JP2018154437A - エレベータおよびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】防犯運転を適切に実施するエレベータを提供する。
【解決手段】走行指令部は、行先階ボタンに対応付けられた第1の行先階情報と、読取装置により読み取られた情報に基づいて決定された第2の行先階情報とが行先階登録部により登録された場合、第1の行先階情報の行先階または第2の行先階情報の行先階まで乗りかごが停止することなく走行するように駆動装置に指令を出力し、防犯運転制御部は、第1の行先階情報と第2の行先階情報とが行先階登録部により登録された場合、防犯運転に資する情報を報知させるための指令を乗りかごに設けられる報知装置に出力するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明はエレベータおよびその制御方法に関し、例えば防犯運転に係る制御を行うエレベータおよびその制御方法に適用して好適なものである。
従来、共同住宅等に設置されたエレベータの防犯運転として、各階停止運転があり、目的階までの全ての停止階に乗りかごを停止させて戸開閉を行うことで、乗りかご内の利用者の安全性を向上させている。しかしながら、乗車時間が長くなるなど運行効率の低下が問題となっている。
この点、乗りかご内の戸開釦が押下されていないときには、各階に停止させるが目的階以外では戸開閉させないで目的階まで走行することにより、乗車時間を軽減する防犯運転制御装置が開示されている(特許文献1参照)。また、特許文献1に記載の防犯運転制御装置では、乗りかご内の戸開釦が押されたときには、従来の防犯運転である各階停止運転に切り換えることができる。
特開2014−1050号公報
上記特許文献1に記載された防犯運転制御装置では、目的階到達まで戸開閉は行わないが、全ての階で乗りかごが停止するため、乗車時間が通常運転よりも長くなり、共同住宅等の居住者の利便性が低下するという問題がある。また、上記特許文献1に記載された防犯運転制御装置では、各階停止運転に切り換えるためには、乗りかご内の戸開釦を押さなければならないことから、乗りかご内で不審者の可能性がある同乗者を避けて戸開釦を押しに行く行為が必要となる。さらに、上記特許文献1に記載された防犯運転制御装置では、かご内の状況により戸開釦を押すことができなかった場合、戸開閉が行われることなく全ての階で乗りかごが停止するため、同乗した不審者と乗り合わせる時間が通常運転と比較して長くなってしまうという問題がある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、運行効率を妨げることなく、乗りかご内での犯罪発生を回避し得るエレベータを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、行先階ボタンに対応付けられた行先階情報の入力に基づいて乗りかごの走行を制御可能であり、読取装置により情報媒体から読み取られた情報に基づいて決定された行先階情報の入力に基づいて前記乗りかごの走行を制御可能な駆動装置を有し、情報媒体を有する人物が前記情報媒体に対応して予め登録された行先階を利用可能なエレベータであって、前記行先階ボタンに対応付けられた行先階情報、および前記読取装置により読み取られた情報に基づいて決定された行先階情報を登録可能な行先階登録部と、前記乗りかごの走行に係る指令を前記駆動装置に出力する走行指令部と、前記行先階登録部により登録された情報に基づいて防犯運転に係る制御を行う防犯運転制御部とを備え、前記走行指令部は、前記行先階ボタンに対応付けられた第1の行先階情報と、前記読取装置により読み取られた情報に基づいて決定された第2の行先階情報とが前記行先階登録部により登録された場合、前記第1の行先階情報の行先階または前記第2の行先階情報の行先階まで前記乗りかごが停止することなく走行するように前記駆動装置に指令を出力し、前記防犯運転制御部は、前記第1の行先階情報と前記第2の行先階情報とが前記行先階登録部により登録された場合、防犯運転に資する情報を報知させるための指令を前記乗りかごに設けられる報知装置に出力する、ようにした。
