JP2018173590A - 表示装置、及びそれを備える移動体 - Google Patents

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Abstract

【課題】虚像の解像度を向上させることができる表示装置、及びそれを備える移動体を提供する。【解決手段】表示装置10は、対象空間に虚像を投影するための映像を映像表示面221に表示する映像表示部20と、光学素子30と、投影光学系40とを備える。光学素子30は、映像表示面221に表示される映像の一部である部分映像を、映像の投影方向において映像表示部20から遠い位置に移動させる。投影光学系40は、映像表示部20及び光学素子30から出力される光により対象空間に虚像を投影する。光学素子30は、部分映像が入射する入射面と、入射面から入射した部分映像が出射する出射面32と、を備え、入射面と出射面32とが平行である。【選択図】図3

Description

本発明は、表示装置、及びそれを備える移動体に関し、特に、対象空間に虚像を投影する表示装置、及びそれを備える移動体に関する。
従来、車両用の情報表示装置として、各種情報を虚像として表示するヘッドアップディスプレイが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の情報表示装置は、運転者の視線において自車両の前方における複数の位置に虚像を形成して運転者に視認させる。
そのため、情報表示装置は、映像投射器から投射される光を結像する結像部として2つのスクリーンを備えている。2つのスクリーンは映像投射器からの光の経路上に配置されており、2つのスクリーンでそれぞれ結像された像が光学部で反射、拡大されて、フロントガラス(ウインドシールド)のような被投影部材に投影される。ここで、運転者から異なる距離に虚像を形成するために、2つのスクリーンのうちの一方から被投影部材までの距離は、2つのスクリーンのうちの他方から被投影部材までの距離よりも長くなっている。
特開2015−34919号公報
特許文献1に記載の情報表示装置では、1つの映像投射器からの投射光を、距離が異なる2つのスクリーンに結像させているので、映像投射器が備える光学系の焦点深度を大きく(深く)する必要があり、その結果、虚像の解像度が低下するという問題があった。
本発明の目的は、虚像の解像度を向上させることができる表示装置、及びそれを備える移動体を提供することにある。
第1の態様の表示装置は、映像表示部と、光学素子と、投影部とを備える。前記映像表示部は、映像を映像表示面に表示する。前記光学素子は、前記映像表示面に表示される前記映像の一部である部分映像を、前記映像の投影方向において前記映像表示部から遠い位置に移動させる。前記投影部は、前記映像表示部及び前記光学素子から出力される光により対象空間に虚像を投影する。前記光学素子は、前記部分映像が入射する入射面と、前記入射面から入射した前記部分映像が出射する出射面とを備える。前記入射面と前記出射面とが平行である。
第2の態様の表示装置では、第1の態様において、前記映像表示面の一部に前記光学素子が配置されている。
第3の態様の表示装置では、第1又は第2の態様において、前記映像表示面に複数の前記光学素子が配置されている。
第4の態様の表示装置では、第1〜3のいずれかの態様において、前記映像表示部は、光を投射することによって前記映像表示面に前記映像を結像させる投射装置である。
第5の態様の表示装置では、第1〜3のいずれかの態様において、前記映像表示部は、前記映像を表示する映像表示装置である。
第6の態様の表示装置では、第1〜5のいずれかの態様において、前記光学素子が、前記映像表示面に対して前記投影方向の前方に配置されている。
第7の態様の表示装置では、第1〜6のいずれかの態様において、前記光学素子の前記出射面に、光を拡散させる光拡散部が設けられている。
第8の態様の表示装置では、第1〜7のいずれかの態様において、前記映像表示面は、位置が固定された固定スクリーンの表示面と、移動方向に移動可能な可動スクリーンの表示面とを含み、前記固定スクリーンの表示面に前記光学素子が設けられている。
第9の態様の移動体は、第1〜8のいずれかの態様の表示装置と、前記映像表示面からの光を反射する反射部材と、を備える。
本発明によれば、虚像の解像度を向上させることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る表示装置を備える自動車の概念図である。 図2は、同上の表示装置を用いた場合のユーザの視野を示す概念図である。 図3は、同上の表示装置の構成を示す概念図である。 図4は、同上の表示装置の要部を示す概念図である。 図5Aは、同上の表示装置のスクリーンを示す正面図である。図5Bは、本発明の一実施形態の変形例1に係る表示装置のスクリーンを示す正面図である。 図6は、本発明の一実施形態の変形例2に係る表示装置の要部を示す概念図である。 図7は、本発明の一実施形態の変形例3に係る表示装置の要部を示す概念図である。 図8は、本発明の一実施形態の変形例4に係る表示装置の要部を示す概念図である。 図9は、本発明の一実施形態の変形例5に係る表示装置の要部を示す概念図である。 図10は、本発明の一実施形態の変形例6に係る表示装置の要部を示す概念図である。 図11は、本発明の一実施形態の変形例7に係る表示装置の要部を示す概念図である。
