JP2010112277A - 遠心圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成により運転可能な低流量域の範囲を広げることができる遠心圧縮機を提供する。
【解決手段】インペラの湾曲面に取り付けた低流量対応翼19、中流量対応翼20及び高流量対応翼21は、それぞれの入口翼角をα1>β1>γ1の関係を有する角度に設定し、それぞれの後退角をα2>β2>γ2の関係を有する角度に設定することにより、低流量時、中流量時及び高流量時の運転において最も効率の良い気体の吸引動作を行えるように構成している。遠心圧縮機が運転される時、低流量時の運転では低流量対応翼19が主体となって効率の良い気体の吸引動作が行われ、同様に、中流量時では中流量対応翼20が主体となり、高流量時では高流量対応翼21が主体となってそれぞれ効率の良い気体の吸引動作が行われる。従って、遠心圧縮機の運転可能な低流量域の範囲を広げることができる。
【選択図】図4

Description

本願発明は、複数の翼を備えたインペラを有する遠心圧縮機に関するものである。
遠心圧縮機は、低流量域から高流量域に亘る運転領域の拡大を求められている。その中でも低流量域側への拡大の要望が特に強い。このような要望に対応するため、従来から多くの対策が提案されている。
例えば、特許文献1は、気体の吸入通路の壁面にインペラのインデューサ側から気体の吸入口側に向かう循環通路を形成し、インデューサ側の気体の一部が循環通路を通り前記吸入通路に戻った後、再びインデューサ側に流れるようにした構成が開示されている。特許文献1は循環流を形成することにより、低流量域における前記吸入通路内での気体の失速発生を抑制し、遠心圧縮機の運転可能な低流量域の範囲を広げた構成である。
特許文献2は、ディフューザを形成するディフューザ壁の一方を他方のディフューザ壁側へ変位可能に構成し、低流量運転時に一方のディフューザ壁を移動してディフューザの通路幅を狭くするように構成したものである。特許文献2では、低流量運転時にディフューザの通路幅を狭くすることにより、インペラから供給される少流量の気体の流速を高め、ディフューザにおける気体の失速発生を抑制する。この構成により特許文献2は遠心圧縮機の運転可能な低流量域の範囲を広げている。
特許文献3は、インペラ及びインペラに設けた複数のブレードを次のように構成し、遠心圧縮機の運転可能な低流量域の拡大を図ったものである。即ち、特許文献3は、インペラの回転方向に対して後方に傾斜する角度である前記各ブレードの後退角を45度〜55度の範囲に、前記各ブレードの前方エッジよりもインペラのバックプレート側に位置する湾曲エッジが前記バックプレート側に傾斜する角度である後方傾斜角を35度〜55度の範囲に、インペラ外径に対するインペラ・インデューサ直径の比であるインペラの直角度を0.59〜0.63の範囲に、インペラ外径に対するディフューザ出口直径の比であるディフューザ半径比を1.4〜1.55の範囲にそれぞれ設定した構成である。
特開平5−60097号公報 特開2008−95678号公報 特開2005−233188号公報
特許文献1及び特許文献2は、循環通路を設けたり、ディフューザ壁を可動に構成するとともに可動のためのアクチュエータを設けるなど、遠心圧縮機の基本構成とは別に新たな構成を付加しなければならない。このため、部品点数が増加したり、構造が複雑化するなどの問題があり、また遠心圧縮機が高価なものとならざるを得ないという問題がある。
特許文献3は、インペラ及びインペラに設けたブレードの構造を変更したもので、特許文献1及び特許文献2のような新たな部品の追加や構造の複雑化という問題が解消すると思われる。しかし、前記したブレード等の数値設定による構造の変更、例えば変更された前記後退角や後方傾斜角は、すべてのブレードが同一数値のものに設定され、しかも通常、高流量域での所定の圧縮効率が得られるように設定されるものである。従って、ブレードを従来と異なる数値設定に構成することにより得られる低流量域の拡大効果は充分なものでなかった。
本願発明は、簡単な構成により運転可能な低流量域の範囲を広げることができる遠心圧縮機の提供を目的とする。
