JP2018163921A - 磁気記憶装置 - Google Patents

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Tadaaki Oikawa
忠昭 及川
永瀬 俊彦
Toshihiko Nagase
俊彦 永瀬
永ミン 李
Youngmin Eeh
永ミン 李
大輔 渡邉
Daisuke Watanabe
大輔 渡邉
澤田 和也
Kazuya Sawada
和也 澤田
吉野 健一
Kenichi Yoshino
健一 吉野
博之 大鳥
Hiroyuki Otori
博之 大鳥
キム、ヤン・コ
Yang Kon Kim
ユン、ク・ユル
Ku Youl Jung
イム、ヨン・コ
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セオ、ス・マン
Soo Man Seo
チュン、スン・ウン
Sung Woong Chung
イ、タエ・ユン
Tae Young Lee
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Abstract

【課題】 最適化された記憶層を有する磁気抵抗効果素子を備えた磁気記憶装置を提供する。【解決手段】 実施形態に係る磁気記憶装置は、可変の磁化方向を有する第1の磁性層20と、固定された磁化方向を有する第2の磁性層40と、第1の磁性層と第2の磁性層との間に設けられた非磁性層30とを含む磁気抵抗効果素子100を備え、第1の磁性層は、それぞれが少なくとも鉄(Fe)及びボロン(B)を含有する第1及び第2のサブ磁性層21及び22を含み、第1のサブ磁性層に含有されているボロン(B)の濃度は、第2のサブ磁性層に含有されているボロン(B)の濃度とは異なる。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、磁気記憶装置(magnetic memory device)に関する。
半導体基板上にトランジスタ及び磁気抵抗効果素子(magnetoresistive element)を集積化した磁気記憶装置(半導体集積回路装置)が提案されている。
上述した磁気抵抗効果素子は、可変の磁化方向(variable magnetization direction)を有する記憶層(storage layer)と、固定された磁化方向(fixed magnetization direction)を有する参照層(reference layer)と、記憶層と参照層との間に設けられたトンネルバリア層とを含んでいる。
磁気抵抗効果素子では、記憶層の磁化方向に応じて2値データ(binary data)が記憶される。したがって、優れた磁気記憶装置を得るためには、最適化された記憶層を有する磁気抵抗効果素子を実現することが重要である。
特開2010−123967号公報 特開2012−142480号公報 特表2010−67520号公報
最適化された記憶層を有する磁気抵抗効果素子を備えた磁気記憶装置を提供する。
実施形態に係る磁気記憶装置は、可変の磁化方向を有する第1の磁性層と、固定された磁化方向を有する第2の磁性層と、前記第1の磁性層と前記第2の磁性層との間に設けられた非磁性層と、を含む磁気抵抗効果素子を備えた磁気記憶装置であって、前記第1の磁性層は、それぞれが少なくとも鉄(Fe)及びボロン(B)を含有する第1及び第2のサブ磁性層を含み、前記第1のサブ磁性層に含有されているボロン(B)の濃度は、前記第2のサブ磁性層に含有されているボロン(B)の濃度とは異なる。
第1、第2及び第3の実施形態に係る磁気記憶装置に含まれる磁気抵抗効果素子の構成を模式的に示した断面図である。 第1の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の記憶層の第1の構成例を模式的に示した説明図である。 第1の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の記憶層の第2の構成例を模式的に示した説明図である。 第1の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の記憶層の第3の構成例を模式的に示した説明図である。 第1の実施形態に係る磁気抵抗効果素子の記憶層の第4の構成例を模式的に示した説明図である。 第1、第2及び第3の実施形態で示した磁気抵抗効果素子が適用される半導体集積回路装置の一般的な構成の一例を模式的に示した断面図である。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
