JP2018159611A - 放射線検出器及び放射線画像撮影装置 - Google Patents

放射線検出器及び放射線画像撮影装置 Download PDF

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Abstract

【課題】センサ基板に可撓性の基材を用いた場合に、放射線画像の画質の低下を抑制することができる放射線検出器及び放射線画像撮影装置を提供する。【解決手段】放射線検出器10は、可撓性の基材14、及び基材14の第1の面14Aに設けられ、かつ放射線から変換された光に応じて発生した電荷を蓄積する複数の画素16が形成された層を含むセンサ基板12と、センサ基板12の第1の面14Aの側に設けられた、放射線を光に変換する変換層30と、少なくとも、変換層30を覆う領域から基材14の第1の面14Aとは反対側の第2の面14Bの外周部における領域17までを含む領域を覆う保護膜32と、基材14の第2の面14B側から保護膜32を介して基材14の領域17を支持する支持部材34と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、放射線検出器及び放射線画像撮影装置に関する。
従来、医療診断を目的とした放射線撮影を行う放射線画像撮影装置が知られている。このような放射線画像撮影装置には、被写体を透過した放射線を検出し放射線画像を生成するための放射線検出器が用いられている。
放射線検出器としては、放射線を光に変換するシンチレータ等の変換層と、変換層で変換された光に応じて発生した電荷を蓄積する複数の画素が設けられたセンサ基板と、を備えたものがある。このような放射線検出器として、耐久性の向上のために、変換層が保護膜で覆われているものがある(特許文献1参照)。
特開2011−247822号公報
上記特許文献1に記載の技術では、変換層の、センサ基板に接している面(下面)以外の面(変換層の上面及び側面)が保護膜で覆われている。この保護膜の一端は、センサ基板の裏面(変換層と接していない面)に回り込んでおり、回り込んだ裏面における保護膜にはホットプレス部が設けられていることにより防湿性が向上する。
ところで、センサ基板に可撓性の基材を用いることが望まれている。可撓性の基材を用いることにより、例えば、放射線画像撮影装置(放射線検出器)を軽量化したり、被写体の撮影を行い易くすることができる。
センサ基板に可撓性の基材を用いる場合、基材すなわち、センサ基板に撓みが生じる。センサ基板に撓みが生じることにより、例えば変換層の耐久性や防湿性が低下する場合があった。この場合、特許文献1に記載の技術のように保護膜を設けても、耐久性や防湿性が十分とはいえなかった。
そのため、センサ基板に可撓性の基材を用いた場合に、放射線画像の画質の低下を招く場合があった。
本開示は、センサ基板に可撓性の基材を用いた場合に、放射線画像の画質の低下を抑制することができる放射線検出器及び放射線画像撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示の放射線検出器は、可撓性の基材、及び基材の第1の面に設けられ、かつ放射線から変換された光に応じて発生した電荷を蓄積する複数の画素が形成された層を含むセンサ基板と、センサ基板の第1の面の側に設けられた、放射線を光に変換する変換層と、少なくとも、変換層を覆う領域から基材の第1の面とは反対側の第2の面の外周部における所定の領域までを含む領域を覆う保護膜と、基材の第2の面側から保護膜を介して基材の所定の領域を支持する支持部材と、を備える。
また、本開示の放射線検出器は、所定の領域は、基材の第2の面における、基材の第1の面における複数の画素が設けられた領域である画素領域に対応する領域の外側に対応する領域であってもよい。
また、本開示の放射線検出器の複数の画素は、複数の第1画素と複数の第1画素の外周部に設けられ、かつ放射線画像の形成における用途が複数の第1画素と異なる複数の第2画素とを含み、所定の領域は、基材の第2の面における、複数の第1画素が設けられた領域の外側に対応する領域であってもよい。
また、本開示の放射線検出器の支持部材は、第2の面の外周から所定の距離内側の周縁上に、周縁に沿って複数設けられており、周縁に沿った複数の支持部材の長さの合計が、周縁の長さに対して二分の一以上でかつ、周縁の長さ未満であってもよい。
また、本開示の放射線検出器のセンサ基板は、対向する一対の辺を有しており、支持部材は、少なくとも一対の辺の各々に設けられていてもよい。
また、本開示の放射線検出器の保護膜は、少なくとも、変換層のセンサ基板が設けられた面と反対側の面及び側面を覆う第1保護膜と、所定の領域及び第1保護膜全体を含む領域を覆う第2保護膜と、を備えていてもよい。
また、本開示の放射線検出器の保護膜は、少なくとも、変換層のセンサ基板が設けられた面と反対側の面及び側面を覆う第1保護膜と、所定の領域及び第1保護膜の端部を含む領域を覆う第2保護膜と、を備えていてもよい。
また、本開示の放射線検出器は、基材の第2の面に設けられた帯電防止膜をさらに備えていていもよい。
また、本開示の放射線検出器の保護膜は、第2の面の全体を覆っていてもよい。
また、本開示の放射線検出器は、基材の第2の面に放射線が照射される撮影に用いられてもよい。
また、本開示の放射線検出器の変換層は、CsIを含んでいてもよい。
また、本開示の放射線画像撮影装置は、本開示の放射線検出器と、複数の画素に蓄積された電荷を読み出すための制御信号を出力する制御部と、制御信号に応じて、複数の画素から電荷を読み出させる駆動部と、複数の画素から読み出された電荷に応じた電気信号が入力され、入力された電気信号に応じた画像データを生成して制御部に出力する信号処理部と、を備える。
また、本開示の放射線画像撮影装置は、放射線検出器における基材、複数の画素が形成された層、及び変換層が並ぶ積層方向と交差する方向に、制御部と、放射線検出器とが並んで設けられていてもよい。
また、本開示の放射線画像撮影装置の制御部、駆動部、及び信号処理部の少なくとも一つに電力を供給する電源部をさらに備え、放射線検出器における基材、複数の画素が形成された層、及び変換層が並ぶ積層方向と交差する方向に、電源部と、制御部と、放射線検出器とが並んで設けられていてもよい。
