JP2018164195A - 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】色柄付きや平面状でない被投影対象であっても、投影条件の変化に応じて良好な画像を投影装置で投影可能にする。【解決手段】画像処理装置は、入力画像を取得する入力部と、被投影対象に投影する投影部に投影画像を出力する画像出力部と、被投影対象の特徴を取得する特徴取得部と、特徴に応じて補正パラメータを決定し、入力画像を補正パラメータに基づいて補正し、投影画像を生成する補正制御部と、特徴に基づいて注目すべき注目特徴の領域を特定する特徴特定部と、被投影対象に投影された投影画像を撮像した撮像画像を取得する撮像画像取得部と、入力画像と撮像画像とを比較して、注目特徴の領域が所定量以上変化したかを判定し、所定量以上変化していると判定したとき、特徴取得部に被投影対象の特徴を取得させ、補正制御部に投影画像を生成させることを再決定する変化判定部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムに関する。
プロジェクタ等の投影装置により鮮明な投影画像を得るためには、被投影対象と投影装置とを精度よく位置決めして設置する必要がある。例えば、特許文献1には、投影装置を一旦設置した後に再設置する際に従前の投影位置を再現するために投影画像を補正する技術が開示されている。
特開2016−15639号公報
特許文献1に記載される技術では、被投影対象が壁面である場合を想定している。この技術は、凸凹やうねりがあったり色柄があったりするカーテンなどの被投影対象に画像が投影される場合を想定していない。
そこで、本発明は、色柄付きや平坦でない被投影対象であっても、投影条件の変化に応じて良好な画像を投影装置で投影可能な画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態による画像処理装置は、入力画像を取得する入力部と、被投影対象に投影する投影部に投影画像を出力する画像出力部と、前記被投影対象の特徴を取得する特徴取得部と、前記特徴に応じて補正パラメータを決定し、前記入力画像を前記補正パラメータに基づいて補正し、前記投影画像を生成する補正制御部と、前記特徴に基づいて注目すべき注目特徴の領域を特定する特徴特定部と、前記被投影対象に投影された前記投影画像を撮像した撮像画像を取得する撮像画像取得部と、前記入力画像と前記撮像画像とを比較して、前記注目特徴の領域が所定量以上変化したかを判定し、所定量以上変化していると判定したとき、前記特徴取得部に前記被投影対象の特徴を取得させ、前記補正制御部に前記投影画像を生成させることを再決定する変化判定部と、を備える。
また、本発明の他の実施形態による画像処理方法は、入力画像を取得することと、被投影対象に投影する投影画像を出力することと、前記被投影対象の特徴を取得することと、前記特徴に応じて補正パラメータを決定し、前記入力画像を前記補正パラメータに基づいて補正し、前記投影画像を生成することと、前記特徴に基づいて注目すべき注目特徴の領域を特定することと、前記被投影対象に投影された前記投影画像を撮像した撮像画像を取得することと、前記入力画像と前記撮像画像とを比較して、前記注目特徴の領域が所定量以上変化したかを判定し、所定量以上変化していると判定したとき、前記被投影対象の特徴を取得して前記投影画像を生成することを再決定することと、を含む。
本発明のさらなる他の実施形態による画像処理プログラムは、入力画像を取得することと、被投影対象に投影する投影画像を出力することと、前記被投影対象の特徴を取得することと、前記特徴に応じて補正パラメータを決定し、前記入力画像を前記補正パラメータに基づいて補正し、前記投影画像を生成することと、前記特徴に基づいて注目すべき注目特徴の領域を特定することと、前記被投影対象に投影された前記投影画像を撮像した撮像画像を取得することと、前記入力画像と前記撮像画像とを比較して、前記注目特徴の領域が所定量以上変化したかを判定し、所定量以上変化していると判定したとき、前記被投影対象の特徴を取得して前記投影画像を生成することを再決定することと、をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、色柄付きや平坦でない被投影対象であっても、投影条件の変化に応じて良好な画像を投影装置で投影可能な画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラムを提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態による投影装置を含む投影システムの設置状態の一例を示す図である。 図2は、一実施形態による投影装置の構成の一例を示すブロック図である。 図3は、補正初期処理のフローの一例を示す図である。 図4は、再測定判定のフローの一例を示す図である。 図5Aは、注目特徴を含む被投影対象のずれの一例を示す図である。 図5Bは、注目特徴を含む被投影対象のずれの一例を示す図である。 図6は、再測定のフローの一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態における投影装置であるプロジェクタ10を含む投影システム1の設置状態の一例を示す図である。プロジェクタ10は、台2上に載置されている。プロジェクタ10は、専用のスクリーンに代わるカーテン3に所望の画像を投影する。図1では、プロジェクタ10は、カーテン3の正面に対してそれた位置、例えばカーテン3に向かって右側にずれた位置に配置されており、この位置からカーテン3に向かって画像を投影している。
