JP2018165664A - レーダ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より安価に構成可能なレーダ装置を提供すること。【解決手段】本開示の一形態は、所定方向に向かって測定波を放射する送信アンテナ部と、周囲の物体からの戻り波を受信する受信アンテナ部と、前記送信アンテナ部の前方と、前記受信アンテナ部の前方との少なくとも何れか一方を覆う誘電体部と、前記戻り波に基づき、前記物体までの距離を少なくとも求める信号処理部と、前記誘電体部の比誘電率および厚さに基づき、前記距離を補正する補正部と、を備えたレーダ装置に向けられる。【選択図】図1

Description

本開示は、マイクロ波やミリ波を使用したレーダ装置に関する。
近年,車両周囲の物体を検出するために様々なセンサが車両に搭載されている。その中でも、マイクロ波やミリ波を用いたレーダ装置は、物体までの距離および物体への方位に加えて、その移動速度が正確に測定できるだけでなく、悪天候時であっても物体を検出可能という利点を有する。レーダ装置はさらに、車両のバンパーやエンブレムの内部に搭載可能であるため、車両の外観に影響を与えないという利点も有する。
ミリ波レーダ装置の場合、例えば、24GHz帯、77GHz帯または79GHz帯の電波が送信される。周囲の物体で反射された電波(戻り波)を、ミリ波レーダ装置は受信し,送信波と戻り波との差から、物体までの距離または物体の相対速度を求める。
レーダ装置の方式にはいくつかあるが、主にFMCW(Frequency Modulated Continuous Wave)方式またはパルス方式(パルスドップラ方式)が使用される。
FMCW方式では、周波数変調された送信波と受信波とがミキシングされ、これにより生成されたビート信号から物体までの距離または物体の相対速度が求められる。
パルス方式では、パルス変調された送信波と受信波との相関および位相差から物体までの距離または物体の相対速度が求められる。
これらの方式で車載用に開発されたレーダ装置では、最大250m程度までの物体を検出することが可能であり,その距離分解能は数cm〜数十cmと高分解能である。その一方で,雑音のため、数m以下の近距離に存在する物体を高精度に検知することは難しい。さらに言えば、レーダ装置は、内蔵発振器の発振周波数を時間的に変化させているため、周波数安定度の点から検知距離の精度にも課題があった。
上記課題に対し、周波数安定化ガン発振器を用いてミリ波発振器を構成することで、周波数変動による測定誤差を抑制し、FET(電界効果型トランジスタ)等の高速動作素子を用いてミリ波帯の搬送波を変調することで数cm程度の測定誤差を実現する技術がある。しかし、この技術では、高価な高速動作素子が必要となるため、レーダ装置のコストアップ要因となっていた。
特開2000−258525号公報
そこで、本開示の目的は、より安価に構成可能なレーダ装置を提供することである。
本開示の一形態は、所定方向に向かって測定波を放射する送信アンテナ部と、周囲の物体からの戻り波を受信する受信アンテナ部と、前記送信アンテナ部の前方と、前記受信アンテナ部の前方との少なくとも何れか一方を覆う誘電体部と、前記戻り波に基づき、前記物体までの距離を少なくとも求める信号処理部と、前記誘電体部の比誘電率および厚さに基づき、前記距離を補正する補正部と、を備えたレーダ装置に向けられる。
本開示によれば、従来よりも安価に構成可能なレーダ装置を提供出来る。
第一実施形態に係るレーダ装置の構成を示すブロック図 図1の送信アンテナ部および受信アンテナ部の構成例を示す模式図 図1のレーダ装置の測定原理等を示す図 第二実施形態に係るレーダ装置の構成を示すブロック図 図4のレーダ装置の要部を示す模式図 第三実施形態に係るレーダ装置の要部を示す模式図 物体がレーダ装置の斜め前方にある場合の補正部による処理を示す模式図
以下、上記図面を参照して、本開示のレーダ装置について説明する。
<1.定義>
下表1は、以下の説明で使用される頭字語や略語の意味を示す。
Figure 2018165664
<2.第一実施形態>
次に、図1,図2を参照して、本開示の第一実施形態のレーダ装置1の構成について説明する。
<2−1.レーダ装置の構成>
