JP2016109841A - 表示装置、及び、表示装置の制御方法 - Google Patents

表示装置、及び、表示装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】、画像の表示領域が変更されても、画像の表示画質の低下を抑制することができる表示装置を提供する。【解決手段】液晶パネル321に画像を表示する表示部30と、液晶パネル321に表示される画像を補正するガンマ補正実行部22及び色むら補正実行部23と、を備え、ガンマ補正実行部22及び色むら補正実行部23は、液晶パネル321の一部に画像が表示される場合に、画像が表示される表示領域に対応した補正を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、表示装置、及び、表示装置の制御方法に関する。
一般に、表示装置には、様々なアスペクト比(画像の水平寸法と垂直寸法との比)の画像が入力される。表示装置が備える表示パネルのサイズは一定である。このため、従来、表示装置において、入力画像のアスペクト比と表示パネルのアスペクト比とが異なる場合に、表示する画像の周囲に暗色の帯状のブランク部を設けることが行われる(例えば、特許文献1)。
また、従来、表示装置において、表示特性に合わせて画像を補正するものが知られている(例えば、特許文献2、3参照)。
特開2009−223041号公報 特開2003−18415号公報 特開2006−113151号公報
特許文献2、3に記載された方法では、表示特性に合わせて画像を補正することにより、色再現性の向上を図っている。ところが、特許文献1に記載されたように、表示装置において、表示可能な領域の一部に画像を表示する場合がある。このように、表示可能な領域において実際に画像を表示する領域が変化する場合、特許文献2、3のように画像を補正しても、十分な効果が得られるとは限らない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、画像を表示する領域の変化に対応して、画像の表示品質を向上させることが可能な表示装置、及び、表示装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の表示装置は、表示パネルに画像を表示する表示部と、前記表示パネルに表示される画像を補正する補正部と、を備え、前記補正部は、前記表示パネルの一部に前記画像が表示される場合に、前記画像が表示される表示領域に対応した補正を行うことを特徴とする。
本発明によれば、画像が表示される表示領域に対応した補正を行って、表示パネルの一部に画像が表示される場合であっても、画像の表示画質の向上を図ることができる。
また、本発明は、上記表示装置において、前記補正部は、前記表示パネルの表示可能領域に対する前記表示領域の位置、及び、前記表示領域の大きさのうち、少なくともいずれかに対応した補正を行うことを特徴とする。
本発明によれば、画像が表示される表示領域に対応した補正を行うことができる。
また、本発明は、上記表示装置において、前記補正部は、前記表示領域の前記表示パネルの表示特性に対応して前記画像を補正するものであり、前記表示パネルの一部に前記画像が表示される場合に、前記表示領域以外の領域における表示特性を加味しない補正を行うこと、を特徴とする。
本発明によれば、表示パネルにおいて画像を表示する領域の表示特性に適する補正を行い、より一層の表示品質の向上を図ることができる。
また、本発明は、上記表示装置において、前記表示パネルの表示解像度と、表示する画像の解像度とに基づいて、前記表示パネルにおける前記表示領域の位置及び大きさを指定して画像を表示させる表示制御部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、表示する画像の解像度に適する表示領域に画像を表示させることができる。
また、本発明は、上記表示装置において、前記画像を補正する補正データを、前記表示パネルにおける前記表示領域の配置状態に対応付けて記憶する記憶部と、前記記憶部が記憶する前記補正データを、前記表示パネルにおける前記表示領域の配置状態に基づいて選択する選択部と、を備え、前記補正部は、前記選択部が選択する前記補正データに基づき画像を補正すること、を特徴とする。
本発明によれば、表示パネルにおける表示領域の配置状態に対応する補正データを利用して補正を行うことで、処理負荷を軽減し、より一層の表示品質の向上を図ることができる。
また、本発明は、上記表示装置において、前記表示部は、前記表示パネルの表示解像度と、表示する画像の解像度との組み合わせに対応する前記表示領域に画像を表示し、前記記憶部は、前記表示パネルの表示解像度と、表示する画像の解像度との組み合わせに対応付けて前記補正データを記憶することを特徴とする。
本発明によれば、表示パネルの表示解像度と、表示する画像の解像度との組み合わせに対応する補正データを用いて、画像を適切に補正することができる。
本発明の表示装置の制御方法は、表示パネルに画像を表示する表示部を備えた表示装置の制御方法であって、前記表示パネルの一部に前記画像が表示される場合に、前記画像が表示される表示領域に対応して、前記表示パネルに表示される画像を補正することを特徴とする。
本発明によれば、画像が表示される表示領域に対応した補正を行って、表示パネルの一部に画像が表示される場合であっても、画像の表示画質の向上を図ることができる。
実施形態のプロジェクター及び周辺装置の機能ブロック図である。 画像処理部及び表示部の構成を示す機能ブロック図である。 (A)は液晶パネルの全体に画像を表示する場合の補正特性を示し、(B)は液晶パネルの一部の表示可能領域に画像を表示する場合の補正特性を示す図である。 LUT作成のメインフローを示すフローチャートである。 色特性測定処理の詳細を示すフローチャートである。 ガンマ補正LUT作成処理の詳細を示すフローチャートである。 色むら補正LUT作成処理の詳細を示すフローチャートである。 プロジェクターの処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1には、本発明を適用した実施形態のプロジェクター1と、プロジェクター1に接続される各種周辺装置とを示す。なお、図1には、周辺装置として、画像供給装置2と、面測定装置40と、画像調整装置50とを示す。
まず、プロジェクター1について説明する。プロジェクター1は、画像供給装置2から供給される画像データD1に基づく投射画像Pを、投射面としてのスクリーンSCに投射する。プロジェクター1は、I/F(インターフェース)部11を備え、I/F部11を介して画像供給装置2に接続される。画像供給装置2は、静止画像又は動画像の画像データD1を、プロジェクター1に供給する。画像供給装置2は、例えば、DVDプレーヤー等の画像再生装置、デジタルテレビチューナー等の放送受信装置、ビデオゲーム機やパーソナルコンピューター等の映像出力装置等から選択される。また、画像供給装置2は、パーソナルコンピューター等と通信して画像データを受信する通信装置を用いることもできる。また、画像供給装置2は、デジタル形式で画像データD1を出力する装置に限定されず、アナログ画像信号を出力する装置であってもよい。この場合、画像供給装置2の出力側又はプロジェクター1の入力側に、アナログ画像信号からデジタル形式の画像データD1を生成するA/D変換器を設けることが好ましい。