請求項1に記載の本願発明は、ケーシングに支持された回転軸に複数の翼を備えたインペラを固定し、前記インペラの周囲にディフューザ及び前記ディフューザに連通するボリュートを配置し、前記インペラの回転により低流量時から高流量時に亘り気体を吸引するとともに圧縮し、前記ディフューザへ供給する遠心圧縮機において、前記複数の翼を少なくとも低流量対応翼と他の流量対応翼の2種類に区分し、前記低流量対応翼におけるインデューサ側基端部の入口翼角を低流量時のインデューサにおける気体の流れ方向に合せた角度に設定し、前記他の流量対応翼の入口翼角を前記低流量対応翼の入口翼角よりも小さい角度に設定したことを特徴とする。
請求項1記載の本願発明によれば、低流量時には低流量対応翼によって気体を確実に吸引し、低流量領域における圧縮効率を高めることができ、他の流量域では他の流量対応翼によって気体を確実に吸引することができる。このため、より低流量側での運転を可能にし、遠心圧縮機の運転領域を低流量側に広げることができる。また、翼の形態を異ならせるだけであるため、余分な部品の装着や気体の流路途中における複雑な加工の必要が無いので、簡単な構成で遠心圧縮機の圧縮効率を高めることができる。なお、本願発明における入口翼角とは、インデューサ側基端部における翼面の任意の点から気体の流れの上流側に引いた接線とインペラの回転軸心線に平行で前記任意の点から気体の流れの上流側に引いた直線との成す角度である。
請求項2に記載の本願発明は、前記他の流量対応翼を中流量対応翼及び高流量対応翼に区分し、前記複数の翼の入口翼角を低流量対応翼>中流量対応翼>高流量対応翼の関係を有する角度に設定したことを特徴とするため、低流量、中流量及び高流量に対応させた翼の混在により各流量条件において最適な気体の吸引動作を行わせることができる。
請求項3に記載の本願発明は、前記低流量対応翼における少なくともディフューザ側先端部の後退角を前記他の流量対応翼の後退角よりも大きい角度に設定したことを特徴とするため、低流量対応翼の後退角が低流量領域に応じた形態であるため、低流量領域におけるインペラからディフューザへの気体の流れを円滑化し、圧縮効率を高めることができる。なお、本願発明における後退角とは、インペラの回転と反対方向に傾斜させた角度を指し、翼面の任意の点から気体の流れの下流側に引いた接線とインペラの回転軸心線に直角となるように前記任意の点から気体の流れの下流側に引いた半径方向線との成す角度である。
請求項4に記載の本願発明は、前記複数の翼の少なくともディフューザ側先端部の後退角を低流量対応翼>中流量対応翼>高流量対応翼の関係を有する角度に設定したことを特徴とするため、各翼の後退角が各流量領域に応じた形態であるため、どの流量条件においてもインペラからディフューザへの気体の流れを円滑化し、圧縮効率を高めることができる。
請求項5に記載の本願発明は、前記低流量対応翼、中流量対応翼及び高流量対応翼を前記インペラの周囲に交互に配設したことを特徴とするため、形態の異なる各翼がインペラの周囲にバランスよく配設され、インペラの安定した回転が得られる。
請求項6に記載の本願発明は、前記各翼の間に短翼を配設したことを特徴とするため、各翼間の間隔を広げ気体の吸引効率を高めるとともに吸引された気体を各翼及び各短翼により絞り込み、気体の圧縮効率を高めることができる。
本願発明は、遠心圧縮機の運転可能な低流量域の範囲を広げることができる。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。なお、本願明細書では、図1の左側を前方、右側を後方として説明する。
本願発明を実施する遠心圧縮機のケーシングは、第1ケーシング1と第2ケーシング2を図示しない適宜手段により接合することによって構成されている。第1ケーシング1の半径方向に延びるケーシング壁3には、インペラ4を固定した回転軸5がシール機能付軸受6を介して回転可能に支持されている。回転軸5は図示されていないが、例えば自動車エンジンからの排ガスにより回転されるタービンを駆動源としている。前記タービンの回転軸は回転軸5と同軸で構成され、前記タービンの回転により回転軸5のインペラ4を回転する。
