JP2018175290A - トイレ監視システム - Google Patents

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【課題】トイレの使用状態をトイレ使用経過時間に応じて段階的に表示するようにした構成においても、健常者の長時間使用が要介助者の使用中の異常と誤認されることのないトイレ監視システムを提供する。【解決手段】トイレ使用経過時間の長さに応じて各表示灯50,60に互いに異なる複数の表示を段階的に表示させるようにしたので、各表示灯50,60の表示段階によりトイレ使用経過時間の長さを確認することができる。この場合、使用者Aの大便器2への着座を検知し且つ補助部材3の使用を検知すると、トイレ使用経過時間の計時を開始するようにしたので、トイレ使用経過時間に応じた各表示灯50,60の段階的な表示を補助部材3が使用された場合のみ行うことができ、補助部材3を使用しない健常者の使用時間が長い場合でも、要介助者が異常状態に陥っているものと誤認されることがない。【選択図】図8

Description

本発明は、例えば病院や介護施設等のトイレに用いられ、トイレ使用者の使用状況を監視するためのトイレ監視システムに関するものである。
一般に、病院や介護施設のトイレは、病人やけが人、高齢者など、足腰が不自由な要介助者が使用する場合が多いため、このような使用者のトイレ使用動作を補助する補助部材を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この補助部材は、大便器の側方の壁に一端を回動自在に連結され、補助部材を使用者の前方位置まで回動することにより、大便器に着座した使用者が補助部材を把持して着座姿勢を保持できるようになっている。また、補助部材を使用しないときは補助部材を回動して側方の待機位置に移動するようになっている。
ところで、前記トイレ使用者が使用中に具合が悪くなり、自ら動くこともできずに長時間放置される場合がある。このような場合、トイレ内に設けられた呼出ボタンを押して外部に通報することもできるが、呼出ボタンを押すことができないような異常状態に陥っている場合もあり、呼出ボタンの設置のみでは使用者の異変に十分に対応することができなかった。
そこで、このような問題を解決するようにしたものとして、トイレ室内に設けた人感センサによって使用者を検知すると、トイレの外部に設けた表示灯を点灯して使用中を表示するとともに、タイマによってトイレ使用経過時間を計時し、トイレ使用経過時間の長さに応じて表示灯の表示色を異なった表示色に複数段階に切り換えるようにしたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。これにより、表示灯の表示色によって外部からトイレ使用経過時間を確認することができるので、トイレの使用が異常に長い場合は何らかの異変が生じたものと判断して使用者を救護することが可能となる。
特開2015−160036号公報 特開2011−170827号公報
しかしながら、前記トイレは健常者が使用する場合もあるため、健常者の使用時間が長い場合も表示灯の表示色が切り換わり、場合によっては要介助者が異常状態に陥っているものと誤認されてトイレ内に駆け込まれるという事態が発生するおそれがあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、トイレの使用状態をトイレ使用経過時間に応じて段階的に表示するようにした構成においても、健常者の長時間使用が要介助者の使用中の異常と誤認されることのないトイレ監視システムを提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、トイレ室内に設置された大便器と、大便器に着座した使用者の前方に位置することにより使用者の大便器使用動作を補助する補助部材とを備え、補助部材を使用するときは補助部材を使用者の前方の所定の使用位置に移動し、補助部材を使用しないときは補助部材を使用者の前方から他の位置に移動するようにしたトイレに用いられるトイレ監視システムにおいて、前記トイレ室内の大便器に着座した使用者を検知する第1の検知手段と、前記補助部材の使用を検知する第2の検知手段と、トイレの使用状態を表示する使用状態表示手段と、使用者の大便器への着座を第1の検知手段によって検知し且つ補助部材の使用を第2の検知手段によって検知するとトイレ使用経過時間の計時を開始する計時手段と、計時手段によって計時されるトイレ使用経過時間の長さに応じて使用状態表示手段に互いに異なる複数の表示を段階的に表示させる制御手段とを備えている。