カーテン3は、波状に折り畳むことが可能な一般的なものである。カーテン3は、被投影対象として使用するために引いて広げた状態であっても、主として横方向に沿ってその表面に大きなうねりを有している。したがって、プロジェクタ10から画像が投影されるその投影域4も、カーテン3の表面形状に沿った不定形の形状を含んでいる。
また、カーテン3には色柄が付いている。図1には、カーテン3の色柄の一例として、丸い形状の模様40が示されている。例えば、模様40は、白色ではない単一色であり、カーテン3の模様40以外の部分の色(地色)も、白色ではない単一色であり、模様40の色とも異なる色である。本実施形態では、模様40がカーテン3の投影域4に含まれている。
すなわち、本実施形態においてプロジェクタ10から画像が投影される被投影対象としてのカーテン3は、色柄付きであり、平面状(平坦)でない。また、カーテン3は開閉可能であり、容易に移動されうる。
カーテン3の正面には鑑賞者100用の椅子5が設置されている。また、この椅子5の位置には、鑑賞者100の両眼の位置となるべく近接するように、三脚6に取り付けられた撮影装置としてのデジタルカメラ7が配置されている。すなわち、デジタルカメラ7は、鑑賞者100から見えるカーテン3上の投影域4を認識可能な画角で配置されている。
デジタルカメラ7は、例えばUSB(Universal Serial Bus)ケーブル8によりプロジェクタ10に有線接続されている。デジタルカメラ7は、USBケーブル8を介してプロジェクタ10から入力される制御信号に応じて、カーテン3上の投影域4を含む画像を撮影し、撮影により得られた画像データをUSBケーブル8を介してプロジェクタ10に送出する。あるいは、デジタルカメラ7とプロジェクタ10とは、パーソナルコンピュータ等を介して接続されてもよく、また一体となっていてもよい。
図2は、本実施形態によるプロジェクタ10の構成の一例を示すブロック図である。プロジェクタ10は、入出力部11を有している。入出力部11は、例えばピンジャック(RCA)タイプのビデオ入力端子、D−sub15タイプのRGB入力端子、HDMI(登録商標)(High−Definition Multimedia Interface)端子、USB端子などにより構成されている。
プロジェクタ10は、投影画像処理部12と、マイクロミラー素子13と、光源14と、ミラー15と、投影レンズ16とを有しており、これらは投影部17を構成している。
入出力部11に入力され、あるいはUSBメモリに記憶されて選択的に読み出される、各種規格の画像信号は、入出力部11で必要に応じてデジタル化された後に、バス30を介して投影画像処理部12に送出される。
光源14は、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の原色光を時分割で循環的に出射する。光源14は、半導体発光素子であるLEDを含み、R、G、Bの原色光を時分割で繰返し出射する。LEDは、広義のLEDとして、LD(半導体レーザ)や有機EL素子を含むものとしてもよい。光源14からの原色光が、ミラー15で全反射してマイクロミラー素子13に照射される。
投影画像処理部12は、送出されてきた画像データに応じて、所定のフォーマットに従ったフレームレート、例えば入力される画像データのフレームレートが60fpsであれば2倍の120fpsと色成分の分割数、及び表示階調数を乗算したより高速な時分割駆動で、マイクロミラー素子13を駆動させる。マイクロミラー素子13は、アレイ状に配列された数十万〜数百万の、例えば横1280画素×縦960画素分のマイクロミラーの各傾斜角度を個々に高速でオン/オフ動作することで、その反射光により光像を形成する。そして、形成された光像が投影レンズ16を介し、外部に投影される。
プロジェクタ10は、音声処理部18と、スピーカ部19とを有している。入出力部11から入力される画像信号に音声信号が含まれていた場合、その音声信号は入出力部11で画像信号から分離され、バス30を介して音声処理部18に送出される。音声処理部18は、PCM音源等の音源回路を備え、投影動作時に与えられる音声信号をアナログ化し、スピーカ部19を駆動して放音させ、あるいは必要に応じてビープ音等を発生させる。
プロジェクタ10に含まれる上述の構成の各回路の動作をCPU(Central Processing Unit)20が制御する。CPU20は、メインメモリ21及びSSD(Solid State Drive)22と接続される。メインメモリ21は、例えばSRAM(Static Random Access Memory)で構成され、CPU20のワークメモリとして機能する。SSD22は、電気的に書換可能な不揮発性メモリ、例えばフラッシュメモリで構成され、CPU20が実行する、後述する補正設定プログラム、再測定判定プログラムを含む各種動作プログラムや、ベースとなる画像上に重畳するOSD(On Screen Display)用画像等の各種定型データ等を記憶する。
