JP2018158012A - 携帯情報端末用スタンド兼用カードケース - Google Patents
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Abstract
Description
通常、ユーザはスマートフォンを片手又は両手に持って操作するが、インターネット閲覧、アプリケーションソフトウェアの利用、動画像・音楽コンテンツの視聴などを長時間行う際には、手持ちではなく卓上のスタンドなどにスマートフォンを固定して利用したいというニーズがあり、様々な形態のスマートフォン用スタンドが市販されている。
ユーザは、スマートフォンを手で持つことなく動画像・音楽コンテンツの視聴などをしたり、あるいは片手で操作しながらインターネット閲覧やアプリケーションソフトウェアの利用を行ったりすることができる。
そこで、本発明は、全く煩わしさを感じることなく携帯できるコンパクトな形状のスマートフォン用スタンドを提供しようとするものである。
このように、本体部と開閉位置固定部材の先端部との係合位置を複数個所つくることで、ユーザ所望の傾き角度の携帯情報端末用スタンドとなり得る。
このフック部は従来のカードケースにおいても広く採用されている構成であり、その構成を変更することなく、スタンドとして利用する際の携帯情報端末の上端を保持する役割を担わせることが可能である。
これをもって、全く煩わしさを感じることなく携帯できるコンパクトな形状のスマートフォン用スタンドが提供される。
図1は、本発明の第1実施形態にかかる携帯情報端末用スタンド兼用カードケースの全体構成を概略的に示す図である。
図1において、本実施形態の携帯情報端末用スタンド兼用カードケースは、本体部1と蓋部2とから構成されている。本体部1と蓋部2は、図示しないヒンジ部(後述)によって蝶番状に接続されており、蓋部2が本体部1に対して開閉自在となっている。
蓋部2のヒンジ部と離れた端には本体部1の側面と係合可能なフック部4を設けている。フック部4は、蓋部2が本体部1に対して完全に閉じた状態において、本体部1の側面と係合し、一定の力で固定されるように構成されている。
図2に示すように、本体部1と蓋部2はヒンジ部3を介して接続されている。蓋部2の内側面には、開閉位置固定部材係止部5aが固定されており、開閉位置固定部材係止部5aは開閉位置固定部材5bを係止している。
開閉位置固定部材5bは、可撓性を有する1本の棒状の部材を折り曲げて形成される。典型的には針金を折り曲げたものを用いるが、同等の可撓性を有する他の素材、例えば形状保持プラスチックなどを用いてもよい。図2に示すように、開閉位置固定部材5bは、中央の直線部が開閉位置固定部材係止部5a内に係止されており、当該中央の直線部の両端で図中下方に約90°折れ曲がり、やや直線状に伸長した後、各端は中央から離れる方向に約90°折れ曲がり、蓋部2の左右の端付近まで直線状に伸長し、蓋部2の両端手前で図中下方に約90°折れ曲がり、蓋部2の下端付近まで直線状に伸長し、蓋部2の下端手前で各端は中央方向に約90°折れ曲がり、やや直線状に伸長して終端(先端)となる形状を有している。
また、本体部1の内面側には名刺や各種カード類8が収納できるようになっている。
図3において、開閉位置固定部材係止部5aは、蓋部2の内側面に固定された中空の箱型部材であり、図中左右の側面に開閉位置固定部材5bを通すための孔が設けられている。開閉位置固定部材5bの中央の直線部は、この2つの孔を通じて開閉位置固定部材係止部5a内を貫通する形で、開閉位置固定部材係止部5a内に係止されている。この係止状態において、開閉位置固定部材5bは、軸周りに回転可能である。
図4に示すように、本体部1の左右側面には、それぞれ開閉位置固定部材5bの左右の先端部が係合するための係合穴6が構成されている。本実施形態では、本体部1の左右側面に各3個の係合穴6を形成しているが、この構成に限定されることはなく、所望の開閉位置で固定できるよう適当な箇所に係合穴6を設ければよい。尚、ここでいう、係合「穴」とは、図示するような貫通孔のみならず、本体部1の左右外側面に設けた窪みである場合も含むものとする。
図4において、開閉位置固定部材5bの左右の先端は、本体部1の左右側面の係合穴6のうち図中最奥側の係合穴6に挿入される形で本体部1と係合している。図2に示したように、開閉位置固定部材5bは蓋部2の左右の端付近(端からはみ出さない位置)で約90°折れ曲がる形状となっているが、開閉位置固定部材5bの両先端を離隔させる方向に撓ませることで、先端部を係合穴6に挿入し、同方向に撓んだ状態で保持することが可能である。この状態で、蓋部2の本体部1に対する開閉位置は固定されることとなる。
