JP2018156286A - 取引先名称確認装置、取引先名称確認方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
この債権者請求方式及び債務者請求方式のいずれの方式おいても、記録請求を行う利用者は、記録請求が正しい取引先利用者に対応しているか否かを判定するため、電子記録債権機関に対して記録請求を行う際、記録請求の対象となる取引先の利用者の利用者名称(債権者請求方式の場合においては債務者の利用者名称、一方、債務者請求方式の場合においては債権者の利用者名称)を確認することが必要となる。
このため、請求側の利用者は、記録請求を行なう際に確認した取引先名称と異なる利用者名称の記載された記録結果通知が戻ってくる。このため、利用者は、自身が取引先名称の確認を間違えたのか、あるいは電子記録債権機関のシステムに問題が生じているのか確認する手段がない。このため、記録結果通知を受領した際に、受領した記録結果通知における取引先名称が自身と確認した取引先名称と異なっている理由を把握することができない。特に、一括記録請求の場合には、多くの取引先の利用者名称の確認を行なうため、取引先の利用者名称が一つでも異なった場合、利用者は一括記録請求全体の記録結果通知に疑念を抱くこととなる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態による取引先名称確認サーバ(取引先名称確認装置)を用いた電子記録債権システムの構成例を示す図である。図1において、本実施形態における電子記録債権システムは、電子記録債権対応サービス機関Aに設けられた電子記録債権中継システム1と、電子記録債権機関B(例えば、でんさいネット(登録商標)などの国から認可を受けた電子記録債権機関)に設けられた電子記録債権機関システム2と利用者端末3_1から利用者端末3_mの各々とを備えている。以下、利用者端末3_1から利用者端末3_mを総称して利用者端末3と記載する場合もある。
債権管理中継サーバ12は、記録請求を行う利用者からの記録請求の要求に対応して、電子記録債権機関Bの電子記録債権機関システム2にアクセスして記録請求を行い、電子記録債権機関システム2からの請求に対する回答を、請求した利用者の利用者端末3に対して行う。また、債権管理中継サーバ12は、取引先名称確認システム11の利用者情報の照会に対応して、電子記録債権機関Bの電子記録債権機関システム2にアクセスして、利用者識別情報に基づいて記録原簿に登録された利用者情報の照会を行う。
図2は、利用者管理データベース13に書き込まれて記憶されている利用者属性テーブルの構成例を示す図である。利用者属性情報テーブルは、利用者番号に対応したレコード毎に、利用者の属性情報として、利用者番号と、金融機関名、支店名及び口座番号を含む口座情報と、利用者の名称である利用者名称と、利用者の業種と、電子記録債権の支払期日となどが対応付けて記憶されている。
図1に戻り、記憶部14は、記録請求の仮登録の際、個別記録請求あるいは一括記録請求の請求情報が、債権管理中継サーバ12により書き込まれて記憶される。すなわち、記憶部14は、電子記録債権に関する記録を、電子記録債権機関Bの記録原簿に記録するように要求する記録請求に関する情報である請求情報(利用者端末3から供給される)が記録される。
取引先名称確認サーバ111は、一括記録請求の際、一括記録請求の請求情報における利用者識別情報に基づいて、取引先の利用者名称である取引先名称を、取引先名称管理データベース112から読み出し、この取引先名称が利用者識別情報とともに表示される名称確認表示画面を生成する。そして、取引先名称確認サーバ111は、生成した名称確認表示画面を利用者端末3に対して出力する。
また、取引先名称確認サーバ111は、電子記録債権対応サービス機関Aに登録している利用者からの要求がなくとも、上記取引先名称管理データベース112における取引先名称管理テーブルを生成する構成としても良い。
