JP2002191971A - 吸着素子構造体及び調湿装置 - Google Patents

吸着素子構造体及び調湿装置

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JP2002191971A
JP2002191971A JP2000396864A JP2000396864A JP2002191971A JP 2002191971 A JP2002191971 A JP 2002191971A JP 2000396864 A JP2000396864 A JP 2000396864A JP 2000396864 A JP2000396864 A JP 2000396864A JP 2002191971 A JP2002191971 A JP 2002191971A
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air
adsorbing
adsorption
adsorption element
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Toshikazu Mitani
俊数 三谷
Toru Inazuka
徹 稲塚
Yoshimasa Kikuchi
芳正 菊池
Satoshi Ishida
智 石田
Akira Jinno
亮 神野
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた除湿効果を有すると共に、コンパクト
化を図ることが可能な吸着素子及び調湿装置を提供す
る。 【解決手段】 水分吸脱性のある第1空気通路部3と、
水分吸脱性のない第2空気通路部4とを交互に積層して
成る吸着素子1、2とを少なくとも2個並設する。第1
吸着素子1の第1空気通路部3を、通過する空気から湿
分を吸着する通路として機能させる。第1吸着素子1の
第2空気通路部4を通過した空気を、第2吸着素子2の
第1空気通路部3を通過させて、この第2吸着素子2の
第1空気通路部3の水分を放出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、吸着素子構造体
及び調湿装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に調湿装置は、図16に示すよう
に、除湿ロータ51と、顕熱ロータ52と、両ロータ5
1、52間に配置される加熱手段53(例えば、加熱ヒ
ータ)とを備える。そして、除湿ロータ51は、例え
ば、シリカゲル、ゼオライト、アルミナ等の吸着材をハ
ニカム状または多孔粒状に形成してなり、流通する空気
の湿分を吸着する一方、加熱された空気に湿分を放出す
るように構成されている。すなわち、流入した外気OA
は、除湿ロータ51によって湿分が吸着されて除湿さ
れ、かつ除湿ロータ51の吸着熱により温度上昇する。
そして上記温度上昇した除湿空気は、顕熱ロータ52に
よって熱が奪われて適度な温度となり、室内に向けて除
湿空気SAが供給される。一方、室内側から流入した室
内空気RAは、顕熱ロータ52によって予熱され、さら
に、ヒータ53によって加熱される。そして、この加熱
された空気に、除湿ロータ51から湿分を放出させて、
除湿ロ−タ51が再生され、湿分を含んだ再生空気EA
が外部に排気される。すなわち、上記除湿装置では、室
外空気から除湿ロ−タ51を用いて吸着した湿分を再生
空気EAに移送することによって、除湿空気SAを室内
に供給するようにしている。
【0003】上記除湿ロータ51の再生は、除湿ロータ
51の直後よりも相対湿度の低い空気でもって行う必要
がある。通常、除湿空気SAよりも室内空気RAは絶対
湿度が高くなっているから、これを除湿ロータ51の直
後の相対湿度よりも低くしようとすると、上記のように
室内空気RAを加熱してその温度を高くする必要が生じ
るのである。ところで上記除湿ロータ51においては、
除湿時に吸着熱が発生し、その温度は通常70°C以上
となっている。このような高温で湿分の吸着を行った場
合、その再生には、除湿ロータ51の直後よりも絶対湿
度が高くなっているヒータ後の空気の相対湿度を除湿空
気SAよりもさらに低くする必要があるので、室内空気
RAは、通常90°C以上に加熱する必要が生じること
になる。このため除湿ロータ51の再生には、非常に多
くのエネルギを必要とする。
【0004】このような不具合を解消するため、冷却吸
着素子を採用することが考えられる。この冷却吸着素子
について説明する。図17には冷却吸着素子の構造の要
部を示している。同図のように、冷却吸着素子の本体部
は、2種類のハニカム構造体61、62を交互に90°
だけ位相をずらせて順に積層したもので、一方のハニカ
ム構造体62がシリカゲル、ゼオライト、アルミナ等の
吸着材で構成されている。そして、この吸着材より成る
構造体62を室外空気OAが通過する際に、湿分が吸
着、除湿され、除湿空気SAが室内へと給気される。一
方、他方の構造体61には、室内からの空気RAが、上
