JP2016149047A - 画像処理装置、表示装置、及び、画像処理方法 - Google Patents
画像処理装置、表示装置、及び、画像処理方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016149047A JP2016149047A JP2015026174A JP2015026174A JP2016149047A JP 2016149047 A JP2016149047 A JP 2016149047A JP 2015026174 A JP2015026174 A JP 2015026174A JP 2015026174 A JP2015026174 A JP 2015026174A JP 2016149047 A JP2016149047 A JP 2016149047A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image data
- image
- unit
- image processing
- processing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】回路規模を小型化し、高精細な色再現性を実現する。
【解決手段】極座標で表される色空間の入力画像データ(HLSデータ)に対し、階調特性を変換する処理を行う第1処理回路120と、第1処理回路120により処理された画像データの色変換を3次元ルックアップテーブルにより行う第2処理回路130と、第2処理回路130により処理された画像データの階調特性を、第1処理回路120による変換前の階調特性に変換する第3処理回路140とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】極座標で表される色空間の入力画像データ(HLSデータ)に対し、階調特性を変換する処理を行う第1処理回路120と、第1処理回路120により処理された画像データの色変換を3次元ルックアップテーブルにより行う第2処理回路130と、第2処理回路130により処理された画像データの階調特性を、第1処理回路120による変換前の階調特性に変換する第3処理回路140とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像処理装置、表示装置、及び、画像処理方法に関する。
従来より3次元ルックアップテーブル(以下、3D−LUTと表記する)を用いた色補正の技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1は、3D−LUTを用いてRGB形式の画像データを補正する技術を開示している。
ところで、人間の目は、視覚特性上、色の違いに敏感な色域と鈍感な色域とが存在する。3D−LUTを用いて色補正を行う場合に、人間の目の敏感な色域に合わせて色域全体の色補正を行うと、3D−LUTの補正点数が増大し、回路規模が大きくなる。また、人間の目の鈍感な色域に合わせて色域全体の色補正を行うと、色再現性が低下してしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、回路規模を小型化し、高精細な色再現性を実現した画像処理装置、表示装置、及び、画像処理方法を提供することを目的とする。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、回路規模を小型化し、高精細な色再現性を実現した画像処理装置、表示装置、及び、画像処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、極座標で表される色空間の入力画像データに対し、階調特性を変換する処理を行う第1処理部と、前記第1処理部により処理された画像データに対し、3次元ルックアップテーブルを用いる色変換を行う第2処理部と、前記第2処理部により処理された画像データに対し、階調特性を前記第1処理部による処理前の階調特性に変換する第3処理部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、回路規模を小型化し、高精細な色再現性を実現することができる。
本発明によれば、回路規模を小型化し、高精細な色再現性を実現することができる。
また、本発明は、上記画像処理装置において、前記第1処理部は、前記入力画像データに含まれる彩度成分の特定領域における階調分解能を、前記特定領域よりも彩度が高い他の領域における階調分解能よりも高くすることを特徴とする。
本発明によれば、色の違いに敏感な色域である、低彩度領域の色再現性を向上させることができる。
本発明によれば、色の違いに敏感な色域である、低彩度領域の色再現性を向上させることができる。
また、本発明は、上記画像処理装置において、前記3次元ルックアップテーブルは、格子点を含み、前記画像データに対して施す色変換の精度の指定情報が入力された場合に、前記指定情報に対応した格子点データを、前記3次元ルックアップテーブルの格子点に格納させる書き換え部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、指定情報により指定された精度に対応する格子点データを用いて、画像データの色補正を行うことができる。
本発明によれば、指定情報により指定された精度に対応する格子点データを用いて、画像データの色補正を行うことができる。
また、本発明は、上記画像処理装置において、前記3次元ルックアップテーブルは、格子点を含み、前記画像処理装置の周囲の照度を検出する照度検出部により検出された照度に対応した格子点データを、前記3次元ルックアップテーブルの格子点に格納させる書き換え部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、検出された照度に対応した格子点データを用いて、画像データの色補正を行うことができる。
本発明によれば、検出された照度に対応した格子点データを用いて、画像データの色補正を行うことができる。
また、本発明は、上記画像処理装置において、前記3次元ルックアップテーブルの格子点は、格子点間隔が等間隔となるように設定されることを特徴とする。
本発明によれば、3次元ルックアップテーブルを用いた補間演算を容易に行うことができる。
本発明によれば、3次元ルックアップテーブルを用いた補間演算を容易に行うことができる。
また、本発明は、上記画像処理装置において、少なくとも前記第1処理部、前記第1処理部の出力側に接続された前記第2処理部、及び、前記第2処理部の出力側に接続される前記第3処理部を含む半導体デバイスにより構成されたことを特徴とする。
本発明によれば、第1処理部、第2処理部及び第3処理部を半導体デバイスにより構成して、ソフトウェア制御による処理負荷を軽減することができる。
本発明によれば、第1処理部、第2処理部及び第3処理部を半導体デバイスにより構成して、ソフトウェア制御による処理負荷を軽減することができる。
