JP2018154417A - 搬送装置 - Google Patents

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JP2018154417A JP2017050010A JP2017050010A JP2018154417A JP 2018154417 A JP2018154417 A JP 2018154417A JP 2017050010 A JP2017050010 A JP 2017050010A JP 2017050010 A JP2017050010 A JP 2017050010A JP 2018154417 A JP2018154417 A JP 2018154417A
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Masaru Yoshida
優 吉田
仁志 野畑
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Abstract

【課題】比較的重い(10kgf以上100kgf以下)筒状体を搬送する際、作業者の負担を低減して、その筒状体を容易に搬送することができる搬送装置を提供すること。
【解決手段】搬送装置1は、筒状体100を搬送する装置である。この搬送装置1は、鉛直方向に沿った中心軸O回りに配置され、中心軸O側に突出した爪部32を有する複数本のフィンガー部3と、複数本のフィンガー部3を中心軸Oに対して接近、離間可能に支持する支持部4と、支持部4を複数本のフィンガー部3ごと鉛直方向に上下動させる昇降部とを備える。そして、筒状体100を搬送する際、複数本のフィンガー部3は、これらの間で筒状体100を挟持しつつ、筒状体100を下方から爪部32で支持することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、搬送装置に関する。
従来から物流倉庫には、多数の梱包体が格納されている。この梱包体は、出荷されるまでパレットに載置して待機することがある(例えば、特許文献1参照)。
比較的重い(例えば15kgf以上)梱包体をパレットに載置するには、例えば、複数人の作業者を要したりする等、作業者の負担が増大していた。
特開2006−62701号公報
本発明の目的は、比較的重い(例えば15kgf以上70kgf以下)筒状体を搬送する際、作業者の負担を低減して、その筒状体を容易に搬送することができる搬送装置を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(12)の本発明により達成される。
(1) 筒状体を搬送する搬送装置であって、
鉛直方向に沿った中心軸回りに配置され、該中心軸側に突出した爪部を有する複数本のフィンガー部と、
前記複数本のうちの少なくとも1本のフィンガー部を前記中心軸に対して接近、離間可能に支持する支持部と、
前記支持部を前記複数本のフィンガー部ごと鉛直方向に上下動させる昇降部とを備え、
前記筒状体を搬送する際、前記複数本のフィンガー部は、該複数本のフィンガー部の間で前記筒状体を挟持しつつ、該筒状体を下方から前記爪部で支持することを特徴とする搬送装置。
(2) 前記複数本のフィンガー部は、前記筒状体をその中心軸が鉛直方向と平行な状態で挟持する上記(1)に記載の搬送装置。
(3) 前記フィンガー部の本数は、3本または4本である上記(1)または(2)に記載の搬送装置。
(4) 前記爪部は、板状をなし、その厚さが前記中心軸側に向かって漸減している上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の搬送装置。
(5) 前記爪部は、前記厚さが漸減したことによる傾斜面を有し、
前記傾斜面には、微小な凹凸が形成されている上記(4)に記載の搬送装置。
(6) 前記複数本のフィンガー部の前記中心軸側には、前記筒状体を挟持したときに該筒状体に対する緩衝機能を有する緩衝材が設けられている上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の搬送装置。
(7) 前記支持部は、前記少なくとも1本のフィンガー部を回動させることにより、該フィンガー部を前記中心軸に対して接近、離間可能とする上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の搬送装置。
(8) 前記支持部は、前記フィンガー部による前記筒状体の挟持に先立って、前記筒状体の大きさに応じて、前記複数本のうちの少なくとも1本のフィンガー部の前記中心軸からの距離を調整可能に構成されている上記(7)に記載の搬送装置。