取引先名称管理テーブルは、利用者識別情報に対応したレコード毎に、利用者番号、口座番号、取引先名称及び不一致フラグの各々が対応付けて書き込まれて記憶されている。また、本実施形態においては、利用者識別情報として利用者情報及び口座情報の双方が用いられているが、利用者を識別できる情報であれば、利用者識別情報として利用者番号あるいは口座情報のいずれかを用いても良い。ここで、口座情報は、銀行名、支店名及び口座番号などである。不一致フラグは、取引先名称確認サーバ111における請求時取引先名称及び最新取引先名称との判定が一致しているかあるいは一致していない(不一致である)かの結果を示すフラグである。例えば、取引先名称確認サーバ111は、判定結果が一致している場合「0」とし、一致していない場合「1」として、不一致フラグを設定する。
電子記録債権機関サーバ21は、電子記録債権機関Bにおける電子記録債権の記録原簿の管理を行なう。電子記録債権機関サーバ21は、利用者からの利用者端末3からの記録請求に対応して、記録原簿の更新、受付結果通知、記録結果通知などを行なう。また、電子記録債権機関サーバ21は、利用者からの利用者端末3からの利用者情報の照会に対応して、利用者情報の抽出及び回答を行なう。
利用者は、電子記録債権対応サービス機関Aの電子記録債権中継システム1に対して、取引先名称管理テーブルに登録したい取引先の利用者番号及び口座情報を、利用者端末3の表示部31に表示される登録画面の入力欄に対し、図示しない入力手段(キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル)により入力する。
債権管理中継サーバ12は、取引先名称管理テーブルに対する取引先の利用者名称の登録を行う要求が利用者端末3から供給された場合、利用者名称の登録処理を取引先名称確認サーバ111に対して指令する。
そして、取引先名称確認サーバ111は、読み出した取引先名称を、利用者番号、口座情報に対応させて、登録を要求した利用者に関連付けられた取引先名称管理テーブルに対して書き込んで記憶させる。
利用者が利用者端末3を介して、金融機関のホームページから記録請求を行なうため、図示しない金融機関サーバが金融機関のホームページの記録請求のアプリケーションにおける利用者端末3の表示部31に対し、債権管理中継サーバ12にアクセスするインターフェース画面を表示する。そして、利用者が利用者端末3を介してインターフェース画面において、金融機関に登録してある利用者ID(identification)及びパスワードなどを用いたログイン処理を行なう。そして、債権管理中継サーバ12は、ログインが正しく行なわれた場合、個別記録請求及び一括記録請求のいずれかであるかを入力する画面表示を、利用者端末3を介して表示部31の画面に表示する。利用者は、表示部31において記録請求として一括記録請求を選択し、利用者端末3を介して記録請求する複数の利用者識別情報及び電子記録債権の一括記録請求の情報を、例えばCSV(comma-separated values)のファイル形式で電子記録債権対応サービス機関Aに対して出力する。ここで、電子記録債権対応サービス機関Aのコンピュータシステムの仕様において、取引先の利用者の取引先名称が記録請求に必要な項目ではないため、記録請求においては、取引先を特定する情報としては利用者識別情報のみが含まれる。
そして、債権管理中継サーバ12は、取引先名称確認サーバ111に対して、入力された一括記録請求の情報に、一括記録請求における利用者識別情報に対応した取引先名称を付加した表示画面の作成を依頼する。
これにより、取引先名称確認サーバ111は、債権管理中継サーバ12を介して、記憶部14から利用者識別情報及び電子記録債権の一括記録請求の情報を読み出す。
また、譲渡及び分割の記録請求の各々の場合には、それぞれ図5と異なる記録請求の情報が示される。
次に、取引先名称確認サーバ111は、債権管理中継サーバ12を介して、作成した仮登録確認画面を、仮登録確認情報として利用者端末3に対して出力する。
利用者端末3は、取引先名称確認サーバ111から供給される仮登録画面を表示部31に表示する。そして、利用者は、表示部31の表示画面に表示される仮登録画面を参照し、一括記録請求における記録請求の各々の取引先が正しいか否かの判定を、利用者番号に対応して表示されている利用者名称(取引先名称)を確認することにより行なう。
