JP2018167933A - 昇降装置の遠隔監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】昇降装置の異常を的確に報知可能な昇降装置の遠隔監視システムを提供する。【解決手段】遠隔監視システム1は、異常信号に基づき発報可能な制御マイコン20、及び、通常運転状態と保守環境状態との切り替えを行う保守作業用スイッチ21を有するエレベータ2と、制御マイコン20に接続され、制御マイコン20からの異常信号に基づく発報を受けたときに報知可能な監視端末3と、を備える。保守作業用スイッチ21の操作による通常運転状態から保守環境状態への切り替え後に監視端末3による報知が禁止される。【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータやエスカレータ等の昇降装置を遠隔監視する遠隔監視システムに関する。
従来から、昇降装置の動作状況を監視する遠隔監視システムが提供されている。遠隔監視システムは、動作を制御するための制御マイコンを含む昇降装置と、昇降装置の制御マイコンに対して通信可能に接続され、昇降装置の動作を遠隔で監視するための監視端末とを備える(特許文献1参照)。
かかる遠隔監視システムでは、制御マイコンが昇降装置の運転状況等が異常であると判断した場合、監視センターの監視端末が、昇降装置(制御マイコン)からの信号を基に、監視センターに滞在している監視員に昇降装置の動作状況(運転停止等)を報知する。これに伴い、監視員は、技術員に現場への出向を要請する。
昇降装置は、通常時には自動で運転されるが、保守中には技術員により手動で運転されることがある。技術員は、保守中に動作確認等を目的として、昇降装置の運転状況等が異常となるように、意図的に昇降装置を運転することがある。しかし、制御マイコンは、保守中においても昇降装置の異常を検知し得るため、意図的な昇降装置の異常運転を昇降装置の異常として検知し、監視端末に対して、昇降装置が異常である旨の信号を発報するおそれがあった。
この不要な発報を回避するために、昇降装置は、制御マイコンによる発報(昇降装置が異常である旨の信号の発報)を禁止可能なメンテナンススイッチを備える。メンテナンススイッチは、機械的なスイッチであり、ON操作により制御マイコンに対して昇降装置が異常である旨の信号の発報を禁止し、OFF操作により制御マイコンに対して昇降装置が異常である旨の信号の発報を許可する。
昇降装置の保守の開始前に、技術員がメンテナンススイッチを手動でON操作することで、保守中の昇降装置に意図的に異常を発生させても、監視端末が監視員に対して昇降装置の異常を報知することがない。また、昇降装置の保守の完了後に、技術員がメンテナンススイッチを手動でOFF操作することで、通常運転する昇降装置に異常が発生したとき、監視端末が監視員に対して昇降装置の異常を報知する。
しかしながら、上述の如く、メンテナンススイッチは、ON操作やOFF操作の際に手動の操作が必要な機械的なスイッチであるため、技術員がこのような操作を失念するおそれがある。技術員が保守の開始前にメンテナンススイッチをON操作することを失念すると、保守中の昇降装置に意図的な異常を発生させても、昇降装置が異常である旨の信号を制御マイコンが発報し、監視端末が監視員に昇降装置の異常を報知することになる。また、技術員が保守の完了後にメンテナンススイッチをOFF操作することを失念すると、通常運転中の昇降装置に現実に異常が発生しても、制御マイコンは昇降装置が異常である旨の信号を発報せず、監視端末が監視員に昇降装置の異常を報知しないことになる。
特開2016−44054号公報
そこで、本発明は、昇降装置の異常を的確に報知可能な昇降装置の遠隔監視システムを提供する。
本発明の遠隔監視システムは、異常信号に基づき発報可能な制御マイコン、及び、通常運転状態と保守環境状態との切り替えを行う保守作業用スイッチを有する昇降装置と、前記制御マイコンに接続され、該制御マイコンからの前記異常信号に基づく発報を受けたときに報知可能な端末と、を備え、前記保守作業用スイッチの操作による前記通常運転状態から前記保守環境状態への切り替え後に、前記端末による報知が禁止される、ことを特徴とする。
上記遠隔監視システムによれば、保守環境状態への切り替え後には、端末が昇降情報の異常に関する報知を行わないため、保守環境状態下で意図的に昇降装置を異常運転としたときに端末による報知を防ぐことができる。
前記遠隔監視システムでは、前記保守作業用スイッチの操作による前記保守環境状態から前記通常運転状態への切り替え後に、前記端末による報知が許可されてもよい。
かかる構成によれば、保守環境状態から通常運転状態に切り替えた後、端末が昇降装置の異常に関する報知を行うため、通常運転状態下で昇降装置に異常が生じたときに、端末により昇降装置の異常が的確に報知される。