(9) 前記支持部は、前記フィンガー部を前記中心軸に対して接近、離間させる駆動源としての空圧機器を有する上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の搬送装置。
(10) 前記支持部は、前記複数本のフィンガー部を前記中心軸に対して接近、離間可能に支持する上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の搬送装置。
(11) 前記支持部を作動させて、前記フィンガー部を前記中心軸に対して接近、離間させる第1操作と、前記昇降部を作動させて、前記支持部を前記複数本のフィンガー部ごと上下動させる第2操作とを行なう操作部を備える上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の搬送装置。
(12) 前記支持部を前記複数本のフィンガー部ごと水平方向に移動させる移動部を備える上記(1)ないし(11)のいずれかに記載の搬送装置。
本発明によれば、比較的重い(例えば10kgf以上100kgf以下)筒状体を搬送する際、作業者の負担を低減して、その筒状体を容易に搬送することができる。
図1は、本発明の搬送装置の第1実施形態を示す側面図である。 図2は、図1中の矢印A方向から見た図(平面図)である。 図3は、図1に示す搬送装置のヘッド部(主要部)の斜視図である。 図4は、図3中のB−B線断面図である。 図5は、図1に示す搬送装置の使用状態を順に示す側面図である。 図6は、図1に示す搬送装置の使用状態を順に示す側面図である。 図7は、図1に示す搬送装置の使用状態を順に示す側面図である。 図8は、図1に示す搬送装置の使用状態を順に示す側面図である。 図9は、図1に示す搬送装置の使用状態を順に示す側面図である。 図10は、図1に示す搬送装置の使用状態を示す水平横断面図である。 図11は、本発明の搬送装置(第2実施形態)の使用状態を示す水平横断面図である。 図12は、本発明の搬送装置(第3実施形態)の使用状態を示す側面図である。
以下、本発明の搬送装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の搬送装置の第1実施形態を示す側面図である。図2は、図1中の矢印A方向から見た図(平面図)である。図3は、図1に示す搬送装置のヘッド部(主要部)の斜視図である。図4は、図3中のB−B線断面図である。図5〜図9は、それぞれ、図1に示す搬送装置の使用状態を順に示す側面図である。図10は、図1に示す搬送装置の使用状態を示す水平横断面図である。なお、以下では、説明の便宜上、各図に示すように、互いに直交する3軸をx軸、y軸およびz軸とする。また、x軸とy軸を含むXY平面が水平となっており、z軸が鉛直となっている。また、図1、図3〜図9(図12についても同様)中の上側を「上(または上方)」、下側を「下(または下方)」と言うことがある。
図1、図2に示す搬送装置1は、筒状体100を搬送する装置である。
筒状体100としては、特に限定されず、例えば、薬剤を包装するフィルム(シート)をロール状(コイル状)に巻回したもの等が挙げられる。なお、筒状体100は、可撓性を有する袋体に収納された状態となっていてもよい。また、筒状体100の重量としては、特に限定されず、例えば、10kgf以上100kgf以下となっているのが好ましく、15kgf以上70kgf以下となっているのがより好ましい。
この搬送装置1は、筒状体100を保持するヘッド部2と、ヘッド部2を移動可能に支持する移動支持機構9とを備えている。以下、各部の構成について説明する。
ヘッド部2は、複数本(本実施形態では4本)のフィンガー部3と、これらのフィンガー部3を変位可能に支持する支持部4と、各部の操作を行なう操作部5とを備えている。
図3に示すように、4本のフィンガー部3は、鉛直方向、すなわち、z軸方向に沿った中心軸O回りに等角度間隔に配置されている。これらのフィンガー部3は、配置箇所が異なること以外は、同じ構成であるため、以下、1本のフィンガー部3について代表的に説明する。
フィンガー部3は、長手形状をなすフィンガー本体(挟持部)31と、フィンガー本体31の下端部に突出形成された爪部32とを有する。
フィンガー本体31は、硬質の部材で構成され、中心軸Oに沿った姿勢で、他のフィンガー部3のフィンガー本体31との間で筒状体100を挟持することができる(図3参照)。この挟持により、筒状体100の姿勢が安定して、当該筒状体100を迅速に搬送することができる。
