JP2018169054A - 空調システム - Google Patents

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雅旦 田口
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Abstract

【課題】吸湿剤を内部に備えた一対の調湿素子間で、除湿動作と再生動作を交互に繰り返す空調システムにおいて、結露の発生を有効に防止できるとともに、換気動作を継続できる空調システムを提供する。
【解決手段】空調システムに結露判定手段、結露防止通路切換手段を設け、結露判定において、結露が発生する可能があると判定した場合に調湿素子を構成する調湿部、冷却部のいづれか一方を流れる空気を別の調湿素子の調湿部又は冷却部へ流す。
【選択図】図7

Description

本発明は、吸湿剤を内部に備え、通過する空気が有する水分を吸着又は通過する空気に水分を脱離する調湿部と、前記調湿部と熱交換可能に構成され、通過する冷却用空気にて前記調湿部を冷却する冷却部とを夫々有する一対の調湿素子を備え、
室外空間から取り込んだ室外空気を室内空間へ供給する通路を給気通路とし、
室内空間から取り出した室内空気を室外空間へ排気する通路を排気通路とし、
室外空間から取り込んだ室外空気を前記調湿部に通過させ、調湿部通過後の室外空気を室外空間へ排気する通路を室外空気排気循環通路として形成可能に構成され、
前記一対の調湿素子間で、
一方の調湿素子の吸湿剤が、調湿部を通過する空気から水分を吸着する除湿動作と、他方の調湿素子の吸湿剤が、調湿部を通過する空気に水分を脱離する再生動作とを、交互に繰り返す空調システムに関する。
この種の空調システムが、特許文献1、特許文献2に紹介されている。
空調システムを構成する調湿素子は、それぞれ調湿部と冷却部とを熱交換可能に積層して備え、その一方の調湿素子で、所望の動作(例えば室外空気の除湿)を行い、室内空間へ供給するとともに、他方の調湿素子でその再生を行う。そして、吸湿剤の状況に従って、一対の調湿素子間で、その動作(除湿動作・再生動作)を切換えることにより、所謂、除湿・再生運転を継続することができる。
ここで、一方の調湿素子での除湿動作は、冷却部を通過する空気(例えば夏場に冷却された状態にある室内空気)により、その調湿素子の調湿部を冷却することで、この調湿部を通過する空気(例えば夏場に高湿状態にある室外空気)が有する水分を吸湿剤に吸着するものである。
この除湿動作において、調湿部を通過する空気は、室外空間から取り込まれ、室内空間に供給される。この給気通路を図6にLfとして太実線で示した。
冷却部を通過する空気(本願において「冷却用空気」と呼ぶことがある)は、室内空間から取り込まれ室外空間へ排気されるが、冷却部における熱交換により冷熱を調湿部(具体的には吸湿剤)に与えながら排気通路を流通する。この排気通路を図6にLe(破線)で示した。
このようにして、一の調湿素子が除湿動作すると、その調湿素子に備えられる吸湿剤は水分を吸着して飽和するため、さらに水分を吸着することはできない。そこで、再生動作が必要となる。
再生動作は、昇温された空気を調湿部に流すことで、吸湿剤から水分を奪い、吸湿剤を再生する。このようにして吸湿剤を再生した空気(水分を含んだ高湿の空気)は室外空間へ排出する。この通路を本発明では室外空気排気循環通路と呼び、図6にLoar(一点鎖線)で示した。
特開2017−015368号公報 特開2017−015367号公報 特開2008−151458号公報 特開2008−151460号公報
上述の空調システムでは、室外空気と室内空気が熱交換し、結露が発生する条件になった場合、吸湿剤が担持された側(調湿部)で結露が発生する恐れがある。
特に、夏期には、室外空気が高温多湿となっており、室内空気は、室内で冷房がなされているため低温である。その結果、上記のような除湿動作(換気動作でもある)を行う熱交換器として機能する除湿素子においては、室外空気が通流する調湿部で結露が生じる可能性がある。一方、冬期の場合、室外空気が低温低湿であり、室内空気は高温高湿となっているため、室内空気が通流する側で結露が生じる可能性がある。
このように結露が発生すると、結露水によって、カビの発生や、除湿素子の性能低下・素子の破損を招く恐れがある。
夏期のケースにおいては、吸湿剤の劣化(吸湿性能の低下、膨潤に伴う吸湿剤の剥がれ)を招き、カビの発生等を招く恐れがある。
先に示した特許文献1、2に記載の空調システムで結露を防止するには、どちらかの空気の通流を止める必要があり、その間は換気ができなくなるという欠点が生じる。