これにより、トイレ使用経過時間の長さに応じて使用状態表示手段に互いに異なる複数の表示が段階的に表示されることから、使用状態表示手段の表示段階によりトイレ使用経過時間の長さを確認することができる。この場合、使用者の大便器への着座が第1の検知手段によって検知され、且つ補助部材の使用が第2の検知手段によって検知されると、トイレ使用経過時間の計時が開始されることから、トイレ使用経過時間に応じた使用状態表示手段の段階的な表示を補助部材が使用された場合のみ行うことができる。
本発明によれば、使用状態表示手段の表示段階によりトイレ使用経過時間の長さを確認することができるので、トイレの使用が異常に長い場合は何らかの異変が生じたものと判断して使用者を救護することができる。この場合、トイレ使用経過時間に応じた使用状態表示手段の段階的な表示を補助部材が使用された場合のみ行うことができるので、補助部材を使用しない健常者の使用時間が長い場合でも、要介助者が異常状態に陥っているものと誤認されてトイレ内に駆け込まれるという事態が発生することがなく、トイレの監視を常に的確に行うことができる。
本発明のトイレ監視システムを備えた第1の実施形態を示すトイレの平面断面図 トイレの正面断面図 トイレの側面断面図 制御系を示すブロック図 音声出力装置の構成図 表示時間の設定例を示す図 トイレの使用状況を示す平面断面図 トイレの使用状況を示す正面断面図 トイレの使用状況を示す側面断面図 制御部の第1の動作を示すフローチャート 制御部の第1の動作を示すフローチャート 制御部の第1の動作を示すフローチャート トイレの使用状況を示す側面断面図 トイレの使用状況を示す側面断面図 制御部の第2の動作を示すフローチャート 本発明のトイレ監視システムを備えた第2の実施形態を示すトイレの正面断面図 補助部材の動作を示すトイレの正面断面図
図1乃至図15は本発明の第1の実施形態を示すもので、病院や介護施設等のトイレに用いられ、トイレ使用者の使用状況を監視するためのトイレ監視システムを示すものである。
同図に示すトイレは、トイレ室1内に設置された大便器2と、使用者の大便器使用動作を補助する補助部材3とを備え、トイレ室1の一側面には入退室用の扉1aが設けられている。
補助部材3は、トイレ室1の内壁面に取り付けられ、大便器2に着座した使用者Aの前方に位置することにより使用者Aが把持可能な長尺状の部材からなる。補助部材3は、長手方向一端側をトイレ室1の壁面に固定された支持部3aに回動自在に支持され、支持部3aを支点に上下方向に回動自在に設けられている。補助部材3は、使用者Aの前方位置まで回動すると支持部3aによって水平状態に保持されるようになっており、この状態で大便器2に着座した使用者Aが補助部材3を把持して着座姿勢を保持できるようになっている。また、補助部材3を使用しないときは、補助部材3を上方に回動して壁面側の待機位置に移動させるようになっている。
本実施形態のトイレ監視装置は、大便器2に着座した使用者Aの身体を検知する第1の検知手段としての第1のセンサ10と、補助部材3の使用を検知する第2の検知手段としての第2のセンサ20と、トイレ室1内の所定高さ位置で使用者Aの身体を検知する第3の検知手段としての第3のセンサ30と、第3のセンサ30よりも低い他の所定高さ位置で使用者Aの身体を検知する第4の検知手段としての第4のセンサ40と、トイレ使用状態をトイレ室1の外部に表示する外部表示手段としての外部表示灯50と、トイレ使用状態をトイレ室1の内部に表示する内部表示手段としての内部表示灯60と、トイレ使用状態の異常を知らせるための警報ブザー70と、トイレ室1内の使用者Aが外部に音声を出力可能な音声出力装置80と、各表示灯50,60の表示時間を選択する表示時間選択スイッチ90と、各表示灯50,60及び警報ブザー70の動作を手動で解除するための解除スイッチ100と、各表示灯50,60、警報ブザー70及び音声出力装置80の動作を制御する制御部110とを備えている。
