JP2018159171A - 荷役車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体フレームの機器収容室内に堆積した塵埃や油滴などの堆積物を容易に排除でき、清掃作業の容易化を図る。【解決手段】車体フレーム20にブームシリンダ16R(16L)が配置された荷役車両において、車体フレーム20に、エンジンと油圧ポンプ装置を収容する機器収容室23を形成し、機器収容室23の中間部に、機器収容室23の底板24から上方に挿通空間29をあけて横断する隔壁板30を設置し、セルフレベリングバルブ35を隔壁板30に設置し、荷役用コントロールバルブ18と左右のブームシリンダ16L,16Rとの間に接続されるブーム第1〜第3油圧管P1,P2R,P3Rおよびバケット油圧管P4S,P4R,P5S,P5Rに、セルフレベリングバルブ35を介在させ、少なくともセルフレベリングバルブ35の接続部分の前記油圧管を底板24から上方に配置する。【選択図】図2A

Description

本発明は、エンジンや油圧機器を搭載した機器収容室を備えた荷役車両に関する。
エンジンにより油圧ポンプを駆動し、油圧ポンプに発生した油圧を利用して荷役装置などを駆動するホイールローダやスキッドステアローダなどの小型の荷役車両がある。
特許文献1では、掘削作業で車体フレーム内に入り込んだ土砂などの堆積物が、底板の開口部周囲のリブに付着しやすい構造となっており、堆積物による搭載機の錆などの発生を防止するために、旋回フレームの底板を傾斜させる構造が提案されている。
特開2010−132912号公報
ところで、車体フレームに形成された機器収容室には、エンジンやこのエンジンに駆動される油圧ポンプ装置、コントロールバルブなどのバルブ類、フィルタ類などの油圧機器、油圧管などが設置されている。特に機器収容室内での油圧管の取り回しが複雑で、特に左右に振り分ける油圧管は、機器収容室を横断させる必要があるため、従来では機器収容室の底板上を這わせて配管することを余儀なくされていた。
機器収容室を清掃する際には、エアブローなどを用いてエンジンや油圧ポンプ、油圧機器、油圧管など機器類に付着した塵埃や油滴などの堆積物を底板上に落下させ、清掃水により底板上の堆積物を洗い流す。この場合、底板上に油圧管があると、油圧管が清掃水の流れを阻害して堆積物を良好に排除できないという問題があった。
本発明は上記問題点を解決して、機器収容室の底板上に這わして配管される油圧管を無くして、配管機器収容室内に堆積した堆積物をスムーズに排出でき、清掃作業を容易に行える荷役車両を提供することを目的とする。
本発明は、油圧ポンプから供給される油圧により駆動される油圧シリンダを有する荷役車両であって、車体フレームに、エンジンおよび前記油圧ポンプを収容する機器収容室を形成し、前記機器収容室の中間部に、底板から上方に挿通空間をあけて前記機器収容室を横断するクロスメンバを設置し、前記油圧ポンプと前記油圧シリンダとを接続する油圧管の一部が、前記クロスメンバに支持されて前記機器収容室の底板から上方に配置されることを特徴とする。
上記構成によれば、機器収容室において、油圧管をクロスメンバに支持させることにより油圧管を底板の上方に配管して、底板上に這わせる油圧管を無くすことができる。これにより、清掃時に清掃水の流れが阻害されることなく、底板に堆積した堆積物を機器収容室から容易に排出することができる。
また上記構成において、機器収容室内に、油圧シリンダを操作するコントロールバルブと、前記コントロールバルブから前記荷役用シリンダに接続される油圧管に介在される分岐部と、を具備し、前記分岐部をクロスメンバに設置し、前記コントロールバルブから前記分岐部に接続される前記油圧管の分岐部側、および前記分岐部から前記油圧シリンダに接続される油圧管の分岐部側が、それぞれ前記機器収容室の底板から上方に配置されることが好ましい。上記構成によれば、油圧管の分岐部をクロスメンバに配置することで、分岐部に接続される油圧管をクロスメンバで支持させて底板の上方に配置することができる。
さらに上記構成において、車体フレームの少なくとも左右両側に油圧シリンダが配置され、前記分岐部から前記油圧シリンダに接続される油圧管の一部が、クロスメンバに支持されて機器収容室の底板から上方で当該機器収容室を横断するように配置されることが好ましい。上記構成によれば、特に機器収容室を横断する必要がある油圧管は、クロスメンバに支持させることで容易に配管することができる。
