JP2018177015A - 車両用表示装置 - Google Patents

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【課題】画像品位を保持しつつ、ウインドシールドに広く画像を投影することができる車両用表示装置を提供する。【解決手段】車両用表示装置1は、プロジェクタ3が、光源部30からのレーザ光11を、スクリーン5Aの被投影面5aの主走査方向に反射させつつ、副走査方向に反射させながら走査を行う走査ミラー36と、スクリーン5Aにおいて、走査ミラー36による走査が可能な走査可能領域6Aより副走査方向において狭い走査領域60に画像を投影するように走査ミラー36を駆動する制御部10とを有する。制御部10は、走査ミラー36を駆動することで、走査領域60を走査可能領域6A内において副走査方向に移動可能である。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用表示装置に関する。
従来、車両のウインドシールドを介して虚像をドライバの前方に表示するヘッドアップディスプレイ(HUD:Head Up Display)装置等の車両用表示装置がある。例えば、特許文献1では、ドライバのアイポイントの高さに応じて、モータ等により凹面鏡の設置角度を変更し、画像の投影位置を移動させる表示装置が開示されている。
ところで、特許文献2,3では、MEMS(Micro Electro Mechanical System:微小電気機械システム)技術を利用した走査ミラー(以下、「MEMSミラー」ともいう。)を用いてレーザ光を走査して画像を投影する画像表示装置等が開示されている。
特開2016−101805号公報 特許第5018627号公報 特許第5587403号公報
従来の車両用表示装置では、MEMSミラーを用いてウインドシールドに対する画像の投影範囲を広くすると、画像品位が低下する等の問題がある。
本発明は、画像品位を保持しつつ、ウインドシールドに広く画像を投影することができる車両用表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る車両用表示装置は、車両のドライバに視認させる画像に対応するレーザ光を出射する投影器と、前記投影器から出射された前記レーザ光に対応する前記画像が投影され、かつ前記レーザ光を透過する被投影部材と、前記被投影部材を透過した前記レーザ光を反射して前記車両のウインドシールドに向けて反射する反射ミラーと、を備え、前記投影器は、前記レーザ光を出力する少なくとも1つの光源と、前記光源からの前記レーザ光を、前記被投影部材の被投影面の主走査方向に反射させつつ、前記主走査方向と直交する副走査方向に反射させながら走査を行う走査ミラーと、前記被投影部材において、前記走査ミラーによる走査が可能な走査可能領域より前記副走査方向において狭い走査領域に前記画像を投影するように前記走査ミラーを駆動する走査ミラー駆動手段と、を有し、前記走査ミラー駆動手段は、前記走査ミラーを駆動することで、前記走査領域を前記走査可能領域内において前記副走査方向に移動可能である、ことを特徴とする。
上記車両用表示装置において、前記投影器から出射された前記レーザ光を前記被投影部材に向けて反射する折り返しミラーと、前記折り返しミラーを駆動することにより、前記走査領域を前記主走査方向に移動可能である折り返しミラー駆動手段と、をさらに備え、前記走査可能領域は、前記主走査方向において前記走査領域よりも広い、ことが好ましい。
上記車両用表示装置において、前記走査ミラー駆動手段および/または折り返しミラー駆動手段は、前記走査可能領域のうち、前記ドライバのアイポイントと、前記画像の内容との関係性に応じた目標走査領域が前記走査領域となるように、前記走査ミラーおよび/または前記折り返しミラーを駆動する、ことが好ましい。
上記車両用表示装置において、前記走査ミラー駆動手段および/または折り返しミラー駆動手段は、前記走査可能領域のうち、前記ウインドシールドを介して前記アイポイント上に位置する風景と、前記画像とが重畳する目標走査領域が前記走査領域となるように、前記走査ミラーおよび/または前記折り返しミラーを駆動する、ことが好ましい。