また、画像供給装置2とプロジェクター1とを接続するインターフェースの具体的な仕様は任意である。すなわち、図1には、1台の画像供給装置2をプロジェクター1に接続した構成を示しているが、複数の画像供給装置2をプロジェクター1に接続してもよい。
プロジェクター1は、操作表示部12と、表示制御部13とを備えている。操作表示部12には、スイッチを備えた操作パネルや、プロジェクター1の動作モード等の情報を表示する表示パネルを備える。また、操作表示部12は、リモコン(不図示)の操作に応じた信号を受信する赤外線受光部を備える。
また、操作表示部12は、操作用のボタンだけを備え、表示パネル等の表示部を有しない構成であってもよい。
表示制御部13は、I/F部11と画像処理部20とを接続するデータ線に接続し、I/F部11から出力される画像データD1を入力する。表示制御部13は、入力した画像データD1の解像度、静止画像であるか動画像であるかの判別、動画像の場合のフレームレート等の画像データD1の属性を判定する。表示制御部13は、判定した属性を、後述する画像処理部20の画像補正部21に出力する。画像補正部21は、表示制御部13から入力した属性に基づいて画像の補正を行う。
表示制御部13は、画像データD1の解像度を判定すると、判定した画像データD1の解像度と、後述する光変調部32の液晶パネル321の解像度とに基づいて、液晶パネル321に表示させる画像の解像度(大きさ)を選択する。また、表示制御部13は、画像データD1の解像度と、液晶パネル321の解像度とに基づいて、画像を表示させる液晶パネル321上の表示位置を設定する。
例えば、液晶パネル321の解像度がWXGA(Wide eXtended Graphic Array)(横1280画素×縦800画素)であり、画像データD1がXGA(eXtended Graphics Array)に対応した横1024画素×縦768画素の解像度を有する画像であるとする。すなわち、液晶パネル321のアスペクト比は5:3であり、画像データD1のアスペクト比は4:3である。この場合、表示制御部13は、画像データD1のアスペクト比を維持したまま、画像データD1の縦方向の解像度(768画素)を、液晶パネル321の縦方向の解像度(800画素)まで拡大した場合の画像データD1の横方向の解像度を計算する。表示制御部13は、アスペクト比を維持したまま画像データD1の解像度を変換するので、画像データD1の横方向の解像度(1024画素)は、1024×(800÷768)≒1066となる。また、拡大処理の倍率は、(800/768)≒1.0417となる。
また、表示制御部13は、横1066画素×縦800画素の解像度を有する画像データD1を、横1280画素×縦800画素の液晶パネル321に表示させるための表示位置の設定を行う。表示制御部13は、画像データD1を横1280画素×縦800画素の液晶パネル321に表示させるため、液晶パネル321の中央に画像が表示され、画像の左右方向(横方向)の両端に黒色画像が表示されるように設定する。表示制御部13は、スケーリング処理した画像データD1の解像度に基づいて、画像データD1を表示させる液晶パネル321の表示位置を座標値で出力する。
また、液晶パネル321のパネル解像度がXGA(横1024画素×縦768画素)であり、画像データD1がWUXGA(Wide Ultra XGA)に対応した横1920画素×縦1200画素の解像度を有する画像であるとする。すなわち、液晶パネル321のアスペクト比は、4:3であり、画像データD1のアスペクト比は、8:5である。この場合、表示制御部13は、画像データD1のアスペクト比を維持したまま、画像データD1の横方向の解像度(1920画素)を、液晶パネル321の横方向の解像度(1024画素)まで縮小した場合の画像データD1の縦方向の解像度を計算する。表示制御部13は、画像データD1のアスペクト比を維持したままで解像度を変換するので、画像データD1の縦方向の解像度(1200画素)は、1200×(1024÷1920)=640となる。また、縮小処理の倍率は、(1024/1920)≒0.5333となる。
また、表示制御部13は、横1024画素×縦640画素の解像度を有する画像データD1を、横1024画素×縦800画素の液晶パネル321に表示させるための表示位置の設定を行う。表示制御部13は、画像データD1を横1024画素×縦800画素の液晶パネル321に表示させるため、液晶パネル321の中央に画像が表示され、画像の上下方向(縦方向)の両端に黒色画像が表示されるように設定する。表示制御部13は、スケーリング処理した画像データD1の解像度に基づいて、画像データD1を表示させる液晶パネル321の表示位置を座標値で出力する。
表示制御部13は、画像データD1を拡大処理又は縮小処理させる倍率を指定した倍率情報を、後述する画像補正部21(図2参照)に出力する。
また、表示制御部13は、画像を表示させる液晶パネル321上の表示位置を示す座標情報を、後述する黒色画像重畳部24(図2参照)に出力する。
さらに、表示制御部13は、入力した画像データD1の解像度を、後述するガンマ補正LUT選択部27及び色むら補正LUT選択部28(図2参照)に出力する。
また、表示制御部13は、判定した画像データD1の属性に応じて、カラーモードを自動で選択する。カラーモードとは、投射画像の画質を、画像の種別や視聴環境等に応じて調整するモードである。カラーモードには、例えば、画像の明るさを優先した「明るさ優先モード」、色の再現性を優先した「色優先モード」、明るい環境での視聴に適する「ダイナミックモード」等がある。また、カラーモードには、薄明かりの中での視聴に適した「リビングモード」、暗い環境下で入力信号に忠実な画像を再現可能な「ナチュラルモード」、暗い環境下での映画鑑賞に適する「シアターモード」等がある。
表示制御部13は、選択したカラーモードを、推奨カラーモードとしてプロジェクター1の操作表示部12に表示させる。表示制御部13は、推奨カラーモードを操作表示部12に表示させて、カラーモードの選択入力を操作表示部12により受け付ける。操作表示部12により、推奨カラーモードが選択された場合には、表示制御部13は、選択された推奨カラーモードの情報をカラーモードの選択情報としてガンマ補正LUT選択部27及び色むら補正LUT選択部28に出力する。また、操作表示部12の操作により、推奨カラーモードとは別のカラーモードが選択された場合には、表示制御部13は、選択されたカラーモードの選択情報をガンマ補正LUT選択部27及び色むら補正LUT選択部28に出力する。
ここで、図2を参照しながら画像処理部20及び表示部30の構成について説明する。
画像処理部20は、I/F部11を介して入力した画像データD1に画像処理を行って、投射画像Pを形成するためのデータ(1フレームのデータ)を生成し、生成したデータを画像信号D3として表示部30に出力する。画像処理部20は、画像補正部21、ガンマ補正実行部22、色むら補正実行部23、黒色画像重畳部24、ガンマ補正LUT保存部25(記憶部)、色むら補正LUT保存部26(記憶部)、ガンマ補正LUT選択部27、色むら補正LUT選択部28を備える。
画像補正部21には、I/F部11を介して、画像供給装置2から供給される画像データD1が入力される。また、画像補正部21には、表示制御部13から、倍率情報が入力される。