本発明の別の遠隔監視システムは、異常信号に基づき発報可能な制御マイコン、及び、通常運転状態と保守環境状態との切り替えを行う保守作業用スイッチを有する昇降装置と、前記制御マイコンに接続され、該制御マイコンからの前記異常信号に基づく発報を受けたときに報知可能な端末と、を備え、前記保守作業用スイッチの操作による前記保守環境状態から前記通常運転状態への切り替え後に、前記端末による報知が許可される、ことを特徴とする。
上記遠隔監視システムによれば、通常運転状態への切り替え後に、端末が昇降情報の異常に関する報知を行うため、通常運転状態において昇降装置に異常が生じたときに、端末により昇降装置の異常が的確に報知される。
前記遠隔監視システムでは、前記保守作業用スイッチの操作により前記通常運転状態に切り替えられてから所定回数の正常運転後に、前記端末による報知が許可されてもよい。
かかる構成によれば、保守環境状態から通常運転状態となった後に、所定回数未満の正常運転中(例えば、保守作業を行う技術員が乗り込んだ状態での複数回の試運転中)の昇降装置に異常が生じても、端末による報知を防ぐことができる。
前記遠隔監視システムでは、前記昇降装置は、報知の許可と禁止とを切り替えるメンテナンススイッチを備え、前記保守作業用スイッチの操作により前記保守環境状態に切り替えられたことで報知が禁止された状態で、前記保守作業用スイッチの操作により前記通常運転状態に切り替えられたとき、該通常運転状態に切り替えられてから第一の所定回数の正常運転が完了すると前記端末による報知が許可され、一方、報知を禁止する前記メンテナンススイッチの操作が行われた後に、前記保守作業用スイッチの操作により前記通常運転状態に切り替えられたとき、該通常運転状態に切り替えられてから前記第一の所定回数より多い第二の所定回数の正常運転が完了すると前記端末による報知が許可されてもよい。
かかる構成によれば、メンテナンススイッチの操作により意図的に報知が禁止された場合、保守作業用スイッチにより保守環境状態に切り替えられた場合と比べて、その後、保守作業用スイッチにより通常運転状態となったとき、より多い回数の正常運転が行われないと端末による報知が行われないことで(端末が報知を行うまでにより余裕があることで)、メンテナンススイッチの操作を優先させた処理を実現している。また、メンテナンススイッチの操作により報知を禁止した後、報知を許可するメンテナンススイッチの操作を行わないまま、保守作業用スイッチにより通常運転状態となったときでも、第二の所定回数の正常運転後には、昇降装置に異常が生じたときに、端末により昇降装置の異常が的確に報知される。
前記遠隔監視システムでは、報知を禁止する前記メンテナンススイッチの操作が行われてから前記第二の所定回数の正常運転が完了するまでに、報知を許可する前記メンテナンススイッチの操作が行われたときは、該メンテナンススイッチの操作直後から前記端末による報知が許可されてもよい。
かかる構成によれば、メンテナンススイッチの操作により報知を禁止した後、報知を許可するメンテナンススイッチの操作を忘れたまま通常運転状態となり、第二の所定回数まで正常運転されていても、報知を許可するようにメンテナンススイッチを操作すれば、その直後から端末により昇降装置の異常が報知可能となる。
以上より、本発明によれば、昇降装置の異常を的確に報知可能な昇降装置の遠隔監視システムを提供できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る遠隔監視システムのブロック図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る遠隔監視システムにおける保守作業用スイッチの状態、メンテナンススイッチの状態、及び、正常運転の回数と異常信号に基づく発報との組み合わせを示す表である。 図3は、本発明の変形例に係る遠隔監視システムのブロック図である。
以下、本発明に係る昇降装置の遠隔監視システムについて説明する。遠隔監視システムは、昇降装置の動作状況を遠隔で監視するシステムである。この遠隔監視システムでは、例えば、通常運転状態で昇降装置に運転停止等のトラブル等の異常が生じたときに、昇降装置に接続された監視端末が、昇降装置の異常に関する報知を行う。このように的確に報知を行うことで、監視端末を監視している監視員が、技術員を現場(発報元の昇降装置)に出向させることができる。
一方、昇降装置の保守中には、通常運転状態での自動運転と保守環境状態での手動運転とを切り替えて、昇降装置を運転する。この保守環境状態下で、技術員が、動作確認のために意図的に昇降装置に異常を発生させたままで運転を行うことがある。これに対して、本発明に係る昇降装置の遠隔監視システムでは、保守環境状態の昇降装置に異常が検知されても、監視端末が異常に関する報知を行わないため、誤報知(不要な報知)が抑制される。
昇降装置にはエレベータ、エスカレータ等があるが、以下では、エレベータの遠隔監視システムを説明する。
