JP2018160640A - 基板製造方法及び基板製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】基板の両面にレジストパターンを形成して基板処理を行うことが可能な基板製造方法を提供する。【解決手段】基板の第1の面に第1のレジストパターンを形成する。第1のレジストパターンの表面に犠牲膜を貼付する。第1のレジストパターンの表面に犠牲膜が貼付された状態で、基板の第1の面とは反対の第2の面に第2のレジストパターンを形成する。【選択図】図1
Description
本発明は、基板製造方法及び基板製造装置に関する。
フォトリソグラフィ技術を利用することなくレジストパターンを形成する技術が公知である(特許文献1)。この技術によると、インクジェットヘッドから基板に向けて液状樹脂を噴射しながら基板を移動させることにより、レジストパターンを形成する。基板にレジストパターンを形成した後、ポストベーキングを行う。液状樹脂として、紫外線硬化型樹脂または熱硬化型樹脂を用いることができる。
表面に銅箔が形成された基板にレジストパターンを形成し、このレジストパターンをエッチングマスクとして銅箔をエッチングすることにより、銅パターンを形成することができる。
基板の両面をエッチング加工したい場合には、工程数削減のために、基板の両面にレジストパターンを形成した状態で基板の表層部をエッチングすることが好ましい。特許文献1には、基板の両面にレジストパターンを形成する方法が開示されていない。
本発明の目的は、基板の両面にレジストパターンを形成して基板処理を行うことが可能な基板製造方法を提供することである。本発明の他の目的は、基板の両面にレジストパターンを形成する処理に適した基板製造装置を提供することである。
本発明の一観点によると、
基板の第1の面に第1のレジストパターンを形成する工程と、
前記第1のレジストパターンの表面に犠牲膜を貼付する工程と、
前記第1のレジストパターンの表面に前記犠牲膜が貼付された状態で、前記基板の前記第1の面とは反対の第2の面に第2のレジストパターンを形成する工程と
を有する基板製造方法が提供される。
基板の第1の面に第1のレジストパターンを形成する工程と、
前記第1のレジストパターンの表面に犠牲膜を貼付する工程と、
前記第1のレジストパターンの表面に前記犠牲膜が貼付された状態で、前記基板の前記第1の面とは反対の第2の面に第2のレジストパターンを形成する工程と
を有する基板製造方法が提供される。
本発明の他の観点によると、
テーブルに保持された基板の、上を向く面にレジストパターンを形成する塗布部と、
前記塗布部によって前記基板に形成された前記レジストパターンに、前記レジストパターンのタック性により犠牲膜を貼付する犠牲膜貼付部と
を有する基板製造装置が提供される。
テーブルに保持された基板の、上を向く面にレジストパターンを形成する塗布部と、
前記塗布部によって前記基板に形成された前記レジストパターンに、前記レジストパターンのタック性により犠牲膜を貼付する犠牲膜貼付部と
を有する基板製造装置が提供される。
基板の表層部と犠牲膜とをエッチングすることができるエッチング液を用いて、第1のレジストパターン及び第2のレジストパターンをエッチングマスクとして基板の表層部及び犠牲膜をエッチングすることができる。第2のレジストパターンを形成するときに、反対側の第11のレジストパターンに犠牲膜が貼付されているため、第1のレジストパターンにタック性が残っている場合でも、第2のレジストパターンを形成するためのテーブル基板を保持させたとき、基板がテーブルにねばりつくことがない。
図1A〜図1Hを参照して、実施例による基板製造方法について説明する。図1A〜図1Gは、実施例による基板製造方法の製造途中段階における基板の断面図であり、図1Hは、製造された基板の断面図である。
図1Aに示すように、テーブル10の上面(支持面)に処理対象の基板50を保持させる。テーブル10は、例えば真空チャック機構を有しており、基板50を吸引して固定する。基板50は、コア基板51と、その両面に形成された銅箔52、53を有する。銅箔52、53は、基板50の表層部を構成している。銅箔52の表面を第1の面50Aといい、第1の面50Aとは反対の面(銅箔53の表面)を第2の面50Bということとする。この段階で、第2の面50Bが下を向き、第1の面50Aが上を向いている。