(実施形態1)
図1は、第1の実施形態に係る磁気記憶装置に含まれる磁気抵抗効果素子(magnetoresistive element)の構成を模式的に示した断面図である。なお、磁気抵抗効果素子は、MTJ(magnetic tunnel junction)素子とも呼ばれる。
図1に示した磁気抵抗効果素子100は、図示しない下地構造(underlying structure)上に設けられている。下地構造には、半導体基板、MOSトランジスタ及び層間絶縁膜等が含まれる。磁気抵抗効果素子100の下面には下部電極(bottom electrode)(図示せず)が接続され、下部電極を介して磁気抵抗効果素子100とMOSトランジスタとが電気的に接続されている。磁気抵抗効果素子100の上面には上部電極(top electrode)(図示せず)が接続され、上部電極を介して磁気抵抗効果素子100とビット線(図示せず)とが電気的に接続されている。
図1に示すように、磁気抵抗効果素子100は、バッファ層10、記憶層(storage layer)(第1の磁性層)20、トンネルバリア層(非磁性層(nonmagnetic layer))30、参照層(reference layer)(第2の磁性層)40、反強磁性層(antiferromagnetic layer)50及びキャップ層60を含んでいる。なお、記憶層20はフリー層(free layer)とも呼ばれ、参照層40はピン層(pinned layer)とも呼ばれる。
バッファ層10は、記憶層の結晶性や粒径等を制御するための層であり、Ta/Ru層或いはTa層等で形成されている。
記憶層(第1の磁性層)20は、可変の磁化方向(variable magnetization direction)を有する強磁性層(ferromagnetic layer)であり、その主面に対して垂直(perpendicular)な磁化方向を有している。記憶層20は、第1のサブ磁性層21及び第2のサブ磁性層22を含んでおり、第1のサブ磁性層21と第2のサブ磁性層22とは互いに接している。第1のサブ磁性層21及び第2のサブ磁性層22はいずれも、結晶性を有しており、少なくとも鉄(Fe)及びボロン(B)を含有している。鉄(Fe)及びボロン(B)に加えてさらにコバルト(Co)を含有していてもよい。具体的には、第1のサブ磁性層21及び第2のサブ磁性層22はいずれも、FeCoBで形成されている。第1のサブ磁性層21に含有されているボロン(B)の濃度は、第2のサブ磁性層22に含有されているボロン(B)の濃度とは異なっている。
トンネルバリア層(非磁性層)30は、記憶層20と参照層40との間に設けられ、記憶層20及び参照層40に接している。トンネルバリア層30は、マグネシウム(Mg)及び酸素(O)を含有する絶縁材料で形成されている。具体的には、トンネルバリア層30は、MgOで形成されている。このMgO層は、体心立法格子(body-centered cubic lattice)構造を有し、(001)配向((001) orientation)を有している。
参照層(第2の磁性層)40は、固定された磁化方向(fixed magnetization direction)を有する強磁性層であり、その主面に対して垂直な磁化方向を有している。参照層40は、結晶性を有しており、少なくとも鉄(Fe)及びボロン(B)を含有している。鉄(Fe)及びボロン(B)に加えてさらにコバルト(Co)を含有していてもよい。具体的には、参照層40は、FeCoBで形成されている。
反強磁性層(antiferromagnetic layer)50は、参照層40上に設けられ、参照層40の磁化方向を固定するように機能する。反強磁性層50には、IrMnが好適に用いられるが、PtMn、NiMn、OsMn、RuMn、RhMn、PdMn、等を用いてもよい。なお、通常は、参照層40と反強磁性層50との間にルテニウム(Ru)等の非磁性元素で形成された層が設けられており、参照層40の磁化方向と反強磁性層50の磁化方向とが反平行(antiparallel)となるように構成されている。
