JP2018175826A - 屋内空間部又は屋外空間部に用いる側面用ネット、及び該側面用ネットの屋内空間部又は屋外空間部への取り付け方法 - Google Patents

屋内空間部又は屋外空間部に用いる側面用ネット、及び該側面用ネットの屋内空間部又は屋外空間部への取り付け方法 Download PDF

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Abstract

【課題】屋内空間部又は屋外空間部へ側面用ネットの取り付けが容易で、取り付け後のメンテナンス作業が少なく、且つ安全に吊り張りすることができる側面用ネット、該側面用ネットの取り付け方法を提供する。【解決手段】支柱間に吊り張りされる防球用等としてのネット体3と、該ネット体を支柱間に沿って取り付ける端辺側の連架用ロープ4とから構成された屋内空間部、又は屋外空間部に用いる側面用ネット1において、前記端辺側の連架用ロープ、又は前記ネット体、或いは前記端辺側の連架用ロープ及び前記ネット体には所望の位置で端辺側の連架用ロープとネット体とを一体的に連結するネット体連結手段が設けられ、且つ該ネット体連結手段を介して前記端辺側の連架用ロープが前記ネット体の上・下の対向端辺側、左・右の対向端辺側のうち少なくとも一端辺側に沿って、両端側が延出した状態で一体的に予め取り付けられている。【選択図】図1

Description

本願発明は、各種スポーツの練習用、又は試合用として使用する屋内空間部、又は屋外空間部において、防球用(又は間仕切り用)としてその空間部の側面に沿って吊り張りする屋内又は屋外空間部に用いる側面用ネット、及び該側面用ネットの屋内空間部又は屋外空間部への取り付け方法に関する。
従来、屋内空間部の側面(本願発明において側面とは、屋内空間部の側壁面であり、天頂部を中心に天井用ネットを吊り張りする以外の側壁面の上部側の傾斜面をも含む面の総称として記載する)に沿って、防球用として使用する側面用ネットは、側面形状に応じて形成されたネット体と、該ネット体を取り付けるための別体の端辺側の連架用ロープとから構成され、ネット体を側面に沿って吊り張りする場合は、先ず空間部の側面の上部側で水平方向に沿って複数箇所で前記端辺側の連架用ロープを固定しながら架け渡すように取り付け、その後該端辺側の連架用ロープに空間部の形状に応じて予め形成されたネット体の上端辺側を巻き付けながら連結、端辺側の連架用ロープとネット体の上端辺側とを連結具を介して連結、又は紐体を用いて前記端辺側の連架用ロープとネット体の上端辺側を編み込むように連結することで、屋内空間部の側面の上部側で水平方向に取り付ける。
又は、屋内空間部の側面の上下方向で垂直方向に沿って複数箇所で端辺側の連架用ロープを取り付け、その後該端辺側の連架用ロープに空間部の形状に応じて予め形成されたネット体を巻き付けながら(又は上記と同様に)連結することで側面に沿って取り付ける。
上記工程を側面毎に繰り返すことで屋内空間部の側面全体に渡って側面用ネットを吊り張りする。
前記側面用ネットは、側面の形状が変形(側面上部側が傾斜、又は凹凸形状等)している場合は、別体の連結具を変形面に取り付けた後、該連結具とネット体とを連結することで変形面に沿ってネット体を吊り張りする。
また、屋外空間部の外周面に沿って、防球用として使用する側面用ネットは、屋外空間部の外周縁に沿って所望の間隔で立設された各支柱間の上下方向及び支柱間の距離に応じて形成されたネット体と、該ネット体を支柱間に取り付けるべく支柱間に取り付けられた複数本の連架用ロープとから構成されている。
前記側面用ネットを吊り張りする場合は、前記各支柱の上部側、及び下部側に沿って連架用ロープを水平方向にそれぞれ取り付けた後、該連架用ロープを利用し連結具を介してネット体を連結することで、ネット体を支柱間に沿って吊張りする。
前記工程を支柱間で繰り返すことで屋外空間部の外周縁に沿って側面用ネットを吊り張りする。
発明が解決しようとする課題
しかしながら、上記従来の側面用ネットは、端辺側の連架用ロープと、ネット体とがそれぞれ別体で構成されているために、先ず空間部の側面の上部側に端辺側の連架用ロープを取り付け、その後前記端辺側の連架用ロープにネット体を取り付ける工程等全ての工程を高所で行う必要があり、作業効率が悪く、且つ安全性の面でも大きな欠点があった。
また、ネット体と端辺側の連架用ロープとが別体である場合は、ネット体と該端辺側の連架用ロープとの取り付け作業が、ネット体の長い距離(空間部の側面の距離に対応して数十メートル以上)での巻き付け作業、又は複数個の連結具を介しての取り付け作業等で特に煩雑な作業であり、また、屋外空間部の場合は、支柱間で分割された複数枚のネット体をそれぞれ端辺側の連架用ロープに取り付けるために、その取り付け作業が風等の自然条件下で行いさらに煩雑さが増すという欠点があった。
特に、端辺側の連架用ロープにネット体を固定する作業は、ネット体の上辺を端辺側の連架用ロープに巻き付け、該巻き付け部分を紐状体で連結することでネット体を固定、又は前記端辺側の連架用ロープに別体の複数個の固定具を用いてネット体を前記端辺側の連架用ロープに連結することで固定する必要があり、ネット体の荷重等に対応して固定作業を行う困難さがあった。
また、メンテナンス作業時において、ネット体が空間部に固定された端辺側の連架用ロープに取り付けて形成されているために、高所でネット体の摩耗等の点検作業を行う必要があり、メンテナンス作業の作業効率が悪いという欠点があった。
