JP2018166976A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機の品質向上を図る。【解決手段】遊技の制御を行う主制御基板30と、演出の制御を行う画像制御基板71と、を備え、主制御基板30は、挿入実装部品のリード電極が挿入されるスルーホール(挿入穴)702を有するプリント配線基板701により構成され、画像制御基板71は、表面実装部品の接続端子と接続されるランド802を有するプリント配線基板801により構成される。プリント配線基板801には、一の表面実装部品の複数の接続端子とそれぞれ接続される複数のランド802により一のランド群を有し、一のランド群802は、ランド802aと、このランド802aとは面積が(大きい)異なるランド802bと、を有するように構成した。【選択図】図28

Description

本発明は、遊技媒体を用いた遊技機に関するものである。
パチンコやパチスロと呼ばれ一般的に普及している遊技機には、プリント基板により構成され、遊技制御を行う主制御基板や演出制御を行う演出制御基板等が搭載されている。
特許文献1には、遊技機に搭載されているプリント基板への電子部品の実装方法として、表面実装型の電子部品の種別に基づいて、プリント基板の各ランド部から板状のマスクの開口部までの塗布量調整用の隙間の要否を判定し、隙間が必要であると判定された板状のマスクの開口部周辺にスペーサーを貼設した後、該板状のマスクを用いてプリント基板への重ね合わせを行うことが開示されている。
特開2008−27958公報
ところで、上記したような遊技機では、品質向上が常に求められていた。
本発明は、上記したような点を鑑みてなされたものであり、遊技機の品質向上を図ることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の遊技機は、遊技の制御を行う主制御基板と、演出の制御を行う演出基板と、を備え、前記主制御基板は、挿入実装型電子部品のリード電極が挿入される挿入穴を有する第1のプリント基板により構成され、前記演出基板は、表面実装型電子部品の接続端子と接続される接続電極を有する第2のプリント基板により構成され、前記第2のプリント基板には、一の前記表面実装型電子部品の複数の接続端子とそれぞれ接続される複数の接続電極により一の接続電極群を有し、前記一の接続電極群は、第1の接続電極と、該第1の接続電極とは面積が異なる第2の接続電極と、を有することを特徴とする。
また本発明の遊技機は、前記第2の接続電極が、前記第1の接続電極より面積が大きいことを特徴とする。
本発明によれば、遊技機の品質向上を図ることが可能になる。
本発明の実施形態に係る遊技機の正面図である。 本実施形態に係る遊技機の裏面側の一例を示した斜視図である。 本実施形態に係る遊技機に備えられている遊技制御装置の構成を示したブロック図である。 本実施形態の遊技機の遊技盤の背面に組み付けられているベース枠体の正面側斜視図である。 ベース枠体に組み付けられる画像表示ユニットの背面側斜視図である。 画像表示ユニットを分解したときの背面側斜視図である。 音/画像制御ユニットの構成を示した分解斜視図1である。 音/画像制御ユニットの構成を示した分解斜視図2である。 画像制御基板の部品面の構成を示した斜視図である。 音/画像制御ユニットを組み立てる際の基板間の接続態様の説明図である。 ケースカバーの内面により第1の副プリント基板を支持した状態を説明するための模式的な斜視図である。 ケースカバーの内面により第2の副プリント基板を支持した状態を説明するための模式的な図である。 ケースベースに取り付けられるケーブルガイドユニットの構成を示した斜視図である。 ケースベースにケーブルガイドユニットを取り付ける際の様子を示した斜視図である。 ケーブルガイドユニットとケースベースとによる係止の様子を模式的に示した図である。 ケーブルガイド部によりケーブルが保持されている様子を示した図である。 ランプ制御基板の主要な回路構成を示した図である。 ランプ制御基板の入力コネクタと電解コンデンサの位置関係を示した図である。 ランプ制御基板のカバー壁面と電解コンデンサの位置関係を示した上面図およびA−A断面図である。 画像制御基板の入力コネクタと電解コンデンサの位置関係を示した図である。 画像制御基板のカバー壁面と電解コンデンサの位置関係を示した上面図およびA−A断面図である。 主制御基板の入力コネクタと電解コンデンサの位置関係を示した図である。 主制御基板のカバー壁面と電解コンデンサの位置関係を示した上面図およびA−A断面図である。 主制御基板の構造を説明するための図である。 主制御基板に用いられるプリント基板の構成を示した図である。 画像制御基板の構造を説明するための図である。 画像制御基板に用いられるプリント基板の構成を示した図である。 画像制御基板に用いられるプリント配線基板の一部を拡大して示した図である。 本発明を適用可能な他の遊技機の例を示した図である。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
<遊技機の構成>
図1は、本実施形態に係る遊技機の一例を示した正面図である。また図2は、本実施形態に係る遊技機の裏面側の一例を示した斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る遊技機1には、遊技者が操作可能な操作ハンドル2が設けられており、遊技者が操作ハンドル2を操作することにより遊技盤4の遊技領域4aに遊技球が発射される。
また、図1に示す遊技機1には、遊技者が操作可能な演出ボタン3が設けられている。
遊技盤4の遊技領域4aには、例えば遊技球が入球可能な第1始動口5及び第2始動口6と、遊技球が通過可能なゲート7と、遊技球が入賞可能な大入賞口8と、一般入賞口9と、遊技球を遊技領域外に排出するアウト口10と、が設けられている。
第1始動口5は、例えば遊技領域4aの中央下側に配置され、第2始動口6は、例えば向かって右側の遊技領域4aに配置されている。このため、第2始動口6には、操作ハンドル2を大きく回動させ、強い力で打ち出された遊技球でないと、入賞しないように構成されている。
第2始動口6は、例えば可動片6bを有しており、可動片6bが閉状態に維持される態様と可動片6bが開状態となる態様とに可動制御される。
第1始動口5及び第2始動口6には、遊技球の入球を検出する第1始動口検出スイッチ5a(図3参照)及び第2始動口検出スイッチ6a(図3参照)がそれぞれ設けられており、これら検出スイッチが遊技球の入球を検出すると、後述する大当たり遊技を実行する権利獲得の抽選(以下、「大当たりの抽選」という)が行われる。また、第1始動口検出スイッチ5a及び第2始動口検出スイッチ6aが遊技球の入球を検出した場合にも、所定の賞球(例えば3個の遊技球)が払い出される。
ゲート7は、例えば向かって右側の遊技領域4aに配置されている。ゲート7には、遊技球の通過を検出するゲート検出スイッチ7a(図3参照)が設けられており、このゲート検出スイッチ7aが遊技球の通過を検出すると普通図柄の抽選が行われる。
大入賞口8は、向かって右側の遊技領域4aに配置されている。このため、大入賞口8には、操作ハンドル2を大きく回動させ、強い力で打ち出された遊技球でないと、入賞しないように構成されている。
大入賞口8は、通常は開閉扉8bによって閉状態に維持されており、遊技球の入賞を不可能としている。これに対して、大当たり遊技が開始されると、開閉扉8bが開放されると共に、この開閉扉8bが遊技球を大入賞口8内に導く受け皿として機能し、遊技球が大入賞口8に入球可能となる。大入賞口8には大入賞口検出スイッチ8aが設けられており、この大入賞口検出スイッチ8aが遊技球の入賞を検出すると、予め設定された賞球(例えば15個の遊技球)が払い出される。
一般入賞口9は、遊技球が入賞すると、所定の賞球(例えば10個の遊技球)が払い出される。
アウト口10は、遊技領域4aの最下部に配置され、第1始動口5、第2始動口6、大入賞口8及び一般入賞口9のいずれにも入球しなかった遊技球を遊技領域4aから遊技領域外に排出する。
遊技盤4の略中央には、液晶表示装置等からなる画像表示装置11が設けられている。
画像表示装置11は、遊技が行われていない待機中に画像を表示したり、遊技の進行に応じた画像を表示したりする。なかでも、第1始動口5又は第2始動口6に遊技球が入球したときには、抽選結果を遊技者に報知する演出図柄12が変動表示される。
演出図柄12というのは、例えば第1図柄(左図柄)、第2図柄(右図柄)、第3図柄(中図柄)という3つの図柄(数字)をそれぞれスクロール表示すると共に、所定時間経過後に当該スクロールを停止させて、特定の図柄(数字)を配列表示するものである。
これにより、図柄のスクロール中には、あたかも現在抽選が行われているような印象を遊技者に与えると共に、スクロールの停止時に表示される図柄によって、抽選結果が遊技者に報知される。この演出図柄12の変動表示中に、さまざまな画像やキャラクタ等を表示することによって、大当たりに当選するかもしれないという高い期待感を遊技者に与えるようにしている。
図1には示していないが、遊技機1にはスピーカー(音声出力装置)21(図3参照)が設けられており、BGM(バックグランドミュージック)、SE(サウンドエフェクト)等を出力し、サウンドによる演出も行うようにしている。
遊技盤4の左側下方(遊技領域外)には、表示領域13が設けられている。表示領域13には、図3に示す第1特別図柄表示装置14、第2特別図柄表示装置15、普通図柄表示装置16、第1特別図柄保留表示器17、第2特別図柄保留表示器18、普通図柄保留表示器19、ラウンド回数表示器20等が設けられている。
第1特別図柄表示装置14は、第1始動口5に遊技球が入球したことを契機として行われた大当たりの抽選結果を報知するものであり、複数のLEDで構成されている。つまり、大当たりの抽選結果に対応する特別図柄が複数設けられており、この第1特別図柄表示装置14に大当たりの抽選結果に対応する特別図柄(点灯態様)を表示することによって、抽選結果を遊技者に報知するようにしている。このようにして表示される特別図柄はすぐに表示されるわけではなく、所定時間変動表示(点滅)された後に、停止表示されるようにしている。
第2特別図柄表示装置15は、第2始動口6に遊技球が入球したことを契機として行われた大当たりの抽選結果を報知するためのもので、その表示態様は、上記第1特別図柄表示装置14における特別図柄の表示態様と同一である。
普通図柄表示装置16は、ゲート7を遊技球が通過したことを契機として行われる普通図柄の抽選結果を報知するためのものである。
さらに、特別図柄の変動表示中や特別遊技中(大当たり遊技中)等、第1始動口5又は第2始動口6に遊技球が入球して、即座に大当たりの抽選が行えない場合には、一定の条件のもとで大当たりの抽選の権利が留保される。より詳細には、第1始動口5に遊技球が入球して留保される大当たりの抽選の権利は第1保留として留保され、第2始動口6に遊技球が入球して留保される大当たりの抽選の権利は第2保留として留保される。
これら両保留は、それぞれ上限留保個数が4個に設定され、その留保個数は、それぞれ第1特別図柄保留表示器17と第2特別図柄保留表示器18とに表示される。