図5に示すように、この状態では、蓋部2よりも重い本体部1の荷重が開閉位置固定部材5bにかかり、開閉位置固定部材5bはさらに撓むことになる。開閉位置固定部材5bの蓋部2の左右の端付近の折れ曲がり部が下方に押し下げられ、当該折れ曲がり部の角が蓋部2に当接する状態となる。この状態では本体部1の荷重によって開閉位置固定部材5bがさらに撓むことがないため、開閉位置固定部材5bが可撓性を有するにもかかわらず、本体部1は下方の蓋部2から安定的に支持された状態となる。
図6に示すように、長辺を水平方向にした状態の携帯情報端末7の下側縁を蓋部2のフック部4と係合させ、上側縁を本体部1の上面で支持することで、携帯情報端末7を保持することができる。
この状態で、ユーザは、フリーハンドで動画像・音楽コンテンツの視聴などをしたり、あるいは片手で携帯情報端末7を操作しながらインターネット閲覧やアプリケーションソフトウェアの利用を行ったりすることができる。
したがって、従来のスマートフォン用スタンドのようにかさばることがなく、通常のカードケースと同等の携帯性を有するので、ユーザにとっては大変利便性が高い。
続いて、本発明の第2実施形態にかかる携帯情報端末用スタンド兼用カードケースについて説明する。
図7は、本実施形態の携帯情報端末用スタンド兼用カードケースにおける開閉位置固定部材及びその係止部の構成を示す部分拡大図である。本実施形態の携帯情報端末用スタンド兼用カードケースにおいて、この図に示す部分以外の各部の構成は、第1実施形態のものと同様である。
図7において、開閉位置固定部材5cと開閉位置固定部材5dとが、その一端を開閉位置固定部材係止部5aに係止されている。開閉位置固定部材5c、開閉位置固定部材5dは、第1実施形態における開閉位置固定部材5bと同様の材料からなる。図中左側に位置する開閉位置固定部材5cは、その右側の先端部が開閉位置固定部材係止部5aの内部に収納されており、当該先端部が開閉位置固定部材係止部5aの左側面の孔よりも大きな寸法を有するため、孔から抜け出すことはない。開閉位置固定部材5cの右側の先端部をかしめたり別部材を接着するなどしてこのような構成とすることができる。
図中右側に位置する開閉位置固定部材5dについても、同様の構成である。
開閉位置固定部材5c、開閉位置固定部材5dの他の部分については、第1実施形態における開閉位置固定部材5bの左右部分と同様の構成である。
すわなち、単にカードケースとして使用する際には、蓋部2の内面にコンパクトに収納され(図1、図2)、携帯情報端末用スタンドとして使用する際には、本体部1の左右側面の係合穴6と係合して一定の開閉位置を保ち(図4、図5)、携帯情報端末を保持する(図6)ことが可能である。
したがって、従来のスマートフォン用スタンドのようにかさばることがなく、通常のカードケースと同等の携帯性を有するので、ユーザにとっては大変利便性が高い。
2 蓋部
3 ヒンジ部
4 フック部
5 開閉位置固定部材
5a 開閉位置固定部材係止部
5b 開閉位置固定部材
5c 開閉位置固定部材
5d 開閉位置固定部材
6 係合穴
7 携帯情報端末
8 名刺や各種カード類
Claims (5)
- カードを収容する本体部と蓋部とがヒンジ部を介して開閉自在に構成された携帯情報端末用スタンド兼用カードケースであって、
前記蓋部は、
可撓性を有する棒状部材からなり、中央に直線部を有し、当該中央の直線部の両端から下方に約90°折れ曲がり下方に直線状に短く伸長した後、中央から離れる方向に約90°折れ曲がって前記中央の直線部とほぼ平行方向に直線状に伸長し、再度下方に約90°折れ曲がり下方に直線状に伸長した後、中央方向に約90°折れ曲がり前記中央の直線部とほぼ平行方向に直線状に短く伸長して各終端となる形状を有する開閉位置固定部材と、
左右に一対の孔を有する中空の部材からなり、前記蓋部の内側面に固定されて、前記一対の孔を通じて前記開閉位置固定部材の中央の直線部が内部を貫通するようにして、前記開閉位置固定部材を軸方向回転自在に保持する開閉位置固定部材係止部と、
を有しており、
前記本体部は、左右の側面に一対の、前記開閉位置固定部材の各先端部が係合可能な係合穴を有しており、
前記開閉位置固定部材は、前記開閉位置固定部材係止部に撓みない状態で保持されているときに、その平面寸法が前記蓋部の平面寸法を越えないものであることを有することを特徴とする携帯情報端末用スタンド兼用カードケース。 - カードを収容する本体部と蓋部とがヒンジ部を介して開閉自在に構成された携帯情報端末用スタンド兼用カードケースであって、