CPU20は、SSD22に記憶されている動作プログラムや定型データ等を読み出し、メインメモリ21に展開して記憶させた上で当該プログラムを実行することにより、プロジェクタ10を統括して制御する。
CPU20は、バス30を介して操作部23からの操作信号に応じて各種投影動作を実行する。操作部23は、プロジェクタ10の本体に設けられた操作キー、あるいは図示しないこのプロジェクタ10専用のリモートコントローラからの赤外線変調信号を受信する受信部を含む。操作部23は、例えば、その受信部で操作信号を受信して、受信した操作信号に応じた信号をバス30を介してCPU20へ送出する。
CPU20は、バス30を介して無線LANインタフェイス(I/F)24と接続されている。無線LANインタフェイス24は、無線LANアンテナ25を介して、例えばIEEE802.11a/11b/11g/11n規格に則った無線通信接続により外部の機器とデータの送受を行う。
次に、本実施形態におけるプロジェクタ10の動作の一例について説明する。本実施形態において、プロジェクタ10は、画像処理装置を含み、投影条件の変化に応じて良好な画像を投影可能にする。
図3は、補正初期処理のフローの一例を示す図である。このフローは、CPU20がSSD22の補正設定プログラムから読み出し、メインメモリ21に展開して記憶させた上で実行する処理内容を示している。
ステップS101において、CPU20が、入出力部11を介して、デジタルカメラ7に撮影指示をする。デジタルカメラ7は、撮影指示により、非投影時の投影域4を含むカーテン3の画像を撮影する。すなわち、デジタルカメラ7は、プロジェクタ10による投影がされていない状態における投影域4を撮像する。
ステップS102において、CPU20は、撮像画像取得部として、デジタルカメラ7から、ステップS101で撮影した画像を取得する。CPU20は、入出力部11を介して、デジタルカメラ7から送出される撮像画像データを取得する。
ステップS103において、CPU20は、プロジェクタ10からの投影画像の色補正・形状補正を行うための初期測定を実行する。初期測定は、例えばユーザが操作部23の操作キーを押すことにより開始する。
ここで、色補正とは、色付きの模様等の上に投影を行う場合にその模様の色を打ち消して、その模様の上であっても本来投影したい色、すなわち白色のスクリーンに投影したときの色を再現するためにする補正である。形状補正とは、うねりや凸凹のある被投影対象の上に投影を行う場合であっても投影画像が鑑賞者100から歪みなく見えるようにするためにする幾何学的な補正である。
初期測定では、例えば、CPU20が、プロジェクタ10にカーテン3の投影域4にグレイコードパターンを投影させる。そして、デジタルカメラ7が、CPU20からの撮影指示を受けてグレイコードパターンが投影された投影域4を撮影する。CPU20は、デジタルカメラ7が撮像した撮像画像データとプロジェクタ10に入力された入力画像データとを取得して、撮像画像データの画素(カメラ画素)と入力画像データの画素(プロジェクタ画素)との対応関係を算出し、画素対応データを作成する。カメラ画素に対し、対応するプロジェクタ画素を求めるには、通常、対応するプロジェクタ画素の位置を大まかに測定した後、高精細な位置対応関係を求める。例えば、グレイコードによる2分検索で対応するプロジェクタ画素を絞っていき、ある程度絞ったら位相シフト法による高精度位置検出を行う。作成した画素対応データから、プロジェクタ10がどの値の画素を出力するとデジタルカメラ7のどの値の画素で撮像されるかが特定される。
そして、色補正に関して、CPU20が、対応関係にあるカメラ画素とプロジェクタ画素とについて色補正を行うために必要なパラメータを算出する。例えば、プロジェクタ10が、全面黒色画像及び全面白色画像をそれぞれ投影域4に投影する。そして、デジタルカメラ7が、黒色投影状態及び白色投影状態の投影域4を含む画像をそれぞれ撮影する。CPU20は、デジタルカメラ7が撮影した黒色画像データ及び白色画像データを取得する。CPU20は、上述の画素対応データ、取得した黒色画像データ及び白色画像データに基づいて色補正に必要なパラメータを投影域4の画素ごとに算出し、色補正パラメータデータを作成する。例えば、全面黒色画像及び全面白色画像に対応する各プロジェクタ画素の出力値を、カメラ画像が均一で正しい色になるようにフィードバックさせて、色補正パラメータデータを作成する。
また、形状補正に関して、CPU20が、画素対応データを用いて各画像データにメッシュを生成することによりこれらを対応付けし、画像出力部として投影部17へ出力する出力画像データと入力画像データとの間で形状補正を行うために必要な変換パラメータを算出し、形状補正パラメータデータを作成する。
なお、上述の色補正・形状補正を行うための初期設定は一例であり、当業者に周知の種々の手法を用いることが可能である。
ステップS104において、CPU20は、ステップS103で取得した画素対応データ、色補正パラメータデータ、形状補正パラメータデータ等の初期測定値をSSD22に記憶させる。
ステップS105において、CPU20は、ステップS103での初期測定結果を用いて、色補正・形状補正を実行する。