この種の停止制御は、ローター系のデシカントシステムに関する特許文献3、4に示されている。即ち、従来のこの種の空調システムでは、結露が発生する可能性がある場合は、ファンを停止して、換気を行わないように制御が組まれていた。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、吸湿剤を内部に備えた一対の調湿素子間で、除湿動作と再生動作を交互に繰り返す空調システムにおいて、結露の発生を有効に防止できるとともに、換気動作を継続できる空調システムを提供する点にある。
本発明の第1の特徴構成は、
吸湿剤を内部に備え、通過する空気が有する水分を吸着又は通過する空気に水分を脱離する調湿部と、前記調湿部と熱交換可能に構成され、通過する冷却用空気にて前記調湿部を冷却する冷却部とを夫々有する一対の調湿素子を備え、
室外空間から取り込んだ室外空気を室内空間へ供給する通路を給気通路とし、
室内空間から取り出した室内空気を室外空間へ排気する通路を排気通路とし、
室外空間から取り込んだ室外空気を前記調湿部に通過させ、調湿部通過後の室外空気を室外空間へ排気する通路を室外空気排気循環通路として形成可能に構成され、
前記一対の調湿素子間で、一方の調湿素子の吸湿剤が、調湿部を通過する空気から水分を吸着する除湿動作と、他方の調湿素子の吸湿剤が、調湿部を通過する空気に水分を脱離する再生動作とを、交互に繰り返す空調システムであって、
前記何れか一方の調湿素子に関し、前記冷却部を流れる冷却用空気と前記調湿部を流れる空気との温湿度関係が、当該調湿部で結露が発生する結露発生条件を満たすかどうかを判定する結露判定手段を備え、
前記結露判定手段により前記一方の調湿素子が結露発生条件を満たすと判定した場合に、前記一方の調湿素子の前記調湿部又は前記冷却部を流れる空気を、前記何れか一方の調湿素子とは異なる結露防止通路に流す結露防止通路切換手段を備えた点にある。
本構成によれば、一の調湿素子について、結露が発生する可能性があると結露判定手段が判定した場合に、当該一の調湿素子に設けられる通路(調湿部或は冷却部)とは異なる結露防止通路に何れか一方の空気を流す。
結果、一方の調湿素子について結露が発生することを避けることができる。
ここで、結露防止通路は、下記するように他方の調湿素子に設けられる通路であってもよいし、別箇独立の通路とされていてもよい。
そして、一方の調湿素子の調湿部又は冷却部を流れる空気を結露防止通路に流すことにより、換気を継続することができる。
本発明の第2の特徴構成は、
前記一方の調湿素子に関し、当該調湿素子の調湿部を、前記給気通路を通流する室外空気が通過し、かつ、当該調湿素子の冷却部を、前記排気通路を通流する室内空気が通過する除湿動作時に、
当該一方の調湿素子に関し、前記結露判定手段が前記結露発生条件を満たすと判定した場合に、当該一方の調湿素子の調湿部を流れる空気を他方の調湿素子の調湿部に流す、又は、当該冷却部を流れる空気を他方の調湿素子の冷却部に流す点にある。
本構成によれば、結露防止通路に、他の調湿素子の対応する調湿部又は冷却部を選択する。即ち、一方の調湿部を流れる空気を他の調湿素子に流す場合は、その他の調湿素子の調湿部に流す。冷却部間の対応関係に関しても同様である。
このようにすることで、一対の調湿素子間で、一方を給気用に、他方を排気用に使用でき、良好に換気状態を維持できる。
本発明の第3の特徴構成は、
前記一方の調湿素子に関し、当該調湿素子の調湿部を、前記室外空気排気循環通路を通流する室外空気が通過し、かつ、当該調湿素子の冷却部を、前記排気通路を通流する室内空気が通過する除湿動作状態において、
前記一方の調湿素子に関し、前記結露判定手段が前記結露発生条件を満たすと判定した場合に、当該一方の調湿素子の冷却部を流れる空気を他方の調湿素子の冷却部に流す点にある。
本構成によれば、一方の調湿素子について、結露の問題は解消できる。
一方、他方の調湿素子について冷却部を流れる空気は排気となるため、この調湿素子の調湿部に昇温された室外空気を給気通路を介して流すようにすることにより、換気状態を維持できる。
本発明の第4の特徴構成は、
前記調湿素子が平面視で概略六角形状を有し、
対向する一対の辺に位置する側壁が閉鎖壁として構成され、
残余の四辺に関し、対向する一対の辺が調湿素子の厚み方向において交互に開口されて、厚み方向に交互に前記調湿部と前記冷却部として構成され、
前記調湿素子それぞれに、
前記給気通路の入口から調湿部入口に流れる空気の量を調整する第1調整手段、
前記給気通路の入口から昇温状態で調湿部入口に流れる空気の量を調整する第2調整手段、
調湿部出口から給気通路の出口に流れる空気の量を調整する第3調整手段、
調湿部出口から排気通路の出口に流れる空気の量を調整する第4調整手段、
排気通路の入口から冷却部入口に流れる空気の量を調整する第5調整手段を備え、
六角形状に形成される前記調湿素子が、胴体の内部に素子厚み方向を胴体高さ方向に合わせて位置を異ならせて配置されるとともに、前記調湿部入口と前記冷却部出口とを区画する厚み方向端縁辺、及び、前記調湿部出口と前記冷却部入口とを区画する厚み方向端縁辺から、それぞれ胴体の長手方向に延出され、胴体内を前記給気通路と前記排気通路とを区画する長手方向区画壁が設けられ、