記室外空気OAと直交して流れ、その流通過程で吸着熱
を吸収する。このような、冷却吸着素子によれば、除湿
空気SAが冷却され、その温度上昇が抑制されることか
ら、上記除湿ロータ51の場合と、絶対湿度が同一であ
っても、その相対湿度は上昇することになる。そのた
め、再生時温度が低下する。ちなみに、除湿空気SAは
約40°C、再生空気RAは約60°Cとなる。また、
この冷却吸着素子によれば、上記従来の除湿ロータ51
の機能と顕熱ロータ52の機能とを兼用できるので、そ
の構造がコンパクトになるとの利点も生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な冷却吸着素子を実用に供しようとする場合、除湿と再
生とを連続的に行う必要があり、除湿と再生とを連続的
に行おうとすると、冷却吸着素子を上記従来のようにロ
ータ状に構成したりする必要がある。しかしながら、こ
のようなロータ状の構造を採用しようとすれば、空気の
流れが直交していることに起因して、その構造が複雑に
なって、装置全体が大形化してしまうという欠点が生じ
る。
【0006】この発明は、上記従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、一の目的は、簡単な構造に
て除湿と再生を行える吸着素子構造体を提供することに
ある。また、他の目的は、優れた除湿効果を有すると共
に、コンパクト化を図ることが可能な調湿装置を提供す
ることにある。別の目的は、簡単に除湿運転と加湿運転
とを切換えることができ、しかも各運転を確実に行うこ
とが可能な調湿装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の吸着素
子構造体は、水分吸脱性のある第1空気通路部3と、水
分吸脱性のない第2空気通路部4とを交互に積層して成
る吸着素子1、2を少なくとも2個並設し、第1吸着素
子1の第1空気通路部3を、通過する空気から湿分を吸
着する通路として機能させると共に、この第1吸着素子
1の第2空気通路部4を通過した空気を、第2吸着素子
2の第1空気通路部3を通過させて、この第2吸着素子
2の第1空気通路部3の水分を放出させることを特徴と
している。
【0008】上記請求項1の吸着素子構造体では、第1
吸着素子1の第1空気通過部3に、空気(外気)が通過
すれば、この第1空気通過部3にて湿分が吸着、除湿さ
れる。また、この際、第1吸着素子1の第2空気通過部
4に空気(室内空気)が通過すれば、この空気は、上記
第1空気通過部3を通過する空気(外気)と熱交換が行
われる。すなわち、第2空気通路部4を通過する空気
は、第1空気通路部3を通過する空気から吸着熱を吸収
し、第1空気通路部3の空気を冷却する。このため、第
1空気通路部3を通過した空気は、冷却された乾燥した
空気となって吹出される。また、第1吸着素子1の第2
空気通路部4を通過した空気は、第2吸着素子2の第1
空気通路部3へ供給され、ここで、水分を受取って吹出
される。このため、この第2吸着素子2の第1空気通路
部3は水分(湿分)を放出することになり、この第2吸
着素子2は再生されている状態となる。これにより、第
1吸着素子1と第2吸着素子2との役目を変更すれば、
除湿用の通路として機能する第1空気通路部3は、効率
よい除湿を行うことが可能となる。
【0009】また請求項2の吸着素子構造体は、上記第
1吸着素子1と上記第2吸着素子2とを所定角度の位相
をもって配置すると共に、第1吸着素子1の第2空気通
路部4の空気通過出口を第2吸着素子2の第1空気通路
部3の空気通過入口の近傍に配置したことを特徴として
いる。
【0010】上記請求項2の吸着素子構造体では、第1
吸着素子1の第2空気通路部4の空気通過出口を第2吸
着素子2の第1空気通路部3の空気通過入口の近傍に配
置しているので、第1吸着素子1の第2空気通路部4か
ら出た空気は、小さい流通抵抗でもって第2吸着素子2
の第1空気通路部3へ進入することになる。
【0011】請求項3の吸着素子構造体は、上記第1吸
着素子1の第2空気通路部4を通過した空気が、一平面
内での方向変換にて第2吸着素子2の第1空気通路部3
へ進入するように、第1吸着素子1の第2通路部4と第
2吸着素子2の第1空気通路部3とを略平行に配置した
ことを特徴としている。
【0012】上記請求項3の吸着素子構造体では、第1
吸着素子1の第2空気通路部4を通過した空気が一平面
内での方向変換にて第2吸着素子2の第1空気通路部3
へ進入するものであるので、空気は複雑にねじられるこ
となく第2吸着素子2の第1空気通路部3へなめらかに
流入することになって、空気流路内での流通抵抗をより
小さくすることが可能である。
【0013】請求項4の調湿装置は、水分吸脱性のある
第1空気通路部3と、水分吸脱性のない第2空気通路部
4とを交互に積層して成る吸着素子1、2とを少なくと
も2個並設した調湿装置であって、一の吸着素子1をそ
の第1空気通路部3が除湿通路となる除湿用素子とする
と共に、他の吸着素子2をその第1空気通路部3が再生