図1Bに示すように、基板50を面内方向に移動させながら、インクジェットヘッド13からインクの液滴を吐出させることにより、第1の面50Aに第1のレジストパターン55を形成する。第1のレジストパターン55を形成するインクとして、例えば、紫外線硬化型インクまたは熱硬化型インクを用いることができる。紫外線硬化型インクを用いる場合には、例えば基板50に着弾したインクに紫外線を照射することにより、インクを硬化させる。熱硬化型インクを用いる場合には、例えば基板50を、インクが硬化する温度まで予め加熱しておくことにより、基板50に着弾したインクを硬化させる。この段階では、インクが硬化してもタック性が残っている。
図1Cに示すように、第1のレジストパターン55の表面に犠牲膜58を貼付する。犠牲膜58には、例えば銅箔を用いることができる。犠牲膜58は、例えば第1のレジストパターン55のタック性により第1のレジストパターン55に貼り付けられる。
図1Dに示すように、テーブル10の上面に、第1の面50Aを下に向けて基板50を保持させて吸着させる。このとき、テーブル10の上面には犠牲膜58が接触し、第1のレジストパターン55はテーブル10の上面に接触しない。
図1Eに示すように、基板50を面内方向に移動させながら、インクジェットヘッド13からインクの液滴を吐出させることにより、第2の面50Bに第2のレジストパターン56を形成する。
図1Fに示すように、銅のエッチング液16に基板50を浸漬させる。これにより、犠牲膜58が全てエッチングされて除去される。さらに、第1のレジストパターン55及び第2のレジストパターン56がエッチングマスクとして作用し、第1のレジストパターン55及び第2のレジストパターン56で覆われていない領域の銅箔52、53がエッチングされる。
図1Gに、エッチング後の基板50の断面図を示す。第1のレジストパターン55及び第2のレジストパターン56で覆われていない領域の銅箔52、53がエッチングされ、第1のレジストパターン55及び第2のレジストパターン56で覆われている領域に銅箔52、53が残る。
図1Hに示すように、第1のレジストパターン55及び第2のレジストパターン56(図1G)を除去する。第1のレジストパターン55及び第2のレジストパターン56で覆われていた領域に銅箔52、53のパターンが残る。このようにして、基板50の両面の銅箔52、53を同時にパターニングすることができる。
次に、上記実施例の優れた効果について説明する。第1のレジストパターン55を形成して硬化させた段階で、第1のレジストパターン55(図1B)にはタック性が残っている。この状態で基板50の表裏を反転させて、基板50をテーブル10に保持させると、第1のレジストパターン55がテーブル10にねばりついてしまう場合がある。特に、テーブル10に真空チャック機構を持たせて基板50を吸着する場合には、第1のレジストパターン55がテーブル10にねばりつき易い。
上記実施例では、図1Dに示した状態で、第1のレジストパターン55とテーブル10との間に犠牲膜58が介在している。このため、第1のレジストパターン55がテーブル10にねばりつくことはない。テーブル10が基板50を吸着する機構を有する場合に、特に顕著な効果が得られる。さらに、犠牲膜58の全域がテーブル10に吸着されるため、十分な吸着力を確保することができる。
第1のレジストパターン55のタック性が消失するまで乾燥させてから、第2の面50Bに第2のレジストパターン56(図1E)を形成すれば、基板50がテーブル10にねばりつくことはない。ところが、第1のレジストパターン55のタック性が消失するまで乾燥させるには、加熱処理または長時間の放置が必要になる。上記実施例では、このような加熱処理や長時間の放置を行う必要がない。
また、上記実施例では、図1Fに示したエッチング処理で、エッチングすべき対象である銅箔52、53のエッチング時に犠牲膜58もエッチングされてしまう。このため、犠牲膜58を除去するための新たな処理を追加する必要はない。犠牲膜58は、エッチング処理で除去するために、薄くすることが好ましい。例えば、銅箔52、53の厚さの1/2以下にすることが好ましい。
次に、上記実施例の変形例について説明する。
上記実施例では、犠牲膜58として、エッチング対象である銅箔52、53と同一の材料を用いたが、その他に、銅箔52、53のエッチング液でエッチング可能な他の材料を用いてもよい。また、薄い犠牲膜58のハンドリングの困難さを回避するために、補強材としてキャリアが付着されたキャリア付き銅箔を用いてもよい。犠牲膜58としてキャリア付き銅箔を用いる場合には、第2のレジストパターン56(図1E)を形成した後、エッチング処理(図1F)を行う前に、キャリアを剥離すればよい。
