JP2018174842A - 食品用ラベル付き包装材 - Google Patents
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Abstract
【課題】おにぎり等の食品を開封容易に包装する食品用ラベル付き包装材を提供する。【解決手段】シート体に粘着されたラベルを上流側Uから下流側Dに向けて引き剥がすように構成されており、シート体(1)に横向き溝(4)と、該横向き溝の両端部から下流側Dに向かう縦向き溝(5,5)と、前記横向き溝から上流側Uに向かう引裂き溝(6)により構成された分断用溝(3)を形成し、前記ラベル(2)は、前記分断用溝(3)を被覆した状態でシート体の表面に粘着される粘着部(7)と、該粘着部から上流側Uに向けて延びる摘み部(8)を設けており、ラベルを上流側Uから下流側Dに向けて引き剥がすことにより、前記縦向き溝(5,5)を下流側Dに向けて成長させることにより、下流引裂き部(9)を形成した後、分断用溝(3)の両側に位置するシート体の両側部(1b,1b)を相互に離反方向に引き離すことにより、上流引裂き部(10)を形成するように構成している。【選択図】図8
Description
本発明は、おにぎり等の食品を開封容易に包装する食品用ラベル付き包装材に関する。
例えば、コンビニ等で販売されるおにぎりは、切断予定線に沿ってカットテープを設けたフィルム状のシート体により包装されており、おにぎりを包み込んだ状態でシート体を保持するため、粘着剤を設けた背面ラベルが貼着される。背面ラベルは、シート体を保持する他、バーコードや、販売者の住所・社名や、消費期限や、原材料名等の品質表示のためにも必要である。
そこで、消費者が包装を開封するときは、カットテープの始端部を引っ張り牽引すれば、シート体が切断予定線に沿って切断され、おにぎりの取出しを可能とする。
三角おにぎりを包装し、海苔を供給する包装材の場合、切断予定線に沿ってカットテープを設けた表シートと、前記切断予定線の左右に分割された一対の裏シートとの間に、海苔を挟んで、前記表シート体と裏シート体を溶着することにより、海苔を封入した包装材が提供される。
この包装材は、前記切断予定線の上流側に前身頃シート、下流側に後身頃シートを形成しており、三角おにぎりを包み込んだ状態で、カットテープの摘みを備えた始端部がおにぎりの正面側の頂角部位に配置され、終端部が背面側の頂角部位に配置される。
従って、消費者が包装を開封するときは、前記頂角部位に臨むカットテープの始端部を摘んで下向きに引っ張り牽引すれば、表シートが切断され左右に分割されるので、左右に分割されたシート部分を摘んで相互に離反方向に引っ張り引き離すことにより、海苔を三角おにぎりの表面に残置させた状態で包装材を取り去ることができる。
従来の食品包装材は、消費者が指先で開封できるようにするため、常に必ず、シート体の長手方向に連続してカットテープを設けることが必要であると考えられている。ところが、カットテープは、コスト高を招来するだけでなく、均一な肉厚とされた帯状のシート体に対して、カットテープを設けた部分的だけが帯長手方向に連続して厚肉とされている。従って、連続帯状の包装材をロール状に巻回したとき、ロール体が軸方向に均一とならず、紡錘形やその他の変形したロール形状となる。
周知のように、おにぎり等の食品は、大量の包装処理を必要とするので、自動化されているのが通例であり、連続帯状の包装材を巻回したロール体を自動機に搭載し、該ロール体から包装材を繰り出しながら、自動包装が行われている。
しかしながら、長手方向に連続してカットテープを備えた包装材のロール体は、帯状シート体の均一な肉厚とされた部分と、カットテープにより厚肉とされた部分の相互に段差があり、巻回時のテンションが部分的に異なるため、帯状シート体に皺を発生するおそれがある。
更に、上述のようにロール体が軸方向に均一でなく、紡錘形やその他の変形したロール形状とされ、その変形は巻回数が増えるほど顕著となるため、巻回数を増やすことができない。つまり、1本のロールに関する巻回可能な包装材の帯長手方向の長さが限られているので、自動包装に際して、ロールが早く消費されてしまい、頻繁にロールを取り替えなければならず、その間、操業を中断しなければないという重大な問題がある。
本発明の課題は、カットテープを不要にすることにより上記問題を解決し、カットテープがなくても、消費者が指先で簡単に開封することができるようにした食品用包装材を提供することにある。