また本発明においては、行先階ボタンに対応付けられた行先階情報の入力に基づいて乗りかごの走行を制御可能であり、読取装置により情報媒体から読み取られた情報に基づいて決定された行先階情報の入力に基づいて前記乗りかごの走行を制御可能な駆動装置を有し、情報媒体を有する人物が前記情報媒体に対応して予め登録された行先階を利用可能なエレベータの制御方法であって、前記エレベータは、前記行先階ボタンに対応付けられた行先階情報、および前記読取装置により読み取られた情報に基づいて決定された行先階情報を登録可能な行先階登録部と、前記乗りかごの走行に係る指令を前記駆動装置に出力する走行指令部と、前記行先階登録部により登録された情報に基づいて防犯運転に係る制御を行う防犯運転制御部とを備え、前記走行指令部が、前記行先階ボタンに対応付けられた第1の行先階情報と、前記読取装置により読み取られた情報に基づいて決定された第2の行先階情報とが前記行先階登録部により登録された場合、前記第1の行先階情報の行先階または前記第2の行先階情報の行先階まで前記乗りかごが停止することなく走行するように前記駆動装置に指令を出力する第1のステップと、前記防犯運転制御部が、前記第1の行先階情報と前記第2の行先階情報とが前記行先階登録部により登録された場合、防犯運転に資する情報を報知させるための指令を前記乗りかごに設けられる報知装置に出力する第2のステップと、を設けるようにした。
上記構成によれば、第1の行先階情報の行先階または第2の行先階情報の行先階まで乗りかごが停止することなく走行し、乗りかごに設けられる報知装置では防犯運転に資する情報が報知されるので、運行効率を妨げることなく、乗りかご内での犯罪発生を回避できるようになる。
本発明によれば、防犯運転を適切に実施することができる。
第1の実施の形態によるエレベータの概略構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施の形態によるエレベータ制御装置の構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態による防犯運転制御処理の一例に係るフローチャートを示す図である。 第1の実施の形態による防犯運転判定処理の一例に係るフローチャートを示す図である。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
図1は、本実施の形態によるエレベータ1の概略構成の一例を示す。かかるエレベータ1は、乗りかご2と、乗りかご2を昇降させる巻上げ機等で構成され、乗りかご2の走行(運行)を制御可能な駆動装置3と、乗りかご2の走行に係る指令を駆動装置3に与えるエレベータ制御装置4とを備える。かかるエレベータ1では、乗りかご2の同乗者が居住者以外の不審者の可能性があることを居住者が特別な操作をすることなく判別し、乗りかご2の運行効率を妨げることなく、乗りかご2内での犯罪発生を回避し得る防犯運転を提供することができる。以下、詳細について説明する。
乗りかご2には、行先階を指定するための行先階ボタン5が設けられた操作盤6と、行先階の情報を記憶した認証カード7の情報を読み取るための読取装置8とが設置される。読取装置8は、認証カード7が挿入されたことを検出する認証カード検出部9と、認証カード7の行先階の情報を判定する行先階判定部10とを備える。なお、認証カード検出部9は、認証カード7がかざされたことを検出するもの(アンテナ等)であってもよい。
ここで、行先階の指定は、乗り場11に設けられる読取装置12で行われてもよい。読取装置12は、認証カード13が挿入されたことを検出する認証カード検出部14と、認証カード13の行先階の情報を判定する行先階判定部15とを備える。なお、読取装置12は、エレベータ1のドア付近に設置されていてもよいし、エレベータ1を利用するためのセキュリティゲートとして設置されていてもよいし、その他の場所に設置されていてもよい。また、認証カード検出部14は、認証カード13がかざされたことを検出するもの(アンテナ等)であってもよい。
上述した認証カード7および認証カード13は、行先階を特定するための情報を有する情報媒体の一例であり、スマートフォンなどの電子機器であってもよいし、生体認証の場合は生体であってもよいし、その他の情報媒体であってもよい。