遠隔監視システムは、図1に示すように、異常信号に基づき発報可能な制御マイコン20を有するエレベータ2と、制御マイコン20に通信系統R1を介して接続され且つ制御マイコン20から発報を受けたときに報知可能な監視端末(端末)3とを備える。エレベータ2は、制御マイコン20に加えて、通常運転状態と保守環境状態との切り替えを行う保守作業用スイッチ21を有する。尚、通常運転状態は、利用者が乗り込むことを前提とした運転状態である。保守環境状態は、利用者が乗り込むことを前提としない運転状態である。具体的に、通常運転状態は、乗り場の釦により呼びが入力された場合に、かごをその乗り場に移動させるような運転状態である。保守環境状態は、乗り場の釦による呼びを受け付けないような運転状態である。
本実施形態の遠隔監視システム1では、エレベータ2は、制御マイコン20に接続されたメンテナンススイッチ24も備える。また、本実施形態の遠隔監視システム1では、保守作業用スイッチ21は、それぞれ制御マイコン20に接続された運転スイッチ22と手動運転スイッチ23とを含む。
さらに、本実施形態の遠隔監視システム1は、通信系統R1(制御マイコン20と監視端末3との間)に設けられた遠隔監視ユニット4を備える。通信系統R1は、例えば、制御マイコン20から順に遠隔監視ユニット4と電話回線とを介して監視端末3に通信可能であり、且つ、監視端末3から逆に電話回線と遠隔監視ユニット4とを介してエレベータ2に通信可能な通信系統である。
尚、図1では、一台の監視端末3が示されているが、本実施形態の遠隔監視システム1には、複数台の監視端末3が備えられている。また、各監視端末3には、それぞれ、通信系統R1を介してエレベータ2が接続されているため、本実施形態の遠隔監視システム1は、複数台のエレベータ2を備える。
エレベータ2は、制御マイコン20、運転スイッチ22、手動運転スイッチ23、及びメンテナンススイッチ24に加えて、制御マイコン20に接続され且つ昇降路内を昇降するかご等を含む動作部25を有する。
エレベータ2にトラブル等が生じた場合、エレベータ2に対して、技術員による保守作業が行われることがある。また、エレベータ2の保守中には、例えば、保守環境状態での手動運転と、通常運転状態での自動運転とが繰り返されることがある。エレベータ2の保守作業は、技術員等によりトラブル等の解消が確認された後、通常運転状態でのエレベータ2の正常運転が所定の回数繰り返されることで完了する。具体的には、エレベータ2の保守作業は、技術員等によりトラブル等の解消が確認された後、通常運転状態でのエレベータ2の正常運転が所定の回数連続で繰り返されることで完了する。尚、正常運転は、エレベータ2に異常が生じない状態での自動運転である。また、一回の正常運転は、通常運転状態におけるかごの移動の開始からかごの移動の停止までの運転である。さらに、「正常運転が連続で所定の回数繰り返される」とは、正常運転のみが連続して所定回数以上行われることであり、正常運転の間に手動運転が含まれる場合等は該当しない。
具体的に、「正常運転が連続で所定の回数繰り返される」とは、通常状態において、乗り場での呼び出し釦の押下によりかごが移動を開始してからこの乗り場に到着し、かご内の行き先釦の押下によりかごが行き先階に移動して停止するまでの正常運転が、連続して所定回数以上行われることである。尚、一回の正常運転の間に、かごの移動が停止する時間が含まれていてもよい。
運転スイッチ22、手動運転スイッチ23、及び、メンテナンススイッチ24は、例えば、かご内(例えば、かご内の操作盤)、及び、かご外(例えば、かごの天井におけるかごの外側)にそれぞれ一つずつ設けられている。また、運転スイッチ22、手動運転スイッチ23、及び、メンテナンススイッチ24は、いずれも、技術員等により操作可能な機械的スイッチである。さらに、運転スイッチ22、手動運転スイッチ23、及び、メンテナンススイッチ24は、いずれの操作も連動しておらず、独立してON操作とOFF操作とが可能である。
尚、以下、運転スイッチ22について、ONからOFFに切り替える操作をOFF操作と称し、OFFからONに切り替える操作をON操作と称する。手動運転スイッチ23及びメンテナンススイッチ24についても同様である。
また、同じ種類のスイッチに関して、かご外に設けられたスイッチの操作は、かご内に設けられたスイッチの操作よりも優先される。例えば、運転スイッチ22に関して、かご内に設けられた運転スイッチ22がON操作され、且つ、かご外に設けられた運転スイッチ22がOFF操作されている場合、かご外に設けられた運転スイッチ22の操作が優先される。また、運転スイッチ22に関して、かご内に設けられた運転スイッチ22がONであり、且つ、かご外に設けられた運転スイッチ22がOFFである場合も、かご外に設けられた運転スイッチ22が優先される。手動運転スイッチ23及びメンテナンススイッチ24に関しても同様である。
