JP2018154359A - 缶キャップ - Google Patents

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Toshihiko Ochiai
俊彦 落合
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崇 鈴木
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Ayumi Murakami
歩 村上
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Abstract

【課題】多くの種類の缶に装着できる缶キャップを提供する。【解決手段】缶キャップ400は、缶1の開口3を塞ぐ缶キャップであって、少なくとも缶1の開口3よりも大きく形成されたカバー部410と、カバー部410の缶1に対向する面に缶1の開口3を囲って設けられた第1パッキン411と、缶キャップ400が缶1に装着された状態において缶1の内部に配置され、他方向よりも一方向に長く形成されたつば部423と、カバー部410を通して缶1の内部と外部とを挿通する管部422とを備える。【選択図】図9

Description

本発明は、缶蓋に装着される缶キャップに関するものである。
従来、飲料等の缶に装着される缶キャップがあった(例えば特許文献1)。
しかし、缶の外径の大きさや、缶蓋の縁部の形状は、メーカ等によって異なる。このため、従来の缶キャップは、装着できる缶の種類が少なかった。
特開平8−324603号公報
本発明の課題は、多くの種類の缶に装着できる缶キャップを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
第1の発明は、缶容器(1)の開口(3)を塞ぐ缶キャップ(10,400)であって、少なくとも缶容器(1)の開口(3)よりも大きく形成されたカバー部(40,410)と、前記カバー部(40,410)の缶容器(1)に対向する面に缶容器(1)の開口(3)を囲って設けられた弾性体(80,411)と、当該缶キャップ(10,400)が缶容器(1)に装着された状態において缶容器(1)の内部に配置され、他方向よりも一方向に長く形成されたつば部(50,423)と、前記カバー部(40,410)を通して缶容器(1)の内部と外部とを挿通する管部(30,422)と、を備える缶キャップ(10,400)である。
第2の発明は、第1の発明に記載の缶キャップ(10,400)において、前記つば部(50,423)は、前記弾性体(80,411)を前記カバー部(40,410)と缶容器(1)の開口(3)の周囲との間で挟み、前記弾性体(80,411)を弾性変形させて当該缶キャップ(10,400)を缶容器(1)に対して保持すること、を特徴とする缶キャップ(10,400)である。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明に記載の缶キャップ(10,400)において、前記管部(30,422)を塞ぐ栓(70,430)を備えること、を特徴とする缶キャップ(10,400)である。
第4の発明は、第3の発明に記載の缶キャップ(10,400)において、少なくとも前記栓(70,430)が前記管部(30,422)を塞がない状態において、缶容器(1)の内部と外部とを連通する通気孔(60,424)を備えること、を特徴とする缶キャップ(10,400)である。
第5の発明は、第1の発明から第4の発明までのいずれかに記載の缶キャップ(10)において、前記つば部(50)は、一方に長く形成された長つば部(52)と、前記長つば部(52)とは反対側の他方向に前記長つば部(52)よりも短く形成された短つば部(51)と、を備えていることを特徴とする缶キャップ(10)である。
第6の発明は、第1の発明から第5の発明までのいずれかに記載の缶キャップ(400)において、前記つば部(423)及び前記管部(422)は、前記カバー部(410)に対して可動する可動部材(420)として構成されていること、を特徴とする缶キャップ(400)である。
第7の発明は、第6の発明に記載の缶キャップ(400)において、前記カバー部(410)と前記可動部材(420)とを係止する係止部(413)を備えること、を特徴とする缶キャップ(400)である。
