JP2019094021A - 車両用ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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山村 聡志
Satoshi Yamamura
聡志 山村
隆延 豊嶋
Takanobu Toyoshima
隆延 豊嶋
三千彦 早川
Michihiko Hayakawa
三千彦 早川
耕平 村田
Kohei Murata
耕平 村田
俊亮 岡村
Toshiaki Okamura
俊亮 岡村
淳 岩▲さき▼
Atsushi Iwasaki
淳 岩▲さき▼
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Abstract

【課題】省スペースと部品点数削減を図ることができるHUD装置を提供する。【解決手段】車両(C)に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置(1)が、光源(2)と、光源(2)の光をヘッドアップディスプレイ装置(1)の車内用表示領域(Re)へ導く第1の光学手段(10)と、光源の光を車外へと導く第2の光学手段(16)とを備えるよう構成した。これにより1つの光源(2)で車内表示を行い、かつ灯具として車外を照射すること、あるいは画像描写装置として路面に画像描画を行うことを可能とした。複数の装置の光源を共有化することで、車両全体として、省スペース、部品数削減を可能とした。【選択図】図1

Description

車両に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置に関する。
従来、車両に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置(以下、HUD装置)が知られている(例えば特許文献1)。
特許第6097382号
HUD装置は目立たぬようダッシュボード内に配置されることが多いが、ダッシュボード内はすでに機器類が多数配置されており、さらにHUD装置をどのように配置すべきかは設計者にとって頭の痛い問題である。また光源、リフレクター、投影装置など多数の構成要素からなるHUD装置は、部品点数削減ひいてはコスト削減が課題である。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、省スペースと部品点数削減を図ることができるHUD装置を提供することにある。
上記問題を解決するため、本開示のHUD装置は、
車両に搭載されるHUD装置であって、光源と、光源の光をHUD装置の車内用表示領域へ導く第1の光学手段と、光源の光を車外へと導く第2の光学手段とを備えるよう構成した。
好ましくは、光源の光は、可動リフレクターにより前記二つの光学手段に向けて切り替えて導かれるよう構成されるものとする。
好ましくは、光源、第1の光学手段、及び第2の光学手段が、同一の筺体内に納められるものとする。
好ましくは、車内用表示領域は前記車両に設けられた窓であり、第2の光学手段を経た光は窓を通過して車外へ導かれるものとする。
好ましくは、第2の光学手段を用いて描画パターンを車外に形成する描画装置を備えるものとする。
好ましくは、入力された光をカラー化するカラー化手段をさらに備えるものとする。
本開示の構成によれば、部品点数を削減し、省スペースと部品点数削減を図ることができるヘッドアップディスプレイ装置を提供できる。
本発明の第1の実施形態に係るHUD装置の構成を示す、鉛直断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るHUD装置の構成を示す、鉛直断面図である。 同HUD装置の共役用レンズ、DMD、カラーフィルターの関係を示す説明図である。 同HUD装置のカラーフィルター及びDMDの各素子を説明する説明図であり、(a)がカラーフィルター拡大概略説明図、(b)がDMD拡大概略説明図である。 本発明の第3の実施形態に係るHUD装置の構成を示す、鉛直断面図である。 同HUD装置の光源ユニットの側面図である。 同HUD装置の走査機構の斜視図である。 描画パターンの点灯領域の一例を示す図である。 同HUD装置による路面描画の実施例を説明する図である。 同HUD装置によって形成される配光パターンの一例を示す図であり、本発明の変形例を説明する図である。 本発明の変形例を説明する図である。 HUD装置の概要を示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るHUD装置について詳細に説明する。各図に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るHUD装置の概略構造を示す鉛直断面図である。HUD装置1は、車両Cのフロントガラス14の所定の表示領域(HUD表示領域Re)に主に種々の画像(例えば矢印画像M1)を投影し、これらの画像を運転席からフロントガラス越しに見える景色に重畳するように表示する装置である(図12参照)。