画像補正部21は、表示制御部13から入力された倍率情報に従って、入力した画像データD1に対してスケーリング処理を行う。例えば、画像データD1がXGA(eXtended Graphics Array)に対応する横1024画素×縦768画素の解像度を有する画像であり、倍率情報が(800/768)≒1.0417倍であるとする。この場合、画像補正部21は、画像データD1を(800/768)倍に拡大処理して、横1066画素×縦800画素の解像度を有する画像に変換する。また、画像データD1がWUXGA(Wide Ultra XGA)に対応する横1920画素×縦1200画素の解像度を有する画像であり、倍率情報が(1024/1920)≒0.5333倍であるとする。この場合、画像補正部21は、画像データD1を(1024/1920)倍に縮小処理して、横1024画素×縦640画素の解像度を有する画像に変換する。
また、画像補正部21は、スケーリング処理済みの画像データD1に対して、ノイズ除去、フレーム補間処理、画像データD1のフレームレートを変換する処理等を行う。また、画像補正部21は、スケーリング処理済みの画像データD1に対して、台形歪みや樽型歪みを補正する歪み補正処理、明るさ、コントラスト、シャープネス等の画質を調整する処理等を行う。画像補正部21は、補正した画像データD1をガンマ補正実行部22に出力する。
ガンマ補正実行部22及び色むら補正実行部23は、投射画像Pにおける色ずれ及び色むらを補正して、色再現性及び色均一性を高める。すなわち、投射画像Pには、光変調部32が備える液晶パネル321の色特性等により、色ずれが発生する。また、投射画像Pにおいて、中央部と周縁部との色の差が発生する。これらの色ずれ及び色むらを、ガンマ補正実行部22及び色むら補正実行部23は、LUTを用いた処理により補正する。
ガンマ補正実行部22には、画像補正部21から画像データD1が入力される。ガンマ補正実行部22は、画像補正部21により補正された画像データD1に対し、光変調部32が備える液晶パネル321の色ずれを補償するように、ガンマ補正を行う。
また、ガンマ補正実行部22は、1又は複数のLUTを記憶するSRAM等の記憶素子を備え、ガンマ補正LUT保存部25に接続される。ガンマ補正実行部22は、ガンマ補正LUT保存部25から入力されるガンマ補正LUTを記憶素子に記憶させ、記憶素子に記憶させたガンマ補正LUTに基づいてガンマ補正を実行する。ガンマ補正実行部22は、補正後の画像データを色むら補正実行部23に出力する。
色むら補正実行部23には、ガンマ補正実行部22から画像データD1が入力される。色むら補正実行部23は、ガンマ補正実行部22から入力された画像データD1に対し、画像の中央部と周辺部(周縁部)との間の色の差、すなわち色むらを補償するように、色むらの補正を行う。
また、色むら補正実行部23は、1又は複数のLUTを記憶するSRAM等の記憶素子を備え、色むら補正LUT保存部26に接続される。色むら補正実行部23は、色むら補正LUT保存部26から入力される色むら補正LUTを記憶素子に記憶させ、記憶素子に記憶させた色むら補正LUTに基づいて色むら補正を実行する。色むら補正実行部23は、補正後の画像データを黒色画像重畳部24に出力する。
色むら補正実行部23が実行する補正は、投射画像Pの中央部と周縁部との色の差を解消又は低減するため、投射画像Pの周縁部の色を中央部の色に近づける処理である。従って、色むら補正実行部23は、ガンマ補正実行部22がガンマ補正をした階調値の補正量(LUT値)を、画素の位置及び階調値に応じて加算する処理ということができる。このため、色むら補正実行部23が使用する色むら補正LUTは、画素の座標と階調値に対応した加算量を含むということができる。
黒色画像重畳部24には、表示制御部13から、画像を表示させる液晶パネル321上の表示位置を示す座標情報が入力される。黒色画像重畳部24は、フレームメモリー(不図示)を備え、色むら補正実行部23から入力される画像データD1を座標情報に従ってフレームメモリーに展開する。なお、表示制御部13で生成される液晶パネル321の座標情報は、フレームメモリーの座標情報に対応している。また、黒色画像重畳部24は、画像データD1を展開した領域以外のフレームメモリーの領域には、黒色画像を展開させる。また、黒色画像重畳部24は、フレームメモリーの全領域に、画像データD1に基づく画像が表示される場合には、フレームメモリーに、黒色画像の展開は行わない。黒色画像重畳部24は、フレームメモリーに、1フレーム分の画像データが展開されると、展開された1フレーム毎の画像を画像信号D3として変調制御部35に出力する。
ガンマ補正LUT保存部25は、後述するガンマ補正LUT作成部53により作成される複数のガンマ補正LUTを記憶する。ガンマ補正LUTは、光変調部32が備える液晶パネル321の色特性に合わせて、投射画像Pの色が、本来の画像データD1の表示色となるように補正するためのデータを含む。ガンマ補正実行部22は、ガンマ補正LUTを用いて、画像補正部21から入力された画像データD1の多階調化や再割り当ての処理を行う。
ガンマ補正LUT保存部25が記憶するガンマ補正LUTには、全表示用ガンマ補正LUTが含まれる。全表示用ガンマ補正LUTは、液晶パネル321の全表示可能領域に表示させる画像データD1に対する補正に使用されるLUTである。全表示用ガンマ補正LUTは、カラーモードに応じて複数用意される。
また、ガンマ補正LUT保存部25が記憶するガンマ補正LUTには、部分表示用ガンマ補正LUTが含まれる。部分表示用ガンマ補正LUTは、液晶パネル321の表示可能領域のうちの一部の表示可能領域に表示させる画像データD1に対する補正に使用されるLUTである。部分表示用ガンマ補正LUTは、後述する配置情報と、カラーモードとに応じて複数用意される。
色むら補正LUT保存部26は、後述する色むら補正LUT作成部54により作成される複数の色むら補正LUTを記憶する。色むら補正LUTは、フレーム内の画素の位置毎に階調を補正するデータを含む。色むら補正実行部23は、色むら補正LUTを用いて、ガンマ補正実行部22から入力された画像データの色むら、すなわち、画像データの1フレームにおける中央部と周辺部(周縁部)との間の色差を補償する。
色むら補正LUT保存部26が記憶する色むら補正LUTには、全表示用色むら補正LUTが含まれる。全表示用色むら補正LUTは、液晶パネル321の全表示可能領域に表示させる画像データD1に対する補正に使用されるLUTである。全表示用色むら補正LUTは、カラーモードに応じて複数用意される。
また、色むら補正LUT保存部26が記憶する色むら補正LUTには、部分表示用色むら補正LUTが含まれる。部分表示用色むら補正LUTは、液晶パネル321の表示可能領域のうちの一部の表示可能領域に表示させる画像データD1に対する補正に使用されるLUTである。部分表示用色むら補正LUTは、後述する配置情報と、カラーモードとに応じて複数用意される。
本実施形態のプロジェクター1は、液晶パネル321の表示可能領域の全体に画像を表示する場合と、表示可能領域の一部に画像を表示する場合とで、異なるLUTを使用する。すなわち、全表示用ガンマ補正LUTと部分表示用ガンマ補正LUT、及び全表示用色むら補正LUTと部分表示用色むら補正LUTとを使い分けて補正を行う。