なお、挟持されるときの筒状体100の姿勢は、特に限定されないが、例えば、筒状体100の中心軸O100が中心軸O(鉛直方向)と平行な状態となるのが好ましい。この場合、筒状体100の姿勢がさらに安定するとともに、例えば、後述する第1パレット200上の筒状体100を容易に挟持することができたり(図5、図6参照)、挟持した筒状体100を第2パレット300上に解放して、その解放後の筒状体100の載置状態も安定する(図8、図9参照)。
フィンガー本体31の構成材料としては、特に限定されず、例えば、アルミニウムやステンレス鋼等のような各種金属材料を用いることができる。
また、図4に示すように、フィンガー本体31(フィンガー部3)の中心軸O側には、緩衝材33が設けられている。緩衝材33は、帯状をなし、フィンガー本体31に沿って配置、接合されている。この緩衝材33は、フィンガー本体31が筒状体100を挟持して衝突した瞬間に生じる衝撃を緩和する緩衝機能を有する。このように筒状体100に対する緩衝機能が発揮されることにより、筒状体100の不本意な変形を防止することができる。
緩衝材33の構成材料としては、特に限定されず、例えば、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムのような各種ゴム材料(特に加硫処理したもの)や、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマーが挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合して用いることができる。また、緩衝材33が前記各種ゴム材料で構成されている場合、筒状体100に対する滑り止め効果も発揮される。
図3、図4に示すように、フィンガー本体31の下端部には、爪部32が中心軸O側に突出している。爪部32は、例えば、フィンガー本体31と同じ材料で構成されている。また、爪部32は、フィンガー本体31と一体的に形成されていてもよし、フィンガー本体31と別体で構成され、フィンガー本体31に連結、固定されていてもよい。
爪部32は、板状をなす部分となっている。そして、爪部32の厚さは、中心軸O側に向かって漸減している。これにより、爪部32の上面が傾斜面321となる。第1パレット200上の筒状体100をフィンガー部3で挟持する際、爪部32の先端322を筒状体100と第1パレット200との間に差し込んで、そのまま、筒状体100を傾斜面321上で滑らせて(傾斜面321に沿わせて)第1パレット200から持ち上げることができる。これにより、筒状体100に対する挟持動作を迅速かつ円滑に行なうことができる、すなわち、図5に示す状態から図6に示す状態となる。その後、図7に示すように、筒状体100を下方から爪部32で支持することができる。これにより、搬送中の筒状体100が落下するのを確実に防止することができる。
なお、傾斜面321の傾斜角度θ321としては、特に限定されず、例えば、0度を超え30度以下であるのが好ましく、5度以上10度以下であるのがより好ましい。
また、傾斜面321には、例えばサンドブラストにより加工された微小な凹凸が形成されているのが好ましい。これにより、筒状体100を傾斜面321上で滑らせる際、筒状体100と傾斜面321との接触面積をできる限り抑制することができ、すなわち、筒状体100と傾斜面321とが多数の点で接触することとなり、よって、筒状体100が傾斜面321上を円滑に滑ることができる。
図1に示すように、支持部4は、4本のフィンガー部3の上側に位置し、これらのフィンガー部3を一括して回動可能に支持するものである。この支持部4は、支持部本体41と、4つのエアシリンダ(空圧機器)42とを有している。
図3に示すように、支持部本体41は、平面視で例えば「+」字状をなす部材で構成されている。すなわち、支持部本体41は、中心軸Oから放射状に延びる4本のアーム部411を有している。そして、各アーム部411は、フィンガー部3を1本ずつ、回動支持点412を介して支持している。回動支持点412は、例えば軸と軸受けとで構成され、これらによってフィンガー部3のフィンガー本体31の長手方向の途中を支持している。これにより、フィンガー部3は、回動支持点412回りに回動することができる。そして、この回動により、4本のフィンガー部3は、中心軸Oに対して接近、離間可能となる。4本のフィンガー部3が接近した状態(以下、この状態を「閉状態」と言うことがある)では、これらの間で筒状体100を保持することができる(図6〜図8参照)。また、4本のフィンガー部3が離間した状態(以下、この状態を「開状態」と言うことがある)では、筒状体100を保持する保持動作に移行したり(図5参照)、保持した筒状体100を開放する開放動作に移行したり(図9参照)することができる。
支持部本体41は、例えば、フィンガー本体31と同じ材料で構成することができる。