運転スイッチ22は、ONのときにエレベータ2を自動運転させ、OFFのときにエレベータ2を停止させるスイッチである。このため、運転スイッチ22は、ON操作されることでエレベータ2を通常運転状態に切り替え、OFF操作されることでエレベータ2を保守環境状態に切り替えることになる。
手動運転スイッチ23は、ONのときにエレベータ2を手動運転可能とさせ、OFFのときにエレベータ2を自動運転させるスイッチである。手動運転スイッチ23の傍には、例えば、UP釦とDOWN釦とが設けられている。手動運転スイッチ23がONのとき、これらの釦を押下することで動作部25のかごを自動運転よりも低い速度で昇降させることができるため、このような手動運転は、例えば、技術員による保守作業の際に行われる。そのため、手動運転スイッチ23は、ON操作されることでエレベータ2を保守環境状態に切り替え、OFF操作されることでエレベータ2を通常運転状態に切り替えることになる。
以上のように、運転スイッチ22がON操作されたとき、又は、手動運転スイッチ23がOFF操作されたとき、エレベータ2は通常運転状態に切り替わる。また、運転スイッチ22がOFF操作されたとき、又は、手動運転スイッチ23がON操作されたとき、エレベータ2は保守環境状態に切り替わる。具体的に、運転スイッチ22がOFFである状態及び手動運転スイッチ23がONである状態の少なくとも一方が満たされている場合、エレベータ2は保守環境状態である。
メンテナンススイッチ24は、監視端末3の報知の許可と禁止とを切り替えるスイッチである。本実施形態の遠隔監視システム1では、メンテナンススイッチ24は、ONのときに制御マイコン20からの異常信号に基づく発報を禁止することで監視端末3の報知を禁止し、OFFのときに制御マイコン20からの異常信号に基づく発報を許可することで監視端末3の報知を許可する。
動作部25のかごには、エレベータ2の動作状況を検知するとともに、この検知結果をエレベータ2の動作状況に関する信号として出力可能な各種センサが設けられている。センサは、エレベータ2の動作状況に対応した種々の信号を出力可能である。
制御マイコン20は、常時、保守作業用スイッチ21(運転スイッチ22及び手動運転スイッチ23)の状態(ONかOFFか)と、メンテナンススイッチ24の状態(ONかOFFか)とを監視している。これにより、制御マイコン20は、エレベータ2が保守環境状態であるか自動運転状態であるかを判断することができるとともに、報知が許可されているか禁止されているかを判断することができる。
本実施形態では、制御マイコン20は、保守作業用スイッチ21の状態の履歴と、メンテナンススイッチ24の状態の履歴を記憶している。そのため、制御マイコン20は、エレベータ2の状態の切り替え(保守環境状態と自動運転状態との切り替え)、及び、報知の許可及び禁止の切り替えも判断することができる。
制御マイコン20は、常時、センサによるエレベータ2の動作状況に関する信号の出力を受け付けている。制御マイコン20は、センサから信号が出力されると、この信号に基づいて、エレベータ2に関する情報として、エレベータ2自身の動作状況に対応づけられたコードであるイベントコードを出力可能である。このようなイベントコードとしては、例えば、かごの位置情報、かごのドアの開閉情報、かごを昇降させるモーターの駆動情報、及び、停電等を示すイベントコードが挙げられる。
また、制御マイコン20は、センサから異常信号が出力されると、かご内における利用者の閉じ込め、かごドアや乗り場ドアの故障、かご照明の寿命等のエレベータ2の異常を示すイベントコードを、通信系統R1を介して監視端末3に出力することで、異常信号に基づく発報が可能である。
さらに、制御マイコン20は、エレベータ2が異常を示した場合(例えば、センサがエレベータ2の異常を検知し、異常信号を制御マイコン20に出力した場合)、保守作業用スイッチ21に基づいてエレベータ2が通常運転状態か保守環境状態かを判断するとともに、メンテナンススイッチ24に基づいて報知の許可又は禁止を判断し、これらの判断結果に応じて、異常信号に基づく発報を行う(センサからの異常信号に対応するイベントコードを出力する)。以下、制御マイコン20による異常信号に基づく発報について、図2の保守作業用スイッチ21の状態、メンテナンススイッチ24の状態、及び、正常運転の回数と異常信号に基づく発報との組み合わせを示す表を用いて、詳細に説明する。
尚、以下の全てのパターンでは、直前の状態が下記初期状態であるとする。初期状態は、正常運転回数(エレベータ2に異常が生じない状態での自動運転の回数)が0回であり、且つ、保守作業用スイッチ21及びメンテナンススイッチ24が切り替え後の状態である。保守作業用スイッチ21の切り替え後の状態は、保守作業用スイッチ21が保守環境状態に切り替えられた後の状態(運転スイッチ22がOFF操作された後の状態、又は、手動運転スイッチ23がON操作された後の状態)である。また、メンテナンススイッチ24の切り替え後の状態は、メンテナンススイッチ24が報知禁止となるように切り替えられた後の状態(メンテナンススイッチ24がON操作された後の状態)である。