前記第1調整手段から第5調整手段の胴内配置位置より前記調湿素子側の領域が、高さ方向区画面により、調湿素子それぞれに対応して分割形成されている点にある。
本構成によれば、一対の調湿素子Eを備え、吸湿剤による水分の吸着と脱離を交互に実行して、所定の動作を継続的する空調システムをコンパクト且つ合理的な配置を有する装置とすることができる。
実施形態に係る空調システムの通路構成図 実施形態に係る空調システムの簡略構成図 調湿素子の斜視図 調湿素子の分解斜視図 調湿素子の拡大断面図 空調システムが除湿・再生運転を行っている状態の通路構成を示す説明図 結露防止のための判定フローを示す図(a)(b) 結露防止運転において、室外空気を他の除湿素子に流す動作を示す図 結露防止運転において、室内空気を他の除湿素子に流す動作を示す図 空調システムが再生・加湿運転を行っている状態の通路構成を示す説明図
以下図面に基づいて、本発明を実施するための形態を説明する。
以下、両実施形態で共通する事項を、先ず図1〜図6を参照して説明する。
説明に際しては、図6に示す上側の調湿素子E1が除湿動作を行い、下側の調湿素子E2が再生動作を行っている除湿・再生運転を基準に説明を進める。
本発明の空調システム100は、少なくとも除湿・再生運転が可能とされている。ここで、除湿は、調湿部Wを通過する空気WAの有する水分を吸湿剤6に吸着させ、調湿対象の空気WAを除湿することを意味する。
一方、再生は、このようにして水分を吸着した状態にある吸湿剤6から水分を脱離させて再生することを意味する。脱離された水分は、除湿・再生運転では室外空間Oに排出する。
〔共通事項〕
全体構成
本発明に係る空調システム100は、図3に示すように、吸湿剤6を内部に備え、通過する空気WAが有する水分を吸着又は通過する空気WAに水分を脱離する調湿部Wと、前記調湿部Wと熱交換可能に構成され、通過する冷却用空気CAにて前記調湿部Wを冷却する冷却部Cとを積層して夫々有する一対の調湿素子Eを備えて構成されている。
図1、図2に示すように、空調システム100は、一対の調湿素子Eで共通に、給気用の第1ファンF1と排気用の第2ファンF2とを備えている。これら第1、第2ファンF1、F2の配置部位は単一の共通通路とされている。
第1ファンF1の主な役割は室外空間Oから室外空気OAを取り込んで調湿部Wに通過させ、室内空間Rに供給する給気通路Lfを形成することにある(図6参照)。
この室外空気OAを取り込み調湿部Wに通過させる形態において、第1ファンF1と調湿部Wとの間の通路を二つ設け、一方の通路L1に関しては、第1ファンF1により取り込んだ室外空気OAをそのまま調湿部Wに送り込み、他方の通路L2にヒータ22(昇温手段の一例)を設け、取り込んだ室外空気OAを昇温して調湿部Wに送り込むことが可能となっている。
この通路に関しても、本発明では共通化可能であるが、調湿素子Eに対応して別としてもよい。
第2ファンF2の主な役割は冷却用空気CAを冷却部Cに通過させ、室外空間Oに排出することにある。
図1に示すように、第1実施形態の空調システム100は、10のダンパーd1〜d10(調整手段の一例)を備えて構成されている。
同図において、奇数番号を付したダンパーd1、d3、d5、d7、d9は、上側の調湿素子E1に対して設けられるダンパーあり、偶数番号のダンパーd2、d4、d6、d8、d10は、下側の調湿素子E2の対して設けられるダンパーdである。
両調湿素子E1、E2間で、機能を同じくするダンパーの番号を連番とした。
例えば、ダンパーd1は上側の調湿素子E1に対して働き、ダンパーd2は下側の調湿素子E2に対して働く。以下、(d3、d4)、(d5、d6)、(d7、d8)、(d9、d10)でそれぞれ対を成している。また、以下の説明では、有効なダンパーdの符号を()無しで示し、対応するダンパーdの符号を補助的に()付きで記載することがある。
このようなダンパーd1〜d10の配置を、一の調湿素子Eに対する位置関係で示したのが、図2である。
図1、図2からも判明するように、
ダンパーd1、d2は、給気通路Lfの入口から調湿部入口Winに流れる空気の量を調整する第1調整手段を構成する。
ダンパーd3、d4は、給気通路Lfの入口から昇温状態で調湿部入口Winに流れる空気の量を調整する第2調整手段を構成する。
ダンパーd5、d6は、調湿部出口Woutから給気通路Lfの出口に流れる空気の量の調整する第3調整手段を構成する。
ダンパーd7、d8は、調湿部出口Woutから排気通路Leの出口に流れる空気の量を調整する第4調整手段を構成する。
ダンパーd9、d10は、前記排気通路Leの入口から冷却部入口Cinに流れる空気の量を調整する第5調整手段を夫々構成する。
従って、第1ファンF1の稼働状態で、ダンパーd1(d2)及びd5(d6)が開状態とされることで、室外空間Oから取り込んだ室外空気OAを、調湿素子E(調湿部W)を介して室内空間Rへ供給する通路を給気通路Lfが形成される(図6参照)。