さらに、ネット体の交換作業は、その都度ネット体を端辺側の連架用ロープから取り外す工程、及び新たにネット体を端辺側の連架用ロープに取り付ける工程を必要とし、その作業に多くの労力及び時間を要するという問題点があった。
そこで、本発明は側面用ネットの屋内空間部、又は屋外空間部への取り付けが作業容易であり、空間部の形状、及び面積に応じて自在に側面用ネットを形成でき、且つネット体の取り付け作業、及びメンテナンス作業が安全に及び容易に行うことができる屋内空間部又は屋外空間部に用いる側面用ネット、及び該側面用ネットの屋内空間部又は屋外空間部への取り付け方法を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段
本願発明の上記課題を解決する手段としての屋内又は屋外空間部に用いる側面用ネットは、請求項1に記載のように、屋内空間部の側面に又は屋外空間部の支柱間に吊り張りされる防球用等としてのネット体と、該ネット体を空間部の側面等に沿って取り付ける端辺側の連架用ロープとから構成された屋内空間部又は屋外空間部に用いる側面用ネットにおいて、前記端辺側の連架用ロープ、又はネット体、或いは前記端辺側の連架用ロープ及びネット体には所望の位置、又は所望の間隔で該端辺側の連架用ロープとネット体とを一体的に連結するネット体連結手段が設けられ、且つ該ネット体連結手段を介して前記端辺側の連架用ロープが前記ネット体の上・下対向端辺側、左・右対向端辺側のうち少なくとも一端辺側に沿って、両端側をネット体より延出した状態で予め取り付けられていることを特徴とする。
また、上記課題を解決する他の手段は、請求項2に記載のように、前記ネット体の中途部には、側面形状に応じて所望の方向に付設の連架用ロープが予め設けられていることである。
また、本願発明の上記課題を解決する手段としての側面用ネットの屋内又は屋外空間部への取り付け方法は、請求項3に記載のように、屋内空間部の側面の又は屋外空間部の支柱間の形状に応じてネット体を形成した後、屋内空間部の又は屋外空間部の支柱の上部側に取り付けた端辺側の連架用ロープに前記ネット体を取り付けることでネット体を屋内空間部の側面、又は屋外空間部の支柱間に防球用として吊張りする側面用ネットの屋内空間部又は屋外空間部への取り付け方法において、前記ネット体を左右方向、又は上下方向に沿って一枚のネットで形成し、又は複数枚のネットで連続して形成し、前記端辺側の連架用ロープ、又は前記ネット体、或いは前記端辺側の連架用ロープ及び前記ネット体の所望の位置、又は所望の間隔に設けられたネット体連結手段を介しての前記端辺側連架用ロープを予め前記ネット体の上・下対向端辺側、左右対向端辺側のうち少なくとも一端辺側に沿って前記ネット体の幅より延出した状態で取り付けた後、該端辺側の連架用ロープの一端側を屋内空間部の側面の又は屋外空間部の支柱の上部側に取り付けるとともに、滑車等を介して前記端辺側の連架用ロープの他端側を上部側に移動し該端辺側の連架用ロープの他端側を所望の位置で固定することで、前記ネット体を同時に一体的に空間部に吊り張りする、又は滑車等を介して前記端辺側の連架用ロープの両端側を上部側に移動し、該端辺側の連架用ロープを所望の位置で固定することで、前記ネット体を同時に一体的に屋内空間部の側面、又は屋外空間部の支柱間に吊り張りすることを特徴とする。
発明の作用効果
次に、本願発明の屋内空間部又は屋外空間部に用いる側面用ネット、及び側面用ネットの屋内空間部又は屋外空間部への取り付け方法の作用効果を説明する。
先ず、請求項1に記載の屋内空間部に又は屋外空間部に用いる側面用ネットは、屋内空間部の側面の又は屋外空間の支柱間の側面の形状に応じて形成されたネット体と、該ネット体の上・下の対向端辺側、又は左・右の対向端辺側のうち少なくとも一端辺側に、又は上・下の対向端辺側又は左・右の対向端辺側に沿って、又は上・下の対向端辺側及び左・右対向端辺側に沿って、予め取り付けるための端辺側の連架用ロープとから構成されている。
前記端辺側の連架用ロープ、又は前記ネット体、或いは前記端辺側の連架用ロープ及び前記ネット体には、該端辺側の連架用ロープとネット体とを連結するためのネット体連結手段が所望の位置、又は所望の間隔で設けられているために、該ネット体連結手段を介して前記端辺側の連架用ロープとネット体とを所望の位置、又は所望の間隔で予め一体的に連結する。
この際、前記端辺側の連架用ロープは、その両端側をネット体より延出して取り付けることで、該延出幅を空間部の側面とネット体の端部側面との距離に応じて自在に調整し、側面とネット体との間の取り付け幅の調整を行う。
即ち、前記端辺側の連架用ロープをネット体の上端辺側に沿って取り付け、該端辺側の連架用ロープをネット体の上・下対向端辺側に沿って取り付け、又は前記端辺側の連架用ロープをネット体の左・右の対向端辺側に沿って取り付け、又はネット体の上・下対向端辺側及び左・右対向端辺側に沿ってそれぞれ取り付け、しかも該端辺側の連架用ロープの両端側をネット体の端部側よりそれぞれ延出して形成することで、屋内空間部の側面の又は屋外空間部の支柱間の形状に応じて、前記端辺側の連架用ロープの側面、又は支柱との連結位置を自在に調整でき、屋内空間部の側面との距離の調整、屋外空間部の支柱への連結位置の調整を自在に行うことができる。
しかも、ネット体を端辺側の連架用ロープに沿って所望の範囲で移動可能に取り付けると、屋内空間部の側面、又は屋外空間部の支柱間への取り付け後、自在にネット体の取り付け位置の微調整を行うことができる。