第2ケーシング2は内部に、インペラ4を収容する漏斗状の空間及び前記空間の入口を形成するインデューサ7の前方に、平行な流路8及び漏斗状に拡開する吸入口9を備えている。また、インペラ4の外周にはディフューザ10が配置される。ディフューザ10はケーシング壁3の外周に位置する前方側壁面11と前方側壁面11に対向して第2ケーシング2内に形成された環状の区画壁12の後方側壁面13とによって形成される環状の通路空間である。
区画壁12の前方側壁面14は第2ケーシング2の内周壁との間にボリュート15を形成している。ボリュート15は蝸牛状に形成され、一方が連通空間16によってディフューザ10に連通するとともに他方が吐出口17に接続している。従って、インペラ4の回転により吸入口9から吸い込まれた気体はインペラ4の遠心力によって圧縮されながらディフューザ10へ供給され、さらに圧縮される。ディフューザ10で圧縮された気体は連通空間16及びボリュート15を介して吐出口17に送られ、図示しない所定の作動機構へ供給される。
本願発明を実施したインペラ4の構成について詳細に説明する。インペラ4の周面は第2ケーシング2の前記漏斗状空間に沿うように、前方から後方に向けて径が拡大する湾曲面18に形成されている。図2に示すように、湾曲面18には異なる形態で構成された6枚の長形状の翼(以下単に翼と呼称する)が均等な間隔で取り付けられている。このうち2枚の翼は低流量対応翼19として構成され、他の2枚は中流量対応翼20として、その他の2枚は高流量対応翼21としてそれぞれ構成されている。従って、インペラ4に取り付けられた翼は複数の種類に区分されている。
本実施形態では各対応翼19〜21が低、中、高の順で交互に配置されている。各対応翼19〜21の間の中央部となる位置には、それぞれ同一形態で構成された6枚の短形状の翼(以下単に短翼と呼称する)22が取り付けられている。短翼22の長さは各対応翼19〜21の長さのほぼ二分の一程度である。
各対応翼19〜21を代表して、低流量対応翼19を図3に示し、形態の説明を行う。低流量対応翼19はインデューサ7側の基端部23、翼面24、ディフューザ10側の先端部25及びインペラ4への取付端面26を備えている。低流量対応翼19の翼面24の幅を示すスパンは基端部23から先端部25に向かって順次縮小された長さで形成されている。
低流量対応翼19の翼面24は、基端部23を図の矢印にて示したインペラ4の回転方向と平行に近い方向に立ち上がるように形成し、先端部25をインペラ4の回転方向と直角に近い方向に立ち上がるように形成することにより、全体としてインペラ4の回転方向に捻れを持たせた形状である。さらに、低流量対応翼19は先端部25側をインペラ4の回転と反対方向に滑らかに傾斜させた形状である。
低流量対応翼19は基端部23に入口翼角α1を有し、先端部25に後退角α2を有する。入口翼角α1は基端部23における翼面24の任意の点から気体の流れの上流側に引いた接線Y1とインペラ4の回転軸心線Xに平行で前記任意の点から気体の流れの上流側に引いた直線X1との成す角度である。図3の入口翼角α1は、基端部23の翼面24におけるスパンの二分の一の点であるミドルスパン27の位置の角度を示している。
後退角α2はインペラ4の回転と反対方向に傾斜させた角度を指し、翼面24の任意の点から気体の流れの下流側に引いた接線Y2とインペラ4の回転軸心線Xに直角となるように前記任意の点から気体の流れの下流側に引いた半径方向線X2との成す角度である。図3の後退角α2は、先端部25の翼面24におけるミドルスパン28の位置の角度を示している。
中流量対応翼20及び高流量対応翼21は、基本的に低流量対応翼19と同一の構造を有し、インデューサ7側の基端部23、翼面24、ディフューザ10側の先端部25、インペラ4への取付端面26、基端部23の翼面24の入口翼角及び先端部25の翼面24の後退角を備えている。中流量対応翼20及び高流量対応翼21が低流量対応翼19と相違する点は、入口翼角及び後退角の設定角度である。なお、短翼22は長さの短い点が異なるのみで、低流量対応翼19の前記した構造に関する要素を全て有している。また、6枚の短翼22は全て同一構造で構成されている。
