JP2018160395A - 透明導電体及び透明導電体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】透明基材1と、透明基材1上に設けられた導電性細線2と、透明基材1上における導電性細線2が設けられた領域を選択的に被覆する、延伸性の導電材からなる延伸性導電層3とを備える透明導電体、及び、透明基材1上に導電性細線2を形成し、次いで、透明基材1上における導電性細線2が設けられた領域を選択的に被覆するように、延伸性の導電材からなる延伸性導電層3を形成する透明導電体の製造方法。
【選択図】図1
Description
透明基材と、
前記透明基材上に設けられた導電性細線と、
前記透明基材上における前記導電性細線が設けられた領域を選択的に被覆する、延伸性の導電材からなる延伸性導電層と
を備えることを特徴とする透明導電体。
2.
前記導電性細線の線幅は10μm以下であることを特徴とする前記1記載の透明導電体。
3.
前記延伸性の導電材は、導電性を維持できる延伸率が20%〜100%であることを特徴とする前記1又は2記載の透明導電体。
4.
前記導電性細線は、金属粒子の堆積物と、該堆積物の上に積層された金属層とにより構成されていることを特徴とする前記1〜3の何れかに記載の透明導電体。
5.
前記透明基材上に、前記導電性細線が複数設けられ、
前記延伸性導電層によって、複数の前記導電性細線が、それぞれ選択的に被覆されていることを特徴とする前記1〜4の何れかに記載の透明導電体。
6.
前記透明基材上に、複数の前記導電性細線からなる導電性細線群が複数設けられ、
前記延伸性導電層によって、複数の前記導電性細線群が、それぞれ選択的に被覆されていることを特徴とする前記1〜5の何れかに記載の透明導電体。
7.
透明基材上に導電性細線を形成し、
次いで、前記透明基材上における前記導電性細線が設けられた領域を選択的に被覆するように、延伸性の導電材からなる延伸性導電層を形成することを特徴とする透明導電体の製造方法。
8.
前記導電性細線を、コーヒーステイン現象を利用した自己組織化によって形成することを特徴とする前記7記載の透明導電体の製造方法。
9.
前記導電性細線をフォトリソグラフィー法によって形成することを特徴とする前記7記載の透明導電体の製造方法。
10.
前記延伸性導電層を電解重合法又は電着法によって形成することを特徴とする前記7〜9の何れかに記載の透明導電体の製造方法。
11.
前記延伸性導電層をインクジェット法によって形成することを特徴とする前記7〜9の何れかに記載の透明導電体の製造方法。
(1)第1実施形態
図1は第1実施形態に係る透明導電体を説明する平面図である。図2は図1の透明導電体が備える導電性細線、延伸性導電層を説明する断面図であり、導電性細線の長手方向と直交する断面を示している。
上述した第1実施形態では、複数の導電性細線2の全てが、延伸性導電層3によって被覆されている場合について示したが、これに限定されない。以下に第2実施形態として、複数の導電性細線2の一部が、延伸性導電層3によって被覆されている場合について説明する。
上述した第2実施形態では、1本の帯状の延伸性導電層3が、1本の導電性細線2に沿うように設けられる場合について主に示したが、これに限定されない。以下に第3実施形態として、1本の帯状の延伸性導電層3が、複数本の導電性細線2に沿うように設けられる場合について説明する。
以上の説明では、延伸性導電層3によって導電性細線2を被覆する場合について主に示したが、これに限定されない。以下に第4実施形態として、延伸性導電層3によって各導電性細線群20を被覆する場合について説明する。
以上の説明では、導電性細線群20がメッシュ状のパターンを形成している場合について主に示したが、これに限定されない。以下に第5実施形態として、導電性細線群20がストライプ状のパターンを形成している場合について説明する。
導電性細線群20がストライプ状のパターンを形成している場合においても、第4実施形態と同様に、延伸性導電層3によって、複数の導電性細線群20を、個別に被覆することができる。これについて、以下に第6実施形態として説明する。
上述したように、透明導電体は、折り曲げや延伸によって変形されても、導電性を保持することができる。このとき、折り曲げや延伸によって変形される部位に、延伸性導電層3を設けることも好ましいことである。これについて、以下に第7実施形態として説明する。
本発明においては、延伸性導電層によって「導電性細線が設けられた領域」を「選択的」に被覆する。
透明導電体の製造方法においては、まず、透明基材1上に導電性細線2を形成する。次いで、透明基材1上における導電性細線2が設けられた領域を選択的に被覆するように、延伸性の導電材からなる延伸性導電層3を形成する。これにより、透明導電体が得られる。
導電性細線2を形成する方法は格別限定されないが、フォトリソグラフィー法や印刷法等が好ましく挙げられる。印刷法としては、例えば、スクリーン印刷法やインクジェット法等が挙げられる。インクジェット法におけるインクジェットヘッドの液滴吐出方式は格別限定されず、例えばピエゾ方式やサーマル方式等が挙げられる。
延伸性導電層3の形成方法は、導電性細線2が設けられた領域を選択的に被覆するように延伸性導電層3を形成できれば、格別限定されない。
(1)透明導電体の成形方法(構造物の製造方法)
透明導電体には、曲面を成すように成形を施すことができる。成形は、透明導電体を3次元的に変形させるものであることが好ましい。3次元的に変形によって、透明導電体には非平面形状が付与される。非平面というのは、一つの平面内に含まれない面であり、曲面や、複数の平面の組み合わせによって構成され得る。