以下に説明する実施形態は、本発明の種々の実施形態の一つに過ぎない。本発明の実施形態は、下記実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外も含み得る。また、下記の実施形態は、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(1)概要
本実施形態に係る表示装置10は、図1に示すように、例えば、移動体としての自動車100に用いられるヘッドアップディスプレイ(HUD:Head-Up Display)である。
この表示装置10は、自動車100のウインドシールド101に下方から画像を投影するように、自動車100の車室内に設置されている。図1の例では、ウインドシールド101の下方のダッシュボード102内に、表示装置10が配置されている。表示装置10からウインドシールド101に画像が投影されると、反射部材としてのウインドシールド101で反射された画像がユーザ200(運転者)に視認される。
このような表示装置10によれば、運転席に着座するユーザ200には、自動車100の前方(車外)の対象空間400に、虚像300が投影されているように見える。ここでいう「虚像」は、表示装置10から出射される光がウインドシールド101等の反射物にて反射するとき、その反射光線によって、実際に物体があるように結ばれる像を意味する。そのため、自動車100を運転しているユーザ200は、自動車100の前方に広がる実空間に重ねて、表示装置10にて投影される虚像300を見ることができる。したがって、表示装置10によれば、例えば、車速情報、ナビゲーション情報、歩行者情報、前方車両情報、車線逸脱情報、及び車両コンディション情報等の、種々の運転支援情報を、虚像300として表示し、ユーザ200に視認させることができる。これにより、ユーザ200は、ウインドシールド101の前方に視線を向けた状態から僅かな視線移動だけで、運転支援情報を視覚的に取得することができる。
本実施形態に係る表示装置10では、対象空間400に形成される虚像300は、少なくとも第1虚像301と第2虚像302との2種類の虚像を含んでいる。ここでいう「第1虚像」は、第1仮想面501上に形成される虚像300(301)である。「第1仮想面」は、表示装置10の光軸500に対する傾斜角度αが所定値γよりも小さい(α<γ)仮想面である。また、ここでいう「第2虚像」は、第2仮想面502上に形成される虚像300(302)である。「第2仮想面」は、表示装置10の光軸500に対する傾斜角度βが所定値γよりも大きい(β>γ)仮想面である。ここでいう「光軸」は、後述する投影光学系40(図3参照)によって対象空間400に虚像が投影される方向に沿った光軸であって、対象空間400を通り虚像300の光路に沿った軸を意味する。所定値γは一例として45度であって、傾斜角度βは一例として90度である。
本実施形態では、光軸500は、自動車100の前方の対象空間400において、自動車100の前方の路面600に沿っている。そして、第1虚像301は、路面600に略平行な第1仮想面501上に形成され、第2虚像302は、路面600に対して略垂直な第2仮想面502上に形成される。例えば、路面600が水平面である場合には、第1虚像301は水平面に沿って表示され、第2虚像302は鉛直面に沿って表示されることになる。
図2は、ユーザ200の視野を示す概念図である。すなわち、本実施形態に係る表示装置10によれば、図2に示すように、路面600に沿って奥行きをもって視認される第1虚像301と、ユーザ200から一定距離の路面600上に直立して視認される第2虚像302とを表示可能である。したがって、ユーザ200においては、第1虚像301については路面600に略平行な平面上にあるように見え、第2虚像302については路面600に対して略垂直な平面上にあるように見える。第1虚像301は、一例として、ナビゲーション情報として自動車100の進行方向を示す情報であり、路面600上に右折又は左折を示す矢印を提示すること等が可能である。第2虚像302は、一例として、現在時刻、車速情報、及び車両コンディション情報であり、例えば文字、数字、及び記号、又は燃料計等のメータにてこれらの情報を提示すること等が可能である。ここにおいて、第1虚像301は、自動車100の運転の目安になるよう、ユーザ200において自動車100の例えば10〜200m前方に表示されているように見えるのが好ましい。第2虚像302は、ユーザ200(運転者)が道路状況を視認するのを邪魔しないように、ウインドシールド101の下側部分に表示されており、ユーザ200において自動車100の数m(例えば2〜3m)前方に表示されているように見えるのが好ましい。
