JP6981912B2 - 放射線検出器及び放射線画像撮影装置 - Google Patents

放射線検出器及び放射線画像撮影装置 Download PDF

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Description

本発明は、放射線検出器及び放射線画像撮影装置に関する。
従来、医療診断を目的とした放射線撮影を行う放射線画像撮影装置が知られている。このような放射線画像撮影装置には、被写体を透過した放射線を検出し放射線画像を生成するための放射線検出器が用いられている。
放射線検出器としては、放射線を光に変換するシンチレータ等の変換層と、変換層で変換された光に応じて発生した電荷を蓄積する複数の画素が設けられたセンサ基板と、を備えたものがある。
放射線検出器のセンサ基板に可撓性の基材を用いたものが知られている。可撓性の基材を用いることにより、例えば、放射線画像撮影装置(放射線検出器)を軽量化でき、また、被写体の撮影が容易となる場合がある。
センサ基板に可撓性の基材を用いる場合、基材すなわち、センサ基板に撓みが生じる。センサ基板に撓みが生じることにより、例えば変換層の耐久性や防湿性が低下する場合があった。
そこで、センサ基板の剛性を高める技術として、例えば、特許文献1には、放射線検出器を収納する筐体の天板とセンサ基板との間に緩衝部を設けることにより、センサ基板の剛性を高めるとともに、天板とセンサ基板とを相互に補強し合うことを可能にする技術が記載されている。
特開2016−180707号公報
ところで、可撓性の基材を用いたセンサ基板が撓む場合、非可撓性の基材を用いたセンサ基板に比べて、部分的または局所的に撓んだり歪んだりする不連続な撓みが生じ易い。この不連続な撓みは、変換層の外周部近傍において生じ易い傾向がある。
本開示は、変換層のセンサ基板が設けられた側とは反対側の面から、基材の前記第1の面とは反対側の第2の面における、変換層の端部の位置に対応する対応位置までを覆わない構成に比べて、センサ基板に可撓性の基材を用いた場合であっても、不連続な撓みの影響を抑制することができる放射線検出器及び放射線画像撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示の第1の態様の放射線検出器は、可撓性の基材、及び基材の第1の面に設けられ、かつ放射線から変換された光に応じて発生した電荷を蓄積する複数の画素が形成された層を含むセンサ基板と、センサ基板の第1の面の側に設けられ、かつ放射線を光に変換する変換層と、変換層のセンサ基板が設けられた側とは反対側の面から、基材の第1の面とは反対側の第2の面の一部の領域までを覆う保護膜と、を備え保護膜は、第2の面における、変換層の端部の位置に対応する対応位置を少なくとも覆う
また、本開示の第2の態様の放射線検出器は、第1の態様の放射線検出器において、変換層は、基材の第1の面における複数の画素が形成された領域である画素領域を含み、かつ画素領域よりも広い範囲を覆う。
また、本開示の第3の態様の放射線検出器は、第2の態様の放射線検出器において、保護膜は、基材の第2の面における、画素領域に対応する領域は覆わない。
また、本開示の第4の態様の放射線検出器の支持部材は、第2の態様の放射線検出器において、保護膜は、基材の前記第2の面における、画素領域に対応する領域の一部まで覆う。
また、本開示の第5の態様の放射線検出器は、第2の態様の放射線検出器において、保護膜の端部の位置は、基材の前記第2の面における、画素領域に対応する領域と、対応位置との間の位置である。
また、本開示の第6の態様の放射線検出器は、第1の態様の放射線検出器において、保護膜は、変換層の反対側の面、及び変換層の側面を覆う第1保護膜と、第1保護膜全体を含み基材の第2の面における対応位置を少なくとも覆う第2保護膜と、を含む。
また、本開示の第7の態様の放射線検出器は、第1の態様の放射線検出器において、保護膜は、変換層の反対側の面、及び変換層の側面を覆う第1保護膜と、第1保護膜の端部を含む領域、基材の側面、及び基材の第2の面における対応位置を覆う第2保護膜と、を含む。
また、本開示の第8の態様の放射線検出器は、第7の態様の放射線検出器において、第1保護膜と第2保護膜とは、接着剤により接着されている。
また、本開示の第9の態様の放射線検出器は、第1の態様の放射線検出器において、基材の第2の面の側に設けられた保護層をさらに備えた。
また、本開示の第10の態様の放射線検出器は、第9の態様の放射線検出器において、
保護膜は、保護層における基材に設けられた側とは反対側の面の一部の領域を覆う。
また、本開示の第11の態様の放射線検出器は、第9の態様の放射線検出器において、
保護層は、基材の第2の面の保護膜に覆われていない領域を覆う。
また、本開示の第12の態様の放射線検出器は、第9の態様から第11の態様の何れか1態様の放射線検出器において、保護層は、防湿膜及び帯電防止膜の少なくとも一方である。
また、本開示の第13の態様の放射線検出器は、第1の態様の放射線検出器において、基材の第2の面側から、保護膜を介して基材を支持する支持部材をさらに備えた。
また、本開示の第14の態様の放射線検出器は、第13態様の放射線検出器において、支持部材は、基材の第1の面における複数の画素が形成された領域である画素領域外に設けられている。
また、本開示の第15の態様の放射線検出器は、第1の態様から第14の態様の少なくとも1態様の放射線検出器において、変換層は、CsIを含む。
また、本開示の第16の態様の放射線画像撮影装置は、第1の態様から第15の態様のいずれか1態様の放射線検出器と、複数の画素に蓄積された電荷を読み出すための制御信号を出力する制御部と、制御信号に応じて、複数の画素から電荷を読み出すための駆動信号を出力する駆動部と、複数の画素から読み出された電荷に応じた電気信号が入力され、入力された電気信号に応じた画像データを生成して出力する信号処理部と、を備える。
また、本開示の第17の態様の放射線画像撮影装置は、第16の態様の放射線画像撮影装置において、放射線検出器における基材、複数の画素が形成された層、及び変換層が並ぶ積層方向と交差する方向に、制御部と、放射線検出器とが並んで設けられている。
また、本開示の第18の態様の放射線画像撮影装置は、第16の態様の放射線画像撮影装置において、制御部、駆動部、及び信号処理部の少なくとも一つに電力を供給する電源部をさらに備え、放射線検出器におけるセンサ基板、変換層、及び応力中立面調整部材が並ぶ積層方向と交差する方向に、電源部と、制御部と、放射線検出器とが並んで設けられている。
本開示の第1の態様によれば、換層のセンサ基板が設けられた側とは反対側の面から、基材の前記第1の面とは反対側の第2の面における、変換層の端部の位置に対応する対応位置までを覆わない構成に比べて、センサ基板に可撓性の基材を用いた場合であっても、不連続な撓みの影響を抑制することができる。