図3(A)に、プロジェクター1の備える液晶パネル321のむら特性(無補正時)の一例を破線で示す。図3(A)の横軸は、液晶パネル321の横方向(水平方向)における画素位置を示し、縦軸は輝度を示す。なお、液晶パネル321は、画素ずれ補正等の目的で、仕様上の画素数よりも多くの画素が形成されていることがある。この液晶パネル321で表示に使用される画素は中央を含む一部であって、周縁部には、表示に使用されない不使用領域がある。本実施形態では、不使用領域を除く範囲を「表示可能領域」とする。図3(A)及び後述する図3(B)は、液晶パネル321の表示可能領域における特性を示す。また、以下の説明で、液晶パネル321の全体、というときには、表示可能領域の全体を指す。
図3(A)に破線で示すように、液晶パネル321のむら特性は、液晶パネル321の左側で輝度が高く右側で輝度が低い傾向を示す。このため、液晶パネル321の全体に画像を表示する場合、スクリーンSCに投射される投射画像は、投射画像の左端の輝度が、投射画像の右端の輝度よりも高く、投射画像の中央よりも左側にずれた位置で輝度が最大となる。
一般に、表示装置が表示する画像は、中央部の輝度が高く、周辺に向かって輝度が徐々に低下する状態になっていると、表示画像を見る人が、自然な印象を抱くことが知られている。この観点から、図3(A)に破線で示すむら特性を有する液晶パネル321に表示する画像を、図3(A)に実線で示す補正特性に合わせて補正すれば、表示品質を向上させることができる。プロジェクター1は、図3(A)に実線で示すような補正特性を実現する全表示用ガンマ補正LUTを、ガンマ補正LUT保存部25に記憶する。
図3(A)の例では、輝度を補正する場合に、液晶パネル321の横方向において右端の輝度が低いので、この右端の輝度を基準として補正が行われる。これは、輝度を補正する際に、むら特性が示す輝度よりも高い輝度に補正できないためである。例えば、液晶パネル321の左端の輝度を基準として、図3(A)に一点鎖線で示すように輝度を補正する場合、液晶パネル321の右端の輝度をむら特性の輝度より高くする必要があり、実現できない。
図3(B)には、図3(A)に破線で示した液晶パネル321のむら特性を同じく破線で示す。また、図3(B)には、図3(A)に実線で示した全表示用ガンマ補正LUTによる補正特性を一点鎖線で示す。また、図3(B)には、部分表示用ガンマ補正LUTを用いたガンマ補正によって実現される補正特性を実線で示す。
上述のように輝度を補正する場合、むら特性における輝度を基準にした補正特性とする必要がある。このため、図3(B)に一点鎖線で示す全表示用ガンマ補正LUTによる補正特性では、液晶パネル321の右端のA点の輝度を基準にした補正特性としている。しかし、液晶パネル321の全体のうちの一部の表示可能領域に画像を表示させる場合、輝度が最も低い右端A点は使用しないので、A点の輝度を基準にする必要がない。例えば、画像の表示に使用する、液晶パネル321の表示可能領域が、図3(B)に破線で囲まれた領域であるとする。この場合、表示可能領域のなかで最も輝度が低い点Bの輝度を基準とした補正特性となる。図3(B)に実線で示す補正特性と、図3(B)に一点鎖線で示す補正特性とを比較すると明らかなように、図3(B)に実線で示す補正特性のほうが、一点鎖線で示す補正特性よりも輝度が高い。プロジェクター1は、図3(B)に実線で示すような補正特性を実現する部分表示用ガンマ補正LUTを、ガンマ補正LUT保存部25に記憶する。このため、液晶パネル321の一部の表示可能領域に画像を表示する場合には、図3(B)に実線で示す補正特性に従ったLUTとすることで、投射画像の輝度を高くすることができる。
部分表示用ガンマ補正LUTは、後述するガンマ補正LUT作成部53によって、配置情報に対応して複数作成される。また、部分表示用色むら補正LUTは、後述する色むら補正LUT作成部54によって、配置情報に対応して複数作成される。部分表示用色むら補正LUTを配置情報に対応して複数作成するのは、画像の表示に使用する液晶パネル321の表示可能領域が変われば、図3(B)を参照して説明したようにむら特性における最低輝度も変わり、補正特性を変更する必要があるからである。
配置情報とは、プロジェクター1に入力される画像データD1の解像度と、この画像データを表示させる液晶パネル321上の表示位置(すなわち、表示範囲(位置又は大きさ))とを対応付けた情報である。液晶パネル321上の画像の表示位置は、液晶パネル321の解像度と、入力される画像データD1の解像度とに基づいて設定される。液晶パネル321の解像度は固定であるので、入力される画像データD1の解像度に応じて、液晶パネル321上の画像の表示位置が設定される。本実施形態では、入力される画像データD1の解像度に対応する配置情報を事前に作成して、不図示の記憶部に配置情報を記憶させておく。
ガンマ補正LUT保存部25は、補正データとしての複数の部分表示用ガンマ補正LUTを、液晶パネル321の表示可能領域における配置状態に対応付けて記憶する。同様に、色むら補正LUT保存部26は、補正データとしての複数の部分表示用色むら補正LUTを、液晶パネル321の表示可能領域における配置状態に対応付けて記憶する。
すなわち、ガンマ補正LUT保存部25は、画像を表示する液晶パネル321上の表示位置が特定されれば、この表示位置に表示された画像の補正に使用されるガンマ補正LUTが特定できるように部分表示用ガンマ補正LUTを記憶する。色むら補正LUT保存部26は、画像を表示する液晶パネル321上の表示位置が特定されれば、この表示位置に表示された画像の補正に使用される色むら補正LUTが特定できるように部分表示用色むら補正LUTを記憶する。
ガンマ補正LUT選択部27は、表示制御部13及びガンマ補正LUT保存部25に接続される。ガンマ補正LUT選択部27には、表示制御部13から、画像データD1の解像度と、カラーモードの情報とが入力される。
ガンマ補正LUT選択部27は、表示制御部13から入力される画像データD1の解像度に基づいて配置情報を参照し、画像データを表示させる液晶パネル321上の表示位置の情報を取得する。ガンマ補正LUT選択部27は、取得した液晶パネル321上の表示位置の情報と、カラーモードとに基づいて、ガンマ補正LUTを選択する。ガンマ補正LUT選択部27は、取得した液晶パネル321上の表示位置が、液晶パネル321の全体を示していれば、全表示用ガンマ補正LUTを選択する。また、ガンマ補正LUT選択部27は、液晶パネル321上の表示位置が、液晶パネル321の一部の表示可能領域を示している場合には、この表示可能領域に対応した部分表示用ガンマ補正LUTを選択する。すなわち、液晶パネル321の一部の表示可能領域に画像が表示される場合に、この表示可能領域に対応した部分表示用ガンマ補正LUTを選択して、画像データD1を補正する。従って、画像が表示される液晶パネル321の一部の表示可能領域以外の領域における表示特性は加味しない補正を行う。従って、液晶パネル321において画像を表示する領域の表示特性に適する補正を行い、より一層の表示品質の向上を図ることができる。
ガンマ補正LUT選択部27は、解像度の情報とカラーモードの情報とに従ってガンマ補正LUTを選択し、選択したガンマ補正LUTを示す選択信号をガンマ補正LUT保存部25に出力する。ガンマ補正LUT保存部25は、ガンマ補正LUT選択部27から入力された選択信号に従って、対応するガンマ補正LUTをガンマ補正実行部22に出力する。