(2)構成
本実施形態に係る表示装置10は、図3及び図4に示すように、映像表示部20と、光学素子30と、投影部である投影光学系40と、制御回路50とを備える。
映像表示部20は、投射装置である映像投射装置21と、スクリーン22とを備える。
映像投射装置21は、スクリーン22の入射面に対して、対象空間400に虚像300を形成するための画像を投影する。
スクリーン22は、例えば、光拡散性を有し、矩形に形成された板状の透過スクリーンからなる(図5A参照)。スクリーン22は、表示装置10の筐体等に対して定位置に固定されている。スクリーン22には、映像投射装置21から投影される光によって画像が描画され、スクリーン22を透過する光によってウインドシールド101に画像が投影される。ここにおいて、スクリーン22の表面が、映像を表示する映像表示面221となる。
光学素子30は、例えば、クラッド径が数μm〜数十μmの複数本の光ファイバを束にした集束体であり、前方から見た形状が矩形に形成されている(図5A参照)。光学素子30の一端側の入射面31に入射する光は、光学素子30の他端側の出射面32にそのまま導かれる。光学素子30の入射面31と出射面32とは平行である。ここで、入射面31と出射面32とが平行であるとは、入射面31と出射面32とが交わらない状態にあることに限定されず、人の目で見て略平行していると見なせる状態であれば、入射面31と出射面32とが数度程度の角度で交差していてもよい。
光学素子30は、入射面31がスクリーン22の映像表示面221の一部と重なるように、映像表示面221に配置されている。光学素子30は、例えば透光性を有する接着材などで映像表示面221に固定されている。したがって、映像表示面221に表示される映像のうち、入射面31と重なる領域に表示される部分映像は、光学素子30の出射面32にそのまま伝達される。よって、映像表示面221に表示される映像のうち、入射面31と重なる領域に表示される部分映像は、映像の投影方向(図4のA1)において、光学素子30の全長L1だけスクリーン22(映像表示部20)から遠い位置に移動される。
これにより、光学素子30の出射面32からユーザ200までの光の経路長は、映像表示面221において光学素子30と重なっていない領域223からユーザ200までの光の経路長よりも短くなる。したがって、出射面32に表示される映像によって形成される虚像は、映像表示面221の領域223に表示される映像によって形成される虚像よりも自動車100に近い位置に表示されることになる。そこで、本実施形態の表示装置10では、映像表示面221の領域223に第1虚像301を形成するための映像が表示され、出射面32に第2虚像302を形成するための映像が表示される。例えば、第1虚像301を自動車100の10〜200m前方に表示させ、第2虚像302を自動車100の数m(例えば2〜3m)前方に表示させるためには、光学素子30の全長は1〜20mm、より好ましくは5〜10mmに設定されるのが好ましい。
投影光学系40は、映像表示面221及び光学素子30の出射面32から映像が入射し、この映像により対象空間400に虚像300を投影する(図1参照)。投影光学系40は、図3に示すように、第1ミラー41と、第2ミラー42とを有している。
第1ミラー41と第2ミラー42とは、映像表示面221及び光学素子30の出射面32から出射する光の経路上に、この順番に配置されている。第1ミラー41は、映像表示面221及び光学素子30の出射面32から出射する光を、第2ミラー42に向けて反射する。第2ミラー42は、第1ミラー41からの光を、ウインドシールド101(図1及び図3参照)に向けて反射する。すなわち、投影光学系40は、映像表示面221と光学素子30の出射面32とに形成される映像を、ウインドシールド101に投影することで、対象空間400に虚像300を投影する。なお、投影光学系40は、第1ミラー41と第2ミラー42とを備えるものに限定されず、第1ミラー41及び第2ミラー42に加えて映像を拡大又は縮小するためのレンズや更なるミラーを備えてもよい。また、レンズ、ミラーなどの投影光学系40は省略されてもよく、その場合は映像投射装置21が、対象空間に虚像を投影する投影部を兼用する。
制御回路50は、映像投射装置21の動作を制御する。制御回路50は、例えば、自動車100に搭載されている運転支援システムからの信号を受けて、投影する虚像300の内容(コンテンツ)を決定する。制御回路50は、虚像300の内容に応じた映像を作成し、作成した映像を映像投射装置21に表示させる。