利用者は、仮登録画面における記録請求の各々の取引先が正しいか否かの判定の結果において、一括記録請求における全ての記録請求の取引先が正しい場合に、表示部31の仮登録画面における承認ボタンをクリックする。一方、利用者は、一括記録請求におけるいずれかの記録請求の取引先が正しくない場合に、表示部31の仮登録画面における差し戻しボタンをクリックする。
ここで、利用者端末3は、表示部31の表示画面において、承認のボタン701が選択された場合、電子記録債権対応サービス機関Aに対して、利用者が承認したことを示す承認情報を出力する。一方、利用者端末3は、表示部31の表示画面において、差し戻しボタン702が選択された場合、電子記録債権対応サービス機関Aに対して、利用者が差し戻しを指示したことを示す差し戻し情報を出力する。
債権管理中継サーバ12は、利用者端末3から承認情報が供給された場合、記憶部14に記憶されている一括記録請求の請求情報を、電子記録債権機関Bの電子記録債権機関サーバ21に対応するフォーマットに変換する。そし、債権管理中継サーバ12は、フォーマット変換した一括記録請求の請求情報を、電子記録債権機関Bの電子記録債権機関サーバ21に対して送信する(一括記録請求の要求)。
一方、利用者端末3から差し戻し情報が供給された場合、記憶部14に記憶されている一括記録請求の請求情報を読出し、記憶部14に記憶されている一括記録請求の請求情報を削除する。
債権管理中継サーバ12は、利用者端末3から承認情報が供給され、電子記録債権機関Bの電子記録債権機関サーバ21に対して一括記録請求が行なわれた場合、利用者端末3に対して一括記録請求の処理が終了したことを通知する。
一方、利用者端末3から差し戻し情報が供給され、記憶部14において一括記録請求の情報が削除された場合、削除する前に読み出した一括記録請求の情報を、利用者端末3に対して送信する(差し戻しを行なう)。
電子記録債権機関サーバ21は、一括記録請求の情報を受け付け、一括記録請求における記録請求毎に電子記録債権としての記録番号を採番する。この時点においては、電子記録債権機関サーバ21は、電子記録債権原簿データベース22の記録原簿から、一括記録請求における記録請求毎の利用者識別情報に対応した利用者情報を検索し、記録請求それぞれにおける利用者名称(取引先名称)を読み出すことは行なわない。
そして、電子記録債権機関サーバ21は、一括記録請求の情報とともに、抽出した取引先名称、採番した記録番号を含む、一括記録請求を受け付けたことを示す通知として、債権管理中継サーバ12に対して、一括記録請求の受付結果通知を送信する(受領回答)。
債権管理中継サーバ12は、電子記録債権機関サーバ21から供給された一括記録請求の回答情報を、電子記録債権機関サーバ21に対応するフォーマットから、利用者端末3で使用されるフォーマットに変換する。すなわち、債権管理中継サーバ12は、一括記録請求の回答情報から、図5に示す仮登録確認画面と同様の形態の回答確認画面を生成する。
そして、債権管理中継サーバ12は、生成した回答確認画面を、記憶部14に対して書き込んで記憶させるとともに、この回答確認画面を利用者端末3に対して出力する(受領回答)。
電子記録債権機関サーバ21は、一括記録請求に対する登録の成立及び不成立に関する回答(記録結果通知)を、債権管理中継サーバ12に対して送信する。すなわち、電子記録債権機関サーバ21は、一括記録請求の記録請求毎に、上述した図6の電子記録債権情報において登録状況の項目に代えて取引結果の項目を付加し、この取引結果として記録が成立したか、あるいは記録が不成立となったかを示した一括記録請求回答の情報を、債権管理中継サーバ12に対して送信する。このとき、電子記録債権機関サーバ21は、電子記録債権原簿データベース22の記録原簿から、一括記録請求における記録請求毎の利用者識別情報に対応した利用者情報を検索し、記録請求それぞれにおける利用者名称(取引先名称)を読み出す。このため、記録結果通知に含まれる、利用者情報における利用者名称は、取引先名称確認サーバ111が取引先名称管理データベース112から抽出した取引先名称ではなく、電子記録債権機関サーバ21が電子記録債権原簿データベース22から、取引先の利用者識別情報により抽出した利用者情報における最新の利用者名称(最新取引先名称)である。