制御マイコン20は、センサにより異常信号が出力された場合に、パターン1に示すように、保守作業用スイッチ21により保守環境状態から通常運転状態へ切り替えられたと判断するとともに(運転スイッチ22がON操作された、且つ、手動運転スイッチ23がOFF操作されたと判断するとともに)、保守作業用スイッチ21の通常運転状態に切り替え前からメンテナンススイッチ24が報知を許可するように操作されていると判断したとき(メンテナンススイッチ24がOFFであると判断したとき)、保守作業用スイッチ21が通常運転状態への切り替えから、第一の所定回数の連続での正常運転が未完了であれば、監視端末3に対して、異常信号に基づく発報を行わない。
また、制御マイコン20は、センサにより異常信号が出力された場合に、パターン2に示すように、保守作業用スイッチ21により保守環境状態から通常運転状態へ切り替えられたと判断するとともに(運転スイッチ22がON操作された、且つ、手動運転スイッチ23がOFF操作されたと判断するとともに)、メンテナンススイッチ24が報知を禁止するように操作されたままであると判断するとき(メンテナンススイッチ24がONであると判断するとき)、保守作業用スイッチ21が通常運転状態に切り替えられてから、第一の所定回数よりも多い第二の所定回数の連続での正常運転が未完了であれば、異常信号に基づく発報を行わない。第一の所定回数は、例えば、5回であり、第二の所定回数は、例えば、10回である。
尚、制御マイコン20は、センサにより異常信号が出力された場合に、パターン3に示すように、保守作業用スイッチ21が保守環境状態のままであると判断するとき、(運転スイッチ22がOFFである、又は、手動運転スイッチ23がONであると判断するとともに)、メンテナンススイッチ24が報知を禁止するように操作されていると判断しても(メンテナンススイッチ24がONであると判断しても)、メンテナンススイッチ24が報知を許可するように操作されたと判断しても(メンテナンススイッチ24がOFF操作されたと判断しても)、異常信号に基づく発報を行わない。
制御マイコン20は、センサにより異常信号が出力された場合に、パターン4に示すように、保守作業用スイッチ21により通常運転状態に切り替えられたと判断するとともに(運転スイッチ22がON操作された、又は、手動運転スイッチ23がOFF操作されたと判断するとともに)、メンテナンススイッチ24が報知を許可するように操作されたと判断するとき(メンテナンススイッチ24がOFF操作されたと判断するとき)、保守作業用スイッチ21が通常運転状態に切り替えられてから、第一の所定回数の連続での正常運転が完了していれば、異常信号に基づく発報を行う。
制御マイコン20は、センサにより異常信号が出力された場合に、パターン5に示すように、メンテナンススイッチ24が報知を禁止するように操作されたままであり(メンテナンススイッチ24がONのままであり)、保守作業用スイッチ21により通常運転状態に切り替えられたと判断すると(運転スイッチ22がON操作された、又は、手動運転スイッチ23がOFF操作されたと判断すると)、保守作業用スイッチ21が通常運転状態に切り替えられてから、第二の所定回数の連続での正常運転が完了すれば、異常信号に基づく発報を行う。
尚、制御マイコン20は、センサにより異常信号が出力された場合に、パターン6に示すように、保守作業用スイッチ21により通常運転状態に切り替えられたと判断し(運転スイッチ22がON操作された、又は、手動運転スイッチ23がOFF操作されたと判断し)、且つ、保守作業用スイッチ21による通常運転の切り替え後に、メンテナンススイッチ24が報知を許可するように操作されたと判断すると(メンテナンススイッチ24がOFF操作されたと判断した後)、保守作業スイッチ21が通常運転状態に切り替えられてから、第二の所定回数の連続での正常運転が未完了であっても、異常信号に基づく発報を行う。
遠隔監視ユニット4は、制御マイコン20から異常信号に基づき発報されると(異常信号に基づきイベントコードが出力されると)、これらの出力元のエレベータに関する情報(例えば、エレベータ2の機番)、及び、発報の内容(異常信号に基づくイベントコード)を監視端末3に出力する。
本実施形態の監視端末3は、例えば、複数の地域に設置された多数のエレベータの監視を行うとともに、対象となるエレベータと離れた建物である監視センター等に設置されている。本実施形態の監視センターには、監視員(オペレータ)が常駐している。
監視端末3は、制御マイコン20から遠隔監視ユニット4を介して異常信号に基づく発報(異常信号に基づくイベントコードの出力)を受ける。監視端末3は、例えば、出力元のエレベータ2の情報(例えば、エレベータ機番)及び制御マイコン20からの発報の内容(イベントコード)を表示可能な表示部30を有する。表示部30は、例えば、ディスプレイである。