色補正を行う場合には、例えば、CPU20は、上述の画素対応データ及び色補正パラメータデータに基づいて、デジタルカメラ7で撮影された画像が均一な明るさで所望の色となるように、プロジェクタ10からの各画素の出力値を変更させる。プロジェクタ10の投影部17は、色補正後の画像を投影域4に投影する。形状補正を行う場合にも、同様に、CPU20は、上述の画素対応データ及び形状補正パラメータデータに基づいて形状補正を行い、形状補正後の画像が投影域4に投影される。
ステップS106において、CPU20は、ステップS102で取得した撮像画像データから、あるいは、ステップS103で取得した形状補正パラメータデータなどの初期測定値から、投影域4に含まれる特徴を取得する。そして、特徴特定部として、取得した特徴のうち再測定のために注目すべき特徴(注目特徴)を特定する。ここで、投影域4に含まれる特徴とは、色柄に関する特徴(色柄特徴)と、うねり、凸凹、段差などの幾何学形状に関する特徴(形状特徴)とを含む。色柄特徴は、例えば、撮像画像データに含まれる投影域4の各画素の輝度情報、あるいは色補正パラメータデータから取得可能である。形状特徴は、例えば、形状補正パラメータデータから取得可能である。
すなわち、CPU20は、特徴取得部として、ステップS102において被投影対象であるカーテン3における投影域4内の特徴を取得する。また、補正制御部として、ステップS103において特徴に応じて補正パラメータを決定し、補正パラメータに基づいて、投影部17へ出力する出力画像に補正を行う。さらに、特徴特定部として、特徴のうち再補正に関して注目すべき注目特徴を特定する。
ここで、注目特徴とは、プロジェクタ10、カーテン3、あるいはデジタルカメラ7が移動してその相対位置が変化した場合に、初期測定に基づいて色補正・形状補正を行っていることに起因して投影画像の見た目への影響が大きく現れる特徴である。
例えば、色補正に関して、投影域4に単一色からなる模様40が存在する場合において、カーテン3の地色が淡い色であり、模様40が濃い色であるとする。この場合には、相対位置がわずかに変化しただけであっても、模様40の色と地色との境目がずれれば、初期測定に基づく色補正の影響が強く現れうる。すなわち、模様40の色を打ち消すための色補正に起因するエッジが見た目にきつく出てしまう。したがって、このような模様40と地色との境目及びその周辺は、注目特徴とすべきである。
逆に、カーテン3の地色も模様40の色も淡い色である場合には、相対位置がわずかにずれただけでは色補正の影響が見た目にさほど出ない。したがって、このような模様40は、注目特徴としなくてよい。
また、例えば、模様40が比視感度が高い色(例えば緑色)であれば、模様40の色と地色との境目がわずかにずれただけでも色補正の影響が見た目に現れやすい。したがって、このような模様40と地色との境目及びその周辺は、注目特徴とすべきである。
また、例えば、投影域4の左半分領域が白色、右半分領域が単一の濃い色であり、両領域間にくっきりと視認できる境目があるとすると、少しのずれであってもこの境目に発生するエッジはきつく、見た目の違和感が大きいものになる。すなわち、初期補正処理における色補正において濃い色を打ち消すような補正をしているため、少しのずれであってもエッジが強く現れてしまう。したがって、このような場合の境目及びその周辺は、注目特徴とすべきである。
逆に、例えば、投影域4の色が境目で2つに分かれていたとしても、一方がオレンジ色、他方が赤色、といったような互いに近しい色であれば、多少ずれても見た目の違和感は小さい。同様に、投影域4が色の境目がはっきりしないグラデーションを含む場合、例えば左側の青色系統から右側の赤色系統へと徐々に色が変化している場合など、境目がはっきりしていないものであれば、多少ずれても見た目の違和感は小さい。したがって、このような場合には、注目特徴は特定されない。
このように、色柄特徴に関する注目特徴は、色相、彩度、明度等を総合的に勘案して、例えば、色味の差を考えて設定される。例えば、明度に関して、画像の明るい部分は誤差が大きくなり、画像の暗い部分は誤差が小さくなる。よって、画像の暗い部分が注目特徴として特定される。
例えば、形状補正に関して、投影画像が部分的にかなり縮小しているところは極端な形状であると予想できるから、デジタルカメラ7で撮影した画像から間接的に形状のきつさを判別する。すなわち、入力画像データに対する撮像画像データの縮小度合いに基づいて形状特徴における注目特徴を特定する。特に、形状特徴が段差であれば、そこがほんの少しずれただけでもエッジが見た目にきつく出てしまうので、その段差部分及びその周辺を注目特徴とすべきである。
このように、形状特徴に関する注目特徴もまた、形状変化の激しさなどを総合的に勘案して設定される。
したがって、ステップS106では、CPU20は、色柄特徴に関しては、例えば、投影域4内の地色と模様の色との色味の差が大きい場合におけるその模様を注目特徴と判別して、その領域の位置座標を取得する。また、形状特徴に関しては、例えば、形状のうねりによる角度変化が大きい箇所を注目特徴として判別して、その領域の位置座標を取得する。
