JP2018162047A - 手押し車用ブレーキ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ネスティング機能(連合させる)をもつカートでも、カートのハンドルを押せばブレーキが掛り、ハンドルを離せばブレーキが解除し、カート同士が接触すれば互いにブレーキが解除するブレーキ装置を提供するものである。【解決手段】筒状制動体1の中央部に軸を摺動可能に貫通し、該軸の筒状制動体の内部または外部にバネ3を挿入し、前記筒状制動体をレバー機構4でワイヤ51を引っ張って上昇させてブレーキを解除し、ワイヤの引っ張り力を解除すれば前記バネの復原力で筒状制動体が降下してブレーキが掛る構造にし、更に、手押し車同士が接触した際、ブレーキを解除する振り子式レバーを設けたことを特徴とした手押し車用ブレーキ装置である。【選択図】図2
Description
本発明は、ショピングカートのような軽量な手押し車のブレーキ装置に関する。
例えば、大型量販店のようなショピングセンター等においては、手押し車の(以下本願ではカートともいう)バスケット部に直接商品を入れるか、又は、かごを乗せてその中に買い物を入れて精算場に行き精算して袋詰めして持ち帰る。
この際、買い物が多く重量が嵩む時には袋詰めした買い物を更にカートに乗せて駐車場までカートを押し乗用車に詰め替えている。
しかし、現状のショピングカートは、図9のように商品のみを乗せるカートや、幼児を乗せて更に商品も乗せるカート等があるが、従来のカートにはブレーキ装置がないため非常に危険な状況を散見する。
例えば、買い物中や商品を袋詰めする際に、幼児が商品に手を伸ばしてカ―トを動かして落ちそうになることや、傾斜している屋外駐車揚では商品をカートから乗用車に移し替え中にカートが自然に移動することがある。
この際、買い物が多く重量が嵩む時には袋詰めした買い物を更にカートに乗せて駐車場までカートを押し乗用車に詰め替えている。
しかし、現状のショピングカートは、図9のように商品のみを乗せるカートや、幼児を乗せて更に商品も乗せるカート等があるが、従来のカートにはブレーキ装置がないため非常に危険な状況を散見する。
例えば、買い物中や商品を袋詰めする際に、幼児が商品に手を伸ばしてカ―トを動かして落ちそうになることや、傾斜している屋外駐車揚では商品をカートから乗用車に移し替え中にカートが自然に移動することがある。
しかし、ショピングセンターで使用されているショピングカートは保有台数が多くカートの収納スペースの効率を上げるため、カートを互いに入り込ませるネスティング機能(連合させる)をもつカートが多いので、キャスタに通常のブレーキ装置を取付けるには問題があった。
尚、ネスティング機能を持たせたカートの構造は図9に示すように先端が狭く後方が広くなっていて、カートの長さ4分3程度は先行のカートの中に入り込む形状になっている。 この形状が段落番号「0008」「0014」「0015」「0016」で述べる振り子式レバーの取付けを可能にしている。
尚、ネスティング機能を持たせたカートの構造は図9に示すように先端が狭く後方が広くなっていて、カートの長さ4分3程度は先行のカートの中に入り込む形状になっている。 この形状が段落番号「0008」「0014」「0015」「0016」で述べる振り子式レバーの取付けを可能にしている。
例えば、 ショピングセンターで使用されているショピングカートは、カートを止めて商品棚から商品をカート内に入れる際、精算する際、袋詰めする際、乗用車に詰替える際には自動的にブレーキが掛かり、移動する際やネスティング機能のカート置場にカートを置く時には自動的にブレーキが解除されることが必要である。
特に、数台カートが連接して置かれている場合、係員が数台のカートを一度に他の場所へ移動するため一台でもブレーキが掛っていれば移動が出来ない。
従って、カート置場のカートは常にブレーキが解除されていなければ成らない問題があった。
しかし、従来の一般的な手押し台車で使用されているキャスタの車輪部にストッパペタルを押し当てるブレーキ装置をカートに取付けると移動や停止する度にブレーキ操作が必要で客に強制するには無理があった。