第1のセンサ10は、例えば周知の遠赤外線センサからなり、トイレ室1の内壁面に取り付けられている。第1のセンサ10は大便器2の後方に配置され、大便器2の上方に位置する使用者Aの身体を検知するようになっている。
第2のセンサ20は、例えば周知の近接センサからなり、トイレ室1の内壁面に取り付けられている。第2のセンサ20は補助部材3の支持部3aの上方に配置され、補助部材3を待機位置(上方の回動位置)まで移動すると補助部材3を検知し、補助部材3を上方の回動位置から下方の回動位置へ移動すると補助部材3を検知しなくなり、この非検知状態を補助部材3の使用状態として検知するようになっている。
第3のセンサ30は、例えば周知の遠赤外線センサからなり、トイレ室1の内壁面に取り付けられている。第3のセンサ30は、所定の上方位置H1 (例えば床面から1mの高さ位置)に配置され、上方位置H1 に位置する使用者Aの身体を検知するようになっている。
第4のセンサ40は、例えば周知の遠赤外線センサからなり、トイレ室1の内壁面に取り付けられている。第4のセンサ40は、所定の下方位置H2 (例えば床面から0.2mの高さ位置)に配置され、下方位置H2 に位置する使用者Aの身体を検知するようになっている。
外部表示灯50は、トイレ室1の外壁面に設けられ、トイレ室1の外部から目視可能な位置に配置されている。外部表示灯50は、下方から順に配列された第1乃至第4の表示部51,52,53,54からなり、各表示部51,52,53,54は、白色、青色、黄色、赤色にそれぞれ点灯するようになっている。また、外部表示灯50には所定の警報音を出力するブザー55が設けられている。
内部表示灯60は、トイレ室1の内壁面に設けられ、トイレ室1内の使用者Aから目視可能な位置に配置されている。内部表示灯60は、外部表示灯60と同様、下方から順に配列された第1乃至第4の表示部61,62,63,64からなり、各表示部61,62,63,64は、白色、青色、オレンジ色、赤色にそれぞれ点灯するようになっている。
警報ブザー70は、トイレ室1の外壁面(例えば外部表示灯50の下方)に設けられ、所定の警報音を出力するようになっている。
音声出力装置80は、補助部材3に設けられたマイク81を備え、マイク81で集音した音声信号を増幅器82を介してスピーカ83から出力するようになっている。スピーカ83は、病院のナースステーション等、トイレ使用者を管理する管理者が視聴可能な場所に配置されている。
表示時間選択スイッチ90は、第1乃至第3の選択ボタン91,92,93を有し、トイレ室1の内壁面に取り付けられている。表示時間選択スイッチ90は、互いに各表示部の表示時間が異なる第1乃至第3のモードを各選択ボタン91,92,93によって選択可能になっており、第1の選択ボタン91は第1のモード、第2の選択ボタン92は第2のモード、第3の選択ボタン93は第3のモードにそれぞれ対応している。
解除スイッチ100は、トイレ室1の外壁面に設けられ、手動により任意に操作可能になっている。
制御部110は、主に半導体装置とそれらを接続する配線とから構成され、CPU、RAM等の揮発性記憶部、ハードディスクやフラッシュメモリ等の不揮発性記憶部、計時手段としてのタイマ、通信ネットワークに接続されるネットワークインターフェース等を有する、いわゆる情報処理装置として構成されている。制御部90は、第1乃至第4のセンサ10,20,30,40、外部表示灯50の第1乃至第4の表示部51,52,53,54、内部表示灯60の第1乃至第4の表示部61,62,63,64、警報ブザー70、音声出力装置80、表示時間選択スイッチ90及び解除スイッチ100に接続されている。