本開示の第2の態様によれば、変換層が、画素領域よりも狭いい範囲を覆う場合に比べて、放射線画像画質を向上させることができる。
本開示の第3の態様によれば、保護膜が、センサ基板の第2の面における画素領域に対応する領域を覆う場合に比べて、放射線画像画質を向上させることができる。
本開示の第4の態様によれば、保護膜が、センサ基板の第2の面における画素領域に対応する領域の全部を覆う場合に比べて、基材が不連続に撓むのを抑制することができる。
本開示の第5の態様によれば、保護膜の端部の位置が、センサ基板の第2の面における、画素領域に対応する領域と、対応位置との間の位置ではない場合に比べて、基材が不連続に撓むのをより抑制することができる。
本開示の第6の態様によれば、保護膜が第1保護膜及び第2保護膜を含まない場合に比べて、基材が不連続に撓むのを抑制することができる。
本開示の第7の態様によれば、保護膜が第1保護膜及び第2保護膜を含まない場合に比べて、基材が不連続に撓むのを抑制することができる。
本開示の第8の態様によれば、第1保護膜と第2保護膜とが接着剤により接着されていない場合に比べて、防湿性を高めることができる。
本開示の第9の態様によれば、基材の第2の面の側に第3保護膜を設けない場合に比べて、基材が不連続に撓むのをより抑制することができる。
本開示の第10の態様によれば、保護膜が、基材の第2の面における対応位置に対応する第3保護膜の領域までを覆わない場合に比べて、基材が不連続に撓むのをより抑制することができる。
本開示の第11の態様によれば、第3保護膜が、基材の第2の面の保護膜に覆われていない領域を覆わない場合に比べて、第2の面の高さを揃えることができる。
本開示の第12の態様によれば、第3保護膜が、防湿膜及び帯電防止膜の少なくとも一方ではない場合に比べて、センサ基板に対する防湿効果及び帯電防止効果を高めることができる。
本開示の第13の態様によれば、支持部材により、保護膜を介して基材を第2の面側から支持しない場合に比べて、基材が不連続に撓むのをより抑制することができる。
本開示の第14の態様によれば、支持部材が画素領域内に設けられている場合に比べて、放射線画像画質を向上させることができる。
本開示の第15の態様によれば、変換層がCsIを含まない場合に比べて、放射線から可視光への変換効率を高くすることができる。
本開示の第16の態様によれば、第1の態様から第15の態様のいずれか1態様に記載の放射線検出器と異なる放射線検出器を備える場合に比べて、センサ基板に可撓性の基材を用いた場合であっても、不連続な撓みの影響を抑制することができる。
本開示の第17の態様によれば、第1の態様から第15の態様のいずれか1態様に記載の放射線検出器と異なる放射線検出器を備える場合に比べて、制御部と放射線検出器とが、放射線検出器における基材、複数の画素が形成された層、及び変換層が並ぶ積層方向と交差する方向に並んで設けられている場合であり、かつセンサ基板に可撓性の基材を用いた場合であっても、不連続な撓みの影響を抑制することができる。
本開示の第18の態様によれば、第1の態様から第15の態様のいずれか1態様に記載の放射線検出器と異なる放射線検出器を備える場合に比べて、電源部と、制御部と、放射線検出器とが、放射線検出器におけるセンサ基板、変換層、及び応力中立面調整部材が並ぶ積層方向と交差する方向に並んで設けられている場合であり、かつセンサ基板に可撓性の基材を用いた場合であっても、不連続な撓みの影響を抑制することができる。
第1実施形態の放射線画像撮影装置における電気系の要部構成の一例を示すブロック図である。 第1実施形態の放射線検出器の一例を、変換層が設けられた側の反対側からみた平面図である。 図2に示した放射線検出器のA−A線断面図である。 図2及び図3に示した放射線検出器の製造方法を説明する説明図である。 表面読取方式に本実施形態の放射線画像撮影装置を適用した場合における、放射線検出器が筐体内に設けられた状態の一例を示す断面図である。 表面読取方式に本実施形態の放射線画像撮影装置を適用した場合における、放射線検出器が筐体内に設けられた状態の他の例を示す断面図である。 第1実施形態の放射線検出器の他の例の断面図である。 第1実施形態の放射線検出器の他の例の断面図である。 第2実施形態の放射線検出器の一例の断面図である。 第2実施形態の放射線検出器の他の例の断面図である。 第2実施形態の放射線検出器の他の例の断面図である。 第3実施形態の放射線検出器の一例の断面図である。 第4実施形態の放射線検出器の一例の断面図である。 第4実施形態の放射線検出器の他の例の断面図である。 実施形態の放射線検出器の他の例の断面図である。 実施形態の放射線検出器の他の例の断面図である。 実施形態における保護膜の設け方の他の例を説明するために、放射線検出器の一例を、変換層が設けられた側の反対側からみた平面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、本実施形態は本発明を限定するものではない。
[第1実施形態]
本実施形態の放射線画像撮影装置は、撮影対象である被写体を透過した放射線を検出して被写体の放射線画像を表す画像情報を出力することにより、撮影対象の放射線画像を撮影する機能を有する。
まず、図1を参照して本実施形態の放射線画像撮影装置における電気系の構成の一例の概略を説明する。図1は、本実施形態の放射線画像撮影装置における電気系の要部構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の放射線画像撮影装置1は、放射線検出器10、制御部100、駆動部102、信号処理部104、画像メモリ106、及び電源部108を備える。
放射線検出器10は、センサ基板12(図3参照、詳細後述)と、放射線を光に変換する変換層30(図3参照)と、を備える。センサ基板12は、可撓性の基材14と、基材14の第1の面14Aに設けられた複数の画素16と、を備えている。なお、以下では、複数の画素16について、単に「画素16」という場合がある。
図1に示すように本実施形態の各画素16は、変換層が変換した光に応じて電荷を発生して蓄積するセンサ部22、及びセンサ部22にて蓄積された電荷を読み出すスイッチング素子20を備える。本実施形態では、一例として、薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)をスイッチング素子20として用いている。そのため、以下では、スイッチング素子20を「TFT20」という。本実施形態では、センサ部22及びTFT20が形成され、さらに平坦化された層として基材14の第1の面14Aに画素16が形成された層が設けられる。以下では、画素16が形成された層についても、説明の便宜上「画素16」という場合がある。