また、本発明は、上記画像処理装置において、画像データを、極座標で表される色空間の画像データに変換して、前記第1処理部に出力する色変換部を備え、前記色変換部は、前記極座標で表される色空間の画像データとして、HLS色空間又はYUV色空間の画像データに変換することを特徴とする。
本発明によれば、色の違いに敏感な色域と、その他の色域との区別が容易になる。
本発明によれば、色の違いに敏感な色域と、その他の色域との区別が容易になる。
本発明の表示装置は、請求項1から7のいずれかに記載の画像処理装置と、前記画像処理装置から出力された画像データに基づいて画像を表示する表示部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、色再現性の高い画像を表示させることができる。また、画像処理装置の回路規模を小型化することができる。
本発明によれば、色再現性の高い画像を表示させることができる。また、画像処理装置の回路規模を小型化することができる。
本発明の画像処理方法は、極座標で表される色空間の入力画像データに対して、階調特性を変換する処理を実行し、前記階調特性を変換された画像データに対して、3次元ルックアップテーブルを用いた色変換を実行し、色変換された画像データに対して、前記階調特性を処理前の階調特性に変換する処理を実行することを特徴とする。
本発明によれば、回路規模を小型化し、高精細な色再現性を実現することができる。
本発明によれば、回路規模を小型化し、高精細な色再現性を実現することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、表示装置としてのプロジェクター1の構成を示すブロック図である。
プロジェクター1は、パーソナルコンピューターや各種映像プレーヤー等の外部の画像供給装置に接続され、接続した画像供給装置から供給される画像データDに基づく画像を対象物体に投射する装置である。画像供給装置としては、ビデオ再生装置、DVD(Digital Versatile Disk)再生装置、ブルーレイディスク(Blu-ray(登録商標) Disc)再生装置、ハードディスク・レコーダー等が挙げられる。また、画像供給装置は、テレビチューナー装置、CATV(Cable television)のセットトップボックス、ビデオゲーム装置等の映像出力装置、パーソナルコンピューターであってもよい。また、対象物体は、建物や物体など、一様に平らではない物体であってもよいし、スクリーンSCや、建物の壁面等の平らな投射面を有するものであってもよい。本実施形態では平面のスクリーンSCに投射する場合を例示する。
図1は、表示装置としてのプロジェクター1の構成を示すブロック図である。
プロジェクター1は、パーソナルコンピューターや各種映像プレーヤー等の外部の画像供給装置に接続され、接続した画像供給装置から供給される画像データDに基づく画像を対象物体に投射する装置である。画像供給装置としては、ビデオ再生装置、DVD(Digital Versatile Disk)再生装置、ブルーレイディスク(Blu-ray(登録商標) Disc)再生装置、ハードディスク・レコーダー等が挙げられる。また、画像供給装置は、テレビチューナー装置、CATV(Cable television)のセットトップボックス、ビデオゲーム装置等の映像出力装置、パーソナルコンピューターであってもよい。また、対象物体は、建物や物体など、一様に平らではない物体であってもよいし、スクリーンSCや、建物の壁面等の平らな投射面を有するものであってもよい。本実施形態では平面のスクリーンSCに投射する場合を例示する。
プロジェクター1は、画像供給装置に接続するインターフェイスとして、I/F(インターフェイス)部10を備える。I/F部10には、例えば、デジタル映像信号が入力されるDVIインターフェイス、USBインターフェイス、LANインターフェイス等を用いることができる。また、I/F部10には、例えば、NTSC、PAL、SECAM等のコンポジット映像信号が入力されるS映像端子、コンポジット映像信号が入力されるRCA端子、コンポーネント映像信号が入力されるD端子等を用いることができる。さらに、I/F部10には、HDMI(登録商標)規格に準拠したHDMIコネクターや、ディスプレイポート(登録商標)に準拠したディスプレイポートコネクター等の汎用インターフェイスを用いることができる。また、I/F部10は、アナログ映像信号をデジタル画像データに変換するA/D変換回路を有し、VGA端子等のアナログ映像端子により画像供給装置に接続される構成としてもよい。また、I/F部10は、有線通信によって画像データの送受信を行ってもよく、無線通信によって画像データの送受信を行ってもよい。
以下の説明では、画像供給装置からRGB形式の画像データDが供給される場合を例に挙げて説明する。プロジェクター1は、画像供給装置から供給される画像データをI/F部10で受信して、画像処理部20に送る。
以下の説明では、画像供給装置からRGB形式の画像データDが供給される場合を例に挙げて説明する。プロジェクター1は、画像供給装置から供給される画像データをI/F部10で受信して、画像処理部20に送る。
プロジェクター1は、大きく分けて光学的な画像の形成を行う表示部50と、この表示部50により表示する画像を電気的に処理する画像処理系とを備える。まず、表示部50について説明する。表示部50は、光源部51、光変調装置52及び投射光学系53を備える。
光源部51は、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ又はLED(Light Emitting Diode)等の光源を備えている。また、光源部51は、光源が発した光を光変調装置52に導くリフレクター及び補助リフレクターを備えていてもよい。また、光源部51は、投射光の光学特性を高めるためのレンズ群、偏光板、又は光源が発した光の光量を光変調装置52に至る経路上で低減させる調光素子等(いずれも不図示)を備えたものであってもよい。
光変調装置52は、光源部51から射出された光を画像信号に基づいて変調する変調部に相当する。本実施形態の光変調装置52は、液晶パネルを用いた構成とする。光変調装置52は、複数の画素をマトリクス状に配置した透過型の液晶パネルを備え、光源が発した光を変調する。光変調装置52は、光変調装置駆動部30によって駆動され、マトリクス状に配置された各画素における光の透過率を変化させることにより画像を形成する。
投射光学系53は、投射する画像の拡大・縮小及び焦点の調整を行うズームレンズ、フォーカスの調整を行うフォーカス調整機構等を備える。投射光学系53は、光変調装置52で変調された画像光をスクリーンSC等の対象物体に投射して結像させる。
表示部50には、光源駆動部55、光変調装置駆動部30及び投射光学系駆動部40が接続されている。
