして、仮登録されている実測カーブ105と新実測カーブ106とが本登録条件を満たす場合には、仮登録カーブ105と新実測カーブ106を平均したカーブが本登録カーブ107として登録される。このとき、本登録カーブ104は削除される。即ち、本登録カーブ107により本登録カーブ104が書き換えられるようなかたちとなる。
図12に例示する学習例2では、1回目の走行時において、地図抽出カーブ200,201および実測カーブ202,203が抽出される。そして、仮登録条件が満たされる場合には、実測カーブ202,203が仮登録される。そして、2回目の走行時において、新実測カーブ204,205が得られる。そして、仮登録されている実測カーブ202と新実測カーブ204とが本登録条件を満たす場合には、仮登録カーブ202と新実測カーブ204を平均したカーブが本登録カーブ206として登録される。また、仮登録されている実測カーブ203と新実測カーブ205とが本登録条件を満たす場合には、仮登録カーブ203と新実測カーブ205を平均したカーブが本登録カーブ207として登録される。
また、3回目の走行時において、さらに新実測カーブ208,209が得られる。そして、仮登録条件が満たされる場合には、実測カーブ208,209が仮登録される。そして、4回目の走行時において、さらに新実測カーブ210,211が得られる。そして、仮登録されている実測カーブ208と新実測カーブ210とが本登録条件を満たす場合には、仮登録カーブ208と新実測カーブ210を平均したカーブが本登録カーブ212として登録される。このとき、本登録カーブ206は削除される。即ち、本登録カーブ212により本登録カーブ206が書き換えられるようなかたちとなる。また、仮登録されている実測カーブ209と新実測カーブ211とが本登録条件を満たす場合には、仮登録カーブ209と新実測カーブ211を平均したカーブが本登録カーブ213として登録される。このとき、本登録カーブ207は削除される。即ち、本登録カーブ213により本登録カーブ207が書き換えられるようなかたちとなる。
図13に例示する学習例3では、1回目の走行時において、地図抽出カーブ300,301,302および実測カーブ303,304が抽出される。そして、仮登録条件が満たされる場合には、実測カーブ303,304が仮登録される。そして、2回目の走行時において、新実測カーブ305,306が得られる。そして、仮登録されている実測カーブ303と新実測カーブ305とが本登録条件を満たす場合には、仮登録カーブ303と新実測カーブ305を平均したカーブが本登録カーブ307として登録される。また、仮登録されている実測カーブ304と新実測カーブ306とが本登録条件を満たす場合には、仮登録カーブ304と新実測カーブ306を平均したカーブが本登録カーブ308として登録される。
また、3回目の走行時において、さらに新実測カーブ309,310が得られる。そして、仮登録条件が満たされる場合には、実測カーブ309,310が仮登録される。なお、この場合、実測カーブ309は、地図抽出カーブ300,301の何れにも対応付けすることができない。そのため、実測カーブ309は破棄される。
そして、4回目の走行時において、さらに新実測カーブ311,312,313が得られる。そして、仮登録されている実測カーブ310と新実測カーブ313とが本登録条件を満たす場合には、仮登録カーブ310と新実測カーブ313を平均したカーブが本登録カーブ314として登録される。このとき、本登録カーブ307,308は削除される。即ち、本登録カーブ314により本登録カーブ307,308が書き換えられるようなかたちとなる。また、新実測カーブ311,312は、仮登録条件を満たす場合には仮登録される。また、さらに新実測カーブ315が得られ、この後、仮登録カーブ311あるいは仮登録カーブ312との関係で本登録条件を満たすか否かが判断される。
図14に例示する学習例4では、1回目の走行時において、地図抽出カーブ400,401および実測カーブ402,403,404が抽出される。そして、仮登録条件が満たされる場合には、実測カーブ402,403,404が仮登録される。そして、2回目の走行時において、新実測カーブ405,406,407が得られる。そして、仮登録されている実測カーブ402と新実測カーブ405とが本登録条件を満たす場合には、仮登録カーブ402と新実測カーブ405を平均したカーブが本登録カーブ408として登録される。また、仮登録されている実測カーブ403と新実測カーブ406とが本登録条件を満たす場合には、仮登録カーブ403と新実測カーブ406を平均したカーブが本登録カーブ409として登録される。また、仮登録されている実測カーブ404と新実測カーブ407とが本登録条件を満たす場合には、仮登録カーブ404と新実測カーブ407を平均したカーブが本登録カーブ410として登録される。
また、3回目の走行時において、さらに新実測カーブ411,412が得られる。そして、仮登録条件が満たされる場合には、実測カーブ411,412が仮登録される。なお、この場合、実測カーブ412は、地図抽出カーブ401に対応付けすることができない。そのため、実測カーブ412は破棄される。
そして、4回目の走行時において、さらに新実測カーブ413,414が得られる。そして、仮登録されている実測カーブ411と新実測カーブ413とが本登録条件を満たす場合には、仮登録カーブ411と新実測カーブ413を平均したカーブが本登録カーブ415として登録される。このとき、本登録カーブ408,409,410は削除される。即ち、本登録カーブ415により本登録カーブ408,409,410が書き換えられるようなかたちとなる。また、新実測カーブ414は、仮登録条件を満たす場合には仮登録される。仮登録されたカーブ414は、その後、新実測カーブが得られると、その新実測カーブとの関係で本登録条件を満たすか否かが判断される。
本実施形態によれば、地図データから抽出される地図抽出カーブと車両の走行軌跡から抽出される実測カーブとが同一の走行カーブに対応するものであるか否かを判定するようにした。これにより、地図データから抽出されるカーブ形状と車両の走行軌跡から抽出されるカーブ形状とを対応付けた上で道路学習を行うことができ、実際の走行状況に即した正確な道路学習を行うことができる。