ここにおいて、制御回路50は、例えば、CPU(Central Processing Unit)及びメモリを有するマイクロコンピュータにて構成されている。言い換えれば、制御回路50は、CPU及びメモリを有するコンピュータにて実現されており、CPUがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、コンピュータが制御回路50として機能する。プログラムは、ここでは制御回路50のメモリに予め記録されているが、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の記録媒体に記録されて提供されてもよい。
(3)動作
本実施形態に係る表示装置10の動作について、図1〜図4を参照して説明する。
制御回路50は、映像投射装置21を制御して、映像投射装置21からスクリーン22に光を照射させる。スクリーン22に映像投射装置21から光が照射されると、スクリーン22の表面221又は裏面222に映像が形成(投影)される。ここで、スクリーン22の厚み方向における両側面のうち映像投射装置21と対向する面を裏面222、反対側の面を表面221という。本実施形態では、一例として、スクリーン22の表面が光拡散性を有しているので、スクリーン22の表面(映像表示面221)に映像が形成される。そして、映像表示面221に形成される映像のうち、光学素子30と重なる領域に形成される部分映像は、光学素子30の入射面31に入射し、光学素子30によって光学素子30の出射面32に伝達される。したがって、映像表示面221において光学素子30が重なっていない領域223と、光学素子30の出射面32とにそれぞれ映像が表示される。そして、映像表示面221の領域223と光学素子30の出射面32とにそれぞれ表示される映像は、第1ミラー41と第2ミラー42とに反射されて、ウインドシールド101に投影される。これにより、映像表示面221の領域223と光学素子30の出射面32とにそれぞれ表示される映像は、自動車100の車室内であってウインドシールド101の下方から、ウインドシールド101に投影される。
投影光学系40からウインドシールド101に映像が投影されると、ウインドシールド101は、投影光学系40からの光を、車室内のユーザ200(運転者)に向けて反射する。これにより、ウインドシールド101で反射された映像が、ユーザ200に視認される。その結果、ユーザ200は、自動車100の前方(車外)に投影された虚像300(第1虚像301又は第2虚像302)を、ウインドシールド101越しに視認する。つまり、ユーザ200は、ウインドシールド101越しに見える車外の景色に、虚像300(第1虚像301又は第2虚像302)を重ねて見ることができる。
本実施形態の表示装置10では、光学素子30によって、映像表示面221に表示される映像の一部(部分映像)が、映像表示面221に対して光学素子30の全長L1だけ、映像投射装置21から離れる方向に移動させられる。したがって、本実施形態の表示装置10では、光学素子30の出射面32とユーザ200との間の光の経路長を、映像表示面221の領域223とユーザ200との間の光の経路長よりも光学素子30の全長L1だけ短くできる。よって、光学素子30の出射面32に表示される映像によって投影される第2虚像302は、映像表示面221の領域223に表示される映像によって投影される第1虚像301よりも手前に表示されることになる。また、表示装置10では、スクリーン22の裏面222において領域223に対応する部位と映像投射装置21との間の距離と、スクリーン22の裏面222において光学素子30の入射面31に対応する部位と映像投射装置21との間の距離とがほぼ同じになる。よって、映像投射装置21から投射された光が結像する2つのスクリーンが離れた位置に置かれている場合に比べて、映像投射装置21の焦点深度を小さくできる。これにより、映像表示面221の領域223及び光学素子30の出射面32に表示される映像の解像度を向上でき、第1虚像301及び第2虚像302の解像度を向上させることができる。
また、視距離が異なる虚像を表示するために2つのスクリーンを使用する場合は、2つのスクリーンの間に隙間ができ、映像投射装置21からの直接光が2つのスクリーンの間の隙間を通ってユーザ200に入射する可能性がある。特に、映像投射装置21からの光の投影方向A1において2つのスクリーンが離れた位置にあると、投影方向A1に対して斜めに交差する方向からみたときに、2つのスクリーンの間にできる隙間が大きくなる。ここにおいて、「視距離」とは、ユーザ200が虚像を見たときにユーザによって認識される虚像までの距離のことをいう。また、2つのスクリーンの間を通る光が、スクリーンの角に当たって散乱光が発生する可能性もあった。それに対して、本実施形態では、映像表示面221において光学素子30が配置されている領域と光学素子30が配置されていない領域との間に隙間ができない。よって、本実施形態では、映像投射装置21からの直接光がユーザに入射されにくく、またスクリーン22のエッジ部分に光が当たることで発生する散乱光を低減できる、という利点がある。
(4)変形例