キャップ層60は、反強磁性層50に設けられ、Ru層、Ta層、Ru/Ta/Ru層等が用いられる。
上述した磁気抵抗効果素子100において、記憶層20の磁化方向と参照層40の磁化方向とが平行である場合には、磁気抵抗効果素子100は低抵抗状態を示す。記憶層20の磁化方向と参照層40の磁化方向とが反平行である場合には、磁気抵抗効果素子100は高抵抗状態を示す。したがって、磁気抵抗効果素子100は、その抵抗状態に基づいて2値(binary)データを記憶することができる。また、磁気抵抗効果素子100に流れる電流の方向に応じて抵抗状態を設定することができる、すなわち2値データを書き込むことができる。
以上のように、本実施形態の磁気抵抗効果素子100では、記憶層20が第1のサブ磁性層21及び第2のサブ磁性層22を含んでいる。第1のサブ磁性層21及び第2のサブ磁性層22はいずれも、少なくとも鉄(Fe)及びボロン(B)を含有しており(本実施形態では、鉄(Fe)及びボロン(B)に加えてさらにコバルト(Co)を含有している)、第1のサブ磁性層21に含有されているボロン(B)の濃度は、第2のサブ磁性層に含有されているボロン(B)の濃度22とは異なっている。
このように、第1のサブ磁性層21のB濃度と第2のサブ磁性層22のB濃度とが異なっているため、第1のサブ磁性層21の飽和磁化(saturation magnetization)Msと第2のサブ磁性層22の飽和磁化Msとを異ならせることができる。その結果、以下に述べるように、優れた特性を有する磁気抵抗効果素子を得ることができる。
磁気抵抗効果素子の性能を向上させるためには、ライトエラーレート(WER)の改善が重要である。WERの改善をはかるためには、飽和磁化(Ms)を低減させることが効果的である。例えば、Msを低減させるために、記憶層に非磁性元素(nonmagnetic element)を添加する方法が知られている。しかしながら、Msを低減させるための非磁性元素の添加は、垂直磁気異方性K(perpendicular magnetic anisotropy K)(異方性磁界Hk(anisotropic magnetic field Hk))の低下を招く。また、飽和磁化(Ms)が低下すると、磁気抵抗比(magnetoresistive ratio)(MR)も低下する。したがって、Msの低下にともなうMR及びKの低下を抑制し、低Ms条件であっても適切なMR及びKを維持することが可能な磁気抵抗効果素子の構成を実現することが要求されている。
本実施形態では、記憶層20を第1のサブ磁性層21及び第2のサブ磁性層22で構成し、第1のサブ磁性層21のB濃度と第2のサブ磁性層22のB濃度とを異ならせることで、第1のサブ磁性層21の飽和磁化Msと第2のサブ磁性層22の飽和磁化Msとを異ならせている。このように、第1のサブ磁性層21の飽和磁化Msと第2のサブ磁性層22の飽和磁化Msとを異ならせることで、記憶層20の全体的な飽和磁化が低く、しかもMR及びHkの低下を抑制することが可能な磁気抵抗効果素子を得ることが可能となる。以下、説明を加える。
図2〜図5はそれぞれ、本実施形態に係る磁気抵抗効果素子の記憶層20(第1のサブ磁性層21及び第2のサブ磁性層22)の第1〜第4の構成例を模式的に示した説明図である。第1〜第4の構成例いずれも、第1のサブ磁性層21及び第2のサブ磁性層22は、FeCoBで形成されている。
図2に示した第1の構成例では、第1のサブ磁性層21の厚さと第2のサブ磁性層22の厚さが同じであり、且つ、第1のサブ磁性層21のB濃度(B concentration)が第2のサブ磁性層22のB濃度よりも低い。
図3に示した第2の構成例では、第1のサブ磁性層21の厚さと第2のサブ磁性層22の厚さが同じであり、且つ、第1のサブ磁性層21のB濃度が第2のサブ磁性層22のB濃度よりも高い。
図4に示した第3の構成例では、第1のサブ磁性層21の厚さが第2のサブ磁性層22の厚さよりも薄く、且つ、第1のサブ磁性層21のB濃度が第2のサブ磁性層22のB濃度よりも低い。
図5に示した第4の構成例では、第1のサブ磁性層21の厚さが第2のサブ磁性層22の厚さよりも厚く、且つ、第1のサブ磁性層21のB濃度が第2のサブ磁性層22のB濃度よりも高い。