図4は、図2に示したインペラ4を右方から見た低流量対応翼19、中流量対応翼20、高流量対応翼21及び短翼22を各翼の翼面24におけるミドルスパンを結んだミドルスパン線29(図3参照)で切断し、展開した図である。遠心圧縮機の運転において、インペラ4の回転が低いと、吸入口9から吸引され、流路8に流れる気体の流量が低下する。このため、気体の流速が低下し、インデューサ7付近の気体の流れ方向はインペラ4の周方向に向く。この現象が遠心圧縮機におけるサージ発生の大きな要因となっている。
低流量対応翼19は入口翼角α1を低流量時におけるインデューサ7での気体の流れ方向に合せた比較的大きな角度に設定し、インペラ4に気体を取り込み易く構成している。また、後退角α2は先端部25付近でインペラ4の周方向に向き易い気体の流れ方向に合せて比較的大きな角度に設定し、ディフューザ10に供給される気体の流れが抵抗を受け難いように構成している。
遠心圧縮機の中流量運転時では、流量が増加して流速も高まるため、気体の流れがインペラ4の半径方向側に向く。従って、中流量対応翼20は入口翼角β1及び後退角β2を中流量時の気体の流れ方向に合せた比較的小さな角度に設定し、インペラ4への気体の取り込み及びディフューザ10への気体の供給が効率良く行われるように構成している。
同様に、遠心圧縮機の高流量運転時では、さらに流量及び流速が増大し、気体の流れがより大きな角度でインペラ4の半径方向側に向く。従って、高流量対応翼21は入口翼角γ1及び後退角γ2を高流量時の気体の流れ方向に合せたより小さな角度に設定し、インペラ4への気体の取り込み及びディフューザ10への気体の供給が効率良く行われるように構成している。
以上の説明から明らかなように、低流量対応翼19、中流量対応翼20及び高流量対応翼21は、それぞれの入口翼角をα1>β1>γ1の関係を有する角度に設定し、それぞれの後退角をα2>β2>γ2の関係を有する角度に設定することにより、低流量時、中流量時及び高流量時の運転において最も効率の良い気体の吸引動作を行えるように構成している。
従って、遠心圧縮機が運転される時、低流量時の運転では低流量対応翼19が主体となって効率の良い気体の吸引動作が行われ、同様に、中流量時では中流量対応翼20が主体となり、高流量時では高流量対応翼21が主体となってそれぞれ効率の良い気体の吸引動作が行われる。
図5は、本実施形態による遠心圧縮機におけるインペラ4の流量−圧力比の線図30を従来の線図31と比較したものである。本実施形態の線図30は高流量領域Aから中流量領域Bに至る間、従来の線図31とほぼ変わらない圧力比を得ている。低流量時では、従来の線図31は領域Cが運転限界であるが、本実施形態の線図30は従来よりも低流量となる領域Dまで高い圧力比を維持することができ、遠心圧縮機の運転領域を低流量域側へ大きく拡大できるという結果が得られた。
前記した第1の実施形態は以下の作用効果を有する。
(1)低流量、中流量及び高流量に対応して気体の流れ方向に合せた入口翼角をα1>β1>γ1となる関係を有するように設定した低流量対応翼19、中流量対応翼20及び高流量対応翼21をインペラ4に取り付けるという簡単な構成により、各流量時の気体の吸引動作を効率良く行うことができ、遠心圧縮機の運転領域をより低流量域側へ拡大することができる。
(2)低流量対応翼19、中流量対応翼20及び高流量対応翼21にα2>β2>γ2となる関係を有するように設定した後退角を組み合わせることにより、ディフューザ10への気体の供給を円滑に効率良く行うことができる。
(3)低流量対応翼19、中流量対応翼20及び高流量対応翼21を図2に示すように交互に配置することによって、インペラ4の回転バランスが取り易くなり、安定した回転を行わせることができる。
本願発明は、前記した各実施形態の構成に限定されるものではなく本願発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、次のように実施することができる。
