JP2018178872A - 流体機械 - Google Patents

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Manabu Tsujimura
学 辻村
照彦 小澤
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照彦 小澤
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Abstract

【課題】全体として圧力損失を抑制しつつ、吐出流路の下流での流れを均一化させることが可能な流体機械を提供する。
【解決手段】流体機械は、流体に作用する本体部20と、本体部20から吐出する流体を案内する複数の吐出流路100を備え、複数の吐出流路100の内の第一吐出流路101は、少なくとも一の箇所P1の断面が非円形形状とされていて、複数の吐出流路100の内の第一吐出流路101とは異なる第二吐出流路102は、第一吐出流路101の非円形状となる一の箇所P1と対応する箇所P2の断面が第一吐出流路101の一の箇所P1の断面形状と異なる形状である。
【選択図】図2

Description

本発明は、流体機械に関する。
流体機械には、ポンプ・圧縮機など様々なものがある。例えば、遠心ポンプでは、回転軸に取り付けられたインペラを回転させて、インペラによって発生する遠心力を利用した作用により、インペラの吸込口から流体を吸込み、径方向外周側に向けて吐出させる。インペラから吐出する流体は、吐出流路に案内され、当該吐出流路がディフューザとして機能して圧力回復が図られる。同じインペラから吐出される流体は、一般に同じ状態であることから、同じ条件の吐出流路に流入させる。
しかしながら、吐出流路から吐出された流体の流れが必ずしも均一にならない場合がある。例えば、特許文献1には、吐出流路よりも下流の流路の形状によって吐出された流体の流れが不均一になってしまい、このような不均一な流れが適切に整流されないまま下流、例えば次のインペラに流入する場合、流体機械としての性能が低下してしまう点が開示されている。このため、特許文献1の流体機械では、全体としての圧力損失を減らすために、複数のディフューザ流路の断面積が互い異なるように設定されている。
国際公開第2016/158636号
ここで、吐出流路から吐出される流体の不均一な流れは、上流のインペラ内部を流れる流体が不均一になり、このような不均一な流れが吐出流路に流入することなどによっても生じる。特許文献1の流体機械では、断面積が異なるように設定されていることで複数の吐出流路から吐出される流体の状態を均一しようとする作用が生じるものの、複数の吐出流路に流通する流体の状態に応じた作用をより効果的に生じさせて、吐出する流体の均一化を図ることができる手段が望まれていた。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、全体として圧力損失を抑制しつつ、吐出流路下流での流れを均一化させることが可能な流体機械を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明の一態様に係る流体機械は 流体に作用する本体部と、前記本体部から吐出する流体を案内する複数の吐出流路を備え、複数の前記吐出流路の内の第一吐出流路は、少なくとも一の箇所の断面が非円形形状とされていて、複数の前記吐出流路の内の前記第一吐出流路とは異なる第二吐出流路は、前記第一吐出流路の非円形状となる前記一の箇所と対応する箇所の断面が前記第一吐出流路の前記一の箇所の断面形状と異なる形状である。
この構成によれば、本体部で作用を受けて吐出する流体は複数の吐出流路に案内されるが、この際第一吐出流路の断面が少なくとも一の箇所で非円形形状とされていることで第一吐出流路を流れる流体にはその断面形状に応じた作用を積極的に生じさせることができる。しかも、第二吐出流路では対応する箇所で異なる断面形状であるため、積極的に異なる条件で流体を流通させて、不均一となっている流れに対して効果的に作用の差を生じてさせて下流において均一化を図ることができ、全体として圧力損失の抑制につなげることができる。
また、本発明の一態様に係る流体機械においては、前記第一吐出流路の前記一の箇所の断面は楕円形状であるものとしても良い。
この構成によれば、第一吐出流路の一の箇所の断面が楕円形状であることで、円形断面から連続した断面変化が可能となるとともに、第二吐出流路の断面を、長径・短径比の調整により円形断面も含めて断面形状を容易に変化させることができる。
本発明によれば、全体として圧力損失を抑制しつつ、吐出流路下流での流れを均一化させることができる。
本発明の実施形態のポンプの全体構成を示す断面図である。 本発明の実施形態のポンプにおけるインペラ及び吐出流路周辺の断面図である。 図2の切断線A−Aに沿って破断した断面図である。 図3の切断線B−Bに沿って破断した第一吐出流路の断面図である。 図3の切断線C−Cに沿って破断した第二吐出流路の断面図である。 本発明の実施形態の第1の変形例における吐出流路の断面図である。 本発明の実施形態の第2の変形例における吐出流路の断面図である。 本発明の実施形態の第3の変形例における吐出流路の断面図である。