光源駆動部55は、制御部100の制御に従って光源部51が備える光源を駆動する。光変調装置駆動部30は、制御部100の制御に従って、後述する画像処理部20から入力される画像信号に基づいて光変調装置52を駆動し、液晶パネルに画像を描画する。投射光学系駆動部40は、制御部100の制御に従って、投射光学系53が備える各モーターを駆動する。
光源駆動部55は、制御部100の制御に従って光源部51が備える光源を駆動する。光変調装置駆動部30は、制御部100の制御に従って、後述する画像処理部20から入力される画像信号に基づいて光変調装置52を駆動し、液晶パネルに画像を描画する。投射光学系駆動部40は、制御部100の制御に従って、投射光学系53が備える各モーターを駆動する。
プロジェクター1の画像処理系は、プロジェクター1を制御する制御部100を中心に構成される。プロジェクター1は、制御部100が処理するデータや制御部100が実行する制御プログラムを記憶した記憶部90を備える。また、プロジェクター1は、照度センサー70及び操作部80を備える。
照度センサー70は、例えば、プロジェクター1の本体に取り付けられており、プロジェクター1の周囲の照度を検出する。照度センサー70は、検出した照度に応じた照度信号を制御部100に送信する。
操作部80は、プロジェクター1の各種設定を行うメニューキー、画像供給装置から供給される画像データDを切り替えるソース切替キー等、各種指示を行うための複数のキーを備える。
操作部80は、プロジェクター1の各種設定を行うメニューキー、画像供給装置から供給される画像データDを切り替えるソース切替キー等、各種指示を行うための複数のキーを備える。
制御部100は、CPU101、ROM102、RAM103等のハードウェアを備え、CPU101がROM102に記憶した基本制御プログラム、及び記憶部90に記憶された制御プログラムを実行することにより、プロジェクター1を制御する。また、制御部100は、記憶部90が記憶する制御プログラムを実行することにより、光源駆動部55、光変調装置駆動部30及び画像処理部20を制御して、画像データDに基づく画像をスクリーンSCに投射させる。また、制御部100は、画像処理部20を制御して、画像処理部20に、解像度変換処理、デジタルズーム処理、ガンマ補正処理、色むら補正処理、輝度補正処理、形状補正処理等の処理を実行させる。
また、制御部100は、後述する画像処理部20の第2処理回路130が備える3D−LUT131の格子点データを書き換える書き換え部として機能する。格子点データの詳細については後述する。
制御部100は、入力部としての操作部80により受け付けた情報、又は入力部としてのI/F部10により受信した情報を取得し、取得した情報に基づいて記憶部90から格子点データを読み出す。制御部100は、読み出した格子点データにより第2処理回路130の備える3D−LUT131の格子点データを書き換える。
また、制御部100は、照度センサー70から入力される照度信号に基づいて、記憶部90から格子点データを読み出し、第2処理回路130の備える3D−LUT131の格子点データを書き換える。
また、制御部100は、後述する画像処理部20の第2処理回路130が備える3D−LUT131の格子点データを書き換える書き換え部として機能する。格子点データの詳細については後述する。
制御部100は、入力部としての操作部80により受け付けた情報、又は入力部としてのI/F部10により受信した情報を取得し、取得した情報に基づいて記憶部90から格子点データを読み出す。制御部100は、読み出した格子点データにより第2処理回路130の備える3D−LUT131の格子点データを書き換える。
また、制御部100は、照度センサー70から入力される照度信号に基づいて、記憶部90から格子点データを読み出し、第2処理回路130の備える3D−LUT131の格子点データを書き換える。
記憶部90は、フラッシュメモリー、EEPROM等の不揮発性の記憶装置である。記憶部90は、後述する第2処理回路130の備える3D−LUT131に格納させる格子点データを記憶する。プロジェクター1は、複数の出力モードを備える。出力モードは、スクリーンSCに投射する画像に対する画像処理の精度の設定であり、例えば、輝度や彩度を強調するダイナミックモードや、映画の視聴に適した色調に補正するシネマモード等が含まれる。記憶部90は、プロジェクター1の備える各出力モードに対応した格子点データをそれぞれ記憶する。
また、記憶部90は、照度センサー70により測定される、プロジェクター1の周囲の照度に対応した格子点データを記憶する。例えば、照度を、照度に応じて3つの範囲に分け、分けた各範囲に対応する格子点データが記憶部90に記憶されている。
また、記憶部90は、照度センサー70により測定される、プロジェクター1の周囲の照度に対応した格子点データを記憶する。例えば、照度を、照度に応じて3つの範囲に分け、分けた各範囲に対応する格子点データが記憶部90に記憶されている。
画像処理部20は、制御部100の制御に従って画像データDを入力し、入力された画像データDのサイズや解像度、静止画像か動画像であるか、動画像である場合はフレームレート、3次元の画像データであるか等の属性を判定する。
画像処理部20は、フレームメモリー25にフレーム毎に画像データDを展開し、展開した画像データDに対して画像処理を実行する。例えば、画像処理部20は、画像処理として、フレームメモリー25に展開した画像データDの形式がRGBである場合に、画像データのフォーマット変換を行う。また、画像処理部20は、画像処理として、例えば、解像度変換処理、デジタルズーム処理、ガンマ補正処理、色むら補正処理、輝度補正処理、形状補正処理等の処理を実行する。また、画像処理部20は、上記の複数の処理を組み合わせて実行することも勿論可能である。
画像処理部20は、処理後の画像データをフレームメモリー25から読み出して、読み出した画像データに対応するR、G、Bの画像信号を生成し、光変調装置駆動部30に出力する。
画像処理部20は、フレームメモリー25にフレーム毎に画像データDを展開し、展開した画像データDに対して画像処理を実行する。例えば、画像処理部20は、画像処理として、フレームメモリー25に展開した画像データDの形式がRGBである場合に、画像データのフォーマット変換を行う。また、画像処理部20は、画像処理として、例えば、解像度変換処理、デジタルズーム処理、ガンマ補正処理、色むら補正処理、輝度補正処理、形状補正処理等の処理を実行する。また、画像処理部20は、上記の複数の処理を組み合わせて実行することも勿論可能である。
画像処理部20は、処理後の画像データをフレームメモリー25から読み出して、読み出した画像データに対応するR、G、Bの画像信号を生成し、光変調装置駆動部30に出力する。