本発明に係る車両用表示装置によれば、画像品位を保持しつつ、ウインドシールドに広く画像を投影することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る車両用表示装置の概略構成を示す図である。 図2は、実施形態1に係るプロジェクタの概略構成を示す図である。 図3(A)〜図3(C)は、実施形態1に係る走査領域の移動を説明する図である。 図4は、実施形態1に係るMEMSミラーへの通電電流波形の一例を示す図である。 図5は、実施形態1に係る車両用表示装置により投影される画像の一例を示す図である。 図6は、実施形態2に係る車両用表示装置の概略構成を示す図である。 図7は、実施形態2に係る走査領域の移動を説明するための図である。
以下に、本発明に係る車両用表示装置の実施形態を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、下記の実施形態における構成要素は、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る車両用表示装置の概略構成を示す図である。図2は、実施形態1に係るプロジェクタの概略構成を示す図である。図3は、実施形態1に係る走査領域の移動を説明する図である。図4は、実施形態1に係るMEMSミラーへの通電電流波形の一例を示す図である。図5は、実施形態1に係る車両用表示装置により投影される画像の一例を示す図である。なお、図1は、車両用表示装置を搭載した車両を側方側から視た場合の各要素の位置関係を示す。図3の(A)は、走査領域が走査可能領域の副走査方向の上端側に位置する場合、図3の(B)は、中央側に位置する場合、図3の(C)は、下端側に位置する場合を示す。図5は、ドライバのアイポイントからの見え方を示す。
実施形態1に係る車両用表示装置1は、図1に示すように、例えば、自動車等の車両100に搭載されるヘッドアップディスプレイ(HUD)装置である。車両用表示装置1は、車両100のダッシュボード(不図示)の内側に配置され、車両100のウインドシールド101に車両100に関する種々の情報に対応する画像を投影する。車両に関する種々の情報には、例えば、車速、車両状態、道路情報等のドライバ(運転者)200の運転を支援するための情報が含まれる。車両用表示装置1は、ウインドシールド101に画像を投影して、車両100のアイポイント201の前方に虚像110を表示する。虚像110は、ドライバ200のアイポイント201上で視認させる画像である。ウインドシールド101は、半透過性を有し、車両用表示装置1から入射するレーザ光11をアイポイント201に向けて反射する。アイポイント201は、車両100の運転席(不図示)に着座したドライバ200の視点位置として予め定められる位置である。ドライバ200は、ウインドシールド101によって反射された画像を虚像110として認識する。虚像110は、ドライバ200にとって、ウインドシールド101よりも前方に存在するかのように認識される。車両用表示装置1は、図1に示すように、プロジェクタ3と、スクリーン5Aと、非球面ミラー7と、筐体9とを有する。
プロジェクタ3は、投影器である。プロジェクタ3は、スクリーン5Aと対向する位置に配置されている。プロジェクタ3は、ドライバ200に視認させる画像に対応するレーザ光11を出射する。プロジェクタ3は、スクリーン5Aに向けてレーザ光11を出射することでスクリーン5Aに画像を投影する。プロジェクタ3は、図2に示すように、光源部30、第1光源31、第2光源32、第3光源33、ダイクロイックミラー34,35、および走査ミラー36を有する。光源部30は、第1光源31〜第3光源33およびダイクロイックミラー34,35で構成される。
プロジェクタ3は、互いに異なる波長のレーザ光を出力する3つの光源を有する。すなわち、第1光源31は、例えば赤色レーザ光を出力するレーザダイオードである。第1光源31から出力された赤色レーザ光は、図2に示すように、ダイクロイックミラー34に照射される。第2光源32は、赤色レーザ光と波長が異なる緑色レーザ光を出力するレーザダイオードである。第2光源32から出力された緑色レーザ光は、ダイクロイックミラー34に照射される。第3光源33は、赤色レーザ光および緑色レーザ光とは異なる青色レーザ光を出力するレーザダイオードある。第3光源33から出力された青色レーザ光は、ダイクロイックミラー35に照射される。