図1に示すように、各エアシリンダ42は、アーム部411上に1本ずつ配置、固定されている。各エアシリンダ42は、ロッド421がフィンガー部3の上端部に連結されている。そして、このエアシリンダ42が作動することより、フィンガー部3を回動支持点412回りに回動させることができる。これにより、フィンガー部3は、中心軸Oに対して接近、離間することができる。例えば、ロッド421が突出するようエアシリンダ42が作動すれば、フィンガー部3は、中心軸Oに対して接近することとなる。これに対し、ロッド421が没入するようエアシリンダ42が作動すれば、フィンガー部3は、中心軸Oに対して離間することとなる。このようにエアシリンダ42は、フィンガー部3を中心軸Oに対して接近、離間させる駆動源として機能する。
なお、駆動源としては、エアシリンダ42等のような空圧機器に限定されず、例えば、モータ等のような電気機器を用いてもよい。
また、支持部4は、各フィンガー部3の回動角度が同じとなるよう構成されていてもよいが、これに限定されず、各フィンガー部3の回動角度が異なるよう構成されていてもよい。
また、支持部4は、各フィンガー部3の回動角度を調整可能に構成されていてもよい。
また、支持部4は、各フィンガー部3の回動タイミングが同じとなるよう構成されていてもよいが、これに限定されず、各フィンガー部3の回動タイミングが異なる(ズレる)よう構成されていてもよい。
図3に示すように、支持部4の側方には、操作部5が配置されている。操作部5は、前述した各部と電気的、機械的に接続されており、各種の操作を行なうことができる。この操作部5は、左ハンドル51と、右ハンドル52とを有している。
左ハンドル51には、第1ボタン(図示せず)が設けられており、この第1ボタンにより、支持部4を作動させて、フィンガー部3を中心軸に対して接近、離間させる第1操作を行なうことができる。この第1操作により、筒状体100に対するヘッド部2の保持と、その保持の解除とが可能となる。
右ハンドル52には、第2ボタン(図示せず)が設けられており、この第2ボタンにより、移動支持機構9(z方向移動部(昇降部)93)を作動させて、ヘッド部2、すなわち、支持部4を4本のフィンガー部3ごと上下動させる第2操作を行なうことができる。この第2操作により、ヘッド部2に保持された筒状体100を持ち上げたり、下したりすることができる。
また、操作部5は、支持部4の側方に配置されている。これにより、図5〜図9に示すように、操作部5を操作する作業者WKは、例えば自身の足先(つま先)が筒状体100の下側に位置するのを防止できる。よって、筒状体100を第2パレット300に載置する際に、作業者WKの足先が筒状体100に挟まるのを確実に防止することができ、安全性が高い。(図8、図9参照)。
図1に示すように、移動支持機構9は、x方向移動部(移動部)91と、y方向移動部(移動部)92と、z方向移動部(昇降部)93とを有している。
x方向移動部91は、ヘッド部2を水平方向のうちのx方向に移動させるものである。x方向移動部91は、天井400に固定され、x方向に延在する2本のレール911と、各レール911を走行する滑車912とを有している。
y方向移動部92は、ヘッド部2を水平方向のうちのy方向に移動させるものである。y方向移動部92は、各滑車912に一括して固定され、y方向に延在するレール921と、レール921を走行する滑車922とを有している。
そして、作業者WKが操作部5を握ったままヘッド部2を押したり、引いたりすることにより、ヘッド部2を水平方向の所望の方向に移動させることができる。
z方向移動部93は、ヘッド部2をz軸方向(鉛直方向)に上下動させるものである。z方向移動部93は、滑車922に吊るされたワイヤ931と、ワイヤ931の途中を巻き取る巻取り部932とを有している。この巻取り部932により、ワイヤ931を巻き取ることにより、ヘッド部2を上方に移動させることができる。これと反対に、巻取り部932による巻き取りを緩める、すなわち、解除することにより、ヘッド部2を下方に移動させることができる。なお、巻取り部932の作動は、第2操作として、右ハンドル52により行なわれる。また、ワイヤ931回りにもヘッド部2を回転させることができる。これにより、ヘッド部2の向きを変えることができる。
そして、各方向への移動を組み合わせることにより、筒状体100を搬送元から搬送先へ確実に搬送することができる。
次に、搬送装置1の使用状態について、図5〜図9を参照しつつ説明する。ここでは、第1パレット200から第2パレット300への筒状体100の搬送を一例として挙げる。