第8の発明は、第6の発明又は第7の発明に記載の缶キャップ(400)において、前記可動部材(420)と前記カバー部(410)との間に、第2の弾性体(412)を備えること、を特徴とする缶キャップ(400)である。
第9の発明は、第6の発明から第8の発明までのいずれかに記載の缶キャップ(400)において、前記可動部材(420)は、前記カバー部(410)とは別体に構成されていること、を特徴とする缶キャップ(400)である。
第10の発明は、第6の発明から第9の発明までのいずれかに記載の缶キャップ(10,400)において、前記カバー部(410)は、缶容器(1)の開口(3)に対応する位置に開口された開口部(414)を有しており、前記可動部材(420)の前記つば部(50,423)は、前記開口部(414)及び缶容器(1)の開口(3)を通過して缶容器(1)の内部に挿入可能であること、を特徴とする缶キャップ(10,400)である。
第11の発明は、第1の発明から第10の発明までのいずれかに記載の缶キャップ(10,400)において、前記カバー部(40,410)は、開缶後のタブ(5)を収容するタブ収容部(415)を備えること、を特徴とする缶キャップ(10,400)である。
本発明によれば、缶キャップは、多くの種類の缶に装着できる。
第1実施形態の缶キャップ10を缶1に装着した状態を説明する図である。 第1実施形態の缶キャップ10の本体20、栓70、パッキン80の構成を説明する図である。 第1実施形態の缶キャップ10を缶蓋2に装着する方法を説明する断面図である。 第1実施形態の缶キャップ10が傾いて装着される態様を説明する図、飲料が管部30から流出する態様を説明する図である。 第2実施形態の缶キャップのパッキン280の構成を説明する図である。 第3実施形態のパッキン380の構成を説明する図、缶キャップ310を缶301に装着した状態を説明する図である。 第4実施形態の缶キャップ400が缶1に装着された状態を示す斜視図である。 缶キャップ400を缶1に装着した状態を、上側Z2から見た図である。 図8中の矢印D−Dの位置で切断した断面図である。 図8の状態から、可動部材420を取り外した状態を示す図である。 カバー部410のみを上側Z2から見た図である。 カバー部410のみを下側Z1から見た図である。 可動部材420のみを上側Z2から見た図である。 可動部材420のみを下側Z1から見た図である。 缶キャップ400の缶1への装着を説明する図である。 可動部材420をカバー部410及び缶1へ装着する動作の過程を示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面等を参照して説明する。
なお、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
(第1実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態の缶キャップ10を缶1に装着した状態を説明する図である。
図1(A)は、缶キャップ10を缶1に装着した状態を、上側Z2から見た図である。
図1(B)は、図1(A)のB−B断面図である。
図1(C)は、図1(A)のC−C断面図である。
図2は、第1実施形態の缶キャップ10の本体20、栓70、パッキン80の構成を説明する図である。
図2(A)は、本体20、パッキン80を上側Z2から見た図である。
図2(B)は、本体20、栓70、パッキン80の断面図(図2(A)のB−B断面図に相当する図)である。
図2(C)は、本体20、栓70、パッキン80の断面図(図2(A)のC−C断面図に相当する図)である。
図2(D)は、本体20、栓70、パッキン80を下側Y1から見た図である。図2(D)の二点鎖線内は、栓70を本体20に装着した状態である。
実施形態、図面では、説明と理解を容易にするために、XYZ直交座標系を設けた。この座標系は、図1(A)の缶キャップ10を缶1に装着した状態を基準に、左右方向X(左側X1、右側X2)、縦方向Y(下側Y1、上側Y2)、鉛直方向Z(下側Z1、上側Z2)を表す。缶1の中心軸を鉛直方向Zに平行にした状態において、左右方向X、縦方向Yは、水平方向である。缶1の開口3は、缶1の中心から右側X2に配置した状態である。
また、実施形態において、缶キャップ10の構成、各方向は、缶キャップ10を缶1に装着した状態を説明する。