そこで、上記のような危険な状況にならないように、簡易なブレーキ装置を開発しショピングカートやその他軽量運搬台車等に提供するものである。
特に、数台カートが連接して置かれている場合、係員が数台のカートを一度に他の場所へ移動するため一台でもブレーキが掛っていれば移動が出来ない。
従って、カート置場のカートは常にブレーキが解除されていなければ成らない問題があった。
しかし、従来の一般的な手押し台車で使用されているキャスタの車輪部にストッパペタルを押し当てるブレーキ装置をカートに取付けると移動や停止する度にブレーキ操作が必要で客に強制するには無理があった。
そこで、上記のような危険な状況にならないように、簡易なブレーキ装置を開発しショピングカートやその他軽量運搬台車等に提供するものである。
上記の課題を解消する為に次の様なブレーキ装置を提案する。
▲1▼ 本願のブレーキ装置は、筒状制動体(以下筒ともいう)を上下さす手段を講じて床に接地させてブレーキを掛ける方式である。
「請求項1」記載の上下さす手段には次の如き多くの手段がある。
例えば、筒状制動体を接地(下げること)させるには図1〜図3のように筒内外に取付けたバネの復原力によるものと、図4、図5のようにワイヤを引くことによって筒を下降させて接地さす方法や、図6,図7ように操作棒、操作干を手で操作して筒を押し下げる方式等がある。
尚、図示しないが、油圧式とか空気圧式等もある。
▲2▼ 筒を床から引き上げてブレーキを解除する方法には図1、図2、図3のようにワイヤで筒を引き上げる方式や図4、図5のようにバネで筒を押し上げる方式と、図6、図7のように操作棒、操作干を手で直接操作してバネの復原力で筒を上方に引き上げる方式等がある。
尚、前記同様図示しないが、油圧式とか空気圧式等もある
▲3▼ ネスティング機能を必要とするショピングカートには、他のカートに接触された際、又は接触した際に自動的にブレーキを解除する手段と、係員のみが操作するロック機能とを図1、図2の様に設けた。
このロック機能は買い物客が使用するものではない。
▲1▼ 本願のブレーキ装置は、筒状制動体(以下筒ともいう)を上下さす手段を講じて床に接地させてブレーキを掛ける方式である。
「請求項1」記載の上下さす手段には次の如き多くの手段がある。
例えば、筒状制動体を接地(下げること)させるには図1〜図3のように筒内外に取付けたバネの復原力によるものと、図4、図5のようにワイヤを引くことによって筒を下降させて接地さす方法や、図6,図7ように操作棒、操作干を手で操作して筒を押し下げる方式等がある。
尚、図示しないが、油圧式とか空気圧式等もある。
▲2▼ 筒を床から引き上げてブレーキを解除する方法には図1、図2、図3のようにワイヤで筒を引き上げる方式や図4、図5のようにバネで筒を押し上げる方式と、図6、図7のように操作棒、操作干を手で直接操作してバネの復原力で筒を上方に引き上げる方式等がある。
尚、前記同様図示しないが、油圧式とか空気圧式等もある
▲3▼ ネスティング機能を必要とするショピングカートには、他のカートに接触された際、又は接触した際に自動的にブレーキを解除する手段と、係員のみが操作するロック機能とを図1、図2の様に設けた。
このロック機能は買い物客が使用するものではない。
前記の構造をより詳細に説明する。
▲1▼ 筒状制動体(1)の接地部は図8に図示の如く開放したものや閉管したものがある。筒の下部には柔軟な吸着部材(11)を装着した。
▲2▼ 筒状制動体(1)の上部には軸(2)を貫通する穴を設け、該穴径は該筒部が自在に軸(2)を摺動する径になっている。
図1、図4は筒の外上部にバネ(3)が、図3、図5では筒の内上部にバネ(3)が軸に挿入されてある。
ワイヤで筒を引き上げてブレーキを解除するには図1ではバネが圧縮され図3ではバネが伸ばされる。(図1、図2と図3とはバネの作用は逆である。)
筒の引き上げ力が解除された時には、バネの復原力で筒は降下して床に押し付けられてブレーキが掛る。
▲3▼ 図4、図5ではワイヤを引けば筒が下降して接地しブレーキが掛り、ワイヤを緩めればバネの復原力で筒が上昇してブレーキが解除される。
▲4▼ 筒の引き上げる高さは、床の段差にもよるが、一般のショピングセンター内では平坦な所が多く、2〜3cm程度上げれば十分であろう。