[1] 図5に示すように、第1パレット200には、筒状体100が既に載置されている。作業者WKは、操作部5を把持して、まず、ヘッド部2を開状態とする。このヘッド部2の開状態は、操作部5による第1操作で行なわれる。そして、ヘッド部2が開状態のまま、当該ヘッド部2を筒状体100の上側から降ろしていく。このヘッド部2の下降は、操作部5による第2操作で行なわれる。
[2] 次いで、図6に示すように、ヘッド部2を閉状態とする。このヘッド部2の閉状態は、操作部5による第1操作で行なわれる。また、ヘッド部2が閉状態となることにより、筒状体100は、4本のフィンガー部3の間で挟持されつつ、下方から爪部32で支持された状態となる。これにより、筒状体100がヘッド部2に確実に保持される。
そして、ヘッド部2を筒状体100ごと上昇させる。このヘッド部2の上昇は、操作部5による第2操作で行なわれる。
[3] 次いで、図7に示すように、作業者WKは、操作部5を把持して、搬送先である第2パレット300の方向に、ヘッド部2を筒状体100ごと押していく。
[4] 次いで、図8に示すように、ヘッド部2を閉状態のまま下降させて、第2パレット300上に載置する。このヘッド部2の下降は、操作部5による第2操作で行なわれる。
[5] 次いで、図9に示すように、ヘッド部2を開状態とする。このヘッド部2の開状態は、操作部5による第1操作で行なわれる。そして、ヘッド部2が開状態となることにより、筒状体100は、ヘッド部2から離脱して、第2パレット300上に載置される。
このように比較的重い(例えば15kgf以上70kgf以下)筒状体100を第1パレット200から第2パレット300に搬送する際、作業者WKは、搬送装置1を用いることにより、1人で、筒状体100の搬送を容易に行なうことができる。従って、搬送装置1は、筒状体100の搬送時に作業者WKの負担を低減する装置となっている。
また、図10に示すように、筒状体100を行列状にできる限り詰めて、すなわち、隣り合う筒状体100の外周部同士を接触させて第2パレット300に配置する場合がある。この場合、筒状体100同士間の隙間101にフィンガー部3を挿入することができる。これは、前述したようにフィンガー部3の本数が4本であることにより、可能となっている。
<第2実施形態>
図11は、本発明の搬送装置(第2実施形態)の使用状態を示す水平横断面図である。
以下、この図を参照して本発明の搬送装置の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、フィンガー部の配置数が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図11に示すように、本実施形態では、ヘッド部2が有するフィンガー部3の本数は、3本となっている。
ところで、図11に示すように、筒状体100をハニカム的にできる限り詰めて第2パレット300に配置する場合がある。この場合、筒状体100同士間の隙間101にフィンガー部3を挿入することができる。これは、フィンガー部3の本数が3本であることにより、可能となっている。
<第3実施形態>
図12は、本発明の搬送装置(第3実施形態)の使用状態を示す側面図である。
以下、この図を参照して本発明の搬送装置の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、支持部の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図12に示すように、本実施形態の搬送装置1の支持部4では、各フィンガー部3は、当該フィンガー部3が支持されているアーム部411に沿って摺動可能となっている。これにより、フィンガー部3による筒状体100の挟持に先立って、筒状体100の大きさに応じて、各フィンガー部3の中心軸Oからの距離を調整することができる。
例えば、外径(ロール径)が異なる、筒状体100a、筒状体100b、筒状体100cがある場合、図12(a)に示すように、外径が最も小さい筒状体100aを挟持するときには、予め各フィンガー部3の中心軸Oからの距離を小さくしておくことにより、その挟持を過不足なく行なうことができる。
また、図12(c)に示すように、外径が最も大きい筒状体100cを挟持するときには、予め各フィンガー部3の中心軸Oからの距離を大きくしておくことにより、その挟持を過不足なく行なうことができる。
また、図12(b)に示すように、外径が中間の筒状体100bを挟持するときには、予め各フィンガー部3の中心軸Oからの距離を中間の大きさとしておくことにより、その挟持を過不足なく行なうことができる。
このような調整により、筒状体100の大きさに関わらず、当該筒状体100をヘッド部2で確実に保持することができ、そのまま搬送することができる。