上記のように端辺側の連架用ロープにネット体を予め連結固定することにより、ネット体を所望の位置で適切に吊り張りできる。
このため、側面用ネットを簡易に構成することができるとともに、あらゆる屋内空間部の側面の又は屋外空間部の支柱間の側面の形状に応じて側面用ネットを吊り張りすることができる。
また、側面用ネットの屋内空間部の側面の又は屋外空間部の支柱間への取り付けが、端辺側の連架用ロープを取り付けることでネット体を一体的に取り付けできる利点がある。
このように、本願発明の屋内空間部又は屋外空間部に用いる側面用ネットは、その構成が簡易であり、且つあらゆる空間部に対応することができる利点がある。
さらに、ネット体が端辺側の連架用ロープに一体的に取り付けられているために、該端辺側の連架用ロープの取り付けで、同時に一体的にネット体の取り付けができ、確実な側面用ネットの吊り張りが可能である。
次に請求項2に記載の側面用のネットは、側面の形状(上部側が傾斜している形状、段差がある形状、又は円弧状の形状)に応じてネット体の上・下対向端辺、又は左・右対向端辺以外の中途部の所望の位置(例えば、傾斜角度の相違点、又は傾斜側面等の1個所、又は複数個所)に付設の連架用ロープを取り付けることで、該付設の連架用ロープでネット体を側面に取り付けでき、あらゆる側面の形状に応じて側面用ネットを適切に吊り張りすることができる。
または、ネット体の所望の方向(例えば、傾斜方向と同じ方向、又は傾斜方向と交差する方向等)に付設の連架用ロープを一体的に取り付けることで、所望の間隔で側面の形状に応じてネット体が撓んだ状態となることなく適切に側面に沿って吊り張りすることができる。
そのため、あらゆる屋内空間部の側面に対応して側面用ネットを適切に吊り張りすることができる。
次に、請求項3に記載の側面用ネットの屋内空間部又は屋外空間部への取り付け方法について説明する。
最初の工程(第1工程)は、屋内空間部の側面の又は屋外空間部の支柱間の形状に応じて左右方向、又は上下方向に沿って1枚、又は複数枚で1枚のネット体を形成、又はネットを連続して複数枚のネット体を形成する。
このため、側面の形状に応じて、複数枚のネットで形成された一枚の大面積のネット体を取り付け、又は複数枚のネット体を取り付けすることも可能であり防球用の目的(球技の種類等)に応じて自在にネット体を選択できる。
次の工程(第2工程)は、屋内空間部の又は屋外空間部の支柱の上部側に沿って取り付けるための端辺側の連架用ロープを、前記ネット体の上・下の対向端辺側、左・右の対向端辺側の少なくとも一端辺側に沿って、且つネット体の端部より延出した状態で予め取り付ける。
上記端辺側の連架用ロープとネット体との連結は、該端辺側の連架用ロープ、又はネット体、或いは前記端辺側の連架用ロープ及びネット体の所望の位置、又は所望の間隔で設けられたネット体連結手段を介して行うことができる。
即ち、屋内空間部の側面の又は屋外空間部の支柱間の形状に応じて、ネット体の上端辺側に沿って、ネット体の上・下両端辺側に沿って、ネット体の左・右両端辺側に沿って、又はネット体の上・下両端辺側及び左・右両端辺側に沿って端辺側の連架用ロープを予めネット体連結手段を介して取り付ける。
これにより、屋内空間部の側面の又は屋外空間部の支柱への前記端辺側の連架用ロープの取り付け位置を自在に選択でき、側面又は支柱間に最適な状態でネット体を取り付けできる。
その後(第3工程)、前記端辺側の連架用ロープの少なくとも一端側を屋内空間部の側面の又は屋外空間部の支柱の上部側に取り付けるとともに、滑車等(又はウインチ)を介して該端辺側の連架用ロープの他端側を空間部の上部側に移動し、該端辺側の連架用ロープが水平を維持する所望の位置で側面側に固定する。
この際、前記端辺側の連架用ロープの他端側は、前記端辺側の連架用ロープの対向する上部側面側、又は前記滑車等を下部側の床面側に設定している場合は下部側に連結することで、前記端辺側の連架用ロープを固定する。
これにより、ネット体を所望の位置、又は所望の間隔で前記端辺側の連架用ロープに固定でき、さらに該端辺側の連架用ロープと同時に一体的に屋内空間部の側面、又は屋外空間部の支柱間の側面の形状に応じてネット体を吊り張りすることができる。
上記作業を屋内空間部の各側面、屋外空間部の各支柱間に沿って繰り返すことで、複数面の側面、及び複数本の支柱間に連続して側面用ネットを吊り張りする。
上記各工程(第1工程より第3工程)では、屋内空間部又は屋外空間部での高所作業は、少なくとも端辺側の連架用ロープの一端側の取り付ける作業のみであるために、従来のように多くの作業を高所で行うことがなく、安全性の面で格段と優れ、且つ作業効率の面においても格段の向上を図ることができる。
また、他の取り付け方法として、側面の上部側、又は支柱の上部側に取り付けられた滑車等(又はウインチ)を介して、端辺側の連架用ロープの両端側を上部側に同時に移動しながら該端辺側の連架用ロープが水平方向となる所望の位置で、それぞれの端部側を側面の又は支柱の下部側で固定することで、ネット体を同時に一体的に屋内空間部の側面、又は屋外空間部の支柱間に吊り張りすることができる。
この場合も上記記載と同様に、高所での作業を削減でき、安全性の面、及び作業効率の面で格段の向上を図ることができる。
このように、本願発明の側面用ネットの屋内空間部又は屋外空間部への取り付け方法は、その取り付け工程が従来に比し、格段に削減することができるとともに、作業の安全性を格段に向上することができる。