記憶層20を第1のサブ磁性層21及び第2のサブ磁性層22で構成し、第1のサブ磁性層21のB濃度と第2のサブ磁性層22のB濃度とを異ならせることで、第1〜第4の構成例いずれの場合にも、記憶層20を単一の磁性層で形成した場合に比べて、優れた特性を有する磁気抵抗効果素子を得ることができる。例えば、記憶層全体の総膜厚が同じで、記憶層全体の平均B濃度が同じで、且つ記憶層全体の飽和磁化Msが同じであっても、第1〜第4の構成例の方が記憶層20を単一の磁性層で構成した場合に比べて、異方性磁界Hk及びトンネル磁気抵抗比TMRいずれも大きくなっていることが、実際の測定結果から確認されている。したがって、本実施形態の構成を採用することで、記憶層20の全体的な飽和磁化Msが低い条件でも、磁気抵抗比MRの低下を抑制しながら、異方性磁界Hkを向上させることが可能な磁気抵抗効果素子を得ることができる。
また、上述したように、第1〜第4の構成例いずれの場合も、記憶層20を単一の磁性層で構成した場合に比べて、異方性磁界Hk及び磁気抵抗比MRが大きくなっている。したがって、第1のサブ磁性層21のB濃度と第2のサブ磁性層22のB濃度とが異なっていれば、第1のサブ磁性層21のB濃度が第2のサブ磁性層22のB濃度よりも高くてもよいし低くてもよい。同様に、第1のサブ磁性層21のB濃度と第2のサブ磁性層22のB濃度とが異なっていれば、第1のサブ磁性層21の厚さが第2のサブ磁性層22の厚さと同じでもよいし、厚くても薄くてもよい。
以上のように、第1のサブ磁性層21のB濃度と第2のサブ磁性層22のB濃度とを異ならせる、すなわち第1のサブ磁性層21の飽和磁化Msと第2のサブ磁性層22の飽和磁化Msとを異ならせることで、優れた特性を有する磁気抵抗効果素子を得ることができる。以下、この理由について考察する。
まず、第2のサブ磁性層22の方が第1のサブ磁性層21よりもB濃度が高い場合、すなわち第2のサブ磁性層22の飽和磁化Msの方が第1のサブ磁性層21の飽和磁化Msよりも低い場合について考察する。磁気抵抗比(MR)特性は、記憶層20とトンネルバリア層30との界面(interface)の状態の影響を強く受ける。第2のサブ磁性層22の方が第1のサブ磁性層21よりもB濃度が高い場合には、第2のサブ磁性層22中のボロン(B)の添加量が多いため、第2のサブ磁性層22のアモルファス性が相対的に高くなる。そのため、記憶層20(第2のサブ磁性層22)とトンネルバリア層30との界面の平坦性が向上し、記憶層20とトンネルバリア層30との界面が明瞭化される。その結果、結晶成長(crystal growth)の連続性が促進され、記憶層20とトンネルバリア層30との間の界面特性が向上し、磁気抵抗比(MR)が向上する。また、第2のサブ磁性層22の方が第1のサブ磁性層21よりもB濃度が高い場合には、第1のサブ磁性層21中のボロン(B)の添加量が少ないため、第1のサブ磁性層21の結晶性が相対的に高くなる。そのため、良好な結晶成長を行うことができ、異方性磁界Hk(垂直磁気異方性)を向上させることができる。したがって、優れた特性を有する磁気抵抗効果素子を得ることが可能となる。
次に、第2のサブ磁性層22の方が第1のサブ磁性層21よりもB濃度が低い場合、すなわち第2のサブ磁性層22の飽和磁化Msの方が第1のサブ磁性層21の飽和磁化Msよりも高い場合について考察する。一般的に、飽和磁化Msが大きくなるにしたがってTMRも大きくなる。そのため、トンネルバリア層30側の第2のサブ磁性層22の飽和磁化Msが大きい場合には、記憶層20全体のTMRも大きくなり、優れた特性を有する磁気抵抗効果素子を得ることが可能となる。
以上のように、第1のサブ磁性層21の(ボロン濃度)B濃度と第2のサブ磁性層22の(ボロン濃度)B濃度とを異ならせる、すなわち第1のサブ磁性層21の飽和磁化Msと第2のサブ磁性層22の飽和磁化Msとを異ならせることで、優れた特性を有する磁気抵抗効果素子を得ることが可能となる。
(実施形態2)
次に、第2の実施形態に係る磁気記憶装置ついて説明する。なお、磁気記憶装置の基本的な構成及び磁気抵抗効果素子の基本的な構成は、第1の実施形態と同様である。したがって、第1の実施形態で説明した事項の説明は省略する。
以下、図1を参照して、本実施形態の磁気記憶装置に含まれる磁気抵抗効果素子について説明する。