すなわち、本実施形態では、ステップS106において、CPU20は、特徴特定部として、プロジェクタ10、カーテン3、あるいはデジタルカメラ7が移動してその相対位置が変化した場合に、初期測定に基づいて色補正・形状補正を行っていることに起因して投影画像の見た目への影響が大きく現れると予想される箇所を注目特徴として予め特定しておく。ステップS106の後、補正初期処理が終了する。
次に、上述の補正初期処理後にプロジェクタ10が色補正・形状補正された入力画像を投影画像としてカーテン3の投影域4に投影しているあいだに随時行われる再測定判定について説明する。
図4は、再測定判定のフローの一例を示す図である。このフローもまた、CPU20がSSD22の再測定判定プログラムから読み出し、メインメモリ21に展開して記憶させた上で実行する処理内容を示している。
なお、以下の説明では、プロジェクタ10の入出力部11に入力される画像データを「入力画像データ」、プロジェクタ10のCPU20で補正設定プログラムにより補正され、投影部17から被投影対象に投影される画像データを「補正画像データ」、被投影対象に投影された補正画像データに基づいて投影域4に投影された画像を「投影画像」、投影画像をデジタルカメラ7で撮影した画像を「撮像画像」、その画像データを「撮像画像データ」という。
ステップS201において、CPU20が自動的に、入出力部11を介して、初期測定で用いたデジタルカメラ7に撮影指示をする。デジタルカメラ7は、撮影指示により、投影画像を撮影する。撮影指示の頻度は、再測定判定プログラムにおいて適宜設定可能である。本実施形態では、常にCPU20が撮影指示を出しているものとする。
ステップS202において、CPU20は、撮像画像取得部として、デジタルカメラ7から、ステップS201の投影画像を撮像画像として取得する。CPU20は、入出力部11を介して、デジタルカメラ7から送出される撮像画像データを取得する。
ステップS203において、CPU20は、ステップS202で取得した撮像画像データに歪曲補正、周辺光量の補正、色空間変換等を行った後、補正初期処理のステップS106で特定した注目特徴に基づいて、撮像画像データと入力画像データとを比較して、注目特徴の領域の変化量(ずれ量)を算出する。
ここで、補正初期処理に基づいてCPU20が入力画像データを適切に補正し、補正画像データを生成し、投影部17がこれに基づいた投影を行っていれば、撮像画像データと入力画像データとが一致するはずである。そうであれば、注目特徴の領域の変化量は0である。しかしながら、投影条件が変化していると、例えば、プロジェクタ10、デジタルカメラ7、あるいはカーテン3が動いてこれらの相対位置が初期測定時から変化していたり、設定環境に変化があったりすると、注目特徴の領域の変化量が存在する。
ステップS204において、CPU20は、ステップS203で算出した注目特徴の領域の変化量が設定値を超えているか否かを判定する。すなわち、CPU20は、変化判定部として、投影部17が入力画像データを補正した補正画像データを投影画像として投影しているとき、入力画像と投影画像とを比較して、注目特徴の領域が所定量以上変化したかを判定する。
本実施形態では、撮像画像データと入力画像データとを比較して差異が存在する場合に必ず再測定を行うのではなく、注目特徴の領域の変化量に閾値を設けて、変化量がその閾値を超えている場合(ステップS204−Yes)のみ、処理がステップS205に進み、再測定が行われる。すなわち、CPU20は、変化判定部として、注目特徴の領域が所定量以上変化していると判定したときのみ、補正パラメータを再決定する。ここで、変化量の閾値は、各注目特徴の色柄特徴や形状特徴に応じて、再測定判定プログラムにおいて注目特徴ごとに適宜設定される値である。
例えば、注目特徴(色柄特徴)である模様40を含む投影域4がずれて、その模様40の位置が図5Aに破線で示される模様40a及び投影域4aのようになったとする。この場合、投影域4がずれていても模様40aのずれがほとんどないため、注目特徴の領域の変化量が小さい。したがって、このような場合には、CPU20は、注目特徴の領域の変化量が設定値を超えていないと判定して再測定を行わない。
一方、模様40を含む投影域4がずれて、その模様40の位置が図5Bに破線で示される模様40b及び投影域4bのようになったとする。この場合、投影域4のずれと共に模様40bも比較的大きくずれており、注目特徴の領域の変化量が大きい。したがって、このような場合には、CPU20は、注目特徴の領域の変化量が設定値を超えていると判定し、再測定が行われる。
例えば、CPU20が入力画像と投影画像とを比較して色補正・形状補正のための再測定を実行するか否かを判定する場合において、比較する領域が狭いほどCPU20での処理が軽くなる。つまり、CPU20が先に注目特徴の領域を特定してしまえば、画像全体を毎回調べるよりも負担が少ない。例えば注目特徴が色付きの丸い模様40であるとき、模様の色と地色との境目の部分の数点における画素のみを注目特徴とすれば、再測定判定時の処理が軽くて済む。
このように、本実施形態では、上述の初期補正処理のステップS106において、CPU20は、投影域4に含まれる、再測定のために注目すべき特徴を、すなわち、鑑賞者に対して見た目の違和感が現れやすいと予想される部分を予め特定している。そして、ステップS204ではその注目特徴に着目し、その領域にずれが発生した場合にのみ、CPU20が補正のための再測定をやり直す。つまり、本実施形態では、エッジがきつくなる部分、うねりや凸凹がある幾何学形状部分にずれが発生したときのみ補正データを作り直す。