また、第1ファンF1の稼働状態で、ダンパーd3(d4)及びd5(d6)が開状態とされることで、室外空間Oから取り込んだ室外空気OAをヒータ22により昇温して、調湿素子E(調湿部W)を介して室内空間Rへ供給する通路を給気通路Lfが形成される(図6参照)。
第2ファンF2の稼働状態で、ダンパーd9(d10)が開状態とされることで、室内空間Rから取り出した室内空気RAを、調湿素子E(後述するように冷却部C)を介して室外空間Oへ排気する通路を排気通路Leとして形成する(図6参照)。
第1、第2ファンF1、F2の稼働状態で、ダンパーd4(d3)、d8(d7)を開状態とし、ダンパーd6(d5)を閉状態とすることで、室外空間Oから取り込んだ室外空気OAを昇温状態で調湿素子E(後述するように調湿部W)に通過させ、調湿部通過後の室外空気OAを室外空間Oへ排気する通路を室外空気排気循環通路Loarとして形成する(図6参照)。
本発明の空調システム100を、図6に示した状態で説明すると、一対の調湿素子E1、E2のうちの何れか一方の調湿素子E1が、排気通路Leを流通する室内空気RAが当該調湿素子E1の冷却部Cを通過する調湿部冷却状態で、調湿部Wに備えられる吸湿剤6が、給気通路Lfを流通する室外空気OAより水分を吸着する除湿動作を行う除湿動作時に、他方の調湿素子E2が、室外空気排気循環通路Loarを通流する室外空気OAが、当該調湿素子E2の調湿部Wを通過する再生動作を行うのである。
そして、切換装置CN(図1及び図2参照)によるダンパーdの操作により、この除湿動作、再生動作を一対の調湿素子E1、E2の間で交互に繰り返す。
調湿素子
図3及び図4に示すように、調湿素子Eの夫々は、略六角形状に形成された複数の平板部材1が、当該平板部材1同士の間の夫々に冷却部C又は調湿部Wを形成する状態で積層され、平板部材1の積層方向(素子の厚み方向)において、冷却部Cと調湿部Wとが交互に配設されて構成されている。
複数の平板部材1の外周縁部には、平板部材1の外周縁部同士を接続する側壁2(閉鎖壁を成す)が設けられている。なお、本実施形態では、6枚の平板部材1によって、3層の冷却部Cと2層の調湿部Wが形成された場合について説明するが、通常の実用レベルでは、100枚以上の平板部材1を積層して、50層以上の冷却部Cと調湿部Wとを夫々形成することが想定される。
調湿素子Eは、例えば、図6に破線で示す排気通路Leを流通する室内空気RAが当該調湿素子Eの冷却部Cを通過する調湿部冷却状態で、調湿素子Eに備えられる吸湿剤6が、図6に実線で示す給気通路Lfを流通する室外空気OAより水分を吸着する除湿動作を行う。
一方、例えば図6に一点鎖線で示す室外空気排気循環通路Loarを通流する室外空気OAが、当該調湿素子Eの調湿部Wを通過する再生ことで、吸湿剤6、ひいては調湿素子Eが再生される。
図4及び図5に基づいて、調湿素子Eについて具体的に説明する。
図4に示すように、調湿部W及び冷却部Cの夫々には、調湿素子Eの上面視で、六角形状の平板部材1の長手方向の両端部に、流入口側の流入領域8、11と、流入口側の流出領域10、13とが設けられ、流入領域8、11と流出領域10、13との間に誘導部分9、12が設けられている。
調湿部Wの誘導部分9には、調湿対象の空気WAを誘導する第1誘導部材3が設けられ、冷却部Cの誘導部分12には、冷却用空気CAを誘導する第2誘導部材4が設けられている。第1誘導部材3及び第2誘導部材4は、上面視で誘導部分9、12と同等の寸法に形成された波板部材によって構成され、調湿部W及び冷却部Cの流入領域8、11から流出領域10、13に向かう方向に直交する方向における断面視が波形状となるように誘導部分9、12に配置されている。
また、調湿部Wの流入領域8側の側面部分に調湿部入口Winが設けられ、調湿部Wの流出領域10側の側面部分に調湿部出口Woutが設けられている。一方、冷却部Cの流入領域11側の側面部分に冷却部入口Cinが設けられ、冷却部Cの流出領域13側の側面部分に冷却部出口Coutが設けられている。
第1誘導部材3及び第2誘導部材4は、調湿部Wにおける調湿対象の空気WAと冷却部Cにおける冷却用空気CAとの流れ方向とが、互いに向かい合う方向となるように誘導部分9及び誘導部分12に夫々配置されており、調湿対象の空気WAと冷却用空気CAとが平板部材1を介して対向流を成す状態で、調湿部Wと冷却部Cとの間で熱交換することができる。
また、図4に示すように、調湿部Wに設けられた第1誘導部材3及び冷却部Cに設けられた第2誘導部材4は、夫々、第1波板部材5a及び第2波板部材5bにより構成されている。