図1に示すように、HUD装置1は、前方に開口部を有する筺体12を備える。筺体12はフロントガラス14の下部に開口部が閉塞するように配置され、フロントガラス14の一部とともに灯室Sを形成する。
灯室S内には、HUD装置1の構成要素として、DMD(Digital Mirror Device)6と、光源2と、リフレクター4と、回動可能な可動ミラー8と、DMD6からの光を上方のフロントガラス14に投影する第1投影レンズ10と、DMD6からの光を車両前方に投影する第2投影レンズ16とが収容されている。これらは図示しない支持機構によって筺体12に取り付けられる。
光源2は、基板に搭載されたLED(発光ダイオード)であり、供給される電流により発光し、拡散光をリフレクター4に向けて出射する。
リフレクター4は、光源2から出射された光をDMD6に向けて反射させるために設けられており、光を反射させるための反射面を備えている。
DMD6は、単一の基板上に複数のマイクロミラー7がマトリクス状に配列された二次元画像形成装置である。このマイクロミラー7を駆動制御することにより、リフレクター4から出射された光をマイクロミラー7で選択的に反射させ、所望の画像(画像光)を形成し照射する。
可動ミラー8は、回転軸8a及び回転軸8a周りに回動可能に取り付けられるミラー8bから構成される。ミラー8bの配置により、DMD6で形成された画像光が投影される場所が決定する。ミラー8bがHUD作用位置(図1の実線位置)に配置された場合、画像光はミラー8bで反射し第1投影レンズ10に入射する。ミラー8bがHUD非作用位置(図1の鎖線位置)に配置された場合、ミラー8bはDMD6の対向位置から外れ、画像光はそのまま第2投影レンズ16に入射する。
第1投影レンズ10は、画像光を特定の大きさでフロントガラス14上のHUD表示領域Reに投影するように設けられている。第1投影レンズ10は、可動ミラー8からの映像光を拡大又は縮小する。筺体12の上面壁には開口部12aが設けられており、第1投影レンズ10からの光を通過させる。開口部12aを覆うように光を透過する透光カバー12bが設けられていてもよい。
HUD表示領域Reに投影される画像光は、アイレンジERにおいて車両前方に形成される虚像となる。HUD装置1では、フロントガラス14越しに見える景色に重畳されるように虚像が投影され、ドライバーに車両Cの進行路上に存在する注視物から視線を移動させることなく視認させることが可能となる。
第2投影レンズ16は、DMD6と対向する位置に配置され、画像光は第2投影レンズ16を介しフロントガラス14を通過し車両C前方に投影される。配光パターンに係る画像光がDMD6で形成され、第2投影レンズ16を介して所望の配光パターンとして車両C前方に照射される。
本実施形態において、光源2の出射強度調整、DMD6のマイクロミラーの駆動制御、可動ミラー8の配置位置、HUD装置1の表示内容は、図1上に図示しない制御ユニット34により制御される。制御ユニット34は、ハードウェア構成としてはコンピューターのCPUやメモリをはじめとする素子や回路で実現され、ソフトウェア構成としてはコンピュータープログラム等により実現される。制御ユニット34は、図示しないスイッチ等からの信号を受信する。そして、受信した信号に応じて、光源2、DMD6、可動ミラー8に各種の制御信号を送信する。
(作用効果)
上記のように構成することで、HUD装置1は、HUD装置として画像をドライバーに視認させる一方で、車両用灯具として車両C前方に配光パターンを形成することを可能とする。光源2から出射された光をリフレクター4で反射させてDMD6に導き、可動ミラー8を用いて、車内画像表示を行う第1投影レンズ10と、車外へと光を導く第2投影レンズ16とへ、光の方向を切り替え導くことで、二つの機能の光源、リフレクター、及び画像形成装置を共有化する。これによりHUD装置と車両用灯具を別々に設ける場合と比較して、部品数削減と省スペースを実現した。これらの構成要素が1つの筺体内に配置されることで、省スペース、小型化が図れる。
HUD装置1が画像を表示するHUD表示領域Reは、フロントガラス14の所定領域であり、灯具としての配光もフロントガラス14を通して車外に照射し行っている。本実施形態のように構成することで、通常よりも車両Cの前面を覆うようにフロントガラス14を配置することができ、未来的なデザインに対応でき、HUD装置1を車内に光学的にも構造的にも効率良く配置できる。
光源2の出力を調整することで、フロントガラス14に投影される画像と、車両前方に配光される配光パターンの明るさに差をつけることが可能である。車内へ照射する場合は視認できる程度に出力を抑え眩しさを低減させ、車外に照射する場合は出力を高くし良好な視界を確保することができ、快適な運転環境を提供できる。