また、制御部110には、前記第1乃至第3のモードにそれぞれ対応する第1乃至第3の表示時間が記憶されており、表示時間は第1のモード、第2のモード、第3のモードの順に長くなるように設定されている。例えば、図6に示すように、第1のモードでは、第2の表示部52,62(青色点灯)を表示する表示時間が「即時」、第3の表示部53,63(黄色点灯)を表示する第1の表示時間が「4分後」、第4の表示部54,64(赤色点灯)を表示する第2の表示時間が「2分後」、第4の表示部54,64(赤色点滅)を表示する第3の表示時間が「2分後」にそれぞれ設定されている。また、第2のモードでは、第2の表示部52,62(青色点灯)を表示する表示時間が「即時」、第3の表示部53,63(黄色点灯)を表示する第1の表示時間が「9分後」、第4の表示部54,64(赤色点灯)を表示する第2の表示時間が「4分後」、第4の表示部54,64(赤色点滅)を表示する第3の表示時間が「4分後」にそれぞれ設定されている。更に、第3のモードでは、第2の表示部52,62(青色点灯)を表示する表示時間が「即時」、第3の表示部53,63(黄色点灯)を表示する第1の表示時間が「15分後」、第4の表示部54,64(赤色点灯)を表示する第2の表示時間が「5分後」、第4の表示部54,64(赤色点滅)を表示する第3の表示時間が「5分後」にそれぞれ設定されている。
前記トイレにおいては、図7乃至図9に示すように、トイレ室1内の大便器2に使用者Aが着座することにより使用される。その際、要介助者等、大便器2への着座姿勢が不安定になりやすい使用者Aは、補助部材3を壁側の待機位置から使用者Aの前方位置まで回動することにより、補助部材3を把持して着座姿勢を保持することができる。また、健常者等、補助部材3を必要としない使用者は、補助部材3を待機位置に位置させたまま大便器2を使用する。
ここで、本実施形態のトイレ監視システムにおける制御部110の第1の動作について、図10乃至図12に示すフローチャートに基づいて説明する。即ち、第1の動作では、大便器2に着座した使用者Aのトイレ使用時間の長さに応じて各表示灯50,60及び警報ブザー70を制御するようにしている。尚、図10乃至図12のフローチャートは各図に示す番号で連続するものとする。
まず、大便器2に着座した使用者Aが第1のセンサ10によって検知されると(S1)、外部表示灯50及び内部表示灯60の第1の表示部51,61(白)を点灯する(S2)。これにより、トイレ使用中であることが、外部表示灯50によって外部に表示されるとともに、内部表示灯60によってトイレ室1内の使用者に対しても表示される。次に、要介助者等の使用者Aが補助部材3を前方に回動し、これにより補助部材3の使用が第1のセンサ10によって検知されると(S3)、外部表示灯50及び内部表示灯60における各表示部の表示時間が設定される(S4)。ここで、補助部材3の使用が検知される前に表示時間選択スイッチ90によって第1乃至第3のモードのいずれかが選択されている場合は、選択されたモードに表示時間が設定され、表示時間選択スイッチ90によるモード選択が行われていなかった場合は、標準的な時間として第2のモードに設定する。各モードの選択は、例えばトイレの使用時間が比較的短い使用者の場合は第1のモード、トイレの使用時間が比較的長い使用者の場合は第3のモードを使用者本人または介助者が表示時間選択スイッチ90によって選択する。次に、使用経過時間の計時を開始するとともに(S5)、第2の表示部52,62(青)を点灯する(S6)。これにより、使用者Aが補助部材3を使用していること、即ち使用者Aが要介助者であることを各表示灯50,60の表示から判断することができる。また、ステップS3において補助部材3の使用が検知されると、音声出力装置80をオンにする(S7)。これにより、使用者Aがトイレ使用中に具合が悪くなった場合など、使用者Aが音声出力装置80のマイク81から音声で外部に異常を伝えることができる。次に、大便器2に着座した使用者Aの検知が継続していて(S8)、第1の表示時間が経過したときは(S9)、第3の表示部53,63(黄)を点灯する(S10)。