普通図柄の上限留保個数も4個に設定されており、その留保個数が、上記第1特別図柄保留表示器17及び第2特別図柄保留表示器18と同様の態様によって、普通図柄保留表示器19において表示される。
ラウンド回数表示器20は、特別遊技中に行われるラウンド遊技のラウンド回数を報知するためのものである。
図2に示すように、遊技機1の裏面には、カバー26が取り付けられており、その内側に後述する画像表示ユニット101等が配置されている。
また、遊技機1の裏面には、電源ユニット90Uに電力を給電するための電源プラグ91や、図示しない電源スイッチが設けられている。
<遊技制御装置の構成>
本実施形態の遊技機1において遊技の進行を制御する遊技制御装置について説明する。
図3は、本実施形態に係る遊技機に備えられている遊技制御装置の構成を示したブロック図である。
この図3に示す遊技制御装置は、主に内部抽選を行い、入賞や特賞に係わる制御を行う主制御基板30と、遊技球の払い出しを制御する払出制御基板50と、音源やランプ、画像等の演出を制御する演出基板と、により構成される。演出基板は、演出制御基板40、照明やランプ、役物装置を制御するランプ制御基板60、画像表示装置11やスピーカー21の制御を行う音/画像制御基板70、遊技球の発射を制御する発射制御基板80、電源を供給する電源基板90、演出制御基板40と音/画像制御基板70との間の中継を行う中継基板75により構成されている。
主制御基板30には、メインCPU31、メインROM32、メインRAM33から構成されるワンチップマイコン34と、主制御用の入力ポートと出力ポート(図示せず)とを少なくとも備えている。
メインCPU31は、各検出スイッチからの入力信号に基づいて、メインROM32に格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うと共に、各装置や表示器を直接制御したり、あるいは演算処理の結果に応じて他の基板にコマンドを送信したりする。メインRAM33は、メインCPU31の演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
主制御基板30の入力側には、第1始動口検出スイッチ5a、第2始動口検出スイッチ6a、ゲート検出スイッチ7a、大入賞口検出スイッチ8a、一般入賞口検出スイッチ9aが接続されており、各スイッチにおける遊技球の検出信号が入力される。
主制御基板30の出力側には、第2始動口6の可動片6bを開閉動作させる始動口開閉ソレノイド6c、大入賞口8の開閉扉8bを開閉動作させる大入賞口開閉ソレノイド8cが接続されている。
さらに、主制御基板30の出力側には、第1特別図柄表示装置14、第2特別図柄表示装置15、普通図柄表示装置16、第1特別図柄保留表示器17、第2特別図柄保留表示器18、普通図柄保留表示器19、及びラウンド回数表示器20が接続されており、出力ポートを介して各種信号を出力するようにしている。
さらにまた、主制御基板30の出力側には、遊技店のホールコンピュータ等において遊技機の管理をするために必要となる外部情報信号を遊技情報出力端子板22に出力する。
遊技情報出力端子板22は、主制御基板30において生成された外部情報信号を遊技店のホールコンピュータ等に出力する。遊技情報出力端子板22は、主制御基板30と配線接続されると共に、遊技店のホールコンピュータ等に接続をするためのコネクタが設けられている。
メインROM32には、遊技制御用のプログラムや各種の遊技に必要なデータ、テーブルが記憶されている。
メインRAM33は、複数の記憶領域を有している。
演出制御基板40は、主に遊技中や待機中等の各演出を制御する。
演出制御基板40は、サブCPU41、サブROM42、サブRAM43を備えており、主制御基板30に対して、当該主制御基板30から演出制御基板40への一方向に通信可能に接続されている。
サブCPU41は、主制御基板30から送信されてくる各種コマンド、及びランプ制御基板60を介して入力される入力信号に基づいて、サブROM42に格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うと共に、当該処理に基づいて、対応するデータをランプ制御基板60又は音/画像制御基板70に送信する。サブRAM43は、サブCPU41の演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
サブROM42には、演出制御用のプログラムや各種の遊技に必要なデータ、テーブルが記憶されている。サブRAM43は、複数の記憶領域を有している。
また、演出制御基板40には、現在時刻を出力するRTC(リアルタイムクロック)44が搭載されている。サブCPU41は、RTC44から現在の日付を示す日付信号や現在の時刻を示す時刻信号を入力し、現在の日時に基づいて各種処理を実行する。
払出制御基板50は、遊技球の発射制御と賞球の払い出し制御を行う。払出制御基板50は、払出CPU51、払出ROM52、払出RAM53を備えており、主制御基板30に対して、双方向に通信可能に接続されている。
ランプ制御基板60は、演出用役物装置23や演出用照明装置24(図1には示していない)の制御を行う。ランプ制御基板60は、上記演出制御基板40に双方向通信可能に接続されており、その出力側には、演出用役物装置23および演出用照明装置24が接続されている。
ランプ制御基板60は、演出用役物装置23および演出用照明装置24を駆動するためのデバイス駆動回路61を備えている。
デバイス駆動回路61は、演出制御基板40から送信されたデータに基づいて、演出用役物装置23を動作させるソレノイドやモータ等の駆動源の通電制御を行う。またデバイス駆動回路61は、演出用照明装置24の点灯制御を行ったり、光の照射方向を変更するためのモータに対する駆動制御を行ったりする。
音/画像制御基板70は、画像表示装置11およびスピーカー21の制御を行う。音/画像制御基板70は、上記演出制御基板40に双方向通信可能に接続されており、その出力側には、画像表示装置11およびスピーカー21が接続されている。
音/画像制御基板70は、画像表示装置11の表示制御を行うための画像制御基板71と、スピーカー21の出力制御を行うためのアンプ基板72と、を備えており、中継基板75を介して演出制御基板40から送信されてくるデータに基づいて、画像表示装置11の表示制御やスピーカー21の出力制御を行う。
発射制御基板80は、払出制御基板50から発射制御データを受信すると発射の許可を行い、操作ハンドル2の操作量に応じた発射力で遊技球を発射させる制御を行う。
電源基板90は、例えばスイッチング電源回路により構成され、電源プラグ91を電源コンセントに差し込むことにより供給される商用交流電圧(例えば、交流100V(AC100V))を、第1電圧(例えば直流5V(DC5V))と、第2電圧(例えば直流15V(DC15V))と、第3電圧(例えば直流35V(DC35V))と、に変換し、変換した第1電圧〜第3電圧をハーネスなどのケーブルを用いて主制御基板30、演出制御基板40、払出制御基板50、発射制御基板80にそれぞれ供給する。
主制御基板30は、電源基板90から供給された第1電圧(DC5V)を電源電圧として動作を行う。また、第2電圧(DC15V)を各検出スイッチや、各ソレノイド、各表示装置、各表示器に供給する。
演出制御基板40もまた、電源基板90から供給された第1電圧(DC5V)を電源電圧として動作を行う。また、演出制御基板40は、電源基板90から供給された第1電圧〜第3電圧をランプ制御基板60に供給すると共に、中継基板75を介して音/画像制御基板70に供給する。なお、各基板間の接続には、それぞれコネクタ付きケーブル(以下、「コネクタケーブル」という)が用いられている。
ランプ制御基板60は、演出制御基板40から供給された第1電圧(DC5V)を電源電圧として動作を行う。また、ランプ制御基板60は、演出制御基板40から供給された第3電圧(DC35V)を演出用役物装置23に供給すると共に、第2電圧(DC15V)を演出用照明装置24に供給する。
音/画像制御基板70は、中継基板75を介して演出制御基板40から供給された第1電圧(DC5V)を電源電圧として動作を行う。また、音/画像制御基板70は、中継基板75を介して演出制御基板40から供給された第2電圧(DC15V)を画像表示装置11およびスピーカー21に供給する。
なお、電源プラグ91を介して電源基板90に供給される電源電圧は、必ずしも商用交流電圧(AC100V)である必要はなく、電源基板90の回路構成によっては、電源電圧として、電源プラグ91を介してAC24Vを供給するように構成することも可能である。
<画像表示ユニット>
図4は、本実施形態の遊技機の遊技盤の背面に組み付けられているベース枠体の正面側斜視図であり、図5は、ベース枠体に組み付けられる画像表示ユニットの背面側斜視図であり、図6は、画像表示ユニットを分解したときの背面側斜視図であり、図7は、音/画像制御ユニットの構成を示した分解斜視図1であり、図8は、音/画像制御ユニットの構成を示した分解斜視図2であり、図9は、画像制御基板の部品面の構成を示した斜視図であり、図10は、音/画像制御ユニットを組み立てる際の基板間の接続態様の説明図である。
図4に示すベース枠体(液晶ベース枠)100は、前後方向に貫通する開口部100aを有し、遊技盤4の背面に組み付けられる。
図5に示すように、ベース枠体100の背面側(後面側)には、開口部100aを塞ぐように画像表示ユニット101が組み付けられている。
図6に示すように、画像表示ユニット101は、前面側に液晶パネルが組み付けられた液晶パネルユニット102と、音/画像制御ユニット70Uと、により構成される。音/画像制御ユニット70Uの背面(後面)には、カバー103が取り付けられている。
図8に示すように、音/画像制御ユニット70Uは、画像(音も含む)の制御を行う画像制御基板71と、中継基板75と、画像制御基板71とは別体で構成されたアンプ基板72と、ケースベース201と、ケースカバー251とにより構成されている。なお、ケースベース201とケースカバー251とにより音/画像制御ユニット70Uの収納ケースが構成される。
図7に示すように、ケースベース201の内面側には、画像制御基板71を収納可能な第1の領域202と、アンプ基板72を収納可能な第2の領域203と、中継基板75を収納可能な第3の領域206と、が設けられている。第1の領域202と第2の領域203との間には仕切壁204が形成されており、ケースベース201にケースカバー251を被せることにより仕切壁204との協働により第1の領域202と第2の領域203との間の熱の移動が遮断される。第2の領域203に対応するケースベース201の底面には放熱用の開口205が多数形成されている。このように構成すると、従来であれば別々のケースに収納していた発熱を伴うアンプ基板72と、熱に弱いCPUやFRAM(登録商標)が搭載される画像制御基板71と、同一の収納ケースに収納してユニットを構成することができる。
第3の領域206には、中継基板75を収納する際に、中継基板75の位置ずれを規制する薄板状の突片である第1規制部材211が複数個所定の配置で突設けられている。各第1規制部材211は、四角形の上側の一つの角部を凹状に切り欠くことにより外形が略L字状をなしており、その凹みで中継基板75の底面と外縁を支持する。