通路となる再生用素子とし、さらに、各吸着素子を所定
間隔毎に除湿用と再生用とに交互に切換えることを特徴
としている。
【0014】上記請求項4の調湿装置では、一の吸着素
子1をその第1空気通路部3が除湿通路となる除湿用素
子として機能しているときには、他の吸着素子2はその
第1空気通路部3が再生通路となる再生用素子として機
能する。そのため、第1空気通路3は再生され、しか
も、この除湿と再生とが所定間隔毎に切換わるので、除
湿運転を長期にわたって安定して行うことが可能とな
る。
【0015】請求項5の調湿装置は、水分吸脱性のある
第1空気通路部3と、水分吸脱性のない第2空気通路部
4とを交互に積層して成る吸着素子1、2とを少なくと
も2個並設した調湿装置であって、一の吸着素子1をそ
の第1空気通路部3が除湿通路となる除湿用素子とする
と共に、他の吸着素子2をその第1空気通路部3が再生
通路となる再生用素子として機能する除湿運転と、一の
吸着素子1をその第1空気通路部3が加湿通路となる加
湿用素子とすると共に、他の吸着素子2をその第1空気
通路部3が再生通路となる再生用素子として機能する加
湿運転との切換えを可能とし、さらに、除湿運転時に
は、各吸着素子1、2を所定間隔毎に除湿用と再生用と
に交互に切換えると共に、加湿運転時には、各吸着素子
1、2を所定間隔毎に加湿用と再生用とに交互に切換え
ることを特徴としている。
【0016】上記請求項5の調湿装置では、除湿運転と
加湿運転との切換が可能であるので、室内を一年中快適
空間に維持することが可能である。しかも、除湿運転時
においては、一の吸着素子1を除湿用として機能させて
いる際に、他の吸着素子2は再生され、また、加湿運転
時においては、一の吸着素子1を加湿用として機能させ
ている際に、他の吸着素子2は再生されることになり、
さらに、除湿運転時には、各吸着素子1、2を所定間隔
毎に除湿用と再生用とに交互に切換えると共に、加湿運
転時には、各吸着素子1、2を所定間隔毎に加湿用と再
生用とに交互に切換えるものであるので、各運転時にお
いて能力が低下することなく連続した運転を行うことが
可能となる。
【0017】請求項6の調湿装置は、2個の上記第1吸
着素子1と第2吸着素子2とを略同一直線上に直列状に
並設したことを特徴としている。
【0018】上記請求項6の調湿装置では、第1吸着素
子1と第2吸着素子2とからなる吸着素子構造体全体が
細長く形成され、これに合わせてケーシングを縦長のも
のや、横長のもの等すること可能である。
【0019】請求項7の調湿装置は、2個の第1吸着素
子1と第2吸着素子2とを略平行に並列状に並設したこ
とを特徴としている。
【0020】上記請求項7の調湿装置では、第1吸着素
子1と第2吸着素子2とからなる吸着素子構造体のコン
パクト化に寄与する。
【0021】請求項8の調湿装置は、室内側吹出口16
の近傍に、冷却/加熱用熱交換器9を配置したことを特
徴としている。
【0022】上記請求項8の調湿装置では、冷却/加熱
用熱交換器9にて、除湿空気を冷却したり、加湿空気を
加熱したりすることができ、室内へ吹出される調湿空気
を快適な温度に調節することが可能である。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、この発明の吸着素子構造体
及び調湿装置の具体的な実施の形態について、図面を参
照しつつ詳細に説明する。図1と図2にこの発明の吸着
素子構造体の実施形態を示す。この吸着素子構造体K
は、例えば空調機等に使用され、図1は夏期冷房時の空
気の流れを示し、図2は冬期暖房時の空気の流れを示し
ている。そして、この吸着素子構造体Kは、第1吸着素
子(一の吸着素子)1と第2吸着素子(他の吸着素子)
2とを備える。
【0024】第1・第2吸着素子1、2は、水分吸脱性
のある第1空気通路部3と、水分吸脱性のない第2空気
通路部4とを交互に積層してなるものである。具体的に
は従来の技術において説明した図17の冷却吸着素子と
同一構造であって、図5に示すように、2種類のハニカ
ム構造体5、6(正方形状の平板状)を交互に90°だ
け位相をずらせて順に積層したもので、一方のハニカム
構造体5がシリカゲル、ゼオライト、アルミナ等の吸着
材で構成されている。そして、各ハニカム構造体5、6
に多数の通気路が形成され、一方のハニカム構造体5の
多数の通気路をもって上記第1空気通路部3とされ、他
方のハニカム構造体6の多数の通気路をもって上記第2
空気通路部4とされる。これにより、第1空気通路部3
を空気が通過すれば、この空気はその湿分が吸着、除湿
される。一方、第2空気通路部4を空気が通過すれば、
この第2空気通路部4の空気は、第1空気通路部3を流
れている空気と直交して流れその流通過程で吸着熱を吸
収する。
【0025】第1吸着素子1と第2吸着素子2とは、第
1空気通路3、3同士、及び第2空気通路4、4同士が
それぞれ交互に90°だけ位相がずれるように、同一直
線上に直列状に並設される。そして、この吸着素子構造
体Kは、図3と図4に示すように、調湿装置の一部を構