本実施形態の遠隔監視システム1では、表示部30は、通常運転状態において、制御マイコン20から異常信号に基づく発報を受けると、発報の内容(エレベータの機番やイベントコード)を表示することでエレベータ2に関する異常を監視員に報知する。監視員は、この表示を確認することで、エレベータ2の異常を把握することができる。
以上の遠隔監視システム1によれば、パターン3に示すように、制御マイコン20が、保守作業用スイッチ21の操作による保守環境状態への切り替え後に、異常信号に基づく報知を行わないことで、監視端末3による報知が禁止される。具体的に、保守環境状態では(保守作業用スイッチ21の操作による保守環境状態への切り替え後(例えば、運転スイッチ22がOFFであるとき、又は、手動運転スイッチ23がONであるとき))、監視端末3がエレベータ2の異常に関する報知を行わない。そのため、保守環境状態において意図的にエレベータ2を異常運転としたときに監視端末3による報知を防ぐことができる。
本実施形態の遠隔監視システム1によれば、パターン4、5、6に示すように、制御マイコン20が、保守作業用スイッチ21の操作による保守環境状態から通常運転状態への切り替え後に、異常信号に基づく発報を行うことで、監視端末3による報知が許可される。具体的に、保守環境状態から通常運転状態となったときに(例えば、運転スイッチ22がON操作され且つ手動運転スイッチ23がOFF操作されたとき、又は、運転スイッチ22がONのままであり手動運転スイッチ23がOFF操作されたとき、又は、運転スイッチ22がON操作され手動運転スイッチ23がOFFのままであるとき)、監視端末3がエレベータ2の異常に関する報知を行う。そのため、通常運転状態においてエレベータ2に異常が生じたときに、監視端末3によるエレベータ2の異常が的確に報知される。
また、本実施形態の遠隔監視システム1によれば、パターン1、2に示すように、制御マイコン20が、保守作業用スイッチ21の操作による保守環境状態から通常状態に切り替えられてから所定回数(第一の所定回数又は第二の所定回数)の連続での正常運転が未完了であれば、異常信号に基づく発報を行わないことで、監視端末3による報知が禁止される。具体的に、保守環境状態から通常運転状態となった後に、所定回数(例えば、第一の所定回数又は第二の所定回数)未満の連続での正常運転中(例えば、保守作業を行う技術員が乗り込んだ状態での複数回の試運転中)のエレベータ2に異常が生じても、監視端末3による報知を防ぐことができる。この場合、エレベータ2の異常については、保守作業を行う技術員が対応することができる。
さらに、本実施形態の遠隔監視システム1によれば、パターン2に示すように、報知を禁止するメンテナンススイッチ24の操作(メンテナンススイッチ24のON操作)の後、保守作業用スイッチ21の操作(運転スイッチ22のON操作、又は、手動運転スイッチ23のOFF操作)により通常運転状態に切り替えられた場合、パターン1に示すように、報知を禁止するメンテナンススイッチ24の操作(メンテナンススイッチ24のON操作)の後、メンテナンススイッチ24の操作(メンテナンススイッチ24のOFF操作)により意図的に報知が許可された場合と比べて、より多い回数運転(例えば、第二の所定回数の運転)が行われないと監視端末3による報知が行われないことで(監視端末3が報知を行うまでにより余裕があることで)、メンテナンススイッチ24の操作を優先させた処理を実現している。
また、パターン5に示すように、メンテナンススイッチ24の操作により報知を禁止した後(メンテナンススイッチ24のON操作の後)、報知を許可するメンテナンススイッチ24の操作(メンテナンススイッチ24のOFF操作)を行わないまま、保守作業用スイッチ21により通常運転状態となったとき(運転スイッチ22がON操作されたとき、又は、手動運転スイッチ23がOFF操作されたとき)でも、第二の所定回数の運転後には、エレベータ2に異常が生じたときに、監視端末3によりエレベータ2の異常が的確に報知される。
本実施形態の遠隔監視システム1によれば、パターン6に示すように、メンテナンススイッチ24の操作(メンテナンススイッチ24のON操作)により報知を禁止した後、報知を許可するメンテナンススイッチ24の操作(メンテナンススイッチ24のOFF操作)を忘れたまま通常運転状態となり、第二の所定回数まで運転されていなくても、報知を許可するようにメンテナンススイッチ24を操作すれば(メンテナンススイッチ24をOFF操作すれば)、その直後から監視端末3によりエレベータ2の異常が報知可能となる。
尚、本発明の遠隔監視システム1は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を追加することができ、また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることができる。さらに、ある実施形態の構成の一部を削除できる。
