JP2018158759A - 異厚部を有する包装用フィルムの横シール方法および該方法を利用した充填包装機 - Google Patents
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Abstract
Description
プラスチックフィルムからなる包装袋において、自立性を付与した自立型包装袋としては、特許文献1に、軟質の積層フィルムを幅方向に折返し、その重なり合う側端縁に縦シール部を設けて筒状体とした後、前記折返し基端部の中央を幅方向の内側に向けて押し込んだ状態で、該筒状体の幅方向に上・下横シール部を形成することで、前記押込み部分が二股状の底部を構成する自立型包装袋が開示されている。
即ち、本発明は、少なくともベースフィルム層とシーラント層とを具え、重なり枚数の違いによって生じる異厚部を有する包装用フィルムの横シール方法であって、
第1段目の横シール部形成手段で、前記包装用フィルムの厚肉部および薄肉部をそれぞれ融着接合させ、
第2段目の横シール部形成手段で、前記厚肉部と前記薄肉部との境界位置に形成される前記異厚部を部分的に融着接合させることを特徴とする。
第1段目の横シール部形成手段で、前記包装用フィルムの厚肉部と薄肉部との境界位置に形成される前記異厚部を部分的に融着接合させ、
第2段目の横シール部形成手段で、前記厚肉部および前記薄肉部をそれぞれ融着接合させることを特徴とする。
前記折込み部形成後、重ね合わされた前記包装用フィルムの側縁どうしを長手方向にヒートシールして筒状体とする縦シール部形成部と、
前記筒状体への被包装物の充填と共に、該筒状体の幅方向にヒートシールする横シール部形成部とを備える充填包装機であって、
前記横シール部形成部が、
前記筒状体の、前記折込み部の位置の厚肉部とその他の薄肉部の両者をそれぞれ融着接合させる一対の金属材料のヒートシールロールを持つ第1段目の横シール部形成手段と、
前記厚肉部と薄肉部との境界部分を部分的に融着接合させる、一方の表面が金属よりも軟質の弾性材料で、他方が金属材料の一対のヒートシールロールを持つ第2段目の横シール部形成手段と、
を有することを特徴とする。
前記折込み部形成後、重ね合わされた前記包装用フィルムの側縁どうしを長手方向にヒートシールして筒状体とする縦シール部形成部と、
前記筒状体への被包装物の充填と共に、該筒状体の幅方向にヒートシールする横シール部形成部とを備える充填包装機であって、
前記横シール部形成部が、
前記筒状体の、前記折込み部の位置の厚肉部とその他の薄肉部との境界部分を部分的に融着接合させる、一方の表面が金属よりも軟質の弾性材料で、他方が金属材料の一対のヒートシールロールを持つ第1段目の横シール部形成手段と、
前記厚肉部と前記薄肉部の両者をそれぞれ融着接合させる一対の金属材料のヒートシールロールを持つ第2段目の横シール部形成手段と、
を有することを特徴とする。
これらのことは、この発明の他の充填包装機についても同様であり、第1段目と第2段目の横シール部形成手段とを入れ替えて、経験則上発生が予測される、前記薄肉部と厚肉部との境界位置である異厚部に形成されるトンネル状部分だけを部分的に予め融着接合させた後に、該薄肉部と厚肉部のそれぞれを同時に融着接合させる場合も同様である。
図1にガゼット状の折込み部を有する自立袋1を形成するための充填包装機100の一実施形態を示す。この充填包装機100では、フィルムロールRから繰り出されて走行する1枚の長尺の包装用フィルムFを上方から下方へ連続的に走行させながら、その走行中にガイドロッド101で案内しつつそれの幅方向に半折した後、半折された包装用フィルムFの折返し基端部2を、フィルム折込み治具102によって、それの幅方向内側に向けて押込み、2股状の基端片3、4を形成する。
次いで、包装用フィルムFを半折りした際に重ね合わされた長手方向側縁部5同士を、一対の縦シールロール103によって包装用フィルムFの長手方向(縦方向)にヒートシールして縦シール部6を形成し、包装用フィルムFを筒状体とする。
図示しないタンク、ポンプおよび供給路を介して供給された被包装物Mを、充填ノズル104を介して、上記筒状に形成された包装用フィルムF’の内側へ充填すると共に、一定の間隔(包装袋の長さ間隔)をおいて、被包装物充填後の筒状体からなる包装用フィルムF’を、1対の横シールロールからなる第1段目の第1横シール部形成手段105および第2段目の第2横シール部形成手段106によって全幅にわたってヒートシールして横シール部7を形成し、これにより多数の自立袋1が包装用フィルムFの長手方向へつながった状態で連続的に製袋される。そして、自立袋1は、図に示すように第2横シール部形成手段106の下流側に設けた切断手段107によって一袋ずつに切断される。