本開示によれば、センサ基板に可撓性の基材を用いた場合に、放射線画像の画質の低下を抑制することができる。
第1実施形態の放射線画像撮影装置における電気系の要部構成の一例を示すブロック図である。放射線検出器におけるセンサ基板の構成の一例を示す構成図である。 第1実施形態の放射線検出器の一例を、変換層が設けられた側の反対側からみた平面図である。 図2に示した放射線検出器のA−A線断面図である。 表面読取方式に本実施形態の放射線画像撮影装置を適用した場合における、放射線検出器が筐体内に設けられた状態の一例を示す断面図である。 表面読取方式に本実施形態の放射線画像撮影装置を適用した場合における、放射線検出器が筐体内に設けられた状態の他の例を示す断面図である。 第2実施形態の放射線検出器の一例の断面図である。 第2実施形態の放射線検出器の他の例の断面図である。 第3実施形態の放射線検出器の一例の断面図である。 第4実施形態の放射線検出器の一例の断面図である。 第5実施形態の放射線検出器の一例の断面図である。 第6実施形態の放射線検出器の一例の断面図である。 支持部材の他の例を説明するために、放射線検出器を変換層が設けられた側の反対側からみた平面図である。 支持部材が設けられた位置の他の例を説明するために、放射線画像撮影装置を放射線検出器の変換層が設けられた側の反対側からみた平面図である。 アクティブエリアの他の例を説明するための、放射線検出器の他の例の断面図である。 放射線検出器を複数(2つ)備えた放射線画像撮影装置における複数の放射線検出器の一例の断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、本実施形態は本発明を限定するものではない。
[第1実施形態]
本実施形態の放射線画像撮影装置は、撮影対象である被写体を透過した放射線を検出して被写体の放射線画像を表す画像情報を出力することにより、撮影対象の放射線画像を撮影する機能を有する。
まず、図1を参照して本実施形態の放射線画像撮影装置における電気系の構成の一例の概略を説明する。図1は、本実施形態の放射線画像撮影装置における電気系の要部構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の放射線画像撮影装置1は、放射線検出器10、制御部100、駆動部102、信号処理部104、画像メモリ106、及び電源部108を備える。
放射線検出器10は、センサ基板12(図3参照)と、放射線を光に変換する変換層(図3参照)と、を備える。センサ基板12は、可撓性の基材14と、基材14の第1の面14Aに設けられた複数の画素16と、を備えている。なお、以下では、複数の画素16について、単に「画素16」という場合がある。
図1に示すように本実施形態の各画素16は、変換層が変換した光に応じて電荷を発生して蓄積するセンサ部22、及びセンサ部22にて蓄積された電荷を読み出すスイッチング素子20を備える。本実施形態では、一例として、薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)をスイッチング素子20として用いている。そのため、以下では、スイッチング素子20を「TFT20」という。本実施形態では、センサ部22及びTFT20が形成され、さらに平坦化された層として基材14の第1の面14Aに画素16が形成された層が設けられる。以下では、画素16が形成された層についても、説明の便宜上「画素16」という場合がある。
画素16は、センサ基板12のアクティブエリア15に、一方向(図1の横方向に対応する走査配線方向、以下「行方向」ともいう)及び行方向に対する交差方向(図1の縦方向に対応する信号配線方向、以下「列方向」ともいう)に沿って二次元状に配置されている。図1では、画素16の配列を簡略化して示しているが、例えば、画素16は行方向及び列方向に1024個×1024個配置される。
また、放射線検出器10には、画素16の行毎に備えられた、TFT20のスイッチング状態(オン及びオフ)を制御するための複数の走査配線26と、画素16の列毎に備えられた、センサ部22に蓄積された電荷が読み出される複数の信号配線24と、が互いに交差して設けられている。複数の走査配線26の各々は、それぞれパッド(図示省略)を介して、駆動部102に接続されることにより、駆動部102から出力される、TFT20を駆動してスイッチング状態を制御する駆動信号が、複数の走査配線の各々に流れる。また、複数の信号配線24の各々が、それぞれパッド(図示省略)を介して、信号処理部104に接続されることにより、各画素16から読み出された電荷が、電気信号として信号処理部104に出力される。信号処理部104は、入力された電気信号に応じた画像データを生成して出力する。
信号処理部104には後述する制御部100が接続されており、信号処理部104から出力された画像データは制御部100に順次出力される。制御部100には画像メモリ106が接続されており、信号処理部104から順次出力された画像データは、制御部100による制御によって画像メモリ106に順次記憶される。画像メモリ106は所定の枚数分の画像データを記憶可能な記憶容量を有しており、放射線画像の撮影が行われる毎に、撮影によって得られた画像データが画像メモリ106に順次記憶される。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)100A、ROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)等を含むメモリ100B、及びフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶部100Cを備えている。制御部100の一例としては、マイクロコンピュータ等が挙げられる。制御部100は、放射線画像撮影装置1の全体の動作を制御する。