第1の領域202の底面の適所には、画像制御基板71の収納時、画像制御基板71の位置ずれを規制するピン221が任意の個数、本例では3箇所設けられている。各ピン221は突起状をなしている。なお、図示した第1規制部材211およびピン221の形状、配置は一例に過ぎない。
中継基板75の一方の面(上面)75aには、図8、図10(a)に示すように、中継コネクタ241が設けられている。
画像制御基板71には、図8に示すように、位置決め用の穴231が基板外周縁適所に任意の個数(本例では3箇所)貫通形成されている。また、画像制御基板71の他方の面(下面)71bには、図9、図10(a)に示すように、中継基板75の中継コネクタ241と接続されるコネクタ232が設けられている。
音/画像制御ユニット70Uを組み立てる際には、図8に示すように、ケースベース201の第3の領域206に中継基板75を取り付ける。中継基板75は中継コネクタ241が設けられている一方の面75aが上面となる向きでビス212により固定する。
次に、画像制御基板71の他方の面71bに設けられているコネクタ232と中継基板75の一方の面75aに設けられている中継コネクタ241とを接続させつつ、ケースベース201の第1領域203に画像制御基板71を取り付けるために、画像制御基板71の3つの位置決め用の穴231にケースベース201に設けられているピン221をそれぞれ合わせて挿入することで、画像制御基板71が最適な位置に規制される。ピン221は、図10(b)(c)に示すように、位置決め用の穴231より径が小さい第1ピン部221aと、穴より径が大きい第2ピン部221bとからなり、画像制御基板71の3つの穴231にケースベース201に設けられている3つのピン221の第1ピン部221aをそれぞれ合わせて挿入した段階では、図10(b)に示すように、画像制御基板71のコネクタ232と中継基板75の中継コネクタ241とは非接続状態であり、この状態から画像制御基板71の適所を下方(中継基板75の方向)に押し込むことにより、図10(c)に示すように、コネクタ232と中継コネクタ241とが接続されると共に、画像制御基板71の高さ方向(Z方向)の位置が、ピン221の第1ピン部221aと第2ピン部221bとの段差面により規制される。そして、ケースベース201の第2の領域203にアンプ基板72を取り付けた後、ケースカバー251を被せることで音/画像制御ユニット70Uの組み立てが完了する。
従来の遊技機では、音/画像制御ユニット70Uを組み立てる際に、ピン221の突出長が短かったため、図10(d)に示すように、ピン221の先端部が穴231に入り込む前に、或いは入り込むのと同時に、コネクタ232と中継コネクタ241の接触が開始されていた。即ち、ケースベース201に設けられているピン221と、位置決め用の穴231との接触により画像制御基板71と中継基板75との位置決めが行われると同時に、或いは該位置決めに先行して、コネクタ232と中継コネクタ241とが接触を開始する。このため、従来のピン221と穴231はコネクタ同志を適正な移動軌跡で合致させるためのガイド手段としては役立っておらず、各コネクタの端子同士が適正に噛み合わなくなる事態が発生し、過剰な力で無理に接続しようとするとコネクタが破損する恐れがあった。
これに対して、本実施形態の遊技機1では、ピン221の上方向(Y方向)の長さ(突出長)を従来よりも長くすることで、音/画像制御ユニット70Uを組み立てる際に、ピン221と位置決め用の穴231とが、コネクタ同志の接触に先だって接触することにより画像制御基板71を最適な位置に規制できる。次いで、画像制御基板71を中継基板75に向けて並行な姿勢を維持したままで押し込むことにより、ピン221と穴231をガイドにしつつコネクタ232と中継コネクタ241とを確実に接続させることが可能になる。
このように、本実施形態では、面75aからピン221の先端部までの距離、つまりピン221の突出長と、面75aから中継コネクタ241の先端部までの距離、つまりコネクタの突出長との関係を次のように調整した。即ち、中継基板75に対して画像制御基板71を被せる過程で中継コネクタ241とコネクタ232とが接触するよりも早いタイミングでピン221の先端部が先行して穴231内に入り込むように設定した。
このように本実施形態の遊技機1は、ケースベース(ベース部材)201と、中継コネクタ(第1の接続コネクタ)241を有する中継基板(第1のプリント基板)75と、位置決め用の穴231が形成されていると共に、中継コネクタ241と接続可能なコネクタ(第2の接続コネクタ)232を有する画像制御基板(第2のプリント基板)71と、を備える。そして、ケースベース201は、中継基板75を所定位置に収容する第3の領域(収容部)206と、画像制御基板71を所定の接続位置に位置決めするピン221と、を有し、中継基板75の中継コネクタ241と画像制御基板71のコネクタ232が接続する際に、中継コネクタ241とコネクタ232とが接触するよりも早いタイミングでピン221の先端部が先行して位置決め用の穴231に挿入されるようにピン221の突出長が設定されている。
これにより、ピン221と穴231とがコネクタ同志の結合に際しての正確なガイド手段として機能することとなり、本実施形態の遊技機1の品質を高めることが可能になる。
<副プリント基板>
次に、画像制御基板71に設けられているコネクタ233に着脱可能な副プリント基板について説明する。
図11は、ケースカバーの内面により第1の副プリント基板を支持した状態を説明するための模式的な斜視図であり、図12は、ケースカバーの内面により第2の副プリント基板を支持した状態を説明するための模式的な図である。
画像制御基板71の一面に設けたコネクタ233には、図12(b)に示す第1の副プリント基板310または図12(c)に示す第2の副プリント基板320の何れか一方を選択的(互換的)に接続可能とされる。
第1の副プリント基板310は、一端に着脱コネクタ311を有した基板本体312と、基板本体312の表面に搭載された4個のCGメモリ313と、からなる。本例では、CGメモリ313は、8ギガバイトであり、合計32ギガバイトのメモリを構成する。
第2の副プリント基板320は、図12(c)に示すように、一端に着脱コネクタ321を有した基板本体322と、基板本体322の表面に搭載された8個のCGメモリ323とからなる。本例では、CGメモリ313は、8ギガバイトであり、合計64ギガバイトのメモリを構成する。
第1の副プリント基板310および第2の副プリント基板320は、画像制御基板71のコネクタ233に対して各着脱コネクタ311、321を着脱する方向である横方向(X軸方向)の長さW1、W2を異にしている(図12(b)(c))。つまり、第1の副プリント基板310の横方向長W1は、第2の副プリント基板320の横方向長W2よりも短い。このように面積の異なる2つのプリント基板310、320を互換的に装着できる構造が特徴的である。
ケースカバー251は、画像制御基板71の前面に添設されており、その裏面(内面)であって第1の副プリント基板310を搭載する領域には、図11(a)に示すように、矩形状の凹所(縦方向移動規制部)252が形成されている。凹所252に対しては、第1の副プリント基板310の位置を規制する規制ユニット261を着脱可能であって、凹所252内に規制ユニット261を装着したときは、規制ユニット261の縦方向(Y方向)への移動が規制される。また、凹所252のY方向の両端であって、X方向の左寄りの位置には、規制ユニット261が装着されたときに、その規制ユニット261の縦方向両端縁をそれぞれ係止する係止部253が設けられている(図11(a))。また規制ユニット261の横方向一端縁には縦方向の位置ずれを規制する突起部254が設けられている。
規制ユニット261は、矩形状の板であるユニット本体262と、ユニット本体の上面に突設されて第1の副プリント基板310(図11(c))の裏面を支持する板状の突起である支持部材263、263と、第1の副プリント基板310のX方向(横方向)への位置ずれを規制する板状の突起である第2規制部材264と、を備えている。支持部材263、263は、第2規制部材264を中心として線対称な位置関係となるように突設されている。
図11に示すようにケースカバー251の凹所252に規制ユニット261を取り付ける際には、規制ユニット261を凹所252のX方向右寄りの位置に着座させた後、規制ユニット261を左方向にスライドさせることで凹所252の左寄りの位置に規制ユニット261を取り付けることができる。
ケースカバー251の裏面(内面)であって第2の副プリント基板320を搭載する領域には、図12(c)に示した第2の副プリント基板320の裏面を支持するためのボス257と、第2の副プリント基板320のX方向(図12における横方向)、及びY方向(図12における縦方向)への位置ずれを規制する支持突起255、及び支持突起256が設けられている。
円筒状のボス257は、その上面にて第2の副プリント基板320の裏面を支持するために上面がフラットになっており、第2の副プリント基板320を支持し易いように支持突起255、256と干渉しない位置に突設されている。
従来の遊技機では、面積の異なる2種類の副プリント基板に共通使用できるケースが存在せず、それぞれ専用のケースを製作して使い分けていた。このため、金型の製造コストが増大したり、在庫としてのケースを管理する手数、コストが増大したりしていた。
これに対して、本実施形態の遊技機1では、画像制御基板71に設けたコネクタ233に対して、第1の副プリント基板310、第2の副プリント基板320の何れか一方を選択的(互換的)に接続可能である。更に、コネクタ233に対して第1の副プリント基板310が取り付けられているときは、ケースカバー251の凹所252に取り付けた規制ユニット261により、第1の副プリント基板310の縦方向への位置ずれを防止することができる。
一方、コネクタ233に対して第2の副プリント基板320が取り付けられているときは、ケースカバー251の内面に形成した支持突起255及び支持突起256により、第2の副プリント基板320の横方向及び縦方向への位置ずれを防止することができる。
このように、本実施形態の遊技機1によれば、2種類の副プリント基板に共通使用できるケースを実現できるので、製造コストの削減、および、在庫としてのケースを管理する手数、コストの削減を図ることが可能になる。
<ケーブルガイドユニット>
次に、ケースベース201に設けられているケーブルガイドについて説明する。
図13は、ケースベースに取り付けられるケーブルガイドユニットの構成を示した斜視図であり、図14は、ケースベースにケーブルガイドユニットを取り付ける際の様子を示した斜視図であり、図15は、ケーブルガイドユニットとケースベースとによる係止の様子を模式的に示した図であり、図16は、ケーブルガイド部によりケーブルが保持されている様子を示した図である。
図13に示すケーブルガイドユニット350は、図14(a)に示すようにケースベース201の背面(後面)に取り付け可能に構成されている。