また、側面用ネットのメンテナンス作業においても、端辺側の連架用ロープを下方側に移動することで、同時にネット体を下方側に移動でき、床面側でネット体の補修、交換作業等を行うことができ、その作業の安全性、作業効率の向上を図ることができる。
さらに、屋内空間部の側面、又は屋外空間部の支柱間に応じて、端辺側の連架用ロープのネット体への取り付け位置を自在に選択し、最適な状態で側面用ネットを吊り張りすることができる。
本願発明の屋内空間部又は屋外空間部に用いる側面用ネット、及び側面用ネットの屋内空間部又は屋外空間部への取り付け方法について図面を用いて説明する。
図1は本願発明の屋内空間部又は屋外空間部に用いる側面用ネットを示す概略説明正面図であり、図2は図1の側面用ネットを形成する端辺側の連架用ロープとネット体との一実施例を示す概略一部説明正面図であり、図3は図2の端辺側の連架用ロープとネット体との連結を示す概略説明正面図であり、図4は側面用ネットの屋内空間部への吊り張り方法を示す概略説明正面図であり、図5、図6、図7、図8、及び図9本願発明の屋内空間部又は屋外空間部に用いる側面用ネットの他実施例を示す概略説明正面図であり、図10、図11は本願発明の側面用ネットの吊り張り状態を示す概略説明側面図であり、図12、及び図13は側面用ネットの屋外空間部への吊り張り状態を示す概略説明正面図であり、図14は本願発明の側面用ネットの屋内空間部への取り付け方法を示すフローチャートであり、図15は本願発明の側面用ネットの屋外空間部への取り付け方法を示すフローチャートである。
本願発明の屋内空間部又は屋外空間部に用いる側面用ネット1は、空間部の形状に応じて左右方向、又は上下方向に沿って複数枚のネットで形成され、且つ上下の対向辺方向及び左右の対向辺方向に沿って形状を維持するための補強用ロープ2の取り付けられたネット体3と、該ネット体3の上辺側に沿って、且つネット体3の幅よりも延出し予め連結した端辺側の連架用ロープ4とから構成されている。
前記ネット体3の形成は、上記のように側面側の形状に応じて、複数枚のネットを組み合わせて形成するが、本願発明において、ネット体3の形成はこれに限定されるものでなく、例えば、側面側の面積が大きい場合は複数枚のネット体3を横方向に、又縦方向側の面積が大きい場合は上下方向に連続して取り付けることで、側面側、又は上下側の形状に対応することも可能である。この際、各ネット体3の連結は、1本の端辺側の連架用ロープ4に沿って連続して用いることが可能である。
前記端辺側の連架用ロープ4は、ネット体2の端部側より所望の幅を調整可能に延出することで、屋内空間部の側面の取り付け具(図示せず)との距離を自在に調整する。
即ち、側面とのネット体2の端部側との距離を調整することで、ネット体2を側面側に対応(側面側(側壁側)との距離を近接、又は幅を有して)して取り付ける、又は側面との間の通路等の移動空間部を確保する等(側面側の突起部分に対応)自在に調整できる。
前記ネット体3と端辺側の連架用ロープ4との連結は、前記ネット体3の上端側に沿って所望の間隔で複数本取り付けられたネット体連結手段としての連結ロープ3Aと、前記端辺側の連架用ロープ4に所望の間隔(前記ネット体3の連結ロープ3Aと同じ間隔、又は前記連結ロープ3Aと相違する間隔)で複数本取り付けられたネット体連結手段としての連結ロープ4Aとをネット体3と共に絡み合うように巻き付けることで、前記ネット体3を端辺側の連架用ロープ4と一体的に連結する。
前記連結ロープ3A、4Aの巻き付けにより、前記ネット体3は連結ロープ3A、4Aの固定部分側より巻き付け方向に取り付け位置の微調整(各連結ロープ3A、4Aの固定部分より巻き付け方向と沿って)をすることができ、さらに適切に前記ネット体3を端辺側の連架用ロープ4に連結することができる。
尚、上記実施例では、連結ロープ3A,4Aをネット体3及び端辺側の連架用ロープ4にそれぞれ設けたが、本発明において、連結ロープ3A、4Aをネット体3及び端辺側の連架用ロープ4にそれぞれ設けることは必須の条件ではなく、ネット体3のみ、又は端辺側の連架用ロープ4のみに連結ロープ3A,4Aを設けることも可能である。
また、端辺側の連架用ロープ4への連結ロープ4Aの取り付け位置は、上記のように、ネット体3の連結ロープ3Aに対向する位置に限定されるものでなく、1本、又は2本を所望の位置に取り付け、ネット体3の連結ロープ3Aと絡めるように連結することも可能である。
また、上記実施例では、ネット体連結手段を連結ロープ3Aで形成したが、本願発明において、ネット体連結手段は連結ロープ3Aに限定されるものでなく、例えばネット体3の端部側に設けられた網状体(図示せず)、筒体で形成することで補強用ロープ2部分との連結も可能である。
また、ネット体3への端辺側の連架用ロープ4の取り付け位置は、上記ネット体3の上端辺側に限定されるものでなく、端辺側の連架用ロープ4をネット体3の上・下対向端辺側(下端辺側に第2端辺側の連架用ロープ4B)に取り付けることで、ネット体3の下端側に沿って第2端辺側の連架用ロープ4Bを介して引っ張り移動することができ、また、ネット体3の左・右対向端辺側に沿って端辺側の連架用ロープ4(4C、4D)を取り付けることで、上記実施例のようなネット体2の上対向端辺側での連結以外の取り付けが可能で、屋内空間部の形状に応じて自在にネット体3を吊り張りできる。