以下、本発明に係る一の実施形態について図1から図5を参照して説明する。
図1及び図2は、本実施形態の流体機械であるポンプ1を示している。図1及び図2に示すように、本実施形態のポンプ1は、多段ディフューザポンプであり、回転部材2と、静止部材3とを備える。回転部材2は、回転軸10と、回転軸10に取り付けられて流体に作用する本体部である複数のインペラ20とを備える。回転部材2は静止部材3内に回転可能に配置される。
静止部材3は、外胴部40と、内胴部50とを備える。外胴部40は、吸入口4と、排出口6とが設けられた筒状部材を有する。外胴部40は、筒状部材の胴本体部41と、胴本体部41の両端を閉塞する吸込側板42と吐出側板43とを有する。また、内胴部50には、後述する吐出流路100が形成されている。吐出流路100は、各インペラ20と対応して複数設けられており、下流のインペラ20に接続されている。回転部材2を構成する各インペラ20A〜20Gと、静止部材3を構成してインペラ20と対応する各吐出流路100は、インペラ20A〜20Gが回転軸10とともに回転することでそれぞれポンプ1A〜1Gとしての作用を生じさせる。すなわち、本実施形態のポンプ1は、多段ポンプとして構成されていて、本実施形態のポンプ1では7段のポンプ1A〜1Gによって構成されている。
第1のポンプ1Aは、吸入口4に連通する低圧室5内にあり、インペラ20Aと2つの吐出流路とで構成されている。同様に第2〜第7のポンプ1B〜1Gは、インペラ20B〜20Gと、対応するそれぞれ2つの吐出流路とで構成されている。第7のポンプ1Gは、排出口6に連通する高圧室7に連通している。第1〜第7のポンプ1A〜1Gの基本構造は同じである。以下では、図2及び図3に基づいて、第1〜第7のポンプ1A〜1Gのうちの任意のポンプについて詳細に説明する。
図2及び図3に示すように、インペラ20は、回転軸10に取り付けられたハブ21と、ハブ21に取り付けられた複数のブレード22と、ブレード22の前面を覆うシュラウド23とを備える。ハブ21は、回転軸10に取り付けられた筒状の基部21aと、基部21aと一体的に形成された円盤状のディスク部21bとを備える。基部21aはキー構造やしまり嵌めなどにより回転軸10に取り付けられている。ディスク部21bはブレード22が取り付けられ流体が流れる流路Fを形成する流路形成面21cを有する。流路形成面21cは、内周側では回転軸10に沿うとともに、外周側へ向かうに従って径方向に沿うように曲面状に形成されている。シュラウド23も、ハブ21のディスク部21bにおける流路形成面21cと対向するようにして、流路Fを形成する流路形成面23aを有する。シュラウド23の流路形成面23aもハブ21における流路形成面21cと対応して内周側では回転軸10に沿うとともに、外周側へ向かうに従って径方向に沿うように曲面状に形成されている。これらハブ21及びシュラウド23の流路形成面21c、23aの間が流路Fとして形成され、内周側に吸込口25、外周側に吐出口26とした開口が形成されている。ブレード22は、ハブ21及びシュラウド23の流路形成面21c、23aによって形成された流路Fに周方向に間隔を空けて複数設けられている。各ブレード22は、内周側から外周側に向かうに従って周方向一方側から他方側へと湾曲している。
静止部材3の内胴部50には、インペラ20が配置される空洞部51と、空洞部51に接続された複数の吐出流路100とを備える。本実施形態では、内胴部50には、各インペラ20と対応する吐出流路100として、それぞれ第一吐出流路101及び第二吐出流路102の2つを備える。空洞部51は、インペラ20の形状に応じた形状を有している。空洞部51にインペラ20を配置した状態で、空洞部51におけるインペラ20の吐出口26に面する部分は第一吐出流路101及び第二吐出流路102に対応して2つの合流流路52、53に区画されている。インペラ20から吐出した流体はいずれかの合流流路52、53に流入した後に対応する第一吐出流路101または第二吐出流路102に流入する。
第一吐出流路101及び第二吐出流路102は、径方向外周側へと延びる流入部105と、流入部105と接続されて、径方向外周側から径方向内周側へと折り返される返し部106と、返し部106と接続されて径方向内周側へと延びる戻り部107とを備える。戻り部107は次段のインペラ20が配置された空洞部51に連通し、次段のインペラ20の吸込口25に接続されている。ここで、第一吐出流路101において、返し部106の径方向外周側から径方向内周側へと折り返し回転軸10と平行な面に沿う折り返し位置P1での流路Fの断面(B−B断面)は非円形形状である楕円形状となっている。より詳しくは第一吐出流路101は、流入部105の断面が円形形状であるとともに、返し部106における流入部105との接続部分も円形形状である。そして、返し部106では折り返し位置P1に至るまでに長径と短径の比が次第に大きくなり折り返し位置P1まで至る一方、折り返し位置P1から下流で長径と短径の比が次第に小さくなり戻り部107に接続される位置では断面が円形形状となっている。そして、戻り部107は断面が円形形状となっている。第二吐出流路102も同様に、流入部105及び戻り部107では断面が円形形状である。また、第二吐出流路102の返し部106は、流入部105及び戻り部107との接続位置では断面が円形形状であるとともに、第一吐出流路101における折り返し位置P1と対応する折り返し位置P2に向かって長径と短径の比が変化して断面が、折り返し位置P1と長径の向きが同じとなる楕円形状となっている。第二吐出流路102の折り返し位置P2における断面の長径と短径の比は、第一吐出流路101の折り返し位置P1における断面の長径と短径の比と異なっている。