ダイクロイックミラー34は、赤色のレーザ光を透過させ、かつ緑色のレーザ光を反射する。赤色のレーザ光と、ダイクロイックミラー34によって反射された緑色のレーザ光とは同じ光軸上のレーザ光となってダイクロイックミラー35に入射する。ダイクロイックミラー35は、赤色および緑色のレーザ光を透過させ、かつ青色のレーザ光を反射する。赤色および緑色のレーザ光と、ダイクロイックミラー35によって反射された青色のレーザ光とは合波され、同じ光軸上のレーザ光として走査ミラー36に入射する。すなわち、ダイクロイックミラー34,35を含む光学系は、赤色、緑色、および青色の3つのレーザ光を合波する。
走査ミラー36は、図2に示すように、光源部30からのレーザ光11を、スクリーン5Aの被投影面の主走査方向に反射させつつ、主走査方向と直交する副走査方向に反射させながら走査を行う。走査ミラー36は、直交する2本の回転軸X1,X2の周りに回転振動しながら、レーザ光11をスクリーン5Aに向けて反射することでスクリーン5Aに画像を投影する。走査ミラー36は、例えば、MEMS技術を用いて制作されたMEMSミラーである。MEMSミラーは、機械要素部品、センサ、アクチュエータ、電子回路等が半導体基板上に集積化された光学デバイスである。走査ミラー36は、ステージ部37、およびミラー部38等を含む。
走査ミラー36によって反射されたレーザ光11は、走査ミラー36のミラー部38が回転軸X1周りに回転振動することにより、スクリーン5Aを主走査方向に走査する。また、レーザ光11は、走査ミラー36のミラー部38が回転軸X2周りに回転振動することにより、スクリーン5Aを副走査方向に走査する。つまり、プロジェクタ3は、走査ミラー36の反射光であるレーザ光11によってスクリーン5Aを主走査方向および副走査方向に走査しながらスクリーン5Aに画像を投影する。
ステージ部37は、貫通孔を有する板状部材であり、走査ミラー36本体の貫通孔に配置されている。ステージ部37は、回転軸X2方向に延在する2本の梁によって走査ミラー36本体と接続されている。ステージ部37の表面には、渦状に巻かれたコイル(不図示)が配置されている。このコイルには、走査ミラー36本体側から電力が供給される。ステージ部37は、コイルが電力の供給を受けることにより、回転軸X2を回転中心として走査ミラー36に対して相対回転する。
ミラー部38は、円盤形状の部材である。ミラー部38は、ステージ部37の貫通孔に配置されている。ミラー部38は、回転軸X1方向に延在する2本の梁によってステージ部37と接続されている。回転軸X1と回転軸X2とは直交している。ミラー部38は、共振により回転軸X1の周りに回転振動する。すなわち、ミラー部38は、共振によってステージ部37に対して相対回転する。ステージ部37が予め定められた第一周波数で回転振動する場合に、共振によってミラー部38が第二周波数で回転振動するように、ミラー部38等の諸元が設計されている。
スクリーン5Aは、被投影部材である。スクリーン5Aは、全体が平面状に形成され、プロジェクタ3と対向する位置に配置されている。スクリーン5Aは、光を透過する透過性スクリーンである。スクリーン5Aは、マイクロレンズアレイ、拡散板等で構成される。スクリーン5Aは、画像が投影される被投影面5aを有する。スクリーン5Aは、プロジェクタ3から出射されたレーザ光11に対応する画像が被投影面5aに投影され、かつレーザ光11を透過する。スクリーン5Aを透過したレーザ光11は、非球面ミラー7に入射する。
スクリーン5Aは、図2および図3に示すように、被投影面5aにおいて、走査ミラー36による走査が可能な走査可能領域6Aを有する。走査可能領域6Aは、例えば矩形状に形成されている。走査可能領域6Aは、レーザ光11の走査により画像が投影される走査領域60を有する。走査領域60は、走査可能領域6Aと同様に、矩形状に形成されている。走査領域60は、レーザ光11の走査を受けてスクリーン5Aに画像が描画される領域である。走査領域60は、走査可能領域6Aより副走査方向において狭く設定されている。走査領域60は、走査可能領域6A内において副走査方向に移動可能である。
