JP2018179036A - チェーン - Google Patents
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Abstract
【課題】ピンの摩耗による寿命を延ばすことができるチェーンを提供する。【解決手段】チェーン11は、互いに離れて対向するように配置され、一対の第1孔16がそれぞれ形成された一対の内リンクプレート12と、一対の内リンクプレート12における一対の第1孔16に両端部がそれぞれ嵌合される一対の筒状のブシュ17と、一対のブシュ17に回転可能に挿入される一対のピン20と、一対の内リンクプレート12を外側から挟むように配置され、一対の第2孔21がそれぞれ形成された一対の外リンクプレート14とを備える。一対の外リンクプレート14における一対の第2孔21には、一対のピン20の両端部がそれぞれ着脱自在に嵌合され、一対のピン20は、互いに入れ替え可能になっている。【選択図】図1
Description
本発明は、チェーンに関する。
従来、チェーンとしては、例えば特許文献1に示すようなチェーンが知られている。このようなチェーンは、一対の内プレートと、一対の内プレートに形成されたブシュ孔に両端部が嵌着された円筒状のブシュと、一対の内プレートの外側に配置された一対の外プレートと、ブシュに回転自在に挿入されて両端部が一対の外プレートに形成されたピン孔に嵌着された連結ピンとを備えている。すなわち、チェーンは、一対の内プレートと一対の外プレートとがブシュ及び連結ピンを介して交互に多数直列に回動自在に連結された構成になっている。
ところで、上述のようなチェーンでは、連結ピンの外径が連結ピンの長手方向の中央部に向かうほど大きくなっている。このため、チェーンに大きな引っ張り力が作用した場合には、連結ピンが撓むことで、ブシュの内周面と連結ピンの外周面との接触部分が直線状になる。これにより、連結ピンの外周面におけるブシュの内周面との接触部分にかかる面圧が直線状に分散されるので、連結ピンの外周面が連結ピンの長手方向で局所的に摩耗することが抑制される。
しかし、上述のようなチェーンでは、連結ピン自体が回転しないので、チェーンに引っ張り力が作用した場合に、連結ピンの外周面におけるいつも決まった周方向の一部の領域がブシュの内周面と接触する。このため、連結ピンの外周面におけるブシュの内周面と接触するいつも決まった周方向の一部の領域が集中的に摩耗し、この領域の摩耗量が許容値を超えるまでがチェーンの寿命となる。したがって、連結ピンの摩耗によるチェーンの寿命を延ばす上では、改善の余地を残すものとなっている。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされた。その目的は、ピンの摩耗による寿命を延ばすことができるチェーンを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するチェーンは、互いに離れて対向するように配置され、一対の第1孔がそれぞれ形成された一対の内リンクプレートと、一対の前記内リンクプレートにおける一対の前記第1孔に両端部がそれぞれ嵌合される一対の筒状のブシュと、一対の前記ブシュに回転可能に挿入される一対のピンと、一対の前記内リンクプレートを外側から挟むように配置され、一対の第2孔がそれぞれ形成された一対の外リンクプレートと、を備え、一対の前記外リンクプレートにおける一対の前記第2孔には、一対の前記ピンの両端部がそれぞれ着脱自在に嵌合され、一対の前記ピンは、互いに入れ替え可能になっている。
上記課題を解決するチェーンは、互いに離れて対向するように配置され、一対の第1孔がそれぞれ形成された一対の内リンクプレートと、一対の前記内リンクプレートにおける一対の前記第1孔に両端部がそれぞれ嵌合される一対の筒状のブシュと、一対の前記ブシュに回転可能に挿入される一対のピンと、一対の前記内リンクプレートを外側から挟むように配置され、一対の第2孔がそれぞれ形成された一対の外リンクプレートと、を備え、一対の前記外リンクプレートにおける一対の前記第2孔には、一対の前記ピンの両端部がそれぞれ着脱自在に嵌合され、一対の前記ピンは、互いに入れ替え可能になっている。
通常、チェーンに引っ張り力が作用した場合、ピンの表面は、摩耗する摩耗領域と摩耗し難い非摩耗領域とに分かれる。この点、この構成によれば、ピンにおける摩耗領域の摩耗量が限界に達する前に、ピンにおける摩耗領域の位置と非摩耗領域の位置とが入れ替わるように一対のピンを互いに入れ替えることで、ピンの摩耗によるチェーンの寿命を延ばすことができる。