色むら補正LUT選択部28は、表示制御部13及び色むら補正LUT保存部26に接続される。色むら補正LUT選択部28には、表示制御部13から、画像データD1の解像度と、カラーモードの情報とが入力される。
色むら補正LUT選択部28は、表示制御部13から入力される画像データD1の解像度に基づいて配置情報を参照し、画像データを表示させる液晶パネル321上の表示位置の情報を取得する。色むら補正LUT選択部28は、取得した液晶パネル321上の表示位置の情報と、カラーモードとに基づいて、色むら補正LUTを選択する。色むら補正LUT選択部28は、取得した液晶パネル321上の表示位置が、液晶パネル321の全体を示していれば、全表示用色むら補正LUTを選択する。また、色むら補正LUT選択部28は、液晶パネル321上の表示位置が、液晶パネル321の一部の表示可能領域を示している場合には、この表示可能領域に対応した部分表示用色むら補正LUTを選択する。すなわち、液晶パネル321の一部の表示可能領域に画像が表示される場合に、この表示可能領域に対応した部分表示用色むら補正LUTを選択して、画像データD1を補正する。従って、画像が表示される液晶パネル321の一部の表示可能領域以外の領域における表示特性は加味しない補正を行う。従って、液晶パネル321において画像を表示する領域の表示特性に適する補正を行い、より一層の表示品質の向上を図ることができる。
色むら補正LUT選択部28は、解像度の情報とカラーモードの情報とに従って、色むら補正LUTを選択し、選択した色むら補正LUTを示す選択信号を色むら補正LUT保存部26に出力する。色むら補正LUT保存部26は、色むら補正LUT選択部28から入力された選択信号に従って、対応する色むら補正LUTを色むら補正実行部23に出力する。
表示部30は、画像処理部20が出力する画像信号D3に基づいて投射画像PをスクリーンSCに投射する。表示部30は、光源31、光変調部32、投射光学系33、光源制御部34及び変調制御部35を備える。
光源31は、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ等のランプ類、又はLEDやレーザー光源等の固体光源により構成される。光源31は、光源制御部34から供給される電力により点灯し、光変調部32に向けて光L1を発する。
光変調部32は、赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)の各色に対応する3つの液晶パネル321を備える。光変調部32は、光源31が発した光L1を液晶パネル321に透過させて、透過光を投射光学系33に導く。光変調部32の液晶パネル321には変調制御部35が接続される。変調制御部35は、液晶パネル321の各画素を、画像信号に基づいて駆動して、液晶パネル321にフレーム(画面)単位で画像を描画する。光L1は液晶パネル321に描画された画像により変調されて画像光L2となり、投射光学系33を介してスクリーンSCに投射され、スクリーンSC上に投射画像Pを形成する。
光源31と光変調部32との間の光路又は光変調部32には、光源31が発した光を光変調部32に導く反射部を設けてもよい。また、光源31が発する光の光学特性を高めるためのレンズ群(不図示)、偏光板、或いは光源31が発した光の光量を低減させる調光素子を設けてもよい。
また、光変調部32は、反射型の液晶パネル321を用いた構成とすることができる。この場合、光変調部32は、光L1を液晶パネル321に反射させ、反射光を投射光学系33に導く。
次に、周辺装置としての面測定装置40及び画像調整装置50について説明する。
画像調整装置50は、例えば、プロジェクター1の出荷前のLUTの作成工程において、プロジェクター1に接続される。また、画像調整装置50は、スクリーンSC上の投射画像Pの色を検出する面測定装置40に接続される。
面測定装置40は、CCDやCMOS等からなるイメージセンサーを備え、プロジェクター1が投射する投射画像Pを撮影して、撮影画像データからX,Y,Z三刺激値の面内二次元分布画像データを生成する。面測定装置40は、生成した面内二次元分布画像データから投射画像Pの画面内の位置ごとの色特性(VT特性)を示すデータD5を生成して、生成したデータD5を画像調整装置50に出力する。
画像調整装置50は、面測定装置40から入力されたデータD5に基づいて、全表示用ガンマ補正LUT、部分表示用ガンマ補正LUT、全表示用色むら補正LUT及び部分表示用色むら補正LUTを作成する。以下、全表示用ガンマ補正LUTと、部分表示用ガンマ補正LUTとを総称して呼ぶ場合には、ガンマ補正LUTと呼び、全表示用色むら補正LUTと部分表示用色むら補正LUTとを総称して呼ぶ場合には、色むら補正LUTと呼ぶ。
画像調整装置50は、生成したガンマ補正LUTをガンマ補正LUT保存部25に出力して、ガンマ補正LUT保存部25に記憶させる。また、画像調整装置50は、生成した色むら補正LUTを色むら補正LUT保存部26に出力して、色むら補正LUT保存部26に記憶させる。
プロジェクター1の出荷前のLUT作成工程において、プロジェクター1には、画像供給装置2としてのコンピューターが接続される。コンピューターは、面測定用のパターン画像データを画像データD1としてプロジェクター1に出力する。このパターン画像データは、RGB各単色の全面均一画像(ラスター画像)であり、測定する階調数分、表示される。
画像供給装置2としてのコンピューターは、パターン画像をソフトウェアにより生成し、又は予め用意されたパターン画像を読み出して出力する。また、面測定装置40を、画像供給装置2としてのコンピューターが制御して、パターン画像の表示と、面測定装置40による撮影とを同期させてもよい。また、パターン画像をプロジェクター1が投射する場合の光源の輝度を、画像供給装置2としてのコンピューターが制御してもよい。
ガンマ補正目標演算部51は、目標色空間(例えば、sRGB)と、データD5に含まれる色特性とに基づいて、ガンマ補正LUTを作成する際のターゲットXYZ値を求める。
色むら補正目標演算部52は、面測定装置40から入力されるデータD5に含まれる色特性のデータに基づき、色むら補正のターゲットXYZ値を求める。
ガンマ補正LUT作成部53は、ガンマ補正目標演算部51が求めたターゲットXYZ値に基づいて全表示用ガンマ補正LUT及び部分表示用ガンマ補正LUTを作成する。ガンマ補正LUT作成部53が行う具体的な処理は、例えば、上述した特許文献2に記載された公知の方法を用いることができる。
色むら補正LUT作成部54は、色むら補正目標演算部52が求めたターゲットXYZ値に基づいて、全表示用色むら補正LUT及び部分表示用色むら補正LUTを作成する。色むら補正LUT作成部54が行う具体的な処理は、例えば、上述した特許文献2に記載された公知の方法を用いることができる。
画像調整装置50は、ガンマ補正LUT作成部53が作成したガンマ補正LUTをガンマ補正LUT保存部25に出力して、ガンマ補正LUT保存部25にガンマ補正LUTを記憶させる。また、画像調整装置50は、色むら補正LUT作成部54が作成した色むら補正LUTを色むら補正LUT保存部26に出力して、色むら補正LUT保存部26に色むら補正LUTを記憶させる。プロジェクター1の出荷前に、個々のプロジェクター1に対して画像調整装置50がLUTを作成することで、プロジェクター1の個体差に対応したLUTを作成し、全てのプロジェクター1の色再現性及び色均一性の向上を図ることができる。