成する。この調湿装置は、この吸着素子構造体K、再生
用熱交換器8と、冷却/加熱熱交換器9と、ファン1
0、11と、これらを収納するケーシング12等を備え
る。そして、吸着素子構造体Kは、平面視において、略
矩形状のケーシング12の長手方向に略直交するように
配置され、図示省略のモータ等の駆動手段にて、その軸
心廻りに回転可能とされる。しかもこの回転は、図示省
略の制御手段にて所定間隔毎に回転するように制御され
る。すなわち、1回当たりの回転角度は、約90°であ
り、所定間隔は、例えば、5〜10分位(勿論、任意に
変更できる)とされる。また、回転方向としては、時計
廻りであっても、反時計廻りであってもどちらでもよ
い。
【0026】また、ケーシング12には、室外側吸込口
13と、室外側吹出口14と、室内側吸込口15と、室
内側吹出口16とが開口する。さらに、ケーシング12
内は複数の仕切板17・・にて複数の通路が形成される
と共に、各通路に図6と図7に示すように、2個の四路
切換弁18、19と、4個の切換弁19、20、21、
22が設けられて、一方のファン10が駆動することに
よって、室外側吸込口13から外気空気OAがケーシン
グ12に吸込まれ、吸着素子構造体Kを通過して室内側
吹出口16から室内へ調湿空気が給気され、他方のファ
ン11が駆動すると、室内側吸込口15から室内空気R
Aが吸込まれ、吸着素子構造体Kを通過して、室外側吹
出口14から室外へ空気EAが排気されるように構成さ
れる。
【0027】すなわち、四路切換弁18は、一方の一次
ポートが第1流路25に接続され、他方の一次ポートが
切換弁20に接続された連通路26に接続され、一方の
二次ポートがファン10に接続され、他方の二次ポート
がファン11に接続される。また、切換弁20と切換弁
22とは第2流路27及び第3流路28を介して接続さ
れる。また、四路切換弁19は、一方の一次ポートが切
換弁23に接続された第4流路29に接続され、他方の
一次ポートが切換弁22に接続された連通路30に接続
され、一方の二次ポートが室内側吹出口16に接続さ
れ、他方の二次ポートが室内側吸込口15に接続されて
いる。さらに、切換弁21と切換弁23とは、第5流路
31と第6流路32を介して接続されている。なお、こ
の図6と図7においては、ファン10は室外側吸込口1
3側に配置されるいわゆる押込ファンであり、ファン1
1は室外側吹出口14側に配置されるいわゆる吐出ファ
ンであるが、図3に示すように、ファン10を室内側吹
出口16に配置して吐出ファンとしても同一機能をな
す。
【0028】また、再生熱交換器8は、例えば冷媒が循
環して、凝縮器として機能するものが使用され、冷却/
加熱用熱交換器9は、例えば冷媒が循環して、蒸発器と
して機能したり、凝縮器として機能したりするものが使
用される。
【0029】次に、上記のように構成された調湿装置を
使用した夏期における除湿運転を図1と図6に基づいて
説明する。まず、図6の実線で示す状態に各弁18、1
9、20、21、22、23を切換える。この状態で、
ファン10、11を駆動させる。ファン10の駆動によ
り、室外側吸込口13から外気空気OAが吸込まれ、こ
の外気空気OAは第1吸着素子1の第1空気通路部3を
通過する。その際、この第1空気通路部3によって、水
分が吸収され、除湿空気SAとなって、室内側吹出口1
6から室内へ吹出される。また、ファン11の駆動によ
り、室内空気RAは室内側吸込口15から吸込まれ、第
1吸着素子1の第2空気通路部4を通過し、この際、上
記室外空気OAと直交して流れ、その流通過程で吸着熱
を吸収する。これによって、上記除湿空気SAが冷却さ
れる。そして、第2空気通路部4を通過した空気は再生
用熱交換器8にて加熱されて第2吸着素子2の第1空気
通路部3へ供給され、この際、第2吸着素子2の第1空
気通路部3の水分が吸着する。つまり、第2吸着素子2
の第1空気通路部3は水分が放出され、この第1空気通
路部3がいわゆる再生されることになり、水分(湿分)
を含んだ再生空気EAが室外側吹出口14から吹出され
る。
【0030】この状態が所定時間(上記所定間隔の間)
続いた後、吸着素子Kがその軸心廻りに約90°だけ回
転する。この90°回転と同時に弁20、21、22、
23が切換えられ、図6の破線で示す流路が形成され、
この状態で、ファン10、11を駆動させる。ファン1
0の駆動により、室外側吸込口13から外気空気OAが
吸込まれ、この外気空気OAは第2吸着素子2の第1空
気通路部3を通過する。その際、この第1空気通路部3
によって、水分が吸収され、除湿空気となって、室内側
吹出口16から室内へ吹出される。また、ファン11の
駆動により、室内空気RAは室内側吸込口15から吸込
まれ、第2吸着素子2の第2空気通路部4を通過し、こ
の際、上記室外空気OAと直交して流れ、その流通過程
で吸着熱を吸収する。これによって、上記除湿空気SA
が冷却される。そして、第2空気通路部4を通過した空
気は再生用熱交換器8を通過して加熱され、第1吸着素
子1の第1空気通路部3へ供給され、この際、第1吸着