上記実施形態において、光学素子30は、前方から見た形状が矩形のものに限定されず、図5Bに示すように前方から見た形状が円形のものでもよく、円形のメータ等を表示するのに好適である(変形例1)。また、虚像300を投影するための映像が表示可能であれば、光学素子30の形状は矩形以外の多角形、楕円形などの形状でもよい。同様に、虚像300を投影するための映像が表示可能であれば、スクリーン22の形状は矩形以外の多角形、楕円形、円形などの形状でもよい。
上記実施形態において、光学素子30は、光ファイバを束ねた集束体からなるものに限定されず、鉱物の細長い結晶が平行連晶したような繊維状結晶群(いわゆるテレビ石)でもよい。
上記実施形態では、映像表示部20が、映像の全体を同時に投影して映像表示面221に結像させる映像投射装置であったが、図6に示すような、レーザスキャンタイプの映像投射装置21A(投射装置)を備える映像表示部20Aでもよい(変形例2)。なお、上記実施形態と共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
映像投射装置21Aは、レーザ光を出力するレーザ光源と、レーザ光源から出力されるレーザ光をスキャンするMEMSミラーなどの走査光学系とを備えている。映像投射装置21Aが、レーザ光源から出力されるレーザ光を走査光学系でスキャンすることによって、スクリーン22の映像表示面221の領域223と光学素子30の出射面32とに映像が描画される。
また、映像表示部20は、光をスクリーン22に投影する映像投射装置21,21Aを備えるものに限定されず、図7に示すような、液晶パネルのようなフラットパネルディスプレイ224とバックライト225とで構成される映像表示部20Bでもよい(変形例3)。なお、上記実施形態と共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
バックライト225は、例えば、発光ダイオードと導光板とを組み合わせた面状光源である。導光板はフラットパネルディスプレイの背面に沿って配置されており、発光ダイオードの光が導光板のエッジ部分から入射すると、導光板の前面の全体が発光することでフラットパネルディスプレイ224の表面から映像が出力される。なお、バックライト225は、発光ダイオードと拡散板とを組み合わせた面状光源でもよい。拡散板はフラットパネルディスプレイの背面に沿って配置されており、発光ダイオードから入射する光を拡散することで、拡散板の全体が発光し、フラットパネルディスプレイ224の表面から映像が出力される。
変形例3では、フラットパネルディスプレイ224の表面が映像表示面221Bとなり、映像表示面221B(フラットパネルディスプレイ224の表面)の一部に光学素子30が配置されている。なお、フラットパネルディスプレイ224は液晶パネルに限定されず、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどの自発光型のフラットパネルディスプレイでもよく、その場合はバックライト225を省略できる。なお、変形例3の構成は上記の変形例1に適用してもよい。
また、図7に示した変形例3の表示装置10では、映像が表示される映像表示面221Bに1つの光学素子30が配置されているが、図8に示すように映像表示面221Bに2つの光学素子30A,30Bが配置されていてもよい(変形例4)。なお、変形例3と共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
変形例4では、映像表示面221Bにおいて光学素子30A,30Bが配置されていない領域の映像と、光学素子30A,30Bの出射面32A,32Bの映像とで、視距離が異なる3種類の虚像を投影することができる。なお、映像表示面221Bには3つ以上の光学素子が配置されていてもよい。また、上記の実施形態及び変形例1〜3においても、複数の光学素子30が映像表示面に配置されていてもよい。
また、上記の実施形態では、スクリーン22の表面の一部に光学素子30が配置されているが、図9に示すように、スクリーン22と光学素子30とを並べて配置してもよい(変形例5)。なお、上記実施形態と共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
スクリーン22と光学素子30とは、表示装置10の筐体等に対して定位置に固定されている。ここにおいて、スクリーン22の裏面222と、光学素子30の入射面31とは、映像投射装置21から光が投射される方向において、ほぼ同じ位置にある。また、光学素子30の出射面32には、光拡散性を有する光拡散部33が接着材などで固定されている。光拡散部33は、透明樹脂に当該透明樹脂と光屈折率が異なる光拡散剤を分散させた樹脂材料により形成される。なお、光拡散部33は、透明樹脂又は透明ガラスの平板の表面にマイクロプリズムが形成されたものでもよい。
映像投射装置21から投射された光は、スクリーン22の裏面222と、光学素子30の入射面31とにそれぞれ入射する。これにより、スクリーン22の表面である映像表示面221と、光学素子30の出射面32に固定された光拡散部33の表面とに映像が表示される。すなわち、変形例5では、スクリーン22の表面と、光学素子30の出射面32に固定された光拡散部33の表面とが、映像を表示する映像表示面になり、これらの映像表示面に表示された映像によって対象空間に虚像が投影される。