筒を上げる方法には、図1から図3ではレバー(4)を操作することによってワイヤ(52)が1cm程度引っ張られ、更に、増幅機構(6)によってワイヤはより長く引き上げるので筒状制動体を高く床上に引き上げることができる。 ワイヤ(51)が引っ張られる長さは増幅機構(6)の長腕(63)の長さとワイヤが通る回転駒(71)の位置によって筒の離脱高さが調整できる。
図4図5のようバネで筒を引き上げる方式では、図1か図3のようにワイヤの引く長さで決められないので、バネの長さや、筒の取付け位置で調整する必要がある。
▲5▼ 増幅機構の構造及び作用を説明する。
回動する軸(61)に短腕(62)と長腕(63)が取付けられ、短腕(62)には操作レバー(4)からのワイヤ(52)を連結し、長腕(63)と筒とはワイヤ(51)で連結されている。更に、短腕部にはバネ(64)を取付け常に引き戻す作用をしている。長腕近郊部には回転駒(71)を設け長腕の回動で最大にワイヤが張られる位置を決める。
上記のようなワイヤ(52)の僅か引っ張れば増幅機構の短腕(62)が僅に回動し長腕(63)も回動して長腕(63)の腕の長さと回転駒(71)の位置との作用でワイヤ(51)が長く引かれる。
▲6▼ 図1、図2ではレバー機構をカートのハンドル部(8)に連係させてハンドル部を下方に回動させばレバーに接続されているワイヤが引っ張られる構造にしてあるので、カートを動かす時にはハンドルを下方に押せばレバーが作用しワイヤが引っ張られて筒状制動体(1)が引っ張られ床から離脱する。
即ち、ブレーキが解除されカートは移動する状態になる。
次に、ハンドルを離せばレバーが上がりワイヤが緩み増幅機構内のバネ(64)が復原してワイヤ(51)全体が緩んで筒(1)のバネ(3)が作用して筒(1)を降下してブレーキが掛かりカートは停止する。
このようにカートのブレーキ操作はハンドルの操作のみで行うことができる。ハンドルを離せば自動的にブレーキが掛る構造であるので安全で安心して買い物が出来る。
尚、ネスティング機能を必要とするショピングカートには、係員のみが操作するロック機能を設けてもよい。このロック機能はハンドル(8)を下方に回動してブレーキを解除した際に、この位置にハンドルを固定さすものである。
▲1▼ 筒状制動体(1)の接地部は図8に図示の如く開放したものや閉管したものがある。筒の下部には柔軟な吸着部材(11)を装着した。
▲2▼ 筒状制動体(1)の上部には軸(2)を貫通する穴を設け、該穴径は該筒部が自在に軸(2)を摺動する径になっている。
図1、図4は筒の外上部にバネ(3)が、図3、図5では筒の内上部にバネ(3)が軸に挿入されてある。
ワイヤで筒を引き上げてブレーキを解除するには図1ではバネが圧縮され図3ではバネが伸ばされる。(図1、図2と図3とはバネの作用は逆である。)
筒の引き上げ力が解除された時には、バネの復原力で筒は降下して床に押し付けられてブレーキが掛る。
▲3▼ 図4、図5ではワイヤを引けば筒が下降して接地しブレーキが掛り、ワイヤを緩めればバネの復原力で筒が上昇してブレーキが解除される。
▲4▼ 筒の引き上げる高さは、床の段差にもよるが、一般のショピングセンター内では平坦な所が多く、2〜3cm程度上げれば十分であろう。
筒を上げる方法には、図1から図3ではレバー(4)を操作することによってワイヤ(52)が1cm程度引っ張られ、更に、増幅機構(6)によってワイヤはより長く引き上げるので筒状制動体を高く床上に引き上げることができる。 ワイヤ(51)が引っ張られる長さは増幅機構(6)の長腕(63)の長さとワイヤが通る回転駒(71)の位置によって筒の離脱高さが調整できる。
図4図5のようバネで筒を引き上げる方式では、図1か図3のようにワイヤの引く長さで決められないので、バネの長さや、筒の取付け位置で調整する必要がある。
▲5▼ 増幅機構の構造及び作用を説明する。
回動する軸(61)に短腕(62)と長腕(63)が取付けられ、短腕(62)には操作レバー(4)からのワイヤ(52)を連結し、長腕(63)と筒とはワイヤ(51)で連結されている。更に、短腕部にはバネ(64)を取付け常に引き戻す作用をしている。長腕近郊部には回転駒(71)を設け長腕の回動で最大にワイヤが張られる位置を決める。