以上のように、エレベータ1は、特定の人(本実施の形態では、共同住宅の居住者を例に挙げて説明するが、オフィスの利用者などであってもよい。)を識別可能であり、特定の人が特定の階(フロア)を利用することを前提としたエレベータである。すなわち、エレベータ1は、認証カード7,13を有する居住者等が当該認証カード7,13に対応して予め登録された行先階を利用可能なエレベータである。なお、本実施の形態では、建物内の全てのフロアが特定の人のみが利用するフロアであってもよいし、建物内の一部のフロアが特定の人のみが利用するフロアであってもよい。
また乗りかご2には、防犯運転中に乗りかご2に乗車中の予め当該エレベータが設置された建物に入ることを許可されたことを示す認証カード7,13等を携帯していないエレベータの利用者に対して警告する情報を報知する報知装置26が設置される。本実施の形態は、報知装置26としては、音声案内装置16および表示器17を用いる。音声案内装置16および表示器17により報知(出力)される情報は、「次の階に停止します。」、「防犯運転中です。」、「かご内異常検出時、直ぐに最寄りの階に停止します。動かずにお待ちください。」、「かご内異常検出時、監視センタに異常を通報します。」などの防犯運転に資する情報(音声情報、画像情報、パネルの点灯情報など)である。音声案内装置16および表示器17は、防犯運転に資する情報を、自装置に予め記憶していてもよいし、エレベータ制御装置4などの外部から受信してもよいし、その他の方法により取得、生成などしてもよい。付言するならば、表示器17は、表示パネルであってもよいし、表示装置であってもよい。
また乗りかご2には、乗りかご2における振動、画像、音、臭いなどを検出可能な検出装置18が設置される。付言するならば、検出装置18は、乗りかご2の振動を検出する振動検出装置、乗りかご2内を撮影するカメラ、乗りかご2内の音を検出するマイクロフォン、乗りかご2内の臭いを検出する臭いセンサ、若しくはこれらの組合せであってもいし、またはその他のセンサであってもよい。
エレベータ制御装置4は、行先階情報(行先階ボタン5に対応付けられた行先階の情報、読取装置8,12により読み取られた情報に基づいて決定された行先階の情報)を登録可能な行先階登録部19と、乗りかご2の走行に係る指令を駆動装置3に出力する走行指令部20と、行先階登録部19により登録される情報に基づいて防犯運転に係る制御を行う防犯運転制御部21とを備える。
行先階登録部19は、行先階ボタン5が押されたときに発生する行先階の情報を行先階呼び(A)22として判別し、認証カード7,13の行先階の情報を読み取る読取装置8,12からの行先階の情報を行先階呼び(B)23として判別し、各々の操作により発生した行先階の情報を各々区別して後述のメモリ32に登録(記憶)する。
ここで、行先階ボタン5は、居住者を含めて誰でも押すことのできるボタンであり、認証カード7,13は、共同住宅の居住者のみが所有しているものである。また、認証カード7,13の行先階の情報を読み取る読取装置8,12からの行先階の情報を行先階呼び(B)23により登録された行先階の情報は、乗りかご2内の何れの機器においても表示および開示されることはないように構成されている。
防犯運転制御部21は、居住者と居住者以外の不審者の可能性のある人物とが、乗りかご2に同乗したか否かを判定する防犯運転判定部24と、乗りかご2内の音声案内装置16および表示器17を動作可能な警報出力部25とを備える。
防犯運転判定部24は、居住者以外の不審者の可能性のある人物が操作盤6の行先階ボタン5で登録した行き先である行先階呼び(A)22および居住者が認証カード7,13等で登録した行先階である行先階呼び(B)23の行先階の情報と走行指令部20による走行開始信号とに基づいて、居住者と居住者以外の不審者の可能性のある人物が乗りかご2に同乗したか否か(防犯運転を開始するか否か)を判定し、防犯運転中であるか否かを識別するためのレジスタ27の値を更新する。