図1,図2において、レーダ装置1は、例えばFMCWレーダ装置であって、送信回路11と、送信アンテナ部13と、受信アンテナ部15と、受信回路17と、誘電体部19と、信号処理部111と、補正部113と、を備えている。
送信回路11は、単位周期において周波数が線形に増加するように周波数変調された連続波(以下、FMCW信号という)を送信アンテナ部13に与えると共に、受信回路17に出力する。
送信アンテナ部13は、例えば複数のアンテナ素子を含むアンテナアレイであって、基板117の主面上に形成される。図2の例では、送信アンテナ部13は、それぞれが複数のアンテナ素子を含む四つのアンテナブランチ131を有する。なお、アンテナブランチ131の数は四以外でも良い。
ここで、図2に加え図1も参照する。送信アンテナ部13は、送信回路11により与えられたFMCW信号を測定波として、レーダ装置1の周囲に放射する。測定波の波長としては例えばミリ波帯が選ばれる。送信アンテナ部13からの測定波は、レーダ装置1の測定範囲内に存在しうる物体にて反射される。このような反射波の一部は、戻り波として受信アンテナ部15によって受信される。
受信アンテナ部15は、例えば、複数のアンテナ素子を含むアンテナアレイであって、上記基板117の主面上に形成される。図2の例では、受信アンテナ部15は、それぞれが複数のアンテナ素子を含む四つのアンテナブランチ151を有する。アンテナブランチ151の数は四以外でも良い。
図2には、送信アンテナ部13が受信アンテナ部15の鉛直上方に配置される例を示している。しかし、これに限らず、送信アンテナ部13は受信アンテナ部15の鉛直下方に配置されても良い。他にも、送信アンテナ部13および受信アンテナ部15は水平方向に並置されても良い。
図2の例示では、各アンテナ素子の平面形状は四角形であるが、他の形状でも構わない。
さらに他にも、送信アンテナ部13および受信アンテナ部15は、MIMO構成であっても良い。
ここで、図2に加え図1も参照する。受信アンテナ部15は、受信した戻り波の強度および周波数を時間軸上で示す信号を受信回路17に出力する。
受信回路17は、送信回路11からのFMCW信号と、受信アンテナ部15の出力信号とを周波数混合して、ビート信号を生成する。受信回路17は、生成したビート信号を信号処理部111に出力する。
信号処理部111は、CMOSで構成される信号処理LSI等からなり、測定波の送信や戻り波の受信を制御する。信号処理部111はさらに、入力ビート信号に対して公知の処理を行って、少なくとも物体までの距離を求める。なお、信号処理部111は通常、物体までの距離に加え、物体の相対速度および物体が存在する方位を求めることも出来る。
ところで、「背景技術」の欄でも説明した通り、従来の一般的なレーダ装置では、安価な構成で、測定範囲が数m以下の近距離に存在する物体を高精度に検知することは難しかった。
そこで、本開示のレーダ装置1では、予め定められた誘電体材料で一様の厚さを有する板状の誘電体部19が、例えば、送信アンテナ部13を構成する全てのアンテナ素子の前面と、受信アンテナ部15を構成する全てのアンテナ素子の前面とを覆うように設けられる。ここで、誘電体部19は、全てのアンテナ素子の前面に直接接するように配置されることが好ましい。
ここで、アンテナ素子の前面とは、レーダ装置1の測定範囲と対向する部分である。また、全てのアンテナ素子が同一基板上に形成される場合、アンテナ素子の前面は、同基板におけるアンテナ素子の形成面と等価である。
また、上記誘電体材料は、例えば、比誘電率が4.0のガラスエポキシ樹脂である。これにより、誘電体部19を他の回路基板と同材料で構成できるので、レーダ装置1の低コスト化に寄与することが可能となる。
補正部113は、上記信号処理LSIの一部であっても良いし、別の集積回路であっても良い。補正部113は、誘電体部19の比誘電率と厚さとをメモリ部115に保持しており、これら情報に基づき、信号処理部111から得られる物体までの距離(即ち、検出距離)を補正する。
<2−2.物体までの距離の導出・補正手法>
次に、図3を参照して、本レーダ装置1による、物体までの距離の導出・補正手法をより詳しく説明する。
上記構成のレーダ装置1では、図3に示すように、送信アンテナ部13は、前述の通り、送信回路11からのFMCW信号を測定波として、レーダ装置1の周囲に放射する。放射された測定波は、レーダ装置1の測定範囲内に存在しうる物体Tにて反射される。反射波の一部は、戻り波として受信アンテナ部15によって受信される。