素子1の第1空気通路部3の水分が吸着する。つまり、
第1吸着素子1の第1空気通路部3は水分が放出され、
この第1空気通路部3がいわゆる再生されることにな
り、水分(湿分)を含んだ再生空気EAが室外側吹出口
14から吹出される。
【0031】すなわち、この図1の(a)に示す状態で
あっても、図1の(b)に示す状態であっても、どちら
の場合でも、除湿運転が可能であり、適度に冷却された
除湿空気SAが室内側吹出口14から室内へ吹出され
る。そして、上記工程(切換)が繰り返されて、交互に
第1空気通路部3、3が再生されることになる。これに
より、第1空気通路部3は常時水分を吸収することが可
能な状態でもって、室外空気OAが通過することにな
り、調湿装置としては長期にわたって安定した除湿運転
を行うことが可能である。また、除湿空気SAが室内へ
吹出される際には、冷却/加熱用熱交換器9にて冷却さ
れ、室内は快適温度となる。
【0032】次に、冬期における加湿運転を図2と図7
に基づいて説明する。この際、各弁18、19、20、
21、22、23を切換えて、図7の実線で示す状態と
する。この状態で、ファン10、11を駆動させる。フ
ァン10が駆動すると、室外空気OAは室外側吸込口1
3から吸込まれて第1吸着素子1の第2空気通路部4を
通って再生用熱交換器8を通過して加熱される。この加
熱された状態の空気が第2吸着素子2の第1空気通路部
3を通過する。この際、この第1空気通路部3の水分が
吸着され、加湿空気SAとなって、室内側吹出口16か
ら室内へ吹出される。また、ファン11が駆動すると、
室内空気RAが室内側吸込口15から吸込まれ、第1吸
着素子1の第1空気通路部3を通過する。この際、暖か
い室内空気RAと、冷たい室外空気OAとが直交して流
れ、熱交換が行なわれ、室外空気OAが予熱されると共
に、第1空気通路部3へ水分を放出し、この第1空気通
路部3が再生された状態となり、水分(湿分)を放出し
た空気EAが室外側吹出口14から室外へ吹出される。
【0033】この状態が所定時間(上記所定間隔の間)
続いた後、吸着素子Kがその軸心廻りに約90°だけ回
転する。この90°回転と同時に弁20、21、22、
23が切換えられ、図7の破線で示す流路が形成され、
この状態で、ファン10、11を駆動させる。室外空気
OAは室外側吹出口13から吹出されて第2吸着素子2
の第2空気通路部4を通って再生用熱交換器8を通過し
て加熱される。この加熱された状態の空気が第1吸着素
子1の第1空気通路部3を通過する。この際、この第1
空気通路部3の水分が吸着され、加湿空気となって、室
内側吹出口16から室内へ吹出される。また、ファン1
1が駆動すると、室内空気RAが室内側吹出口15から
吸込まれ、第2吸着素子2の第1空気通路部3を通過す
る。この際、暖かい室内空気RAと、冷たい室外空気O
Aとが直交して流れ、熱交換が行なわれ、室外空気OA
が予熱されると共に、第1空気通路部3へ水分を放出
し、この第1空気通路部3が再生された状態となり、水
分(湿分)を放出した空気EAが室外側吹出口14から
室外へ吹出される。
【0034】すなわち、この図2の(a)に示す状態で
あっても、図2の(b)に示す状態であっても、どちら
の場合でも、加湿運転が可能であり、適度に加熱された
加湿空気が室内へ供給される。そして、上記工程(切
換)が繰り返されて、交互に第1空気通路部3、3が再
生されることになる。これにより、第1空気通路部3は
常時水分を放出することが可能な状態でもって、室外空
気OAが通過することになり、調湿装置としては長期に
わたって安定した加湿運転を行うことが可能である。ま
た、加湿空気SAが室内へ吹出される際には、冷却/加
熱用熱交換器9にて加熱され、室内は快適温度となる。
【0035】次に、図8と図9は他の吸着素子構造体を
示し、この場合、図1と図2に示す吸着素子構造体と相
違して、第1吸着素子1と第2吸着素子2とは、第1空
気通路部3、3と第2空気通路部4、4とがそれぞれ並
設方向に沿って隣り合わされている。この場合も、夏期
除湿運転時には、図8の(a)の状態と、図8の(b)
の状態とに所定間隔毎に切換えられ、図1に示す吸着素
子構造体Kと同様、室外空気OAは第1吸着素子1(又
は第2吸着素子2)の第1空気通路部3を通過して除湿
されて、除湿空気SAとなって室内へ吹出される。ま
た、室内空気RAは第1吸着素子1(又は第2吸着素子
2)の第2空気通路部4を通過して再生用熱交換器8に
て加熱されて第2吸着素子2(又は第1吸着素子1)の
第1空気通路部3を通過して、この第2吸着素子2(又
は第1吸着素子1)の第1空気通路部3を再生して、湿
分を含んだ再生空気EAが室外へ吹出される。
【0036】また、冬期加湿運転時には、図9の(a)
の状態と、図9の(b)の状態とに所定間隔毎に切換え
られ、図2に示す吸着素子構造体Kと同様、室外空気O
Aは第1吸着素子1(又は第2吸着素子2)の第2空気
通路部4を通過して再生用熱交換器8にて加熱されて第
2吸着素子2(又は第1吸着素子1)の第1空気通路部
3に供給され、ここで、加湿されてこの適度に加熱され