一方、ステップS204において、変化量が設定値を超えていない場合には(No)、処理はステップS201に戻り、ステップS201以降の処理が繰り返される。すなわち、プロジェクタ10あるいはカーテン3上の投影域4の相対位置が初期設定時からずれていないとき、あるいは、ずれていたとしても変化量が閾値よりも小さい場合には、再測定は行われず、プロジェクタ10が現在の色補正・形状補正処理のままで投影を続ける。
図6は、ステップS205でCPU20が実行する再測定のフローの一例を示す図である。
ステップS301において、CPU20は、ステップS204で算出した変化量の大きさを判定する。補正初期処理のステップS103で述べたように、CPU20は、撮影画素に対し、対応する投影画素を求めるには、グレイコードによる2分検索で対応する投影画素を絞っていき、ある程度絞ったら位相シフト法による高精度位置対応検出を行う。再測定において、前回と投影条件の差が少ない場合には、2分検索のはじめのほうの大まかな位置測定は省略可能であり、後半のみ行えば足りる。さらに差が少なければ、2分検索が不要になり、位相シフト法だけで高精度に位置が特定できる。
したがって、ステップS301において、CPU20が注目特徴の領域の変化量が大きいと判定した場合には(ステップS301−大)、ステップS302に進む。そして、CPU20は、通常のグレイコードによる2分検索を実行する。すなわち、ステップS302において2分検索による大まかな位置測定(グレイコードによる2分検索の前半)が行われて、ステップS303において2分検索によるより検索範囲を絞り込んだ位置測定(グレイコードによる2分検索の後半)が行われる。その後、処理はステップS304に進む。
また、CPU20が注目特徴の領域の変化量が中程度であると判定した場合には(ステップS301−中)、処理はステップS303に進む。そして、グレイコードによる2分検索の後半のみを実行する。すなわち、ステップS302が省略されて、ステップS303において2分検索による検索範囲を絞り込んだ位置測定が行われる。その後、処理はステップS304に進む。
また、CPU20が注目特徴の領域の変化量が小さいと判定した場合には(ステップS301−小)、CPU20は2分検索を行うことなく、処理はステップS304に進む。すなわち、ステップS302、S303が省略される。
このように、CPU20は、注目特徴の領域の変化量に応じて、用いる計算アルゴリズムを選択する。これにより、大まかな位置測定を省略することが可能である。
ステップS304において、CPU20は、位相シフト法による高精度位置測定を実行する。これにより、カメラ画素とプロジェクタ画素との新たな位置対応関係が得られる。
ステップS305において、CPU20は、ステップS301で判定した変化量に基づいて、変化量が中程度もしくは大きいと判定した場合にはステップS306へ、変化量が小さいと判定した場合にはステップS307へと進む。
ステップS306において、CPU20は、色補正パラメータを作成するためのフィードバックの初期値を予め定められた所定の値に設定する。その後、ステップS308へ進み、設定されたフィードバックの初期値に基づいて、例えば、全面黒色画像及び全面白色画像に対応する各投影画素の出力値を、カメラ画像が均一で正しい色になるようにフィードバックさせて、色補正パラメータデータを作成する。
ステップS307では、CPU20は、色補正パラメータを作成するためのフィードバックの初期値として、前回の測定値(例えばステップS105で記憶した初期測定値)を設定する。その後、ステップS308へ進み、上記で述べたように色補正パラメータデータを作成する。この時、フィードバックの初期値を前回測定値とすることにより、前回測定結果から差が少ない場合にフィードバック回数が少なくて済む。
ステップS309において、CPU20は、ステップS301からS308で取得した測定値を記憶する。そして、ステップS310で、CPU20は、ステップS301からS308での測定結果に基づいて、色補正・形状補正を実行する。
以上説明したように、本実施形態では、プロジェクタ10が専用のスクリーン以外の、色柄付きや平坦でない形状の被投影対象に画像を投影する場合に、まず、CPU20が、被投影対象の投影域4に存在する色柄や形状の情報を取得する。そして、CPU20が、既知の色補正・形状補正技術を用いて入力画像データを色補正・形状補正し、投影画像が所望の色補正・形状補正が施された画像となるようにして、プロジェクタ10の投影部17が補正画像データに基づく投影を行う。また、CPU20は、取得した投影域の色柄や形状の情報から、プロジェクタ10、デジタルカメラ7、カーテン3の相対位置がわずかでもずれたときなどに画像品質に影響を及ぼしそうな注目特徴を特定しておく。
そして、CPU20が、補正画像データに基づく投影中に投影画像を撮像画像として取得し、入力画像データと撮像画像データとを比較する。CPU20は、注目特徴の領域の変化量が設定値を超えているときにのみ、投影条件の変化により投影画像に影響が現れると判定し、再測定を実行する。