ここで、測定波がミリ波で、誘電体部19の比誘電率をεとすると、誘電体部19内での測定波の速度vは次式(1)で表される。
Figure 2018165664
また、誘電体部19の前面から物体Tまでの実際の距離(以下、実距離という)をdとし、誘電体部19の厚さをtとすると、信号処理部111で求められる誘電体部19の前面から物体Tまでの距離(以下、検出距離という)d’は、次式(2)で表される。
Figure 2018165664
上式(2)より、例えば、実距離dが10cmであり、誘電体部19の厚さtが2cmで、比誘電率εが16の場合,検出距離d’は18cmとなる。従って、誘電体部19が無いレーダ装置では0cm〜15cmまでの範囲は検出できない場合において、誘電体部19を備えたレーダ装置1とすることで、レーダ装置1から10cm先に存在する物体Tを検出出来るようになる。
ただし,実距離dは10cmであるため、信号処理部111で求められた検出距離d’は、補正部113により補正される。補正部113において、メモリ部115には、比誘電率ε(例えば16)と厚さt(例えば2)とが予め記憶される。
前式(2)から、信号処理部111の検出距離d’は、実距離dよりもt×ε 0.5だけ長く検出されていることが分かる。従って、補正部113は、信号処理部111から検出距離d’を得ると、次式(3)に従って、実距離dを求める。
Figure 2018165664
例えば、検出距離d’が18cmで、誘電体部19の厚さtが2cmで、比誘電率εが16の場合,実距離dは10cmとなる。
また、レーダ装置1の仕様等で送信アンテナ部13からの実距離を求める場合には、補正部113は、補正により得た実距離dに誘電体部19の厚さtを加算すれば良い。
<2−3.レーダ装置の作用・効果>
以上説明した通り、本実施形態では、板状の誘電体部19が、送信アンテナ部13および受信アンテナ部15の各前面を覆うように設けられる。また、補正部113は、信号処理部111の検出距離d’を、上述の手順に従って補正して、実距離dを得る。このように、本実施形態のレーダ装置1は、実質上、誘電体部19の追加のみで、数m以下の近距離に存在する物体Tを検出出来るため、安価に構成することが可能となる。
また、特許文献1では、周波数安定化ガン発振器を用いてミリ波発振器が構成され、FETやHEMT等の高速動作素子を用いてミリ波帯の搬送波が変調される。この技術は、CMOSで構成される信号処理LSIと統合することが難しい。しかし、本実施形態では、誘電体部19を設けるだけであるため、CMOS等の信号処理LSIと統合することが容易である。
また、特許文献1の技術はパルス方式向けである。しかし、本実施形態では、誘電体部19を設けるだけであるため、FMCW方式にも容易に応用することが出来る。
<2−4.付記>
なお、誘電体部19の厚みを変更したり、より比誘電率が高い物質を誘電体部19に用いたりすることで、レーダ装置1は、より近距離に存在する物体を検出することが出来る。
また、上記実施形態では、レーダ装置1のFMCWレーダへの応用を例示した。しかし、これに限らず、レーダ装置1はパルス方式にも応用可能である。
なお、信号処理部111および補正部113はハードウェアおよびソフトウェアのいずれで実現されても良い。
また、上記実施形態では、誘電体部19は、送信アンテナ部13および受信アンテナ部15の双方を覆っていた。しかし、これに限らず、誘電体部19は、送信アンテナ部13および受信アンテナ部15の少なくとも一方を覆えば良い。
第2−4欄に記載した事項は、第二実施形態乃至第四実施形態にも同様に当てはまる。
<3.第二実施形態>
次に、図4,図5を参照して、本開示の第二実施形態のレーダ装置1aについて説明する。
<3−1.レーダ装置の構成>
図4,図5において、レーダ装置1aは、前述のレーダ装置1と比較すると、誘電体部19が基板117に固定されない点と、誘電体部19を駆動する駆動部21をさらに備える点と、で相違する。それ以外に両レーダ装置1,1aの間に構成面での相違点は無い。それ故、図4,図5において、図1〜図3に示す構成に相当するものには同一の参照符号を付け、それぞれの説明を省略する。