た加湿空気が室内へ吹出される。また、室内空気RAは
第1吸着素子1(又は第2吸着素子2)の第1空気通路
部3を通過して、ここで、湿分を放出してこの第1吸着
素子1(又は第2吸着素子2)を再生して、湿分が放出
された乾燥空気EAが室外へ吹出される。
【0037】このように、この図8と図9に示す吸着素
子構造体Kであっても、上記図1と図2に示す吸着素子
構造体Kと同様の作用効果を呈することができるが、こ
の場合、空気は、第1吸着素子1(又は第2吸着素子
2)の第2空気通路部4を通過して再生用熱交換器8を
介して第2吸着素子2(又は第1吸着素子1)の第1空
気通路部3に入る際に、複雑にねじられた通路を通過し
て方向変換する必要があり、空気の流通抵抗が大きくな
る欠点がある。これに対して、図1と図2に示す吸着素
子構造体Kは、第1吸着素子1と第2吸着素子2とが、
所定角度(この場合約90°)の位相をもって配置され
て、第1吸着素子1の第2空気通路部4の空気通過出口
を第2吸着素子2の第1空気通路部3の空気通過入口の
近傍(この場合の近傍とは、第2空気通路部4の空気通
過出口と第1空気通路部3の空気通過入口とが隣接して
いる場合を示している)に配置している。すなわち、第
1吸着素子1の第2空気通路部4と第2吸着素子2の第
1空気通路部3とを略平行に配置して、第1吸着素子1
の第2空気通路部4を通過した空気が、一平面内での方
向変換(2次元的な方向変換)にて第2吸着素子2の第
1空気通路部3へ進入するように設定している。これに
より、空気が第1吸着素子1(又は第2吸着素子2)の
第2空気通路部4を通過して再生用熱交換器8を介して
第2吸着素子2(又は第1吸着素子1)の第1空気通路
部3に入る際に、複雑にねじられることなく方向変換さ
れることになり、ケーシング12内を空気が流れる際に
は、流通抵抗を減少させることができ、ケーシング12
内をスムーズに流れ、効率よい調湿運転を行なうことが
可能となる。しかも、低騒音化にも寄与する。なお、各
第1・第2空気通路部3、4は、それぞれ複数段の通気
路層から構成されているので、上記一平面とは、通気路
層毎の平面をいう。
【0038】次に、図10と図11は別の吸着素子構造
体Kを示し、この場合、第1・第2吸着素子1、2は六
角柱形状とされ、約60度の位相でもってずれている。
この場合においても、除湿運転時では、図10の(a)
の状態と、図10の(b)の状態との状態に所定間隔毎
に切換られ、室外空気OAは除湿空気SAとなって室内
へ吹出され、また、室内空気RAは第2吸着素子2(又
は第1吸着素子1)の第1空気通路部3を再生して、湿
分を含んだ空気EAとなって室外へ吹出される。また、
加湿運転時には、図11の(a)の状態と、図11の
(b)の状態とに所定間隔毎に切換えられ、室外空気O
Aは加湿されてこの適度に加熱された加湿空気が室内へ
吹出され、また、室内空気RAは第1吸着素子1(又は
第2吸着素子2)を再生して、湿分が放出された乾燥空
気EAとなって室外へ吹出される。
【0039】また、図12と図13はさらに別の吸着素
子構造体Kを示し、図1と図2に示す吸着素子構造体K
では第1・第2吸着素子1、2が略同一軸心上に直列状
に並設されているのに対して、この場合、第1・第2吸
着素子1、2が略平行に並列状に位相がずらされるとな
く並設されている。そして、第1吸着素子1と第2吸着
素子2との間に再生用熱交換器8が配置される。図14
はこの吸着素子構造体Kを使用した調湿装置を示し、こ
の場合、室内側吹出口16の近傍に冷却/暖房用熱交換
器9が配置され、室外側吸込口13の近傍にファン10
が配置され、室外側吹出口14の近傍にファン11が配
置されている。
【0040】この調湿装置によれば、この場合も、夏期
除湿運転時では、図12の(a)の状態と、図12の
(b)の状態との状態に所定間隔毎に切換られ、室外空
気OAは除湿空気SAとなって室内へ吹出され、また、
室内空気RAは第2吸着素子2(又は第1吸着素子1)
の第1空気通路部3を再生して、湿分を含んだ空気EA
となって室外へ吹出される。また、冬期加湿運転時に
は、図13の(a)の状態と、図13の(b)の状態と
に所定間隔毎に切換えられ、室外空気OAは加湿されて
この適度に加熱された加湿空気が室内へ吹出され、ま
た、室内空気RAは第1吸着素子1(又は第2吸着素子
2)を再生して、湿分が放出された乾燥空気EAとなっ
て室外へ吹出される。
【0041】すなわち、この図10と図11に示す吸着
素子構造体Kを使用して調湿装置を構成しても、第1吸
着素子1の第2空気通路部4の空気通過出口を第2吸着
素子2の第1空気通路部3の空気通過入口の近傍(この
場合の近傍とは、第2空気通路部4の空気通過出口と第
1空気通路部3の空気通過入口とが相対向するように配
置されている場合を示している)に配置している。すな
わち、第1吸着素子1の第2空気通路部4と第2吸着素
子2の第1空気通路部3とを略平行に配置して、第1吸
着素子1の第2空気通路部4を通過した空気が、一平面
内での方向変換(2次元的な方向変換)にて第2吸着素