図2は、プロジェクター1に搭載された画像処理装置200の構成を示すブロック図である。画像処理装置200は、制御部100の制御に基づいて、画像処理部20がフレームメモリー25に展開した画像データを処理することで、画像の色補正を行う。画像処理装置200は、制御部100、記憶部90、画像処理部20及びフレームメモリー25を備える。
画像処理部20は、第1色変換回路110、第1処理回路120、第2処理回路130、第3処理回路140及び第2色変換回路150を備える。
第1処理回路120は、第1ルックアップテーブル(以下、ルックアップテーブルをLUTと表記する)回路121、第2LUT回路122及び第3LUT回路123を備える。第2処理回路130は、3D−LUT131を備える。第3処理回路140は、第4LUT回路141、第5LUT回路142及び第6LUT回路143を備える。第1色変換回路110、第1処理回路120、第2処理回路130、第3処理回路140及び第2色変換回路150は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)や、FPGA(field programmable gate array)等の半導体デバイス(ハードウェア回路)により構成される。また、画像処理部20を1つの半導体デバイスで構成してもよい。また、フレームメモリー25を半導体デバイス内に実装してもよい。
第1処理回路120は、第1ルックアップテーブル(以下、ルックアップテーブルをLUTと表記する)回路121、第2LUT回路122及び第3LUT回路123を備える。第2処理回路130は、3D−LUT131を備える。第3処理回路140は、第4LUT回路141、第5LUT回路142及び第6LUT回路143を備える。第1色変換回路110、第1処理回路120、第2処理回路130、第3処理回路140及び第2色変換回路150は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)や、FPGA(field programmable gate array)等の半導体デバイス(ハードウェア回路)により構成される。また、画像処理部20を1つの半導体デバイスで構成してもよい。また、フレームメモリー25を半導体デバイス内に実装してもよい。
図3は、画像処理装置200の処理順序を示すフローチャートである。
図3に示すフローチャートを参照しながら画像処理装置200の処理について説明する。なお、以下の説明では、画像供給装置から供給される画像データDを対象とする処理について説明するが、処理の対象となる画像データは、記憶部90に事前に記憶された画像データDや、記録媒体等から読み込んだ画像データであってもよい。
制御部100は、画像供給装置から画像データDの供給が開始され、I/F部10により供給される画像データDを受信すると、画像処理部20に画像処理の開始を指示する。画像処理部20は、I/F部10を介して入力される画像データDをフレームメモリー25に展開する。
図3に示すフローチャートを参照しながら画像処理装置200の処理について説明する。なお、以下の説明では、画像供給装置から供給される画像データDを対象とする処理について説明するが、処理の対象となる画像データは、記憶部90に事前に記憶された画像データDや、記録媒体等から読み込んだ画像データであってもよい。
制御部100は、画像供給装置から画像データDの供給が開始され、I/F部10により供給される画像データDを受信すると、画像処理部20に画像処理の開始を指示する。画像処理部20は、I/F部10を介して入力される画像データDをフレームメモリー25に展開する。
画像処理部20は、第1色変換回路110により画像データDに対する処理を行う。
第1色変換回路110は、フレームメモリー25から画像データDを読み出して、読み出した画像データDの色空間を変換する。第1色変換回路110は、第1色空間であるRGB形式の画像データを、第2色空間であるHLS形式の画像データ(以下、HLSデータと表記する)。HLSデータは、色相(H)成分を示すHデータと、明度(L)成分を示すLデータと、彩度(S)成分を示すSデータとの3つの要素を備え、3次元の極座標で表される色空間の画像データである。第1色変換回路110は、変換したHLSデータのHデータを第1LUT回路121に出力し、Lデータを第2LUT回路122に出力し、Sデータを第3LUT回路123に出力する。
第1色変換回路110は、フレームメモリー25から画像データDを読み出して、読み出した画像データDの色空間を変換する。第1色変換回路110は、第1色空間であるRGB形式の画像データを、第2色空間であるHLS形式の画像データ(以下、HLSデータと表記する)。HLSデータは、色相(H)成分を示すHデータと、明度(L)成分を示すLデータと、彩度(S)成分を示すSデータとの3つの要素を備え、3次元の極座標で表される色空間の画像データである。第1色変換回路110は、変換したHLSデータのHデータを第1LUT回路121に出力し、Lデータを第2LUT回路122に出力し、Sデータを第3LUT回路123に出力する。
次に、画像処理部20は、第1処理回路120により、第1色変換回路110から入力されるHLSデータ(入力画像データ)の階調特性を変換する(ステップS2)。
第1LUT回路121は、1次元のLUT(以下、1D−LUTと表記する)を備え、第1色変換回路110から入力されるHデータの階調を変換する。第2LUT回路122は、1D−LUTを備え、第1色変換回路110から入力されるLデータの階調を変換する。1D−LUTには、例えばSRAMなどのメモリー素子が用いられる。第1LUT回路121及び第2LUT回路122の備える1D−LUTは、入力されるHデータ(Lデータ)の階調値をSRAMのアドレスに対応付け、各アドレスに対して出力するHデータ(Lデータ)の階調値をデータとして記憶する。第1LUT回路121及び第2LUT回路122は、例えば、8ビット入力8ビット出力である。
図4(A)は、第1LUT回路121及び第2LUT回路122の備える1D−LUTの階調特性を示す図である。第1LUT回路121及び第2LUT回路122の備える1D−LUTは、基本的には入力値をそのままの値で出力するリニアな階調特性で設定される。階調特性とは、例えば、図4に示すような、横軸を入力階調数、縦軸を出力階調数とした座標上で表される関数の特性である。
第1LUT回路121は、1次元のLUT(以下、1D−LUTと表記する)を備え、第1色変換回路110から入力されるHデータの階調を変換する。第2LUT回路122は、1D−LUTを備え、第1色変換回路110から入力されるLデータの階調を変換する。1D−LUTには、例えばSRAMなどのメモリー素子が用いられる。第1LUT回路121及び第2LUT回路122の備える1D−LUTは、入力されるHデータ(Lデータ)の階調値をSRAMのアドレスに対応付け、各アドレスに対して出力するHデータ(Lデータ)の階調値をデータとして記憶する。第1LUT回路121及び第2LUT回路122は、例えば、8ビット入力8ビット出力である。