上記チェーンは、一対の前記第2孔と一対の前記ピンとの相対回転を抑制する回転抑制構造を備えていることが好ましい。
この構成によれば、回転抑制構造により、一対の第2孔と一対の第2孔に嵌合された一対のピンとの相対回転を抑制できる。
この構成によれば、回転抑制構造により、一対の第2孔と一対の第2孔に嵌合された一対のピンとの相対回転を抑制できる。
上記チェーンにおいて、前記回転抑制構造は、一対の前記第2孔の形状を非真円形状にすることと、一対の前記ピンにおける少なくとも一対の前記第2孔と嵌合する部分の形状を一対の前記第2孔の形状に合わせることとを含むことが好ましい。
この構成によれば、一対の第2孔と一対の第2孔に嵌合された一対のピンとの相対回転を、効果的に抑制できる。
上記チェーンにおいて、一対の前記第2孔は、円における周方向の一部に直線部を設けた形状になっていることが好ましい。
上記チェーンにおいて、一対の前記第2孔は、円における周方向の一部に直線部を設けた形状になっていることが好ましい。
この構成によれば、第2孔及びピンを容易に形成することができる。
上記チェーンにおいて、一対の前記第2孔は、その一方の孔の中心と他方の孔の中心とを結ぶ直線と直交し且つ前記外リンクプレートの表面に沿って延びる直線を基準にして非線対称となるように形成されていることが好ましい。
上記チェーンにおいて、一対の前記第2孔は、その一方の孔の中心と他方の孔の中心とを結ぶ直線と直交し且つ前記外リンクプレートの表面に沿って延びる直線を基準にして非線対称となるように形成されていることが好ましい。
この構成によれば、一対の第2孔に着脱自在にそれぞれ嵌合された一対のピンを互いに入れ替えることで、ピンにおける摩耗する摩耗領域の位置と摩耗し難い非摩耗領域の位置とをより確実に入れ替えることができる。
本発明によれば、ピンの摩耗によるチェーンの寿命を延ばすことができる。
以下、チェーンの一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、チェーン11は、互いに離れて幅方向Yで対向するように配置される一対の内リンクプレート12を各々有した複数の内リンク13と、一対の内リンクプレート12を幅方向Yの外側から挟むように配置される一対の外リンクプレート14を各々有した複数の外リンク15とを備えている。
図1に示すように、チェーン11は、互いに離れて幅方向Yで対向するように配置される一対の内リンクプレート12を各々有した複数の内リンク13と、一対の内リンクプレート12を幅方向Yの外側から挟むように配置される一対の外リンクプレート14を各々有した複数の外リンク15とを備えている。
内リンク13の内リンクプレート12及び外リンク15の外リンクプレート14は、チェーン11の長手方向Xに沿って延びる略矩形状に形成されている。幅方向Yで対向する内リンクプレート12及び外リンクプレート14は、互いに平行となるように配置されている。
内リンクプレート12の長手方向Xにおける両端部には、それぞれ円形の第1孔16が内リンクプレート12の厚さ方向ともなる幅方向Yに貫通するように形成されている。すなわち、内リンクプレート12には、一対の第1孔16が長手方向Xに距離を置いて並ぶように形成されている。内リンク13において対向する一対の内リンクプレート12間には、これら一対の内リンクプレート12間の距離を保つように円筒状のブシュ17が2つ組み付けられる。
ブシュ17は、その両端部が一対の内リンクプレート12の第1孔16に対してそれぞれ回転不能に嵌合している。ブシュ17は、円筒状のローラ18に挿入されることでローラ18を回転可能に支持している。すなわち、ブシュ17は、ローラ18に遊嵌されている。
外リンクプレート14の長手方向Xにおける両端部には、ブシュ17の内径よりも若干小さい外径を有した略円柱状のピン20が着脱自在に嵌合される第2孔21が外リンクプレート14の厚さ方向ともなる幅方向Yに貫通するようにそれぞれ形成されている。すなわち、外リンクプレート14には、一対の第2孔21が長手方向Xに距離を置いて並ぶように形成されている。