これにより、トイレ使用時間がやや長いことを各表示灯50,60の表示から判断することができる。次に、大便器2に着座した使用者Aの検知が継続していて(S11)、第2の表示時間が経過したときは(S12)、第4の表示部54,64(赤)を点灯する(S13)。これにより、トイレ使用時間がかなり長いことを各表示灯50,60の表示から判断することができる。更に、大便器2に着座した使用者Aの検知が継続していて(S14)、第3の表示時間が経過したときは(S15)、第4の表示部54,64(赤)を点滅するとともに(S16)、警報ブザー70を作動して警報を発する(S17)。これにより、トイレ使用時間が異常に長いことを各表示灯50,60の表示から判断することができるとともに、警報ブザー70によって外部に警報されることから、外部表示灯50の表示及び警報ブザー70の警報に気づいた介助者等がトイレ室1内に入り、大便器2に着座したまま動けなくなった使用者Aを救護することができる。その際、大便器2に着座した使用者Aの検知が継続していて(S18)、介助者等が解除スイッチ100を操作すると(S19)、警報ブザー70を停止するとともに(S20)、各表示灯50,60を消灯し(S21)、タイマによる計時をリセットして(S22)、ステップS1に戻る。また、ステップS3において補助部材3の使用が検知されず、且つ使用者Aが検知されなくなった場合(S23)、またはステップS8及びS9において第1の表示時間が経過する前に使用者Aが検知されなくなった場合、或いはステップS11及びS12において第2の表示時間が経過する前に使用者Aが検知されなくなった場合、またはステップS14及びS15において第3の表示時間が経過する前に使用者Aが検知されなくなった場合には、それぞれ各表示灯50,60を消灯し(S21)、ステップS1に戻る。また、ステップS18及びS19において解除スイッチ100が操作される前に使用者Aが検知されなくなった場合には、警報ブザー70を停止するとともに(S209)、各表示灯50,60を消灯し(S21)、タイマによる計時をリセットして(S22)、ステップS1に戻る。
次に、本実施形態のトイレ監視システムにおける制御部110の第2の動作について、図15に示すフローチャートに基づいて説明する。即ち、第2の動作では、大便器2に着座していない使用者Aがトイレ室1内で倒れているか否かを判定して各表示灯50,60及び警報ブザー70を制御するようにしている。
まず、図13に示すように、トイレ室1内の使用者Aの身体が第3のセンサ30によって下方位置(第3のセンサ30の高さ位置)で検知されるとともに(S30)、使用者Aの身体が第4のセンサ40によって上方位置(第4のセンサ40の高さ位置)でも検知された場合は(S31)、ステップS30に戻る。この状態は使用者Aが起立している場合である。次に、図14に示すように、ステップS30において使用者Aの身体が第3のセンサ30によって下方位置で検知されているが、ステップS31において使用者Aの身体が第4のセンサ40によって上方位置では検知されていない場合は、経過時間の計時を開始する(S32)。この後、使用者Aの身体が第3のセンサ30によって下方位置で検知されるとともに(S33)、使用者Aの身体が第4のセンサ40によって上方位置で検知されておらず(S34)、この状態が所定時間(例えば1分間)継続したときは(S35)、各表示灯50,60の第4の表示部54,64(赤)を点滅するとともに(S36)、警報ブザー70を作動して警報を発する(S37)。この状態は使用者Aが倒れている可能性のある場合である。これにより、外部表示灯50の表示及び警報ブザー70の警報に気づいた介助者等がトイレ室1内に入り、トイレ室1内で倒れている使用者Aを救護することができる。その際、介助者等が解除スイッチ100を操作すると(S38)、警報ブザー70を停止するとともに(S39)、各表示灯50,60を消灯し(S40)、タイマによる計時をリセットして(S41)、ステップS30に戻る。また、ステップS33、S34及びS35において、所定時間が経過する前に使用者Aの身体が第4のセンサ40によって上方位置で検知された場合は、タイマによる計時をリセットして(S41)、ステップS30に戻る。この状態は、例えば使用者Aの足だけが一時的に第3のセンサ30によって検知された場合である。