平板部材1、側壁2、第1波板部材5a及び第2波板部材5bは、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、又は、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂を材質として、50ミクロン程度の厚さの薄板により構成されている。その他、平板部材1及び側壁2については、例えば、紙(空気に含まれる水分が透過しない処理がなされたもの)、金属(例えばアルミニウム等)、ガラス、セラミックなどの材料を用いて作製することができる。また、第1波板部材5a及び第2波板部材5bについては、例えば、紙、金属(例えばアルミニウム等)、ガラス、セラミックなどの材料を用いて作製することができる。本実施形態では、平板部材1及び波板部材5及び側壁2としてポリエチレンテレフタレートを用いる。
図5に示すように、複数の平板部材1の調湿部Wに面する第1面1aには、調湿部Wを通過する調湿対象の空気WAに含まれる水分を吸脱着する吸湿剤6が保持されている。さらに、第1波板部材5aの表面、つまり、第1波板部材5aの上面側及び下面側にも吸湿剤6が保持されている。このように、平板部材1及び表面積の大きな波板部材5の両面に多くの吸湿剤6を保持させることができるので、調湿部Wにおける水分の吸着性能を高くすることができる。
吸湿剤6としては様々な種類のものを用いることができるが、例えば、ポリアクリル酸系の樹脂(架橋構造を有するポリアクリル酸ナトリウム等)を主成分とする材料を用いることができる。また、平板部材1と吸湿剤6とのバインダーとして、吸湿剤6を構成する材料と極性が近く、吸湿剤6の体積変化やヒートサイクルに耐えることのできる(即ち、バインダーとしての機能を維持できる)柔軟性を有する材料を用いることができる。例えば、吸湿剤6として上述のようなポリアクリル酸系の材料を用いる場合、バインダーとしては水性ウレタン樹脂、ポリ酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの材料を利用できる。或いは、上述した材料を混合したものをバインダーとして利用することもできる。本実施形態では、吸湿剤6としてポリアクリル酸ナトリウムを用い、バインダーとして水性ウレタン樹脂を用いる。
尚、吸湿剤6を平板部材1及び波板部材5(第1波板部材5a)に対してバインダーを用いて保持させる場合、それら三者の接着性を良好にするためには、平板部材1及び波板部材5(第1波板部材5a)は、極性が上記バインダー又は吸湿剤6に近く、耐熱性を有する樹脂材料であることが好ましい。よって、本実施形態では、上述の如く、平板部材1及び波板部材5及び側壁2としてポリエチレンテレフタレートを用いている。
そして、ポリアクリル酸ナトリウムと水性ウレタン樹脂等の材料で構成されたバインダーとを含む混合液を、第1面1a及び第1波板部材5aの表面に塗布することにより、アクリル酸ナトリウムを第1面1a及び第1波板部材5aの表面に保持させることができる。
一方、複数の平板部材1の冷却部Cに面する第2面1bには金属膜7が形成されている。金属膜7は、アルミニウム等の材質により、数ミクロン程度の厚さで構成され、蒸着により第1面1aに形成されている。これにより、第1面1aに形成された金属膜7の良好な熱伝導性により、冷却用空気CAと平板部材1との間における伝熱面積が金属膜7により拡大するので、冷却用空気CAと平板部材1との間の伝熱を促進することができる。これにより、冷却部Cと調湿部Wとの間における熱交換効率が向上する。ここで、本実施形態のように平板部材1が樹脂、紙(空気に含まれる水分が透過しない処理がなされたもの)、ガラス、セラミックで構成される場合には、上述の如く、アルミニウム等の金属膜7を形成することにより冷却部Cと調湿部Wとの間における熱交換効率を向上させることができる。また、平板部材1が金属(例えばアルミニウム等)で構成される場合には、平板部材1を構成する金属よりも熱伝導性に優れた金属を材料として金属膜7を形成することにより冷却部Cと調湿部Wとの間における熱交換効率を向上させることができる。
以上より、各調湿素子Eは、平面視で概略六角形状を有し、対向する一対の辺に位置する側壁2が閉鎖壁として構成され、残余の四辺に関し、対向する一対の辺が調湿素子Eの厚み方向(図5の上下方向)において交互に開口されて、厚み方向に交互に調湿部Wと冷却部Cを備えて構成される。
以上が、本発明に係る調湿素子Eの構成であるが、以下、図1に示した空調システム100の具体的構成に関して図2を参照しながらさらに説明を進める。
図2は、一の調湿素子Eに対する通路構成を中心に模式的に描いたものであり、この例では、同一六角形状とされる一対の調湿素子E1、E2が、その積層方向である素子厚み方向(図2の紙面表裏方向である図4の上下方向)に重ねて配置されている。
図1との比較において明らかなように、第1ファンF1、第2ファンF2及びヒータ22は共通であり、空調システム100を構成する胴体101は両調湿素子E1、E2で共通である。
図2には、同一箇所に設けられるダンパーdを対で記載した。