例えば、注目特徴が色柄特徴である場合には、CPU20は、色補正パラメータに基づいて入力画像データと撮像画像データとを比較して、その領域の変化量が設定値を超えているときには色補正パラメータを再決定する。また、注目特徴が形状特徴である場合には、CPU20は、形状補正パラメータに基づいて入力画像データと撮像画像データとを比較して、その領域の変化量が設定値を超えているときには形状補正パラメータを再決定する。注目特徴が色柄特徴と形状特徴との両方を含む場合には、色補正パラメータ及び形状補正パラメータに基づいて入力画像データと撮像画像データとを比較して、その領域の変化量が設定値を超えているときには色補正パラメータ、又は形状補正パラメータ、あるいは両方を再決定する。
また、投影条件が変化して注目特徴の領域の変化量が設定値を超えている場合において、その変化量が小さい場合には、前回測定結果を利用して大まかな位置測定を省略する。また、色測定あるいは形状測定におけるフィードバックの初期値を前回測定結果とすることで、フィードバックの回数を減らす。
本実施形態によれば、投影条件が変化したときにCPU20が注目特徴の領域の変化量に応じて再測定を行うことで、再測定の手間を小さくすることができる。特に、本実施形態のような、投影域の特徴を取得してその特徴に応じて投影画像データを補正するプロジェクタにおける色補正・形状補正のための測定は、通常この装置に搭載されるCPUによれば数秒から数十秒の測定時間をかけて行われる。投影中に生じたずれにより再測定を行う場合に再びこのような測定時間をかけて測定を行うことは、時間の観点から好ましくないし、再測定時に再びグレイコードパターンを投影すると投影画像が途切れてしまうという観点からも好ましくない。したがって、ずれが生じたとしてもそれが見た目の違和感を伴わないものであれば、できる限り再測定をしないほうが望ましい。
本実施形態では、ずれによる見た目への影響が小さい場合には補正データを作り直さずそのまま投影を続け、影響がある程度大きい場合にのみ補正データを作り直す。したがって、上述のような測定時間の問題や投影画像が途切れる問題が生じることなく、投影条件の変化に対応して良好な画像を投影装置で投影可能な画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラムを提供することが可能となる。
なお、画像取得部、特徴取得部、補正制御部、特徴特定部、撮像画像取得部及び変化判定部としての機能がCPU20で実現されるとして説明してきたが、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハードウェア回路で実現されてもよい。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
以下に、本出願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]入力画像を取得する入力部と、被投影対象に投影する投影部に投影画像を出力する画像出力部と、前記被投影対象の特徴を取得する特徴取得部と、前記特徴に応じて補正パラメータを決定し、前記入力画像を前記補正パラメータに基づいて補正し、前記投影画像を生成する補正制御部と、前記特徴に基づいて注目すべき注目特徴の領域を特定する特徴特定部と、前記被投影対象に投影された前記投影画像を撮像した撮像画像を取得する撮像画像取得部と、前記入力画像と前記撮像画像とを比較して、前記注目特徴の領域が所定量以上変化したかを判定し、所定量以上変化していると判定したとき、前記特徴取得部に前記被投影対象の特徴を取得させ、前記補正制御部に前記投影画像を生成させることを再決定する変化判定部と、を備える、画像処理装置。
[2]前記特徴は、色であり、前記特徴特定部は、前記色に基づいて前記注目特徴の領域を特定する、[1]に記載の画像処理装置。
[3]前記補正制御部が決定する前記補正パラメータは、色補正パラメータである、[2]に記載の画像処理装置。
[4]前記特徴は、形状であり、前記特徴特定部は、前記形状に基づいて前記注目特徴の領域を特定する、[1]ないし[3]のいずれか1に記載の画像処理装置。
[5]前記補正制御部が決定する前記補正パラメータは、形状補正パラメータである、[4]に記載の画像処理装置。
[6]前記補正制御部は、補正に必要な値を算出し、算出値に基づいて補正を行い、前記補正制御部は、補正を行う際に、前回補正を行ったときに用いた前記算出値を利用する、[1]乃至[5]のいずれか1に記載の画像処理装置。
[7]前記補正制御部は、前記注目特徴の領域の変化量に応じて、用いる計算アルゴリズムを選択する、[1]乃至[6]のいずれか1に記載の画像処理装置。
[8]入力画像を取得することと、被投影対象に投影する投影画像を出力することと、前記被投影対象の特徴を取得することと、前記特徴に応じて補正パラメータを決定し、前記入力画像を前記補正パラメータに基づいて補正し、前記投影画像を生成することと、前記特徴に基づいて注目すべき注目特徴の領域を特定することと、前記被投影対象に投影された前記投影画像を撮像した撮像画像を取得することと、前記入力画像と前記撮像画像とを比較して、前記注目特徴の領域が所定量以上変化したかを判定し、所定量以上変化していると判定したとき、前記被投影対象の特徴を取得して前記投影画像を生成することを再決定することと、を含む、画像処理方法。