(第2の実施形態)
図2は、第2の実施形態に係るHUD装置の概略構造を示す鉛直断面図である。第1の実施形態と同様または対応する構成要素については同一の符号を付すとともに、重複する説明は適宜省略する。
本実施形態のHUD装置1Aは、可動ミラー8と第1投影レンズ10との間に共役用レンズ18、カラーフィルター20をさらに備える他は、第1の実施形態同様の構成である。
図3は、DMD6、共役用レンズ18、及びカラーフィルター20の関係を、図4は、(a)がカラーフィルター20、(b)がDMD6の各素子を、それぞれ説明する拡大概略説明図である。
DMD6は、前述のように、多数のマトリクス状に配置されたマイクロミラー7を備え、それぞれのマイクロミラー7で光を反射する/しないを選択することで、1つのマイクロミラー7を表示素子の1画素として画像を形成する。
カラーフィルター20は、三色以上(例えば赤/緑/青や、シアン/マゼンダ/イエロー等)の素子22が規則的にマトリクス状に配置された構成を有する。最低1つずつの三色を含んだ複数の素子22の集合を1つのユニット(カラーユニット23)とする。各素子22を通過する光の量は図示しない制御ユニット34により制御され、各カラーユニット(23a、23b、23c…)の三色の混合比率を制御することで、カラーユニットごとに白色、または混色光を形成する。
共役用レンズ18は、カラーフィルター20とDMD6との間に配置され、DMD6の1要素(マイクロミラー7)が1つの素子22に対応するよう、入射したDMD6からの光を拡大又は縮小してカラーフィルター20に投射する。
具体的な各部の1要素に係る作用は以下の通りである。DMD6右下に位置するマイクロミラー7aで反射した光は共役用レンズ18を通過し、カラーフィルター20の左上に配置されるカラーユニット23aを構成する第一色の素子22αに入射する。マイクロミラー7bで反射した光は共役用レンズ18を通り、カラーユニット23aを構成する第二色の素子22βに入射する。同様にマイクロミラー7cの反射光は第三色の素子22γに入射する。これらのカラーユニット23aの光は混色光として出射する。共役用レンズ18により、DMD6のマイクロミラー7から出射した各光はカラーフィルター20の対応する素子22に入射する。各マイクロミラー7の反射光量を変えることで素子の発色は制御される。1つのカラーユニット23を1画素として、カラーフィルター20を出射した光はカラー画像を形成する。即ち、DMD6で形成されたモノクロ画像光は共役用レンズ18を通りカラーフィルター20を通過することでカラー化する。
上記のように構成することで、HUD装置1Aはカラー画像をHUD表示領域Reに投影することを可能とした。
(第3の実施形態)
図5は、第3の実施形態に係るHUD装置の概略構造を示す鉛直断面図である。第1の実施形態と同様または対応する構成要素については同一の符号を付すとともに、重複する説明は適宜省略する。
本実施形態のHUD装置1Bは、光源ユニット24と、走査機構28と、リフレクター26と、制御ユニット34と、第1投影レンズ10と、第2投影レンズ16を灯室S内に備える。
(光源ユニット24)
図6は、光源ユニット24の側面図である。なお、図6では、光源ユニット24の筺体内部を透視して示している。光源ユニット24は、RGBレーザーユニットであり、赤レーザー光を出射する第1光源35、緑レーザー光を出射する第2光源36、及び青レーザー光を出射する第3光源37が、それぞれ基板を介して支持台38に固定されている。光源ユニット24は、光源(35、36、37)からの各出射光を各集光レンズ(40、41、42)により平行光として集光し、各ダイクロイックミラー(45、46、47)に入射して、ダイクロイックミラー(45、46、47)を通過させることでRGB合成し、そのレーザー光B2は、各単色光あるいは混色光あるいは白色光を形成可能である。光源ユニット24は、各光源(35、36、37)の出力を制御ユニット34に制御され、レーザー光B2の照射強度は制御されている。なお、光源ユニット24の光源は、各光源(35、36、37)によるRGBの3光源を有する光源に限られず、単体の白色光源を備えること、または、RGBに橙色レーザーダイオードを追加した4光源を備えること、または、青色レーザーダイオードの出射光を黄色の蛍光体に通過させる構成を備えることにより、励起で白色を発生するものであってもよい。また、各光源(35、36、37)は、レーザーダイオード以外の他のレーザーであってもよい。
本実施形態の光源ユニット24は、支持台38がヒートシンクを兼ねており、灯室S内の温度上昇を避けるため、支持台38のヒートシンク部分が筺体12の孔部12cより灯室S外となるように配置され、筺体12に取り付けられている。
(走査機構28)