また、各画素16のセンサ部22には、各画素16にバイアス電圧を印加するために、共通配線28が信号配線24の配線方向に設けられている。共通配線28が、パッド(図示省略)を介して、センサ基板12の外部のバイアス電源(図示省略)に接続されることにより、バイアス電源から各画素16にバイアス電圧が印加される。
電源部108は、制御部100、駆動部102、信号処理部104、画像メモリ106、及び電源部108等の各種素子や各種回路に電力を供給する。なお、図3では、錯綜を回避するために、電源部108と各種素子や各種回路を接続する配線の図示を省略している。
さらに、本実施形態の放射線検出器10について詳細に説明する。図2は、本実施形態の放射線検出器10を、第1の面14Aとは反対側の第2の面14B側からみた平面図である。また、図3は、図2における放射線検出器10のA−A線断面図である。
本実施形態の放射線検出器10は、図2及び図3に示すように、基材14及び画素16を含むセンサ基板12と、変換層30と、保護膜32と、支持部材34と、を備えており、基材14、画素16、及び変換層30がこの順に設けられている。なお、以下では、基材14、画素16、及び変換層30が並ぶ方向(図3における上下方向)を積層方向という。
基材14は、可撓性を有し、例えば、ポリイミド等のプラスチックを含む樹脂シートである。基材14の具体例としては、XENOMAX(登録商標)が挙げられる。なお、基材14は、所望の可撓性を有しておればよく、樹脂シートに限定されない。例えば、基材14は、厚みが比較的薄いガラス基板等であってもよい。基材14の厚みは、材質の硬度、及びセンサ基板12の大きさ(第1の面14Aまたは第2の面14Bの面積)等に応じて、所望の可撓性が得られる厚みであればよい。例えば、基材14が樹脂シートの場合、厚みが5μm〜125μmのものであればよい。また例えば、基材14がガラス基板の場合、一般に、一辺が43cm以下のサイズでは、厚さが0.3mm以下ならば可撓性を有しているため、厚さが0.3mm以下のものであればよい。
一辺が43cm以上の大型サイズでは、厚さが0.3mm以下ならば可撓性を有しているため、厚さが0.3mm以下のものであればよい。
図2及び図3に示すように、複数の画素16は、基材14の第1の面14Aにおける内側の一部の領域に設けられている。すなわち、本実施形態のセンサ基板12では、基材14の第1の面14Aの外周部には、画素16が設けられていない。本実施形態では、基材14の第1の面14Aにおける画素16が設けられた領域をアクティブエリア15としている。また、基材14のアクティブエリア15の反対側の第2の面14Bの領域を、「第2の面14Bのアクティブエリア15に対応する領域」という。本実施形態のアクティブエリア15が、本開示の画素領域の一例である。なお、本実施形態では、一例として、基材14の第1の面14Aに、SiN等を用いたアンダーコート層(図示省略)を介して、画素16が設けられている。
また、図3に示すように、変換層30は、アクティブエリア15を覆っている。本実施形態では、変換層30の一例としてCsI(ヨウ化セシウム)を含むシンチレータを用いている。このようなシンチレータとしては、例えば、X線照射時の発光スペクトルが400nm〜700nmであるCsI:Tl(タリウムが添加されたヨウ化セシウム)やCsI:Na(ナトリウムが添加されたヨウ化セシウム)を含むことが好ましい。なお、CsI:Tlの可視光域における発光ピーク波長は565nmである。
本実施形態では、センサ基板12上に直接、真空蒸着法、スパッタリング法、及びCVD(Chemical Vapor Deposition)法等の気相堆積法によって柱状結晶としてCsIの変換層30を形成している。この場合、変換層30における画素16と接する側が、柱状結晶の成長方向基点側となる。
なお、このように、センサ基板12上に直接、気相堆積法によってCsIの変換層を形成した場合、センサ基板12と接する側と反対側の面には、例えば、変換層30で変換した光を反射する機能を有する反射層(図示省略)が設けられていてもよい。反射層は、変換層30に直接設けられていてもよいし、粘着層等を介して設けてもよい。この場合の反射層の材料としては、有機系の材料を用いたものが好ましく、例えば、白PET(Polyethylene Terephthalate)、TiO、Al、発泡白PET、ポリエステル系高反射シート、及び鏡面反射アルミ等の少なくとも1つを材料として用いたものが好ましい。特に、反射率の観点から、白PETを材料として用いたものが好ましい。
なお白PETとは、PETに、TiOや硫酸バリウム等の白色顔料を添加したものである。また、ポリエステル系高反射シートとは、薄いポリエステルのシートを複数重ねた多層構造を有するシート(フィルム)である。また、発泡白PETとは、表面が多孔質になっている白PETである。
また、変換層30としてCsIのシンチレータを用いる場合、本実施形態と異なる方法で、センサ基板12に変換層30を形成することもできる。例えば、アルミの板等に気相堆積法によってCsIを蒸着させたものを用意し、CsIのアルミの板と接していない側と、センサ基板12の画素16とを粘着性のシート等により貼り合わせることにより、センサ基板12に変換層30を形成してもよい。
さらに、本実施形態の放射線検出器10と異なり、変換層30としてCsIに替わり、GOS(GdS:Tb)等を用いてもよい。この場合、例えば、GOSを樹脂等のバインダに分散させたシートを、白PET等により形成された支持体に粘着層等により貼り合わせたものを用意し、GOSの支持体が貼り合わせられていない側と、センサ基板12の画素16とを粘着性のシート等により貼り合わせることにより、センサ基板12に変換層30を形成することができる。
また、本実施形態の放射線検出器10は、図2及び図3に示すように、保護膜32が、 少なくとも、変換層30を覆う領域から領域17までを含む領域を覆っている。具体的には、保護膜32は、変換層30の表面(画素16と接していない側の面)、変換層30の側面、及び画素16の側面、さらに第1の面14Aの外周部から基材14の側面を回り込み第2の面14Bの領域17に亘る領域全体を覆っている。なお、領域17は、基材14の第2の面14Bのアクティブエリア15に対応する領域以外の外周部の領域であり、本実施形態の領域17が、本開示の所定の領域の一例に対応している。