プロジェクタ3は、車両用表示装置1内の制御部10により制御される。制御部10は、プロジェクタ3内の第1〜第3光源31〜33を駆動制御することにより、プロジェクタ3から出射するレーザ光11の光量や色を制御する。制御部10は、例えば、レーザ光11の光量や色の目標値に基づいて、各光源のレーザ光の出力を制御する。
制御部10は、走査ミラー駆動手段として、走査ミラー36を駆動する。制御部10が走査ミラー36を駆動することで、走査領域60を走査可能領域6A内において副走査方向に移動可能にする。すなわち、制御部10は、ステージ部37のコイルに流す電流値を変更することで、走査領域60を副走査方向に移動させて、ウインドシールド101に対する画像の投影位置を変更することができる。
制御部10は、走査可能領域6Aのうち、ドライバ200のアイポイント201と、画像の内容との関係性に応じた目標走査領域が走査領域60となるように、走査ミラー36を駆動する。アイポイント201は、例えば、ドライバ200を撮影してアイポイント201を検出するカメラやセンサ等により得られる。画像の内容は、上述した車両100に関する種々の情報であり、例えば、車速、車両状態、道路情報等である。したがって、アイポイント201と画像の内容との関係性は、画像の内容がアイポイント201上のドライバ200の中心視野に入れるべきものか、周辺視野でよいのかを示すものである。例えば、画像がドライバ200の中心視野に入れる内容である場合、アイポイント201上でドライバ200の中心視野に入る位置に画像が投影されるように、目標走査領域の位置が変化する。制御部10は、目標走査領域の位置の変化に合わせて、当該目標走査領域が走査領域60となるように走査ミラー36を駆動して、走査領域60を副走査方向における上方向または下方向に移動させる。一方、画像がドライバ200の周辺視野に入れる内容である場合、アイポイント201上でドライバ200の周辺視野に入る位置に画像が投影されるように、目標走査領域の位置が変化する。制御部10は、目標走査領域の位置の変化に合わせて、当該目標走査領域が走査領域60となるように走査ミラー36を駆動して、走査領域60を副走査方向における上方向または下方向に移動させる。
制御部10は、走査ミラー36を駆動制御して、走査領域60の副走査方向の幅を設定する。走査領域60の副走査方向の幅は、走査ミラー36の副走査方向の走査角(振れ角)により決定される。走査角は、ステージ部37のコイルが電力の供給を受けて、ステージ部37が回転軸X2を回転中心として走査ミラー36に対して相対回転するときに成される。したがって、制御部10は、コイルへの通電電流が図4に示すような波形となるように、電流値を一定の変動幅で周期的に変化させることで、走査領域60の副走査方向の幅を設定することができる。走査角は、コイルへの通電電流の変動幅を一定に保持した状態で電流値を変化させると、走査領域60が走査可能領域6A内において副走査方向に移動しても変化しない。走査角は、例えば15°程度である。
非球面ミラー7は、反射ミラーである。非球面ミラー7は、プロジェクタ3とスクリーン5Aとの間の光路上に配置されている。非球面ミラー7は、ウインドシールド101に向かって凹状に形成された非球面を有する。非球面ミラー7は、スクリーン5Aを透過したレーザ光11を車両100のウインドシールド101に向けて反射して画像を投影する。非球面ミラー7は、レーザ光11を反射して車両100のウインドシールド101に画像を投影する。本実施形態における非球面ミラー7は、筐体9に対して可動自在に設置されている。
筐体9は、プロジェクタ3、非球面ミラー7等の車両用表示装置1を構成する種々の部品が組み付けられ、これらを収容するケースを構成するものである。筐体9は、絶縁性の樹脂材料等によって構成される。筐体9は、ウインドシールド101に向かう面に透明カバー9aを有する。非球面ミラー7により反射されたレーザ光11は、透明カバー9aを介してウインドシールド101に照射される。