図7は、走査機構28の斜視図である。走査機構28は、2軸方向に傾動可能な反射鏡を有するスキャンデバイスである。本実施形態では、一例としてMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラーを採用している。
走査機構28は、ベース57、第1回動体58、第2回動体59、第1トーションバー50、第2トーションバー51、一対の第1永久磁石52、一対の第2永久磁石53、および端子部54を有する。第2回動体59は、板状に形成された反射鏡であり、第2回動体59の前面には、銀蒸着やスパッタリング処理などによって反射面56が形成される。
板状の第1回動体58は、第1トーションバー50によって左右(Y軸周り)に回動可能に支持されて、第2回動体59は、一対の第2トーションバー51によって上下(X軸周り)に回動可能な状態で第1回動体58に支持される。一対の第1永久磁石52及び一対の第2永久磁石53は、ベース57において一対の第1および第2トーションバー(50、51)の延びる方向にそれぞれ設けられる。一対の第1及び第2回動体(58、59)にはそれぞれ端子部54を介して通電される第1および第2のコイル(図示せず)が設けられている。不図示の第1および第2のコイルは、制御ユニット34によってそれぞれ独立した通電制御をされる。
第1回動体58は、第1コイル(図示せず)への通電オンまたはオフに基づいて第1トーションバーの軸線(Y線)回りに往復傾動し、第2回動体59は、第2コイル(図示せず)への通電のオンまたはオフに基づいて第2トーションバー51の軸線(X軸)回りに往復傾動する。反射面56は、第1又は第2コイル(図示せず)への通電に基づいて上下左右に傾動して、光B2を反射させる。
本実施形態では一例としてMEMSミラーを採用しているが、走査機構28には、ガルバノミラーや、光源からの光を反射しながら回転軸を中心に一方向に回転する回転リフレクタ(特開2016−195129)など、多彩な公知の走査機構を採用できる。
制御ユニット34は、光源ユニット24の各光源の出力、走査機構28の各コイルの通電を制御する。本実施形態では制御ユニット34は灯室S内に配置されているが、灯室S外に配置されてもよい。リフレクター26は走査機構28の走査光を第2投影レンズ16に反射するよう配置されている。
光源ユニット24と走査機構28は、光源ユニット24から出射された光B2が反射面56でリフレクター26にも第1投影レンズ10にも反射可能な位置に配置されている。走査機構28は、反射面56の往復回動により光B2でリフレクター26表面(反射面)、あるいは第1投影レンズ10入射面を走査する。
走査機構28は、リフレクター26表面を走査する場合、路面に描写される描写パターンに係る領域を光B2で走査する。リフレクター26で走査された光は、リフレクター26で反射して第2投影レンズ16を介し、車両前方に描写パターンとして照射される。
なお、制御ユニット34は、走査機構28による光B2での走査に合わせて、光源(35、36、37)のレーザー光の出射を制御してもよい。例えば、走査機構28は、描写パターンに係る領域よりも広い範囲で反射面56を回動させる。そして、制御ユニット34は、反射面56の回動位置が、形成すべき描写パターンに係る領域と対応する位置にあるとき各光源(35、36、37)を点灯させる。このような制御によっても、車両C前方には所定の描写パターンを形成することができる。
図8は、HUD装置1Bによって形成される描写パターンの一例である描写パターンE1にかかる点灯領域E1’を示す図である。点灯領域E1’はリフレクター26の反射面に形成される。
本実施形態に係るHUD装置1Bの走査機構28は、矩形の走査範囲SA内をレーザー光B2で走査可能である。制御ユニット34は、走査機構28の走査位置が点灯領域E1’内である場合に、各光源(35、36、37)からのレーザー光を出射させ、点灯領域E1’外にある場合に、各光源からのレーザー光の出射を停止させる。線像を上下に積層された点灯領域E1’は、リフレクター26で反射し、第2投影レンズ16及びフロントガラス14を通過して、車両C前方の路面に照射される。第2投影レンズ16の焦点はリフレクター26の表面(反射面)に設定されており、点灯領域E1’はリフレクター26で左右反転され、さらに第2投影レンズ16を介して上下左右反転されて車両C前方に投影され、路面に描写パターンE1が描写される。(図9参照)。
また、走査機構28は、反射面56の回動により光B2を第1投影レンズ10入射面に向かって走査させることも可能である。この場合、運転情報を示す種々の画像を上記と同様に光B2の線像として形成し、第1投影レンズを介し、フロントガラス14のHUD表示領域Reに投影される。フロントガラス14に投影される画像は、アイレンジERにおいて車両前方に形成された虚像となり、トライバーに視認される。