子2の第1空気通路部3へ進入するように設定してい
る。これにより、空気が第1吸着素子1(又は第2吸着
素子2)の第2空気通路部4を通過して再生用熱交換器
8を介して第2吸着素子2(又は第1吸着素子1)の第
1空気通路部3に入る際に、複雑にねじられることなく
方向変換されることになり、ケーシング12内を空気が
流れる際には、流通抵抗を減少させることができ、ケー
シング12内をスムーズに流れ、効率よい調湿運転を行
なうことが可能となる。しかも、低騒音化にも寄与す
る。さらに、この吸着素子構造体Kを使用した場合、吸
着素子構造体K自体のコンパクト化を図ることができ、
ケーシング12内部に無駄な空間を生じることを有効に
防止することができる。これによって、ケーシング12
のコンパクト化を図って、狭い設置場所しおいても簡単
かつ確実に設置することが可能となる。
【0042】以上にこの発明の吸着素子構造体及び調湿
装置の具体的な実施の形態について説明したが、この発
明は上記実施の形態に限定されるものではなく、この発
明の範囲内で種々変更して実施することが可能である。
例えば、図10等に示すように位相が約60°ずれた吸
着素子1、2を有する吸着素子構造体Kであっても、第
1吸着素子1の第2空気通路4と第2吸着素子2の第1
空気通路部3とを略平行に配置して、空気の流れる方向
が複雑にねじられないようにしてもよく、また、第1吸
着素子1と第2吸着素子2とを直列状に配置することな
く、図12等に示すように並列状に配置してもよい。再
生用熱交換器8としては、ヒータを使用するものであっ
てもよい。さらに、除湿用(加湿用)と再生用との切換
えは、吸着素子構造体Kを回転させることなく、ケーシ
ング12内の空気通路を切換えることによっても行うこ
とが可能である。また、吸着素子構造体Kとして、吸着
素子を3個以上備えているものであってもよく、この場
合も、各吸着素子が順次、除湿用(加湿用)と再生用と
に切換わるように設定する。
【0043】
【発明の効果】請求項1の吸着素子構造体によれば、第
1吸着素子にて除湿している際には、第2吸着素子の第
1空気通路部は水分(湿分)を放出することになり、こ
の第2吸着素子は再生されている状態となる。この状態
で第1吸着素子と第2吸着素子との役目を変更すれば、
除湿用の通路として機能する第1空気通路は、効率のよ
い除湿を行うことができ、高品質の吸着素子構造体を提
供することが可能である。
【0044】請求項2の吸着素子構造体によれば、空気
流路内での流通抵抗を小さくすることができ、効率のよ
い低騒音運転が可能である。
【0045】請求項3の吸着素子構造体によれば、空気
流路内での流通抵抗をより効果的に小さくすることがで
き、効率のよい低騒音運転を一層可能としている。
【0046】請求項4の調湿装置によれば、除湿運転を
長期にわたって安定して行なうことができ、室内を快適
空間に安定して維持できる。
【0047】請求項5の調湿装置によれば、除湿運転と
加湿運転との切換を行なえ、室内を一年中快適空間に維
持することが可能である。しかも、除湿運転時と加湿運
転時との各運転時における能力の低下を防止することが
でき、安定した運転を行なえる。
【0048】請求項6の調湿装置によれば、第1吸着素
子1と第2吸着素子2とからなる吸着素子構造体全体が
細長く形成され、これに合わせてケーシングを縦長のも
のや、横長のもの等すること可能であり、装置全体の設
計の自由度が増し、設置場所に応じたものを構成するこ
とができる。
【0049】請求項7の調湿装置によれば、第1吸着素
子1と第2吸着素子2とからなる吸着素子構造体のコン
パクト化に寄与し、設置面積を小さくすることができ、
種々の場所に設置が可能となる。
【0050】請求項8の調湿装置によれば、冷却/加熱
用熱交換器にて、除湿空気を冷却したり、加湿空気を加
熱したりすることができ、室内へ吹出される調湿空気を
快適な温度に調節することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の吸着素子構造体の実施の形態を示す
除湿運転時の簡略斜視図である。
【図2】上記吸着素子構造体の加湿運転時の簡略斜視図
である。
【図3】この発明の調湿装置の実施の形態を示す除湿運
転時の簡略断面平面である。
【図4】上記調湿装置の簡略断面正面図である。
【図5】上記吸着素子構造体の吸着素子の簡略斜視図で
ある。
【図6】上記調湿装置の除湿運転時の空気の流れを説明
する回路図である。
【図7】上記調湿装置の加湿運転時の空気の流れを説明
する回路図である
【図8】この発明の吸着素子構造体の他の実施の形態を
示す除湿運転時の簡略斜視図である。
【図9】上記吸着素子構造体の加湿運転時の簡略斜視図
である。
【図10】この発明の吸着素子構造体の別の実施の形態
を示す除湿運転時の簡略斜視図である。
【図11】上記吸着素子構造体の加湿運転時の簡略斜視
図である。
【図12】この発明の吸着素子構造体のさらに別の実施
の形態を示す除湿運転時の簡略斜視図である。
【図13】上記加湿運転時の簡略斜視図である。