防犯運転判定部24は、居住者と居住者以外の不審者の可能性のある人物とが乗りかご2に同乗したと判定した場合、走行指令部20による走行開始信号を受け取ることで、警報出力部25に防犯運転指令信号を与える。警報出力部25は、防犯運転判定部24からの防犯運転指令信号を受け取ることで、乗りかご2内の音声案内装置16および表示器17に、防犯運転に資する情報を出力させる指令を与える。
図2は、エレベータ制御装置4の構成例を示す。かかるエレベータ制御装置4は、各種の制御を行うCPU(Central Processing Unit)31、各種の情報を記憶するメモリ32、各種の情報を送受信するインターフェース33を備える計算機30を含んで構成される。エレベータ制御装置4では、CPU31がメモリ32に記憶された各種の情報、各種のプログラムを読み出して実行することで、行先階登録部19、走行指令部20、および防犯運転制御部21を実現する。
なお、エレベータ制御装置4は、上述の構成に限られるものではなく、例えば、CPU31を複数備えてもよいし、メモリ32を複数備えてもよいし、その他のハードウェアを備えてもよい。また、行先階登録部19、走行指令部20、および防犯運転制御部21の一部または全部は、回路などのハードウェアにより実現されてもよい。
図3は、エレベータ制御装置4における防犯運転制御処理に係る処理手順(エレベータ1の制御方法)の一例を示す。
防犯運転制御部21は、初期値として、防犯運転判定部24のレジスタ27を「L」にセットし(ステップS11)、ステップS12に処理を移す。
ステップS12では、防犯運転制御部21は、図4に示す防犯運転判定処理を行い、ステップS13に処理を移す。なお、詳細は後述するが、防犯運転判定処理では、防犯運転判定部24のレジスタ27に防犯運転を示す情報「H」または平常運転を示す情報「L」がセットされる。
ステップS13では、防犯運転制御部21は、防犯運転判定部24のレジスタ27の状態を確認し、レジスタ27の状態が「H」である場合、ステップS14に処理を移し、レジスタ27の状態が「L」である場合、ステップS18に処理を移す。
ステップS14では、防犯運転制御部21(警報出力部25)は、乗りかご2内の音声案内装置16および表示器17に、防犯運転に資する情報を出力させる指令を与え、ステップS15に処理を移す。この指令に基づいて、音声案内装置16は、防犯運転に資する情報を放送(アナウンス)し、表示器17は、防犯運転に資する情報を表示(点灯表示であってもよいし、画像表示であってもよい。)する。
ステップS15では、防犯運転制御部21は、検出装置18により送信される信号に基づいて乗りかご2において異常が発生したか否か(異常検出したか否か)、例えば、平常時の振動とは異なる暴れを示す振動が検出装置18により検出されたか否かを判定する。ステップS15では、防犯運転制御部21は、異常検出が行われたと判定した場合、ステップS16に処理を移し、異常検出が行われなかったと判定した場合、ステップS17に処理を移す。
ステップS16では、防犯運転制御部21は、行先階ボタン5の操作に基づく行先階または認証カード7,13の操作に基づく行先階まで乗りかご2が各階停止(より広義には、停止)することなく走行する(防犯運転が継続される)ように走行指令部20に指令を与え、ステップS12に処理を移す。
上述の処理によれば、防犯運転中において、目的階以外の階に停止しないように平常運転時と同様に乗りかご2の走行が制御されるため、不審者の可能性のある居住者以外の人物を報知によりけん制しつつ、当該人物との乗車時間が平常運転時より長くならないようにすることかできる。
ステップS17では、防犯運転制御部21は、各階停止(より広義には、少なくとも直近に停止可能な階に停止)を行う(防犯運転が継続される)ように走行指令部20に指令を与え(指示し)、ステップS12に処理を移す。この際、防犯運転制御部21は、音声案内装置16および表示器17に異常検出の報知を行うように指令を与える。
上述したように、基本的には、後述のステップS25の解除指令があるまで(レジスタ27の状態が「L」になるまで)、各階停止を行わない防犯運転が継続される。ただし、居住者が不審者と争いになるなど、乗りかご2において異常検出された場合、各階停止を行う防犯運転に切り替わり、異常検出を報知すると同時に実際に各階停止を行うことで、より強固な防犯運転としている。