さらにまた、上記構成において、機器収容室の底板の少なくとも一部が下方に傾斜され、前記底板の傾斜方向下位となる側の機器収容室の底部に、排水可能な開放空間が形成されることが好ましい。上記構成によれば、油圧管が配管されていない底板上を、清掃水をスムーズに流送して、堆積物の排出を容易に行うことができる。
また、上記構成において、車体フレームの左右両側で後端部を中心に起伏自在に支持された左右一対のブームと、前記ブームの前端部に上下方向に回動自在に支持されたバケットとを有するとともに、左右の前記ブームをそれぞれ起伏する左右一対のブームシリンダと、前記バケットを上下方向に回動するバケットシリンダとを有する荷役装置を設け、油圧シリンダは、前記ブームシリンダおよび/または前記バケットシリンダであることが好ましい。上記構成によれば、左右に振り分けて機器収容室を横断し、たとえばブームシリンダに接続される油圧管をクロスメンバに支持させることで底板の上方空間に配置することができる。
さらに、上記構成において、分岐部は、ブームの傾斜角に対応してバケットを水平に制御するセルフレベリングバルブであることが好ましい。上記構成によれば、セルフレベリングバルブをクロスメンバに設置することで、セルフレベリングバルブに接続される油圧管の少なくとも一部を、クロスメンバに支持させて底板の上方に配置することができる。
さらにまた、上記構成において、クロスメンバは、車体フレームを補強する補強部材で、かつ油圧ポンプを支持する支持部材であり、前記クロスメンバに、エンジンの出力軸と前記油圧ポンプの入力軸の連結部を通す開口部が形成されものであることが好ましい。上記構成によれば、補強部材かつ支持部材であるクロスメンバを使用することにより、新たに配管のための別部材を設ける必要がない。
上記発明によれば、油圧管をクロスメンバに支持させて機器収容室の底板の上方空間に配置することにより、底板を這わせる油圧管を無くすことができる。これにより機器収容室に堆積した堆積物を清掃水により容易に排除することができて、清掃作業を容易に行うことができる。
本発明に係る荷役車両の実施例で、車体フレームの機器収容室を示す概略平面図である。 車体フレームにおける油圧管を示す平面図である。 図1Bに示すA−A線断面図である。 図1Bに示すB−B線断面図である。 機器収容室における油圧管の一部を示す斜視図である。 荷役車両を示す斜視図である。 荷役車両の駆動系統を示すブロック図である。
以下、本発明に係る荷役車両の実施例を図面に基づいて説明する。
(荷役車両)
図4に示すように、小型の荷役車両であるスキッドステアローダは、車体10に、右前輪12FRおよび右後輪12RRと、左前輪12FLおよび左後輪12RLとを有する走行装置11と、車体10の前部に配置されたバケット13を駆動する荷役装置14と、を具備している。この荷役装置14は、車体10の中央上部に設けられた運転席19の両側で、後端部を中心に起伏自在に支持された左右一対のブーム15L,15Rと、これらブーム15L,15Rの前端部に上下方向に回動自在に支持された前述のバケット13と、を備えるとともに、さらに車体10と左右のブーム15L,15Rの先端側との間にそれぞれ連結された左右一対のブームシリンダ(油圧シリンダ)16L,16R(図1B,図5)と、左右のブーム15L,15Rの先端側とバケット13との間に連結された左右一対のバケットシリンダ(油圧シリンダ)17L,17Rを備えている。これにより、左右のブームシリンダ16L,16Rを駆動しブーム15L,15Rを上下方向に起伏してバケット13を昇降させ、左右のバケットシリンダ17L,17Rを駆動してバケット13を上下方向に回動し、荷役作業を行う。
(荷役車両のフレーム構造)
車体フレーム20は、図1A,図1B,図3に示すように、互いに平行に配置された箱形に形成された左右の側部フレーム21L,21Rと、左右の側部フレーム21L,21R間に取り付けられた底板24およびフロントメンバ25とで機器収容室23が形成されている。この機器収容室23は、前部にポンプ室23Pが設けられ、後部にエンジン室23Eが設けられている。この機器収容室23では、エンジン室23Eの下方は底板24により閉鎖されているが、ポンプ室23Pの下方は側部フレーム21L,21R間を開放して排水可能な開放空間26が形成されている。そして底板24は、図2A,図2Bに示すように、所定範囲の傾斜角θ(10°〜20°)で前部下方に傾斜する傾斜姿勢で配置される。したがって、図示しないテールゲートを開けて機器収容室23を清掃した後の清掃水を、底板24を介してポンプ室23P下方の開放空間26から外部にスムーズに排水することができる。