前記端辺側の連架用ロープ4の一端側には、空間部の側面と連結するための連結固定具5が取り付けられ、該連結固定具5を空間部の側面に取り付けることで、端辺側の連架用ロープ4の一端側を容易に固定できる。
尚、前記連結固定具5の取り付けは、端辺側の連架用ロープ4の一端側に限定されるものでなく、該端辺側の連架用ロープ4の両端側にそれぞれ取り付けることも可能である。
この際、他端側の連結固定具5は、端辺側の連架用ロープ4に沿って挿通自在に取り付けることで該端辺側の連架用ロープ4の所望の位置で固定(長さ調整)し、側面側に連結することができる。
また、前記端辺側の連架用ロープ4には、ネット体3を所望の位置で固定するネット固定手段としてのネット固定具(図示せず)が複数個取り付けられ、該ネット固定具を用いて空間部に吊り張りした状態でネット体3の端部側、及び前記端辺側の連架用ロープ4のネット体3の連結部分の所望の中途部分で固定することができる。
さらに、屋内空間部の側面の形状が円弧状、途中から傾斜角度を有する、又は段差がある形状(凹凸形状)場合は、前記端辺側の連架用ロープ4の取り付けられたネット体3の中途部(所望の位置、又は傾斜角度の開始位置)に別体の付設の連架用ロープ6を取り付け(取り付け手段は付設の連架用ロープ6に所望の間隔で設けられた連結ロープ(図示せず)を用いてネット体3の網目部分に沿って取り付ける)、該付設の連架用ロープ6の両端側、及び中途部分を側面に固定することで、適切に側面の形状に応じてネット体3を吊り張りできる。
前記ネット体3への付設連架用ロープ6の取り付け本数は上記1本に限定されるものでなく、側面の形状(特に、上部側の形状)に応じて必要とする本数を取り付けることでネット体が弛むことなく取り付けるとともに、ネット体3への取り付け方向の自在に設定することができる。
即ち、屋内空間部の天頂部を含む天井用ネット(図示せず)を用いない全ての側面(形状に応じて天井面をも含む)の形状に応じて、側面用ネット1を吊り張りすることができる。
本願発明の側面用ネット1は上記のように構成され、次に側面用ネット1を屋内空間部の側面に吊り張りする場合について説明する。
先ず、屋内空間部の側面の形状(側面の左右方向の面積、上下方向の面積、及び側面上部側の形状)に応じて複数枚のネットでネット体3を形成する。ネット体3の形成は、網目構造の相違するネットを連結する等、その組み合わせは自在に行うことができる。
次に、ネット体3の形状を補強維持するために、ネット体3の左右の対向辺側、及び上下の対向辺側に沿ってそれぞれ補強用ロープ2を取り付ける。これにより、ネット体3はその形状を確実に維持できる。
次に、前記ネット体3の上辺側に沿って空間部への端辺側の連架用ロープ4を予め連結する。この際、前記端辺側の連架用ロープ4に設けられた連結ロープ4Aと、ネット体3の上端側に設けられた連結ロープ3Aとをネット体3の補強用ロープ2、又は及び網目部分を利用して巻き付けることで、確実に端辺側の連架用ロープ4にネット体3を連結できる。
また、前記端辺側の連架用ロープ4はその両端側をネット体3の両端側より所望の距離延出した状態で取り付ける。
尚、前記端辺側の連架用ロープ4の延出幅は、連結固定具5の取り付けられた一端側は側面の取り付け具(図示せず)とネット体3の端部側との距離に応じて設定し、他端側は滑車(図示せず)を介して上昇可能な長さに応じて設定する。
この状態で、空間部の側面へ連結固定具5を介して端辺側の連架用ロープ4の一端側を連結した後、側面の上部側又は天井面に取り付けた滑車(図示せず)を介して端辺側の連架用ロープ4の他端側を架け渡して上部側に移動し該端辺側の連架用ロープ4が略水平方向に位置(側面上部側が水平状態の場合)するように調整する。
また、側面上部側の形状が水平状態でない場合は、その形状に応じて端辺側の連架用ロープ4の架け渡し方向を調整する。
前記端辺側の連架用ロープ4の他端側の移動は、前記天井側に取り付けた滑車に限定されるものでなく、直接ウインチ(図示せず)を用いて該ウインチの駆動を利用して側面の上部へ移動することも可能である。
これにより、端辺側の連架用ロープ4を取り付けることで、該端辺側の連架用ロープ4に一体的に取り付けられたネット体3を同時に一体的に屋内空間部の側面に沿って吊り張りする。
尚、空間部の大小に応じて、前記端辺側の連架用ロープ4に所望の間隔で複数本のネット固定具(図示せず)を取り付け、該ネット固定具(図示せず)をそれぞれ側面側と固定し、ネット体3が水平状態となるように持ち上げることも可能である。
上記各作業工程を複数枚の側面用ネット1を吊り張りする側面に沿ってそれぞれ繰り返すことで、屋内空間部に最適に側面用ネット1を吊り張りする。
このように、本願発明の側面用ネット1は屋内空間部の側面に沿って自在に吊り張りすることができる。
さらに、高所での作業は、端辺側の連架用ロープ4の一端側のみを固定するだけであるために、その作業工程が簡易であり、且つ安全に作業を行うことができる。
尚、上記実施例では、端辺側の連架用ロープ4の一端側のみに連結固定具5を取り付け、該端辺側の連架用ロープ4の一端側のみ側面に固定し、屋内空間部の側面に沿ってネット体3を吊り張りしたが、本願発明の側面用ネット1の吊り張り方法はこれに限定されるものでなく、例えば、端部辺側の連架用ロープ4の両端側を、滑車等を介して側面の上部側に移動し、該端辺側の連架用ロープ4が水平方向となる位置で両端側を両側面側に固定することで、ネット体3を同時に一体的に吊り張りすることも可能である。