缶キャップ10は、ステイオンタブ式の缶1を開缶後に、缶蓋2に形成される開口3を塞ぐためのものである。実施形態では、缶1は、飲料用である例を説明する。なお、缶1は、飲料以外の食料用(例えば、粉、油等)のものでもよいし、食料以外の液体、粉体、粒体等を収容するものであってもよい。また、缶キャップ10は、プルタブ式の缶に装着してもよい。
[缶キャップ10の構成]
缶キャップ10は、本体20、栓70、パッキン80を備える。
本体20は、例えば樹脂の成形品等である。
本体20は、管部30、カバー部40、つば部50、通気孔60を備える。
管部30は、鉛直方向Zに細長く、鉛直方向Z(下側Z1、上側Z2)に開口31,32を備える円筒状の部材である。管部30の中心軸は、鉛直方向Zに平行である。管部30の外径は、缶1の開口3の大きさよりも小さい。
管部30は、ねじ部33を備える。
ねじ部33は、栓70を着脱可能に装着するためのねじである。ねじ部33は、管部30の上側Z2の外周に設けられている。
カバー部40は、管部30の全周から管部30の径方向外側に向けて、フランジ状に突出した部分である。
鉛直方向Zにおいて、カバー部40は、管部30のほぼ中央に設けられている。
上側Z2から見た状態で、カバー部40の外形は、実施形態では左右方向Xに長い楕円状である。
つば部50は、管部30から外側に突出しカバー部40よりも下側Z1に形成される。つば部50は、管部30から缶蓋2の円周方向に突出する。つまり、つば部50は、管部30から、缶蓋2の中心を中心とした円周の接線方向に平行(つまり縦方向Y)に向けて突出している。
図1(B)、図2(B)に示すように、つば部50は、短つば部51、長つば部52を備える。
短つば部51は、管部30から縦方向Yの下側Y1(缶蓋2の中心を中心とする円の円周方向の一方)に突出する。
長つば部52は、管部30から縦方向Yの上側Y2(缶蓋2の中心を中心とする円の円周方向の他方)に突出する。長つば部52の突出量は、短つば部51の突出量よりも長い。
図2(D)に示すように、カバー部40の下面が水平面上にある状態において、つば部50の缶蓋2との当接面は、水平方向において管部30から左側X1(缶蓋2の開口3とは反対側)に至る程、カバー部40側(つまり上側Z2)に向かうように傾斜している。この理由は、後述する。
通気孔60は、管部30及びカバー部40の内部を連通する孔である。通気孔60の一端の開口61は、カバー部40の下面に設けられ、他端の開口62は、管部30の上面(上側Z2の先端部)に設けられている。
栓70は、管部30の開口32を塞ぐためのものである。栓70は、管部30の上側Z2の先端部に着脱可能に設けられる。利用者は、飲料を飲むときには栓70を管部30から取り外せばよく、飲料を飲まないときには管部30に装着すればよい。
栓70は、ねじ部73、パッキン75を備える。
ねじ部73は、栓70を着脱可能に装着するためのねじである。ねじ部73は、栓70の内周面に設けられている。
パッキン75は、栓70の下面に設けられている。栓70が管部30に装着された状態において、パッキン75は、管部30の開口32と、通気孔60の開口62とを塞ぐ(図1(C)の二点鎖線内参照)。
パッキン80は、缶蓋2の上面と、本体20のカバー部40との間に配置される。パッキン80の外形は、リング状(円環状)である。パッキン80は、水分を通さない材料であり、かつ、ゴム等の弾性体により形成される。
パッキン80及び本体20は、一体構成である。この一体構成は、パッキン80及び本体20を接着剤等によって接合することにより実現してもよい。
パッキン80の内径部は、本体20の通気孔60の開口61の外側に位置する。このため、パッキン80が、通気孔60の開口61を塞ぐことはない。また、上側Z2から見た状態で、パッキン80の外形と、本体20の外形とは等しい。
カバー部40及びパッキン80の楕円形状は、左右方向Xに平行に長径を有し、縦方向Yに平行に短径を有する。長径の長さは、小さいタイプの缶蓋2の外径(例えば50mm程度)よりも小さい。このため、缶キャップ10は、小さいタイプの缶1に装着でき、また、大きいタイプの缶1(例えば、缶蓋2の外径が例えば60mm程度)にも装着できる。また、パッキン80は、缶1の縁部に乗り上げることはない。
缶キャップ10が缶1に装着された状態では、径方向において、パッキン80の内径は、開缶後のタブ5の位置よりも大きい。つまり、開缶後のタブ5は、パッキン80の内径部よりも内側に位置する。このため、パッキン80は、開缶後のタブ5の位置を逃げた位置に配置される。