上記のようなワイヤ(52)の僅か引っ張れば増幅機構の短腕(62)が僅に回動し長腕(63)も回動して長腕(63)の腕の長さと回転駒(71)の位置との作用でワイヤ(51)が長く引かれる。
▲6▼ 図1、図2ではレバー機構をカートのハンドル部(8)に連係させてハンドル部を下方に回動させばレバーに接続されているワイヤが引っ張られる構造にしてあるので、カートを動かす時にはハンドルを下方に押せばレバーが作用しワイヤが引っ張られて筒状制動体(1)が引っ張られ床から離脱する。
即ち、ブレーキが解除されカートは移動する状態になる。
次に、ハンドルを離せばレバーが上がりワイヤが緩み増幅機構内のバネ(64)が復原してワイヤ(51)全体が緩んで筒(1)のバネ(3)が作用して筒(1)を降下してブレーキが掛かりカートは停止する。
このようにカートのブレーキ操作はハンドルの操作のみで行うことができる。ハンドルを離せば自動的にブレーキが掛る構造であるので安全で安心して買い物が出来る。
尚、ネスティング機能を必要とするショピングカートには、係員のみが操作するロック機能を設けてもよい。このロック機能はハンドル(8)を下方に回動してブレーキを解除した際に、この位置にハンドルを固定さすものである。
▲7▼ 上述の如く、ネステイング機能を必要とするショピングカートにおいては、カートが前方のカートに入り込み、更に、入り込んだカートに次のカートが入り込む方式で次々と収納される。数台収納され連合されたカートは連合された状態で別の場所へ移動される。その為、一台でもブレーキが掛っていると移動が出来なくなる問題が発生する。
そこで、図1,図2に示す様に、カートの先端部に振り子式レバー(41)を後方にレバー(44)と接触棒(45)とを取付けレバーが傾斜すればワイヤ(52)が引っ張られ筒(1)が上がる構造にした。
しかし、カート同士が接触されていない時や、係員が移動中に解除する時も考えられるので、ハンドル部のブレーキを解除された状態にロックするロック機能(42)をハンドル部(8)に設けることも提案する。
そこで、図1,図2に示す様に、カートの先端部に振り子式レバー(41)を後方にレバー(44)と接触棒(45)とを取付けレバーが傾斜すればワイヤ(52)が引っ張られ筒(1)が上がる構造にした。
しかし、カート同士が接触されていない時や、係員が移動中に解除する時も考えられるので、ハンドル部のブレーキを解除された状態にロックするロック機能(42)をハンドル部(8)に設けることも提案する。
図6の様に筒状制動体内にキャスタ(車輪)を軸(2)に連結させてもよい。この利点は、段差のある床においては、出来るだけキャスタ近傍に筒状制動体を取付けておけば筒状制動体の破損はない、即ち、キャスタを内蔵させれば、段差部ではキャスタが最初に段差部に当たりカートを押し上げて移動するので筒状制動体の破損の心配は少ない。
本発明で言う筒状制動体とは、筒の中に軸を通し安定して摺動する。更に、内部や外部にバネが挿入される。
尚、筒の下部、床に接地される部には床になじみ接地さすために柔軟な吸着部材が取付けられている。
筒の形状は図8示すように四辺形の物、三角形、円形やその他多角形があるが形状等については特に限定するものではない。安定して接地できればよい。
柔軟部材は取り外し可能に嵌合しても螺合してよい。
尚、筒の下部、床に接地される部には床になじみ接地さすために柔軟な吸着部材が取付けられている。
筒の形状は図8示すように四辺形の物、三角形、円形やその他多角形があるが形状等については特に限定するものではない。安定して接地できればよい。
柔軟部材は取り外し可能に嵌合しても螺合してよい。
本発明は次のような効果がある。
▲1▼ 従来の台車等はキャスタの車輪部を押し付けてブレーキを掛ける方式であるが、本発明はカートのハンドル部を操作すれば筒状制動体が上下してブレーキが掛り安全で安心で便利である。
▲2▼ キャスタ部以外に台車の任意の部位に容易に取付けが可能である。
▲3▼ 振り子式レバーやロック機能を設けることによってネスティング機能を必要とするカートにも取付けが簡単で収納も移動にも安全で最適である。
▲4▼ 筒状内にキャスタを内蔵できるので、段差のある場所に適用でき最適である。