そこで、本発明が手段として構成したところは、固形食品を包み込むフィルム状のシート体に形成された分断用溝と、前記分断用溝を被覆した状態でシート体の表面に粘着されたラベルとから成り、前記シート体の表面で相互に直交するX方向とY方向に関して、ラベルをX方向の上流側Uから下流側Dに向けて引き剥がすように構成されており、前記分断用溝は、Y方向に延びる横向き溝と、該横向き溝の両端部から下流側Dに向かう縦向き溝と、前記横向き溝から上流側Uに向かう引裂き溝により構成され、前記ラベルは、前記分断用溝を被覆した状態でシート体の表面に粘着される粘着部と、該粘着部から上流側Uに向けて延びる摘み部を設けており、前記ラベルの摘み部を介して粘着部を上流側Uから下流側Dに向けて引き剥がし、前記横向き溝の下流側に臨むシート体の被粘着部を前記粘着部に粘着された状態で牽引したとき、前記縦向き溝を下流側Dに向けて成長することにより、下流引裂き部が形成されるように構成すると共に、前記下流引裂き部が形成された状態で、分断用溝の両側に位置するシート体の両側部を相互に離反方向に引き離したとき、前記引裂き溝を上流側Uに向けて成長することにより、上流引裂き部が形成されるように構成して成る点にある。
前記分断用溝は、シート体を貫通する切溝と、シート体を貫通しない溝状の罫線と、シート体に穿孔されたミシン目から選ぶことが可能である。
前記ラベルの粘着部は、人体に無害とされた粘着剤を備えていることが好ましい。
本発明によれば、シート体1を構成する帯状の包装材は、従来の包装材のような長手方向に連続して延びるカットテープを備えていないので、従来よりも長い寸法にわたり包装材を巻回したロールを提供することができ、自動包装に適するという効果がある。
そして、カットテープを設けていないにも関わらず、ラベル2を引き剥がすだけで下流引裂き部9が形成され、その後、シート体1の両側部1b、1bを離反方向に引き離すだけで上流引裂き部10が形成されるので、簡単容易に開封することができる。
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態を示している。図1(A)は、固形食品を包み込む包装材Pを構成するフィルム状のシート体1と、該シート体1に貼着されたラベル2を示しており、シート体1の表面で相互に直交するX方向とY方向に関して、ラベル2をX方向の上流側Uから下流側Dに向けて引き剥がすように構成している。
図1は、本発明の第1実施形態を示している。図1(A)は、固形食品を包み込む包装材Pを構成するフィルム状のシート体1と、該シート体1に貼着されたラベル2を示しており、シート体1の表面で相互に直交するX方向とY方向に関して、ラベル2をX方向の上流側Uから下流側Dに向けて引き剥がすように構成している。
前記シート体1には分断用溝3が形成されており、該分断用溝3は、Y方向に延びる横向き溝4と、該横向き溝4の両端部から下流側Dに向かう縦向き溝5、5と、前記横向き溝4から上流側Uに向かう引裂き溝6により構成されている。
前記ラベル2は、前記分断用溝3を構成する横向き溝4と縦向き溝5、5と引裂き溝6の全体を被覆した状態でシート体1の表面に粘着される粘着部7と、該粘着部7から上流側Uに向けて延びる摘み部8を備えている。後述する図5に示すように、ラベル2の裏面(シート体1の表面に対面する裏面)において、粘着部7は、粘着剤7aを設けており、分断用溝3の全体を被覆した状態でシート体1の表面に粘着される。これに対して、摘まみ部8は、粘着剤を設けていない剥離面8aを形成しており、シート体1の表面に重合された状態で、消費者が指先で簡単容易に摘まむことができるように構成されている。しかしながら、摘まみ部8は、前記粘着部7の粘着剤7aよりも粘着力の弱い粘着剤を設けても良く、要するに、消費者が指先で摘まみ部8を摘み上げることができるように構成されたものであれば良い。
上記の構成によれば、図1(B)に示すように(但しラベルは図示省略している)、消費者が指先でラベル2の摘まみ部8を摘み上げ、図示矢印のように、下流側Dに向けて引き寄せると、粘着部7をシート体1から捲り上げ、一対の縦向き溝5、5の間に位置するシート体1の溝間部1aを粘着部7に粘着された状態で牽引する。これにより、縦向き溝5、5が下流側Dに向けて成長し、帯状の下流引裂き部9が形成される。図示の状態から、ラベル2を引き続き牽引することにより、下流引裂き部9を更に成長させることができる。