また、パッキン80の厚さ(鉛直方向Zの長さ)は、開缶後のタブ5の高さよりも厚い。このため、パッキン80は、鉛直方向Zにおいても、開缶後のタブ5の位置を逃げた位置に配置される。
これにより、パッキン80は、タブ5に干渉することなく、配置される。
[缶キャップ10の使用時の形態]
缶キャップ10の使用方法を説明しながら、各構成の機能等について説明する。
図3は、第1実施形態の缶キャップ10を缶蓋2に装着する方法を説明する断面図である。図3は、図1(A)のB−B断面図に相当する図である。
図4は、第1実施形態の缶キャップ10が傾いて装着される態様を説明する図、飲料が管部30から流出する態様を説明する図である。
図4(A)は、缶キャップ10が缶1に対して傾いて装着される態様を説明する図である。図4(A)は、図1(A)の4A−4A断面図に相当する図である。
図4(B)、図4(C)は、飲料が管部30から流出する態様を説明する図である。図4(B)、図4(C)は、図1(A)のC−C断面図に相当する図である。
(缶キャップ10を缶蓋2に装着する場合)
この場合、利用者は、以下のように作業すればよい。ここでは、栓70が缶キャップ10に装着された状態を説明する。
(1)本体20の管部30を、下端側から、開缶した缶1の缶蓋2の開口3に挿通する。
図3(A)に示すように、この場合、管部30を傾けることにより、長つば部52側から挿入する(矢印A1参照)。
(2)図3(B)に示すように、管部30の外周のうち長つば部52の設置部53(長つば部52の根元)の近傍を、缶蓋2の開口3の縁部に当て付けながら回転させることにより(矢印A2参照)、管部30の短つば部51を、缶蓋2の開口3に挿通させる。
なお、このように短つば部51が開口3を通過できるように、縦方向Yにおいて、缶1の開口3の長さL3は、短つば部51の先端から長つばの設置部53までの長さL50よりも長い。
(3)図3(C)に示すように、管部30を、短つば部51側にスライドさせることにより、縦方向Yにおいて、管部30を、缶1の開口3の中央に配置する。
以上により、図1に示す状態になり、缶キャップ10が缶蓋2に装着される。
缶キャップ10を缶蓋2に装着した状態では、以下の形態である。
(a)図1に示すように、カバー部40が缶蓋2の開口3の周囲の上面を覆い、つば部50が缶蓋2よりも下側Z1に配置される。この場合、カバー部40は、缶蓋2の上面の全面を覆う必要はない。つば部50が缶蓋2の下面に当接することにより、パッキン80は、缶蓋2の上面と本体20のカバー部40とから面圧がかかり圧縮される。
このため、パッキン80は、本体20の下面と、缶蓋2の上面とに密着する。なお、この場合、缶蓋2に刻印等があっても、凹凸の高さが小さければ、パッキン80は、これらに密着できる。
これにより、缶1が傾いたりした場合等に、飲料が缶蓋2の開口3から缶蓋2の上面に移動した場合でも、飲料が外部に漏れることがない。
(b)前述したように、つば部50の上面(缶蓋2との当接面)は、傾斜している。
図4(A)に示すように、このため、つば部50の上面が缶蓋2の下面に対して平行に当接した状態では、カバー部40は、水平方向において管部30から左側X1(缶蓋2の開口3の反対側)に至る程、下側Z1(缶蓋2側)に至るように傾斜する。このため、パッキン80は、左側X1の部分の方が、右側X2の部分のよりも、多く圧縮しようとする。
ここで、つば部50からの長さは、パッキン80の左側X1の部分の方が、右側X2の部分のよりも長い。このため、上側Z2から見た状態では、パッキン80の面積は、つば部50から左側X1の面積の方が、つば部50から右側X2の面積よりも大きくなる。このため、パッキン80を全体に渡って均一に圧縮させるためには、パッキン80の左側X1の部分を、右側X2の部分よりも、大きな力で圧縮させる必要がある。
そこで、実施形態では、前述したようにカバー部40を傾斜させることにより、パッキン80の左側X1の部分の方を、右側X2の部分のよりも、多く圧縮させるようにしている。すなわち、実施形態とは異なりカバー部40が水平に配置された形態では、左側X1の部分でのパッキン80の反発力が大きくなるため、パッキン80が十分に圧縮されない可能性がある。
なお、このようにカバー部40が傾斜した態様で缶キャップ10が装着された状態は、図4(A)のみ図示し、他の図面では、便宜上、この傾斜を省略して図示した。また、実施形態は、便宜上、各方向の説明をこの傾きが生じない状態を説明した。