以上説明したように、本実施形態1に係る車両用表示装置1は、プロジェクタ3が、光源部30からのレーザ光11を、スクリーン5Aの被投影面5aの主走査方向に反射させつつ、副走査方向に反射させながら走査を行う走査ミラー36と、スクリーン5Aにおいて、走査ミラー36による走査が可能な走査可能領域6Aより副走査方向において狭い走査領域60に画像を投影するように走査ミラー36を駆動する制御部10とを有する。制御部10は、走査ミラー36を駆動することで、走査領域60を走査可能領域6A内において副走査方向に移動可能である。
上記構成を有する本実施形態に係る車両用表示装置1によれば、走査領域60が、走査可能領域6Aよりも副走査方向において狭いので、走査ミラー36の走査角を広げず、かつドット数を増やすことなく走査が可能となり、画像品位を保持することできる。さらに、ドライバ200の操作等により、画像が描画される走査領域60が副走査方向における下方向に移動して、図5に示すように、ウインドシールド101の第一投影領域103に投影されていた画像を第二投影領域104に移動させることができるので、ウインドシールド101に広く画像を投影することが可能となる。
また、本実施形態に係る車両用表示装置1は、制御部10が、走査可能領域6Aのうち、ドライバ200のアイポイント201と、画像の内容との関係性に応じた目標走査領域が走査領域60となるように、走査ミラー36を駆動する。例えば、アイポイント201と画像の内容との関係性が変化した場合、制御部10は、走査領域60を副走査方向における上方向または下方向に移動するように、走査ミラー36を駆動する。その結果、図5に示すように、ウインドシールド101の第一投影領域103に投影されていた画像が第二投影領域104に移動する。例えば、アイポイント201上でドライバ200の周辺視野に入る位置に投影されていた画像105,106は、第一投影領域103から第二投影領域104に移動する際に、画像105a,106aの位置に移動して投影される。一方、アイポイント201上でドライバ200の中心視野に入る位置に投影されていた画像107は、第一投影領域103から第二投影領域104に移動しても投影状態が維持される。これにより、ドライバ200の運転を支援するための情報を適切な位置に適切なタイミングで提供することが可能となる。
また、本実施形態に係る車両用表示装置1は、制御部10が、走査可能領域6Aのうち、ウインドシールド101を介してアイポイント201上に位置する風景と、画像とが重畳する目標走査領域が走査領域60となるように、走査ミラー36を駆動する。ここで、アイポイント201上に位置する風景は、一例として、車両や歩行者、路面や車線等が含まれる。制御部10は、例えば、図5に示すように、アイポイント201上に位置する歩行者108に合わせて、当該歩行者108と画像109とが重畳する目標走査領域が走査領域60となるように走査ミラー36を駆動し、走査領域60を副走査方向における上方向または下方向に移動させる。これにより、ドライバ200の運転を支援するための情報を適切な位置に適切なタイミングで提供することが可能となる。
[実施形態2]
次に、本発明の実施形態2に係る車両用表示装置について図1、図2、図6、図7を参照して説明する。図6は、実施形態2に係る車両用表示装置の概略構成を示す図である。図7は、実施形態2に係る走査領域の移動を説明するための図である。なお、図6は、スクリーンを副走査方向から視た場合の折り返しミラーによる走査領域の移動状態を示す。図7は、スクリーン内を自在に移動する走査領域の状態を示す。本実施形態2については、上記実施形態1で説明したものと同様の機能を有する構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施形態2に係る車両用表示装置1は、スクリーン5Bがスクリーン5Aよりも主走査方向において広く、プロジェクタ3とスクリーン5Bとの間の光路上に折り返しミラー41が配置されている点で上記実施形態1に係る車両用表示装置1とは異なる。
スクリーン5Bは、スクリーン5Aにおける走査可能領域6Aよりも主走査方向において広い走査可能領域6Bを有する。走査可能領域6Bは、レーザ光11の走査により画像が投影される走査領域60を有する。走査領域60は、主走査方向および副走査方向において走査可能領域6Bよりも狭い。