例えば、遠隔監視システム1では、保守作業用スイッチ21による通常運転状態から保守環境状態への切り替え後に監視端末3による報知が禁止されるとともに、保守環境状態から通常運転状態への切り替え後に監視端末3による報知が許可されていたが、これらの保守作業用スイッチ21に応じた報知の禁止及び報知の許可のうち一方のみを採用してもよい。
制御マイコン20が通常運転状態から保守環境状態への切り替え後に監視端末3による報知が禁止される場合には、少なくとも、保守環境状態では(保守環境状態への切り替え後に)監視端末3がエレベータ2の異常に関する報知を行わないため、保守環境状態において意図的にエレベータ2を異常運転としたときに監視端末3による報知を防ぐことができる。この場合、制御マイコン20は、保守環境状態から通常運転状態への切り替え後、例えば、所定の時間が経過した時点で、監視端末3による報知を許可してもよい。
また、制御マイコン20が保守環境状態から通常運転状態への切り替え後に監視端末3による報知が許可される場合には、少なくとも、通常運転状態では(通常運転状態への切り替え後に)、監視端末3がエレベータ2の異常に関する報知を行うため、通常運転状態においてエレベータ2に異常が生じたときに、監視端末3によりエレベータ2の異常が的確に報知される。
上記実施形態の遠隔監視システム1では、保守作業用スイッチ21により通常運転状態から保守環境状態を経て通常運転状態に切り替えられた場合と、メンテナンススイッチ24が報知を禁止するように操作された後、保守作業用スイッチ21により通常運転状態に切り替えられた場合とで、監視端末3による報知を許可するまでの運転の所定回数を異ならせていたが、この所定回数を同一としてもよい。この場合であっても、保守環境状態から通常運転状態となった後に、所定回数未満の運転中(例えば、保守作業を行う技術員がかごに乗り込んだ状態での複数回の試運転中)のエレベータ2に異常が生じても、監視端末3による報知を防ぐことができる。
また、この場合において、監視端末3の報知を、所定時間の運転を行ったときに許可してもよい。具体的に、保守作業用スイッチ21により通常運転状態から保守環境状態を経て通常運転状態に切り替えられた場合には、第一の所定時間の運転が完了した場合に、監視端末3による報知を許可する一方、メンテナンススイッチ24が報知を禁止するように操作された後、保守作業用スイッチ21の操作(運転スイッチ22のON操作、又は、手動運転スイッチ23のOFF操作)により通常運転状態に切り替えられた場合には、第二の所定時間の運転が完了した場合に、監視端末3による報知を許可してもよい。第一の所定時間は、例えば、2時間、第二の所定時間は、例えば、3時間である。この場合であっても、メンテナンススイッチ24の操作(メンテナンススイッチ24のOFF操作)を優先させた処理を実現できる。尚、第一、第二の所定時間の代わりに同一の所定時間を設定してもよい。
また、上記実施形態の遠隔監視システム1では、センサから異常信号が出力された際に、制御マイコン20が、保守作業用スイッチ21に基づき通常運転状態か保守環境状態かを判断し、この判断結果に応じて発報を行ったり行わなかったりすることで、監視端末3の報知を許可又は禁止していたが、遠隔監視ユニット4や監視端末3自身が監視端末3の報知を許可又は禁止してもよい。同様に、制御マイコン20の代わりに、遠隔監視ユニット4や監視端末3自身が、メンテナンススイッチ24に基づき、報知の許可又は禁止を判断し、この判断結果に応じて報知を許可又は禁止してもよい。
具体的に、制御マイコン20が判断した内容(エレベータ2が通常運転状態か保守環境状態か、報知の許可又は禁止)を示す情報を遠隔監視ユニット4に出力し、制御マイコン20の代わりに、遠隔監視ユニット4が監視端末3の報知を許可または禁止してもよい。より具体的に、遠隔監視ユニット4は、制御マイコン20から出力された情報に基づき、通常運転状態か保守環境状態か、報知の許可又は禁止を判断し、この判断結果に応じて、制御マイコン20からの発報を妨げることで監視端末3の報知を禁止したり、制御マイコン20からの発報を許可することで監視端末3の報知を許可したりしてもよい。この場合、メンテナンススイッチ24は、ONのときに遠隔監視ユニット4に発報を妨げさせることで監視端末3の報知を禁止し、OFFのときに遠隔監視ユニット4に発報を許可させることで監視端末3の報知を許可することになる。
尚、遠隔監視ユニット4は、制御マイコン20から出力された情報に基づき、エレベータ2が通常運転状態か保守環境状態か、報知の許可又は禁止を判断する代わりに、保守作業用スイッチ21の状態に関する情報及びメンテナンススイッチ24に関する情報を取得し、取得した情報に基づき通常運転状態か保守環境状態かを判断したり、報知の許可又は禁止を判断したりしてもよい。