図1には面測定装置40及び画像調整装置50がプロジェクター1の外部装置として接続された構成を例示したが、プロジェクター1が、面測定装置40及び画像調整装置50を備えた構成とすることもできる。この場合、面測定装置40は、スクリーンSC上の投射画像Pを撮影できればよく、プロジェクター1が台形歪み補正用に撮像部(不図示)を備えていれば、この撮像部を用いることができる。また、画像処理部を構成するCPU等のプロセッサーが、ソフトウェアを実行することにより、画像調整装置50の各部の機能を実現できる。さらに、画像供給装置2がプロジェクター1に出力するパターン画像を画像処理部20が記憶していてもよい。この場合、プロジェクター1が単独で、ガンマ補正LUT及び色むら補正LUTを作成することができ、また、プロジェクター1の出荷後であっても、プロジェクター1が単独でLUTを作成できる。従って、プロジェクター1が備える光源の発光特性や光変調部32の色特性の経時的変化に対応して、最適なガンマ補正LUT、色むら補正LUTを用いて画像データを補正できる。また、光源を交換した場合にも、光源の発光特性の変化に対応したLUTを作成できるという利点がある。
図4〜図7は、画像調整装置50によりガンマ補正LUT及び色むら補正LUTを作成する処理フローを示すフローチャートである。これらの図を参照してLUTの作成処理について説明する。
まず、図4に示すように、面測定装置40により色特性測定処理が実行される(ステップS1)。色特性測定処理の詳細について、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
色特性測定処理では、プロジェクター1により、各階調のラスター画像を投射画像PとしてスクリーンSCに表示する(ステップS11)。面測定装置40は、投射画像Pとして投射されたラスター画像を撮影して、撮影画像データからX,Y,Z三刺激値の面内二次元分布画像データを生成する。面測定装置40は、生成した面内二次元分布画像データから、スクリーンSCに投射されたラスター画像の階調の色特性(VT特性)を示すデータD5を生成して、画像調整装置50に出力する(ステップS12)。面測定装置40は、予め設定されたすべての階調値についてステップS11及びS12の処理を繰り返し実行し(ステップS13)、全階調値について処理が済むと、図4のステップS2に戻る。
次に、配置情報を選択する(ステップS2)。配置情報とは、プロジェクター1に入力される画像データD1の解像度と、この画像データD1を表示させる液晶パネル321上の表示位置とを対応付けた情報である。液晶パネル321上の表示位置が選択されることで、図3(B)を参照して説明した点Bに示す最低輝度が決定され、補正特性における最低輝度が決定される。また、液晶パネル321上の表示位置が選択されることで、後述するステップS5、S6のガンマ補正LUT作成処理、色むら補正LUT作成処理において、全表示用のLUTを作成するのか、部分表示用のLUTを作成するのかが選択される。すなわち、液晶パネル321の解像度と、画像データの有する解像度とが一致している場合、ステップS5及びS6において、全表示用のLUTが作成される。また、液晶パネル321の解像度と、画像データの有する解像度とが一致していない場合には、ステップS5及びS6において、部分表示用のLUTが作成される。
なお、ステップS2の配置情報は、ユーザーが操作部55を操作して選択するものであってもよいし、事前に設定された情報に基づいてガンマ補正LUT作成部53、色むら補正LUT作成部54が自動的に選択するものであってもよい。
次に、カラーモードが選択される(ステップS4)。後述するステップS5のガンマ補正LUT作成処理、S6の色むら補正LUT作成処理において作成するLUTを、どのカラーモードに対応したLUTとするのかが選択される。このカラーモードの選択も、ユーザーが操作部55を操作して選択するものであってもよいし、事前に設定された情報に基づいてガンマ補正LUT作成部53、色むら補正LUT作成部54が自動的に選択してもよい。
次に、ガンマ補正目標演算部51及びガンマ補正LUT作成部53によりガンマ補正LUTを作成する(ステップS5)。ガンマ補正LUT作成部53は、ステップS2により選択された配置情報と、ステップS3により選択されたカラーモードとに対応するガンマ補正LUTを作成する。ガンマ補正LUTの作成手順の詳細について、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、ガンマ補正目標演算部51により各階調のガンマ補正の目標値(ターゲットXYZ値)が演算される(ステップS21)。ガンマ補正目標演算部51は、目標色空間(例えば、sRGB)と、データD5に含まれる色特性とに基づいて、ガンマ補正LUTを作成する際のターゲットXYZ値を求める。
続いて、ガンマ補正LUT作成部53により、ガンマ補正目標演算部51が算出したターゲットXYZ値に基づきマトリクス演算が繰り返し実行され、黒(最小階調)〜白(最大階調)間の各階調値を実現する入力RGB値が求められる(ステップS22)。ガンマ補正LUT作成部53は、この演算を全階調について実行したか否かを判定し(ステップS23)、全階調について入力RGB値が求められていないと判定すると(ステップS23/NO)、ステップS21の処理に戻る。また、ガンマ補正LUT作成部53は、全階調について入力RGB値を求めたと判定すると(ステップS23/YES)、ガンマ補正LUTの作成処理を終了させる。
次に、色むら補正目標演算部52及び色むら補正LUT作成部54により色むら補正LUTを作成する(ステップS6)。色むら補正LUT作成部54は、ステップS2により選択された配置情報と、ステップS3により選択されたカラーモードとに対応する色むら補正LUTを作成する。色むら補正LUTの作成処理の詳細について、図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、色むら補正目標演算部52により各位置、各階調の目標値(ターゲットXYZ値)が演算される(ステップS31)。色むら補正目標演算部52は、目標色空間(例えば、sRGB)と、データD5に含まれる色特性とに基づいて、色むら補正LUTを作成する際のターゲットXYZ値を、データD5の画素ごと、階調ごとに求める。
色むら補正LUT作成部54は、色むら補正目標演算部52により求めたターゲットXYZ値に基づきマトリクス演算を実行し、ターゲットXYZ値を実現する入力RGB値を、画素ごと、各階調ごとに探索する(ステップS32)。色むら補正LUT作成部54は、探索した結果と、ガンマ補正LUT作成処理でガンマ補正LUT作成部53が作成したガンマ補正LUTとの差分を求めて、差分を色むら補正LUTとして保存する(ステップS33)。色むら補正LUT作成部54は、データD5の全ての画素、全ての階調についてステップS31〜S33の処理を実行したか否かを判定する(ステップS34)。データD5の全ての画素、全ての階調についてステップS31〜S33の処理を実行していないと判定する場合(ステップS34/NO)、色むら補正LUT作成部54は、ステップS31〜S33の処理を繰り返す。また、データD5の全ての画素、全ての階調についてステップS31〜S33の処理を実行したと判定する場合(ステップS34/YES)、色むら補正LUT作成部54は、色むら補正LUTの作成処理を終了させる。