このように、光学素子30の出射面32には光拡散部33が設けられているので、例えば日光などの外光が光拡散部33に当たっても、光拡散部33で拡散反射されるから、日光を正反射した光線を弱め、眩しい光がユーザ200に当たりにくくなる。ここにおいて上記の実施形態及び変形例1〜4においても、複数の光学素子30が映像表示面に配置されていてもよい。
ここで、図9に示す変形例5では、光学素子30の入射面31と、スクリーン22の裏面222とが平行であったが、図10に示すように、光学素子30の入射面31に対してスクリーン22の裏面222が所定の角度θで交差してもよい(変形例6)。この場合、スクリーン22の映像表示面221に表示される映像により、第1仮想面501上に路面600に沿って第1虚像301を投影することができる。
なお、変形例6の構成を上記実施形態及び変形例1〜4に適用してもよい。すなわち、スクリーン22の映像表示面221において、光学素子30が配置されている領域の後面と、光学素子30が配置されていない領域223の後面とが所定の角度で交差してもよい。この場合にも、領域223に表示される映像によって、第1仮想面501上に路面600に沿って第1虚像301を投影することができる。
また、上記実施形態では、1つのスクリーン22に光学素子30が配置されているが、図11に示すようにスクリーンにおいて光学素子30が配置されている部分と光学素子30が配置されていない部分とが分離されていてもよい(変形例7)。
変形例7の映像表示部20Dは、2つのスクリーン22D,22Eと、スクリーン22D,22Eに映像を投影する映像投射装置21Aと、駆動部51とを備えている。
スクリーン22Eは、表示装置10の筐体等に対して定位置に固定されている。スクリーン22Eの前面には接着剤などで光学素子30が固定されている。
スクリーン22Dは、表示装置10の筐体等に対して、移動方向X(図11に矢印X1−X2で示す方向)に移動可能に構成されている。つまり、表示装置10がダッシュボード102内に配置されている場合には、固定スクリーンであるスクリーン22Eはダッシュボード102内の定位置に固定され、可動スクリーンであるスクリーン22Dはダッシュボード102内を移動方向Xに移動可能である。
駆動部51は、スクリーン22Dを移動方向Xに移動させる。駆動部51は、例えば、ボイスコイルモータ等の電気駆動型のアクチュエータからなり、制御回路50からの制御信号に応じてスクリーン22Dを移動させる。
制御回路50は、駆動部51を制御してスクリーン22Dを移動方向Xに沿って移動させながら、映像投射装置21を制御してスクリーン22Dに光を投射させることで、第1虚像301を描画する。つまり、移動方向Xに対して直交するように配置されているスクリーン22Dを移動方向Xに移動させながら、映像投射装置21によりスクリーン22Dをレーザ光でスキャンすることで、移動方向Xに対して斜めに配置されているスクリーンに映像を描画するのと同じ状態となる。また、スクリーン22Dを任意の位置で停止させた状態で、映像投射装置21によりスクリーン22Dをレーザ光でスキャンすれば、移動方向Xに対して直交するように配置されたスクリーンに映像を描画することができる。
ここにおいて、固定スクリーンであるスクリーン22Eの表示面(表面又は裏面)と、可動スクリーンであるスクリーン22Dの表示面(表面又は裏面)とで、映像表示面が構成される。
変形例7ではスクリーン22Dが移動方向Xにおいて移動することで、スクリーン22Eの裏面と、スクリーン22Dの裏面222の位置とが、移動方向Xにおいてずれることになる。この場合でも、スクリーン22Dを移動させる範囲は、光学素子30が無い場合に比べて、スクリーン22Eの裏面とスクリーン22Dの裏面222との位置ずれを小さくでき、映像投射装置21Aの焦点深度を小さくできる。これにより、スクリーン22Dの映像表示面221及び光学素子30の出射面32に表示される映像の解像度を向上でき、第1虚像301及び第2虚像302の解像度を向上させることができる。変形例7では、光学素子30が配置されているスクリーン22Eが固定スクリーンであり、光学素子30が配置されていないスクリーン22Dを移動させているので、駆動部51の負荷を小さくできるが、その逆でもよい。つまり、光学素子30が配置されていないスクリーン22Dを固定スクリーンとし、光学素子30が配置されているスクリーン22Eを移動方向Xに移動させてもよい。また、実施形態1及び変形例1〜4において光学素子30が配置されたスクリーン22の全体を移動方向Xに移動させてもよい。また、光学素子30の入射面31にスクリーン22Eが固定されているが、光学素子30の出射面32に光拡散部が固定されていてもよい。