図1及び図3に示すように、幅方向Yで対向する一対の外リンクプレート14のうち、一方は第1外リンクプレート14aとされ、他方は第2外リンクプレート14bとされている。第1外リンクプレート14aに形成された一対の第2孔21は、ピン20の基端部が着脱自在に遊嵌(嵌合)される真円形状の挿通孔21aとされている。第2外リンクプレート14bに形成された一対の第2孔21は、ピン20の先端部が着脱自在に遊嵌(嵌合)されてピン20との相対回転を抑制する回転抑制孔21bとされている。したがって、一対の外リンクプレート14にそれぞれ形成された一対の第2孔21に嵌合された一対のピン20は、互いに入れ替え可能になっている。
一対の回転抑制孔21bは、円における周方向の一部に直線部SLを設けた非真円形状の一種であるD字形状をなしている。この場合、一対の回転抑制孔21bは、それらの直線部SL同士が長手方向Xにおいて同じ方向を向くように形成されている。すなわち、一対の回転抑制孔21bは、それらの直線部SL同士が長手方向Xにおいて対向しないように形成されている。換言すれば、一対の回転抑制孔21bは、その一方の孔の中心と他方の孔の中心とを結ぶ直線と直交し且つ第2外リンクプレート14bの表面に沿って延びる直線Lを基準にして非線対称となるように形成されている。
ピン20における一対の回転抑制孔21bに遊嵌される部分(先端部)の断面は、回転抑制孔21bの形状に合わせたD字形状をなしている。本実施形態では、一対の回転抑制孔21bを円における周方向の一部に直線部SLを設けた非真円形状の一種であるD字形状にすることと、ピン20における一対の回転抑制孔21bに遊嵌される部分(先端部)の断面を回転抑制孔21bの形状に合わせたD字形状にすることとによって、一対の回転抑制孔21bと一対のピン20との相対回転を抑制する回転抑制構造が構成されている。
ピン20における先端部以外の断面は、挿通孔21aの形状に合わせた真円形状をなしている。ピン20の基端には、ピン20における他の部位よりも径が大きい拡径部20aが形成されている。すなわち、ピン20は、いわゆる頭付ピンによって構成されている。拡径部20aの径は、挿通孔21aの径よりも若干大きくなっている。
外リンク15の外リンクプレート14は、ブシュ17が一対の内リンクプレート12間に組み付けられて形成された内リンク13における内リンクプレート12を外側から挟むように配置され、ピン20を介して内リンク13の内リンクプレート12に対して回動可能に連結される。この場合、ピン20は、両端部以外の中間部が内リンク13の一対の内リンクプレート12間に組み付けられたブシュ17に回転可能に挿入された状態で、両端部が外リンク15の一対の外リンクプレート14の第2孔21に対して着脱可能に嵌合される。
図1及び図2に示すように、ピン20の先端部には、貫通孔22が形成されている。貫通孔22には、ピン20が外リンクプレート14の第2孔21から抜けないようにするための割りピン23が挿入されている。割りピン23は、自身が貫通孔22から抜けないように、貫通孔22に挿入した状態で曲げられている。
次に、チェーン11の作用について説明する。
さて、チェーン11をスプロケット(図示略)と噛合させた状態で当該スプロケットを回転駆動させると、チェーン11が長手方向Xの引っ張り力を受けながら移動される。このとき、チェーン11にかかる荷重は、一対の外リンクプレート14の一対の第2孔21に嵌合された一対のピン20の表面の長手方向Xの内側部分におけるブシュ17の内周面との接触面で受けられる。このため、図4に示すように、一対のピン20は、長手方向Xにおける内側部分が摩耗し易い摩耗領域Mとなり、長手方向Xにおける外側部分が摩耗し難い非摩耗領域Nとなる。
さて、チェーン11をスプロケット(図示略)と噛合させた状態で当該スプロケットを回転駆動させると、チェーン11が長手方向Xの引っ張り力を受けながら移動される。このとき、チェーン11にかかる荷重は、一対の外リンクプレート14の一対の第2孔21に嵌合された一対のピン20の表面の長手方向Xの内側部分におけるブシュ17の内周面との接触面で受けられる。このため、図4に示すように、一対のピン20は、長手方向Xにおける内側部分が摩耗し易い摩耗領域Mとなり、長手方向Xにおける外側部分が摩耗し難い非摩耗領域Nとなる。
そして、通常、一対の外リンクプレート14の一対の第2孔21に嵌合された一対のピン20における摩耗領域Mの摩耗量が限界に達するとチェーン11の寿命が尽きる。しかし、本実施形態では、一対の外リンクプレート14の一対の第2孔21に嵌合された一対のピン20が互いに入れ替え可能になっている。