上記のように構成することで、本実施形態のHUD装置1Bでは、1つの光源を用いてHUD装置として画像をドライバーに視認させる一方で、路面描写装置として車両C前方の路面に描画パターンを形成することを可能とする。これによりHUD装置と路面描画装置を別々に設ける場合と比較して、部品数削減と省スペースを図ることができる。
(変形例)
HUD装置1Bは走査機構28で配光パターンを形成し灯具として使用してもよい。図10はHUB装置1Bによって形成される配光パターンの一例を示す図である。走査機構28は、ロービーム用配光パターンLaに係る点灯領域La’よりも広い走査範囲SAを光B2で走査する。制御ユニット34の光源ユニット24の点灯制御により、点灯領域La’に積層された線像はリフレクター26で反射し、第2投影レンズ16及びフロントガラス14を通過して車両C前方に照射され、カットオフラインCLを有するロービーム用配光パターンLaが形成される。同様にDMD6を画像描画に使用してもよい。
上記実施形態ではHUD装置に灯具あるいは描画装置としての役割も可能として光源を共有化できたが、標識灯や室内灯など、他の発光装置の光源との共有化を図ることも可能である。
自車両及び自車両周囲の情報を各種センサにより取得し、DMD6または走査機構28を用いて運転手または歩行者等の他者に対して、情報通知や警告するよう構成してもよい。例えば、図11のように、制御ユニット34が取得した情報から自車両の状況を判断し、歩行者が左からくる旨の情報を示す矢印や、歩行者が飛び出すおそれのある交差点までの距離を示す描画パターンE2、あるいは、歩行者101に車両Cが交差点に直進することを通知するため止まれと警告を示す描画パターンE3を交差点に表示するよう構成してもよい。歩行者やドライバーに運転に関する情報を表示することで、運転手または歩行者等の他者に対して、情報通知や警告を行うことができる。光源を1つとして二つの機能を有し、2装置設けるより部品数の削減と省スペースが図れる。
以上、実施の形態を基に本発明を説明した。これらの実施形態は例示であり、各構成要素や組み合わせにいろいろな変形例があること、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
1、1A、1B HUD装置
2 光源
4 リフレクター
6 DMD
7 マイクロミラー
8 可動ミラー
8a 回転軸
8b ミラー
10 第1投影レンズ
12 筺体
12a 開口部
12b 透光カバー
12c 孔部
14 フロントガラス
16 第2投影レンズ
18 共役用レンズ
20 カラーフィルター
22 素子
23 カラーユニット
24 光源ユニット
26 リフレクター
28 走査機構
28 光源ユニット
34 制御ユニット
35 第1光源
36 第2光源
37 第3光源
38 支持台
39 集光レンズ
50 第1トーションバー
51 第2トーションバー
52 第1永久磁石
53 第2永久磁石
54 端子部
56 反射面
57 ベース
58 第1回動体
59 第2回動体
101 歩行者
B2 光
C 車両
CL カットオフライン
E1、E2、E3 描写パターン
E1’ 点灯領域
ER アイレンジ
La ロービーム用配光パターン
La’ 点灯領域
M1 画像
Re 表示領域
S 灯室
SA 走査範囲

Claims (6)

  1. 車両に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置であって、
    光源と、
    前記光源の光をヘッドアップディスプレイ装置の車内用表示領域へ導く第1の光学手段と、
    前記光源の光を車外へと導く第2の光学手段とを備える、
    ことを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 前記光源の光は、可動リフレクターにより前記二つの光学手段に向けて切り替えて導かれるよう構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 前記光源、前記第1の光学手段、及び前記第2の光学手段が、同一の筺体内に納められる、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  4. 前記車内用表示領域は前記車両に設けられた窓であり、前記第2の光学手段を経た光は前記窓を通過して車外へ導かれる、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  5. 前記第2の光学手段を用いて描画パターンを車外に形成する描画装置を備える、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  6. 入力された光をカラー化するカラー化手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
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