折り返しミラー41は、1本の回転軸の周りに揺動しながら、プロジェクタ3から入射されるレーザ光11をスクリーン5Bに向けて反射する。折り返しミラー41は、例えば、一軸のMEMSミラー等で構成される。折り返しミラー41は、制御部20により制御される。
制御部20は、折り返しミラー駆動手段として、折り返しミラー41を駆動する。制御部20が折り返しミラー41を駆動することで、走査領域60を走査可能領域6B内において主走査方向に移動可能にする。すなわち、制御部20は、折り返しミラー41を回転軸の周りに揺動させることで、走査領域60を主走査方向に移動させて、ウインドシールド101に対する画像の投影位置を変更することができる。
制御部20は、走査可能領域6Bのうち、ドライバ200のアイポイント201と、画像の内容との関係性に応じた目標走査領域が走査領域60となるように、折り返しミラー41を駆動する。例えば、画像がドライバ200の中心視野に入れる内容である場合、アイポイント201上でドライバ200の中心視野に入る位置に画像が投影されるように、目標走査領域の位置が変化する。制御部20は、目標走査領域の位置の変化に合わせて、当該目標走査領域が走査領域60となるように折り返しミラー41を駆動して、走査領域60を主走査方向における右方向または左方向に移動させる。一方、画像がドライバ200の周辺視野に入れる内容である場合、アイポイント201上でドライバ200の周辺視野に入る位置に画像が投影されるように、目標走査領域の位置が変化する。制御部20は、目標走査領域の位置の変化に合わせて、当該目標走査領域が走査領域60となるように折り返しミラー41を駆動して、走査領域60を主走査方向における右方向または左方向に移動させる。
本実施形態2に係る車両用表示装置1は、プロジェクタ3から出射されたレーザ光11をスクリーン5Bに向けて反射する折り返しミラー41と、折り返しミラー41を駆動することにより、走査可能領域6Bにおいて、走査領域60を主走査方向に移動可能である制御部20とを備える。このように、制御部20が、走査可能領域6B内で、走査領域60を主走査方向に移動できるので、ウインドシールド101に広く画像を投影することができる。
また、本実施形態2に係る車両用表示装置1は、制御部20が、走査可能領域6Bのうち、ドライバ200のアイポイント201と、画像の内容との関係性に応じた目標走査領域が走査領域60となるように、折り返しミラー41を駆動する。例えば、アイポイント201と画像の内容との関係性が変化した場合、制御部20は、走査領域60を主走査方向における右方向または左方向に移動するように、折り返しミラー41を駆動する。これにより、ドライバ200の運転を支援するための情報を適切な位置に適切なタイミングで提供することが可能となる。
また、本実施形態2に係る車両用表示装置1は、制御部20が、走査可能領域6Bのうち、ウインドシールド101を介してアイポイント201上に位置する風景と、画像とが重畳する目標走査領域が走査領域60となるように、折り返しミラー41を駆動する。制御部20は、例えば、図5に示すように、アイポイント201上に位置する歩行者108に合わせて、当該歩行者108と画像109とが重畳する目標走査領域が走査領域60となるように折り返しミラー41を駆動し、走査領域60を主走査方向における右方向または左方向に移動させる。これにより、ドライバ200の運転を支援するための情報を適切な位置に適切なタイミングで提供することが可能となる。
[変形例]
なお、上記実施形態1,2では、プロジェクタ3は、RGBの3つの光源を有しているが、これに限定されず、1つの光源であってもよい。また、プロジェクタ3は、複数のレーザ光をダイクロイックミラー34,35により合波して、1つのレーザ光11を生成しているが、複数のレーザ光を合波可能なものであれば、これらの光学系に限定されるものではない。
また、上記実施形態1,2では、制御部10,20は、走査領域60の副走査方向の幅を設定しているが、画像の内容に応じて、走査領域60の幅を変更するように構成してもよい。例えば、走査領域60の走査幅を狭くすることにより、画像の明るさを明るくすることができるので、ドライバ200への注意喚起を促すことが可能となる。