下流引裂き部9を必要十分な長さにわたり形成した後、図1(C)に示すように、分断用溝3の両側に位置するシート体1の両側部1b、1bを図示矢印のように離反方向に引き離すと、前記引裂き溝6が上流側Uに向けて成長することにより、上流引裂き部10が形成される。図示の状態から、両側部1b、1bを引き続き引き離すことにより、上流引裂き部10を更に成長させることができる。
上記の結果、シート体1は、分断された両側部1b、1bを引き離すことが可能となるので、包装されていた食品を引き離された空間から取出すことが可能となる。
(第2実施形態)
図2は、本発明の第2実施形態を示している。基本的には上述した第1実施形態と同様であるから、同一構成部分は同一符号を示すことにより重複説明を省略し、第1実施形態と異なる構成だけを説明する。
図2は、本発明の第2実施形態を示している。基本的には上述した第1実施形態と同様であるから、同一構成部分は同一符号を示すことにより重複説明を省略し、第1実施形態と異なる構成だけを説明する。
第2実施形態の場合、横向き溝4の両端部から上流側Dに向けて一対の引裂き溝6、6を設けている。
そこで、第1実施形態の場合と同様の方法で、図2(B)に示すように下流引裂き部9を形成した後、図2(C)に示すように、分断用溝3の両側に位置するシート体1の両側部1b、1bを図示矢印のように離反方向に引き離すと、2本の引裂き溝6、6が上流側Uに向けて成長することにより、2本の上流引裂き部10、10が形成される。2本の上流引裂き部10、10の間には、シート体1の残留帯片1cが残存するが、簡単容易に捲り上げることができるので、両側部1b、1bを大きく引き離さなくても、包装されていた食品を取出すことができる。
(第3実施形態)
図3は、本発明の第3実施形態を示している。基本的には上述した第1実施形態と同様であるから、同一構成部分は同一符号を示すことにより重複説明を省略し、第1実施形態と異なる構成だけを説明する。
図3は、本発明の第3実施形態を示している。基本的には上述した第1実施形態と同様であるから、同一構成部分は同一符号を示すことにより重複説明を省略し、第1実施形態と異なる構成だけを説明する。
第3実施形態の場合、横向き溝4は、Y方向に延びると共に下流側Dに向けて相互間の角度を鋭角とした傾斜状態で延びる一対の傾斜溝4a、4aをV形となるように連設し、前記傾斜溝4a、4aの端部により下流側Dに向かう縦向き溝5、5を構成し、前記傾斜溝4a、4aの上流側Uに向かう交点により引き裂き溝6を構成している。
そこで、第1実施形態の場合と同様の方法でラベル2の粘着部7をシート体1から捲り上げると、図3(B)に示すように、V形とされた溝間部1aの両側で、縦向き溝5、5が傾斜溝4a、4aに沿って相互に広がる方向に成長させられ、次第に幅広となるV形の下流引裂き部9を形成する。その後、分断用溝3の両側に位置するシート体1の両側部1b、1bを図示矢印のように離反方向に引き離すと、前記引裂き溝6が上流側Uに向けて成長することにより、上流引裂き部10が形成される。従って、第3実施形態によれば、下流引裂き部9が下流側Dに向けて大きく開口されるので、上流引裂き部9を比較的短い距離だけ形成した状態でも、下流側から食品を取出すことができる利点がある。
(共通事項)
上述した第1実施形態と第2実施形態と第3実施形態の何れにおいても、前記分断用溝3を構成する横向き溝4と縦向き溝5、5と引裂き溝6は、シート体1を貫通する切溝として構成する他、シート体1を貫通しない溝状の罫線により構成しても良く、或いはシート体1に穿孔されたミシン目により構成しても良く、更に、連続状態で延びる溝により形成する他、断続状態で延びる溝により形成しても良い。
上述した第1実施形態と第2実施形態と第3実施形態の何れにおいても、前記分断用溝3を構成する横向き溝4と縦向き溝5、5と引裂き溝6は、シート体1を貫通する切溝として構成する他、シート体1を貫通しない溝状の罫線により構成しても良く、或いはシート体1に穿孔されたミシン目により構成しても良く、更に、連続状態で延びる溝により形成する他、断続状態で延びる溝により形成しても良い。
前記ラベル2の粘着部7に設けられた粘着剤7aは、食品衛生法の有毒有害物規制により禁止されていない人体に無害の粘着剤が使用されている。
(第1包装例)