画素16は、センサ基板12のアクティブエリア15に、一方向(図1の横方向に対応する走査配線方向、以下「行方向」ともいう)及び行方向に対する交差方向(図1の縦方向に対応する信号配線方向、以下「列方向」ともいう)に沿って二次元状に配置されている。図1では、画素16の配列を簡略化して示しているが、例えば、画素16は行方向及び列方向に1024個×1024個配置される。
また、放射線検出器10には、画素16の行毎に備えられた、TFT20のスイッチング状態(オン及びオフ)を制御するための複数の走査配線26と、画素16の列毎に備えられた、センサ部22に蓄積された電荷が読み出される複数の信号配線24と、が互いに交差して設けられている。複数の走査配線26の各々は、それぞれパッド(図6、パッド130参照)を介して、駆動部102に接続される。駆動部102には、後述する制御部100が接続されており、制御部100から出力される制御信号に応じて駆動信号を出力する。複数の走査配線26の各々は、駆動部102から出力される、TFT20を駆動してスイッチング状態を制御する駆動信号が、複数の走査配線の各々に流れる。また、複数の信号配線24の各々が、それぞれパッド(図6、パッド130参照)を介して、信号処理部104に接続されることにより、各画素16から読み出された電荷が、電気信号として信号処理部104に出力される。信号処理部104は、入力された電気信号に応じた画像データを生成して出力する。
信号処理部104には後述する制御部100が接続されており、信号処理部104から出力された画像データは制御部100に順次出力される。制御部100には画像メモリ106が接続されており、信号処理部104から順次出力された画像データは、制御部100による制御によって画像メモリ106に順次記憶される。画像メモリ106は所定の枚数分の画像データを記憶可能な記憶容量を有しており、放射線画像の撮影が行われる毎に、撮影によって得られた画像データが画像メモリ106に順次記憶される。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)100A、ROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)等を含むメモリ100B、及びフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶部100Cを備えている。制御部100の一例としては、マイクロコンピュータ等が挙げられる。制御部100は、放射線画像撮影装置1の全体の動作を制御する。
また、各画素16のセンサ部22には、各画素16にバイアス電圧を印加するために、共通配線28が信号配線24の配線方向に設けられている。共通配線28が、パッド(図6、パッド130参照)を介して、センサ基板12の外部のバイアス電源(図示省略)に接続されることにより、バイアス電源から各画素16にバイアス電圧が印加される。
電源部108は、制御部100、駆動部102、信号処理部104、画像メモリ106、及び電源部108等の各種素子や各種回路に電力を供給する。なお、図1では、錯綜を回避するために、電源部108と各種素子や各種回路を接続する配線の図示を省略している。
さらに、本実施形態の放射線検出器10について詳細に説明する。図2は、本実施形態の放射線検出器10を、第1の面14Aとは反対側の第2の面14B側からみた平面図である。また、図3は、図2における放射線検出器10のA−A線断面図である。
本実施形態の放射線検出器10は、図2及び図3に示すように、基材14及び画素16を含むセンサ基板12と、変換層30と、保護膜32と、を備えており、基材14、画素16、及び変換層30がこの順に設けられている。
なお、以下では、基材14、画素16、及び変換層30が並ぶ方向(図3における上下方向)を積層方向(図3、積層方向P参照)という。また、説明の便宜上、放射線検出器10における積層方向Pの変換層30側を「上」といい、センサ基板12側を「下」という場合がある。
基材14は、可撓性を有し、例えば、ポリイミド等のプラスチックを含む樹脂シートである。基材14の具体例としては、XENOMAX(登録商標)が挙げられる。なお、基材14は、所望の可撓性を有しておればよく、樹脂シートに限定されない。例えば、基材14は、厚みが比較的薄いガラス基板等であってもよい。基材14の厚みは、材質の硬度、及びセンサ基板12の大きさ(第1の面14Aまたは第2の面14Bの面積)等に応じて、所望の可撓性が得られる厚みであればよい。可撓性を有する例としては、矩形状の基材14単体の場合に、基材14の1辺を固定した状態で、固定した辺より10cm離れた位置で基材14の自重による重力で2mm以上、基材14が垂れ下がる(固定した辺の高さよりも低くなる)ものを指す。基材14が樹脂シートの場合の具体例としては、厚みが5μm〜125μmのものであればよい。また、基材14がガラス基板の場合の具体例としては、一般に、一辺が43cm以下のサイズでは、厚さが0.1mm以下ならば可撓性を有しているため、厚さが0.1mm以下のものであればよい。なお、基材14として、樹脂シートを用いる場合、画素16に形成における成膜等によって、基材14にかかる熱に耐えられる樹脂シートが用いられる。
図2及び図3に示すように、複数の画素16は、基材14の第1の面14Aにおける内側の一部の領域に設けられている。換言すると、本実施形態のセンサ基板12では、基材14の第1の面14Aの外周部には、画素16が設けられていない。本実施形態では、基材14の第1の面14Aにおける画素16が設けられた領域をアクティブエリア15としている。本実施形態のアクティブエリア15が、本開示の画素領域の一例である。なお、本実施形態では、一例として、基材14の第1の面14Aに、SiN等を用いたアンダーコート層(図示省略)を介して、画素16が設けられている。
また、図3に示すように、変換層30は、アクティブエリア15を覆っている。本実施形態の変換層30は一例として、アクティブエリア15の全体を含み、アクティブエリア15よりも広い範囲を覆う。
本実施形態では、変換層30の一例としてCsI(ヨウ化セシウム)を含むシンチレータを用いている。このようなシンチレータとしては、例えば、X線照射時の発光スペクトルが400nm〜700nmであるCsI:Tl(タリウムが添加されたヨウ化セシウム)やCsI:Na(ナトリウムが添加されたヨウ化セシウム)を含むことが好ましい。なお、CsI:Tlの可視光域における発光ピーク波長は565nmである。