取引先名称確認サーバ111は、債権管理中継サーバ12を介して、電子記録債権機関サーバ21から一括記録請求回答(記録結果通知)の情報が供給された際、この情報に基づいて、上記記録結果通知における最新取引先名称と、取引先名称管理データベース112の取引先名称管理テーブルにおける請求時取引先名称とが一致しているか否かの判定を行なう。このとき、取引先名称確認サーバ111は、利用者識別情報毎に、図3に示す取引先名称管理テーブルの不一致フラグの欄に、最新取引先名称と請求時取引先名称との比較結果を示すフラグを設定する。
そして、取引先名称確認サーバ111は、取引先名称管理テーブルを参照して、記録結果通知の結果を示す記録結果表示画面を生成する。債権管理中継サーバ12は、取引先名称確認サーバ111が生成した記録結果表示画面を、利用者端末3に対して送信する(一括記録回答)。
また、利用者端末3は、取引先名称確認サーバ111から供給される記録結果表示画面を、表示部31に表示する。
利用者が表示部31の記録結果表示画面における図7に示す請求明細詳細を要求するボタン803をクリックすることにより、利用者端末3は、電子記録債権対応サービス機関Aに対して請求明細詳細を要求する。
取引先名称確認サーバ111は、上記請求明細詳細の要求に対応して、記録結果通知及び取引先名称管理テーブルの各々の記載に基づき、請求明細詳細表示画面を生成する。
取引先名称確認サーバ111は、作成した上記請求明細詳細の表示画面である請求明細詳細画面を、利用者端末3に対して出力する。
これにより、利用者端末3は、取引先名称確認サーバ111から供給される請求明細詳細画面を、表示部31に表示する。
利用者は、利用者端末3の表示部31に表示される、債権管理中継サーバ12から供給される請求明細詳細画面を参照し、電子記録債権機関Bの記録原簿に対する一括記録請求における各記録請求の登録の成立及び不成立の確認を行なう。また、利用者は、いずれの取引先が不一致となり、請求時取引先名称が最新取引先名称に変更されたかの確認を行なう。
また、不一致と判定された取引先名称が存在した場合、記録請求を行なった利用者のみではなく、電子記録債権対応サービス機関Aに登録している利用者のなかで、不一致となった取引先名称の利用者を取引先としている利用者を利用者管理データベース13から抽出し、抽出した全ての利用者に対して、不一致となった取引先名称を通知するように、取引先名称確認サーバ111を構成しても良い。
このため、本実施形態によれば、不一致となった取引先名称の利用者を、この利用者を取引先としている利用者の全てに通知することにより、記録請求を行なった利用者以外の利用者も、自身が一括記録請求を行なう前の早い段階において、取引先名称が変更されている取引先の利用者を確認することができる。
しかしながら、図7に示すように、登録名称として企業の各部署、例えば△△株式会社営業部などを登録名称として登録しておくことにより、仮登録の確認の際に、利用者識別情報に対応して取引先名称及び登録名称の各々を表示することにより、詳細に取引先を判別することができる。
この構成の場合、図5の領域600の利用者番号/利用者名称の欄が利用者番号/利用者名称/登録名称の欄となる。
また、この他の構成の取引先名称管理テーブルにおいては、登録名称を取引先を利用者が直感的に判別できるように、正確な部署の名称ではなく取り扱う商品の名称などを登録名称として登録することにより、より判別が容易となる。
このとき、利用者は、電子記録債権対応サービス機関Aの電子記録債権中継システム1に対して、取引先名称管理テーブルに登録したい取引先の利用者番号、口座情報及び登録名称を、利用者端末3の表示部31に表示される登録画面の入力欄に対し、図示しない入力手段(キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル)により入力して、取引先名称管理テーブルへの登録を行う。