▲5▼ カートのハンドルを離せば自動的にブレーキが掛かるので幼児を乗せた場合、安心して買い物や袋詰め、駐車場での荷移し等ができ安全で安心して買い物が出来る。
▲7▼ 増幅機構の作用によって操作レバーでの僅かなワイヤの引っ張りでも筒状制動体を高く強く作動さすことがえきる。
▲1▼ 従来の台車等はキャスタの車輪部を押し付けてブレーキを掛ける方式であるが、本発明はカートのハンドル部を操作すれば筒状制動体が上下してブレーキが掛り安全で安心で便利である。
▲2▼ キャスタ部以外に台車の任意の部位に容易に取付けが可能である。
▲3▼ 振り子式レバーやロック機能を設けることによってネスティング機能を必要とするカートにも取付けが簡単で収納も移動にも安全で最適である。
▲4▼ 筒状内にキャスタを内蔵できるので、段差のある場所に適用でき最適である。
▲5▼ カートのハンドルを離せば自動的にブレーキが掛かるので幼児を乗せた場合、安心して買い物や袋詰め、駐車場での荷移し等ができ安全で安心して買い物が出来る。
▲7▼ 増幅機構の作用によって操作レバーでの僅かなワイヤの引っ張りでも筒状制動体を高く強く作動さすことがえきる。
実施例に基づき本発明の形態を説明する。
本発明の第1実施例を図1に示し、該図に基づき構造を説明する。
筒状制動体(1)の接地部は開放されていて、柔軟な吸着部材(11)を装着して床に密着するようにした。
筒状制動体(1)の上部は軸(2)を貫通する穴を設け、該穴径は該筒部が自在に軸(2)を摺動する径にした。 軸(2)の上部はカートに固定する。
筒外上部の軸部にバネ(3)を挿入し、バネ(3)は筒(1)が床から引き上げられると(ブレーキ解除された時)圧縮され、押し付けが解除された際にはバネの復原力でバネが伸び筒は下方に降下してブレーキが掛る。
筒を上げるにはカートのハンドル(8)を下方に回動するレバー(4)がワイヤ(52)を引き回転駒(72)を通り増幅機構(6)の短腕(62)を上げ、軸(61)は回動し長腕(63)に上方に回動してワイヤ(51)が引っ張られて筒(1)が上方に上げブレーキが解除される。
短腕(62)にはワイヤ(52)が振り子式レバー(41)にも結合されてる。
レバー(41)はネスティング機能を必要とするショピングカートに使用されるもので、カート置場で先頭のカートに次のカートが組み込まれた時、先頭の振り子式レバー(41)が後方のカートの先端部(81)で押されワイヤ(52)引かられてブレーキが解除される。
しかし、最後方のカートは次のカートから押されないので、係員が手動でハンドルを下方に可動してブレーキを解除し、この位置でハンドルをロックすれば確実にブレーキが解除される利点がある。
但し、次記のように振り子式レバー(44)と接触棒(45)を設けてもよいし、他の方法でもよい。
前記ロック機能の構造は2乃至3個程度穴を開けた板(42)をハンドルの枠部に取付け、ハンドルが下げれば、前記穴部にピン(43)を通してハンドルが上昇しないようにしたものである。
ワイヤ(51)部の引っ張り長さ、即ち、筒の上げ高さは長腕(63)と回転駒(71)の位置関係で調整する。
筒状制動体(1)の接地部は開放されていて、柔軟な吸着部材(11)を装着して床に密着するようにした。
筒状制動体(1)の上部は軸(2)を貫通する穴を設け、該穴径は該筒部が自在に軸(2)を摺動する径にした。 軸(2)の上部はカートに固定する。
筒外上部の軸部にバネ(3)を挿入し、バネ(3)は筒(1)が床から引き上げられると(ブレーキ解除された時)圧縮され、押し付けが解除された際にはバネの復原力でバネが伸び筒は下方に降下してブレーキが掛る。
筒を上げるにはカートのハンドル(8)を下方に回動するレバー(4)がワイヤ(52)を引き回転駒(72)を通り増幅機構(6)の短腕(62)を上げ、軸(61)は回動し長腕(63)に上方に回動してワイヤ(51)が引っ張られて筒(1)が上方に上げブレーキが解除される。
短腕(62)にはワイヤ(52)が振り子式レバー(41)にも結合されてる。
レバー(41)はネスティング機能を必要とするショピングカートに使用されるもので、カート置場で先頭のカートに次のカートが組み込まれた時、先頭の振り子式レバー(41)が後方のカートの先端部(81)で押されワイヤ(52)引かられてブレーキが解除される。