本実施形態の放射線検出器10では、一例として、センサ基板12上に直接、真空蒸着法、スパッタリング法、及びCVD(Chemical Vapor Deposition)法等の気相堆積法によって柱状結晶としてCsIの変換層30を形成している。変換層30の形成方法としては、例えば、変換層30としてCsI:Tlを用いた場合、真空度0.01Pa〜10Paの環境下、CsI:Tlを抵抗加熱式のるつぼ等の加熱手段により加熱して気化させ、センサ基板12の温度を室温(20℃)〜300℃としてCsI:Tlをセンサ基板12上に堆積させる真空蒸着法が挙げられる。変換層30の厚さとしては、100μm〜800μmが好ましい。
なお、本実施形態では、変換層30の柱状結晶の、成長方向の基点側(本実施形態ではセンサ基板12側)の端部を「根元」といい、成長方向における根元とは反対側の尖った端部を「先端」という。
なお、このように、センサ基板12上に直接、気相堆積法によってCsIの変換層を形成した場合、センサ基板12と接する側とは反対側の面には、例えば、変換層30で変換した光を反射する機能を有する反射層(図示省略)が設けられていてもよい。反射層は、変換層30に直接設けられていてもよいし、粘着層等を介して設けてもよい。この場合の反射層の材料としては、有機系の材料を用いたものが好ましく、例えば、白PET(Polyethylene Terephthalate)、TiO、Al、発泡白PET、ポリエステル系高反射シート、及び鏡面反射アルミ等の少なくとも1つを材料として用いたものが好ましい。特に、反射率の観点から、白PETを材料として用いたものが好ましい。
なお白PETとは、PETに、TiOや硫酸バリウム等の白色顔料を添加したものである。また、ポリエステル系高反射シートとは、薄いポリエステルのシートを複数重ねた多層構造を有するシート(フィルム)である。また、発泡白PETとは、表面が多孔質になっている白PETである。
また、変換層30としてCsIのシンチレータを用いる場合、本実施形態と異なる方法で、センサ基板12に変換層30を形成することもできる。例えば、アルミの板等に気相堆積法によってCsIを蒸着させたものを用意し、CsIのアルミの板と接していない側と、センサ基板12の画素16とを粘着性のシート等により貼り合わせることにより、センサ基板12に変換層30を形成してもよい。
さらに、本実施形態の放射線検出器10と異なり、変換層30としてCsIに替わり、GOS(GdS:Tb)等を用いてもよい。この場合、例えば、GOSを樹脂等のバインダに分散させたシートを、白PET等により形成された支持体に粘着層等により貼り合わせたものを用意し、GOSの支持体が貼り合わせられていない側と、センサ基板12の画素16とを粘着性のシート等により貼り合わせることにより、センサ基板12に変換層30を形成することができる。なお、変換層30にCsIを用いる場合の方が、GOSを用いる場合に比べて、放射線から可視光への変換効率が高くなる。
また、本実施形態の放射線検出器10は、図2及び図3に示すように、保護膜32が、変換層30のセンサ基板12が設けられた側とは反対側の面30A(下側の面30A)から、基材14の第1の面14とは反対側の第2の面14Bにおける、変換層30の端部に対応する位置までを覆う。本実施形態の反対側の面30Aが、本開示の反対側の面の一例である。
具体的には、図3に示すように保護膜32は、変換層30の下側の面30A及び側面30C、画素16の側面16C、基材14の側面14C及び、基材14の第2の面14Bにおける端部からアクティブエリア15までの領域を覆う。このように、本実施形態の保護膜32は、基材14の第2の面14Bにおける、変換層30の端部の位置に対応する位置14Dを覆う。本実施形態の位置14Dが、本開示の対応位置の一例である。なお、保護膜32が第2の面14Bを覆う具体的な領域は、アクティブエリア15を覆わないことが好ましく、アクティブエリア15を覆わず、かつ、位置14Dを覆っていれば特に限定されない。換言すると、画像処理装置32の端部は、位置14Dと、アクティブエリア15の境界との間のいずれの位置にあってもよい。
保護膜32としては、例えば、パリレン(登録商標)膜や、ポリエチレンテレフタレート等の絶縁性のシート等の防湿膜が用いられる。
図2及び図3に示した放射線検出器10のように、可撓性の基材14を用いたセンサ基板12を備える放射線検出器10の製造方法について図4を参照して説明する。
本実施形態の放射線検出器10は、図4に示した一例のように、基材14に比べて厚さの厚いガラス基板等の支持体200に、剥離層202を介して、例えば、ラミネート法等によりセンサ基板12が形成される。なお、ラミネート法によりセンサ基板12を形成する場合、剥離層202上に、基材14となるシートを貼り合わせる。この場合、基材14の第2の面14Bが剥離層202に接した状態となる。
さらに、基材14の第1の面14Aに、画素16が形成される。なお、本実施形態では、一例として、基材14の第1の面14Aに、SiN等を用いたアンダーコート層(図示省略)を介して、画素16が形成される。
さらに、画素16の上に、変換層30が形成される。本実施形態では、センサ基板12上に直接、上述しように、真空蒸着法等の気相堆積法によって柱状結晶としてCsIの変換層30が形成される。この場合、変換層30における画素16と接する側が、柱状結晶の成長方向基点側となる。
さらに、本実施形態の放射線検出器10では、変換層30が設けられたセンサ基板12に、仮保護膜31を、変換層30の全体、具体的には、変換層30における画素16と接していない側の面全体、及び基材14の第1の面14Aに亘る領域に貼り付け等により形成することにより、図4に示した状態となる。なお、仮保護膜31としては、例えば、保護膜32と同様に、パリレン(登録商標)膜や、ポリエチレンテレフタレート等の絶縁性のシート等が用いられる。
この後、変換層30及び仮保護膜31が設けられたセンサ基板12を、剥離層202により、支持体200から剥離する。剥離方法は特に限定されず、例えば、メカニカル剥離では、センサ基板12(基材14)の四辺のいずれかを剥離の起点とし、起点となる辺から対向する辺に向けて徐々にセンサ基板12を支持体200から引きはがすことにより、センサ基板12の剥離を行う。また、例えば、レーザ剥離(laser Lift Off)法では、支持体200の裏面(センサ基板12が設けられている面とは反対側の面)からレーザを照射し、支持体200を透過してレーザにより剥離層202を分解させることにより、支持体200からセンサ基板12を剥離すればよい。
本実施形態では、支持体200からセンサ基板12を剥離した後、センサ基板12から仮保護膜31をさらに剥離した後、保護膜32を形成することにより、図2及び図3に示した本実施形態の放射線検出器10が製造される。保護膜32を形成する方法としては、例えば、蒸着によりパリレン膜を形成してもよいし、また例えば、シート状の保護膜により、上記図3を参照して説明したように、変換層30の下側の面30A及び側面30C、画素16の側面16C、基材14の側面14C及び、基材14の第2の面14Bにおける端部からアクティブエリア15までの領域を覆ってもよい。なお、シート状の保護膜を用いる場合、1枚のシートにより、保護膜32で覆うべき上記の領域全体を覆ってもよい。また、例えば、第1の面14A側及び第2の面14B側の各々からシートでセンサ基板12及び変換層30(基材14)を挟む等、複数枚のシートでセンサ基板12及び変換層30(基材14)を挟み込むことにより、保護膜32で覆うべき上記の領域を覆ってもよい。