そして、六角形状に形成される調湿素子Eが、胴体101の内部に素子厚み方向を胴体高さ方向(図2の紙面表裏方向)で位置を異ならせて(具体的には上下に重ねられて)配置されている。さらに、調湿部入口Winと冷却部出口Coutとを区画する厚み方向端縁辺Ea、及び、調湿部出口Woutと冷却部入口Cinとを区画する厚み方向端縁辺Ebから、それぞれ胴体101の長手方向に延出され、胴体101内を給気通路Lfと排気通路Leとを区画する長手方向区画壁Wa、Wbが設けられている。
ここで、少なくともダンパーd1〜d10の胴内配置位置より調湿素子側の領域Z1〜Z3が、高さ方向区画面Wcにより、調湿素子E1、E2それぞれに対応して分割形成されている。このWcで少なくとも分割される範囲を、図2に太破線で示した。
また、六角形状の調湿素子Eを平面視で方形形状の胴体101内に収納されており、図2に示す、調湿素子Eの下側辺が胴体101の下側辺に重なる構成を有している。対して調湿素子Eの上側辺は、胴体101から離隔する位置関係とされており、その間に形成された通路L3が先にも述べた室外空気排気循環通路Loarの一部となるように構成されている。
以下、各運転状態に関して、切換装置CNの切換操作により操作されるダンパーd1〜d10の開閉状態をとともに説明する。
除湿・再生運転
除湿動作時の各ダンパーd1〜d10の開閉状態を表1に示した。また、この運転状態を図6に示した。
表1にあっては、最上段のダンパー欄に、ダンパーの符号を示し、その下の各枠内に、上側の調湿素子E1、下側の調湿素子E2、それぞれに備えられるダンパーd1〜d10の開閉状態を示した。
同一枠内で、上側の記載が上側の調湿素子E1に対して設けられるダンパーd1、d3、d5、d7、d9の開閉状態を示し、下側の記載が下側の調湿素子E2に対して設けられるダンパーd2、d4、d6、d8、d10の開閉状態を示している。
Figure 2018169054
このダンパーd1〜d10の開閉状態において、第1ファンF1、第2ファンF2が稼働することにより、一方の素子(図6ではE1)が除湿動作し、他方の素子(図6ではE2)が再生動作する。
従って、除湿・再生運転においては、一方の調湿素子E1において、給気通路Lfがダンパーd1及びダンパーd5を開状態として形成されるとともに、排気通路Leがダンパーd9を開状態として形成され、調湿部Wを流れる空気を除湿する除湿動作が実行され、
他方の調湿素子E2において、室外空気排気循環通路Loarがダンパーd4及びダンパーd8を開状態とし、ダンパーd6を閉状態として、水分を吸着した状態にある吸湿剤6が水分を脱離して再生される再生動作が実行される。
この除湿・再生動作は、一対の調湿素子E1、E2間で交互に繰り返される。
以上が、本発明に係る空調システムにおいて、除湿・再生運転を実行する場合の切換装置CNによる切換操作であるが、以下、本発明が対象とする結露防止運転に関して説明する。
〔換気運転〕
これまで説明してきた除湿・再生運転は、調湿素子E1,E2が共に働くが、本発明において主に対象とする換気運転は、図6に除湿動作として示している上側の調湿素子Eにのみ空気が流れる動作形態である。この換気運転では、一の調湿素子Eに調湿対象の空気WAと冷却用空気CAとの両方が流れる(表1に示す上側の素子の動作形態)。
図1に示すように、本発明の空調システム100の切換装置CNには、両調湿素子Eに関し、冷却部Cを流れる冷却用空気CAと調湿部Wを流れる空気WAとの温湿度関係が、当該調湿部Wで結露が発生する結露発生条件を満たすかどうかを判定する結露判定手段C1と、この結露判定手段C1により一方の調湿素子Eが結露発生条件を満たすと判定した場合に、この調湿素子Eの調湿部W又は冷却部Cを流れる空気WA又はCAを、この調湿素子Eとは異なる結露防止通路に流す結露防止通路切換手段C2を備えている。
図7(a)に結露判定手段C1による結露判定フローを示し、図7(b)に、結露発生条件を満たすと判定された場合の結露防止通路切換手段C2による結露防止通路切換フローを示した。
以下の説明では、図1に示す一方の調湿素子E1から他方の調湿素子E2へ、調湿対象の空気の通路を切換える場合に関して主に説明する。
図7(b)に示す通路切換が行われた場合、空調システム100は、図6の状態(但し、下側の調湿素子E2は停止)から図8の状態へと通路を切換える。
図1、図2に示すように、本発明に係る空調システム100にあっては、調湿素子Eの調湿部Wを流れることとなる室外空気OAの温湿度TOA、OAを検出する温湿度検出機構S1と、同調湿素子Eの冷却部Cを流れることとなる室内空気RAの温度TRAを検出する温度検出機構S2が備えられている。