透明導電体は、これを曲げる場合だけでなく、延伸する場合においても、導電性細線の断線を生じ得る。この場合も、延伸性導電層によって導電性を保持することができる。透明導電体を延伸する方法には、例えば、透明導電体を一軸延伸する一軸延伸機、透明導電体を二軸延伸する二軸延伸機等が用いられる。
(実施例1)
まず、透明基材1上に導電性細線2を形成し、次いで、透明基材1上における導電性細線2が設けられた領域を選択的に被覆するように、延伸性の導電材からなる延伸性導電層3を形成した。これにより、第2実施形態(図3)と同様の透明導電体を得た。
実施例1において、線幅が5μmの導電性細線2をフォトリソグラフィー法により形成したこと以外は、実施例1と同様にして透明導電体を得た。
実施例1において、線幅が5μmの導電性細線2をインクジェット法により形成したこと以外は、実施例1と同様にして透明導電体を得た。ここでは、インクジェット法により透明基材1上にインクを付与した後、コーヒーステイン現象を利用した自己組織化(下記の表1中、CSと表記する)によって導電性細線2を形成した。インクには、銀ナノ粒子:0.5重量%、ジエチレングリコールモノブチルエーテル:20重量%、残部水からなる水系銀ナノインクを用いた。
実施例3において、延伸性導電層3を電解重合法により形成したこと以外は、実施例3と同様にして透明導電体を得た。延伸性導電層3を構成する延伸性の導電材は、PEDOT/PSSである。延伸性の導電材の「導電性を維持できる延伸率」を測定したところ100%であった。
実施例3において、延伸性導電層3をインクジェット法により形成したこと以外は、実施例3と同様にして透明導電体を得た。延伸性導電層3を構成する延伸性の導電材は、PEDOT/PSSである。延伸性の導電材の「導電性を維持できる延伸率」を測定したところ100%であった。
実施例3において、延伸性導電層3を構成する延伸性の導電材としてポリアニリンを用いたこと以外は、実施例3と同様にして透明導電体を得た。延伸性の導電材の「導電性を維持できる延伸率」を測定したところ15%であった。
実施例3において、コーヒーステイン現象を利用した自己組織化を行わずに導電性細線2を形成したこと以外は、実施例3と同様にして透明導電体を得た。導電性細線2の線幅は11μmである。
実施例1において、延伸性導電層3の形成を省略したこと以外は、実施例1と同様にして透明導電体を得た。
(1)曲げ耐性
得られた透明導電体を、幅10mm、長さ100mmの短冊状に切り出し、延伸機にて延伸して、下記評価基準で曲げ耐性を評価した。
〔評価基準〕
○:延伸率が20%で抵抗上昇が2倍以下である
×:延伸率が20%で抵抗上昇が10倍以上である
得られた透明導電体を、目視で観察して、下記評価基準で視認性を評価した。
〔評価基準〕
○:金属細線のパターンが見えない
△:金属細線のパターンがわずかに観察される
×:金属細線のパターンが明瞭に観察される(本実施例及び比較例において該当なし)
2:導電性細線
21:金属粒子の堆積物
22:金属層
3:延伸性導電層
4:引き出し線
5:ライン状液体
6a、6b:金型
7:構造体
F:透明導電体
R:樹脂
Claims (11)
- 透明基材と、
前記透明基材上に設けられた導電性細線と、
前記透明基材上における前記導電性細線が設けられた領域を選択的に被覆する、延伸性の導電材からなる延伸性導電層と
を備えることを特徴とする透明導電体。 - 前記導電性細線の線幅は10μm以下であることを特徴とする請求項1記載の透明導電体。
- 前記延伸性の導電材は、導電性を維持できる延伸率が20%〜100%であることを特徴とする請求項1又は2記載の透明導電体。
- 前記導電性細線は、金属粒子の堆積物と、該堆積物の上に積層された金属層とにより構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の透明導電体。
- 前記透明基材上に、前記導電性細線が複数設けられ、
前記延伸性導電層によって、複数の前記導電性細線が、それぞれ選択的に被覆されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の透明導電体。 - 前記透明基材上に、複数の前記導電性細線からなる導電性細線群が複数設けられ、
前記延伸性導電層によって、複数の前記導電性細線群が、それぞれ選択的に被覆されていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の透明導電体。 - 透明基材上に導電性細線を形成し、
次いで、前記透明基材上における前記導電性細線が設けられた領域を選択的に被覆するように、延伸性の導電材からなる延伸性導電層を形成することを特徴とする透明導電体の製造方法。 - 前記導電性細線を、コーヒーステイン現象を利用した自己組織化によって形成することを特徴とする請求項7記載の透明導電体の製造方法。
- 前記導電性細線をフォトリソグラフィー法によって形成することを特徴とする請求項7記載の透明導電体の製造方法。
- 前記延伸性導電層を電解重合法又は電着法によって形成することを特徴とする請求項7〜9の何れかに記載の透明導電体の製造方法。
- 前記延伸性導電層をインクジェット法によって形成することを特徴とする請求項7〜9の何れかに記載の透明導電体の製造方法。
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