上記実施例では、犠牲膜58として、エッチング対象である銅箔52、53と同一の材料を用いたが、その他に、銅箔52、53のエッチング液でエッチング可能な他の材料を用いてもよい。また、薄い犠牲膜58のハンドリングの困難さを回避するために、補強材としてキャリアが付着されたキャリア付き銅箔を用いてもよい。犠牲膜58としてキャリア付き銅箔を用いる場合には、第2のレジストパターン56(図1E)を形成した後、エッチング処理(図1F)を行う前に、キャリアを剥離すればよい。
上記実施例では第2のレジストパターン56(図1E)を、第1のレジストパターン55(図1B)を形成したテーブル10及びインクジェットヘッド13を用いて形成した。その他の方法として、第2のレジストパターン56は、第1のレジストパターン55を形成したテーブル10及びインクジェットヘッド13とは異なるテーブル及びインクジェットヘッドを用いて形成してもよい。
上記実施例では、エッチング対象を銅箔52、53としたが、銅箔に限らず、他の金属箔をエッチング対象としてもよい。この場合には、犠牲膜58として、エッチング対象の金属箔のエッチング液でエッチング可能なものを用いるとよい。また、エッチング対象は、コア基板51の両面に配置した金属箔に限られない。例えば、単一材料からなる基板の表層部をエッチングする処理にも、上記実施例による方法を適用することができる。この場合には、犠牲膜58として、基板の表層部をエッチングするためのエッチング液でエッチング可能なものを用いるとよい。
次に、図2〜図4を参照して、他の実施例による基板製造装置について説明する。本実施例による基板製造装置を用いて、図1A〜図1Eに示した基板製造方法により第1のレジストパターン55(図1B)及び第2のレジストパターン56(図1E)を形成することができる。
図2及び図3は、本実施例による基板製造装置の概略図である。本実施例による基板製造装置は、搬入部20、塗布部30、犠牲膜貼付部40、搬送装置23、及びコンテナ移送装置65を含む。搬送装置23が、搬入部20、塗布部30、及び犠牲膜貼付部40の間で、処理対象の基板50を搬送する。搬送装置23は、昇降方向及び水平方向の移動が可能なリフタ24を有しており、基板50はリフタ24に支持されて搬送される。制御装置27が、搬入部20、塗布部30、及び犠牲膜貼付部40内の各装置、及び搬送装置23を制御する。
搬入部20はローラコンベア21を含む。基板コンテナ60から取り出された基板50がローラコンベア21の上に搬入され、粗い位置決めが行われる。基板コンテナ60からの基板50の取り出し、及び搬入部20への搬入は、例えばロボットアームにより行う。粗い位置決めが行われた基板50が、搬送装置23で塗布部30まで搬送される。
塗布部30は、テーブル10、移動機構11、及びインクジェットヘッド13(図1B、図1E)を含む。テーブル10の上面に基板50が保持される。このとき、基板50の上方を向く面が、第1の面50A(図1A)に相当する。移動機構11がテーブル10を水平方向に移動させ、インクジェットヘッド13が基板50に向けて液状樹脂を吐出する。制御装置27が、移動機構11を制御してテーブル10を移動させながら、インクジェットヘッド13から液状樹脂を吐出させることにより、基板50の第1の面50Aに第1のレジストパターン55(図1B)が形成される。基板50に形成された第1のレジストパターン55(図1B)は、例えば紫外線照射によって、タック性が残る程度まで硬化される。
第1のレジストパターン55(図1B)が形成された基板50が、搬送装置23によって犠牲膜貼付部40に搬送される。
犠牲膜貼付部40は、ローラコンベア41、犠牲膜を繰り出すロール42、及びカッタ43を含む。塗布部30から取り出された基板50が、ローラコンベア41の上流側の端部に載せられる。基板50がローラコンベア41上を下流に向かって搬送される途中に、ロール42から繰り出された犠牲膜58が基板50に形成された第1のレジストパターン55(図1C)に貼付される。複数の基板50に密着した犠牲膜58を、2枚の基板50の間でカッタ43が切断する。ローラコンベア41の下流端まで搬送された基板50が、ロボットアーム等により基板コンテナ60に格納される。