次に、図8に示すフローチャートを参照しながらプロジェクター1の処理手順を説明する。
まず、表示制御部13は、I/F部11を介して、画像供給装置2から供給される画像データD1を入力したか否かを判定する(ステップS51)。肯定判定の場合(ステップS51/YES)、表示制御部13は、入力した画像データD1の属性を判定する(ステップS52)。表示制御部13は、入力した画像データD1の解像度、静止画像であるか動画像であるかの判別、動画像の場合のフレームレート等の画像データD1の属性を判定する。表示制御部13は、入力した画像データD1の解像度を画像補正部21に出力する。
また、表示制御部13は、画像データD1の解像度を判定すると、判定した画像データD1の解像度と、液晶パネル321の解像度とに基づいて、画像補正部21のスケーリング処理に使用する倍率情報を生成する。また、表示制御部13は、スケーリング処理後の画像データD1の解像度に基づいて、画像データD1を表示させる液晶パネル321の表示位置を座標値で出力する。表示制御部13は、生成した倍率情報を、画像補正部21に出力する。また、表示制御部13は、画像を表示させる液晶パネル321上の表示位置を示す座標情報を黒色画像重畳部24に出力する。
次に、表示制御部13は、判定した属性に基づいて、画像データD1を投射させる際のカラーモードを選択する。表示制御部13は、選択したカラーモードを、推奨カラーモードとしてプロジェクター1の操作表示部12に表示させ、操作表示部12により選択入力を受け付ける(ステップS53)。表示制御部13は、操作表示部12からカラーモードの選択を入力すると(ステップS53/YES)、入力したカラーモードの情報をカラーモードの選択情報としてガンマ補正LUT選択部27及び色むら補正LUT選択部28に出力する。具体的には、表示制御部13は、操作表示部12により、推奨カラーモードの選択入力を受け付けた場合には、選択された推奨カラーモードの情報をカラーモードの選択情報としてガンマ補正LUT選択部27及び色むら補正LUT選択部28に出力する。また、表示制御部13は、操作表示部12により、推奨カラーモードとは別のカラーモードが選択された場合には、選択されたカラーモードの選択情報をガンマ補正LUT選択部27及び色むら補正LUT選択部28に出力する。
画像補正部21は、I/F部11から画像データD1を入力すると、表示制御部13から入力される倍率情報に基づいて画像データD1をスケーリング処理し、画像データD1を補正する(ステップS54)。また、画像補正部21は、スケーリング処理済みの画像データD1に対して、ノイズ除去、フレーム補間処理、画像データD1のフレームレートを変換する処理等を行う。また、画像補正部21は、スケーリング処理済みの画像データD1に対して、台形歪みや樽型歪みを補正する歪み補正処理、明るさ、コントラスト、シャープネス等の画質を調整する処理等を行う。画像補正部21は、補正した画像データD1をガンマ補正実行部22に出力する。
ガンマ補正LUT選択部27には、表示制御部13から、画像データD1の解像度と、カラーモードの情報とが入力される。ガンマ補正LUT選択部27は、表示制御部13から入力される画像データD1の解像度に基づいて配置情報を参照し、画像データを表示させる液晶パネル321上の表示位置の情報を取得する。また、ガンマ補正LUT選択部27は、取得した液晶パネル321上の表示位置の情報と、カラーモードとに基づいて、ガンマ補正LUTを選択し、選択したガンマ補正LUTを示す選択信号をガンマ補正LUT保存部25に出力する。ガンマ補正LUT保存部25は、ガンマ補正LUT選択部27から入力された選択信号に従って、対応するガンマ補正LUTをガンマ補正実行部22に出力する。なお、液晶パネル321上の表示位置が、液晶パネル321の全体を示していれば、ガンマ補正LUT選択部27により全表示用ガンマ補正LUTが選択される。また、液晶パネル321上の表示位置が、液晶パネル321の一部の表示可能領域を示している場合には、この表示可能領域に対応した部分表示用ガンマ補正LUTがガンマ補正LUT選択部27により選択される。
ガンマ補正実行部22は、ガンマ補正LUT保存部25から入力されるガンマ補正LUTを記憶素子に記憶させ、画像補正部21から入力される画像データD1に対して、記憶素子に記憶させたガンマ補正LUTに基づくガンマ補正を行う(ステップS55)。ガンマ補正実行部22は、ガンマ補正した画像データD1を色むら補正実行部23に出力する。
色むら補正LUT選択部28には、表示制御部13から、画像データD1の解像度と、カラーモードの情報とが入力される。色むら補正LUT選択部28は、表示制御部13から入力される画像データD1の解像度に基づいて配置情報を参照し、画像データを表示させる液晶パネル321上の表示位置の情報を取得する。また、色むら補正LUT選択部28は、取得した液晶パネル321上の表示位置の情報と、カラーモードとに基づいて、色むら補正LUTを選択し、選択した色むら補正LUTを示す選択信号を色むら補正LUT保存部26に出力する。色むら補正LUT保存部26は、色むら補正LUT選択部28から入力された選択信号に従って、対応する色むら補正LUTを色むら補正実行部23に出力する。なお、液晶パネル321上の表示位置が、液晶パネル321の全体を示していれば、色むら補正LUT選択部28により全表示用色むら補正LUTが選択される。また、液晶パネル321上の表示位置が、液晶パネル321の一部の表示可能領域を示している場合には、この表示可能領域に対応した部分表示用色むら補正LUTが色むら補正LUT選択部28により選択される。
色むら補正実行部23は、色むら補正LUT保存部26から入力される色むら補正LUTを記憶素子に記憶させる。色むら補正実行部23は、ガンマ補正実行部22から入力される画像データD1に対して、記憶素子に記憶させた色むら補正LUTに基づく色むら補正を行う(ステップS56)。色むら補正実行部23は、色むら補正した画像データD1を黒色画像重畳部24に出力する。
黒色画像重畳部24は、色むら補正実行部23から入力される画像データD1を、表示制御部13から入力される座標情報に従ってフレームメモリーに展開する。また、黒色画像重畳部24は、画像データD1を展開した領域以外のフレームメモリーの領域には、黒色画像を展開させる。また、黒色画像重畳部24は、フレームメモリーの全領域に、画像データD1に基づく画像が表示される場合には、フレームメモリーに、黒色画像の展開は行わない。黒色画像重畳部24は、フレームメモリーに、1フレーム分の画像データが展開されると、展開された1フレーム毎の画像を画像信号D3として変調制御部35に出力する。表示部30は、画像処理部20から出力される画像信号D3に基づいて投射画像PをスクリーンSCに投射する(ステップS57)。これにより、プロジェクター1に入力される画像データD1の解像度が、液晶パネル321の解像度に一致しない場合には、投射画像の左右若しくは上下の両端、又は左右両端及び上下両端に黒色画像が挿入された投射画像PがスクリーンSCに投射される。