このように、本実施形態によれば、トイレ使用経過時間の長さに応じて各表示灯50,60に互いに異なる複数の表示を段階的に表示させるようにしたので、各表示灯50,60の表示段階によりトイレ使用経過時間の長さを確認することができ、トイレの使用が異常に長い場合は何らかの異変が生じたものと判断して使用者Aを救護することができる。この場合、使用者Aの大便器2への着座を第1のセンサ10によって検知し且つ補助部材3の使用を第2のセンサ20によって検知すると、トイレ使用経過時間の計時を開始するようにしたので、トイレ使用経過時間に応じた各表示灯50,60の段階的な表示を補助部材3が使用された場合のみ行うことができる。これにより、補助部材3を使用しない健常者の使用時間が長い場合でも、要介助者が異常状態に陥っているものと誤認されてトイレ内に駆け込まれるという事態が発生することがなく、トイレの監視を常に的確に行うことができる。
また、トイレ使用状態をトイレ室1の外部に表示する外部表示灯50と、トイレ使用状態をトイレ室1の内部に表示する内部表示灯60とを備えているので、トイレ使用状態の表示をトイレ室1の外部の介助者等のみならず、トイレ室1内の使用者Aに対しても表示することができる。これにより、トイレ使用状態の表示が行われていることを使用者自身がトイレ使用中に確認することができ、使用者Aに安心感を与えることができる。
更に、各表示灯50,60を、トイレ使用経過時間に応じた各段階の表示がそれぞれ異なった色で表示されるようにしたので、表示の色の変化によってトイレ使用時間の経過を目視によって容易に確認することができ、トイレ使用中の使用者Aの異変を速やかに察知することができる。
また、各表示灯50,60におけるトイレ使用経過時間に応じた各段階の表示時間を表示時間選択スイッチ90によって任意に変更可能にしたので、通常のトイレ使用時間の長さが異なる複数の使用者が使用する場合でも、各段階の表示時間を使用者ごとに変更することができ、各使用者に適したトイレ使用状況の監視を行うことができる。
更に、トイレ室1内の使用者Aが外部に音声を出力可能な音声出力装置80を備えているので、使用者Aがトイレ使用中に具合が悪くなった場合には、使用者Aが通話不能な状態に陥っていなければ音声出力装置80のマイク81から音声で外部に異常を伝えることができ、各表示灯50,60の表示段階にかかわらず、使用者Aが速やかに外部に救護を求めることができる。
この場合、音声出力装置80を、使用者Aの大便器2への着座が第1のセンサ10によって検知され且つ補助部材3の使用が第2のセンサ20によって検知されると音声の出力が可能になるように構成したので、補助部材3の使用を必要とする使用者Aがトイレを使用する場合のみ音声出力装置80による音声の出力を行うようにすることができ、補助部材3を使用しない健常者がトイレを使用する場合は、外部への無用な音声の出力が行われないようにすることができる。
また、トイレ室1内の所定高さ位置で使用者Aの身体を検知する第3のセンサ30と、第3のセンサ30よりも低い他の所定高さ位置で使用者Aの身体を検知する第4のセンサ40とを備え、第4のセンサ40によって使用者Aの身体が検知され且つ第3のセンサ30によって使用者Aの身体が検知されていないときに、使用者Aがトイレ室1内で倒れている可能性があるものとして所定の警報(表示部54の赤色点滅及び警報ブザーの警報音)を発するようにしたので、警報に気づいた介助者等がトイレ室1内に入り、トイレ室1内で倒れている使用者Aを救護することができる。これにより、使用者Aが大便器2を使用していない場合でも使用者Aの異変を察知することができるので、トイレを使用する使用者Aの監視をより強化することができる。