図4ないし図8は、本発明に係る分断用溝3を設けたシート体1とラベル2により食品を自動包装する場合の第1包装例を示している。
図4ないし図8は、本発明に係る分断用溝3を設けたシート体1とラベル2により食品を自動包装する場合の第1包装例を示している。
シート体1により構成された帯状の包装材Pは、巻回されたロールから繰り出され、帯長手方向に所定間隔をあけて前記分断用溝3を形成している。この際、シート体1は、従来の包装材のような長手方向に連続して延びるカットテープを備えておらず、全体が均一な肉厚とされている。従って、従来よりも長い寸法にわたりシート体1を巻回したロールを提供することができ、自動機に適している。
図4に示すように、自動機から繰り出されたシート体1は、自動ラベル貼着機により、前記分断用溝3を被覆するようにラベル2が貼着された後、前記ラベル2及び分断用溝3を中央位置として裁断されることにより、枚葉状としたシート体1による包装材Pが形成される。
分断用溝3の構成と、分断用溝3に対するラベル2の配置方向は、第1実施形態ないし第3実施形態に関して上述した通りであり、図4及び図5は、図1の第1実施形態とした分断用溝3を示しているが、図2の第2実施形態や図3の第3実施形態の分断用溝3のように構成しても良い。
ラベル2の表面には、商品に関する商標その他の文字や図柄が印刷されており、
図5に示すように、裏面に粘着剤7aを有する粘着部7と、裏面に粘着剤を有しない剥離面8aを有する摘み部8が形成されており、粘着部7により分断用溝3の全体を被い、摘み部8を引裂き溝6から離間した位置に臨ませている。
図5に示すように、裏面に粘着剤7aを有する粘着部7と、裏面に粘着剤を有しない剥離面8aを有する摘み部8が形成されており、粘着部7により分断用溝3の全体を被い、摘み部8を引裂き溝6から離間した位置に臨ませている。
第1包装例の場合、図6に示すように、シート体1は、食品Fを包み込むように角折り形式で包装工程が実施され、図7(A)に示すように、折曲端部に背面ラベル11が粘着ないし接着される。
図7(B)に示すように、食品Fを包装した正面側において、シート体1の分断用溝3は、該シート体1の表面に貼着されたラベル2により被覆されている。この点は、第1実施形態ないし第3実施形態に関して上述した通りであり、ラベル2の表面には商品に関する商標その他の文字や図柄が印刷されている。
図8は、消費者が開封する方法を順に示しており、第1実施形態ないし第3実施形態に関して上述した通りである。
図8(A)(B)に示すように、ラベル2の摘まみ部8を摘み上げ、下流側に向けて引張ることにより帯状の下流引裂き部9を形成した後、図8(C)に示すように、両側部1b、1bを引き離し方向に引張るだけで、引裂き溝6から上流引裂き部10が形成され、両側部1b、1bの間に大きく口をあけるように開口を形成するので、食品の取出しが容易であり、しかも、例えば、食品が粘着性の高い米飯のような場合でも、開口を形成しながら両側部1b、1bを食品から剥離させながら引き離すことができる。
(第2包装例)
図9ないし図13は、本発明に係る分断用溝3を設けたシート体1を含んで構成された包装材Pとラベル2により食品を包装する場合の第2包装例を示している。
図9ないし図13は、本発明に係る分断用溝3を設けたシート体1を含んで構成された包装材Pとラベル2により食品を包装する場合の第2包装例を示している。
図9に示すように、包装材Pは、自動包装前の生産ラインにおいて、シート体1と、一対の保護シート12a、12bをロールから繰出しつつ移送し、溶着工程及び溶断工程を経ることにより製造される。
シート体1は、帯長手方向に所定間隔をあけて前記分断用溝3を形成している。この際、シート体1は、従来の包装材のような長手方向に連続して延びるカットテープを備えておらず、全体が均一な肉厚とされている。従って、従来よりも長い寸法にわたりシート体1を巻回したロールを提供することができ、自動機に適している。
保護シート12a、12bは、帯幅方向に関して符号Wで示すようにオーバラップさせられており、シート体1に重ねられた状態で、両側縁部を溶着することにより、サイドシール部13、13が形成されると共に、所定長さとなるように裁断又は溶断することにより、シート体1を含む袋状の包装材Pが形成される。この生産工程において、シート体1と保護シート12a、12bの間に海苔14が介装され、従って、完成した包装材Pには海苔14が封入されている。