結露判定手段C1は、検出機構S1の検出値に基づいて(ステップ #1)、調湿部Wを流れることとなる空気WAの露点温度Tdew OAを計算する(ステップ #3)。そして、検出機構S2で別途、冷却用空気CAの温度TRAを検出する(ステップ #5)、そして、この冷却用空気CAの温度TRAに余裕値αを加算した値(TRA+α)と先に計算した空気WAの露点温度Tdew OA比較する(ステップ #7)。露点温度Tdew OAと冷却用空気CAの温度TRAとを比較して、冷却用空気CAの温度TRAに余裕値αを加算した値(TRA+α)と同じか、それより低い場合に結露の可能性ありと判定する(ステップ #7;Yes)。高い場合は、結露の可能性はないと判定する(ステップ #7;No)。これが本発明の結露発生条件である。無論、室内空気RAの湿度も参考にするものとしてもよい。また,余裕値αは予め設定している値であり、例えば2℃である。
結露防止通路切換手段C2は、タンパ―d1〜d10の開閉状態に対応して、結露が発生する可能性のある調湿素子Eを探索する(ステップ#11〜#19)とともに、上記探索に伴って結露が発生する可能性がある調湿素子Eが見つけ出された場合に、この調湿素子Eとは異なった他方の調湿素子Eの室外空気OAを流すものである(ステップ #20、ステップ #21)。
ステップ#20、#21におけるダンパーd1、d2、d5、d6の切換操作が、図6の上側に示す調湿素子E1のみが換気を行っている時の、結露防止切換操作となる。
図8に、この結露防止切換操作を行った場合の、室内空気RAが流れる排気通路Le(調湿素子E1内に示した点線)、室外空気OAが流れる給気通路Lf(調湿素子E2内に示した一点鎖線)を示した。この運転状態で、調湿素子E2から室内空間R、調湿素子E1へとつながる流れを形成でき、空調システム100は運転を続け、喚気が継続されることが判る。
さて、図7に示すフローでは、室外空気OAの流れる通路を他方の調湿素子E2に変更したが、室外空気OAではなく、冷却部Cを流れる冷却用空気CAである室内空気RAの流れる通路を他方の調湿素子E2に変更しても構わない。このような切換を行った場合の換気状態を図9に示した。
この運転状態でも、空調システム100は運転を続けるため、喚気が維持されることが判る。
以上が、主に夏場の換気運転時に発生する可能性のある結露対策であるが、以下、室内を加湿する再生・加湿運転時も結露が発生する可能性がある。
この場合は、結露の発生しそうな調湿素子について、その冷却用空気CAを他方の調湿素子E2に流すようにする。以下、順に説明する。
表2に、この再生・加湿運転時の各ダンパーd1〜d10の開閉状態を示した。また、この運転状態を図10に示した。
表2にあっては、最上段のダンパー欄に、ダンパーの符号を示し、その下の各枠内に、上側の調湿素子E1、下側の調湿素子E2、それぞれに備えられるダンパーd1〜d10の開閉状態を示した。
同一枠内で、上側の記載が上側の調湿素子E1に対して設けられるダンパーd1、d3、d5、d7、d9の開閉状態を示し、下側の記載が下側の調湿素子E2に対して設けられるダンパーd2、d4、d6、d8、d10の開閉状態を示している。
Figure 2018169054
従って、この運転状態では、一方の調湿素子E1において、当該調湿素子E1の調湿部Wを介する室外空気排気循環通路Loar(太実線)と、当該調湿素子E1の冷却部Cを介する排気通路Le(破線)とが形成されて除湿動作され、他方の調湿素子E2において、当該調湿素子E2の調湿部Wを介する給気通路Lf(一点鎖線)が形成されて、他方の調湿素子E2が再生動作する状態で、室内空間Rを加湿する再生・加湿運転が実行される。
結果、特定の調湿素子E2に注目した場合に、室外空気OAの保有する水分により室内空間Rを加湿することとなる。
この場合は、以下の表3の切換を以下のように行う。
Figure 2018169054
このように構成することで、調湿素子E1側における結露の発生を防止できる。
この場合は、下側の調湿素子E2で換気状態を維持できる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態においては、結露発生判定の後に直に通路を切換える構成を示したが、所定の時間をおいて結露発生判定を再度行って結露防止のための通路を行うこととしてもよい。
この場合の余裕値αに関しては、最初の余裕値を大きく設定しておき、順次判定回数が進むに従って小さくすることも可能である。
(2)上記実施形態においては、結露防止のための通路切換後の操作に関しては、なにも述べなかったが、再度結露発生判定を繰り返すようにしてもよい。
(3)上記実施形態においては、発明者らが提案している独特の構造を有する調湿素子を一対備えた空調システムに関して説明をしたが、本発明は、吸湿剤を備える調湿部と、この調湿部と熱交換可能に設けられる冷却部とを、それぞれ備える一対の調湿素子間で、除湿・再生運転、再生・加湿運転を行うことが可能に構成される空調システムにおいて、一方の調湿素子に結露の発生が予測される運転形態(これまで説明してきた換気運転)をする任意の空調システムに採用できる。
6 吸湿剤
22 ヒータ(昇温手段)
100 空調システム
C 冷却部
C1 結露判定手段