保護膜32としては、例えば、パリレン(登録商標)膜や、ポリエチレンテレフタレート等の絶縁性のシート等の防湿膜が用いられる。
また、本実施形態の放射線検出器10は、図2及び図3に示すように、支持部材34が基材14の第2の面14B側から保護膜32を介して基材14の領域17を支持する。すなわち、支持部材34は、領域17において基材14を保護膜32を介して、いわゆる裏打ちしている。支持部材34は、例えば、両面テープやのり等の接着剤により、保護膜32に固定されている。
本実施形態の支持部材34は、剛性を有しており、少なくとも第2の面14Bの面内方向における剛性が基材14よりも高い。支持部材34としては、所望の剛性が得られる大きさを有するPET(Polyethylene Terephthalate)等のプラスチックやアルミ板等が挙げられる。なお、本実施形態の支持部材34は、第2の面14Bのアクティブエリア15に対応する領域の外側に設けられているため、支持部材34における放射線の透過率及び吸収率は放射線画像の撮影において大きな影響を与えない。なお、支持部材34の厚みL1は、厚くなるほど、被写体から画素16までの距離(図4、距離L2参照)が長くなるため、撮影された放射線画像にボケが生じるようになる。そのため、支持部材34の厚みL1は、所望の剛性と、所望の画質とに応じて定めることが好ましい。
本実施形態の放射線画像撮影装置1は、放射線を透過し、防水性、抗菌性、及び密閉性を有する筐体内に設けられている。
図4には、表面読取方式(ISS:Irradiation Side Sampling)に本実施形態の放射線画像撮影装置1を適用した場合における、放射線検出器10が筐体120内に設けられた状態の一例を示す。
図4に示すように、筐体120内には、放射線検出器10、電源部108、及び制御基板110が積層方向と交差する方向に並んで設けられている。放射線検出器10は、被写体を透過した放射線が照射される筐体120の撮影面120A側に、基材14の第2の面14Bが対向するように設けられている。
制御基板110は、画像メモリ106及び制御部100等が形成された基板であり、複数の信号配線を含むフレキシブルケーブル112によりセンサ基板12の画素16と電気的に接続されている。なお、本実施形態では、フレキシブルケーブル112上に駆動部102及び信号処理部104が設けられた、いわゆる、COF(Chip On Film)としているが、駆動部102及び信号処理部104の少なくとも一方は制御基板110に形成されていてもよい。
また、制御基板110と電源部108とは、電源線114により接続されている。
本実施形態の放射線画像撮影装置1の筐体120内には、放射線検出器10を透過した放射線が出射される側にシート116がさらに設けられている。シート116としては、例えば、銅製のシートが挙げられる。銅製のシートは入射放射線によって2次放射線を発生し難く、よって、後方、すなわち変換層30側への散乱を防止する機能を有する。なお、シート116は、少なくとも変換層30の放射線が出射する側の面全体を覆い、また、変換層30全体を覆うこと好ましく、さらに、保護膜32全体を覆うことがより好ましい。なお、シート116の厚さは、放射線画像撮影装置1全体の可撓性及び重量等に応じて選択すればよく、例えば、シート116が銅製のシートの場合、厚さが0.1mm程度以上であれば、可撓性を有し、かつ外部から放射線画像撮影装置1の内部に侵入してきた2次放射線を遮蔽する機能も有する。また例えば、シート116が銅製のシートの場合、可撓性及び重量の観点からは、0.3mm以下であることが好ましい。
図4に示した放射線画像撮影装置1は、放射線検出器10を基材14の第2の面14Bの面外方向に撓ませた状態で放射線画像の撮影を行うことが可能である。例えば、被写体の撮影部位等に応じて放射線検出器10を撓ませた状態に維持して放射線画像の撮影を行うことができる。
図4に示した放射線画像撮影装置1では、相対的に剛性の高い筐体120の周辺部に電源部108及び制御基板110が設けられるため、電源部108及び制御基板110に与える外力の影響を抑制することができる。
なお、図4では、電源部108及び制御基板110の両方を放射線検出器10の一方の側、具体的には、矩形状の放射線検出器10の一方の辺の側に設けた形態を示したが、電源部108及び制御基板110を設ける位置は図4に示した形態に限定されない。例えば、電源部108及び制御基板110を、放射線検出器10の対向する2辺の各々に分散させて設けてもよいし、隣接する2辺の各々に分散させて設けてもよい。また、図4では、本実施形態では、電源部108及び制御基板110を1つの構成部(基板)とした形態を示したが、図4に示した形態に限定されず、電源部108及び制御基板110の少なくとも一方を複数の構成部(基板)とした形態であってもよい。例えば、電源部108を第1電源部及び第2電源部(いずれも図示省略)を含む形態とし、第1電源部及び第2電源部の各々を、放射線検出器10の対向する2辺の各々に分散させて設けてもよい。
なお、放射線画像撮影装置1(放射線検出器10)全体を撓ませて放射線画像の撮影を行った場合、撓みによる画像への影響は画像補正を行うことにより抑制することができる。
また、図5には、ISS方式に本実施形態の放射線画像撮影装置1を適用した場合における、放射線検出器10が筐体120内に設けられた状態の他の例を示す。
図5に示すように、筐体120内には、積層方向と交差する方向に電源部108及び制御基板110が並んで設けられており、放射線検出器10と電源部108及び制御基板110とは積層方向に並んで設けられている。
また、図5に示した放射線画像撮影装置1では、制御基板110及び電源部108とシート116との間に、放射線検出器10及び制御基板110を支持する基台118が設けられている。基台118には、例えば、カーボン等が用いられる。
図5に示した放射線画像撮影装置1は、放射線検出器10を基材14の第2の面14Bの面外方向にわずかに撓ませた状態、例えば、中央部を1mm〜5mm程度撓ませた状態で放射線画像の撮影を行うことが可能であるが、制御基板110及び電源部108と放射線検出器10とが積層方向に設けられており、かつ基台118が設けられているため、図4に示した放射線画像撮影装置1の場合ほどは撓まない。