その後、包装材Pは、図11に示すように、自動包装機により食品Fを包み込むことにより包装する。図例の場合、食品Fは、三角おにぎりを例示しており、保護シート12a、12bを内側として食品Fを包み込み、図示省略した背面ラベルが貼着される。
その後、図12に示すように、シート体1の分断用溝3に臨んで、ラベル2が供給され、該分断用溝3を被覆した状態でシート体1の表面に粘着される。分断用溝3とラベル2の配置方向は、第1実施形態ないし第3実施形態に関して上述した通りであり、ラベル2の表面には商品に関する商標その他の文字や図柄が印刷されている。
図13は、消費者が開封する方法を順に示しており、図13(A)に示すようにラベル2を摘まみ上げて引き寄せることにより下流引裂き部9を形成した後、図13(B)に示すようにシート体1の両側部1b、1bを引き離すことにより上流引裂き部10を形成すれば良く、この点は、第1実施形態ないし第3実施形態に関して上述した通りである。
第2包装例の場合、シート体1の両側部1b、1bを引き離すと、これに追従して保護シート12a、12bが引き離され、食品Fの表面に海苔14を残した状態で包装材Pが食品Fから取り除かれる。図13(B)に示すように、両側部1b、1bは、上流引裂き部10を形成しながら、保護シート12a、12aと共に海苔14の平面に沿って引き離されるので、脆弱な海苔14を損傷するおそれがない。
P 包装材
1 シート体
1a 溝間部
1b 両側部
1c 残留帯片
2 ラベル
3 分断用溝
4 横向き溝
4a 傾斜溝
5 縦向き溝
6 引裂き溝
7 粘着部
7a 粘着剤
8 摘み部
8a 剥離面
9 下流引裂き部
10 上流引裂き部
11 背面ラベル
12a、12b 保護シート
13 サイドシール
14 海苔
1 シート体
1a 溝間部
1b 両側部
1c 残留帯片
2 ラベル
3 分断用溝
4 横向き溝
4a 傾斜溝
5 縦向き溝
6 引裂き溝
7 粘着部
7a 粘着剤
8 摘み部
8a 剥離面
9 下流引裂き部
10 上流引裂き部
11 背面ラベル
12a、12b 保護シート
13 サイドシール
14 海苔
Claims (3)
- 固形食品を包み込むフィルム状のシート体(1)に形成された分断用溝(3)と、前記分断用溝を被覆した状態でシート体の表面に粘着されたラベル(2)とから成り、前記シート体の表面で相互に直交するX方向とY方向に関して、ラベルをX方向の上流側Uから下流側Dに向けて引き剥がすように構成されており、
前記分断用溝(3)は、Y方向に延びる横向き溝(4)と、該横向き溝の両端部から下流側Dに向かう縦向き溝(5,5)と、前記横向き溝から上流側Uに向かう引裂き溝(6)により構成され、
前記ラベル(2)は、前記分断用溝(3)を被覆した状態でシート体の表面に粘着される粘着部(7)と、該粘着部から上流側Uに向けて延びる摘み部(8)を設けており、
前記ラベル(2)の摘み部を介して粘着部(7)を上流側Uから下流側Dに向けて引き剥がし、前記横向き溝の(4)下流側に臨むシート体の溝間部(1a)を前記粘着部(7)に粘着された状態で牽引し、前記縦向き溝(5,5)を下流側Dに向けて成長させることにより、下流引裂き部(9)を形成するように構成すると共に、
前記下流引裂き部(9)が形成された状態で、分断用溝(3)の両側に位置するシート体の両側部(1b,1b)を相互に離反方向に引き離し、前記引裂き溝(6)を上流側Uに向けて成長させることにより、上流引裂き部(10)を形成するように構成して成ることを特徴とする食品用ラベル付き包装材。 - 前記分断用溝(3)は、シート体を貫通する切溝と、シート体を貫通しない溝状の罫線と、シート体に穿孔されたミシン目から選ばれて成ることを特徴とする請求項1に記載の食品用ラベル付き包装材。
- 前記ラベル(2)の粘着部(7)は、人体に無害とされた粘着剤(7a)を備えて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の食品用ラベル付き包装材。
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-
2017
- 2017-04-18 JP JP2017081731A patent/JP2018174842A/ja active Pending
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