ステップS18では、防犯運転制御部21(警報出力部25)は、音声案内装置16および表示器17に信号を出力することなく、ステップS19に処理を移す。音声案内装置16および表示器17は、信号を受け取っていないので、防犯運転に資する情報の出力を行わない。
ステップS19では、防犯運転制御部21は、平常運転の走行が行われるように走行指令部20に指令を与え、ステップS12に処理を移す。
図4は、図3に示すステップS12で行わる防犯運転判定処理に係る処理手順の一例を示す。
ステップS21では、防犯運転判定部24は、行先階呼び(A)22および行先階呼び(B)23の登録があるか否かを判定する。防犯運転判定部24は、行先階呼び(A)22および行先階呼び(B)23の登録がある(居住者と居住者以外の不審者の可能性がある人物とが同乗している)と判定した場合、ステップS22に処理を移し、行先階呼び(A)22および行先階呼び(B)23の少なくとも一方の登録がない(居住者と居住者以外の不審者の可能性がある人物とが同乗していない)と判定した場合、ステップS24に処理を移す。
ステップS22では、防犯運転判定部24は、走行指令部20からの入力(走行開始信号)があるか否かを判定する。防犯運転判定部24は、走行指令部20からの入力があると判定した場合、ステップS23に処理を移し、走行指令部20からの入力がないと判定した場合、再びステップS22の処理を行う。
ステップS23では、防犯運転判定部24は、防犯運転を開始(指令)するように、防犯運転判定部24のレジスタ27を「H」にセットし、処理を終了する。
ステップS24では、防犯運転判定部24は、行先階呼び(B)23の登録がなくなったか否かを判定する。防犯運転判定部24は、行先階呼び(B)23の登録がなくなった(居住者の行先階の登録がなくなった)と判定した場合、ステップS25に処理を移し、行先階呼び(B)23の登録がなくなっていない(居住者の行先階の登録が残っている)と判定した場合、処理を終了する。この処理によれば、一旦、防犯運転判定部24のレジスタ27に「H」に書き込まれた場合、行先階呼び(B)23の登録がなくなるまで、防犯運転が継続される。これにより、居住者以外の不審者の可能性がある人物が登録した階で降車しなかった場合においても、防犯運転を継続することができる。
ステップS25では、防犯運転判定部24は、防犯運転を解除(平常運転を開始)するように、防犯運転判定部24のレジスタ27を「L」にセットし、処理を終了する。
以上のように、本実施の形態によれば、居住者と居住者以外の不審者の可能性がある人物とが乗りかご2に同乗した場合、目的階(居住者の行先階および同乗者の行先階)以外の階に停止することなく、防犯運転に資する情報が報知されるため、目的階までの運行を妨げることなく、乗りかご2内での犯罪発生を回避することができる。また、防犯運転と平常運転とが行先階情報に基づいて自動的に切り換わるため、居住者は、居住者以外の不審者の可能性がある人物と同乗したとしても、特別な行動(操作)をすることなく防犯運転を享受できる。また、居住者の行先階を提示することなく、「まもなく停止します。」等、乗りかご2の停止を示唆する情報が報知された場合、不審者の可能性がある同乗者に犯罪の実行時間が短いとけん制することができ、乗りかご2内での犯罪発生を更に回避することができる。
(2)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、本発明をエレベータ1に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々のエレベータに広く適用することができる。例えば、共同住宅への適用に限られるものではなく、オフィスに適用してもよいし、利用者を識別しているその他の施設に適用してもよい。
また上述の実施の形態においては、認証カードから行先階の情報を読み取る場合について述べたが、本発明はこれに限らず、顔認証、指紋認証などの生体認証により個人を識別し、当該個人に対応して設定された行先階の情報を読み取るようにしてもよい。
また上述の実施の形態においては、認証カードから行先階の情報を読み取る場合について述べたが、本発明はこれに限らず、認証カードから予め設定された利用可能な階の情報を読み取り、利用者が当該階の行先階ボタンを押下するようにしてもよい。