以上、詳細に説明したように本実施形態は、液晶パネル321の全体に画像を表示させる解像度の画像データD1が、プロジェクター1に入力された場合には、全表示用ガンマ補正LUT及び全表示用色むら補正LUTにより画像データを補正する。また、液晶パネル321の一部の表示可能領域に画像を表示させる解像度の画像データD1が、プロジェクター1に入力された場合には、部分表示用ガンマ補正LUT及び部分表示用色むら補正LUTにより画像データを補正する。全表示用ガンマ補正LUT及び全表示用色むら補正LUTは、液晶パネル321の全体に画像を表示させる場合に、画像データD1の輝度及び色むらが最適となるように補正するLUTである。また、部分表示用ガンマ補正LUT及び部分表示用色むら補正LUTは、液晶パネル321の一部の表示可能領域に画像を表示させる場合に、画像データD1の輝度及び色むらが最適となるように補正するLUTである。このため、画像が表示される液晶パネル321の表示可能領域に対応した補正を行って、画像の表示画質の向上を図ることができる。
本実施形態のプロジェクター1は、液晶パネル321に画像を表示する表示部30と、液晶パネル321に表示される画像を補正するガンマ補正実行部22及び色むら補正実行部23とを備える。ガンマ補正実行部22及び色むら補正実行部23は、液晶パネル321の一部に画像が表示される場合に、画像が表示される液晶パネル321の表示可能領域に対応した補正を行う。従って、画像が表示される液晶パネル321の表示可能領域に対応した補正を行って、画像の表示画質の向上を図ることができる。
また、ガンマ補正実行部22及び色むら補正実行部23は、画像が表示される、液晶パネル321上の表示可能領域の位置と大きさとのいずれかに対応した補正を行う。従って、画像が表示される表示領域の位置と大きさとのいずれかに対応して画像を補正することができる。
また、表示制御部13は、液晶パネル321の解像度と、表示する画像の解像度とに基づいて、液晶パネル321における表示可能領域の位置及び大きさを指定して画像を表示させる。従って、表示する画像の解像度に対応して、最適な液晶パネル321上の表示可能領域に画像を表示させることができる。
また、ガンマ補正実行部22及び色むら補正実行部23は、液晶パネル321の表示解像度と、表示する画像の解像度との組み合わせに対応して補正データを保持し、保持した補正データに基づいて補正した画像を表示する。従って、液晶パネル321の表示解像度と、表示する画像の解像度との組み合わせに対応した補正データを用いて、画像を適切に補正することができる。
なお、この発明は上記実施形態の構成に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。例えば、光変調部32は、透過型の液晶パネルを3枚用いた構成に限らず、例えば3枚の反射型の液晶パネルを用いることも可能である。また、光変調部32は、1枚の液晶パネルとカラーホイールを組み合わせた方式により構成してもよい。また、光変調部32が1枚の液晶パネル321を備える場合、画像処理部20は、RGBの各色に共通する一組のLUT、即ち全表示用ガンマ補正LUT、部分表示用ガンマ補正LUT、全表示用色むら補正LUT、及び部分表示用色むら補正LUTを用いてもよい。また、色毎に上記のLUTの組を保存し、液晶パネル321に表示する色に合わせてLUTを選択してもよい。また、光変調部32が3枚の液晶パネルを備える場合、画像処理部20は、一組のLUTを3枚の液晶パネルに共通して用いてもよいし、液晶パネル毎に異なるLUTを選択してもよい。
また、光変調部32は、3枚のデジタルミラーデバイス(DMD)を用いた方式、1枚のデジタルミラーデバイスとカラーホイールを組み合わせたDMD方式等により構成してもよい。光変調部32として1枚のみの液晶パネル又はDMDを用いる場合には、クロスダイクロイックプリズム等の合成光学系に相当する部材は不要である。また、液晶パネル及びDMD以外にも、光源が発した光を変調可能な光変調部32であれば問題なく採用できる。
また、図1及び図2に示した各機能部は機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。つまり、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアで実現してもよく、あるいは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、プロジェクター1の他の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
1…プロジェクター、2…画像供給装置、13…表示制御部、20…画像処理部、21…画像補正部、22…ガンマ補正実行部(補正部)、23…色むら補正実行部(補正部)、24…黒色画像重畳部、25…ガンマ補正LUT保存部(記憶部)、26…色むら補正LUT保存部(記憶部)、27…ガンマ補正LUT選択部(選択部)、28…色むら補正LUT選択部(選択部)、30…表示部、40…面測定装置、50…画像調整装置、321…液晶パネル(表示パネル)。

Claims (7)

  1. 表示パネルに画像を表示する表示部と、
    前記表示パネルに表示される画像を補正する補正部と、を備え、
    前記補正部は、前記表示パネルの一部に前記画像が表示される場合に、前記画像が表示される表示領域に対応した補正を行うこと、
    を特徴とする表示装置。
  2. 前記補正部は、前記表示パネルの表示可能領域に対する前記表示領域の位置、及び、前記表示領域の大きさのうち、少なくともいずれかに対応した補正を行うこと、
    を特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記補正部は、前記表示領域の前記表示パネルの表示特性に対応して前記画像を補正するものであり、
    前記表示パネルの一部に前記画像が表示される場合に、前記表示領域以外の領域における表示特性を加味しない補正を行うこと、
    を特徴とする請求項1または2記載の表示装置。
  4. 前記表示パネルの表示解像度と、表示する画像の解像度とに基づいて、前記表示パネルにおける前記表示領域の位置及び大きさを指定して画像を表示させる表示制御部を備えること、
    を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の表示装置。
  5. 前記画像を補正する補正データを、前記表示パネルにおける前記表示領域の配置状態に対応付けて記憶する記憶部と、
    前記記憶部が記憶する前記補正データを、前記表示パネルにおける前記表示領域の配置状態に基づいて選択する選択部と、を備え、
    前記補正部は、前記選択部が選択する前記補正データに基づき画像を補正すること、
    を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の表示装置。
  6. 前記表示部は、前記表示パネルの表示解像度と、表示する画像の解像度との組み合わせに対応する前記表示領域に画像を表示し、
    前記記憶部は、前記表示パネルの表示解像度と、表示する画像の解像度との組み合わせに対応付けて前記補正データを記憶すること、
    を特徴とする請求項5記載の表示装置。
  7. 表示パネルに画像を表示する表示部を備えた表示装置の制御方法であって、
    前記表示パネルの一部に前記画像が表示される場合に、前記画像が表示される表示領域に対応して、前記表示パネルに表示される画像を補正すること、
    を特徴とする表示装置の制御方法。
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