しかし、最後方のカートは次のカートから押されないので、係員が手動でハンドルを下方に可動してブレーキを解除し、この位置でハンドルをロックすれば確実にブレーキが解除される利点がある。
但し、次記のように振り子式レバー(44)と接触棒(45)を設けてもよいし、他の方法でもよい。
前記ロック機能の構造は2乃至3個程度穴を開けた板(42)をハンドルの枠部に取付け、ハンドルが下げれば、前記穴部にピン(43)を通してハンドルが上昇しないようにしたものである。
ワイヤ(51)部の引っ張り長さ、即ち、筒の上げ高さは長腕(63)と回転駒(71)の位置関係で調整する。
上記第1実施例のブレーキ装置をショピングカートに付けた概略を図2に示し、該図に基づき構造を説明する。
カートの前輪の近傍に筒状制動体(1)を取付けた。 カートのハンドル(8)は下方に回動する。ハンドル部にレバー(4)を取り付け、尚、ハンドル部には係員が使用するロック機能(42)を設けた。
ハンドルを下方に回動すればワイヤ(52)が引っ張られ、増幅機構が作動してワイヤ(51)が強く引っ張れ筒状制動体が床から離されブレーキが解除される。
ハンドルを離せばレバー(41)が上がりワイヤ(52)が緩み、増幅機構(6)のバネ(64)が復原して軸(61)が回動して短腕(62)及び長腕(63)が引き戻されワイヤ(51)が緩み、筒状制動体上部のバネ(3)の復原力で筒は下降してブレーキが掛る。
尚、ネスティング機能置場に収納するカートには図示の様に、カートの前方に振り子式レバー(41)を取付けた。該レバーからワイヤ(52)が短腕(62)に連結されている。
カートの前輪の近傍に筒状制動体(1)を取付けた。 カートのハンドル(8)は下方に回動する。ハンドル部にレバー(4)を取り付け、尚、ハンドル部には係員が使用するロック機能(42)を設けた。
ハンドルを下方に回動すればワイヤ(52)が引っ張られ、増幅機構が作動してワイヤ(51)が強く引っ張れ筒状制動体が床から離されブレーキが解除される。
ハンドルを離せばレバー(41)が上がりワイヤ(52)が緩み、増幅機構(6)のバネ(64)が復原して軸(61)が回動して短腕(62)及び長腕(63)が引き戻されワイヤ(51)が緩み、筒状制動体上部のバネ(3)の復原力で筒は下降してブレーキが掛る。
尚、ネスティング機能置場に収納するカートには図示の様に、カートの前方に振り子式レバー(41)を取付けた。該レバーからワイヤ(52)が短腕(62)に連結されている。
更に、上記の実施例ではネスティング機能のために、ハンドル部にロック機能を設けたが、このロック機能の代わりに振り子式レバー(44)と後方のカートの振り子式レバー(44)を蹴る接触棒(45)とを取付けた。
自カートの振り子式レバー(44)は自カートの一台前のカートの接触棒(45)で跳ねられる。
自カートの振り子式レバー(44)は自カートの一台前のカートの接触棒(45)で跳ねられる。
本発明の第2実施例を図3に示し、該図に基づき構造を説明する。
筒状制動体(1)は第1実施例と同様に柔軟な吸着部材(11)を装着して床に密着するようにした。
筒状制動体(1)の上部には軸(2)を貫通しる穴を設け、該穴径は第1実施例と同様に筒(1)が自在に摺動する径にしてある。筒(1)内にはバネ(3)を挿入した。
レバー(4)を上げればワイヤ(52)が引かれ増幅機構(6)の短腕(62)が上がり軸(61)が回動して長腕(63)のワイヤ(51)が引かれ回転駒(71)を経て筒体を上昇させブレーキを解除する。
筒が上昇するとバネ(3)は伸ばされる。
ハンドルを離すとレバー(4)が戻りワイヤ(52)(51)が緩みバネが元の長さに戻り筒は下方に引き下げて接地しブレーキが掛る。
バネの作用は第一実施例とは逆になる。
カートのハンドルの及びレバーの作用は実施例1と同様である。
ネスティング機能を必要とするショピングカートに適用する場合には第1実施例同様に振り子レバー(41)ロック機能(42)や、又は、振り子式レバー(44)や接触棒(45)が必要になる。
筒状制動体(1)は第1実施例と同様に柔軟な吸着部材(11)を装着して床に密着するようにした。
筒状制動体(1)の上部には軸(2)を貫通しる穴を設け、該穴径は第1実施例と同様に筒(1)が自在に摺動する径にしてある。筒(1)内にはバネ(3)を挿入した。