図4(A)は、第1LUT回路121及び第2LUT回路122の備える1D−LUTの階調特性を示す図である。第1LUT回路121及び第2LUT回路122の備える1D−LUTは、基本的には入力値をそのままの値で出力するリニアな階調特性で設定される。階調特性とは、例えば、図4に示すような、横軸を入力階調数、縦軸を出力階調数とした座標上で表される関数の特性である。
第3LUT回路123は、1D−LUTを備え、第1色変換回路110から入力されるSデータの階調を変換する。1D−LUTには、例えばSRAMなどのメモリー素子が用いられる。第3LUT回路123の備える1D−LUTは、入力されるSデータの階調値をSRAMのアドレスに対応付け、各アドレスに対して出力するSデータの階調値をデータとして記憶する。
図4(B)は、第3LUT回路123の備える1D−LUTの階調特性を示す図である。
第3LUT回路123の備える1D−LUTは、Sデータの特定領域における階調分解能が、他の領域における階調分解能よりも高くなるように設定される。特定領域は、本実施形態では彩度の低い低彩度領域をいい、他の領域は特定領域よりも彩度の高い領域をいう。第3LUT回路123は、低彩度領域の階調分解能が、高彩度領域の階調分解能よりも高くなるようにS信号の階調を変換する。階調分解能とは、階調値を表すデータの細かさのことをいう。例えば、特定領域である低彩度領域では、階調分解能が10ビットで表示され、他の領域では階調分解能が8ビットで表現される。
図4(B)は、第3LUT回路123の備える1D−LUTの階調特性を示す図である。
第3LUT回路123の備える1D−LUTは、Sデータの特定領域における階調分解能が、他の領域における階調分解能よりも高くなるように設定される。特定領域は、本実施形態では彩度の低い低彩度領域をいい、他の領域は特定領域よりも彩度の高い領域をいう。第3LUT回路123は、低彩度領域の階調分解能が、高彩度領域の階調分解能よりも高くなるようにS信号の階調を変換する。階調分解能とは、階調値を表すデータの細かさのことをいう。例えば、特定領域である低彩度領域では、階調分解能が10ビットで表示され、他の領域では階調分解能が8ビットで表現される。
人間の目は、視覚特性上、色の違いに敏感な色域と鈍感な色域とが存在する。後述する第2処理回路130の備える3D−LUT131を用いて色補正を行う場合に、敏感な色域に合わせて色域全体の色補正を行うと、3D−LUT131を構成する格子点の数が増大し、回路規模が大きくなる。逆に、鈍感な色域に合わせて色域全体の色補正を行うと、3D−LUT131を構成する格子点の数を減らすことができるが、色再現の精度が低下してしまう。そこで、本実施形態は、人間の目の視角特性上、色の違いに敏感な色域であるグレー軸(無彩色軸)の周りの精度を高めるため、まず、第1色変換回路110により、RGB形式の画像データを、HLSデータに変換する。そして、第1処理回路120により、HLS色空間において、グレー軸からの距離が近い低彩度領域における階調分解能を、他の領域における階調分解能よりも高くなるように変換する。
次に、画像処理部20は、第2処理回路130により、第1処理回路120から入力されるHLSデータの色変換を行う(ステップS3)。
第2処理回路130は、3D−LUT131を備え、3D−LUT131に格納された格子点データを用いた線形補間演算により、入力されたHLSデータの色変換を行う(ステップS3)。3D−LUT131は、第1処理回路120から入力されるHデータ、Lデータ及びSデータの階調値(入力階調値)を座標(H,L,S)として、この座標に対応する格子点に、対応する階調値(出力階調値)を格納したテーブルである。格子点とは、格納する入力階調値と出力階調値とを対応付ける、3D−LUT131における座標であり、格子点データは、Hデータ、Lデータ及びSデータの入力階調値と、出力階調値とを含む。3D−LUTの備える格子点の間隔は、等間隔となるように設定される。格子点間隔が等間隔であると、格子点データを用いた線形補間演算が容易になる。
第2処理回路130は、3D−LUT131を備え、3D−LUT131に格納された格子点データを用いた線形補間演算により、入力されたHLSデータの色変換を行う(ステップS3)。3D−LUT131は、第1処理回路120から入力されるHデータ、Lデータ及びSデータの階調値(入力階調値)を座標(H,L,S)として、この座標に対応する格子点に、対応する階調値(出力階調値)を格納したテーブルである。格子点とは、格納する入力階調値と出力階調値とを対応付ける、3D−LUT131における座標であり、格子点データは、Hデータ、Lデータ及びSデータの入力階調値と、出力階調値とを含む。3D−LUTの備える格子点の間隔は、等間隔となるように設定される。格子点間隔が等間隔であると、格子点データを用いた線形補間演算が容易になる。
また、3D−LUT131の格子点に格納される格子点データは、制御部100により書き換え可能である。
制御部100は、プロジェクター1の出力モードを指定する指定情報が入力されると、入力された指定情報により指定される出力モードに対応する、各格子点の格子点データを記憶部90から読み出し、第2処理回路130の3D−LUT131に格納させる。指定情報により指定される出力モードには、例えば、輝度や彩度を強調するダイナミックモードや、映画の視聴に適した色調に補正するシネマモード等が含まれる。
また、制御部100に入力される指定情報は、ユーザーが操作部80を操作して入力した指定情報を操作部80から入力してもよいし、画像供給装置から画像データと共に送信される指定情報をI/F部10で受信して、I/F部10から入力してもよい。
制御部100は、プロジェクター1の出力モードを指定する指定情報が入力されると、入力された指定情報により指定される出力モードに対応する、各格子点の格子点データを記憶部90から読み出し、第2処理回路130の3D−LUT131に格納させる。指定情報により指定される出力モードには、例えば、輝度や彩度を強調するダイナミックモードや、映画の視聴に適した色調に補正するシネマモード等が含まれる。
また、制御部100に入力される指定情報は、ユーザーが操作部80を操作して入力した指定情報を操作部80から入力してもよいし、画像供給装置から画像データと共に送信される指定情報をI/F部10で受信して、I/F部10から入力してもよい。
また、制御部100は、照度センサー70から入力される照度信号に基づいて、第2処理回路130の備える3D−LUT131の格子点データを書き換えてもよい。制御部100は、照度センサー70から入力される照度信号に基づいて、記憶部90から格子点データを読み出し、第2処理回路130の備える3D−LUT131の格子点データを書き換える。記憶部90が記憶する格子点データは、照度センサー70により測定される照度を、照度に応じて3つの範囲に分け、分けた各範囲に対応したデータである。