(c)図1(C)の二点鎖線内に示すように、栓70のパッキン75は、管部30の開口32と、通気孔60の開口62とを塞ぐ。このため、飲料は、管部30から漏れない。
(飲料を飲む場合)
この場合、利用者は、以下のようにすればよい。
(1)利用者は、栓70を管部30から外す。管部30及び栓70がねじ部33,73によって結合されているので、利用者は、栓70を容易に外すことができる。
(2)図4(B)、図4(C)に示すように、利用者は、管部30の上側部分を飲み口として、また、管部30の開口32側を下側Z1に傾けるようにして、飲料を飲む。この場合、飲料の残量に関わらず、水面が通気孔60の開口62よりも下側Z1であれば、空気が通気孔60を通って缶1の外部から内部に流入するので(開口61,62近傍に示す矢印参照)、飲料は、管部30の開口32からスムーズに流出する。
(3)利用者は、飲料を必要な量だけ飲んだ後は、再度、栓70を管部30に装着する。上記(1)と同様に、栓70は、容易に装着できる。
栓70を缶1に装着することにより、缶キャップ10は、上記(a),(b),(c)の作用、効果を奏する。
(4)利用者は、飲料を全て飲み終わった後は、缶キャップ10を缶蓋2に装着する場合の上記工程とは反対の工程に従って、缶キャップ10を缶蓋2から取り外すことができる。これにより、缶キャップ10は、繰り返し使用できる。
以上説明したように、本実施形態の缶キャップ10を缶蓋2に装着することにより、利用者は、飲料を必要な時に必要な量だけ摂取後に缶1に残存した飲料を、缶1からこぼすことなく保管、持ち運び等をすることができる。
また、缶キャップ10は、缶1の開口3を利用して缶1に装着するので、缶1の外径の大きさ、缶蓋2の縁部形状等に関わらず装着できる。これにより、缶キャップ10は、多くの種類の缶に装着できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を適宜付して、重複する説明を適宜省略する。
図5は、第2実施形態の缶キャップのパッキン280の構成を説明する図である。
図5(A)は、パッキン280を上側Z2から見た図である。
図5(B)は、図5(A)のB−B断面図である。
パッキン280の下面(つまり缶蓋との当接面)には、断面が三角形であり、下側先端に至る程細くなるリブ281が、下側Z1に突出するように設けられている。
リブ281は、パッキン280の下面の幅方向の中央に、全周に渡って設けられている。
図示は省略するが、本実施形態の缶キャップを缶に装着した状態では、リブ281は、缶蓋の上面に当接することによって、強い圧力で圧縮される。
このため、パッキン280は、確実に缶蓋の上面に密着できるので、缶蓋に刻印等があっても、飲料の流出を抑制できる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
図6は、第3実施形態のパッキン380の構成を説明する図、缶キャップ310を缶301に装着した状態を説明する図である。
図6(A)は、パッキン380を上側Z2から見た図である。
図6(B)は、図6(A)のB−B断面図である。
図6(C)は、缶キャップ310を缶301に装着した状態の断面図である。
図6(A)、図6(B)に示すように、パッキン380は、扁平した珠状の部材が円周に沿って連続して配置されたような形態である。このため、パッキン380の全面は、細かい凹凸を備える。そのため、パッキン380の全面は、缶蓋302の凹凸に倣って、変形しやすい。
図6(C)に示すように、缶301のタブ305の左右方向Xの長さは、前述した実施形態のものよりも長い。このため、缶キャップ310を缶301に装着した状態では、パッキン380の内側の部分は、タブ305の一部に乗り上げる。この場合でも、パッキン380は、タブ305に接触した部分が、タブ305に倣って変形する。
このため、パッキン380のうちタブ305よりも左側X1(缶301の径方向外側)の部分は、缶蓋302の上面に密着する。
これにより、パッキン380がタブ305に乗り上げても、缶キャップ310は、飲料の流出を抑制できる。
なお、パッキン380は、凹凸を、缶蓋302との当接側である下側Z1にのみ備えていてもよい。この場合でも、パッキン380は、タブ305に接触した部分が、タブ305に倣って変形できる。
(第4実施形態)
図7は、第4実施形態の缶キャップ400が缶1に装着された状態を示す斜視図である。
図8は、缶キャップ400を缶1に装着した状態を、上側Z2から見た図である。