前記蓋部は、
可撓性を有する棒状部材からなり、中央に直線部を有し、当該中央の直線部の両端から下方に約90°折れ曲がり下方に直線状に短く伸長した後、中央から離れる方向に約90°折れ曲がって前記中央の直線部とほぼ平行方向に直線状に伸長し、再度下方に約90°折れ曲がり下方に直線状に伸長した後、中央方向に約90°折れ曲がり前記中央の直線部とほぼ平行方向に直線状に短く伸長して各終端となる形状を有する開閉位置固定部材と、
左右に一対の孔を有する中空の部材からなり、前記蓋部の内側面に固定されて、前記一対の孔を通じて前記開閉位置固定部材の中央の直線部が内部を貫通するようにして、前記開閉位置固定部材を軸方向回転自在に保持する開閉位置固定部材係止部と、
を有しており、
前記本体部は、左右の側面に複数対の、前記開閉位置固定部材の各先端部が係合可能な係合穴を有しており、
前記開閉位置固定部材は、前記開閉位置固定部材係止部に撓みない状態で保持されているときに、その平面寸法が前記蓋部の平面寸法を越えないものであることを有することを特徴とする携帯情報端末用スタンド兼用カードケース。 - カードを収容する本体部と蓋部とがヒンジ部を介して開閉自在に構成された携帯情報端末用スタンド兼用カードケースであって、
前記蓋部は、
可撓性を有する棒状部材からなる一対の開閉位置固定部材であって、各対が中央側の先端部から左右各方向に直線状に短く伸長した後、下方に約90°折れ曲がり下方に直線状に短く伸長した後、中央から離れる方向に約90°折れ曲がって前記中央側先端部からの伸長方向とほぼ平行方向に直線状に伸長し、再度下方に約90°折れ曲がり下方に直線状に伸長した後、中央方向に約90°折れ曲がり前記中央側先端部からの伸長方向とほぼ平行方向に直線状に短く伸長して各終端となる形状を有する一対の開閉位置固定部材と、
左右に一対の孔を有する中空の部材からなり、前記蓋部の内側面に固定されて、前記一対の孔よりも大きな寸法を有する前記一対の開閉位置固定部材の各中央側先端部を内部に収容することで、前記一対の開閉位置固定部材をそれぞれ軸方向回転自在に保持する開閉位置固定部材係止部と、
を有しており、
前記本体部は、左右の側面に一対の、前記一対の開閉位置固定部材の中央とは反対側の各先端部が係合可能な係合穴を有しており、
前記一対の開閉位置固定部材は、前記開閉位置固定部材係止部に撓みない状態で保持されているときに、その平面寸法が前記蓋部の平面寸法を越えないものであることを有することを特徴とする携帯情報端末用スタンド兼用カードケース。 - カードを収容する本体部と蓋部とがヒンジ部を介して開閉自在に構成された携帯情報端末用スタンド兼用カードケースであって、
前記蓋部は、
可撓性を有する棒状部材からなる一対の開閉位置固定部材であって、各対が中央側の先端部から左右各方向に直線状に短く伸長した後、下方に約90°折れ曲がり下方に直線状に短く伸長した後、中央から離れる方向に約90°折れ曲がって前記中央側先端部からの伸長方向とほぼ平行方向に直線状に伸長し、再度下方に約90°折れ曲がり下方に直線状に伸長した後、中央方向に約90°折れ曲がり前記中央側先端部からの伸長方向とほぼ平行方向に直線状に短く伸長して各終端となる形状を有する一対の開閉位置固定部材と、
左右に一対の孔を有する中空の部材からなり、前記蓋部の内側面に固定されて、前記一対の孔よりも大きな寸法を有する前記一対の開閉位置固定部材の各中央側先端部を内部に収容することで、前記一対の開閉位置固定部材をそれぞれ軸方向回転自在に保持する開閉位置固定部材係止部と、
を有しており、
前記本体部は、左右の側面に複数対の、前記一対の開閉位置固定部材の中央とは反対側の各先端部が係合可能な係合穴を有しており、
前記一対の開閉位置固定部材は、前記開閉位置固定部材係止部に撓みない状態で保持されているときに、その平面寸法が前記蓋部の平面寸法を越えないものであることを有することを特徴とする携帯情報端末用スタンド兼用カードケース。 - 前記蓋部は、閉じた状態で前記本体部の側面と係合可能なフック部を有しており、当該フック部は携帯情報端末の端とも係合可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の携帯情報端末用スタンド兼用カードケース。
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