このため、一対の外リンクプレート14の一対の第2孔21に嵌合された一対のピン20における摩耗領域Mの摩耗量が限界に達する前に、ピン20における摩耗領域Mの位置と非摩耗領域Nの位置とが入れ替わるように一対のピン20を互いに入れ替えることで、ピン20の摩耗によるチェーン11の寿命を延ばすことができる。
具体的には、図4に示すように、一対の外リンクプレート14の一対の第2孔21に嵌合された一対のピン20を入れ替える場合、まず、一対のピン20の貫通孔22から割りピン23を取り外した状態でチェーン11から一対のピン20を引き抜くようにして取り外す。続いて、図5に示すように、チェーン11から取り外した一対のピン20を、摩耗領域Mの位置と非摩耗領域Nの位置とが入れ替わるように、互いに入れ替えるようにしてチェーン11に再び組み付ける。
これにより、一対のピン20におけるチェーン11にかかる荷重を受ける部分(一対のピン20における長手方向Xの内側部分)に非摩耗領域Nが位置するようになる。このため、チェーン11にかかる荷重が一対のピン20における非摩耗領域Nで受けられる。したがって、一対のピン20を入れ替えた後の非摩耗領域Nの摩耗量が限界に達するまでチェーン11の寿命を延ばすことができる。
以上詳述した実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
(1)チェーン11において、一対の外リンクプレート14における一対の第2孔21には一対のピン20の両端部がそれぞれ着脱自在に嵌合され、一対のピン20は互いに入れ替え可能になっている。通常、チェーン11に引っ張り力が作用した場合、ピン20の表面は、摩耗する摩耗領域と摩耗し難い非摩耗領域とに分かれる。この点、本実施形態によれば、ピン20における摩耗領域Mの摩耗量が限界に達する前に、ピン20における摩耗領域Mの位置と非摩耗領域Nの位置とが入れ替わるように一対のピン20を互いに入れ替えることで、ピン20の摩耗によるチェーン11の寿命を延ばすことができる。すなわち、新しいピン20を必要とすることなくピン20の摩耗によるチェーン11の寿命を延ばすことができる。
(1)チェーン11において、一対の外リンクプレート14における一対の第2孔21には一対のピン20の両端部がそれぞれ着脱自在に嵌合され、一対のピン20は互いに入れ替え可能になっている。通常、チェーン11に引っ張り力が作用した場合、ピン20の表面は、摩耗する摩耗領域と摩耗し難い非摩耗領域とに分かれる。この点、本実施形態によれば、ピン20における摩耗領域Mの摩耗量が限界に達する前に、ピン20における摩耗領域Mの位置と非摩耗領域Nの位置とが入れ替わるように一対のピン20を互いに入れ替えることで、ピン20の摩耗によるチェーン11の寿命を延ばすことができる。すなわち、新しいピン20を必要とすることなくピン20の摩耗によるチェーン11の寿命を延ばすことができる。
(2)チェーン11において、一対の回転抑制孔21b(第2孔21)と一対のピン20との相対回転を抑制する回転抑制構造は、一対の回転抑制孔21b(第2孔21)の形状を非真円形状にすることと、一対のピン20における一対の回転抑制孔21b(第2孔21)と嵌合する部分の形状を一対の回転抑制孔21b(第2孔21)の形状に合わせることとによって構成されている。このため、一対の回転抑制孔21b(第2孔21)と一対の回転抑制孔21b(第2孔21)に嵌合された一対のピン20との相対回転を、効果的に抑制できる。
(3)チェーン11において、一対の回転抑制孔21b(第2孔21)は、円における周方向の一部に直線部SLを設けた形状になっている。このため、回転抑制孔21b(第2孔21)及びピン20を容易に形成することができる。
(4)チェーン11において、一対の回転抑制孔21b(第2孔21)は、その一方の孔の中心と他方の孔の中心とを結ぶ直線と直交し且つ第2外リンクプレート14bの表面に沿って延びる直線Lを基準にして非線対称となるように形成されている。このため、一対の回転抑制孔21b(第2孔21)に着脱自在にそれぞれ嵌合された一対のピン20を互いに入れ替えることで、ピン20における摩耗する摩耗領域Mの位置と摩耗し難い非摩耗領域Nの位置とをより確実に入れ替えることができる。
(変更例)
なお、上記実施形態は次のように変更してもよい。
・図6に示すように、一対の回転抑制孔21b(第2孔21)は、例えば、直線部SLが長手方向X及び幅方向Yの両方と直交する高さ方向Zの一方側を向くように配置してもよい。
なお、上記実施形態は次のように変更してもよい。