【図14】図12に示した吸着素子構造体を使用した調
湿装置の簡略断面平面図である。
【図15】上記調湿装置の簡略断面正面図である。
【図16】従来の調湿装置の要部簡略図である。
【図17】従来の調湿装置に使用される吸着素子の簡略
斜視図である。
【符号の説明】
1 吸着素子 2 吸着素子 3 第1空気通路部 4 第2空気通路部 9 冷却/加熱用熱交換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊池 芳正 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 石田 智 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 神野 亮 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 Fターム(参考) 3L055 BA04 CA04 4D052 AA08 CE00 DA01 DA06 DB01 HA01 HA02 HA03 4G066 AA20B AA22B AA61B BA05 BA07 CA43 DA03 EA20 GA04 GA06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水分吸脱性のある第1空気通路部(3)
    と、水分吸脱性のない第2空気通路部(4)とを交互に
    積層して成る吸着素子(1)(2)を少なくとも2個並
    設し、第1吸着素子(1)の第1空気通路部(3)を、
    通過する空気から湿分を吸着する通路として機能させる
    と共に、この第1吸着素子(1)の第2空気通路部
    (4)を通過した空気を、第2吸着素子(2)の第1空
    気通路部(3)を通過させて、この第2吸着素子(2)
    の第1空気通路部(3)の水分を放出させることを特徴
    とする吸着素子構造体。
  2. 【請求項2】 上記第1吸着素子(1)と上記第2吸着
    素子(2)とを所定角度の位相をもって配置すると共
    に、第1吸着素子(1)の第2空気通路部(4)の空気
    通過出口を第2吸着素子(2)の第1空気通路部(3)
    の空気通過入口の近傍に配置したことを特徴とする請求
    項1の吸着素子構造体。
  3. 【請求項3】 上記第1吸着素子(1)の第2空気通路
    部(4)を通過した空気が、一平面内での方向変換にて
    第2吸着素子(2)の第1空気通路部(3)へ進入する
    ように、第1吸着素子(1)の第2通路部(4)と第2
    吸着素子(2)の第1空気通路部(3)とを略平行に配
    置したことを特徴とする請求項1又は請求項2の吸着素
    子構造体。
  4. 【請求項4】 水分吸脱性のある第1空気通路部(3)
    と、水分吸脱性のない第2空気通路部(4)とを交互に
    積層して成る吸着素子(1)(2)とを少なくとも2個
    並設した調湿装置であって、一の吸着素子(1)をその
    第1空気通路部(3)が除湿通路となる除湿用素子とす
    ると共に、他の吸着素子(2)をその第1空気通路部
    (3)が再生通路となる再生用素子とし、さらに、各吸
    着素子(1)(2)を所定間隔毎に除湿用と再生用とに
    交互に切換えることを特徴とする調湿装置。
  5. 【請求項5】 水分吸脱性のある第1空気通路部(3)
    と、水分吸脱性のない第2空気通路部(4)とを交互に
    積層して成る吸着素子(1)(2)とを少なくとも2個
    並設した調湿装置であって、一の吸着素子(1)をその
    第1空気通路部(3)が除湿通路となる除湿用素子とす
    ると共に、他の吸着素子(2)をその第1空気通路部
    (3)が再生通路となる再生用素子として機能する除湿
    運転と、一の吸着素子(1)をその第1空気通路部
    (3)が加湿通路となる加湿用素子とすると共に、他の
    吸着素子(2)をその第1空気通路部(3)が再生通路
    となる再生用素子として機能する加湿運転との切換えを
    可能とし、さらに、除湿運転時には、各吸着素子(1)
    (2)を所定間隔毎に除湿用と再生用とに交互に切換え
    ると共に、加湿運転時には、各吸着素子(1)(2)を
    所定間隔毎に加湿用と再生用とに交互に切換えることを
    特徴とする調湿装置。
  6. 【請求項6】 2個の上記吸着素子(1)(2)を略同
    一直線上に直列状に並設したことを特徴とする請求項3
    又は請求項4の調湿装置。
  7. 【請求項7】 2個の上記吸着素子(1)(2)を略平
    行に並列状に並設したことを特徴とする請求項3又は請
    求項4の調湿装置。
  8. 【請求項8】 室内側吹出口(16)の近傍に、冷却/
    加熱用熱交換器(9)を配置したことを特徴とする請求
    項3〜請求項7のいずれかの調湿装置。
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