次に、本実施形態のポンプ1の作用について説明する。図2及び図3に示すように、回転軸10とともにインペラ20が回転することで、吸引された流体はインペラ20から受ける遠心力の作用によりブレード22に沿って径方向外周側へと流れ、吐出口26から吐出される。吐出された流体は吐出する位置に従って2つの合流流路52、53いずれかに流入する。それぞれの合流流路52、53の流体は対応する第一吐出流路101または第二吐出流路102のいずれかに流入する。第一吐出流路101及び第二吐出流路102それぞれに流入した流体は流入部105、返し部106、戻り部107の順に流れ、径方向内周側への流れに転向された後に次段のインペラ20へと流入する。この際、返し部106の折り返し位置P1、P2で断面が楕円形状に変化しているため、当該楕円形状、及び円形形状から楕円形状への変化によって流通する流体は作用を受ける。ここで、第一吐出流路101と第二吐出流路102とでは返し部106の折り返し位置P1、P2での楕円形状の断面における長径と短径の比が異なっているため、流体が受ける作用に差をつけることができる。そして、このように作用に差をつけることができるため、合流流路52、53で不均一な流れとなっている場合に、積極的に異なる条件で流体を流通させて、当該不均一となっている流れに対して効果的に作用の差を生じさせることができる。したがって、下流のインペラ20に流入する位置において均一化を図ることができ、全体として圧力損失の抑制につなげることができる。
なお、上記実施形態では、第一吐出流路101と第二吐出流路102とは返し部106の折り返し位置P1、P2で断面形状が異なるものとしたがこれに限られるものではない。返し部106の折り返し位置P1、P2では同じ断面形状としつつ、他の互いに対応する位置、例えば流入部105と返し部106の接続位置や、流入部105から所定の長さ下流側の位置等で、異なる断面形状としつつ少なくとも一方を非円形形状としても良い。また、第一吐出流路101及び第二吐出流路102の全体にわたって、互いに対応する位置同士の断面形状が異なるようにしても良く、少なくとも一の箇所で断面形状が異なりつつ一方の吐出流路100の断面形状が非円形形状であれば良い。また、一方が対応する位置で図6に示すような円形形状であっても良い。また、互いに断面形状を異ならせる手段として長径と短径の比を異なるものとしたが、これに限られるものではなく、例えば長径と短径の比は同一であっても図4及び図7に示すように長径及び短径の向きが異なるようにしても良い。また、また、非円形形状の例として上記では楕円形状を例に挙げたがこれに限るものではなく、例えば図8に示すように矩形形状などとしても良い。
また、本実施形態のような多段ポンプ1では、各ポンプ1A〜1Gのそれぞれの第一吐出流路101と第二吐出流路102とで断面を異ならせるものとしたが、これに限られるものではない。吐出流路100における流体が不均一となりうるポンプにおける吐出流路100において、上記のように第一吐出流路101と第二吐出流路102とで断面形状を異ならせるようにして、他のポンプについては第一吐出流路101と第二吐出流路102の断面形状を同一の形状としても良い。また、吐出流路100として第一吐出流路101と第二吐出流路102の2つを備えるものとしたがこれに限られるものでもなく、3つ以上としても良い。その場合にも複数の吐出流路100のうち、一つの吐出流路100の一の箇所で断面が非円形形状であるとともに、残りの吐出流路100のうちの一つの吐出流路100の対応する箇所で異なる断面形状であれば良い。
また、上記実施形態では流体機械の例としてポンプを例に挙げたがこれに限られるものではなく、圧縮機など、様々な流体機械に適用可能である。
1 ポンプ(流体機械)
20 インペラ(本体部)
100 吐出流路
101 第一吐出流路
102 第二吐出流路
P1 折り返し位置(一の箇所)
P2 折り返し位置(一の箇所と対応する箇所)

Claims (2)

  1. 流体に作用する本体部と、
    前記本体部から吐出する流体を案内する複数の吐出流路を備え、
    複数の前記吐出流路の内の第一吐出流路は、少なくとも一の箇所の断面が非円形形状とされていて、
    複数の前記吐出流路の内の前記第一吐出流路とは異なる第二吐出流路は、前記第一吐出流路の非円形状となる前記一の箇所と対応する箇所の断面が前記第一吐出流路の前記一の箇所の断面形状と異なる形状である流体機械。
  2. 請求項1に記載の流体機械において、
    前記第一吐出流路の前記一の箇所の断面は楕円形状である流体機械。
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