また、第2横シール部形成手段106は、ヒータ等で加熱され、外周面に等間隔で横シール刃9aが突設されてなる金属ロール9と、ライニングゴム層等の弾性材料10bが横シール刃10a表面に具える金属ロール10とからなる。
2 折返し基端部
3、4 基端片
5 側縁部
6 縦シール部
7 横シール部
7a 第2の横シール部
8、8’、9、10 金属ロール
9a 横シール刃
9b 凸部
10a 横シール刃
10b 弾性材料
11a 薄肉部
11b 厚肉部
11c 異厚部
100 充填包装機
101 ガイドロッド
102 フィルム折込み治具
103 縦シールロール
104 充填ノズル
105 第1横シール部形成手段
106 第2横シール部形成手段
107 切断手段
Claims (4)
- 少なくともベースフィルム層とシーラント層とを具え、重なり枚数の違いによって生じる異厚部を有する包装用フィルムの横シール方法であって、
第1段目の横シール部形成手段で、前記包装用フィルムの厚肉部および薄肉部をそれぞれ融着接合させ、
第2段目の横シール部形成手段で、前記厚肉部と前記薄肉部との境界位置に形成される前記異厚部を部分的に融着接合させることを特徴とする異厚部を有する包装用フィルムの横シール方法。 - 少なくともベースフィルム層とシーラント層とを具え、重なり枚数の違いによって生じる異厚部を有する包装用フィルムの横シール方法であって、
第1段目の横シール部形成手段で、前記包装用フィルムの厚肉部と薄肉部との境界位置に形成される前記異厚部を部分的に融着接合させ、
第2段目の横シール部形成手段で、前記厚肉部および前記薄肉部をそれぞれ融着接合させることを特徴とする異厚部を有する包装用フィルムの横シール方法。 - 連続的に繰り出される包装用フィルムを、幅方向に折返して側縁どうしを重ね合わせると共に、その折返し基端部中央を幅方向の内側に向けて押し込んで二股状の折込み部を形成する折込み形成部と、
前記折込み部形成後、重ね合わされた前記包装用フィルムの側縁どうしを長手方向にヒートシールして筒状体とする縦シール部形成部と、
前記筒状体への被包装物の充填と共に、該筒状体の幅方向にヒートシールする横シール部形成部とを備える充填包装機であって、
前記横シール部形成部が、
前記筒状体の、前記折込み部の位置の厚肉部とその他の薄肉部の両者をそれぞれ融着接合させる一対の金属材料のヒートシールロールを持つ第1段目の横シール部形成手段と、
前記厚肉部と薄肉部との境界部分を部分的に融着接合させる、一方の表面が金属よりも軟質の弾性材料で、他方が金属材料の一対のヒートシールロールを持つ第2段目の横シール部形成手段と、
を有することを特徴とする充填包装機。 - 連続的に繰り出される包装用フィルムを、幅方向に折返して側縁どうしを重ね合わせると共に、その折返し基端部中央を幅方向の内側に向けて押し込んで二股状の折込み部を形成する折込み形成部と、
前記折込み部形成後、重ね合わされた前記包装用フィルムの側縁どうしを長手方向にヒートシールして筒状体とする縦シール部形成部と、
前記筒状体への被包装物の充填と共に、該筒状体の幅方向にヒートシールする横シール部形成部とを備える充填包装機であって、
前記横シール部形成部が、
前記筒状体の、前記折込み部の位置の厚肉部とその他の薄肉部との境界部分を部分的に融着接合させる、一方の表面が金属よりも軟質の弾性材料で、他方が金属材料の一対のヒートシールロールを持つ第1段目の横シール部形成手段と、
前記厚肉部と前記薄肉部の両者をそれぞれ融着接合させる一対の金属材料のヒートシールロールを持つ第2段目の横シール部形成手段と、
を有することを特徴とする充填包装機。
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JP2020172333A (ja) * | 2019-04-05 | 2020-10-22 | 株式会社悠心 | プラスチック製包装袋内への固形物含有液状物の充填包装方法および充填包装体 |
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---|---|---|---|---|
JP2009241993A (ja) * | 2008-04-01 | 2009-10-22 | Taisei Lamick Co Ltd | 自立型包装袋およびその製袋充填方法 |
WO2016052689A1 (ja) * | 2014-10-02 | 2016-04-07 | 大成ラミック株式会社 | 充填包装機 |
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2017
- 2017-03-24 JP JP2017058331A patent/JP6723183B2/ja active Active
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