[9]入力画像を取得することと、被投影対象に投影する投影画像を出力することと、前記被投影対象の特徴を取得することと、前記特徴に応じて補正パラメータを決定し、前記入力画像を前記補正パラメータに基づいて補正し、前記投影画像を生成することと、前記特徴に基づいて注目すべき注目特徴の領域を特定することと、前記被投影対象に投影された前記投影画像を撮像した撮像画像を取得することと、前記入力画像と前記撮像画像とを比較して、前記注目特徴の領域が所定量以上変化したかを判定し、所定量以上変化していると判定したとき、前記被投影対象の特徴を取得して前記投影画像を生成することを再決定することと、をコンピュータに実行させる画像処理プログラム。
1…投影システム、2…台、3…カーテン、4…投影域、5…椅子、6…三脚、7…デジタルカメラ、10…プロジェクタ(投影装置)、11…入出力部、12…投影画像処理部、13…マイクロミラー素子、14…光源、15…ミラー、16…投影レンズ、17…投影部、18…音声処理部、19…スピーカ部、20…CPU(画像出力部、特徴取得部、補正制御部、特徴特定部、撮像画像取得部、変化判定部)、21…メインメモリ、22…SSD、23…操作部、24…無線LANインタフェイス、25…無線LANアンテナ、30…バス、100…鑑賞者。

Claims (9)

  1. 入力画像を取得する入力部と、
    被投影対象に投影する投影部に投影画像を出力する画像出力部と、
    前記被投影対象の特徴を取得する特徴取得部と、
    前記特徴に応じて補正パラメータを決定し、前記入力画像を前記補正パラメータに基づいて補正し、前記投影画像を生成する補正制御部と、
    前記特徴に基づいて注目すべき注目特徴の領域を特定する特徴特定部と、
    前記被投影対象に投影された前記投影画像を撮像した撮像画像を取得する撮像画像取得部と、
    前記入力画像と前記撮像画像とを比較して、前記注目特徴の領域が所定量以上変化したかを判定し、所定量以上変化していると判定したとき、前記特徴取得部に前記被投影対象の特徴を取得させ、前記補正制御部に前記投影画像を生成させることを再決定する変化判定部と、
    を備える、画像処理装置。
  2. 前記特徴は、色であり、
    前記特徴特定部は、前記色に基づいて前記注目特徴の領域を特定する、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記補正制御部が決定する前記補正パラメータは、色補正パラメータである、請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記特徴は、形状であり、
    前記特徴特定部は、前記形状に基づいて前記注目特徴の領域を特定する、請求項1ないし3のいずれか1に記載の画像処理装置。
  5. 前記補正制御部が決定する前記補正パラメータは、形状補正パラメータである、請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記補正制御部は、補正に必要な値を算出し、算出値に基づいて補正を行い、
    前記補正制御部は、補正を行う際に、前回補正を行ったときに用いた前記算出値を利用する、請求項1乃至5のいずれか1に記載の画像処理装置。
  7. 前記補正制御部は、前記注目特徴の領域の変化量に応じて、用いる計算アルゴリズムを選択する、請求項1乃至6のいずれか1に記載の画像処理装置。
  8. 入力画像を取得することと、
    被投影対象に投影する投影画像を出力することと、
    前記被投影対象の特徴を取得することと、
    前記特徴に応じて補正パラメータを決定し、前記入力画像を前記補正パラメータに基づいて補正し、前記投影画像を生成することと、
    前記特徴に基づいて注目すべき注目特徴の領域を特定することと、
    前記被投影対象に投影された前記投影画像を撮像した撮像画像を取得することと、
    前記入力画像と前記撮像画像とを比較して、前記注目特徴の領域が所定量以上変化したかを判定し、所定量以上変化していると判定したとき、前記被投影対象の特徴を取得して前記投影画像を生成することを再決定することと、
    を含む、画像処理方法。
  9. 入力画像を取得することと、
    被投影対象に投影する投影画像を出力することと、
    前記被投影対象の特徴を取得することと、
    前記特徴に応じて補正パラメータを決定し、前記入力画像を前記補正パラメータに基づいて補正し、前記投影画像を生成することと、
    前記特徴に基づいて注目すべき注目特徴の領域を特定することと、
    前記被投影対象に投影された前記投影画像を撮像した撮像画像を取得することと、
    前記入力画像と前記撮像画像とを比較して、前記注目特徴の領域が所定量以上変化したかを判定し、所定量以上変化していると判定したとき、前記被投影対象の特徴を取得して前記投影画像を生成することを再決定することと、
    をコンピュータに実行させる画像処理プログラム。
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