一般に、基材14が撓むと、変換層30がセンサ基板12から剥がれやすくなる。上述したように、ISS方式の場合、変換層30が自重により剥がれやすくなる。変換層30の特に端部が剥がれた場合、防湿性が低下する。
しかしながら、本実施形態の放射線検出器10では、保護膜32が、少なくとも、変換層30を覆う領域から基材14の第2の面14Bの外周部における領域17までを含む領域を覆っているため、基材14が撓んだ場合でも、変換層30が剥がれにくくなる。また、本実施形態の放射線検出器10では、支持部材34が基材14の外周の領域である領域17を第2の面14Bから支持しているため、センサ基板12における可撓性の基材14が撓んでも、支持部材34により領域17における撓みが抑制される。従って、保護膜32がセンサ基板12及び変換層30から剥がれにくくなるため、変換層30の剥離を抑制する効果をより高めることができる。
一般に、変換層30が剥離したり、湿気等により劣化したりした場合、生成される放射線の画質の低下を招く。これに対して本実施形態の放射線検出器10では、変換層30の剥離を抑制し、防湿の低下を抑制するため、生成される放射線画像の画質の低下を抑制することができる。
[第2実施形態]
本実施形態の放射線検出器10では、第1実施形態の保護膜32に対応する構成が異なるため異なる構成について説明する。
図6には、本実施形態の放射線検出器10の一例の断面図を示す。図6に示すように本実施形態の放射線検出器10は、第1実施形態の放射線検出器10の保護膜32に替わり第1保護膜32A及び第2保護膜32Bの2つの保護膜を備えている。
図6に示すように第1保護膜32Aは、少なくとも、変換層30のセンサ基板12が設けられた面と反対側の面及び変換層30の側面を覆う。具体的には、本実施形態の第1保護膜32Aは、変換層30の表面(画素16と接していない側の面)、変換層30の側面、及び画素16の側面を覆っている。なお、図6に示した第1保護膜32Aは、画素16の側面も覆っているが、画素16の側面の一部または全体を覆わない形態としてもよい。また、図6に示した第1保護膜32Aは、第1保護膜32Aの端部(側面)が基材14の第1の面14Aと接触している形態を示しているが、第1保護膜32Aの端部と基材14の第1の面14Aとは非接触であってもよい。また、例えば、図7に示すように、基材14の第1の面14Aにおける画素16が形成された境界である角部14Cで第1保護膜32Aの端部が折れ曲がり、角部14Cの近傍の、第1の面14Aの表面を第1保護膜32Aが覆っていてもよい。
一方、図6に示すように第2保護膜32Bは、領域17及び第1保護膜32A全体を含む領域を覆う。具体的には、第2保護膜32Bは、第1保護膜32Aに覆われた変換層30及び画素16を覆っており、第1実施形態の保護膜32と同様の領域を覆っている。
このような第1保護膜32Aとしては、例えば、パリレン膜等が挙げられ、この場合、蒸着により第1保護膜32Aを形成することができる。また、第2保護膜32Bとしては、例えば、絶縁性のシート等が挙げられ、この場合、接着剤等により貼り合わせることで第2保護膜32Bを設けることができる。
このように本実施形態の放射線検出器10は、いわば、変換層30の表面、変換層30の側面、及び画素16の側面が第1保護膜32Aにより覆われたセンサ基板12に対して、第1実施形態の保護膜32と同様の領域に第2保護膜32Bが設けられたものである。
図6及び図7に示した本実施形態の放射線検出器10では、第1実施形態の保護膜32と同様に第2保護膜32Bが設けられているため、本実施形態の放射線検出器10によれば、第1実施形態の放射線検出器10と同様に、変換層30の剥離を抑制する効果をより高めることができる。従って、本実施形態の放射線検出器10によれば、変換層30の剥離を抑制し、防湿の低下を抑制するため、生成される放射線画像の画質の低下を抑制することができる。
また、本実施形態の放射線検出器10では、変換層30の表面及び側面を第1保護膜32A及び第2保護膜32Bで覆うことにより、二重の封止を行っているため、変換層30に対する防湿性能をより高めることができる。特に、CsIは、水分に弱く、放射線検出器10の内部に水分が侵入した場合、放射線画像の画質が低下する懸念がある。そのため、変換層30にCsIを用いた場合、本実施形態の放射線検出器10のように、変換層30に対する防湿性能をより高めることが好ましい。
[第3実施形態]
本実施形態の放射線検出器10では、第1実施形態の保護膜32に対応する構成が異なるため異なる構成について説明する。
図8には、本実施形態の放射線検出器10の一例の断面図を示す。図8に示すように本実施形態の放射線検出器10は、第1実施形態の放射線検出器10の保護膜32に替わり、第1保護膜32A及び第2保護膜32Bの2つの保護膜を備えている。
図8に示すように本実施形態の第1保護膜32Aは、少なくとも、変換層30のセンサ基板12が設けられた面と反対側の面及び側面を覆う。具体的には、本実施形態の第1保護膜32Aは、図6に示した第2実施形態の放射線検出器10の第1保護膜32Aと同様に設けられており、変換層30の表面(画素16と接していない側の面)、変換層30の側面、及び画素16の側面を覆っている。
一方、図8に示すように第2保護膜32Bは、領域17及び第1保護膜32Aの端部を含む領域を覆う。具体的には、第2保護膜32Bは、基材14の第2の面14Bの領域17、基材14の側面、基材14の第1の面14Aの領域17、及び第1保護膜32Aの端部の領域を覆っている。なお、第2保護膜32Bが覆う第1保護膜32Aの端部の領域は、第1保護膜32Aの外周から所定の範囲内の領域である。なお、所定の範囲は、変換層30の側面または画素16の側面における第1保護膜32Aの端部の位置、及び変換層30を支えるために必要な第2保護膜32Bと第1保護膜32Aとの接触面積等に基づき、実験的に得られた範囲とすればよい。