第2処理回路130は、色変換したHデータを第3処理回路140の第4LUT回路141に出力する。また、第2処理回路130は、Lデータを第3処理回路140の第5LUT回路142に出力する。また、第2処理回路130は、Sデータを第3処理回路140の第6LUT回路143に出力する。
次に、画像処理部20は、第3処理回路140により、第2処理回路130から入力されるHLSデータの階調特性を、第1処理回路120による変換前の階調特性に変換する(ステップS4)。
第4LUT回路141は、1D−LUTを備え、第2処理回路130から入力されるHデータの階調を変換する。第5LUT回路142は、1D−LUTを備え、第2処理回路130から入力されるLデータの階調を変換する。1D−LUTには、例えばSRAMなどのメモリー素子が用いられる。第4LUT回路141及び第5LUT回路142の備える1D−LUTは、入力されるHデータ(Lデータ)の階調値をSRAMのアドレスに対応付け、各アドレスに対して出力するHデータ(Lデータ)の階調値をデータとして記憶する。第4LUT回路141及び第5LUT回路142は、例えば、8ビット入力8ビット出力である。第4LUT回路141及び第5LUT回路142の備える1D−LUTの階調特性は、図4(A)に示す、入力値をそのままの値で出力するリニアな特性に設定される。
第4LUT回路141は、1D−LUTを備え、第2処理回路130から入力されるHデータの階調を変換する。第5LUT回路142は、1D−LUTを備え、第2処理回路130から入力されるLデータの階調を変換する。1D−LUTには、例えばSRAMなどのメモリー素子が用いられる。第4LUT回路141及び第5LUT回路142の備える1D−LUTは、入力されるHデータ(Lデータ)の階調値をSRAMのアドレスに対応付け、各アドレスに対して出力するHデータ(Lデータ)の階調値をデータとして記憶する。第4LUT回路141及び第5LUT回路142は、例えば、8ビット入力8ビット出力である。第4LUT回路141及び第5LUT回路142の備える1D−LUTの階調特性は、図4(A)に示す、入力値をそのままの値で出力するリニアな特性に設定される。
第6LUT回路143は、1D−LUTを備え、第2処理回路130から入力されるSデータの階調を変換する。1D−LUTには、例えばSRAMなどのメモリー素子が用いられる。第6LUT回路143の備える1D−LUTは、入力されるSデータの階調値をSRAMのアドレスに対応付け、各アドレスに対して出力するSデータの階調値をデータとして記憶する。第6LUT回路143の備える1D−LUTの階調特性は、第3LUT回路123により変換された階調特性を、第3LUT回路123による変換前の特性に戻すように設定される。すなわち、第6LUT回路143は、第3LUT回路123により階調分解能を高く変換された低彩度領域の階調分解能を低く変換し、低再度領域以外の他の領域の階調分解能と同じ階調分解能に変換する。
次に、画像処理部20は、第3処理回路140から入力される画像データの色空間を第2色変換回路150により変換する。第2色変換回路150は、第3処理回路140から入力されるHLSデータをRGB形式の画像データに変換する(ステップS5)。また、第2色変換回路150は、HLSデータをYUVデータに変換してから、変換したYUVデータをRGB形式の画像データに変換してもよい。第2色変換回路150は、変換したRGB形式の画像データをフレームメモリー25に書き込む。
画像処理部20は、処理後の画像データをフレームメモリー25から読み出して、読み出した画像データに対応するR、G、Bの画像信号を生成し、光変調装置駆動部30に出力する。光変調装置駆動部30は、制御部100の制御に従って、画像処理部20から入力される画像信号に基づいて光変調装置52を駆動し、液晶パネルに画像を描画する。液晶パネルにより描画された画像は、投射光学系53によりスクリーンSCに投射される。
画像処理部20は、処理後の画像データをフレームメモリー25から読み出して、読み出した画像データに対応するR、G、Bの画像信号を生成し、光変調装置駆動部30に出力する。光変調装置駆動部30は、制御部100の制御に従って、画像処理部20から入力される画像信号に基づいて光変調装置52を駆動し、液晶パネルに画像を描画する。液晶パネルにより描画された画像は、投射光学系53によりスクリーンSCに投射される。
以上説明したように、本発明を適用した実施形態の画像処理部20は、第1処理回路120と、第2処理回路130と、第3処理回路140とを備える。
第1処理回路120は、極座標で表される色空間のHLSデータに対し、階調特性を変換する処理を行う。第2処理回路130は、第1処理回路120により処理されたHLSデータに対し、3D−LUT131を用いる色変換を行う。第3処理回路140は、第2処理回路130により処理されたHLSデータに対し、階調特性を第1処理回路120による処理前の階調特性に変換する。従って、回路規模を小型化し、高精細な色再現性を実現することができる。
第1処理回路120は、極座標で表される色空間のHLSデータに対し、階調特性を変換する処理を行う。第2処理回路130は、第1処理回路120により処理されたHLSデータに対し、3D−LUT131を用いる色変換を行う。第3処理回路140は、第2処理回路130により処理されたHLSデータに対し、階調特性を第1処理回路120による処理前の階調特性に変換する。従って、回路規模を小型化し、高精細な色再現性を実現することができる。
また、第1処理回路120は、HLSデータに含まれる彩度成分の特定領域における階調分解能を、特定領域よりも彩度が高い他の領域における階調分解能よりも高くする。従って、特定領域における彩度成分の色再現性を向上させることができる。
また、第2処理回路130の備える3D−LUT131は、格子点を含む。制御部100は、HLSデータに対して施す色変換の精度の指定情報が入力された場合に、指定情報に対応した格子点データを、3D−LUT131の格子点に格納させる。従って、指定情報により指定された精度に対応する格子点データを用いて、画像データの色変換を行うことができる。
また、第2処理回路130の備える3D−LUT131は、格子点を含む。制御部100は、画像処理装置200の周囲の照度を検出する照度センサー70により検出された照度に対応した格子点データを、3D−LUT131の格子点に格納させる。従って、照度センサー70により検出された照度に対応した格子点データを用いて、画像データの色補正を行うことができる。
また、第2処理回路130の備える3D−LUT131の格子点位置は、格子点間隔が等間隔となるように設定される。従って、3D−LUT131を用いた補間演算を容易に行うことができる。
また、少なくとも第1処理回路120、第1処理回路120の出力側に接続された第2処理回路130、及び第2処理回路130の出力側に接続される第3処理回路140は、半導体デバイスにより構成される。