図3に示すように、犠牲膜58が密着した基板50を格納した基板コンテナ60が、コンテナ移送装置65によって、搬入部20へ搬入可能な位置まで移送する。その後、基板コンテナ60に格納された基板50が、搬入部20に搬入される。このとき、基板50は、犠牲膜58が密着した面を下に向けてローラコンベア21の上に保持される。基板50が搬入部20から塗布部30に搬入されると、犠牲膜58がテーブル10に接触することにより、基板50がテーブル10に保持される(図1D)。
この状態で、基板50の第2の面50B(図1E)に第2のレジストパターン56(図1E)が形成される。第2のレジストパターン56が形成された基板50は、犠牲膜貼付部40まで搬送される。基板50は、第2のレジストパターン56に犠牲膜が貼り付けられることなくローラコンベア41の下流端まで搬送され、基板コンテナ60に格納される。
図4は、塗布部30の概略平面図である。搬入部20から塗布部30を経由して犠牲膜貼付部40への移送方向と直交する方向に、テーブル10がガイド12に沿って移動する。テーブル10の移動経路の上方に撮像装置14及びインクジェットヘッド13が配置されている。
撮像装置14は、テーブル10に保持された基板50の位置を検出する。インクジェットヘッド13は、テーブル10に保持されている基板50に向けてレジストパターンの材料である液状樹脂の液滴を吐出する。塗布部30で第1のレジストパターン55が形成された基板50が、犠牲膜貼付部40に移送される。
本実施例による基板製造装置を用いて、第1のレジストパターン55を形成する処理(図1B)、犠牲膜58を密着させる処理(図1C)、及び第2のレジストパターン56を形成する処理(図1E)を実行することができる。
次に、図2〜図4に示した実施例の変形例について説明する。
図4に示した例では、基板50を一次元方向に移動させながら、インクジェットヘッド13から液状樹脂を吐出させたが、基板50を二次元方向に移動させてもよい。例えば、第1の方向への走査と、それに直交する方向への副走査とを繰り返しながら、インクジェットヘッド13から液状樹脂を吐出させてもよい。基板50を二次元方向に移動させることが可能な場合には、1個の撮像装置14のみを配置してもよい。基板50を二次元方向に移動させることにより、基板50に形成されているアライメントマークまたは角部等を1個の撮像装置14の画角内に配置させることが可能である。
図4に示した例では、基板50を一次元方向に移動させながら、インクジェットヘッド13から液状樹脂を吐出させたが、基板50を二次元方向に移動させてもよい。例えば、第1の方向への走査と、それに直交する方向への副走査とを繰り返しながら、インクジェットヘッド13から液状樹脂を吐出させてもよい。基板50を二次元方向に移動させることが可能な場合には、1個の撮像装置14のみを配置してもよい。基板50を二次元方向に移動させることにより、基板50に形成されているアライメントマークまたは角部等を1個の撮像装置14の画角内に配置させることが可能である。
図2に示した例では、犠牲膜貼付部40において、第1のレジストパターン55が形成された第1の面50Aを上方に向けた状態で、第1のレジストパターン55に犠牲膜58を貼付した。すなわち、犠牲膜58を基板50の上に準備して、犠牲膜58を基板50に貼付した。基板50と犠牲膜58との上下関係を反対にしてもよい。例えば、基板50の第1のレジストパターン55が形成された第1の面50Aを下方に向けて犠牲膜58の上に載せることにより、基板50に犠牲膜58を貼付してもよい。
次に、図5を参照して、さらに他の実施例による基板製造装置について説明する。以下、図2〜図4に示した実施例による基板製造装置と共通の構成については説明を省略する。
図5は、本実施例による基板製造装置の一部分の概略図である。本実施例による基板製造装置は、図2に示した犠牲膜貼付部40の後段に、反転部70、二段目塗布部80、及び搬出部90が設けられている。搬送装置23が、反転部70、二段目塗布部80、及び搬出部90の間で基板50を搬送する。
犠牲膜貼付部40において犠牲膜58が貼付された基板50が、犠牲膜貼付部40から反転部70のローラコンベア71まで搬送される。犠牲膜貼付部40のローラコンベア41が反転部70のローラコンベア71に連続しており、基板50は、ローラコンベア41、71上を移動することにより、犠牲膜貼付部40から反転部70のローラコンベア71まで搬送される。
ローラコンベア71は、基板50を上下から挟むように、基板50の下側と上側の両方に配置されている。上下のローラコンベア71は、犠牲膜58が貼付された基板50を挟んだ状態で、基板50の上下を反転させる。上下反転された基板50は、ローラコンベア72の上まで送られる。ローラコンベア72は基板50の下側のみに配置されている。