このような第1保護膜32Aとしては、例えば、パリレン膜または絶縁性のシート等が挙げられ、パリレン膜の場合、蒸着により第1保護膜32Aを形成することができ、絶縁性のシートの場合、接着剤等により貼り合わせることで第1保護膜32Aを設けることができる。
また、第2保護膜32Bとしては、例えば、絶縁性のシート等が挙げられ、この場合、接着剤等により貼り合わせることで第2保護膜32Bを設けることができる。このように本実施形態の放射線検出器10では、第1保護膜32Aと第2保護膜32Bとを接着剤等により貼り合わせることにより、第1保護膜32Aと第2保護膜32Bとを一体化させている。
図8に示した本実施形態の放射線検出器10では、第1保護膜32Aが、変換層30の表面及び側面、画素16の側面を覆っており、第2保護膜32Bが、基材14の外周部における領域17に対応する第1の面14A及び第2の面14B、基材14の側面、及び第1保護膜32Aの端部の領域を覆っている。従って、第1実施形態の放射線検出器10と同様に、変換層30の剥離を抑制する効果をより高めることができる。従って、本実施形態の放射線検出器10によれば、変換層30の剥離を抑制し、防湿の低下を抑制するため、生成される放射線画像の画質の低下を抑制することができる。
[第4実施形態]
本実施形態の放射線検出器10では、第1実施形態の保護膜32に対応する構成が異なるため異なる構成について説明する。
図9には、本実施形態の放射線検出器10の一例の断面図を示す。図9示すように本実施形態の放射線検出器10は、第1実施形態の放射線検出器10の保護膜32に替わり、第1保護膜32A及び第2保護膜32Bの2つの保護膜を備えている。
図9に示すように、本実施形態の放射線検出器10における第1保護膜32Aは、第1実施形態の保護膜32と同様である。
一方、図9に示すように、本実施形態の第2保護膜32Bは、基材14の第1の面14Aと画素16との境界である角部14Cの近傍の領域を第1保護膜32Aを介して覆っている。具体的には、第2保護膜32Bは、基材14の領域17に対応する領域から、画素16の側面及び変換層30の側面の一部までを、第1保護膜32Aを介して覆っている。
本実施形態の放射線検出器10によれば、第1実施形態の保護膜32と同様に第1保護膜32Aが設けられているため、第1実施形態の放射線検出器10と同様に、変換層30の剥離を抑制する効果をより高めることができる。従って、本実施形態の放射線検出器10によれば、変換層30の剥離を抑制し、防湿の低下を抑制するため、生成される放射線画像の画質の低下を抑制することができる。
[第5実施形態]
本実施形態の放射線検出器10では、第1実施形態の保護膜32に対応する構成が異なるため異なる構成について説明する。
図10には、本実施形態の放射線検出器10の一例の断面図を示す。図10示すように本実施形態の放射線検出器10は、保護膜32が覆っている領域が第1実施形態の放射線検出器10の保護膜32と異なっている。
図10に示すように、本実施形態の保護膜32は、第1実施形態の保護膜32と異なり、基材14の第2の面14Bの全体も覆っている。すなわち、本実施形態の放射線検出器10では、変換層30が設けられた状態のセンサ基板12全体が、保護膜32により覆されている。
本実施形態の放射線検出器10によれば、保護膜32が変換層30が設けられた状態のセンサ基板12全体を覆っているため、密閉性が高くなり、変換層30やセンサ基板12に対する防湿性能がより向上する。
[第6実施形態]
本実施形態の放射線検出器10では、第1実施形態の保護膜32に対応する構成が異なるため異なる構成について説明する。
図11には、本実施形態の放射線検出器10の一例の断面図を示す。図11に示すように本実施形態の放射線検出器10は、基材14の第2の面14Bのアクティブエリア15に対応する領域に帯電防止膜39が設けられている。
帯電防止膜39としては、例えばポリエチレンテレフタレート等の絶縁性のシート(フィルム)に、アルミ箔を接着させる等してアルミを積層したアルペット(登録商標)のシートや、帯電防止塗料「コルコート」(商品名:コルコート社製)を用いた膜等を適用できる。
本実施形態の基材14は可撓性を有しており、一般的な可撓性を有していない放射線検出器よりも基材14の厚みが薄いため、摩擦等により基材14が帯電し易くなり、また、基材14の面内において不均一に帯電する。このように、不均一な帯電等が生じた場合、生成された放射線画像にムラが生じる原因になる。
一方、本実施形態の放射線検出器10では、基材14の第2の面14Bのアクティブエリア15に対応する領域に帯電防止膜39が設けられているため、基材14の帯電を抑制することができる。そのため、本実施形態の放射線検出器10によれば、基材14の面内における帯電が不均一になることも抑制できる。
以上説明したように、上記各実施形態の放射線検出器10は、可撓性の基材14、及び基材14の第1の面14Aに設けられ、かつ放射線から変換された光に応じて発生した電荷を蓄積する複数の画素16が形成された層を含むセンサ基板12と、センサ基板12の第1の面14Aの側に設けられた、放射線を光に変換する変換層30と、少なくとも、変換層30を覆う領域から基材14の第1の面14Aとは反対側の第2の面14Bの外周部における領域17までを含む領域を覆う保護膜32と、基材14の第2の面14B側から保護膜32を介して基材14の領域17を支持する支持部材34と、を備える。
上記各実施形態の放射線検出器10によれば、保護膜32及び支持部材34を設けたことにより、基材14が撓んだ場合でも、変換層30が剥がれにくくなる。また、上記各実施形態の放射線検出器10では、支持部材34が基材14の外周の領域である領域17を第2の面14Bから支持しているため、可撓性の基材14が撓んでも、支持部材34により領域17における撓みが抑制される。従って、保護膜32がセンサ基板12及び変換層30から剥がれにくくなるため、変換層30の剥離を抑制する効果をより高めることができる。
このように、上記実施形態の放射線検出器10では、変換層30の剥離を抑制し、また、湿気等による劣化を抑制するため、生成される放射線画像の画質の低下を抑制することができる。従って、上記各実施形態の放射線検出器10によれば、センサ基板12に可撓性の基材14を用いた場合に、放射線画像の画質の低下を抑制することができる。