また、上記実施例では、1枚のネット体3を端辺側の連架用ロープ4に取り付けることで側面用ネット1を形成したが、本願発明において、側面用ネット1の形状はこれに限定されるものでなく、複数本の端辺側の連架用ロープ4を連続して連結し、複数枚のネット体3を同時に取り付けることで、大空間部の場合に対応することも可能である。
さらに、屋内空間部の側面形状が、側面上部側の傾斜面を含む場合は、傾斜角度の始点部分の近傍位置に相当するネット体3部分に付設の連架用ロープ6をネット連結手段としての連結ロープ(図示せず)を介して前記端辺側の連架用ロープ4に並行に取り付け、該付設の連架用ロープ6の両端側に設けられた連結固定具5、及び所望の間隔で付設の連架用ロープ6の設けられたネット固定具(図示せず)を傾斜面に取り付けることで、弛むことなくネット体3を側面に沿って吊り張りすることができる。
同様に、側面の上部側が円弧状である場合、又は段差がある形状である場合は、円弧面に沿って、又は段差面に沿って所望の間隔で複数本の付設の連架用ロープ6を前記端辺側の連架用ロープ6に並行に取り付けることで、弛むことなくネット体3を吊り張りすることができる。
また、前記各付設の連架用ロープ6のネット体3への取り付け方向は、上記のように端辺側の連架用ロープ4と並行に限定されるものでなく、該端辺側の連架用ロープ4と交差する方向に取り付けることも可能である。
このように、あらゆる屋内空間部の側面(天頂部を中心とする天井面以外の面を示す)の形状に応じてネット体3を自在に設置でき、しかも設置工程が容易に、且つ安全に行うことができる利点がある。
次に、本願発明の側面用ネット1を屋外空間部へ取り付ける場合について説明する。
屋外空間部の外周に沿って所望の間隔で立設された複数本の支柱10間のそれぞれの形状に応じて1枚、又は上下方向に沿って複数枚のネット体3を形成し、該ネット体3の左右の対向辺側、及び上下の対向辺側に沿ってネット体3を補強維持するための補強用ロープ2を取り付ける。
次に、前記ネット体3の上・下の対向端辺側にそれぞれ端辺側の連架用ロープ4、及び第2の端辺側の連架用ロープ4Bを予め取り付ける。尚、各端辺側の連架用ロープ4、4Bの取り付け方法は実施例1の屋内の場合と同様の構成を有する。
その後、前記端辺側の連架用ロープ4の一端側に取り付けられた連結固定具5を一方側の支柱10の上端側に取り付けられた連結具(図示せず)に連結した後、該端辺側の連架用ロープ4の他端側を支柱10の上端側に取り付けられた滑車(図示せず)を介して上部側に移動し水平方向となる所望の位置で支柱10に固定し、その後、それぞれ連結固定具5を介して下端側の第2の端辺側の連架用ロープ4Bの両端側を支柱10の下部側に固定する。
その後、前記端辺側の連架用ロープ4に取り付けられた連結ロープ4Aと、ネット体3に設けられた連結ロープ3Aとを絡めるように巻き付けることでネット体3を端辺側の連架用ロープ4に広げた状態で固定する。これにより、支柱10間にネット体3を適切に広げた状態で吊り張りすることができる。
この際、ネット体3の大きさに応じて、複数本の端辺側の連架用ロープ4をネット体3に取り付け、複数箇所で支柱10と連結することで、強固にネット体3を支柱10間に取り付け、側面用ネット1を吊り張りすることも可能である。
このように、本願発明の側面用ネット1は、その取り付け工程が簡易であり、且つ安全に取り付けできる。
また、端辺側の連架用ロープ4の本数を選択することで、支柱10間に最適な状態で側面用ネット1を吊り張りすることができる。
尚、上記実施例において、側面用ネット1を取り付ける際、端辺側の連架用ロープ4の一端側を固定し、他端側を上方側に移動することで取り付けたが、本願発明の側面用ネット1において、取り付け方法はこれに限定されるものでなく、例えば、ネット体3の両端側を滑車で上部側に移動することで、空間部に側面用ネット1を吊り張りすることも可能である。
また、上記実施例では、端辺側の連架用ロープ4をネット体3の上下方向に沿って取り付けたが、本願発明において、端辺側の連架用ロープ4の取り付けはこれに限定されるものでなく、ネット体3の左・右対向端辺側に沿って端辺側の連架用ロープ4(4C、4D)を取り付け、該端辺側の連架用ロープ4(4C、4D)の上端側をそれぞれ支柱10の上端側に連結固定具5を介して連結し、下端側を支柱10の下部側に連結することで、支柱10間に側面用ネット1を吊り張りすることができる。
さらに、端辺側の連架用ロープ4を上・下対向端辺側及び左・右対向端辺側にそれぞれ連結し、該端辺側の連架用ロープ4をそれぞれ支柱10に連結することで、ネット体3を強固に支柱10間に吊り張りすることも可能である。
また、上記各実施例では、一枚のネット体3に端辺側の連架用ロープ4を取り付けたが、複数枚のネットを横方向に連続して取り付けてネット体4を形成する場合は、ネット体3の上下両辺に沿って取り付けた端辺側の連架用ロープ4間に縦方向の端辺側の連架用ロープ4を連結し、縦方向に連結した前記端辺側の連架用ロープ4の連結用ロープ4Aを利用してネットの側辺側を連結することで、大空間部に対して適切にネット体3を吊り張りすることができる。
尚、ネット体3の側辺に沿って連結用ロープ3Aを設けることで、前記連結用ロープ4Aと絡めるように巻き付けることも可能である。
このように、本願発明の側面用ネット1は屋外空間部を形成する支柱間10間への吊り張りが容易であり、スムーズで安全なネット体3の吊り張り作業を行うことができる。