ケーブルガイドユニット350は、複数のケーブルをガイドすることが可能とされる。このため、ケーブルガイドユニット350は、板状のガイド本体351に、第1のケーブルガイド部360、第2のケーブルガイド部370、第3のケーブルガイド部380および第4のケーブルガイド部390が形成されている。
図13(a)に示す第1のケーブルガイド部360は、ケーブルを保持(ガイド)するケーブル保持部(第1のガイド手段)361a、361bと、一対の略長方形状のガイド板(リブ)362a、362b間の細長い空間に形成される直線ガイド部(第2のガイド手段)362と、により構成され、Y方向上からケーブル保持部361a、直線ガイド部362、ケーブル保持部361b、直線ガイド部362、ケーブル保持部361aの順で直線状に配置されている。これらによりケーブルは、直線状の経路で配線される。
ケーブル保持部361a、361bは、一端だけがガイド本体351上に固定されたC字型形状をなした弾性体であり、ガイド本体面と非固定状態にある他端(非固定端部)とガイド本体との間からケーブルを圧入することが可能であり、その内部においてケーブルを脱落不能に保持する。第1のケーブルガイド部360では、ケーブル保持部361aとケーブル保持部361bの各非固定端部の向きが180度異なるように形成されている。
ケーブル保持部内に一旦保持したケーブルは、ケーブル保持部を弾性変形させて非固定端部とガイド本体との間に空間を形成することによりケーブル保持部外へ移動させることができる。
このように構成すれば、図16に示すように、第1のケーブルガイド部360を利用してケーブル400を保持(固定)することが可能になる。
図13(a)に示す第2のケーブルガイド部370は、ケーブルを保持する4個のケーブル保持部371、372、373、374により構成される。
ケーブル保持部371〜374は、C字型形状をなした弾性体であり、一端がガイド本体351面上に固定され他端が非固定である。非固定端から内部にケーブルが押し込まれることにより、その内部においてケーブルを保持する。第2のケーブルガイド部370では、ケーブル保持部373とケーブル保持部374との非固定端の向きが180度異なるように形成されている。ケーブル保持部内のケーブルは非固定端側から取出し可能である。
図13(a)に示す第3のケーブルガイド部380は、3個のケーブル保持部372、373、374により構成される。つまり、第3のケーブルガイド部380は、第2のケーブルガイド部370を構成するケーブル保持部371〜374の一部を共用して構成される。
このように構成すれば、図16に示すように、第2のケーブルガイド部370および第3のケーブルガイド部380を利用して、ケーブル410、420を保持(固定)することが可能になる。また、第2のケーブルガイド部370および第3のケーブルガイド部380では、ケーブル保持部373の非固定端を図示するような向きに配置すると、ケーブル410、420の向きを容易に変更することが可能になる。
図13(a)に示す第4のケーブルガイド部390は、略C字形状の弾性体から成るケーブル保持部391a、391bと、直線ガイド部392と、により構成され、X方向左からケーブル保持部391b、直線ガイド部392、ケーブル保持部391aの順で直線状に配置されている。
ケーブル保持部391a、391bは、一端がガイド本体面に固定され他端が非固定状態にあるC字形状をなし、非固定端部側からC字形状内にケーブルが押し込まれることにより、その内部においてケーブルを保持する。第4のケーブルガイド部390では、ケーブル保持部391aおよびケーブル保持部391bの非固定端部の向きが180度異なるように形成されている。
このように構成すれば、図16に示すように、第4のケーブルガイド部390を利用して、ケーブル430を保持(固定)することが可能になる。
図14(a)(b)に示すように、ケーブルガイドユニット350は、ケースベース201に対して着脱可能に構成されている。このため、図13(b)に示すように、ケーブルガイドユニット350の裏面側(Z方向の前側)には、係止爪部395が例えば5箇所に設けられている。一方、ケースベース201の対応する位置には、上記ケーブルガイドユニット350の係止爪部395を受ける開口である係止受部396が形成されている。
図15は、ケーブルガイドユニット350とケースベース201とによる係止の様子を模式的に示した図であり、(a1)〜(d1)は上面図、(a2)〜(d2)は断面図である。
ケースベース201にケーブルガイドユニット350を取り付ける際には、図15(a1)(a2)、(b1)(b2)に示すように、ケースベース201の係止受部396にケーブルガイドユニット350の係止爪部395を挿入する。その後、図15(c1)(c2)、(d1)(d2)に示すように、ケーブルガイドユニット350を矢示方向(Y方向)にスライドさせる。
ケースベース201に係止受部396を設けた場合、係止受部396の開口により画像表示ユニット70Uのセキュリティが低下することになるが、ケースベース201にケーブルガイドユニット350をスライドさせて取り付けることで、ケーブルガイドユニット350のガイド本体351によりケースベース201の係止受部396の開口を塞ぐことができるので、画像表示ユニット70Uのセキュリティが低下するのを防止することができる。
また本実施形態では、ケーブルガイドユニット350に係止爪部395を一体形成するようにしているため、ケーブルガイドユニット350のガイド本体351にも開口部397が形成されることになるが、ケースベース201にケーブルガイドユニット350をスライドさせて取り付けることで、ケースベース201によりケーブルガイドユニット350の開口397を塞ぐことができるので、画像表示ユニット70Uのセキュリティが低下するのを防止することができる。
なお、本実施形態では、ケースベース201に係止受部396を設け、ケーブルガイドユニット350に係止爪部395を設ける場合を例に挙げて説明したが、ケースベース201に係止爪部395を設け、ケーブルガイドユニット350に係止受部396を設けるようにしてもよい。このように構成した場合は、ケースベース201に開口を有する係止受部396を設ける必要がないので、画像表示ユニット70Uのセキュリティが低下するのを防止することができる。
また、本実施形態の遊技機1では、ケーブルを保持するケーブル保持部や直線ガイド部が形成されているケーブルガイドユニット350をケースベース201に取り付ける場合を例に挙げて説明したが、これはあくまでも一例であり、ケースベース201にケーブル保持部や直線ガイド部を直接形成するようにしてもよい。
従来の遊技機では、各種基板から引き出されたケーブルや、基板を跨いで他の基板同士を接続するケーブルなどが多数存在し、その引き回しが面倒であった。
これに対して、本実施形態の遊技機1では、例えば画像制御基板71を収納可能なケースベース201を備えた遊技機において、ケースベース201の背面にケーブル400をガイドするケーブルガイド部(ガイド手段)360、370、380、390を備えるようにした。
このように本実施形態の遊技機1は、ケースベース201の背面にケーブルをガイドするケーブルガイド部360、370、380、390を備えているので、煩雑になりがちなケーブルの引き回しを容易になり、遊技機1の品質を高めることが可能になる。
また、本実施形態の遊技機1では、第1のケーブルガイド部(ガイド手段)360を、ケーブル保持部(第1のガイド手段)361と、ケーブル保持部361とは形状が異なる直線ガイド部(第2のガイド手段)362とにより構成すると、例えばケーブルを取り付ける作業が比較的面倒なC字形状のケーブル保持部によって全てのガイド部が構成されている場合より、ケーブルガイド部へケーブルを取り付ける作業が容易になる。
また、本実施形態の遊技機1は、ケーブルガイド部にC字形状のケーブル保持部が複数設けられている場合、例えば第1のケーブルガイド部360にC字形状のケーブル保持部361が複数設けられている場合、隣接する2つのケーブル保持部361a、361bの非固定端部の向きを交互に180度異なる向きにすると、ケーブル410が抜けづらくなるという利点がある。
ところで、図3に示したように、電源基板90または上流基板からケーブルを介して電源電圧(第1電圧(5V)、第2電圧(15V)、第3電圧(35V))が供給される基板(主制御基板30、演出制御基板40、払出制御基板50、ランプ制御基板60、音/画像制御基板70、発射制御基板80)では、供給される電源電圧に含まれるリップル成分やノイズ成分(以下、これらを総称して「リップルノイズ」という)によって、各基板に設けられている機能回路の動作に悪影響を及ぼすおそれがあった。
このため、本実施形態の遊技機1では、各基板において、供給される電源電圧(第1電圧、第2電圧、第3電圧)を平滑する平滑回路(第1平滑回路、第2平滑回路、第3平滑回路)に、リップルノイズを除去するノイズ除去用コンデンサを設けるようにしている。なお、平滑回路の詳細については後述するが、第3平滑回路は、第3電圧(35V)が急激に変動した場合でも、第3電圧を短時間で定常状態に戻すことが可能な、いわゆる過渡応答特性に優れた回路とされる。
しかしながら、上記平滑回路が搭載された各基板では、平滑回路を構成する電子部品の配置位置によってリップルノイズが増大し、遊技機1の品質の低下を招くおそれがあった。
そこで、本実施形態の遊技機1では、上記平滑回路が搭載された各基板においてリップルノイズの発生を最小限にすることが可能な電子部品の配置位置について説明する。
<ランプ制御基板>
先ず、上記平滑回路が搭載された基板の一例として、ランプ制御基板における電子部品の配置位置について説明するが、それに先だってランプ制御基板の主要な回路構成について説明する。
図17は、ランプ制御基板の主要な回路構成を示した図である。
図17において、入力コネクタ(第1のコネクタ)CN1は、図示しないコネクタケーブルを介して上流基板である演出制御基板40に接続される。
入力コネクタCN1は、例えば30本の入力端子1〜30を有し、入力端子3〜6には演出制御基板40から第3電圧(DC35V)が供給され、入力端子7〜10には演出制御基板40から第2電圧(DC15V)が供給され、入力端子11、12には演出制御基板40から第1電圧(DC5V)が供給される。さらに、入力端子15には演出制御基板40からクロック信号ICLKが入力され、入力端子17には演出制御基板40からデータ信号IDATが入力される。なお、入力端子1、2、13、14、16、18、30は、グランド(GND)に接地されている。
入力コネクタCN1の入力端子11、12を介して第1電圧(DC5V)が供給される第1電圧供給ラインには、第1の平滑回路511が接続されている。
入力コネクタCN1の入力端子7〜10を介して第2電圧(DC15V)が供給される第2電圧供給ラインには、ヒューズF2と第2の平滑回路512とが接続されている。
入力コネクタCN1の入力端子3〜6を介して第3電圧(DC35V)が供給される第3電圧供給ラインには、ヒューズF1と第3の平滑回路513とが接続されている。
第1の平滑回路511では、第1電圧供給ラインとGNDとの間に、高周波ノイズ除去用の積層3端子貫通型セラミックコンデンサLC1と、第1電圧平滑用の電解コンデンサC1と、低周波ノイズ除去用のコンデンサC11と、がそれぞれ接続されている。