また、上記実施形態1,2では、プロジェクタ3は、図1に示すように、一部が筐体9の外部に露出しているが、これに限定されず、全部が筐体9に収容されていてもよい。
また、上記実施形態1,2では、走査可能領域6A,6Bは、スクリーン5の被投影面5aの全面に対して設定されているが、これに限定されることなく、例えば、被投影面5a内の走査可能領域6A,6Bの周囲に非走査領域が設定されていてもよい。
また、上記実施形態2では、折り返しミラー41は、一軸のMEMSミラーで構成されているが、これに限定されず、ガルバノミラー等で構成されていてもよい。また、MEMSミラーやガルバノミラーのような高価で複雑な光学系でなく、例えば、回動自在なミラーと該ミラーを回転軸周りに揺動する駆動モータとの組み合わせであってもよい。
上記の各実施形態および変形例に記載された内容は、適宜組み合わせて実行することができる。例えば、上記実施形態1と上記実施形態2とを組み合わせることにより、走査可能領域6A,6B内において、走査領域60を主走査方向および副走査方向に自在に移動することが可能となり、ウインドシールド101に対して、より広く画像を投影することが可能となる。
1 車両用表示装置
3 プロジェクタ
5A,5B スクリーン
6A,6B 走査可能領域
7 非球面ミラー
9 筐体
9a 透明カバー
11 レーザ光
30 光源部
31 第1光源
32 第2光源
33 第3光源
34,35 ダイクロイックミラー
36 走査ミラー
37 ステージ部
38 ミラー部
41 折り返しミラー
60 走査領域
100 車両
101 ウインドシールド
110 虚像
200 ドライバ
201 アイポイント

Claims (4)

  1. 車両のドライバに視認させる画像に対応するレーザ光を出射する投影器と、
    前記投影器から出射された前記レーザ光に対応する前記画像が投影され、かつ前記レーザ光を透過する被投影部材と、
    前記被投影部材を透過した前記レーザ光を反射して前記車両のウインドシールドに向けて反射する反射ミラーと、
    を備え、
    前記投影器は、
    前記レーザ光を出力する少なくとも1つの光源と、
    前記光源からの前記レーザ光を、前記被投影部材の被投影面の主走査方向に反射させつつ、前記主走査方向と直交する副走査方向に反射させながら走査を行う走査ミラーと、
    前記被投影部材において、前記走査ミラーによる走査が可能な走査可能領域より前記副走査方向において狭い走査領域に前記画像を投影するように前記走査ミラーを駆動する走査ミラー駆動手段と、
    を有し、
    前記走査ミラー駆動手段は、
    前記走査ミラーを駆動することで、前記走査領域を前記走査可能領域内において前記副走査方向に移動可能である、
    ことを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記投影器から出射された前記レーザ光を前記被投影部材に向けて反射する折り返しミラーと、
    前記折り返しミラーを駆動することにより、前記走査領域を前記主走査方向に移動可能である折り返しミラー駆動手段と、
    をさらに備え、
    前記走査可能領域は、前記主走査方向において前記走査領域よりも広い、
    請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記走査ミラー駆動手段および/または折り返しミラー駆動手段は、
    前記走査可能領域のうち、前記ドライバのアイポイントと、前記画像の内容との関係性に応じた目標走査領域が前記走査領域となるように、前記走査ミラーおよび/または前記折り返しミラーを駆動する、
    請求項1または2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記走査ミラー駆動手段および/または折り返しミラー駆動手段は、
    前記走査可能領域のうち、前記ウインドシールドを介して前記アイポイント上に位置する風景と、前記画像とが重畳する目標走査領域が前記走査領域となるように、前記走査ミラーおよび/または前記折り返しミラーを駆動する、
    請求項3に記載の車両用表示装置。
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