また、画像処理部20は、画像データDを、極座標で表される空間の画像データに変換して、第1処理回路120に出力する第1色変換回路110を備える。第1色変換回路110は、画像データDを、HLS色空間の画像データ又はYUV色空間の画像データに変換する。従って、色の違いに敏感な色域と、その他の色域との区別が容易になる。
なお、上述した各実施形態は本発明を適用した具体的態様の例に過ぎず、本発明を限定するものではなく、上記実施形態とは異なる態様として本発明を適用することも可能である。例えば、上記実施形態では、極座標で表される第2色空間としてHLS色空間を例に挙げたが、YUV色空間であってもよい。すなわち、第1色変換回路110は、RGB形式の画像データをYUV色空間の画像データに変換してもよい。また、上記実施形態では、第1色空間としてRGB色空間を例に説明したが、第1色空間は、RGB色空間に限定されない。第1色空間の画像データは、HLS色空間又はYUV色空間に変換可能な色空間の画像データであればよい。
上記実施形態では、光源が発した光を変調する光変調装置52として、RGBの各色に対応した3枚の透過型の液晶パネルを用いた構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、3枚の反射型液晶パネルを用いた構成としてもよいし、1枚の液晶パネルとカラーホイールを組み合わせた方式を用いてもよい。或いは、3枚のデジタルミラーデバイス(DMD)を用いた方式、1枚のデジタルミラーデバイスとカラーホイールを組み合わせたDMD方式等により構成してもよい。光変調装置として1枚のみの液晶パネル又はDMDを用いる場合には、クロスダイクロイックプリズム等の合成光学系に相当する部材は不要である。また、液晶パネル及びDMD以外にも、光源が発した光を変調可能な光変調装置であれば問題なく採用できる。
また、上記実施形態では、画像処理装置を搭載した装置として、スクリーンSCの前方から投射するフロントプロジェクション型のプロジェクター1を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、スクリーンSCの背面側から投射するリアプロジェクション(背面投射)型のプロジェクターを表示装置として採用できる。また、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、プラズマディスプレイ、CRT(陰極線管)ディスプレイ、SED(Surface-conduction Electron-emitter Display)等を表示装置として用いることができる。
また、図1及び図2に示した各機能部は機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。つまり、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、1つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアで実現してもよく、あるいは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、プロジェクター1の他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
また、図1及び図2に示した各機能部は機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。つまり、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、1つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアで実現してもよく、あるいは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、プロジェクター1の他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
1…プロジェクター(表示装置)、10…I/F部、20…画像処理部、25…フレームメモリー、30…光変調装置駆動部、40…投射光学系駆動部、50…表示部、51…光源部、52…光変調装置、53…投射光学系、55…光源駆動部、70…照度センサー、80…操作部、90…記憶部、100…制御部(書き換え部)、111…第1色変換回路(色変換部)、120…第1処理回路(第1処理部)、121…第1LUT回路、122…第2LUT回路、123…第3LUT回路、130…第2処理回路(第2処理部)、131…3D−LUT、140…第3処理回路(第3処理部)、141…第4LUT回路、142…第5LUT回路、143…第6LUT回路、150…第2色変換回路、200…画像処理装置、SC…スクリーン。
Claims (9)
- 極座標で表される色空間の入力画像データに対し、階調特性を変換する処理を行う第1処理部と、
前記第1処理部により処理された画像データに対し、3次元ルックアップテーブルを用いる色変換を行う第2処理部と、
前記第2処理部により処理された画像データに対し、階調特性を前記第1処理部による処理前の階調特性に変換する第3処理部と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記第1処理部は、前記入力画像データに含まれる彩度成分の特定領域における階調分解能を、前記特定領域よりも彩度が高い他の領域における階調分解能よりも高くすることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記3次元ルックアップテーブルは、格子点を含み、
前記画像データに対して施す色変換の精度の指定情報が入力された場合に、前記指定情報に対応した格子点データを、前記3次元ルックアップテーブルの格子点に格納させる書き換え部を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。 - 前記3次元ルックアップテーブルは、格子点を含み、
前記画像処理装置の周囲の照度を検出する照度検出部により検出された照度に対応した格子点データを、前記3次元ルックアップテーブルの格子点に格納させる書き換え部を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像処理装置。 - 前記3次元ルックアップテーブルの格子点は、格子点間隔が等間隔となるように設定されることを特徴とする請求項3又は4記載の画像処理装置。
- 少なくとも前記第1処理部、前記第1処理部の出力側に接続された前記第2処理部、及び、前記第2処理部の出力側に接続される前記第3処理部を含む半導体デバイスにより構成されたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の画像処理装置。