本願発明の側面用ネットを示す概略説明正面図 図1の側面用ネットを形成する固定用ロープとネット体とを示す概略説明正面図 図2の固定用ロープとネット体との連結を示す概略説明正面図 図3の側面用ネットの屋内空間部への取り付け方法を示す概略説明正面図 本願発明の側面用ネットの他実施例を示す概略説明正面図 本願発明の側面用ネットの他実施例を示す概略説明正面図 本願発明の側面用ネットの他実施例を示す概略説明正面図 本願発明の側面用ネットの他実施例を示す概略説明正面図 本願発明の側面用ネットの他実施例を示す概略説明正面図 本願発明の側面用ネットの吊り張り状態を示す概略説明側面図 本願発明の側面用ネットの吊り張り状態を示す概略説明側面図 本願発明の側面用ネットの屋外空間部への取り付け状態を示す概略説明正面図 本願発明の側面用ネットの屋外空間部への取り付け状態を示す概略説明正面図 本願発明の側面用ネットの屋内空間部への取り付け方法を示すフローチャート 本願発明の側面用ネットの屋外空間部への取り付け方法を示すフローチャート
1…側面用ネット、3…ネット体、4…端辺側の連架用ロープ、10…支柱
本願発明の上記課題を解決する手段としての屋内空間部、又は屋外空間部に用いる側面用ネットは、請求項1に記載のように、屋内空間部の側面又は屋外空間部の支柱間に吊り張りされる防球用等としてのネット体と、該ネット体を空間部の側面等に沿って取り付ける端辺側の連架用ロープとから構成された屋内空間部又は屋外空間部に用いる側面用ネットにおいて、前記端辺側の連架用ロープ、又はネット体、或いは前記端辺側の連架用ロープ及びネット体には所望の位置、又は所望の間隔で該端辺側の連架用ロープとネット体とを一体的に連結するネット体連結手段が設けられ、且つ該ネット体連結手段を介して前記端辺側の連架用ロープの両端側を取り付ける前記ネット体の上・下対向端辺側、左・右対向端辺側のうち少なくとも一端辺側に沿って、ネット体の幅より延出した状態で取り付け幅を調整して予め取り付けられていることを特徴とする。
また、上記課題を解決する他の手段は、請求項2に記載のように、前記ネット体の上・下端辺側、又は左・右端辺側以外の中途部には、側面形状に応じて所望の位置に付設の連架用ロープが予め設けられていることである。
また、本願発明の上記課題を解決する手段としての側面用ネットの屋内空間部又は屋外空間部への取り付け方法は、請求項3に記載のように、屋内空間部の側面の又は屋外空間部の支柱間の形状に応じてネット体を形成した後、屋内空間部の又は屋外空間部の支柱の上部側に取り付けた端辺側の連架用ロープに前記ネット体を取り付けることでネット体を屋内空間部の側面、又は屋外空間部の支柱間に防球用として吊り張りする側面用ネットの屋内空間部又は屋外空間部への取り付け方法において、前記ネット体を左右方向、又は上下方向に沿って一枚のネットで形成し、又は複数枚のネットで連続して形成し、前記端辺側の連架用ロープ、又は前記ネット体、或いは前記端辺側の連架用ロープ及び前記ネット体の所望の位置、又は所望の間隔に設けられたネット体連結手段を介して前記端辺側の連架用ロープを予め前記ネット体の上・下対向端辺側、左・右対向端辺側のうち少なくとも一端辺側に沿って前記ネット体の幅より延出した状態で取り付け幅を調整して取り付けた後、該端辺側の連架用ロープの一端幅を屋内空間部の側面の又は屋外空間部の支柱の上部側に固定するとともに、滑車等を介して前記端辺側の連架用ロープの他端側を上部側に移動し該端辺側の連架用ロープの他端側を所望の位置で固定、又は滑車等を介して前記端辺側の連架用ロープの両端側を上部側に移動し、該端辺側の連架用ロープを所望の位置で固定し、さらに下端辺側の連架用ロープ、或いは左・右端辺側の連架用ロープがある場合に、該端辺側の連架用ロープをそれぞれ固定することで、前記ネット体を同時に一体的に屋内空間部の側面、又は屋外空間部の支柱間に吊り張りすることを特徴とする。
この際、下端辺側の連架用ロープ、或いは左・右端辺側の連架用ロープがあればそれぞれ側面、床面、又は支柱に固定する。これにより、ネット体を所望の位置、又は所望の間隔で前記端辺側の連架用ロープに固定でき、さらに該端辺側の連架用ロープと同時に一体的に屋内空間部の側面、又は屋外空間部の支柱間の側面の形状に応じてネット体を吊り張りすることができる。
本願発明の上記課題を解決する手段としての屋内空間部、又は屋外空間部に用いる側面用ネットは、請求項1に記載のように、屋内空間部の側面に又は屋外空間部の支柱間の形状に応じて形成され、吊り張りされる防球用等としてのネット体と、該ネット体を空間部の側面等に沿って取り付ける端辺側の連架用ロープとから構成された屋内空間部又は屋外空間部に用いる側面用ネットにおいて、前記端辺側の連架用ロープ、又はネット体、或いは前記端辺側の連架用ロープ及びネット体には所望の位置、又は所望の間隔で該端辺側の連架用ロープとネット体とを一体的に連結すべく複数本の連結ロープから構成されたネット体連結手段が設けられ、且つ該ネット体連結手段を介して前記端辺側の連架用ロープの両端側を取り付ける前記ネット体の上・下対向端辺側、左・右対向端辺側のうちの少なくとも一端辺側に沿って、ネット体の幅より延出した状態でネット体の端部側との取り付け幅を調整して予め取り付けられていることを特徴とする。
また、上記課題を解決する他の手段は、請求項2に記載のように、前記ネット体の上・下端辺側、又は左・右端辺側以外の中途部には、側面形状に応じて所望の位置に付設の連架用ロープが複数本の連結ロープで構成されたネット体連結手段を介してネット体の網目部分に沿って予め設けられていることである。