以下、図面を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。図10は、本発明の第2の実施形態による取引先表示システムを用いた電子記録債権システムの構成例を示す図である。図10において、図1の第1の実施形態と同様の構成については同一の名称を付与している。第2の実施形態が図1の第1の実施形態と異なる点は、取引先名称確認システム11’が取引先名称確認サーバ111と取引先名称管理データベース112_1から取引先名称管理データベース112_nとの各々に加え、取引先名称差分データベース113を備えていることである。以下、第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点について説明する。この取引先名称差分データベース113には、すでに述べた不一致となった、請求時取引先名称と最新取引先名称との組合わせの取引先名称差分テーブルが書き込まれて記憶されている。
図11に示す取引先名称差分テーブルは、請求時取引先名称と、最新取引先名称とが不一致と判定された利用者のテーブル毎に、取引先の利用者の利用者番号及び口座情報と、請求時取引先名称と、最新取引先名称とが示されている。
取引先名称確認サーバ111は、請求時取引先名称と、電子記録債権機関Bからの記録結果通知に示されている最新取引先名称との比較を行ない、請求時取引先名称及び最新取引先名称が不一致の場合、取引先名称差分データベース113におけるこの記録請求を行なった利用者の取引先名称差分テーブルに、図11に示すように、利用者識別情報とともに書き込んで記憶させる。
また、何回も利用者名称が変更されている場合、最初の請求時取引先名称から最新取引先名称まで、上記レコードにおいて時系列に配列させ、それぞれに変更された年月日の情報を付加する構成としても良い。
すなわち、取引先名称確認サーバ111は、取引先名称管理データベース112における取引先名称が最新取引名称に変更された際、登録名称も最新取引先名称に合わせて最新登録名称と変更する。そして、取引先名称確認サーバ111は、取引先名称差分データベース113において、最初の請求時取引先名称及び請求時登録名称から最新取引先名称及び最新登録名称まで、上記レコードにおいて時系列に配列させ、それぞれに変更された年月日の情報を付加する構成としても良い。
図13は、取引先名称確認サーバ111に対して取引先名称管理データベース112の取引先名称の変更を行なう変更差分画面の一例を示す図である。取引先名称確認サーバ111は、図11に示す取引先名称差分データベース113の取引先名称差分テーブルを参照して変更差分画面を生成し、生成した上記変更差分画面を利用者端末3に出力する。そして、利用者端末3は、電子記録債権中継システム1’から供給された変更差分画面を、表示部31に表示する。
次に、図14は、本発明の第3の実施形態による取引先表示システムを用いた電子記録債権システムの構成例を示す図である。
また、図14において、図1の構成に加えて、金融機関C_1から金融機関C_pが設けられている。以下、の説明において、金融機関C_1から金融機関C_pの全体を、金融機関Cと称することもある。図14における他の構成は、電子記録債権対応サービス機関Aが金融機関に備えられていた第2の実施形態における図10の構成と異り、電子記録債権対応サービス機関Aが金融機関に対して独立した機関として設けられ、金融機関Cと電子記録債権機関Bとの記録請求及び記録請求に対する回答などのデータの送受信の中継センターとなっている。
上述したように、電子記録債権対応サービス機関Aの電子記録債権中継システム1’は、金融機関C_1から金融機関C_pの各々の金融機関サーバ4_1、…、金融機関サーバ4_pそれぞれを介して、各金融機関Cの顧客である利用者の利用者端末3と接続される。
記憶部14は、利用者管理データベース13と同様に、記憶領域が複数の分割記憶領域に分割されており、それぞれの分割記憶領域が各金融機関Cに割り当てられている。そして、分割記憶領域の各々には、各金融機関Cの顧客の一括記録請求の情報などがそれぞれ記憶させる。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