第2の平滑回路512では、第2電圧供給ラインとGNDとの間に、第2電圧平滑用の電解コンデンサC2と、低周波ノイズ除去用のコンデンサC12と、がそれぞれ接続されている。
第3の平滑回路513では、第3電圧供給ラインとGNDとの間に、第3電圧平滑用の電解コンデンサC3と、低周波ノイズ除去用のコンデンサC13と、過渡応答用の時定数回路を構成する抵抗R11および抵抗R12と、がそれぞれ接続されている。
入力コネクタCN1の入力端子15、17にそれぞれ入力されるクロック信号ICLKおよびデータ信号IDATは、それぞれ抵抗R1、R2を介して役物ドライブ回路514に入力される。
役物ドライブ回路514は、例えばロジック回路により構成され、入力されるクロック信号ICLKおよびデータ信号IDATに基づいて、4つのクロック信号(第1クロック信号ICLK1、第2クロック信号ICLK2、第3クロック信号ICLK3、第4クロック信号ICLK4)および4つのデータ信号(第1データ信号IDAT1、第2データ信号IDAT2、第3データ信号IDAT3、第4データ信号IDAT4)を出力する。
第1クロック信号ICLK1の出力ラインは、抵抗R3を介して出力コネクタ(第2のコネクタ)CN2の出力端子OUT25に接続され、第1データ信号IDAT1の出力ラインは、抵抗R4を介して出力コネクタCN2の出力端子27に接続されている。
第2クロック信号ICLK2の出力ラインは、抵抗R5を介して出力コネクタ(第2のコネクタ)CN3の出力端子33に接続され、第2データ信号IDAT2の出力ラインは、抵抗R6を介して出力コネクタCN3の出力端子34に接続されている。
第3クロック信号ICLK3の出力ラインは、抵抗R7を介して出力コネクタ(第2のコネクタ)CN4の出力端子44に接続され、第3データ信号IDAT3の出力ラインは、抵抗R8を介して出力コネクタCN4の出力端子46に接続されている。
第4クロック信号ICLK4の出力ラインは、抵抗R9を介して出力コネクタ(第2のコネクタ)CN5の出力端子54に接続され、第4データ信号IDAT4の出力ラインは、抵抗R10を介して出力コネクタCN5の出力端子56に接続されている。
出力コネクタCN2は、例えば7本の出力端子21〜27を有している。
出力端子21、22は、第2電圧(DC15V)を供給する第2電圧供給ラインに接続され、出力端子23は、第1電圧(DC5V)を供給する第1電圧供給ラインに接続されている。なお、第1電圧供給ラインには低周波ノイズ除去用のコンデンサC14が接続され、第2電圧供給ラインには低周波ノイズ除去用のコンデンサC15が接続されている。
出力端子25は、抵抗R3を介して第1クロック信号ICLKLlの出力ラインに接続され、出力端子27は、抵抗R4を介して第1データ信号IDATlの出力ラインに接続されている。なお、出力端子24、26は、GNDに接地されている。
出力コネクタCN2は、コネクタケーブル等を介して、例えば各種照明装置の点灯/非点灯を制御する照明基板に接続されている。照明基板は、LED等が設けられている照明ユニットに搭載されている。
出力コネクタCN3は、例えば6本の出力端子31〜36を有している。
出力端子31、32は、第1電圧(DC5V)を供給する第1電圧供給ラインに接続されている。なお、第1電圧供給ラインには低周波ノイズ除去用のコンデンサC16が接続されている。
出力端子33は、抵抗R5を介して第2クロック信号ICLK2の出力ラインに接続され、出力端子34は、抵抗R6を介して第2データ信号IDAT2の出力ラインに接続されている。なお、出力端子35、36は、GNDに接地されている。
出力コネクタCN3は、コネクタケーブル等を介してバックライトの点灯/非点灯を制御するバックライト基板に接続されている。バックライト基板は、バックライトユニットに搭載されている。
出力コネクタCN4は、例えば6本の出力端子41〜46を有している。
出力端子41は、第3電圧(DC35V)を供給する第3電圧供給ラインに接続され、出力端子42は、第1電圧(DC5V)を供給する第1電圧供給ラインに接続されている。なお、第1電圧供給ラインには低周波ノイズ除去用のコンデンサC17が接続され、第3電圧供給ラインには低周波ノイズ除去用のコンデンサC18が接続されている。
出力端子44は、抵抗R7を介して第3クロック信号ICLK3の出力ラインに接続され、出力端子46は、抵抗R8を介して第3データ信号IDAT3の出力ラインに接続されている。なお、出力端子43、45は、GNDに接地されている。
出力コネクタCN4は、コネクタケーブル等を介して演出用役物装置の駆動を制御する第1役物基板に接続されている。第1役物基板は、図示していない演出用役物装置に搭載されている基板である。
出力コネクタCN5は、例えば6本の出力端子51〜56を有している。
出力端子51は、第3電圧(DC35V)を供給する第3電圧供給ラインに接続され、出力端子52は、第1電圧(DC5V)を供給する第1電圧供給ラインに接続されている。なお、第1電圧供給ラインには低周波ノイズ除去用のコンデンサC19が接続され、第3電圧供給ラインには低周波ノイズ除去用のコンデンサC20が接続されている。
出力端子54は、抵抗R9を介して第4クロック信号ICLK4の出力ラインに接続され、出力端子56は、抵抗R10を介して第4データ信号IDAT4の出力ラインに接続されている。なお、出力端子53、55は、GNDに接地されている。
出力コネクタCN5は、コネクタケーブル等を介して演出用役物装置の駆動を制御する第2役物基板に接続されている。第2役物基板は、図示していない演出用役物装置に搭載されている基板である。
<ランプ制御基板>
ところで、ランプ制御基板では、プリント配線基板上に配置する電子部品の位置によって電源供給ラインのリップノイズが増大し、性能を著しく悪化させるおそれがあった。
そこで、本実施形態の遊技機1では、ランプ制御基板60に設けられている入力コネクタCN1の近傍の位置に、第1〜第3平滑回路511〜513を構成する電子部品を配置するようにした。即ち、演出制御基板40からコネクタケーブルを介して複数種類の電源電圧が供給される入力コネクタCN1の近傍の位置に第1〜第3平滑回路511〜513を構成する電解コンデンサC1、C2、C3を配置するようにした。
図18は、ランプ制御基板の入力コネクタと電解コンデンサの位置関係を示した図である。
図18に示すランプ制御基板60は、矩形状のプリント配線基板601によって構成されている。
入力コネクタCN1は、プリント配線基板601の長手方向の中間部で短手方向の上方側に、その長手方向がプリント配線基板601の長手方向と平行な向きで配置されている。
出力コネクタCN2は、プリント配線基板601の長手方向の右方側で短手方向の上方側に、その長手方向がプリント配線基板601の短手方向と平行な向きで配置されている。
出力コネクタCN3は、プリント配線基板601の長手方向の右方側で短手方向の下方側に、その長手方向がプリント配線基板601の短手方向と平行な向きで配置されている。
出力コネクタCN4は、プリント配線基板601の長手方向の左方側で短手方向の上方側に、その長手方向がプリント配線基板601の短手方向と平行な向きで配置されている。
出力コネクタCN5は、プリント配線基板601の長手方向の左方側で短手方向の下方側に、その長手方向がプリント配線基板601の短手方向と平行な向きで配置されている。
<ランプ制御基板の構成1>
本実施形態の遊技機1では、入力コネクタCN1の近傍(第1の位置)に、第1の平滑回路511、第2の平滑回路512、および第3の平滑回路513を構成する電子部品を配置するようにした。具体的には、図18に示すように、入力コネクタCN1の近傍に、積層3端子貫通型セラミックLC1、電解コンデンサC1、C2、C3、ノイズ除去用コンデンサC11、C12、C13、抵抗R11、抵抗R12を配置するようにした。
入力コネクタCN1の入力端子11、12を介して第1電圧(DC5V)が供給される第1電圧供給ライン、即ち入力コネクタCN1の入力端子11、12と第1の平滑回路511を構成する電解コンデンサC1との間は、配線パターンPT1により接続されている。
入力コネクタCN1の入力端子7〜10を介して第2電圧(DC15V)が供給される第2電圧供給ライン、即ち入力コネクタCN1の入力端子7〜10と第2の平滑回路512を構成する電解コンデンサC2との間は、ヒューズF2と配線パターンPT2により接続されている。
入力コネクタCN1の入力端子3〜6を介して第3電圧(DC35V)が供給される第3電圧供給ライン、即ち入力コネクタCN1の入力端子3〜6と第3の平滑回路513を構成する電解コンデンサC3との間は、ヒューズF1と配線パターンPT3により接続されている。
一方、上記した第1の平滑回路511〜第3の平滑回路513を構成する電子部品以外の電子部品、例えば図17に示す役物ドライブ回路514を構成するIC部品(以下、単に「IC」という)1〜4は、リップルノイズ等の影響を受けないように、プリント配線基板601上に配置された入力コネクタCN1からなるべく離れた位置(第2の位置)に配置するようにした。
なお、プリント配線基板601において形成される電源供給ラインのパターン幅は次のように設定する。
ICやLEDに駆動電圧を供給する第1電圧供給ラインの配線パターンPT1は、消費電力が比較的少ないため、パターン幅は例えば1mm以上に設定することが可能である。
ソレノイドやモータ等に駆動電圧を供給する第3電圧供給ラインの配線パターンPT3は、消費電力が第1電圧供給ラインより多いため、パターン幅を例えば2mm以上に設定することが望ましい。
ランプ等に駆動電圧を供給する第2電圧供給ラインの配線パターンPT2は、消費電力が大きいため、パターン幅を例えば3mm以上に設定することが望ましい。
また、GNDパターンは、外部からのノイズによる影響を防ぐために、信号パターンや電源パターン以外の部分がGNDに接地(アース)されるようパターンを形成する(いわゆるベタアースとする)ことが望ましい。
このように本実施形態のランプ制御基板60は、入力コネクタCN1と、第1の平滑回路511、第2の平滑回路512、および第3の平滑回路513を構成する電解コンデンサC1〜C3と、役物ドライブ回路514等を構成するIC1〜IC4と、を有する。そして、入力コネクタCN1の近傍である第1の位置に電解コンデンサC1〜C3を配置し、第1の位置より遠い第2の位置にIC1〜IC4を配置するようにした。
このように構成すると、プリント配線基板601の配線パターンPTは、入力コネクタCN1に接続されるコネクタケーブルに比べてインピーダンス(特にリアクタンス成分)が高いため、本実施形態のように、入力コネクタCN1の近傍に、少なくとも第1の平滑回路511〜第3の平滑回路513の電解コンデンサC1〜C3を配置すれば、入力コネクタCN1と電解コンデンサC1〜C3との間の配線パターンPT1〜PT3を極力短くできるので、配線パターンによる電圧降下を最小限に抑えることができる。
また、第1の平滑回路511、第2の平滑回路512、および第3の平滑回路513にノイズ除去用コンデンサC11、C12、C13をそれぞれ配置するようにしているので、リップルノイズの影響も最小限にできる。
さらに、第3の平滑回路513に過渡応答用の時定数回路(抵抗R11および抵抗R12)を設けるようにしているので、第3電圧(35V)の過渡応答特性の最適化を図ることができる。