なお、上記各実施形態では、基材14の第2の面14Bにおけるアクティブエリア15に対応する領域外の領域である領域17全体に、支持部材34を設ける形態について説明したが、支持部材34を設ける位置や数等は上記各実施形態に限定されない。上述したように、支持部材34により領域17における撓みを抑制することができる形態であれば、具体的な、支持部材34の数、複数設ける場合の個々の支持部材34の大きさや配置は、限定されないことはいうまでもない。例えば、図12に示すように、複数の支持部材34(図12では16個)を基材14の第2の面14Bの外周14Oから所定の距離内側の周縁14S上に、周縁14Sに沿って設けてもよい。なお、図12に示した放射線検出器10では、支持部材34を設ける周縁14Sをアクティブエリア15と領域17との境界としているが、特に限定されない。なお、支持部材34により領域17における撓みを抑制する観点から、周縁14Sに沿った複数の支持部材34の長さの合計が、周縁14Sの長さに対して二分の一以上でかつ、周縁14Sの長さ未満であることが好ましい。
また例えば、上記各実施形態では、矩形状のセンサ基板12の全ての辺に支持部材34を設けた形態について説明したが、センサ基板12の一部の辺のみに支持部材34を設けてもよい。例えば、図13に示すように、センサ基板12と制御基板110とを接続するフレキシブルケーブル112が接続されるセンサ基板12の辺には、支持部材34を設けなくてもよい。なお、上記各実施形態の放射線検出器10のように、センサ基板12が、対向する一対の辺を1組以上有している場合、対向する辺同士において支持部材34が基材14を支持することにより、変換層30等がより剥離しにくくなるため、このような場合、支持部材34は、少なくとも一対の辺の各々に設けられていることが好ましい。また、上記各実施形態の放射線検出器10のように、センサ基板12の3辺以上の各々の辺に支持部材34を設けることがより好ましい。
また、上記各実施形態の放射線検出器10では、画素16が設けられた領域全体をアクティブエリア15とする形態について説明したが、アクティブエリア15とする領域は上記各実施形態に限定されるものではない。例えば、複数の画素16のうち、一部の画素16に対応する領域によりアクティブエリア15を特定してもよい。例えば、放射線検出器10が、図14に示すように、画素16が、放射線画像の画素に実質的に対応する複数の第1画素16Aと、放射線画像の形成における用途が異なり、かつ第1画素16Aの外周部に設けられた複数の第2画素16Bとを備えている場合がある。なお、ここで放射線画像の形成における用途が異なるとは、例えば、画像の補正に用いられる場合等のことをいう他、放射線画像の形成において用いられず、電荷が読み捨てられる場合のこともいう。図14に示した放射線検出器10では、第1画素16Aが設けられた領域をアクティブエリア15として定めている。
なお、図14に示した放射線検出器10のように、アクティブエリア15よりも変換層30が大きく、アクティブエリア15全体を変換層30が覆う場合がある。例えば、上記図14に示した場合の他、変換層30の形成におけるセンサ基板12に対する蒸着位置のずれや貼り合わせ位置のずれ等を考慮する場合等では、変換層30をアクティブエリア15よりも大きく設ける。この場合、図14に示したように、アクティブエリア15外において、支持部材34と変換層30とにより、基材14を挟み込んで支持することが好ましい。
また、上記各実施形態では、放射線検出器10(放射線画像撮影装置1)をISS方式に適用した場合について説明したが、放射線検出器10(放射線画像撮影装置1)を変換層30の放射線が入射する側と反対側にセンサ基板12を配置するいわゆる、「裏面読取方式(PSS:Penetration Side Sampling)」に適用してもよい。PSS方式に適用した場合でも、基材14が撓むことにより、変換層30が設けられた側と反対側の面外方向に、基材14が引っ張られるたりする。この場合であっても、上記各実施形態の放射線検出器10によれば、保護膜32及び支持部材34を設けたことにより、基材14が撓んだ場合でも、変換層30の剥離を抑制することができる。
また、上記各実施形態では、放射線画像撮影装置1が1つの放射線検出器10を備えている形態について説明したが、放射線画像撮影装置1は、複数の放射線検出器10を備える形態であってもよい。例えば、図15に示すように、放射線画像撮影装置1は、ISS方式の放射線検出器10_1及び10_2を放射線が照射される方向に重ねて用いる形態であってもよい。図15に示した場合では、可撓性の基材14_1に画素16_1が設けられたセンサ基板12_1に、直接蒸着することによりCsIを用いた変換層30_1を形成した放射線検出器10_1を、放射線の照射側に近い位置に配置している。また、可撓性の基材14_2に、画素16_2が設けられたセンサ基板12_2にGOSのシートを貼り合わせることにより変換層30_2を形成した放射線検出器10_1を放射線の照射側から離れた位置に配置している。なお、図15では、第1実施形態の放射線検出器10と同様に、放射線検出器10_1には、保護膜32_1及び支持部材34_1が設けられ、放射線検出器10_2には、保護膜32_2及び支持部材34_2が設けられた状態を示している。
この場合、基材14_1の第2の面14B_1には、放射線に対して透過性を有する緩衝層40を設けることが好ましい。また、変換層30_1のCsIの柱状結晶の先端が、放射線検出器10_2側に向いているため、柱状結晶の先端やその周辺部の損傷を防止するために、基材14_2の第2の面14B_2、すなわち、基材14_2と保護膜32_1との間に、可視光に対して透過性を有する緩衝層42を設けることが好ましい。
また、上記各実施形態では、図1に示したように画素16がマトリクス状に2次元配列されている態様について説明したがこれに限らず、例えば、1次元配列であってもよいし、ハニカム配列であってもよい。また、画素の形状も限定されず、矩形であってもよいし、六角形等の多角形であってもよい。さらに、アクティブエリア15の形状も限定されないことはいうまでもない。