駐車時や車両が渋滞中を走行時等、例えば車両の速度が所定速度未満の場合、信号処理部111は、所定距離より近い範囲(数m以下)である近距離に存在する物体Tを検出する。そのため、信号処理部111は、近距離を測定範囲とすることを示す第一制御信号を駆動部21に送信する。このとき、駐車時や渋滞中を走行時等であるかの判断や、車両の速度が所定速度未満か否かの判断は、この信号処理部111で判断してもよいが、レーダ装置1aの外部で判断された結果を信号処理部111が受信するように構成してもよい。
それに対し、車両が高速道路の走行中等、例えば車両の速度が所定速度以上の場合、信号処理部111は、所定距離より遠い範囲(数m超)である遠距離に存在する物体Tを検出する。そのため、信号処理部111は、遠距離を測定範囲とすることを示す第二制御信号を駆動部21に送信する。このとき、高速道路の走行中であるか否かの判断や、車両の速度が所定速度以上か否かの判断は、この信号処理部111で判断してもよいが、レーダ装置1aの外部で判断された結果を信号処理部111が受信するように構成してもよい。また、この場合、信号処理部111は、求めた物体Tまでの距離を補正部113に渡す事無く、そのまま用いる。
駆動部21は、図5に例示するように、第一制御信号の受信に応答して、誘電体部19を回動させて、送信アンテナ部13の前方および受信アンテナ部15の前方を誘電体部19で覆う。
それに対し、動駆部21は、第二制御信号の受信に応答して、送信アンテナ部13の前方および受信アンテナ部15の前方を誘電体部19が覆わないように(即ち、遮らないように)、誘電体部19を回動させる。
<3−2.レーダ装置の作用・効果>
以上説明した通り、本実施形態のレーダ装置1aはレーダ装置1と同様の作用・効果を奏するだけでなく、遠距離に存在しうる物体Tを検出できる。よって、より使い勝手の良いレーダ装置1aを提供することが可能となる。
また、遠距離を測定範囲とする際は、誘電体部19が送信アンテナ部13の前方および受信アンテナ部15の前方を覆わないため、誘電体部19による反射や損失を抑制出来るため、測定距離を伸ばすことが可能となる。
<3−3.付記>
なお、近距離を測定範囲とするか、遠距離を測定範囲とするかに関しては、操舵角、車速、シフト位置およびユーザ設定に含まれる少なくとも一つ以上に基づき決定されればよい。
第3−3欄に記載した事項は、後述の第三実施形態にも同様に当てはまる。
<4.第三実施形態>
次に、図6を参照して、本開示の第三実施形態のレーダ装置1bについて説明する。
<4−1.レーダ装置の構成>
図6において、レーダ装置1bは、前述のレーダ装置1と比較すると、送信アンテナ部13が第一送信アンテナ133および第二送信アンテナ135を含み、受信アンテナ部15が第一受信アンテナ153および第二受信アンテナ155を含む点と、誘電体部19が第一送信アンテナ133および第一受信アンテナ153の前方を定常的に覆う点で相違する。それ以外に、両レーダ装置1,1bの間に構成面での相違点での相違点は無いので、本実施形態では、図1,図3を援用することとする。
第一送信アンテナ133および第二送信アンテナ135はそれぞれ、複数のアンテナ素子を含むアンテナアレイであって、基板117の主面上に形成される。図6の例では、第一送信アンテナ133も第二送信アンテナ135も、四つのアンテナブランチを有する。
第一受信アンテナ153および第二受信アンテナ155はそれぞれ、複数のアンテナ素子を含むアンテナアレイであって、基板117の主面上に形成される。図6の例では、第一受信アンテナ153も第二受信アンテナ155も、四つのアンテナブランチを有する。
信号処理部111は、例えば、車両の速度が所定速度未満の場合、近距離に存在する物体Tを検出する。近距離を測定範囲とするために、信号処理部111は第一送信アンテナ133から測定波を放射させる。なお、本実施形態における近距離および遠距離は第二実施形態で説明した通りとする。
信号処理部111は、近距離を測定範囲としている時、第一送信アンテナ133に供給したFMCW信号と、第一受信アンテナ153の出力信号とを用いて、物体Tまでの距離を少なくとも求めて、求めた距離を補正部113に渡す。
それに対し、信号処理部111は、例えば、車両の速度が所定速度以上の場合、近距離以外に存在する物体Tを検出する。遠距離を測定範囲とするために、信号処理部111は、第二送信アンテナ135から測定波を放射させる。