また上述の実施の形態においては、防犯運転に資する情報を報知するための報知装置として音声案内装置16および表示器17を例に挙げて述べたが、本発明はこれに限らず、音声案内装置16または表示器17の何れか一方を報知装置として用いるようにしてもよい。
1……エレベータ、2……乗りかご、3……駆動装置、4……エレベータ制御装置、5……行先階ボタン、8、12……読取装置、19……行先階登録部、20……走行指令部、21……防犯運転制御部、26……報知装置、27……レジスタ

Claims (3)

  1. 行先階ボタンに対応付けられた行先階情報の入力に基づいて乗りかごの走行を制御可能であり、読取装置により情報媒体から読み取られた情報に基づいて決定された行先階情報の入力に基づいて前記乗りかごの走行を制御可能な駆動装置を有し、情報媒体を有する人物が前記情報媒体に対応して予め登録された行先階を利用可能なエレベータであって、
    前記行先階ボタンに対応付けられた行先階情報、および前記読取装置により読み取られた情報に基づいて決定された行先階情報を登録可能な行先階登録部と、
    前記乗りかごの走行に係る指令を前記駆動装置に出力する走行指令部と、
    前記行先階登録部により登録された情報に基づいて防犯運転に係る制御を行う防犯運転制御部と
    を備え、
    前記走行指令部は、前記行先階ボタンに対応付けられた第1の行先階情報と、前記読取装置により読み取られた情報に基づいて決定された第2の行先階情報とが前記行先階登録部により登録された場合、前記第1の行先階情報の行先階または前記第2の行先階情報の行先階まで前記乗りかごが停止することなく走行するように前記駆動装置に指令を出力し、
    前記防犯運転制御部は、前記第1の行先階情報と前記第2の行先階情報とが前記行先階登録部により登録された場合、防犯運転に資する情報を報知させるための指令を前記乗りかごに設けられる報知装置に出力する、
    ことを特徴とするエレベータ。
  2. 前記防犯運転制御部は、前記乗りかごに設けられる検出装置から送信された情報に基づいて前記乗りかご内に異常が発生したと判定した場合、前記乗りかごが停止可能な階に停止するように前記走行指令部に指示し、
    前記走行指令部は、前記指示に基づいて前記乗りかごが前記階に停止するように前記駆動装置に指令を出力する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
  3. 行先階ボタンに対応付けられた行先階情報の入力に基づいて乗りかごの走行を制御可能であり、読取装置により情報媒体から読み取られた情報に基づいて決定された行先階情報の入力に基づいて前記乗りかごの走行を制御可能な駆動装置を有し、情報媒体を有する人物が前記情報媒体に対応して予め登録された行先階を利用可能なエレベータの制御方法であって、
    前記エレベータは、
    前記行先階ボタンに対応付けられた行先階情報、および前記読取装置により読み取られた情報に基づいて決定された行先階情報を登録可能な行先階登録部と、
    前記乗りかごの走行に係る指令を前記駆動装置に出力する走行指令部と、
    前記行先階登録部により登録された情報に基づいて防犯運転に係る制御を行う防犯運転制御部と
    を備え、
    前記走行指令部が、前記行先階ボタンに対応付けられた第1の行先階情報と、前記読取装置により読み取られた情報に基づいて決定された第2の行先階情報とが前記行先階登録部により登録された場合、前記第1の行先階情報の行先階または前記第2の行先階情報の行先階まで前記乗りかごが停止することなく走行するように前記駆動装置に指令を出力する第1のステップと、
    前記防犯運転制御部が、前記第1の行先階情報と前記第2の行先階情報とが前記行先階登録部により登録された場合、防犯運転に資する情報を報知させるための指令を前記乗りかごに設けられる報知装置に出力する第2のステップと、
    を備えることを特徴とする制御方法。
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