図9は、図8中の矢印D−Dの位置で切断した断面図である。
図10は、図8の状態から、可動部材420を取り外した状態を示す図である。なお、図10では、見えない位置にあるタブ5及び開口3の一部を破線で示している。
図11は、カバー部410のみを上側Z2から見た図である。
図12は、カバー部410のみを下側Z1から見た図である。
なお、図11及び図12では、見やすくするために、第1パッキン411及び第2パッキン412にハッチングを付けて示している。
図13は、可動部材420のみを上側Z2から見た図である。
図14は、可動部材420のみを下側Z1から見た図である。
缶キャップ400は、ステイオンタブ式の缶(缶容器)1を開缶後に、缶蓋2に形成される開口3を塞ぐためのものである。第4実施形態においても、缶1は、飲料用である例を説明する。なお、缶1は、飲料以外の食料用(例えば、粉、油等)のものでもよいし、食料以外の液体、粉体、粒体等を収容するものであってもよい。また、缶キャップ400は、プルタブ式の缶に装着してもよい。
第4実施形態の缶キャップ400は、カバー部410と、可動部材420と、栓430とを備えている。
カバー部410は、少なくとも缶1の開口3よりも大きく形成されていることが必要である。本実施形態のカバー部410は、図10に示す様に、開缶後のタブ5及び缶1の開口3の双方を合せた領域よりも十分に大きな外形形状に構成されている。また、カバー部410は、缶1の縁部内に収まる大きさに構成されている。
カバー部410は、第1パッキン411と、第2パッキン412と、係止部413と、開口部414と、タブ収容部415と、を備えている。
第1パッキン(弾性体)411は、カバー部410の缶1に対向する面に缶1の開口3を囲って設けられている。本実施形態の第1パッキン411は、図12に示す様に、カバー部410の外形形状に沿った環状に構成されている。従って、第1パッキン411は、缶1の開口3と共にタブ5も囲って設けられている。第1パッキン411は、水分を通さない材料であり、かつ、ゴム等の弾性体により形成されている。
第1パッキン411は、カバー部410に対して接着剤を用いて接合されて一体の構成としている。なお、接着材を使わずにカバー部に嵌合形状を設けて、第1パッキン411をカバー部410に対して組み付けることにより、両者を一体の構成としてもよい。
第1パッキン411は、缶キャップ400が缶1に正しく装着された状態では、カバー部410と缶1の缶蓋2の表面との間に挟まれて、両者の間の隙間から液体が漏れないようにシールする。
第2パッキン(第2の弾性体)412は、開口部414の周囲であって、カバー部410の缶容器に対向する面とは反対側の面に配置されている。
第2パッキン412は、カバー部410に対して接着剤を用いて接合されて一体の構成としている。なお、接着材を使わずにカバー部に嵌合形状を設けて、第2パッキン412をカバー部410に対して組み付けることにより、両者を一体の構成としてもよい。また、第2パッキン412は、カバー部410側に取付けずに、可動部材420と一体に構成してもよい。
可動部材420がカバー部410に装着された状態では、第2パッキン412は、可動部材420とカバー部410との間に挟まれて、両者の間の隙間から液体が漏れないようにシールする。
係止部413は、開口部414の周縁部に設けられており、可動部材420を係止する。本実施形態では、係止部413は、開口部414のX2側の端部に設けられているが、例えば、開口部414のY1,Y2側の端部にも設けてもよい。係止部413は、フック形状(爪形状)に形成されている。係止部413は、係止部413の弾性変形、及び、可動部材420の挿入時の第2パッキン412の弾性変形を利用して、係止部413のフック形状を後述の可動部材420の係止端421aが乗り越えて係止部413と係止端421aとが係合することにより、可動部材420を係止する。なお、本実施形態では、カバー部410側にフック形状が形成されている例を示したが、フック形状を可動部材420側に設けてもよい。
開口部414は、缶1の開口3に対応する位置に開口された貫通孔である。開口部414には、可動部材420が装着される。
タブ収容部415は、カバー部410のX1側において、Z2側へ高さを有して設けられた空間である。このタブ収容部415には、開缶後にZ2側へ突出してしまうタブ5が収容される。よって、開缶後のタブ5がカバー部410と干渉することを防止できる。