信号処理部111は、遠距離を測定範囲としている時、第二送信アンテナ135に供給したFMCW信号と、第二受信アンテナ155の出力信号とを用いて、物体Tまでの距離を少なくとも求める。この場合、信号処理部111は、求めた物体Tまでの距離を補正部113に渡す事無く、そのまま用いる。
<4−2.レーダ装置の作用・効果>
以上説明した通り、本実施形態のレーダ装置1bはレーダ装置1と同様の作用・効果を奏するだけでなく、遠距離に存在しうる物体Tを検出できる。よって、より使い勝手の良いレーダ装置1bを提供することが可能となる。
また、遠距離を測定範囲とする際、第二実施形態と同様、誘電体部19による反射や損失を抑制出来るため、測定距離を伸ばすことが可能となる。
<5.第四実施形態>
ところで、上記第一実施形態乃至第三実施形態において、レーダ装置1,1a,1bで検出された物体Tは、図7に示すように、アンテナ素子の前面の法線方向を基準として方位θの方向にある場合がある。即ち、戻り波は方位θからレーダ装置1,1a,1bに到来する。この場合、補正部113では、下記のように、物体Tまでの距離を補正する。
図7に示すように、物体Tが距離d,方位θの位置にある場合,測定波および戻り波は誘電体部19を角度θで通過するため,誘電体部19において測定波および戻り波が通る物理長t’は、次式(4)で表される。
t=t’・cosθ …(4)
従って、補正部113は、周知の手法で物体Tが方位θにあることを認識すると、次式(5)により、物体Tまでの距離dを求める。
Figure 2018165664
例えば,誘電体部19の厚みtが2cm,比誘電率εが16の場合、信号処理部111により物体Tまでの検出距離d’が26cmで、物体Tの方位が60°と検出された場合、実距離dは10cmと補正される。
また、レーダ装置1等の仕様等で送信アンテナ部13からの実距離を求める場合には、補正部113は、補正により得た実距離dに誘電体部19における物理長t’(=2cm/cos60°)を加算すれば良い。
本開示のレーダ装置は、より安価に構成可能であり、車載用途等に好適である。
1,1a,1b レーダ装置
13 送信アンテナ部
133 第一送信アンテナ
135 第二送信アンテナ
15 受信アンテナ部
153 第一受信アンテナ
155 第二受信アンテナ
19 誘電体部
111 信号処理部
113 補正部
21 駆動部

Claims (4)

  1. 所定方向に向かって測定波を放射する送信アンテナ部と、
    周囲の物体からの戻り波を受信する受信アンテナ部と、
    前記送信アンテナ部の前方と、前記受信アンテナ部の前方との少なくとも何れか一方を覆う誘電体部と、
    前記戻り波に基づき、前記物体までの距離を少なくとも求める信号処理部と、
    前記誘電体部の比誘電率および厚さに基づき、前記距離を補正する補正部と、
    を備えたレーダ装置。
  2. 所定距離よりも近距離を測定する場合、前記送信アンテナ部の前方と、前記受信アンテナ部の前方との少なくとも何れか一方を覆い、前記所定距離よりも遠距離を測定する場合、前記送信アンテナ部の前方および前記受信アンテナ部の前方を覆わないように、前記誘電体部を駆動する駆動部、
    を更に備えた、請求項1に記載のレーダ装置。
  3. 前記送信アンテナ部は、第一送信アンテナと、第二送信アンテナと、を含み、
    前記受信アンテナ部は、第一受信アンテナと、第二受信アンテナと、を含み、
    前記誘電体部は、前記第一送信アンテナの前方と、前記第一受信アンテナの前方との何れか一方を覆い、
    所定距離よりも近距離を測定する場合、前記信号処理部は、前記第一送信アンテナから送信された測定波の前記第一受信アンテナにおける受信戻り波に基づき、前記物体までの距離を求め、前記補正部は、前記誘電体部の比誘電率および厚さに基づき、前記距離を補正し、
    前記所定距離よりも遠距離を測定する場合、前記信号処理部は、前記第二送信アンテナから送信された測定波の前記第二受信アンテナにおける受信戻り波に基づき、前記物体までの距離を求める、
    請求項1に記載のレーダ装置。
  4. 前記補正部は、前記誘電体部の比誘電率および厚さと、前記戻り波の到来方向とに基づき前記距離を補正する、
    請求項1に記載のレーダ装置。
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