レバー(4)を上げればワイヤ(52)が引かれ増幅機構(6)の短腕(62)が上がり軸(61)が回動して長腕(63)のワイヤ(51)が引かれ回転駒(71)を経て筒体を上昇させブレーキを解除する。
筒が上昇するとバネ(3)は伸ばされる。
ハンドルを離すとレバー(4)が戻りワイヤ(52)(51)が緩みバネが元の長さに戻り筒は下方に引き下げて接地しブレーキが掛る。
バネの作用は第一実施例とは逆になる。
カートのハンドルの及びレバーの作用は実施例1と同様である。
ネスティング機能を必要とするショピングカートに適用する場合には第1実施例同様に振り子レバー(41)ロック機能(42)や、又は、振り子式レバー(44)や接触棒(45)が必要になる。
本発明の第3実施例を図4に示し、該図に基づき構造を説明する。
本実施例はレバー(4)を引けばワイヤ(52)が引かれ増幅機構を通ってワイヤ(51)が引かれ筒が下降して接地しブレーキが掛る構造である。この時、バネ(3)は伸ばされる。
ワイヤ(51)(52)が緩むと筒外部のバネ(3)の復原力で筒(1)が上昇しブレーキが解除される。
本発明は第1、第2実施例とは作用が逆でレバーを引けばブレーキが掛る方式で、レバーを離せばブレーキが解除される。従って、常にブレーキを掛けておくにはロック機能が必要になる。
本実施例はレバー(4)を引けばワイヤ(52)が引かれ増幅機構を通ってワイヤ(51)が引かれ筒が下降して接地しブレーキが掛る構造である。この時、バネ(3)は伸ばされる。
ワイヤ(51)(52)が緩むと筒外部のバネ(3)の復原力で筒(1)が上昇しブレーキが解除される。
本発明は第1、第2実施例とは作用が逆でレバーを引けばブレーキが掛る方式で、レバーを離せばブレーキが解除される。従って、常にブレーキを掛けておくにはロック機能が必要になる。
本発明の第4実施例を図5に示し、該図に基づき構造を説明する。
本実施例はレバー(4)を引けばワイヤ(52)が引かれ増幅機構を通ってワイヤ(51)が引かれ筒が下降し接地してブレーキが掛る構造である。
この時、バネ(3)は圧縮される。
ワイヤを緩めるとバネ(3)の復原力で筒(1)が上昇してブレーキが解除される。
本発明も第3実施例と同様、第1、第2実施例とは作用が逆でレバーを引けばブレーキが掛る方式で、レバーを離せばブレーキが解除される
従って、常にブレーキを掛けておくにはロック機能が必要になる。
本実施例はレバー(4)を引けばワイヤ(52)が引かれ増幅機構を通ってワイヤ(51)が引かれ筒が下降し接地してブレーキが掛る構造である。
この時、バネ(3)は圧縮される。
ワイヤを緩めるとバネ(3)の復原力で筒(1)が上昇してブレーキが解除される。
本発明も第3実施例と同様、第1、第2実施例とは作用が逆でレバーを引けばブレーキが掛る方式で、レバーを離せばブレーキが解除される
従って、常にブレーキを掛けておくにはロック機能が必要になる。
前記第1〜4実施例で使用している短腕(62)に装着したバネ(64)の作用で、レバー(4)を開放すると短腕(62)を下方に回動しワイヤ(52)が引き戻され、長腕も下方に回動してワイヤ(51)が緩みバネ(3)が作動する。
本発明の第5実施例を図6に示し、該図に基づき構造を説明する。
上記の第1から第5実施例はレバー機構にしてワイヤで筒状制動体を操作する構造であるが、本実施例は、筒内(1)にキヤスタ(40)が軸(2)に取付けたこと、筒の押さえ付けは操作干(30)を支点(31)にして梃子の原理を利用して少ない力で筒を押さえ付けることができるところである。
ブレーキの解除は操作干(30)を元に位置に直せば、バネ(3)の復原力で筒(1)は上昇する構造である。
本実施例発明はキャスタ(40)との組み合わせにある。床の段差による筒の破損を解消さす大きな効果がある。
上記の第1から第5実施例はレバー機構にしてワイヤで筒状制動体を操作する構造であるが、本実施例は、筒内(1)にキヤスタ(40)が軸(2)に取付けたこと、筒の押さえ付けは操作干(30)を支点(31)にして梃子の原理を利用して少ない力で筒を押さえ付けることができるところである。
ブレーキの解除は操作干(30)を元に位置に直せば、バネ(3)の復原力で筒(1)は上昇する構造である。