ローラコンベア72の上まで送られた基板50は、犠牲膜58が貼付されている第1の面50A(図1D)を下に向けている。基板50は、この姿勢を維持したまま、搬送装置23によって二段目塗布部80まで搬送される。二段目塗布部80においては、基板50が、第2の面50B(図1D)を上に向けてテーブル81に保持される。
二段目塗布部80は、基板50の第2の面50Bに第2のレジストパターン56(図1E)を形成する。第2のレジストパターン56が形成された基板50が、二段目塗布部80から搬出部90に搬送される。搬出部90まで搬送された基板50は、例えばロボットアームによって基板コンテナ60に格納される。
図5に示した実施例による基板製造装置は、塗布部30(図2)において基板50の第1の面50Aに第1のレジストパターン55を形成した後、二段目塗布部80において基板50の第2の面50Bに第2のレジストパターン56を形成することができる。
次に、図6A及び図6Bを参照して、さらに他の実施例による基板製造方法について説明する。以下、図1A〜図1Hに示した実施例と共通の構成については説明を省略する。図6A及び図6Bは、本実施例による基板製造方法の製造途中段階における基板の断面図である。
図1Eに示した工程で第2のレジストパターン56を形成した後、図6Aに示すように、第2のレジストパターン56の表面に犠牲膜59を貼付する。犠牲膜59には、例えば犠牲膜58と同一の材料が用いられる。その後、図6Bに示すように、基板50をエッチング液16に浸漬させることにより、犠牲膜58、59をエッチングし、さらに、第1のレジストパターン55及び第2のレジストパターン56をエッチングマスクとして、銅箔52、53をエッチングする。その後の工程は、図1G及び図1Hに示した実施例の工程と同様である。
本実施例においては、犠牲膜58、59がエッチングされた後、銅箔52、53がエッチング液16に接触し、銅箔52、53のエッチングが開始される。このため、銅箔52、53のエッチング時間等のエッチング条件を同一にすることができる。これにより、銅箔52、53の一方のみが過度にエッチングされることを防止することができる。
銅箔52の厚さと銅箔53の厚さとが異なる場合、銅箔52、53の厚さの差を補償するように、犠牲膜58、59の厚さを異ならせるとよい。例えば、基板50の第1の面50Aの銅箔52の厚さと犠牲膜58の厚さとの合計が、第2の面50Bの銅箔53の厚さと犠牲膜59の厚さとの合計に等しくなるように、犠牲膜58、59の厚さを異ならせるとよい。これにより、エッチング対象物の厚さを、基板50の両面で揃えることができる。その結果、エッチングすべき銅箔52、53がエッチング液に晒される時間が必要以上に長くなってしまうことを回避することができる。例えば、過度のサイドエッチングの発生を抑制することができる。
上述の各実施例は例示であり、異なる実施例で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。複数の実施例の同様の構成による同様の作用効果については実施例ごとには逐次言及しない。さらに、本発明は上述の実施例に制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
10 テーブル
11 移動機構
12 ガイド
13 インクジェットヘッド
14 撮像装置
16 エッチング液
20 搬入部
21 ローラコンベア
23 搬送装置
24 リフタ
27 制御装置
30 塗布部
40 犠牲膜貼付部
41 ローラコンベア
42 犠牲膜のロール
43 カッタ
50 処理対象の基板
50A 第1の面
50B 第2の面
51 コア基板
52、53 銅箔
55 第1のレジストパターン
56 第2のレジストパターン
58 犠牲膜
59 他の犠牲膜
60 基板コンテナ
65 コンテナ移送装置
70 反転部
71、72 ローラコンベア
80 二段目塗布部
81 テーブル
90 搬出部
11 移動機構
12 ガイド
13 インクジェットヘッド
14 撮像装置
16 エッチング液
20 搬入部
21 ローラコンベア
23 搬送装置
24 リフタ
27 制御装置
30 塗布部
40 犠牲膜貼付部
41 ローラコンベア
42 犠牲膜のロール
43 カッタ
50 処理対象の基板
50A 第1の面
50B 第2の面
51 コア基板
52、53 銅箔
55 第1のレジストパターン