次に、本実施形態の放射線検出器10を適用した放射線画像撮影装置1について説明する。本実施形態の放射線画像撮影装置1は、放射線を透過し、防水性、抗菌性、及び密閉性を有する筐体内に設けられている。
図5には、ISS(Irradiation Side Sampling)方式に本実施形態の放射線画像撮影装置1を適用した場合における、放射線検出器10が筐体120内に設けられた状態の一例を示す。
図5に示すように、筐体120内には、放射線検出器10、電源部108、及び制御基板110が積層方向P(図3参照)と交差する方向に並んで設けられている。放射線検出器10は、被写体を透過した放射線が照射される筐体120の撮影面120A側に、基材14の第2の面14Bが対向する状態で設けられている。
制御基板110は、画像メモリ106及び制御部100等が形成された基板であり、複数の信号配線を含むフレキシブルなケーブル112によりセンサ基板12の画素16と電気的に接続されている。なお、本実施形態では、ケーブル112上に駆動部102及び信号処理部104が設けられた、いわゆる、COF(Chip On Film)としているが、駆動部102及び信号処理部104の少なくとも一方は制御基板110に形成されていてもよい。
また、制御基板110と電源部108とは、電源線114により接続されている。
本実施形態の放射線画像撮影装置1の筐体120内には、放射線検出器10を透過した放射線が出射される側にシート116がさらに設けられている。シート116としては、例えば、銅製のシートが挙げられる。銅製のシートは入射放射線によって2次放射線を発生し難く、よって、後方、すなわち変換層30側への散乱を防止する機能を有する。なお、シート116は、少なくとも変換層30の放射線が出射する側の面全体を覆い、また、変換層30全体を覆うこと好ましく、さらに、保護膜32全体を覆うことがより好ましい。なお、シート116の厚さは、放射線画像撮影装置1全体の可撓性及び重量等に応じて選択すればよく、例えば、シート116が銅製のシートの場合、厚さが0.1mm程度以上であれば、可撓性を有し、かつ外部から放射線画像撮影装置1の内部に侵入してきた2次放射線を遮蔽する機能も有する。また例えば、シート116が銅製のシートの場合、可撓性及び重量の観点からは、0.3mm以下であることが好ましい。
図5に示した放射線画像撮影装置1は、放射線検出器10を基材14の第2の面14Bの面外方向に撓ませた状態で放射線画像の撮影を行うことが可能である。例えば、被写体の撮影部位等に応じて放射線検出器10を撓ませた状態に維持して放射線画像の撮影を行うことができる。
図5に示した放射線画像撮影装置1では、相対的に剛性の高い筐体120の周辺部に電源部108及び制御基板110が設けられるため、電源部108及び制御基板110に与える外力の影響を抑制することができる。
なお、図5では、電源部108及び制御基板110の両方を放射線検出器10の一方の側、具体的には、矩形状の放射線検出器10の一方の辺の側に設けた形態を示したが、電源部108及び制御基板110を設ける位置は図5に示した形態に限定されない。例えば、電源部108及び制御基板110を、放射線検出器10の対向する2辺の各々に分散させて設けてもよいし、隣接する2辺の各々に分散させて設けてもよい。また、図5では、本実施形態では、電源部108及び制御基板110を1つの構成部(基板)とした形態を示したが、図5に示した形態に限定されず、電源部108及び制御基板110の少なくとも一方を複数の構成部(基板)とした形態であってもよい。例えば、電源部108を第1電源部及び第2電源部(いずれも図示省略)を含む形態とし、第1電源部及び第2電源部の各々を、放射線検出器10の対向する2辺の各々に分散させて設けてもよい。
なお、放射線画像撮影装置1(放射線検出器10)全体を撓ませて放射線画像の撮影を行った場合、撓みによる画像への影響は画像補正を行うことにより抑制することができる。
また、図6には、ISS方式に本実施形態の放射線画像撮影装置1を適用した場合における、放射線検出器10が筐体120内に設けられた状態の他の例を示す。
図6に示すように、筐体120内には、積層方向P(図3参照)と交差する方向に電源部108及び制御基板110が並んで設けられており、放射線検出器10と電源部108及び制御基板110とは積層方向P(図3参照)に並んで設けられている。
また、図6に示した放射線画像撮影装置1では、制御基板110及び電源部108とシート116との間に、放射線検出器10及び制御基板110を支持する基台118が設けられている。基台118には、例えば、カーボン等が用いられる。
図6に示した放射線画像撮影装置1は、放射線検出器10を基材14の第2の面14Bの面外方向にわずかに撓ませた状態、例えば、中央部を1mm〜5mm程度撓ませた状態で放射線画像の撮影を行うことが可能であるが、制御基板110及び電源部108と放射線検出器10とが積層方向に設けられており、かつ基台118が設けられているため、図5に示した放射線画像撮影装置1の場合ほどは撓まない。
なお、図2及び図3に示した放射線検出器10では、保護膜32が単一の膜である形態について説明したが、保護膜32が複数の保護膜を含んでいてもよい。この場合の放射線検出器10の構成の一例を図7に示す。図7に一例として示した放射線検出器10では、上記保護膜32に替えて、第1保護膜32A及び第2保護膜32Bを備えている。図7に示すように、第1保護膜32Aは、変換層30の下側の面30A及び側面30C、画素16の側面16Cを覆っている。第1保護膜32Aとしては、例えば、パリレン膜や、柔軟性を有するポリエチレンのシート、及び軟質塩化ビニル等の膜等を適用できる。一方、第2保護膜32Bは、第1保護膜32A全体を含み、かつ基材14の第2の面14Bにおける端部からアクティブエリア15までの領域を覆う。換言すると、第2保護膜32Bは、保護膜32と同様の領域を覆うが、第1保護膜32A全体を覆う点で、保護膜32と異なっている。第2保護膜32Bとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート等の絶縁性のシート(フィルム)に、アルミ箔を接着させる等してアルミを積層したアルペット(登録商標)のシート、帯電防止塗料「コルコート」(商品名:コルコート社製)、PET、及びポリプロピレン等を用いた膜等を適用できる。