本実施例発明はキャスタ(40)との組み合わせにある。床の段差による筒の破損を解消さす大きな効果がある。
本発明の第6実施例を図7に示し、該図に基づき構造を説明する。
本実施例と第5実施例との相異点は図示の如く、操作棒(20)で直接筒(1)を下方に押し付けてブレーキを掛け、操作棒(20)を上に引き上げればバネ(3)の復原力で筒(1)を引き上げブレーキを解除する構造である。
操作棒(10)の上下の位置は係止板(22)の溝部に操作棒の握り部(21)入れる構造にしてある。
本実施例と第5実施例との相異点は図示の如く、操作棒(20)で直接筒(1)を下方に押し付けてブレーキを掛け、操作棒(20)を上に引き上げればバネ(3)の復原力で筒(1)を引き上げブレーキを解除する構造である。
操作棒(10)の上下の位置は係止板(22)の溝部に操作棒の握り部(21)入れる構造にしてある。
1 筒状制動体 11 柔軟な吸着部材
2 軸
3 バネ
4 レバー 41 振り子式レバー 42、ロック機構用板 43 ピン
44 振り子式レバー 45 接触棒
51 ワイヤ 52 ワイヤ
6 増幅機構 61 増幅機構の軸 62 短腕 63 長腕
64 バネ
71 回転駒 72 回転駒
8 カートのハンドル 81 カートの先端部
9 接触片
20 操作棒
21 操作棒の握り部
22 係止板
30 操作干
31 支点
40 キャスタ 50 カート
2 軸
3 バネ
4 レバー 41 振り子式レバー 42、ロック機構用板 43 ピン
44 振り子式レバー 45 接触棒
51 ワイヤ 52 ワイヤ
6 増幅機構 61 増幅機構の軸 62 短腕 63 長腕
64 バネ
71 回転駒 72 回転駒
8 カートのハンドル 81 カートの先端部
9 接触片
20 操作棒
21 操作棒の握り部
22 係止板
30 操作干
31 支点
40 キャスタ 50 カート
Claims (8)
- 筒状制動体の中央部に軸を摺動可能に貫通して、該筒状制動体に上下動さす手段を設けたことを特徴とした手押し車用ブレーキ装置。
- 前記上下動さす手段が、前記筒状制動体の内部または外部の軸部にバネを挿入してレバー機構でワイヤを引っ張れば筒状制動体が上昇してブレーキを解除し、ワイヤの引っ張り力を解除すれば前記バネの復原力で前記筒状制動体が降下してブレーキが掛る構造にしたことを特徴とした手押し車用ブレーキ装置。
- 前記上下動さす手段が、前記筒状制動体の内部または外部の軸部にバネを挿入してレバー機構でワイヤを引っ張れば筒状制動体が下降してブレーキを掛け、ワイヤの引っ張り力を解除すれば前記バネの復原力で筒状制動体が上昇してブレーキが解除する構造にしたことを特徴とした手押し車用ブレーキ装置。
- 請求項2又は3項記載のワイヤの引っ張る長さを増幅機構で調整することを特徴とした手押し車用ブレーキ装置。
- 請求項1乃至4のいずれか1項記載の手押し車用ブレーキ装置に、手押し車同士が接触した際にブレーキが解除される手段を設けたことを特徴とした手押し車用ブレーキ装置。
- 筒状制動体の中央部に軸を摺動可能に貫通し、該筒状制動体の内部または外部の軸部にバネを挿入し、テコの原理で動くL字状の操作干を前方に倒せば前記筒が下降してブレーキが掛り、操作干を元の状態に引けば前記バネの復原力で上昇してブレーキを解除する構造したことを特徴とした手押し車用ブレーキ装置。
- 筒状制動体の中央部に軸を摺動可能に貫通し、該筒状制動体の内部または外部の軸部にバネを挿入し、上下動する操作棒を下方に押し付ければ前記筒状制動体が下降してブレーキが掛り、操作棒を上げて元の状態に復帰させれば前記バネの復原力で上昇してブレーキを解除する構造にしたことを特徴とした手押し車用ブレーキ装置。
- 請求項1乃至7のいずれか1項記載の筒状制動体の内部にキャスタを取付けたことを特徴とした手押し車用ブレーキ装置。
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-
2017
- 2017-03-25 JP JP2017078527A patent/JP6281036B1/ja active Active
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