以上、本発明の搬送装置を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、搬送装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明の搬送装置は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、フィンガー部の配置数は、前記第1実施形態では4本、前記第2実施形態では3本であったが、これに限定されず、例えば、2本または5本以上であってもよい。
また、支持部は、前記各実施形態では全てのフィンガー部を中心軸に対して接近、離間可能に支持するよう構成されているが、これに限定されず、全フィンガー部のうちの少なくとも1本のフィンガー部を中心軸に対して接近、離間可能に支持するよう構成されていればよい。
1 搬送装置
2 ヘッド部
3 フィンガー部
31 フィンガー本体
32 爪部
321 傾斜面
322 先端
33 緩衝材
4 支持部
41 支持部本体
411 アーム部
412 回動支持点
42 エアシリンダ(空圧機器)
421 ロッド
5 操作部
51 左ハンドル
52 右ハンドル
9 移動支持機構
91 x方向移動部(移動部)
911 レール
912 滑車
92 y方向移動部(移動部)
921 レール
922 滑車
93 z方向移動部(昇降部)
931 ワイヤ
932 巻取り部
100 筒状体
100a 筒状体
100b 筒状体
100c 筒状体
101 隙間
200 第1パレット
300 第2パレット
400 天井
中心軸
100 中心軸
WK 作業者
θ321 傾斜角度

Claims (12)

  1. 筒状体を搬送する搬送装置であって、
    鉛直方向に沿った中心軸回りに配置され、該中心軸側に突出した爪部を有する複数本のフィンガー部と、
    前記複数本のうちの少なくとも1本のフィンガー部を前記中心軸に対して接近、離間可能に支持する支持部と、
    前記支持部を前記複数本のフィンガー部ごと鉛直方向に上下動させる昇降部とを備え、
    前記筒状体を搬送する際、前記複数本のフィンガー部は、該複数本のフィンガー部の間で前記筒状体を挟持しつつ、該筒状体を下方から前記爪部で支持することを特徴とする搬送装置。
  2. 前記複数本のフィンガー部は、前記筒状体をその中心軸が鉛直方向と平行な状態で挟持する請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記フィンガー部の本数は、3本または4本である請求項1または2に記載の搬送装置。
  4. 前記爪部は、板状をなし、その厚さが前記中心軸側に向かって漸減している請求項1ないし3のいずれか1項に記載の搬送装置。
  5. 前記爪部は、前記厚さが漸減したことによる傾斜面を有し、
    前記傾斜面には、微小な凹凸が形成されている請求項4に記載の搬送装置。
  6. 前記複数本のフィンガー部の前記中心軸側には、前記筒状体を挟持したときに該筒状体に対する緩衝機能を有する緩衝材が設けられている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の搬送装置。
  7. 前記支持部は、前記少なくとも1本のフィンガー部を回動させることにより、該フィンガー部を前記中心軸に対して接近、離間可能とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の搬送装置。
  8. 前記支持部は、前記フィンガー部による前記筒状体の挟持に先立って、前記筒状体の大きさに応じて、前記複数本のうちの少なくとも1本のフィンガー部の前記中心軸からの距離を調整可能に構成されている請求項7に記載の搬送装置。
  9. 前記支持部は、前記フィンガー部を前記中心軸に対して接近、離間させる駆動源としての空圧機器を有する請求項1ないし8のいずれか1項に記載の搬送装置。
  10. 前記支持部は、前記複数本のフィンガー部を前記中心軸に対して接近、離間可能に支持する請求項1ないし9のいずれか1項に記載の搬送装置。
  11. 前記支持部を作動させて、前記フィンガー部を前記中心軸に対して接近、離間させる第1操作と、前記昇降部を作動させて、前記支持部を前記複数本のフィンガー部ごと上下動させる第2操作とを行なう操作部を備える請求項1ないし10のいずれか1項に記載の搬送装置。
  12. 前記支持部を前記複数本のフィンガー部ごと水平方向に移動させる移動部を備える請求項1ないし11のいずれか1項に記載の搬送装置。
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