また、保護膜32が複数の保護膜を含んでいる場合の放射線検出器10の構成の他の例を図8に示す。図8に一例として示した放射線検出器10も、上記保護膜32に替えて、第1保護膜32A及び第2保護膜32Bを備えている。第1保護膜32Aは、上記図7を参照して説明した放射線検出器10における第1保護膜32Aと同様の構成である。一方、第2保護膜32Bは、図8に示すように、第1保護膜32Aの端部を含む領域から、基材14の第2の面14Bにおけるアクティブエリア15までの領域を覆う。換言すると、第2保護膜32Bは、基材14の側面14Cを挟み込み、第2の面14Bのアクティブエリア15から第1保護膜32Aの端部に重なる領域迄を覆う。なお、この場合第1保護膜32Aと第2保護膜32Bとは接着剤等により張り合わされて固定される。
このように、本実施形態の放射線検出器10は、保護膜32(図7及び図8では第1保護膜32A及び第2保護膜32B)が、変換層30の下側の面30A及び側面30C、画素16の側面16C、基材14の側面14C及び、基材14の第2の面14Bにおける端部からアクティブエリア15までの領域を覆うことにより、基材14の第2の面14Bにおける、変換層30の端部の位置に対応する位置14Dまでを覆う。
センサ基板12に用いられる可撓性の基材14は、ガラス製の基材に比べて剛性が低いため、撓みやすい。また、センサ基板12が撓む場合、基材14全体が一体的に撓むのではなく、部分的または局所的に撓んだり歪んだり、基材14の面内(第1の面14A及び第2の面14B)の位置毎に撓み方が異なったりする場合がある。このような場合に生じる撓みや歪みについて、全体が一体的に撓むのに対して本実施形態では、「不連続な撓み」と称する。また、この不連続な撓みは、特に、センサ基板12における変換層30の端部近傍においてセンサ基板12全体の厚み等が変化するため、変換層30の端部近傍において、比較的起きやすい傾向がある。
本実施形態の放射線検出器10では、上述のように、保護膜32が基材14の第1の面14Aの側から側面14Cを回り込み、基材14の第2の面14Bにおける、変換層30の端部の位置に対応する位置14Dまで覆うことにより、保護膜32が、変換層30の端部近傍におけるセンサ基板12の剛性を補完する。
これにより、本実施形態の放射線検出器10によれば、センサ基板12(基材14)に不連続な撓みが生じ難くなる。
また、本実施形態の放射線検出器10は、保護膜32(図7及び図8では第2保護膜32B)により、基材14の端部を挟み込んで覆うため、基材14の端部領域における防湿効果を高めることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。なお、本実施形態の放射線検出器10は、第1実施形態の放射線検出器10(図1〜3参照)と同様の構成を含むため、同様の構成については、詳細な説明を省略する。
図9には、本実施形態の放射線検出器10の一例の断面図を示す。図9に示すように、本実施形態の放射線検出器10の保護膜32は、センサ基板12における基材14の第2の面14Bにおいて、アクティブエリア15の一部まで覆っている点で第1実施形態の放射線検出器10と異なっている。
図9に示した放射線検出器10も、第1実施形態の放射線検出器10(図3参照)と同様に、保護膜32が、変換層30の下側の面30A及び側面30C、画素16の側面16C、基材14の側面14C及び、基材14の第2の面14Bにおける端部からアクティブエリア15の一部までの領域を覆うことにより、基材14の第2の面14Bにおける、変換層30の端部の位置に対応する位置14Dまでを覆う。
従って、本実施形態の放射線検出器10によれば、センサ基板12(基材14)に不連続な撓みが生じ難くなる。
なお、本実施形態においても、第1実施形態と同様に保護膜32が複数の保護膜を含んでいてもよい。例えば、図10に示した放射線検出器10のように、第1実施形態の図7に示した放射線検出器10と同様に、変換層30の下側の面30A及び側面30C、画素16の側面16Cを覆う第1保護膜32Aと、第1保護膜32A全体を含み、かつ基材14の第2の面14Bにおける端部からアクティブエリア15内の一部の領域を含むまでの領域を覆う第2保護膜32Bとを備えていてもよい。また例えば、図11に示した放射線検出器10のように、第1実施形態の図8に示した放射線検出器10と同様に、上記第1保護膜32Aと、第1保護膜32Aの端部を含む領域から、基材14の第2の面14Bにおけるアクティブエリア15内の一部の領域を含むまでの領域を覆う第2保護膜32Bとを備えていてもよい。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。なお、本実施形態の放射線検出器10は、第1実施形態の放射線検出器10(図1〜3参照)と同様の構成を含むため、同様の構成については、詳細な説明を省略する。
図12には、本実施形態の放射線検出器10の一例の断面図を示す。図12に示すように本実施形態の放射線検出器10は、保護膜32に加えて、さらに第3保護膜34を備えている点で、第1実施形態の放射線検出器10と異なっている。図9に示すように、第3保護膜34は、基材14の第2の面14B側に設けられて、第2の面14B全体を覆っており、第2の面14Bの、保護膜32に覆われていない領域を覆っている。また、保護膜32は、第3保護膜34の、端部からアクティブエリア15までに対応する領域を覆っている。
すなわち、図12に示した放射線検出器10では、放射線検出器10全体が、保護膜32及び第3保護膜34の少なくとも一方により覆われている。
このような第3保護膜34としては、帯電防止機能及び防湿機能の少なくとも一方を有する膜であればよく、例えば、アルペットのシートやパリレン膜等が挙げられる。第3保護膜34がアルペットの場合、貼り付け等により第3保護膜34を形成することができる。一方、第3保護膜34がパリレン膜の場合、蒸着により第3保護膜34を形成することができる。
第3保護膜34を設けたことにより本実施形態の放射線検出器10では、外部から水分が侵入するのを抑制する効果をより高めることができる。従って、防湿性能が低下するのを抑制することができる。
なお、図12に示した放射線検出器10は、上記図3に示した第1実施形態の放射線検出器10において、第3保護膜34を設けた形態を一例として示したが、例えば、その他の図7〜図11に示した放射線検出器10においても、同様に基材14の第2の面14Bに第3保護膜34を設けてもよいことはいうまでもない。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態について説明する。なお、本実施形態の放射線検出器10は、第1実施形態の放射線検出器10(図1〜3参照)と同様の構成を含むため、同様の構成については、詳細な説明を省略する。