これにより、本実施形態の遊技機1では、搭載されているランプ制御基板60の品質向上を図ることができるので、結果的には遊技機1の品質を高めることができる。
<ランプ制御基板の構成2>
本実施形態のランプ制御基板60は、入力コネクタCN1および出力コネクタCN2〜CN5と、第1の平滑回路511、第2の平滑回路512、および第3の平滑回路513を構成する電解コンデンサC1〜C3と、を有する。そして、入力コネクタCN1の近傍である第1の位置に電解コンデンサC1〜C3を配置し、出力コネクタCN2〜CN5の近傍である第2の位置には電解コンデンサC1〜C3を配置しないようにした。このように構成すれば、入力コネクタCN1と電解コンデンサC1〜C3との間の配線パターンPT1〜PT3を極力短くできるので、配線パターンによる電圧降下を最小限に抑えることができるとともに、出力コネクタCN2〜CN5から出力される信号がリップルノイズの影響を受けないため、結果的には遊技機1の品質を高めることができる。
<ランプ制御基板の構成3>
図19は、ランプ制御基板のカバー壁面と電解コンデンサの位置関係を示した上面図およびA−A断面図である。
本実施形態のランプ制御基板60は、プリント配線基板601に実装された電子部品(コネクタCNを除くコンデンサC、抵抗R、IC等)を収容する収容領域622を有するケース610が取り付けられる。ケース610には、入力コネクタCN1をケース610の外側に露出させる露出領域621aと、出力コネクタCN2および出力コネクタCN3をケース610の外側に露出させる露出領域621bと、出力コネクタCN4および出力コネクタCN5をケース610の外側に露出させる露出領域621cが設けられている。
そして、ランプ制御基板60にケース610が取り付けられている場合は、図19に示すように、入力コネクタCN1の露出領域621aとケース610の収容領域622との間を隔てるケース610のケース側面(壁面)610aの近傍である第1の位置に第1の平滑回路511〜第3の平滑回路513を構成する電解コンデンサC1〜C3を配置するようにした。
この場合も上記した第1の平滑回路511〜第3の平滑回路513を構成する電子部品以外の電子部品、例えば役物ドライブ回路54を構成するIC1〜IC4等は、リップルノイズ等の影響を受けないように、入力コネクタCN1から離れた位置に配置するようにした。
このように本実施形態のランプ制御基板60は、入力コネクタCN1と、電解コンデンサC1〜C3と、IC1〜IC4と、ケース610と、を有する。ケース610は、入力コネクタCN1を露出させる露出領域621aと、電解コンデンサC1〜C3およびIC1〜IC4を収容する収容領域622と、を有し、露出領域621aと収容領域622との間には、ケース610の壁部610aを設ける。そして、入力コネクタCN1の近傍である第1の位置に電解コンデンサC1〜C3を配置し、第1の位置より遠い第2の位置にIC1〜IC4を配置するようにした。
このように構成すれば、ランプ制御基板60がケース610に収納されている場合でも、入力コネクタCN1と電解コンデンサC1〜C3との間の配線パターンPT1〜PT3を極力短くできるので、配線パターンによる電圧降下を最小限に抑えることができ、結果的には遊技機1の品質を高めることができる。
なお、ランプ制御基板60にケース610が取り付けられている場合は、第1の平滑回路511〜第3の平滑回路513の電解コンデンサC1〜C3を入力コネクタCN1の近傍に配置するため、電解コンデンサC1〜C3をケース610の露出領域621aに配置することも考えられる。しかしながら、その場合は、作業者が入力コネクタCN1にコネクタケーブルを取り付ける際に、作業者の指などが電解コンデンサC1〜C3に接触するなどして電解コンデンサC1〜C3に応力が加わり、電解コンデンサC1〜C3が基板から脱落するなどのおそれがあるので好ましくない。
<ランプ制御基板の構成4>
また、本実施形態のランプ制御基板60は、図19に示すように、入力コネクタCN1と、電解コンデンサC1〜C3と、役物ドライブ回路514等を構成するIC1〜IC4と、ケース610と、を有する。ケース610は、入力コネクタCN1を露出させる露出領域621aと、電解コンデンサC1〜C3およびIC1〜IC4を収容する収容領域622と、を有し、露出領域621aと収容領域622との間には、ケース610の壁部610aを設ける。そして、入力コネクタCN1の近傍である第1の位置に電解コンデンサC1〜C3を配置し、出力コネクタCN2〜CN5の近傍である第2の位置には電解コンデンサC1〜C3を配置しないようにした。
このように構成すれば、ランプ制御基板60がケース610に収納されている場合でも、入力コネクタCN1と電解コンデンサC1〜C3との間の配線パターンPT1〜PT3を極力短くできるので、配線パターンによる電圧降下を最小限に抑えることができるとともに、出力コネクタCN2〜CN5から出力される信号がリップルノイズの影響を受けないため、結果的には遊技機1の品質を高めることができる。
<画像制御基板>
次に、上記平滑回路が搭載された基板の他の例として画像制御基板における電子部品の配置位置について説明する。
なお、画像制御基板71に搭載されている本発明に係る主要な電子部品は、上記したランプ制御基板60に搭載されている電子部品に準ずるものであるため、同一部品には同一符号を付し、回路構成についての説明は省略する。
<画像制御基板の構成1>
図20は、画像制御基板の入力コネクタと電解コンデンサの位置関係を示した図である。
図20に示す画像制御基板71では、入力コネクタCN1の近傍(第1の位置)に、電解コンデンサC1、C2、C3を配置する。そして、入力コネクタCN1と電解コンデンサC1との間を配線パターンPT1により接続する。同様に、入力コネクタCN1と電解コンデンサC2との間を配線パターンPT2により接続し、入力コネクタCN1と電解コンデンサC3との間を配線パターンPT3により接続する。一方、IC1等の電子部品は、リップルノイズ等の影響を受けないように、入力コネクタCN1から離れた位置(第2の位置)に配置するようにした。
このように本実施形態の画像制御基板71は、入力コネクタCN1と、電解コンデンサC1〜C3と、IC1と、を有する。そして、入力コネクタCN1の近傍である第1の位置に電解コンデンサC1〜C3を配置し、第1の位置より遠い第2の位置にIC1を配置するようにした。
このように構成すると、プリント配線基板801の配線パターンPTは、入力コネクタCN1に接続されるコネクタケーブルに比べてインピーダンス(特にリアクタンス成分)が高いため、入力コネクタCN1の近傍に、電解コンデンサC1〜C3を配置すれば、入力コネクタCN1と電解コンデンサC1〜C3との間の配線パターンPT1〜PT3を極力短くできるので、配線パターンによる電圧降下を最小限に抑えることができる。
これにより、本実施形態の遊技機1では、搭載されている画像制御基板71の品質向上を図ることができるので、結果的には遊技機1の品質を高めることができる。
<画像制御基板の構成2>
また本実施形態の画像制御基板71は、入力コネクタCN1の近傍である第1の位置に電解コンデンサC1〜C3を配置し、図示していない出力コネクタの近傍には電解コンデンサC1〜C3を配置しないようにしているので、入力コネクタCN1と電解コンデンサC1〜C3との間の配線パターンPT1〜PT3を極力短くでき、配線パターンによる電圧降下を最小限に抑えることができるとともに、出力コネクタCN2〜CN5から出力される信号がリップルノイズの影響を受けないため、結果的には遊技機1の品質を高めることができる。
<画像制御基板の構成3>
図21は、画像制御基板のカバー壁面と電解コンデンサの位置関係を示した上面図およびA−A断面図である。
本実施形態の画像制御基板71は、プリント配線基板801に実装された電子部品(コネクタCNを除くコンデンサC、抵抗R、IC等)を収容する収容領域822を有するケース810が取り付けられる。ケース810には、入力コネクタCN1、CN2をケース810の外側に露出させる露出領域821aと、出力コネクタCN3をケース810の外側に露出させる露出領域821bが設けられている。
画像制御基板71にケース810が取り付けられている場合は、図21に示すように、入力コネクタCN1の露出領域821aとケース810の収容領域822との間を隔てるケース810のケース側面(壁面)810aの近傍である第1の位置に電解コンデンサC1〜C3を配置するようにした。
この場合も、例えばIC等は、リップルノイズ等の影響を受けないように、入力コネクタCN1から離れた位置に配置するようにした。
このように本実施形態の画像制御基板71は、入力コネクタCN1と、電解コンデンサC1〜C3と、IC1と、ケース810と、を有する。ケース810は、入力コネクタCN1を露出させる露出領域821aと、電解コンデンサC1〜C3およびIC1を収容する収容領域822と、を有し、露出領域821aと収容領域822との間には、ケース810の壁部810aを設ける。そして、入力コネクタCN1の近傍である第1の位置に電解コンデンサC1〜C3を配置し、第1の位置より遠い第2の位置にIC1を配置するようにした。
このように構成すれば、画像制御基板71がケース810に収納されている場合でも、入力コネクタCN1と電解コンデンサC1〜C3との間の配線パターンPT1〜PT3を極力短くできるので、配線パターンによる電圧降下を最小限に抑えることができ、遊技機1の品質を高めることができる。
なお、画像制御基板71にケース810が取り付けられている場合は、電解コンデンサC1〜C3を入力コネクタCN1の近傍に配置するため、電解コンデンサC1〜C3をケース810の露出領域821aに配置することも考えられる。しかしながら、その場合は、作業者が入力コネクタCN1にコネクタケーブルを取り付ける際に、作業者の指などが電解コンデンサC1〜C3に接触するなどして電解コンデンサC1〜C3に応力が加わり、電解コンデンサC1〜C3が基板から脱落するなどのおそれがあるので好ましくない。
<画像制御基板の構成4>
また、本実施形態の画像制御基板71は、図21に示すように、入力コネクタCN1、CN2と、出力コネクタCN3と、電解コンデンサC1〜C3と、IC1と、ケース810と、を有する。ケース810は、入力コネクタCN1を露出させる露出領域821aと、電解コンデンサC1〜C3およびIC1を収容する収容領域822と、を有し、露出領域821aと収容領域822との間には、ケース810の壁部810aを設ける。そして、入力コネクタCN1の近傍である第1の位置に電解コンデンサC1〜C3を配置し、出力コネクタCN3の近傍である第2の位置には電解コンデンサC1〜C3を配置しないようにした。
このように構成すれば、画像制御基板71がケース810に収納されている場合でも、入力コネクタCN1と電解コンデンサC1〜C3との間の配線パターンPT1〜PT3を極力短くできるので、配線パターンによる電圧降下を最小限に抑えることができるとともに、出力コネクタCN3から出力される信号がリップルノイズの影響を受けないため、結果的には遊技機1の品質を高めることができる。
<主制御基板>
次に、上記平滑回路が搭載された基板の他の例として主制御基板における電子部品の配置位置について説明する。