本実施形態の磁気抵抗効果素子も、第1の実施形態の磁気抵抗効果素子と同様に、記憶層(第1の磁性層)20は、第1のサブ磁性層21及び第2のサブ磁性層22を含んでおり、第1のサブ磁性層21と第2のサブ磁性層22とは互いに接している。第1の実施形態と同様に、第1のサブ磁性層21及び第2のサブ磁性層22はいずれも、結晶性を有しており、少なくとも鉄(Fe)及びボロン(B)を含有している。鉄(Fe)及びボロン(B)に加えてさらにコバルト(Co)を含有していてもよい。具体的には、第1のサブ磁性層21及び第2のサブ磁性層22はいずれも、FeCoBで形成されている。
本実施形態では、第1のサブ磁性層21及び第2のサブ磁性層22はいずれも、コバルト(Co)、鉄(Fe)及びボロン(B)に加えて、同一の非磁性元素(nonmagnetic element)(所定の非磁性元素)をさらに含有している。第1のサブ磁性層21に含有されている所定の非磁性元素の濃度は、前記第2のサブ磁性層に含有されている所定の非磁性元素の濃度とは異なっている。所定の非磁性元素は、シリコン(Si)、タンタル(Ta)、ニオブ(Nb)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)及び銅(Cu)から選択される。
一般に、上述した非磁性元素を記憶層に添加することで、飽和磁化(Ms)を低減させることが可能である。しかしながら、第1の実施形態で述べたように、飽和磁化(Ms)が低下すると磁気抵抗比(MR)が低下し、飽和磁化(Ms)の低減のための非磁性元素の添加は垂直磁気異方性K(異方性磁界Hk)の低下をまねく。
そこで、本実施形態においても、第1の実施形態と同様の観点から、記憶層20を第1のサブ磁性層21及び第2のサブ磁性層22で構成し、第1のサブ磁性層21の所定の非磁性元素濃度と第2のサブ磁性層22の所定の非磁性元素濃度とを異ならせることで、第1のサブ磁性層21の飽和磁化Msと第2のサブ磁性層22の飽和磁化Msとを異ならせるようにしている。これにより、第1の実施形態で述べた理由と同様の理由により、優れた特性を有する磁気抵抗効果素子を得ることが可能となる。すなわち、記憶層20の全体的な飽和磁化Msが低く、しかもMR及びHkの低下を抑制することが可能な磁気抵抗効果素子を得ることが可能となる。
また、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、第1のサブ磁性層21の所定の非磁性元素濃度と第2のサブ磁性層22の所定の非磁性元素濃度とが異なっていれば、第1のサブ磁性層21の所定の非磁性元素濃度が第2のサブ磁性層22の所定の非磁性元素濃度よりも高くてもよいし低くてもよい。同様に、第1のサブ磁性層21の所定の非磁性元素濃度と第2のサブ磁性層22の所定の非磁性元素濃度とが異なっていれば、第1のサブ磁性層21の厚さが第2のサブ磁性層22の厚さと同じでもよいし、厚くても薄くてもよい。
(実施形態3)
次に、第3の実施形態に係る磁気記憶装置ついて説明する。なお、磁気記憶装置の基本的な構成及び磁気抵抗効果素子の基本的な構成は、第1の実施形態と同様である。したがって、第1の実施形態で説明した事項の説明は省略する。
以下、図1を参照して、本実施形態の磁気記憶装置に含まれる磁気抵抗効果素子について説明する。
本実施形態の磁気抵抗効果素子も、第1の実施形態の磁気抵抗効果素子と同様に、記憶層(第1の磁性層)20は、第1のサブ磁性層21及び第2のサブ磁性層22を含んでおり、第1のサブ磁性層21と第2のサブ磁性層22とは互いに接している。第1の実施形態と同様に、第1のサブ磁性層21及び第2のサブ磁性層22はいずれも、結晶性を有しており、少なくとも鉄(Fe)及びボロン(B)を含有している。鉄(Fe)及びボロン(B)に加えてさらにコバルト(Co)を含有していてもよい。具体的には、第1のサブ磁性層21及び第2のサブ磁性層22はいずれも、FeCoBで形成されている。
本実施形態では、第1のサブ磁性層21及び第2のサブ磁性層22の一方が、コバルト(Co)、鉄(Fe)及びボロン(B)に加えて、第1のサブ磁性層21及び第2のサブ磁性層22の他方に含有されていない非磁性元素(所定の非磁性元素)をさらに含有している。所定の非磁性元素は、シリコン(Si)、タンタル(Ta)、ニオブ(Nb)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)及び銅(Cu)から選択される。具体的には、以下の2つの構成例が考えられる。