図13には、本実施形態の放射線検出器10の一例の断面図を示す。図13に示すように本実施形態の放射線検出器10は、支持部材38を備えている点で第1実施形態の放射線検出器10と異なっている。図13に示すように、支持部材38は、基材14の第2の面14B側から保護膜32を介して基材14を支持する。すなわち、支持部材38は、基材14を保護膜32を介して、いわゆる裏打ちしている。支持部材38は、例えば、両面テープやのり等の接着剤により、保護膜32に固定されている。
本実施形態の支持部材38は、剛性を有しており、少なくとも第2の面14Bの面内方向における剛性が基材14及び保護膜32よりも高い。支持部材38としては、所望の剛性が得られる大きさを有するPET(Polyethylene Terephthalate)等のプラスチックやアルミ板等が挙げられる。なお、本実施形態の支持部材38は、第2の面14Bのアクティブエリア15に対応する領域の外側に設けられているため、支持部材38における放射線の透過率及び吸収率は放射線画像の撮影において大きな影響を与えない。なお、支持部材38の積層方向Pにおける厚みは、厚くなるほど、被写体から画素16までの距離が長くなるため、撮影された放射線画像にボケが生じるようになる。そのため、支持部材38の厚みは、所望の剛性と、所望の画質とに応じて定めることが好ましい。
支持部材38を設けたことにより本実施形態の放射線検出器10では、センサ基板12(基材14)に不連続な撓みが発生するのを抑制するこができる。これにより、不連続な撓みの影響により、センサ基板12から変換層30が剥離してしまうのをより抑制することができる。
一般に、変換層30が剥離したり、湿気等により劣化したりした場合、生成される放射線の画質の低下を招く。これに対して本実施形態の放射線検出器10では、変換層30の剥離を抑制し、防湿の低下を抑制するため、生成される放射線画像の画質の低下を抑制することができる。
なお、図13に示した放射線検出器10は、上記図3に示した第1実施形態の放射線検出器10において、支持部材38を設けた形態を一例として示したが、例えば、その他の図7、図8に示した放射線検出器10においても、同様に基材14の第2の面14Bから保護膜32を介して基材14を支持する支持部材38を設けてもよいことはいうまでもない。
また例えば、第2実施形態の放射線検出器10(図9〜図11)に示した放射線検出器10においても、同様に基材14の第2の面14Bから保護膜32を介して基材14を支持する支持部材38を設けてもよいことはいうまでもない。図14には、この場合の放射線検出器10の一例の断面図を示す。図14に示すように保護膜32は、基材14の第2の面14Bにおいて、アクティブエリア15の内側まで覆っているが、支持部材38は、基材14の第2の面14Bにおける、端部から、変換層30の端部の位置に対応する位置14Dまでの領域を支持する。なお、支持部材38が支持する基材14の領域は、基材14の端部から内部へ向けた領域であって、アクティブエリア15に対応する領域以外であればよく、さらに、上記位置14D以上の領域までをからアクティブエリア15までの領域であることが好ましい。
以上説明したように、上記各実施形態の放射線検出器10は、可撓性の基材14、及び基材14の第1の面14Aに設けられ、かつ放射線から変換された光に応じて発生した電荷を蓄積する複数の画素16が形成された層を含むセンサ基板12と、センサ基板12の第1の面14Aの側に設けられ、かつ放射線を光に変換する変換層30と、変換層30のセンサ基板12が設けられた側とは反対側の面から、基材12の第1の面14Aとは反対側の第2の面14Bにおける、変換層30の端部の位置に対応する位置14Dまでを覆う保護膜32と、を備える。
上記各実施形態の放射線検出器10によれば、保護膜32が、変換層30側から基材14の第2の面14Bにおける、変換層30の端部の位置に対応する位置14Dまでを覆っている。従って、上記各実施形態の放射線検出器10によれば、保護膜32により、基材14の剛性を補完することができるため、センサ基板12に可撓性の基材14を用いた場合であっても、不連続な撓みの影響を抑制することができる。
このように、上記実施形態の放射線検出器10によれば、不連続な撓みの影響が抑制されるため、変換層30がセンサ基板12から剥離するのを抑制することができ、また、センサ基板12内の信号配線24等が断線するのを抑制することができ、さらに、湿気等による劣化を抑制することができる。従って、上記各実施形態の放射線検出器10によれば、生成される放射線画像の画質の低下を抑制することができる。
なお、上記各実施形態で説明した放射線画像撮影装置1及び放射線検出器10等の構成や製造方法等は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることはいうまでもない。
例えば、図15に示した放射線検出器10のように、第3保護膜34について、センサ基板12における基材14の第2の面14Bにおいて、保護膜32により覆われていない領域を覆う形態としてもよい。なお、この場合、図15に示したように、積層方向Pにおける保護膜32の厚みと、第3保護膜34の厚みとは、同様であることが好ましい。すなわち、放射線検出器10の、変換層30が設けられていない側の面の高さを揃えることが好ましい。このように高さを揃えることで、放射線検出器10を筐体120内に収納して放射線画像撮影装置1とした場合に、筐体120の面(天板)との密着性を向上させることができる。
また例えば、図16に示した放射線検出器10のように、保護膜32で、画素16及び変換層30が積層された状態のセンサ基板12全体(全面)を覆ってもよい。
また例えば、上記各実施形態では、矩形状のセンサ基板12の全ての辺において、保護膜32が、基材14の第1の面14Aから側面14Cを回り込んで第2の面14Bに至る形態について説明したが、センサ基板12の一部の辺のみにおいて、上記の回り込む形態としてもよい。例えば、図17に示すように、センサ基板12と制御基板110とを接続するケーブル112が接続されるセンサ基板12の辺においては、保護膜32が、基材14の第1の面14Aから側面14Cを回り込んで第2の面14Bに至らない形態、換言すると保護膜32がケーブル112の配線に邪魔になる領域には設けられていない形態としてもよい。
また、上記各実施形態の放射線検出器10では、画素16が設けられた領域全体をアクティブエリア15とする形態について説明したが、アクティブエリア15とする領域は上記各実施形態に限定されるものではない。例えば、複数の画素16のうち、一部の画素16に対応する領域によりアクティブエリア15を特定してもよい。例えば、放射線検出器10が、画素16が、放射線画像の画素に実質的に対応する複数の画像形成用の画素16と、放射線画像の形成における用途が異なる複数の画素16とを備えている場合がある。なお、ここで放射線画像の形成における用途が異なるとは、例えば、画像の補正に用いられる場合等のことをいう他、放射線画像の形成において用いられず、電荷が読み捨てられる場合のこともいう。用途が異なる複数の画素16は、画像形成用の画素16の外周部に設けられている場合が多い。このように、複数種類の画素16を含む場合、画像形成用の画素16が設けられた領域をアクティブエリア15として定める。