また、上記実施形態において、「映像表示面」は、スクリーン22〜22Eにおいて画像を形成するための面であればよく、スクリーン22〜22Eの表面221に限らず、例えばスクリーン22〜22Eの裏面222であってもよい。更に、スクリーン22〜22Eの表面221(又は裏面222)の全域が「映像表示面」でなくてもよく、「映像表示面」はスクリーン22〜22Eの表面221(又は裏面222)の一部の領域であってもよい。この場合、画像はスクリーン22〜22Eの表面221(又は裏面222)のうち一部の領域にのみ形成される。
また、スクリーン22〜22Eは、表面221にのみ光拡散性を有する構成に限らず、例えば、裏面222にのみ、又は表面221及び裏面222の両方に光拡散性を有していてもよい。スクリーン22〜22Eの裏面222に光拡散性を有する場合、画像はスクリーン22〜22Eの裏面222に形成される。
また、表示装置10は、自動車100の進行方向の前方に設定された対象空間400に虚像300を投影する構成に限らず、例えば、自動車100の進行方向の側方、後方、又は上方等に虚像300を投影してもよい。
また、表示装置10は、自動車100に用いられるヘッドアップディスプレイに限らず、例えば、二輪車、電車、航空機、建設機械、及び船舶等、自動車100以外の移動体にも適用可能である。さらに、表示装置10は、移動体に限らず、例えば、アミューズメント施設で用いられてもよいし、ヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mounted Display)等のウェアラブル端末、医療設備、又は据置型の装置として用いられてもよい。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様の表示装置(10)は、映像表示部(20,20A,20B,20C,20D)と、光学素子(30,30A,30B)と、投影部(40)とを備える。映像表示部(20,20A,20B,20C,20D)は映像を映像表示面(221,221B)に表示する。光学素子(30,30A,30B)は、映像表示面(221,221B)に表示される映像の一部である部分映像を、映像の投影方向(A1)において映像表示部(20,20A,20B,20C,20D)から遠い位置に移動させる。投影部(40)は、映像表示部(20,20A,20B,20C,20D)及び光学素子(30,30A,30B)から出力される光により対象空間(400)に虚像(300,301,302)を投影する。光学素子(30,30A,30B)は、部分映像が入射する入射面(31)と、入射面(31)から入射した部分映像が出射する出射面(32,32A,32B)と、を備える。入射面(31)と出射面(32,32A,32B)とが平行である。
この構成によれば、映像表示面(221,221B)において光学素子(30,30A,30B)が配置されていない領域の映像によって形成される虚像(301)と、光学素子(30,30A,30B)の出射面の映像によって形成される虚像(302)との視距離を異ならせることができる。しかも、視距離を異ならせるために、映像表示部(20,20A,20B,20C,20D)が映像を表示させる映像表示面(221,221B)の位置を投影方向(A1)において異ならせる必要がない。よって、映像表示部(20,20A,20B,20C,20D)の焦点深度が小さくなり、映像の解像度、すなわち虚像の解像度を向上させることができる。
第2の態様の表示装置(10)では、第1の態様において、映像表示面(221,221B)の一部に光学素子(30,30A,30B)が配置されている。
この構成によれば、映像表示面(221,221B)において光学素子(30,30A,30B)が配置されている領域の映像を、投影方向(A1)において移動させることができるので、視距離の異なる複数の虚像を投影できる。
第3の態様の表示装置(10)では、第1又は2の態様において、映像表示面(221,221B)に複数の光学素子(30A,30B)が配置されている。
この構成によれば、複数の光学素子(30A,30B)の出射面(32A,32B)に表示される映像によって、視距離が異なる複数の虚像を投影できる。
第4の態様の表示装置(10)では、第1〜3のいずれかの態様において、映像表示部は、光を投射して映像表示面(221,221B)に結像させる投射装置(20,20A,20C,20D)である。
この構成によれば、映像表示部(20,20A,20C,20D)の焦点深度を小さくすることで、解像度が高い映像を映像表示面(221,221B)に表示させることができる。
第5の態様の表示装置(10)では、第1〜3のいずれかの態様において、映像表示部は、映像を表示する映像表示装置(20B)である。
この構成によれば、視距離を異ならせるために、映像表示部が映像を表示させる映像表示面の位置を投影方向において異ならせる必要がないから、1つの映像表示装置(20B)で映像表示部を実現できる。