第1の構成例は、第1のサブ磁性層21及び第2のサブ磁性層22の一方には上記所定の非磁性元素のいずれかが含有され、第1のサブ磁性層21及び第2のサブ磁性層22の他方には上記所定の非磁性元素のいずれも含有されていない場合である。
第2の構成例は、第1のサブ磁性層21及び第2のサブ磁性層22の一方には上記所定の非磁性元素の中の第1の非磁性元素が含有され、第1のサブ磁性層21及び第2のサブ磁性層22の他方には上記所定の非磁性元素の中の第2の非磁性元素が含有され、第1の非磁性元素と第2の非磁性元素が異なる場合である。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、第1のサブ磁性層21の飽和磁化Msと第2のサブ磁性層22の飽和磁化Msとを異ならせることができる。したがって、第1の実施形態で述べた理由と同様の理由により、優れた特性を有する磁気抵抗効果素子を得ることが可能となる。すなわち、記憶層20の全体的な飽和磁化Msが低く、しかもMRの低下を抑制することが可能な磁気抵抗効果素子を得ることが可能となる。
また、本実施形態においても、第1のサブ磁性層21及び第2のサブ磁性層22の一方が、第1のサブ磁性層21及び第2のサブ磁性層22の他方に含有されていない所定の非磁性元素を含有していれば、第1のサブ磁性層21の厚さが第2のサブ磁性層22の厚さと同じでもよいし、厚くても薄くてもよい。
なお、上述した第1、第2及び第3の実施形態では、図1に示すように、磁気抵抗効果素子100は、記憶層20、トンネルバリア層30、参照層40及び反強磁性層50の順序で積層(stack)されていたが、反強磁性層50、参照層40、トンネルバリア層30及び記憶層20の順序で積層されていてもよい。
図7は、上述した第1、第2及び第3の実施形態で示した磁気抵抗効果素子が適用される半導体集積回路装置の一般的な構成の一例を模式的に示した断面図である。
半導体基板SUB内に、埋め込みゲート(buried gate)型のMOSトランジスタTRが形成されている。MOSトランジスタTRのゲート電極は、ワード線WLとして用いられる。MOSトランジスタTRのソース/ドレイン領域S/Dの一方には下部電極(bottom electrode)BECが接続され、ソース/ドレイン領域S/Dの他方にはソース線コンタクトSCが接続されている。
下部電極BEC上には磁気抵抗効果素子MTJが形成され、磁気抵抗効果素子MTJ上には上部電極(top electrode)TECが形成されている。上部電極TECにはビット線BLが接続されている。ソース線コンタクトSCにはソース線SLが接続されている。
上述した第1、第2及び第3の実施形態で説明したような磁気抵抗効果素子を図7に示したような半導体集積回路装置に適用することで、優れた半導体集積回路装置を得ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…バッファ層 20…記憶層(第1の磁性層)
21…第1のサブ磁性層 22…第2のサブ磁性層
30…トンネルバリア層(非磁性層) 40…参照層(第2の磁性層)
50…反強磁性層 60…キャップ層
100…磁気抵抗効果素子

Claims (20)

  1. 可変の磁化方向を有する第1の磁性層と、固定された磁化方向を有する第2の磁性層と、前記第1の磁性層と前記第2の磁性層との間に設けられた非磁性層と、を含む磁気抵抗効果素子を備えた磁気記憶装置であって、
    前記第1の磁性層は、それぞれが少なくとも鉄(Fe)及びボロン(B)を含有する第1及び第2のサブ磁性層を含み、
    前記第1のサブ磁性層に含有されているボロン(B)の濃度は、前記第2のサブ磁性層に含有されているボロン(B)の濃度とは異なる
    ことを特徴とする磁気記憶装置。
  2. 前記第1及び第2のサブ磁性層は、さらにコバルト(Co)を含有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気記憶装置。
  3. 前記第1のサブ磁性層の飽和磁化は、前記第2のサブ磁性層の飽和磁化とは異なる
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気記憶装置。