また、遠隔監視ユニット4が判断した内容(エレベータ2が通常運転状態か保守環境状態か、報知の許可又は禁止)を示す情報を監視端末3に出力し、制御マイコン20や遠隔監視ユニット4の代わりに、監視端末3が自身の報知を許可または禁止してもよい。より具体的に、監視端末3は、制御マイコン20から遠隔監視ユニット4を介して発報を受けると、通常運転状態か保守環境状態か、報知の許可又は禁止を判断し、この判断結果に応じて、報知を行ったり行わなかったりしてもよい。この場合、メンテナンススイッチ24は、ONのときに監視端末3を制御することで監視端末3の報知を禁止し、OFFのときに監視端末3を制御することで監視端末3の報知を許可することになる。
尚、監視端末3は、遠隔監視ユニット4から出力された情報に基づき、エレベータ2が通常運転状態か保守環境状態か、報知の許可又は禁止を判断する代わりに、保守作業用スイッチ21の状態に関する情報及びメンテナンススイッチ24に関する情報を取得し、取得した情報に基づき通常運転状態か保守環境状態かを判断したり、報知の許可又は禁止を判断したりしてもよい。
通信系統R1は、電話回線を含んでいたが、図3に示すように、電話回線の代わりにインターネットを含んでいてもよい。また、通信系統R1は、遠隔監視ユニット4を含まなくてもよい。
エレベータ2は、制御マイコン20と、保守作業用スイッチ21と、メンテナンススイッチ24と、動作部25を有していたが、メンテナンススイッチ24を有していなくてもよい。この場合であっても、保守作業用スイッチ21の操作により、通常運転状態と保守環境状態とを切り替えることができる。
保守作業用スイッチ21は、運転スイッチ22及び手動運転スイッチ23の両方を含んでいたが、運転スイッチ22及び手動運転スイッチ23の一方のみを含んでいてもよい。
上記実施形態の遠隔監視システム1は、複数台のエレベータを備えていたが、一台のエレベータを備えていてもよい。
また、上記実施形態の遠隔監視システム1は、エレベータを対象としていたが、エスカレータを対象としてもよい。この場合、保守作業用スイッチ21は、デッキカバー又は制御盤に設けられていてもよい。メンテナンススイッチ24は、制御盤に設けられていてもよい。
1…遠隔監視システム、2…エレベータ、20…制御マイコン、21…保守作業用スイッチ、22…運転スイッチ、23…手動運転スイッチ、24…メンテナンススイッチ、25…動作部、3…監視端末、30…表示部、4…遠隔監視ユニット、R1…通信系統

Claims (6)

  1. 異常信号に基づき発報可能な制御マイコン、及び、通常運転状態と保守環境状態との切り替えを行う保守作業用スイッチを有する昇降装置と、
    前記制御マイコンに接続され、該制御マイコンからの前記異常信号に基づく発報を受けたときに報知可能な端末と、を備え、
    前記保守作業用スイッチの操作による前記通常運転状態から前記保守環境状態への切り替え後に、前記端末による報知が禁止される、ことを特徴とする遠隔監視システム。
  2. 前記保守作業用スイッチの操作による前記保守環境状態から前記通常運転状態への切り替え後に、前記端末による報知が許可される、請求項1に記載の遠隔監視システム。
  3. 異常信号に基づき発報可能な制御マイコン、及び、通常運転状態と保守環境状態との切り替えを行う保守作業用スイッチを有する昇降装置と、
    前記制御マイコンに接続され、該制御マイコンからの前記異常信号に基づく発報を受けたときに報知可能な端末と、を備え、
    前記保守作業用スイッチの操作による前記保守環境状態から前記通常運転状態への切り替え後に、前記端末による報知が許可される、ことを特徴とする遠隔監視システム。
  4. 前記保守作業用スイッチの操作により前記通常運転状態に切り替えられてから所定回数の運転後に、前記端末による報知が許可される、請求項2又は3に記載の遠隔監視システム。
  5. 前記昇降装置は、報知の許可と禁止とを切り替えるメンテナンススイッチを備え、
    前記保守作業用スイッチの操作により前記保守環境状態に切り替えられたことで報知が禁止された状態で、前記保守作業用スイッチの操作により前記通常運転状態に切り替えられたとき、該通常運転状態に切り替えられてから第一の所定回数の正常運転が完了すると前記端末による報知が許可され、
    報知を禁止する前記メンテナンススイッチの操作が行われた後に、前記保守作業用スイッチの操作により前記通常運転状態に切り替えられたとき、該通常運転状態に切り替えられてから前記第一の所定回数より多い第二の所定回数の正常運転が完了すると前記端末による報知が許可される、請求項2又は3に記載の遠隔監視システム。
  6. 報知を禁止する前記メンテナンススイッチの操作が行われてから前記第二の所定回数の正常運転が完了するまでに、報知を許可する前記メンテナンススイッチの操作が行われたときは、該メンテナンススイッチの操作直後から前記端末による報知が許可される、請求項5に記載の遠隔監視システム。
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