その他、上記各実施形態で説明した放射線画像撮影装置1及び放射線検出器10等の構成や製造方法等は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることはいうまでもない。
1 放射線画像撮影装置
10、10_1、10_2 放射線検出器
12、12_1、12_2 センサ基板
14、14_1、14_2 基材、14A 第1の面、14B 第2の面、14C 角部、14O 外周、14S 周縁
15 アクティブエリア
16 画素、16A 第1画素、16B 第2画素
17 領域
20 TFT(スイッチング素子)
22 センサ部
24 信号配線
26 走査配線
28 共通配線
30、30_1、30_2 変換層
32、32_1、32_3 保護膜、32A 第1保護膜、32B 第2保護膜
34、34_1、34_2 支持部材
39 帯電防止膜
40、42 緩衝層
100 制御部、100A CPU、100B メモリ、100C 記憶部
102 駆動部
104 信号処理部
106 画像メモリ
108 電源部
110 制御基板
112 フレキシブルケーブル
114 電源線
116 シート
118 基台
120 筐体、120A 撮影面
L1 厚み
L2 距離

Claims (14)

  1. 可撓性の基材、及び前記基材の第1の面に設けられ、かつ放射線から変換された光に応じて発生した電荷を蓄積する複数の画素が形成された層を含むセンサ基板と、
    前記センサ基板の前記第1の面の側に設けられた、放射線を光に変換する変換層と、
    少なくとも、前記変換層を覆う領域から前記基材の前記第1の面とは反対側の第2の面の外周部における所定の領域までを含む領域を覆う保護膜と、
    前記基材の前記第2の面側から前記保護膜を介して前記基材の前記所定の領域を支持する支持部材と、
    を備えた放射線検出器。
  2. 前記所定の領域は、前記基材の前記第2の面における、前記基材の前記第1の面における前記複数の画素が設けられた領域である画素領域に対応する領域の外側に対応する領域である、
    請求項1に記載の放射線検出器。
  3. 前記複数の画素は、複数の第1画素と前記複数の第1画素の外周部に設けられ、かつ放射線画像の形成における用途が前記複数の第1画素と異なる複数の第2画素とを含み、
    前記所定の領域は、前記基材の前記第2の面における、前記複数の第1画素が設けられた領域の外側に対応する領域である、
    請求項1に記載の放射線検出器。
  4. 前記支持部材は、前記第2の面の外周から所定の距離内側の周縁上に、前記周縁に沿って複数設けられており、前記周縁に沿った複数の前記支持部材の長さの合計が、前記周縁の長さに対して二分の一以上でかつ、周縁の長さ未満である、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の放射線検出器。
  5. 前記センサ基板は、対向する一対の辺を有しており、
    前記支持部材は、少なくとも前記一対の辺の各々に設けられている、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の放射線検出器。
  6. 前記保護膜は、少なくとも、前記変換層の前記センサ基板が設けられた面と反対側の面及び側面を覆う第1保護膜と、前記所定の領域及び前記第1保護膜全体を含む領域を覆う第2保護膜と、を備える、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の放射線検出器。
  7. 前記保護膜は、少なくとも、前記変換層の前記センサ基板が設けられた面と反対側の面及び側面を覆う第1保護膜と、前記所定の領域及び前記第1保護膜の端部を含む領域を覆う第2保護膜と、を備える、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の放射線検出器。
  8. 前記基材の前記第2の面に設けられた帯電防止膜をさらに備えた、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の放射線検出器。
  9. 前記保護膜は、前記第2の面の全体を覆っている、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の放射線検出器。
  10. 前記基材の前記第2の面に放射線が照射される撮影に用いられる、
    請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の放射線検出器。
  11. 前記変換層は、CsIを含む、
    請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の放射線検出器。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の放射線検出器と、
    前記複数の画素に蓄積された電荷を読み出すための制御信号を出力する制御部と、
    前記制御信号に応じて、前記複数の画素から電荷を読み出させる駆動部と、
    前記複数の画素から読み出された電荷に応じた電気信号が入力され、入力された前記電気信号に応じた画像データを生成して前記制御部に出力する信号処理部と、
    を備えた放射線画像撮影装置。
  13. 前記放射線検出器における基材、複数の画素が形成された層、及び変換層が並ぶ積層方向と交差する方向に、前記制御部と、前記放射線検出器とが並んで設けられている、
    請求項12に記載の放射線画像撮影装置。
  14. 前記制御部、前記駆動部、及び前記信号処理部の少なくとも一つに電力を供給する電源部をさらに備え、
    前記放射線検出器における基材、複数の画素が形成された層、及び変換層が並ぶ積層方向と交差する方向に、前記電源部と、前記制御部と、前記放射線検出器とが並んで設けられている、
    請求項12に記載の放射線画像撮影装置。
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