  4. 前記第1及び第2のサブ磁性層はいずれも結晶性を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気記憶装置。
  5. 前記第1のサブ磁性層と前記第2のサブ磁性層とは互いに接している
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気記憶装置。
  6. 前記非磁性層は、マグネシウム(Mg)及び酸素(O)を含有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気記憶装置。
  7. 可変の磁化方向を有する第1の磁性層と、固定された磁化方向を有する第2の磁性層と、前記第1の磁性層と前記第2の磁性層との間に設けられた非磁性層と、を含む磁気抵抗効果素子を備えた磁気記憶装置であって、
    前記第1の磁性層は、それぞれが少なくとも鉄(Fe)及びボロン(B)を含有する第1及び第2のサブ磁性層を含み、
    前記第1及び第2のサブ磁性層は同一の非磁性元素をさらに含有し、前記第1のサブ磁性層に含有されている前記非磁性元素の濃度は前記第2のサブ磁性層に含有されている前記非磁性元素の濃度とは異なる
    ことを特徴とする磁気記憶装置。
  8. 前記第1及び第2のサブ磁性層は、さらにコバルト(Co)を含有している
    ことを特徴とする請求項7に記載の磁気記憶装置。
  9. 前記非磁性元素は、シリコン(Si)、タンタル(Ta)、ニオブ(Nb)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)及び銅(Cu)から選択される
    ことを特徴とする請求項7に記載の磁気記憶装置。
  10. 前記第1のサブ磁性層の飽和磁化は、前記第2のサブ磁性層の飽和磁化とは異なる
    ことを特徴とする請求項7に記載の磁気記憶装置。
  11. 前記第1及び第2のサブ磁性層はいずれも結晶性を有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の磁気記憶装置。
  12. 前記第1のサブ磁性層と前記第2のサブ磁性層とは互いに接している
    ことを特徴とする請求項7に記載の磁気記憶装置。
  13. 前記非磁性層は、マグネシウム(Mg)及び酸素(O)を含有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の磁気記憶装置。
  14. 可変の磁化方向を有する第1の磁性層と、固定された磁化方向を有する第2の磁性層と、前記第1の磁性層と前記第2の磁性層との間に設けられた非磁性層と、を含む磁気抵抗効果素子を備えた磁気記憶装置であって、
    前記第1の磁性層は、それぞれが少なくとも鉄(Fe)及びボロン(B)を含有する第1及び第2のサブ磁性層を含み、
    前記第1及び第2のサブ磁性層の一方は、前記第1及び第2のサブ磁性層の他方に含有されていない非磁性元素を含有する
    ことを特徴とする磁気記憶装置。
  15. 前記第1及び第2のサブ磁性層は、さらにコバルト(Co)を含有している
    ことを特徴とする請求項14に記載の磁気記憶装置。
  16. 前記非磁性元素は、シリコン(Si)、タンタル(Ta)、ニオブ(Nb)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)及び銅(Cu)から選択される
    ことを特徴とする請求項14に記載の磁気記憶装置。
  17. 前記第1のサブ磁性層の飽和磁化は、前記第2のサブ磁性層の飽和磁化とは異なる
    ことを特徴とする請求項14に記載の磁気記憶装置。
  18. 前記第1及び第2のサブ磁性層はいずれも結晶性を有する
    ことを特徴とする請求項14に記載の磁気記憶装置。
  19. 前記第1のサブ磁性層と前記第2のサブ磁性層とは互いに接している
    ことを特徴とする請求項14に記載の磁気記憶装置。
  20. 前記非磁性層は、マグネシウム(Mg)及び酸素(O)を含有する
    ことを特徴とする請求項14に記載の磁気記憶装置。
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