56 第2のレジストパターン
58 犠牲膜
59 他の犠牲膜
60 基板コンテナ
65 コンテナ移送装置
70 反転部
71、72 ローラコンベア
80 二段目塗布部
81 テーブル
90 搬出部
Claims (9)
- 基板の第1の面に第1のレジストパターンを形成する工程と、
前記第1のレジストパターンの表面に犠牲膜を貼付する工程と、
前記第1のレジストパターンの表面に前記犠牲膜が貼付された状態で、前記基板の前記第1の面とは反対の第2の面に第2のレジストパターンを形成する工程と
を有する基板製造方法。 - 前記第2のレジストパターンを形成した後、さらに、
前記犠牲膜をエッチングするとともに、前記第1のレジストパターン及び前記第2のレジストパターンをエッチングマスクとして、前記基板の前記第1の面の表層部及び前記第2の面の表層部をエッチングする工程と、
前記第1のレジストパターン及び前記第2のレジストパターンを除去する工程と
を有する請求項1に記載の基板製造方法。 - 前記第2のレジストパターンを形成した後、前記犠牲膜、前記基板の前記第1の面の表層部及び前記第2の面の表層部をエッチングする前に、さらに、前記第2のレジストパターンの表面に他の犠牲膜を貼付する工程を含み、
前記第1のレジストパターンの表面に貼付された前記犠牲膜、前記基板の前記第1の面の表層部及び前記第2の面の表層部をエッチングする工程において、前記第2のレジストパターンの表面に貼付された前記他の犠牲膜もエッチングする請求項2に記載の基板製造方法。 - 前記第1のレジストパターンを形成する工程において、前記基板の前記第2の面を下に向けて前記基板をテーブルに保持させた状態で、前記基板の前記第1の面に前記第1のレジストパターンを形成し、
前記第2のレジストパターンを形成する工程において、前記基板の前記第1の面を下に向けて、テーブルと前記第1のレジストパターンとの間に前記犠牲膜を介在させて前記基板をテーブルに保持させた状態で、前記第2のレジストパターンを形成する
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板製造方法。 - 前記犠牲膜を貼付する工程において、前記第1のレジストパターンのタック性により、前記第1のレジストパターンに前記犠牲膜を貼付する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の基板製造方法。
- 前記基板の前記第1の面及び前記第2の面の表層部の材料と、前記犠牲膜の材料とが同一である請求項1乃至5のいずれか1項に記載の基板製造方法。
- テーブルに保持された基板の、上を向く面にレジストパターンを形成する塗布部と、
前記塗布部によって前記基板に形成された前記レジストパターンに、前記レジストパターンのタック性により犠牲膜を貼付する犠牲膜貼付部と
を有する基板製造装置。 - さらに、前記犠牲膜貼付部で前記犠牲膜が貼付された前記基板を、前記犠牲膜が貼付されている面を下に向けて前記テーブルに保持させる搬送装置を有する請求項7に記載の基板製造装置。
- さらに、
他のテーブルに保持された基板の、上を向く面にレジストパターンを形成する二段目塗布部と、
前記犠牲膜貼付部によって貼付された前記基板を、前記犠牲膜を下に向けて前記二段目塗布部のテーブルに保持させる反転部と
を有する請求項7に記載の基板製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017058335A JP2018160640A (ja) | 2017-03-24 | 2017-03-24 | 基板製造方法及び基板製造装置 |
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2017
- 2017-03-24 JP JP2017058335A patent/JP2018160640A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115866914A (zh) * | 2023-02-20 | 2023-03-28 | 四川英创力电子科技股份有限公司 | 一种印制板自动补偿的蚀刻装置 |
CN115866914B (zh) * | 2023-02-20 | 2023-05-02 | 四川英创力电子科技股份有限公司 | 一种印制板自动补偿的蚀刻装置 |
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