尚、前記本実施形態では、補助部材3をトイレ室1の壁面に回動自在に取り付けたものを示したが、図16及び図17に示す第2の実施形態のようにトイレ室1の床面に沿って移動する補助部材4を用いるようにすれば、トイレ室1の壁面に補助部材を取り付けるための加工ができない場合に有利である。この補助部材4は、トイレ室1の床面に設置されたガイドレール4aに支持され、図17に示すようにガイドレール4aに沿って左右方向に移動するようになっている。この場合、補助部材4を使用する際、補助部材4を大便器2の前方まで移動すると、補助部材4が第2のセンサによって検知されるようになっている。
また、第1及び第2の実施形態では、補助部材3,4を大便器2とは別体に設けたものを示したが、可動式の補助部材を大便器2の便座に一体に設けるようにしてもよい。
1…トイレ室、2…大便器、3,4…補助部材、10…第1のセンサ、20…第2のセンサ、30…第3のセンサ、40…第4のセンサ、50…外部表示灯、51…第1の表示部、52…第2の表示部、53…第3の表示部、54…第4の表示部、60…外部表示灯、61…第1の表示部、62…第2の表示部、63…第3の表示部、64…第4の表示部、70…警報ブザー、80…音声出力装置、90…表示時間選択スイッチ、100…解除スイッチ、110…制御部。

Claims (7)

  1. トイレ室内に設置された大便器と、大便器に着座した使用者の前方に位置することにより使用者の大便器使用動作を補助する補助部材とを備え、補助部材を使用するときは補助部材を使用者の前方の所定の使用位置に移動し、補助部材を使用しないときは補助部材を使用者の前方から他の位置に移動するようにしたトイレに用いられるトイレ監視システムにおいて、
    前記トイレ室内の大便器に着座した使用者を検知する第1の検知手段と、
    前記補助部材の使用を検知する第2の検知手段と、
    トイレの使用状態を表示する使用状態表示手段と、
    使用者の大便器への着座を第1の検知手段によって検知し且つ補助部材の使用を第2の検知手段によって検知するとトイレ使用経過時間の計時を開始する計時手段と、
    計時手段によって計時されるトイレ使用経過時間の長さに応じて使用状態表示手段に互いに異なる複数の表示を段階的に表示させる制御手段とを備えた
    ことを特徴とするトイレ監視システム。
  2. 前記使用状態表示手段は、トイレ使用状態をトイレ室の外部に表示する外部表示手段と、トイレ使用状態をトイレ室の内部に表示する内部表示手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載のトイレ監視システム。
  3. 前記使用状態表示手段を、トイレ使用経過時間に応じた各段階の表示がそれぞれ異なった色で表示されるように構成した
    ことを特徴とする請求項1または2記載のトイレ監視システム。
  4. 前記使用状態表示手段におけるトイレ使用経過時間に応じた各段階の表示時間を任意に変更可能な表示時間変更手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載のトイレ監視システム。
  5. 前記トイレ室内の使用者が外部に音声を出力可能な音声出力手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載のトイレ監視システム。
  6. 前記音声出力手段を、使用者の大便器への着座が第1の検知手段によって検知され且つ補助部材の使用が第2の検知手段によって検知されると音声の出力が可能になるように構成した
    ことを特徴とする請求項5記載のトイレ監視システム。
  7. 前記トイレ室内の所定高さ位置で使用者の身体を検知する第3の検知手段と、
    第3の検知手段よりも低い他の所定高さ位置で使用者の身体を検知する第4の検知手段と、
    第4の検知手段によって使用者の身体が検知され且つ第3の検知手段によって使用者の身体が検知されていないときに所定の警報を出力する警報手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載のトイレ監視システム。
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