C2 結露防止通路切換手段
CN 切換装置
CA 冷却用空気
E 調湿素子
E1 一方の調湿素子(調湿側)
E2 他方の調湿素子(再生側)
F1 第1ファン(給気手段)
F2 第2ファン(排気手段)
Lf 給気通路
Le 排気通路
Loar 室外空気排気循環通路
O 室外空間
OA 室外空気
R 室内空間
RA 室内空気
S1 検出機構
S2 検出機構
W 調湿部
WA 調湿対象の空気(空気)
d ダンパー(調整手段)
d1〜10 ダンパー(第1〜第5調整手段)

Claims (4)

  1. 吸湿剤を内部に備え、通過する空気が有する水分を吸着又は通過する空気に水分を脱離する調湿部と、前記調湿部と熱交換可能に構成され、通過する冷却用空気にて前記調湿部を冷却する冷却部とを夫々有する一対の調湿素子を備え、
    室外空間から取り込んだ室外空気を室内空間へ供給する通路を給気通路とし、
    室内空間から取り出した室内空気を室外空間へ排気する通路を排気通路とし、
    室外空間から取り込んだ室外空気を前記調湿部に通過させ、調湿部通過後の室外空気を室外空間へ排気する通路を室外空気排気循環通路として形成可能に構成され、
    前記一対の調湿素子間で、一方の調湿素子の吸湿剤が、調湿部を通過する空気から水分を吸着する除湿動作と、他方の調湿素子の吸湿剤が、調湿部を通過する空気に水分を脱離する再生動作とを、交互に繰り返す空調システムであって、
    前記何れか一方の調湿素子に関し、前記冷却部を流れる冷却用空気と前記調湿部を流れる空気との温湿度関係が、当該調湿部で結露が発生する結露発生条件を満たすかどうかを判定する結露判定手段を備え、
    前記結露判定手段により前記一方の調湿素子が結露発生条件を満たすと判定した場合に、前記一方の調湿素子の前記調湿部又は前記冷却部を流れる空気を、前記何れか一方の調湿素子とは異なる結露防止通路に流す結露防止通路切換手段を備えた空調システム。
  2. 前記一方の調湿素子に関し、当該調湿素子の調湿部を、前記給気通路を通流する室外空気が通過し、かつ、当該調湿素子の冷却部を、前記排気通路を通流する室内空気が通過する除湿動作時に、
    当該一方の調湿素子に関し、前記結露判定手段が前記結露発生条件を満たすと判定した場合に、当該一方の調湿素子に関し、当該調湿部を流れる空気を他方の調湿素子の調湿部に流す、又は、当該冷却部を流れる空気を他方の調湿素子の冷却部に流す請求項1記載の空調システム。
  3. 前記一方の調湿素子に関し、当該調湿素子の調湿部を、前記室外空気排気循環通路を通流する室外空気が通過し、かつ、当該調湿素子の冷却部を、前記排気通路を通流する室内空気が通過する除湿動作状態において、
    前記一方の調湿素子に関し、前記結露判定手段が前記結露発生条件を満たすと判定した場合に、当該一方の調湿素子の冷却部を流れる空気を他方の調湿素子の冷却部に流す請求項1記載の空調システム。
  4. 前記調湿素子が平面視で概略六角形状を有し、
    対向する一対の辺に位置する側壁が閉鎖壁として構成され、
    残余の四辺に関し、対向する一対の辺が調湿素子の厚み方向において交互に開口されて、厚み方向に交互に前記調湿部と前記冷却部として構成され、
    前記調湿素子それぞれに、
    前記給気通路の入口から調湿部入口に流れる空気の量を調整する第1調整手段、
    前記給気通路の入口から昇温状態で調湿部入口に流れる空気の量を調整する第2調整手段、
    調湿部出口から給気通路の出口に流れる空気の量を調整する第3調整手段、
    調湿部出口から排気通路の出口に流れる空気の量を調整する第4調整手段、
    排気通路の入口から冷却部入口に流れる空気の量を調整する第5調整手段を備え、
    六角形状に形成される前記調湿素子が、胴体の内部に素子厚み方向を胴体高さ方向に合わせて位置を異ならせて配置されるとともに、前記調湿部入口と前記冷却部出口とを区画する厚み方向端縁辺、及び、前記調湿部出口と前記冷却部入口とを区画する厚み方向端縁辺から、それぞれ胴体の長手方向に延出され、胴体内を前記給気通路と前記排気通路とを区画する長手方向区画壁が設けられ、
    前記第1調整手段から第5調整手段の胴内配置位置より前記調湿素子側の領域が、高さ方向区画面により、調湿素子それぞれに対応して分割形成されている請求項1〜3の何れか一項記載の空調システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021128655A1 (zh) * 2019-12-27 2021-07-01 青岛海尔空调电子有限公司 空调器及其控制方法
CN113432255A (zh) * 2021-06-22 2021-09-24 Tcl空调器(中山)有限公司 定频空调及其防凝露方法、装置、存储介质和电子设备

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