2…電子記録債権機関システム
3_1,3_m…利用者端末
4_1,4_p…金融機関サーバ
11,11’…取引先確認システム
12…債権管理中継サーバ
13…利用者管理データベース
14…記憶部
21…電子記録債権機関サーバ
22…電子債権原簿データベース
31_1,31_m…表示部
111…取引先名称確認サーバ
112_1,112_n…取引先名称管理データベース
113…取引先名称差分データベース
A…電子記録債権対応サービス機関
B…電子記録債権機関
C_1,C_p…金融機関
Claims (7)
- 利用者を識別する利用者識別情報と、当該利用者識別情報に対応する取引先の利用者の名称である第1取引先名称とが対応付けて記憶されている記憶部と、
電子債権記録機関が通知する、電子記録債権の登録結果を示す記録結果通知を受信する受信部と、
前記第1取引先名称と、前記記録結果通知に示される第2取引先名称とを比較する比較部と、
前記第1取引先名称と前記第2取引先名称との不一致の有無を判定する判定部と、
前記電子記録債権の記録請求を行なった利用者に対し、前記判定の結果を通知する取引先名称確認部と
を備えていることを特徴とする取引先名称確認装置。 - 前記取引先名称確認部が、
不一致と判定された、前記記録結果通知に示された前記第2取引先名称を、対応する前記利用者識別情報に対応付けて、前記記憶部に書き込んで記憶させる
ことを特徴とする請求項1に記載の取引先名称確認装置。 - 前記取引先名称確認部が、
前記記憶部における不一致と判定された前記第1取引先名称を、前記記録結果通知に示された前記第2取引先名称に変更するか否かを前記利用者に選択させ、前記記憶部において変更と選択された前記第1取引先名称を、前記第2取引先名称に変更する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の取引先名称確認装置。 - 前記取引先名称確認部が、
一括記録請求の記録結果通知に対応して前記第1取引先名称の変更の選択の際、前記記憶部における不一致と判定された第1取引先名称を個別に変更するか、あるいは不一致とされた全ての第1取引先名称を一括して変更するか否かの選択も、記録請求を行なった前記利用者に対して選択させる
ことを特徴とする請求項3に記載の取引先名称確認装置。 - 前記取引先名称確認部が、
不一致により変更された前記第1取引先名称の履歴の要求が入力された場合、
記録結果通知の最新の第2取引先名称に変更される前の第1取引先名称と、当該最新の第2取引先名称とを、請求側の前記利用者の端末に表示する
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の取引先名称確認装置。 - 取引先名称確認部が、利用者を識別する利用者識別情報と、当該利用者識別情報に対応する取引先の利用者の名称である第1取引先名称とを対応付けて記憶部に記憶させる過程と、
受信部が、電子債権記録機関が通知する、電子記録債権の登録結果を示す記録結果通知を受信する過程と、
比較部が、前記第1取引先名称と、前記記録結果通知に示される第2取引先名称とを比較する過程と、
前記判定部が、前記第1取引先名称と前記第2取引先名称との不一致の有無を判定する過程と、
取引先名称確認部が、前記電子記録債権の記録請求を行なった利用者に対し、前記判定の結果を通知する過程と
を含むことを特徴とする取引先名称確認方法。 - コンピュータを、
利用者を識別する利用者識別情報と、当該利用者識別情報に対応する取引先の利用者の名称である第1取引先名称とを対応付けて記憶部に記憶させる手段、
電子債権記録機関が通知する、電子記録債権の登録結果を示す記録結果通知を受信する手段と、
前記第1取引先名称と、前記記録結果通知に示される第2取引先名称とを比較する手段、
前記第1取引先名称と前記第2取引先名称との不一致の有無を判定する手段、
前記電子記録債権の記録請求を行なった利用者に対し、前記判定の結果を通知する手段
として機能させるためのプログラム。
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