なお、主制御基板30に搭載されている主要な電子部品は、上記したランプ制御基板60に搭載されている電子部品に準ずるものであるため、同一部品には同一符号を付し、回路構成についての説明は省略する。
<主制御基板の構成1>
図22は、主制御基板の入力コネクタと電解コンデンサの位置関係を示した図である。
図22に示す主制御基板30では、入力コネクタCN1の近傍(第1の位置)に、電解コンデンサC1、C2、C3を配置する。そして、入力コネクタCN1と電解コンデンサC1との間を配線パターンPT1により接続する。同様に、入力コネクタCN1と電解コンデンサC2との間を配線パターンPT2により接続し、入力コネクタCN1と電解コンデンサC3との間を配線パターンPT3により接続する。一方、IC1等の電子部品は、リップルノイズ等の影響を受けないように、入力コネクタCN1から離れた位置(第2の位置)に配置するようにした。
このように、主制御基板30は、入力コネクタCN1と、電解コンデンサC1〜C3と、IC1と、を有する。そして、入力コネクタCN1の近傍である第1の位置に電解コンデンサC1〜C3を配置し、第1の位置より遠い第2の位置にIC1を配置するようにした。
このように構成すると、プリント配線基板701の配線パターンPTは、入力コネクタCN1に接続されるコネクタケーブルに比べてインピーダンス(特にリアクタンス成分)が高いため、入力コネクタCN1の近傍に、電解コンデンサC1〜C3を配置すれば、入力コネクタCN1と電解コンデンサC1〜C3との間の配線パターンPT1〜PT3を極力短くできるので、配線パターンによる電圧降下を最小限に抑えることができる。
これにより、本実施形態の遊技機1では、搭載されている主制御基板30の品質向上を図ることができるので、結果的には遊技機1の品質を高めることができる。
<主制御基板の構成2>
また主制御基板30は、入力コネクタCN1と、出力コネクタCN2〜出力コネクタCN4と、電解コンデンサC1〜C3と、を有する。そして、入力コネクタCN1の近傍である第1の位置に電解コンデンサC1〜C3を配置し、出力コネクタCN2〜CN4の近傍である第2の位置には電解コンデンサC1〜C3を配置しないようにした。
このように構成した場合も、入力コネクタCN1と電解コンデンサC1〜C3との間の配線パターンPT1〜PT3を極力短くできるので、配線パターンによる電圧降下を最小限に抑えることができるとともに、出力コネクタCN2〜CN4から出力される信号がリップルノイズの影響を受けないため、結果的には遊技機1の品質を高めることができる。
<主制御基板の構成3>
図23は、主制御基板のカバー壁面と電解コンデンサの位置関係を示した上面図およびA−A断面図である。
主制御基板30は、プリント配線基板701に実装された電子部品(コネクタCNを除くコンデンサC、抵抗R、IC等)を収容する収容領域722を有するケース710が取り付けられる。ケース710には、入力コネクタCN1をケース710の外側に露出させる露出領域721aと、出力コネクタCN2をケース710の外側に露出させる露出領域721bと、出力コネクタCN3をケース710の外側に露出させる露出領域721cが設けられている。
主制御基板30にケース710が取り付けられている場合は、図23に示すように、入力コネクタCN1の露出領域721aとケース710の収容領722との間を隔てるケース710のケース側面(壁面)710aの近傍である第1の位置に電解コンデンサC1〜C3を配置するようにした。
この場合も、例えばIC等は、リップルノイズ等の影響を受けないように、入力コネクタCN1から離れた位置に配置するようにした。
このように本実施形態の主制御基板30は、入力コネクタCN1と、電解コンデンサC1〜C3と、IC1と、ケース710と、を有する。ケース710は、入力コネクタCN1を露出させる露出領域721aと、電解コンデンサC1〜C3およびIC1を収容する収容領域722と、を有し、露出領域721aと収容領域722との間には、ケース710の壁部710aを設ける。そして、入力コネクタCN1の近傍である第1の位置に電解コンデンサC1〜C3を配置し、第1の位置より遠い第2の位置にIC1を配置するようにした。
このように構成すれば、主制御基板30がケース710に収納されている場合でも、入力コネクタCN1と電解コンデンサC1〜C3との間の配線パターンPT1〜PT3を極力短くできるので、配線パターンによる電圧降下を最小限に抑えることができ、結果的には遊技機1の品質を高めることができる。
<主制御基板の構成4>
また、本実施形態の主制御基板30は、図23に示すように、入力コネクタCN1と、出力コネクタCN2〜出力コネクタCN4と、電解コンデンサC1〜C3と、IC1と、ケース710と、を有する。ケース710は、入力コネクタCN1を露出させる露出領域721aと、電解コンデンサC1〜C3およびIC1を収容する収容領域722と、を有し、露出領域721aと収容領域722との間には、ケース710の壁部710aを設ける。そして、入力コネクタCN1の近傍である第1の位置に電解コンデンサC1〜C3を配置し、出力コネクタCN2〜出力コネクタCN4の近傍である第2の位置には電解コンデンサC1〜C3を配置しないようにした。
このように構成すれば、主制御基板30がケース710に収納されている場合でも、入力コネクタCN1と電解コンデンサC1〜C3との間の配線パターンPT1〜PT3を極力短くできるので、配線パターンによる電圧降下を最小限に抑えることができるとともに、出力コネクタCN2〜CN5から出力される信号がリップルノイズの影響を受けないため、遊技機1の品質を高めることができる。
なお、本実施形態では、平滑回路が搭載された制御基板の例として、主制御基板30、ランプ制御基板60、画像制御基板71を挙げて説明したが、これに限定されるものでなく、演出基板を構成する基板であれば適用可能である。
<主制御基板の基板構造>
次に、本実施形態の遊技機1に搭載されている各種制御基板の基板構造について説明する。
図24は、主制御基板の構造を説明するための図であり、図24(a)は、主制御基板の部品面(表面)の構成を示した図、図24(b)は、主制御基板の半田面(裏面)の構成を示した図である。
また図25は、主制御基板に用いられるプリント基板の構成を示した図であり、図25(a)は、プリント基板の部品面(表面)の構成を示した図、図25(b)は、プリント基板の半田面(裏面)の構成を示した図である。
主制御基板30では、図25(a)(b)に示すように、プリント基板の両面に配線パターンが形成されたプリント配線基板701が用いられている。
プリント配線基板701では、電子部品を実装する実装方式として、プリント配線基板701の部品面701aにのみ各種電子部品やコネクタを実装する片面実装方式が採用されている。
さらに、プリント配線基板701では、基板に形成したスルーホール(部品挿入穴)に挿入実装型(スルーホール実装型)の抵抗R、コンデンサC、トランジスターTr、ICなどの各種電子部品やコネクタCNを実装する挿入実装方式が採用されている。
このため、図25に示すように、プリント配線基板701には、各種電子部品のリードを挿入するためのスルーホール(部品挿入穴)702が設けられている。この場合、プリント配線基板701の半田面701b側のスルーホール702の周囲には接続用電極(接続用ランド)703が設けられている。
接続用電極703は、プリント配線基板701の部品面701a側からスルーホール702に挿入された電子部品のリードを例えば半田により接続するための電極であり、電子部品のリードを半田により接続すると、電子部品と基板上の配線パターンとが電気的に接続されると共に、電子部品が機械的に保持されることになる。
つまり、主制御基板30は、挿入実装型電子部品のリードを挿入可能なスルーホール702を備えたプリント配線基板701により構成されている。
<画像制御基板の基板構造>
次に、図26、図27を用いて、画像制御基板の基板構造について説明する。
図26は、画像制御基板の構造を説明するための図であり、図26(a)は、画像制御基板の部品面(表面)の構成を示した図、図26(b)は、画像制御基板の半田面(裏面)の構成を示した図である。
また図27は、画像制御基板に用いられるプリント基板の構成を示した図であり、図27(a)は、プリント基板の部品面(表面)の構成を示した図、図27(b)は、プリント基板の半田面(裏面)の構成を示した図である。
画像制御基板71では、プリント基板の両面に配線パターンが形成されたプリント配線基板801が用いられている。
なお、本実施形態では、画像制御基板71では、プリント配線基板801を用いる例に挙げて説明したが、これはあくまでも一例であり、画像制御基板71においては、プリント基板の両面および内層面に配線パターンが形成された多層プリント配線基板を用いるようにしても良い。
プリント配線基板801に電子部品を実装する際の実装方式としては、プリント配線基板801の両面(部品面801aおよび半田面801b)に形成した接続電極(ランド)802に表面実装型の各種電子部品やコネクタ等を実装する表面実装方式が採用されている。つまり、画像制御基板71は、表面実装方式のプリント配線基板801を用いて構成するようにしている。
なお、演出制御基板40、払出制御基板50、ランプ制御基板60、中継基板75、発射制御基板80、および電源基板90の構造は、画像制御基板71と同様の構造、すなわち表面実装方式のプリント配線基板または多層プリント配線基板によって構成されているため、説明は省略する。
上述したように本実施形態の遊技機1は、主制御基板30が挿入実装型電子部品(以下、「挿入実装部品」という)のリードを挿入可能なスルーホールを備えたプリント配線基板(第1のプリント基板)701により構成され、主制御基板30以外の基板が表面実装型電子部品(以下、「表面実装部品」という)の接続端子と接続可能な接続電極を有するプリント配線基板(第2のプリント基板)801により構成されている。
ところで、ホールなどの遊技店に設置される遊技機は、過酷な温度条件の下で使用されるため、搭載されている各種制御基板は外的応力(熱応力)を受け易い。このため、実装部品が挿入実装部品とされる主制御基板30では問題ないものの、実装部品が表面実装部品とされる制御基板、例えば画像制御基板71等では、熱応力によって表面実装部品の接続端子と、プリント配線基板の接続電極との間を電気的に接続する半田にクラックが生じ、不具合が発生するおそれがあった。
特に、表面実装部品がコネクタの場合、上記した熱応力に加えて、ケーブルの抜き差しを行う際にも外的応力を受けるため、抵抗、コンデンサなどの他の表面実装部品に比べて半田クラックが発生し易く、それに伴って電気的な不具合が発生するおそれがあった。
また、表面実装部品をプリント配線基板に実装する実装工程では、プリント配線基板に形成されている接続電極に、予めクリーム半田を印刷などによって塗布する。次に、クリーム半田が塗布されたプリント配線基板上の所定位置に表面実装部品を載置する。この後、表面実装部品が載置されたプリント配線基板を加熱して半田を溶融させることで、表面実装部品をプリント配線基板に実装するようにしている。しかしながら、上記実装工程では、プリント配線基板に実装される表面実装部品に位置ズレが発生するという問題点があった。