また車体フレーム20には、左右の側部フレーム21L,21Rから上方および外方に突出される左右の外側フレーム22L,22Rが設けられている。そして左右の外側フレーム22L,22Rの後部に、ブーム15L,15Rおよびブームシリンダ16L,16Rの基端部を支持するブーム支持体27L,27Rが上方に突出する姿勢で設置されている。28は、ブーム支持体27L,27Rの後部間に連結されたテール支持材である。
機器収容室23の前後方向のほぼ中央部に、機器収容室23を横断する隔壁板(クロスメンバ)30が取り付けられ、この隔壁板30によりポンプ室23Pとエンジン室23Eとが区画されている。前記隔壁板30は、底板24の前端部より上側に挿通空間29をあけて設置されている。さらに隔壁板30は、左右の側部フレーム21L,21R間および左右の外側フレーム22L,22R間にわたって固定されて車体フレーム20の強度部材を構成しており、車体フレーム20を補強している。
図1A、図3に示すように、エンジン室23Eには、1基のエンジン31がその出力軸を前方向に向けて配置され、4個の弾性マウント部31aを介して車体フレーム20に搭載されている。ポンプ室23Pには、隔壁板30に支持された走行用油圧ポンプ装置32(油圧ポンプ装置)が設置され、この走行用油圧ポンプ装置32の前部に荷役用油圧ポンプ装置33が一体に設けられている。隔壁板30には、エンジン31の出力軸と走行用油圧ポンプ装置32の入力軸の連結部を通す開口部30aが形成されており、この開口部30aに対応する前面に、ポンプマウント32aを介して走行用油圧ポンプ装置32が取り付けられている。このポンプマウント32aには、走行用油圧ポンプ装置32の入力軸を回転自在に支持する軸受が設けられている。一方、開口部30aの後面側にエンジン31の出力軸が対向して配置され、この出力軸と走行用油圧ポンプ装置32の入力軸が等速ジョイント36を介して連結されている。この等速ジョイント36は、ラジアル方向の傾斜および変位、ならびにスラスト方向の変位など車体やエンジンの振動を所定範囲で許容することができるもので、車体やエンジン31の振動を吸収して走行用油圧ポンプ装置32側に伝達されるのを防止している。
(動力系統)
図5に示すように、走行用油圧ポンプ装置32には、左右のドライブポンプ32L,32Rが前後一体に設けられている。走行装置11は、左ドライブポンプ32Lから供給される圧油により駆動される左ドライブモータ41Lと、右ドライブポンプ32Rから供給される圧油により駆動される右ドライブモータ41Rとを具備している。さらに、左ドライブモータ41Lにより左側減速機42Lを介してチェーン式巻き掛け伝動機構が駆動され、このチェーン式巻き掛け伝動機構により左前輪ドライブアクスル43FLおよび左後輪ドライブアクスル43RLを介して左前輪12FLおよび左後輪12RLがそれぞれ回転駆動される。また右ドライブモータ41Rにより右側減速機42Rを介してチェーン式巻き掛け伝動機構が駆動され、このチェーン式巻き掛け伝動機構により右前輪ドライブアクスル43FRおよび右後輪ドライブアクスル43RRを介して右前輪12FRおよび右後輪12RRがそれぞれ回転駆動される。
また荷役用油圧ポンプ装置33から供給される圧油が、荷役コントロールバルブ(コントロールバルブ)18を介して左右のブームシリンダ16L,16Rおよび左右のバケットシリンダ17L,17Rならびにアタッチメントシリンダ(図示せず)にそれぞれ供給され、ブーム15L,15Rおよびバケット13がそれぞれ駆動される。そして荷役コントロールバルブ18と左右のブームシリンダ16L,16R、および荷役コントロールバルブ18と左右のバケットシリンダ17L,17Rの間にセルフレベリングバルブ(分岐部)35が介在されている。このセルフレベリングバルブ35は、ブーム15L,15Rの傾斜角(仰角)に対応してバケット13の回動角を調整してバケット13を水平に制御するものである。
(機器収容室と配管)
図1B〜図3に示すように、ポンプ室23Pにおいて、前部に設置された機器支持部材34に荷役コントロールバルブ18が設置されている。また隔壁板30の前面右側にセルフレベリングバルブ35が取り付けられている。
(ブーム油圧管)