また、本実施形態によれば、所定の仮登録条件が満たされる場合に実測カーブを仮登録カーブとして登録し、その後、車両が再び同じカーブを走行した場合において所定の本登録条件が満たされる場合に仮登録カーブを本登録カーブに昇格する。即ち、本実施形態によれば、2段階の登録処理を経由してカーブ形状を学習するようにしたので、より正確な道路学習を行うことができる。
また、本実施形態によれば、実測カーブに対応する地図抽出カーブが存在しない場合に当該実測カーブを破棄することにより、地図抽出カーブとの対応付けができない実測カーブを学習対象から除外することができる。即ち、地図抽出カーブから極端に離れている実測カーブに基づき道路学習が行われてしまうことを回避できる。
また、本実施形態によれば、1つの実測カーブに対応して複数の地図抽出カーブが存在する場合には、1つの地図抽出カーブを選択して実測カーブに対応付けることにより、地図抽出カーブに最も対応する1つの実測カーブを学習対象とすることができ、道路学習の精度向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、1つの地図抽出カーブに対して複数の実測カーブが存在する場合において、全ての実測カーブを地図抽出カーブに対応付けることにより、1つの地図抽出カーブに関連付く全ての実測カーブを学習対象とすることができ、道路学習の精度向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、車両が走行カーブを再び走行した場合において、当該走行カーブに対応する仮登録カーブと当該走行カーブについて新たに取得される新実測カーブとが本登録条件を満たさない場合には、新実測カーブにより仮登録カーブを更新する。即ち、仮登録状態のカーブ情報を本登録状態に移行させない場合であっても、仮登録カーブが新実測カーブにより随時更新されていくので、道路学習の精度向上を図ることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。例えば、同一カーブ判定条件、仮登録条件、本登録条件、学習不要条件、「本登録+仮登録」条件などの各種移行条件の内容は適宜変更して実施することができる。また、道路情報学習装置10は、地図抽出カーブおよび実測カーブが同一の走行カーブに対応するものであると判定された場合には、所定の本登録条件が満たされていることを条件に、実測カーブを、仮登録を経由することなく、ダイレクトに本登録カーブとして登録することも可能であるように構成してもよい。
また、1つの地図抽出カーブに対して複数の仮登録カーブが存在する場合において、本登録状態への移行条件を満たす仮登録カーブ、仮登録状態の更新条件を満たす仮登録カーブ、仮登録カーブの削除条件を満たす仮登録カーブが存在する場合には、これら全ての仮登録カーブを本登録状態に移行させてもよい。即ち、それぞれの仮登録カーブの状態遷移条件が異なる場合には、本登録状態への移行、仮登録状態の更新、カーブ情報の削除の順で優先順位を付け、全ての仮登録カーブを、最も優先順位の高い条件の仮登録カーブと同じように処理するようにしてもよい。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
図面中、10は道路情報学習装置、21はカーブ情報取得部、22は同一カーブ判定部、23は仮登録部、24は本登録部を示す。

Claims (6)

  1. 車両が走行した走行カーブについて、地図データから抽出した地図抽出カーブおよび車両の走行軌跡から抽出した実測カーブを取得するカーブ情報取得部(21)と、
    前記カーブ情報取得部により取得される前記地図抽出カーブおよび前記実測カーブが同一の走行カーブに対応するものであるか否かを判定する同一カーブ判定部(22)と、
    前記同一カーブ判定部により前記地図抽出カーブおよび前記実測カーブが同一の走行カーブに対応するものであると判定された場合において所定の本登録条件が満たされている場合に、前記実測カーブを本登録カーブとして登録する本登録部(24)と、
    を備える道路情報学習装置。
  2. 前記同一カーブ判定部により前記地図抽出カーブおよび前記実測カーブが同一の走行カーブに対応するものであると判定された場合であって、且つ、前記地図抽出カーブと前記実測カーブとが所定の仮登録条件を満たす場合に、前記実測カーブを仮登録カーブとして登録する仮登録部(23)をさらに備え、
    前記本登録部(24)は、車両が前記走行カーブを再び走行した場合において、当該走行カーブに対応する前記仮登録カーブと当該走行カーブについて前記カーブ情報取得部により新たに取得される実測カーブである新実測カーブとが前記本登録条件を満たす場合に、前記仮登録カーブと前記新実測カーブを平均したカーブを前記本登録カーブとして登録する請求項1に記載の道路情報学習装置。
  3. 前記同一カーブ判定部は、前記実測カーブに対応する前記地図抽出カーブが存在しない場合は、当該実測カーブを破棄する請求項1または2に記載の道路情報学習装置。
  4. 前記同一カーブ判定部は、1つの前記実測カーブに対応する複数の前記地図抽出カーブが存在する場合は、1つの前記地図抽出カーブを選択して前記実測カーブに対応付ける請求項1から3の何れか1項に記載の道路情報学習装置。
  5. 前記同一カーブ判定部は、1つの前記地図抽出カーブに対して複数の前記実測カーブが存在する場合は、全ての前記実測カーブを前記地図抽出カーブに対応付ける請求項1から4の何れか1項に記載の道路情報学習装置。
  6. 前記仮登録部は、車両が前記走行カーブを再び走行した場合において、当該走行カーブに対応する前記仮登録カーブと当該走行カーブについて前記カーブ情報取得部により新たに取得される実測カーブである新実測カーブとが前記本登録条件を満たさない場合に、前記新実測カーブにより前記仮登録カーブを更新する請求項1から5の何れか1項に記載の道路情報学習装置。
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