そこで、本実施形態の遊技機1は、プリント配線基板に形成されている一の表面実装部品の接続端子とそれぞれ接続される接続電極群を以下のように構成することとした。
図28は、画像制御基板に用いられるプリント配線基板の一部を拡大して示した図である。
図28に示すように、プリント配線基板(第2のプリント基板)801には、一の表面実装部品の接続端子とそれぞれ接続されるランド802によりランド群811、812が構成されている。
例えば表面実装部品が図26(a)に示すIC850であれば、プリント配線基板801には、IC850の複数本のリード端子とそれぞれ接続される複数のランド802によりIC850用のランド群811が構成される。なお、本明細書では一の表面実装部品の複数本のリード端子とそれぞれ接続される複数のランド802をランド群と呼ぶ。
同様に、表面実装部品が図26(a)に示すコネクタ851であれば、プリント配線基板801には、コネクタ851の複数本のリード端子とそれぞれ接続される複数のランド802によりコネクタ851用のランド群812が構成される。
そして、これらランド群811、812を構成する複数のランド802は、第1のランド802aと、この第1のランド802aとは形状が異なる第2のランド802bとからなる。
具体的には、ランド群811、812をそれぞれ構成する複数のランド802のうち、四隅のランド802bの形状を他のランド802aよりも大きい形状(例えば1.5倍程度)にした。
このように本実施形態の遊技機1は、遊技の制御を行う主制御基板30と、演出の制御を行う画像制御基板(演出基板)71と、を備え、主制御基板30は、挿入実装部品のリード電極が挿入されるスルーホール(挿入穴)702を有するプリント配線基板(第1のプリント基板)701により構成され、画像制御基板71は、表面実装部品の接続端子と接続されるランド(接続電極)802を有するプリント配線基板(第2のプリント基板)801により構成される。そして、プリント配線基板801には、一の表面実装部品の複数の接続端子とそれぞれ接続される複数のランド802により一のランド群(接続電極群)を有し、一のランド群802(接続電極群)は、ランド802a(第1の接続電極)と、この第1の接続電極とは面積が(大きい)異なるランド802b(第2の接続電極)と、を有するように構成した。
このように構成すると、IC850やコネクタ851といった表面実装部品をプリント配線基板801に実装する実装工程において、プリント配線基板801のランド802にクリーム半田を塗布した際に、例えばIC850に対応するランド群811およびコネクタ851に対応するランド群812では、四隅のランド802bに塗布されるクリーム半田の量がそれ以外のランド802aより多くなる。
これにより、例えばIC850やコネクタ851といった表面実装部品の実装後は、プリント配線基板801と表面実装部品との接合強度を高めることができるので、プリント配線基板801の反り等により実装された表面実装部品に応力が加わった場合でも接合部分の半田にクラックが発生するのを防止することが可能になる。
また、表面実装部品がコネクタ851の場合は、コネクタ851に対してコネクタケーブルの抜き差しするときに加わる外部応力によってプリント配線基板801とコネクタ851の接合部分の半田にクラックが発生し難くなるという利点もある。
特に、本実施形態の遊技機1は、過酷な温度条件下のもとで使用されるため、画像制御基板71等において使用されているプリント配線基板801に外的応力(熱応力)等が加わりやすいが、その場合でもプリント配線基板801と表面実装部品の接合部分の半田にクラックが発生するのを防止することができるという利点がある。
さらに、本実施形態によれば、表面実装部品をプリント配線基板801に実装する実装工程において、プリント配線基板801のランド802にクリーム半田を塗布する際に、IC850に対応するランド群811およびコネクタ851に対応するランド群812では、四隅のランド802bに塗布されるクリーム半田の量が、それ以外のランド802aより多くなるので、実装時のセルフアライメント効果、すなわち、プリント配線基板801のランド802に表面実装部品を実装する際に、四隅のランド802bに塗布したクリーム半田が溶融して固化するまでの間に溶融した半田の表面張力によって表面実装部品が正しい位置に位置決めされる効果を高めることができる。
また、本実施形態の遊技機1では、表面実装部品として、例えば図26(a)に示すような固定用端子を有するコネクタ852が実装されている。この場合、プリント配線基板801には、図28に示すように、コネクタ852の複数本のリード端子とそれぞれ接続される7個のランド802aと、2個のコネクタ固定用のランド802cと、からなるランド群813が構成されている。そして、本実施形態の遊技機1では、コネクタ852の用途によって、コネクタ固定用のランド802cをグランド(GND)に接地させる場合と、GNDに接地させない場合とがある。
例えば、コネクタ852のハウジング(本体)が帯電し易い環境で使用する場合、すなわちコネクタ852のハウジングに帯電した静電気(ノイズ)除去したい場合は、コネクタ固定用ランド802cをGNDに接地させるようにする。
このように構成すると、コネクタ852をより強固に固定できると共に、ハウジングに帯電した静電気を確実に除去することができる。
これに対して、コネクタ852のリード端子により伝送される信号の基準レベルがGND基準でない場合は、コネクタ固定用ランド802cをGNDに接地させないようにする。
このように構成すると、コネクタ852をより強固に固定できると共に、伝送される信号の信頼性(安全性)を高めることができる。
このように本実施形態の遊技機1は、遊技の制御を行う主制御基板30と、演出の制御を行う画像制御基板(演出基板)71と、を備え、主制御基板30は、挿入実装部品のリード電極が挿入されるスルーホール(挿入穴)702を有するプリント配線基板(第1のプリント基板)701により構成され、画像制御基板71は、表面実装部品の接続端子と接続されるランド(接続電極)802を有するプリント配線基板(第2のプリント基板)801により構成される。そして、プリント配線基板801には、一の表面実装部品の接続端子と接続されるランド802a(接続電極領域)と、一の表面実装部品を固定するランド802c(固定領域)と、を有する。このように構成すると、表面実装部品をより強固に固定することが可能になる。
<他の遊技機例>
なお、本実施形態では、本発明の遊技機としてパチンコ機を例に挙げて説明したが、これはあくまでも一例であり、例えば図29(a)に示すパチスロ機1000にも適用可能である。その場合、図29(b)に示すパチスロ機1000に搭載されているメイン制御基板1100が、本実施形態において説明した主制御基板30に相当し、図29(b)に示すサブ制御基板1110が、本実施形態において説明した画像制御基板71に相当する。
1…遊技機、2…操作ハンドル、3…演出ボタン、4…遊技盤、4a…遊技領域、5…始動口、5a…始動口検出スイッチ、6…始動口、6a…始動口検出スイッチ、6b…可動片、6c…始動口開閉ソレノイド、7…ゲート、7a…ゲート検出スイッチ、8…大入賞口、8a…大入賞口検出スイッチ、8b…開閉扉、8c…大入賞口開閉ソレノイド、9…一般入賞口、10…アウト口、11…画像表示装置、12…演出図柄、13…表示領域、14…第1特別図柄表示装置、15…第2特別図柄表示装置、16…普通図柄表示装置、17…第1特別図柄保留表示器、18…第2特別図柄保留表示器、19…普通図柄保留表示器、20…ラウンド回数表示器、21…スピーカー、22…遊技情報出力端子板、23…演出用役物装置、24…演出用照明装置、26…カバー、30…主制御基板、31…メインCPU、32…メインROM、33…メインRAM、34…ワンチップマイコン、40…演出制御基板、41…サブCPU、42…サブROM、43…サブRAM、44…RTC、50…払出制御基板、51…払出CPU、52…払出ROM、53…払出RAM、60…ランプ制御基板、61…デバイス駆動部、70…画像制御基板、70U…画像制御ユニット、71…画像制御基板、71a 71b…面、72…アンプ基板、75…中継基板、75a、75b…面、80…発射制御基板、90…電源基板、90U…電源ユニット、91…電源プラグ、100…ベース枠体、100a…開口部、101…画像表示ユニット、102…液晶パネルユニット、103…カバー、201…ケースベース、202…第1の領域、203…第2の領域、204…仕切壁、205…開口、206…第3の領域、211…第1規制部材、212…ビス、221…ピン、231…穴、232 233…コネクタ、241…中継コネクタ、251…ケースカバー、252…凹所、253…係止部、254…突起部、255 256…支持突起、257…ボス、261…規制ユニット、262…ユニット本体、263…支持部材、264…第2規制部材、310…第1の副プリント基板、311…着脱コネクタ、312…基板本体、313…CGメモリ、320…第2の副プリント基板、321…着脱コネクタ、322…基板本体、323…CGメモリ、350…ケーブルガイドユニット、351…ガイド本体、360 370 380 390…ケーブルガイド部、361a 361b 371a 371b 381a 381b 391a 391b…ケーブル保持部、362…直線ガイド部、362a…ガイド板、392…直線ガイド部、395…係止爪部、396…係止受部、400…ケーブル、511…第1の平滑回路、512…第2の平滑回路、513…第3の平滑回路、514…役物ドライブ回路、601 701 801…プリント配線基板、610…ケース、701a 801a…部品面、701b 801b…半田面、702…スルーホール、703…接続用電極、802 802a 802b…ランド、811 812 813…ランド群、850…IC、851 852…コネクタ、1000…パチスロ機、1100…メイン制御基板、1110…サブ制御基板、C1 C2 C3…電解コンデンサ、C11 C12 コンデンサ、CN1…入力コネクタ、CN2〜CN5…出力コネクタ、F1 F2…ヒューズ、LC1…コンデンサ、R1〜R12…抵抗

Claims (2)

  1. 遊技の制御を行う主制御基板と、
    演出の制御を行う演出基板と、を備え、
    前記主制御基板は、挿入実装型電子部品のリード電極が挿入される挿入穴を有する第1のプリント基板により構成され、
    前記演出基板は、表面実装型電子部品の接続端子と接続される接続電極を有する第2のプリント基板により構成され、
    前記第2のプリント基板には、一の前記表面実装型電子部品の複数の接続端子とそれぞれ接続される複数の接続電極により一の接続電極群を有し、
    前記一の接続電極群は、第1の接続電極と、該第1の接続電極とは面積が異なる第2の接続電極と、を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記第2の接続電極は、前記第1の接続電極より面積が大きいことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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