(1)低流量時と高流量時の間に存在する中流量時は概念上広い流量範囲に分布されるため、第1の実施形態のように中流量時を1種類の中流量対応翼20によって対応させる方法に限らず、本願発明は中流量時をさらに複数の流量時に区分し、それぞれの流量時の気体の流れ方向に対応した入口翼角を設定した複数の翼によって対応させることができる。このような構成は全流量域を緻密にカバーできるため、遠心圧縮機をより効率的に運転することができる。
(2)低流量対応翼19、中流量対応翼20及び高流量対応翼21の枚数は6枚に限らず、より多くの枚数を使用することができ、翼の枚数が多いほど効率の良い吸引動作を行わせることができる。
(3)流量に対応させた翼の種類は、低流量対応翼19とその他の流量対応翼の最低2種類を設定すれば本願発明の効果を得ることができる。
(4)低流量対応翼19、中流量対応翼20及び高流量対応翼21等、全ての翼の後退角は同一角度に設定しても本願発明の効果を得ることができる。
(5)低流量対応翼19、中流量対応翼20及び高流量対応翼21は、第1の実施形態のように必ずしも交互に配置する必要は無く、ランダムに、あるいは同一の流量対応翼を集中させるように配置しても良い。
(6)短翼22はインデューサ7側の基端部とディフューザ10側の先端部とに、第1の実施形態の低流量対応翼19、中流量対応翼20及び高流量対応翼21と同様に設定角度の異ならせた入口翼角及び後退角を形成しても良い。
(7)インペラ4は短翼を無くし、各流量時に対応させた長形状の翼のみで構成しても良い。
遠心圧縮機の縦断面図である。 インペラを図1の左方から見た正面図である。 翼の形態を示す説明図である。 翼及び短翼をミドルスパン線で切断した展開図である。 インペラの流量−圧力比線図である。
符号の説明
1 第1ケーシング
2 第2ケーシング
4 インペラ
5 回転軸
7 インデューサ
8 流路
9 吸入口
10 ディフューザ
15 ボリュート
17 吐出口
18 湾曲面
19 低流量対応翼
20 中流量対応翼
21 高流量対応翼
22 短翼
23 基端部
24 翼面
25 先端部
29 ミドルスパン線

Claims (6)

  1. ケーシングに支持された回転軸に複数の翼を備えたインペラを固定し、前記インペラの周囲にディフューザ及び前記ディフューザに連通するボリュートを配置し、前記インペラの回転により低流量時から高流量時に亘り気体を吸引するとともに圧縮し、前記ディフューザへ供給する遠心圧縮機において、
    前記複数の翼を少なくとも低流量対応翼と他の流量対応翼の2種類に区分し、前記低流量対応翼におけるインデューサ側基端部の入口翼角を低流量時のインデューサにおける気体の流れ方向に合せた角度に設定し、前記他の流量対応翼の入口翼角を前記低流量対応翼の入口翼角よりも小さい角度に設定したことを特徴とする遠心圧縮機。
  2. 前記他の流量対応翼を中流量対応翼及び高流量対応翼に区分し、前記複数の翼の入口翼角を低流量対応翼>中流量対応翼>高流量対応翼の関係を有する角度に設定したことを特徴とする請求項1に記載の遠心圧縮機。
  3. 前記低流量対応翼における少なくともディフューザ側先端部の後退角を前記他の流量対応翼の後退角よりも大きい角度に設定したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遠心圧縮機。
  4. 前記複数の翼の少なくともディフューザ側先端部の後退角を低流量対応翼>中流量対応翼>高流量対応翼の関係を有する角度に設定したことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の遠心圧縮機。
  5. 前記低流量対応翼、中流量対応翼及び高流量対応翼を前記インペラの周囲に交互に配設したことを特徴する請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の遠心圧縮機。
  6. 前記各翼の間に短翼を配設したことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の遠心圧縮機。
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