荷役コントロールバルブ18のポートから導出されたブーム第1油圧管P1が、セルフレベリングバルブ35のポートに接続されている。そしてセルフレベリングバルブ35のポートから取り出されて一方に分岐された右ブーム第2油圧管P2Rが、隔壁板30から右の側部フレーム21Rに沿って右ブーム支持体27R側に配管されて右のブームシリンダ16Rの収縮側油室に接続される。またセルフレベリングバルブ35の同一のポートから取り出されて他方に分岐された左のブーム第2油圧管P2Lが、隔壁板30に保持されて機器収容室23を横断し、左の側部フレーム21Lから左ブーム支持体27Lに配管されて左のブームシリンダ16Lの収縮側油室に接続される。さらに左右のブームシリンダ16L,16Rの進展側油室にそれぞれ接続されたブーム第3油圧管P3L,P3Rは、左右のブーム支持体27L,27R、左右の側部フレーム21L,21Rに沿って隔壁板30まで戻されてT管接手により合流される。そして、ブーム第3油圧管P3L,P3Rが合流されたブーム第3油圧管P3が荷役コントロールバルブ18のポートに接続されている。
(バケット油圧管)
荷役コントロールバルブ18の2つのポートにそれぞれ接続された送り側のバケット第1油圧管P4Sと戻り側のバケット第1油圧管P4Rは、途中でそれぞれ分岐管接手を介してセルフレベリングバルブ35のポートに接続されている。さらに前記分岐管接手より下流側の送り側および戻り側のバケット第2油圧管P5S,P5Rは、隔壁板30の下部を通り抜けて右の側部フレーム21Rから右ブーム支持体27R、右ブーム15Rに沿って前端側に導き出され、分岐された後に左右のバケットシリンダ17L,17Rの進展側油室および収縮側油室に接続される。
(その他、配管、配線)
機器収容室23において、荷役コントロールバルブ18−セルフレベリングバルブ35−ブームシリンダ16L,16R/バケットシリンダ17L,17Rの油圧管P1,P2L,P2R,P3,P3L,P3R,P4S,P4R,P5S,P5Rの一部が隔壁板30に支持される構造について説明したが、隔壁板30に一部支持される上述の油圧管以外に、他の油圧管や、エア配管、配線ケーブルなどであってもよく、特に機器収容室23を横断する配管やケーブルを底板24の上方に配管、配線するのに最適である。このように配管、配線を隔壁板30に支持させることで、底板24の上方空間に油圧管やケーブルを配置し、配管や配線を底板24に這わせる必要がなくなる。
さらに機器収容室23を清掃する時には、車体フレーム20の後部に開閉可能に設けられたテールゲート(図示せず)を開け、エアブローにより機器収容室23内のエンジン31や油圧ポンプ装置32,33に付着した塵埃や油滴などを底板24上に落下させる。さらに、車体フレーム20の後部から底板24に向かって清掃水を流送することで、底板24などに堆積した塵埃や油滴などを洗い流してポンプ室23P下方の開放空間26から外部にスムーズに排出することができる。
(実施例の効果)
上記構成によれば、機器収容室23に配置されるブーム第1〜第3油圧管P1、P2L、P2R、P3,P3L、P3R,P4S,P4R,P5S,P5Rの少なくとも一部を、隔壁板30を利用して配置されたセルフレベリングバルブ35を介して底板24の上方空間に配置したり、機器収容室23を横断させて配置することができる。これにより、機器収容室23の底板24に這わして配置する油圧管を無くすることができ、機器収容室23の清掃時に、底板24上に沿って清掃水をよりスムーズに流送して、底板24上に堆積した塵埃や油滴などを開放空間26からスムーズに外部に排出することができる。
また隔壁板30により車体フレーム20を補強することができるとともに、走行用油圧ポンプ装置32の支持部材として使用することができる。したがって、底板24上から油圧管を無くすために、新たに機器収容室23を横断する別部材を設置する必要がない。
さらに、走行用油圧ポンプ装置32(荷役用油圧ポンプ装置33を含む)を支持するために機器収容室23を横断して設置された隔壁板30を利用して油圧管を支持させ、油圧管の一部を底板24の上方空間に配置することができる。したがって、底板24上に這わせて配管する油圧管を無くすことができる。これにより清掃時にエアブローなどによりエンジン31や走行用油圧ポンプ装置32、荷役用油圧ポンプ装置33から底板24上に落下した塵埃や油滴を、清掃水により車体フレーム20の後部から底板24に沿ってスムーズに同伴させて流送し、ポンプ室23P下方の開放空間26から外部に排出することができる。もちろん、左右のバケットシリンダ17L,17Rの油圧管のうち、左のバケットシリンダ17Lに接続される油圧管を、隔壁板30に支持させて機器収納室32を横断させ配管することができる。