可動部材420は、カバー部410とは別体に構成されており、カバー部410の開口部414を塞ぐ形態でカバー部の開口部414に装着される。可動部材420は、蓋部421と、管部422と、つば部423と、通気孔424とを備えている。
蓋部421は、開口部414を塞ぐことができる大きさに構成された平板状の部分である。蓋部421は、可動部材420が開口部414に装着された状態では、第2パッキン412を圧縮した状態で第2パッキン412に密着している。
蓋部421のX2側には、係止部413に対応する係止端421aが設けられている。
管部422は、カバー部410を通して缶1の内部と外部とを挿通する。この管部422は、缶1の内容物が通過するために十分な大きさの内径に構成されている。本実施形態では、缶1内の飲料を利用者が飲むために適当な大きさとなっている。
つば部423は、缶キャップ400が缶1に装着された状態において缶1の内部に配置される。つば部423は、他方向(X2方向)よりも一方向(X1)に長く形成されている。
つば部423は、開口部414及び缶1の開口3を通過して缶容器の内部に挿入される。また、可動部材420が正しく開口部414に装着された状態では、つば部423は、第1パッキン411をカバー部410と缶1の開口3の周囲との間で挟み、第1パッキン411を弾性変形させて缶キャップ400を缶1に対して保持する。
図9に示した例では、つば部423は、缶蓋2の開口後の開口片2aと共に缶蓋2とカバー部410との間で第1パッキン411を挟む。なお、プルタブ式の缶に用いる缶キャップである場合には、缶蓋2の内面に直接つば部423が当接する。
通気孔424は、栓430が取り外されて管部422を塞がない状態において、缶1の内部と外部とを連通する。この通気孔424が設けられていることにより、管部422の内径が細くても、缶1内の飲料が適切に外部へ流れ出ることができる。本実施形態では、通気孔424の外側の開放口は、管部422の側面であって、栓430により封止可能な位置に設けてある。なお、管部422の上端部に通気孔424の外側の開放口を設けてもよい。
栓430は、管部422を塞ぐ栓である。本実施形態の栓430は、ゴムによって形成されており、管部422の上端部の外径よりもわずかに小さな内径の凹形状を備えている。栓430は、この凹形状に管部422が押し込まれることにより、管部422を塞いで飲料の漏れを防止する。なお、栓430は、第1実施形態と同様なねじ部を備えた形態に構成してもよい。
次に、缶キャップ400を缶1へ装着する動作を説明する。
図15は、缶キャップ400の缶1への装着を説明する図である。
図16は、可動部材420をカバー部410及び缶1へ装着する動作の過程を示す図である。
なお、図15及び図16では、先に示した図9とは異なり、カバー部410について、断面以外の形状も一部表示している。
缶キャップ400を缶1へ装着するためには、先ず、缶1のタブ5を用いて缶1を開缶する。そして、可動部材420を取り外した状態のカバー部410を、開口部414が開口3に重なるようにして、缶1の缶蓋2上に載せる(図15参照)。
次に、可動部材420のつば部423を開口部414へ挿入し、蓋部421のX1側の端部を第2パッキン412のX1側の端部付近に当接させる(図16参照)。そして、この図16の状態から、図16中に矢印で示した向きに可動部材420を回しながらさらに缶1の内部に挿入を続け、係止端421aを係止部413によって係止する。これにより、可動部材420は、図9に示した状態となり、缶キャップ400が缶1へ装着される。
飲料を飲む場合の形態及び作用については、第1実施形態と同様なので、詳しい説明は省略する。
以上説明したように、第4実施形態によれば、カバー部410と可動部材420とを別体として、可動部材420を後から取付ける形態とした。これにより、第4実施形態の缶キャップ400は、缶1への着脱をより簡単に行うことができる。また、第4実施形態の缶キャップ400は、第2パッキン412をより適切に圧縮することができ、内容物の漏れをより確実に防止できる。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
(1)パッキンは、中空の部材でもよい。この場合には、パッキンは、例えば、タブに乗り上げたとき等に、より柔軟に変形できる。