また、上記各実施形態では、放射線検出器10(放射線画像撮影装置1)をISS方式に適用した場合について説明したが、放射線検出器10(放射線画像撮影装置1)を変換層30の放射線が入射する側とは反対側にセンサ基板12を配置する、換言すると、放射線画像撮影装置1の筐体120における撮影面120Aが設けられた側と反対側にセンサ基板12を配置する、いわゆる、「PSS方式(Penetration Side Sampling)」に適用してもよい。
また、上記各実施形態では、図1に示したように画素16がマトリクス状に2次元配列されている態様について説明したがこれに限らず、例えば、1次元配列であってもよいし、ハニカム配列であってもよい。また、画素の形状も限定されず、矩形であってもよいし、六角形等の多角形であってもよい。さらに、アクティブエリア15の形状も限定されないことはいうまでもない。
1 放射線画像撮影装置
10 放射線検出器
12 センサ基板
14 基材、14A 第1の面、14B 第2の面、14C 側面、14D 位置
15 アクティブエリア
16 画素、16A 第1画素、16B 第2画素、16C 側面
20 TFT(スイッチング素子)
22 センサ部
24 信号配線
26 走査配線
28 共通配線
30 変換層、30A 下側の面、30C 側面
31 仮保護膜
32 保護膜、32A 第1保護膜、32B 第2保護膜
34 第3保護膜
38 支持部材
40、42 緩衝層
100 制御部、100A CPU、100B メモリ、100C 記憶部
102 駆動部
104 信号処理部
106 画像メモリ
108 電源部
110 制御基板
112 ケーブル
114 電源線
116 シート
118 基台
120 筐体、120A 撮影面
200 支持体
202 剥離層

Claims (18)

  1. 可撓性の基材、及び前記基材の第1の面に設けられ、かつ放射線から変換された光に応じて発生した電荷を蓄積する複数の画素が形成された層を含むセンサ基板と、
    前記センサ基板の前記第1の面の側に設けられ、かつ放射線を前記光に変換する変換層と、
    前記変換層の前記センサ基板が設けられた側とは反対側の面から、前記基材の前記第1の面とは反対側の第2の面の一部の領域までを覆う保護膜と、
    を備え
    前記保護膜は、前記第2の面における、前記変換層の端部の位置に対応する対応位置を少なくとも覆う
    放射線検出器。
  2. 前記変換層は、前記基材の前記第1の面における前記複数の画素が形成された領域である画素領域を含み、かつ前記画素領域よりも広い範囲を覆う、
    請求項1に記載の放射線検出器。
  3. 前記保護膜は、前記基材の前記第2の面における、前記画素領域に対応する領域は覆わない、
    請求項2に記載の放射線検出器。
  4. 前記保護膜は、前記基材の前記第2の面における、前記画素領域に対応する領域の一部まで覆う、
    請求項2に記載の放射線検出器。
  5. 前記保護膜の端部の位置は、前記基材の前記第2の面における、前記画素領域に対応する領域と、前記対応位置との間の位置である、
    請求項2に記載の放射線検出器。
  6. 前記保護膜は、前記変換層の前記反対側の面、及び前記変換層の側面を覆う第1保護膜と、
    前記第1保護膜全体を含み、前記基材の前記第2の面における前記対応位置を少なくとも覆う第2保護膜と、
    を含む、請求項1に記載の放射線検出器。
  7. 前記保護膜は、前記変換層の前記反対側の面、及び前記変換層の側面を覆う第1保護膜と、
    前記第1保護膜の端部を含む領域、前記基材の側面、及び前記基材の前記第2の面における前記対応位置を覆う第2保護膜と、
    を含む、請求項1に記載の放射線検出器。
  8. 前記第1保護膜と前記第2保護膜とは、接着剤により接着されている、
    請求項7に記載の放射線検出器。
  9. 前記基材の前記第2の面の側に設けられた保護層をさらに備えた、
    請求項1に記載の放射線検出器。
  10. 前記保護膜は、前記保護層における前記基材に設けられた側とは反対側の面の一部の領域を覆う、
    請求項9に記載の放射線検出器。
  11. 前記保護層は、前記基材の前記第2の面の前記保護膜に覆われていない領域を覆う、
    請求項9に記載の放射線検出器。
  12. 前記保護層は、防湿膜及び帯電防止膜の少なくとも一方である、
    請求項9から請求項11の何れか1項に記載の放射線検出器。
  13. 前記基材の前記第2の面側から、前記保護膜を介して前記基材を支持する支持部材をさらに備えた、
    請求項1に記載の放射線検出器。
  14. 前記支持部材は、前記基材の前記第1の面における前記複数の画素が形成された領域である画素領域外に設けられている、
    請求項13に記載の放射線検出器。
  15. 前記変換層は、CsIを含む、
    請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の放射線検出器。
  16. 請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の放射線検出器と、
    前記複数の画素に蓄積された電荷を読み出すための制御信号を出力する制御部と、
    前記制御信号に応じて、前記複数の画素から電荷を読み出すための駆動信号を出力する駆動部と、
    前記複数の画素から読み出された電荷に応じた電気信号が入力され、入力された前記電気信号に応じた画像データを生成して出力する信号処理部と、
    を備えた放射線画像撮影装置。
  17. 前記放射線検出器における基材、複数の画素が形成された層、及び変換層が並ぶ積層方向と交差する方向に、前記制御部と、前記放射線検出器とが並んで設けられている、
    請求項16に記載の放射線画像撮影装置。
  18. 前記制御部、前記駆動部、及び前記信号処理部の少なくとも一つに電力を供給する電源部をさらに備え、
    前記放射線検出器におけるセンサ基板、変換層、及び応力中立面調整部材が並ぶ積層方向と交差する方向に、前記電源部と、前記制御部と、前記放射線検出器とが並んで設けられている、
    請求項16に記載の放射線画像撮影装置。
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