・図6に示すように、一対の回転抑制孔21b(第2孔21)は、例えば、直線部SLが長手方向X及び幅方向Yの両方と直交する高さ方向Zの一方側を向くように配置してもよい。
・図7に示すように、一対の回転抑制孔21b(第2孔21)は、円における長手方向Xの両側に直線部SLを形成した形状にしてもよい。
・一対の回転抑制孔21b(第2孔21)は、必ずしも直線Lを基準にして非線対称となるように形成する必要はない。すなわち、一対の回転抑制孔21b(第2孔21)は、例えば、図6及び図7に示すように、直線Lを基準にして線対称となるように形成してもよい。
・一対の回転抑制孔21b(第2孔21)は、必ずしも直線Lを基準にして非線対称となるように形成する必要はない。すなわち、一対の回転抑制孔21b(第2孔21)は、例えば、図6及び図7に示すように、直線Lを基準にして線対称となるように形成してもよい。
・一対の回転抑制孔21b(第2孔21)は、必ずしも円における周方向の一部に直線部SLを設けた形状である必要はない。すなわち、一対の回転抑制孔21b(第2孔21)の形状は、例えば、三角形や四角形などの多角形状であってもよいし、真円形状や楕円形状であってもよい。
・一対の回転抑制孔21b(第2孔21)と一対のピン20との相対回転を抑制する回転抑制構造は、必ずしも一対の回転抑制孔21b(第2孔21)の形状を非真円形状にすることと、一対のピン20における一対の回転抑制孔21b(第2孔21)と嵌合する部分の形状を一対の回転抑制孔21b(第2孔21)の形状に合わせることとによって構成する必要はない。すなわち、例えば、一対の回転抑制孔21b(第2孔21)を真円形状にした場合に、回転抑制構造は、一対のピン20における回転抑制孔21bと嵌合する部分の断面形状を真円形状とすることと、一対の回転抑制孔21bと一対のピン20との摩擦抵抗を大きくすることとによって構成してもよい。この場合、例えば、一対の回転抑制孔21bにおける一対のピン20との接触面及び一対のピン20における一対の回転抑制孔21bと接触面のうちの少なくとも一方を粗面化することによって、一対の回転抑制孔21bと一対のピン20との摩擦抵抗を大きくするようにしてもよい。
・チェーン11は、必ずしも一対の回転抑制孔21b(第2孔21)と一対のピン20との相対回転を抑制する回転抑制構造を備える必要はない。
11…チェーン、12…内リンクプレート、14…外リンクプレート、16…第1孔、17…ブシュ、20…回転抑制構造を構成するピン、21…第2孔、21b…回転抑制構造を構成する回転抑制孔、SL…直線部。
Claims (5)
- 互いに離れて対向するように配置され、一対の第1孔がそれぞれ形成された一対の内リンクプレートと、
一対の前記内リンクプレートにおける一対の前記第1孔に両端部がそれぞれ嵌合される一対の筒状のブシュと、
一対の前記ブシュに回転可能に挿入される一対のピンと、
一対の前記内リンクプレートを外側から挟むように配置され、一対の第2孔がそれぞれ形成された一対の外リンクプレートと、
を備え、
一対の前記外リンクプレートにおける一対の前記第2孔には、一対の前記ピンの両端部がそれぞれ着脱自在に嵌合され、
一対の前記ピンは、互いに入れ替え可能になっていることを特徴とするチェーン。 - 一対の前記第2孔と一対の前記ピンとの相対回転を抑制する回転抑制構造を備えていることを特徴とする請求項1に記載のチェーン。
- 前記回転抑制構造は、一対の前記第2孔の形状を非真円形状にすることと、一対の前記ピンにおける少なくとも一対の前記第2孔と嵌合する部分の形状を一対の前記第2孔の形状に合わせることとを含むことを特徴とする請求項2に記載のチェーン。
- 一対の前記第2孔は、円における周方向の一部に直線部を設けた形状になっていることを特徴とする請求項3に記載のチェーン。
- 一対の前記第2孔は、その一方の孔の中心と他方の孔の中心とを結ぶ直線と直交し且つ前記外リンクプレートの表面に沿って延びる直線を基準にして非線対称となるように形成されていることを特徴とする請求項4に記載のチェーン。
Priority Applications (1)
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JP2017075134A JP2018179036A (ja) | 2017-04-05 | 2017-04-05 | チェーン |
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