- 画像データを、極座標で表される色空間の画像データに変換して、前記第1処理部に出力する色変換部を備え、
前記色変換部は、前記画像データを、HLS色空間の画像データ又はYUV色空間の画像データに変換することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の画像処理装置。 - 請求項1から7のいずれかに記載の画像処理装置と、
前記画像処理装置から出力された画像データに基づいて画像を表示する表示部と、
を備えることを特徴とする表示装置。 - 極座標で表される色空間の入力画像データに対して、階調特性を変換する処理を実行し、
前記階調特性を変換された画像データに対して、3次元ルックアップテーブルを用いた色変換を実行し、
色変換された画像データに対して、前記階調特性を処理前の階調特性に変換する処理を実行する、
ことを特徴とする画像処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015026174A JP2016149047A (ja) | 2015-02-13 | 2015-02-13 | 画像処理装置、表示装置、及び、画像処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015026174A JP2016149047A (ja) | 2015-02-13 | 2015-02-13 | 画像処理装置、表示装置、及び、画像処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016149047A true JP2016149047A (ja) | 2016-08-18 |
Family
ID=56688407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015026174A Pending JP2016149047A (ja) | 2015-02-13 | 2015-02-13 | 画像処理装置、表示装置、及び、画像処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016149047A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107422590A (zh) * | 2017-09-12 | 2017-12-01 | 中广热点云科技有限公司 | 自动调节屏幕大小的家用投影系统 |
WO2023015985A1 (zh) * | 2021-08-10 | 2023-02-16 | 荣耀终端有限公司 | 图像处理方法与电子设备 |
-
2015
- 2015-02-13 JP JP2015026174A patent/JP2016149047A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107422590A (zh) * | 2017-09-12 | 2017-12-01 | 中广热点云科技有限公司 | 自动调节屏幕大小的家用投影系统 |
WO2023015985A1 (zh) * | 2021-08-10 | 2023-02-16 | 荣耀终端有限公司 | 图像处理方法与电子设备 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9936180B2 (en) | Projector and method for controlling the same | |
US10681319B2 (en) | Image projection system, projector, and method for controlling image projection system | |
JP4605987B2 (ja) | プロジェクタ、画像処理方法および情報記憶媒体 | |
JP4668986B2 (ja) | カラー画像データの処理方法 | |
JP4110408B2 (ja) | 画像表示システム、プロジェクタ、画像処理方法および情報記憶媒体 | |
US10002587B2 (en) | Display apparatus and method for controlling display apparatus | |
JP6019859B2 (ja) | プロジェクター、及び、プロジェクターにおける発光制御方法 | |
JP7338404B2 (ja) | 表示システムの制御方法および制御装置 | |
JP6304971B2 (ja) | 投影装置及びその制御方法 | |
US10134361B2 (en) | Image processing device, projector, and image processing method | |
JP2017129728A (ja) | 画質補正方法、及び、画像投射システム | |
JP3731666B2 (ja) | 画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法 | |
JP2016149047A (ja) | 画像処理装置、表示装置、及び、画像処理方法 | |
US11640774B2 (en) | Display method for display system, display method for display apparatus, and display system | |
JP2012248911A (ja) | 画像表示装置 | |
JP2017129704A (ja) | 表示装置、プロジェクター、及び、表示装置の制御方法 | |
JP2016156911A (ja) | 画像処理装置、表示装置、及び、画像処理装置の制御方法 | |
JP2007171744A (ja) | 画像表示システム、画像表示方法、情報処理装置、液晶表示装置、制御プログラム、および記録媒体 | |
JP2016109840A (ja) | 表示装置、及び、表示装置の制御方法 | |
JP2017010057A (ja) | プロジェクター、及び、プロジェクターにおける発光制御方法 | |
US20180376031A1 (en) | Projection apparatus that improves dynamic range of luminance of printed material, control method therefor, and storage medium | |
JP2011024202A (ja) | 色変換装置、色変換方法、および画像表示システム | |
JP2019201271A (ja) | 投射型表示装置 | |
JP2019041189A (ja) | 画像投射装置およびその制御方法 | |
JP6679903B2 (ja) | 画像処理装置、表示装置、及び、画像処理装置の制御方法 |