また、本願発明の上記課題を解決する手段としての側面用ネットの屋内空間部又は屋外空間部への取り付け方法は、請求項3に記載のように、屋内空間部の側面の又は屋外空間部の支柱間に形状に応じてネット体を形成した後、滑車等を介して屋内空間部の上部側又は屋外空間部の支柱の上部側に取り付けた端辺側の連架用ロープに前記ネット体を取り付けることでネット体を屋内空間部の側面、又は屋外空間部の支柱間に防球用として吊り張りする側面用ネットの屋内空間部又は屋外空間への取り付け方法において、前記ネット体を左右方向、又は上下方向に沿って一枚のネットで形成し、又は複数枚のネットで連続して形成し、前記端辺側の連架用ロープ、又は前記ネット体、或いは前記端辺側の連架用ロープ及び前記ネット体の所望の位置、又は所望の間隔に設けられ複数本の連結ロープから構成されたネット体連結手段を介して前記端辺側の連架用ロープを予め前記ネット体の上・下対向端辺側、左・右対向端辺側のうち少なくとも一端側に沿って前記ネット体の幅より延出した状態で取り付け幅を調整して取り付けた後、該端辺側の連架用ロープの一端側を屋内空間部の側面の又は屋外空間の支柱間の支柱の上部側に固定するとともに、前記端辺側の連架用ロープの他端側を上部側に移動し該端辺側の連架用ロープの他端側を所望の位置で固定し、又は前記端辺側の連架用ロープの両端側を上部側に移動し、該端辺側の連架用ロープを所望の位置で固定し、さらに上・下端辺側の連架用ロープ、或いは左・右端辺側の連架用ロープがある場合に、該端辺側の連架用ロープの両端側をそれぞれ固定することで、前記ネット体を同時に一体的に屋内空間部の側面、又は屋外空間の支柱間に吊り張りすることを特徴とする。
前記端辺側の連架用ロープ、又は前記ネット体、或いは前記端辺側の連架用ロープ及び前記ネット体には、該端辺側の連架用ロープとネット体とを連結すべく複 数本の連結ロープで構成されたネット体連結手段が所望の位置、又は所望の間隔で設けられているために、該ネット体連結手段を介して前記端辺側の連架用ロープとネット体とを所望の位置、又は所望の間隔で予め一体的に連結する。
次に請求項2に記載の側面用のネットは、側面の形状(上部側が傾斜している形状、段差がある形状、又は円弧状の形状)に応じてネット体の上・下対向端辺、又は左・右対向端辺以外の中途部の所望の位置(例えば、傾斜角度の相違点、又は傾斜側面等の1個所、又は複数個所)に付設の連架用ロープを複数本の連結ロープで構成されたネット体連結手段を介してネット体の網目部分に沿って取り付けることで、該付設の連架用ロープでネット体を側面に取り付けでき、あらゆる側面の形状に応じて側面用ネットを吊り張りすることができる。
上記端辺側の連架用ロープとネット体との連結は、該端辺側の連架用ロープ、又はネット体、或いは前記端辺側の連架用ロープ及びネット体の所望の位置、又は所望の間隔で設けられ複数本の連結ロープで構成されたネット体連結手段を介して行うことができる。

Claims (3)

  1. 屋内空間部の側面に又は屋外空間部の支柱間に吊り張りされる防球用等としてのネット体と、該ネット体を空間部の側面、又は支柱間に沿って取り付ける端辺側の連架用ロープとから構成された屋内空間部又は屋外空間部に用いる側面用ネットにおいて、前記端辺側の連架用ロープ、又はネット体、或いは前記端辺側の連架用ロープ及びネット体には所望の位置、又は所望の間隔で前記端辺側の連架用ロープとネット体とを一体的に連結するネット体連結手段が設けられ、且つ該ネット体連結手段を介して前記端辺側の連架用ロープが前記ネット体の上・下対向端辺側、左・右対向端辺側のうち少なくとも一端辺側に沿って、両端側をネット体より延出した状態で予め取り付けられていることを特徴とする屋内空間部又は屋外空間部に用いる側面用ネット。
  2. 前記ネット体の中途部には、側面形状に応じて所望の方向に付設の連架用ロープが予め設けられている前記請求項1に記載の屋内空間部又は屋外空間部に用いる側面用ネット。
  3. 屋内空間部の側面の又は屋外空間部の支柱間の形状に応じてネット体を形成した後、屋内空間部の上部側に又は屋外空間部の支柱の上部側に取り付けた端辺側の連架用ロープに前記ネット体を取り付けることでネット体を屋内空間部の側面に又は屋外空間部の支柱間に防球用として吊り張りする側面用ネットの屋内空間部又は屋外空間部への取り付け方法において、前記ネット体を左右方向、又は上下方向に沿って一枚のネットで形成し、又は複数枚のネットで連続して形成し、前記端辺側の連架用ロープ、又は前記ネット体、或いは前記端辺側の連架用ロープ及び前記ネット体の所望の位置、又は所望の間隔に設けられたネット体連結手段を介して前記端辺側の連架用ロープを予め該ネット体の上・下対向端辺側、左・右対向端辺側のうち少なくとも一端辺側に沿ってネット体の幅より延出した状態で取り付けた後、該端辺側の連架用ロープの一端側を屋内空間部の側面の又は屋外空間部の支柱の上部側に取り付けるとともに、滑車等を介して前記端辺側の連架用ロープの他端側を上部側に移動し該端辺側の連架用ロープの他端側を所望の位置で固定することで前記ネット体を同時に一体的に空間部に吊り張りする、又は滑車等を介して前記端辺側の連架用ロープの両端側を上部側に移動し、該端辺側の連架用ロープを所望の位置で固定することで、前記ネット体を同時に一体的に空間部に吊り張りことを特徴とする側面用ネットの屋内空間部又は屋外空間部への取り付け方法。
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