第6の態様の表示装置(10)では、第1〜5のいずれかの態様において、光学素子(30,30A,30B)が、映像表示面(221,221B)に対して投影方向(A1)の前方に配置されている。
この構成によれば、光学素子(30,30A,30B)は、映像表示面(221,221B)に表示される映像の一部を、投影方向(A1)の前方に移動させることができる。また、映像表示面(221,221B)を1つのスクリーン又は映像表示装置で構成できる、という利点もある。
第7の態様の表示装置(10)では、第1〜6のいずれかの態様において、光学素子(30,30A,30B)の出射面(32,32A,32B)に、光を拡散させる光拡散部(33)が設けられている。
この構成によれば、出射面(32,32A,32B)に光拡散部(33)が設けられているので、日光などの光が光拡散部(33)に当たっても、光拡散部(33)で拡散反射させることができる。
第8の態様の表示装置(10)では、第1〜7のいずれかの態様において、映像表示面は、位置が固定された固定スクリーン(22E)の表示面と、移動方向に移動可能な可動スクリーン(22D)の表示面とを含む。固定スクリーン(22E)に光学素子(30)が設けられている。
この構成によれば、可動スクリーン(22D)の映像により投影される虚像を、固定スクリーン(22E)の映像により投影される虚像に対して傾けることができる。また、可動スクリーン(22D)の映像により投影される虚像に比べて、固定スクリーン(22E)の映像により投影される虚像の視距離を短くできる。
第2〜第8の態様に係る構成については、表示装置(10)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
第9の態様の移動体(100)は、第1〜8のいずれかの態様の表示装置(10)と、映像表示面(221,221B)からの光を反射する反射部材(101)と、を備える。
この構成によれば、虚像の解像度を向上させることができる表示装置(10)を備えた移動体(100)を提供できる。
10 表示装置
20,20A,20B,20C,20D 映像表示部
21,21A 映像投射装置(投射装置)
22,22D,22E スクリーン
30,30A,30B 光学素子
31 入射面
32,32A,32B 出射面
33 光拡散部
40 投影光学系(投影部)
100 自動車(移動体)
101 ウインドシールド(反射部材)
221,221B 映像表示面
224 フラットパネルディスプレイ(映像表示装置)
225 バックライト(映像表示装置)
300 虚像
301 第1虚像
302 第2虚像

Claims (9)

  1. 映像を映像表示面に表示する映像表示部と、
    前記映像表示面に表示される前記映像の一部である部分映像を、前記映像の投影方向において前記映像表示部から遠い位置に移動させる光学素子と、
    前記映像表示部及び前記光学素子から出力される光により対象空間に虚像を投影する投影部、とを備え、
    前記光学素子は、前記部分映像が入射する入射面と、前記入射面から入射した前記部分映像が出射する出射面と、を備え、
    前記入射面と前記出射面とが平行である
    表示装置。
  2. 前記映像表示面の一部に前記光学素子が配置されている
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記映像表示面に複数の前記光学素子が配置されている
    請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記映像表示部は、光を投射することによって前記映像表示面に前記映像を結像させる投射装置である
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記映像表示部は、前記映像を表示する映像表示装置である
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記光学素子が、前記映像表示面に対して前記投影方向の前方に配置されている
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記光学素子の前記出射面に、光を拡散させる光拡散部が設けられている
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 前記映像表示面は、位置が固定された固定スクリーンの表示面と、移動方向に移動可能な可動スクリーンの表示面とを含み、
    前記固定スクリーンの表示面に前記光学素子が設けられている
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の表示装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の表示装置と、
    前記映像表示面からの光を反射する反射部材と、を備える
    移動体。
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