さらにまた、エンジン室23Eの下方を閉鎖する底板24を前部下方に傾斜させることにより、オイルの漏れや燃料漏れがあった場合、底板24に貯まることなく底板24の前端部から滴下するため、早期に発見することができる。さらに底板24を傾斜することにより、機器収容室23内に入り込んだ藁屑や堆肥なども貯まりにくくなる。この結果、藁屑や堆肥にエンジンオイルや燃料が混ざって車両火災などを起こすなどの事故を未然に防止することができる。また、たとえば堆肥等がエンジン室23Eに堆積すると、エンジン31の左右両側に配置されたオイルタンクや燃料タンクの腐食原因となり、オイルの漏れや燃料漏れを起こすことがあるが、傾斜された底板24と開放空間26により、これを未然に防止することができる。
P1 ブーム第1油圧管
P2L,P2R ブーム第2油圧管
P3,P3L,P3R ブーム第3油圧管
P4S,P4R バケット第1油圧管
P5S,P5R バケット第2油圧管
13 バケット
14 荷役装置
15L,15R ブーム
16L,16R ブームシリンダ(油圧シリンダ)
17L,17R バケットシリンダ(油圧シリンダ)
18 荷役コントロールバルブ(コントロールバルブ)
20 車体フレーム
21L 左の側部フレーム
21R 右の側部フレーム
23 機器収容室
23P ポンプ室
23E エンジン室
24 底板
25 フロントメンバ
26 開放空間
29 挿通空間
30 隔壁板(クロスメンバ)
30a 開口部
31 エンジン
31a 弾性マウント部材
32 走行用油圧ポンプ装置
33 荷役用油圧ポンプ装置
35 セルフレベリングバルブ

Claims (7)

  1. 油圧ポンプから供給される油圧により駆動される油圧シリンダを有する荷役車両であって、
    車体フレームに、エンジンおよび前記油圧ポンプを収容する機器収容室を形成し、
    前記機器収容室の中間部に、底板から上方に挿通空間をあけて前記機器収容室を横断するクロスメンバを設置し、
    前記油圧ポンプと前記油圧シリンダとを接続する油圧管の一部が、前記クロスメンバに支持されて前記底板から上方に配置される
    ことを特徴とする荷役車両。
  2. 請求項1記載の荷役車両において、
    機器収容室内に、油圧シリンダを操作するコントロールバルブと、前記コントロールバルブから前記荷役用シリンダに接続される油圧管に介在される分岐部と、を具備し、
    前記分岐部をクロスメンバに設置し、
    前記コントロールバルブから前記分岐部に接続される前記油圧管の分岐部側、および前記分岐部から前記油圧シリンダに接続される油圧管の分岐部側が、それぞれ前記機器収容室の底板から上方に配置される
    ことを特徴とする荷役車両。
  3. 請求項2記載の荷役車両において、
    車体フレームの少なくとも左右両側に油圧シリンダが配置され、
    前記分岐部から前記油圧シリンダに接続される油圧管の一部が、クロスメンバに支持されて機器収容室の底板から上方で当該機器収容室を横断するように配置される
    ことを特徴とする荷役車両。
  4. 請求項2または3記載の荷役車両において、
    機器収容室の底板の少なくとも一部が下方に傾斜され、
    前記底板の傾斜方向下位となる側の機器収容室の底部に、排水可能な開放空間が形成された
    ことを特徴とする荷役車両。
  5. 請求項2乃至4のいずれか一項に記載の荷役車両において、
    車体フレームの左右両側で後端部を中心に起伏自在に支持された左右一対のブームと、前記ブームの前端部に上下方向に回動自在に支持されたバケットとを有するとともに、左右の前記ブームをそれぞれ起伏する左右一対のブームシリンダと、前記バケットを上下方向に回動するバケットシリンダとを備えた荷役装置を設け、
    油圧シリンダは、前記ブームシリンダおよび/または前記バケットシリンダである
    ことを特徴とする荷役車両。
  6. 請求項5記載の荷役車両において、
    分岐部は、ブームの傾斜角に対応してバケットを水平に制御するセルフレベリングバルブである
    ことを特徴とする荷役車両。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の荷役車両において、
    クロスメンバは、車体フレームを補強する補強部材で、かつ油圧ポンプを支持する支持部材であり、
    前記クロスメンバに、エンジンの出力軸と前記油圧ポンプの入力軸の連結部を通す開口部が形成された
    ことを特徴とする荷役車両。

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