(2)第4実施形態において、可動部材420は、カバー部410から分離可能な独立した部材として構成した例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、可動部材は、カバー部に対して可動するが、分離はしない形態としてもよい。その場合、例えば、可動部材とカバー部との接続部分に蝶番、又は、蝶番に準ずる構成を設けてもよい。
なお、第1実施形態〜第4実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
1 缶
2 缶蓋
2a 開口片
3 開口
5 タブ
10 缶キャップ
20 本体
30 管部
31 開口
32 開口
33 ねじ部
40 カバー部
50 つば部
51 短つば部
52 長つば部
53 設置部
60 通気孔
61 開口
62 開口
70 栓
73 ねじ部
75 パッキン
80 パッキン
280 パッキン
281 リブ
301 缶
302 缶蓋
305 タブ
310 缶キャップ
380 パッキン
400 缶キャップ
410 カバー部
411 第1パッキン
412 第2パッキン
413 係止部
414 開口部
415 タブ収容部
420 可動部材
421 蓋部
421a 係止端
422 管部
423 つば部
424 通気孔
430 栓

Claims (11)

  1. 缶容器の開口を塞ぐ缶キャップであって、
    少なくとも缶容器の開口よりも大きく形成されたカバー部と、
    前記カバー部の缶容器に対向する面に缶容器の開口を囲って設けられた弾性体と、
    当該缶キャップが缶容器に装着された状態において缶容器の内部に配置され、他方向よりも一方向に長く形成されたつば部と、
    前記カバー部を通して缶容器の内部と外部とを挿通する管部と、
    を備える缶キャップ。
  2. 請求項1に記載の缶キャップにおいて、
    前記つば部は、前記弾性体を前記カバー部と缶容器の開口の周囲との間で挟み、前記弾性体を弾性変形させて当該缶キャップを缶容器に対して保持すること、
    を特徴とする缶キャップ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の缶キャップにおいて、
    前記管部を塞ぐ栓を備えること、
    を特徴とする缶キャップ。
  4. 請求項3に記載の缶キャップにおいて、
    少なくとも前記栓が前記管部を塞がない状態において、缶容器の内部と外部とを連通する通気孔を備えること、
    を特徴とする缶キャップ。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の缶キャップにおいて、
    前記つば部は、一方に長く形成された長つば部と、
    前記長つば部とは反対側の他方向に前記長つば部よりも短く形成された短つば部と、
    を備えていることを特徴とする缶キャップ。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の缶キャップにおいて、
    前記つば部及び前記管部は、前記カバー部に対して可動する可動部材として構成されていること、
    を特徴とする缶キャップ。
  7. 請求項6に記載の缶キャップにおいて、
    前記カバー部と前記可動部材とを係止する係止部を備えること、
    を特徴とする缶キャップ。
  8. 請求項6又は請求項7に記載の缶キャップにおいて、
    前記可動部材と前記カバー部との間に、第2の弾性体を備えること、
    を特徴とする缶キャップ。
  9. 請求項6から請求項8までのいずれかに記載の缶キャップにおいて、
    前記可動部材は、前記カバー部とは別体に構成されていること、
    を特徴とする缶キャップ。
  10. 請求項6から請求項9までのいずれかに記載の缶キャップにおいて、
    前記カバー部は、缶容器の開口に対応する位置に開口された開口部を有しており、
    前記可動部材の前記つば部は、前記開口部及び缶容器の開口を通過して缶容器の内部に挿入可能であること、
    を特徴とする缶キャップ。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれかに記載の缶キャップにおいて、
    前記カバー部は、開缶後のタブを収容するタブ収容部を備えること、
    を特徴とする缶キャップ。
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